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ホタルを育てる連絡協議会結成
1992年に竜東地域の住民が中心になって結成し、ホタルの研究や養殖などを行ってきた「ホタルとアヤメの里づくりの会」(山口久人会長)とおもしろかっぱ館(小平容大館長)は、呼び掛けを受けて趣旨に賛同した市民ら約10人らとともに20日夜「ホタルを育てる連絡協議会」を結成した。かっぱ館で開いた説明会で会則案が承認され、初代会長には山口さんが選出された。会は今後ホタルを育てる活動を市内全域に広げるための活動などを行っていく。
説明会に先立って行われた勉強会で、山口さんはホタルの生態や飼い方のこつなどについて熱心に説明=写真。参加者はメモを取ったり時折質問したりしながら、真剣な表情で話に聞き入っていた。
会は新規会員を募集している。問い合わせはおもしろかっぱ館(TEL81・4767)へ。 -
ポスト愛護週間
松島保育園児がポスト清掃第44回ポスト愛護週間(15日から21日)の一環で21日、箕輪郵便切手販売協会がポスト清掃をした。松島保育園の年長園児が、箕輪郵便局前のポストをごしごしときれいに磨いた。
箕輪郵便切手販売協会の遠藤七資会長は、「ポストは大きな口を開けて皆さんが来るのを待っている。今日はポストを美しくして」。箕輪郵便局の田中幸一局長は、「いっぱい手紙を書いてあげて」と園児に呼びかけた。
年長園児71人は、10人ずつ交替に、雑巾でポストの口、上、横を何度も磨いてきれいにした。協会は、清掃のお礼に園児に折り紙を配った。 -
「子ども読書の日」23日
南箕輪村図書館でトーマス折り紙プレゼント23日は「子ども読書の日」。南箕輪村図書館は23日に本を借りた人に、きかんしゃトーマスの「トーマス」か「パーシー」の折り紙をプレゼントする。
図書館所蔵の本「キャラクターいっぱいのおりがみ」に折り方が掲載されている。人気の本で借りる人も多いのだが、トーマスを完成させるのに8パーツ作って組み立てるため、「なかなかできなかった」という声が図書館に届いた。
このため、「子ども読書の日にプレゼントしよう」と初めて計画。トーマスとパーシーを50個ずつ、職員がせっせと折って作り上げた。出き上がりは横11・5センチ、高さはトーマス8センチ、パーシー7センチ。
プレゼントは希望者のみ先着100人。職員は「子どもたちが喜んでくれるといいけれど。図書館に来てください」と話している。 -
【記者室】4月の雪
桜泣かせの雪とでもいおうか。4月最初の雪は毎年のことだが、20日も過ぎて雪が降るとは。頑張って花開いたかと思いきや雨に降られ、あげくのはてに雪にまで。ようやく咲いた桜もびっくりだろう▼今年は陽気がおかしい。冬の大雪といい、4月なのに冬のような寒さといい、異常気象だ。地球がおかしくなってきているのだろうか。雪降る中、農家の人が田んぼで代かきする姿は初めて見た▼「今年は遅霜が来るかもしれない。何かが来る」と農業関係者。実際、霜注意報が出た。農作業が忙しくなる季節。こうも天候がおかしくては農業にも影響がでる。雪に濡れる桜を見て「桜シャーベットだ!」などとのん気なことを考えている場合ではないかもしれない。(村上記者)
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伊那中央病院で防災訓練
伊那中央病院(小川秋実院長)で20日、夜間に出火したと想定した防災訓練があった。当日夜勤の医師や看護師など約40人が参加。初期消火、状況報告などの担当に分かれて訓練に臨んだ。
今月から3階西病棟の病床使用が開始されたのに伴い、消火班などの編成方法を一部見直した「自衛消防隊活動マニュアル」に添って訓練。任務遂行者が手順を熟知しているかなど、新マニュアルの問題点を浮き彫りにすることを目的に、初めて実施した。
