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諏訪形区の災害復旧の現状を市長に説明
地域の山を災害に強い山にしようと活動している伊那市西春近の諏訪形区を災害から守る委員会は25日、白鳥孝伊那市長に平成18年豪雨で災害にあった貝付沢の現状について説明しました。
この日は、白鳥市長と委員会の会員などおよそ50人が現場を訪れ、現状を確認しました。
諏訪形区は、平成18年豪雨災害で貝付沢から流れ出た土砂の流出や大水による床下浸水の被害を受けました。
地元住民らで作る、諏訪形区を災害から守る委員会では、災害に強い山作りをしていこうと、ケヤキやクヌギなどを植樹する活動などを継続して行なっています。
市長による視察は現状を見てもらい、今後につなげていこうと企画されました。
委員らは、植樹したクヌギが全てサルに食べられてしまったことなどを白鳥市長に説明していました。
また、貝付沢の砂防えん堤周辺を見まわるための巡視路の設置について要望していました。
白鳥市長は「本当に大変な作業を継続してやっている。一生懸命やっている活動に対して支援するのが私達の仕事。出来る限り応援していきたい」と話していました。
酒井久委員長は「充実した視察をしてもらうことができた。自分たちだけでは資金的に厳しい面もあるので、少しでも支援してもらえたら」と話していました。
諏訪形区を災害から守る委員会では、クヌギやケヤキの植樹など、自分たちでできる活動を今後も出来る限り継続していきたいとしています。 -
前沢川砂防事業の現状を地元に説明
平成18年の豪雨災害で土砂が中央自動車道まで流れだした伊那市西春近柳沢の前沢川で進められている砂防事業の経過説明が25日、現地で行われました。
この日は地元住民などおよそ30人が参加して県の職員から説明を受けました。
説明会は、事業の進捗状況を知ってもらおうと伊那市が開いたものです。
平成18年の豪雨災害では、前沢川上流部で大規模な土砂崩落が発生し、土石流が中央自動車道まで流れ出しました。
平成18年度から砂防事業が始まり、現在、えん堤部分の工事がほぼ完了しています。
県の職員からは、流れだした土砂を溜め、上部の砂などを少しずつ流していく作りになっていること、鉄のパイプで大きな岩や流木を食い止めるようになっていることなどが説明されました。
参加したある男性は「災害の時以来この場所に来ていなかったが、かなり工事が進んでいる。これで万が一の時も安心することができるのかなと思う」と話していました。
伊那市建設課建設調査係の斉藤正秀係長は「地元のみなさんに現状を知っていただき、災害への意識を改めて持っていただけたと思う」と話していました。
事業は来年度末の完了を目指していて、総事業費はおよそ6億5千万円となっています。 -
ふるさとの四季フォトコンテスト
箕輪町観光協会が主催する今年度の「ふるさとの四季フォトコンテスト」の最高賞に、山梨県の中村清治さんの作品が選ばれました。
最高賞の推薦に選ばれたのは、山梨県の中村さんの作品「ここが赤そばの里」です。
審査員は、「人物や看板など比較対象があり奥行きがある」「空の青と赤そばなど色のコントラストがはっきりしている」などと評価していました。
フォトコンテストは、箕輪町の魅力をPRしようと町観光協会が毎年開いているもので、今年度は県内外から39人、141点の応募がありました。
観光協会会長の平澤豊満箕輪町長は、「新たなスポットを発見できるすばらしい作品が多かった。町の活性化につなげていきたい」と話していました。
入賞した作品は、町観光協会のホームページやパンフレットなどに使われる他、3月19日からは役場の正面玄関ホールに展示されるということです。 -
クリスマスローズの展示会
信濃クリスマスローズ愛好会によるクリスマスローズの展示会が24日から、伊那市のかんてんぱぱくぬぎの杜で開かれています。
会場には、色とりどりのクリスマスローズおよそ120点が並んでいます。
