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伊那JCがワークショップ
新伊那市発足を機に地域資源を見つめ直そう竏窒ニ、伊那青年会議所(JC)まちづくり委員会(原大幸委員長)は26日夜、伊那市駅前ビルいなっせで、「魅力あるまちをデザインする」と題したワークショップ(WS)を開いた。
同委員会は年間活動の一環として、毎年テーマを決めてWSを開催。本年は年間2回の計画で、初回の6月は「伊那谷のチャームポイント」などの具体的なテーマで話し合っている。
集まった50余人の中には委員のほか、市内の中学生、主婦や、市民と行政との協働に関する研修で本年も参加する市職員の姿もあった。6班に分かれ、「ごみ問題」「JR伊那市駅周辺の景観」などのテーマでWSをし、話し合いの成果を発表した。
「既存の地縁組織と新しい地域の絆を考える」と題して発表した班は、常会、区長会などについて「若い人が入りにくい閉鎖的な場所」と問題提起。「住んでいる人とのコミュニケーションが必要。新しい地域の絆を深め、既存のものを充実させたい」と訴えた。
原委員長は「地域資源を共有するための話し合いができたことに意義があった」と総括。発表した意見は行政などの関係機関へ年内度中に提案する予定になっている。 -
ど根性菊
伊那市小沢の唐沢幸男さん宅で、物干し台の下にあるコンクリート面から菊が生えてきた=写真。唐沢さん家族は「種から育てるものでない菊が、どうしてこんな所から生えてきたのか」と首をかしげつつ、花が咲くのを待ちわびている。
菊は、コンクリートが割れたごくわずかな隙間から生えてきたと見られる。当初は菊だと分からなかったが、成長するにつれて、菊だとはっきり分かるようになった。
唐沢さん宅の敷地には、挿し木や苗などから育てた菊が一部にあるが、物干し台周辺ではなく、当初は「どういうことかね」と話していた。しかし、毎日顔を合わせるうちに愛着が湧き、鉢植えに水やりをする時にこの菊にも水をやるようになった。隣に住む息子夫婦も時折面倒を見ており「早く大きくなってね」と話し掛けながら、家族全員で成長を見守っている。 -
クマ出没注意
伊那市小沢区で28日、クマが目撃され、市役所は地域住民への注意を促している。
クマは、午前9時ころ小沢区下小沢橋付近で目撃された。小沢での目撃は2回目。他にも、平沢区などでも目撃されているという。
市では、クマを目撃した場合、伊那警察署(TEL72・0110)か、市役所(TEL78・4111)に連絡してほしいとしている。 -
駒ケ根市地震総合防災訓練
駒ケ根市は27日、大地震を想定した総合防災訓練を市内各自主防災会などを中心に一斉に行った。これまでは市の対策本部が一括して市内全域の情報に対応していたのに対し、今回は小学校通学区を単位に市内5カ所に現地対策本部の役割を持たせた避難者支援拠点を設置して情報処理や指示などの対応に当たった。
メーン会場の東中学校グラウンドでは、消火器やバケツリレーでの初期消火訓練、自動車事故発生時の救助訓練のほか、てんぷら油火災消火、水道復旧・飲料水確保、煙体通過体験などの各種訓練が行われた。訪れた多くの市民が参加し、いつ起こるか分からない災害に対する心構えを新たにしていた。
各自治会などでは早朝から消火器や消火栓などの使用方法について消防団員らが説明したり実演して見せたりした。 -
宮田村公民館地域食文化教室
宮田村公民館(白鳥剛館長)は27日、第1回地域食文化教室「秋の十五夜のお供えをつくろう」を公民館で開いた。子ども6人を含む約30人が集まり、上伊那の一部に伝わる「おからこ」(お殻粉)を作るなどして郷土の伝統に親しんだ。
おからこは米や小麦粉で作った団子やもちで、五穀豊穣などを祈って十五夜などに神前にささげる。地域によって材料などはさまざまだが、この日は中塚藤男主事が「すり鉢の中の蒸したもち米を、すりこ木でついてください」と作り方を指導。参加者はそれぞれすりこ木を手にしてトントンともち米をついた=写真。時々水を加えながらつき続けると、ドロッとしたおからこができた。
木べらで皿に移し、サトイモや大根などとともに鍋で煮て全員で試食。おからこを作ったことのある参加者は数名だけとあって、ほとんどの参加者が珍しそうに口に運んだ。「おいしい」「思ったよりさっぱりしている」などと感想を話し合いながら、伝統のおからこを味わっていた。
