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衛生部長会
新年の各区役員改選後初めてとなる宮田村の衛生部長会が23日夜、役場で開かれた。家庭ゴミの排出量が増加傾向にあることから、村は引き続き減量化推進に協力を呼びかけた。
同村内のひとり当たり1日平均のゴミ排出量は、上伊那広域連合が03年度の実績をもとに算出した550グラムを下回る状態で推移。しかし、徐々に増えており、住民意識の徹底が再び課題になりつつある。
この日は、現状にふれながら年間事業計画を確認。村生活環境係はゴミの分別など適正な提出や拠点収集などについても解説し、理解を求めた。
本年の各区衛生部長は次の皆さん。
▽町1区=原一詔▽町2区=黒岩崇▽町3区=太田博道▽北割区=浦野孝之▽南割区=赤羽和夫▽新田区=伊藤博敏▽大田切区=林光男▽大久保区=伊藤千春▽中越区=加藤保男▽つつじが丘区=三富隆生▽大原区=浦野健 -
伊那食品が松くい虫被害の予防に取り組む
伊那食品工業=本社伊那市=が、松くい虫被害の予防対策に乗り出した。2月中旬まで、敷地内にある赤松400本に薬剤を樹幹注入する。
松くい虫被害は駒ケ根市まで北上し、宮田村、伊那市は危険区域に指定される。
伊那食の敷地9万9千平方メートルには、平均樹齢50年の赤松が800本ある。会社もまちづくりの一環との考えから、自然を守ろうと500万円をかけて作業に当たっている。一企業がこれだけの予防に取り組むのは全国でも珍しいという。
松枯れの主犯マツノザイセンチュウを運ぶマツノマダラカミキリの生態を考え、防除の効果が上がるよう、本社周辺の南側林えんを中心に、薬剤を注入。
晴れた日を選び、社員3人が胸高の平均直径40センチの松にドリルで穴を開け、木の大きさに合わせて薬剤の入ったボトルを打ち込む。
敷地内を散策する観光客も多く、社員は「被害にかかったらアウト。これまで育った木を大切にしたい」と話す。
上伊那地方事務所によると、本年度(昨年12月末)の被害量は4294立方メートル。01年度からほぼ横ばい傾向にあるが、北上することに危機感を持つ。
予防には薬剤散布などあるが、薬剤の樹幹注入法は健全な松に打ち込むことで確実に効果を上げることができる。6月、マツノマダラカミキリが飛ぶ3カ月前までが薬剤樹幹注入の施工時期とされる。 -
箕輪ダム、今後の対応
上伊那5市町村に水を供給する箕輪ダムの貯水率が過去最低を記録したことに伴い、各市町村でつくる上伊那広域水道用水企業団は、伊那建設事務所などと協議を重ね対策措置を講じている。
1月15日からは、自己水源の活用を増やすよう受水5市町村に働きかけ、箕輪ダムの取水量の約8%、1日3千縲・500トンを自主節水している。
配水量割合は、受水5市町村によって倍近く異なり、事態の認識にも格差がある。そのため、地域住民への働きかけなどは、それぞれの市町村に委ねている。24日の協議の段階では、住民に対して節水などの働きかけている市町村はなく、まずは現状を知ってもらう取り組みが中心となっている。
全国的な状況と比較すると、現在は取水制限をするほど危機的状況にはないという。しかし、今後は農業用水の確保も必要となるため、貯水量の温存を進めている。
企業団の担当者は「水は限りある資源。改めて水道の重要性を認識してほしい」と話している。 -
みはらしの湯・大森英明さんの写真展示
伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」は7日まで、さまざまな表情の富士山をとらえた写真15点を展示している。
作品はすべて伊那市美篶のアマチュア写真家・大森英明さんのもの。普段大森さんはさまざまな対象を撮影しているが、今回は特に富士山の作品を並べた。ぼうしをかぶっているかのように山頂が雲で覆われた「山頂笠雲」や、山の傍らから日の出の光が溢れる瞬間をとらえた「光輪の輝き」など、一瞬のすばらしさを写した作品も多い。
