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「米山文庫」お礼の会
駒ケ根市の赤穂小学校(高野普校長)は24日、同小にクリスマスプレゼントとして図書購入費を40年間欠かさず贈り続けている同市上穂南の会社役員米山政一さん(84)を招き、本年度の寄付に対するお礼の会を開いた。米山さんは校内テレビ放送を通じて児童らに「本をぜひたくさん読んでください。あと少しでみんな進級・進学するが、交通事故に遭わないように気をつけて頑張ってください」と優しく呼び掛けた=写真。児童を代表して読書大好き委員会委員長の竹村草太君(6年)は「今年もたくさんの本をプレゼントしてくれてありがとうございました。全校のみんなで楽しくたくさん読みます。これからもお元気でいてください」と感謝を述べた。
米山さんは同小のPTA役員をしていた1966年から「学校の子どもたちみんなに喜んでもらおう」と毎年クリスマスの時期に寄付を続けている。寄付金で購入した図書の累計冊数は1097冊にもなり、図書館の一角に「米山文庫」コーナーが設けられている。 -
青少年ふくしの集い
駒ケ根市社会福祉協議会は20日、青少年ふくしの集いをふれあいセンターで開いた。市内の5小学校、2中学校と駒ケ根工業高校の児童、生徒約120人が参加。各学校の代表1グループずつが代わる代わるステージに立ち、この1年間にそれぞれ取り組んできた福祉活動などについて発表した。
赤穂小学校6年3組は総合的な学習の時間で取り組んできた活動について発表。地域の人に教えてもらって市ふれあい広場で発表した獅子舞などを披露した=写真。
中沢小ふれあいボランティア委員会の児童らは障害者について理解を深めようと行った福祉体験について、スライドを交えながら「車いすはうまく動かすのが難しかった」「アイマスクをかけたら怖くて一人では全然歩けなかった」などと感想を発表した。 -
安協の安全祈願祭
伊南交通安全協会駒ケ根支会(赤羽根徳彦会長)は21日、北割1区の大宮五十鈴神社で、恒例の新年安全祈願祭を開いた。
支会役員や駒ケ根署員ら約50人が出席し、服装点検で気を引き締め、神事で1年間の無事故を祈った。
神事に先立ち、赤羽根支会長は「昨年は皆さんの多大なる協力で、事故件数、けが人ともに減少した。新年を迎え、心新たに、安全意識の高揚、交通安全指導に取り組んで」とあいさつ。
駒ケ根署の野口博美駅前交番所長は「年頭初からの高成績が年末まで継続し、優秀警察署として県警から表彰された。これも安協の皆さんの支援協力のたまもの」と感謝し、最近の同署員による不祥事に触れ「やってはならないことをしてしまった。署員一同粛々と治安維持に当りたい」と述べ「悲惨な交通事故を1つでも少なくするように、一層の協力を」と呼び掛けた。
この後、新築なった拝殿で神事を行い、無事故を祈願した。 -
売れっ子落語家、柳家喬太郎師匠を招き、交通安全研修会
伊南交通安全協会飯島支会(下平憲夫会長)は20日、南仲町の成人大学センターで、売れっ子落語家、柳家喬太郎師匠を招き、交通安全研修会を開いた。 約200人の聴衆を前に、喬太郎師匠は「酔っ払い運転、携帯電話片手の運転はもちろん、男女がいちゃいちょしながらの運転も危険、カップル禁止法も必要」と安全運転を小話で訴えた後、泣き上戸、笑い上戸、鶏上戸など酔っ払いの生態と、夫婦の駆け引きを絡ませた「かわりめ」を一席。2席目は「さくら丼には馬が乗っているのかと思った。初めて食べたがとてもおいしかった」と飯島町の名物丼を持ち上げた後「ひーふーみー:、今何時だい」でなじみの「時そば」。師匠のそばをすする音と、百面相に会場は大爆笑した。
また、会では落語のほか、県警交通企画係の五明靖夫補佐が、昨年の県下の交通事故発生状況や事故事例を紹介し、今年は▽高齢者の事故防止▽飲酒運転の撲滅、後部座席を含め全座席のシートベルト着用の徹底-を重点項目に活動していくとし、協力を求めた。県交通安全支援センターが交通寸劇で、楽しく正しい横断歩道の渡り方、信号の見方を学んだ。交通安全体験車「まなび号」、運転診断「点灯くん」など体験コーナーもあった。 -
