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さんコン祭り 10月8日、9日開催
男女の結婚のマッチングをするいなし出会いサポートセンターは、伊那の秋を満喫しながら出会いを求めるイベントを、10月8日、9日の2日間行います。 みはらしファームで果物狩りをする「狩りコン」、伊那の夜の街で食事を共にする「街コン」、南アルプス登山の拠点北沢峠でネイチャーゲームを行う「山コン」の3つのイベントを企画していて、「さんコン祭り」として行う予定です。 いなし出会いサポートセンターでは、去年南アルプスを会場に同様のイベントを行いましたが、より多くの人に集まってもらおうと市街地など3か所でイベントを企画しました。 開催日は、10月8日、9日の2日間で、20代から40代までの未婚の男女15人ずつを募集します。 2日間の参加は難しいという人のために、どちらか1日だけ選べるプランも設けました。 さんコン祭りは、2日間宿泊付きプランが1万5,000円、日帰りプランが3,000円からとなっています。 詳しくは いなし出会いサポートセンター 71-4071
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27の会 獲れたての鮒の甘露煮を味わう
伊那市御園の住民有志でつくる27の会は、21日、収獲した鮒の甘露煮を味わいました。 21日は、会員11人が集まり、早朝に獲った鮒22キロほどを、泥を抜いて煮つけにしました。 27の会は、平均年齢70代前半の御園の住民有志14人でつくる会で、酒の肴にするための鮒を近くの田んぼで育てています。 今年5月に100匹の鮒を田んぼに放し、今朝収獲しました。 餌の量を増やしたことにより、目標としていた18キロを4キロ上回る22キロとれました。 小学生の頃は、天竜川で魚を獲っては煮て食べていたということで、27の会は昔を思い出しながら親睦を深めようと6年前に発足しました。 メンバーらは、出来立ての甘露煮を早速味わっていました。 甘露煮は、メンバー同士分けて持ち帰る他、地域の催しなどで一般の人にも提供するということです。
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大芝高原まつり 踊り・たらいレース・花火 賑わう
第31回大芝高原まつりが、20日に行われ、おまつりパレードやステージイベントなどで賑わいました。 大芝高原全体を使って、20のイベントが行われました。 メインストリートで行われたおまつりパレードには、学校や保育園、文化団体などから20団体、およそ1,100人が参加し、舞竹と呼ばれる鳴り物を手に、大芝高原音頭ニューバージョンの曲に合わせて踊りました。 大芝湖に設置された湖上ステージでは、19団体がダンスや太鼓を演奏しました。 夜の部のトワイライトステージでは、参加者がこの日の為に練習してきた成果を披露していました。 まつりを締めくくる花火大会では、66番組およそ900発が夜空に打ち上げられました。 なお、トワイライトステージの模様は、9月3日からご覧のチャンネルで放送します。
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大芝高原で小熊の目撃
21日、午前9時40分ごろ、南箕輪村の大芝高原で、小熊の目撃情報がありました。 伊那警察署の発表によりますと、小熊が目撃されたのは、大芝高原セラピーロードの赤松小屋付近です。 午前9時40分に「小熊一頭を目撃した」との通報を受け、警察や役場職員、猟友会が捜索しましたが、発見されませんでした。 伊那署では、近隣住民や公園利用者に注意を呼び掛けています。
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伊那市と箕輪町でお盆成人式
お盆の帰省にあわせ、伊那市と箕輪町で成人式が行われ人生の節目を祝いました。 伊那市では高遠、長谷地区を除く伊那地区8会場で14日と15日に行われました。 このうち伊那公民館では15日、美篶・手良地区を除く東部中学校区の成人197人を対象に式が行われ134人が出席しました。 式では、白鳥孝市長からのビデオメッセージが披露され、「伊那谷に住んでいて日本を変えていく、そんな取り組みを私たちと一緒に、ぜひやっていただきたい」と呼び掛けていました。 小中学校時代の担任からは「自分の行動に責任を持ち、信頼される大人になってください」などとエールが送られました。 新成人を代表して石倉夏樹さんは「素晴らしい自然や、文化がある伊那市の出身であることを誇りに持ち、これからの長い人生を突き進みたい」と挨拶しました。 式の後、友人や恩師たちと久しぶりの再会を喜んでいました。 伊那地区では今年男性312人、女性328人の合わせて640人が成人を迎えました。
