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中病8億5千万円の赤字
伊那中央行政組合は、伊那中央病院の平成30年度の決算が8億5千万円の赤字見込みであることを27日報告しました。
27日は伊那市役所で伊那中央行政組合議会と議会全員協議会が開かれ、伊那中央病院の平成30年度の決算見込が報告されました。
報告によりますと収入は123億4千万円、支出は131億9千万円で、純損益は8億5千万円の赤字となる見込みです。
赤字決算は、前の平成29年度に続き2期連続となる見込みです。
北棟の建設や高額な医療機器導入による減価償却費の増加、延べ入院患数が11万3千人と前の年度に比べ5千人あまり減った事が赤字の要因だとしています。
入院した人数は前の年度とほぼ同数の9千3百人でしたが、内視鏡手術など入院期間の短い手術が増えため減少したという事です。
伊那中央行政組合では手元におよそ61億円の資金があり、「資金不足はなく健全経営を維持している」としています。
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認知症高齢者 地域で見守り
伊那市は認知症で行方不明になる恐れのある高齢者の情報を共有し早期発見や保護につなげる認知症見守りネットワークを来月1日からはじめます。
認知症見守りネットワークは行方がわからなくなった認知症高齢者を地域の見守りにより早期発見につなげるための仕組みです。
行方がわからなくなった際、登録された情報を、市役所福祉相談課や伊那警察署の他、デイサービスセンターや宅老所などの協力事業所で共有します。
ネットワークは家族が警察に届け出ると23の協力事業所とも情報が共有され、送迎や訪問の時などに職員が行方不明となっている高齢者を探す仕組みです。
利用は、事前登録制で名前や住所、緊急連絡先などを記入する登録証の他、靴や杖などに名前を張ってもらうシールが交付されます。
これにより本人確認をスムーズに行えるということです。
伊那市では、「年々認知症高齢者が行方不明になるケースが増えているので活用して欲しい」と呼び掛けています。
対象者は認知症による行方不明の恐れがある65歳以上の人や医師から認知症の診断を受けた40歳以上65歳未満の人です。
登録は無料で伊那市役所福祉相談課窓口で受けつけています。
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ピアノで脳トレ 伊那で教室開講
50代から80代を対象にした「脳トレぴあの」と題したピアノ教室が、伊那市のいなっせで18日に開講しました。
初回のこの日は28人が参加し、初心者でも簡単に弾くことができる「ちょうちょう」を演奏しました。
参加者は、片手だけでピアノを弾き、講師の手拍子と同時に反対の手に換えて演奏していました。
脳トレぴあのは、県内7か所で教室を開く「実年ピアノを楽しむ会」の講師らが、実年世代の人たちにピアノを楽しんでもらおうと、また、脳トレに活用してもらおうと3年前に始めたものです。
会のメンバーによると、ピアノは手と足を同時に動かし、目で先を読むことから、脳のトレーニングに最適だということです。
ある参加者は「脳トレはもちろん、弾けるようになって、孫と一緒にピアノができたらうれしいです」と話していました。
教室は月謝制で、月に2回伊那市のいなっせで開かれます。
見学は自由です。 -
卒業から45年 母校に寄付
伊那市高遠町の高遠中学校の昭和48年度卒業生が10日、母校を訪れ寄付金を手渡しました。
この日は卒業生4人が高遠中を訪れ、小林久通校長に寄付金15万円を手渡しました。
昭和48年度卒業生は、還暦を迎えたことから今年2月に同窓会を開き、母校のために何かできないかと寄付金を募ったところ、15万円が集まりました。
同窓会には、遠くは北海道から、卒業生の半分以上の99人が集まったということです。
久しぶりに学校を訪れた卒業生は、当時強かった部活の話などで盛り上がっていました。
卒業生の斎藤正秀さんは「同窓会では、卒業ぶりの人もいて、盛り上がったし、懐かしかった。母校のためになるものを購入してほしい」と話していました。
高遠中学校では、この寄付金を備品の購入などに充てるということです。 -
