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全国少年補導功労者表彰・伊那署管内の2人受賞
少年の健全育成に貢献した人へ贈る、本年の全国少年補導功労者表彰を受けた伊那署管内の2人が28日、小嶋惣逸署長に受賞を報告するため、同署を訪れた。小嶋署長は「これからも一緒に手を携え、少年問題に取り組んでいきましょう」と労った。
伊那少年友の会会長の大工・丸山義貞さん(65)=伊那市高遠町長藤=が少年補導栄誉銀章を、同会元会員の無職・三澤勇美さん(83)=同市福島=が銅章を受賞。20日、県少年友の会連合会理事会の席上で県警本部長から伝達表彰を受けた。
表彰は警察庁長官と社団法人全国少年補導員協会の連名。県内受賞者は金章1人、銀章3人、銅章4人の計8人。
丸山さんは伊那少年友の会会員として、少年非行防止活動などに貢献する傍ら、地区の少年剣道クラブなどの指揮者として、スポーツを通して健全育成を推進してきた。三澤さんは長期休業前の学校訪問活動を実施することを発案するなど、00年4月縲・4年3月、同会会長として率先した活動を展開してきた。
丸山さんは「予防防犯に心掛け、非行に走らない子どもたちを育てることに努力したい」と意気込みを語った。 -
山荘ミルクでバラを始めとする季節の花々が見ごろ
心地よい風が吹き抜ける和みの庭で憩いのひと時を過ごしませんか竏秩B伊那市横山の山荘ミルクでは、約170本のバラが見ごろを迎え、訪れた人たちを楽しませている=写真。
ミルクでは、昨年新たに約100本のバラを定植した。今年は例年より3週間ほど咲き始めが遅れたが、夏が近づくに連れて一気に開花。ぐんぐんと成長した枝には多くのつぼみが付いた。
四季咲き種を主体とした同庭園では、12月までさまざまなバラの移ろいを楽しむことができる。庭は自然との一体感を大切にして造成。四季それぞれの草花が、バラと共に癒しの空間を作り上げている。現在はアジサイ、ギボウシが咲き始めた。
ミルクの向山美絵子さんは「季節の顔がいっぱい咲いている。少し時期をずらすだけで大分雰囲気の違う庭が楽しめるので、ぜひ多くの人に楽しんでもらえれば」と話していた。
問い合わせは山荘ミルク(TEL72・9990)へ。 -
みはらしの湯で七夕飾り
伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」は、ロビーに七夕飾りを展示し始めた=写真。
今年は長さ8メートル近い竹を2本展示。ボランティアで同施設の花などを管理している地域住民から、無償で提供してもらった。
竹の近くには、色とりどりの短冊を用意し、入浴客が自由に記入できるようにしてある。すでに多くの短冊が下がっており、幅広い年代層の客が「絵がうまくなりますように」「孫が元気で学校に行きますように」などと思い思いの願い事をしている。
七夕飾りは7月8日までロビーに展示し、来年1月のどんど焼きでたき上げる。 -
大芝の湯と大芝荘に県の温泉表示認定制度の認定書届く
今月9日に県の「安心、安全、正直」な信州の温泉表示認定制度の認定を受けた南箕輪村のふれあい交流センター・大芝の湯と大芝荘へ30日、認定書が届いた。大芝荘の山・ス文直支配人は「オープン以来利用者に安心して使ってもらえるよう衛生、安全に配慮してきた。今後一層努めていきたい」と語った。
温泉施設が自主的に情報公開することで信頼性を高めると共に、利用者がより自由に利用施設を選択できるようにすることを目的として04年から始まった制度。現在は県内の対象施設1800のうち、60施設が認定を受けており、上伊那では4番目。認定を受けるには、源泉名、換水の状況、浴槽清掃の状況などを正しく開示することが求められている。