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ローメン夏まつりにぎわう
伊那名物ローメンをPRしようと、伊那市のセントラルパークでローメン夏まつりが15日に開かれ多くの人で賑わいました。 イベントはお盆中に帰省している人や県外から伊那市を訪れた人たちに伊那の味を楽しんでもらおうと伊那ローメンズクラブが毎年開いているものです。 焼きそば風ローメンが一杯500円で提供され、訪れた人たちは酢やごま油などをかけて味わっていました。 ローメンの他に、焼き鳥やフランクフルト、かき氷など、夏の定番メニューも並びました。 ステージでは、スイカ割りや伊那市のアイドルグループ、パラレルドリームのライブなども行われ会場は多くの人で賑わいました。
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先祖を迎える振りまんど
13日は、先祖の霊を迎える「迎えまんど」が各地で行われました。 午後7時の打ち上げ花火の合図とともに、南箕輪村の大泉区では、およそ120人がまんどを振りました。 大泉区では、伝統行事を残そうと「大泉まんどの会」が4年前に発足し、まんどで使う麦の栽培を行っている他、子ども達にまんど作りも指導しています。 今日は、会で育てた麦で作ったおよそ140個のまんどを、子どもから大人まで振りました。 中には、通常のまんどの4倍の大きさの「太鼓まんど」を振る人もいました。 大泉区の住民は「地域の子ども達と一緒に伝統行事を後世に残していきたい」と話していました。
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西箕輪保育園の園児がとうもろこし狩りに挑戦
伊那市の西箕輪保育園の園児が18日、保育園近くの畑でとうもろこし狩りに挑戦しました。 この日は、西箕輪保育園の園児130人が、農業公園みはらしファームの有志でつくるグループの畑でとうもろこし狩りに挑戦しました。 収穫したのはゴールドラッシュと言われる品種で、甘みが強く人気のものです。 関係者は「収穫を体験することで少しでも農業に興味を持つきっかけになれば嬉しい」と話していました。
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休みをもう1日 盆正月
実力行使で盆休みをもう1日要求する盆正月の行事が、16日深夜に南箕輪村で行われました。 16日深夜11時半頃、寝静まった田畑区長の澤田昇三さん宅に、地域の人たちがやってきました。 玄関をバリケード封鎖して、盆休みの1日延長を求める田畑地区に古くから伝わる盆正月です。 毎年お盆最終日の16日に、田畑の伝統行事を守る会が行っています。 この日は、PTA役員や消防団員20人ほどが参加して、区長や分館長宅など4軒で行いました。 区長宅にある農機具やタイヤ、脚立などを利用し玄関付近をバリケード封鎖して、松やしめ縄、鏡餅を飾ります。 そして石灰でお正月の文字を書いて完成。 茅野市出身の久保田さんは、初めて盆正月に参加しました。 翌朝の6時。 玄関から区長の澤田さんが顔を出しました。 玄関から出られなかったため、裏口から出てくると、積み上げられたバリケードを眺めていました。 家の周りにはバリケードを見ようと近所の人も訪れました。 澤田さんは、早速区の役員にもう1日休みにすると伝えていました。 バリケードは、半日ほどかけて片付けたということです。
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若者の地域への愛着心を 農業体験
20代から30代の若者に地元に愛着を持ってもらおうと、農業体験会が11日、箕輪町内で開かれました。 体験会には、箕輪町の20代から30代までの男女9人が参加しました。 農業体験は、結婚相談などを受け付けているハッピーサポートみのわが開きました。 11日は、参加者が町内のハーブ園とりんご園の2か所に分かれ体験しました。 このうち中原の長谷川寛さんのハーブ園では、カモミールを摘み取りました。 長谷川さんは、「ハーブは寒暖の差があると花の色づきがよくなるので、箕輪町は栽培に適している」と話していました。 次回は、りんごの収穫を体験することになっています。
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百職会 農家と職人が合同イベント
