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【記者室】ブックスタート
箕輪町図書館がブックスタート「みのわっ子絵本プレゼント」を始めた。ほかの自治体ですでに実施している事業だが、町には、絵本の配布時に絵本ボランティアによる読み聞かせという特色がある▼本を贈るだけでなく親子1組ずつに実際に読み聞かせをする時間を大事にしたい-。呼びかけに応じ集まったボランティアは30人。親子と言葉を交わし、絵本を開く。7カ月相談の待ち時間というわずかな時間だが、心の中がほわっと温かくなるようなひとときだった▼読み聞かせの楽しい時間が家庭の中に生まれることを応援し、「町中みんなで箕輪の子を育てていきたい」と図書館。親子のもとに届いたのは、心はぐくむ1冊の絵本と町の人の温かさだったように思う。(村上裕子)
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非行防止表彰
38年間にわたり、少年友の会員として少年の健全育成や補導活動など、少年の非行防止に献身的に取り組んできた駒ケ根市赤穂北割一区の大法寺住職藤塚義誠さん(64)は26日付で関東管区警察局長と同管区地区少年補導員等連絡協議会長の連名表彰を受けた。28日、駒ケ根署で表彰状を伝達された=写真。藤塚さんは「長いこと在籍していただけなのに竏秩B表彰は関係者の指導と支援のおかげ。期待に添えるよう、今後も頑張っていきたい」と話している。表彰は県下で3人。
藤塚さんは昨年、警察部外功労者特別表彰も受けている。 -
箕輪町長寿クラブ連合会研修総会
箕輪町長寿クラブ連合会は28日、07年度研修総会を町文化センターで開いた。長年役員を務めた会員に感謝状を贈呈したほか、「居間にいられるお年寄りでありたい」をテーマにした講演で学んだ。
藤沢健太郎会長は、活動の重点である健康増進、友愛、社会奉仕の3点を挙げ、「活動をさらに発展させるために会員増強が大きな課題」とし、「強い意志と情熱を持った皆さんはいつまでも精神的若さを保てると思う。多くの長寿の皆さんに長寿クラブを理解いただくことが我々の役目」とあいさつした。
感謝状は20人に贈呈した。受賞者を代表して木下(南)の原きの江さんが、「前任者から役員を引き継ぎ、活動に力いっぱい注ぎ、仲間と交流し、豊かで明るい長寿社会を願って過ごしてきた。これからも皆さんと精進していきたい」と謝辞を述べた。 -
中央区に災害時の救助支援隊発足される
伊那市の中央区(下島賢治区長)は、災害時に備えて地域の災害弱者の救助支援を目的とした「中央区救助支援隊」を結成し、12月3日、中央区公民館で発足式を開く。隊は、警察や消防などの救助隊が支援に取りかかるまでの時間、地域内の人的被害を最小限に止めるために活動する。
9月上旬、地区の防災訓練を開いた際、災害はいつ起こるか分からない竏窒ニし、高齢者や障害者らの災害弱者を守るための組織づくりを計画。各常会から推薦された27人を隊員とし、災害時は隊員の民生委員の情報を基に災害弱者の救助支援活動を展開する考えだ。
隊員は各種状況に対応できるよう民生委員のほか、設計士、建築家、化学薬品取扱者、重機オペレーター、薬剤師らで構成。発足式で下島区長から隊員に委嘱され、隊長1人、副隊長若干名を決める。
下島区長は「災害がいざ発生したとき、みなさんの協力を得て災害弱者を一人でも多く救出できることを願う」と話している。 -
親子でクリスマスリースづくり
宮田村町二区仲なかふれあいセンター内にある乳幼児親子の交流施設「遊ゆう広場」は28日、クリスマスのリースづくりを行った。多くの親子が参加し、年末の楽しみをひと足早く味わった。
紙皿を使って各親子がリースづくりに挑戦。色紙を切り貼りしてツリーや雪だるまにしたほか、絵なども書き入れて彩った。
仲間と一緒ににぎやかにつくり、雰囲気も満点。約1カ月後に迫ったクリスマスに思いを馳せた。
