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15日は敬老の日 65歳以上は27%
15日は敬老の日です。 9月1日現在65歳以上の高齢者人口は、伊那市、箕輪町、南箕輪村で合わせて2万9,971人で、総人口の27%となっています。 各市町村の1日現在の65歳以上の人は、伊那市が1万9,956人で高齢化率は28.5%、箕輪町が6,697人で26.5%、南箕輪村が3318人で22.1%となっています。 伊那市は合併した平成18年には23.9%でしたが、ここ8年で4.6ポイント上昇しています。 平成7年に17.2%だった箕輪町は9.3ポイント、平成6年に14.5%だった南箕輪村は7.6ポイントと20年間でそれぞれ上昇しています。 国の研究機関の調べでは、平成22年に26.2%だった上伊那地域の高齢化率は、30年後の平成52年には37%になると予測しています。 各自治体では「福祉制度をなるべく使わずに健康に過ごしてもらえるよう介護予防や健康作り教室などを積極的に行っていきたい」としています。
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みのわ健康アカデミーOB 体力測定
箕輪町の中高年を対象にした健康教室、「みのわ健康アカデミー」の卒業生の体力測定が、4日、町民体育館で行われました。 この日は、1期から9期までの卒業生 45人が参加しました。 体力測定では、握力や、片足立ちなど文部科学省が定める体力測定の項目6つを含む8項目が行われました。 みのわ健康アカデミーは、今年で10周年を迎え、昨年度までの卒業生は、405人となります。 アカデミーは、40歳以上74歳以下を対象に開かれていて、1年間、毎週筋力トレーニングなどを継続して行います。 卒業後も体力が維持できているかを調べるとともに、卒業生同士の交流の場にしてもらおうと、毎年この体力測定が開かれています。 参加者は、声を掛け合いながら測定を行っていました。 箕輪町では、「ひとりだと続かないが、他の人ががんばっていることが刺激なり、活動を続けられる。」と話していました。
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福祉施設起工式 4月中旬運用開始へ
宮田村にある老人福祉施設、プラムの里など、福祉施設を運営する社会福祉法人、しなのさわやか福祉会は介護老人保健施設などの機能を備えた複合型福祉施設、伊那プラムの里を建設します。 3日は、現地で起工式が行われしなのさわやか福祉会や地元関係者、建設事業者などおよそ40人が出席し建物の無事完成を祈りました。 社会福祉法人しなのさわやか福祉会は、宮田村の老人福祉施設プラムの里や、駒ヶ根市の居宅介護施設、こまちの家を14年間運営していて、伊那プラムの里は3か所目になります。 伊那市美篶のナイスロード沿いに敷地面積およそ9,200平方メートル、鉄骨造3階建てで、延べ床面積およそ4900平方メートルの施設を建設します。 施設は3ヶ月までの期間で在宅復帰を目指す介護老人保健施設が80床、寝たきりの人の介護老人福祉施設が29床のあわせて、109床となっています。 リハビリなどのデイケアや、認知症デイサービスなど日帰りの施設もあり、送迎も行うということです。 施設の総工費はおよそ12億8千万円。来年3月末に完成予定で4月中旬からの運用を目指すとしています。
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介護について考える「南信の集い」
高齢者の介護について考える「南信の集い」が、31日、南箕輪村民センターで開かれました。 これは、長野県宅老所とグループホーム連絡会に加盟する南信地区の事業所が開いたものです。 これまでは現場で働く職員の勉強会として開かれていましたが、今回初めて一般向けに企画されました。 上伊那地域の宅幼老所の事例発表の他、介護を通して感じたことなどを語るパネルディスカッションが行われました。 10年間認知症の母親を介護した女性は「徘徊が始まると鍵をかけて閉じ込めていたがそれは逆効果だった。外へ連れ出すようになると落ち着き、笑顔を見せるようになった。今はその笑顔しか思い出せない」と話していました。 ある職員は「来年4月に国の介護保険制度が見直され、施設への入所基準が厳しくなったり負担額が増えることが予想される。今よりも家族の頑張りが必要になるので、安心して生活できるよう支えていきたい」と話していました。
