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南箕輪村06年ニュース
◇1月 ▽24日=地域担い手育成対策懇談会開催▽26日=村内小中学校パトロール用ベスト完成
◇2月 ▽2日=村消防団(田畑・沢尻)ポンプ車入魂式▽4日=権兵衛トンネル開通▽23日=むらづくり講演会
◇3月 ▽4日=親子わんぱくランド06開催
◇4月 ▽1日=指定管理者制度導入▽14日=信州大芝高原みんなの森セラピーロード認定
◇5月 ▽1日=保育園に運動プログラム導入▽24日=村消防団(神子柴)小型動力ポンプ入魂式
◇6月 ▽20日=南原地区まちづくり景観形成住民協定締結▽25日=大芝高原音頭Newヴァージョン2006完成発表会
◇7月 ▽18日縲・梅雨前線豪雨により避難指示など発令、北殿駅南西斜面ひび割れ災害発生▽28日=大芝高原音頭で使う竹の鳴り物の名前が「舞竹(マイバンブー)」に決定
◇8月 ▽1日=伊那ケーブルテレビ南箕輪村専用チャンネル本放送開始▽23日=むらづくり住民懇談会▽26日=第21回大芝高原まつり開催▽27日=花火大会
◇9月 ▽3日=村地震総合防災訓練・消防団非常召集訓練▽6日=まっくん見守り隊発足・住民による防犯パトロール開始▽25日=むらづくり委員会答申
◇10月 ▽13日=上伊那郡市育樹祭・大芝高原で開催▽14日=初のイルミネーションフェスティバル(縲・9日)▽22日=商工会南みのわフェア初開催▽29日=第1回まっくん収穫まつり開催▽29日=森林セラピーモニターツアー(縲・0日)
◇11月 ▽3日=村民文化祭▽3日=村表彰授与式▽20日=まっくんファーム設立
◇12月 ▽3日=第7回オール信州「村」ソフトバレーボールフェスティバル開催 -
みはらしファームで〆の子の飾り付け
新年を目前にして伊那市西箕輪の農業公園「みはらしファーム」は28日、来年の西暦に合わせて作製した2007個の〆の子を園内に飾りつけた=写真。
毎年恒例となったみはらしファームの〆の子飾り。悪いものを寄せ付けないように竏窒ニの思いを込めており、大晦日の晩に「歳神様(せいのかみさま)」が宿るとされている。 年明けに行うどんど焼きでたき上げ、歳の神を再び天へと送り返すが、その時願い事も一緒に届けてもらうため、〆の子づくりに協力してくれた来場者や保育園の園児や、同園のスタッフなどが願いごとを書いた紙を〆の子に添えている。
松や紙垂と交互に連ね、園内に張り巡らせる縄を作製。延長は約1・2キロとなった。
〆の子には「元気な子どもが生まれますように」「お母さんの手伝いができますように」など、さまざまな願いごとが添えられていた。
どんど焼きは1月21日の午後2時から。参加無料。 -
話題の騒音おばさんに
話題の騒音おばさんに控訴審判決が下った。未決拘留日数を差引くと3カ月もすれば出てこられるとか。反省の色なく近隣住民にとって、出所後が脅威。持家では簡単に引っ越すわけにも行かず、人間関係のストレスはいかばかりか。家庭事情には同情の余地はあるが、それを差引いても余りある罵詈雑言、騒音のすさまじさはリング上のボクサーも顔負けのエキサイトぶり▼仕事上色々な人に会うが、他人の思惑や常識など一切お構いなし。自分が正義、自分が法律という、極まれに騒音おばさんタイプの人にも。そんな時はひたすら逃げる▼今年も多くのいい人と出会い、助けられ、仕事をさせていただいた。心から感謝。来年も人に恵まれ、のどかに暮らしたいと思う(大口国江)
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日本ピスコ 南箕輪村へ寄付
南箕輪村の空気圧機器製造メーカー「日本ピスコ(本社・岡谷市)」は28日、歳末助け合い運動として、同村へ8万3591円を寄付した。塩ノ井にある伊那第2工場の佐々木和実総務課長らが役場を訪れ、唐木村長へ寄付金を受け渡した=写真。
南箕輪村に工場を設けてから約20年続いている恒例の寄付。本年も伊那第1工場(北殿)と第2工場の各職場へ募金箱を回し、従業員約250人から寄付金を募ったという。
