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中央道下り線で車両火災 約3時間通行止めに
8日午前6時50分頃、中央自動車道下り線、南箕輪村大芝地籍で車両火災がありました。 この火災で、中央道下り線の伊北-伊那インター間がおよそ3時間にわたり通行止めになりました。 長野県高速機動隊によりますと、車両火災があったのは中央自動車道下り線の南箕輪村大芝地籍です。 中型トラックから火が上がり、車は全焼しました。 トラックの運転手に怪我はありませんでした。 この車両火災で、伊北-伊那インター間はおよそ3時間にわたり通行止めとなりましたが、午前10時20分に解除されました。 高速機動隊では、詳しい原因について調べを進めています。
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引きこもり ニート支援へ
南信地域の引きこもりの子どもやニートの若者を支援する南信子ども・若者サポートネットの設立総会が28日伊那市のいなっせで開かれました。 サポートネットは社会的に自立できない若者の支援を民間や行政などが連携しながら進めていこうと設立されたものです。 県内の東信、北信、中信に続いて4番目で上伊那や諏訪など6市8町14村を担当します。 支援対象は中学校卒業から39歳までで就労支援センターや公共職業安定所、児童相談所など71の機関で構成されています。 事務担当には伊那市のNPO法人子ども・若者サポートはみんぐの戸枝智子さんが選ばれました。 県によりますと平成24年現在で15歳から39歳の若年ひきこもりは3,300人いるということです。 南信子ども・若者サポートネットでは、問題は深刻かつ複雑な状況なので各機関が連携しながら効果的に支援を行っていきたいとしています。
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九州北部豪雨 派遣隊員が帰還
17日から九州北部豪雨の被災地に支援員として派遣されていた国土交通省天竜川上流河川事務所のTEC-FORCE隊員が現地での活動を終え帰還しました。 24日は、帰還式が駒ヶ根市の天竜川上流河川事務所で行われました。 派遣されたのは、天竜川上流河川事務所と技術支援を行った南信防災情報協議会の職員8人です。 九州北部豪雨の被災状況の調査のため17日から21日まで福岡県の朝倉市で活動しました。 被災地では、ドローンを活用して2つの河川の流木調査を行いました。 19日と20日にドローンで、およそ2000枚の写真を撮影し、流木の面積や量などを解析したということです。 隊長を務めた天竜川上流河川事務所の田島健さんは、「限られた時間の中でドローンは有効的だった」と話していました。 天竜川上流河川事務所の椎葉秀作(所長は「臨機応変に業務をしていただいた。調査結果が被災地の復旧に活用されることに期待したい」と話していました。
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伊那市高遠町長藤区 去年の災害教訓に勉強会
去年9月の台風による大雨で土砂災害の危険が高まったとして住民に避難勧告が出された伊那市高遠町の長藤区は、災害時の協力応援体制について協定を結んでいる伊那市社会福祉協議会と、万が一の際の対応について確認する勉強会を22日に開きました。 長藤区内にあるデイサービスセンターくつろぎの家で勉強会が開かれ、区内にある10の集落から役員が出席しました。 長藤区は、災害時に地域住民がくつろぎの家利用者の避難誘導などを行う協定を平成22年に締結しています。 勉強会は、去年の避難勧告が出された災害を教訓に協定の内容を再確認しようと開かれました。 伊那市社会福祉協議会事務局次長の小池浩史さんは、災害時に協議の上で緊急的な避難場所として要援護高齢者の受け入れをくつろぎの家で行える事などを説明していました。 くつろぎの家の川瀬美幸所長は「普段から地域のみなさんが集える場所にし、今後は住民の皆さんと一緒に避難訓練などをしていきたい」と話していました。 長藤区の伊東基博区長は「去年の台風被害や九州での豪雨災害を教訓にして、施設を住民に知ってもらい、より多くの人が安全に避難できるよう協定の内容の見直しもしていきたい」と話していました。
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最高気温34.1度 熱中症で2人搬送
