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シャッターアート製作で感謝状
伊那市通り町の情報拠点施設タウンステーション伊那まちのシャッターアートに協力したとして、伊那西高校美術部の生徒に12日、感謝状が贈られました。
この日は伊那西高校美術部の生徒5人に感謝状と記念品が贈られました。
シャッターアートは、街を明るく楽しく演出しようと「伊那市中心市街地再生協議会」が制作協力を呼びかけたものです。
伊那西高校美術部の小田切花香さんの「花と音楽の街」をテーマにした作品が採用され、美術部員の協力のもとシャッターに描かれました。
小田切さんは「個人制作が多い私達が、協力して街を賑やかにすることができて良かった」と話していました。
夏には2つ目のシャッターアートの制作も予定されています。 -
母の日 日頃の感謝の気持ちを花で
13日は、母の日です。
日ごろの感謝の気持ちを伝えようと花を買い求める人の姿が多く見られました。
伊那市のサンスイ生花店では、朝から多くの人がプレゼント用の花を買い求めていました。
サンスイ生花店によりますと、ここ数年は、ピンク系のカーネーションが人気だということです -
伊那市西町の恒例ウォーキング大会
晴れ間の広がった13日、伊那市西町の恒例ウォーキング大会が開かれました。
ウォーキング大会には、小学生から大人まで住民およそ140人が参加しました。
住民同士の交流の場にしようと毎年開かれていて今年で9回目です。
コースは、伊那文化会館を出発し伊那西小学校を目指すおよそ8キロで、参加者は南アルプスの景色や会話を楽しみながら歩いていました。
中には、ワラビやヨモギなどの山菜を摘みながら歩く人の姿もありました。
西町区の山岡彬秀区長は「住民同士の繋がりを今後も大切にしていきたい」と話していました。 -
母の日 ねんどで手作りカーネーション
13日の母の日を前に、親子がねんどを使ったプレゼントを作る、ものづくり講座が12日南箕輪村の村民センターで開かれました。
講座には保育園児から小学6年生までの29人の子供とその保護者が参加しました。
やわらかい樹脂性の粘土で作ったカーネーションをじょうろの形のポットに乗せた置物を作りました。
子供たちは、保護者と協力しながらねんどをこね、花の形を作っていました。
南箕輪村では、手作りによる心のこもった物づくりを体験してもらおうと、毎月物づくり講座を開いています。
6月には父の日にあわせた体験イベントを行うことになっています。 -
西駒山草会 第11回西駒山野草展示会
新緑の季節を迎え、上伊那各地で山野草の展示会が開かれています。
南箕輪村の南原公民館では、西駒山草会による第11回西駒山野草展示会が、12日から始まりました。
会場には、10人の会員が育てた300点ほどの山野草が展示されています。
そのうち9割が突然変異でおこる白いまだら模様の「斑(ふ)」が入ったものです。
斑は野生では珍しく、会員が時間をかけて集めたものを交配させながら増やし、育てました。
12日は350人ほどが訪れ、山野草を鑑賞していました。
西駒山草会代表の網野幸治さんは、「斑入りの山野草を集めた展示会は県下でも珍しいのでたくさんの人に見てもらいたい」と話していました。
西駒山野草展示会は明日まで開かれています。 -
伊那町の暮らしとともに100年
5月14日で開業100年を迎える伊那市駅。12日にはその記念イベントが市内で行われました。
伊那市駅前のロータリーでは記念式典が行われ、集まった人たちが伊那市駅開業100周年を祝いました。
伊那市駅は、明治45年、1912年の5月14日に伊那電車軌道の「伊那町駅」として開業しました。
当初は貨物の取り扱いも行なっていましたが、1952年に旅客駅となり、1954年の伊那市政施行により名称を「伊那市駅」としました。
酒井茂副市長は「これまでの100年を振り返り、伊那市駅や市街地の今後の100年を見据えていくためのきっかけにしたい」とあいさつしました。
また伊那市駅の岩田一高駅長は「100年を迎えられたのはみなさんの支えがあったから。これからもローカル線ならではの魅力を発信していきたい」と話していました。
式典を企画した「伊那市の暮らし100年地域活性化推進委員会」では、100周年に合わせたイベントを今後も企画していきたい考えです。