同館は、地域に古くから伝わる食文化を来年度以降も紹介していきたいと話している。 -
駅前広場もっと明るく、街路灯設置
住民熱意に村内企業も後押し宮田村のJR宮田駅前に今年5月完成した住民手づくりの広場「輪苑」に26日、念願だった街路灯2基が設置された。村内企業2社が住民の熱意に賛同する形で寄贈したもの。関係者は「本当の意味での地域の広場になってきた。名実ともに駅前が明るくなる」と喜んでいる。
駅周辺の住民でつくる一輪の会(小沢常明代表)は、駅東側の遊休地を地権者の同意を得て整備。1500株もの花々で彩り、寂しい状況だった駅前がコミュニティ広場として生まれ変わった。
街路灯が少ないのも駅前の悩みだったが、一輪の会の考えに協力しようと、浦野紙器(浦野勇社長)、タカノ(鷹野準社長)の村内2社が快く寄贈を申し出た。
26日は会の懇親も兼ねて街路灯の披露も行い、清水靖夫村長、小原勇県議らも出席。
浦野、鷹野両社長は「皆さんの力で本当に駅前が変わった。通学の高校生なども多く、街路灯によって夜も明るくすることで防犯にもつながれば」と話していた。
小沢会長は「村の顔でもある駅前を、みんなで良くしようと多くの力が集まってきた。今後もそのつながりを大切にしたい」と、2社の協力に感謝した。 -
あさみちゆきが山荘ミルクで出張野外ライブ
「井の頭公園の歌姫」と呼ばれているストリートシンガー・あさみちゆきさん(28)の出張野外ライブが27日、伊那市横山の山荘ミルクであった。あさみさんは、ギターの弾き語りなどで懐かしさが漂う歌謡曲の数々を披露。駆けつけた約200人のファンを魅了した。
あさみさんは、東京都吉祥寺、井の頭公園でのストリートライブから始め、03年4月にプロデビュー。しかし、自身の活動拠点である井の頭公園でのストリートライブを大切にし、デビュー後も定期的なライブを継続してきた。3年で開いたライブは110回を越え、多いときには約300人を集める。
ギター片手に昭和を思わせる歌謡曲をしっとりと歌い上げ、中年男性層を中心としたファンが多い。この日も、東京都からバス1台を貸しきって、40人以上のファンが来場した。
あさみさんは「こんなに広い青空のもと、歌えるとは思っていなかった。精一杯歌わせていただきたい」と語り、「港のカラス」「青春の商店街」などを熱唱。哀愁漂うあさみさんの歌声が、草原に響き渡った。 -
第32回「伊那谷・木曽谷アマ王位戦」
中央道で結ぶ将棋大会「伊那谷・木曽谷アマ王位戦」伊那・諏訪地区大会が27日、伊那市の中央区公民館であった。大人から子どもまで約30人が参加し、9月の決勝大会を目指し競い合った。日本将棋連盟東海本部など主催。
恵那山トンネルの開通以降、地域間交流の振興などを目的として続けている大会で32回目。2段以上が参加するA組はトーナメント戦となっており、伊那・諏訪大会、飯田、中信、東濃の4会場から選出された上位2人ずつが、決勝大会で対戦する。初段以下の人が参加できるB、C組あ、一人5対局の勝ち点方式で対局。
伊那・諏訪会場には、詰め将棋の達人・中田章道6段の対局指導があり、プロとの対局に真剣な表情で向かう子どもの姿も見られた。
結果は次の通り(上伊那分)。
◆A組(2段以上)
(1)北原孝浩(伊那市)(2)久保村東洋(伊那市)(3)太田啓介(南箕輪村)、細谷宏(箕輪町)
◆B組(初段・1級)
(1)小林政樹(伊那市)(2)伊藤文人(伊那市)(3)武井清純(南箕輪村)
◆C組(2級以下)
(1)白井貴浩(伊那市)(3)木下雄斗(伊那市) -
高遠町を目的地とした歩け歩け運動、長谷村で開催
伊那市長谷地区で27日、地域住民による「歩け歩け運動」があった。親子など、8地区の約130人が参加、市町村合併に伴い同じ伊那市となった高遠町の名所をめぐりながら、まちの歴史について学んだ。
長谷村だった時から公民館主催でこの時期に行ってきた恒例行事。今年は「歴史の町“高遠”と高遠湖周辺をウォーキング」と題し、昔、主要道として使われていた高遠湖右岸の県道から旧道に抜け、高遠城址公園経由で高遠湖を周回する約9キロのコースを設定した。
参加者は、高遠町の桂泉院や高遠城址公園内にある進徳館などを見学。それぞれの歴史的背景や当時の役割を学びならが、改めて歴史の深さを実感していた。