佐々木課長は「村の福祉のために使ってください」と受け渡し、唐木村長は「毎年の寄付、ありがとうございます」と感謝した。 -
駒ケ根市消防団巡察
駒ケ根市消防団(小平佳司団長)の年末特別警戒が始まった。26日夜は小平団長のほか、原寛恒助役や駒ケ根警察署の山本修作署長ら約30人が参加し、4つの班に分散して市内の各詰所を巡察。それぞれ警戒に当たっている団員らの志気を鼓舞した。
市役所で行われた出発式で原助役は「安全・安心のまちづくりのために昼夜分かたず尽力する団員に市民を代表して心から礼を言う」と激励した=写真。小平団長は「31日まで団員600人が全員参加体制で夜間の警戒に当たる。犯罪や火災のない良い正月が迎えられるよう、しっかり警戒に当たりたい」とあいさつした。 -
大出長寿クラブ「手作りそば会」
箕輪町の大出長寿クラブ(150人、藤田隆美会長)は26日、年末恒例の「手作りそば会」を大出コミュニティセンターで開いた。会員による手打ちそばを味わい、親ぼくを深めた。
年の暮れに会員の友愛を深めようと、8年続く恒例行事。「ソバを栽培する人、ソバを打つ人と皆でやる。皆が先生で皆が生徒」という手作りの会で、65人が参加した。
今年は、4アールの畑でソバ40キロを収穫。ソバ粉10キロを用意し、会員が互いに教えたり、教えられたりしながらそばを打った。ゆで上がったそばが次々と運ばれ、今年の活動を振り返って話に花を咲かせながらそばを味わった。
大出長寿クラブは花壇作り、公共施設での掃除など奉仕活動、健康についての講習、研修慰安旅行など活発に活動している。 -
南箕輪村の大芝温泉など各施設年末年始営業案内(12月28日縲・7年1月6日)
南箕輪村の大芝の湯は1月1日午後1時から、玄関前で太鼓グループ「鼓龍」による打ち始めで新年の営業を始める。1日から1週間、イベント風呂「松竹梅とボタンの香湯」もある。施設の風呂の一つを、縁起のいい松、竹、梅に、干支「亥」にちなんでボタンの4種類の入浴剤を入れた香り風呂にする。
年末年始の営業日程は次の通り。
◇大芝荘 ▽宿泊=28・29日営業、30日縲・日休業、2日縲怏c業▽宴会=28日縲・0日営業、31日・1日休業、2日縲怏c業▽レストランパル=28日縲・0日営業、31日・1日休業、2日縲怏c業(2日はスタンプサービス)▽風呂=28日午前中休業、29・30日営業、31・1日休業、2・3日営業(2日粗品プレゼント)、4日休業、5日縲怏c業
◇大芝の湯 ▽温泉=28日休業、29日縲・日営業(31日午前10時縲恁゚後4時・受付3時まで、1日午後1時縲・時・受付5時まで、1日は粗品プレゼントと味工房の甘酒サービス)、4日休業、5日縲怏c業▽食堂=29日縲・日までメニュー限定で営業、4日休業▽プラザ=28日休業、29日正午縲怏c業、30日縲・日休業、5日縲怏c業▽味工房=28日休業、29日営業、30日縲・日休業、5日縲怏c業
◇公園管理事務所 28日縲・日休業
◇まっくんバス 29日運行、30日縲・日休業、4日縲怏^行 -
高遠ダム新放流設備から維持放流開始
伊那市高遠町の県営高遠ダムの維持放流設備が完成し27日、放流開始式で完成を祝い、運用を開始した。三峰川に水が流れる本来の姿を復元するための設備。同ダムから水を下流に流す装置で、鋼管から毎秒0・96トンを放流することができる。
ダムを管理する県企業局南信発電管理事務所(同市)は、無水区間解消のため、放流設備を設置し、02年から毎秒0・2トンの試験放流を開始。04年には国土交通省が毎秒0・96トンの維持放流量を義務付けたため、新たな放流設備の工事を実施していた。
維持放流設備は、ダムの洪水吐ゲートの脇に穴を開け、直径40センチ、長さ36メートルの鋼管を設置するため、11月初旬に着工。総工費は約3千万円。
同市東春近の県営春近送電所の水力発電などのための施設として、1958(昭和33)年に完成した同ダムは当初、放流設備が無いダムだった。洪水期以外の下流では枯渇するため、地域住民は「本来の三峰川の姿に戻したい」との要望を県などに投げ掛けていた。