大森さんは、季節ごとに異なるベストスポットを探し当てるため、何回も現地を訪れながら、撮影を重ねているという。時には、仕事が終わってから現地に直行し、早朝の撮影に臨むこともある。
唐澤壽男支配人は「一枚一枚どれをとっても素晴らしい作品。多くの人に見ていただければ」と話している。 -
無量寺で節分の福升準備
箕輪町北小河内の西光山・無量寺で26日、中川弘道住職が節分行事の福豆まきで使う福升を準備した。
無量寺は、2月3日に節分星祭り厄除護摩祈とう会と年男福豆まき行事をする。公に節分行事をするようになって15年目。年々訪れる人も増え、にぎわう。
ヒノキの福升は30個用意。中川住職は、「少しでも安心して世の中をわたっていけるように、皆さんが幸せになり、長生きできるように祈る気持ちを込めている」と話し、「福」と「寿」の文字を一筆一筆、丁寧に書き入れた。
2月3日の護摩祈とうは午後2時から。毎年恒例のアトラクションは3時から。昨年と同じくキングレコード専属歌手の大木綾子歌謡ショー。「多くの人に見に来てほしい」という。年男年女による福豆まきは4時から。福の賞品500個は町内の商店が協力している。
年男会費は1万2千円、星除け祈願1人千円、厄除け祈願1人3千円、交通安全お守り1たい500円。 -
箕輪の竜東線の未来を考える会
箕輪の竜東線の未来を考える会は24日、町文化センターで開き、竜東線計画路線案を協議した。
これまでの協議や交通量調査結果などを基に、正副会長と竜東線の地元5区の区長が路線の計画案を作成して示した。
計画路線案は、十沢交差点から北小河内方面は町道760号線(農免道路)、南方面は交差点から町道900号線を通ってまっすぐ南へ天竜川沿いに延ばす。
各区ごとに地図に書いた計画路線案を協議。「三日町は県道の拡幅が考えられないのでバイパス1本でいく考え」「伊那のふるさと農道につなげたほうがいいのでは」など意見を出し合った。
今後、計画案を各区に持ち帰り協議する。 -
農村女性きらめきコンクールで「土の会」が優秀賞
高遠町の3小中学校に地元産の野菜を提供している農家主婦でつくる「土の会」(湯沢正子代表、7人)が、県農業協同組合の05年度農村女性きらめきコンクールの地域活動の部で優秀賞を受賞し、26日、伊東義人町長が伝達した。
土の会は、農業改良普及センターが主催する農村婦人学校の受講生有志15人で91年に発足。当時の北原三平町長からの依頼にこたえ、翌年から給食センターに届けている。
現在、ジャガイモや玉ネギ、大根など17品目を提供しており、給食で使用している野菜の全体供給量(1週間分)の35・6%を占めている。
伊東町長はあいさつで、新鮮で安全な野菜の提供に感謝。高齢などを理由とした会員の減少を受けて、後継者の育成にも期待した。
湯沢代表は「これからも土を愛し、子どもたちにおいしい野菜を送っていきたい」と述べた。 -
撮影も仕事も楽しみながら
カメラ用のフィルター製造業・マルミ光機長野工場(箕輪町松島)の社員でつくるマルミ写真塾の写真展「趣くままに」は2月3日まで、伊那市の中部電力伊那営業所ギャラリーで開いている=写真。入場無料。
写真撮影を楽しみながら仕事も楽しもう竏窒ニ、4年前に愛好者で発足し、今回で4回目の展示となる。南アルプス、中央アルプスの山並みの風景や花、鳥などが題材。半切から4つ切りサイズの新作を、メンバー9人が一人1縲・点の計18点を出品している。
白く雪化粧した北アルプスを背景に、黄色い菜の花が映える「白馬春景」、新車の周りに人だかりができている「幕張のモーターショー」など、見る人の興味をそそる個性的な作品ばかり。メンバーの中には、常にカメラを持ち歩いている人もいるほどで、それぞれが思い思いの風景を撮影して楽しんでいる。
マルミ写真塾代表の唐沢豊長野工場長は「メンバーが身近に撮った写真を楽しんでもらえれば」と来場を呼びかけている。