同広場のクリスマスは6日午前10時半から。宮田ミュージックサークルも出演し、楽しい歌やバルーンアートなどで盛りあがる。この日つくったリースも会場を華やかに彩る。 -
北限の柚子(ユズ)色づく
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中川村葛島の下平宗男さん宅の柚子(ユズ)=ミカン科=が黄色に色づき、収穫が始まった。
自宅の南側、北風が当らない場所に植えられたユズ(ミカン科)は、樹高4メートル余、樹齢45年余、幹の太さは直径約30センチ。表面に凹凸のある直径7、8センチの実が60個以上なっている。今年は花の季節の長雨のため、例年の約3分の1の収穫とか。
47年前、下伊那郡泰阜村の宗男さんの姉、良子さんの嫁ぎ先から鉛筆ほどの太さの実生苗をもらい、暖かい場所を求め、植え場所を転々としながら大切に育てた。植えてから20年目頃から、初夏、可れんな白い花が咲き、実がなり始めた。
ユズは近所に配ったり、ジャム、ユズみそ、鍋や吸物の香りづけに利用するほか、冬至にはユズ湯を楽しむとか。
下平さんは「実は用途が広く、香りは最高。これからも大切にしたい」と話している。 -
羽広の菜洗い場は今年から中止
伊那市観光(社長・小坂樫男市長)は今年から、伊那市西箕輪みはらしファームにある温泉スタンドでの「菜洗い場」の開放を中止する。毎年この時期、温泉スタンド周辺には菜洗いに訪れる多くの人が連なる姿が見られ、冬の風物詩ともなっていたが、今年はひっそりと静まり返っている=写真。
野沢菜などを漬け込むこの季節に合わせて伊那市観光では例年、みはらしファーム内にある温泉スタンド横に菜洗い場を設置し、地域住民に無料開放を続けてきた。
温泉は水よりも暖かく、虫だし効果、菜を柔らかくして漬け易くするなどといった効果があるため、野沢菜漬けを自宅で作る地域住民に重宝されてきたが、一方で菜洗い場を開放する9時から5時までの間、湯量の調整を常に行わなければならない状態にあったほか、くみ上げが追いつかず、各施設への供給が間に合わないことや、温泉スタンドに温泉を買いに来た人を待たせることもあった。
こうした背景から、伊那市観光では今年から菜洗い場を中止。南箕輪村の大芝高原、箕輪町長田の湯などでは洗い場の無料開放をしているため、そちらの利用を促している。
同スタンドを管理する羽広荘の高木支配人は「これまでもずっとそういう状況が続いていた。毎年楽しみにされていた方々もいたと思うが、理解していただけるよう、お願いしていきたい」と話していた。 -
「伊那おやじの会」 そば打ち体験
中高年男性の居場所づくりを目的とした、伊那公民館の講座「伊那おやじの会」は27日、同市西箕輪羽広のそば処・名人亭でそば打ち体験をした。エプロン姿のメンバー29人が6グループに分かれ、それぞれ力を合わせてそばを打った。
受講者は仲間づくりを目的に集まった市内の60縲・0歳代の男性。そば打ち体験は年間行事、全10回のうちの一つで、昨年に続き開いた人気企画。名人亭の代表、小林史麿さんが講師となり、そば打ちの手順をデモンストレーションを交えて説明していった。
手順は、2、3回に分けて水を振り、そば粉によく水を回すための「水まわし」から切るまでの全10工程。2年目の中谷定幸さん(72)=同市山寺=は「去年よりうまくできている。一回、体験しているので今年は先生の言っていることもよく分かる」と真剣な表情でそばを打っていた。
完成したそばは受講生が試食した。
各班に分かれてそば打ちをする男性たち -
山室写真倶楽部が定例作品展
上伊那地区の写真愛好者でつくる「山室写真倶楽部」は12月2日まで、伊那市の市立伊那図書館1階ギャラリーで定例作品展を開いている。「景色のなかに」をテーマとした、メンバー9人の力作、一人6点ほどの計56点を出品している=写真。
デジタルカメラや銀塩(フィルム)カメラで撮影している。作品は、水に写り込んだ紅葉した木々や秋空に飛ぶ飛行機、ススキやコスモスなどがある里山、ホテイランやレンゲショウマなどの高山植物などを題材に、メンバーそれぞれが追求する力作が並んでいる。
