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県少年友の会連合長表彰
伊那署で3日、県少年友の会連合会長表彰の伝達表彰があり、伊那市長谷の農業西村久子さん(72)が小嶋惣逸署長から表彰状を受け取った=写真。
西村さんは、同署が委嘱する伊那少年友の会員として約20年間活動。毎月の計画的な実施のほか、高遠城址(し)の観桜期などにも街頭補導を実施したり、地区女性部で防犯啓発チラシを配布したりと積極的に取り組んでいる。
また、年十数回、地域の老人ホームで「入浴サービスボランティア」をするなど少年育成に限らず、幅広く活動している。
少年非行防止活動に尽力し、少年の健全育成に貢献したことが称えられた西村さんは「これからも犯罪のない明るい街づくりに貢献したい」と話した。 -
おはなしを楽しむつどい
「パパ’s絵本プロジェクト伊那」公演箕輪町のおはなしを楽しむつどい実行委員会は1日、「パパ’s絵本プロジェクト伊那」の公演を松島コミュニティセンターで開いた。親子約100人が絵本と歌とパフォーマンスの楽しい公演を満喫した。
「はじめまして」の絵本をギターと歌で紹介し、メンバーも歌で自己紹介。「コッケモーモー」「ぐやんよやん」など絵本を次々と読み聞かせた。楽しい語り口に子どもも親も声を出して笑い、夢中になって絵本を見ていた。
つどいは、「子ども夢基金助成活動」の助成を受けて開いている。「パパ’s」は、昨年のクリスマス絵本ライブにも招き、好評だった。 -
天竜北島豪雨災害伝承ウォーク
箕輪町の住民有志でつくる「天竜せせらぎロードプロジェクト」と、町の「みのわ健康アカデミー」は1日、舗装工事が終了した天竜川の堤防道路で、天竜北島豪雨災害伝承ウォークを開き、約150人が舗装堤防の歩き初めをした。
北島地籍で同日あった北島災害伝承の碑除幕式、激甚災害対策緊急事業起工式に併せて計画した。
舗装道路でのテープカットと花火を合図に、北島災害伝承の広場から伊那路橋往復の3キロコース、伊那路橋左岸上流往復の5キロコースを各自が自分のペースで歩いた。
参加者の多くは、みのわ健康アカデミーの卒業生や本年度の受講生。仲間で誘い合って参加したという1期生の鈴木あい子さん=南小河内=は、「車が来る心配がなく、平らな道だから話しながら楽しく歩ける。普段歩いている場所とは違うので景色も新鮮」と話していた。 -
【記者室】山の怖さを
山岳写真家に話を聞いた。すべて自分の足で山を歩いて写真を撮る。登山隊に参加したこともあり、登山の経験を重ね、訓練をしている。まもなく70歳になるというが、20キロもの荷物を背負って山を登り、周囲に驚かれることも多い▼山では、登山者を救助することも少なくない。昨年だけでも相当数の登山者を助けたという。必ずしも険しい場所、危険な場所ではなく、どうということもない登山道でけがをしてしまう人もいるという▼山の美しさ、自然の美しさが見る者の心をつかむ写真は、同時に、ただ美しいだけではない山の姿、自然の厳しさも伝えている。山と対峙する緊張感の中でシャッターを切り続けてきた写真家は言う。「山の怖さも知ってほしい」と。(村上裕子)
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あばれみこしに魂込めて
町三区の加藤建築、棟梁の技術受け継ぎ2人の職人が製作
伝統の祇園祭に向け作業順調350年の歴史を誇る宮田村津島神社祇園祭を21日に控え、主役となる「あばれみこし」の製作が進んでいる。氏子3地区の大工が毎年回り番で担当するのがしきたりで、今年は町三区の加藤建築が当番。棟りょうの加藤政義さん(70)から伝統を受け継ぎ、林繁さん(53)太田善太郎さん(56)の2人が主に手がける。みこしづくりの後継者不足に悩みながらも「伝統を絶やしたくない」と魂を込める。
祭りの最後に境内石段から男衆に投げ落とされ、粉々になるまで破壊される「あばれみこし」。それを変わらぬ姿でよみがえらせてきたのが宮田村の大工の伝統の技だ。
