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伊那エンジェルス隊が防犯呼びかけ
連日花見客で賑わう高遠城址公園で13日、防犯ボランティアグループ「伊那エンジェルス隊」のメンバーなど26人が防犯パトロールをした。
これは、高遠城址公園に訪れた花見客にスリや置き引きなどに注意をしてもらおうと実施した。
メンバー達は3班に分かれて夕方6時から公園内をパトロールし、花見客にスリなどに注意するよう声をかけていた。
伊那警察署によると、さくら祭りが始まった4月1日から13日までに公園内でスリや車上荒らしなどの事件は起きていないという。 -
信州花便り
国宝松本城の本丸庭園では、恒例の夜桜会が開かれ、ライトアップされた桜が訪れた人を楽しませている。
夜桜会はライトアップされた松本城の桜を楽しみながら文化財保護への関心を高めてもらおうと、市と教育委員会が開いているもので、今年で10回目。
この夜桜会には、毎年およそ3万人が訪れていて、松本城の花見の名物として定着してきている。
庭園内にはシダレザクラやヒガンザクラなどおよそ300本の桜が咲いていて、県内外から訪れた人たちが夜空に浮かんだ桜を写真に収めるなどして楽しんでいる。
また会場にはお茶席が設けられ、ライトアップされた松本城を眺めながらお茶を楽しむことができるほか、天守閣の月見櫓では、琴や雅楽などの演奏も行われている。
この夜桜会は16日木曜日まで午後5時半から8時半の間、また15、16日は午後9時まで開かれている。 -
韮崎市文化協会が高遠城址公園で交流
山梨県韮崎市の文化協会が14日、高遠城址公園を訪れ、伊那市と交流した。
文化協会の会員など90人ほどが参加して、公園内にある新城藤原神社で神事を行った。
交流は、韮崎と高遠が武田信玄の一族を通じて戦国時代からつながりを持っていることから行われている。
韮崎市文化協会は、昭和49年から毎年公園を訪れていて、今年で35回目。また、伊那市は秋に韮崎で行われる祭りに行き、交流している。
神事の中で、韮崎の甲斐岳風会の会員が桜にちなんだ詩吟を奉納した。
そのあと高遠閣に移り、舞踊団体が韮崎で踊られている踊りを披露した。
ある参加者は、「天気のいい時は桜の下で踊った。外で踊れないのは残念だが、雨に濡れた桜も心に染みます」と話していた。 -
振り込め詐欺防止ATM集中警戒
振り込め詐欺を未然に防ごうと、伊那警察署は15日、防犯ボランティア団体「伊那エンジェルス隊」と、現金自動預け払い機「ATM」の集中警戒を伊那市内の金融機関で実施した。
そのうち八十二銀行伊那支店前では、伊那エンジェルス隊のメンバーと伊那署の警察官が、チラシを配りながら振り込め詐欺への注意を呼び掛けた。
お年寄りの振り込め詐欺被害が後を絶たない中、伊那署では去年から、年金支給日にATMの集中警戒を実施している。
国の定額給付金の支給が始まり、それをだまし取ろうとする詐欺が全国的に増加していることから、この日はその注意も併せて呼びかけた。
昨年、伊那署管内で発生した振り込め詐欺の被害件数は11件。今年に入ってからは15日現在まで、被害の届け出はないという。 -
権現桜 見頃
箕輪町中曽根の権現桜が、ここ数日の温かさで花が開き見頃を迎えている。
中曽根公民館の北側にある権現桜は、長野県の天然記念物にも指定されているエドヒガンザクラ。高さ18メートル、幹の太さ10メートルで、樹齢はおよそ千年と言われている。
東西に大きく枝が分かれ、開花の時期や、花の色が違う事から、二本の桜の木が癒着したとも言われている。
町観光協会によると、今年は、温かい日が続いたこともあり、ここ数日で開花が進み、8分咲きとなった。明日は満開になる見込みだという。