動いて、食べて、交流深める
伊那市山寺区山本町の高齢者を対象にしたいきいきサロンが9日、きたっせで開かれました。
この日は、高齢者や社会福祉協議会のメンバーら30人が集まり、脳いきいき体操で体を動かしました。
長野県レクリエーション協会の小林治さんが講師を務め、座りながら体を動かすことができる簡単な体操をしました。
2人1組になって民謡に合わせて行う体操では、パートナーとリズムを合わせながら、笑顔で体を動かしていました。
体操が終わると、五平餅を食べながら高齢者同士交流を深めていました。
山本町社会福祉協議会の橋場厚彦会長は「時代の変化とともに寄り合いも少なくなり、高齢者の交流も減っている。この機会に会話を楽しんで交流を深めてほしい」と話していました。 -
上伊那歯科医師会が伊那養護学校で歯科検診
上伊那歯科医師会の会員が6日、伊那市の伊那養護学校を訪れ、小学部の児童の歯科検診を行いました。
この日は、上伊那歯科医師会の会員12人と、歯科衛生士5人が、伊那養護学校を訪れ、歯科検診を行いました。小学部4年の児童10人が検診を受けました。
児童一人に一人の歯科医師が付き、マンツーマンで、歯の磨き方などを指導していました。
伊那養護学校での検診は、児童に歯科医師に慣れてもらうとともに、自分である程度歯磨きができるようにすることを目的としています。平成25年から始まり今年で7年目です。
4・5・6年生を対象に行っていて、2日間に渡り検診を行いました。
中には、一緒に参加する保護者もいて、仕上げ磨きの方法などを教わっていました。
ある保護者は、「気になっていたことを相談でき、対処法も教えてもらえて安心できた」と話していました。
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南ア北部遭対協に6年ぶり女性隊員
南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会に、6年ぶりに女性隊員が入隊しました。
新たに入隊したのは、伊那市役所保健福祉部で働く、仲村恵理さん26歳です。
4日に開かれた、南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会の総会の中で、会長の白鳥孝伊那市長から委嘱書が手渡されました。
白鳥会長は「南アルプスの地形を覚えて、頑張ってください」と訓示しました。
仲村さんは、これまで登山の経験はあまりないということですが、遭対協に入っている職場の上司の勧めで、今回、入隊を決めたということです。
仲村さんは「女性隊員がいないというのもきっかけのひとつ。遭難者が女性だった場合力になれるよう頑張りたい」と話していました。
総会ではこの他、平成30年度の遭難事故の件数が報告されました。
遭難件数は平成29年度よりも3件多い8件で、このうち1件が死亡事故となっています。
南ア北部遭対協では、遭難時に体を保温する道具を持って登山するよう呼びかけていくということです。 -
シニア大学伊那学部72人入学
高齢者の仲間づくりと社会参加を目的に行っている県シニア大学伊那学部の入学式が16日、伊那市の伊那合同庁舎で行われました。
今年度伊那学部に入学したのは、男性25人、女性47人の合わせて72人で、最高齢は駒ヶ根市の84歳の女性です。
式辞で、岩本靖彦伊那学部長は「長野県は健康で元気に活躍している高齢者が多い。これまでに身に付けた知識や経験を活かして、これからの長野県を支えていってください」と述べました。
新入生を代表して、駒ヶ根市の堀内茂彦さんは「力を十分に発揮して社会に貢献していきたい。シニア大学では仲間との友情を深めたい」と挨拶しました。
シニア大学は、高齢者の仲間づくりと社会参加を目的に、県長寿社会開発センターが県内10か所で行っているものです。
入学生は2年間、環境や医療など様々なジャンルで学びながら、健康体操などの実技も行うことになっています。 -
「遠隔医療」実証へ 市が協定締結
伊那市は、専用車両で遠隔医療を行う「次世代型モビリティサービス」の連携について、MONET Technologies株式会社(モネ・テクノロジーズ)と14日、協定を締結しました。
