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キタニが中病にマスク寄贈
伊那市福島の総合リサイクル業者キタニは、新型コロナウイルス対策の支援として伊那中央病院に医療用マスク5,000枚を27日、贈りました。
この日はキタニの木谷済成社長が伊那中央病院を訪れ、本郷一博院長にマスクを手渡しました。
新型コロナウイルスの影響で様々なものが不足する中、キタニでは地域の医療関係者を支援しようと、伊那中央病院にサージカルマスク5,000枚を寄贈しました。
本郷院長は、「マスクが貴重な時に心づかいを頂き感謝します。喜んで使わせていただきます」と話していました。 -
伸和コントロールズ アルコール消毒液寄付
伊那市高遠町の伸和コントロールズ株式会社は、手や指の消毒用アルコール液200リットルを21日伊那市へ寄付しました。
21日は高遠町にある長野事業所の江藤大祐副所長ら2人が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に消毒液を渡しました。
伸和コントロールズでは、新型コロナの感染拡大を受け、リスク対策の一環として2月頃からアルコール消毒液の手配を始めたという事です。
長野事業所のある伊那市に200リットル寄付した他、本社のある神奈川県川崎市など、拠点がある4つの自治体に寄付をしたという事です。
伊那市の白鳥市長は「不足していて困っていた。大変感謝しています」と話していました。
贈られた消毒液は市内の学童クラブや保育園で使用されるという事です。 -
聴覚障害者にコロナ影響を聞く
伊那ケーブルテレビでは、上伊那聴覚障害者協会と、上伊那手話通訳団の協力を得て、手話を学ぶ番組「手話で話そう」を収録・放送しています。
今回、出演してくれている、聴覚に障害のある田中みえさんに、新型コロナウイルスの影響で困っていることなどを聞きました。
Q.聴覚障害者の皆さんは、「口話」(口の形を読み取って)話の内容を理解していますよね?周りのみんながマスクを着用していると困るのではないですか?
田中さん:そうです。本当に困っています。マスクを着けていると話していることはわかるが顔も隠れてしまうのでわからない。お店や施設などへ行った場合、「聞こえません」というと、マスクを外してくれる人もいます。外さない人もいます。その時は「書いてください」とお願いして、書いてもらう方法もとっています。
Q.ニュースでは難しい言葉が使われていますよね?
田中さん:「クラスター」「パンデミック」「オーバーシュート」など、日本語ではなくカタカナ文字で出る。「意味、何かな?」というのはあります。わかりやすく日本語の意味を加えて、記事や画面に載せてもらえるとありがたいと思います。
Q.いろいろと不安に感じていると思いますが、仮に感染したときにどうすればよいかについては不安があるのではないですか?
田中さん:「あります。例えば、もし感染した場合に、いつも通っている病院に行ってはだめですよね?そうした場合、電話で尋ねたいところですが、私たち(聴覚障害者)は、電話はできませんので、どうすればいいのかとか。また、病院に行くときに手話通訳をつけられればいいのですが、感染している場合は通訳を頼みにくい。そういう場合は病院で対応してくれるかも不安ですね。」
VTR明け
田中さんは、ほかにも、新型コロナウイルスの会見について、手話通訳を必ずつけてほしいと要望しているほか、現地機関にFAXでのコロナ関連の問い合わせ先を作るなど柔軟な対応を求めています。
また、最近では、手話通訳者が透明なマスクを着用して、通訳を行っている場面も見かけるようになったとして、通訳者の安全の確保と、情報提供の両立を図ってほしいとしています。
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南箕輪村 新消防団長に海沼さん
南箕輪村消防団の新しい団長に前副団長の海沼敬雄さんが任命されました。
1日南箕輪村役場で任命式が行われ唐木一直村長から辞令が交付されました。
海沼さんは現在50歳で職業は自営業です。
平成3年に村消防団に入団し平成28年から今年の3月31日まで副団長を務めていました。
海沼さんの任期は令和4年3月31日までの2年間です。