維持放流を呼び掛けてきた市民団体「三峰川みらい会議」の織井秀夫代表(71)=東春近榛原=は式で「これで三峰川の清流と河川環境を次世代に伝えることができる」とあいさつした。 -
【記者室】今年の漢字
06年の世相を表す「今年の漢字」が「命」に決まった。全国の9万2500人余りから応募があり、約8400票(全体の9%)を集めてダントツの1位だった▼選んだ理由は、皇室に約40年ぶりの親王「悠仁さま」が誕生されたこと、いじめによる自殺が多発したこと、飲酒運転事故や虐待で多くの命が奪われたこと竏窒ネどが挙がったという。確かに今年は命について考えさせられる出来事が多かった▼過去を見てみると05年は愛、04年は災、03年は虎、02年は帰、01年は戦竏窒ニなっている。いずれも当時のニュースが思い浮かんでくるようだ。この年末に一年を振り返って自分や家族にとっての「今年の漢字」を考えてみるのもまた一興。上伊那ではさしずめ「雨」か。(白鳥文男)
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伊那公民館高齢者教室が寄付
伊那公民館の高齢者教室(有賀多嘉子会長、175人)は27日、歳末助け合い募金3万3702円を伊那市へ寄付した。有賀会長ら4人が市役所を訪れ、小坂樫男市長に手渡した=写真。
社会福祉に役立ててもらおうと、忘年会で会員から集めた募金を10年以上寄付している恒例の活動。今年は12日、同市西箕輪の羽広荘で開き、募金箱を回して約70人から寄付金を募った。
同高齢者教室は「すこやか学級」と「福寿学級」の2講座で構成。5月の開講以来、全体学習会を月一回開き、そのほか、囲碁、手芸などの同好会、大正筝、園芸などのクラブ活動を定期的にしている。 -
かんてんぱぱで野村陽子植物細密画展
箕輪町出身で現在は山梨県北杜市清里で制作活動を続けている野村陽子さん(53)の「縲恬「山の観察日記縲恂・コ陽子植物細密画展」が1月21日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。里山の身近な植物をとらえた植物細密画のピエゾグラフ(複製版画)約40点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
同ホールでの作品展は3回目。今回は4冊目の絵葉書集『植物細密画私撰集』の出版に合わせて企画した。「里山の観察日記」をテーマに、制作活動の様子を絵日記風にまとめたボードも展示。山で出会ったキノコをモチーフとするため、苦労して持ち帰ったエピソードや、山菜の食べ方など、多彩な内容が綴られている。
今後は、ニューヨークで個展を開きたいと考えており、現在はヤマユリ、ハス、カタクリなどといった日本の植物を描くことに力を入れているという。
野村さんは「展示会を通して自分の身近にあるものを見直し、関心を持ってもらえれば」と話していた。
入場無料。午前9時縲恁゚後6時。28日縲・月3日は休館日。 -
緊急援助隊災害対応特殊ポンプ自動車
箕輪消防署に配備伊那消防組合箕輪消防署に緊急援助隊災害対応特殊ポンプ自動車が配備され25日、入魂式があった。
老朽化に伴う更新。今回、新ポンプ自動車を大規模災害時に出動する県緊急援助隊に登録した。署に配備している消防車両で初の登録になる。
ポンプ自動車は全長5・9メートル、全幅1・9メートル、全高3メートル。総排気量4000cc。乗車定員5人。吸管巻取装置、動力付ホース延長資機材、デジタル式ポンプ操作盤、動力はしご昇降装置、キャブチルト、空気呼吸器(3基)などを装備。後部に初めて町のキャラクター「もみじちゃん」も描いている。
入魂式で平沢豊満町長は、「最新鋭の機能を備えた消防自動車。万一のときは全国津々浦々に出動できる。万一に備え署員一同身を引き締め町の、地域の守りにつけるよう進めていきたい」とあいさつ。署員に対し、「安全安心のまちづくりのため訓練に励み、機械の性能を十二分に発揮できるよう健康に留意しながら頑張って」と話した。
伊那消防組合の早川正行消防長は、「消防にとって消防自動車は命。魂を吹き込み、住民の安全安心の確保のため頑張ってまいりたい」とお礼の言葉を述べた。 -
