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橋爪まんぷさんがチャリティーオークションの収益を寄付
伊那市在住の漫画家・橋爪まんぷさん(66)が2日、伊那市社会福祉協議会を訪れ、チャリティーまんが絵展の収益金の一部(2万円)を市福祉基金に寄付した=写真。
チャリティーまんが絵展は6年前から橋爪さんが伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」の展示ロビーを使って開催している。今回は昨年末から今年1月にかけて開催。今年のえとである亥(いのしし)が井上井月の俳句を演じたコミカルなまんが絵の原画12枚を展示し、希望者に1枚5千円で落札してもらった。また、今回は初の試みとして12枚を1セットにまとめた卓上カレンダーを1部500円で販売。用意した120部が完売した。
橋爪さんは「福祉のために活用してほしい」と語り、今後は十二支をを一周したいと話していた。 -
特別養護老人ホームみすず寮の移管に関して市と市職労とが合意
伊那市と市職員労働組合は1日、特別養護老人ホーム「みすず寮」の経営移管に伴う職員の処遇などの交渉に合意した。
現在市が運営する特養みすず寮は、本年4月を目途に上伊那福祉協会への移管する方針が打ち出されており、同施設に勤務する職員の身分保障などについては、昨年から市と市職労の間で協議を重ねてきた。
市は「みすず寮に勤務する職員については希望する職場への配置などを検討している」として、経営移管がなされた後も同施設で勤務したい職員については出向などで対応する考えを提示。上伊那福祉協会との移管協議も同様の趣旨で進めており、4月までには準備が整う予定だという。
これに対し公的責任のあり方や移管手続きの手法、職員待遇のあり方などを理由に移管反対を訴えてきた「公営特養みすず寮を守る」(原弘会長代行)は「市民の最後のより所として公営の特養を残して欲しいという思いは変らない」としており、あくまでも公営みすず寮の存続を求めていきたいとしている。 -
心身障がい児母子通園訓練施設「若草園」
既設保育園への併設など要望箕輪町心身障がい児母子通園訓練施設「若草園」の保護者代表・唐沢知恵さんら3人が28日、既設保育園への併設移転など園の施設整備を平沢豊満町長に要望した。
若草園は現在、共同作業の家と併用で、建物2階の2部屋を利用。未就学児と保護者を対象に週3日開園。保育士2人体制で作業、言語、心理、音楽の各療法士も計画に沿って配置。本年度は町内の13組27人の親子が通園している。
保護者は、既設保育園への併設移転、療育効果をねらい裸足で過ごすため床暖房の設置、週5日の開園と給食の提供を要望した。
移転要望の理由に▽健常児との交流による障がい児・健常児の養育への効果▽現在2階で階段があることや通園者の増加で部屋が狭いことによる危険性▽園庭がなく戸外遊びの経験ができない▽物音が階下に響くため活動が十分にできない▽作業の家の事業や通所者の精神面に大きな影響をきたしている-を挙げた。
平沢町長は、「既設保育園への併設は今年対応を考えようと思っている」と答えた。 -
わが家でそば打ち
宮田村町一区の宅幼老所わが家(大石ひとみ代表)は24日、そば打ちを行なった。南割区の小田切靖子さんが熟練の技で指導。利用者も練りなどを挑戦し、手で打つ楽しさにふれた。
家でも手軽にできるようにと、小田切さんが分かりやすく手ほどき。スタッフの男性が見事な包丁さばきをみせると、「うまいもんだ。店が出せる」と見守っていた利用者からは冗談も飛んだ。
「そばでも何でも全部自分の家でつくったもんだ。思い出すねぇ」と昔話にも花が咲き、茹でたて出来たてをさっそく口の中へ。
「おいしい。いい出来映えだ」と満面の笑顔が広がった。 -
信州ふるさとの道ふれあい事業(アダプトシステム)飯島地区青少年育成会が県と協定を締結