権現桜は、夜桜を楽しんでもらおうと、花が散るまでの期間、日没から午後10時半まで、ライトアップが行われている。 -
満開の桜を見ながらウォーキング
満開の桜を見ながらウォーキングを楽しむイベントが11日、伊那市の三峰川サイクリングロードであった。
これは、市民グループ「三峰川みらい会議」が企画しているもので、今年で3年目。
この日は伊那市内を中心におよそ20人が参加し、伊那市役所から高遠町までの8キロを、2時間ほどかけて歩いた。
三峰川堤防ではこの日、ソメイヨシノなど100本以上の桜が見ごろを迎えており、参加者の目を楽しませていた。
三峰川みらい会議では「参加者には桜をきっかけに三峰川に親しんでほしい」と話していた。 -
箕輪町でさくらの観察会
花見とは違う角度で桜を楽しむ観察会が11日、箕輪町のながた自然公園で開かれた。
これは桜の知識を深め、身近な桜にも目をむけてもらおう竏窒ニ、箕輪町郷土博物館が開いたもので、地区住民ら11人が参加した。
箕輪町在住の樹木医、唐澤清さんが講師を務め、公園内を歩きながら説明。
園内にはソメイヨシノやエドヒガンザクラ、オオヤマザクラなど、6種類が植えられているが、中でソメイヨシノは、日本で最も親しまれている桜で、広く普及している半面、病気にかかりやすく、管理がとても難しい品種だという。
また、箕輪町のもみじ湖周辺に多く植えられているオオヤマザクラは、標高の高い場所や、寒冷地でよく見られる桜で、濃いピンクに大きな花が特徴だという。
唐沢さんは「1年間で花の咲くこの時期が一番種類を見分けやすい。桜の名所だけでなく、地域の桜にも目を向けてほしい」と話していた。 -
推奨みやげ品登録授与式
伊那市観光協会が推奨するみやげ品として、新たに登録された商品の製造者に8日、認定書が授与された。
今回新たに推奨みやげ品に登録されたのは、アマラサンスを練り込んだ「アマランサスそば」や、木のオカリナ「ユカイナ」、スモークチーズなど3団体が提案した5品。
新規に商品が登録された団体が認定書を受け取った。
授与式では、ユカイナの演奏披露も行われた。
みやげ品を選ぶ選考会では、安心、安全な素材を使っているか、伊那市らしさがあるかなどといった点が審査された。
ユカイナを製造・販売するユカイナ倶楽部の加納義晴さんは、「ユカイナは木の優しい音がする癒しの楽器。その楽しさを伝えながら、普及させていきたい」と話していた。
今回の登録で、観光協会の推奨みやげ品は52品となる。 -
園児がヨモギ摘み
伊那市の竜南保育園の園児たちが10日、地元のお年寄りと一緒にヨモギ摘みをした。
年長、年中の園児約60人が、地元の老人クラブのメンバーや園児の祖父母と保育園近くの畑でヨモギを摘んだ。
竜南保育園では、1年間を通して地元のお年寄りと交流している。
この日は今年度初めての交流で、子どもたちは、お年寄りに教わりながら摘んだヨモギを袋の中へ入れていた。
摘んだヨモギは、5月に草もちにして食べる予定で、草もちの作り方もお年寄りに教わるという。 -
人権擁護委員委嘱
人権についての相談に応じたり、啓発活動などを行なう人権擁護委員の委嘱式が10日、伊那市役所で開かれた。
新たに委嘱されたのは、平澤光子さんと原弘幸さんの2人。
伊那市では、10人の人権擁護委員が、毎週各地の公民館で相談室を開くなどの活動をしている。
最近は、近所や夫婦の問題、外国人との関係など相談が多様化しているという。
委嘱された平澤さんは、看護師として勤めてきたことから、子どもの虐待やハラスメントなどの相談に応じてきた経験があり、「少しでも困っている人を手助けしたい」と話していた。
この日は任期を終えた2人の退任式もあり、2期6年務めた守屋幸子さんと三澤満男さんに感謝状が送られた。 -
高遠さくらまつり号運行
高遠城址公園のさくら祭りの集客アップを図る、高遠さくらまつり号が運行を始めた。
