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アンサンブル伊那 焼き芋販売
伊那市西箕輪の知的障害者就労支援施設アンサンブル伊那で、この時期恒例の焼いもの販売が始まっています。
焼き芋は、アンサンブル伊那の敷地内にある小屋で作られ販売されています。
担当するのは、職員の石川雅大さんです。
利用者の工賃アップを目的に行われていて価格は1本200円です。
サツマイモは茨城県産の「紅はるか」という品種で甘みが強いのが特徴です。
石の上で90分ほど焼いて焦げ目をつけてから、アルミホイルを巻いてさらに30分ほど焼き上げます。
かまの温度は100度から150度に保ち、じっくり焼き上げる事で外はパリッと中はしっとり、した食感になるということです。
新聞で手づくりした袋に入れることで見栄えもよくしています。
毎日11時頃に焼きあがるという事で、1日50本ほど売れているということです。
アンサンブル伊那ではサツマイモを使ったスイーツに力を入れていて、焼き芋を使ったケーキやスイートポテトも販売しています -
福澤さやさんミニライブ 歌で障害への理解伝える
障害者の苦労や助け合いを歌で表現する、飯田市出身の福澤さやさんのミニライブが9日、伊那市の伊那図書館で開かれました。
福澤さんは、17歳で脳腫瘍摘出手術を行い、後遺症が残ったということです。
26歳で感音性難聴を発症し、現在も左半身麻痺や視力低下などの症状が進行しているということです。
福澤さんの歌は、愛と命をテーマにしていて、障害を持って生きている人の立場を表現しています。
福澤さんは、「障害のことは、当事者でも言いづらい時がある。歌を聴いてもらうことで少しでも理解してもらいたい」と話していました。
またこの日は、障害について理解を深める、あいサポーター研修も行われました。
研修では、視覚障害や聴覚障害などに分かれ、日常生活で起こりうる事例を紹介していました。
視覚障害の人に対しては進んで代筆を提案し、聴覚障害の人には手話の他に筆談を提案することが手助けにつながるということです。
あいサポーター研修は、様々な障害や、障害者の生活を理解し、日常生活でちょっとした配慮を実践していくもので、信州あいサポート運動の一環で行われました。
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仁愛病院で1周年記念の病院祭
伊那市西町の仁愛病院の新館が開館1周年を迎えたことを記念して病院祭が8日、行われました。
会場には、骨密度などを測定する無料健康チェックコーナーが設けられました。
足を専用の測定器に置いて測定し、骨の状態や骨粗しょう症のリスクがあるか診断していました。
また、立ち上がる時の足の筋力を測定するコーナーも設けられました。
手を胸の位置で交差したまま、足の筋力を使ってなめらかに立ち上がることができるかをチェックします。
健康チェックを受けた人は、診断結果をもとにドクターからアドバイスを受けていました。
また、ロビーではステージ発表もあり、歌や踊りで会場は盛り上がりを見せていました。
仁愛病院では、「地域の理解と協力があって1周年を迎えることができた。この祭りで多くの人に健康寿命を考えるきっかけにしてもらいたい」と話していました。
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ぽかぽかアート展
南信地域の9つの福祉施設利用者が制作した作品が並ぶ「ぽかぽかアート展」が伊那市の伊那文化会館で、5日から始まりました。
会場には、南信の茅野市から飯田市までの9施設の利用者が制作した絵画や手芸、書道などの作品およそ200点が並んでいます。
ぽかぽかアート展は、個性豊かな作品を多くの人に見てもらおうと県内4会場毎に開かれています。
伊那地域からは、伊那市のゆめわーくと伊那ゆいま~るが参加しています。 -
「遠隔医療」実証へ 車両を公開
伊那市が、MONET Technologies株式会社と今年度から来年度にかけ行う、遠隔医療の実証実験で使用される車両が26日、東京都内でお披露目されました。
写真の車両が公開された、伊那市の遠隔医療の実証実験で使用される移動診察車です。
この日は東京都内で関連企業の戦略発表会が開かれ、その場で車両が発表されました。
トヨタ自動車とソフトバンクの共同出資会社、 MONET Technologies株式会社と伊那市は、医療に特化した遠隔サービス「モバイルクリニック」の実証を行い、実用に向け連携・協力していくための協定を今年5月に結びました。