県伊那建設事務所(松下泰見所長)と飯島町の飯島地区青少年育成会(大久保富平会長)は27日、信州ふるさとの道ふれあい事業(アダプトシステム)の協定を締結し、飯島町役場で調印式を行なった。上伊那では11件目、育成会は初。
国道153号豊岡地区清水坂約40メートル間。飯島小学校児童350人と指導員、育成者45人で構成。ボランティアで行なう沿道の花壇の維持・管理に建設事務所が支援する。
同会は81年、青少年の健全育成を目的に発足。清水坂の花壇整備、管理は10数年前から続けている。今年は5月13日花壇整備、6月3日マリーゴールドの定植、以後10月中旬まで当番で管理する。
調印式で松下所長は「子どもが中心に活動する団体との調印は上伊那では初めて。子どもが働くと大人も触発される。協働のまちづくりや交通モラル向上に寄与するのでは」と期待を込めた。
立会人の高坂町長は「常日頃から環境美化に努めていただいている」と同会の組織活動をたたえ「調印を機に一層の推進を」と希望した。同会の大久保会長は「地域の子どもたちが作業を通じて、地域を愛する気持ちの醸成になればと願い、続けてきた」と振り返り「ご支援をいただき、立派な活動にしたい」と意欲を見せた。 -
伊那市女団連が古布、未使用タオルを寄贈
伊那市女性団体連絡協議会(12団体、有賀喜志子会長)は27日、会員らから集めた古布や未使用タオル450枚、古布約130キロを、伊那市社会福祉協議会と上伊那農業協同組合(JA上伊那)に寄贈した。
女団連事業として取り組むボランティア活動の一環。ぞうきんを作成して寄贈した年もあったが、ここ数年は福祉施設などで使用してもらう目的で古布や未使用タオルなどを寄贈している。
午前中は各団体の代表者12人が伊那市役所に集まり、持ち寄った布を仕分け=写真。その後、布を詰め込んだ箱をそれぞれの団体に寄贈した。
布は社協で運営する市内のデイサービスセンターのほか、JA上伊那の保健福祉施設「すずたけ」などで使用される。
有賀会長は「必要なところに配り、使っていただきたい」と話していた。 -
箕輪町社会福祉大会
第17回箕輪町社会福祉大会は25日、町文化センターホールであった。約300人が集い、地域で共にいき、支えあうために講演に学び、分科会で自由に意見を交わした。
町ボランティア運営委員会、町社会福祉協議会の主催。子どもから高齢者まで障害の有無にかかわらず、だれでも安心して暮らし続ける町づくりのため、一人ひとりが何をしたらいいか、何ができるかを考え、住民皆が住みよいと思える地域づくり推進のため開いた。
4分科会の一つ、「さぁ一緒にやりましょう!ちょっとボランティアを」では、箕輪中部小学校6年2組が活動を発表した。集めよう委員会で「世の中に役立つように」と今年初めて牛乳パックを集め、収集で得たお金が福祉に役立つこと、ボランティアクラブを発足させてプルタブや古切手、書き損じはがきの収集、保育園訪問をしたこと、学級で5年生のときに引き続き町のデイサービスセンターゆとり荘を訪問したことを紹介した。
児童は、「私達のやったことはほんの少ししか届かないけど、少しでも役に立ってよかった」「保育園で笑顔をたくさん見ることができた。ボランティアクラブが続いてくれたらうれしい」と感想を述べた。 -
中沢小児童が宅幼老所に寄付
駒ケ根市の中沢小学校ふれあいボランティア委員会(小松美沙紀委員長、11人、北村美加教諭)が1年間かけて取り組んできたアルミ缶回収の収益1万5千円を寄付したことにより、車いす1脚を購入した同小近くの宅幼老所「こころ」(小池秀春代表)は22日、児童らを招いてお披露目の会を開いた。小池代表は「寄付を受けたのは初めて。お年寄りを大切にしようという皆さんの気持ちが本当にうれしい。これを機会にぜひ気楽に遊びに来てください」と礼を述べた。お返しとして利用者らが感謝の心をこめて縫った手作りのぞうきん10枚が富永由喜所長から児童らに贈られた=写真。児童らは早速お年寄りの肩をたたいたりして交流を深めていた。
