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箕輪町が救援物資受付開始
箕輪町と箕輪町社会福祉協議会は17日から、東日本大震災の被災地に送る救援物資の受付を始めました。
受付窓口の箕輪町ボランティアセンターでは、物資を受け入れる準備が整えられています。
受け付ける救援物資は、水、毛布、保存食、粉ミルクなど長野県が指定している物資と同じ15品目です。
町での受付は今月31日までで、窓口はボランティアセンターと箕輪消防署です。
受付は、ボランティアセンターは月曜日から金曜日までの午前9時から午後5時まで、箕輪消防署は土日祝日も含め24時間受け付けます。
また、伊那市でも17日から救援物資の受付を開始しています。
救援物資の窓口は、伊那市役所103会議室、市役所社会福祉課、各総合支所保健福祉課となっています -
「伊那市の放射線数値 平常どおり」
20年以上にわたり、伊那市内の放射線を測定している富県の小牧崇さんは、現在の伊那市の放射線数値は、平常どおりとしています。
小牧さんは、元高校の教諭で、名古屋市に本部を置くチェルノブイリ原発事故の民間救済団体、「チェルノブイリ救援・中部」で活動しています。
チェルノブイリ原発事故後、放射線検検知器を購入し、現在は2台を所有し、20年以上にわたって放射線の測定を続けています。
白い検知器は、放射線のガンマが通過した回数をカウントするもので、現在、通常自然界に存在する、20程度の値を示しています。
黒い検知器は、ウクライナで購入したもので、平常と同じ程度の0.1マイクロシーベルト程度の値を示しています。
どちらの検知器も、平常どおりの数値を示していて、小牧さんは、現在、伊那市には放射線による汚染はなく、心配する必要はないとしています。
小牧さんによると、県内で、放射線検知器を所有する人たちで、メールなどを使った情報交換が始まっていて、もしも異常を検知した場合は、地域メディアなどを通して広く公表したいとしています。 -
高遠さくら祭り規模縮小へ
伊那市は、震災の影響により、高遠城址公園さくら祭りの規模を縮小し、電力や燃料不足などへ対応したい考えを17日示しました。
伊那市によると、震災の復興の兆しが見えない現在、高遠さくら祭りへの来場者の減少が見込まれることから、規模を縮小し、実施したい考えを示しました。
そのほか、燃料不足への対応や、発電機などの入手が困難なことから、ライトアップは中止するとし、閉園時間を午後8時までと1時間半繰り上げます。
また、バスの手配が困難なことから、バスの運行については縮小し、伊那市役所と城址公園を結ぶシャトルバスは中止するとしています。
伊那市では、全体の規模は縮小となるが、観桜客の受け入れ態勢やおもてなしについては、これまでと変わらず確保していきたいと話しています。 -
救援物資の受付はじまる
長野県は16日から、東日本大震災の被災地に送る支援物資の受付を始めました。
受付場所の一つとなっている伊那合同庁舎には、毛布や保存食などが続々と届けられています。
受付は16日午前8時30分からはじまり、伊那合同庁舎には、毛布や保存食など支援物資が届けられていました。
受け付けている支援物資は、水、毛布、保存食、粉ミルク、ボックスティッシュ、乾電池などで、未使用のものに限るとしています。
県の支援物資の受付は土日祝日を含め当面1か月間で、受付時間は、午前8時30分から午後7時までとなっています。 -
ホテル、旅館、飲食店に経営に影響
今回の地震で上伊那のホテル、旅館や飲食店の経営にも影響が出ています。
ホテル、旅館業は高校伊那駅伝の中止などにより経営に打撃を受けています。
伊那市荒井のホテル伊東館の中村浩社長は「駅伝の中止は大変痛い。今は被災地の1日も早い復興を願う。」と話しています。
一方、伊那市荒井の割烹海老屋では先週11日に地震が起きて以降、宴会などの予約のキャンセルが相次いでいます。
鈴木一比古社長は「祝いごとなどの自粛ムードが広がっている。」と話していました。 -
上伊那の小中学校で卒業式始まる
卒業式シーズンも本番を迎えました。
上伊那の小中学校では16日から卒業式が始まりました。
このうち伊那市の伊那中学校では男子70人、女子67人の、合わせて137人が卒業を迎えました。