発表された車両を活用し、今年度から来年度にかけて伊那市で実証実験を行います。
伊那市では、12月12日にMONETとモバイルクリニック分野で提携する医療機器大手の株式会社フィリップス・ジャパンとも連携協定を締結する予定です。
伊那市の白鳥孝市長はこの日の戦略発表会に出席し「自宅にいながらにして医薬のサービスが受けられる環境を構築し、将来的には社会的課題にもなっている医師不足や医療を受ける機会の確保など、医療側と患者側の両面から貢献できるものと考える」とコメントを発表しています。 -
突然死ゼロへ 小学校で救命講習
突然心臓発作を起こして死亡する、学校での心臓突然死を少しでもなくそうと、伊那中央病院の心肺蘇生講習会が12日、伊那市内の小学生を対象に開かれました。
この日は伊那市の富県小学校で初めての講習会が開かれました。
5・6年の児童およそ30人が、心肺蘇生について学ぶキットを使って指導を受けました。
指導したのは、伊那中央病院の医師や看護師でつくるメディカルシミュレーションセンターのメンバーです。
児童らは、押すと音が鳴る心臓の模型を使って、胸骨圧迫の押し方やスピードなどを教わっていました。
心肺蘇生を体験した児童は「強く押すのが大変だったけど楽しみながら勉強できた」「もしも倒れている人がいたら少しは手伝えそうです」と話していました。
日本では年間およそ7万人が心臓突然死で亡くなっています。
心肺蘇生では、心肺停止からすぐに救命処置にとりかかることが重要とされています。
胸骨圧迫をするPUSH、AEDのボタンを押すPUSH、勇気を出して自らの背中を押し処置をするPUSHの「3つのPUSH」が大切だということです。
メディカルシミュレーションセンターの高砂敬一郎副センター長は「どうやって心肺蘇生をするのか、子ども達に知ってもらって少しでも学校での心臓突然死を減らすこと、家に持ち帰って家族にも伝えてもらいたい」と話していました。
小学校のクラス単位での講習は中南信では初めてで、メディカルシミュレーションセンターでは、今後も小中学校を対象に講習を行っていく予定です。
また、依頼があれば企業や地域単位でも講習を行うということです。
[電話 72-3121(伊那中央病院)] -
石川 台風アップルパイを販売
伊那市の菓子庵石川は、台風19号で被害にあったリンゴを使ったアップルパイを、9日JA上伊那まつりで販売します。
8日は石川でパイ生地にリンゴを包む作業が行われていました。
台風19号で被害を受けたシナノゴールド71玉を使って作ります。
りんごは、JA上伊那を通じて上伊那の農家から集まったものです。
売上の3分の1はJA上伊那に寄付し、被害を受けた農家の支援に役立ててもらうということです。
「台風アップルパイ」は、1個300円で、9日にJA上伊那本所の「JA上伊那まつり」で販売します。
150個は祭りで販売し、残りは11日から店頭で販売するということです。
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ボランティアバスパック 長野市へ
台風19号で被災した地域の泥やガレキを片付けるボランティアが30日長野市へ向かいました。
午前6時、伊那市の福祉まちづくりセンターでは、日帰りのボランティアバスパックに参加する40代から60代の12人が受付をしていました。
伊那市社会福祉協議会によりますと、長野市北部ではボランティアの人手が足りない一方、駐車場不足や渋滞などが問題となっているという事です。
市民からの声を受け、社協では上伊那8市町村合同の日帰りのボランティアを計画しました。
出発式をすますと、参加者は早速バスに乗り込み、長野市へ向かいました。
この日は千曲川の決壊により浸水被害のあった長野市の長沼地区で住宅の敷地に入った泥の片付けなどを手伝ったという事です。
上伊那の社会福祉協議会では、11月にも日帰りのボランティアバスパックを計画しています。
定員は30人で10月31日現在11月12日(火)、23日(土)、30日(土)で定員を下回っているという事です。
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伊那小4年春組 被災小学校を支援
台風19号の影響で千曲川が決壊し、浸水被害を受けた長野市立長沼小学校を支援しようと、伊那市の伊那小学校・4年春組は、雑巾をつくって送ることを決めました。
29日は春組の児童35人が家庭から持ち寄ったタオルを使って雑巾をつくりました。
児童らは、二重にしたタオルを習ったばかりの手縫いで、雑巾にしていました。