頭と体をしっかり使った後、昼食となり、お弁当や振舞われた豚汁などを美味しく食べた。 -
飯島町地震総合防災訓練
飯島町で27日早朝、06年度地震総合防災訓練があった。自主防災組織や住民が中心になって、情報の伝達、収集、避難、安否確認、初期消火、火災の防御など、地区分散型の住民総参加訓練を実施し、防災意識を高め、有事に備えた。
訓練は午前6時駿河湾沖を震源とする大地震が発生、町内は震度6が観測され、町内各所で家屋倒壊、土砂崩れ、火災が発生した-を想定。4地区に訓練本部設置し、避難誘導訓練や初期消火訓練、炊き出し訓練のほか、今年度は新たに▽非常用トイレ設置▽非常用飲料水確保▽非常用保存食の試食体験-なども実施した。
このうち、七久保地区では防災無線で地震発生、避難指示が伝えられると、住民らは続々と最寄りの避難場所に避難し、安否確認を行なった後、消火器や消火栓を使って、初期消火訓練をした。
訓練本部が設置された七久保林業センターでは、取扱い説明書を見ながら、非常用の6角トイレを組み立てたり、水路の水を浄化し、飲料水にする非常用飲料水の確保訓練にも励んだ。 -
村防災訓練、西小で集中訓練も
中川村は27日早朝、06年度地震防災訓練を村内全域で実施した。住民や消防団、日赤奉仕団など関係機関が参加し、重点地区(竹ノ上、小和田、牧ケ原、南原)では地域集中訓練を、各地区では自主防災訓練を実施し、防災意識の高揚を図り、有事に備えた。
駿河湾沖を震源域とする大地震が発生、村内は震度6を想定。
地域集中訓練会場となった中川西小学校グランドでは、午前6時、現地本部が設置され、重点地区の住民らが続々と集まり、人員報告。引き続き、南消防署職員の指導で、消火栓訓練。男性に混じり、女性も筒先を抱え、重いホースを持って走り、火点に向かって放水するなど初期消火訓練に挑戦した。
応急救護訓練では、AEDの取扱いについて消防団が実演、風呂敷を使った手当法の実技講習もした。
各地区では組、班を単位に各地区指定避難場所に避難誘導。人員報告や防災学習会、防災行政無線の試験放送などに励んだ。
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駒ケ根市男女共同参画推進講座開講
駒ケ根市教育委員会は24日夜、06年度男女共同参画推進講座を駒ケ根駅前ビル・アルパで開講した。申し込んだ市民61人のうち約40人が参加し、第1回の講義「男女共同参画社会の実現に向けて竏窒ンんな違ってみんないい」を聞いた=写真。
講師は県男女共同参画センター「あいとぴあ」所長の井沢和子さん。井沢さんは男女共同参画社会の現状とその必要性について、ビデオ放映を交えながら分かりやすく説明した。
開講式で市教委生涯学習課の片桐利和課長は「職場でも家庭でも男女共同参画はまだまだ進んでいない。講座は長丁場だが、幅広い内容をしっかり学んでほしい」と呼び掛けた。
講座は11月2日までの全6回。9月7日に開かれる第2回講座以降、各界の講師による講義や実習、ワークショップなどが行われる。 -
こまがね天竜ふるさとまつり
第18回こまがね天竜ふるさとまつりが26日、駒ケ根市のおもしろかっぱ館周辺のおまつり広場で開かれた。呼び物の「かっぱのいかだ下り大会」には18チームが趣向を凝らしたいかだで出場。川岸や橋の上に陣取った見物人が声援を送る中、それぞれ慣れたさおさばきで巧みにいかだを操り、水面を渡る風を受けながらのんびりと天竜川を下った=写真。中には浅瀬に乗り上げたまま動けなくなってしまういかだもあり、見物の笑いを誘っていた。
多くの屋台が軒を並べた広場では特設ステージでの演芸大会のほか、もちつき大会やスイカ割り、金魚すくいなどが行われ、訪れた家族連れなどの歓声が一日中絶えなかった。
日中は強い日差しが容赦なく照りつけて真夏を思わせる陽気となったが、色とりどりの花火が夜空を華やかに彩るころになると涼しい風が川面を渡り、虫の鳴き声もあちこちから聞こえてくるなど、かすかに秋の気配が漂っていた。 -
ごうほびは水遊び
中央保育園の避難訓練宮田村中央保育園は25日、避難訓練を行った。伊南広域消防本部の消防車が駆けつけ放水。整然と避難できた・スごほうび・スに、園児たちは水着に着替えて水遊びを楽しんだ。