この日は、伊那市の白鳥孝市長と、モネ・テクノロジーズの柴尾嘉秀(しばおよしひで)副社長兼COOが、協定書を取り交わしました。
モネ・テクノロジーズは、東京都に本社を置く会社で、トヨタ自動車とソフトバンクが共同出資しています。
トヨタの次世代型電気自動車を活用して、移動中・移動先で飲食や小売、医療などを提供するサービスの構築に取り組んでいます。
今回の協定は、医療に特化したサービス「モバイルクリニック」の実証を伊那市で行い、実用に向け連携・協力していくというものです。
実証では、事前予約をした慢性疾患患者の家に医療機器を乗せた車が向かい、看護師が血圧や脈拍などの測定を行った上で、医師が、テレビ会議システムを使って車内で患者を診療します。
この事業は、トヨタ・モビリティ基金の助成3,000万円を活用するほか、伊那市が6月議会に1,500万円の補正予算案を提出する予定です。
白鳥市長は「診療所に行くにも数少ないバスや高い運賃を使って行かなければならない。自分の思うとおりにいけないということもある。患者さんにとってみると、本当に安心できる地域づくりにつながっていくんじゃないかと思う」と話していました。
柴尾副社長兼COOは「モネにとっては日本で初めてこういった取り組みに参加させていただく。そこでいろんなことを学び、全国に展開していけるように一生懸命取り組んで行きたい」と話していました。
実証には、伊那中央病院・春日医院・神山内科医院の3つの医療機関も参加する予定です。
伊那中央病院の北澤公男統括副院長は「このあたりの地域では、山間地になると一軒まわって、次に2~30分とかかけて行くなど非常に効率が悪い。そういった課題をうまくカバーできる(システム)。患者さんにとっても、医師の少ない地域にあってもお互いにメリットがある」と話していました。
実証実験は、今年の秋以降から来年度末までを予定しています。 -
小林ルイさんミニコンサート
駒ヶ根市出身の歌手小林ルイさんのミニコンサートが6日、伊那市西春近のデイサービスセンター春富ふくじゅ園で開かれ、利用者が昭和歌謡を楽しみました。
ミニコンサートでは小林さんが昭和歌謡やオリジナル曲を披露しました。
小林さんは駒ヶ根市出身の歌手で、今年3月にメジャーデビューし「麗しの貴公子」の愛称で親しまれています。
ミニコンサートは、利用者に楽しんでもらうとともに、地域の人に施設を訪れてもらおうと春富ふくじゅ園が開いたものです。
お年寄りは「素晴らしい歌でした」「また来てください」などと小林さんと声を交わしていました。
春富ふくじゅ園の今井ちずる施設長は「あまりコンサートに行く機会のない利用者のみなさんに、地域で活躍する歌手の生の歌を聞いて楽しんでほしい」と話していました。
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伊那中央病院 防災訓練
伊那市の伊那中央病院で今年度採用された医師や看護師などを対象にした消火訓練が24日に行われました。
訓練には職員、およそ60人が参加し、初めに消火器を使った訓練を行いました。
参加者は消火剤の代わりに水が入った消火器で、火に見立てた的に水をかけていきました。
指導した伊那消防署の池上司郎さんは「火災では、火を消す事ばかりでなく、逃げ道を確保する事を忘れないでほしい」と話していました。
消火器を使った訓練が終わると屋内消火栓を使った訓練が行われました。
消火栓からホースを伸ばし、一人ずつ水の出し方を確認しながら放水していました。
伊那中央病院では、毎年春と秋に防災訓練を行っています。
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イグ・ノーベル賞受賞の堀内さん講演会
伊那北高校出身で、内視鏡の研究で去年イグ・ノーベル賞を受賞した昭和伊南病院の医師堀内朗さんが、13日、母校の生徒を前に講演しました。
13日は伊那北高校の生徒等を対象にした講演会、クロスペンアカデミーが伊那文化会館で開かれ、全校生徒700人が堀内さんの話を聞きました。
堀内さんは、飯島町出身で伊那北高校を卒業し、現在は昭和伊南病院 消化器病センター長を務めています。
これは、堀内さんが自分自身で内視鏡検査を行っている映像です。