火災報知器が作動すると共に、出火場所の近くで働く職員から順に現場へ集合。消火器などで初期消火をしたり、被害状況を本部指揮官に伝えるなど、各自がそれぞれの担当任務に取り組んだ。
訓練が終了すると、伊那消防署の塩原正美予防係長が講評。「自分の役割が分かっていない部分もあり、流れが悪かった。いざという時に迅速な行動ができるようにしておいてほしい」と呼びかけた。
小川院長も「反省点を参考にして、次回はよりよい訓練ができるよう心掛けてほしい」と職員らの気持ちを引き締めた。 -
結婚相談所合同引き継ぎ会
宮田村結婚相談所結婚相談員、補助員の合同引き継ぎ会が19日夜、村デイサービスセンターで開かれた。各地区1人づつ配置している補助員のうち、8人が新たに入れ替わったが、良縁につながるよう本年度も情報を細かに交換していこうと確認した。
同相談所の新井友也代表が昨今の状況を報告。「宮田村だけでなく、各市町村とも結婚難。見合いまでいっても、その後に続かない」と説明した。
村相談所の昨年度の実績は、紹介78件、見合い17件、来所登録が13件あったが、成婚はゼロ。近年は年間1、2件成婚していただけに厳しい結果となったが、交際しているカップルは複数ある。
同相談所事務局の村社協は「昨年度は準備期間ととらえ、今後に期待したい」と報告した。
権兵衛トンネルが開通したことで、本年度は今まで交流機会のなかった木曽谷の相談所との交流も計画。さらにアンテナを高くして、未婚男女の橋渡しを進めていく考えだ。 -
はら美術で野中ひろみ染織展
日展に3年連続入選した伊那市の染色作家・野中ひろみさん(59)の個展「過ぎし時と未来を綴ってVI」が20日から、伊那市旭町のはら美術で開かれている。日展、日本現代工芸展の入選作などを中心とした約100点が、訪れた人たちを楽しませている=写真。
野中さんは、古布に染めを施し、それを裂織にする「染織」という手法で自然の移り変わりなどを幻想的に表現している。
流れる雲の間に見える月を描いた「夜思抱月」、秋の紅葉に染まる八ヶ岳を表現した「愁麗」など、心象に写った神秘的魅力を表現。微妙な色合いが、作品を一層幻想的に引き立てている。
野中さんは「自然を見て感動する心を思い出したり、ほっとする気持ちを感じてほしい」話していた。
入場無料。午前11時縲恁゚後6時。25日まで。 -
石神家のミツバツツジ満開
飯島町七久保高遠原の石神家のミツバツツジが満開になった。
推定樹齢250年余、町内では最高齢とか。樹高3・3メートル、幹周1メートルと巨木。石神家の墓所をすっぽりと覆い、紅紫色の花を咲かせている。 -
西丸尾のしだれ桜満開に
中川村大草西丸尾の小松家のしだれ桜が満開になり、県内外から観桜客やアマチュアカメラマンが訪れている。
樹齢400年余の古木。緑の里山をバックに、伸び伸びと枝を伸ばし、樹形はすこぶるいい。
薄紅色の桜とレンギョウの黄色、桃紫色のミツバツツジがのどかな里の春景色をつくっている。 -
中村局長と城倉主任に公社総裁表彰
民営化に向けて、全局員の弾みに宮田村宮田郵便局の中村文昭局長、城倉将英主任が郵政公社総裁表彰を受け、20日に同局で開いた郵政記念日式典で伝達した。同局は貯金、保険営業の両事業で信越支社長表彰も受章。局長表彰の2人とあわせ、全局員で来年10月の郵政民営化に向けて弾みをつけた。
中村局長と城倉主任は、郵便事業における成績と企画立案が高く評価された。
局長表彰は西村克弘主任と職員の小林美保子さん。ともに郵便事業の功績が認められた。
西村さんは式典で「民営化も迫りニーズ多様化の対応が求められる。信頼されるサービス提供のため、プロとしての自覚と責任を持ち、お客様の立場で愛される宮田局を目指す」と決意表明した。
中村局長も地域に密着した郵便局の良さを強調。