初めに、東日本大震災での犠牲者の冥福を祈り黙とうをささげました。
式では、細江孝明校長から卒業生一人ひとりに卒業証書が手渡されました。
細江校長は、「自分の特技を高めた部活動、全校を引っ張ってきた生徒会活動など3年生の活躍は目を見張るものがありました。それぞれの進路に向かって頑張って下さい」と式辞を述べました。
また卒業生を代表して田中智康君は、「卒業生137人はそれぞれの道へと進んでいきます。伊那中でつちかった体験を活かし将来に向け前進します」と答辞を述べました。
9年間の義務教育を終えた卒業生は通い慣れた学び舎を後にしていました。
上伊那の小中学校の卒業式は17日、ピークを迎えます。 -
上伊那地域のレギュラーガソリン10.5円値上がり
長野県は15日、上伊那地域のレギュラーガソリンの平均価格が先月に比べ10.5円値上がりしたと発表しました。県石油商業組合上伊那支部では、今回の値上げは震災の影響によるものではないとしています。
県の発表によりますと、上伊那のレギュラーガソリンの平均価格は、3月14日時点で1リットルあたり152.5円と、先月14日と比べて10.5円値上がりしています。
県石油商業組合上伊那支部によりますと、今回の値上げは、震災前の原油価格に基づいて決められ、中東情勢などの影響によるもので、震災とは関係がないという事です。
ただ、関東方面からの入荷が遅れていて給油制限などが行われていますが、中京、関西方面からの入荷があるため、消費者には不要な買い急ぎはしないよう呼びかけています -
食料品など品薄 冷静な対応を
伊那市内の大型店などでは、東日本大震災後、食料品や日用品が品薄となっています。
こうしたことから伊那市では家庭で必要なものだけを買うよう冷静な対応をお願いしたいと呼びかけています。
伊那市の大型店では、15日も水や電池、トイレットペーパーなどの日用品や防災用品を買い求める人の姿が多く見られました。
ある男性は、「水が一番ほしかったが、今はないと聞いた。トイレットペーパーや、米、カップ麺などを買って帰りたい」と話していました。
アピタ伊那店では、被災地への供給を優先しているため、カップメンや電池などが品薄となっています。
アピタ伊那店ではカップメンや水、電池などは現在店頭に並んでいる商品のみで、今後の入荷のめどはたっていないということです。
伊那市生活環境課では「被災地への安定した物資の供給のためにも、家庭で必要なものだけを買うよう冷静な対応をお願いしたい」と呼びかけています。 -
箕輪町保育園9園から7園へ
箕輪町は、平成32年度までに、保育園の数を現在の9園から7園にする整備計画方針案を、14日、示しました。
箕輪町保育施設整備計画方針案は、14日、開かれた、箕輪町議会全員協議会で示され、町側から、議員に説明が行われました。
整備計画方針案では、現在町内にある保育園9園のうち、沢、おごち、長岡、木下北、木下南保育園について、統廃合や建て替えを行うとしています。
施設整備計画案のうち最優先は、おごち保育園と長岡保育園を統合し、新しい保育園を箕輪東小学校の近くに建設する事となっています。
次は、木下北保育園と木下南保育園を統合し、新しい保育園を木下南保育園など、用地取得に費用がかからない場所に建設。
他は、沢保育園の建て替えとなっています。
町では、増加する未満児保育や長時間保育の要望に答え、計画的な建て替えと、効率的な保育園運営を実施していきたいとしています。
保育施設整備計画方針案については、今後、区や保護者などから広く意見を聞き、整備計画を策定する事になっています。 -
一部の食料品などが品薄に
東日本大震災の影響で、飲料水や食料品が被災地優先で送られていることから、量販店では水やカップメンなど一部の商品の入荷が少なくなっています。
伊那市のベルシャイン伊那店では、地震の影響で一部の商品が品薄になっていることをお詫びする説明文が陳列棚に置かれています。
現在、飲料水やカップメン、パックご飯など、保存の利く商品は、被災地へ優先的に送られているため、品薄になっています。
ベルシャイン伊那店では「商品の被災地優先に協力したい。一部ご迷惑をおかけしますが、ご理解、ご協力をお願いしたい」と話しています。 -
わんぱくおやこ塾 いちご狩り楽しむ