土・日曜日、祝祭日は休館。午前8時30分縲恁゚後5時10分。 -
「どこかマニアックな感じで」
01年11月22日、伊那市西町区に自分の店をオープンした。対象はメンズからキッズまでと幅広く、インポートウエア、古着などさまざまな洋服を厳選して陳列。一つのブランドに固定せず、オーナーの感性で選んだ国内外のブランド、デザイナーのアイテムを扱うセレクトショップだ。
◇ ◇
はじめから洋服に興味があった訳ではない。高校生のときは、制服通学で私服にもこだわらなかったという。卒業後は東京にある音楽の専門学校へ入学。友人の紹介で都会の洋服屋を訪れてから、段々と魅力を知っていった。
古着をはじめ、ビンテージ、アウトドアファッション竏窒ニ、興味を持ったファッションはさまざま。洋服の外見よりも、目に見えない価値観に興味を持つ。例えば英国製のニットセーターにしても、水夫が海上で寒さをしのぐために生まれた竏窒ネど、モノの歴史やつくり手の考え方などの・スこだわり・スにひかれていった。
バンド活動を止めてから5年間、首都圏の洋服屋で販売員として働き、25歳で帰郷。長男として親を安心させるために、地元のレンズ加工工場へ就職する。しかし、何か、心にモヤモヤとした感情を持ちながら日々を過ごした。
「洋服は好きだったが、あのまま販売員をやっていても…。服に対しても、仕事に対してもマッタリとしていた」と降り返る。そんな中、自分の店を手にしたいと思うようになる転機があった。
01年9月11日、ニューヨークテロ事件が発生。ブラウン管から伝わる悲惨な現場を見ていて、「今の自分がビルの中にいたら後悔するだろうな」と強く思った。何も保証されていないが、自分の好きなことをやろう竏秩B友人の後押しもあり、数カ月後には店を構えた。 -
保健補導員連合会総会
駒ケ根市は23日、06年の第1回保健補導員連合会総会と研修会を市役所で開いた。保健補導員約120人が出席し、05年の事業・会計報告、06年の事業計画・予算案を承認したほか、会長に中原左知代さん=北割二=を選出した。総会に先立って新任の補導員の代表3人に原寛恒助役から委嘱状が手渡された=写真。原寛恒助役は「長野県の長寿は住民主体の組織である保健補導員制度によって支えられてきた。今年も積極的な健康づくりの呼び掛けをお願いしたい」とあいさつした。
総会後、元国保連合会の保健師関清子さんの講演「住民の健康づくりは保健補導員の手で」が行われた。
選出された役員は次の皆さん。
▽会長=中原左知代(北割二)▽副会長=鈴木光子(上赤須)北原千恵子(永見山)▽書記=小池真利子(東伊那)▽会計=寺澤久美子(町三) -
逮捕術訓練
逮捕の技能を向上させようと駒ケ根警察署は全署員約60人を対象にした逮捕術訓練を27日まで行っている。道場に集まった署員らは指導に当たる駒ケ根駅前交番の岩島哲也巡査部長の掛け声に合わせて、素手や警棒を使っての実戦的な身のこなしの訓練を繰り返し行い、身につけた技にさらに磨きをかけている=写真。署員には27日までに一人2回以上の参加が義務付けられている。
大日向明次長は「最近は犯罪者が警官を攻撃してくる場合も多い。その際に相手に与えるダメージを最小限にしながら取り押さえられるよう技能を高めるのが訓練の狙い」と話している。
逮捕術は柔道、空手、剣道などの特徴を生かした警察独特の技。警察署対抗の大会なども行われている。 -
みのわ祭り検討委員会第2回
箕輪町の祭りを考える、みのわ祭り検討委員会(桑沢昭一委員長)は23日、第2回会議を町役場で開き、実行委員会を早い時期に立ち上げ、特に若い世代の意見を取り入れていきたい-とする考えをまとめた。
昨年12月の第1回委員会で、祭り開催を前提に今後祭りの方法を検討する方針を決定。今回、祭りの主体、区テント、会場などを協議した。