林さん、太田さんは大工歴30年のベテランだが、みこしづくりに携わるのは林さんが3回目、太田さんは2回目。加藤さんをはじめ先輩から受け継いだ技術は頭や体に染み込む。壊れる運命にあるみこしだが、妥協は決して許さない。
「ずっと作りたいと思っていたが、先輩がいたんで。やっと夢がかなうようになった」と2人は口をそろえる。
一方で、みこしをつくる大工の中で最年少は林さんという現実問題もある。「俺たちだっていつまで作れるか分からない。そのうちに後継者が出てくるんじゃないかって期待もあるんだけど」。
伝統を守る職人の姿。細かい作業に神経を使いながら「壊すんだけど、このみこしを後世につないでいきたいんだ」と話す。 -
伊那市、箕輪町消防団ポンプ操法大会・ラッパ吹奏大会
伊那市、箕輪町の消防団07年度ポンプ操法大会・ラッパ吹奏大会が1日、伊那市役所と箕輪町役場の駐車場でそれぞれあった。団員は1カ月半にわたる訓練の成果を発揮して大会に臨んだ。
ポンプ操法は自動車ポンプの部と小型ポンプの部で、消火の基本動作の正確性や敏しょう性、標的(火点)を倒すまでの時間などを競った。ラッパ吹奏は、吹奏と規律の総合で競い合った。
伊那市は昨年の第1回大会より出場チームが増え、自動車ポンプは2増の10チーム、小型ポンプは7増の27チーム、ラッパは1増の5チームが出場。自動車ポンプは伊那分団第2部、小型ポンプは手良分団第2部、ラッパ吹奏はEチームが優勝した。
箕輪町は各部に全6分団が1チームずつ出場。自動車ポンプは第5分団、小型ポンプは第4分団、ラッパ吹奏は第6分団が優勝した。
自動車ポンプと小型ポンプの各1位、ラッパ吹奏は選抜で、7月15日の上伊那郡大会(伊那市役所駐車場)に出場する。
結果は次の通り。
【伊那市消防団】
▼自動車ポンプの部=(1)伊那分団第2部(2)竜分団第2部(3)伊那分団第1部(4)三義分団第1部(5)河南分団第3部(6)長谷分団第1部▼小型ポンプの部=(1)手良分団第2部(2)手良分団第1部(3)美篶分団2部下大島A班(4)美篶分団2部下大島B班(5)高遠分団第1部(6)伊那分団第3部▼ラッパ吹奏=(1)Eチーム(2)Dチーム(3)Aチーム(4)Cチーム(5)Bチーム
【箕輪町消防団】
▼自動車ポンプの部=(1)第5分団(2)第6分団(3)第4分団(4)第1分団(5)第3分団(6)第2分団▼小型ポンプの部=(1)第4分団(2)第1分団(3)第6分団(4)第5分団(5)第2分団(6)第3分団▼ラッパ吹奏=(1)第6分団(2)第4分団(3)第2分団(4)第1分団(5)第3分団(6)第5分団 -
天竜川北島地区豪雨災害を伝える会
災害伝承の石碑除幕式06年7月に箕輪町内で発生した豪雨災害を後世に伝えるため、「天竜川北島地区豪雨災害を伝える会」(会長・平沢豊満箕輪町長)は1日、北島地籍の広場に建立した石碑の除幕式を開いた。
広場は、天竜川右岸の深沢川との合流点下流。広さ約640平方メートル。石碑は広場南端に建立した。表面に「北島災害伝承之碑」の文字、裏面に災害と復旧の状況などの文章を刻んだ。高さ270センチ、幅570センチ。碑文の大きさは120センチ×90センチ。表面の文字は町長が書いた。
会長、松島区長、伊那建設事務所長、天竜川上流河川事務所長、天竜せせらぎロードプロジェクト会長、伊那青年会議所理事長、来賓による除幕の後、碑文を朗読した。
平沢会長は、「将来にわたって災害を正しく伝え、恐れるのではなく防災を中心に天竜川を愛し、親しんで、自然と共生していきたい」とあいさつした。
広場は今後、桜の植樹やあずま屋、ベンチの設置など整備を検討していく。 -
アユ友釣り解禁
天竜川漁業協同組合管内の天竜川水系のアユの友釣りが1日、解禁になった。地元をはじめ関東・中部地域から集まった釣り人が、今季のアユ釣りを楽しんだ。