こころの車いすは4脚あったが数が足りず、日ごろから不便を感じていたという。 -
公営みすず寮を守る会が市長交渉
伊那市の特別養護老人ホーム「みすず寮」の経営移管中止を訴えている「公営みすず寮を守る会」(原弘会長代行)は21日、伊那市役所を訪れ、小坂市長あてに提出した公開質問状の回答の詳細をただした=写真。
同会は今月8日、▽経営移管に関する合意形成のプロセスの明確化▽条例との整合性▽入所者や職員に対する説明と合意形成竏窒ネどを求める公開質問状を提出。15日に会に届いた回答の不明確部分を問うため、今回の交渉を申し出た。
小坂市長は上伊那にある特養に入所している約半分が伊那市出身者であることを示し「現在は上伊那全体で高齢者福祉を支えている現状があり、経営移管は相互の連携を図りながら高齢者福祉を高めていくことが目的」と経営移管の趣旨を説明。
「民営化することで入所費の払えない人が施設に入れなくなるのではないか」という質問に対しては、上伊那福祉協会自体が上伊那8市町村でつくる官営に近い組織であり、「厳しい状況があれば上伊那全体の経営責任としてやっていく」とした。また、入所費が払えない利用者には生活保護が適応されることなどを示した。
議会に諮る前に廃止届けを提出した経緯については、手続き的な問題から、同時並行的に進行せざるをえなかったとした上で「最終的には議会の判断を持って確定すること」と理解を求めた。
守る会では今回の回答を「ある程度理解できた」としているが、存続を願う2万筆以上の署名も集まっている現状に配慮し、拙速な結論を出すのではなく、対応してほしいとしている。また、今回の市の説明は上伊那福祉協会の見解とさまざまな点で相違があるため、今後はそうした点を確認したいとしている。 -
福祉作業所が地域と交流深め、いきねっと講演会に協力
宮田村福祉作業所は18日、村内の女性グループ・いきねっと宮田が開いた講演会に参加した。
利用者が手作りしている各種製品を会場で販売し、お茶の接待もしたりと協力。
大忙しだったが「少しでも作業所のことを知ってもらえれば」と、笑顔で来場者とふれあった。
講演会のアトラクションでは、村内の心の病と向き合っている当事者グループ「さくら」が出演。来場した多くの村民と一緒に歌い、交流を深めた。 -
障害者スキー教室
県障害者福祉センター・障害者スポーツ支援センター「サンスポート駒ケ根」は17日、小学生以上の障害者を対象にしたスキー教室を駒ケ根市の駒ケ根高原スキー場で開いた。伊那、飯田の養護学校などから障害者約20人と保護者らが参加し、広いゲレンデでのびのびとスキーを楽しんだ=写真。
参加者は習熟度などによりいくつかのグループに分かれ、それぞれ障害者スポーツ指導員やボランティアらの指導を受けた。ほとんどの参加者はスキーの経験があるというだけあって、雪の感触に慣れるとともにスムーズにスキーを操ってゲレンデをさっそうと滑り降りていた。
サンスポート駒ケ根は障害者がスキーに親しむ機会として毎年教室を開いている。 -
中川村健康福祉大会
中川村は17日、村文化センターで「メタボリックシンドロームはなぜ怖い!」をテーマに「第14回健康福祉大会」を開いた。百人余が参加、健康・福祉関連の展示、健康チェック、功労者表彰、記念講演で、メタボリックシンドロームについて学び、その改善に理解を深めるとともに、だれもが、実り豊かで、満足できる地域づくりを目指した。
式典で、曽我村長は「メタボリックシンドロームについて学び、大会を機に生活改善に取り組み、誰もが健康で元気はつらつで暮らせるように」と呼びかけた。
この後、長年、社協理事を務めた人や、在宅介護者を表彰し、多額な寄付をした人など4人1団体に感謝状を贈った。また、飯島ロータリークラブには共同募金感謝状を伝達した。