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中病 診察用テント開設
伊那市の伊那中央病院は、新型コロナウイルスの院内感染を防ぐため、新たに診察用テントを開設しました。
こちらが新たに開設した診察用テントです。
伊那中央病院は、伊那保健所管内で新型コロナウイルスの感染が確認された場合の指定医療機関となっていて、院内感染を防ぐため、テントを開設しました。
新型コロナウイルスの疑いがある人が、診察を受けることになっています。
管内で感染者が確認されたことから、今後患者が増える事態に備え、受け入れ態勢を強化したということです。
伊那中央病院では、今後も状況に応じて新型コロナウイルス感染拡大防止対策をしていくとしています。 -
南箕輪に「こもれびの家」開所
南箕輪村大芝に建設が進められていた障害者の作業所や地域住民の交流の場として利用される生涯活躍交流センター「こもれびの家」が1日開所しました。
31日はオープンを前に施設が公開されました。
こもれびの家は、障害者就労支援施設「ひまわりの家」の隣にあります。
木造平屋建てで床面積は150平方メートルです。
平日はひまわりの家の利用者の作業スペースとして利用し、土日は地域住民に貸し出します。
施設は、隣接するひまわりの家の利用者が増え手狭となっていることから村が建設したものです。
トイレや浴室は手すりが設置されていて、人工肛門や人工膀胱を使う「オストメイト」対応のトイレもあります。
事業費は約4千700万円で、半分は国の補助金を活用しました。
南箕輪村社会福祉協議会が指定管理者として運営します。
施設の利用は村社会福祉協議会で申し込みを受け付けています。
(0265-76-5522)
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児童養護施設に絵本寄贈
県内の企業でつくる「子ども達に笑顔を贈ろう実行委員会」は伊那市の児童養護施設たかずやの里などに絵本294冊を18日寄贈しました。
18日はたかずやの里で贈呈式が行われ、協賛企業を代表してキタノヤ電器の北原國人会長が一般財団法人長野県児童福祉施設連盟の西村武会長に絵本を手渡しました。
西村会長は「本は子ども達の心の糧になっている。大変ありがたいです。」と感謝していました。
この取り組みは、子どもたちに絵本を読んでもらい、表現力や考える力を育ててもらおうというもので、今回で11回目です。
県内の96社が協賛していて、21施設にあわせて294冊を贈ります。
本を手渡した北原会長は、「子供達が笑顔ですくすくと育つよう、応援していきたい」と話していました。
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日本禁煙友愛会 総会で解散承認
1955年に伊那市で発足した「日本禁煙友愛会」は、メンバーの減少などから17日に解散総会を開き、解散が承認されました。
この日は、臨時の解散総会が伊那市の伊那商工会館で開かれ、県内各支部の支部長など23人が出席しました。
総会では会の解散が承認されました。
一般社団法人・日本禁煙友愛会は、1955年に伊那市の小坂精尊さんが立ち上げました。
喫煙者だった小坂さんが禁煙したところ病気が治ったことが立ち上げのきっかけだったということです。
多い時には長野県を中心に県内外80以上の支部があり、会員は4万5千人、竹下登元首相に禁煙を広げるための陳情書を直接渡したこともありました。
現在は36支部、2千600人ほどまで会員が減っています。
清水篤志会長は「人数の減少もあるが、禁煙を勧める活動が一定程度果たせたと思う」と話していました。
今後、解散に向け清算を行い、7月頃解散する見通しです。 -
イーナ介護支援ボランティアポイント事業 景品交換3月末まで
伊那市が65歳以上を対象に今年度から始めた「イ~ナ介護支援ボランティアポイント事業」の景品交換が、9月末まで行われています。
運営する伊那市社会福祉協議会では、「新たにボランティアを始めるきっかけに繋がった」と話していました。
景品交換は、3月末まで伊那市社協の窓口で行っています。
「イ~ナ介護支援ボランティアポイント事業」は、市内の65歳以上を対象に今年度から市が始めたものです。