この日解禁になったのは、天竜川の辰野町から中川村までの間と、高遠ダムより上流の三峰川水系を除く支流。三峰川には250人以上が入り、本流を合わせ全体では400人を超える人が入った。
天竜川箕輪橋付近では4、5人が竿(さお)を出して当たりを待った。箕輪町内の男性は、「山で雨が降って水が多いし、石に水あかがついていない。もう少し水温が上がらないと駄目かな」と話していた。
漁業によると、釣果は三峰川では5、6匹という人から30匹位まで。最も多かったのは群馬県から来た男性で51匹だったという。「アユ釣りは梅雨明けから。型は小さめだが順調な出足」と話している。
高遠ダム上流の三峰川水系は8日午前6時に解禁となる。 -
ビワの巨木、黄色に色づき
「こんなになったのは初めて」-。上伊那の南端、中川村葛島渡場の北島和人さん(55、会社員)宅では、初夏の果実、ビワがたわわに実っている。
高さ5メートル余、幹の周囲約70センチ、枝張りは東西・南北各5メートルと、郡内ではまれに見る巨木。無数の実を付け、黄色に熟している。
和人さんのお母さん、豊子さん(85)が嫁いできた1953年には5、6個の実が付いていたという。
「初めて、こんなにたくさん実がついた。摘果をしないので、小粒だが甘い」と話していた。
ビワは6月下旬から収穫が始まり、7月中旬まで食べられるとか。 -
「半夏生(7月2日)」にハンゲショウの葉白く
7月2日は「72候」の1つ「半夏生」。季節に合わせるかのように、中川村大草の小沢昭夫さん宅ではハンゲショウが茎の先に花穂をつけ、上部の葉の1部が白くなった。
ハンゲショウはドクダミ科、名は7月上旬の半夏生のころ、白い葉が目立つことや、葉の1部が白いことから「半化粧」に由来しているとか。 -
JA上伊那のサザンポートみのわがセルフスタンドに
箕輪町の箕輪バイパス沿いにあるJA上伊那のサザンポートみのわ給油所が7月3日、セルフスタンドとしてリニューアルオープンする。セルフスタンドはJA上伊那としては初の試みで、同スタンドで一定の成果が得られれば、全域に広げていくことも考えている。
原油価格が高騰する中JA上伊那では、少しでも価格を安く抑えられるセルフスタンド方式の導入を検討してきた。その中で、交通量や立地などの条件からまずは同給油所に導入。2台4レーンの機械を設置し、最新のセルフ洗車機も今回新たに導入した。
改装工事は7月2日までに完了し、3日は午前9時からプレオープンする。グランドオープンは7月6日で、8日までは特別価格で対応する。 -
箕輪町公民館子育て学級で救急法学ぶ
箕輪町公民館子育て学級は28日、箕輪消防署員を講師に招いて救急法を学び、消防署の見学もした。
発熱、誤飲、頭を打ったとき、火傷について、それぞれどんな処置が必要になるかなど署員がポイントを説明。誤飲では、まず落ち着いて、飲んだ物(食べた物)は何か、どのくらいの量か、本当に飲んだのかを確かめること、火傷をしたときはすぐに熱源から離して30分くらい水をかけ続けることなどを話した。
乳児や小児の心肺そ生法も勉強した。実際に人形を使い、母親が順番に署員の指示に従って人工呼吸、心臓マッサージなどの方法を覚えた。
心肺そ生法を練習した母親は、「こういう時でないと、なかなか救急法を学べない。少しでも経験していれば役に立つと思う。勉強になる」と話していた。 -
東伊那に交通信号新設
交通量増加に伴って事故の危険性が指摘されていた駒ケ根市東伊那栗林の主要地方道伊那生田飯田線・県道栗林宮田停車場線交差点に新たに交通信号機が設置され29日、供用が開始された。式典には中原正純市長、駒ケ根署の山本修作署長、地元住民代表など約30人が出席。点灯式に続き、真新しい信号の指示に従って横断歩道の渡り初めをして完成を祝った=写真。近くの東伊那小学校の小川清美校長は「今まで子どもたちが渡ろうとしても車の通行量が多い上にスピードを出して走るのでなかなか渡れず、心配していた。信号ができてよかったがこれで安心せず、さらに安全な渡り方を指導していきたい」、住民代表として強く設置を要望してきた福沢喜美さんは「10年来の念願がかなってうれしい。時々事故が起きていたが、これでようやく安全な交差点になった」と話していた。