1日平均910人の大芝の湯は、上伊那で最も年間利用者が多い施設。毎月1回レジオネラ菌の検査をしたり、週1で浴槽内を清掃、殺菌消毒するなどして、衛生面でも最大限の配慮をしている。また、バリアフリーを所々で取り入れており、お年寄りにも優しいつくりになっている。 -
上の原社協が地元の園児と交流
伊那市の上の原地区社会福祉協議会(牛山剛会長)は29日、地元の上の原保育園を訪問し、園児と交流した。
地元に一昨年、唯一の保育園が完成したことを機に、社会的貢献ができたら竏窒ニ、園に話を持ちかけたことが始まり。昨春から園内の花壇整備、運動会や観劇への参加など、あらゆる形で園児と触れ合っている。
この日は、地域のお年寄り25人が参加し、年少組から年長組まで全7クラスに3、4人ずつ分散。園児たちは「じいちゃんだ」「ばあちゃんだ」と大喜びし、質問をし合って楽しく会話した。
七夕が近いことから、お年寄りが園児一人一人から夢や願いごとを聞き、短冊に書いてあげた。ケーキ屋さんやお姫さまなどのほか、最近の人気アニメキャラクターになりたいという夢も多く、複雑なキャラクター名に少々困惑する場面も。「夢がかないますように」と一緒に笹に飾り付け、楽しいひとときを過ごした。
牛山会長は「子どもたちがなついてくれるし、一緒のいると元気になれる。園側も交流を心良く受け入れてくれてありがたい。今後も自分たちにできることで園に貢献していきたい」と話していた。 -
ながた荘が宴会場用にいすとテーブルを導入
箕輪町長田の「みのわ温泉ながた荘」が、宴会場用のいすとテーブルを導入した。
以前から「いすがあるといい」などの利用者の声もあり検討を進め、今年4月に導入を決定。座敷用のいすとテーブル40セットを用意し今月中旬から使えるようになった。
いすは足などが黒塗りで背もたれと腰掛けのクッション部分が渋い緑色、テーブルは黒塗りで落ち着いた雰囲気。今後、いすとテーブルの常設の部屋を設けることも検討している。
新村支配人は、「足の弱い方への利便性を向上した。多くの方に利用してほしい」と話している。
いす席は申し込み順に受け付ける。希望者は予約時に申し出る。 -
ツバメの巣立ち
伊那市東春近の川上雅喜さん(70)宅では今年、家の中にツバメが巣を作った=写真。約2カ月間、ヒナを見守ってきた川上さん家族は、親同様の心境でヒナの巣立ちを見守っている。
ツバメは、5月の連休ころから2階天井の一画に巣を作り始めた。川上さんは「1983年に家を建てて以来、こんなことは初めて。妻は鳥の声のする置物につられて入ってきたんじゃないかっていうんです」と話す。 -
みのわ手筒会
みのわ祭りに向け打ち揚げ練習箕輪町の「みのわ手筒会」(会員39人、唐沢修一会長)は28日夜、みのわ祭り(7月29日)に向け箕輪中学校グラウンドで打ち揚げ練習をした。今年のみのわ祭りは、手筒花火と納涼花火大会が初の同時開催となるほか、会にとっても発足5周年の記念の年で、会員皆練習に熱が入っている。
実際に手筒花火を打ち揚げる初の練習で、20本を消費。安全を第一に打ち揚げ手順、点火の段取り、警備などを真剣に確認しながら練習した。
会は、6月初旬の救護講習に始まり、構成やフォーメーション、分担確認など練習を重ねている。
今年は手筒花火45本のほか打ち上げ、仕掛け、吹き上げ花火、小型煙火などを予定。大三国もある。子ども向けにお楽しみの仕掛け花火も企画している。
地域活性化を願い、若い世代の頑張りをPRしている同会。毎年、工夫を凝らした花火構成で、“箕輪の手筒花火”として年々ファンが増えている。依頼を受け県内の他市町村でも打ち揚げ、箕輪町の宣伝にも一役買っている。今年もすでに朝日村、飯綱町での打ち揚げが決まっている。
唐沢会長は、「今年は納涼花火大会の打ち上げ煙火と競演できる。町民に喜ばれる、また見たいと思われる祭りにしたい。町外から来る人も多いので、箕輪にしかないというイメージ付けになれば」と意欲を見せている。 -
天竜川護岸の利活用を考える会(仮称)発足