伊那東保育園で〆の子づくり
伊那市の伊那東保育園の園児が25日、西箕輪の農業公園みはらしファーム内に飾る〆の子飾りづくりに挑戦した=写真。
みはらしファームでは例年、大晦日に年神様が宿るとされる「〆の子」を、翌年の西暦分だけ飾るイベントを実施している。〆の子は31日までファーム内に飾った後、小正月の「どんど焼き」で焚き上げるが、その時年神様が願い事を持ち帰ってくれると言われているため、来場者にも〆の子づくりへの参加を呼びかけ、願い事をかけてもらっている。
同園では、わらに触れながら伝統文化を学ぼう竏窒ニ、一昨年から〆の子づくりに参加しており、今年で3年目。年長園児が中心となり、保育士と協力しながら、ねじった稲ワラを、少しずつよっていった。
27日までに未満児を除く64人分の〆の子をつくり、園児らの願い事を下げてみはらしファームに届ける。 -
西箕輪に花の直売所オープン
ちょっと変わった季節の鉢植えはいかが?竏秩B伊那市西箕輪の一角に、鉢植えを中心とする花の直売所「はなまるファーム」がオープンした。
直売所を立ち上げたのは加藤晴泰さん、定子さん夫妻。花き生産はもともと定子さんが始めたものだが、結婚を機に二人で取り組むようになった。
最初は市場出しから始めたが、市場出荷の場合、大量生産しなければならない。しかし、作りたい花を作ってやっていきたい竏窒ニの思いから、自分たちで直売所を持ちたいと考えるようになった。
本格的に準備を始めたのは1年ほど前。花を育てているハウス4棟のうち1棟を、客が立ち入れる直売所として整備した。
ポインセチアの仲間で葉がピンク色に色付く「ドルチェ・ローザ」や山野草の一種、ヒマラヤトキソウなど、花、樹木合わせて100種類以上がそろっているほか、「踊り葉牡丹の寄せ植え」といったユニークな鉢植えもある。現在、花の季節を迎えているクリスマス・ローズも、色や形の異なる多品種がそろっている。
加藤さん夫妻は「個性的な花もあるので、見に来てほしい」と呼びかける。
冬場の営業時間は午前10時縲恁゚後4時。場所は伊那インター西箕輪線の大萱交差点北、西箕輪の大萱グラウンドの横。 -
琴伝流大正琴の指導者
伊那市美篶
長井幸子さん(70)長い髪を三つ編みにして束ね、鮮やかな色の服をまとう。「赤を着ると『さあやろう』って気になるから、何でも赤が好きなんだよ。口の悪いのは直らないね」と快活に語る。
駒ヶ根市に本部を置く大正琴の流派「琴伝流」の設立当初から、創始者とともに大正琴の普及に努めてきた。大正時代には一斉を風靡(び)した大正琴も、当時の田舎ではほとんど知られていなかった。しかし、約35年近い活動を続ける中で愛好者も全国へと波及。琴伝流は全国に40万人以上の会員と1万人以上の講師陣を持つ日本最大の流派となった。
「大正琴はほかの楽器と比べて安いし、音符じゃなくて数字で鍵盤を弾くようになっているから、楽譜の読めない人でも簡単に弾ける。老若男女問わず誰でも楽しめる。そういうことが受けたのかも知れないね」
◇ ◇
高校時代は声楽に関心があり、ピアノも習っていた。しかし、そのころは女性は高校を卒業したら結婚するのが当たり前という時代。大学に行けるはずもなく、声楽家への思いを断念した。
大正琴と出会ったのはそれから20年ほど後のこと。当時通っていた詩吟教室に大正琴の製造に乗り出したばかりの地元企業がやってきて、体験会を開いた。
見たこともない楽器は、ギターのような風体にタイプライターのような鍵盤を持ち、音階は数字に置き換えられていた。初めてだったが、昔培った音楽のかんがものをいい、すぐに弾くことができた。その様子をみた製造会社の代表から「大正琴の普及を手伝ってほしい」と声がかかり、大正琴の指導者として、普及活動を支援することになった。
◇ ◇
ピアノは習っていたが、手探り状態からのスタート。こういうことをやっているんだけどやらねえか竏秩Bそう友人に声を掛けることから始めた。さっちゃんならやるか竏秩Bそんな友人が徐々に来てくれるようになった。