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第4回春風会書展
春風書道会(福沢ミチエ代表)の第4回春風会書展が30日、伊那市の県伊那文化会館美術展示ホールで始まった。展示は1日まで。
2年に1回開く書展。伊那市をはじめ箕輪町から駒ヶ根市までの会員が2年間の学びの集大成として、1人2点から6点を出品した。仮名が主で漢字、漢字仮名交じり書もある。現代感覚の書が人気になっている中、書に合わせて絵を書き入れた作品、色の墨で書いた作品などもある。
生活の中で使える、うるおいを与えてくれる書を-と、展示会で毎回共通テーマを設けて会員皆で取り組む生活書は、今回は「うちわ」。形、色などざまざまなうちわに、「月」「蝉しぐれ」「風薫る」などの字、絵などを書いている。
福沢代表は、「皆さんに見て楽しんでいただきたい。書道をやらない人にも楽しさを感じてほしい」と話している。 -
箕輪町観光協会総会
箕輪町観光協会(会長・平沢豊満町長)は29日、07年度総会をながた荘で開き、本年度事業計画案、予算案などを承認した。
事業計画は、観光PR事業、萱野高原の観光案内板やサインボードなどの統一的整備、体験型観光の促進、もみじ湖紅葉期間の取り組み、ふるさと便の実施、写真コンテスト・写真展の開催など。
観光PR事業の観光協会ホームページの作成は、8月下旬の完成を目指し準備を進めている。
予算は収入・支出総額各440万円。
役員改選は全て留任。本年度所属団体などの役員改選で変更になった役員6人。任期は07、08年度。 -
南アルプス開拓者をしのび、安全登山誓う
南アルプスの開拓者、竹沢長衛翁をしのび、安全な登山を誓う第49回長衛祭(実行委員会主催)が30日、北沢駒仙小屋横であった。
碑前祭の祭文で、小坂市長は、山小屋の新設や遭難救助などに当たった長衛翁の業績を思い起こし、南ア世界自然遺産登録に向けた運動に触れ「国家的資源である南アルプスを幅広い視野で安全確保、自然保護に努めなければならない」と述べ、登山客の安全を祈った。
アトラクションで、アルペンダンスや弦楽四重奏の演奏があった。
アルペンダンスでは、民族衣装を着た長野市のアルペンダンス愛好会メンバー22人がチロル地方の踊りを披露。参加者も輪に加わり「アルプス一万尺」を楽しんだ。
30日は、日帰り希望者5人が仙水峠(標高2264メートル)へ登り、1日は日本百名山の一つ、東駒ケ岳(標高2967メートル)への記念登山がある。市境を歩く「平成の大検地」を兼ね、地元を中心に、長野市や東京都など82人が参加する予定。 -
中病に生け花飾る
華道家元池坊伊那支部青年部中部ブロックは29日夜、伊那中央病院に季節の花を生け込んだ。
青年部は活動の一環として、03年の開院当初から年1回、入院患者らの安らぎになればと取り組んでいる。
部員12人が1点ずつ生け花を持ち寄り、3・5・6階ラウンジの一角に展示。季節を感じてもらおうとアジサイ、テッセン、カラー、ドクダミなど庭先にある花を選んだ。赤、白、青…と色鮮やか。
中部ブロック運営委員の唐沢裕美さんは「患者さんから『きれい』『花の香りがする』と言われると、うれしいですね」と話した。
生け花は1日まで飾る。 -
伊那小6年剛組 通り町商店街に風鈴
伊那市の通り町商店街の活性化を願い活動を続ける、伊那小学校6年剛組(大沼聡教諭、31人)は、同商店街にガラス製の手作り風鈴を飾った=写真。通りに響く涼しげな夏の音が、買い物客らを和ませている。飾り付けは8月中旬まで。
「通り町の人はやさしいです」などの想いを書き込んだ短冊付の風鈴33個を一丁目、二丁目に設置。一丁目には、商店街との協力で葦簾(よしず)を4箇所設け、風鈴に加えて児童たちが詠んだ俳句も並べた。