22日の伊那地域の最高気温は34.1度まで上がり、この夏一番の暑さとなりました。 午後4時現在、伊那市内では80代の男性2人が熱中症とみられる症状で病院に搬送されました。 上伊那広域消防本部によると、そのうち一人はエアコンのついた屋内に居たということです。 消防本部では、水分をこまめにとるなどして熱中症に注意するよう呼び掛けています。
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詐欺被害の被害金保証を騙り特殊詐欺
今月中旬、伊那市内に住む70代の男性が、詐欺被害の被害金を保証するなどと言われ70万円をだまし取られる特殊詐欺被害が発生しました。 伊那警察署の発表によりますと、今月中旬、被害者宅に保証会社社員を名乗る男から電話があり「今まで詐欺にあった人の被害金を保障している。詐欺にあったことはあるか」などと言われ、被害者は過去に資産運用で損失を出したことを伝え、返金手続きを依頼しました。 その後、男から「返金の手続きで株券の購入が必要だ」などと電話があり、2回にわたり株券購入代金合計70万円を振り込みました。 その後さらに現金を要求されたことから、被害者が知人に相談し被害に気付いたものです。 伊那署では、見知らぬ相手から「お金が帰ってくる」などと言われた場合は詐欺を疑い、家族や警察に相談することや、金銭を要求された場合は安易に現金を渡さないよう呼び掛けています。
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伊駒アルプスロード 詳細ルート案示す
国道153号バイパスについての説明会が20日伊那市役所で開かれ伊駒アルプスロードの詳細ルート案が示されました。 説明会は伊那建設事務所が開いたもので会場には約50人が集まりました。 伊駒アルプスロードは伊那市美篶青島から駒ヶ根市北の原を結び国道153号のバイパスとして整備されるものです。 幅28メートルの4車線道路でルートはまずナイスロードから三峰川を渡ります。 その後東春近の原新田交差点東側を通り大沢川沿いに進み殿島浄化センター南側から天竜川を横断します。 さらに宮田村を経由し駒ヶ根市までを結ぶもので全長はおよそ11キロ、伊那市内は7.2キロとなっています。 これまでの住民説明会はプロジェクターによるもので住民からは「ルート案について紙ベースで説明してほしい。」といった要望が出されていました。 伊那建設事務所では24日に西春近公民館、25日に富県ふるさと館、8月2日に春近郷ふれ愛館でいずれも午後7時から同様の住民説明会を計画しています。 事業着手は平成31年度を目標にしていて国道153号の渋滞解消や災害に強い道路網の構築につなげていきたいとしています。
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広島の火リレーで反核訴える
広島の平和記念公園の火をつなぐ反核平和の火リレーが21日上伊那で行われました。 7月18日に飯田市をスタートし21日、南箕輪村に到着しました。 反核平和の火リレーは市町村の労働組合などでつくる長野県平和友好祭実行委員会が行っているものです。 上伊那地区実行委員長の氣賀澤和也さんは非核三原則に基づく非核法の制定や安全保証関連法の廃止を政府に求める要請書を読み上げ南箕輪村の原茂樹副村長に手渡していました。 原副村長は「戦争を知らない人たちが過去の悲惨な歴史を学ぶところから始まります。次の世代に非核平和の活動を繋げていくことが大切です。」と話していました。 21日は反核平和の火が受け継がれ一行は箕輪町を目指しました。 このリレーは県内全ての市町村をまわり8月10日に木曽地域でゴールを迎える予定です。
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61歳の女性 塩見岳で滑落し大ケガ
南アルプス塩見岳で15日、61歳の女性が滑落し県警ヘリで救助されました。 女性は首の骨などを折る大けがを負っています。 伊那警察署の発表によりますと大ケガを負ったのは兵庫県の片岡順子さん61歳です。 片岡さんは14日2人で山に入り15日午前8時頃、塩見岳を登山中足を滑らせ約6メートル滑落したものです。 午前10時28分に県警ヘリで救助後、伊那市内の病院に運ばれました。 片岡さんは首の骨などを折る大ケガを負っています。
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路線バスと乗用車が接触事故
15日午前9時55分頃伊那市西町の国道で路線バスと乗用車が接触する事故がありました。 この事故によるけが人はいませんでした。 伊那警察署の発表によりますと事故があったのは伊那市西町の国道153号のT字路交差点で路線バスが右折した際、信号待ちをしていた乗用車と接触したものです。 路線バスの男性運転手と乗客2人、また乗用車を運転していた男性にケガは無く、乗客は代わりのバスに乗り換えたということです。 事故の原因については伊那署で調べを進めています。