教室は、ただ弾き方を教えるだけでなく、楽しくおしゃべりしたりお茶を飲んだりと一般的な習い事教室とは一風変わったやり方で展開した。「先生らしからぬ先生」そんな型破りなところがうけ、受講者も人づてに広がっていった。
「楽しくやるには大勢集まったほうがいいし、楽しければ続く。中には、20年近く続けてくれている人もいるよ。自分の身内も大事だけど、琴の仲間も身内と一緒。教室に来ていない人がいれば、具合が悪いんじゃないかって心配になる」
◇ ◇
現在は親戚の結婚式で披露する「世界に一つだけの花」を仲間とともに練習しているが、「最近の曲のメロディーは難しい」と苦笑する。
「元気で音楽好き、性格も男っぽかったから、ここまで続けてこれた。健康な体に生んでくれた両親には感謝したい。元気な限り、大正琴は続けていきたいね」 -
信州高遠美術館でスクラップブッキング展
伊那市高遠町の信州高遠美術館で来年1月11日まで、「スクラップブッキング作品展」が開かれている。思い出の詰まった写真をアレンジし・スオリジナルアルバム・スに仕立てた作品の数々が来場者の目を楽しませている。
スクラップブッキングは、写真を台紙に張り、リボンやビーズなどで飾り付けて、メッセージを添える。市内などで講師などをしている久保田浩子さん(42)と小林佳世さん(43)が自分たちの写真を使って制作した約40点を飾った。
水族館や東京ディズニーランドの家族旅行、桃の節句や運動会の我が子の様子などを撮影した写真を工夫を凝らして装飾し、当時の思い出を華やかによみがえらせている。
小林さんは「写真さえあれば誰でも簡単にできるから楽しいですよ。敷居を高くもたず、チャレンジしてほしい」と話している。
火曜日休館。午前9時縲恁゚後5時。一般500円、小中学生150円。問い合わせは、信州高遠美術館(TEL94・3666)へ。 -
振り込め詐欺に注意を チラシ配り
伊那署管内で横行している振り込め詐欺の注意を呼び掛けるため、同署の防犯ボランティア「伊那エンジェルス隊(池上千枝子隊長)」の15人は25日、伊那市西箕輪の日帰り入浴施設・みはらしの湯で啓発活動をした。利用者に対し啓発チラシを配布し、詐欺に関する聞き取り調査もした=写真。
同署によると、18縲・0日、振り込め詐欺の相談・被害届け出は6件あり、そのうち2件で、50、60歳代の女性2人がそれぞれ約200万円の被害にあっているという。
隊員らは、振り込め詐欺の被害状況、対処方法などをアンケート。長野市、松本市、安曇野市でも防犯ボランティアの調査があり、それらをまとめて27日までに県警本部へ提出する予定としている。
伊那署管内で本年、11月末現在までに届け出のあった、振り込め詐欺の相談件数は、架空請求詐欺281件、オレオレ詐欺21件、融資保証金詐欺15件の計317件。相談者の3割以上が65歳以上の高齢者だったという。 -
05年一般会計決算など可決 伊那消防組合定例議会
伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村の4市町村でつくる伊那消防組合議会の12月定例会は25日、伊那市役所で開き、05年度一般会計歳入歳出決算認定など、条例案件、補正予算案件3件について、原案通り可決、承認した。
昨年度の歳入総額は12億9718万69円(前年比0・4パーセント減)、歳出総額は12億8775万612円(同8・7パーセント減)だった。決算の概要として、同年度4月に発生した伊那消防署の災害対応特殊はしご車の転倒事故に伴う修繕、辰野消防署に寄贈のあった高規格救急自動車の高度救命処置資機材の購入などをあげた。
06年度一般会計第2回補正予算については、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ608万8千円を減額し、歳入歳出予算の総額を11億9506万6千円とした。前年同期比6・6パーセントの減額となった。 -
箕輪町消防団員の待遇改善を答申
出動実績に応じた出動報奨金支払い箕輪町消防委員会の荻原利一会長は25日、町消防団員の待遇について、07年度から団員報酬額を減額改定して出動報奨金の財源を確保し、出動実績に応じて6段階で出動報奨金を支払うなどの改善と条例改正案を平沢豊満町長に答申した。町独自の初の待遇見直しで、荻原会長は「報酬審議会にかけて了承していただきたい」と話した。