福祉施設などで利用者の送迎や職員の補助、イベント運営を手伝うとポイントをもらうことができ、10ポイントでい~なちゃんカード1,000円分に還元できるなどのサービスがあります。
初年度は、目標の250人を上回る253人が登録し、そのうちの29人は初めてボランティア活動をした人だったということです。
景品交換は31日火曜日まで、伊那市社会福祉協議会で行っています。
市社協では、期限内の交換と来年度への更新を呼び掛けています。 -
町国保税 来年度「据え置き」
箕輪町国民健康保険運営協議会が17日夜、町役場で開かれ、令和2年度の国保税率を据え置きとする方向性をまとめました。
協議会には、委員9人と白鳥政徳町長が出席しました。
現在の国保税の税率は、医療給付費分が所得割で6.5%、均等割で1人あたり2万5,000円。後期高齢者支援分が2.3%・1人あたり8,500円。介護納付金分が1.8%・1人あたり8,000円となっています。
協議会では、妥当な税率だとして来年度も据え置く方針をまとめました。
町では、来年度の被保険者数を今年度よりも300人少ない4,600人と見込んでいて、国保税の収納見込額を4億4,400万円としています。 -
商議所女性会食料を社協に寄付
伊那商工会議所女性会は、保存がきく食料を集める活動、フードドライブによる食料を伊那市社会福祉協議会に13日、寄付しました。
この日は、伊那商工会議所女性会と、青年部のメンバーが伊那市の福祉まちづくりセンターを訪れ、篠田貞行会長に食品のリストを手渡しました。
フードドライブは、家庭などで利用されずに眠っている食品を持ち寄り、必要な人へ届けるものです。
寄付された食品は、今月8日に行われた小学生の職業体験イベントなどで集められたもので、レトルト食品やパスタ、米など、395点が集まりました。
伊那商工会議所が社協にフードドライブで食品を寄付するのは今回が初めてです。
伊那市社会福祉協議会は「多くの食品を寄付していただきありがたい、有効に活用していきたい」と話していました。
寄付された食品は、生活困窮者に届けられるほか、こども食堂で活用されるということです。
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防犯ポスター製作 公安委員会から感謝状
干支をモチーフにした防犯ポスターを製作し、毎年年末に伊那市駅前交番に寄贈している境の漫画家・橋爪まんぷさんと、荒井の酒井一雄さんに長野県公安委員会から感謝状が12日贈られました。
12日は橋爪さんらが伊那警察署を訪れ公安委員会の柳平千代一委員から感謝状を受け取りました。
橋爪さんは平成19年から毎年、干支をモチーフにした防犯ポスターを製作し伊那市駅前交番に寄贈しています。
橋爪さんの友人の酒井さんは、伊那市接客業者防犯協力会の役員をしていた平成19年に橋爪さんにポスターの製作を依頼し、原画を複写するために金融機関からの協力をとりつけるなど活動を支えています。
橋爪さんの寄贈したポスターはこれまで12種類あります。
干支をモチーフに特殊詐欺被害の防止のほか軽犯罪に巻き込まれないよう呼びかけるものです。
公安委員会の柳平委員は「市民の皆さんの防犯、交通安全の意識を盛り上げてくれて感謝しています。」と話していました。
橋爪さんは「この感謝状は大きな区切り、今後もお役に立てるよう頑張りたい」と話していました。
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医療・介護 関係者の連携ミーティング
上伊那地域の医療や介護連携の在り方を考える関係者によるミーティングが、26日、伊那市の伊那中央病院で開かれました。
この上伊那地域医療・介護多職種連携ミーティングには、医師や看護師・介護事業所・市町村関係者など112人が出席しました。
ワークショップが開かれ、患者に人生の最終段階をどのように過ごしてもらうか、グループごとに話し合いました。
積極的な治療を求めず、家で自立した生活を望むがん患者の男性の事例をもとに、どのように支えていくか考えました。
ワークショップの進行を務めた伊那中央病院の看護師 武井 美佐緒さんは、「それぞれの立場・役割によって見え方、支え方が異なる。患者に寄り添うケアにするために何が必要か、イメージを共有してほしい」と話していました。