駒ケ根市で認知症を考える講座
駒ケ根市は19日、一般市民を対象にした認知症について考える講座を同市の駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。約80人が集まり、諏訪市の県介護センター所長丸山直道さんによる講義「認知症高齢者の正しい理解と私たちにできること」を聴いた=写真。丸山さんは認知症の現状や原因などについて説明した上で、認知症の人への対応について「介護する側からされる側に立場が変わったつもりで考え、かけがえのない一人の人間として接する気持ちが大切だ」と訴えた。
講座は2月17日にも「認知症の理解と高齢者への対応について」をテーマに開かれ、医師や介護経験者の講義を聞くほか、参加者によるグループワークなどが行われる。 -
人権擁護委員が宮田村の施設を視察研修
伊南4市町村で構成する伊那人権擁護委員協議会南部部会(福澤輝夫部会長)は18日、研修会を宮田村で開いた。社会福祉施設など同村内4カ所を視察。高齢者、障害者、子育て支援と、地域の幅広い参加も得て家庭的な雰囲気で行なわれている同村の事業に関心を寄せた。
約10人の委員が村の福祉交流施設なごみ家などを訪問。職員から事業内容など説明を受け、理解を深めた。
村福祉作業所では利用者の日常生活を見学し、生産販売しているモップやビーズ製品なども手にとった。
喫茶も開くなど意欲的に取り組む利用者の姿にふれ「アイデアも良く、素晴らしい」と感心していた。
長野法務局伊那支局の牛房秀雄局長を講師に迎え、「人権審判事件」について講義も受けた。 -
手良憩の家でハーモニカグループ「ハニー・コーン」がボランティア演奏会
伊那市内の女性でつくるハーモニカグループ「ハニー・コーン」(橋爪紗英子代表)が17日、手良地区にある老人憩の家「手良荘」のミニデーサービスで、ボランティア演奏会を開いた。約10人のお年寄りが集まり、昔懐かしい音のハーモニーに聞き入った=写真。
メンバーは、生涯学習センターの6回講座でハーモニカを学んだ仲間。講座終了後も「ハーモニーいなっせ」として活動を続けてきたが、自分たちの練習の成果をさまざまな人に聞いてもらいたい竏窒ニ、そのうちの12人で「ハニー・コーン」を発足。昨年12月から公民館は福祉施設での演奏披露活動を開始した。
活動4回目のこの日は、「雪」「靴がなる」などの童謡・唱歌、約10曲を披露。昔懐かしい曲に合わせてお年寄りも元気良く歌い、会場には和やかな空気が流れた。
メンバーは「ボランティアは自分にも若さをもらえて生きがい」と話していた。 -
日本語ボランティア講座
外国人に日本語を教えるボランティアを養成する講座(全5回)が16日、駒ケ根市のふれあいセンターで開講した。地域に住む外国人の支援と交流を目的に06年に設立された民間ボランティア団体「地球人ネットワークinこまがね」(清水敏晴代表)と駒ケ根市社会福祉協議会(竹内正寛会長)の共催。駒ケ根市や伊那市などの約30人が参加し、日本語を外国人に分かりやすく教える方法を学んだ。講師は同ネットワークの唐澤隆子さん。日本に滞在する留学生などの外国人向けの日本語講師を約10年間務めてきたと言う唐澤さんは「皆さんにとって日本語は母国語なので日常無意識に使っているが、言葉の分からない外国人に教えようとすると意外に難しいもの。分かりやすく教えるためには、日本語がどんな言葉なのか改めて意識する必要がある」と話した。参加者は真剣な表情で講義に聴き入っていた=写真。
講座は2月13日まで週1回ずつ開かれる。 -
移動手段の確保充実がトップ、宮田村の障害者意識調査で
宮田村の障害者が充実を望む保健、福祉医療サービスで、最も回答が多かったのが所得保障の充実とともに移動手段の確保であることが分かった。村は本年度中に策定する「村障がい者福祉計画」に向けて意見を聞こうと、村内の身体、知的、精神の障害者全346人を対象に意識調査。就労やまちづくりなども聞いており、集まったこれらの意見をもとに計画策定していく。
