-
堀澄子さんがふるさと高遠町に宮田学長の作品 寄贈
伊那市高遠町出身で神奈川県在住の堀澄子さんは、故郷の高遠町に、東京芸術大学学長の宮田亮平さんの作品を寄贈しました。 5日は、堀さんが伊那市役所を訪れ、作品の贈呈式が行われました。 信州高遠美術館に寄贈された作品は、堀さんと交流がある東京芸術大学の現学長の宮田亮平さんの工芸作品です。 材料は銅や真鍮などで、シュプリンゲン・飛躍と名付けられています。 堀さんの母親・みさをさんは、東京芸術大学初代学長の伊澤修二のいとこにあたり、堀さんは、縁のある伊那市に作品を寄贈することにしました。 宮田学長に、伊那市に贈るために作品を制作してもらったということです。 宮田さんの作品は、信州高遠美術館に展示されます。
-
秋の叙勲① 前箕輪町長 平澤豊満さんの喜びの声
秋の叙勲が発表され、伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは3人が受章しました。 5日は、地方自治功労で旭日双光章を受章した、箕輪町の前の町長、平澤豊満さんの喜びの声をお伝えします。 平澤さんは、今回の受章について「町民、議会、町の職員の皆さんの理解とご協力のもとに成しえた事。改めて皆さんに感謝し、町の皆さんを代表して私が受章すると考えている」と話します。 箕輪町沢の平澤豊満さん74歳。 平澤さんは諏訪清陵高校卒業後、慶應義塾大学法学部に進学。卒業後は、現在のセイコーエプソンに入社し専務取締役などを務めました。 平成14年11月に箕輪町長に初当選し、平成26年11月まで3期12年務めました。 就任中で特に印象に残っている事は、平成18年の豪雨災害とセーフコミュニティーの認証取得だという事です。 平澤さんは「あの災害の現場を見て私の任務は町民の皆さんの生命、財産を守る事、ここにかなりの重点を置かなければならないと思った。その点でセーフコミュニティは安全安心のまちづくりのための予防運動で、町の実態ともフィットしていると思った。今はその取り組みが花開いてきていると思う」と話します。 現在は月に3回ほど母校の慶應義塾大学に通い文学を学んでいます。 「大学の聴講生として孫みたいな皆さんと一緒に講義をきいている。生きる力を生み出し、生涯現役でいたい」と話していました。
-
伊那市表彰式典
文化の日の3日、教育や社会福祉などで功績のあった個人や団体を表彰する式典が、各地で行われました。 このうち、伊那市では8人の個人と1団体が表彰されました。 寄付功労に2人、教育文化功労に2人、産業功労に1団体、社会福祉功労に1人、交通安全功労に1人、善行功労に2人です。 白鳥孝市長は、「それぞれの立場で益々の活躍を願うと同時に、伊那市の発展に向け助言を賜りたい」と式辞を述べました。 受賞者を代表して、伊那市体育指導委員を14年務めるなど社会体育の振興に尽力した阿部凱人さんは、「これまで活動できたのはまわりの支援と家族の協力のお陰。市民が健康で安心、安全に生活できるよう、努力していきたい」と、感謝と今後の決意を述べました。
-
自治体担当者が橋梁点検の方法学ぶ
3年前に起きた笹子トンネル事故を受け橋やトンネル、歩道橋は5年毎に点検する事が義務付けられました。4日は、市町村の担当者が橋の点検方法について国交省の職員から学びました。 講習会は飯田国道事務所が開催したもので、上下伊那や木曽地域の市町村担当者50人余りが参加しました。 3年前に起きた笹子トンネル事故を受け、橋梁やトンネル、歩道橋などは、昨年度から道路管理者が5年毎に点検する事が義務付けられています。 これを受け、飯田国道事務所は、市町村担当者の点検技術の向上を目的に、上伊那で初めて講習会を開きました。 参加した自治体の担当者はハンマーを使い音の違いによる損傷個所の見分け方や、橋の下からのぞきひびが割れている場所やその幅などを計測するポイントを教わっていました。 橋の下にある白いつらら状の物は、雨水などが浸透しコンクリート部分から石灰が流れ出し出来た物です。 国の担当者は、このままではコンクリートの強度が弱くなるので、防水対策が必要と説明していました。 指導した国の担当者は、「橋は上と下、両方から点検し劣化する要因を突き止め、補修する事が大切です」とアドバイスしていました。 伊那市、箕輪町、南箕輪村では平成31年度までに合わせておよそ1050の橋梁の点検を行う計画です。