堀内さんは、通常横になって受ける大腸内視鏡検査を、座った状態で受けると苦痛が少ないことを実証し、去年イグ・ノーベル賞を受賞しました。
イグ・ノーベル賞は1991年に創設された「人々を笑わせ、考えさせてくれる研究」に対して与えられる賞です。
堀内さんは、がんの早期発見・治療につなげようと、内視鏡検査のハードルを下げるための研究に取り組み、論文を発表してきたということです。
クロスペンアカデミーは伊那北高校同窓会とPTAが、生徒たちに様々な学問に触れてもらおうと行っているもので、春には毎年各界で活躍しているOBを招いて講演会を開いています。 -
伊那中央病院の新院長に本郷さん
伊那市の伊那中央病院の新しい院長に、信州大学医学部附属病院の院長を務めた伊那市高遠町出身の本郷一博さんが就任しました。
1日は、伊那中央病院で任命式が行われ、運営する伊那中央行政組合の白鳥孝組合長から本郷さんに辞令が手渡されました。
本郷さんは、伊那市高遠町出身の65歳です。
伊那北高校を卒業後信州大学医学部に入学。
卒業後は、信大医学部附属病院など県内外の病院で脳神経外科医として勤務しました。
平成26年度から3年間、信大付属病院で院長を務めました。
就任の挨拶で本郷さんは、「950人の職員全員が同じ方向を向いて、地域に密着した医療の実現に取り組んでいきたい」と話していました。
白鳥組合長は、「温厚な人柄と持ち前のリーダーシップで、医師の確保や技術のレベルアップを図り、今以上に信頼が寄せられる中核病院となるよう取り組んでほしい」と話していました。
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伊那中央病院 川合院長退任式
平成22年から8年7か月にわたり伊那中央病院の院長を務めた川合博さんの退任式が今日行われました。
30日は、伊那中央行政組合の白鳥孝組合長から川合さんに退職辞令が手渡されました。
川合さんは「満足感と達成感、感謝の気持ちでいっぱいです。職員の力を合わせ英知を結集すればさらに良い病院になると信じています」と職員に感謝していました。
白鳥組合長は「地域住民にとってこれ以上ない安心の財産を築いていただき感謝します」と話しました。
川合さんは現在70歳で、平成22年から8年7か月にわたり院長を務め、医師の確保や経営の改善に尽力しました。
なお、4月1日からは信州大学医学部付属病院の、脳神経外科が専門の本郷一博さんが院長に就任します。
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大泉・北原の防災拠点が完成
南箕輪村消防団の大泉・北原地区の新しい屯所が完成し、24日に竣工式が行われました。
この日は、消防団や地区の関係者などおよそ100人が出席しました。
式では新しい屯所にポンプ車が入庫し、参加者が祝いました。
村消防団第5分団第1部(大泉・北原)では、これまで使っていた屯所が昭和50年に建てられ老朽化が進んでいたことや耐震基準を満たしていなかったことから、去年8月から工事が進められていました。
延床面積およそ150㎡の鉄骨平屋建てで、車庫のほか、研修室や地区の自主防災組織の倉庫も併設されています。
総事業費は4,590万円となっています。
唐澤茂大泉区長は「地域と消防団を結ぶ防災拠点として活用していきたい」と話していました。
南箕輪村消防団第5分団第1部では、新年度から屯所を使うということです。 -
ありがとうプロジェクト報告会
不用品を集めて発展途上国の教育支援に役立てる取り組み「ありがとうプロジェクト」を行っている伊那市や南箕輪村などの企業は19日、伊那中学校で支援活動の報告会を開きました。
この日はありがとうプロジェクトのメンバーが伊那中を訪れ、現地の映像を見ながら報告をしました。
ありがとうプロジェクトは伊那市のリサイクルマートNEW伊那店と南箕輪村の丸中産業、東京都の鈴可の3社が2年前から行っている活動です。
廃棄物として出されるものやリサイクルで持ち込まれる中古品の中から使える品を集め、カンボジアに送って教育支援をしています。
伊那中ではおととし、何か協力できないかと、家庭で使わなくなったものを文化祭で集め、トラック1台分ほどの物資をプロジェクトのメンバーに渡しました。