同園を含め村内3つの村立保育園は毎月避難訓練を実施。毎年夏の訓練では放水にあわせ水遊びを取り入れ、消防署員とのふれあいも深めている。
この日の訓練は園西側の土手から出火したと想定。サイレンと放送を聞いたうえで、子どもたちは園庭に避難した。
「避難する時はおしゃべりしないで」と署員からアドバイスを聞いた後は、消防車を前に記念撮影もした。
放水が始まると、子どもたちは歓声をあげて大喜び。ワー、キャー言いながら駆け回り、楽しんでいた。 -
箕輪町女性団体連絡協議会長
釜屋美春さん箕輪町女性団体連絡協議会の申し入れにより、町で19年ぶりに開かれた女性模擬議会。女団連会長として議長の役に就いた。
「私達の企画に町の方が全力を上げて下さった。本当に感謝ですね。勉強不足のところもあったけど、町政を身近に感じることができて、いい勉強になった。皆がいい雰囲気の中で終わることができてよかったし、“行動する女団連”として、大きな成果だったと思う」
女団連は今年、「協働のまちづくりへ行動する女団連」をスローガンに掲げている。
町議会から町政に関心を持ってもらうために-と、女性模擬議会の話があった。昨年、伊那市で女性模擬議会があり関心を持っていたこともあり、「大いにやりましょう」と、町に申し入れた。
約2カ月半の準備期間に、皆で問題点を出し合い、検討し、女団連の各構成団体にふさわしい質問を選んだ。現職や元職の町の女性議員をはじめ、知り合いの町議らにもアドバイスを求め、一般質問の原稿を準備。「女性として子どもの教育問題はどうしても入れたい」「7月の豪雨災害も質問したほうがいいのでは」と、ぎりぎりまで調整が続き、会長として原稿確認の作業にも追われた。
当初、一人の持ち時間は10分だったが、町が15分に延長。しっかりと質問し、答弁を求める時間を与えてくれた。
最初は「間違いなく読めればいい」、次は「少しは町長さんや町部局の方の顔も見たほうがいい」と、皆で励まし合いながら練習を繰り返した。2回のリハーサルを経て、緊張の中で迎えた当日。議長席に座り、「初めはドキドキしてね。ここで町のいろいろなことが決まるんだなと厳粛な感じがして、きちんとしないといけないと身の引き締まる思いだった」。11人が模擬議員として登壇し、一般質問した。議長、模擬議員ともに初めてとは思えないほど堂々と立派に務め、無事に閉会した。
「町長さんから、ごみ問題や男女共同参画など女団連がリーダーシップを取る投げかけをいただき、女性のパワーに期待するお話もあったので、皆で勉強し検討していきたい」。“まちづくり”のためにと取り組んだ模擬議会で、今後の課題も見出した。
美容師として開業しているため町商工会女性部に所属。女性懇話会、ボランティアグループ「エコ・ネット」にも入っている。「女性が集まって勉強しあうのは自然な姿。女性の視点は平和的で愛があり、生命の尊厳も常に意識している。ストレートな意見が大事で、それが消えないように、草の根運動としてつなげていきたい」という。
女性団体として多くの女性議員誕生を願う一方で、議員という形で行政に参画していくことだけが最善策ではないとも考えている。「政策決定以前のほうが大事。地域の中で力を発揮し、町に意見を届けることはできる。市民活動が大事なので、その部分がどうしたら元気になるか常に考えたい」。
女性が地域の中で自分は何ができるのか考えていくことの大切さを実感している。「そのきっかけに、女性団体に入るのもいいと思う。関心を持って一歩踏み出してほしい」と同じ女性にエールを送る。 -
中原地区子ども会が豪雨災害義援金送る
箕輪町の中原地区子ども会は25日、地区納涼祭で販売したかき氷の売上金全額2万円を7月の豪雨災害義援金に-と町に届けた。
会長の箕輪中学校3年泉伶奈さんが中原分館の唐沢優分館長と共に町役場を訪れた。泉会長は、「災害義援金のために集めたお金です」と平沢豊満町長に手渡した。町長は、「子ども会の皆さんの気持ちがうれしい。貴重なお金なので、皆さんにお渡ししたいと思います」と感謝した。
中原地区子ども会は小・中学生合わせて25人。「災害で大変な被害にあった家がある。少しでも力になりたい」と、役員で義援金を集める計画を立て、泉会長が中学生10人に電話連絡をした。
