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社協歳末訪問、村民利用の県内各施設へ
宮田村社会福祉協議会は22日、村民が入所利用する村内外の福祉施設12カ所を歳末訪問した。一人ひとりの手を握り「これからもお元気で」と声をかけた。
社協理事や民生児童委員27人が6班に分かれ、遠くは小諸市や阿南町にまで足をのばした。
17人の村民が生活している新田区の介護老人保健施設「プラムの里」には、山浦正弘社協会長ら6人が訪問。
旧知の人も多く「お元気でしたか」と声をかけると、「よく来てくれました」と笑顔で応える姿も。涙を流して喜ぶおばあちゃんもいた。 -
サークルひまわりが宮田中生徒に車いす体験
宮田村宮田中学校ボランティアサービス委員会(宮下将騎委員長)は17日、村社協デイサービスセンターで車いす体験した。村内の身障者とボランティアでつくる「サークルひまわり」が呼びかけて開いたもので、16人の生徒が参加。体験を通じてやさしさ、思いやりの心を育んだ。
押したり、乗ったりして介助する側、される側をともに体験。段差の乗降など、気を配りながら取り組んだ。
自走にも挑戦し、車いすの生活を肌身に感じた生徒たち。
宮下委員長は「足の不自由な人がいかに大変か良く分かった。その人の気持ちを理解する大切さも学べた。困っている人がいたら、進んで助けたいと思う」と話した。
中学生の車いす体験は今年で13年目。サークルひまわり代表の三浦次郎さんは「このような体験を通じて、障害者の理解につながっていけば」と、熱心に取り組む生徒の姿に目を細めた。 -
「福祉避難室」考えよう
箕輪町社協が設営体験会23日箕輪町社会福祉協議会と町ボランティアセンターは23日、災害時の避難所で障害者らが少しでも過ごしやすい環境をつくるため、障害者とボランティアが一緒に考え福祉避難室を設営する体験会を北小河内公民館で開く。
福祉避難所は、障害者や心身に衰えのある高齢者、乳幼児ら避難所での生活で特別な配慮(身体的なケアやコミュニケーション支援など)を必要とする人が避難する施設。町内には、福祉避難所の指定をした建物はない。
昨年7月の豪雨災害で町民が避難所生活をした経験から、「福祉的な配慮が必要な人がいる」と感じ、今回初めて体験会を計画した。一般の避難所は主に公民館や体育館など必ずしもバリアフリーの環境にないため、避難所内に福祉避難室を作ることで、障害者らも少しの間、一般住民と過ごせる環境を作る。県内では今年、県総合防災訓練や小諸市、松本市などで訓練をしている。
今回の体験では、車いす利用、聴覚障害、視覚障害、知的障害、精神障害の当事者と一般参加者がグループ別に公民館にある物を使って避難室を作り、必要な配慮を考える。
町社協は、「障害者が、私が避難したら迷惑がかかると遠慮してしまうことがある。体験を通して一緒に避難できることを考えるきっかけにしてほしい」と話している。体験会は午前10時から。 -
箕輪町精神保健福祉講演会
箕輪町と伊那保健所は17日、「箕輪町精神保健福祉講演会」を同町保健センターで開いた。ボランティア関係者や、精神障害者就労支援センター利用者、地域住民などおよそ60人が参加した。
講師は愛知県の障害者地域生活支援センターなどの施設長を務める青木邦子さん。「助け合う心に地域づくり」をテーマにり、心の病気やそれに対する社会の理解などについて語った。
「生活をしていると心の中のコップにストレスがたまっていく。水があるふれる時に、自殺や心の病になる。環境を変えたり、うまくストレスを抜いて、いつも余裕を持たせておくこと」と自分の体験談を交えながら分かりやすく話す青木さんの言葉を、聴講者は真剣な表情で聞いていた。
青木さんは「体の健康と同じくらい、心の健康にも気を使って欲しい」と訴えた。 -