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県が食中毒注意報を発令
長野県は、この夏1回目の食中毒注意報を10日から12日までの3日間発令しました。 県では、気温・湿度とも高い気象条件が続いていて、食中毒の原因となる細菌が増えやすくなっているとして注意を呼びかけています。 食中毒防止のポイントとして、トイレの後や調理前には必ず石けんで手を洗うこと。 まな板や包丁は洗剤でよく洗い熱湯や塩素剤で消毒すること。 購入した食材は早めに冷蔵庫や冷凍庫で保管し、しっかり中まで加熱することなどを挙げています。 なお10日現在、県内では今年度3件の食中毒が発生しています。
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核兵器の廃絶訴え行進
核兵器廃絶や反戦、平和を訴える網の目平和大行進が7日上伊那地域で行われました。 7日伊那市長谷の長谷総合支所前で集会が開かれ集まった人たち約10人が核兵器の廃絶などを訴えました。 そのあと一行はのぼり旗を掲げて伊那市のいなっせ前までを歩きました。 行進は上伊那医療生協や県教職員組合などが毎年行っているものであすは伊那市の伊那北駅前から辰野町までを歩きます。 実行委員会では「戦争に反対し平和の願いをつなげる行進です。 核兵器のない世界の実現をともに訴えていきましょう。」と参加を呼びかけています。
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県庁に爆破予告メール
長野県は県庁の爆破等を予告したメールが29日届いたとして関係機関と連携し警戒を強化していると発表しました。
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箕輪町で戦没者慰霊祭
戦争で亡くなった人たちの霊を慰める戦没者慰霊祭が、28日に箕輪町文化センターで行われました。 慰霊祭には、遺族や町関係者など約100人が参列しました。 戦没者慰霊祭は、箕輪町社会福祉協議会と箕輪町が毎年この時期に行っています。 町内では、明治時代の西南戦争から太平洋戦争までに出征した兵士のうち602人が命を落としたという事です。 参列した遺族らは花を手向け手を合わせて冥福を祈っていました。 箕輪町社会福祉協議会の平井克則会長は式辞で「多くの教訓を深く心に刻み平和な社会実現にむけ一歩一歩着実に前進するよう改めて心に誓います」と話しました。 箕輪町遺族会の柴宮勇一会長は謝辞で「戦後72年が経過し戦争を知らない世代がほとんどとなる中、命を捧げた英霊が安らかに眠り続けられる社会を築き、戦争の悲惨さを語り継いでいきたい」と話していました。
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7月22日にリノベーション事例発表会
県外からの移住者にその体験談を聞くリノベーション事例発表会が7月22日に伊那市西箕輪中条のカフェアンドバー「ソンマ」で開かれます。 話をするのは、埼玉県生まれで妻の実家がある島根県から去年12月に伊那市に移住してきた神田祐希さんです。 神田さんは自然環境の良い所で暮らしたいとの思いから伊那市の空き家バンクを活用し妻と子どもの3人で移住してきました。 建物は賃貸契約で自由にしてよいという家主の理解もあり住宅兼店舗に改装しました。 26日は空き家物件を案内している市の職員らと事例発表会の内容などについて打ち合わせをしていました。 伊那市の空き家バンクはこれまでに85件の登録があり52件が成約に結びついているということです。 事例発表会は7月22日にカフェアンドバー「ソンマ」で開かれるほか市内の空き家物件の見学も行われます。 参加費は無料で伊那市では「空き家の利活用を考えている人にも参加してもらいたい。」と話しています。
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美和湖で男性2人が斜面から滑落
18日午前9時40頃、伊那市長谷の美和湖で男性2人がダム湖の斜面から滑り落ち、頭の骨をおるなどの大けがをしました。 伊那警察署の発表によりますと、けがをしたのは中川村の会社員竹重薫さん25歳と駒ヶ根市の会社員戸部直人さん34歳です。 竹重さんと戸部さんは知人10人ほどと美和湖に訪れていて、ダム湖の斜面から誤って地面に滑り落ちたということです。 竹重さんは頭の骨を折り、戸部さんは外傷性くも膜下出血などの大ケガをし、伊那市内の病院に搬送されました。 伊那署では、事故の原因について調べを進めています。