11日は約160人を乗せた松本駅発のさくらまつり号が午前11時に伊那北駅に到着した。
さくらまつり号は、新宿駅からの特急あずさと岡谷駅で乗り換えができるようになっていて、関東方面からの花見客の集客アップを図ろうと企画された。
さくらまつり号は伊那市とJR東日本、JR東海、JRバス関東が行ったもので、行政と交通機関が連携してこのような取り組みをすることは全国的に珍しいという。
伊那北駅の外では列車に乗った人限定で、シャトルバスの乗車券と高遠城址公園の入園券が販売された。
伊那市では、将来的には東京から直通の電車を走らせ、観光や商業の発展につなげていきたい竏窒ニしている。
この高遠さくらまつり号は12、18、19日も運行する。 -
桜満開で花見客入りこみピーク
高遠城址公園の10日の満開宣言で、花見客の入りこみがピークを迎えている。
11日は満開直後の週末ということもあり、高遠城址公園に向かう道路では車の列が出来ていた。
伊那インターチェンジの出口付近は、午前中に一時渋滞したが、ETCの普及のせいかスムーズに流れ大きな混雑はなかった。
しかし、アクセス道路から昨年開通した環状北線は終日混み合った。
車の列は、国道153号から361号へと続き、伊那インターから公園まで2時間かかった人もいたという。
また、ナイスロードも混雑し、のろのろ運転が続いていた。
臨時駐車場となっている山田河原は、シャトルバスが運行されていてバスを待つ人たちが行列を作っていた。
駐車場にはマイカーや観光バスが並び係員が対応に追われていた。
伊那市観光協会高遠支部によると、1日から始まったさくらまつりの入場者数は、10日現在で約2万8千人だという。 -
伊那谷新酒まつり
桜が満開となった伊那市の春日公園で11日、伊那谷新酒まつりが開かれた。
これは花見を楽しみながら、地元の酒蔵が造った新酒を楽しんでもらおうと、伊那市西町の商店主らでつくるルネッサンス西町の会が開いた。
新酒まつりは今回が7回目で、伊那谷の蔵元8蔵とビールメーカー1社が丹精こめて作り上げた自慢の酒を持ち寄った。
このイベントは、グラス付きのチケットを購入して各酒蔵のブースを回って酒を味わうもので、千円分のチケットが600枚用意された。
新酒まつりは気軽に日本酒が楽しめることから年々ファンも増え、西町の会によると、今年は女性の来場者が多かったという。
ルネッサンス西町の会の向山等会長は、「お酒を楽しみながら味わってもらう場として定着したイベントになった。地元の活性化のためにも続けることに意義がある」と話していた。 -
リニアBルート実現へ
懸垂幕を設置伊那商工会議所は10日、伊那市内4カ所にリニア中央新幹線のBルート実現などを掲げた懸垂幕を設置した。
リニアのBルート実現について住民の関心を高めようと、伊那市のいなっせで、商工会議所や市関係者など約30人が出席し、懸垂幕設置のセレモニーが行われた。
いなっせ横の駐車場に設置された懸垂幕は幅73センチ、長さ10メートルで、「リニア中央新幹線 Bルート実現と伊那市に駅を」の文字が記されている。
伊那商工会議所の向山公人会頭は、「伊那市に駅ができないと地域経済への効果は薄い。産業振興を図るために、誘致できるよう活動を進めていきたい」と話した。
また諏訪や飯田でも誘致活動が行われていることについては、「1本化を図る時期ではない」としたうえで、「活動に縛りをかけるのではなく、それぞれの地域住民の関心を高めることが大切」としている。 -
御柱の木 売買契約調印
来年の諏訪の御柱で使うご神木の売買契約の調印式が10日、伊那市山寺の南信森林管理署で行われた。
諏訪大社の平林成元宮司と、南信森林管理署の竹内正比古署長の間で、下社秋宮、春宮で使う8本のモミの売買契約が行なわれ、契約書を取り交わした。