箕輪町内の天竜川堤防道路を町民皆が憩える親水護岸の道に整備しようと、住民有志による「天竜川護岸の利活用を考える会(仮称)」が28日、発足した。市民ランナーら発起人による第1回会議を町文化センターで開き、護岸の利活用について意見を交わした。今後は現地視察をし、会の名称をはじめ具体的な検討を進める。
堤防道路は、町民の散歩道や、小学生から社会人までのジョギングや陸上競技のトレーニング場として利用されている。
今年4月、町内の市民ランナーらが堤防道路をジョギングやウォーキングロードとして整備し活用することを考え、国土交通省天竜川上流河川事務所の職員に現地視察してもらい、整備を要望した。
発起人らは、町民参加で親水護岸としての整備を検討しようと賛同者を募り、発足会には市民ランナー、天竜川流域の沢・松島・木下区の公民館関係者、一般ら35人が参加した。
発起人代表の小池茂治さん=木下=を会長に選任。小池さんは、「さらに広く賛同者を募り、いろんな意見を聞いて、一級河川をもっと活用したい」と話した。
自由討論では「ジョギングやウォーキングに限らず、お年寄りも集える道に整備したらどうか」「箕輪町内の天竜川流域全体を視野に入れて考えよう」などの意見があった。
第2回会議は7月8日に天竜川ウォークミーティングとして現地を視察。7月13日の第3回会議で会の名称などを決める予定。 -
警察犬指導手に感謝状
駒ケ根署は29日、自殺の恐れのある行方不明者の発見に貢献したとして警察犬指導手の田中京子さん=駒ケ根市下平=に対し、感謝状を贈った=写真。
田中さんは8日、飯島町で40歳の女性が行方不明になったとの通報を受けた同署の要請を受け、所有している警察犬ペガ・フォン・トーキョーシゲル号(シェパード・6歳)とともに出動。捜索開始から約1時間後に女性を発見した。女性は刃物を自分で腹に刺すなどしていたため、発見が遅れれば状況はさらに悪くなっていたと思われる。田中さんは「自殺の恐れがあるということだったので、早く見つけ出さなければ竏窒ニ思っていたが、何とか役に立ててよかった」と話している。
田中さんは約20年前から自宅敷地内の訓練場で犬の訓練を行い、警察からの要請を受けて南信各地に出動して行方不明者などの捜索に当たっている。年間の出動件数は十数回に上る。 -
長谷保育園児玉ねぎ収穫体験
伊那市長谷の長谷保育園(宮下瑞穂園長)の園児が27日、杉島の農家が所有する畑で玉ねぎの収穫を体験した。
地場産の新鮮な野菜を食べて健康に育ってほしいと、伊東修さん(77)千枝子さん(75)夫婦が4年前、同園に農業体験の話を持ちかけたことが始まり。毎年100キロ以上になる収穫分を全て園に提供し、秋には白菜やネギも贈っている。
この日は、年少から年長まで37人が挑戦。友達同士で茎を引っこ抜き「見て。大きいのが採れた」と大喜び。数個ずつ家に持ち帰り、残りは今後の給食に使う。
宮下園長は「園児のために土と触れ合う機会を設けてもらい、さらには手のかかった野菜をいただけることに感謝しきれない」と話していた。 -
伊那市出身の野笹さんがみらいちゃん募金を呼びかけ
故郷、伊那谷の人々の優しさを集め、難病と戦う小さな女の子を応援してあげたい竏秩B教師として子どもたちと向き合う反面、スリランカで津波の被害にあった児童を支援する寄金の立ち上げなどしてきた伊那市出身の野笹玲子さん(50)が、全結腸ヒルシュスプルング病という難病と戦う生後4カ月になる愛知県の女の子、山下みらいちゃんに臓器移植を受けさせるための募金を募っている。
みらいちゃんの戦う病気は日本で過去に1例しか確認されていない難病。腸にまったく神経が無いため、助かるためには腸のすべてを移植するしかない。
しかし日本の場合、15歳未満の臓器提供は認められておらず、手術を受けるには渡米しなくてはならない。主治医の尽力で、受け入れ先の病院は決まっているが、渡航費、手術費、滞在費すべてで1億2500万円という莫大な費用を要するため、ボランティア団体などが必死で資金集めをしてきたが、必要金額を達成するにはまだ1千万円ほど足りないでいる。