5月中旬の修学旅行で東京を訪れた際、ガラスが特徴の「江戸風鈴」を製作した。これらの商店街活性化を目指した活動は4年生の時から始まり、8月、10月には、恒例のサルビアや菊のプランターをアーケードに設置する予定だ。 -
貿易陶磁逸品展 ベル伊那・2日まで
「貿易陶磁逸品展竏苧「帰り陶磁を一同に竏秩vは7月2日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。幕末から明治にかけて欧米諸国に輸出された陶磁器約30点を展示販売している。
薩摩焼、平戸焼、九谷焼などの「染付鯉水草文皿」「松竹梅文大皿」などを出品。関係者は「日本が世界に発信してきた貿易陶磁の技術の高さをうかがわせる作品ばかり」と来場を呼び掛けている。
そのほか、現代陶芸家の初代徳田八十吉の「深厚釉鶴首瓶」、朝蔵五十吉の「青九谷手八角瓢形瓶」などの名品が並ぶ。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時まで)。 -
タイ料理教室に40人
青年海外協力隊員OB、ОG、一般市民でつくる地球人ネットワークinこまがね(清水敏晴代表、会員40人)は1日、文化センターで一般市民を対象に、タイ料理教室を開いた。小学生から大人まで40人が参加し、隊員ОBの福重和義さん、小原ヌーパースさんを講師に、タイの代表的な家庭料理を実習し、楽しく会食し、食を通じてタイに理解を深めた。
この日の献立はココナツミルク入りの「タイカレー」、エビを入れたごちそうメニュー「トムヤンクン」。イカとたくさんの野菜でつくる「タイ風サラダ」。デザートはタピオカ。
参加者はニンジンやタマネギの皮をむき、キャベツやパプリカを切るなど、手際よく調理を進めた。
ほどなく、タイカレー独特の辛味の効いたココナツミルクの香りが漂い、サラダも盛りつけられ、タイの民族音楽が流れる中、会食。
福重さんは「料理を通して、世界はみんなともだちを感じてもらえれば」と話していた。 -
箕輪町明るい選挙推進協議会総会
箕輪町明るい選挙推進協議会(笠井孝二会長)は26日夜、07年度総会を町役場で開き、事業計画などを承認した。
本年度事業計画は、明るい選挙啓発ポスター募集、成人式での啓発、町文化祭や各地区文化祭に啓発ポスター展示など。7月29日執行の参議院選挙の啓発活動はポスター掲示、チラシ配布、広報誌・もみじチャンネル・町ホームページ・広報車・防災行政無線などによる広報、街頭啓発などに取り組む。
役員選出では副会長に女性団体連絡協議会代表の大槻一子さんを選出した。
課題となっている投票率低迷の対策として▽新興住宅地の投票率が低いため周知を図る▽高齢者世帯を誘って投票に行くなど地域ぐるみで声を掛け合う▽若い世代が家にいる時間に啓発をする▽地区の会合で話題にする-などの意見があった。 -
30、7月1日に木のキッチン展開催
県伊那技術専門校の卒業生などでつくる南信州木の会は30、1日、「木のキッチン展」を伊那市美篶の南信州木の情報館で開く。国産材や地域材でつくるキッチンやテーブルセット、食器棚など約10点が並ぶ予定で、出展工房の一つ、伊那市高遠町「木のすず」の鈴木正巳さん(49)は「キッチンというと名だたる外材が使われるのが一般的だが、地元の木や国産材でも十分作れるという所を見てほしい」と来場を呼びかけている。
同会はイベントや企画などを通じて、木に関する情報を発信したり、購入者と製作者をダイレクトにつなごう竏窒ニ、木の情報館を拠点として取り組みを展開している。
今回は「キッチン」をテーマに「木のすず」と伊那市西箕輪の「家具工房木槌」が作品を出展。クリやナラの木でつくったミニキッチンもあり、食器洗浄器などもコンパクトに収納できるようになっている。また、大きさから一つひとつのパーツまで、フルオーダーで製作することもできるため、思い通りのキッチンがほしい人の相談にも応じている。