この後、保健センターの池戸波津美保健師、米山ゆみ管理栄養士が「中川村住民の健康と食について」報告。この中で健診結果について、男性は40縲・0歳代は腹囲85センチ以上のうち半数がメタボリックシンドロームで、「高血圧」「高脂血」との組み合わせが多い-とし、女性は50歳以上(更年期)は肥満が急増し、50縲・0歳代では、腹囲90センチ以上のうち3人1人がメタボリックシンドロームで、「高血圧」「高血糖」の組み合わせが多い-と分析した。
この後、信州大学医学部医学教育センターの相沢徹教授が「メタボリックシンドロームはなぜ怖い?」と題して記念講演を行った。
最後に▽1人ひとりの健康増進のため、地域の仲間と共に学習活動を展開▽生活習慣病を予防し、健康寿命の延伸と生活の質の向上の実現-など6項目の大会宣言を採択し大会を閉じた。
村社会福祉協議会表彰、感謝状、受賞者は次のみなさん(敬称略)
▽表彰=西村千敏(沖町、社協理事9年4カ月)▽宮崎いく代(横前、在宅介護11年9カ月)
▽感謝状・個人=宮崎義文(中組)、富永和夫(柳沢)、簡保中川海外交友会、鹿養進(桑原)、渋坂けさみ(松川町)、飯島ロータリークラブ(中川村) -
認知症の理解と介護について考える講座
駒ケ根市は17日、南庁舎で、50人が参加し、認知症の理解と介護について考える講座を開いた。50人が参加し、中畑英樹医師(中畑内科・消化器科クリニック)を講師にアルツハイマー病と脳血管認知症について学んだ=写真。
この中で中畑医師は認知症とは「成人に起きる記憶と知能障害、一旦正常に発達した知能が、後天的な脳障害により低下し、日常生活や社会生活が営めなくなった状態」と定義し、記憶障害や見当識障害、日常会話、食事、排泄などの項目で、認知症の軽症、中等症、重症など判定基準に触れた。
また、アルツハイマー病の病期分類と主な症状について、前駆期(MCI)は診断が困難で、うつ状態やうつ病と間違いやすいとし、初期では記銘力、近時記憶障害が出現する。中期に進むと、遠隔記憶障害が出現し、後期では記憶障害は重篤、人格変化が目立ってくる-と話し、各病期における症状を詳しく解説した。 -
福祉の今後に高い関心、いきねっとが講演会
誰もが尊重しあう地域づくりを考え、活動する宮田村の女性グループ「いきねっと宮田」(奥田博子代表)は17日、これからの福祉について考える学習講演会を村民会館で開いた。約130人の参加者で会場はあふれんばかり。福祉制度が変わる中で、障害者ら当事者のみならず、地域の関心の高さが伺えた。
北信圏域障害者支援センター所長で、障害者が地域で暮らす・ス地域移行・ス推進の第一人者でもある福岡寿さんを講師に迎えた。
介護保険や障害者自立支援法により、完全ではなくとも当事者の権利としてサービスが受けられる時代になったことを説明。
村にある県立の知的障害者総合援護施設・西駒郷の地域移行の様子をビデオで紹介し、障害の有無に関係なく全ての人間が持つ「いきいき」と暮らす権利について投げかけた。
いきねっと宮田は県の男女共同参画をめざす会の出席者を母体にして3年前に発足。交流会や講演会などを積極的に開き、学び考える地域の輪を広げている。 -
のぞみ会がデイ利用者を楽しませ
宮田村町1区の女性6人でつくるボランティアグループ「のぞみ会」(田口久子代表)は15日、村社協デイサービスセンターを訪れ、優雅な踊りで高齢者を楽しませた。
年間通して村内にとどまらず、上伊那各地の施設訪問を続ける同会。活動を開始してから15年を迎えたが、この日も日本舞踊や楽しいおしゃべりで、デイ利用者に安らぎの時間をプレゼントした。
熱演に拍手して喜ぶ高齢者。互いに握手も交わし、心と心もふれあった。 -
認知症グループホーム災害協力協定調印