池上直樹会長は「100年というものの重みを感じる。盆踊りで駅前が盛った昔のような活気を取り戻していけるよう、少しずつ取り組みを進めていきたい」と話していました。 -
セーフコミュニティ認証取得で記念式典
安全・安心なまちづくりを目指す箕輪町のセーフコミュニティ認証が4月12日に正式に決まり5月12日、記念式典が箕輪町の伊那プリンスホテルで開かれました。
会場にはおよそ200人が集まり、箕輪町のセーフコミュニティ認証取得を祝いました。
セーフコミュニティは、WHO世界保健機関が認証しているもので、事故や自殺は予防できるという考えのもと安全・安心な街づくりを進めるものです。
町は、平成21年12月から取得に向けた取り組みを始めていて、今年1月に審査を受け、先月認証決定通知が平澤豊満町長に伝達されました。
式典で平澤町長は「認証を取得できたのは、箕輪町の歴史の中でも輝かしく残るもの。これも安全・安心のまちづくりに献身的に取り組んでくれた町民のみなさんのおかげ」とあいさつしました。
来賓としてかけつけた阿部守一知事は「認証取得までのプロセスでの住民との協働は、県としても参考にさせていただきたい。」と祝辞を述べました。
箕輪町のセーフコミュニティ認証取得は、世界で274番目、日本国内では4番目で、町村単位では初となります。 -
丹精込めた寄植え並ぶ
箕輪町の木下公民館で、12日から地元の山野草愛好者で作る「信州みのわ山野草クラブ」の山野草展が始まりました。
信州みのわ山野草クラブの展示は、同じ鉢の中に何種類かの山野草を植える「寄せ植え」が多いのが特徴で、会場には会員が丹精込めた作品およそ200鉢が並んでいます。
春先の低音で花が咲かず、急に気温が上がったため一気に花が咲き、展示前に花が落ちてしまうなど、会員の苦労もあったということです。
白鳥征男会長は「苦労したが会員の努力で綺麗に仕上がった。多くの人に見てもらいたい」と話していました。
展示は13日も木下公民館で開かれていて、時間は午前9時から午後4時までとなっています。 -
信州伊那野草会 12日から展示会
信州伊那野草会は、12日と13日の2日間、伊那市西春近の伊那スキーリゾートで山野草大展示会を開きます。
11日は、会員たちが明日からの展示に向けて準備を進めていました。
信州伊那野草会は、毎年この時期に展示会を開いていて、今回も200種類、400鉢が並んでいます。
飯島隼人会長は、「野山を彩る草花は、見る人の心に潤いを与えてくれる」として来場を呼び掛けています。
山野草大展示会は、12日と13日の2日間、伊那市西春近の伊那スキーリゾートで開かれます。 -
伊那商工会議所青年部 伊那コン27日に初開催
伊那商工会議所青年部は、お酒や料理を味わいながら交流を深めてもらうイベント「伊那コン」を、27日に開きます。
11日は、イベントについての説明が伊那市の伊那商工会館で行われました。
伊那コンは、街全体を使って参加者同士交流を深めてもらうことや地域の活性化を図ることを目的に、伊那商工会議所青年部が初めて企画しました。
イベントでは、参加者がグループごとに分かれ、市内12の飲食店のうち2店舗をまわります。
店内では、特別メニューが提供される他、店舗ごとゲームなどが企画されています。
参加者は、通行手形として三度笠を被って伊那の勘太郎に扮し街を歩くということです。
日時は27日日曜日、午後4時半からです。
料金は男性6千円、女性3,500円で、20歳以上なら未婚・既婚・地域は問わないということです。
なお、2人以上のグループでの申し込みとなり、先着200人までとなっています。
詳しくは、伊那商工会議所青年部事務局まで
電話:0265-72-7000 -
赤羽栄子さんの作品展「いのちの囁き」16日まで
押し花作品を手掛けて20年になる伊那市美篶の赤羽栄子さんの作品展「いのちの囁き」が11日から、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、福寿草や桜の花びらの他、木の根っこや苔など身近な素材を使った押し花95点が並べられています。
作品は、1年以内の近作を中心に押し花を始めた頃の作品なども展示されています。
生け花を学んでいた赤羽さんは、植物の命をいきいきと残すことができる押し花の魅力にひかれ、以来20年に渡り作品作りに取り組んでいます。