立正佼成会が米寄贈
立正佼成会伊那教会(瀬在快衣教会長)は16日、農家の会員らが今年収穫して奉納した玄米180キロを駒ケ根市を通じて市社会福祉協議会に寄贈した。同教会の三沢宏至渉外部長ら3人が市役所を訪れ「わずかだがどうか福祉に役立てて」と原寛恒副市長に目録を手渡した=写真。原副市長は「毎年の善意に感謝する。温かい気持ちを温かいご飯にして提供したい」と礼を述べた。米は市が委託して市社会福祉協議会が運営している独り暮しのお年寄り向け配食サービス『ときめきランチ』で使われる。同協会は伊那市、飯田市にも玄米を寄贈する。
同協会の米寄贈は1961年、大きな被害をもたらした三六災害の被災者を救済するために行われたのが最初。 -
ともいきの会がそば打ち
宮田村町二区の交流グループ「ともいきの会」(矢亀誠一会長)はこのほど、そば打ちを行った。3年目を迎えた今回は、特別な講師は呼ばず・ス自己流・スで挑戦。思考錯誤しながら、にぎやかに楽しんだ。
昔のことも思い返しながら、そばを打つおじいちゃん、おばあちゃんの姿も。「こうやったほうがいい」など指導もしながら、立派なそばが完成した。
そば粉は地区内の商店が寄せてくれた「戸隠産」で、手作りの味わいも重なって風味豊かに。天ぷらなどと一緒に食べ、会話も弾んだ。
食後はみんなで恒例「ともいき音頭」を踊ったり、歌ったり。昼のひとときをゆっくりと過ごした。 -
一の会がたかずやの里で夕食提供のボランティア
伊那市内の飲食店主有志でつくる「一の会」(林孝司会長)が13日夜、富県の児童養護施設「たかずやの里」を訪れ、同施設の子どもや職員45人に夕食を振る舞った。
たかずやの里での夕食ボランティアは今年で26年目。もともと市の飲食店組合が奉仕活動の一環として行っていたものだが、数年前に止めることになったため、それを有志が引き継いできた。
今回は、メンバーがそれぞれ得意分野とする品目を中心としてメニューを考案。握りずし、手巻きずし、てんぷら、吸い物、フルーツを使ったデザートなどが並んだほか、クリスマスプレゼントの前倒しということで、手づくりケーキも用意した。
林会長「1年に1度しか来れないが、みなさんの顔を見られるのを楽しみにしている。おいしいものをお腹いっぱい食べて、風邪をひかないように」と子どもたちに呼びかけた。
子どもたちは「いただきます」とあいさつした後、思い思いの皿にはしを運び、笑顔で料理を味わっていた。 -
宅幼老所わが家スタッフが高齢者擬似体験
宮田村町一区に宅幼老所「わが家」が開所して3年。家庭的な雰囲気と心で接する介護で地域に根づくが、より利用者の理解を深めようと、2日間かけてスタッフ講習会を開いた。特別な器具を装着して、体が不自由な高齢者の擬似体験も。視聴覚や体の動きが制限されるなかで、利用者の気持ちになって今後の介護のあり方を考えた。
視力が遮られるゴーグルや耳栓、腕や足首には重りが入った器具を装着し、スタッフが交替で体験。
トイレに入ったり、食事したり、散歩に出たりと、利用者の生活と同じ行程で体を動かした。
「本当に大変。ちょっとした段差でも怖くて」と感想も。
「自分たちが良かれと思ってやっていることが、本当は利用者の負担になっているのではないか」など考えをふくらませ、今後に向けて意見を交換した。
研修会は口腔ケアや車イスからイスやベッドへ移動させる訓練、血圧測定など医療的ケアの実技なども盛りこみ、ディスカッションは深夜にまで及んだ。
大石ひとみ代表は「この経験をもとに、より利用者に近づき次のステップへ進んでいきたい」と話した。 -
上伊那郡身障協ふれあい広場
上伊那郡身体障害者福祉協会は10日、恒例の「ふれあい広場」を箕輪町のながた荘で開いた。100人余が集い、歌や踊りの演芸大会を楽しみ親ぼくを深めた。