野笹さんは、過去に自分の息子が難病で生死をさまよい、多くの人に支えられた経験から、自身でも募金活動をすることを決意。「ご両親の苦しみは痛いほどよく分かる。私たち親子もたくさんの人の善意に支えられて今日がある。どうか伊那のみなさんの優しさでみらいちゃんを応援してあげて下さい」と呼びかけている。
募金先は野笹さん立ち上げた「アリスこども寄金」を窓口する。 口座名は三井住友銀行あざみ野支店。普通預金6668586。口座名は「アリスこども寄金」代表野笹玲子。通信蘭に「みらいちゃん募金」と記入すること。 -
ガールスカウト花植え
ガールスカウト長野第26団(木部則子団委員長)は25日、伊那市の伊那公園内の花だんの植え替え作業をした。約15人のスカウトと保護者、地域のボランティア団体メンバーなどが集まり、土の感触を楽しみながら約900本の苗を2カ所の花だんに定植した=写真。
同団は例年、春にはチューリップを、秋にはサルビア、マリーゴルドなどを植え替え、公園をを訪れる人たちの目を楽しませている。花だんの世話をしているのは、小学1縲・年生が所属するブラウニー部門のメンバー。今回の作業には、年長園児を対象としたテンダーフット部門のスカウトも参加した。苗は、明るい社会づくり協議会、伊那市振興公社、小沢花の会などから苗を無償提供してもらった。
参加者は、花の時期を終えたチューリップの球根を掘り起こした後、夏花の苗を一本一本定植。秋に彩られる花だんを思い描きながら、作業を楽しんだ。 -
深妙寺のアジサイ咲き始め
伊那市西春近の深妙寺で、170種2千株以上のアジサイが咲き始めた。訪れた人たちは、雨の中で一層美しさを増した色とりどりのアジサイを、かさを片手に楽しんでいる=写真。
今年は天候の影響もあり、例年より1週間ほど咲き始めが遅れた。今は青系、白系の花が咲き始めているが、日を追って赤系のアジサイも境内を彩る。恒例の「あじさい祭り」は、7月1日縲・0日に予定しており、深妙寺の関係者は「祭りの時期にちょうど見ごろとなるのでは」と話していた。
あじさい寺として知られる深妙寺。例年この時期になると、県内外から多数の見物客が訪れるという。 -
地湧金蓮花がなーんと300日も咲き続けました
駒ケ根市福岡の大口信夫さん宅で中国雲南省の秘蔵花、地湧金蓮花(ちゆうきんれんか)が昨年の9月2日から延々と300日も咲き続け、話題を呼んでいる。300日の節目となる28日、駒ケ根市の市民チャンピオンに認定された。
バショウ科、草丈1・8メートル、黄金色の花の直径約40センチ、高さ25センチ。花弁のように見えるのは花苞で、花は1センチほどの小花。昨年9月2日から咲き始め、冬の間は、無加温のビニールハウスで越冬させた。茎も葉もすっかり枯れたが、つぼみは健在。春の日差しとともに、次々と花苞を広げ、300日に到達してもまだまだ咲き続ける勢いだ。
2000年の淡路花博でデビュー。大口さんは01年種苗会社から、20センチの棒状の苗を取り寄せ栽培。4年目の昨年9月初めて開花した。国内では開花例は少なく、300日咲いたという報告例は皆無。
大口さんは「花の寿命は長いとは聞いていたが、まさか、300日咲くとは思わなかった。いつまで咲くのだろうか」と話していた。
大口さん宅は開花中はオープンガーデン。自由に花を見ることができる。 -
駒ケ根市交通安全推進協議会総会
市内の交通安全推進関係団体などでつくる駒ケ根市交通安全推進協議会(会長・中原正純市長)は27日夜、06年度総会を市役所で開いた。理事、幹事ら約20人が出席し、06年度事業計画・予算案などを承認した。新規事業として、自動車の交差点進入速度抑止に効果がある高輝度反射板の取り付け、高齢運転者優先駐車スペースの公共施設駐車場などへの設置などがある。