消防団の待遇は、出動している団員と全く出動していない団員に対し同様に報酬が支払われていることについて、団員から多くの不満が上がっていることや、町報酬審議会で勤務実態に見合った報酬支払いの検討の意見が付されたことなどから、町長が5月の第1回消防委員会に検討を諮問。小委員会を設置し2回の協議を経て11月10日の消防委員会で小委員会報告を委員総意で合意した。
答申によると、待遇改善された場合、現在の年報酬一律1万800円が、報酬額改定で7800円になり、加えて出動率に応じた出動報償金を支払う。出動率が高くなるほど、報酬額と出動報奨金の合計金額が現行の報酬額より高くなる。
答申内容は▽06年度は団員報酬及び出動報奨金は現行予算で認められた額を支払う▽07年度から団員報酬額を改定。団員と班長報酬の格差が1万円以上になることを考慮し、団員1人当たり現行報酬額から3千円減額し、減額分の総額を出動報奨金の財源とする▽出動報奨金は消防団交付金に算入する▽出動回数の格差区分は6区分と出動無しとする-など。
団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の改正案なども答申した。 -
年末の交通安全運動
南箕輪村安協が交通指導所設置南箕輪村交通安全協会は23日、年末の交通安全運動に合わせて村内大型店の2カ所に交通指導所を設置し、啓発チラシを配って交通安全を呼びかけた。
11日に始まった年末交通安全運動期間中に、村内では3件の事故が発生し、2人が死亡している。
街頭活動は村安協の50人が参加し2カ所に分かれた。のぼり旗を立て、交通安全のたすきをかけて買い物客らに啓発チラシとティッシュペーパーのセットを手渡し、安全運転、シートベルト着用などを呼びかけた。
村安協の清水貴男副会長は「大変な事態になっている。交通事故がないよう地域の中で啓蒙活動していきたい」とあいさつ。伊那警察署南箕輪村駐在所は、「どうしても事故が減らないのが現実。一人でも多くの人が交通安全に関心を持って村民に広めてほしい。交通安全が合言葉になるよう、事故のない明るい村にしてほしい」と話した。 -
【記者室】生産者に、農作物に感謝
米作りの学習をまとめた箕輪中部小学校5年3組の「もちもちフェスティバル」。保護者らに収穫したもち米の料理を振る舞い、学習の様子を発表した▼できるだけ昔の作業を経験しようと取り組んだ米作りだが、驚いたのは手作り農薬。農薬を作ること自体驚きだが、材料がすごい。ニンニク、唐辛子、木酢液など。「とても臭くて大変だった」「のども痛かった」。想像するだけでも気を失いそうだ。苦労して栽培したことを聞くと、もち米料理がより貴重な有難いものに見えてきた▼現在は機械化され、農薬も手作りではないが、手をかけ苦労して農作物が作られていることになんら変わりはない。改めて、感謝していただかなければ申し訳ない気持ちになった。(村上裕子)
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ゴン太のもとに北海道から生後40日の北海道犬が嫁入り
小さいのに遠くから一人で良く来たね竏秩B
クマ追い競技チャンピオンとなった北海道犬の血を引き、クマを追い払った功績から犬の専門雑誌などでも紹介された小坂伊那市長の愛犬・ゴン太のもとに25日、生後40日の北海道犬のメスが嫁入りした=写真。
伊那谷を舞台とした後藤俊夫監督のふるさとシネマ「こむぎいろの天使」に出演した後、小坂市長宅で飼われるようになったゴン太は9歳。北海道犬の血を90%受け継いでいる名犬で、これまでにも純血の北海道犬4匹をもうけている。しかし、系統原種の血統を引き継いだ北海道犬「名犬」は少なく、より純血に近い北海道犬を残したい竏窒ニ画策。天然記念物北海道犬保存会石見沢支部の高橋三郎副支部長宅から、北海道犬の血を85%引き継いでいるメスの子犬を譲り受けることとなり、飛行機に乗って北海道からやってきた。