雑巾を送る長野市立長沼小学校は、台風19号による千曲川の決壊で、一時は170センチほどまで浸水したということです。
校舎の復旧の目途は立っておらず、現在、学校に通うことができる児童のみ近くにある別の小学校に通っているということです。
春組では、同じ長野県内の小学生が被害を受けて苦労していることをニュースで知り、今回支援することを決めました。
担任の髙木政志教諭に、小学校で必要としているものを確認してもらい、復興作業に使う雑巾を長沼小の全校児童93人分送ることにしました。
発案した唐木莉彩さんは「同じ長野県の小学生が大変な思いをしているのを知って少しでも支援したいと思って雑巾を送ることにしました」と話していました。
髙木政志教諭は「最初は物を送ろうと話し合っていたが、子どもから「本当に必要なものを送ろう」という意見があり雑巾を送ることになりました。相手のことを本当に思いやる活動になることを強く願います」と話していました。
春組では、30日も雑巾づくりを行うことにしていて、今週中の発送を目指しています。 -
生活支援サポーター養成講座開講
日常生活の中の困りごとを手伝う生活支援サポーターの養成講座が7日から、伊那市福祉まちづくりセンターで始まりました。
講座は、一人暮らしの高齢者や障害者のゴミ出しや庭の手入れ、雪かきなど生活の中の困りごとを手伝うサポーターを養成するものです。
誰もが安心して暮らせる地域づくりを目指して3年前から伊那市社会福祉協議会が養成講座を開いています。
4期目の今回は、40代から80代の男女16人が、生活支援サポーターの認定を目指します。
初回の7日は、住民同士の助け合いの意義についての講演が行われました。
養成講座は来月まで5回あり、すべて参加するとサポーターとして認定されます。
伊那市社会福祉協議会によると、これまでに68人がサポーターとして認定されているということです。
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落ちたりんごを拾うボランティア
20日は、台風の被害を受けた伊那市西箕輪の重盛正さんのりんご園で、落ちたりんごを拾うボランティア活動が行われました。
ボランティアは、伊那市社会福祉協議会がHPやSNSを通じて参加者を募り、この日は上伊那を中心に県内外から18人が参加しました。
中には、アメリカから日本に旅行に来ていた家族の姿もありました。
駒ヶ根市に旅行中、台風でこの地域にも被害を受けた農家がいることを知り、子どもでもできるボランティアを探していたところ今回の活動を知ったということです。
重盛さんのりんご園では、台風19号により、木が倒れたり収獲間近のりんごが落下するなどの大きな被害を受けました。
およそ160アールのうち、被害の大きかった4分の1は、今後りんごを育てることは難しいということです。
伊那市社会福祉協議会では、今後も地域でできるボランティア活動を継続していくとしています。 -
箕輪町社協 ボランティア募集
箕輪町社会福祉協議会は、千曲川が決壊するなど台風19号で大きな被害を受けた長野市を支援しようと、ごみの片づけなどを手伝うボランティアを募集しています。
箕輪町社会福祉協議会は、26日(土)に職員のボランティア派遣を予定していて、それに伴い一般からも参加者を募集しています。
事務局次長の林昭三さんです。
林さんは17日長野市松代町を訪れ、被災地の様子を目の当たりにしました。
長野市は、千曲川が決壊し、18日現在2人が死亡、床上床下浸水は合わせて5,086棟と県内で最も大きな被害を受けました。
ボランティアではごみの運び出しや土砂の片づけを行う予定です。
日程は26日(土)の午前6時30分に、バスで町内を出発し、午前9時から午後3時まで作業を行う予定です。
募集は箕輪町に住んでいる人が対象で、定員は先着
20人です。
町社協では電話で申し込みを受け付けています。
(電話79-4180)
また、伊那市は、18日朝6時に千曲市に職員の派遣を行いました。
千曲市から県を通して要請があり、4トントラックで災害廃棄物の運搬を行うということです。
派遣するのは合計6人で、1日2人ずつ3班体制で支援に当たります。
派遣期間は、18日から23日(水)までとなっています。
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第30回 箕輪町ふれあい広場
第30回を迎えた箕輪町の福祉の祭典ふれあい広場が、28日と29日の2日間、町文化センターで開かれました。