「これだけの住民サービスができる機関は他になく、民営化は残念。しかし、一度決まったからにはギアチェンジして、民営化でどうやっていくんだという気持ちならないと上手くいかない」と局員を激励した。 -
KOMA夏ダンス参加者募集
7月22日に駒ケ根市の中心商店街で開かれる恒例の祭り「KOMA夏!」のダンスパレードに出場するチームなどの募集が始まった。テーマ曲の『GO OVER(ゴー・オーバー)』や自由曲に合わせて踊るダンスパレードへの参加チームを募集するほか、今年の新たな試みとして小人数や個人での参加希望者の申し込みを受け付け、実行委員会がつくるチームに参加できることとした。チームの人数制限はなし。終了後に表彰がある。
会場での物品販売やパフォーマンスなどの申し込みも受け付けている。出店料金は基本3千円からだが、販売目的でなければ無料。テント、机、いす、照明は主催者が用意する。
問い合わせは駒ケ根商工会議所内KOMA夏実行委員会事務局(TEL82・4168)へ。 -
駒ケ根郵便局郵政記念日式典
駒ケ根郵便局(矢島和一郎局長)は20日、第73回郵政記念日の式典を開いた。一日郵便局長に駒ケ根警察署交通課の坂田真由美さんを迎え、郵便事業に貢献した関係者に感謝状、表彰状を贈ってそれぞれの功績をたたえた。矢島局長は「郵政公社がスタートして3年。3事業を取り巻く環境は厳しいが、民営化に成功し、職員一人一人が希望の持てる事業の推進に努めたい」と式辞を述べた。坂田さんはあいさつで「バイクで集配する職員の皆さんは特に交通事故防止を心掛けてほしい。まず止まり、安全確認の実行を」と安全運転を呼び掛けた。
受賞者は次の皆さん。
◇信越支社長感謝状▽貯金事業協力団体==エコーシティー・駒ケ岳◇駒ケ根郵便局長感謝状▽郵便事業協力団体=和信化学工業駒ケ根工場◇日本郵政公社総裁表彰▽30年勤続功労=加藤雅志局長代理▽保険(年度)営業優績局=駒ケ根郵便局◇支社長表彰▽保険(年度)営業優績者=唐澤孝明総務主任◇駒ケ根郵便局長表彰▽事業優績者=篠田俊道総務主任、中山康裕総務主任、近藤義勝主任、福沢元子非常勤職員 -
箕輪町消費者の会総会
箕輪町消費者の会(52人、唐沢順子会長)の06年度総会は19日、町福祉センターで開き、マイバッグ推進など事業計画を承認した。
事業計画は▽視察研修、学習会の実施▽マイバッグ・ボカシ・パックン・自然にやさしい石けんの推進▽消費者だより発行▽マイバッグの推進▽フリーマーケット実施▽女性団体連絡協議会への参加-。
スローガンにごみ減量や家庭の省エネ、新エネルギー導入などを掲げる。
会は05年度、マイバッグ推進のため「のぼり旗」6枚を作成。唐沢会長は、「会員と一緒に旗を会のシンボルとして事業を進めたい」とあいさつした。
来賓の平沢町長は、「行動する消費者の会。町として喜ばしく、バックアップしていきたい。会を中心に地球環境に優しいネットワーク作り、地域での啓蒙をしてほしい」と期待した。
06年度役員は、会長に唐沢順子さんを再任。副会長は丸山道子さん、会計は渕井和子さん。 -
萱野高原開きとミズバショウ祭り23日
箕輪町の萱野高原で23日、高原開きとミズバショウ祭りがある。トレッキングなど催しがあり、植物園ではミズバショウやザゼンソウが楽しめる。
午前10時からイベント開始。先着250人にとん汁、おにぎりを無料サービス。今春から、かやの山荘に食事処がオープンし、そば、うどん、五平もち、フランクフルトを販売。土産に名物「かやの高原揚げダンゴ」なども販売する。
「芽吹きのトレッキング」は午前10時半集合。(1)小鳥を呼ぶバードコール作り(2)樹木医に萱野高原の植物を教えてもらう(3)採ってきた葉っぱを天ぷらにして食べる-という3本立て。山歩きスタイルで参加する。雨天は内容を一部変更する。
みのわ振興公社は、「家族みんなで高原の春の訪れを感じて。駐車場が狭いため乗り合わせてご来場ください」と呼びかけている。 -
伊那郵便局で郵政記念日式典