入場無料。午前10時縲恁゚後4時。 -
介護者リフレッシュ交流会
南箕輪村地域包括支援センターは29日、介護者リフレッシュ交流会を開いた。17人が参加し、大芝高原みんなの森セラピーロードを歩いたり、温泉に入ってゆっくりと過ごした。
介護者にゆったりした時間を過ごしてもらい、同じ立場の介護者で交流してもらおうと計画した。
村の理学療法士の指導で腰痛予防の体操をした後、大芝高原みんなの森セラピーロードで軽いウォーキングをした。鳥のさえずりが響く中、雨に濡れ色鮮やかな緑も楽しみながら、参加者同士おしゃべりをして歩いた。
参加者は「ストレスもたまるから、たまに歩きに来る」「同じ立場の人だから話もできて、こういう機会があるといい」と話していた。 -
駒ケ根市健康生活応援塾開講
生活習慣病の予防を応援しようと駒ケ根市は今年度新たに「健康生活応援塾」を開講した。集団指導のAコースと個別指導のBコース合同の開講式と第1回講座が28日、午前と午後の2回に分けて市保健センターで行われ、受講を申し込んだ40縲・0歳代の男女約60人のうち40人が出席した。開講式に続き、早速メタボリック・シンドローム(内臓脂肪症候群)や検診結果の見方についての講義が行われたほか、体重、体脂肪率、腹囲、血圧など、生活習慣病に関係のある数値を測定した=写真。受講者は測定結果を見て「やっぱり良くないなあ」、「今日は意外にいいぞ」などと一喜一憂していた。
開講式で丸山和敏保健福祉課長は「市で昨年度、メタボリック症候群解消教室を開いたところ、かなりの効果が出た。この塾でも同じように良い結果が出るよう頑張って。応援しながら進めていきたい」とあいさつした。
A・Bコースとも、それぞれ来年1月24日まで全11回(一部8回)の講座が開かれ、食事や運動についての講義のほか、各種の測定、インターバル速歩などの運動指導が行われる。 -
富県子育て支援センターで地元女性らによる郷土料理講習会
昔ながらの地元の味を若い母親に学んでもらおう竏窒ニ伊那市の富県子育て支援センター(伊藤ちと世センター長)で28日、季節の郷土料理講座があった。乳幼児を持つ母親ら10人が参加。地元の女性グループ「富県味の研究会」の6人を講師に迎え、柏もちと五平もちづくりに挑戦した=写真。
同センターは、統合に伴ない閉園した富県北部保育園のあと地を利用して今年4月にオープン。ほかの支援センターとは異なり、保育園の時の調理室がそのまま残っているため、これを活用した取り組みができないかを模索する中、定期的に開催している子育て講座の一環として、離乳食や郷土料理づくりの講座を開催しようと考えた。
講師に迎えた「富県味の研究会」は、富県グリーンツーリズム構想の一環として郷土料理づくりを学び合っており、会としてもこれまで掘り起こしてきたレシピを次の世代に伝えていきたいという願いから、今回の講座に参加。これまで女性たちが掘り起こしてきたレシピなどを基に、2種類の柏もちと五平もちづくりを若い母親らに伝授。講座に参加した母親の一人、池田幸枝さんは「やっているのを見ると簡単そうだが、意外に大変。家でも作ってみたい」と話していた。 -
北福地の休耕田でハッチョウトンボ発生
伊那市富県北福地区北荒井にある北沢徳栄さん(52)が管理する休耕田で、日本最小のトンボ「ハッチョウトンボ」が発生している=写真。
たかずやスカイライン近くにあるこの水田の広さは約1・2アール。山に面し米を作るにはあまり条件も良くない場所だったため、北沢さん宅では数年来、休耕田として管理してきた。
ハッチョウトンボの姿が見られるようになったのは03年ころから。それ以降は、トンボが生息する水田際の湿地部分は極力手をつけないようにして保護してきた。
昨年は寒さや大雨の影響でハッチョウトンボの姿を確認することができなかったが、今年はすでに10匹以上の羽化を確認。
北沢さんは「もっと数が増えれば、地元の子どもたちに見せてあげたいと考えている」と話す。