この上伊那地域医療・介護多職種連携ミーティングは、在宅医療にかかわる様々な職種の人達が集まり、顔の見える関係性を築こうと開かれていて、今回が2年目となります。
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入園準備品販売会に向け製作
伊那市の障害者多機能型事業所輪っこはうす・コスモスの家では、保育園入園準備品の販売に向け、手提げかばんや弁当袋などの製作がピークを迎えています。
16日は利用者1人と職員2人が作業を行っていました。
製作しているものは、全て伊那市の公立保育園指定のサイズになっています。
生地は東京で買い付けた厚みのあるものを使い、柄が同じにならないようにバリエーションを増やしたということです。
弁当袋の紐の部分は、ほつれにくいようにさらに布をつける工夫が施されています。
輪っこはうす・コスモスの家では、利用者の工賃アップに繋げようと5年程前から入園準備品を製作し、毎年2月に伊那市役所で販売しています。
価格は、パジャマ入れが2,000円、手提げかばんが2,200円、弁当袋が350円です。
コスモスの家では、持ち込まれた生地での製作も受け付けていて、料金は手提げかばんが1,500円などとなっています。
保育園入園準備品の販売は、来月12日から14日まで、伊那市役所1階で行われます。 -
インフル上伊那16.75人
上伊那の6日から12日までの一医療機関あたりのインフルエンザ患者数は、16.75人で依然として注意報レベルの10人を上回っています。
県は19.68人でした。
長野県の発表によりますと6日から12日までの1医療機関当りの上伊那のインフルエンザ患者数は16.75人、県の患者数は19.68人で減少傾向にあるものの依然として注意報レベルの10人を上回っています。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、きょう現在、伊那市と箕輪町の小学校で1校1クラスが南箕輪村の保育園で1園1クラスが学級閉鎖となっています。
県では今後も拡大の恐れがあるとして、手洗いを行うなど感染予防の徹底を呼び掛けています。 -
㈱サーチ 社協に車椅子など寄付
パチンコホールの経営などを行う伊那市境の株式会社サーチは24日、車椅子と介護予防器具を伊那市社会福祉協議会に寄付しました。
この日はサーチの川上裕営業部長が山寺の福祉まちづくりセンターを訪れ、寄付しました。
寄付されたのは、多機能型車椅子2台と、機能訓練で使用される介護予防器具2台です。
多機能型車椅子は、肘掛が上に上がるもので、乗り降りしやすく利用者、介助者の両者にとって利便性が高いということです。
サーチでは、地域への感謝を込めて毎年この時期に市社協の希望に沿ったものを寄付していて、今年で9年目になります。
川上営業部長は「日頃から地域のみなさんにはお世話になっています。今後も寄付に協力できるよう頑張っていきたい」と話していました。
市社協の篠田貞行会長は「希望の品をいただきありがたい。早速利用させていただきます」と感謝していました。
市社協では、デイサービスセンターで利用することにしています。 -
糖尿病患者の災害時対応について講演会
糖尿病患者の災害時の対応についての講演会が、伊那市の伊那中央病院で18日、開かれました。
18日は、災害時の備えをテーマに、準備しておきたい薬や、避難生活の注意点などが紹介されました。
講師は、伊那中央病院の看護師堀米亜樹さんです。
堀米さんは、「飲み薬の名前を覚えたり、普段の血糖値がどれくらいなのか知っておくなど普段から心がけることが大切です」と話していました。
また、災害時には優先的に食事をとることや、ゆっくり良く噛んで食べ、塩分を控えることが重要だと解説していました。
伊那中央病院では、糖尿病のほかに心臓病や脳卒中など毎年各種教室を開いています。 -
就労支援施設へ 干支の置物贈る
伊那市御園の小松養蜂園は、来年の干支「ねずみ」をモチーフにした蜜ろうの置物をきょう、障がい者支援事業所の利用者にプレゼントしました。
18日は小松養蜂園の小松実治さんが伊那市福祉まちづくりセンターを訪れ、蜜ろうで作ったねずみの置物を手渡しました。
伊那市社協の「ゆめわーく」で養蜂園の巣箱の組み立てを行っていることが縁で毎年、干支の置物をプレゼントしています。
置物は型に蜜ろうとクレヨンを溶かし入れつくります。