29日は式典が行われ、30回を記念して、実行委員会が企画したふれあい広場のテーマソングがお披露目されました。
「みんな 誰もが」という曲で、実行委員が歌いました。
実行委員会は、箕輪町の社協だよりに短歌をよく寄稿している待井 貴子さんに作詞を、町内外で演奏活動をしている小山 治男さんに作曲を依頼しました。
待井さんは「ふれあい広場に関わる人達の笑顔を考えて作った。聞いた人たちが温かい気持ちになると幸せ」
小山さんは「イベントだけで終わるのではなく支えあいの輪が広がるように歌が広がってほしい」と話していました。
30回を記念して他に、「私の夢」をテーマに作品を集めて作った横断幕も制作されました。
ふれあい広場では、町内で活動する様々な団体のステージ発表が行われたほか、福祉団体がブースを設置しました。
聴覚障害について学ぶコーナーでは耳の大切さを訴える紙芝居が上演されたほか、参加者が手話を学んでいました。
また高齢者体験や点字が体験できるコーナーがあり、箕輪進修高校のボランティア部の生徒たちが体験していました。
今年は30回を記念して、昨日と今日の2日間にわたりふれあい広場が開かれました。
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北澤公男さん 救急功労で大臣表彰
伊那中央病院の統括副院長で救命救急センター長の北澤公男さんが、救急業務の推進に尽力したとして救急功労者総務大臣表彰を受賞しました。
27日は北澤さんが伊那市役所を訪れ、白鳥孝伊那市長に受賞の報告をしました。
北澤さんは、平成15年から伊那中央病院の地域救急医療センター長を、平成24年からは救命救急センター長を務めています。
また、長野県消防学校の救急科の講師として救急隊員や救急救命士の教育に携わっています。
救急業務の高度化に貢献し、人材の育成に尽力したとして国から表彰を受けました。
白鳥市長は「上伊那の救急救命士のレベルは高いという評価を受けている。北澤さんがあってのことだ」と感謝していました。
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ふれあい祭り 開催
福祉の祭り「ふれあい広場」が22日に伊那市の福祉まちづくりセンターで開かれ、来年開催される東京パラリンピックを応援するブースが設けられました。
こちらは、来年開催される東京パラリンピックのブースです。
訪れた人たちは、用意された応援フラッグにメッセージを書いていました。
このフラッグは実際に競技会場や沿道に展示されるということです。
会場には、伊那市内の福祉施設やボランティア団体など38のブースが並び、手芸品や食べ物の販売が行われました。
「ふれあい広場」は、障がいのある・ないに関わらず、人と人が触れ合い交流を通して共に生きる福祉のまちづくりを目指そうと伊那市社会福祉協議会が開いたもので、今回で13回目です。
ステージでは、ダンスや歌の発表が行われました。
知的障がい者の生活支援や介護などを行っている「ほっと上伊那」の利用者たちは、ポップスに合わせて踊りを披露しました。
伊那市社会福祉協議会では「触れ合い支え合うお互いさまの地域づくりを理解してもらい、地域社会の向上に繋げていきたい」と話していました。 -
県民向け手話講座
長野県の手話言語条例が平成28年に制定されたことに伴い行われている県民向け手話講座が、1日に伊那市福祉まちづくりセンターで開かれました。
講座には上伊那を中心に7人が参加しました。
講師は、上伊那聴覚障害者協会の田中 みえさんがつとめました。
参加者たちは、自分の名前や自己紹介などの手話表現を学んでいました。
この講座は、平成28年に長野県手話言語条例が制定されたことに伴い、長野県が開いているもので、今年で4年目です。
同じ内容の講座が、この後、箕輪町や駒ケ根市で予定されているほか、11月には、おさらい編も開かれます。
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南箕輪村「生涯活躍交流センター(仮称)」整備へ
南箕輪村は障がい者の就労支援施設、仮称「生涯活躍交流センター」を大芝に整備します。
9日は役場で村議会全員協議会が開かれ、生涯活躍交流センターの概要について村から説明が行われました。
建設されるのは大芝の高齢者障がい者交流施設「ぽっかぽかの家」の西側で、床面積はおよそ150平方メートルです。
事業費はおよそ5,600万円で、2分の1は国からの補助金をあてるという事です。
村では、ぽっかぽかの家で障がい者の就労支援を行っていますが、手狭になっている事から新たに施設を整備する事にしました。