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中高生を対象にした医療体験セミナー
「ブラックジャックセミナー」と銘打った中高生対象の医療体験セミナーが23日、伊那市の伊那中央病院で開かれました。 セミナーには、南信地域を中心に県内外から中高生31人が参加しました。 医療機器メーカーとの共催で今回初めて開かれたものです。 セミナーのタイトルとなった手塚治虫の漫画「ブラックジャック」は、天才外科医が主人公の医療と生命をテーマにした医療漫画です。 これからの進路について考える中高生達に最新医療を体験してもらい、ブラックジャックのような技術を持った医師を目指してもらおうと開かれたものです。 参加者は縫合器や電気メスなど実際の医師がトレーニングに使う器具を使って体験しました。 このうち県内に1台しかないという1台2千600万円のこの機器では、大腸や気管支、胃の内視鏡体験をしました。 他に、シュミレーターを使った手術体験も行われました。 伊那中央病院では「今後もこの様なセミナーを開き、子ども達に医療の道を目指すきっかけにしてもらいたい」と話していました。
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福祉ファッションショー衣装作り
来月14日(日)のふれあい広場で行なう福祉ファッションショーに向け、現在、衣装作りが大詰めを迎えています。 ファッションショーでは、障害者モデルがウェディングドレスなどを披露します。 伊那市社会福祉協議会が運営する障害者社会就労センター「輪っこはうす・コスモスの家」では、縫製が得意な職員でつくるグループが、浴衣やドレスを障害者が身につけやすいようにリフォームする作業を行っていました。 伊那市社協の職員が提案し、障害者でも身につけやすいように工夫された衣装を披露するファッションショーを、初めて、ふれあい広場で開くことにしました。 衣装を探して、市内の店舗に呼びかけたところ、ウェディングドレス2着と、浴衣2着の提供がありました。 その改良を、輪っこはうす・コスモスの家の職員が引き受けました。 衣装は、今月上旬から作り始め、身につけるモデルが着やすくするため、介助する職員などと相談を重ねながらつくってきました。 この衣装は、当日、障害がある4人の女性がモデルとなり披露します。 ファッションショーではこのほかにも、一般から応募があった福祉に関する衣装なども披露されるということです。 伊那市社会福祉協議会では、「障害者も、おしゃれを楽しみ、明るく生活できることを発信する企画にしたい」と話していました。 第8回ふれあい広場は、9月14日(日)に伊那市福祉町づくりセンターで開かれる予定で、ファッションショーは午後0時15分から予定されています。
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災害ボランティアコーディネーター養成講座
伊那市社会福祉協議会は、災害時にボランティアと被災者を繋ぐ、災害ボランティアコーディネーターの養成研修を9日、福祉まちづくりセンターで開きました。 研修は毎年開かれているもので、10人が参加しました。 災害時に社協などが立ち上げる災害ボランティアセンターの仕組みを、体験を通して学びました。 ボランティアセンターは、災害時に、受け入れや派遣などボランティアに関する調整を行う機関です。 コーディネーターは、被災者からの要望を拾い上げ、センターへつなげる役割を担います。 センターの役割を理解することで、より的確な連携ができるようにというものです。 参加者は、ボランティアの受付や人の振り分け、資材の配分などを体験していました。 講師は、「災害が起きた時に、センターの運営がスムーズにいくよう、地域とセンターの調整役として活躍してほしい」と話していました。 研修は、伊那市の総合防災訓練にあわせて31日にも行われ、避難所で被災者の要望をきく研修を行うということです。 二日間の研修を修了すると、伊那市社協の災害ボランティアコーディネーターに登録されます。
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伊那市難病患者等福祉金 引き下げ適当と答申