信州大学職員で同サークル代表の松村哲也さん(36)=伊那市=は「撮っただけで完成ではなく、見てもらうための場所づくりも工夫した」。作品をただ並べるのではなく、一人ひとりの世界観と会場全体が楽しめるよう、写真の配置方法にきづかっている。
入場無料。月曜日は休館。午前10時縲恁゚後7時(最終日は午後4時)。 -
駒ケ根JCがちびっ子広場改修構想を提言
駒ケ根市の駒ケ根高原の一角にある「ちびっ子広場」の改修について4月から市民らとともに検討を重ねてきた駒ケ根青年会議所(北原和明理事長)は27日、グランドデザイン(全体構想)がまとまったとして市に改修を提言した。北原理事長ら役員4人が市役所を訪れ、中原正純市長に報告書を手渡した。
ちびっ子広場は1976年、子どもが安心して遊具で遊べる広場として青年会議所が中心になって完成した。しかし近年になって遊具の老朽化が目立ってきたことから、今年になって市民にも呼び掛け、新たな広場を目指してアイデアを練ってきた。
報告によると広場は▽生き生きとわんぱくに遊べる「わんぱーく」▽人や自然と触れ合える「ふれあいぱーく」▽何度でも訪れたくなる「おいなぱーく」竏窒Rンセプトに、水、森、芝生の3つのゾーンにシンボル・ツリー、小川や池、ウォーター・スライダー、ツリーハウス、遊歩道、花壇などを配置する。
中原市長は「予算のこともあり、1年で実現するのは難しいが、年次的に取り組んでいったらどうか。力を合わせて再生されることを願っている」と構想の実現に期待を寄せた。北原理事長は「自然の中で子どもたちが土にまみれて活発に遊べる広場であってほしい」と述べた。 -
記者室
先日、地震に遭うという悪夢を見て、1日中なんとなく不安。そんな折、友人からブラジルの的中率90%の予言者、ジュセリーノ予言集「未来からの警告」を借りた。彼は予知夢で、9・11テロ、ダイアナ妃事故死、スマトラ沖大地震など天災や大事件を予言したといわれる▼その彼は2011年に新しい戦争が起こると予言し「人類が07年12月までに過ちに気付き、温暖化や環境問題に真剣に取り組まねば、翌年から、大地震や病気が発生し、多くの人が亡くなるなど取り返しのつかない状況になる」と警告▼私自身は予言には半信半疑だったが、昨今の世界的な天変地異、末世を思わせる親族殺し事件の続発を見聞きするにつけ、運命の12月、彼の予言が気になりだした(大口国江)
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歴史シンポジウム
「高遠石工」伊那市の歴史シンポジウムが25日、高遠町の高遠閣であった。高遠石工に培われた貴重な文化遺産を掘り起こし高遠石工の魅力を再発見しようと、まほら伊那市民大学講座として開き、約150人が「高遠石工」をテーマにした研究発表を熱心に聴講した。
日本石仏協会常任理事で日本石工調査所の小松光衛さんは、「日本の石工と高遠石工」を話した。石工は石の加工技術者で墓石の技術から発展したこと、日本の石工分布では江戸・京・大阪で活躍した名工ぞろいの三都石工などを紹介し、「日本の石の文化は決して低くないが、石工を取り巻く状況は弱い。もっと支えないといけない」と話した。
高遠石工については「旅稼ぎ石工」という特質を挙げ、北は青森県から南は山口県までの足跡を示した。江戸期の名石仏師・守屋貞治については、「大方は地蔵と観音の作者で、旅稼ぎ石工の範ちゅうの外の人と思っている。守屋貞治の石仏を国の文化財指定までもっていってほしい」とした。
石工資料全般について、「地元から資料を出し公開してもらわないと、長野県史で終わってはもったいない。今からでも資料探しや伝わっている話を聞くなどしてほしい」と語った。
日本石仏協会理事の伊戸寛さんによる「高遠石工の足跡と伊豆型の道祖神について」の研究発表もあった。 -
かんてんぱぱホールで「ペアーレ伊那」のパッチワークキルト講座を受講する40人による「パッチワークキルト作品展」
