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伊那北英語部全国高校生英語ディベート大会3位
伊那北高校英語部は、18日と19日、岐阜県で開かれた、第5回全国高校生英語ディベート大会で3位に入賞しました。
英語部のメンバー5人は、20日、同窓会館を訪れ、竹松杉人館長に3位入賞の報告をしました。
全国大会には、地区予選などを勝ち抜いた64チームが参加しました。
伊那北は、予選5試合を全勝し、勝敗やコニュニケーションの評価などを総合したポイントで、1位となり2年連続決勝トーナメントへ進出。
しかし、決勝トーナメントでは、岐阜県の高山西高校に敗れ、3位となりました。
竹松館長は、「新しい伝統が築かれている、来年も頑張ってほしいと」生徒たちを励ましていました。
ベストディベーターを受賞した白井友理恵さん(2年)は、「ベストディベーターの受賞は、今まで自分がやってきた事が評価された結果。とても嬉しいです」と話していました。
部長の久保田紫帆里さん(2年)は、「優勝出来なかったのは残念。でも、チームで協力した結果3位になれたた事には満足しています」と話していました。 -
木下駅前に山車飾 展示
来年の干支「兎」にちなんだ山車飾の展示作業が20日、箕輪町の木下駅前で行われました。
山車飾の展示をしたのは、地区住民有志でつくる木下山車飾保存会です。
保存会では、毎年、一月の南宮神社の初祭りで山車飾を奉納しています。
この日は木下駅前に、「二兎追うものは一兎をも得ず」のことわざにちなみ、二羽のうさぎを追って戸惑っている若者の様子を表現した、山車飾りを展示しました。
保存会の岡久幸会長らは、人形の位置や角度など全体のバランスを見ながら設置作業をしていました。
岡会長は「良い出来。ライトアップや、イルミネーションの飾り付けもするので多くの人にみてもらいたい」と話していました。
初祭りには、保存会や中部小の6年3組の児童などが作った山車飾り、合わせて5場面が神社境内で奉納される予定です。 -
「おはなしおばさん」藤田浩子さんのお話会
わらべうたや、昔の遊びを伝えたり、子育て講演を行うなどして活躍している、千葉県在住の藤田 浩子さんのお話会が、18日、箕輪町文化センターで開かれました。
18日は、箕輪町の親子50人ほどが参加して、お話会を楽しみました。
お話を行ったのは、おはなしおばさんとして親しまれている千葉県在住の藤田浩子さんです。
藤田さんは、幼児教育や、子育てサークルに携わってきた経験を活かして、わらべうたや、昔の遊びを若いお母さんたちに伝えたり、子育てについての講演などを行っています。
400縲・00ほどのレパートリーがあるということで、その時々で、内容を考えるということです。
18日も様々な小道具や歌が飛び出し、子供たちを楽しませていました。
お話会を開いた箕輪町の読み聞かせグループ、お話応援団は、「昔からのお話を、肉声のよさを伝えていきたい」と話していました。 -
「家族」テーマに 上伊那高校生読書大賞
上伊那の高校生が選ぶ読書大賞。今年は、「家族」をテーマに、選考が行われました。
読書大賞は、上伊那の高校の司書でつくる上伊那図書館協会高等学校図書部会と生徒が開いているもので、今年で2回目になります。
18日は、伊那弥生ヶ丘高校で読書大賞の会合が開かれ、上伊那の公立高校から27人が参加しました。
今年の読書大賞のテーマは「家族」で40作品の中から、高校生が7作品にしぼり、各校で1次審査が行われました。
その結果も18日の読書大賞の評価の対象となります。
18日は、自分が読んだ本についての感想などを、6つのグループに分かれて話し合いました。
グループで本について話し合った後は、投票が行なわれました。
読書大賞には、有川 浩さんの「フリーター、家を買う」が選ばれました。
弥生ヶ丘高校の図書委員などは、有川さんに、手紙を書いて、大賞に選ばれたことを報告するということです。 -
版による表現~信州ゆかりの作家展
明治から現代にかけて活躍し、信州にゆかりのある版画家たちの作品展が、伊那市の伊那文化会館で、18日から始まります。
会場には、信州に拠点をおき、明治時代から昭和にかけて活躍した版画家や現代作家の作品などおよそ110点が展示されています
作品展は、長野県では、近代以降、版画史に大きな影響を与えた版画家たちを多く輩出していることから、その作品を知ってもらおうと県文化振興事業団などが企画したものです。
展示作品の一つ、『漁夫』は、明治から昭和にかけて活躍した山本鼎の作品です。
それまでの版画は、描く、彫る、摺るという工程を分業でしていましたが、山本はこの作品を制作する際、すべて自分で行う技法を確立し、版画芸術に大きな影響を与たということです。
また、絵画のようなこちらの作品は、現代作家の一人、田中清光さんの東京大空襲をテーマとした作品です。
この、版による表現縲恊M州ゆかりの作家たち展は、あすから来月16日まで、伊那市の伊那文化会館で開かれています。 -
中高一貫校設置に関する地域懇談会