空家となっていた民家を駒ケ根市社会福祉協議会(竹内正寛会長)が借り上げて改修し、1月に開所した駒ケ根市赤穂市場割区の認知症高齢者向けのグループホーム「いなほ」(宮下貴志子所長)は15日、地震や火災などが起こった場合に周辺住民が施設利用者の救助などを行う災害対策等協力応援協定を周辺地区の代表者らと結んだ。市場割区長、放下小平と南の原の自治組合長がいなほを訪れ、伊南行政組合消防本部の消防長や市消防団長らの立会いの下で協定書に調印した=写真。協定は地震、水害などの自然災害や火災などが発生した場合に地元住民が施設利用者救助の応援に当たる竏窒ニするもの。協定書には、施設と住民による共同防災訓練を年1回行うことなども盛り込まれている。
「いなほ」は木造平屋建て167平方メートルの瓦ぶき。洋室、和室各3部屋のほか居間、台所食堂、事務室、浴室などを備える。定員は6人。 -
施設訪問ボランディア
伊那市西箕輪
秋城特子さん(32)
ウーピー(5)「盲導犬は大人しくて人懐っこい血統を選んで繁殖しているんです。だから、ウーピーも普通のラブ(ラブラドール)より大人しくって陽気。人が大好きで言葉もちゃんと理解しているんですよ」
もともと盲導犬になるための訓練をしていたウーピーだったが、その途中で時々発作が起きる持病があることが判明。盲導犬になることはできなかった。3年前、そのウーピーを新しい家族として迎え入れた。
「食べることとお昼寝が大好き。散歩中に公園の池へ突然飛び込んで『犬が落ちたぞ』って大騒ぎになったこともあるんですよ。でも、自分の前に投げられたおもちゃをほかの犬に横取りされてしまうような、ちょっとどん臭いところもあって」とウーピーを見つめる。
◇ ◇
ウーピーのように盲導犬として活躍する機会がなかった犬は「キャリアチェンジ犬」に転身し、新しい家族のもとで家庭犬として生涯を送る。しかし中には、セラピー犬として施設訪問をしたり、介助犬として活躍する犬もおり、兼ねてからそうした活動には興味があった。「春からは子どもが保育園入り、時間的余裕もできる。やってみようか」と昨年11月に一念発起。市社会福祉協議会のボランティアセンターに登録し、その一歩を踏み出した。
「私自身、人と接することが好きで『何か人の役にたてないかな』って考えていました。自分の生活でも、辛いことがあった時に犬は支えになってくれる。すべての人が一緒じゃないと思うけど、施設に入っている人の中には、動物と触れ合いたくてもできない人がいる。必要としてくれる人がいるなら、やってみよって思ったんです」
◇ ◇
初めて訪れたのは障害を持つ子どもたちを預かる施設だった。
人に触ってもらうことが好きなウーピーも、最初はさすがに何をしていいのか分からないらしくなされるがままの状態だった。しかし、「柔らかくて気持ちいい」と喜ぶ子どもたちに、ウーピーは顔をなめて返す。そんなやり取りをしているうちに、遠めで見ていた子どもたちも「大丈夫なのかな」と寄ってきてくれるようになった。
一方のウーピーも、回を重ねる中で少しずつ自分の役割を分かってきたように感じる。「実際そういうものが見えるわけでなないのだけど、手ごたえとしてはっきり感じます」
◇ ◇
活動を通して、自分自身もウーピーから教えられることが多い。
「普通、初対面の人と接する時、打ち解けるのは時間がかかったりするけど、ウーピーがいると間に入ってクッションとなってくれるから、それを和らげてくれる。犬は正直だし、いつでも味方でいてくれる。自然な生活の中で支えてくれているんだなって改めて思います。目標というのは定められないけど、触れ合いと通して、ちょっとでも楽しい気分になってくれればと思います。『次はいつ会えるの』って楽しみにしてもらえるようになりたいですね」 -
さらに腕磨いた演奏で高齢者楽しませ
宮田村公民館ハーモニカ教室(森山悦司代表)はこのほど、村社協のデイサービスセンターを訪問。ミニコンサートを開き、軽快な音色で利用する高齢者を楽しませた。
昨年8月に初めて同センターで演奏したメンバー。さらに練習を続け、腕を磨いた成果を披露した。
「荒城の月」から、ヒット中の「千の風になって」まで多彩な演目。独奏、合奏と趣向も凝らした。