8月14日の分館主催「納涼祭」会場で、義援金目的の案内チラシを張り、中学生5人がかき氷を1カップ100円で販売した。氷は分館で購入し、かき氷の機械は中学生が家庭から持ち寄った。区民らの協力もあって売上は200食分2万円になった。 -
大芝高原まつり
「大芝高原音頭Newヴァージョン2006」デビュー南箕輪村の権兵衛トンネル開通記念第21回大芝高原まつりが26日、大芝高原であった。土曜開催の今年は、大芝高原音頭アレンジ曲「大芝高原音頭Newヴァージョン2006」が華々しくデビュー。Newヴァージョンをメーン曲とするおまつりパレードに昨年を上回る約750人が参加し、「舞竹(マイバンブー)」を手に元気いっぱいに踊り、大いに盛り上がった。
パレードは22団体が参加。踊り15団体はそろいの衣装などに身を包んで舞竹を打ち鳴らして踊り、6団体が威勢良くみこしを担いだ。信大農学部の学生も派手なパフォーマンスで観衆を沸かせた。
大芝名物たらいレースは小学3年生から大人まで18チームが出場。スタート直後に転覆したり、同じ場所をくるくる回ってしまったりとハプニングもあったが、しゃもじで必死に水をかき、ゴールを目指した。
ダンスや太鼓演奏などのおまつりステージ、ふるさとの味コーナー、クラシックカーフェスティバルなど多彩なイベントで、会場は夏の終わりの祭りを楽しむ人であふれた。 -
まほら伊那地球元気村
伊那市の鳩吹公園で26縲・7日、野外イベント「まほら伊那地球元気村」(実行委員会主催)が開かれている。15の野外教室メニューが組まれ、初日は地元をはじめ、東京都、埼玉県、静岡県など県内外から家族ら100人が集まった。27日も参加を受け付ける。
地球元気村は1泊2日のキャンプを基本に、自然の中で思い切り遊び、自然の大切さや人とのかかわりなどを感じてもらおうと始まったもの。9回目を数え、メニューにMTBツーリング、そば打ちなどを用意。権兵衛トンネル開通を機に、林道バイクツーリングや木曽漆器の塗り体験と木曽に出向く機会などを新たに設けた。
木工教室では、キャンプで使用できる高さ50センチのテーブルを作った。
伊那市狐島の北沢健汰君(8つ)は「くぎをさすところが難しい」と話し、親子で協力し合いながら、電動ドリルなどを使って仕上げた。
ナイトイベントとして、村長を務める冒険ライダー風間深志さんのトークショー、童謡歌手西山琴恵さんのミニコンサートなどがあった。
今回初めて協賛企業の出展を募ったが、希望はなかった。
27日は麦わらランプシェード作り、ネーチャーゲーム、林道バイクツーリングなどがある。入村料は大人3千円、小学生以下1500円、3歳以下無料。 -
「穂の会」日本画展 ベル伊那・29日まで
名古屋芸術大学の卒業生7人でつくる「穂の会」の日本画展は29日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。「若々しい感性と、絵に対する情熱が詰まった展示になっている」(関係者)。
愛知県を中心に活動する、35歳前後の若手日本画家7人(男2人、女3人)のグループ。愛知芸術文化センターで96年から11年間、グループ展を開くが、県内では初めてとなった。
同大学での恩師、日本美術院特待の木村惠子さんの6点を含む、一人約5点ずつの計27点を展示販売。人物、風景、花などを題材に、それぞれの個性を押し出した作品展に、来場者の注目が集まっている。
午前10時縲恁゚後6時30分(最終日は午後4時)。 -
7月の豪雨、三六災害の体験呼び戻す
お茶会で高齢者、災害の怖さ語る宮田村町2区の地域ボランティア・ともいきの会(矢亀誠一会長)は21日、誰もが自由に語らうお茶会を開いた。7月の集中豪雨の村内被災状況を、メンバーで村議の赤羽正さんが報告。会場に集まった高齢者が1961年の「三六災害」を思い返して話しをする場面もあり、災害の怖さを改めて教訓にした。
赤羽さんは議会で行った災害現場視察の様子を写真を使い説明。太田照夫区長が町1区の被災状況を話した。
高齢者を中心に集まった約20人は、想像以上の被害の大きさに驚いた様子も。
お茶を飲みながら懇談したが、ある女性は三六災害の体験談を語り「大水でお隣は何もかもが流れてしまい、本当に気の毒だった。私も位牌を入れて逃げた」と、生々しく話した。
