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思沢川にホタル舞う
伊那市御園の思沢川でホタルが舞い始めている。
地区住民でつくる「思沢川に蛍を育てる会」が、エサとなるカワニナを放ちホタルを育てる活動を行なっていて13年ほどになる。
ホタルの飛び交う季節になると、思沢川には竹で作った手作りの灯篭が立てられる。
この一帯は街灯もなく、夜は闇に包まれる。
市街地でこのような場所が残っているのは珍しく、貴重な自然を守っていこうと、ホタルを育てる活動が始まったという。
今年は20日過ぎから月末がピークになりそうで、多い日には1000匹ほどが舞う姿が見られそうだという。 -
田畑半沢ほたる祭り
南箕輪村田畑の半沢川で、ほたる祭りが行われている。
祭りを行っているのは、田畑の住民有志でつくる「田畑半沢を愛する会」。ホタルが舞い、魚も多くいた昔のような川を取り戻そうと、エサの放流や河川整備をしている。
会によると、今年は祭り初日の14日から比較的多く舞っているという。
ほたる祭りは28日まで。時間は午後7時半から9時半まで。 -
上村町自主防災訓練 福井県鯖江市が視察
伊那市山寺の上村町自主防災会の訓練が14日行われ、福井県鯖江市神明地区区長会が視察に訪れた。
上村町自主防災会は、台風による浸水被害を受け平成17年に発足。これまで年2回の訓練のほかマニュアルを載せたパンフレット作成など、積極的に活動している。
鯖江市神明地区では、町内会ごとに自主防災組織があるが、まだ実戦的な訓練や活動が出来ていない組織もあることから、今回上村町を視察することにした。
上村町自主防災会は、白山神社付近でチェーンソーの扱い方や放水の訓練をした。
神明地区からは「女性でも消火活動ができるのか」「メンバーの報酬や、コミュニケーションの方法はどうしているのか」などの質問が出ていた。 -
南アルプス林道バス 北沢峠まで全線開通
夏山シーズン本番を迎え伊那市営南アルプス林道バスは15日、北沢峠までの全線が開通した。
仙流荘バス停を午後0時45分発のバスには4人が乗車した。
これまで林道の歌宿までだったバスの運行は、この日から出発点の戸台口から標高2032メートルの北沢峠まで延長22・6キロを結ぶ。
林道バスは1980(昭和55)年の運行開始以来30年間無事故を継続していて、去年は期間中、約4万3千人の利用があった。
バスの運行はシーズンが終わる11月初旬まで。料金は仙流荘から北沢峠まで1100円、子どもは半額。 -
ローズガーデンで2組目の挙式
バラが見ごろを迎えた伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンで13日、結婚式が行われた。
伊那市観光が無料招待した二組目で、マイケル マシアスさんと母親が高遠出身の山岸理絵さんが人前式を挙げた。
しんわの丘ローズガーデンは、8千平方メートルの敷地に128種類、2600株のバラが植えられていて、今ちょうど見頃を迎えている。
そんなバラに囲まれて、二人は永遠の愛を誓っていた。 -
伊那北駅前で伊那小児童が朝市
伊那市山寺の商店主らでつくる山寺活性化協議会は13日、地元伊那小学校の児童らとともに朝市を開いた。
朝市は、「学生の街づくり」をテーマに取り組む協議会が地域の活性化を図ろうと開いたもので、今年で2年目。
伊那小6年の夏組が、山寺の商店で販売している品を通常より安く販売した。
駅前は児童らの「いらっしゃいませ」という呼び込みの声が響き、多くの買い物客が集まっていた。
同じく6年の春組は、総合学習で取り組んでいる太鼓演奏を披露し賑やかさを演出していた。
駅前には児童の保護者や協議会のメンバーらが集まり、子どもたちの元気な姿に目を細めていた。
またこの日は、駅前広場の有効活用について協議会と共に検討している伊那北高校の生徒が、朝市の様子を文化祭で紹介しようとビデオに収めていた。
この朝市は10月末まで毎月第2、第4土曜日に開かれる。 -
伊那商工会議所女性会 保育園で環境紙芝居
親子で環境問題を考えてもらおうと、伊那商工会議所の女性会が13日、伊那市の竜西保育園で環境紙芝居を披露した。
保育参観に合わせて行ったもので、女性会のメンバー6人が、年長園児とその保護者の前で2つの紙芝居を披露した。
紙芝居は、子どもたちにも環境問題に意識を持ってもらおうと女性会が去年作成した。
これまでにも市内の保育園で披露してきたが、「親子で見てもらったらいいのではないか」との意見も多く、今年は保護者にも見てもらおうと考えた。