委員会の意見では、祭りの主体は行政、商工会、JA、各種サークルの代表など。実行委員会は例年5月に立ち上げるが時期を早め、各層の意見、特に若い世代の意見を集める。会場はバイパス、時期は夏で昨年と同じ。
会場に設置する区のテントについては、設営や料理準備などの大変さなどから配慮を求める区の意見もあり検討したが、「踊りの後の休憩場でもある」「炎天下では無理」などの理由から「テントは必要」との声が多く、継続する方向になった。 -
シルバー人材センター箕輪地区
料理・健康管理教室シルバー人材センター箕輪地区は23日、「料理・健康管理教室」を町産業会館で開いた。皆で調理した料理を味わい、健康に暮らすための食生活について知識を深めた。
家事援助のための簡単な料理を覚え、健康管理を学ぶ冬恒例の教室。会員28人が参加した。
料理教室は会員で料理研究家の伊藤昇さんが講師を務めた。献立は「三色玉子」「イカのうに焼き」「つくねのゴボウ巻きあんかけ」の3品盛、「にぎり寿し」「タイの吉野汁」。参加者はゆで卵を裏ごしたり、つくねのとり肉を練り込んだりと、分担して調理に取り組んだ。
伊藤さんは、「つくねはとり肉だけでなく、イワシや高級なものではタイなどいろいろできる。作り方を覚えて、家で応用してほしい」と話していた。 -
風船遊劇団ゴンベエワールド
新作 風船のオニ風船遊劇団ゴンベエワールドのゴンベエさんの新作「オニ」が完成した。愛きょうのある風船のオニは、南箕輪村の図書館に届けるという。
節分があるのでオニを作ってみよう-と、スケッチを描き、いかにオニの雰囲気を出すか構想を練った。苦労したのは、目と天然パーマのような頭。最初の2つはオニらしくならず、完成までに50縲・0本の風船を使ったという。
試作の末に完成した黄色い髪と飛び出た目玉。太い眉毛も特徴。赤オニのほか青オニもある。ゴンベエさんは、「思ったよりもよくできた。自信作」と話している。
オニは、ゴンベエワールドのホームページでも見ることができる。 -
箕輪町公民館の年賀状展
箕輪町公民館恒例の新春年賀状展は2月10日まで、町文化センター展示コーナーで開いている。パソコンで作った年賀状が主流だが、手書きのもの、絵手紙や押し花など個性豊かな年賀状がそろい、関心を集めている。
手元にある今年の年賀状の中から優れた作品と思われるものを募集。55人から486枚の応募があり、同じ年賀状を除いた425枚を展示した。
今年の干支(えと)にちなみペットの犬の写真、犬の絵、犬の文字などの年賀状のほか、写真や絵画など自分の作品、切り絵、絵手紙、押し花などさまざま。「十二支年賀状」と題し干支を描いた12年分の年賀状を額に入れたものもある。 -
箕輪ダムの貯水率、過去最低
伊那市や箕輪町など上伊那5市町村へ上水道や農業用水を供給している箕輪ダムの貯水量が、過去最低を記録した。
25日現在の水位は7・3メートル。有効貯水量380万トンの約53%しかなく、過去最低だった02年の57%を下回った。今後まったく雨の降らない状態が続けば、103日で利用可能な水が底をつくと予測している。
ダムは昨年7月に、常時満水位だったが、9、10、11月は例年よりも台風などが少なく、平年の半分程度しか雨が降らなかった。冬季に入ってからは寒波が続いた影響で流入する水が減少。さらに、北信と異なりこの地域は雪が少ないため、このままの天候が続けば雪解け時の回復も期待が薄い。伊那建設事務所の担当者は「これまでになく今後の動向に予測がつかない状況」と話す。
昨年11月ころから状況を見守ってきた同建設事務所は、利水者団体に情報提供するなどして、早期の対策を促している。また今後は、ホームページなどで、一般にも広く情報提供をしていく。 -
シルバー人材センター会員調理通して食生活&健康管理学ぶ
伊那広域シルバー人材センターの高遠・長谷地区会員を対象とした健康教室が24日、高遠町の保健センターであった。約40人が参加し、調理実習と講演会で健康管理について学んだ。