議事終了後、駒ケ根署の渋谷保人交通課長が講話を行い、出席者は市内の交通事故発生状況や道路交通法の改正点などについて学んだ=写真。 -
プラムの里でエレベーター救出訓練
大規模災害や緊急時に備え、宮田村の介護保険老人保健施設「プラムの里」(堀井朝運理事長)は28日、職員によるエレベーター救出訓練をした。約30人の職員が参加。同施設のエレベーターを管理する会社担当者を迎え、停止したエレベーターの危険性や、緊急時の救出方法を学んだ。
シンドラー社製エレベーターの問題が発生する中、昨年8月に東京都で発生した震度5強の地震では、大手メーカー5社で製造されたエレベーターの何割かが開かなくなるといった問題もあった。国はこうした場合、1時間以内に救出措置をとることをしているが、高齢者や認知症患者の場合、1時間もの間い狭い空間に閉じ込められることは大きな負担となり、冷静な状態を保てなくなる可能性もある。そこで、施設内でこうした事態が生じた時、出来る範囲で職員が迅速な対応をとるべく今年初めて救出訓練を導入した。
管理会社担当者は「停止したエレベーターを動かすのは危険が伴う。二次災害を防ぐためにも出来る限り保安員が駆けつけるのを待ってほしい」と語り、救出までは上の階から中にいる人に声をかけるるなどして、安心感を与えてほしいとした。
同施設では2年ほど前に、食事を運ぶ台車がぶつかったために扉が変形し、職員が30分ほど閉じ込められたこともあったというが、その後は正常に作動している。 -
南箕輪村商工会青年部が子どもの安全見守り
独自にステッカー作成南箕輪村商工会青年部(部員26人、北沢博仁部長)は、小・中学生の通学時の危険を少しでも軽減できるようにと、独自に防犯のための「こどもの安全見守り中」ステッカーを作成した。7月3日から各自の営業車などに装着し、通学路付近などを通った際に子どもたちの安全を見守る。
子どもたちが事件に巻き込まれるなど社会的問題になっていることから、青年部として何か協力したい-と検討。村が配布しているステッカーもあるが、皆が同じステッカーを使うと見慣れてしまうこともあり、村とは異なるステッカーで目立たせると同時に青年部の活動アピールも兼ね、村教育委員会の許可を得て、建設業関係の部員の協力でマグネット式のオリジナルステッカーを作った。
青色に白字で「こどもの安全見守り中」とあり、青年部と村教育委員会の文字、部員の事業所を登録した番号が入っている。
ステッカーは40枚作成。部員が1人1枚は持ち、営業車すべてにはるため数枚持っている部員もいる。制作費は1枚千円で、部員各自が負担した。ステッカー使用規約も定め、子どもの安全監視目的以外に使用しないこと、ステッカーの盗難防止に努めることなどを盛り込んでいる。
青年部は、「登下校時をみはからってステッカーをはって通学路を走るなどして、子どもたちを見守りたい」としている。 -
自然素材に・ス遊び・スづくり
伊那市長谷の美和ダム管理支所とNPO法人美和湖倶楽部はこのほど、今春美和湖畔に整備された小犬沢親水公園で自然を素材にした遊び道具づくり体験会「水辺のわくわくキッズ」をした。
公園は美和湖にそそぐ小犬沢一帯に、遊歩道や田畑、水車小屋を設置するなど、自然体験学習を支援する場として整備。管理支所が04年度から地元の学校関係者や住民団体代表者らとワークショップを重ねて設計した。
体験会は安全教育を兼ね、自然を大切にする心をはぐくむ狙い。公園を会場にしたイベントは初めて。地元の長谷小学校児童を中心に14人の子どもが参加し、西箕輪の農業公園みはらしファーム「工房Coo空」の佐野博志さんを講師に、けん玉や竹馬づくりに挑戦した。
けん玉づくりは、近くの竹林から切り出した竹を、協力し合ってのこぎりで長さ10センチほどに切った。棒に差し込んだ竹筒を空中で回転させ、再度棒で受け取る遊びで、子どもたちは夢中になって楽しんでいた。 -
美篶笠原でホタル祭り