展示会は、中南信地域の愛好家でつくる信濃クリスマスローズ愛好会が開いているもので、くぬぎの杜では3回目です。
クリスマスローズは、ヨーロッパ原産の冬の花で、白いバラのように見えることからそう呼ばれています。
近年品種改良によって栽培されるようになったゴールドフラッシュとよばれるこの品種は、花びらやがくが黄色で、紫の模様が特徴です。
展示会は、26日日曜日まで伊那市のかんてんぱぱくぬぎの杜で開かれています。
期間中午後2時からは、育て方についての講習会を予定しています。 -
ながたの湯 300万人突破
箕輪町のみのわ温泉ながたの湯は23日、平成10年の開業からの入場者数がのべ300万人を突破しました。
300万人目となったのは塩尻市の青柳勝司さんです。
青柳さんには、ながたの湯の無料券33枚と記念品が贈られました。
青柳さんは、各地の温泉によく足を運んでいるという事で、この日は、家族3人でながたの湯を訪れました。
この日は、300万人目の前後の2人にも記念品が贈られました。
ながたの湯は、その泉質から美肌の湯を売り物に平成10年12月にオープン、平成21年には露天風呂を中心としたリニューアルを行いました。
一日の平均利用者数は715人となっています。
ながたの湯では、300万人突破記念として静岡日帰り旅行があたる抽選の応募受付を、今月25日から来月25日まで行うという事です。 -
熊谷友幸さん写真展
伊那市在住の映像クリエイター熊谷友幸さんの写真展が、伊那市高遠町のカフェ&ギャラリーアイダッシュで開かれています。
会場には、熊谷さんが撮影した伊那谷の風景写真などおよそ50点が展示されています。
熊谷さんは、およそ30年前からテレビ番組の制作などに携わわり、現在は伊那谷各地の自然や風景をハイビジョン映像や写真で記録し発信しています。
会場には、雲海の上に広がる南アルプスと富士山を北アルプスの槍ヶ岳から撮影したものや、およそ1ヶ月をかけて、三峰川で撮影に成功した警戒心の強い野鳥ヤマセミの写真も展示されています。
熊谷さんは、「写真をとおして伊那谷の自然を見つめなおすきっかけにしてほしい」と話し、来場を呼びかけていました。
熊谷友幸写真展縲怩モるさとを旅するは、来月31日まで、伊那市高遠町のカフェ&ギャラリーアイダッシュで開かれています。 -
新山小 被災地に送るビデオレター撮影
伊那市の新山小学校の児童会は、東日本大震災の被災地の中学校に送るビデオレターの撮影を、23日行いました。
23日は、児童会長の前澤 倭(やまと)君と、副会長の橋爪 竜生(たつき)君が、ビデオカメラを片手に、教室を回りビデオレターを撮影しました。
ビデオレターは、「奇跡の避難」で知られる岩手県の釜石東中学校に送られます。
子どもたちは、釜石東中学校の生徒に向かってメッセージを送っていました。
新山小学校の児童会は、今年1月に、全校で被災地支援に取り組む事を決めました。
釜石東中学校では、中学生から本を読みたいという希望があがっていて、児童会では、本を贈ることにしました。
新山小学校には、釜石東中の生徒からどんな本が読みたいかという希望と、メッセージが届きました。
メッセージは、本を楽しみにしていることなど、感謝の言葉があふれています。
児童会が地域の人やPTAに声をかけたところ、150冊の本が集まりました。
本を贈ることにあわせて、全校ひとりひとりが書いた手紙と、ビデオレターを送ることにしました。
集まった本と手紙、ビデオレターは、23日、釜石東中学校宛に送られます。
新山小学校では、これをきっかけに釜石東中学校との交流を続けていきたいとしています。 -
2月22日 餃子の日感謝デー
伊那地域の飲食店でつくる伊那餃子会は、2月22日を餃子の日感謝デーとして、割引サービスなどを行いました。
伊那餃子会は、餃子を「包む」のごろ合わせで2月22日を餃子の日としています。
伊那市境の花ぜんでは、通常350円のところを割引価格の220円で餃子を提供し、昼時には、次々と注文が舞いこんでいました。