調理実習は、高齢者の食事介助要請に対応する狙いもある。高血圧予防に減塩するなど「栄養バランスを考え、身近にある材料で」をコンセプトに、「豆腐バーグのきのこあんかけ」「いもだんご汁」など3品に挑戦した。
調理することが少ないという男性会員たちは、栄養士や女性会員らからアドバイスを受けながら、慣れない手つきで野菜を切ったりした。完成した料理を前に「よくできたと思うよ」と出来栄えに満足していた。
西高遠の男性会員(74)は「普段は料理をしないから慣れないことで難しかったが、これまで以上に健康を考えるいい機会になった」と話していた。
実習後は、長谷村国保美和診療所の清水正之副所長の講演に耳を傾けた。 -
正しい禁煙指導学ぶ
伊那市の伊那北地域活性化センター・きたっせで21日、児童・生徒の禁煙教育に関わる関係者の研修会があった。市内の小中学校教諭や市民など約60人が参加し、正しい禁煙指導のあり方などについて学んだ。市健康推進課、市教育委員会学校教育課の主催。
市は本年度から学校PTAや教員などを対象とした研修会を実施。昨年8月に引き続き2回目の今回は、青少年禁煙等健康問題研究所の小林賢二代表の「なぜ、今たばこが問題なのか」と題した講演で、タバコに含まれる有害物質の作用や、主流煙と副流の違いなどについて学習した。
小林さんは「タバコを吸ってガンになったのか?90歳でも元気な人は多い」と切り出すと、「なぜタバコを吸うのか、ただニコチンを摂取するだけのことではない。問題を一つ一つ考えて解決しなければ」と参加者に呼びかけた。
ニコチンの有害性については、ミミズを使った実験で証明。検体を入れたシャーレの中に、ニコチンが溶け出た水を注ぐと、2竏・倍に細長く変化した。小林さんは「人間の血管も細くなり、血液の流れを悪くする。血圧が上がることは、心臓病になりやすい」と注意を促した。 -
高遠国立少年自然の家でふれあいフェスティバル
国立信州高遠少年自然の家で22日、「冬の高遠ふれあいフェスティバル」があり、200人を超える家族連れなどが、スノーシューやそば打ちなどを楽しんだ。
体験などを通して子どもの健全育成を支援する活動を助成する「子どもゆめ基金」の採択事業で、今年初めての試み。そりすべり、歩くスキーなど、雪を生かした活動に加え、もちつき、そば打ち、木工や籐(とう)細工などの創作イベントを多数準備。県内を中心に、県外からも申し込みがあり、定員を超える人が集まった。
参加者は、それぞれ好きなイベントに参加。今季から国少で取り組み始めた「スノーシュー」は、昔、雪の中を歩く時に使った「かんじき」の海外版で、雪の中の自然観察などに役立つため、近年注目を集めている。この日は、約50人がスノーシューを体験。ある親子は、雪の下にある長い霜柱を発見し「すごい」と驚き、冬の自然を楽しんでいた。 -
アースデイピクニックINA・2006を5月に開催
4月22日の「アースデイ(地球の日)」にちなみ5月14日、「アースデイピクニックINA06」が、伊那市西春近の伊那スキーリゾートである。
世界的に波及しているアースデイの前後には「それぞれの立場で地球のためにできること」をするイベントを展開。県内でも長野市、松本市などで住民有志が活動している。
アースデイINAは「新市の誕生に伴い、住民、企業、行政の3者が協力したまちづくりにつながれば」と住民有志らが企画した。「大自然豊かな伊那谷・新伊那市のまちづくり」と「多文化共生社会の実現」の2つのテーマを設けている。最初のテーマは、さまざまな分野でまちづくりに取り組む人(企業)たちに、自然を生かした新市のまちづくりを提案してもらう。また、外国籍児童支援基金「SANTA基金」を支援する音楽ライブやパフォーマンスステージをして、多文化共生社会の実現を目指す。そのほかにもフリーマーケットやゲームコーナーなど、各種イベントを計画する。