10月から11月にかけて、35の設問から成る記入選択方式のアンケート調査を実施。回収率は55・2%だった。
サービス充実については13・1%が「福祉バスや福祉タクシーなど移動手段の確保、移送サービス」と回答。
さらに仕事する時に困っていることについて聞いた設問では24・1%が「通勤が困難」と答え、改めて・ス足・スの確保の必要性の高さが浮き彫りになった。
外出時の困ることについては、21・4%が「自分で運転できないために自由が利かない」とも回答。
44・9%は「ほぼ毎日外出する」と答えたが、外出する機会がほとんどない56人中、6人は「外出したいが交通手段がない」、13人は「外出したいが介助者がいない」とした。
調査結果は16日に初回を開いた「村障がい者福祉計画策定員会」で公表。委員からは「障害者の要望の強いものを支援していくことが大切。経済的な問題もあるが、移動手段についても検討を」と意見があった。
同委員会は民生児童委員、社協、医師、さらに身障者福祉協会、介護者ら12人で構成。ただ、知的、精神の当事者がメンバーに含まれず、委員からは意見も出た。 -
タオル切りボランティア
箕輪町のデイサービスセンターゆとり荘で使う古タオルの準備を手伝おうと、町社会福祉協議会の呼びかけに応じた地域住民が11日、町福祉センターでタオルを小さく切る作業に取り組んだ。
ゆとり荘では、古いタオルを住民から提供してもらい、小さく切って利用者の介助をはじめさまざまな場面で利用している。
本年度は、昨年の災害時にも提供があったため多くの古タオルが集まった。切る作業が追いついていないこともあり、住民がちょっとしたボランティアに参加するきっかけ作りも考えて、町社協の地域ふれあいグループが初めてタオル切りボランティアを募集した。
好きな時間に都合のつく時間だけ-と呼びかけたところ、午前中に5人、午後に7人が訪れた。
タオル切りは、フェイスタオル8等分の大きさに切る。厚手のタオルやバスタオルのように大きなサイズもあり、何枚も切るのは大変な作業だが、参加者は「少しお役に立てれば」と、同じ思いで集まった人たちと話をしながら次々とタオルを切っていた。 -
ポコリットみなみみのわ
松寿荘でハーモニカ演奏南箕輪村のハーモニカクラブ「ポコリットみなみみのわ」(高嶋一人代表)は10日、デイサービスセンター松寿荘を訪問してハーモニカ演奏を披露した。
地域貢献活動として04年の会発足当時から続けている訪問。夏と冬の年2回で、例年のクリスマス会を今年は新春訪問にし、8日からの3日間と25日からの3日間の計6日間。
「南箕輪村民歌」の合奏に始まり、お正月らしく「一月一日」、「雪」や「冬景色」など季節の曲を次々と演奏した。会員9人の息の合った合奏のほか、独奏で「祝い酒」「わたしの城下町」も披露した。
歌詞を書いた模造紙を準備し、演奏に合わせて利用者に一緒に歌ってもらう趣向で、利用者は大きな声で歌ったり、皆の歌と演奏を聞きながら楽しんでいた。 -
延寿院で安全祈願祭
中川村商工会(宮下進会長)は10日、葛島の延寿院(伊佐栄豊住職)で安全祈願祭を開いた。
安全意識の高揚と従業員の無事故、企業の繁栄、商売繁盛を願うもので、会員事業所から34人が参加した。
会員は不動堂に座り、伊佐住職の鳴らす太鼓に合わせ、不動明王像に合掌し、役員が焼香した。
この後、伊佐住職は願木に点火、赤々と燃え上がる護摩の火を前に「祈願文」を奏上、願主と願意を読み上げ、「商売繁盛」「工事安全」「交通安全」などを祈願した。 -
聞こえるニュースボックス、07年度導入を目指し準備が進む
伊那市は、ブロードバンドを活用した音声情報配信システム「きこえるニュースボックス」の07年度導入を目指し、着々と準備を進めている。点字や録音テープから日常情報を得ている視覚障害者に、よりタイムリーな日常情報を提供するために開発を進めてきたもので、機械は3月までには完成したいとしている。
担当職員は「実証実験で使っていただいたのは10人という少ない人数なので、なるべく多くの人に受け入れてもらえるような体系を確立していきたいと考えている」と話す。 聞こえるニュースボックスは、配信された文章情報をシステムが音声化し、それを利用者へと配信することで迅速な情報提供を実現したもの。利用者は、多数のコンテンツから自分が必要とする情報を選び、子機で音声情報を聞くことができるようになっている。