定期総会と並んで多くの会員が集まる催しで、常日頃会えない人たちが顔を合わせ元気に過ごそうと、協会に所属する5町村を巡回し年1回開いている。
開会式で郡副会長の登内嘉夫さんは、「協会があってこそ、支えになり、励みになる。ふれあい広場を一つの契機に明日から互いに元気づけあっていきたい」とあいさつした。
アトラクションで、箕輪町に結成された「たそがれシーラクバンド」の演奏を楽しんだ後は、演芸大会。各協会から4、5人が出演し、剣舞や歌、詩吟、踊りなど多彩な芸を披露。食事をしながら演芸を楽しみ、1日のんびりと過ごしていた。 -
「トカルパのひかり」表敬訪問
トカルパ村などのネパールの山村住民に読み書きを教える識字教室を支援しているNPO「トカルパのひかり」(窪田雅則会長)は9日、教室の活動を報告してもらおうと招いた校長シバ・プラサド・ネウパネさんとともに駒ケ根市役所を訪れ、中原正純市長にあいさつした=写真。中原市長は「トカルパのひかりは、ネパール・ポカラ市との国際有効都市提携のきっかけになった。心から歓迎する」と笑顔で迎えた。シバさんは「市長に会えて光栄」と述べた。
「トカルパのひかり」は1994年、JICA(国際協力機構)の青年海外協力隊員がトカルパ村で行っていた識字教室の活動を支援しようと発足。名称は、夜の教室に集まってくる人々が持つたいまつの光を絶やさないように竏窒ニの思いを込めて名付けられた。99年にはNPOに認証。その後は識字教室のほか、縫製教室などへの協力も行っている。 -
駒ケ根明社協が寄付
明るい社会づくり運動駒ケ根市協議会(堀内照夫会長)は10月20日に駒ケ根市内の大型店など6カ所で行った街頭募金の全額約6万8千円を市社会福祉協議会に寄付した=写真。5日、福澤哲男副会長ら役員3人が市役所を訪れ、中原正純市長に募金を手渡した=写真。中原市長は「社会奉仕への取り組みを通じて市の福祉増進に寄与する皆さんの尊い志に敬意を表する。寄付金は市民の福祉のために有効に使いたい」と感謝の言葉を述べた。
寄付金は市社協の善意銀行に積み立てられる。 -
箕輪陶芸研究会がバザー売上金を町に寄付
箕輪陶芸研究会(27人、大槻隆会長)は30日、第15回陶芸展で会員作品を販売したチャリティーバザーの売上の全額5万6100円を箕輪町に寄付した。
陶芸展は10月7、8日に松島コミュニティセンターで開催。5年前からチャリティーバザーを同時開催し、会員制作の一輪挿し、湯のみ、カップ、皿など日常使いの作品約100点を販売した。100円から300円が主で、高くても千円程度と安価のため毎年バザー目当てに訪れる人もいて、作品は完売した。
大槻会長と向山智充副会長が町役場を訪れ、「町の福祉のために役立ててほしい」と寄付金を手渡した。平沢豊満町長は、「大切に使わせていただく」と感謝した。 -
南箕輪村民文化祭始まる
南箕輪村民文化祭(村文化団体連絡協議会主催)が3日、村民センターで始まり、オーケストラの記念演奏会や村民の作品展示などで盛大に開いた。
記念演奏会は、村出身の征矢健之介さん指揮による「ニューイヤー祝祭管弦楽団in南箕輪村」の演奏で、村内の女性コーラスや山村うたごえの輪との共演もあった。
作品展示は公民館講座や文化団体の生花、書道、陶芸、パッチワークなどのほか絵画などの生徒作品も並び、将棋体験や抹茶お点前のコーナーも人気を集めていた。村郷土館特別展は、大宗館文庫の資料で錦絵30点余を初公開している。
4日はステージ発表会もホールである。40プログラムで太鼓、舞踊、ハーモニカ、ウクレレ、合唱、吹奏楽、ダンスなどがある。 -
赤穂中27年会が寄付
駒ケ根市の赤穂中学校を1952(昭和27)年に卒業した同窓生らでつくる赤穂中学校同窓会27会(横山信之会長)は現金約4万円を市社会福祉協議会(北沢洋会長)に寄付した。1日、横山会長ら3人がふれあいセンターを訪れ、「社会福祉のために役立てて」と寄付金を北沢会長に手渡した=写真。北沢会長は「お気持ちを受けてありがたく使わせていただく」と礼を述べた。