現在、新市のまちづくりを提案をしてくれる住民や企業、音楽ライブ・パフォーマンスを披露してくれる出演スタッフ、フリマ出展者を募集している。イベントに協賛する法人や個人、各種団体も募っている。
イベントに関する問い合わせは事務局(TEL090・7288・5509)野溝さんへ。 -
のうさん味ネット研修会
上伊那の農産物加工団体でつくる「のうさん味ネット上伊那」(久保田明美会長)は23日、駒ケ根市下平の農村環境改善センター・一心館で研修会を開いた。18団体の会員ら約70人が参加し、それぞれの団体が持ち寄った加工食品を食べ比べる品評会を行ったほか、食品表示についての講演を聞いた=写真。
出品された農産物加工食品は各団体が考案したオリジナルの漬物、おやき、ジャム、こんにゃく、チーズなど。参加者はそれぞれの食品を食べ比べながら、味や香り、食感などのほか、ラベルのデザインや商品名のネーミングなどの項目について5段階で評価し、用紙に書き込んでいた。
講演では農林水産省関東農政局長野農政事務所の矢澤正義さんが「農産物加工の表示」について話した。 -
手打ちそばづくり体験
駒ケ根市東伊那の農林業体験宿泊施設「駒ケ根ふるさとの家」は22日、手打ちそばづくり体験講座を開いた。親子ら12人が参加し、講師の宮澤勝人さん=上赤須=の指導で本格的なそば打ちを楽しんだ。
宮澤さんは「初めの水加減さえきちんとできればあとは何とかなる」と水まわしの大切さを強調。練りの工程では「硬さは耳たぶぐらい。リズミカルにね」と一人一人に丁寧に指導した=写真。参加者は真剣な表情で作業に取り組んでいたが次第に慣れて鮮やかな手さばきをみせていた。
苦労して打ち上がったそばは皆で昼食に食べたほか、それぞれの家庭に持ち帰った。 -
社会保障学習会
伊那市の市駅前ビルいなっせで19日夜、社会保障学習会があった。上伊那の約120人が集まり、税金の使い道や憲法、社会保障について、講師の話に耳を傾けた。上伊那社会保障推進協議会と上伊那民主商工会の主催。
恒例の合同学習会の講師に、立正大学法学部教授の浦野広明氏と、同社保協事務局長の小林幹彦氏が講演。浦野氏は「税制改定の方向と税財政のありかた」と題して話した=写真。
消費税について浦野氏は「1%の税率で国民1人が2万円を負担する大型間接税であり、税率が上がれば上がるほど、低所得者の税負担割合が高くなる」と訴えた。
日本は世界から見ても「非常に高い消費税」とし、「例えば英国は17・5%の消費税率だが、国民はそれほど負担を感じていない」と強調。原因は、生活必需品のほとんどに課税していないイギリスと、あらゆる物に5%を課税する日本との違いがあるという。 -
安協駒ケ根支会が交通安全祈願祭
伊南交通安全協会駒ケ根支会(牛丸廉平支会長)は21日、06年の交通安全祈願祭を北割一区の大宮五十鈴神社で行った。役員ら約50人が出席し、拝殿で玉ぐしをささげるなどの神事を行って交通事故ゼロを祈った=写真。
神事に先立って赤羽根徳彦副支会長は「1年間トラブルなく過ごせたことに感謝する。今年も引き続き協力をお願いしたい」と述べ、駒ケ根駅前交番の野口博美所長らとともに整列した会員らの服装点検を行った。 -
本郷交通安全祈願祭
飯島町の本郷区は22日、交通安全祈願祭を本郷神社で行った。氏子総代、伊南交通安全協会飯島支会本郷分会の役員、飯島駐在署の警察官ら10人が出席。拝殿で茅野建夫宮司が祝詞を奏上し、参列者が玉ぐしをささげて区民の無事故を祈った=写真。
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踊ろう『信濃の国』
県歌『信濃の国』でエアロビクスを楽しもうと駒ケ根市教育委員会は21日「エクササイズ教室・踊ろう信濃の国」の第1回教室を市武道館会議室で開いた。初日は受講を申し込んだ女性27人のうち20人が参加し、講師の指導でステップの基礎を楽しく学んだ。