伊那市医療政策審議会は6日、6月に白鳥孝市長から諮問のあった難病患者の福祉金の見直しについて、「引き下げは適当」との答申をしました。 この日は、伊那市医療政策審議会の竹中則子会長と兼子敦彦副会長が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に答申書を手渡しました。 福祉金については、伊那市の年間学、6万円に対して、県内の他の市は、1万円から1万5千円。 あるいは制度がないところもあります。 諮問では段階的に引き下げ、平成28年度には1万円にするとしています。 審議会では「見直しは適当」とし、附帯意見として、「金銭による支援ではなく、就労や福祉などに対しての専門的な職員の配置や、患者の精神的な負担軽減となる支援に力を入れること」などをあげています。 伊那市の平成25年度の福祉金支給の対象者は350人となっていて、国の医療制度改革により、 その数は570人にまで増える見通しです。
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伊那西高校生徒が被災地訪問
伊那市の伊那西高校の生徒有志は、学校創立30周年記念として、8月1日~4日までの3泊4日で、東日本大震災の被災地、岩手県大槌町を訪れました。 6日は、被災地を訪問した生徒の代表4人が、学校に集まりました。 被災地を訪れたのは、1年生から3年生までの有志26人です。 バスで、1日かけて岩手県に向かい、被災地を見学したほか、大槌町の子ども達と交流しました。 被災地訪問は、岩手県北上市在住で、死者の顔を安らかにして棺に納める復元納棺士・笹原 留似子さんが、去年11月伊那西高校で講演したことが縁で行なわれました。 生徒達は、大槌町役場を訪れ、黙祷をささげた後、被災者の女性から話を聞きました。 大槌町の被災した子ども達が集まる場所、「子ども夢ハウス」を訪れ、生徒たちが考えたゲームなどをして、子ども達を楽しませたということです。 生徒達は、写真を見ながら、現地での様子を振り返り、自分の身に置き換えて被災地を感じたと話していました。 被災地を訪問した生徒達は、22日に、今後継続的に何ができるかなどを話し合うまとめを行い、秋ごろをめどに、記念誌を作り、報告会を開く予定です。
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熱中症 80代男性搬送
30日午前7時30分頃伊那市内の80代の男性が熱中症とみられる症状で搬送されました。 男性は屋内で作業中に気分が悪くなったということです。 30日の伊那地域の最高気温は33.4度で10日連続の真夏日となりました。 伊那消防署では夜間も熱中症に注意が必要だとして室温調節に気をつけるよう呼びかけています。
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ICTが3市町村の社協に福祉用具寄贈
伊那市の伊那ケーブルテレビジョン株式会社は28日、伊那市、箕輪町、南箕輪村の社会福祉協議会に福祉用具を寄贈しました。 28日は向山公人社長らが伊那ケーブルテレビジョンの放送エリアとなっている伊那市、箕輪町、南箕輪村の各社協を訪れ福祉用具を寄贈しました。 これは会社創立30周年記念事業として行われたもので各社協から要望のあった福祉用具130万円分を贈りました。 このうち伊那市社協からは車いすのほか卓上機織り機や加湿器などの要望がありました。 伊那ケーブルテレビジョンは1984年、昭和59年に創立。 放送や通信事業などを行っていて今年3月末現在の加入状況は約2万6,000世帯となっています。
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デコトラ撮影会の収益の一部20万円寄付
デコレーショントラックの南信の愛好家でつくる夜霧丸船団が16日、撮影会の収益の一部を伊那市に寄付しました。 この日は、夜霧丸船団の岩本光市会長が市役所を訪れ、「チャリティ撮影会」の収益の一部、20万円を白鳥孝伊那市長に手渡しました。 チャリティ撮影会は、デコトラ好きの親睦を深めようと6月伊那市内で開かれ、全国から300台が集まりました。 今回は来場者に1,000円の募金を呼びかけ、集まった募金の一部、20万円を寄付しました。 岩本さんは、「次の世代を築く子どもたちのために使って欲しい」と話していました。