親子は、物語を楽しみながらリサイクルの方法や電気の大切さを学んでいた。
女性会の武田延子副会長は、「親子で学び、家庭で実践してほしい」と話していた。 -
伊那谷森と人協議会がますみケ丘にウッドデッキ造り
伊那谷森と人を結ぶ協議会は13日、伊那市のますみケ丘平地林でウッドデッキを造った。
ウッドデッキづくりには協議会のメンバーのほか、ボランティアら16人が参加した。
協議会は森林整備やその保護また森を活用したイベントなどを行っており、現在会員11人で活動している。
ウッドデッキは市民の憩いの森として整備が進んでいるますみケ丘平地林を、さらに魅力あるものにしようと造っている。
完成すれば森の舞台として、音楽会や演劇など発表の場として使う。
木材はアカマツやヒノキ、サワラなど平地林で出た間伐材を使っている。
協議会代表の稲辺謙次郎さんは、「このウッドデッキを中心にたくさんの人が集まり、楽しい時間を過ごせる場所になると思う」と話している。
ウッドデッキは、協議会が11月に計画している森に親しむイベントでお披露目するという。 -
親子で飛行機作り
南箕輪村の公民館講座「いろいろものづくり体験講座」は13日開き、親子連れら約40人がはがきと割りばしで飛行機づくりに挑戦した。
村公民館では子どもたちにものづくりの楽しさを知ってもらおうと講座を開いていて、今回は父の日を前に親子で楽しめる飛行機づくりを計画した。
参加者は、元中学校教諭の原孝寿さんの指導を受けながら、使用済みはがきを羽の形に切り取り、軸となる割りばしに張り付けていた。
中には子どもよりも熱中して飛行機づくりをする父親の姿も見られた。
ある父親は、「完成した物を買ってくることが多いが、今日は久しぶりに親子でものづくりを楽しめた」と喜んでいた。 -
伊那愛樹会のさつき盆栽展はじまる
箕輪町や伊那市の盆栽愛好家でつくる伊那愛樹会によるさつき盆栽展は14日まで、伊那市駅前ビルいなっせで開かれている。
会場にはメンバーが手塩にかけて育てた色鮮やかなサツキの鉢植え40点を展示している。
中には樹齢100年近いものもあり、会場を訪れた人たちからはため息が漏れていた。 -
南箕輪村の辻井宅で13日からオープンガーデン
見ごろを迎えた南箕輪村南原のVidaFeliz(ビダフェリース)一級建築事務所周辺のイングリッシュガーデンが13、14日、公開される。
同ガーデンとその周辺には、バラやリナリア、セラスチウムや宿根草など120種類約150本の花が咲き誇っている。
一株のバラ「アンジェラ」が木の骨組を伝ってできた休憩所は、葉や茎が日陰をつくり、咲き始めた花の香りに包まれるガーデンンの中でも人気の場所。
庭づくりは、一級建築士の辻井俊恵さんが始めたもので、中学生のころに訪れたヨーロッパで見た「家族で同じ時間を過ごせる庭」にあこがれ、15年前から取り組んでいる。
年々アーチの数が増えるなどスケールアップしており、今年の4月には150坪拡張。現在整備が進められている。
2005年からは、一般に庭を公開するオープンガーデンを開始。昨年は千人が訪れた。
辻井さんは、「今年は花の咲く時期がずれ、平年は散ってしまう早咲きのバラも見ることができ、いつもと違う庭の表情が楽しめる」と話していた。
オープンガーデンは13、14日の午前10時から午後4時半まで。
問い合わせ
VidaFeliz(ビダフェリース)一級建築事務所
電話0265-73-6417 -
伊那図書館で写真展「なんじゃもんじゃ」始まる
これはなんじゃ竏窒ニいう個性あふれる面白い写真が並ぶ写真展「なんじゃもんじゃ」が21日まで、伊那市の伊那図書館で開かれている。
会場には、黄金色に輝く田んぼやカマキリの誕生の瞬間、捨てられたぬいぐるみなどを撮影した写真など、さまざまなメッセージが込められた作品が並んでいる。
作品展には、市内のカメラ店に集う写真愛好者64人が1人1作品出品しており、作者の個性があふれている。
写真展のタイトルにもなっている「なんじゃもんじゃ」とは、「ヒトツバタゴ」の別名。
ナンジャモンジャの木にちなんでおり、今年で8回目となる。
訪れた人たちは、「これはなんじゃ」と驚きながら写真に見入っていた。 -
信大生が環境活動発表
豊かな環境づくり上伊那地域会議の総会が11日、伊那合同庁舎であり、信州大学農学部の学生が環境活動の事例発表をした。
同会議は、環境保全活動の情報交換やイベント開催を目的に活動している。
この日は、ごみ拾いや地域交流の活動をしている信大農学部のサークルが事例発表した。