30分程で固まり、型を外すと完成です。
今年はおよそ300個を作り、このうちの120個を伊那市社協の3つの施設に贈りました。
これからも利用者同士が仲良くしてほしいとの願いを込め「ひとりだけでない みんなの力」と書かれたメッセージを添え渡しました。
置物を受け取ったある利用者は「毎年楽しみにしています。家の玄関にかざりたい」などと話していました。
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障害者支援センター合同のクリスマス会
伊那市社会福祉協議会が運営する3つの障害者支援センター合同のクリスマス会が、長谷の気の里ヘルスセンター栃の木で13日開かれました。
3施設合同のクリスマス会は、毎年この時期に開かれています。
伊那市社協が運営する多機能型事業所「ゆめわーく」と「輪っこはうす・コスモスの家」「さくらの家」の通所者とスタッフなど160人が参加しました。
クリスマス会は、3事業所が合同で楽しむ年1回のイベントです。
伊那ライオンズクラブが会の運営をサポートしていて、会食をしたり、各事業所の発表を見て楽しみました。
伊那ライオンズクラブの今井和貴会長は、「皆さんがとても楽しみにしているイベント。私たちも一緒に交流を楽しみたい」と話していました。
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高遠高校福祉コース3年生が施設利用者と交流
伊那市高遠町の高遠高校福祉コースの3年生は9日、高遠町勝間の特別養護老人ホームさくらの里を訪れ、利用者と交流しました。
9日は、高遠高校福祉コース3年の20人がさくらの里を訪れ、施設利用者とクリスマスリースを作って交流しました。
実習授業の一環として各学年で毎年交流を行っています。
生徒は、利用者にリースの色の種類を提案したり、装飾に手作りのリボンをつくったりしていました。
高遠高校福祉コースでは、実習を通して高齢者への接し方や、声の掛け方などを学び、福祉への理解を深めているということです。
今後は、19日に校内で学習の成果を発表するということです。
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モバイルクリニックのデモンストレーション
伊那市がはじめる遠隔医療・モバイルクリニック事業に使う移動診察車が12日に公開され、診察のデモンストレーションが行われました。
こちらが、モバイルクリニック事業に使われる車両です。
診察を受けられるのは、高血圧や糖尿病などの慢性疾患がある患者です。
事前予約をした患者の家に車が向かい、病院に行かなくても社内で医師の診察を受けることができます。
移動診察車には、看護師と運転手が1人ずつ乗り、看護師は血圧の測定や問診を行います。
テレビ電話を通じて、離れた場所にいる医師の診察を受けられます。
車内には、医師と話せるテレビ電話用のモニターや簡易ベッドなどが搭載されています。
モバイルクリニック事業は、ソフトバンクとトヨタ自動車の共同出資会社「MONET Technologies」と、大手医療機器メーカー、フィリップス・ジャパン、伊那市が共同で行うものです。
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県・市高齢者クラブ会長池上さんに県知事表彰
長野県や市の高齢者クラブ連合会の会長を務め、長年にわたる尽力に功績があったとして、県知事表彰などを受賞した、伊那市の池上 弘祥さんが、12日白鳥孝伊那市長に受賞を報告しました。
伊那市上新田の池上弘祥さん84歳は、平成22年から9年間伊那市高齢者クラブ連合会の会長を、平成27年から4年間、長野県老人クラブ連合会の会長を務めました。
会員の拡大に取り組むなど、その功績が認められ、このほど、長野県知事表彰の「社会福祉功労者表彰」、全国老人クラブ連合会会長表彰、長野県老人クラブ連合会感謝状の3つの賞を受賞しました。
現在県内で、クラブに加盟している人は7万1千人ほど、伊那市内では2760人いて、人口の割合での加盟率は、伊那市は県内でもトップクラスだということです。
白鳥市長は、「活動を盛んにしていただき行政としても助かっている。お年寄りは元気が一番だ」と話していました。