伊那市にある社会保険健康センター「ペアーレ伊那」のパッチワークキルト講座を受講する40人による「パッチワークキルト作品展」が28日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。約1年をかけて仕上げたベッドカバーやコタツかけなどの大作からバッグ、ポーチなどといった小物まで、会員一人ひとりがさまざまな思いを込めた作品約100点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
磯千恵子さんがペアーレ伊那で教えている教室受講者による作品展は10年ぶり。今回は14年のベテランから、始めてまだ半年の初心者までの40人が作品を出品しており、40人一人ひとりが大きさ、模様を統一して制作したパッチワークを並べた作品「フレンドシップキルト」も並んでいる。
色とりどりの布を組み合わせて縫い込まれた美しいタペストリーのほか、玄関マットやソファーカバーなど、実用的な作品も多く、家事の合間に作品制作に取り組む会員もいるという。
磯さんは「パッチワークは家にある布を使え、お金もかからないのが魅力。どなたにもできる楽しい手芸で、気分転換にもなるので、作品展を見て『始めてみたい』と興味を持っていただければ」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後4時まで)。 -
駒ケ根市保健補導員35周年、保健あすなろ会20周年
駒ケ根市の保健補導員会と、2年の任期を終えた補導員の有志でつくる保健あすなろ会は発足からそれぞれ35周年、20周年を迎えたのを記念して27日、記念式典と講演会を市文化会館で開いた。式典には会員など約120人が出席し、これまでの活動の歩みを懐かしく振り返った。健康体操の時間には、あすなろ会はオリジナル曲に合わせた「今日も元気にがんばろう」を、補導員会は商標登録されている「フリフリグッパー体操」をそれぞれ披露。参加者全員がリズムに乗って楽しく体を動かした=写真。
実行委員長の和田佳代子さんはあいさつで「『自分たちの健康は自分たちでつくり上げる』の目標に向け、これからも力を合わせて頑張っていこう」と呼び掛けた。
記念講演会には早稲田大人間学学術院教授の竹中晃二を講師に招き「健康づくりの習慣づけ 三日坊主克服法」と題した講演を聴いた。 -
ニシザワ文芸コンク 表彰式
ニシザワ(本社・伊那市、荒木康雄社長)の第4回文芸コンクール表彰式が24日夕、伊那市駅前ビルいなっせであった。小、中学生両部門の優秀賞以上にそれぞれ、荒木社長が表彰状と副賞の図書カードを手渡した。
コンクールは04年、同社が書店として創業してから80周年を迎えたことを記念して始めたもので、今回集まったのは753点(小学生の部481点、中学生の部272点)。小中学校の教諭らが審査員となり、小学生の部で最優秀賞3点、優秀賞19点、佳作45点、中学生の部で最優秀賞2点、優秀賞6点、佳作33点を選んだ。
表彰式であいさつに立った荒木社長は「読書には、その年齢でしか感じれない感動がある。そのチャンスを逃さないで。今後も本を読んで心豊かな大人に育って」とあいさつした。
入賞者は次の通り。
【小学生の部】▼最優秀賞=小池さや(赤穂東3)佐々木友花(赤穂南2)平沢奈津美(伊那東6)▼優秀賞=唐沢真里南、中山莉佳子(以上赤穂1)米山大智(赤穂2)白崎莉玖(赤穂3)大久保菜美(赤穂東5)白鳥奨、溝上博子、橋詰怜奈、坂下真奈美(以上伊那東6)正木あゆみ(新山6)矢野もも恵(西箕輪3)小池みなみ(南箕輪2)倉田早希(南箕輪6)丸山綾音、白鳥菜都(箕輪中部3)川久保淳史、市川紗貴(以上箕輪中部6)垣内夕(箕輪西4)北野沙世(箕輪南5)▼佳作=はっとりたいが、小原あきほ、上の天ゆう(以上赤穂2)下沢大地、高沢渉平(以上赤穂4)上谷海(赤穂6)西村愛美、遠藤龍吾、福沢沙紀、小沢友哉、奥村知佳、小出智生、北原灯(以上赤穂東5)中城しずか(赤穂東3)長橋舞、小沢春(以上赤穂東6)かすがたけひろ(宮田1)宮下結里香(宮田5)桐山彩織(宮田6)田中ふみ(伊那6)佐久間美沙、有馬優衣、六波羅理子、宮下順奈、平沢壮太郎、唐沢侑子、掛川鈴月、滝沢佳歩(以上伊那東6)みやしたなつみ(西春近南1)白鳥満帆(美篶5)羽場碧(新山6)小池友理、からさわ真な(以上西箕輪3)重盛綾音、伊藤ももな(以上西箕輪6)菅野翔(高遠5)小林千づる(箕輪中部2)中坪紗英、鈴木楓(以上箕輪中部6)小池梨央(箕輪中部3)鈴木泰地(箕輪東4)おおやゆき、おぎはらせいか(以上箕輪南2)儀保ユリ(箕輪南5)小野由梨花(辰野西6)