他の参加者も今回とかつての大水害を振り返りながら、自然災害の怖さを再認識していた。 -
伊那市の歌の作曲者・高木東六さんが死去
1950年にヒットした「水色のワルツ」や、「伊那市の歌」をはじめ、伊那地方の曲を多数手掛けた作曲家・高木東六さんが25日、102歳で死去した。地元では、地域と縁の深い作曲家の死を悼む声がささやかれている。
・ス木さんは1904年鳥取県生まれ。東京で空襲に遭い、1945年から約7年の間、伊那町(現伊那市)に疎開した。その時「水色のワルツ」をはじめ、さまざまな曲を作曲。また「伊那市の歌」や、上伊那地域の小中学校校歌など地元の曲も多数手掛けた。
これらの功績をたたえ伊那市は、04年に高木さんの記念碑を建立。名誉伊那市民第1号として称号を贈った。亡くなるまでは神奈川県に在住していた。
小坂樫男伊那市長は「何回もお会いしたが、一昨年のコンサートが最後となった。もう少し長生きしてほしかった。残念」とコメント。また「伊那市の歌」を市歌にしようと活動している伊那市音楽協会の所沢千秀会長は「ピアノを通じた音楽を伊那に初めて持ち込んでくれた人。功績をたたえ、めい福を祈りたい」と語った。
通夜は27日、葬儀は翌日となる。 -
地域・子どもの安全は住民で守る
伊那市美篶地区の区長会、財産区、交通安全協会などでつくる、各種団体協議会(赤羽要会長)は23日夜、地域のことは住民で守るための「暴力追放・地域安全美篶地区大会」をJA上伊那美篶手良支所で開いた。
1990年、地区内で暴力団による拳銃発砲事件があったのを契機に始まった、17回目を迎える大会。各種団体関係者や地域住民のほか、市や伊那署関係者など約150人が集まり、「暴力追放」「身近な犯罪の防止」「交通事故防止」の3点の実践を大会宣言とした。
全国的に小中学校の児童、生徒が通学路で多くの犯罪に巻き込まれている現状を懸念し、本年から「子どもたちの安全は、地域ぐるみで守る」との一文を宣言に追加。情勢報告では美篶小PTA会長の町田晶さんが「子どもたちが元気で健やかな心を育める地区にしていこう」と皆に訴えた。
伊那署関係者による同地区の犯罪、交通事故状況の報告、各種団体の決意表明などもあった。交通事故防止については「美篶地区は交差点での事故が多いので、停止線では一旦止まり、ゆっくり出ていく」と注意を呼び掛けていた。
第1回大会は発砲事件のあった下川手の区民大会だったが、それ以後は、美篶地区全体の問題として取り組んでいる。市内では唯一の地区大会として続いている。 -
駒ケ根市高者連クラブ大会
駒ケ根市高齢者クラブ連合会(高坂繁夫会長)は23日、第41回クラブ大会を駒ケ根市のアイ・パルいなんで開いた。会員約200人が参加し、元県飯田創造館長の柄木田孝行さんの記念講演『明るく元気で前向きに』を聞いた。会員の意見発表では酒井武男さん=下平=が『高齢者クラブでの体験』、元島武司さん=上穂町=が『私の健康管理』についてそれぞれ語った。式典では功労者21人に対する表彰が行われた=写真。
高坂会長はあいさつで「元気でいることで医療費が少なくてすみ、社会貢献になる。元気で明るく生きよう」と呼び掛けた。
大会では昨年まで演芸会を催していたが、毎年11月に芸能祭を行っていることから、今年は記念講演を開催した。
表彰されたのは次の皆さん。
▽老人福祉功労者感謝状=池上重雄、橋本與美▽老人福祉事業功労者=吉沢文雄(北割二)米沢春雄、横山博美(以上北割一)小松健一(小町屋)池上英一、米山和(以上上赤須)中城誠、小田原義泰、酒井武男、中城馨(以上下平)栄忠夫(町一)田中和一、松崎清、平田ハルミ、渡辺国子、宮沢ふみ(以上町二)元島武司、木下一二、松尾文雄(以上上穂町) -
かんてんぱぱで森世紀工房による伊那展示会「暮らしの中に森の香を」が始まる
地域材の普及を通して里山の再生を目指す県内の木工デザイナー、建具職人などでつくる「森世紀工房」(会員15人、有賀恵一幹事長)は28日まで、「森世紀工房伊那展示会竏瀦驍轤オの中に森の香りを竏秩vを、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開いている。木の温もりや素材の美しさをじかに伝えるテーブルやイスなど約100点が、訪れた人を楽しませている=写真。