メンバーは、月2回定期的にごみ拾いをしているほか、南箕輪村の祭りなどに積極的に参加している。
学生らは、「何事も楽しんでやっています」と発表した。
会場からは、「地元出身でない人がほとんどの中、地域に貢献しているのはすばらしい」「ごみが多く捨てられている場所に花を植えるといった活動を展開してみてはどうか」「環境活動は義務的になりやすいが、楽しんでやっている姿勢を参考にしたい」といった意見が出された。 -
南箕輪村が本年度、地区ごとに健康部を設置
南箕輪村が本年度から各地区に設置した健康部の初会合が10日、村役場で開かれた。地区の正副部長など約40人が集まり、今後の活動の確認をした。
村では本年度、地区住民の生活習慣病や介護予防への意識向上、特定検診、がん検診の受診率向上を目的に地区ごとに健康部を設置している。
これまでは健康推進員が健康増進を進めてきたが、地域とのつながりが薄く、少人数で活動範囲が限られるなどの課題があった。
健康部の主な活動は、受診の呼びかけや検診への協力、研修会の開催竏窒ネど。将来的には地区のウォーキングマップづくりも実施する考え。
本年度は健康について考えるヘルスサポーター講座や健康講演会などを計画している。 -
南アルプスむらに新パン登場
伊那市長谷の道の駅「南アルプスむら」のパンやに新しいパンが登場する。
新商品は、伊那地域で採れたアマランサスや黒米など15種類の雑穀を使ったパン3種類。オーソドックスな食パン、長谷の戸台地区で採掘されるアンモナイトをかたどった「アンモナイト」、あんこやブルーベリーやチーズクリームなどが入った菓子パンは「あんもないと」名づけられている。
これらのパンは、4月にパンやに導入された石窯で焼き上げ、外はパリパリ、中はしっとりなのが特徴だという。
パンやを経営する伊那市観光の春日庄一事務局長は「地域の雑穀を使うことで、地域振興につなげていきたい」と話していた。
これら3種類のパンは、金曜日限定で発売される予定で、12日から店頭に並ぶ。 -
高山植物等保護対策協南信総会
南アルプスなど南信地域で、高山植物の踏み荒らしなどの取り締まり件数が増加していることが分かった。11日開いた高山植物等保護対策協議会南信地区協議会で報告された。
データは会員である市町村からの報告をまとめたもので、昨年度の南アルプスや中央アルプスなどでの植物の踏み荒らしや摘み取りなどの保護取り締まり件数は、前年度より32件多い1050件だった。
その中でも踏み荒らしは83件増の682件で、食事などの休憩や、写真撮影のために立てた三脚などが原因となっている。
また、同じく増えている摘み取りについては、登山初心者が目立ち、なぜ悪いかが分かっておらず注意しても理解してもらえないという。
このような結果を受け南信森林管理署では本年度、森林保護や啓発活動を行うグリーンサポートスタッフを2人から4人に増員する。
協議会でも、会員である市町村や山岳会などから被害情報を提供してもらい、昨年度同様にパトロールや啓発活動を行っていきたい竏窒ニしている。 -
伊那まつり協賛イベント「あさみちゆきコンサート」をPR
今年の伊那まつり協賛イベント「あさみちゆきコンサート」が8月1日、行われる。チケットの発売を前に伊那市では、実行委員会がポスターを準備し、いなっせ内に貼り出した。
あさみちゆきさんは、東京都吉祥寺の“井の頭公園の歌姫”の異名を持ち、伊那市の熱狂的ファンが3年前、伊那まつりに招待した。
コンサートは今年で3年目。昨年もいなっせホールは満員となった。
チケット販売は6月20日からで、6月中は生涯学習センター事務室のみでの取り扱いになる。
価格は2千円で全席指定。300枚の販売となっている。
実行委員会では「早いもの順で席がうまっていくので、良い席を希望する人は早めに購入してほしい」と呼びかけている。
コンサートは8月1日午後2時から。 -
伊那まつりポスター原画決まる
伊那まつりのポスターに使われる原画選考会が10日、伊那市役所で行われ、伊那東部中学校の伊藤佳奈美さんの作品が選ばれた。
ポスターの原画は市内6つの中学校の2年生を対象に募集し221点が集まった。
原画に選ばれた伊藤さんの作品は、全体の配置がよくシンプルなデザインが評価された。
伊那まつりのポスターは800枚作り、市内外の公共施設などに張るという。 -
関東甲信地方が梅雨入り
気象庁は10日、長野県など関東甲信地方が梅雨入りしたとみられると発表した。
長野県の梅雨入りは、平年より2日遅く、去年より12日遅くなっている。
10日の伊那地域はくもりで、夕方ころ雨がぱらつく1日となった。 -
ネギの先にネギ?