講師は伊那市のエアロビクスインストラクター新田ひとみさん。新田さんは「今回選んだ曲は比較的ゆったりした速さの『ダンス・イン信濃の国21』と、アップテンポの『レインボーダンス・スペシャル信濃の国』の2種類。次回からは年齢ややる気などに応じて好きな方の曲を選んで。楽しみながら気楽にやりましょう」とあいさつ。説明を聞いた参加者らは早速ウォーミングアップとして新田さんの動きに合わせて軽やかにステップを踏んでいた=写真。
講座は3月25日までの全8回。講座生の希望者は10月に長野市で行われる「第5回信濃の国祭り」出場チームに参加できる。 -
みんなのひろばパート21
有志による町民の手づくりイベント「みんなのひろば」パート21が22日、飯島町広小路のポケットパークで開かれた。暖かい日差しが降り注ぐ芝生の広場に町民らが集い、もちつきや羽子板づくりのほか、どんど焼きなどがにぎやかに行われた。もちつきでは「面白そう」と集まって来た子どもたちが代わる代わるきねを持つが「重くて持ち上がらない」「臼に当たっちゃったー」などと大騒ぎをしながら皆で楽しくもちをついた=写真。
羽子板づくりの指導に当たったのは青木家具の青木朝夫さん。スギやヒノキの板を持ち込み、子どもたちの手を取ってのこぎりやかんなの持ち方や使い方から丁寧に教えた。青木さんは「最近の子どもはこういう道具を使わんからね。少しでもできるようになってくれればうれしいよ」と話していた。 -
南割育成会そば打ち交流会
宮田村の南割区青少年健全育成会(小田切元治会長)は22日、前日から宮田村を訪れている愛知県田原市の吉胡地区子ども会とのそば打ち交流会を南割集落センターで開いた。吉胡地区の親子ら約20人が参加し、南割区の秋山泰久さんのほか、そばの実の会の会員らの指導でそば打ちを楽しんだ。秋山さんは「こね3年、のし3カ月、切り3日竏窒ニいうくらいで、水まわしとこねがとても大切」などと説明。参加者の手つきを見ながら、一人一人に丁寧に打ち方を教えていた。吉胡地区の親子らはほとんどが初めての体験とあって「わけが分からんよ」「これでいいのかな」などと首をかしげながらも楽しそうに笑顔でそばと格闘していた。苦労して打ち上げたそばは土産としてそれぞれ家に持ち帰った。
南割区と吉胡地区との交流は、1年おきに互いを訪問し合うなどして約25年間続いている。 -
新春囲碁・将棋手合わせ会
宮田村公民館(白鳥剛館長)は22日、新春恒例の囲碁・将棋手合わせ会を村民会館で開いた。小学生から一般の約20人が参加し、今年最初の手合わせをした=写真。囲碁・将棋とも総当りのリーグ戦を行い、それぞれ優勝を目指して熱戦を展開した。将棋の部に参加した小学生らはほとんどが公民館の子ども将棋教室に通っているとあって、慣れた手つきでパチ、パチと駒を打ち合っていた。
白鳥館長はあいさつで「気合を入れて大いに頑張って。良い成績を挙げれば賞をあげます」と話した。
成績上位は次の皆さん。
◇将棋▽(1)森下弘睦(2)森田勇希(3)佐藤陽輔、原遥(5)木下諒、新井康浩
◇囲碁(参考順位)(1)渡部光彦(2)馬場八之進 -
ガールスカウト新年祝賀のつどい
ガールスカウト長野第26団(木部則子団委員長)は22日、伊那公民館で「新年祝賀の集い」を開き、昨年末に文部科学大臣社会教育功労賞を受賞した前団長・春日澄子さんのお祝いもした。
26団での活動を通して、ガールスカウトたちの支援をしてきた春日さんは「とても大きな賞で自分でも戸惑うほど。26団のみなさんの支えがあり、続けてこれたおかげ」と喜びと感謝を語った。また、ガールスカウトたちへのアドバイスとして、考えたことを行動することの大切さを伝えた。
春日さんには花束とみんなで「おめでとうのうた」を贈った。
辰野町出身のメンバーでつくる「メヌエット」による、フルート、ピアノ、ギターによるミニコンサートもあり「トトロ」「さんぽ」など、よく知る曲目が、子どもたちを楽しませていた。