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60代女性熱中症で搬送
27日午前8時頃伊那市内の60代の女性が熱中症とみられる症状で搬送されました。 女性は屋内にいて気分が悪くなったということです。 伊那消防署では夜間の熱中症にも注意が必要だとして室温調節に気をつけるよう呼びかけています。
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福島の親子が伊那の自然を満喫
福島第一原発事故の影響を受けている福島県の親子が夏休みを利用して26日から伊那市長谷を訪れています。 27日は長谷溝口を流れる沢でイワナのつかみ取りを楽しみました。 これは福島第一原発の事故後安心して外で遊ぶことができないという親子に自然を楽しんでもらおうと伊那谷親子リフレッシュプロジェクトが企画したものです。 長谷溝口を訪れているのは福島市と南相馬市の親子25人です。 その企画に賛同し宿泊施設などを提供している溝口の住民とともにイワナのつかみ取りなどをしました。 子どもたちは沢に入ると歓声をあげながらイワナを追いかけていました。 伊那谷親子リフレッシュプロジェクトの原富男代表は「溝口の人たちの協力に感謝している。子どもたちの喜ぶ姿を見ることができてよかった。」と話していました。 福島の親子は29日まで滞在し自然の中で遊んだり地域の人たちと交流を深めるということです。
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災害時の障害者支援考える
第9回伊那市社会福祉大会が、17日、伊那文化会館で開かれ、災害時の障害者支援について講演がありました。 大会は、伊那市社会福祉協議会が、毎年開いていて今年で9回目です。 障害の有無に関係なく、地域住民誰もが遭遇する可能性がある「災害時」をキーワードに、障害者に対する理解を深め、身近な支えあい活動を活発化させようと開かれました。 講師を務めたのは、大阪市に拠点を置くNPO法人 ゆめ風基金理事の八幡 隆司さんです。 ゆめ風基金は、阪神淡路大震災の際に、障害者救援のため発足し、以降、様々な災害支援を行っています。 八幡さんは、災害が発生したときに障害者への救援が遅れていると話しました。 東日本大震災では、避難所に行っても、トイレにも行けないと判断し引き返した障害者の事例や、スロープが付けられた仮設住宅でも、室内には段差だらけで、トイレも風呂も利用できない障害者がいることなどを紹介しました。 伊那市社協では、「法律や制度の整備だけでは、災害への備えは十分とは言えない。災害時の障害者支援を考えることは、地域コミュニティの大切さを改めて見直すことにつながる」としています。
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伊那中央病院で看護職再就職支援研修会
看護の仕事から離れている人が再就職を目指す「看護職再就職支援研修会」が15日、伊那市の伊那中央病院で開かれました。 研修会には、伊那市内の4人が参加しました。 伊那中央病院では、出産などにより看護の仕事から一度離れた人の再就職を支援するための研修会を毎年開いています。 この日は、皮膚排泄ケア認定看護師の小林由美子さんが、病院患者が床ずれにならないための方法を指導しました。 参加者は、実際にベッドに寝て小林さんのアドバイスを聞きながらケアの練習を行いました。 伊那中央病院では、研修会を通して、看護師不足の解消やスキルアップを図り、地域医療の向上に繋げていきたいとしています。 4人は18日まで研修を行い、採血や輸液ポンプなどの練習を行うということです。
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ワンコインガイド収益を寄付
伊那市観光ボランティアガイド、い~なガイドの会は高遠城址公園のさくら祭り期間中に行った、ワンコインガイドの収益の一部を伊那市に寄付しました。 この日は、い~なガイドの会会長の湯澤敏さんなど4人が市役所を訪れ、「ワンコインガイド」の収益の一部、41,000円を白鳥孝伊那市長に手渡しました。 「ワンコインガイド」は500円で高遠城址公園内の桜の見所を案内するサービスで、今年は去年の75件を大きく上回る、202件の利用がありました。 い~なガイドの会会員は現在およそ40人で今年のさくら祭り期間中はフル回転だったということです。 都道府県別に利用が多かったところは、愛知県で35件。次いで東京都が27件などとなっています。 中にはドイツや台湾、韓国などの外国人の利用者もいたということです。