信濃の国の演奏にあわせて全員で合唱。懐かしい響きに、おじいちゃん、おばあちゃんも笑顔があふれていた。 -
公営みすず寮を守る会のメンバーなどが市に対し監査請求を求める
公営みすず寮を守る会」(原弘会長代行)のメンバーなど4人が15日、本年4月を目途に伊那市が上伊那福祉協会に経営移管する準備を進めている特別養護老人ホーム「みすず寮」の移管手続きが不当かつ違法であるとして、同市監査委員に対し住民監査請求をした=写真。
請求では▽市議会の議決を経ないうちにみすず寮の廃止届けを提出したこと▽みすず寮の設置を位置付けている「伊那市特別養護養護老人ホーム条例」が今なお効力を有しているにも関わらず、廃止届けなどを提出したこと▽上伊那福祉協会のみに限定して移管協議を進めていること竏窒ネどの不当性・違法性を主張。監査を求めているほか、廃止届けの撤回と移管協議の中止を訴えている。
監査結果は受付日から60日以内に通知されることとなっているが、市は3月議会にみすず寮の設置条例を廃止する条例案提出する準備を進めており、議会の動向によっては監査請求の結果を待たずしてみすず寮の廃止・移管が成立する。しかし同会は、監査請求が却下された場合や廃止・移管が成立した場合には住民訴訟も視野に入れて公営みすず寮の存続を訴えていきたいとしている。
市は1月25日付けでみすず寮の廃止届けなどを県に対して提出している。 -
傾聴講座始まる
箕輪町社会福祉協議会は10日、心の声を聴ける人になれる研修会として傾聴講座を松島コミュニティセンターで開いた。心理学博士の中垣寿彦さん(松本市在住)を講師に迎える2回講座で、第1回は入門編「ひとの話を受けとめて聴くということ」をテーマに学んだ。
ボランティアアドバイザーのフォローアップ講座と共同開催で、60人が参加した。
中垣さんは、「聴くということは相手が言うことをそのまま受け止めること。話してごらんというのは強要になる」とし、「人は自分の心の奥底にあるものを本当に受け止めて傾聴してもらえると、心のエネルギーを取り戻し、感情が沈静化して、自ら問題解決する方向に心が向かう」と話した。
人間のプラス感情ではうれしい、楽しい、感謝など、マイナス感情では悲しみや怒りなどが特に強いエネルギーを持っていることを説明。「悲しみや不安、恐れのある人はだれかに聴いてほしい、訴えたい気持ちを持っている。特にエネルギーの高いときは、言葉の奥にある心理的深さを一緒に聴かないといけない」と語った。 -
小中学校福祉教育実践発表交歓会
福祉活動に取り組む小中学生が日ごろの取り組み発表をする「小中学校福祉教育実践発表交歓会」が10日、伊那市の福祉まちづくりセンターであった。市内のボランティア関係者など約70人が集まり、伊那北小学校4年1組の発表に耳を傾けた=写真。
自らの活動発表を通してそれまでの学びを一層深め、他校生徒との交流をしてもらうことなど目的とした取り組みで、今年は点字の学習を通じて伊那市内に住む視覚障害者、荻原俊さん(73)と交流してきた伊那北小学校4年1組が発表した。
国語の教科書に載っていたことから点字に関心を持った1組は、点字翻訳ボランティアサークル「六星会」の指導で点字で文章を打つことに挑戦。そこで荻原さんと知り合い、交流会や点字の手紙のやりとりなどを重ねてきた。
児童らは、手紙のやりとりを通して徐々に点字が読めるようになってきたことなどに触れ「目の不自由な人にとって点字はとても大切だと思った」「今後も交流を続けていきたい」と発表。会場に駆けつけていた荻原さんも「みなさんと一緒に「楽しく出来てよかった」と語った。 -
海外交換学生が駒ケ根ロータリークラブ例会訪問