伊那市美篶の笠原区で25日夜、第13回ホタル祭りがあり、区民約150人が飲食や演芸を楽しみ、夜空に舞うホタルを観賞した。
笠原ふれあい交流センターでの演芸会は、区内の小学生が元気よく自己紹介をして健全に育っている姿を地域住民にみせ、区民が剣舞や舞踊、笠踊り、手話ダンスなど8演目を披露。子どもから高齢者まで住民同士で親ぼくを深めてにぎわった。
同区はホタルが生息する自然を守ろうと地域住民が立ち上がり、美篶土地改良区による農業用水の改修工事に伴い、昨年度までに延長約200メートルの水路を整備。さらに、05年度から2年連続で、県のコモンズ支援金事業に採択を受け、水路斜面への芝張り、カエデやヤナギなどの樹木を植栽して、よりよい環境に整えた。
ホタル水路は工事などが終わって間もないことから現在は数匹程度だが、来年以降に無数のホタルが乱舞することに区民の間で期待が高まっているという。 -
伊那消防組合 部隊活動円滑に規律訓練
伊那、高遠、箕輪、辰野消防署でつくる伊那消防組合(消防長・早川正行伊那消防署長)は27、28日、伊那市の市民体育館と県伊那勤労者福祉センター体育館で規律訓練に取り組む。初日は組合内の署員65人が参加し、軽快な動作を修得した。
署員の規律心の向上を目指し、日ごろの活動が部隊として円滑に運べるよう、毎年している行事。同様の訓練を2日間に分けて実施し、組合署員のほとんどとなる約130人が規律を学ぶ。
小隊の編成、隊列の整とんのほか、行進間、停止間の動作、敬礼方法などを指揮者の指示に従がって訓練。休憩を取りながら約3時間にも及んだが、署員らは真剣な表情で規律ある動きを見せていた。
あいさつに立った伊那消防組合の登内正史次長は、実のある訓練となるよう「大きな声と汗を出してもらいたい」と呼び掛けた。 -
地湧金蓮花が300日咲き続ける
駒ケ根市福岡の大口信夫さん宅で中国雲南省の秘蔵花、地湧金蓮花(ちゆうきんれんか)が昨年の9月2日から延々と300日も咲き続け、話題を呼んでいる。300日の節目となる28日、駒ケ根市の市民チャンピオンに認定された。
バショウ科、草丈1・8メートル、黄金色の花の直径約40センチ、高さ25センチ。花弁のように見えるのは花苞で、花は1センチほどの小花。昨年9月2日から咲き始め、冬の間は、無加温のビニールハウスで越冬させた。茎も葉もすっかり枯れたが、つぼみは健在。春の日差しとともに、次々と花苞を広げ、300日に到達してもまだまだ咲き続ける勢いだ。
2000年の淡路花博でデビュー。大口さんは01年種苗会社から、20センチの棒状の苗を取り寄せ栽培。4年目の昨年9月初めて開花した。国内では開花例は少なく、300日咲いたという報告例は皆無。
大口さんは「花の寿命は長いとは聞いていたが、まさか、300日咲くとは思わなかった。いつまで咲くのだろうか」と話していた。
大口さん宅は開花中はオープンガーデン。自由に花を見ることができる。 -
「となりのトトロ」で火災予防呼びかけ
箕輪町の箕輪消防署に、火災予防を呼びかける「となりのトトロ」の大きな看板がお目見えした。消防署南側の看板を新調し、子どもたちの人気を集めている。
例年は秋の火災予防週間に新調していたが今年は時期を早め、5月中旬から6月上旬にかけて、署員の小平秀明さん(30)を中心に数人が、夜間に消防署の車庫内で制作に励んだ。
絵が得意な小平さんは、今回の看板が5作品目。大人はもちろんだが特に子ども達に見てほしい-と「となりのトトロ」を選んだ。
看板はベニヤ板で縦270センチ、横360センチ。再利用で前回の絵を白のペンキで塗りつぶし、小平さんオリジナルの構図を下書き。水性ペンキで色を作りながら影などもしっかり描き込み、手の込んだ仕上がりとなった。06年度の火災予防の標語「消さないで あなたの心の 注意の火」などを書き、小平さんの印も隠されている。
出来上がりに「満足」と小平さん。「消防署のお兄さんが描いた看板を見に、遊びにきてね」。 -