保育園に通う前の子供と母親が通う伊那市の西箕輪公民館の教室「わんぱくおやこ塾」は9日、みはらしいちご園でいちご狩りを楽しみました。
9日、わんぱくおやこ塾の今年度最後の教室が開かれ、38組の親子が参加しました。
みはらしいちご園では、お世話になっている地元、西箕輪に感謝の気持ちを伝えようと、毎年わんぱくおやこ塾をいちご狩りに招待していて、今年で3年目です。
ハウスには、酸味がなく甘みの強い章姫、甘みと酸味のバランスがとれた女峰、少し酸味のある紅ほっぺの3種類のいちごがあり、子供達は、赤く実ったものを探しておいしそうに口に運んでいました。
ある母親は、「自分でとって食べるので、子供も、楽しく、いつもより沢山食べることができました」と話していました。 -
みなみみのわフォトグランプリ
第5回みなみみのわフォトグランプリの審査が9日夜行われ、最優秀賞に伊那市富県の小林兼久さんの作品が選ばれました。
最優秀賞に選ばれた小林さんの作品のタイトルは「秋深まるユリの木並木」です。
信州大学農学部のユリの木並木を撮影したもので、紅葉の黄色がきれいに出ていたことなどが評価されたということです。
今年のフォトグランプリには17人から57点の応募がありました。
表彰式は30日に行われる予定です。 -
中央蘭友会が春蘭展
春の早い時期に花を咲かせる野生のランの一種、春蘭の展示会が伊那市の伊那市民会館で開かれています。
これは、愛好家のグループ、中央蘭友会が毎年この時期に開いているものです。
会場には、およそ100鉢が並んでいます。
会員は伊那谷を中心としたおよそ30人で、栽培方法など皆で勉強しているということです。
中央蘭友会の土屋澄一会長は、「春蘭は清楚で可憐、飽きの来ない花。育てていると元気が出て、人生が豊かになる」と魅力を話していました。
この春蘭の展示会は13日まで、伊那市民会館で開かれています。 -
春の訪れ告げる ザゼンソウ
伊那市横山で、春の訪れを告げる花「ザゼンソウ」が姿を見せ始めました。
一面雪に覆われた横山の森林内で雪を溶かして顔を出しているのがザゼンソウです。
ザゼンソウは、3月から4月にかけて咲くサトイモ科の花で、回りの黒紫色の部分が仏炎苞と呼ばれる葉の一種で、中に見える黄色く丸いものが花です。
ザゼンソウは媒介しているミトコンドリアの力を借りて自ら発熱し、雪を溶かして顔を出すと言われています。
群生地の管理をする横山区によると、まだ蕾のものが多く、見ごろは4月上旬頃になりそうだということです。 -
東北太平洋沖地震 被災地へ援助隊派遣
11日午後2時46分頃に発生した東北地方太平洋沖地震で多くの被災者が出ていることから、国の要請を受け、上伊那地域からも援助隊が被災地へと派遣されています。
被災地へ向かったのは、伊那中央病院の、災害時のトレーニングを受けた医療チームDMATと伊那消防組合の緊急消防援助隊1隊、天竜川河川事務所の災害復旧支援チームTEC‐FORCEです。
伊那中央病院のDMATチームは、11日午後6時に伊那中央病院を出発しました。
12日現在岩手県内で活動していて、災害現場での治療優先順位をつけ医療を行うトリアージや災害拠点病院での治療などを行っているということです。
伊那消防組合の緊急消防援助隊は宮城県に派遣されました。
派遣されたのは、救急車1台と救急や後方支援を行う隊員5人です。
隊員らは、11日午後6時に上伊那を出発、12日は午前10時から宮城県仙台市近くで活動したという事です。
また、国土交通省天竜川上流河川事務所は緊急災害対策派遣隊TEC‐FORCEの5人を派遣しました。
TEC‐FORCEは、現地での技術的な支援を行います。
災害を受け白鳥孝伊那市長は「会津若松など友好都市には連絡をして被害が少ないことは確認できたが、大きな災害。できることはやりたい。」と話し、20日に行われる春の高校伊那駅伝については「東北、関東からも毎年出場してくれている学校があるので状況を確認したい。非常に心配している」と話していました。
今後、伊那消防組合が13日に緊急消防援助隊の第2陣を被災地へ送る他、伊那市では要請があれば給水車を派遣するということです。 -
上伊那の観光 24コースを検討