かんてんぱぱホールでの展示は4回目。今回上伊那からは8人が参加した。素材はすべて県内産使い、約8割がカラマツ。
それぞれの木材は、職人によって素材の良さを最大限に引き出し、素朴な温かみがある。「漆塗り」を用いたテーブルもあり、注目を集めている。
各地での展示会を経て、地域材家具への認識、理解も徐々に広まっている。今回は、木材利用の観点だけでなく、森林育成のメッセージも発信していこう竏窒ニ、ドングリ苗の贈呈もしている。
出展者の一人、伊那市西春近の唐木真澄さんは「本物の木は良さもあり、癖もあるが、長く使うことで良さがでてくる。長く使ってほしい」と話している。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後3時まで)。入場無料。28日まで。 -
【記者室】女性議会
箕輪町で19年ぶりの女性模擬議会があり、女性団体連絡協議会の11人が一般質問した。緊張していると話していたが、議長はじめ質問議員は皆さんとても落ち着いて、堂々としているように見えた▼女性が議会を体験することは、行政に対する関心が高まり、模擬議員以外の多くの女性の関心も得られる。「大勢の女性議員の誕生を期待する」という町議長の言葉のように、女性議員を増やすことにも貢献できるかもしれない▼今回を機に例えば数年おきにでも、多くの女性が体験できる場が生まれると、行政や議会がより身近になり、協働意識も増すのではないだろうか。女性に限らず、子ども議会もいい。次代を担う箕輪の子たちが町に関心を持つ一助になるだろう。(村上記者)
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むらづくり住民懇談会
南箕輪村むらづくり委員会(唐沢俊男会長)は23日夜、むらづくり住民懇談会を村民センターで開いた。委員が「南箕輪ずく出しプロジェクト」の詳細を説明し、住民と意見を交わした。プロジェクトは懇談会、今後予定する提案会での住民意見も参考に案をまとめ、9月末に村長に答申する。
南箕輪ずく出しプロジェクトは▽子どもすくすく▽村民いきいき▽地域コミュニティ再生▽自然環境▽「南箕輪ブランド」創造-の5つ。委員会の各部会ごとに検討し、構想、課題、具体的な施策などの素案をまとめた。
各プロジェクトのメーンは◇子どもすくすく=▽安心子育て▽楽しく読もう▽みんなで伸びよう◇村民いきいき=▽病気にならないために▽健診の充実とアフターケア▽地域コミュニティの活性化◇地域コミュニティ再生=▽むらづくり条例の制定▽地区・組織=地域協議会(仮称)づくり◇自然環境=▽環境保全と活用▽資源循環再利用の促進と公害対策◇「南箕輪ブランド」創造=▽みなみみのわ産業活性化▽みなみみのわ特産品の推進▽集まれ!みなみみのわ▽環境・健康・食育▽大芝高原ドリーム-。
懇談会は委員を含め32人が参加した。一般は7人。
住民から「プロジェクトを答申した後、行政や議会と意見が一致するかどうか疑問」とする意見や、地域コミュニティ再生の地域協議会(仮称)づくりについて「全員の参画が得られるのか。ある程度の強制力をもたないと難しいのでは」との意見もあった。案の優先順位の提示の必要性や、南箕輪ブランドを農業だけでなく工業など範囲を広げた案を求める声もあった。
むらづくり委員会に対して、「計画の旗振り役として区民を引っ張っていってほしい。せめて、チェック機関として最後まで見届けてほしい」との要望もあった。
委員会は、28日と9月4日に住民提案会を計画している。プロジェクトの資料について意見、提案をむらづくり委員会の席で1人約10分以内で発表する。時間はいずれも午後7時半から。場所は役場2階講堂。問い合わせは委員会事務局の役場総務課企画係(TEL72・2104内線102、103、104)へ。 -
未就園児を持つお母さんお父さんのための情報誌「すくすくちびっ子だより」発行
箕輪町の子育て中のお母さん有志による「子育てママさんs」が、未就園児を持つお母さんお父さんのための情報誌「すくすくちびっ子だより」第1号を発行した。
少しでも情報発進をしたい-と有志を募り、情報誌の編集・発行をする「子育てママさんs」を組織し、活動を始めた。