-
西春近自治協議会 創立50周年を祝う
西春近自治協議会創立50周年式典が4日伊那市のかんてんぱぱくぬぎの杜ホールで行われました。 式には西春近の各種団体の代表や歴代の区長などおよそ120人が出席しました。 西春近自治協議会は、昭和40年に西春近村と旧伊那市の合併をきっかけに発足しました。地区内の各種団体で組織され、地方自治の確立や地域の発展を目的としています。 今年は、野生鳥獣対策として、諏訪形区の貝付沢に獣害防止ネットの設置や、天竜川河川敷の草刈りなど環境整備を行いました。 西春近自治協議会の加納義晴会長は、「先人の苦労があり今の西春近がある。 さらに魅力ある地域をめざし、行政と一緒に協働の地域づくりを行っていきたい」と話していました。
-
恩徳寺で大イチョウ見ごろ
南箕輪村沢尻の恩徳寺でイチョウが見ごろを迎えています。 恩徳寺の境内には樹齢およそ400年のイチョウがあります。 太さ3.5メートル、高さは20メートルで、村の天然記念物に指定されています。 恩徳寺によりますと、見ごろは1週間ほどだということです。
-
西箕輪の伊藤直人さんの畑で人の足の形をした大根
伊那市西箕輪与地の伊藤直人さんの畑で、人の足の形をした大根が採れました。 伊藤さんの畑で採れた大根です。 こちらは男性、こちらが女性です。 伊藤さんの家では、自家用の大根を育てていて、これは2日前に妻の節子さんが見つけたということです。 大根は数十年育てていますが、これだけめずらしい形をしたものは初めてだということです。 4日は近所の人たちも集まり、その大根を見物していました。 この大根は、家に持ち帰り、家族で何にして食べるか話し合うということです。
-
元助産師が戦中戦後の半生綴る
大正生まれで太平洋戦争中、満州に渡った経験を持つ元助産師の北城さち子さんは自らの半生を記した著書を刊行しました。 箕輪町三日町の北城さんは大正12年に7人兄弟の末っ子として生まれ現在92歳になります。 助産師としての体験や戦争に関する記憶を残そうと本を出版することにしました。 北城さんは1940年昭和15年、東京の学校で助産師と看護師の資格を取得し東京の病院に勤務しました。 太平洋戦争中、戦況は次第に悪化し空襲警報が鳴るなかお産の患者の看護にあたったといいます。 1944年昭和19年、20歳のときに親戚のすすめもあり箕輪町出身で満州にいた軍人と結婚し海を渡りました。 新婚生活が始まりましたが、それもつかのま夫は南方に異動となり北城さんは翌年日本に戻りました。 戦後夫は無事帰国することができましたが、兄を亡くしました。 戦後、町の保健婦となりましたが、当時は避妊という考え方が一般的ではなく妊娠しても中絶するケースが多く問題になっていたといいます。 戦中、戦後とお産に携わってきた北城さんは「少子化時代となり出産率を上げるための方策を真剣に考える必要があると思います。」と話していました。 北城さんの著書「人のいのちと向き合って」は税込1,000円で販売されています。芙貴出版社FAX0261-85-0234
-
ハロウィンパーティー 仮装で楽しむ
上伊那美容師組合青年部が初めて企画したハロウィンパーティーが、1日夜伊那市内で開かれ、子供から大人まで仮装をして楽しみました。 午後7時、ハロウィンパーティーが始まりました。 ダンスイベントやビンゴゲームが行われ、仮装をした人達が楽しんでいました。 パーティーは上伊那美容師組合青年部が初めて開いたものです。 美容室の件数は増加しても組合に所属しないケースが増えているという事で、活動をPRし盛り上げようと企画しました。 ハロウィンの装飾がされたフォトスポットもあり、仮装した人たちが思い出を写真に収めていました。
-
晋山結制式に向け洞泉寺で回向柱建て