今回の展示は、20年の節目を迎え信州の自然の良さを改めて表現することをコンセプトにしています。
ウォーキングをしている際道端で見つけた花や草を使った作品「ふるさと信州」。
世界12か国からおよそ1,200点の応募があった押し花絵コンテストで特選に選ばれています。
押し花絵展「いのちの囁き」は16日水曜日まで伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
南箕輪村恩徳寺のクロユリ見頃
南箕輪村沢尻の恩徳寺で、クロユリが見頃を迎えています。
先代の住職が2株から徐々に増やし、50年かけて350株ほどになりました。
現在は、200株ほどが見頃を迎えています。
今年は、例年より4日ほど遅く開花し、花は小さめだということです。
恩徳寺のクロユリは、15日ごろまで楽しめそうです。 -
伊那中央病院 5月12日看護の日PR
10日から始まった看護週間にあわせ、伊那市の伊那中央病院は、5月12日の看護の日をPRするイベントを10日に行いました。
看護の日は、ナイチンゲールの誕生日の5月12日で、今年は5月10日から16日が看護週間となっています。
院内では、看護師が病院を訪れた人に看護の日をPRするチラシや花の種などを手渡しました。
今年は子供にも興味をもってもらおうと、看護の日のマークが描かれた風船も配布しました。
入口近くでは献血が行われ、60人ほどが献血したということです。
伊那中央病院では、「イベントを通じて看護を少しでも身近に感じてもらえたら」と話していました。
14日には1階売店前で血圧や体脂肪などの測定が行われることになっています。 -
大芝高原でウォーキング講座
南箕輪村の大芝高原で、10日にウォーキング講座が開かれました。
ウォーキング講座は、健康づくりの拠点として森の交流施設が去年10月に完成したことから、南箕輪村が今年度から開催しています。
10日は2人が参加し、大芝高原にあるセラピーロードの、2.5キロのリフレッシュコースを歩きました。
指導にあたった南箕輪村役場の佐藤佳代さんは、「ウォーキングをきっかけに、健康づくりに取り組んでいってほしい」と話していました。
次回は24日に行われることになっています。 -
園児がアマランサスの種蒔き
伊那市の美篶保育園の園児は10日、雑穀「アマランサス」の種を保育園の中庭に蒔きました。
この日は、伊那地域アマランサス研究会が、アマランサスの種を年長園児にプレゼントしました。
種をもらった園児らは早速、中庭に移動して種を蒔きました。
研究会では、子ども達にアマランサスを知ってもらおうと、食育の一貫として平成20年から毎年、市内の保育園に種をプレゼントしています。
子ども達は、アマランサスが大きく育つようにと全員で「おまじない」をかけていました。
小松三枝子園長は「地元ならではの食材で食育を勉強できるのはとてもありがたい」と話していました。
この日蒔いた種は2・3週間で芽を出し、8月に開花、9月に収穫作業をするということです。 -
推奨みやげ品登録証授与式
新たに伊那市の推奨みやげ品に認定された5品の登録証授与式が、9日、行われました。
新たに推奨みやげ品となった5品は、カク万伊藤園の「さくら茶 高遠さくら小町」のリーフタイプとティーバッグタイプで、ほのかに桜の香りがする点、手軽にどこでも飲める点などが評価されました。
末広の「高遠漬 しまうり」は、田舎らしい土産でパリパリとした食感などが評価されました。
赤羽菓子店の「三万三千石最中」は、2色の餅でバラランスがとれていて、抹茶の香りがする点が評価されました。
この他、服部製麺所の「信州伊那の勘太郎そば」の2袋入りも、新たに認定されました。
審査は、伊那市らしさが出ているか、安全、安心の商品かなどを基準に今年3月に行われました。
伊那市観光協会が認定する伊那市推奨みやげ品は、今回の5品目を加えて62品目となりました。 -
東京都立北園高校 鹿嶺高原で鹿防護柵設置
東京都板橋区にある都立高校の生徒が、伊那市長谷の標高1,800メートルの鹿嶺高原で、9日、ニホンジカの食害から高山植物を守るための柵を設置しました。
鹿の防護柵を設置したのは、東京都立北園高校の2年生320人です。