情報誌はA3用紙の両面印刷で、半分に折っている。企画▽親子でうたいましょう▽読んであげましょう▽出かけてみましょう-は毎回掲載。第1回は、歌は「ももたろう」、おすすめ絵本で「だるまちゃん・りんごちゃん」、町内保育園解放日「のんたんの日」を紹介した。町公民館おかあさんと一緒事業の案内もある。
特集は「子育てサークル全紹介」。町内有志サークル4団体、地区子育て学級10団体の活動日、登録者数、活動内容などを載せた。
情報誌は町文化センター、図書館、役場などに置き、10カ月児相談でも配る予定。今後は定期的に発行する。
発行記念プレゼントも実施中。詳細は情報誌で。情報と編集・発行に携わる仲間も募集している。問い合わせは町教育委員会町子どもセンター事務局(TEL70・6603)へ。 -
19年ぶりに女性模擬議会
箕輪町女性団体連絡協議会による女性模擬議会が24日、町役場の議場であった。19年ぶりの女性議会で、11人が登壇し農業、商業、福祉、環境、教育行政など多岐にわたって質問した。
女性模擬議会は町では、1988年11月に子どもと婦人による模擬議会が開かれて以来となる。女性の視点からの声を町政に反映してほしい-と女団連が申し入れ、町も模擬議会開催を模索していたことから実現した。
模擬議会議員は25人。女団連に所属する11団体の代表が務めた。議長は女団連会長の釜屋美春さん。副議長は小林ふさ子さん。
豪雨災害で地域ふれあいマップが生かされた点について原田とみ子さん(エコ・ネット)が質問。平沢町長は「北小河内は一気に土砂が押し寄せたためパニック状態になり、組織的動きができにくかった。地震は瞬間的に起こる。パニックのときにどういう体制を作るかもう一度検討し、今回を教訓に生かしていきたい」と答えた。
唐沢喜美子さん(婦人教育推進協議会)は、天竜護岸利活用プロジェクトへの町の関わり方を質問。町長は「河川版のアダプトシステムを提案している。町はバックアップする」と答えた。大槻一子さん(ボランティアセンター運営委員会)はボランティアセンターの改善を尋ねた。町長は「ボランティアセンターの必要性は十二分に考えている。社協の機能をゆとり荘に移すことを考え中。場所は今の福祉センターがベターと思うが、貴重な意見をもらい素案を作りたい」とした。
議会を終えた釜屋議長は、「議会が身近になった。町長に、女団連のリーダーシップや審議会への積極的な応募など課題をもらったので、勉強し検討していきたい」と話した。 -
西箕輪「わんぱくおやこ塾」 野菜収穫体験
伊那市西箕輪のはびろ農業公園「みはらしファーム」内の畑で23日、未就園児とその保護者による、トウモロコシとスイカの収穫体験があった。25組、50余人が参加し、自分たちで育てた農作物の実りを喜び、もぎたての味をたん能した。
保護者同士の交流などを目的とした同地区公民館事業「わんぱくおやこ塾」の年間計画の一つで、10年ほど続く企画。保育園見学、クリスマス会などの年11回の活動の中でも人気がある屋外イベントだ。
5月下旬に種をまき、実りを迎えたトウモロコシの背丈は子どもたちの倍に成長。幼児らは母親の手を借りながら、ぎっしりと実が詰ったトウモロコシを抱きしめるようにもぎ取っていた。
トウモロコシはその場でゆでて試食、昨年より「甘い」との好評だった。2年目の参加となる西箕輪大萱の主婦若林しおりさんは、長女・明日香ちゃん(2つ)の食べっぷりに「昨年よりよく食べている」と笑顔だった。
5月の種まきの際、サツマイモの苗植えも実施。10月下旬には焼きいもにして食べる予定になっている。 -
駒ケ根駅前で「打ち水大作戦」
二十四節気の一つで、暑さが峠を越えるころ竏窒ニされる「処暑」の23日、駒ケ根商工会議所青年部(倉田勇会長)は初の試みとして「打ち水大作戦」をJR駒ケ根駅の駅前広場で行った。昼下がりの強い日差しが照りつける中、そろいの法被を着た役員ら約10人が参加して、ひしゃくや手などで水をまいた=写真。数分おきに3回打ち水を行った結果、周辺の気温は約1度低下。目標に掲げた「駒ケ根の気温を2度下げよう」には及ばなかったものの、あちこちに水たまりができた広場にはさわやかな風が吹き抜け、参加者らは「けっこう涼しく感じる」などと笑顔で話し合っていた。まいた水は水道水ではなく、環境負荷を考慮して川の水を使った。
倉田会長は「今年は梅雨の長雨で実施が今日までずれ込んでしまった。来年は暑い盛りに数回実施したい」と意気込みを示した。