住職が正式に就任する晋山結制式に向け、伊那市美篶下川手の洞泉寺で、回向柱が10月17日建てられました。 10月31日から11月1日にかけて行われる晋山結制式に向け、総代会が洞泉寺の境内に回向柱を建てました。 晋山結制式は、住職が正式に就任する時に行われるもので、横山凌雲住職が就任します。 式は総代会が2年がかりで計画してきたということです。 柱は高さ3.9メートル、重さはおよそ500キロで、吉野杉で作られています。 括り付けたひもを引き、柱を建てました。 柱の序幕は30日に、晋山結制式は、10月31日から11月1日にかけて行われます。 柱は次の代替わりまで建てられるということです。
-
高遠城址もみじ祭り 250本が見ごろ
秋も深まり各地で紅葉が見ごろとなっています。 伊那市高遠町の高遠城址公園ではもみじ祭りが31日から始まり、県内外から訪れた観光客で賑わっています。 公園内には、いろはもみじや山もみじなど4種類、およそ250本が植えられていて、現在見ごろとなっています。 花見シーズンだけでなく、年間を通して足を運んでもらおうと毎年行われていて、今年で14回目です。 高遠城址公園のもみじを前面にPRしようと、名称を「秋まつり」から「もみじ祭り」に改めました。 会場には、地元の特産品などが並び、多くの人で賑わっていました。
-
伊那市「移住・定住ガイドブック」作成
伊那市は、都市部に住む移住希望者向けの「移住・定住ガイドブック」を初めて作成しました。 ガイドブックは、東京・名古屋・大阪など大都市に住む子育て世代を対象に市内への移住定住に繋げようと1,000部作られました。 子育てや教育に関するページのほか、実際に移住してきた人の体験談も掲載されています。 体験談では、移住したきっかけや移住してみて感じた良い点・困った点などが紹介されています。 地図には、学校や教育に関する施設が分かりやすく記されています。 ガイドブックは、伊那市役所4階の移住・定住相談窓口で受け取ることができます。
-
ハロウィンイベント 中心市街地賑わう
伊那市の中心市街地で31日、ハロウィンイベントが行われ、親子連れなどで賑わいました。 アニメのキャラクターなど、思い思いの仮装をした子ども達が、伊那市の中心市街地に集まりました。スタンプを押して、お菓子をもらいます。 伊那まちの再生やるじゃん会などが毎年イベントを行っていて、今年はセントラルパークも会場になりました。 このイベントに初めて参加した伊那商工会議所青年部は、お化け屋敷を企画しました。愛知県の商工会議所青年部に所属するイベント会社に依頼したもので、親子連れが楽しんでいました。 ほかに伊那ローメンズクラブによる早食い競争なども行われ、仮装した子供たちで会場は賑わいました。
-
伊那市高遠町弘妙寺 もみじ見頃
伊那市高遠町の弘妙寺で、赤く色づいたもみじが見頃を迎えています。 弘妙寺には、イロハモミジを中心に200本から300本のもみじが植えられています。 色づきが濃くなった1週間程前から多くの人が訪れていて、もみじはあと5日程楽しめそうだということです。
-
小松華功さん 作陶展
辰野町出身の陶芸家、小松華功さんの作陶展が伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、食器や花器などおよそ100点が展示されています。 小松さんは京都を中心に活動していて、地元の人たちに作品を見てもらおうと、2年に1度展示会を開いています。 土の自然な色を引き出すことにこだわっていて、中には地元辰野町の土を使った作品もあります。 小松さんは「土の色を楽しんでもらい、生活の中に溶け込むようなものを見つけてほしい」と話していました。 小松華功さんの作陶展は、11月3日(火)までかんてんぱぱホールで開かれています。
-
来年用年賀はがきの販売開始
来年用の年賀はがきの販売が29日から全国一斉に始まりました。 今年もアニメキャラクターのはがきが若者向けに用意されました。 そのほかにも、来年の干支の猿が描かれたものなどがあります。 伊那郵便局では110万枚を販売する予定だということです。 来年用年賀はがきの受付は、12月15日からです。 伊那郵便局では、元旦に届けるには25日ごろまでに投函してほしいと呼びかけています。
-
もみじ湖 紅葉見ごろに