伊那郵便局(藤原良明局長)で20日、第73回郵政記念日式典があった。伊那東部中学校合唱部を2年連続、「こども音楽コンクール」の最優秀賞となる文部科学大臣奨励賞受賞へ導いた顧問、唐澤流美子教諭が藤原局長から一日郵便局長に委嘱された。
藤原局長は「民営化への不安はあるが、今は、業務をしくしくと続けることが与えられた任務だと考える。局員と共に努力して取り組みたい」と式辞した。
唐澤教諭は、大分県に住む父親から一年間に送られてきた手紙の束を手に持って訓辞「親元を離れた18歳のころから手紙が送られてくる。父親の美しい字が、毎回変らないことで元気なんだと安心している。郵便物は送られてくるだけでなく、愛情も届けてくれる」と、日ごろの局員の仕事に感謝した。
式典では表彰状などの授与もあり、業務成績の向上に功績のあった貯金保険課の中村和行課長代理が「今一度初心に戻り、お客さまの立場に立ったサービスを提供していきたい」と代表して答辞した。
式典で表彰されたのは次の皆さん。
◇日本郵政公社総裁表彰▽30年勤続=山田清光(郵便課課長代理)清水文人(郵便課課長代理)唐木昭彦(郵便課総務主任)増沢清(貯金保険課課長代理)武居幸彦(貯金保険課総務主任)▽業務功績=有賀重治(貯金保険課課長代理)
◇信越支社長表彰▽業務功績=中村和行(貯金保険課課長代理)
◇所属長表彰▽郵便局事業貢献団体=伊那警察署、伊那中央石油、伊那市旭町町内会▽業務功績=永山登志行(郵便課総務主任)北村仁(郵便課主任)増沢清(貯金保険課課長代理)平澤尚(貯金保険課主任)井沢登史(貯金保険課主任) -
未成年者飲酒防止キャンペーン 伊那市駅などで街頭啓発
毎年4月の全国の未成年者飲酒防止強調月間に合わせ、県小売酒販組合連合会は10竏・5日の間、県下28カ所の主要駅前で街頭キャンペーンを初めて展開。駅を利用する通学中の高校生に対して「お酒は20歳になってから」と訴えかけている。
伊那小売酒販組合(伊藤勝弘理事長)は20日早朝、管内にある駅7カ所で一斉に、組合員約50人が啓発用のティッシュ千個を配布。伊那市のJR飯田線伊那市駅前ではキャンペーンを呼びかけるのぼり旗を立て雨の中、組合員8人が未成年者へPRした。
伊藤理事長は「未成年者にはお酒を売らない、未成年者はお酒を飲まないことは法律で定められている。社会全体の責務として未然防止を図っていきたい。保護者の協力も求めたい」と話した。
国税局の資料によると、成長期にある未成年の時期の飲酒は、急性アルコール中毒や肝臓障害などの身体的影響を及ぼす危険性があり、学習意欲の低下、性格の変化などの精神、交通事故などの社会的影響にもかかわるという。
県小売酒販組合連合会では今月中、各組合員の店舗に「未成年者飲酒防止」「年齢確認実施中」などと明示し、活動を支援している。 -
伊那署など 小冊子「こどもごしんじゅつ」を作成
伊那署と伊那防犯協会連合会は、子どもを守る対策の一環として小冊子「こどもごしんじゅつ」を作成した。管内の22小学校の全児童に配れるよう約6700部を用意。今後は各学校の防犯講話などで活用される。
小冊子は、子どもが日常生活の中で心がけなければいけない注意事項がまとめられている。一人で歩く時、留守番をする時竏窒ネど、児童が自分の身を守るための対処方法を掲載。例えば、車に乗った人から話し掛けられた場合は「ぜったいに車に乗らない」などと紹介している。
内容は小学3年生までに習う漢字を使用。イラストや、署員の家族をモデルに使った写真なども盛り込まれ、視覚的に興味を引くよう工夫した。
小冊子はA5判、6ページ、オールカラー刷り。 -
春を彩る
飯島町七久保高遠原の石神さん宅のミツバツツジが満開になった。
推定樹齢250年余、町内では最高齢という。樹高3・3メートル、幹周1メートルと巨木。石神家の墓所をすっぽりと覆い、紅紫色の花を咲かせている。
◇ ◇