【中学生の部】▼最優秀賞=鈴木壮一郎(西箕輪1)吉田遼(高遠1)▼優秀賞=石倉みほ(宮田3)宮原永津子、伊藤優香(高遠1)伊藤孝亮(高遠3)板山香純(伊那東部3)三ツ井彩乃(伊那2)▼佳作=小池巧(赤穂)服部勇飛(赤穂1)野村美結(赤穂)名子修平(赤穂2)鳴沢あゆみ(赤穂)土橋美紗子(赤穂3)倉田桃子(赤穂2)白鳥綾菜、阪口寛(赤穂1)森川大樹(赤穂3)後藤佑梨(宮田3)竹俣有沙、新井春香(以上宮田1)中塚亜美(宮田2)久保村英、平林梨子、伊藤翼、笠原美咲、米山陽子、宮下真美、冨永優子、下井しおり、浦野勝平(以上宮田3)世良優佳(宮田1)唐沢純香、唐沢慎二(以上西箕輪3)、唐沢志帆(西箕輪2)荒川遥菜(西箕輪1)鎌倉美月(高遠3)中村瑞穂、将田綾子(伊那東部3)金子美穂(伊那2)矢ノ口真実(伊那3)
最優秀賞の受賞(小学生の部) -
箕輪町猟友会安全狩猟キジそば会
箕輪町猟友会(62人、小林弘人会長)は24日、恒例の安全狩猟キジそば会を松島コミュニティセンターで開いた。15日に猟期が始まり、来年2月15日までの猟期中の安全を願い、関係者を招いてキジそばなどをふるまった。
町、町議会、県議会、伊那警察署、上伊那農協などの関係者を招待した。会員が仕留めたキジ、イノシシ、シカを調理。“そば打ち名人”の副会長がそばを打ち、キジのつゆと辛つゆを用意した。シカの刺身、キジのお吸い物、イノシシ鍋もふるまった。
小林会長は、「最近はシカが増えて作物被害もあり、有害鳥獣駆除に協力している。猟期になり、無事故無違反、安全狩猟で楽しくやりたい」と話した。
猟友会は有害鳥獣駆除、広域のシカ狩り、カワウ駆除、カモシカの個体調整などに協力。クリーン作戦でごみ拾いもした。
今年は新たな取り組みで、上伊那広域捕獲隊を30人編成で結成し、箕輪町からは4人が登録。有害鳥獣被害が発生したときなどの広域的な応援体制を整えたほか、今後市町村と災害協定も結ぶ。 -
姫宮神社で新嘗祭
宮田村南割の姫宮神社で25日、厳かに新嘗(にいなめ)祭が行われた。氏子総代や村、商工会、関係6区の区長ら20人余が参列し、収穫を感謝し、来年の豊作を祈った。
拝殿前に集まった参加者は花畑宮司からお払いを受け、昇殿。氏子総代が手渡しで、野菜や穀類、果物など村の産物を供える「献さんの儀」を行った。
続いて、花畑宮司が感謝の祝詞を奉上、代表者が玉ぐしを奉てんした。
姫宮神社には日本武尊の后、宮簀(みやず)姫や、伊耶那岐(いざなぎ)命が合祀されている。 -
防犯活動の一環でパネル制作 橋爪まんぷさん
社会貢献を目的に活動する「満月の会」の会員で漫画家の橋爪まんぷさん=伊那市境南=が、年末年始の防犯啓発運動の一環として、漫画調の啓発パネルを制作した。このほど、市駅前ビルいなっせ1階エレベーター前に飾った。
年末特別警戒(11縲・1日)と「110番の日」(1月10日)の運動に併せた啓発パネル2枚で、それぞれ縦60センチ、横40センチほど。「年の暮れみんなでつくろう安心の街」との標語や警官が窃盗犯を追いかけている様子を描いている。
「いなっせ管理組合」の協力で啓発パネルを設置する橋爪さん(左) -
初冬の空に、四季桜さく
駒ケ根市の総合駒ケ根文化センター内すずらん公園に植えられた四季桜がちらほらと咲いている。
95年に5本植栽した約4メートルほどの若木。花は11月初旬から咲き始めた。
ほんのりピンクの一重の花は、透き通った初冬の空に映え、散歩の市民は「珍しいね、桜が咲いている」と見上げている。 -
清水富美さん 「染付のうつわ展」