北園高校では、学力と人間力を養うことを目的とした「北園プロジェクト」と呼ばれる奉仕活動を行っています。
長野県も活動に協力していて、鹿嶺高原での作業は2年目になります。
生徒らは、伊那市の職員などからアドバイスを受けながら、2メール間隔に柱をたて、ネットを張っていきました。
北園高校の杉浦文俊副校長は「都会に育ち受け身になりがちな子ども達が、自然の中での作業を通して、自分自身を見つめ直すきっかけにしてもらいたい」と話していました。
北園高校の生徒は9日から3日間、「森林保全奉仕活動」として、伊那市内で、枝打ちや薪割り、植樹などを体験する事になっています。 -
中部保育園 こいのぼり運動会
南箕輪村の中部保育園で9日、春のこいのぼり運動会が開かれました。
園庭には、こいのぼりが飾られ園児がその下で運動会を行いました。
中部保育園は、新年度が始まってから1か月ほどし、子供たちが慣れてきた頃に、全員で体を動かして交流する機会を作ろうと毎年5月に運動会をおこなっています。
今日は、全員で体操やかけっこ、玉入れなど5種目を行いました。
4月に入園した年少園児のかけっこでは、4人から5人のグループに分かれ、元気よくスタートしていましたが、途中転んで泣き出してしまう子供の姿も見られました。
清水すみゑ園長は「元気に泳ぐこいのぼりのように、大きな心で、大きく育って欲しい」と話していました。 -
伊那市小沢 芝桜見ごろに
伊那市の大型農道沿いにある、花の公園の芝桜が見ごろを迎えています。
広さ30アールの公園には、赤や白、薄紫色など色とりどりの芝桜が植えられ見ごろとなっています。
公園には実際の富士山の千分の一サイズで作った名物の花富士をはじめ、白と薄紫色の花で天竜川などが描かれています。
この公園は、伊那市小沢の住民有志による小沢花の会が管理していて、県内外から多くの観光客が訪れていました。
訪れた人たちは、公園内を散策したり写真を撮ったりしていました。
小沢花の会によると、花は先月20日頃から咲はじめ、現在、満開となっていて、天候にもよりますが、今月いっぱい楽しめるということです。
また、9日は、長野県出身のお笑い芸人、もう中学生さんが信越放送の番組収録の為、公園を訪れていました。
今回収録した模様は、信越放送で今月21日に放送されるということです。 -
宇治田さんツリークライミングアジア大会 敢闘賞
伊那市の宇治田直弘さんは、ロープを使い木に登る競技、ツリークライミングのアジア大会に出場し敢闘賞を受賞しました。
宇治田さんは、国内の大会で3位となり今月オーストラリアで開かれたアジア大会への出場権を手にしました。
ツリークライミングは、樹木の剪定や森林調査を行うための木登りの技術です。
大会では、木登りのスピードを競ったり、枝に取り付けられた鈴を鳴らしてまわる等5種目あり、スピードや技術が審査されます。
世界大会を経験し、宇治田さんは「世界との差があると実感したと」話していました。
宇治田さんは、大阪府の出身で林業にかかわる仕事を希望し10年前に長野県に移住し、現在は伊那市振興公社の職員として働いています。
ツリークライミングにであったのは、樹木医の資格をとったことがきっかけと話します。
宇治田さんは「ツリークライミングで木に登る事で、地上からは見えない木の状態を実際に確かめる事ができる」といいます。
ツリークライミングは、1980年代、自然に親しむレクリエーションとし広めようと世界組織が発足し、国内組織は2000年に設立されました。
国内では、知名度の低いツリークライミング。宇治田さんは、もっと多くの人に楽しんでもらいたいと考えています。 -
箕輪町出前講座 ストレッチ教室 昼の部開講
箕輪町の町文化センターで、ストレッチ教室の昼の部が10日開講しました。
10日は60人ほどが集まり、筋肉ストレッチや指のヨガなどの講習を受けました。
指導にあたったのは、健康運動指導士で箕輪町生涯学習課の西出聡さんです。
ストレッチ教室は毎年10月に開かれている天竜健康ウォークの実行委員会が、イベントに向けて体作りをしてもらおうと、去年6月から町の出前講座として開いています。
今までは夜の部のみでしたが、参加者からの要望があり、昼の部を開講することになりました。
実行委員長の高橋敏さんは、「日ごろから体を動かすことで、運動ができる体を作ってもらいたい」と話しました。