寄付金は10月14日に開いた古希記念同年会会費の余剰金。 -
高遠町ふれあい交流会
伊那市高遠町のボランティアでつくる実行委員会は28日、町老人福祉センターで「第2回高遠町ふれあい交流会」を開いた。地元小学生や舞踊クラブ、障害者施設通所者らが集まり、ステージ発表などの各種催しを繰り広げて交流の輪を広げた。
明るく、住みよい地域社会をつくるため、子どもや大人、障害者らが集まり、福祉の心を育むためのイベントで、旧高遠町のころから数えて9回目。会場では参加者によるバザーや「昔の遊び体験」と題した、けん玉やお手玉などを遊ぶコーナーが設けられた。
ステージ発表では、高遠北小楽器クラブや高遠小合唱部、転倒予防体操を学ぶ「東高遠おたっしゃ教室」など9団体がそれぞれ活動を披露。「たかとお手話の会」は会場に集まった人たちと一緒に「野に咲く花のように」「サライ」を手話を使って歌った。
ステージ発表で各種団体が活動発表 -
東春近地区社協で交通手段を持たない高齢者の送迎サービス開始
伊那市の東春近地区社会福祉協議会(小池孝行会長)は1日、交通手段を持たない高齢者を対象とする「送迎ボランティアサービス」を開始した。地区内のボランティアを募り、送迎サービスを提供していく取り組みは西春近地区社協に続き市内で2カ所目。同サービス利用者の一人、林かつゑさん(80)=田原=は「若い者は遠くにいるので、遠くに出かける時は大変足に困っていた。こういうサービスをしていただけることは大変嬉しいこと」と語った。
交通弱者に対する移送サービスについては、NPOや市社協などが低額料金を徴収して実施する有償運送を提供している。しかし、対象者が要介護者や身体障害者などに限定されており、交通手段を持たない高齢者は対象外となっている。
そんな中、西春近地区社協では昨年から、利用者から利用料を徴収しない「送迎サービス」をスタート。地区内から募ったボランティアが車を運転し、市がガソリン代と車の維持費を提供しているが、一定の成果が上がっている。
循環バスの定期便が少ない東春近地区でも、こうしたサービスができないか検討。地区内全戸に呼びかけ、今回開始にこぎつけた。
送迎は通院する場合に限り、当面は送りか迎えのどちらか片道のみ。運行は月曜日から土曜日の午前8時半縲恁゚後5時で、現在で利用者10人、ボランティア15人が登録している。車両は市から借りた1台を運用していく。 -
南箕輪村の社協まつりバザー売上金を寄付
南箕輪村赤十字奉仕団(日戸陽子委員長)と長野県婦人教育推進協議会伊那支部南箕輪支会(原幸栄会長)は29日、21日にあった社協まつりのチャリティーバザー売上金の全額22万1451円を南箕輪村社会福祉協議会に寄付した。
バザーは社協まつり第1回から開いている。奉仕団の班長以上の役員が村内全戸に呼びかけて品物を集め、婦推協はまつりの前日準備と当日の販売を手伝った。バザー品は数千点もあり、シーツやタオル、石けんなど日用品が人気で、今年は過去最高の売上となった。
奉仕団の日戸委員長と婦推協の鹿野より子副会長が寄付金を届けた。村社協の堀深志会長は、「全額を善意銀行に積み立てて活動費に使わせていただく。本当にありがたい」と感謝した。
善意銀行は村社協への寄付金を積み立て、社協の福祉活動や設備の充実のために使う。最近ではAED、松寿荘の大型テレビ、イベントや災害時に使うテント2張などを購入した。 -
「麦の家」福祉実践研究集会