伊那市を中心とした11の飲食店でつくる伊那餃子会は、餃子を通した地域活性化を目指していて、地元野菜やアマランサスを使った餃子、信州味噌を使った味噌だれの開発などに取り組んでいます。
餃子の日の今日は、加盟店で割引やくじ引きなどのサービスが行われました。
伊那餃子会会長で花ぜん代表の羽生義秀さんは「おいしい餃子を食べてもらい、より多くの人に伊那の餃子に関心をもってもらいたい」と話していました。 -
伊那食品塚越会長 100万寄附
伊那食品工業株式会社の塚越寛会長は、児童擁護施設「たかずやの里」の環境整備などに役立ててもらおうと22日上伊那広域連合に100万円を寄附しました。
この日は、伊那食品の塚越会長らが伊那市役所を訪れて、白鳥孝上伊那広域連合長に100万円分の小切手を手渡しました。
寄附した100万円は、昨年、叙勲を受けた塚越会長の祝賀会の会費の一部や、個人的な好意を合わせたものです
塚越会長は、「たつずやの里が財政面で困っていること新聞記事でよんだ。これが、支援の火種となり、多くの人に関心を持ってもらえれば」と話していました。
白鳥連合長は「子ども達の為役立つよう使っていきたい。今後、たかずやの里の支援を目的とした基金の創設を検討していきたい」と話していました -
大学生が酒造りを学ぶ
新潟大学の学生が、伊那市高遠町の株式会社仙醸で酒造りについて学んでいます。
インターンシップで仙醸を訪れているのは伊那市長谷出身で新潟大学農学部3年の伊藤七実子さんです。
21日は、大吟醸をしぼる作業を体験しました。
伊藤さんは、杜氏から話を聞いたりして作業をしていました。
仙醸でのインターンシップの受け入れは今回が初めてで、黒河内貴社長は、「大学で学ぶことの出来ない酒造業の伝統産業を肌で感じてほしい」と話していました。
伊藤さんは、今週の25日まで実習を行うことになっていて、麹造りや酵母の培養などについて体験するということです。 -
春日姫の供養
高遠城主、仁科五郎盛信の側室だった春日姫の供養が11日、伊那市高遠町の弘妙寺で行われました。
この日は、春日姫が追っ手に捕らえられた伊那市高遠町の元半対(はんずい)集落の住民4人が出席しました。
春日姫は、織田軍が高遠城を攻めてきたとき、城をのがれて半対の集落に身を隠しました。
しかし、追っ手に捕まり殺されてしまったという言い伝えがあります。
江戸時代から明治の初めにかけ半対集落に不幸な出来事がたてつづけに起きた事から、それ以降毎年、春日姫の供養を行っています。
ある出席者は、「今後もこうした行事を続け後世に残していきたい」と話していました。 -
マンガの間取りと建築模型の制作者ギャラリートーク
マンガの間取りと建築模型展を開いている伊那市創造館でその制作者による、ギャラリートークが19日、開かれました。
話をしたのは、岩手県の不動産会社社長、影山明仁さんです。
影山さんはマンガの主人公が住む家を間取り図として再現し、各地で展示会を開いています。
仕事がきっかけでマンガの間取り図を書くようになった影山さんは、マンガの中から調査推理し、間取り図を書くということです。
影山さんは、これまでに書いたものをスライドに写しながら、どのようにして書き上げたかを説明していました。
トークショーには、間取り図を元に家の模型をつくっている山形県の建築士、鎌田顕司さんも訪れ、影山さんの話を興味深そうに聞いていました。
伊那市創造館では2人が製作したマンガの間取りと建築模型展4月1日まで開いていて、「大人から子どもまで楽しめる展示なので足を運んでもらいたい。」と来場を呼びかけています。 -
箕輪町木下 天神様に学問成就を祈願
学問の神様にこの一年の学問成就を祈る天神様祭りが、19日、箕輪町木下で行われました。
この日は、箕輪町木下の上の段常会にある天神様が祭られている社の前で神事が行われました。
天神様祭りは、地域の子どもたちの健康と学問成就を願って、木下区青少年健全育成会が毎年行っているものです。
天神様は、学問の神様とされる菅原道真のことで、命日の2月25日に合わせて各地で祭りが行われています。