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県の補助金不正受給の箕輪町議会議員が辞職
日本共産党上伊那地区委員会は県の補助金を不正受給したとして箕輪町議会議員の岡田建二朗さん(41)が議員の辞職届を提出したと12日発表しました。 岡田さんは日本共産党の町議会議員で現在2期目です。 平成24年度に箕輪町で行った森林整備事業で県の補助金およそ235万円を不正受給し返還の求めに応じ今月10日に全額納付したということです。 岡田さんの辞職について町議会は12日許可したということです。 日本共産党上伊那地区委員会の三澤好夫地区委員長は「不正の責任は取るべきであり本人が辞職届を提出したことについては当然だ」とコメントしています。 また処分については党の上級機関の指導により検討するとしています。
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50代女性が約83万円だまし取られる特殊詐欺被害
5月中旬、伊那市内に住む50代の女性がおよそ83万円をだまし取られる特殊詐欺被害が発生しました。 伊那警察署の発表によりますと、5月中旬、被害者がインターネットサイトを閲覧中、画面上に「会員登録されました」などと表示されました。 画面に表示された連絡先に電話を掛けたところ、関係者を装う男から「退会手続き費用として会員費と入会費を支払う必要がある」「支払いをすれば会員費は返す」 などと言われ、被害者は2回にわたり、コンビニエンスストアのインターネット代金収納代行サービスで支払いをしました。 その後も「別のサイトにも会員登録がある」などと言われ、合計でおよそ83万円を支払いました。 期日になっても返金されることがなかったことから、被害者が警察に相談し、詐欺に気づいたものです。 伊那警察署では身に覚えのない料金を請求されてもすぐに相手に連絡をしないことや、一人で判断せず、必ず家族や警察に連絡をすることなどを呼び掛けています。
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1人1会員増強の取り組み強化
公益社団法人伊那広域シルバー人材センターの定時総会が伊那文化会館で26日、開かれ今年度は1人1会員増強の取り組みを強化することが承認されました。 定時総会では今年度の事業計画などが示されました。 初めての試みとして会員増強キャンペーン月間を5月と7月に設け1人1会員増強の取り組みを強化実施するとしています。 昨年度末の会員数は630人で年度当初より4人増加しましたが高齢化や体調不良による退会が進んでいるということです。 仕事の受注件数は7,373件で前の年度と比べて815件の減少、契約金額は3億6,000万円で970万円の減少となっています。 伊那広域シルバー人材センターでは「高齢者福祉サービスや家事援助サービスのニーズが高まっている。今後も受注の増加、会員の増強に取り組んでいきたい。」と話していました。
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伊那市富県で火事 けが人なし
29日午前11時30分頃、伊那市富県で物置と土蔵を焼く火事がありました。 この火事によるけが人はいませんでした。 伊那警察署の発表によりますと、火事があったのは、伊那市富県の藤澤剛さんが所有する木造平屋建ての物置と二階建ての土蔵です。 合わせて105平方メートルが全焼したほか、普通乗用車が一部焼けました。 火はおよそ1時間後に消し止められました。 この火事によるけが人はいませんでした。 伊那署では、剪定した木の枝を燃やしていた火が燃え移ったものとみて調べを進めています。
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高遠町で倒木 高遠・富県の1,150戸が停電
25日午後1時35分頃、伊那市高遠町と富県の一部で倒木による停電がありました。 中部電力伊那営業所によりますと、停電となったのは高遠町と富県の一部約1050戸です。 停電の原因は、高遠町上山田で倒木があり電線が切れたためです。 倒木によるけが人はいませんでした。 倒木の原因について伊那市高遠町総合支所では、木の腐食によるものとみています。 午後5時56分に全戸復旧しました。
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紙芝居で高齢者の交通事故防止を呼びかけ