「いのちに寄り添うなかで死を看取るということ」をテーマに社会福祉法人「麦の家」は28日「第2回地方の福祉実践研究集会」を中川村の村文化センターで開いた。基調講演として東京・生と死を考える会の名誉会長で上智大名誉教授のアルフォンス・デーケン博士の「生と死 そしてユーモアを考える より良き死の看取り」が行われた=写真。麦の家の松本栄二理事長の講演「生と死を選ぶことのできる場を創る」が行われたほか、パネル・ディスカッションでは「死を看取るということについて」をテーマに、駒ケ根市の大法寺住職藤塚義誠さん、伊那中央病院脳外科病棟看護師長油井京子さんなど4人のパネリストらが意見を交えた。
哲学が専門のアルフォンス・デーケン博士は生と死の意義について流ちょうな日本語で話し、「笑いは悲嘆と緊張を和らげる。ユーモアは愛と思いやりの表れだ」自らもユーモアを交えて楽しく笑顔で語った。 -
第4次老人保健福祉、介護保健両計画の立案に向けて高齢社会等懇話会
宮田村高齢社会等懇話会は25日に役場で開き、介護者やサービス事業者、医師ら15人の委員を委嘱。今後2009年度末に策定する村の第4次老人保健福祉、介護保険事業両計画の立案に向けて意見を具申する。
委員の任期は09年度末までで、会長にボランティア連絡協議会長の仁科智弘さん、副会長に民生児童委員協議会長の浦野勝人さんを互選。
席上、仁科会長は「急激な高齢化社会をマイナスではなくプラスとして受け止め、行政と協働しながら福祉の一端を担っていきたい」とあいさつした
村の介護保険の現状について担当職員が説明。今年8月31日現在の介護保険認定者は245人で、65歳以上の高齢者全体に占める割合(認定率)は11・6%。2003年度に比べて1ポイント上昇している。 -
看護大学園祭の売り上げ寄付
9月29、30日に駒ケ根市の県看護大で開かれた学園祭「第12回鈴風祭」の実行委員会は収益の一部2万円を駒ケ根市を通じて市社会福祉協議会に寄付した。25日、実行委員長の若林美歩さんと副実行委員長の菊池郁希さんが駒ケ根市役所を訪れ、福祉のために役立ててほしい竏窒ニ寄付金を原寛恒副市長に手渡した=写真。
原副市長は「毎年貴重な浄財を寄付していただき、心から礼を申し上げる。熱い思いを生かし、社会のために使わせていただく」と感謝を述べた。寄付金は市社協の善意銀行に積み立てられる。
鈴風祭の歴代実行委員会は第1回の開催以来、毎年市に寄付している。 -
盆栽の愛好クラブがチャリティ売上金寄付
駒ケ根市の盆栽愛好クラブ「一鉢会」(飯田光晴会長、19人)は6、7日に駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた「第31回盆栽と山野草展」でのチャリティ売上金の全額2万3500円を駒ケ根市社会福祉協議会に寄付した。25日、飯田会長と藪原勇副会長が市役所を訪れ、寄付金を原寛恒副市長に手渡した=写真。原副市長は「チャリティを意識しながら思いを込めて育てた鉢植えを販売した尊い浄財。その志が伝わるよう、社会福祉のために有意義に使いたい」と礼を述べた。
同会は展示会場の一角で一鉢数百円の格安価格でチャリティ販売を行った。チャリティ販売を行って寄付するのは6月に開いた「サツキと山野草展」の寄付と合わせ、昨年に続いて4回目。 -
石田建設が寄付
駒ケ根市の石田建設は7日に同社で開いた「第6回あいあい広場」で行ったバザーなどの売上金の一部5万円を駒ケ根市社会福祉協議会(北沢洋会長)に寄付した。25日、石田耕一社長が市社協を訪れ「少しだが市の福祉のために使ってください」と北沢会長に寄付金を手渡した=写真。北沢会長は「毎年の寄付は大変ありがたいこと。尊い志に感謝する」と礼を述べた。
同社が毎年10月に開いているあいあい広場のバザーは、リフォームで不要となった家具や社員らによる格安の手作り製品などが好評。石田社長は「今後も続けていきたい。少なくとも10回までは」と話している。市社協への寄付は第1回以来毎年続けている。 -