中川村大草西丸尾の小松さん宅のしだれ桜が満開になり、県内外から観桜客やアマチュアカメラマンが訪れている。
樹齢400年余の古木。緑の里山をバックに、伸び伸びと枝を伸ばし、樹形はすこぶるいい。
薄紅色の桜とレンギョウの黄色、桃紫色のミツバツツジがのどかな里の春景色をつくっている。
◇ ◇
伊那市美篶下川手の半波徹さん宅で、モクレンが見ごろ。
モクレンは高さ6メートル以上。「今年は花つきがいい」そうで、白色の花が木いっぱいに咲く。隣には、淡紅色のモクレンもある。
母たね子さん(83)によると、50年余前、嫁に来たときはすでに植えてあったという。「きれいだが、花は瞬く間に落ちてしまう」と木を見上げた。 -
食生活改善推進協議会上伊那支部総会
県食生活改善推進協議会上伊那支部(推進員545人、六波羅弘美支部長)の06年度定期総会が19日、伊那市の県合同庁舎であった。約160人が参加し、本年度事業を承認した=写真。
05年度は、おやこの食育教室講習会や高校生の「食」支援講座などを実施し、健全で健康によい食生活の普及に取り組んできた。7年前に始めた「在宅介護食ボランティア事業」は好評で、継続的に実施しているのは県下でも珍しいという。
06年度は、昨年度制定された食育基本法などに伴い、おやこ食育教室などを一層推進していく。
渡辺庸子伊那保健所長は「“私たちの健康は私たちの手で”をスローガンに頑張ってほしい」と激励した。
同支部の会員数は現在545人。県下でも2番目に規模が大きく、活動回数もトップクラスにある。 -
防犯・防災メール登録が携帯で可能に
市民らの要望に応えて駒ケ根市は希望者に配信している「こまちゃん防犯・防災メール」の登録を携帯電話からも簡単にできるよう改善した。従来はパソコンを使って市のホームページ上の画面で登録する必要があったため、携帯電話はあるがパソコンは持っていない竏窒ニいう市民は市役所秘書広報課にメールで配信を依頼するなど不便な状況だった。
市が防犯・防災メール配信サービスを開始した05年1月からの累計登録件数は298件だったが、携帯電話での登録ができるようになった15日以降、17日までの2日間で新たに65件の登録があった。メールの登録者が希望している配信先はパソコン120件に対し、携帯電話が243件と多数を占めている。
防災・防犯メールは小学生への声掛けをはじめとする事件や事故などの情報をいち早く配信するサービスで、この1年間で18件の情報を発信している。登録、配信は無料(通信費は別途)。
問い合わせは市役所秘書広報課広報広聴係(TEL83・2111内線262)へ。 -
遺族会総会で平和訴え
戦争で家族を失った人らでつくる宮田村遺族会はこのほど、総会を開いた。春日要会長は昨年度、フィリピンや沖縄の戦跡を慰霊した様子を報告。遺族として、戦争の悲惨さを語り継ぎ、活動を通じて反戦を訴えていこうと呼びかけた。
「悲惨な歴史が風化しようとしている。二度と戦争をしないように、語り継ぎ、後世に伝えるのが私たち遺族の役目」と春日さん。
一方で、国や県の遺族会の戦跡地慰霊巡拝した時の様子も語り「傷跡は国内外に残っている。後始末ができていないのが現状だ」とも憂えた。
総会では本年度の事業計画などを承認。4月28日に開く村の戦没慰霊祭のほか、各種行事に参加して二度と戦争を起さないよう、英霊に誓う。 -
消防団がバイク隊編成を検討
宮田村消防団(平澤成己団長)は、災害時の情報収集、偵察活動に活用できないかと、バイク隊編成の検討を進めている。県内でも消防署組織などに隊が設けられている例は多いが、消防団では上田市など全国的にも数少ない。関係機関や住民理解も図りながら調整していく方針。
機動性が高いバイクは、災害時に威力を発揮するとして近年は注目度も高い。平澤団長は「村消防団としても情報を確保する手段として、利用ができればと考えている」と説明する。