昨年の2縲・月に実施した実証実験では「緊急医情報が聞けてよかった」「迅速に聞ける地元の情報が楽しみだった」などといった喜びの反響があった反面、「操作の仕方をもっと簡単にしてほしい」「お悔やみ情報やゴミ収集日の情報を入れてほしい」「コンテンツを充実させてほしい」など、さまざまな要望もあり、この1年を改良期間としてきた。
今後は利用料の設定やコンテンツの運営方法などを検討していく。 -
地域の支えに感謝し心の病と向き合う「さくら」が新年会
宮田村の心の病と向き合い、支え合っている当事者グループ「さくら」は10日、いつも世話になっている地域の人たちを招いて新年会を開いた。発足から5年目を迎え(前身のふれあい喫茶も含む)、交流の輪は着実に拡大。「皆さんのおかげで、色々なことをやってみたいという意欲がますます沸いている」と、地域の支えと理解に感謝した。
この日は、日常的に利用する村の福祉交流施設「なごみ家」を会場に、さくらのメンバーが協力して準備。鍋を囲んで支えてくれる地域の人たち約40人をもてなした。
代表の酒井保美さんは「ボランティアの皆さんの人数をみると、私たちの成長に大きな力を頂いたことが良く分かる。感謝の限りです」とあいさつ。湯気が立ち上るアツアツの鍋をつつきながら、話しに花が咲いた。
さくらは村の精神に関するデイケアサービスだが、なごみ家という・ス拠り所・スができたことで多くの人が加わり、地域にもボランティアの輪が広がった。
「メンバーも最初は1人、2人だったが、今は20人以上。みんなが集まることで、意欲や課題も出てきた。地域の支えてくれる皆さんも含めて本当の仲間」と酒井さんは話す。
歌ったり、会話したり楽しい時間を過ごした新年会。参加した清水靖夫村長は「自立と言うが、社会が今一番必要としている部分がさくらの活動にあり、参加することに意義があるはず。今後も多くの人を巻き込んでいって」とエールを送った。 -
【図書購入費を40年間寄付 米山政一さん】
1965(昭和40)年の12月、赤穂小学校のPTA役員の用事で、ある家庭を訪問した。ふと部屋の壁を見ると、子どもの寝床の枕元に靴下がぶら下がっているのが目に止まった。
「中をのぞくとミカンが1つ入っていた。何かのおまじないかと思って聞いたら、何とそれが子どもへのクリスマス・プレゼントだったんだ」
多くの家庭が貧しく、生活していくのがやっとの時代ではあったが「それでもあまりにその家の子が哀れでね…。後でおもちゃを1つ、安い物だが買って持って行ってやった」。
だが貧しい家はそこだけではない。自分の家も裕福というわけではないから、プレゼントを買って一軒一軒に配ることもできず、どうしたらいいだろうかと考えた。
「それで思いついたのが本なんだ。当時、小学校の図書館にもそう多くの本はなかった。本を学校に贈れば子どもたちみんなが喜んでくれるんじゃないかと思ったんだよ」
翌年から12月になると図書の購入費として小学校に毎年数万円ずつを寄付した。金額は特に決めず、その年その年に都合のつくだけの額を贈り続けた。
「本当はね、当時小学校に世話になっていた自分の子どもが卒業したらやめようと思っていた。3年間ぐらいのつもりだったんだ。でも学校で子どもたちに『おじさん、また来年もお願いします』と言われたり、礼の手紙をたくさんもらったりするとね、やめるわけにはいかないじゃないか。そうこうしているうちに今度は孫が入学した竏秩Bそんなことで今までずっと続いているだけだ」
◇ ◇
毎年のクリスマス・プレゼントは一度も欠かされることなく、40年がたった。今、図書館の一角には「米山文庫」コーナーが設けられている。これまでに学校が購入した図書の累計数は1097冊。寄付金の総額は百数十万円にもなるが「書き留めているわけじゃないから一体いくらになっているのか分からんなあ。まあ子どもたちに喜んでもらえるなら、これからも続けようと思っていますよ」 -