伊那市高遠町の杖突街道沿いに住む農家や工芸職人でつくる「百職会」は、採れたての野菜や工芸品などを販売するイベントを、13日まで開いています。 農家レストランこかげの敷地には、陶器や漆工芸品、野菜などを販売する17のブースが並んでいます。 百職会は、地元に長年暮らす農家や移住してきた職人らが1つになって地域をもりあげようと、今年1月に発足しました。 現在は、およそ30人の会員がいます。 イベントでは、採れたての野菜や職人のオリジナル商品が並び、訪れた人たちが品定めしていました。 イベントは、13日まで高遠町藤沢の農家レストランこかげで開かれています。
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春近発電所で夏休み発電所体験
夏休みの小学生とその家族を対象に、発電所を公開する親子発電所体験が、伊那市東春近の春近発電所で行われています。 伊那市東春近にある県の水力発電施設「春近発電所」が公開され、親子が見学しました。 春近発電所は、高遠ダムから取水し発電しています。 施設の中には「この発電所は何才でしょうか」などのクイズが書かれた張り紙が出され、子どもたちはヒントを手掛かりに回答していました。 この夏休み親子発電所体験は、発電所を運営する長野県企業局が今回初めて開きました。 10日と11日の2日間でそれぞれ午前と午後の部が開かれ、17組40人の親子が参加します。 水力発電の仕組みを見学したあと、工作体験をしました。 ソーラーパネルで走る車と、ペットボトルを使った風車を作りました。 長野県企業局では、「自然エネルギーに関心を持ってもらうきっかけになればうれしい」と話していました。
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上牧の里山で昆虫採集
伊那市上牧の地域住民でつくる「上牧里山づくり」が整備した上牧里山自然パークで10日昆虫採集が行われ、夏休みの親子が網を使って虫をとりました。 昆虫採集は、上牧の住民でつくる「上牧里山づくり」が企画したもので、市内の親子など20人ほどが参加しました。 里山で遊んで地域の自然に親しんでもらいたいと開かれていて今年で4回目です。 上牧里山づくりが整備した自然パークを散策しながら、昆虫を捕まえました。 コースの中にあるお宮の近くでは、アリジゴクが巣を作っていました。 捕まえた昆虫は、小さなケースに入れて持ち帰り、図鑑で名前などを調べます。 アベマキという種類の木からは樹液が染み出していて、カブトムシやカナブンが蜜を吸っていました。 上牧里山づくりでは、「昆虫離れが進んでいるが、野に親しみ、命を感じる機会にしてもらいたい」と話していました。
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箕輪町郷土博物館 企画展「切手ミニ博覧会」
平成25年と26年に発売された切手の博覧会が、箕輪町の郷土博物館で開かれています。 会場には、平成25年と26年に発売された記念切手16シリーズが並んでいます。 切手は、箕輪町内に住む70代の男性が趣味で集めていたもので、多くの人に見てもらいたいと、去年5月に博物館に寄贈しました。 寄贈された切手の中には明治時代に発売されたものもあるということですが、今回は第1弾として、平成25年と26年のものを展示しています。 こちらは、一昨年9月に発売された土木学会創立100周年の記念切手です。 周りの紙まで絵が繋がっている「耳紙」つきのもので、シート全体でデザインを楽しむことができます。 郷土博物館では「旅先のものも多く実際に足を運んだような気分になる。年齢問わず楽しんでもらいたい」と話していました。 企画展「切手ミニ博覧会」は21日(日)まで箕輪町郷土博物館で開かれています。
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中学生サミット 活発な提案
伊那市内6つの中学校の生徒会役員が集まる中学生サミットが市役所議場で9日開かれました。 中学生たちからは、日々の暮らしや観光などについて活発な提案が出されました。 サミットは毎年行われていて議場では3年ぶり2回目です。 市内の中学校の生徒会役員3役が参加し、議会形式で白鳥孝市長に質問しました。 テーマは「10年後、自分たちが暮らしたいと思えるようなまちにするために」です。 中学生たちからは、イーナちゃんバスの路線拡大や増便など公共交通に関する提案が多くありました。 9日は、他に中学生サミットを発展させた「若者議会」の設立や市への要望や質問を自由に出せる意見箱の設置などの提案がありました。 傍聴席には、中学生や市議会議員らが訪れ話に耳を傾けていました。 中学生サミットは、それぞれの生徒会同士が情報交換や交流を通じ、視野を広げ連帯感を高めようと伊那市教育員会が開いていて今年で6年目となります。
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地元就職を応援 準備合宿