今年2月、メンバーがカンボジアを訪れ、初めて子ども達に直接物資を届けました。
現地では、子ども達とサッカーなどをして交流もしたということです。 -
商議所青年部が伊那中央病院におもちゃ贈る
伊那商工会議所青年部は伊那中央病院でリハビリを行っている
子どもたちに喜んでもらおうと14日おもちゃを贈りました。
14日青年部の8人が伊那中央病院におもちゃを届けました。
青年部は去年10月に市街地活性化イベントとしてハロフェスを
開催しそのなかで募金活動を行いました。
集まった募金と青年部などの寄付を加え10万円相当のおもちゃを伊那中央病院に贈ったもので去年に続き2年目の取り組みです。
おもちゃは小児リハビリテーション室に置き子どもたちに楽しんでもらうということです。
贈られたおもちゃの中にはハロフェスで作ったリニア中央新幹線の模型もあり伊那中央病院では院内に飾るということです。
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南箕輪村消防団 大会実施1年間検討
南箕輪村は、消防団が夏に実施しているポンプ操法・ラッパ吹奏大会について、来年度1年間、団員の中で大会を実施するかどうかを含めて検討するとの考えを、12日に示しました。
これは、この日開かれた村議会3月定例会で唐木一直村長が議員の質問に答えたものです。
上伊那地域では、今年に入り辰野町と箕輪町の消防団が、団員に負担がかかり、団員確保の支障になるとして大会の取りやめを発表しています。
南箕輪村消防団では、来年度の大会について開催を決めていますが、来年度1年間、団員の中で大会を実施するかどうかを含め、検討するということです。
また、年間行事についても、より効率的な実施を検討していくとしています。 -
大地震に備え防災研修会
今後起こると予想されている南海トラフ地震などの大地震に備えた防災研修会が2日伊那市のいなっせで開かれ、伊那と木曽の自主防災組織などが発災時の対応について理解を深めました。
研修会には、伊那と木曽地域の自主防災組織の役員や消防団、自治体職員など120人が参加しました。
研修会では、都市防災学が専門で各地で防災教育を行っている坪井塑太郎さんが長野県の地形の特性を交えながら災害時の対応について話をしました。
研修会は国から南海トラフ地震の地震対策推進地域や、首都直下地震の緊急対策区域に指定されている長野県の36の市町村で作る協議会が毎年開いているものです。
研修会は今年初めてワークショップ形式で行われました。
上伊那地域で震度7の地震が発生して3日経過しているという想定で、時間の経過に沿って出てくる困りごとについて意見を出し合っていました。
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中央病院 消化器内科・腎臓内科拡充
伊那中央病院は、消化器内科・腎臓内科の診察室を拡充し、4月中旬から運用を開始する予定です。
1日伊那中央病院運営審議会が開かれ、本館の改修工事について説明がありました。
伊那中央病院は、2017年に完成した北棟への機能移転に伴い、空きスペースとなっている本館の改修事業を進めています。
消化器内科と腎臓内科は本館の旧健診センター・内視鏡処置室があった場所に整備されるものです。
消化器内科は拡充、腎臓内科の診察室は新設となります。
それぞれ医師の増員に伴い行われるもので、3月中に工事を終え、4月中旬から運用を開始する予定です。
また、今年度の事業収支見込みが6億2,300万円の赤字となる見通しであることが報告されました。
赤字の理由について伊那中央病院では、北棟の減価償却の影響や職員数増による人件費の増加が原因だとしています。
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伊那中央病院の新院長に本郷一博教授
伊那中央病院の川合博院長が今年度で退任することにともない、新たに信州大学医学部付属病院の本郷一博教授が院長に就任することが25日分かりました。
本郷教授は1953年生まれの65歳で伊那市出身です。
伊那北高校を卒業後、信州大学医学部に進み現在は信州大学医学部脳神経外科教授です。
これまでに信州大学医学部付属病院の病院長などを歴任し専門は