下社御柱で使う8本のモミは、すべて南信森林管理署が管轄する下諏訪町東俣の国有林から切り出されることになっていて、去年5月11日に本見立てが終わっている。
上社の柱は、蓼科の国有林から切り出されることになっている。
平林宮司は、「お譲りしていただいた木を大切にして、氏子らと喜び、伝統の御柱を無事に行いたい」と述べた。
この日契約が結ばれた8本のモミは、5月3日に伐採される計画。 -
高遠城址公園 桜満開
天下第一の桜として知られる伊那市の高遠城址公園のコヒガンザクラが10日、満開となった。
伊那市の最高気温は午後2時27分に25度を記録し今年初めての夏日となった。
9日の5分咲きから一気に開花が進み、10日午前には8分咲き、午後には満開となった。
公園内は、県内外からの花見客で賑わっていて、周辺の道路では若干の混雑もみられた。
高遠城址公園は、5.4ヘクタールに1500本のコヒガンザクラがあり、濃いピンク色の花を咲かせている。
樹齢130年に及ぶ古木が20本、50年以上のものが500本あるとされている。
この日は、満開となった桜の下でごちそうを広げる花見客の姿が見られた。
高遠城址公園のさくらの見ごろは15日ごろ、19日ころまでは楽しめるという。 -
信州花便り
千曲市にあるあんずの里は、このところの暖かさでアンズの花が一気に満開となっている。
見頃は、今週末頃までだという。
千曲市森の倉科地区は、日本一のあんずの里として知られていて、毎年県内外から約20万人の観光客が訪れている。
今年で54回を数えるあんずまつりのお花見は17日までで、10日から12日までの3日間は恒例のライトアップも行われる。 -
大般若会
箕輪町の西光寺で6日、600巻の経典「大般若経」を読み上げる大般若会の法要が行われた。
本堂では、12人の僧侶による力強い読経の声が響き渡っていた。
虫干しの意味あいもある大般若会では、経典を上から下へと落とす「転読」という方法で、経典を読み上げる。
大般若経は約1400年前、三蔵法師が釈迦から受け取り、中国へ伝えたものと言われ、仏教の基本思想が書かれている。
経典を読む時に起きる風に当たると、一年間の無病息災や家内安全が約束されると言われている。
西光寺の竹花祐栄住職は、「大般若会は春一番にする法要。毎年のことだが、華やかで春の始まりを感じます」と話していた。 -
イーナちゃんがプロモーションビデオ撮影
伊那市のイメージキャラクター・イーナちゃんが9日、高遠城址公園に登場し、プロモーションビデオの撮影をした。
撮影したのは、歌手の橋幸夫さんが歌う「ゆるキャラ音頭」のプロモーションビデオ。ゆるキャラは、「ゆるいキャラクター」の略で、見ていると脱力してしまうキャラクターのこと。
このプロモーションビデオには、全国から選ばれた25のキャラクターが登場する予定で、イーナちゃんは冒頭部分を担当している。
イーナちゃんは観光客にも人気で、撮影の合間には写真撮影をする人が絶えなかった。
この曲はすでに販売されていて、ビデオ完成後は曲のPRとしてテレビなどで放映される。 -
高遠城址公園で桜茶のサービス
伊那市の高遠城址公園で9日、伊那市商工会高遠支部女性部が桜茶を振る舞った。
桜茶は八重桜の塩漬けにお湯を注いだもので、3千杯用意された。
観光振興に役立てようと、桜の塩漬けを作り土産品として販売している女性部が、毎年行っている。
会場では、桜茶と一緒に高遠饅頭の試食も用意され、観光客などがお茶と一緒に味わっていた。
女性部では、「桜の下で桜茶を飲み、桜にどっぷりと浸ってほしい。桜の塩漬けはお菓子や漬物などにも使えるので花見のお土産にしてほしい」と話していた。
この桜茶のサービスは10日も行われる。 -
初の醤油造りで搾り作業
伊那市横山の山荘ミルクで9日、醤油搾りが行われた。