上伊那地域観光戦略会議の観光情報分科会が11日、伊那合同庁舎で開かれ、季節やテーマごとに観光地などを組み合わせた24のコースを検討しました。
観光情報分科会は、県や、上伊那の市町村担当者で組織されています。
上伊那地域観光戦略会議の分科会の一つで、去年8月から検討を進めてきました。
委員から、848の観光資源が提案され、ターゲットや、お薦めの時期などがデータベース化されていました。
それを元に、3つの班に別れ、1月に2つのコース、あわせて24のコースを作りました。
コースは、桜とグルメドライブコース、中央アルプスと早太郎温泉の旅などで、2つ以上の市町村をまたがるコースとなっています。
会議では、各班から、コースのプレゼンテーションが行なわれました。
旅行会社や名古屋観光情報センターの職員などのアドバイザーからは、「一部には、重なっているコースもあるので、精査したほうがよい」「地域ならではのグルメなどが盛り込まれているのはとてもよい」などの意見が出されていました。
分科会では、出された意見などを反映した観光資源のデータベースや、観光コースについて上部組織の上伊那地域観光戦略会議に5月過ぎに報告する予定です。 -
ブラジルの日系人の祭りで信州そばの手打ち実演販売
今年7月にブラジルで開かれる日系人の祭り「フェスティバル・ド・ジャポン」で、信州そばの手打ち実演販売が行われます。
11日は、在伯長野県人会の北澤重喜会長や、伊那市そば打ち名人の会の小林史麿会長ら8人が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長にフェスティバル参加を報告しました。
「フェスティバル・ド・ジャポン」は、ブラジル日本都道府県人会連合会が中心になって毎年開いているイベントです。
小坂樫男前伊那市長が、県人会創立50周年記念式典でブラジルを訪れ交流したことをきっかけに、そば打ち名人の会が実演を行うことになったものです。
北澤会長は「日系移住者の生活レベルはあがってきている。ゼロから出発し、今日まで暮らしてきた実態を、祭りを通してみてもらいたい」と話しました。
伊那市そば打ち名人の会では、祭り当日に現地で実演販売を行う一般参加者を募集する予定です。 -
伊那路3月号春の高校伊那駅伝を特集
地域の歴史などを紹介している伊那路3月号は、今回初めて春の高校伊那駅伝を特集します。
10日は、本を発行している上伊那郷土研究会の編集委員9人が、伊那市荒井で発送作業を行いました。
伊那路は、1957年昭和32年創刊の月刊誌で、地域の歴史や文化などを取り上げています。
今回は、30年以上の歴史がある春の高校伊那駅伝に関心を持ってもらおうと、初めて特集されました。
3月号は、現役の監督や大会に出場した選手などの話の他、駅伝に関するコラムや歴史などが48ページにわたり紹介されています。
伊那路は、全国の上伊那郷土研究会会員およそ700人に配られます。
市内の書店でも、1冊500円で販売される他、希望者には郵送も行うということです。 -
映画「ほかいびと伊那の井月」撮影終了
幕末から明治にかけて伊那谷を放浪した俳人、井上井月を題材にした映画、「ほかいびと伊那の井月」の撮影が、10日終了しました。
10日は伊那市高遠町で最後の撮影が行われました。
3月10日は、井月の命日にあたり撮ったシーンも井月が、亡くなる場面でした。
主役の井月は舞踊家の田中泯さんで、ほかは地域住民が役者をつとめました。
映画「ほかいびと伊那の井月」は、平成21年から、伊那谷で撮影が始まり、収録した場面は200時間におよぶということです。
地元住民およそ400人が出演した映画「ほかいびと伊那の井月」は、今後編集作業にはいり、今年秋に公開されます。 -
木のおもちゃを展示
伊那市と友好提携を結んでいる新宿の赤ちゃん誕生記念に伊那市の木工職人が作った木のおもちゃが来年度から贈られます。
伊那市役所には新宿に贈る木のおもちゃが並べられ、訪れた親子連れが遊べるスペースが設けられています。
新宿では年間およそ2千人の赤ちゃんが生まれているということで、これまで誕生記念に図書券を贈っていました。
来年度から、温もりのある木のおもちゃを贈ることとなり、友好提携を結んでいる伊那市の木工職人が、おもちゃを作ることになりました。