県消防協会は「補助を受けて整備した上田市の例は聞いている。県内の他市町村の消防団の動向は未調査なので詳細は不明だが、正規に編成したという情報は入っていない」と話す。
団員の中からバイク免許保持者を調査。隊の正式な結成は未定だが、23日の春季訓練の中でアトラクションを予定し、隊の意義や中味を多くの人に理解してもらう考えだ。 -
高齢者世帯を考慮に入れて、防災体制充実を
30年ほど前に分譲された住宅団地のため、高齢者世帯が多い宮田村大原区(唐澤正一区長)は、区民誰もが対応できるように災害時の初動体制マニュアルを整備しようと動き出した。若者が働きなどで区外に出ている時間帯の災害発生も想定して、昼夜別、平日・休日別の対応法も検討。昨年再整備した自主防災組織を軸に、訓練や連絡体制の充実を図っていく。
自主防の役員がこのほど、区公民館に集まり今後の取り組みについて懇談。
毎月の定例清掃日に消火栓を使った訓練を行い、高齢者を含め全区民への周知徹底を図っていくことなど確認した。
さらに自主防内に設けてある消火、救護、情報収集、避難誘導、給食・給水の各班が有効に機能するよう、すぐにでも取り組みが始められる活動内容を出し合った。
救急車が来ないことを想定した救護対応、区内業者の協力による重機や仮設トイレの確保、浄水器の導入、訓練などが挙がった。
今後さらに検討を進め、自主防の事業計画に盛り込んでいく。 -
天下第一の桜満開 高遠城址公園
「天下第一の桜」とうたわれる伊那市高遠町、高遠城址公園のタカトオコヒガンザクラが19日、満開となった。小ぶりで赤みの濃い1500本の桜が咲き誇り、県内外の花見客でにぎわいをみせている。
公園周辺はツアーバスやマイカーなどで渋滞となり、各駐車場も満車が目立った。園内は、名所の桜雲橋周辺でカメラを向けるアマチュアカメラマンや記念撮影をする花見客などであふれ、思い思いの場所にゴザなどを敷いて優雅なひとときを過ごす姿もあった。
市高遠町総合支所によると、前日までの有料入園者数は約20万人。見ごろは23日ごろとみていて、今週末には一層のにぎわいとなりそうだ。 -
中曽根の権現桜ライトアップ始まる
JRさわやかウォーキングも箕輪町中曽根のエドヒガンザクラ「権現桜」のライトアップが始まった。町産業振興課によると見ごろは22、23日の今週末ころの見込み。22日は、JR東海春のさわやかウォーキング「中曽根権現桜と残雪の南アルプス眺望コース」もある。
中曽根公民館北にある権現桜は、県の天然記念物。樹下に権現様がまつられていることから、「権現桜」と呼ばれている。樹齢千年といわれ、樹高約15メートル、根元の周囲は9メートル。幹が二つに分かれ、それぞれに咲く花の色が微妙に異なる。
ライトアップは日没から午後10時まで。仮設トイレも設置している。
春のさわやかウォーキングは、JR飯田線木ノ下駅集合。スタート受け付けは午前8時縲・1時40分。コースは木ノ下駅縲恣・{神社縲恍・]根権現桜縲怎pカパカ塾縲恤x田神社縲怦ノ那アルプス美術館縲恊M州伊那梅苑縲怦ノ那松島駅。12・5キロ、所要時間3時間半。小雨決行。参加無料。問い合わせはJR東海伊那市駅(TEL72・2042)へ。 -
伊那西小でシイタケの駒打ち
伊那市の伊那西小学校(臼井和夫校長、78人)敷地内にある学校林(林間)で18日、恒例の児童によるシイタケの駒打ち作業があった。
駒打ちの原木は林間にあった樹齢40年以上のナラの木を間伐し、細い幹や枝などを活用。長さ90センチほどに切りそろえ、児童一人ひとりが植菌できるよう、約80本を用意した。
上伊那地方事務所の環境森林チームの3人を講師に招いて作業。5年生13人が一本の原木に20縲・5個の穴を電気ドリルで開けて準備をととのえると、全校児童が木槌を使ってトントンと小気味よいリズムを林間に響き渡らせた。