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ボランティア募り高齢者支援へ
南箕輪村は10月からお年寄りの生活をボランティアが支援するまっくん生活支え愛(あい)事業をはじめます。 これは14日村役場で開かれた村議会全員協議会で報告されたものです。 この事業は増加する高齢者世帯を地域で支援するもので、おおむね75歳以上の高齢者のみの世帯や障害者世帯を対象としています。 支援内容はゴミ出しや除雪、買い物など日常生活にかんするものとなっています。 支援を受けたい世帯は、民生委員の承認を得たのち、村から1世帯あたり年間24時間分の助成券が交付されます。 ボランティアは登録制で報酬は30分あたり300円となっています。 村では8月からボランティアの募集と利用者の申請受付をはじめ9月議会でこの事業に関する補正予算案を提出。 10月からのサービス開始を目指します。
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医療系バンドハートフルホスピタル コンサート
現役医師による医療系バンド「ハートフルホスピタル」のコンサートが12日、伊那市の老人保健施設はびろの里で開かれました。 ハートフルホスピタルは、中京圏を中心に活動している現役医師による4人組みの音楽グループです。 メンバーのうち3人は勤務があるということで、12日は、名古屋市の病院で内科医として働いている赤澤貴洋さんが、オリジナル曲を披露しました。 ハートフルホスピタルは、平成19年にデビュー。病院での出来事を歌にしていて、現在7枚のCDをリリースしています。 CDの売り上げは全て臓器移植ネットワークや骨髄移植推進財団に寄付している他、福祉施設などでのコンサートも全てボランティアです。 赤澤さんは「歌を通して医療や介護、福祉の現場で働くスタッフの思いを伝えていきたい。患者さんや利用者さんとの距離が近づくきっかけにもなればうれしい」と話していました。 赤澤さんは、演奏を終了した2時間半後に勤務があるということで、足早に会場を後にしていました。
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県社協が福祉の職業PR DVD制作
長野県社会福祉協議会は、未来を担う若者達に福祉の仕事について関心を持ってもらおうと、県内で福祉の仕事をしている人たちを取材したDVDを制作しました。 県の委託をうけて、県社会福祉協議会・県福祉人材センターが制作したのは、「笑顔を支えるプロになる」というDVDです。 中学生や高校生に、未来の職場として福祉事業に関心を持ってもらおうと制作しました。 伊那市社会福祉協議会の春日 優美さんも出演しています。 DVDには県内全体から17人の介護福祉士や、介護士などが出演しているほか、事業所や福祉の仕事全体についても紹介しています。 県社会福祉協議会では、このDVDを2,400枚作成し、県内の高校に配布したほか、介護の仕事に興味を持つ人向けのセミナーなどで活用していくということです。
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箕輪町の平澤澄子さんに 警察ボランティア協会特別功労会員表彰
箕輪町沢の平澤澄子さんは、長年にわたり少年警察補導員として地域の青少年の健全育成に尽力したとして功労表彰を受賞しました。 3日、平澤さんが伊那警察署を訪れ、小山満彦署長に受賞の報告をしました。 平成14年に少年警察補導員となった平澤さんは、これまでの活動が認められ、長野県少年警察ボランティア協会会長から表彰されました。 夫の平澤豊満箕輪町長が進める安心安全のまちづくりの一端を担おうと、日ごろから、子ども達への声掛けなどを積極的に行ってきたということです。 現在、伊那警察署管内には46人の補導員がいて、大型店での巡視や街中での声掛けなどを行い、警察と連携して、青少年の非行防止、健全育成に努めています。