贈られるのは、積み木など、木目や木のあたたかみを感じることができる9種類でこれらは、市内の木工職人が作ったものです。
このグループは新宿で来年度からはじまる木のおもちゃを贈る事業にあわせ、伊那市木工職人グループとして正式に発足する予定です。
伊那市では、新宿の子どもたちが、木のおもちゃに親しみながら、自然への興味関心をもち、自然を大切にする心を育んでもらいたいと話しています。 -
ありがとう空牙
木曽馬を飼育してきた伊那市の伊那小学校6年森組は8日、木曽馬とのお別れ会を開きました。
伊那小学校6年森組が飼育していた木曽馬の雄、空牙です。
森組では、総合学習で昭和初期の農村の暮らしを再現しようと米づくりなどを体験しました。
木曽馬による農作業を体験しようと、5年生の時に飯山市の馬主から空牙を譲り受けました。
3月子ども達が卒業を迎えることから、空牙を、不登校の子どもなどを受け入れている伊那市高遠町のフリーキッズヴィレッジに引き渡すことになりました。
会では、子ども達が空牙と一緒に生活した思い出や感謝の言葉を発表しました。
また、武田育夫校長から空牙に卒業証書が送られた他、クラス全員で歌のプレゼントをして別れを惜しみました。
空牙がトラックに運びこまれれると子ども達は大粒の涙。
子ども達はトラックの姿が消えるまで見送っていました。 -
第39回伊那まつり 実施方針案了承
今年の第39回伊那まつりの企画会議が、7日夜、伊那市のいなっせで開かれ、祭りの実施方針案が了承されました。
伊那まつり企画会議は、去年12月から5回に渡り開かれてきました。
伊那まつり企画会議では、●市民踊りについて、伊那節・勘太郎月夜唄と、ダンシングオンザロードの時間帯を分けて踊ること、●市役所の職員が主体に行ってきた運営を、できるところから市民に移管していくことなどが決まっています。
会議では、これらの検討をまとめた実施方針案が示され、了承されました。
実施方針案は、17日に開かれる伊那まつり委員会に示される事になっています。 -
内藤頼直が寄進した鎧や兜
伊那市高遠町の上山田と下山田の区長らは8日、地元の八幡宮にある鎧や兜などを歴史資料として高遠町歴史博物館に預けました。
8日は、地元の関係者や教育委員会など15人が立ち会い、鎧や兜などを歴史博物館に預けました。
鎧や兜は、江戸時代最後の高遠藩主、内藤頼直が明治4年3月に旧山田村の八幡宮に寄進したものとされています。
資料によると内藤家は明治維新に伴い、高遠領内およそ120箇所の神社などに鎧や兜などを寄進していたということです。
8日は、学芸員から鎧や兜の説明がありました。
保存状態が良く、弁当箱や水筒など戦いに出向く際の付属品がある事が他にはみられない特徴ということです。
預けられた鎧などは今月26日からはじまる春の特別展で一般公開される予定です -
春の高校伊那駅伝応援準備進む
今月20日に春の高校伊那駅伝が開かれます。
それを前に住民有志や子ども達が応援準備を進めています。
このうち伊那市の花の愛好家グループ、小沢花の会では今年も春の高校伊那駅伝の発着点となる伊那市陸上競技場に芝桜を飾り付けます。
8日は、会員がプランターの雑草をとったり、花の育ち具合を確認していました。
小沢花の会によると今年は、天候にも恵まれ良い花が出来たということです。
小沢花の会では大会前に、会員40人ほどでおよそ300のプランターを運びこむことにしています。 -
箕輪町木下の造園会社小池造園 銀賞を受賞
箕輪町木下の造園会社小池造園は、3月4日と5日に山口県で開かれた第1回全国造園技能競技大会で準優勝にあたる銀賞を受賞しました。
銀賞を受賞したのは、小池守さん、小池健太郎さん、原健吾さんの3人です。
全国造園技能競技大会は、庭作りの技術を争うもので、全国から20組が出場しました。
大会は、3人1組になり、同じ条件で広さ24平方メートルの庭をつくります。
小池さんらは「過去・現在・そして未来へ緑」をテーマに、現代の新しい庭作りを心がけたと話します。
小池造園では、「今後もお客さんのイメージに合うよう、品質の高い庭づくりをしていきたい」と話しています。 -
「愛来里」の店名が「にこりこ」
来月下旬にリニューアルされる箕輪町の農産物直売所「愛来里」の店名が「にこりこ」に変わります。
これは、7日開かれた出荷会員説明会で発表されました。