そのほかにも、今ではあまり姿を見かけなくなり、環境省のレッドデータブックの准絶滅危惧種に指定されている「コオイムシ」の姿なども見られる。 -
青葉の会 会員それぞれの感動を写真に
上伊那の写真愛好者でつくる教室「青葉の会」の作品展は7月7日まで、伊那市荒井の市立伊那図書館の広域情報コーナーで開いている。受講生20人が一人1点ずつを出品。山や滝などの風景や人物を銀塩、デジタルカメラで撮影した、メンバーそれぞれの力作が並んでいる=写真。
作品は、残雪の中央アルプスが水面に写る田園や雪が積もり周囲が真っ白となった光前寺の鐘楼(しょうろう)など、被写体は地元の風景が中心。そのほか、毎年1、2回あるという撮影旅行で訪れた伊豆の夕暮れの海岸を写した写真もある。
青葉の会は、社会保険健康センター「ペアーレ伊那」(伊那市)で10年以上続く写真講座。松本大学研究員の建石繁明さん=同市=を講師に迎え、週1回の教室を開く。受講生は50縲・0歳代の男女で、写真歴は初心者からベテランまでが集まる。
同会代表の中沢二郎さん(70)=同市=は「写真を通じて受講生らは友達づくりをしている。皆が集まると、カメラや撮影場所などの話で話題は尽きない。それぞれが感動した場面を写真にしているので見てほしい」と来場を呼び掛けている。
午前10時縲恁゚後7時。 -
上伊那医師会が第1次医療を応援
伊那中央病院の地域救急医療センター専従医師の減少に伴い、上伊那医師会は7月2日から、夕方以降、外来で済む第1次医療の診療に協力する。
時間外診療は開院当初から医師会の協力を得ているが、専従医師が2人に減ることから、今月初旬、病院側が平日夕方以降の協力を要請した。
医師会は、伊那中央行政組合を構成する伊那市、箕輪町、南箕輪村から協力できる開業医を募ったところ、二十数人が集まった。
開業医は平日の午後7時から10時ごろまで、1人ずつ待機。10時以降は、院内の他診療科医師が当直に当たる。
平日の時間外患者は平均50人で、そのうち入院を必要とするのは1割程度という。
27日夜、病院側と協力できる開業医が集まり、診療に対して打ち合わせをした。
中病は「救急医療について緊急のお知らせ」として「救急医療センターは7月から、重傷者の診療に力を注ぐため、救急車で来院した人などを優先的に診療する」と掲示板に張り出し、来院者に周知している。 -
おやじ塾自主グループに、再始動は河原遊び
宮田村の60、70代の熟年男性19人が集まる「おやじ塾」。3年間の公民館活動を経て、28日から自主グループとして再始動した。
この日は伊那市の天竜川と三峰川の合流地点付近に出かけ、河原遊び。石で水きりをしたりするなど、童心にかえった。
「この白いのが富士山に見えるかな」「これは鳥にも見えるでしょ」などなど、空想を広げながら石拾いにも夢中。
学生時代の同級生で今もおやじ塾で一緒に活動する杉本吉男さん(75)=つつじが丘区=、浦野勝人さん(74)=北割区=は「昔はよく天竜川で泳いだもんさ。何か懐かしいねぇ」と楽しそう。
拾った石は許可を得て持ち帰ることに。自分たちでデザインしてアート作品にしたいと夢は広がる。
村公民館では新たな熟年男性の講座「おやじ道場」が発足したばかり。・ス元祖・スの存在となったおやじ塾だが、代表の加藤勝美さん(71)は「今後も枠にとらわれず、柔軟に活動していきたい」と話す。 -
巣立ちを間近にひかえた子ツバメたち
もうお家が小さいよ竏秩B大きく成長したツバメのヒナたちが巣立ちの季節を間近にひかえている。
この巣では、6月初旬に5匹のヒナが誕生し、体つきは親ツバメと同じ程度まで成長。狭い巣に収まりきらず、巣の横に出てえさを運ぶ親鳥を待つヒナの姿も竏秩B
ツバメのヒナが巣立つまでの期間は約3週間。ほかの鳥と比べると異例の長さだが、この間に巣立ちに必要な体力を養う。ひとたび巣立つともとの巣には戻らないが、その後もしばらくは親からエサをもらう生活を続け、その中で実践訓練も行っていく。