マレット同好会チャリティ大会、村社協に寄付
宮田村マレットゴルフ同好会(森田孝司会長)の第17回チャリティ大会は24日、村マレットゴルフ場で開いた。大会出場者などから寄せられた5万7千円を村社会福祉協議会に寄付した。
競技終了後、森田会長から善意を受け取った山浦正弘社協会長は「皆さんが元気にプレーする姿が村の活力でもある。ぬくもりある福祉を進めるため、本日の尊い善意を役立てていく」と感謝した。
同好会は約1カ月間、マレットゴルフ場に募金箱を設置。この日出場した39人をはじめ70人から多大な善意が寄せられた。
大会の上位結果は次の通り。
(1)倉田東亜(南割区)(2)唐沢治男(町一区)(3)伊藤常央(同)(4)小田切宏子(町二区)(5)新井謙治(大原区)(6)太田正(町一区)(7)宮下民代(大久保区)(8)山口勇(つつじが丘区)(9)御子柴清美(南割区)(10)伊藤忠七(町一区) -
南箕輪で第10回社協まつり
第10回社協まつりが21日、南箕輪村の松寿荘、障害者生きがいセンター「ひまわりの家」であった。自主生産品や農産物の販売やバザーなどといった多彩な催しがあり、多くの人たちでにぎわった。
10回目となる今年は「あなたの手わたしの手ぬくもり感じる、みんなの輪」をテーマに開催。デイサービス利用者の作品展示のほか、「ひまわりの家」で製作した手づくりニットやアメリカンフラワーなどを販売。今年から新たに取り組んでいるタオルハンガーも販売した。
また、村内約30団体が協力し、喫茶コーナーや直売所コーナー、ゲーム体験コーナーなどを展開。演芸コーナーでは、地元のグループや小学生らが踊りや演奏、歌などを披露。南箕輪村小学校3年1組は、運動会で踊った「荒馬踊り」と合唱を披露し、来場者を楽しませた。 -
南箕輪村が冊子「知っとく(得)!障害者情報」作成
南箕輪村は、障害者手帳を取得した人に長野県や村の各種制度などを分かりやすく紹介する冊子「知っとく(得)!障害者情報」を作成した。
医療制度、年金手当、税金、移動支援、補助・助成制度、在宅サービス、各種障害福祉サービス、関係機関の連絡先の8項目。各制度やサービスを内容、対象者、支給額、費用負担、問合せ先など、一目でわかるように簡潔にまとめている。
配布対象は、障害者手帳(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者福祉手帳)を取得した人や取得しようとしている人。
役場住民福祉課によると、これまでは該当者に口頭で説明したり、資料の写しを渡すなどして対応していた。冊子ができたことで障害者手帳取得者が各種制度を確認でき、役場などに相談しやすくなるのでは-という。
冊子はA4版、9ページ。村の広報11月号で案内し希望者に配る。 -
オープンガーデン入園料寄付
駒ケ根市福岡の自宅にオープンガーデンを構えている坂本克代さんは今年集まったガーデン入園料金の全額7万5500円を駒ケ根市を通じて市社会福祉協議会に寄付した。18日、坂本さんは市役所を訪れ、中原正純市長に寄付金を手渡した=写真。
ガーデンは3年前にオープンして以来無料で公開していたが、「来てくれたお客さんに花の栽培方法を教えたりお茶を出したりしていたら、これではお金を払わないと申し訳ない竏窒ニいう人が多くなったので、今年の春から有料にした」という。入園料は茶菓付きで一人500円。坂本さんが丹精込めて手入れしているガーデンは花の名所を巡る「ぐるっと駒ケ根花めぐりバス」の昨年のルートにも組み込まれるなど、人気を集めている。
中原市長は「もてなしのまちづくりの見本のような素晴らしいガーデン」と感心し、社会福祉のために使わせていただく竏窒ニ感謝を述べた。 -
平沢さんが今年もデイ利用者にサツマイモをプレゼント