建設工事は、10月下旬から始まり、年度内の完成を予定しています。
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台殿防災計画策定へ ワークショップ
伊那市で初めての地区単位での防災計画策定に向け、伊那市高遠町台殿で3回目となるワークショップが、5日夜に行われました。
この日は台殿地区の住民30人ほどが台殿公民館に集まりました。
兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科の阪本真由美准教授が講師を務め、自分たちの生活と照らし合わせた災害時の行動を確認しました。
参加者は、午後3時に大雨警報、午後5時に避難所開設、午後7時に避難勧告が出されたとの想定で、自分がどのような行動をとるのか確認していました。
その後、災害の想定に合わせて地区としてどのような行動をとるか考えていました。
阪本真由美准教授は「行政が出している情報がすべての地区のみなさんにあてはまるわけではない。その地区のみなさんが集めた情報や判断がまず一番」と話していました。
自主防災組織の北原隆一会長は「みんなで話し合い、意見をまとめて防災計画にしていきたい」と話していました。
年内を目処に方向性をまとめる予定で、台殿区では、来年の防災訓練などで策定した防災計画に沿った動きを確認したいとしています。
台殿区は市の防災モデル地区に指定されていて、伊那市では「ほかの地域にも、こうした取り組みを広げていきたい」としています。 -
南箕輪村 88歳長寿祝う
南箕輪村内の今年88歳になる長寿者を祝う、長寿者訪問が6日から始まりました。
この日は唐木一直村長が、北殿の吉澤和倫さんの家を訪問し、祝い金を手渡しました。
吉沢さんは、昭和6年8月12日生まれの88歳です。
南箕輪小学校の初等科・高等科を卒業後、農業学校などを経て酪農を始めました。
酪農は65年間、平成24年まで行い、現在は田んぼ5枚の管理をしています。
吉澤さんは「農業をして自然と触れ合うことが長生きの秘訣」と話していました。
唐木村長は「今でも現役で農業委員などをやっていただいている。今後もお元気で長生きしてください」と話していました。
村内では、100歳以上の長寿者が8人いて、全員が女性だということです。 -
町の縁側まちあるき
伊那市社会福祉協議会は、地域の魅力の発見や人が集える場所の掘り起こしをしようと、「まちの縁側まちあるき」を5日伊那市の中心市街地で行いました。
まち歩きには、長野県シニア大学の学生やOB、一般のほか、伊那中学校の1年生など約60人が参加し、4つのグループに分かれ行いました。
伊那合同庁舎を出発し、地域の人から町の歴史について話を聞いたり、縁側に認定されている場所を見学しました。
このうち荒井にある理容カラキの唐木寛武さんは、「昔は客が順番待ちの間に将棋を指したりして交流の場になっていた」と当時の様子を話していました。
まち歩きは、人と人が緩やかにつながる居場所づくりの取り組み「まちの縁側」の視点で町を歩くことで、地域の可能性を掘り起こしていこうと、伊那市社会福祉協議会が初めて行いました。
伊那合同庁舎に戻ると、歩いて気づいた街の良かったところや問題点、人が集うためのアイデアなどを書き出しました。
それぞれのアイデアや感想をグループごとに発表していました。
まちの縁側は、縁側のような場所を地域に広げる取り組みで、平成27年度から始まり現在市内50か所が認定されています。
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伊那市子ども子育て審議会
伊那市子ども子育て審議会が29日、伊那市役所で開かれ、園児数減少地域の保育園の在り方などについて意見を交わしました。
29日は今年度1回目の子ども子育て審議会が開かれ、市が今年3月に示した小規模保育園のあり方などについて定める保育園整備計画の改正案などについて意見を交わしました。
改正案では「継続的に園児数が20人未満と見込まれる保育園は、将来に向けた保育園の在り方を検討し、方針を示す」としています。
委員からは「目安となる基準はあったほうがよい」といった声や、「子どもを育てる上でどう影響があるのか考えた上で基準を考えるべきではないか」などの意見が出されました。
また、市が事業者に対して行った保育園の民営化に関するアンケート結果については、9月2日の伊那市議会全員協議会で示すとしています。