伊那公民館でふるさと講座
伊那市の伊那公民館で25日、06年度ふるさと講座があった。市民大学受講者など約130人が参加。講師に迎えた前山寺公民館長の湯澤敏さんは、失われつつある地域の方言や童謡・唱歌の素晴らしさを語り「お年寄りが積極的になって未来を担う子どもたちに伝承してほしい」と訴えた。
湯澤さんは、音楽の時間でも童謡・唱歌を歌うことがなくなった今、そういう歌を知らない子どもが増えていることを説明。「昔懐かしい情景は変化してしまうものだが、そういう時代があったことは子どもたちに伝えていかなければならない」と語り、そういうことを知っている高齢者世代が積極的になることを呼びかけた。
また、お年寄りと一緒に生活する子どもは、比較的大らかで人の痛みを思いやれる子どもが多いことを示し「子どもは年寄りの本音から人の弱み、痛み、人を思いやる心を学ぶ。高齢者と一緒に暮らすことは、子どもの人間性を育てる」と語った。 -
箕輪町郷土博物館で自然体験学習会
身の回りの花を観察してみよう竏窒ニ、箕輪町郷土博物館は25日、博物館周辺の散策する体験学習会を開いた。親子連れなど約20人が集まり、自然観察指導員の池上賢司さんの説明を聞きながら季節の草花について学んだ。
現在同博物館で開いている企画展示に伴う企画。参加者は、花のスケッチをしたり、草花の性質などの説明を受けながら博物館近くの昭和公園までを徒歩で往復した。
「清水の小道」では、アジサイやドクダミ、カラスエンドウなどを観察。キュウリの香がすることからその名を持つ「キュウリ草」を発見すると、「本当にキュウリのにおいがする」と大人も子どもも一緒になって感心していた。
参加した女の子は「知らないも花もあったけど、知っている花もたくさんあった」と話していた。
博物館に戻ってからは、押し花を使ったしおりづくりにも挑戦した。
7月2日には、探草会を開く予定。
問い合わせは町郷土博物館(TEL79・4860)へ。 -
第19回川シンポジウムで魚の放流
魚にきれいになった川へ戻ってきてもらおう竏窒ニ25日、伊那市内にある河川7カ所で、アマゴ2500匹の放流があった。西春近小出島区の戸沢川では、地域住民約70人が参加。バケツを手にした子どもたちが、水の感触を確かめながら魚を放った。
19回目の「川シンポジウム」の一環。水質や河川環境の改善により、魚などが生息できるようになった河川に魚を放流することを通して、保全意識の一層の向上を図る。呼びかけに応じた地区などで実施。今年は長谷市ノ瀬区の参加があり、三峰川沿いの2カ所でも放流した。
戸沢川では、川シンポジウム実行委員会の久保田祥圃代表が「合併した高遠、長谷地区にはきれいな川が多いが、旧伊那市の川は生活排水などでいまだに汚れている。放流しなくても魚が泳げるような川を1日も早く実現できるよう心がけてほしい」とあいさつ。500匹のアマゴを小さなバケツに移して少しずつ放流した=写真。
同地区は、河川パトロールなどを行いながら河川環境の向上に努めている。依然、生活排水の流入はあるものの、下水道の完備などに伴い、一昔前に比べると環境は改善してきているという。 -
高齢者優先駐車場設置
高齢運転者マーク(通称紅葉マーク)の普及を図ろうと県警本部が進める紅葉マーク普及促進事業を受けて駒ケ根署は27日、同署の駐車場のうち玄関近くの2区画に紅葉マークのシートを貼り付けて優先駐車場とした=写真。同日、同署管内の駒ケ根市は市役所のl区画を、飯島町は役場の2区画をそれぞれ優先駐車場とした。優先駐車場は今月から長野市内の2カ所で試験的に設置されていたが、実用設置は県下で初という。
紅葉マークのシートは1辺1メートルの正方形。白地の中央に黄色とオレンジ色の紅葉マーク、左右には青地に白抜き文字で高齢運転者優先駐車場と書かれている。材料・工事費は約2万円。優先駐車場設置により、高齢者にマイカーへの紅葉マーク装着を促すとともに、駐車場内での接触事故が減るなどの効果が期待できるという。同署は官公庁やショッピングセンターなどに設置を勧めていきたい竏窒ニしている。