変わったネギが生えている竏秩B
南箕輪村北殿の有賀今朝雄さんの畑で、ネギの先から新しいネギの芽が出ている。
有賀さんは、この畑で10年ほど前から自家栽培でネギを育てているが、こんなネギは初めて見たという。
信州大学農学部生物生産部の春日重光教授によると、「穂発芽」と呼ばれ、花の中で種子が育ったもので、雨が続き気温などの条件がそろうと起きるという。
花が咲くとネギが固くなることから花を取ってしまうことが多く、最近では見かけることが少なくなったという。 -
脳いきいき教室と園児が交流
伊那市の富県保育園の園児20人が8日、高齢者の健康づくりを目的とする「脳いきいき教室」に参加する地元のお年寄りと一緒に手遊びなどを楽しんだ。
子どもたちに地域の人と関わりあいながら成長してもらおうと、今年初めて行った。
今回は、昔ながらの手遊びに挑戦した。もちつきなどの動きを表した手遊びを、子どもだけでなくお年寄りも一緒になって楽しんでいた。
あるお年寄りは「小さい子どもと接するのは、普段の教室と違って楽しい」と話していた。
本年度は全4回の交流を計画している。 -
南箕輪村南原保育園で草もち作り
南箕輪村の南原保育園の園児が10日、地域のお年寄りと一緒に草もち作りを楽しんだ。
地域のお年寄り12人が保育園を訪れ、草もち作りが始まった。
米の粉に熱湯を入れてよくこねた後、年長と年中の園児が生地を丸める作業を手伝った。
子どもたちは、生地を少しずつ渡してもらい、両手でころころと丸めたあと、平らになるように手でつぶした。
平らにした生地を庭に準備した釜でゆでた後、ヨモギを加えて再びよくこねた。
ヨモギは、5月に園児とお年寄りが一緒に摘んだものだという。
こねた生地は、食べやすいように一口大に丸め、きなこ、ごま、あんこで味付けした。
園児は、「ヨモギのにおいがする」と話し、草もちが出来上がっていく様子を見ていた。
皆で作った草もちは、お昼に味わった。 -
住宅用火災警報器設置家庭は約3割
6月から設置が義務化された住宅用火災警報器を設置している家庭が、約3割に留まっていることが分かった。
これは伊那消防組合が設置状況の把握などを目的に実施したアンケートで明らかになったもので、伊那署管内から選んだ1,227世帯から回答を得た。
それによると、住宅用火災警報器設置の義務化を知っていたのは、73.8%、905世帯だった。
一方、家に火災警報器を設置していると答えたのは、30.2%、370世帯に留まった。
この結果について伊那消防組合では、「まだまだ設置率が低い。設置率向上のため、更なるPRに取り組みたい」と話している。 -
村南部保育園でサツマイモ植え
南箕輪村の南部保育園の園児が9日、近くの畑でサツマイモの苗を植えた。
苗は、紅あずま120本。園児は保育園のすぐ近くにある畑で、苗を一人1本ずつ渡してもらったあと、土に穴を掘って植えた。
苗を寝かせるように植えると教わり、地面に寝るように置いた苗の上に土をかぶせていた。
南部保育園では毎年、食育の一環で野菜を栽培していて、今年はサツマイモのほかジャガイモ、ニンジンなども育てている。
この日植えたサツマイモは、10月頃に収穫できる見込みで、焼き芋大会などを計画している。 -
北新区7月に豊川の清掃工場視察
上伊那の新しいごみ処理施設の建設候補地となっている伊那市富県北新区の住民が、愛知県豊川市で導入している新型のごみ処理施設を7月に視察する。
現地では、周辺住民から聞き取り調査も行う予定で、住民の生の声を聞きたい竏窒ニしている。
7日夜開いた地元住民と伊那市、広域連合との懇談の中で提案され、正式決定した。
北新区では、ごみ処理施設への理解を深めるため、先進地の視察を希望していた。
それを受け上伊那広域連合は、すでに新しいごみ処理場が稼動している近県の市町村をリストアップし、北新区に提案した。
北新区は、その中でも今回の建設候補地と同じように山すそにあり、一日のごみの処理量が広域連合が計画している施設に最も近い施設を視察場所に選んだ。