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標識やカーブミラーをボランティア清掃
道路標識やカーブミラーなどの設置を行う事業者でつくる、長野県交通安全環境施設協会は、2日、標識などのボランティア清掃を行いました。 長野県交通安全環境施設協会は、毎年ボランティアで清掃を行っていて、今年も1日と2日の2日間行われました。 このうち、伊那建設事務所管内では2日行われ、6業者18人が参加しました。 参加者は、洗剤のついたブラシで汚れをこすり、水をかけてきれいにしていました。 この日は、管内の国道2路線と県道16路線、総延長およそ240kmを清掃しました。 標識やカーブミラーはおよそ2,300本にのぼるということです。 協会では、「清掃をすることで、悲惨な交通事故が一つでも無くなれば嬉しい」と話していました。
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薬物乱用防止呼びかけ
国際麻薬乱用撲滅デーにあわせ、6月29日伊那市の大型店で街頭啓発が行われました。 アピタ伊那店では、ボーイスカウトやガールスカウト、関係機関から65人が参加して薬物乱用防止を呼びかける啓発活動が行われました。 参加者たちは、買い物客にチラシの入ったティッシュを手渡していました。 脱法ハーブによる事件・事故が深刻な社会問題となっている今、伊那保健福祉事務所では、「地域ぐるみで青少年を守っていくことが大切」と話しています。 会場では、子どもたちが、薬物乱用防止のための募金の協力を買い物客に呼びかけていました。
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法務大臣メッセージ伝達
7月は犯罪や非行のない社会を目指す「社会を明るくする運動」の全国強化月間です。 25日は、上伊那地区保護司会のメンバーが伊那市役所を訪れ白鳥孝市長に法務大臣からのメッセージを伝達しました。 社会を明るくする運動は、犯罪や非行の防止と罪を犯した人の更生について理解を深め、明るい社会を築こうという運動です。 今年で64年目の取り組みで、罪を犯した人の立ち直りを支え、就労や住居などの生活基盤づくりの推進が重点項目として掲げられています。 実施委員会では、来月5日に伊那市のいなっせで運動の一環として「社会を明るくする地域づくり大会」を開き、一般の人への理解を広げていきたいとしています。
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献血に貢献 伊那食品工業が表彰
上伊那郡市献血推進対策協議会の総会が南箕輪村役場で開かれ、献血に貢献した伊那食品工業が表彰されました。 総会では、安全な血液製剤の供給体制の構築に尽力することの確認などが行われ、献血に貢献した事業所が表彰されました。 このうち、伊那食品工業株式会社が長野県献血推進協議会長表彰を受賞しました。 伊那食品工業は、昭和54年から30年以上にわたり組織的に献血に協力してきたことが評価されました。 伊那食品工業の小口知彦取締役管理本部長は、「地域のために協力できて嬉しい。これからも献血の輪の拡大に協力していきたい」と話していました。 平成25年度、管内の献血者数は4,490人で、目標に対しの116.6%でした。 地域別では、伊那市が1,203人で目標値に対し120・3%、箕輪町が638人で111%、南箕輪村が567人で113.4%でした。 協議会では、「若年層の献血離れが激しい。イベントなどで献血を呼びかけたい」としています。
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メディカルシミュレーションセンター本格運用開始
特殊な機器を使って若い医師などが訓練する伊那中央病院のメディカルシミュレーションセンターが、27日から本格的な運用を始めました。 県内で導入されるのは初という内視鏡検査シミュレーターです。 実際の人体データから得た3次元のコンピューターイメージを使い、手触り感などの現実感を備えた内視鏡検査のトレーニングを行う機器です。 組織の変形など生体反応をリアルに表現しています。 シミュレーションセンターは、①心肺蘇生エリア②内視鏡手術・検査・超音波検査エリア③脳・心臓血管内手術エリア④診療・看護基本エリアに分かれていて、あわせて40の機器が配置されています。 さらに、シミュレーション演習は、ライブで見たり、録画することができるようになっていて、演習の振り返りや教育材料としても活用できます。 病院を運営する伊那中央行政組合組合長の白鳥孝伊那市長は、「若い医師や地域医療従事者の研修の拠点として、中心的な役割を担う施設」とあいさつしました。 伊那中央病院メディカルシミュレーションセンターは、県の地域医療再生基金を活用し、1億4,000万円をかけ病院南側に整備されました。