箕輪町の箕輪ダム周辺では紅葉が見ごろを迎え、県内外から訪れた人たちで賑わっています。 箕輪ダム、通称もみじ湖は周辺におよそ1万本のもみじが植えられています。 28日は平日にもかかわらず県内外から多くの人が紅葉狩りに訪れていました。 箕輪町観光協会によりますともみじは今月20日ころから色付き始め、28日現在見頃となっています。 今年は、木によって紅葉の進み具合も異なり、葉が落ち始めた木もあれば、まだ葉の色が緑の木もあります。 31日には農産物や東日本大震災復興支援の海産物の直売が行われる、もみじ湖夢まつりが予定されています。 町観光協会では気温の変化にもよりますが見頃は今週末頃と予想しています。
-
サクラコマ 合格祈願
伊那市内の製造業社などでつくる製造業ご当地お土産プロジェクトチームは、受験シーズンを前にサクラコマの合格祈願を伊那市高遠町の弘妙寺で27日行いました。 この日は、プロジェクトチームの関係者5人が弘妙寺を訪れサクラコマ150個の合格祈願を行いました。 サクラコマは、伊那市の製造業社など10団体が共同で開発や生産を行っているもので、2013年に販売を始めました。 回すと花びらが開き「サクラが咲いたように見える」事から、受験シーズンに合わせ、合格祈願バージョンを販売しています。 今年も孫の合格を願う人などから問い合わせが来ていて、県内外から30個の予約が入っているという事です。 製造業ご当地お土産プロジェクトチームでは、今回祈願した150個が完売した後は、改めて別のコマを合格祈願し販売していくとしています。 コマは一個1,000円で、高遠さくらホテルなどで販売しています。
-
10年後の社会について提言
高校生が10年後の社会について考え提言する全国高校生合宿の意見発表が25日、伊那市の伊那スキーリゾートで行われました。 合宿は地域活性化に取り組んでいる上伊那の高校生などでつくるグループ「ゆるっと赤シャツワークショップ」が行ったものです。 これからの社会を理想に近づけるためにはどうすればよいかを考えようと行われたもので今回で2回目です。 24日と25日の2日間、上伊那を中心に東京や埼玉の高校生およそ20人が参加して教育をテーマに話し合い25日はその発表が行われました。 グループの代表で赤穂高校の三澤康太さんは「それぞれが考え意見を出し合うなかで提言をまとめることができた。有意義な合宿だった。」と話し今回まとめた提言を県教育長に提出するとしています。
-
シクラメンの出荷始まる
冬の花シクラメンの出荷が始まり園芸農家では出荷作業に追われています。 箕輪町木下でシクラメンを栽培している並木園芸です。 27日は、代表の小嶋稔さんが花が揃った鉢を選び出荷の準備をしていました。 小嶋さんは先代が始めたシクラメンの栽培を40年近く続けています。 現在およそ3000平方メートルのハウスで10種類のシクラメン1万4000鉢を栽培しています。 今年は、夏の暑さで生育が心配されたということから、ハウスの風通しをよくし温度管理に気をつけたということです。 ハウスには色鮮やかな花が咲き揃い中でも、気温が下がると花が赤く色づくピアスという品種が人気だということです。 小嶋さんは、地元の人たちにも花を楽しんでもらおうと、地元の直売所などで販売を今年から始めています。 並木園芸のシクラメンは関西を中心に出荷され、作業はこれからピークを迎え12月末までに1万鉢が出荷されるということです。
-
鳥インフルエンザを想定した演習
高病原性鳥インフルエンザのまん延を早期に防ごうと上伊那地方事務所と伊那家畜保健衛生所は、防疫演習を27日、行いました。 演習は、鳥インフルエンザ発生を想定し関係機関が対応を確認するもので、JAや市町村担当者など40人が参加しました。 実技訓練では、大型車両を使った発泡消毒が行われました。 タイヤに付いた細菌に対して消毒液を霧で噴出した場合、除菌率が70%に対し発砲消毒では97%と高い除菌率があるということです。 また、泡が車両などに長時間付着し作用時間が長くなることや泡状になっているので消毒状態が目に見えるのが特徴だということです。 他に、処分した鶏を埋める掘削の方法についての演習も行われました。 上伊那地方事務所によりますと上伊那地域では、採卵用の鶏を中心に98戸で20万羽が飼育されています。 長野県内では、これまで鳥インフルエンザウイルスは検出されていないということです。
-
特殊詐欺被害3件防ぎ セブンイレブン伊那狐島店に感謝状