集まった100人ほどの小学生は、頭をさげ学問の成就を祈っていまいした。
木下区青少年健全育成会の木下實会長は、「勉強をしっかりして、体も鍛え、お父さん、お母さんを喜ばせてあげてください」と子ども達に呼びかけていました。 -
今年の桜の開花傾向 高遠城址公園の桜の開花はほぼ平年並みの4月10日頃
民間の気象予報会社ウェザーニューズは、今年の桜の開花傾向を発表しました。
伊那市高遠町の高遠城址公園の桜の開花はほぼ平年並みの4月10日頃となっています。
発表によりますと、高遠城址公園の開花は4月10日頃、満開は4月15日頃と予想しています。
全国的には、2月の気温が平年より低いところが多く、つぼみの生長が遅れているため、過去5年の平均よりも遅くなるとみています。
ウェザーニューズでは、3月5日に開花予想を発表するということです。 -
伊那広域シルバー人材センターの会員作品展
伊那広域シルバー人材センターの会員作品展が、23日木曜日まで開かれています。
会場には、会員89人の作品およそ200点が並んでいます。
趣味で作ったという木彫や写真、手芸などジャンルは様々です。
作品展は今年で19回目となっていて、毎年楽しみにしている人も多いということです。
シルバー人材センターでは「力作、大作が揃っているので、是非多くの人に来てもらいたい」と来場を呼び掛けています。
作品展は23日木曜日まで、伊那市の伊那広域シルバー人材センターで開かれています。 -
JA上伊那酪農部会が飲むヨーグルトPRで配る
19日、伊那市消防団音楽隊定期演奏会の会場となった伊那文化会館で飲むヨーグルトの無料配布が行われました。
これはJA上伊那酪農部会などが、上伊那産の乳製品をPRしようと行われたものです。
この日は、「すずらん牛乳飲むヨーグルト」700本が用意され、来場者に配られていました。
すずらん牛乳飲むヨーグルトは、上伊那産の牛乳を100%使っていて、まろやかな口あたりが特徴だということです。
酪農部会では「様々な機会を通して、顧客の開拓につなげていきたい」。と話していました。 -
山室で火事 男性が火傷
19日、伊那市高遠町山室で火事があり、この家に住む男性1人が火傷を負いドクターヘリで県内の病院に搬送されました。
伊那警察署の発表によりますと、火傷を負ったのは、この家に住む橋爪徳司さん79歳です。19日午後1時頃、山室区長の原今朝文さんが、橋爪さん宅から火が出ているのをみつけ消防に通報しました。
火はおよそ1時間半後に消し止められましたが、木造2階建て住宅と敷地内の小屋などが燃えました。
通報した原さんによりますと、火は風呂を沸かしたあと外に出していた、取り灰から出ていて、その火が建物に燃え広がったということです。
橋爪さんは、妻と2人暮らしだということで、妻は、外出していて無事でした。
橋爪さんは顔などに火傷を負い、ドクターヘリで県内の病院に搬送されました。
伊那署では火事の原因など調べをすすめています。 -
伊那市消防団音楽隊 第1回定期演奏会
伊那市消防団音楽隊の第1回定期演奏会が19日、伊那文化会館で開かれました。
市内4つの中学校との共演もあり、迫力ある演奏が披露されました。
伊那市消防団音楽隊は、これまで、年に1回「スーパーファミリーコンサート」と題して演奏会を開いてきましたが、活動拠点だった伊那市民会館の閉館により会場を伊那文化会館に移し、初めての定期演奏会を開くことにしました。
この日は、歌謡曲や、ジャス、クラシックなどが披露され、訪れた人は一緒に口ずさむなどして演奏を楽しんでいました。
そして、今回の演奏会には、人気子どもタレント鈴木福くんのビデオレターが届きました。
母方の祖母が伊那市出身の福くんは、伊那市の特命大使にも任命されています。
福くんが唄ってヒットしたマルマルモリモリが演奏されると、会場の子ども達も一緒に踊って楽しみました。
第2部では、春富、西箕輪、伊那、東部の4つの中学校と音楽隊との合同演奏が行われ、総勢200人に上る大迫力の演奏を披露しました。