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伊那市で「農福連携」の輪広がる
就労支援施設に通所する障害者の働く場所の創出と、農業従事者の人手不足の、両者の問題を解消するために、伊那市内では農業と福祉を結びつけた「農福連携」の輪が広がっています。
伊那市西町にある松本農園では、多機能型事業所輪っこはうす・コスモスの家の利用者が草取りなどの作業をしていました。
利用者は5月から週に2回、1日に2時間ほどのペースで作業をしています。
先週から、機械を使った作業も行っています。
作業をした施設利用者は「ちょっと大変」「健康のためにもなると思って前向きにやっています」と話していました。
支援員の野溝直樹さんは「一生懸命やっているし、何も言わなければずっと黙々とやっている。とてもいい体験になっていると思います」と話していました。
松本農園では、松本竜司さん、美保さん夫妻がブロッコリーやアスパラガス、ズッキーニなどを、市内のおよそ200アールの圃場で栽培しています。
農繁期には人手が足りなくなることから、農福連携に協力することにしました。
妻の美保さんは「明るく作業をしてくれるので、みんなで楽しくやっています。忙しい時期には一気に草取りなどできるので助かっています」と話していました。
農福連携は、就労支援施設の利用者の働く場所の創出と工賃アップ、農業従事者の人手不足解決のために、伊那市が去年から積極的に取り組みを進めています。
障害者事業所の支援などを行う長野県セルプセンター協議会の地域連携促進コーディネーターが事業所と農家を結びつけていて、現在、市内3つの事業所と4つの農家が連携しています。
コーディネーターの赤羽紀昭さんは「この取り組みが伊那市でもっと広がっていけば、上伊那にも広げていけると思う」と話していました。
県セルプセンター協議会では「農業と福祉の分野が協力することで、施設利用者の可能性が広がっていってほしい」と話していました。 -
公衆衛生専門学校 伊那で50年
伊那市荒井の長野県公衆衛生専門学校の創立50周年記念式典が25日に伊那市の伊那文化会館で行われました。
式典には、学生や同窓生、歯科医師などおよそ200人が出席しました。
長野県公衆衛生専門学校は、中南信の歯科医師の要望などを受け、昭和44年度に1年制の伊那校が開校しました。
昭和63年度からは2年制に、平成24年度からは3年制になりました。
平成21年度には長野校が閉校し、公立の歯科衛生専門学校としては県内唯一となっています。
式典では、写真のスライドなどで昔と今の学校の様子を比較しながら振り返っていました。
三井一孝校長は「この地で50年続けてこられたのは、地域のみなさんの支えのおかげです」と話していました。
長野県公衆衛生専門学校の今年3月までの卒業生は875人で、国家資格の取得率は100パーセントだということです。 -
フードドライブで食品受付
長野県は、家庭などで利用されずに眠っている食材を持ち寄り必要としている人へ寄付する「フードドライブ」の一環として、伊那合同庁舎で食材の受付を、23日初めて行いました。
伊那合同庁舎の2階に食品を受け付けるブースが設けられ、食材がもちこまれていました。
長野県では、9月1日の防災の日を前に家庭での備蓄食料を確認してもらおうと今日8月23日を「食料備蓄確認デー」としています。
それに合わせ賞味期限が近くなった食品のロスを防ごうと、県庁や県内合同庁舎で一斉に食品の受付を行いました。
フードドライブとは家庭などで利用されずに眠っている食材を持ち寄り必要としている人の生活支援に役立てる取り組みです。
中には30キロの玄米を持ち寄った人もいました。
23日は2時間ほどで米やレトルト食品など8人から食材が集まったということです。
食材は、県内のNPO法人を通じて生活困窮者や子ども食堂などに寄付されます。
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ネパールの助産師 中病で研修
母子保健の環境を改善させるため上伊那に研修に訪れているネパール・ポカラ市の助産師たちが、21日、伊那中央病院を訪れ施設を見学するなどしました。
21日は、伊那中央病院の助産師外来で、患者が診察を受ける様子などを見学しました。
ネパールから上伊那に訪れているのは、助産師や看護師など5人です。
ネパールでは医師のいる病院がまだ少なく、出産や妊娠で母親が亡くなる数は日本の50倍に上るということです。
駒ヶ根市の市民を中心とするネパール交流市民の会が20年ほど交流を続けていて、2013年には、日本のODAを活用し現地に母子友好病院をオープンさせました。