紅葉マークは道路交通法により70歳以上の運転者が車の前後に装着する努力義務が定められている。装着している車に対して割り込みや幅寄せをすると、反則金などが課せられる。 -
伊那公園に足裏を刺激する健康歩道作る
伊那市の伊那公園芝生広場に7月中旬、足裏を刺激する「健康歩道」が完成する。市民の健康づくりにつなげるねらいで、19日に歩き始め式を開く。
健康歩道は、中央区(毛利次男区長)、伊那公園桜愛護会(伊藤一男会長)が整備。幅1・5メートル、長さ1周50メートル。足への刺激度を変えた5つのゾーンを設け、3万個ほどの石を大きさによって使い分ける。工事費は250万円で、国の補助を受ける。
はだしで歩き、足裏を指圧することで、血液の循環がよくなるという。歩くのは最長15分程度。歩道の上にバスタオルを敷いて寝るだけでもいいそうだ。だれでも自由に使うことができる。
27日は、業者に加え、桜愛護会メンバー4人が石を並べる作業を手伝った。
すべて手作業で、メンバーは中腰のまま、コンクリートを塗った表面に、端から石を1個ずつ丁寧に埋めた。
今後、地元の保健委員会を中心に、健康講座を開くなどしてPR。歩道は桜の木陰になり、伊藤会長は「公園で昼を食べて、健康歩道を歩いて」と利用を呼びかける。
歩道は、文化交流した台湾省南投県魚池郷の高齢者グループ一行を訪ねた際に見たことがきっかけで、地元に作りたいと準備を進めていた。
28日午後7時から、中央公民館で健康講演会がある。 -
伊那市富県南福地の「防災マップ」完成
伊那市富県の南福地区(布袋昭区長)の防災マップが完成した。土砂崩れなどが予想される危険個所などを盛り込んだ地域の現状を記した地図を作り、災害時の避難、救助などに役立てる。市によると、危険個所を記載した防災マップは市内で初めてだ。
自主防災の充実を図るため本年2月下旬、区内の建設委員会らを中心に研究委員会を発足。委員で地域内の危険個所を歩き、地図に書き込むなどの作業を進め、6月中旬に出来上がった。
緊急時の避難場所、防火水槽、消火栓のほか、飲料水に役立つ涌き水などの場所を色の違った印で、A3サイズの地図内に記載した。南福地地区は山のすそ野に広がるため、土石流が起きうる渓流などの危険な場所や、地域内を流れる一級河川・竹松川の河床の浅い所や護岸の弱い所なども盛り込んだ。
救済活動に役立てるため、地域住民の家族構成や既往歴などをまとめた安否確認表も作成。既往歴については自由記入とし、全戸(約150戸)へ呼び掛けたところ、90パーセント以上の協力があった。
防災マップは7月中旬までに全戸に配布、避難施設への常設をする予定。安否確認表はプライバシー保護のため、区の役員らが管理する。
布袋区長は「防災マップを身近な場所に置いてもらい、自分たちの地域の現状を知っておいてもらいたい。有事の際は、これを判断材料にして迅速な行動につなげてほしい」と話している。 -
旧高遠町職員互助会&新市職員が草刈り
旧高遠町の職員互助会は25日、伊那市高遠町東高遠の花の丘公園で草刈りをした。
同公園は、旧高遠町が通年観光化を目指した桜からのまちづくりを掲げ、遊休農地約13ヘクタールを整備して89年に開園。町民で組織する22団体が各区画に桜を植樹して保護・育成にあたり、現在は八重桜や山桜を中心に100種以上、約3千本が植わっている。
このうち一区画約2ヘクタールを担っている互助会は、毎年草が茂る6月と8月に作業。今回は新市発足により、新たに伊那市職員互助会が設立される予定のため、町総合支所の全職員に加え、市役所と長谷総合支所の部課長以上の職員総勢100人以上が参加した。
参加者たちは早朝に集合し、草刈り機やかまを使って約1時間作業に汗を流した。