宮田村新田区の平沢善栄さん(78)は16日、丹精こめて育て収獲したばかりのサツマイモ約80キロを村社会福祉協議会に届けた。「デイサービスの利用者の皆さんに」と6年間続く善意。同社協は地域のあたたかな贈り物に喜んでいる。
「美味しいって言ってくれるんでね」と平沢さん。コンテナ4箱には一杯のサツマイモ。応対した社協職員は「本当にありがたい」と感謝した。
同社協は今後、調理してデイサービス利用者におやつとして味わってもらう予定だ。 -
仲なかふれあいセンターで防災訓練
福祉作業所と親子交流施設「遊ゆう広場」が入る宮田村町二区の仲なかふれあいセンターで16日、防災訓練があった。施設職員、利用者が参加し、避難や消火を訓練。火災を想定して室内の煙体験も行い、万が一の事態に備えて意識を高めた。
作業所の台所から火災が発生したと想定。職員が通報、誘導し、利用者は迅速に屋外の駐車場に避難した。
作業所利用者は消火訓練にも加わり、広域消防本部の消防署員の指導で消火器の使い方を学習。実際に水を出して、模擬体験した。
体に害を及ぼさない訓練用の煙を充満させ、火災が発生した場合の避難法も体験。
署員は「煙は上にあがるがら、まず姿勢を低くする。有毒なガスを吸わないようハンカチなどで口を覆って」と指導した。
同センターでは昨年も同様の内容で訓練を実施。
署員は「訓練をやっておくと万が一の場合に活かされる。一人ひとり考えて行動して」と呼びかけ、宮下明施設長は「個々の立場を考え、安全に配慮していきたい」と話した。 -
養命酒が災害に備えてミネラルウォーター寄贈
万一の災害発生時の備えにしてもらおうと養命酒製造(本社・東京都)は17日、同社製のミネラルウォーター1万2千本(500ミリリットルペットボトル入り、165万6千円相当)を駒ケ根市に寄贈した。ミネラルウォーターを生産している駒ケ根工場の松沢勝彦工場長ら3人が市役所を訪れ「新潟県中越沖地震の際に現地に飲料水を送って喜ばれたことから、工場のある駒ケ根市にも貢献したいと考えた。いつ起きるか分からない災害への備えとしてほしい」として中原正純市長に手渡した=写真。中原市長は「災害対応は大切な課題。中でも水は必要不可欠だ。早速配備して好意に応えたい」と感謝を述べた。
寄贈されたミネラルウォーターは7200本が市内の特別養護老人ホームなど福祉施設と病院に、4800本が市内2カ所の備蓄倉庫に配備される。 -
長野県厚生農業協同組合連合会が老人保健施設「すずたけ」に併設する診療所を建設
伊那市美篶で老人保健施設「すずたけ」を運営する長野県厚生農業協同組合連合会(若林甫汎代表理事長)は08年3月を目途に、同施設に併設する診療所「富士見高原病院附属すずたけ診療所(仮称)」を建設する。老人保健施設入所者への医療提供のほか、内科、小児科、整形外科、婦人科などの外来診療を実施。また、在宅療養支援診断所、日帰り人間ドッグなどにも取り組む予定でいる。
同連合会は富士見高原病院を拠点として富士見町、原村、伊那市の3カ所で老人保健施設を運営している。うち2施設については、既に病院や診療所を併設し、地域住民への医療サービス提供にも取り組んでおり、「すずたけ」でも建設当初から診療所の併設を検討してきた。
新たな診療所にはCT、X線撮影装置、電子内視鏡、超音波診断装置などを整備。医師1人、看護師など5人を配置する。敷地面積は約2200平方メートル。建物は鉄骨造り平屋建て、延べ床面積は約560平方メートル。総事業費は約2億8300万円。開所は08年4月1日を予定している。
起工式に当たり、連合会の若林代表理事長は「近年農山村地域では高齢化、過疎化が進む一方、保健医療制度などは複雑に変化し、療養福祉環境の改善が強く求められている。開設後は優れた医療レベルの診療所として、地域のみなさま方に医療サービスを提供していきたい」と語った。