脳腫瘍の外科治療などで新院長就任は4月1日です。
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長藤健康増進施設3月31日で閉館
伊那市高遠町の長藤健康増進施設が機器の故障や、今後増収が見込めないことなどから3月31日をもって閉館することが25日の伊那市議会全員協議会で報告されました。
介護予防や健康維持・推進を目的とした長藤健康増進施設は、旧高遠町時代の平成12年4月に、長藤診療所リハビリステーション施設として利用が開始されました。
去年、12月にプールの水温と室温を一定に保つ機器が故障したことに伴い現在は臨時休館となっています。
故障した機器は交換部品がなく本体の交換におよそ300万円が必要となるということです。
また、平成29年度の施設の運営費が424万円だったのに対し、利用収入は、51万円あまりで、機器を修理しても今後増収が見込めないとして3月31日をもって閉館するとしています。
併設している機器訓練室については後利用を検討しているということです。
また常勤医師が3月末で定年退職する長藤診療所に4月から上伊那地域に住む50代の男性医師が週1回水曜日に非常勤医師として勤務することも報告されました。
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救急救命士合同訓練
上伊那広域消防本部の救急救命士が、知識や技術の向上を図るための合同訓練が22日伊那市の消防本部で行われました。
訓練には、6つの消防署からおよそ50人が参加しました。
22日は脳卒中の患者や妊婦、アレルギー患者の救急対応についての訓練が行われました。
このうち箕輪消防署は、60歳の男性が脳卒中の疑いで倒れたとの想定で、救急連絡から病院搬送までの流れを行いました。
隊員らは、手足のマヒの確認や家族役の隊員から、持病や倒れた時の状況について聞いたりしていました。
合同訓練は、消防本部での救急に関わる知識や技術を統一しようと、去年から始まりました。
訓練が終わり、他の消防署の隊員や上伊那広域消防本部の指導医師から気づいた点やアドバイスを聞いていました。
伊那中央病院の統括副院長で救急救命センター長の北澤公男さんは「脳卒中は倒れた正確な時間や服用している薬などの情報が重要になります。それらを、家族から正確に聞き取とる事が大切です。」とアドバイスしていました。
消防本部には現在74人の救急救命士がいて、それぞれの消防署で月に1回訓練を実施しています。
上伊那広域消防本部によりますと、救急車の出動回数は年間およそ6,600件で、1日平均18回だということです。
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インフル警報レベル下回る
上伊那の1医療機関あたりのインフルエンザ患者数は17・63人で警報レベルの30人を下回りました。
長野県の発表によりますと、上伊那の2月11日から17日までにおインフルエンザ患者数は1医療機関あたり17.63人で前の週の35.25人を下回りました。
県内11の保健所のうち北信のみが警報基準を上回っています。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内の小中学校では20日現在、伊那市の小学校で1校1クラスが学級閉鎖、中学校はありません。
箕輪町、南箕輪村の小中学校で学級閉鎖はありません。
伊那保健福祉事務所では引き続き感染予防につとめてほしいと呼び掛けています。
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市災害バイク隊が防災研修
伊那市の災害時に初動で被災地の確認などに出動する「災害バイク隊」は、素早く対策を考えるための研修会を、19日に開きました。
研修会には災害バイク隊のメンバー8人が参加しました。
研修ではクマの出没時の対応についてワークショップを行いました。
午後3時にクマが出没し、被害者が出ている中、日没の午後5時までにどのような対応を取るかを考えました。
メンバーらは現場の地図や、情報を元に、今後の状況を予測して、けが人の救出やクマの捜索など対策を考えていました。