軽井沢町の陶芸家清水富美さん(32)の個展「染付のうつわ展」は27日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。コーヒーカップや茶碗などの日常使いの磁器、半磁器を展示販売している=写真。
同ホールでは2年ぶり3回目。唐草文や梅花文などの伝統的な絵柄のほか、「旅行」をテーマとした飛行機やヘリコプター、トランクなどのオリジナル絵柄がある。白地の磁器に青色の絵柄が鮮やかな作品が来場者の目を引いている。
清水さんは東京の短大で陶芸を学び96年、地元・軽井沢町に築窯。現在は、県内を中心に個展を開く。「染付けのジャンルの中でもち密な絵から肩の力を抜けるような絵までと、幅が広いところを見てほしい」と来場を呼びかけている。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
小田切さん井月の木像奉納 ゆかりの清水庵に
漂泊の俳人井上井月の木像を制作した伊那市西春近の木彫家、小田切恵子さん(59)が24日、井月のゆかりの場所である同市手良の清水庵(小池隆禅庵主)に像を奉納した。呼びかけ人となった地元の「井月を偲ぶ会」や「清水庵保存会」の有志ら15人が集まり、奉納式を開いた。
小田切さんが作った像は、高さ65センチで楠(クスノキ)の丸太から彫り出した。風呂敷包を乗せた竹行李を担ぎ、杖をついて前屈みに歩く井月の姿は、俳人で医者の下島空谷の絵「井月の面影」を基に作ったという。
3年前、知人から「井月を彫って見ないか」と空谷の絵を渡され昨年12月から制作してきた。完成品は井月が詠んだ句額がある同庵にぜひ奉納したいとし、庵を保存する地元住民らに思いを伝え、安置してもらうことが決まった。
奉納式で小田切さんは「これからも井月さんがみなさんの中で大切にされることを期待する」とあいさつ。式に出席した俳人で信州井月会代表の春日愚良子さん(79)=同市美篶=は「没年120年目にして、やっと漂泊の俳人も安住する庵を見つけることができた」と話していた。
清水庵で奉納式を開いた関係者たち -
クリスマス飾りクラフト講座
駒ケ根市の中央商店街の加盟店などでつくる花いっぱい運動実行委員会は23日、クリスマス飾りクラフト講座を駒ケ根市中央のマルトシ旧店舗で開いた。市内の親子など約30人が参加し、群馬県のフラワー・アンド・グリーン・アドバイザー近藤まなみさんの指導でクリスマス用の飾りを作った。
参加者はモミの木やヒイラギの葉、ラグラスなど自然の素材を自由に使い、はさみで切ったりフラワーアレンジ用のオアシスに刺したりして立体的な作品作りに挑戦=写真。「ここにはこの葉を使ったらいいんじゃない」などと親子で楽しく話し合いながら、それぞれのセンスで個性的な飾りを仕上げていた。 -
みはらしファームで野沢菜まつり開催
伊那市西箕輪の農業公園「みはらしファーム」で24、25日、「野沢菜まつり」が開かれている。訪れた人たちは野沢菜や羽広かぶなどの収穫を、思い思いに楽しんでいる=写真。
消費者に直接畑で野沢菜や羽広かぶを収穫してもらおう竏窒ニいう取り組み。漬物を自宅でつくる地元住民などを中心に毎年多くの人でにぎわっている。
今年は野沢菜、羽広かぶをらしファーム近くの畑で育ててきた(各5アール)。施設スタッフによると、今年はかなり質が良いという。
夫婦で収穫に訪れた伊那市の春日美智子さん(60)は「毎年野沢菜を漬けてるが、今年は野沢菜まつりがあることを知ったので、初めて来た。こんなに素晴らしい菜は初めて。来年も来たい」と話していた。
25日は午前9時縲恁゚後3時。雨天決行。野沢菜は1キロ50円、羽広かぶは1キロ100円。収穫用の包丁、ひも、新聞紙などを持参する。会場では汁や漬物のサービスもしている。
また、25日午後1時からはみはらしファーム「漬物加工場」で野沢菜漬け講習会も開く。受講料300円。漬け込むたる、塩、野沢菜を持参する。受講希望者は事前に問い合わせる。
問い合わせはみはらしファーム公園事務所(TEL74・1807)へ。 -