この教室は、毎週木曜日に開かれています。 -
いな少年少女合唱団が歌声披露
今年で創立25周年となる、いな少年少女合唱団の演奏会が6日、伊那市のいなっせで開かれました。
演奏会は2部構成で行われ第1部では、浴衣姿の団員が、わらべうたや民謡を歌い昔のあそびを取り入れた動きを披露していました。
会場にはおよそ300人が集まり合唱団の歌声に耳を傾けていました。
第2部ではフィンランドやハンガリーなどの歌を披露しました。
いな少年少女合唱団は、伊那市などの小学生から高校生まで、およそ30人が活動しています。
今年で創立25周年を迎え、節目の年を記念してフィンランドとハンガリーへ演奏旅行に出かけました。
演奏旅行では、現地の子ども合唱団と交流を深めたほか、学校で音楽の授業を受ける機会もあったということです。
この日の演奏会では17曲を歌い澄んだ歌声が会場に響いていました。 -
東春近小学校4年生りんご学習スタート
伊那市の東春近小学校の4年生は8日から恒例のりんご学習を地元のりんご農家伊藤一路さんの果樹園でスタートさせました。
東春近小学校では毎年4年生が授業の一環で地元田原の伊藤一路さんの果樹園でりんごの栽培体験学習を行っています。
果樹栽培の様子や農家の人の苦労などを学ぼうと行われているもので、今年で18年目です。
8日は、4年生54人が参加し摘花作業を体験しました。
摘花はひとつの房に咲く5つの花の中から中心の花だけを残し周りの花を摘む作業です。
中心の花に栄養分を集中させることで良いりんごが出来るということです。
ここ数日の暖かさで一斉に花が咲き、いつもの年と比べて1週間ほど早い作業となりました。
児童たちは伊藤さんのアドバイスを受けながら作業に汗を流していました。
手が届かないところはコンテナに乗って作業をしていました。
今年度は4回のりんご学習を予定していて、次回は5月下旬頃、余分な実を摘む摘果作業を行うことになっています。 -
「アルプスに響け!ぞう列車の歌」制作発表
飯島町在住の映画監督、後藤俊夫さんが手掛ける舞台劇「アルプスに響け!ぞう列車の歌」の制作発表が8日、伊那市役所で行われました。
後藤監督が演出する舞台劇は、絵本「ぞう列車がやってきた」の童話に合唱曲を組み合わせた作品です。
これは、飯島町で演劇などをおこなっているいいじま文化サロンの事業のひとつです。
「ぞう列車がやってきた」という物語は、太平洋戦争のまっただ中で、二頭の象の命を守りぬいた、名古屋市の東山動物園の園長や飼育係の優しさや勇気を事実にもとづいて描かれた作品です。
この作品をもとにして、東日本大震災で被災し伊那谷に引っ越してきた一人の少女を主役にした脚本で、戦争のない平和な世界を訴えます。
後藤監督は、上伊那在住の子供たちにも参加を呼び掛けていて、5月31日まで演劇と合唱の出演者を募集しています。
また、まじかでプロの演技を学ぶ機会にしようと俳優の古谷一行さんに出演を交渉しているということです。
募集の受け付けは、飯島町教育委員会内いいじま文化サロン事務局で受け付けています。
稽古は7月から行い、12月に飯島町文化館大ホールで発表する予定です。
問い合わせ
いいじま文化サロン事務局 0265‐86-3111 -
花の丘公園の八重桜など見ごろ
高遠城址公園に次ぐ伊那市高遠町の第2の桜の名所、花の丘公園の八重桜などが見ごろを迎え、訪れた人たちが花見を楽しんでいます。
花の丘公園には八重桜など50種類、2000本の桜が植えられています。
時期をずらして咲くため、長い期間花を楽しむことができます。
花は、例年に比べて一週間ほど遅いということです。
これらの桜は、旧高遠町時代に各種団体が桜の名所にしようと昭和63年に植えたものです。
8日は、園内を散策する人や昼時には、お弁当を広げて花見を楽しむ姿が見られました。
花の丘公園の桜も伊那市の桜守が手入れをしています。
稲辺健次郎さんは、毎日花の丘公園を訪れ、桜の様子などを観察しています。
天候にもよりますが、花は今週いっぱい楽しめるということです。 -
勘太郎の衣装で伊那まつりをPR
今年40回を迎える伊那伊那まつりの記念事業として、勘太郎の衣装を身にまとったキャラバン隊が市内外に向けてまつりをPRすることが決まりました。
7日に開かれた第40回伊那まつり記念事業特別委員会で決まったものです。