上伊那の経済団体や行政が学生の地元就職を支援する「就活準備合宿」が、8日から3日間の日程で始まりました。 合宿には、上伊那出身で地元を離れている学生37人が参加しました。 初日の8日は、自己紹介の練習をしました。 合宿は、これから就職を考える学生と企業とを結びつけようと、企業や行政などでつくる上伊那地域若者人材確保連携協議会が初めて開いたものです。 地元でキャリア教育を推進している田畑和輝さんと米澤晋也さんが講師をつとめました。 自分のことを相手に伝える練習では、男女ペアになり、名前や参加した動機、自分の名前の意味など10の項目を質問します。 その後、聞き取った情報を基に、相手のことを他の人に紹介していました。 協議会によりますと、県外に進学した人のうち、上伊那で就職するのは2割から3割に留まっているということです。 若者の都会での就職が増えるとで、企業側は人材確保ができなくなることを共通の危機感として抱えているといいます。 合宿は、10日まで行われ、9日は、上伊那のおよそ30の企業の人事担当者を相手に模擬面接や情報交換を行うということです。
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伊那まつり 賑わいの2日間
第44回伊那まつりが、6日と7日の2日間行われました。 初日の6日は、市民おどりが春日公園下交差点からJR伊那北駅前交差点までの1.5キロで行われました。 市民おどりには、104連およそ6,600人が参加し、躍動感あふれる踊りを繰り広げました。 今年は、伊那市、高遠町、長谷村の合併10周年を記念し、「つなぐ」をテーマに行われました。
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伊那市桜守の会 市内の桜調査へ
地域桜守でつくる伊那市桜守の会は、今年度市内の桜の樹勢調査を行います。 8日は、長年にわたり高遠城址公園の桜守を務めた稲辺謙次郎さんを講師に迎え、調査方法についての講習会が開かれました。 伊那市では、平成19年から2年間かけて市内全域の桜の分布や景勝地の調査を行い、1,764か所、1万1,378本を確認しました。 今回は、調査から8年が経ち、樹勢の変化や木の増減などがでてきているため、市からの依頼を受けた会が実施するものです。 桜守の会の会員39人が、市内を4地区に分けて行い、樹勢の勢いを3段階で評価し病害虫の有無や作業の必要性を調査表に書き入れていきます。 講習会では、稲辺さんが調査の仕方をアドバイスしていました。 調査期間は、来年度までを予定していて、その後は対応が必要な桜について協議していく計画です。
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天竜川で水生生物 水質調査
天竜川に住む水生生物できれいな水かどうかを調べる水質調査が、4日、箕輪町沢の伊那路橋付近で行われました。 箕輪町沢の調査には、親子20組ほどが参加しました。 この水質調査は、国土交通省天竜川上流河川事務所が毎年行っているもので今回で33年目です。 管内の12か所で7月29日から7日間にわたり行われています。 子どもたちは、川で捕まえた水生生物を、指標に基づいて分類しました。 きれいな水に住むヒラタカゲロウ類や、ややきれいな水に住むヒラタドロムシ類、きたない水に住むヒルなどが見つかりました。 最も多く見つかったのはきれいな水に住む水生生物だったため、伊那路橋付近の水は、水質階級Ⅰの「きれいな水」と区分けされました。 ここ10年間はすべての天竜川の調査か所で「きれいな水」と判定されているということです。 天竜川上流河川事務所では、「より多くの人に川に親しんでもらい、水質に関心を持ってもらいたい」としています。 なお、今年は例年の3倍となる600人ほどが調査に参加しています。
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夏休みにカヌー体験
夏休み中の小中学生が29日、伊那市長谷の美和湖でカヌーを体験しました。 カヌー体験は伊那市総合型地域スポーツクラブが企画したもので上伊那の小中学生およそ20人が参加しました。 パドルの扱い方やカヌーの乗り方を教わったあと参加者は湖で実際にカヌーを体験しました。 指導したのは小学校教諭の北澤夏樹さんでカヌーが転覆しないためのコツをアドバイスしていました。 カヌーは北澤教諭が伊那小学校で勤務していたときに総合学習の時間で児童とともに作ったものを使っています。 伊那市総合型地域スポーツクラブでは「子どもたちに伊那の豊かな自然を見直す機会にしてもらいたい。」と話していました。
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連絡協議会が箕輪町交番に支援物資