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アンサンブル伊那 焼き芋販売
伊那市西箕輪の知的障害者就労支援施設アンサンブル伊那で、この時期恒例の焼いもの販売が始まっています。
焼き芋は、アンサンブル伊那の敷地内にある小屋で作られ販売されています。
担当するのは、職員の石川雅大さんです。
利用者の工賃アップを目的に行われていて価格は1本200円です。
サツマイモは茨城県産の「紅はるか」という品種で甘みが強いのが特徴です。
石の上で90分ほど焼いて焦げ目をつけてから、アルミホイルを巻いてさらに30分ほど焼き上げます。
かまの温度は100度から150度に保ち、じっくり焼き上げる事で外はパリッと中はしっとり、した食感になるということです。
新聞で手づくりした袋に入れることで見栄えもよくしています。
毎日11時頃に焼きあがるという事で、1日50本ほど売れているということです。
アンサンブル伊那ではサツマイモを使ったスイーツに力を入れていて、焼き芋を使ったケーキやスイートポテトも販売しています -
福澤さやさんミニライブ 歌で障害への理解伝える
障害者の苦労や助け合いを歌で表現する、飯田市出身の福澤さやさんのミニライブが9日、伊那市の伊那図書館で開かれました。
福澤さんは、17歳で脳腫瘍摘出手術を行い、後遺症が残ったということです。
26歳で感音性難聴を発症し、現在も左半身麻痺や視力低下などの症状が進行しているということです。
福澤さんの歌は、愛と命をテーマにしていて、障害を持って生きている人の立場を表現しています。
福澤さんは、「障害のことは、当事者でも言いづらい時がある。歌を聴いてもらうことで少しでも理解してもらいたい」と話していました。
またこの日は、障害について理解を深める、あいサポーター研修も行われました。
研修では、視覚障害や聴覚障害などに分かれ、日常生活で起こりうる事例を紹介していました。
視覚障害の人に対しては進んで代筆を提案し、聴覚障害の人には手話の他に筆談を提案することが手助けにつながるということです。
あいサポーター研修は、様々な障害や、障害者の生活を理解し、日常生活でちょっとした配慮を実践していくもので、信州あいサポート運動の一環で行われました。
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仁愛病院で1周年記念の病院祭
伊那市西町の仁愛病院の新館が開館1周年を迎えたことを記念して病院祭が8日、行われました。
会場には、骨密度などを測定する無料健康チェックコーナーが設けられました。
足を専用の測定器に置いて測定し、骨の状態や骨粗しょう症のリスクがあるか診断していました。
また、立ち上がる時の足の筋力を測定するコーナーも設けられました。
手を胸の位置で交差したまま、足の筋力を使ってなめらかに立ち上がることができるかをチェックします。
健康チェックを受けた人は、診断結果をもとにドクターからアドバイスを受けていました。
また、ロビーではステージ発表もあり、歌や踊りで会場は盛り上がりを見せていました。
仁愛病院では、「地域の理解と協力があって1周年を迎えることができた。この祭りで多くの人に健康寿命を考えるきっかけにしてもらいたい」と話していました。
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ぽかぽかアート展
南信地域の9つの福祉施設利用者が制作した作品が並ぶ「ぽかぽかアート展」が伊那市の伊那文化会館で、5日から始まりました。
会場には、南信の茅野市から飯田市までの9施設の利用者が制作した絵画や手芸、書道などの作品およそ200点が並んでいます。
ぽかぽかアート展は、個性豊かな作品を多くの人に見てもらおうと県内4会場毎に開かれています。
伊那地域からは、伊那市のゆめわーくと伊那ゆいま~るが参加しています。 -
「遠隔医療」実証へ 車両を公開
伊那市が、MONET Technologies株式会社と今年度から来年度にかけ行う、遠隔医療の実証実験で使用される車両が26日、東京都内でお披露目されました。
写真の車両が公開された、伊那市の遠隔医療の実証実験で使用される移動診察車です。
この日は東京都内で関連企業の戦略発表会が開かれ、その場で車両が発表されました。