駒ケ根ライオンズクラブ新春祝賀会
駒ケ根ライオンズクラブ(服部信彦会長)は5日夜、07年の初例会と新春祝賀会を駒ケ根市のグリーンホテルで開いた。会員ら約60人が出席し、和やかに新年のスタートを祝った。服部会長はあいさつで「今年は選挙の年でもあり、いろいろと忙しくなりそうだ。株価上昇やスポーツの分野での明るい話題も多い。そんな新年を迎えるに当たってあらためてクラブの原点に立ち帰り、今年も惜しみなく努力を続けていこう」と力強く述べた=写真。
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青年海外協力隊第3次隊入所式
JICA(国際協力機構)駒ケ根青年海外協力隊訓練所(加藤高史所長)は5日、06年度第3次隊の派遣前訓練入所式を開いた。全国から応募して試験に合格した候補生210人が正式隊員を目指して70日間の訓練を開始した。加藤所長はあいさつで「協力隊はこれまで世界84カ国に2万9千人以上を送り出してきたが、先輩たちは創意と工夫により、自然環境、文化、言葉の壁を克服してきた。任国での困難に立ち向かう力をつけるため、今日から始まる訓練に精いっぱい励むことを期待する」と激励した。候補生を代表し、コロンビアに体操競技指導で派遣予定の明石友貴子さんは「初心を忘れず訓練に取り組み、晴れて任国に旅立てるよう精進することを誓う」と宣誓した=写真。
青年海外協力隊の派遣前訓練は05年度まで年3回、それぞれ79日間行われていたが、06年度からシニアボランティアを対象とした集団合宿研修も同訓練所で行うことなどから70日間に短縮された。07年度からは訓練、派遣も年4回に増やすことにしている。 -
伊南福祉会仕事始め式
伊南福祉会(理事長・中原正純駒ケ根市長)は5日、07年の仕事始め式を駒ケ根市の特別養護老人ホーム観成園で行った。同施設のほか救護施設順天寮、介護老人保健施設フラワーハイツの職員など約40人が出席し、中原理事長の訓示を聞いて気持ちも新たに1年をスタートさせた=写真。
中原理事長は「昨年は順天寮の大改修、観成園と伊南訪問看護ステーションの移転、新築と、施設整備計画を進められた意義深い年だった。経営環境が厳しさを増す中、職員の皆さんが入所者のために24時間体制で一生懸命頑張ってくれていることをうれしく思う。今後もそれぞれの施設で互いに助け合ってやってほしい」と期待を込めて訓示した。 -
保健補導員の発足会
宮田村保健補導員会の2007年発足会は5日、村老人福祉センターで開いた。新たな会長に鈴木初美さん=町三区=、副会長に唐澤艶子さん=同=、清水時江さん=町一区=が就き、さっそく情報交換。30人の補導員が地域密着で保健活動を展開するが、今年は国の医療制度改革をにらんで若年からの健康づくりを年間通じて学習する。
高齢になってからの医療費抑制を目標に、比較的関心が薄いとされる若い世代の健康増進が今年のテーマ。研修会などを通じて学習を深め、意識高揚にも力を入れていく考えだ。
発足会で鈴木会長は「昨年も自分たちの健康は自分たちで守ろうと取り組んできた。今年1年間も皆さんの協力を」と呼びかけた。
村の保健補導員は地区ごとに2人から6人が選出され、任期は2年。新年に半数を改選している。
この日は、昨年の活動状況を交えて情報交換。また、村保健補導員が編み出したオリジナルのズンドコ節を踊って、1年目、2年目の補導員がともに汗を流して交流を深め、業務を始めた。
07年の保健補導員は次の皆さん。
【町一区】清水時江、友野悦子、酒井啓恵【町二区】小木曽通代、代田香代子、倉田照子、渡辺まさ子【町三区】小田切由美子、鈴木初美、唐澤艶子、藤田和子、丸山美代子、近藤静子【北割区】加藤フサ子、櫻井明美【南割区】川手秀子、北澤登志子、斎藤孝子【新田区】小田切悦子、米田留美子【大田切区】佐藤千子、田中としゑ【大久保区】加藤ちづ子、小松ユミ子【中越区】小田切房世、小林敏子【つつじが丘区】清水典子、原茂代【大原区】横山正子、小松ゆき子 -
【新年号】年男年女
伊那市社会福祉協議会福祉活動専門員
南箕輪村北殿