箕輪町交番連絡協議会は5日夏場のパトロールに励む交番の署員に支援物資を贈りました。 協議会は夏と冬の年2回、交番に支援物資を届けています。 今回はカップ麺や飲料水、栄養ドリンクなど5万円分を届けました。 役員7人が訪れ、平澤久志会長は「安心安全の暮らしができるのも、署員が昼夜を問わず頑張っていただいているおかげ。いくらかでも応援できればと思う」とあいさつしました。 髙橋公男所長は、「皆さんからご支援いただき、元気づけられている。引き続き頑張っていきたい」と感謝しました。 今年の箕輪町での犯罪発生件数は6月末までに51件で去年より12件増加しています。 交通事故は、死亡事故が3件で2件増加し、人身事故は33件で18件減少しています。
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6日、7日は伊那まつり
6日7日は、第44回伊那まつりが行われます。 市街地では、5日、まつりの準備が進められていました。 いなっせ北側広場では、伊那商工会議所青年部のメンバーがテントの設営などを行っていました。 いなっせ北側では、5日の午後2時から高遠中と高遠高校の生徒による合唱の他、長谷中の生徒による太鼓演奏が行われます。 市民おどりは、あすの午後5時30分から春日公園下交差点からJR伊那北駅前交差点までの1.5キロ区間で行われます。 7日は、花火大会が開かれ、84番組およそ4,500発が打ち上げられます。 伊那ケーブルテレビでは、市民おどりは午後4時15分から、花火大会は午後7時からご覧のチャンネルで生放送します。
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中村不折生誕150周年記念 講演会
伊那谷にゆかりのある書家で洋画家の中村不折の生誕150周年を記念した講演会が4日、伊那市のいなっせで開かれました。 近代文学研究家の堀井正子さんが「不折、そして子規と漱石」と題して講演しました。 講演会では、堀井さんが、中村不折と正岡子規の手紙のやりとりに焦点をあてて話をしました。 不折は、挿絵の担当をしていた日本新聞社で子規と出会い、以後生涯の友となります。 2人は手紙を何度か送りあっていて、堀井さんはその中の1つを紹介しました。 不折は夏目漱石の友人でもあり、漱石が小説家として世に出た「吾輩は猫である」の挿絵を描いています。 中村不折は、幼少期を伊那市高遠町で過ごした伊那谷にゆかりのある書家で洋画家です。 今年は不折が誕生してから150周年を迎えることから様々なイベントが行われています。 会場にはおよそ200人が訪れ、堀井さんの話に耳を傾けていました。
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高校生が演劇の舞台学ぶ
上伊那の高校の演劇部員を対象にした演劇舞台セミナーが4日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。 演劇舞台セミナーは、毎年9月に行われる上伊那の高校の演劇部の地区発表会に向けて、演技だけでなく裏方の仕事も理解してもらおうと、伊那文化会館が毎年開いているものです。 セミナーには、高校の演劇部に所属する生徒と教員、東部中学校の生徒合わせて53人が参加しました。 この日は、舞台の大道具の仕組みや道具の配置について学びました。 伊那文化会館の柴田司さんから説明を聞いたあと、実際に木材を配置する実践練習を行いました。 柴田さんは「道具はしっかり組み立てないと怪我に結びつきます。お互いが声を出し合って確認することが大切です」と話しました。 演劇舞台セミナーは、音響・照明・大道具の3つを毎年1分野ずつ交代で行っていて、来年は音響を学ぶことになっています。 上伊那の高校の演劇部の地区発表会は、9月11日に伊那文化会館で開かれる予定です。
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新山保育園に大型積み木
伊那市新山の産業廃棄物処理業の「ファットエヴァー」は地元の新山保育園に、大型積み木を寄付しました。 リズム室に子どもたちが集まり、プレゼントされた積み木が披露されました。 積み木をプレゼントしたのは、新山の産業廃棄物処理業のファットエバーです。 ファットエヴァー社長の鈴木 教仁さんが、新山保育園の保護者会長の細井道浩さんと知り合いだったことが縁で、今回、保育園の要望を受けて50万円相当の積み木を送りました。 子どもたちは鈴木社長にお礼の歌をおくりました。そのあと、早速、積み木を使って遊んでいました。 新山保育園では、「古い積み木があったがささくれだって危険で使うことができなかった。高価なものなので大変ありがたい」と話していました。