これは、山荘ミルクの向山美絵子さんが主宰し、健康で長生きするための食事と生活習慣を学んでいる「心と体がよろこぶ食の会」が行った。
この日の醤油搾りは、市民グループで手づくりの醤油造りを指導している長野市在住の岩崎洋三さんを招いた。
去年の4月に仕込み、1年間熟成させたもろみは約250キロ。お湯を加えたもろみを布袋に入れ、搾り機の中に積み重ねていくと、醤油が絞り出されてきた。
参加した会員は、早速醤油を味見していた。
岩崎さんは、「手作りすると醤油1滴1滴に心がこもる。今、作ることがおろそかにされているけれど、作ることの意味、喜びを大事にしたい」と話していた。
搾った醤油は火入れをし、おりを沈めてから瓶詰めするため、瓶詰め作業は13日に行う予定。
醤油など毎日使うものだけは、いいものを造りたいと初めて取り組んだ醤油造り。
今回、一升瓶で120本分の醤油ができるという。 -
南箕輪村のエドヒガンザクラ見頃
樹齢260年といわれる古木で、南箕輪村の天然記念物にも指定されている北殿のエドヒガンザクラが見頃となっている。
今年は、1週間ほど早く見頃を迎えた。
管理をしている北殿エドヒガンザクラ愛好会は今年、財団法人日本さくらの会の功労者に選ばれ、13日には、東京で表彰式が行われる。
愛好会の一人、桜のすぐそばの南中食堂の長沼文子さんは、この場所で30年近く営業している。
桜の開花期間中は、ライトアップをしているということで、長沼さんは「桜も喜ぶので、多くの人に見に来てもらいたい」と話していた。 -
花まつり
お釈迦様の誕生を祝う花まつりの8日、箕輪町長岡の長松寺では、近くの保育園児が訪れてお祝いをした。
長岡保育園の園児38人が長松寺を訪れ、順番にお釈迦様の像に甘茶をかけた。
長松寺では、今年再建300年となる本堂で花まつりが行われ、山崎義芳住職が、「誕生をお祝いして、みんなの命は尊いということを覚えてください」と園児に話していた。
園児たちは一人ずつ、お釈迦様の像に甘茶をかけたあと、甘茶とやしょうまをもらって帰った。 -
信州花便り
上田城千本桜まつりは4日から始まっていて、夜にはライトアップが行なわれている。
公園のライトアップは、照明デザイナーの石井幹子さんが手がけた。
現在照明器具は100台設置されていて、タイマー制御で午後6時から午前0時まで点灯している。
ライトアップは、今月29日まで行なう予定。
上田城跡公園では6日現在、シダレザクラが5分咲きで、ソメイヨシノも開花している。 -
チャイルドシート着用モデル園指定
チャイルドシート着用に対する意識を高めてもらおうと6日、伊那市内の2つの保育園が、チャイルドシート着用モデル園に指定された。
これは、県警が今年度から行っている事業で、上の原保育園と西春近南保育園が指定された。
伊那警察署の依田公雄署長から、2つの保育園に指定書が手渡された。
昨年、伊那市と伊那市交通安全協会連合会が市内の保育園で行った調査では、チャイルドシートの着用率は68・3%で年々増えてきているものの、まだ完全着用には至っていないという。
指定を受けた保育園は、ともに着用率が50%ほどで、園では低さに驚き、これまでに園便りなどで呼びかけをしてきた。
2つの保育園では、指定を受け、保護者対象の交通安全講習会などを開きたい竏窒ニしている。
依田署長は、「将来がある子どもが、悲惨な事故の被害を受けないよう着用を徹底してもらいたい」と呼びかけていた。 -
南信美装社員がごみ拾い
伊那市東春近の清掃管理会社南信美装の社員が8日、会社近くの榛原河川公園などで清掃活動をした。
これは公園や周辺の道路を気持ちよく使ってもらおうと行われたもので、社員約40人が参加した。
社員らは投げ捨てられた空き缶やタバコの吸いがらなどを手で拾い集めてはゴミ袋に入れていた。