中川峻介さん(23)地域に根ざした福祉を広めるため、昨年4月から災害マップ作りや赤い羽根共同募金の取りまとめなどをしてきた。
「福祉に関する複雑な知識や理念を日々取り入れていかなきゃいけないのは大変です」と振り返る。
大学で心理学を専攻していたが、社会福祉士の資格を取得するため卒業後、専門学校へ1年通った。
「心理学は対人面ですごく役に立つと思った。それに何か人のためになる仕事をしたかったんです」
現在は、「さまざまな人が地域の中で安心して暮らしていくためには何ができるか」を考えてながら動き回る日々。さまざまな人との交流を通じて、徐々に見えてきたこともある。
「単純にあいさつを交わしたり、会話をする中で、さまざまな人が一生懸命生きていることを感じる。その姿を見られるのは嬉しいです。来年は社会福祉士として成長できるよう、いろんな経験を積みたいです」 -
プラムの里で・ストキメキ・スのフラダンス
宮田村のフラダンスグループ「ときめきフラみやだ」(伊藤すなお代表)は、村内の介護老人保健施設プラムの里を訪問した。
5人のメンバーが揃いの衣装でダンスを披露。ゆったりとした音楽に乗って楽しく踊った。
館内は夏の南国を思わせる熱気を帯び、利用者も雰囲気を満喫。年の瀬のプレゼントを喜んでいた。
同グループは積極的なボランティア活動を展開。プラムの里へも毎月のように訪れている。 -
宅幼老所にまきストーブ寄贈
伊那市長谷の機械設備塗装業ハセコート(畑口勇代表取締役)は駒ケ根市のNPO法人リブサポート南信州(中原茂之代表理事)が運営する同市北割一区の宅幼老所「サポートハウスぽぷり」にまきストーブ1台(約60万円相当)を寄贈した。26日、宅幼老所の利用者や職員ら約15人を集めて贈呈式と火入れ式が開かれ、すでに設置工事が終わって火入れを待つばかりのストーブの前で、ハセコートの早坂清一専務が中原代表理事に目録を手渡した=写真。中原代表理事は「ここは山の中で寒い。ストーブを買いたいと話したところ、心よく寄贈を申し出てくれた。その温かい気持ちと一緒にストーブを受け取りたい。今後もますます温かい介護をしていきたい」と感謝を述べた。
ストーブには早速火が入れられ、利用者らは赤々と燃える炎をガラスごしに見ながら、和やかな午後のひとときを過ごしていた。 -
プラムハワイアンズがデイサービスで演奏
宮田村のハワイアンバンド「宮田プラムハワイアンズ」(MPH)はこのほど、村社協デイサービスセンターを訪問。寒さ増す年末も元気に過ごしてほしいと、真夏のハワイアン音楽を届けた。
同バンドは1960年代に音楽活動をしていた5人が、今年になって再結成。デイサービスセンターはその復活ライブをした場所でもあり、メンバーは気合を入れて今年最後の演奏に臨んだ。
数曲を演奏。哀愁漂う懐かしいメロディを利用者のおじいちゃん、おばあちゃんも一緒に口ずさんでいた。 -
伊那西高校インターアクトクラブが西春近中央保育園の園児と交流
伊那西高校インターアクトクラブ(田中朋美部長)の生徒18人が26日、西春近中央保育園の園児らと交流した。
インターアクトクラブは、社会奉仕や国際理解を目的とした活動に取り組む世世界規模で活動している組織。同校のインターアクトクラブも、普段から福祉施設への訪問や高齢者との交流を行うなど、地域に密接した奉仕活動を展開しており、西春近中央保育園の園児とも年に1度ずつ交流会をしている。
今年はトーンチャイムを演奏したり、体を使ったゲームで交流。「人間ジャンケン」では、園児と高校生が5人1組でチームをつくり、大きなグー、チョキ、パーを体で表現=写真。相手チームとジャンケンの勝敗を競い合った。
交流に参加した生徒の一人は「やんちゃな子どもとどうやって接していいか戸惑ったけど、かわいい」と話していた。 -
さくらがなごみ家大掃除
宮田村の心の病と向き合う当事者グループ「さくら」は27日、いつも利用している村福祉交流施設・なごみ家の年末大掃除をボランティアで行なった。
隅々まできれいに・スすす払い・ス。窓ガラスを磨いたり、普段は手の届かない天井まで雑巾で吹いたり。せっせと体を動かした。