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「読書大賞」のポップの作成講習会
上伊那の高校生が選ぶ「読書大賞」の大賞候補作品をPRするためのポップの作成講習会が2日、箕輪町の箕輪進修高校で開かれました。 この日は、㈱平安堂の清水祐一さんと有賀早紀さんを講師に招き、有賀さんの作品を手本に生徒がポップを作成しました。 上伊那8校の高校の図書委員などでつくる上伊那高等学校図書館協議会では、高校生が、その年のテーマに合ったオススメの本を選ぶ「読書大賞」を平成21年から行っています。 今年の読書大賞のテーマは「戦後」で、7つの候補作品が挙がっています。 コメントやイラストを描いたポップで大賞候補の本を手に取ってもらえるよう今回講習を受けました。 清水さんは「見やすく分かりやすい内容で描いてください。手にとってもらうまでがポップの役割です」と話していました。 今後、それぞれの高校で候補作品を生徒達に読んでもらい、12月の投票で大賞を1冊決めるということです。
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夏休み中の小学生に高校生が書道披露
夏休み中の小学生が通う「進徳館夏の学校」の一環で2日、伊那市高遠町の高遠高校の生徒と教員が、書道を披露しました。 この日は、高遠高校の芸術コース書道専攻の内田眞恵さんと、教員の泉逸男さんが小学生の前で書道を披露しました。 高遠小学校と高遠北小学校の児童およそ100人は、夏休み中の4日間で高遠の歴史や文化を学ぶ「進徳館夏の学校」に参加していて、この日がその最終日です。 夏の学校を主催する高遠町公民館から依頼があり、今回初めて書道が披露されました。 内田さんは、全身を使って「夏」の文字を書きました。 泉さんは、3つの言葉を書きました。 泉さんは「龍徳は困っている人を助ける、友達を大切にするという意味で書きました。よく遊んで、そして高遠の土地に誇りを持ってください」と話しました。 書いた作品は、進徳館に飾るということです。
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第44回伊那まつり デザイン採用者表彰式
6日と7日に伊那市内で行われる第44回伊那まつりのポスター・Tシャツ・うちわのデザインの採用者の表彰式が2日、市役所で行われました。 ポスターのデザインで最優秀賞に選ばれたのは、長谷中学校2年の野口秀太さんの作品です。 今年は、市内6つの中学校から155点の作品が寄せられました。 野口さんの他に、8人が優秀賞に選ばれました。 Tシャツのデザインに採用されたのは、今年から市内の広告会社に勤めている降旗早紀さんの作品です。 うちわのデザインに採用されたのは、伊那東小学校5年の渡邊翔太さんの作品です。 Tシャツは9点、うちわは3点応募があったということです。 伊那まつり会長の白鳥孝市長は「どれもすばらしいデザインでアイデアや経験が盛り込んである。市民に愛してもらえると思う」と話しました。 伊那まつりは、6日に市民おどりが、7日に花火大会が行われます。
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藤華流ゆかた会
日本舞踊の藤華流のゆかた会が伊那市高遠町のさくらホテルで開かれ、門下生がゆかた姿で踊りを披露しました。 ゆかた会は、親睦を深めながら暑い夏を乗り切ろうと毎年、この時期に開かれています。 17日は、市内5つの教室の門下生50人が日頃の成果を発表しました。 ステージでは、お揃いのゆかた姿で踊りや歌を披露しました。 最年少は、西春近北小学校5年生の橋爪纏さんで祖母に影響されて日本舞踊を始めたということです。 家元の藤華久三さんは「暑さに負けないよう、みんなが心をひとつにして発表することができました」と話していました。
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アオギリの前で黙とう
社会奉仕団体伊那中央ロータリークラブは、広島県に投下された原爆で被爆したアオギリの木の前で2日、黙とうをささげました。 2日は、伊那中央ロータリークラブの会員20人が伊那市の高尾公園にあるアオギリの前に集まり黙とうをしました。 昭和20年の広島への原爆投下で、爆心地から1.3キロ離れた場所に生えていたアオギリの木は、樹皮の半分が焼けてえぐられたものの、現在も枯れることなく成長し続けています。 平和への思いを未来に託そうと伊那中央ロータリークラブでは、このアオギリの種を発芽させた苗木を平成25年5月に高尾公園内に植樹しました。 クラブの会員が管理をしていて、当時は30センチほどでしたが、現在は5mまでに成長しました。 伊那中央ロータリークラブでは「平和な世界が続くよう呼び掛けていきたい」と話していました。