視察地は、愛知県豊川市の豊川宝飯衛生組合の清掃工場。現在、2基のごみ処理施設が稼動しているが、主に平成15年に建設した新しい施設を視察する。
1日に処理するごみの量は130トンで、ごみの処理方法は、コークス燃料を使ってごみを高温で燃やす「コークスガス化溶融方式」。
また当日は、ごみ処理の余熱を利用した周辺施設の見学も行う。
北新区では、先進地視察の後、環境アセスについての勉強会を進める予定。 -
宝永の絵図修復後披露
箕輪町内に残る、今から300年前に描かれた「宝永の絵図」が7日夜、北小河内公民館で修復後初めて、区会議員らに披露された。
絵図は、南小河内と北小河内の両区で、1年ごと交代で管理している。
17日に南小河内区へ絵図を渡す交換式を前に、北小河内の区会議員らが集まり、畳6枚ほどの大きさのある絵図を広げた。
絵図は、今まで折りたたみ保管されていたため、一部破けたり、裂けるなど痛んでいたということで、先月業者に依頼し修繕した。
絵図には、現在の辰野町から諏訪、伊那市高遠町の片倉一帯の山林が描かれている。
また裏面には、集落で山や水の権利などで争ったとき、奉行所が裁定した記録が残っている。 -
みらい塾のバラ見ごろ
伊那市長谷黒河内にある農家民宿「みらい塾」のバラ園で、色とりどりのバラが訪れた人の目を楽しませている。
みらい塾のバラ園は、女将の市ノ羽幸子さんが4年前から手がけてきたもので、今では120種500本近いバラが植えられている。
現在見ごろを迎えている品種は、柔らかな香りが漂う「ロココ」や、小ぶりの花が連なって咲く「カクテル」などで、そのほかにも「アンネのバラ」などが庭を彩っている。
みらい塾のバラは、ほかよりも花が大きく育つのが特徴で、バラの見学に訪れる人も年々増えてきているという。
このバラは、来週が見ごろだという。 -
入笠山開山式
夏山シーズンを迎え6日、入笠山で開山式が行われた。
伊那市と富士見町でつくる入笠山観光連絡協議会は、毎年6月始めに開山式をしている。
この日は、伊那市境の富士見町にある登山道入り口で開山式が行われ、関係者や登山客などが1年間の無事故を祈願した。
協議会会長の小坂樫男伊那市長は、「多くの人に足を運んでもらい、景色を満喫してもらいたい」と話していた。
開山式では、今年初めて「諏訪アルプホルンクラブ」のメンバーが演奏をした。
アルプホルンはスイスの民族楽器。遠くまで音が響くことから、昔は山の上で時間を知らせるために使われていたという。
演奏が終わるとさっそく、登山客が頂上を目指して歩き始めた。
入笠山は標高1955メートル。年間を通して40万人が訪れる。
山頂では360度のパノラマが楽しめ、天気が良ければ富士山や3つのアルプスが見える。
協議会では、「入笠山は初心者でも登山が楽しめるので、多くの人に景色や植物などを見に来てもらいたい」と話していた。 -
大芝高原の間伐材を無償提供
南箕輪村の大芝高原で6日、昨年度の間伐事業で出た間伐材が無償提供された。
受付終了の午前9時までに約40組が大芝高原を訪れ間伐材を選んでいた。
南箕輪村は、定期的に大芝高原の間伐を行い、間伐材を無償で提供している。
訪れた人たちは、ヒノキやアカマツなどの間伐材を車に乗せられるサイズに切って運んでいた。
村内から訪れた男性は、「間伐で大芝の森が良くなる上に、無償で提供してくれるのでうれしい」と話していた。 -
ジャスコ箕輪店で避難訓練
火事を想定した避難訓練が6日、箕輪町のジャスコ箕輪店で行われ、施設内全店舗の従業員約120人が参加した。
ジャスコ箕輪店では、災害発生時に従業員一人ひとりが割り当てられた役割をこなせるよう年に2回訓練をしている。
今回は、できるだけ災害発生時に近い状況を体験してもらおうと、箕輪消防署が設置した煙体験ハウスの中を通った。
従業員らは、視界1mほどの煙の中をハンカチや手で口を覆い、体勢を低くして通過していた。
箕輪消防署では、「広い店内でも煙は一気に広がる。落ち着いて迅速な行動がとれるよう、普段から意識をしていてほしい」と呼びかけていた。