伊那青年会議所が三峰川堤防にタカトオコヒガンザクラ7本を植樹
権兵衛トンネルから高遠までを桜でつなごう竏窒ニ、伊那青年会議所(斉藤明理事長)は24日、伊那市高遠町の三峰川大橋上流の左岸約60メートルに、タカトオコヒガンザクラの苗木7本を植樹した=写真。市、市民団体の関係者や、一般なども含め約30人が参加。桜がまちを彩る時に思いをはせながら、木の根元に土をかけた。
植樹は40周年記念事業の一環。昨年開催した市民参加で開いたワークショップ「つぶやきを形に」で、権兵衛トンネルから高遠城址までを桜でつなぐ「桜街道」の提案があった。その実現すべく今回、そのルートの一部に当たる三峰川左岸にタカトオコヒガンザクラの植樹を計画。植樹する苗木は市から提供を受けた。
斉藤理事長は「桜街道の一歩として、高遠、伊那市が発展することを願いたい」と語った。
このほかにも、先月は7月豪雨で被害を受けた箕輪町北島の天竜右岸にコヒガンザクラ6本を植樹。40周年記念事業はこれですべて完了とる。 -
桜のある風景修景事業で勝間のしだれ桜横ガードレールを木製ガードレールに
美しい桜のある風景を取り戻そう竏窒ニ「日本一の桜の里づくり」事業に取り組む伊那市は本年度、高遠町の勝間薬師堂にある「勝間のしだれ桜」前に設置されている鉄製の白いガードレールを、木製ガードレールに取り替える。取り組みは「桜のある風景」修景事業の一環で、この地に合った桜の風景を形成していこうという試み。今年度中に木製ガードレールへの取り替えを完了し、来年の桜の時期には間に合わせたいとしている。
高遠城址公園の高遠コヒガンザクラから1週間ほど遅れて見ごろを迎える勝間のしだれ桜は、山際の高台にある。桜の時期には、樹齢300年以上と言われる大ぶりな枝が見事な花を咲かせることから注目を集めており、近年は訪れる観光客、アマチュアカメラマンなども多い。
桜は北東の国道152号から望むこともできるが、手前に設置された鉄製の白いガードレールが風景の中に入り込み、写真を撮影する時にも邪魔になるため「どうにかならないか」などという声が出ていた。
そこで今回、周辺の景観に合った木製ガードレールへの取り替えを計画。県の地域発元気づくり支援金の採択を受けた。
取り替えるガードレールは国道152号から見える約120メートル。すでに地元住民の合意は得ており、現在この地に合った木製ガードレールの形態を検討している。
また「桜のある風景」修景事業は5カ年計画で、今後も市内各地で修景作業を行っていく。
現在勝間のしだれ桜前に設置されている白いガードレール -
伊那接客業者防犯協会 飲酒運転防止チラシ制作
伊那市の伊那接客業者防犯協会(鈴木一比古会長)はこのほど、本年9月から新たに施行された道路交通法に伴い、飲酒運転の防止を呼びかけるチラシを制作した。加盟する飲食店や旅館など約600店に配布し、店内に張ってもらう考えだ。
改正道路交通法により、飲酒運転及びこれを助長する行為に対する罰則が強化された。チラシは飲酒運転をする恐れのある人に酒類を与えない竏窒ニの内容で、社会貢献を目的とした「満月の会」の漫画家、橋爪まんぷさん=同市境南=が描いた。
酒類提供による飲酒運転ほう助行為の罰則は、酒酔い運転の場合、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金となる。同協会事務局は「まだまだ認識していない店主も多い」とし、「忘年会シーズンを前に、飲酒運転根絶の意識を高めていきたい」と話している。
飲酒運転根絶を呼びかける鈴木会長 -
ベルシャイン伊那店など AED設置
ニシザワ(本社・伊那市、荒木康雄社長)は22日、同市日影のベルシャイン伊那店に自動体外式除細動器(AED)を設置し、同駒ヶ根店、伊北店、諏訪インター店の4店舗への整備を終えた。同社は「一人でも多くの人の救命に役立てば」としている。
AEDは、心室細動の正常化のため電気的除細動を施すための機器で1階サービスカウンターに設置、併せて売り場社員約20人が取り扱い方法を学習。「迅速な対応が救命率につながる」など参加者たちはメモを取るなどしながら、設置業者や講習用ビデオの説明を注意深く聴いた。