9月から10月にかけて3件の特殊詐欺を未然に防いだとして、伊那市のセブンイレブン伊那狐島店に26日、感謝状が贈られました。 この日は伊那警察署で特殊詐欺被害抑止緊急対策会議が開かれ、会議の冒頭で、セブンイレブン狐島店の原誠オーナーと細田栄聖店長に内川政澄署長から感謝状が手渡されました。 セブンイレブン伊那狐島店では、9月から10月までに3件の特殊詐欺被害を未然に防いだということです。 3件はいずれも、市内在住の男性が、高額な電子マネーを購入しようと店に訪れたところ、細田店長やパート従業員の女性が伊那警察署に相談するように促したものです。 男性客は、それぞれ購入方法に迷っていたり買った電子マネーに記載されていた番号をFAXで送ろうとしていたということです。 原オーナーは「今後も従業員としっかり話し合い被害者が出ないように努めたい」と話していました。 緊急対策会議には管内のコンビニエンスストアの店長など13人が参加し、コンビニの機械を使った特殊詐欺被害の手口などの説明を聞きました。 伊那警察署によりますと、コンビニで支払う電子マネーを使った詐欺は今年に入って増加傾向にあり、今後も様々な手口が予想されるため、引き続き各店舗に詐欺被害防止の協力を求めていくということです。
-
南箕輪村西部保育園の園児がハロウィン用のかぼちゃ収穫
南箕輪村西部保育園の園児は、ハロウィンで飾るためのかぼちゃを26日、保育園近くの畑で収穫しました。 この日は、南箕輪村西部保育園の園児が、保育園近くの唐澤俊男さんの畑でハロウィン用のかぼちゃ40個を収穫しました。 収穫したかぼちゃはアトランティックジャイアントという品種で、大きいもので直径30センチから50センチ程に成長しました。 園児は協力してかぼちゃをトラックまで運んでいました。 保育園では早速、かぼちゃをくり抜いていました。 西部保育園では今週中にハロウィンパーティーを開く予定で、この日収穫したかぼちゃは中に火を灯してランプとして飾るということです。
-
少年の塔の前で義勇軍の慰霊祭
太平洋戦争中、上伊那から満蒙開拓青少年義勇軍として満州に渡り、帰らぬ人となった青少年の慰霊祭が26日、伊那市の伊那公園内にある少年の塔の前で行われました。 慰霊祭は上伊那教育会が行っているものでおよそ30人が出席しました。 少年の塔は鍬を持ち遠い大陸から望郷の念にふける少年の像で上伊那教育会や満蒙開拓青少年義勇軍遺族会などが昭和36年に建立したものです。 義勇軍は戦時中、満州開拓のため国策として募られ教育会が中心となり奨励し上伊那からはおよそ800人が海を渡りました。 敗戦後ソ連の捕虜となり強制労働などで上伊那出身者は91人が命を落としたということです。 元上伊那教育会専任幹事で義勇軍として満州へ渡った北原和夫さん。86歳。 敗戦後は毎日重労働を強いられ食料も乏しいなか飢えと寒さ熱病などで犠牲者が続出する様子を見てきたといいます。 北原さんは「当時20歳前後の青少年が祖国の土を踏むことなく亡くなりさぞかし無念であったろうと思います。心から冥福を祈ってやみません。」と話していました。
-
野菜販売や朝食提供「いなまち朝マルシェ」賑わう
伊那谷の有機野菜の販売や朝食を提供する「いなまち朝マルシェ」が25日、伊那市のセントラルパークで行われました。 いなまち朝マルシェは商店街や農家の有志でつくる実行委員会が食を通して地域の交流や活性化につなげようと行っているものです。6月から月に1回開催され今回は 収穫祭として有機野菜の販売などが行われました。 また東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市で捕れたさんまの販売も行われ人気を呼んでいました。 会場にはテーブルとイスが設置され訪れた人たちがくつろぎながら食事を楽しんでいました。 いなまち朝マルシェは、心を豊かにするライフスタイルを提案しようと始められたもので今年は今回が最後となります。 実行委員会では「回を重ねるごとに訪れる人も増えこの催しも定着しつつある」として来年も継続していく考えです。
-
元義勇軍が植えた亡き友供養の菊が咲く