この第1回伊那市消防団音楽隊定期演奏会の模様は、3月6日からご覧のチャンネルで放送します。 -
福祉防災支援員養成講座開催
災害時の被害を減らす社会作りのためのリーダーを養成しようと、福祉防災支援員養成講座が伊那市の伊那文化会館で18日開かれました。
消防団や福祉施設の関係者、一般など、伊那市などから19人が参加しました。
これは、NPO法人環境・福祉事業評価センターが初めて開いたもので、県内6会場のうち伊那は5会場目です。
講師は、危機と共存する社会づくりに向け活動しているNPO法人シュアティ・マネジメント協会理事長の佐藤唯行さんです。
佐藤さんは、災害時に被害を減らすためには、信頼できる社会を作る必要があると話しました。
地震や台風などの危機が社会の弱い部分と出合うことで災害が起きると説明し、弱い部分を改善することで災害は防ぐことができると話しました。
佐藤さんは、災害に対処するために、危機が発生した後の自分を想像し、状況や行動を考えておいてほしいと呼び掛けていました。 -
各地のジオパーク活用法学ぶ
全国各地のジオパーク保有地域が交流する「ジオパーク交流集会」が18日、いなっせで開かれ、ジオパークの活用方法などについて学びました。
この日は、伊那市を中心におよそ270人が参加しました。
ジオパークは、地質・地形を見所とする自然公園として認定された地域のことです。
交流集会は、全国に27施設ある国立青少年自然の家のうち、8施設の地域にジオパークがあることから、その8地域の自然の家のスタッフを招いて、初めて開かれました。
各地域の自然の家で行われているジオパークを活用した教育活動の発表では、高遠の他、新潟県の妙高と長崎県の諫早が発表しました。
妙高では、糸魚川構造線を活用した体験学習が行われていて、断層や翡翠、化石などの採集体験を通じて子ども達に夢を与える学習を企画しています。
高遠では、石探しや砂金の採集体験などを通じ地質への理解を深める学習を行った所、子ども達の協同学習への意欲に変化がみられたということです。
こうした発表を受け、国の教育研究機関の五島政一さんは「自分の地域を知る事で、子ども達は自分の地域を誇りに思い、地域を好きになる。地域の大人が子ども達に伝承しながら教えてあげてほしい」と話していました。
ある参加者は「地域に世界に誇れるものがあるということをPRするために、いろんな地域の情報を聞いて、協力して活動していけたら素晴らしいと思う」と話していました。
白鳥孝伊那市長は「非常に有意義な交流だった。各地の活用法を聞き、地域に合った活用方法を探るきっかけになった。ジオパークを学習に取り入れるというのはとても面白いと思う」と話していました。
交流集会では、ジオパーク保有地域の市長や村長によるシンポジウムも行われました。 -
春告げる洋ランがずらり
春の訪れを告げる洋ランの展示会が、箕輪町富田のガーデン和らぎで始まりました。
会場には、白やピンク、黄色など、色鮮やかな洋ラン40種類280点が並んでいます。
展示会は、町内外の洋ラン愛好家でつくる「洋らんの花を咲かせる会」が毎年開いているものです。
会のメンバーによると、洋ランは種類によって夏や秋に咲くものもあるということですが、この時期に咲く種類が一番色鮮やかだということです。
今年は例年に比べ気温が低いため、展示会に合わせて花を咲かせるのに苦労したということですが、訪れた人たちは色鮮やかな洋ランを眺めながら一足早い春を楽しんでいました。
会場を訪れたある女性は「今年は寒かったので会員のみなさんの苦労を感じる。色鮮やかな洋ランを見たら一気に春が来た感じ」と話していました。
洋らんの花を咲かせる会の平松生男会長は「今年は花を咲かせるのに苦労も多かった。会員が丹精込めた洋ランが並んでいるので是非足を運んで下さい」と話していました。
この洋ラン展は19日まで、箕輪町富田、与地・辰野線沿いのガーデン和らぎで開かれていて、時間は午前9時から午後4時までとなっています。 -
南箕輪村中部保育園でひな人形飾り付け