にこりこの店名には、お客さんが直売所へ来て笑顔になるようにという思いが込められています。
説明会では、出荷に関する規定などが参加者に説明されました。
それによりますと、リニューアル後は、生産者の負担を軽くするため出荷にかかる手数料をこれまでの15パーセントから10パーセントに引き下げます。
出荷時間は統一されますが、直売所に来ることができない高齢者などの生産者に対しては、必要に応じて店側が集荷するとしました。
7日は、農家など116人が出席しました。
直売所を運営するみのわ振興公社は、3月20日と21日に町産業会館で会員申込受付を行うとしています。 -
写真展示会「外国青年が撮った長野」
写真展示会「外国青年が撮った長野」が7日から、伊那市の伊那合同庁舎で開かれています。
会場には「信州のおもてなし」と「外国人のおすすめ」をテーマに、県内に住む11人の外国人が撮った写真、26点が展示されています。
展示会は、外国人から見た日本の良さや魅力を表現しようと県の国際交流員が企画したもので、今回で6回目です。
題材は、日常生活の中で気付いたものや、道端で見つけたものなど様々です。
ある外国人は「日本人が見慣れていることでも、外国人から見れば驚くことや感動することが沢山ある。写真を見て、日本人の魅力を再発見してもらえればうれしい」と話していました。
写真展示会「外国青年が撮った長野」は11日金曜日まで、伊那合同庁舎2階で開かれています。 -
上伊那地域は、7日未明から昼までに10センチの積雪
上伊那地域は、7日未明から昼までに10センチの積雪を観測し、交通機関に影響がありました。
上伊那地域では、降り始めから昼頃までに10センチの積雪が観測されました。
この雪の影響でJR飯田線では、2ヶ所で線路脇の竹が架線に接触したため、午前6時から8時頃までの間に、上下線合わせて6本、最大46分の遅れが生じました。
中央高速道路下り線では、交通事故の影響で、午前8時19分から11時15分まで、諏訪IC岡谷JCTまで通行止めとなりました。
このため、中央高速バスの新宿線で、上下線合わせて5便が運休となりました。
伊那警察署によりますと、伊那署管内では7日朝8時から午後3時までに雪の影響などで7件の交通事故が発生しました。
長野地方気象台では、長野県南部は明日以降は天気が回復し、週末まで晴れ間が広がると予想しています。 -
森林に関する研究を発表
森林に関する研究発表会「森林に学ぶ」ネットワークが6日、南箕輪村の信州大学農学部で開かれました。
これは森林にかかわる学生と社会人の交流の場として信大農学部森林科学科などが開いたもので、会場にはおよそ60人が集まりました。
6日は、学生や一般など8人が、これまで研究してきたことや、林業への取り組みなどについて発表しました。
このうち、森林科学科の矢野彰一さんは「空間情報技術を用いた大芝の森の資源管理」というテーマで発表しました。
矢野さんは、GPSや現場で撮影した写真などから得られた情報のデータベース化の有効性をについて話をしました。
フォトウオーカーと呼ばれるソフトを使い森林内の様子を歩いているように見ることができる技術では、インターネットで公開することで、森林管理に関する様々な意見を聞くことができるなど、そのメリットについて説明していました。
矢野さんは、「森林の情報をデータベース化することで、より効果的、効率的な管理を行うことができる」と話していました。
集まった人たちは、学生らの発表に熱心に耳をかたむけ、森林に関する理解を深めていました。 -
箕輪町地域子育て協議会 町長との意見交換
箕輪町の母親などでつくる箕輪町地域子育て協議会は、平澤豊満町長との意見交換を28日、町子育て支援センターで行いました。
28日は、町内の16サークルの代表者などおよそ20人が集まり、平澤町長と初めての意見交換を行いました。
子育て中の母親の意見をきいてもらいたいと、町に呼びかけ実現したものです。
母親らは、「公園に遊具や日陰が少ない」「子どもに本を読み聞かせられるようなスペースの設置など、図書館の整備に力を入れてほしい」といった、要望が出されていました。
母親らは、率直な意見を聞いてもらえる貴重な機会だったとして、今後もこのような機会を設けていくとしています。