伊那交通安全協会などは、高齢者の交通事故を減らすため、分かりやすく交通ルールなどを解説する紙芝居を作製しました。 24日、伊那安協の小池喜志子女性部長が紙芝居をお披露目しました。 箕輪町木下の西栄町で毎月1回開かれているサロンで60歳以上の住民8人が鑑賞しました。 紙芝居は高齢者に分かりやすく交通安全について理解を深めてもらおうと伊那警察署と伊那交通安全協会が作製し5月上旬に完成したものです。 箕輪町出身で大町市に住む主婦、宮崎さよ子さんが絵を手掛けました。 高齢者は、知らず知らずのうちに体力が低下して横断歩道を渡り切れなくなる事があります。 薄暗くなると周りが見えにくくなり安全確認が十分にできなくなる事もあります。 高齢者が運転中や歩行中に気をつける点を14枚の紙芝居にまとめました。 紙芝居は10セット作製されました。伊那市、箕輪町、南箕輪村の安協や、交番などに配布されていて、高齢者の集まりなどに安協のメンバーが出向き活用していくという事です。
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小学1年生の女子児童が車と衝突し死亡
20日午前11時頃、伊那市山寺で、小学1年生の女子児童が普通乗用車と衝突し、死亡する事故がありました。 伊那警察署の発表によりますと、死亡したのは、伊那市御園の小学1年生 宮下凜さん6歳です。 事故は、伊那市上牧の57歳女性が運転する普通乗用車が、国道153号からJR飯田線方面に向け市道を走っていたところ、南信森林管理署側から横断していた宮下さんと衝突したものです。 宮下さんは伊那市内の病院に搬送されましたが、午後0時10分死亡が確認されました。 伊那警察署では事故の原因について調べを進めています。
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南箕輪村北殿で住宅火災
17日午前2時半頃南箕輪村で住宅を焼く火事がありました。 この火事によるけが人はいませんでした。 伊那警察署の発表によりますと火事があったのは南箕輪村北殿の山口一郎さんの住宅です。 この火事により木造一部2階建ての住宅およそ140平方メートルが全焼しました。 家にはともに70代の山口さん夫妻が住んでいて2人は火事に気づき逃げたため無事でした。 伊那警察署では屋内から火が出たものとみて原因について調べを進めています。
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出水期を前に消防団が水防訓練
梅雨による水害が発生しやすい時期を前に、辰野町、箕輪町、南箕輪村の消防団は水防訓練を、13日に行いました。 箕輪町のみのわ天竜公園で訓練が行われ、箕輪町は班長以上、辰野町と南箕輪村は部長以上の団員、合わせて133人が参加しました。 伊那建設事務所の職員が講師となり、川の氾濫による被害を防ぐための応急的な措置を学びました。 最初に全員でロープの結び方を確認したあと、3つの班に分かれて訓練を行いました。 樹木を河川に入れ堤防の決壊を防ぐ「木流し工法」では、重しの土のうをロープで木に結び付ける作業を行いました。 「積み土のう工法」では、水が流れ出たりしないよう隙間がないように積んでいきました。 堤防に浸透する水を遮断し決壊を防ぐ「シート張り工法」では、水中に固定するための骨組みとなる竹や、重しとなる土のうを結びつけていました。 訓練は、上伊那北部消防連絡協議会が、出水期を前に毎年5月に行っているものです。 協議会では、昔から行われている水防技術を継承し、災害時には的確に行動できるようにしていきたいと話していました。
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信州こころんがミニコンサート
伊那市東春近の障害者の就労支援施設信州こころんは12日施設への理解を広げようとミニコンサートを開きました。 ミニコンサートは地域住民との交流の中で施設について知ってもらおうと開かれたものです。 利用者が野菜や花を作っている畑で演奏が行われ訪れた人たちが耳を傾けていました。 こころんでは現在20人ほどが働いていて、農業のほか、そばの販売なども行っています。 伊藤岬代表は「施設は特別な場所と感じる人もいるが地域の中にあり社会とつながっています。 利用者が社会で活躍する一歩にしてもらいたい。」と話していました。 信州こころんでは13日もミニコンサートのほかそばの販売などを行うことにしています。
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憲法記念日の集い 講演会