本年までに植菌された原木の管理は毎年、4年生が担当している。育ったシイタケは保護者や職員などに対して販売。売り上げ金は児童会の活動費に役立てられている。
同地方事務所職員によると今回の原木からは来秋ころに収穫できる見込みで、早ければ来春ころ。4年生の小池真里奈ちゃん(9)は「しっかりした大きなキノコが出てきてくれれば」と期待していた。 -
三峰川右岸「青島堤防」並木ライトアップ幻想的
伊那市美篶の三峰川右岸沿いにある「青島堤防」の桜並木のソメイヨシノが満開だ。地元住民でつくる青島堤防桜保存会(橋爪正昭会長)は本年度限定となるライトアップの演出。集まってくる桜愛好者らを幽玄の世界へ導いている。
ライトアップされている木は、市道(通称・ナイスロード)の両脇に位置する堤防の桜10本。会員の一人が勤める電気工事会社から借りた投光器7基が、桜を照らしている。観桜期中は毎日、会員が午後6時ころに設置し、同10時過ぎに撤去している。
近くに電源がないため、三峰川護岸修繕工事を請け負う「原建設」(南箕輪村)の仮設電源を使用。地域貢献になれば竏窒ニの好意で、電気料無償で提供してもらっている。工事は5月下旬までのため、ライトアップは今春限りの予定。
堤防沿いの桜は、洪水時の堤防決壊防止などのため、大正時代に数百本植えたが、昭和後期に砂利採取の車両道路に使用することから大半が撤去。現在は樹齢約90年のソメイヨシノ約40本だけが残っている。
青島堤防桜保存会は96年から、病害虫防除や施肥などの管理に当たるなど尽力。観桜期に咲く見事な花は、地元のみならず、県外から訪れる人にも親しまれている。 -
木裏原でお手玉遊び
子どもからお年寄りまで、昔懐かしいお手玉を一緒に楽しもう竏窒ニ16日、伊那市東春近の木裏原公民館でお手玉会があった。約30人が参加し、お手玉を楽しみながら交流を深めた。木裏原社会福祉協議会主催。
同社協は例年、桜の時期に70歳以上を対象としたお花見会食会をしてきたが「多くの人が集まるこの機会をみんなで楽しもう」と今年はさまざまな年代が楽しめるお手玉会を企画。飯島町の「伊那谷お手玉の会」の亀山福治さん、ちず子さん夫妻を講師に招いた。
亀山さんは「米国の文化が入ってくるとともに日本のお手玉は廃れてきたが、ここへきてさまざまな効果が見直されている」と語り、ボケ防止や心の安定などに効果を発揮することを説明した。お手玉遊びは手だけでなく、足や頭など、全身を使ったさまざまな遊び方に挑戦した。
参加したお年寄りは「小さいころはかなりやったんだよね」と昔を思い出していた。 -
団子の神様例祭
駒ケ根市赤穂町一区の一角にある通称「団子の神様」の例祭が18日、行われた。祭典実行委員ら約40人のほか、近くの経塚保育園の園児約80人も訪れ、安楽寺の飯田実雄住職の読経が流れる中、土の団子が供えられたご神体に向かって手を合わせた=写真。園児らは供養が終わると一人一人団子をもらい、うれしそうに園に持ち帰った。
団子の神様のご神体は「妙雪信女」「亨和元辛酉夭」(1801年)などと刻まれている高さ55センチの石碑。江戸時代、病気の女性が死に際に団子を食べたいと願い、土で汚れた団子しかなかったが腹いっぱい食べて満足し「霊となって病気で苦しむ人を救いたい」と言い残して死んだ竏窒ニする伝説があり、病気が治るなどのご利益があった際に土の団子が供えられるようになった。 -
園児が愛着込めてポストピカピカに
宮田村西保育園の年長園児33人が17日、JR宮田駅前のポストを清掃した。ポスト愛護週間(15日‐21日)の一環。ぞうきんを使って隅々まで磨き、風雨に耐えて役目を果たしているポストへの愛着を深めた。
グループに分かれて作業。汚れをふき取りきれいになると、「ピカピカになった」と喜んだ。
宮田村郵便局の中村文昭局長は「みんなのおかげで、ポストさんも良い顔になった。大切な郵便を入れるもの。これからも、みなさん可愛がってください」と感謝した。