ひな祭りを前に、南箕輪村の中部保育園で17日、ひな人形の飾り付けが行われました。
中部保育園では、毎年リズム室にひな人形を飾っています。
17日は、年長と年中園児およそ60人が交代で人形を並べました。 -
旧井澤家住宅で あすから雛人形展
伊那市の伊那部宿を考える会は、雛人形やつるし雛などの展示会を旧井澤家住宅で明日から開きます。
伊那部宿を考える会では、平成18年から毎年この時期、女性会員が中心となって、旧井澤家住宅で雛飾りの展示を行っていて、今回で7回目です。
伊那部宿の東條さん宅の蔵から出てきたという押し絵雛は、江戸時代後期の天保時代に松本で作られたものとみられるということです。
そのほか、昭和初期から現代のものまで、100体ほどの人形が並んでいます。
つるし雛は、今年から数が大幅に増え、45組が並んでいます。
伊那市や箕輪町、駒ヶ根市の13人が手づくりしたということで、1つ1つ表情の異なる飾りが楽しめます。
また、西箕輪から伊那部にお嫁に来た人の嫁入り衣装など、豪華な古い着物も展示されています。
伊那部宿を考える会では「日本古来のよき風習を、古民家の雰囲気の中で伝えたい」と話しています。
この展示会は明日から3月4日(日)まで開かれる予定で、3月3日と4日は、甘酒の振る舞いも予定されています。
旧井澤家住宅の入館料は、大人200円、子供100円となっています。 -
伊那市の陶芸家伊藤真一さん展示会白い器展
伊那市の陶芸家伊藤真一さんの展示会「白い器展」が17日から、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、コーヒーカップや茶わんなど、白を基調とした作品およそ300点が並んでいます。
物作りが好きだったという伊藤さんは、18歳で陶芸の道に進みました。
陶芸歴は19年で、かんてんぱぱホールでの展示会は5回目です。
会場は、凹凸がない真っ白な作品、薪窯で焼いて微量の色を出した作品、食材の魅力を引き出す作品と、3つのコンセプトに分かれています。
伊藤さんは、「使用する釉薬や作業工程の違いで同じ白でも様々な質感がでる。土本来の色をいかに出すかが陶芸家の仕事だと思っている」と話します。
伊藤真一さんの「白い器展」は、20日月曜日まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
南アルプス食害協議会 活動報告
ニホンジカによる食害対策に取り組んでいる南アルプス食害対策協議会が17日開かれ、高山植物の回復についてバランスよく生息させていくことが必要などと報告しました。
17日は、伊那市役所で活動報告会が開かれ、関係者およそ80人が集まりました。
協議会は、伊那市など4市町村の他、国や県、信州大学農学部などで組織していて、17日は、これまでの取り組みについて報告しました。
このうち、仙丈ヶ岳の防除柵の設置による高山植物の回復効果について研究している信州大学農学部の渡邉修准教授は「2008年の柵設置から2年間で、4品種の高山植物が多く見られようになった。しかし、特定の植物が優位となり、他の植物の回復を妨げていることが分かった。種の多様性の観点からも、バランスよく生息させることが必要」などと話しました。
他に、捕獲されたシカのストレスについて調べた竹田謙一准教授は「捕獲方法別によるシカに与える影響を調べたところ、主流となっているくくり罠は、ストレスを最も与えることが分かった。ストレスが多いシカの肉は、食用に向かなくなるのでシカの拘束時間の短縮や、罠の改良などを行ってストレス軽減を図ることが必要となってくる」と話しました。
協議会では、「南アルプスの貴重な自然を守るためにも、今後も各分野で協力して取り組んでいきたい」と話していました。 -
「高校生レストラン」の仕掛け人 岸川政之さん講演
テレビドラマ化された「高校生レストラン」の仕掛け人で、三重県多気町役場職員の岸川政之さんの講演会が10日、JA上伊那本所で開かれました。
岸川さんは、「地域の宝を探し、育ててほしい」と呼びかけました。