憲法施行70周年となった今年、憲法記念日の集い講演会が3日に開かれ、信濃毎日新聞社論説主幹の丸山貢一さんが「平和のたいまつ掲げて」と題して講演しました。 丸山さんは、早稲田大学第一文学部を卒業後、信濃毎日新聞社に入社し、現在は論説主幹を務めています。 講演では、日本の安全保障にかかわる歴史や憲法改定について紹介しました。 丸山さんは憲法施行70周年にあたり、これからの展望について次のように話しました。 憲法記念日の集いは上伊那の有志で作る「憲法記念日の集い」実行委員会が企画したもので450人が話を聞きました。
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安心安全な公共交通の実現を目指す集い
安心安全な公共交通の実現を目指す集いが29日、伊那市高遠町のJA上伊那東部支所で開かれました。 集いでは大町市で地域づくりに関するNPOを運営している傘木宏夫さんが話をしました。 傘木さんは「福祉的なサービスの公共バスは採算がとれないのは当たり前です。通院や買い物のためなどあちらこちらを回り、誰もが乗りやすい交通を目指すと、かえって不便になる」と指摘しました。 そのうえで「朝夕は通勤通学のバスとしてしっかりと稼ぎ、昼は福祉目的で運行することで収支のバランスをとる方法もある」と話していました。 集いは安心安全な公共交通の実現を目指す実行委員会が開いたもので会場には約80人が集まりました。 集いではほかに市街地循環バスについての意見が出され参加者からは良い点として安全で便利、悪い点として料金が高いという声があげられていました。
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春の叙勲 木下茂人さん
春の叙勲が発表され、伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、地方自治功労で、伊那市美篶の木下茂人さんが旭日小綬章を受章しました。 木下さん「自分と向き合って一生懸命やってきたという感じですね。こんなありがたい章をいただいて感謝しております」 伊那市美篶の木下茂人さん82歳。 県職員を経て、1995年の県議選に伊那市区から出馬し初当選を果たしました。 5期20年、2015年まで県議会議員を、平成22年には副議長を務めました。 県政運営には「現場主義」をモットーに取り組んできたといいます。 木下さん「まず現場に飛んで行って現場を見てから話をする。そういうことに心がけてまいりました。現場主義ってことなんでしょうかね」 農林業の振興に尽力し、三峰川総合開発事業に係る水利権取得などに取り組みました。 木下さん「地域の人たちはここに水が流れてるということは当たり前だと思っていると思うんですね。ですが、一時期問題になったことがありまして。きちんとした形で水利権として固めておかなきゃいけないなあと痛感しまして、そういう運動をしてまいりました。農家の、農業の代表だという気持ちで県政に取り組んでまいりました」 木下さんは、長い間支えきてくれた支持者に感謝を伝えたいと話します。 木下さん「こんな無名な私を支援してくれた支持者の皆様に感謝しております」
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春の褒章 丸山平治さん
春の褒章が発表され、伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、統計調査功績で、箕輪町下古田の丸山平治さんが藍綬褒章を受章しました。 丸山さん「大した功績じゃないと思っていたけど、(経験を)重ねたということかな」 箕輪町下古田の丸山平治さん、77歳。 丸山さんは、昭和50年から国が行う統計調査に従事し、国勢調査などを中心に40年以上40回にわたり携わってきました。 60歳までは辰野町の企業に務めていたため、休日や仕事が終わった後に、地元下古田区を1軒1軒回ったということです。 丸山さん「プライバシーの問題だからね。秘密は厳守。家族にも打ち明けられないしね」 丸山さんはこれまでに、統計調査に尽力したとして、総務大臣表彰、農林水産大臣表彰、長野県知事表彰を受賞しています。 現在は、農業や伝統行事など、地元に伝わる昔ながらの風習を子ども達に伝える活動も行っています。 「まだまだ動けるうちはやらなきゃいけない。(調査員を)できるだけやっていきたい。統計は調査するだけなんでね。自分から皆さんに教えるとかではない。できれば自分の好きな伝統文化の方とかそういうものをライフワークでやっていけばいいかな」