ロータリークラブが行う海外青少年交換学生事業で今年海外に派遣される日本人学生6人と、県内に滞在中の外国人学生3人が5日、駒ケ根ロータリークラブ(中島清一会長)の例会を訪れた。米国人とカナダ人の学生は習い覚えた日本語で「日本語ちょっと難しい。でも日本好きです」「食べ物おいしい。友達もたくさんできた」などと流ちょうな日本語で日本の印象などをスピーチ。米国やフランスを訪問することが決まっている日本人学生らは「外国の文化を学び、日本の文化を伝えて来たい」「つらいことがあっても笑顔で頑張る」などと抱負を述べた=写真。
第2600地区青少年交換委員長の松木修治さんは「交換学生はロータリアンの子弟を教育のためよその家に預けたのが起源。互いに親身になって世話をすることで将来の交流にもつながる」と述べた。 -
介護者支援リフレッシュ事業
箕輪町社会福祉協議会の介護者支援リフレッシュ事業で8日、町内の介護者22人が、ながた荘で温泉に入ったり、食事やバンド演奏を楽しんでゆっくりと過ごした。
日ごろの介護の疲れをいやし、介護者同士の交流も図りながらくつろいでもらおうと、年2回開く。1回はバスハイクをした。
介護者は、看護師による健康チェックを受け、温泉にのんびりと浸かったり、マッサージで体をほぐした。
昼食後は、お楽しみ企画で、箕輪町在住者を中心に音楽を楽しみながらボランティア活動をしている「たそがれシーラクバンド」の生演奏があった。「月の砂漠」、水戸黄門の主題歌「あゝ人生に涙あり」などを演奏。「ふるさと」では主旋律を雅楽器の篳篥(ひちりき)で奏でるなど趣向を凝らした演奏を披露した。
介護者は歌を口ずさんだり、拍手を送って楽しみ、「最高に楽しい。いつも家にいるので、こうやって交流できてとても有難い」と喜んでいた。 -
公営特養みすず寮を守る会が公開質問状を提出
伊那市が上伊那福祉協会への経営移管を進めている特別養護老人ホーム「みすず寮」の公営存続を願う「公営特養みすず寮を守る会」が8日、市に対して公開質問状を提出した。
質問状事項は▽みすず寮の廃止・移管の決定過程の明確化▽施設利用者や職員、市民との合意形成について▽みすず寮の廃止・移管の延期竏窒ネどに関する6点。
市は1月25日付で廃止届けを県に対して提出しており、その手続きに従えば3月31日付で公営みすず寮は廃止されることになる。
同会は14日までに公開質問状の回答を得て、15日は回答に基づいた市長交渉をしたいとしている。 -
宮田小3年2組、中米の国学び、自分と照らしあわせ
農産物の栽培などを経て「どうしたら人の役に立てるか」と想いをふくらませる宮田村宮田小学校3年2組は8日、駒ケ根青年海外協力隊の吉水直保さんから、中米の国々に暮らす人たちの様子について話しを聞いた。自分の生活と照らしあわせ違いを感じるなかで、何が幸せで、豊かなのか心に浮かべた児童たち。距離的には遠い異国を知ることで、身の回りを見つめることの大切さも感じた。
吉水さんは協力隊員として派遣された中米・グアテマラでのエピソードとして、貧しくとも、子どもの頑張りを「家族の誇り」として喜ぶ現地の人たちの姿を紹介。
路上で靴磨きする子ども、不自由なく学校に通う子どもそれぞれの姿を撮影した現地の写真も見せた。
「学校行かないで勉強どうするんだろう?」「靴磨きしている子たちのお父さん、お母さんは何してるの?」「日本と外国って似てるなー」・・・。児童の頭には疑問や感想が次々と浮かんだ。
吉水さんは協力隊員になって、考え悩んだことを児童に問いかけた。「貧しさ、豊かさ、幸せ、不幸せって何だろう?」。
「食べ物やお金がないことが貧しい」「ダメだ、ダメだって言われることが不幸せかな」。「僕たちは貧しくもなく、豊かでもないし真ん中だ」。
当初は農産物を販売した収入で「困っている人に何かしたい」と漠然と考えていた3年2組だが、見聞きするなかで学習の幅はますます広がっている。 -
ガールスカウトのワールドシンキングデイ
世界中のガールスカウトが想い、行動する日とされている「ワールドシンキングデイ」のイベントが4日、箕輪町の松島コミュニティーセンターであり、南信地区のスカウトら約150人が、さまざまな国に住む仲間のスカウトらに思いをはせた。