あるメンバーは「バイクでの実地訓練だけでなく防災の知識を学び、活動をより充実させていきたい」と話していました。 -
インフル 依然警報レベル
上伊那の1医療機関あたりのインフルエンザ患者数は35.25人で、依然として警報レベルの30人を上回っています。
県の発表によりますと、上伊那の今月4日から10日までのインフルエンザ患者数は1医療機関あたり35.25人で前の週の56.38人を下回りました。
11の保健所のうち上伊那と上田、北信で警報基準を上回っています。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内の小中学校では13日現在、学級閉鎖はありません。
伊那保健福祉事務所では、「ピーク時から下がっているがまだ、注意が必要だ」として感染予防を呼び掛けています。
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歯科医師会が歯ブラシ500本寄贈
伊那市歯科医師会は、災害時に使える備蓄用の歯ブラシなどを12日、伊那市に寄贈しました。
この日は、歯科医師会の広岡明美会長と飯田厚副会長が市役所を訪れました。
寄贈されたのは、歯ブラシ500本とマウスウォッシュ500個です。
歯科医師会では、伊那市の災害時の非常持出袋の中に歯ブラシなど口腔ケアをするものがなかったことから寄贈を始め、今年で3年目になります。
実際に訓練に参加した時に、水がなければ歯が磨けないなどの声を聞いたことから、今回はマウスウォッシュも贈りました。
広岡会長は「歯ブラシを贈ることを通じて、災害時に歯ブラシが必要なものだということが多くの人に伝わればうれしい」と話していました。
これまでに寄贈されたものを合わせて、伊那市の歯ブラシの備蓄は3,500本になったということです。 -
養護学校通学前 一時預かり実施
南箕輪村は、伊那養護学校に通う村内の小中学生を午前7時30分から9時までの間預かる事業を、新年度から始めます。
仕事を持つ保護者から、子どものスクールバスの迎えが来る午前9時頃まで待つのが難しいという相談があったことから実施を決めました。
預かり事業は、南箕輪村社会福祉協議会の一室を使い、月曜日から土曜日の午前7時30分から午前9時まで行います。
村によると、養護学校に通う子どもを一時的に預かる事業は、県内では初めてだということです。
唐木一直村長は「すぐに取り掛からないといけない悩みだということをヒシヒシと感じた。子育ての村、福祉の村に向けて様々な取り組みを進めていきたい」と話していました。
事業は来年度からを予定していて、利用料は1回700円となっています。 -
村障がい者就労事業所 来年度増築
南箕輪村は、就労支援事業所「障がい者生きがいセンター」が手狭になっていることから、来年度増築を行う考えを12日、示しました。
これは、この日開かれた村議会全員協議会で報告されたものです。
障がい者生きがいセンターには、21歳から69歳までの人が働いています。
現在、定員の20人を超える24人が通所していて、伊那養護学校の卒業生でも通所を希望している人がいることから増築することを決めました。
延床面積およそ140㎡の平屋建てで、作業スペースとして使うことができる交流室やカフェスペースが設けられる計画です。
総事業費はおよそ5千600万円で、村では来年度中の完成を目指すとしています。 -
インフル依然警報レベル
上伊那の1医療機関あたりのインフルエンザ患者数は56.38人で、前の週に比べ減少しましたが依然として警報レベルの30人を上回っています。
県の発表によりますと、上伊那の先月28日から今月3日までのインフルエンザ患者数は1医療機関あたり56.38人で前の週の83.38人を下回りましたが警報レベルの30人を超えています。
大町を除く10の保健所で警報基準を上回っています。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内の小中学校では今日現在、伊那市の小学校で2校2クラスが学級閉鎖、中学校はありません。
箕輪町と南箕輪村の小学校でで1校1クラスずつが学級閉鎖、中学校はありません。
伊那保健福祉事務所では「ピーク時より減少傾向にあるが引き続き感染予防をしてほしい」と呼び掛けています。