委員会では、伊那まつり40年の歴史を振り返り勘太郎月夜歌・伊那節をクローズアップしようと今回のイベントを決めました。
勘太郎キャラバン隊はまつりの1、2週間前に地元の企業訪問やテレビ局などを訪れ伊那まつりをPRします。
キャラバン隊は10人程度で一般から公募します。
勘太郎月夜歌・伊那節が踊れることが条件で、6月11日まで募集し、14日に面接をして決定するということです。
キャラバン隊には交通費や日当が支給されます。
この他の記念事業として、全参加団体を対象にした勘太郎月夜歌や伊那節コンテストを実施する計画です。 -
原発技術者からみた憲法第9条
原発と平和について考える憲法記念日の集いが、3日、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。
この日は「原発技術者からみた憲法第9条」と題して、福島第一原発の建設時に技術者として携わった小倉志郎さんが講演しました。
会場にはおよそ320人が集まり小倉さんの話に耳を傾けました。
小倉さんは、福島第一原発建設時に発電所内で使われる部品を作っていました。
その後、保守点検などで放射能タンクの中に入ることもあったということです。
点検の時には、手袋を4重にして、服とズボンのつなぎ目をテープで止めるなどしても長時間作業ができなかったと、放射能の危険性を説明していました。
小倉さんは「政府は原発をもっと安全にするから再稼働しても大丈夫と言うが、完璧にすることは不可能。放射能被害の大きさと原発のリスク、政府の大義名分を正しく見つめなおす必要がある」と呼びかけていました。 -
子どもたちが美容師体験
子どもたちが美容師の仕事を体験するイベントが6日、箕輪町の美容室で開かれました。
このイベントは、子どもたちに美容師の仕事に触れてもらおうと松島美容室が開いたものです。
イベントには200人の子どもたちとその保護者が訪れカットやシャンプーなどの方法を教わっていました。
ほかには、ネイルアートのコーナーもあり、子どもたちが爪に柄のついたシールを張ってもらい喜んでいました。
松島美容室は箕輪町など上伊那に5店舗を展開していて、男女合わせておよそ40人のフタッフがいます。
地域とのつながりを深めようと中高生の職場体験の受け入れも行っています。
関重春社長は、「子どもたちが喜ぶと、親も元気になる。美容師の仕事を通して、地域に貢献していきたい。」と話していました。 -
ルネッサンス西町の会 園児と春日公園で桜の苗木植える
伊那市西町の住民有志でつくるルネッサンス西町の会は、近くの保育園児と桜の苗木を7日、春日公園内に植えました。
7日は、ルネッサンス西町の会のメンバーと竜西保育園の年長園児37人、竜南保育園の年長園児22人が、ソメイヨシノの苗木5本を植樹しました。
ルネッサンス西町の会では、地域に愛される公園づくりを進めようと毎年この時期に桜の苗木を植樹していて、今年で8年目です。
春日公園では西町区民を中心に昭和26年頃から桜の植樹が行われていて、現在ソメイヨシノがおよそ150本、ヒガンザクラがおよそ70本あります。
花見シーズンには、満開の桜と南アルプスや伊那市街を一望できます。
園児らは、桜の成長を願いながら交代で苗木に土をかぶせていました。
植樹が終わった後、子ども達にはお菓子が配られ、笑顔で受け取っていました。 -
災害発生直後に避難所運営にあたる職員などを対象にした研修会
伊那市は、大規模災害に備え、災害発生直後に避難所運営にあたる職員などを対象にした研修会を7日、市役所で開きました。
研修会には市の職員や学校関係者などおよそ70人が参加しました。
避難所は、▽被害についての情報や救援物資が集まる「基幹避難所」▽区が管理する「1次避難所」▽要援護者が避難する「福祉避難所」の3つに分けられます。
伊那市では、災害発生時に21の小中学校を基幹避難所としていて、休日や夜間に災害が発生した場合近くに住む職員を避難所運営にあたる初動対応職員に指定しています。
7日は、総務部危機管理課防災係の埋橋進係長が役割と避難所開設について話をしました。
埋橋さんは「避難場所についたら、まずは建物の安全確認を行ってください。その際は、中に入らず外から状況を判断して下さい」などと話していました。
伊那市では今後、迅速な避難所の開設と長期化した場合を想定した訓練を行うということです。