ゴン太は小さいお嫁さんの到来に戸惑いつつも興味津々。一方の子犬は、寒さに震えながらも愛くるしい表情を見せ、周囲を和ませた。
北海道犬には(1)警戒心(2)どう猛さ(3)勇敢さ竏窒ネどの特性があり、純血に近いほどその性質は高くなるという。
小坂市長は「生まれてくる子犬はサルやクマに有効なのでないかと思う。活用を研究したい」と話していた。
早くて再来年の春こには子犬が生まれる可能性があるという。 -
正月みやだ飾りが好評
竹に3カ所の切れ目を入れるなど、珍しい形の正月飾りが近年、宮田村に定着してきている。村商工会が独自の文化にと1995年から、会員をはじめ希望者に頒布している。今年も年始を控えて97セットもの予約注文があった。
25、26日には配布作業があり、シルバー人材センター宮田事業所の協力で、注文家庭や店舗、工場などに届けた。
95年当時、商工会員が見覚えのある一風変わった正月飾りにヒントを得て考案。「正月みやだ飾り」として2千円程度の低価格でセット販売を始めた。
竹の本数は3本ではなく2本で、上部をとがらさないのが特徴。一方で切れ目を入れることで、松や扇、南天などを豪華に飾るように工夫している。
シルバー人材センターによる宅配も師走の風物詩となっており、作業に汗を流した会員は「今年も終わるんだねぇ」と感慨深げだった。 -
東春近郵便局の移転新築完成
伊那市東春近中殿島の東春近郵便局(小林眞由美局長)の新築落成式は23日あり、関係者約80人で新築移転を祝った。前局前の県道拡幅工事の実施に伴い局舎を移転。来年1月15日から、業務取り扱いを開始する。
新局舎は、鉄骨造2階建て延べ319・44平方メートル、1階前面延べ109・99平方メートルを郵便局専用として新築。住民による活用を目的とした多目的ホールが2階にあり、駐車スペースは以前の約5倍に増えた。総工事費は約1億円。
無集配特定郵便局として、47(昭和22)年に仮局舎で業務を開始し、翌年に局舎を新築した同郵便局。その後、改築2回などを経て、4月から始まった工事で県道を挟んだ西南側へ移築した。47年から現在までの郵便局長は6人。
小林局長は「業務スペースは小さくなってしまったが、住民の皆さまに利用してもらえるようホールを造った。地域貢献ができれば」と話している。 -
トマトからウサギが
「あれまーかわいい!」-。真っ赤なトマトから耳の長いウサギが顔を出しているような奇形のトマトが見つかり、中川村片桐のたじまファームのレジ脇に置かれ、来場者の目を楽しませている。
この思わずほほずりしたくなるほど、かわいらしいトマトは1週間前、村内の出荷者が持ち込んだ。その時は耳の部分が緑色をしていたが、今は赤く色づいた。ちゃんと目もあり、来場者は自然の造形の妙にしきりに感心していた。 -
みはらしの湯でゆず湯
伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」は24日まで、男女ともの露天風呂にゆずを浮かべ、「ゆず湯」としている。さわやかなゆずの香りが、入浴客を楽しませている=写真。
本来ゆず湯は冬至の日に入るとその冬を健康で過ごせるというが、みはらしの湯では「より多くの人に楽しんでもらうおう」と冬至に一番近い土日を選んでゆず湯を実施している。
ゆずは下伊那産。それぞれの浴槽には30縲・5個のゆずが浮かんでおり、入浴客からも「香りが良くていいお風呂だった」などと好評だという。
来月はみはらしファームで夏の間に収穫したラベンダーを使った「ラベンダー風呂」を実施する予定。
みはらしの湯の営業時間は入浴が午前10時縲恁゚後9時半、食堂が午前11時縲恁゚後8時。
問い合わせはみはらしの湯(TEL76・8760)へ。 -
クリスマス商戦 おもちゃ店にぎわう
クリスマスを前にした23日、上伊那のおもちゃ店はクリスマスプレゼントを買い求める母親らの姿が目立った。男女関係なく、ゲーム機「DS Lite(ライト)」、据え置き型ゲーム機「wii(ウィー)」は圧倒的な人気で、入荷すればすぐ売り切れてしまうほどだ。