それを縁に、5年前から研修生が上伊那を訪れ、3年前から伊那中央病院でも受け入れを行っています。
研修生らは、分娩室や新生児室などを見学し、中央病院のスタッフから説明を受けていました。
ネパールの研修生は来月1日まで日本に滞在し、上伊那のマタニティクリニックや看護大学で母子保健について学ぶ予定です。
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体操サポーター 養成講習
箕輪町が介護予防を目的に普及を進めている「いきいき百歳体操」のサポーター養成講習が
20日、箕輪町の地域交流センターで行われました。
講習には7人のサポーター志望者が参加しました。
3回ある講習の初回の20日は、実際にいきいき百歳体操を行って体操のポイントや注意事項を学びました。
いきいき百歳体操は、手足をゆっくり曲げ伸ばして筋力向上を図る体操で、無理なくできる人は手足に1.2キロまでの重りをつけて行うのが特徴です。
現在、町内20か所の公民館で、週に一度、体操教室が開かれていて、サポーターは体操をする人の補助などを行います。
参加者は、役場職員の指導のもと、体重の負荷がかからない膝の曲げ伸ばし方などを学びました。
参加者は、今後2回の講習で体力測定のやり方や、AEDの使い方などを学ぶということです。 -
弥生野球部に寄付・メッセージ
第101回全国高校野球選手権 長野大会で準優勝した伊那弥生ケ丘高校野球部に寄せられた寄付金やメッセージが23日、野球部に届けられました。
この日は、同窓会の下島典子会長と、野球部後援会の田中俊彦会長が学校を訪れ、寄付金やメッセージをキャプテンの向山大介さんと副キャプテンの登内遥平さんに手渡しました。
伊那弥生ケ丘高校は、夏の大会で野球部創部以来初の決勝進出を果たし、決勝戦では飯山高校に4対5で惜しくもサヨナラ負けをしました。
寄付金は、決勝戦の会場に向かうバスの中で集められたもので、およそ150人から寄付がありました。
また、試合を見た人から寄せられたメッセージも渡されました。
向山主将は「本当に多くの人に支えられていることを感じる。悔しさを後輩達に晴らして欲しい」と話していました。
登内副主将は「歴史に名を刻むことができたのはうれしいが、支えてくれたみなさんに本当に感謝です」と話していました。
寄付金は野球部の備品購入などに充てられるということです。 -
パソコンインストラクターとしてモロッコへ
国際協力機構JICAのボランティア事業でモロッコに派遣される伊那市の溝上愛美さんが5日伊那市役所を訪れ白鳥孝市長に出発のあいさつをしました。
溝上さんは伊那市出身の32歳で北アフリカのモロッコにパソコンインストラクターとして派遣されます。
現地では学校を中退した人たちにパソコンの操作方法を教え、再就職を支援します。
溝上さんの派遣期間は今月30日から2年間となっています。
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伊那中央行政組合 男性と和解へ
伊那中央行政組合議会が、27日伊那市役所で開かれ、伊那市内の男性が組合を相手に5千万円の損害賠償を求めている訴訟で和解金として1千2百万円を支払うとする議案が全会一致で可決しました。
損害賠償を求めている伊那市内の男性は平成27年に伊那中央病院で手術を受け、術後の合併症により後遺症が残り、2級の身体障がい者手帳が交付されているということです。
男性は中央病院を運営する伊那中央行政組合を相手に5千万円の損害賠償を求める訴訟を去年7月におこしました。
判決はまだ出ていませんが、早期解決のため双方で協議を行い、和解の見通しがついたという事です。
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建設業協会が奉仕活動 道路クリーン作戦
建設業と行政の協働による清掃活動、道路クリーン作戦が28日
上伊那8市町村で行われました。
清掃活動には長野県建設業協会伊那支部のほか県や市町村の職員約370人が参加しました。
このうち箕輪町では16社の建設関係者などおよそ40人が町内の道路を分担してごみ拾いをしました。
道路クリーン作戦は1981年から毎年行われているボランティア活動で今年は上伊那の48路線、281キロの道路で作業を行いまいした。
道路クリーン作戦により箕輪町内では可燃ごみ44袋、不燃ごみ
20袋が回収されたということです。
伊那建設事務所によりますと上伊那全体では前年比77%の
総数279袋が回収されたということです。