トヨタ自動車とソフトバンクの共同出資会社、 MONET Technologies株式会社と伊那市は、医療に特化した遠隔サービス「モバイルクリニック」の実証を行い、実用に向け連携・協力していくための協定を今年5月に結びました。
発表された車両を活用し、今年度から来年度にかけて伊那市で実証実験を行います。
伊那市では、12月12日にMONETとモバイルクリニック分野で提携する医療機器大手の株式会社フィリップス・ジャパンとも連携協定を締結する予定です。
伊那市の白鳥孝市長はこの日の戦略発表会に出席し「自宅にいながらにして医薬のサービスが受けられる環境を構築し、将来的には社会的課題にもなっている医師不足や医療を受ける機会の確保など、医療側と患者側の両面から貢献できるものと考える」とコメントを発表しています。 -
突然死ゼロへ 小学校で救命講習
突然心臓発作を起こして死亡する、学校での心臓突然死を少しでもなくそうと、伊那中央病院の心肺蘇生講習会が12日、伊那市内の小学生を対象に開かれました。
この日は伊那市の富県小学校で初めての講習会が開かれました。
5・6年の児童およそ30人が、心肺蘇生について学ぶキットを使って指導を受けました。
指導したのは、伊那中央病院の医師や看護師でつくるメディカルシミュレーションセンターのメンバーです。
児童らは、押すと音が鳴る心臓の模型を使って、胸骨圧迫の押し方やスピードなどを教わっていました。
心肺蘇生を体験した児童は「強く押すのが大変だったけど楽しみながら勉強できた」「もしも倒れている人がいたら少しは手伝えそうです」と話していました。
日本では年間およそ7万人が心臓突然死で亡くなっています。
心肺蘇生では、心肺停止からすぐに救命処置にとりかかることが重要とされています。
胸骨圧迫をするPUSH、AEDのボタンを押すPUSH、勇気を出して自らの背中を押し処置をするPUSHの「3つのPUSH」が大切だということです。
メディカルシミュレーションセンターの高砂敬一郎副センター長は「どうやって心肺蘇生をするのか、子ども達に知ってもらって少しでも学校での心臓突然死を減らすこと、家に持ち帰って家族にも伝えてもらいたい」と話していました。
小学校のクラス単位での講習は中南信では初めてで、メディカルシミュレーションセンターでは、今後も小中学校を対象に講習を行っていく予定です。
また、依頼があれば企業や地域単位でも講習を行うということです。
[電話 72-3121(伊那中央病院)] -
石川 台風アップルパイを販売
伊那市の菓子庵石川は、台風19号で被害にあったリンゴを使ったアップルパイを、9日JA上伊那まつりで販売します。
8日は石川でパイ生地にリンゴを包む作業が行われていました。
台風19号で被害を受けたシナノゴールド71玉を使って作ります。
りんごは、JA上伊那を通じて上伊那の農家から集まったものです。
売上の3分の1はJA上伊那に寄付し、被害を受けた農家の支援に役立ててもらうということです。
「台風アップルパイ」は、1個300円で、9日にJA上伊那本所の「JA上伊那まつり」で販売します。
150個は祭りで販売し、残りは11日から店頭で販売するということです。
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ボランティアバスパック 長野市へ
台風19号で被災した地域の泥やガレキを片付けるボランティアが30日長野市へ向かいました。
午前6時、伊那市の福祉まちづくりセンターでは、日帰りのボランティアバスパックに参加する40代から60代の12人が受付をしていました。
伊那市社会福祉協議会によりますと、長野市北部ではボランティアの人手が足りない一方、駐車場不足や渋滞などが問題となっているという事です。
市民からの声を受け、社協では上伊那8市町村合同の日帰りのボランティアを計画しました。
出発式をすますと、参加者は早速バスに乗り込み、長野市へ向かいました。
この日は千曲川の決壊により浸水被害のあった長野市の長沼地区で住宅の敷地に入った泥の片付けなどを手伝ったという事です。
上伊那の社会福祉協議会では、11月にも日帰りのボランティアバスパックを計画しています。
定員は30人で10月31日現在11月12日(火)、23日(土)、30日(土)で定員を下回っているという事です。