岸川さんは、地元の相可高校食物調理科の生徒たちが切り盛りするレストラン「まごの店」設立に奔走。
岸川さんの情熱が、高校・行政・地域を巻き込んで高校生自らが調理、接客、コスト管理を行なうレストラン誕生に至りました。
高校生レストランは、15歳で料理の道を目指す高校生たちの道場だと説明し、▽地元にあるものばかりを見ていて、ないものは探していない▽コンサルタントの手は借りず自分たちですべて考えている▽ビジネスを意識し、町の補助は一切受けていないなどと地域おこしのポイントを話しました。
岸川さんは、「高校生が真剣勝負の調理をして、お客が喜んで食べる。そこに感動が生まれる」と話しました。 -
伊那市西町の小黒常会 牡丹餅を作り交流
伊那市西町の小黒常会の住民は、12日、牡丹餅を作って交流しました。
牡丹餅作りは、住民同士の交流を深めようと、西町区社会福祉協議会小黒支部が毎年行っているものです。
この日は、地域の子供からお年寄りまで75人が参加し、地元農家から提供してもらったもち米とうるち米を使って牡丹餅を作りました。
釜でたいた米を軽くつぶして俵形にすると、子供達は、ごま、きなこ、あんこで味をつけていきました。
西町社協小黒支部の富田広支部長は、「こうした機会にお互い顔みしりになり普段から挨拶をする事で、災害など万が一の時に助け合える地域をつくっていきたい」と話していました。 -
確定申告 始まる
16日から全国一斉に、平成23年分の確定申告が始まりました。伊那税務署の申告会場となっている伊那市のいなっせには、多くの人が訪れ早速申告を済ませていました。
伊那税務署では、3月15日までの期間中、毎年、いなっせ2階展示ギャラリーに確定申告の会場を設置しています。
確定申告は、農業や個人商店などの自営業者や、年収2000万円を超えるサラリーマンなどが対象となっています。
今年は、東日本大震災や県北部地震で家屋が倒壊したなどの被害を受けた人は、申告により、所得税の還付や軽減が受けられる措置がとられます。
そのため被災地から避難している人も、もよりの税務署で相談が受けられるようになっています。
所得税・贈与税の確定申告は3月15日まで、受付時間は、午前9時縲恁゚後4時までとなっています。
伊那税務署では、「期限間際になると大変込み合う。早めに申告を済ませて欲しい」と話していました。
また、自宅やオフィスでも申告ができる電子申告・納税システム(e竏探ax)を利用すると、添付書類の省略や還付が早いなどのメリットがあるとして、e-Taxの活用を呼びかけています。 -
高齢者交通安全対策 専門チームが啓発活動
高齢者の交通事故防止のため、県の高齢者交通安全対策専門チームが16日、伊那市の西町地区で啓発活動をしました。
城南町公民館に交通安全教育車両が用意され、訪れた高齢者が身体機能検査をしました。
運転と歩行の能力診断をする機械は、点滅するランプを押すことで認知度や判断力を調べます。
訪れた人たちは、点滅するランプを懸命に押していました。
交通安全対策専門チームは、県の委託を受け、県内を巡回して高齢者への交通安全の普及などを行っています。
伊那署管内では月1回のペースで活動しています。
16日は、高齢者の家庭訪問も行われ、専門チームのメンバーが交通事故防止を呼び掛け、チラシや反射材を渡していました。
来月は東春近地区での開催が予定されています。
高齢者の交通死亡事故が多発していることから、伊那市では積極的に参加して、交通安全意識を高めてほしいと呼び掛けています。 -
高校入試前期選抜 合格発表
県内の公立高校前期選抜試験の合格発表が15日、行われ合格した4508人の受験生に一足早く春が訪れました。
このうち伊那市の高遠高校では、午後1時に玄関前の掲示板に合格者の番号が張り出されると、生徒や保護者が番号を確認していました。
前期選抜試験は、今月8日に実施され高遠高校普通科の募集定員は48人で、倍率は1.19倍でした。
インタ
上伊那では677人が受験し407人が合格しています。