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伊那中央病院に病理診断科新設
伊那中央病院は7月1日から人体から採取した細胞などから病気を診断する、病理診断科を新設します。 25日、伊那市役所で開かれた伊那中央行政組合議会6月臨時会で組合側から提出され、可決されました。 病理診断科は、病気の治療方針を決めるため、採取した細胞などを顕微鏡で検査する最終機関です。 これまでも病理診断医はいましたが、法の改正により、病理診断科を設置することが必要になりました。 また、伊那中央行政組合議会全員協議会も開かれ、平成25年度の決算見込みが報告されました。 平成25年度の支出は103億2,200万円、収入が106億9,000万円で、3億6,800万円の黒字となっています。 伊那中央病院は、平成21年度から5年連続の黒字となる見通しです。 また、現在も不足することのある駐車場が、北棟の建設でさらに不足する見通しで、ドクターヘリのヘリポート、南北に1万平方メートルの用地を駐車場として取得する計画が示されました。
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3福祉団体に厚生労働大臣感謝状
東日本大震災発生後、被災者の支援活動を積極的に行ったとして上伊那の3団体に、厚生労働大臣から感謝状が贈られました。 感謝状が贈られたのは、伊那市社会福祉協議会、上伊那福祉協会、南箕輪村社会福祉協議会の3団体です。 3団体は、2011年の東日本大震災発生後、宮城県に介護職員を派遣し、1~2週間にわたり健康面や精神面のサポートを行いました。 伊那市社会福祉協議会を代表して感謝状を受け取った伊藤直哉さんは 「被災された人達の心をいかにして癒すことができるか、子ども達の笑顔が見れるように少しでも力になれたらという思いで活動しました」と話していました。
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カントリーラインダンスでお年寄りと交流
上伊那を中心に活動しているダンスチームのメンバーは20日、伊那市高遠町のデイサービスセンターくつろぎの家でお年寄りと交流しました。 この日は、メンバー5人がくつろぎの家を訪れ、カントリーラインダンスを披露しました。 ダンスを披露したのは、上伊那を中心に活動している「Kick Love T-Crewウィズカウガール☆COCO」で、3歳から70代までの30人で活動しています。 ダンス以外にも、農業やイベントを通して地域の人たちと交流しています。 利用者は手拍子や楽器を使って盛り上げていました。 あるメンバーは「世代や性別関係なく、みんなが元気になる1つのきっかけになるように活動を続けていきたい」と話していました。
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上伊那口腔保健センターまつり
口の中の健康を見直すきっかけにしてもりらおうと、伊那市の保健センターで上伊那口腔保健センターまつりが8日開かれました。 歯科医師10人による無料の歯科検診コーナーには、多くの人達が訪れ、子どもの歯の状態を診てもらっていました。 中には、虫歯の治療と勘違いして泣き出す子どももいました。 上伊那口腔保健センターまつりは、歯や口の中の健康について考えるきっかけにしてもらい、センターを広く一般にPRしようと毎年行われていて、今年で5回目になります。 会場内では、長野県公衆衛生専門学校の学生が虫歯予防に関する劇を披露や子供を対象にした無料のフッ素塗布のコーナーなどが設けられ多くの家族連れでにぎわっていました。 上伊那歯科医師会の下島丈典会長は「虫歯や歯周病は生活習慣病。定期的に健診を受け、歯の健康を意識してもらえるきっかになれば」と話していました。