「いやー本当に助かった。1人じゃできないし、みんなのおかげ」と同施設職員の鈴木幸子さん。
いつも使う交流の場をピカピカにして、メンバーも満足げ。「良い年が迎えられそう」と笑顔が広がった。
なごみ家は29日から年末休み。新年は5日から開き、きれいになった館内でまた多くの人たちが交流の輪を広げる。 -
年末夜警を町長、山本署長らが巡視
飯島町消防団の歳末消防防犯夜警が始まり、25日夜、高坂町長や駒ケ根署の山本署長ら約10人が町内の各分団の夜警拠点を巡視し警戒を続ける団員を激励した。
下平団長ら団幹部ら約20人が参加した出発式で、高坂町長は「町民が明るい正月を迎えることができるように、健康に留意し、職務の遂行を」とあいさつ。
この後、高坂町長らは第5分団(伊藤万博分団長)の団員40人が地域の警戒に当たっている七久保林業センターに移動。
「異常なし」の報告を受け、山本署長は「地域の安全安心の土台になっている」と、消防団の組織活動をたたえ「警察活動に協力を」と呼び掛けた。
歳末夜警は火災や犯罪が起きやすいこの時期に、町民の生活と安全を守るために、30日夜まで実施される。団員は交代で各地区の詰め所に深夜まで詰め、担当地区を巡回する。 -
ニッパツ労組寄付
ばね製造大手の日本発条労働組合伊那支部(矢沢克己支部長、1060人)は22日、組合員から募った10万円を駒ケ根市社会福祉協議会(竹内正寛会長)に寄付した。宮澤克美副支部長、北澤重男書記長が同市ふれあいセンターを訪れ「福祉のために使って」と寄付金を手渡した=写真。竹内会長は「志に沿って有効に使わせていただく」と礼を述べた。
同労組は伊那市の児童養護施設「たかずやの里」にも寄付をすることにしている。 -
富貴屋建設親ぼく会が寄付
駒ケ根市の富貴屋建設に勤務する従業員らでつくる親ぼく会「吉和会」(松崎哲也会長・21人)は22日、歳末助け合いの募金2万5千円を市を通じて駒ケ根市社会福祉協議会に寄付した。松崎会長ら2人が市役所を訪れ、中原正純市長に寄付金を手渡した=写真。中原市長は「弱い立場の人への浄財を毎年寄付していただき、心から感謝する。福祉の現場で有効に使っていきたい」と礼を述べた。寄付金は市社協の善意銀行に積み立てられる。
吉和会は95年の阪神大震災を契機に毎年寄付を行っている。 -
公営特養みすず寮を守る会が民間移管中止を求める署名を伊那市に提出
伊那市が上伊那福祉協会に経営移管する準備を進めている特別養護老人ホーム「みすず寮」の移管中止を求めている「公営特養みすず寮を守る会」(小林幹彦会長)は25日、11月中旬から集めてきた1万5312人の反対署名を市に提出した。 小林会長は「市には公的責任で生活が困難な人の生活を保障してほしい」と訴えた。
市が養護、特養老人ホームの経営移管を打ち出したのは01年。その後も検討を進め、今年3月には特養に隣接する養護老人ホームの経営移管を完了した。特養についても養護に続いて経営移管する方針を示しており、来年2月ころには引き継ぎ作業に移りたいとしている。しかし同会は「こうした動きは市民に明らかにされないまま進んでいる」として先月末に発足。経営移管の反対署名賛同団体を募ってきた。
署名を受け取った酒井茂助役は「移管は市の行革大綱でも05年度を目途する方針が示されており、突然決定したものではない」と語り、民営化に伴うサービス低下を懸念する声には、上伊那福祉協会の持つ半官半民の性質上、市民の声がまったく届かなくなるわけではないとした。
今後、同会は県に対して活動報告を行うほか、1月中に再度署名提出をする。 -
国際ソロプチミスト寄付
女性だけで組織する社会奉仕団体の国際ソロプチミスト伊那(下島康代会長・22人)は22日、同会が20日に開いたクリスマス会でのチャリティ・オークションの売上金の一部3万円を駒ケ根市に寄付した。下島会長ら2人が駒ケ根市役所を訪れ、中原正純市長に寄付金を手渡した=写真。中原市長は「毎年の寄付に感謝する。弱い立場の人たちの福祉増進のために有効に使わせていただく」と礼を述べた。
同会は伊那市、箕輪町にも同様の寄付をすることにしている。