ガールスカウトの創始者・ベーデン・ポウエル氏の誕生日に合わせて毎年行っているもので、国際的な活動を支援する献金をしたり、世界の実情を学ぶ機会としている。今年は、飯田、駒ヶ根、伊那、箕輪地区にある5団が合同でイベントを開催した。
「ファンド」では、みんなで輪を作り、真ん中に置いたかごの中に一人ひとりが献金=写真。その後、モンゴルから高森町に嫁いだ佐々木ハスグレルさんによるお話と楽器演奏があり、世界のさまざまな国について考えた。
スカウトらの献金は、生活に苦労している国の会員などへ送られる。 -
ニセアカシア伐採ボランティア
市民団体「天竜川ゆめ会議」(福澤浩会長)は4日、「侵略植物駆除大作戦冬の陣」として駒ケ根市内の天竜川のニセアカシアなどを伐採する作業を行った。ボランティアで参加した一般市民を含む約60人が5班に分かれ、チェーンソーなどを手にして群生する大木を次々に切り倒した=写真。
対象範囲は同市下平の太田切川合流点から駒美大橋までの約500メートル。伐採した木は持ち帰り可能とあって参加者は張り切って作業をしていた。
福澤会長は作業前のあいさつで「これをきっかけにして大勢の人が川に関心を持ってくれればわれわれの思いも達成できる。皆で天竜川の環境を良くしていこう」と呼び掛けた。 -
ボランティア交流会「ニュースポーツを楽しもう」
箕輪町ボランティア連絡協議会(押野真由実会長)は3日、ボランティア交流会「ニュースポーツを楽しもう」を町民体育館で開いた。20人が参加して和気あいあいとキンボールなどを楽しんだ。
毎年恒例の交流会。今年は、ニュースポーツで楽しく体を動かし、仲間作りをしようと計画した。
参加者は4グループに分かれてビーンボウリング、ガラッキーなど4種目を順番に体験し、最後に全員でキンボールをした。
陣取りゲームのガラッキーは、ダーマという空気の入った円錐形のボールを2チームが交互にサークルのコートに投げ入れ、コート内に入ったダーマの数で点数を競う。相手のダーマを囲むことができると得点が上がるため、狙いを定めてダーマを投げるなど工夫しながら楽しんでいた。 -
青年海外協力隊帰国隊員報告会
青年海外協力隊員として発展途上国に派遣され、帰国した隊員らの報告会が3日、駒ケ根市の青年海外協力隊訓練所で行われた。04年度2次隊などでザンビア、ニカラグア、ボリビアに派遣された隊員らが、現地でしか経験できない珍しい体験談の数々を披露した。
青少年支援活動でニカラグアに派遣された箕輪町出身の関理恵子さんは「語学の壁が思ったより厚く、完全にバカにされた」などとユーモアを交えて報告=写真。「派遣国では、これだけはゆずれない竏窒ニいう方針を持つことが成功の秘訣」と話して大きな拍手を受けた。
報告会に集まった派遣前訓練中の06年度第3次隊の候補生らはメモを取りながら先輩の話に熱心に耳を傾け、時折質問したりしていた。 -
支え合いのまちづくり講座
駒ケ根社会福祉協議会(竹内正寛会長)は3日「あなたがつくる福祉のまち竏虫xえ合いのまちづくり講座」の第1回として「ご近所助け合い活動入門」をふれあいセンターで開いた。講師にテレビやラジオなどの福祉関係の番組に多数出演し、著書も多い「わかるふくしネットワーク」主宰者の木原孝久さんを迎え、住民主体の福祉のあり方についての講義を聞いた。
木原さんは現在の介護保険制度の限界について説明し、これからの福祉は制度に頼らず地域住民みんなの力でやるべき竏窒ニ話した上で「近くに住んでいるすべてのお年寄りの人間関係、人脈を地図に書き込めば福祉面はもちろん災害にも犯罪にも強い体制ができ上がる」として支え合いマップの作成を強く勧めた=写真。
第2回講座は11日に開き、町内福祉活動の先進地として知られる愛知県安城市の鳥居玄根さん、吉村了子さんを講師に迎えて講演「町内会で地域の支え合いづくり」を聞く。