同じく満蒙開拓青少年義勇軍として満州に渡った伊那市小沢の辻元武良さんの畑では今年も亡き友の供養のために植えた菊が花を咲かせました。 辻元さんは現在90歳。 昭和18年、18歳の時に義勇軍に志願し満州で国境警備にあたりました。 終戦後ソ連の捕虜となり丸3年、シベリアで抑留生活を送った辻元さんは「戦後70年というが、私にとっては戦争が終わって67年。亡くなった人に戦後はない。」と話します。 辻元さんはシベリアで亡くなった友を供養しようと毎年育てた菊を靖国神社に行き供えていました。 高齢となり「いつまでできるか分からないが、体が動く限り友の供養を続けていきたい。」と話していました。
-
伊那北高卒業で竹中工務店社長の宮下さんが講演
5大ドーム球場を施工したスーパーゼネコン5社の一つ、竹中工務店の宮下正裕社長が、17日伊那市長谷の仙流荘で講演しました。 伊那北高校を昭和40年3月に卒業した17回生の同窓会「いちなな会」。 17日、伊那市長谷の仙流荘で50周年の記念事業が行われました。 いちなな会メンバーは現在68歳か69歳。 261人の同窓生のうち、全国から76人が出席しました。 その中の1人が竹中工務店社長の宮下正裕さんです。 宮下さんは、2013年に初の創業家以外からの社長に就任しました。 伊那市中央区出身で現在は神奈川県横浜市に住んでいます。 同窓生を前に講演した宮下さんは、都市開発の歴史や現状と課題、建築の可能性などについて話しました。 趣味は、野菜づくりということで、「畑づくりとまちづくりは同じ。最初の構想力が一番肝心だ」とまとめました。
-
富県桜井区で公民館感謝祭
老朽化に伴い来年建て替えられる伊那市富県の桜井研修センターで、公民館感謝祭とやきいも大会が25日、行われました。 桜井区の公民館として活用され、建設から53年が経過し来年建て替えられることになりました。 こうしたことから公民館に感謝しようと、地区住民およそ150人が集まりました。 地区の中学生たちが「天神様や夏祭り、遊び場などとして利用した。今後さらに素晴らしい場所になって欲しい」と思い出を発表していました。 25日は、焼き芋や豚汁などが振る舞われ区民が交流を深めながら味わっていました。 春日隆美区長は「これからは若い人たちが新しい公民館を拠点に活動してもらい地域を守ってもらいたい」と話していました。
-
上農祭で米粉使ったスイーツ提供
10月下旬となり文化祭シーズンが始まっています。 25日は学校や地区の文化祭が行われ賑わいました。 南箕輪村の上伊那農業高校の文化祭「上農祭」の一般公開が25日行われました。 今年初めて生産環境科の1年生が米を使ったスイーツを提供するカフェをオープンしました。 スイーツは、生産環境科1年の瀬戸拓真君の実家で収穫した米と上農高校で収穫した野菜や果物を使って作ったものです。 伊那市富県のカフェと辰野町の菓子店にそれぞれ商品の製造を依頼し販売しました。 米粉スイーツはりんごを使ったシフォンケーキに玉ねぎ入りのフォカッチャなどおよそ400個を用意しました。 訪れた人たちは、飲み物とセットで購入し味わっていました。 上農祭では他に、生徒たちが授業の一環で育てた野菜や果物の販売も行われ長蛇の列が出来るほどの人気でした。 また、同窓会館では生徒や同窓生たちの陶芸や水墨画などの作品およそ90点が展示されました。 25日は、天候にも恵まれ多くの人が文化祭を楽しんでいました。
-
バナナの叩き売りなど人気イベントで賑わう
伊那市中央区の区民文化祭が25日中央区公民館で行われバナナの叩き売りなど区民手作りのイベントで賑わいました。 威勢の良い掛け声でバナナの叩き売りを行ったのは地区の名物おじさんこと、坂元洋さんです。 坂元さんは数年前から区民文化祭でバナナの叩き売りをするようになり、今では欠かせないイベントのひとつとなっています。 集まった人たちとの値段交渉ではユーモラスな語りで笑いを誘っていました。 中央区区民文化祭は今年で27回目で飲食販売コーナーや絵画などの作品展示が行われました。 押し花体験では、用意された花びらなどを紙に乗せ集まった人たちが思い思いの栞を作っていました。 宮下信一区長は「楽しいイベントを開催することができたのも区民の協力のおかげです。子どもからお年寄りまで交流する賑やかな文化祭にすることができました。」と話していました。