作業は朝7時から1時間ほど行われ、集まったゴミは分別して処理した。
ゴミの中には焼き肉で使った網などもあり、社員らは「公園は子どもが集まる所なので、まず大人がルールやマナーを守ってもらいたい」と話していた。 -
女性合唱団ザ・シワクチャーズが韓国演奏会に向け練習
60歳以上の女性でつくる合唱団ザ・シワクチャーズ伊那が韓国の南原で行われる交流演奏会に向け練習に励んでいる。
いなっせで行われた6日の練習には、団員約50人が参加した。
シワクチャーズは伊那市の歌などを作曲した名誉市民の故高木東六さんの遺志を継ごうと2年前結成されたもので、現在は団員60人が活動している。
南原の訪問は高木東六さんが制作したオペラ「春香」の舞台となっていることが縁で決まったもので、5月から始まる春香祭にあわせて訪れることになっている。
交流演奏会では南原春香合唱団とシワクチャーズがそれぞれ歌を披露することになっているほか、合同合唱も予定されている。
シワクチャーズ代表の北沢理光さんは、「これを機会に民間の交流を進め、互いの文化の発展につなげていきたい」と話している。 -
美篶ごみ懇談会
上伊那広域連合が計画する新しいごみの中間処理施設に関する懇談会が6日夜、伊那市の美篶きらめき館で開かれた。
懇談会は、美篶地区の各区長や各種団体の代表者などでつくる美篶地区新ごみ処理施設に関する委員会が開いた。
委員会が開いた懇談会で伊那市や上伊那広域連合を交えたものは今回が初めてで、会場には約80人が集まった。
施設の候補地について、会長の「覆すべきではない」とする考えに対し、住民からは「市の結論ありきで話を進めないでほしい」などといった意見が出された。
また市や広域連合では、環境アセスの着手に必要なのは地元区の合意のみ竏窒ニしているが、「美篶を含めたアセス合意で話を進めてほしい」と地元区と同じ扱いを求める意見も出された。
懇談会では上大島区が去年の12月に区の総会で、候補地を桜井天伯付近とすることに対し、反対決議を可決したことや、148戸のうち122戸から反対署名が集まったことなどが報告された。
懇談のあと、委員会の赤羽要会長は、「建設の反対、賛成の前に、事実を一つひとつ確認しながら積み重ねていきたい。今後も話し合いを続け、地区の人が不安に感じていることを明らかにしていきたい」と話した。 -
【信州花便り】
下伊那郡松川町から、桜の話題が届いた。
松川町の中心を流れる片桐松川では、堤防のソメイヨシノが満開となっている。
国道153号にかかる小松川橋の上流には、800メートルにわたり200本の桜が植えられている。
開花は去年より5日ほど早く現在は満開。見頃は今週いっぱいと予想されている。
上流には、JR飯田線の鉄橋もあり、写真愛好家の撮影スポットにもなっているという。 -
高遠城址公園の桜 開花宣言
伊那市は6日、高遠城址公園の桜が開花したと発表した。
“天下第一の桜”として知られる高遠城址公園の桜の開花は去年より3日早く、伊那市では11日土曜日前後が見ごろと予想している。
公園の中で最も早く咲く南ゲート付近では、訪れた人たちが花を写真に納めるなどして楽しんでいた。
公園中央の本丸や桜雲橋近くでは、つぼみの赤みが増し、遠方から訪れた花見客らが園内を散策していた。
また屋台の店主らは、今年は長野市で善光寺の御開帳が行われていることから相乗効果があるとして、観光客の集客アップを期待していた。
今年の桜まつり期間中は9日と10日に伊那市商工会女性部によるさくら茶のサービス、また9日と13日には桜奏会による高遠ばやしの巡行、15日には保科正之公大河ドラマ化成就祈願として江戸かっぽれなど、さまざまなイベントを行い、全国から訪れる花見客を出迎えることにしている。
伊那市では高遠城址公園の桜の見ごろを11日前後、また、春日公園と伊那公園は10日頃と予想している。