同社では来月、消防署員による救急救命講習を受講する予定だ。
AEDの取り扱い方法を説明する設置業者 -
AG「ミヤマ」で天野惣平さん個展
伊那市高遠町芝平の造形作家、天野惣平さん(54)の作品展は27日まで、同市旭町のアートギャラリー「ミヤマ」で開いている。銅版画を使った大型オブジェなど新作7点を出品。同ギャラリーでは前回に続き13回目の個展となる。入場無料。
メーン作品は、紙に印刷した銅版画を張りつけた、細長い発砲スチロール60メートル分をらせん状にして飾った。大きさは長さ2メートル20センチ、幅32センチ、高さ22センチ。さまざまな角度から異なる表情を見せる立体作品が来場者を楽しませている。
「頭の中で考えていることが実際、どんな形になるかを見たくて作った」と天野さん。作品には名前をつけず、来場者が自由な視点で、新鮮な気持ちで受けとってもらえるよう心がけているという。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後5時)。
メーンの立体作品 -
中坪の歩み研究会が地元、六道原の歴史についてまとめた紙芝居「六道原物語」が完成
伊那市手良中坪の地域住民らでつくるの「中坪歩み研究会」(山岸久男会長)はこのほど、手良地区、美篶地区の境にある六道原の歴史についてまとめた紙芝居「六道原物語」を完成した。六道原、中坪原、二つの呼ばれ方をする同地域のゆえんや、江戸時代は徳川の天下領だった手良地区の昔について語っており、山岸会長は「今は年をとった人でも昔の歴史は知らないことが多い。紙芝居を通して地域の人たちに伝えていければ」と完成の喜びを語る。
同委員会は、地域の歴史や情報を地域住民に伝えることを目的に10年ほど前から活動しており、その一環として地域の情報を掲載した広報紙『中坪の歩み』を月1回ずつ発行するなどといったことに取り組んでいる。
過去には同地区にある清水庵を取り上げた紙芝居「清水庵物語」を製作したこともあったが、しばらく紙芝居制作は途絶えていた。そんな中、2年ほど前から今回紙芝居制作を開始。これまで広報紙の中で取り上げてきた六道原の歴史などを踏まえながらストーリーを構成し、5年ぶりの復活となった。
紙芝居は全12場面で構成。孫の太郎が以前から疑問に思っていた六道原についておじいさんに尋ねる会話を通じて、六道原の歴史を振り返る物語で、現在美篶区に属する六道原はもともと畑地だったこと、それが46年ほど前に水田に基盤整備され、手良地区がその一部を買い取ったことで「中坪原」と呼ばれるようになったこと、各地に大きな被害を与えた三六災害が、その新たな水田を潤したことなどを紹介しており、最後「こんなに美しい手良を大切にしていってほしい」とおじいさんが太郎に語り、幕を閉じる。
絵は同委員会の委員で現在箕輪工業高校の美術教師である向山恵一さんが担当。登場人物の声は委員やボランティアが練習を重ね、23日には同地区で開かれた集落営農祭でその紙芝居を初披露。
大人も子どもも真剣に見入り、これまで身近でありながら知らなかった地域の歴史に関心していた。 -
手良中坪地区で集落営農祭り開催
今年採れたばかりの農産物で作った料理が並ぶ「集落営農祭り」が伊那市手良区の中坪公民館であった。地域住民ら約120人が集まり、新そばや新米で作った五平もち、収穫したばかりの農産物でつくったちゃんこ鍋を楽しんだ。
同イベントは収穫したばかり農産物を使った料理を地元の人たちに楽しんでもらおう竏窒ニ、中坪地区の集落営農実践委員会が毎年開催しているもので、例年手良地区全体から住民が集まる。
今年もテーブルの上には地元農産物で作った料理がずらりと並んだほか、この地域で昔から食べられてきた郷土料理「ちゃんこ鍋」も振る舞われ、訪れた地域住民を楽ませた。
また、今年は中坪の歩み研究会(山岸久男会長)による紙芝居「六道原物語」の披露もあり、訪れた人たちを楽しませていた。