中南信地域の併設型中高一貫校設置に関する地域懇談会が15日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。
地域懇談会は、中高一貫校の教育内容などについて理解を深めてもらおうと、県教育委員会が開いたもので会場には、上伊那の小学校教諭などおよそ、20人が集まりました。
中高一貫校は6年間の計画的な学習により、優秀な人材を育成するものです。
東北信と中南信に1校ずつ設置され、東北信は屋代高校に決まっていて中南信は、諏訪清陵高校が案としてあがっています。
諏訪清陵高校が中高一貫高になり、伊那市から通う場合は電車と徒歩を含め約1時間20分かかるということです。
教諭からの「入学後、中学段階で転校はできるのか」という質問に対し、県教委は「6年間サポートする体制を整えている。制度についてはこれから研究するが、今の段階では、高校入学の段階で他校を受験することは可能」と答えていました。
中高一貫校は、2学級80人を予定していて、諏訪清陵高校に決まった場合、平成26年度の開校が案として出されています。 -
伊那北英語部が全国大会出場報告
伊那北高校英語部は、10月に長野市で開かれた長野県高校生英語ディベート大会で2年連続の優勝を果たし、全国大会出場を決めました。
英語部の部員3人が14日、南箕輪村役場を訪れ、唐木一直村長に全国大会出場を報告しました。
英語ディベート大会は、ひとつのテーマに対して肯定側と否定側に分かれて英語で議論するもので、伊那北高校英語部は去年、全国大会でも優勝しています。
16校35チームが参加した今年の県大会では、伊那北高校は4位以上を独占しました。
大会では、1年で南箕輪村北殿在住の大塚智哉くんが最優秀発表者に贈られる「グランドベストディベーター」に選ばれました。
大塚君は「チームで協力して、今年も全国大会で優勝したい」と抱負を話しました。
唐木村長は「ぜひ今年も優勝して、世界大会に出場してください」と激励していました。
伊那北高校英語部が出場する全国高校生英語ディベート大会は、18日から岐阜県で開かれることになっています。 -
手良小学校児童 琴の演奏体験
伊那市の手良小学校の児童は9日、琴の演奏体験をしました。
体験したのは、手良小学校6年生21人です。
手良小では、実際に楽器に触れて日本の伝統音楽を学んでもらおうと、6年生を対象に毎年演奏体験を行っています。
伊那三曲協会の福澤雅志世指導普及委員長など6人が指導にあたりました。
児童らは、琴の歴史や楽譜の読み方などを教わり、実際にひいてみました。
福澤さんは「姿勢をまっすぐに」「強く弾き過ぎないように」などと、アドバイスしていました。
児童らは授業が終わる頃には弾けるようになり、全員で合わせて演奏しました。 -
県高等学校書道教員展
県内で書道を教えている高校の教員が作品を出している長野県高等学校書道教員展が伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、北は長野から南は飯田地域までの高校の書道教員の作品50点が並んでいます。
漢字やかな、前衛、点刻、告示作品など多種多様な作品が一堂に会しています。
教員同士の研鑽や交流の場としてスタートした書道教員展は、今回で35回目を迎えますが、伊那での開催は、今回が初めてです。
作品展を開いている県高等学校書道教育研究会では、「地域の学生たちにも見にきてもらいたい」として来場を呼びかけています。
この長野県、高等学校書道教員展は、12日日曜まで、伊那市のかんてくんぱぱホールで開かれています。 -
親子でウサギの土鈴づくり
伊那市創造館の縄文体験教室が、11日開かれ、子ども達が土の鈴「土鈴」づくりを体験しました。
この日は、親子連れなどおよそ20人が参加し、来年の干支、ウサギを模った土鈴を作りました。
創造館では、縄文時代の人たちと同じ体験をしてもらおうと今回初めて縄文体験教室を開きました。
土鈴は、これまでの出土品から、およそ6千年前には作られていたとされています。
参加者は、中を空洞にして玉を入れた後、思い思いのウサギを作っていました。
参加したある子どもは「縄文時代の人たちが作ったものを自分でも作ってみて、とても楽しかった」と話していました。
土鈴は1週間乾燥させたあと、窯を使って焼き上げ、正月前には参加者に配られることになっています。 -
上伊那高等学校美術展
上伊那の8校の高校の美術部などが参加する第49回上伊那高等学校美術展が、伊那市の伊那文化会館で開かれています。
会場には、駒ヶ根工業高校を除く上伊那8校の、美術部やイラスト部、120人ほどの作品が並んでいます。
油絵が主で、そのほか陶芸やガラス工芸など、およそ165点が並んでいます。
この美術展は、地域の高校生の交流の場となっているほか、1年間の成果を披露する場所となっています。
生徒達の代表が、7月頃から準備をはじめ、自分達で作品展示も行っています。
美術展は、コンクールにもなっていて、選ばれた10数点が、来年1月の県の高校美術展に出品されます。