ベルシャイン伊那店のおもちゃ売り場は11月中旬からプレゼント用の賞品が売れ始め、23、24日がピーク。キャラクターが分散しているため、少量多品種を用意している。
孫の要望にこたえようと商品名を書いたメモを持ってくる祖父母や、店内に並ぶ商品を見ながら間違えのないように携帯電話で確認する母親の姿が目立つ。
売れているおもちゃは、男の子が戦隊ボウケンジャーの合体ロボット、女の子がアニメキャラクター「きらりん☆レボリューション」の着せ替えができるカードゲーム。
景気がよくなってきているとはいえ、価格が安いものだったり、ボリュームが減ったりしているという。
一方、ハローマック伊那FC店では「DS」「wii」を除く人気のおもちゃは、男の子が仮面ライダーかぶとの変身ベルト、女の子が「きらりん竏秩v。
「wii」は毎日、問い合わせの電話があるものの、品切れ状態のため「手に入れるのは難しく、苦労されているのではないでしょうか」と話していた。 -
クリスマスのおはなしむら&贈り物作り
南箕輪村公民館と村図書館は23日、12月のいろいろ物作り体験会とおはなしむら合同企画「クリスマスのおはなしむら&贈り物作り」を村民センターで開いた。子どもたちが夢中になってサンタクロースとクリスマスツリーを作った。
今回の「おはなしむら」は、地元ボランティアの協力で英語による「クリスマスの贈り物クイズ」。動物の鳴き声やシルエットから動物を当て、子どもたちがプレゼントの入った袋の中からクマに靴、ダチョウに靴下などクリスマスの贈り物をして楽しんだ。
サンタとクリスマスツリーの飾り作りは、画用紙で円錐形を作り、緑色の紙をツリーに見立てて毛糸や綿、折り紙などできれいに飾りつけた。赤い紙はサンタクロースで、眉毛やひげ、ベルトなどを付け、目を書いて作り上げた。
メッセージカードはサンタクロースあてに書く子どもが多く、中は「秘密」。書き終わるとサンタクロースにカードを背負わせた。
子どもたちは、「ちょっと難しいけど、うまくできた」「玄関に飾りたい」と話していた。 -
「高遠石工」で地域起こし
江戸時代の高遠石工の活躍が知られる伊那市高遠町は、町内にある石造物をかたどった工芸品を売り出そうと考えている。先人が培った貴重な文化遺産を掘り起こし、地域おこしにつなげる狙いだ。
守屋貞治をはじめとする名工を生み、その作品は全国でも高い価値を得たとされている。町内には2229基の石造物があり、それを題材にペーパーウエイトやペン立てなどに仕立てる。
第1弾は、長藤板山にある、二神が手を握り合っている道祖神(縦45センチ、横28センチ)と、三義山室川辺にある猫の石造物。西高遠の工芸家、鈴木岬さん(64)に製作を依頼し、現在は試作品を作っている。
粘土でかたどり、素焼きした後、色づけをして仕上げる。いずれの作品も現物を高さ10センチほどに縮小した形となる。千円前後に価格を設定する予定で、年度内にも高遠歴史博物館で販売する。
第2弾以降は「反応を見ながら考えていく」(市高遠町総合支所)。 -
ノロウイルスなど予防・対応学ぶ
上伊那地方事務所福祉課と伊那保健所は23日、伊那市役所で、両所管内の社会福祉施設などの関係者を対象とした、ノロウイルスやインフルエンザの発生防止のための研修会を開いた。参加者は、保健師らから健康危機管理について聞いたり、おう吐物の処理方法を学んだりした。
高齢者介護施設、保育所などから栄養士、看護師ら約80人が参加した。ノロウイルスの説明で保健師は、症状は1、2日で治まるが、人に感染して病気がまん延すると指摘し、感染者の便やおう吐物から感染すると伝えた。
おう吐物の処理では、「素手で触れない」とし、使い捨てビニール手袋を着けた上で、新聞紙で取り除き、塩素系漂白剤を湿らせた紙で拭き取ることを学習。使い終わった手袋や新聞紙はビニール袋で密閉し処分するとの指導も受けた。
伊那保健所によると、11縲・7日、県が指定した上伊那の5つの医療機関から報告があった、ノロウイルスを含む感染性胃腸炎の患者数は272人。一機関平均は54・4人で、昨シーズンのピーク時の数値を上回っているという。
おう吐物の処理方法を学ぶ社会福祉施設関係者ら