県全体の美術展で入賞すれば全国の美術展に進む事ができます。
今年は、50号の大作に挑戦する生徒が増えたほか、陶芸などジャンルの幅も広がったということです。
美術展の関係者は、「高校生らしい構成の中で、のびのびと自分を表現している作品が多い」と話し、多くの来場を呼びかけていました。
この上伊那高等学校美術展は、12日(日)まで伊那文化会館で開かれています。 -
ハナマルキ 詩集「おかあさん」を伊那市に寄贈
辰野町に本社を置く味噌メーカー、ハナマルキ株式会社は、自社で制作した詩集「おかあさん」を11月22日、伊那市に寄贈しました。
11月22日は、ハナマルキ広報宣伝室の仁科徹室長が伊那市役所を訪れ、久保村清一教育長に詩集200冊を手渡しました。
詩集は、商品名にちなんで「おかあさん」をテーマに、全国の小学生を対象に募集したものです。
ハナマルキでは、子ども達や保護者にも見てもらおうと去年から学校や図書館に寄贈しています。
久保村教育長は「企業が教育の面で援助してくれることは非常にありがたい。子ども達も励みになると思う」と感謝しました。
詩集は、教育委員会を通じて市内の小学校1クラスに1冊づつ配られる他、図書館にも配布されることになっています。 -
竹島覚二 作陶展
伊那市長谷の南アルプスアートビレッジ信州の陶芸家、竹島覚二さんの作品展が19日まで、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれています。
竹島さんは、富山県出身。
1982年、昭和57年に人間国宝の近藤悠三さんに師事。
1994年、平成6年に長谷に窯を築き、活動の拠点を移しました。
作品展は、その15年の軌跡を振り返るもので、25の作品が並んでいます。
竹島覚二さんの作品展は、19日まで伊那市高遠町の信州高遠美術で開かれています。 -
箕輪中学校の3年生 松島保育園を訪れ園児と交流
箕輪中学校の3年生が7日、松島保育園を訪れ園児と交流しました。
7日は、箕輪中学校3年3組の生徒38人が松島保育園を訪れました。
箕輪中学校では、家庭科の授業で子どもの体の成長や心の発達について学んでいます。
園児との交流は、その一環で行われたものです。
生徒らは、園児たちと紙を丸めて遊んだり、ブロック遊びなどをしていました。
松島保育園の伊澤万寿美園長は「自分たちにもこんな時があったんだなと思い起こしながら、日々の生活につなげていってほしい」と話していました。 -
神子柴の史跡に標柱設置
南箕輪村神子柴の住民有志が5日、神子柴区に残された史跡に、名称などを記した標柱を設置しました。
作業したのは、住民有志でつくる神子柴の文化歴史遺産を伝える会です。
会員ら16人が7つの班に分かれて作業しました。
標柱の設置は、地域の人達に地元の歴史文化を知ってもらおうと行われたもので、設置場所は神子柴区内にある史跡など26カ所です。
このうち、白山社・八幡社合殿近くの金剛院主墓所は、この地域に江戸時代にあったといわれている、修験道を営む高木山金剛院の僧侶のものとされる墓があります。
今回立てられた標柱には、名称と説明が記されています。
標柱の設置は、県の地域発元気づくり支援金を受けて行われました。
会では今後、標柱を設置した26の史跡などを記した地図を作って区民に配るほか、講演会を開くということです。 -
伊那おやこ劇場25周年記念
スペシャルおやこまつり親子で生の舞台を鑑賞する「伊那おやこ劇場」は、発足25周年を記念して5日、スペシャルおやこまつりを伊那商工会館で行いました。
大道芸などのステージがあり、多くの親子が訪れ楽しんでいました。
伊那おやこ劇場は、生の舞台を親子で楽しむ会員制の文化団体です。
年3、4回の例会で舞台を鑑賞するほか、キャンプや合宿をしています。
発足25周年を祝うとともに、地域の人達にも楽しんでもらいたいと今回、スペシャルおやこまつりを計画しました。
ステージでは、事前のワークショップで踊りを習った会員が、ソーラン節を発表する場面もありました。
会場には、工作や遊びのコーナーが設けられ、子どもたちが松ぼっくりのクリスマスツリーなどを作って楽しんでいました。 -
青少年支援センター 設置を
上伊那農業高校定時制跡地に青少年の自立を支える拠点をつくろうと活動している上伊那青少年支援センター設立プロジェクト会議は、5日伊那市の伊那図書館でシンポジウムを開きました。
上伊那地域で子どもたちに関わる活動をしている人や実際に悩みを抱える若者などが、支援センターの必要性を訴えました。
現在大学を休学している22歳の北原裕一さんは、「自分も居場所を見つけられないで悩んでいる。上農定時制がなくなるが、生きていく力を身に付ける場所、小さな希望をみつけられる場所として支援センターは必要」と話していました。
この日は、シンポジウムのほかに、定時制高校を題材にしたドキュメンタリー映画の上映もあり、参加者は、青少年を取り巻く環境や自立を支援するための方策などについて理解を深めていました。 -
伊那市民芸術文化祭始まる
市民が集う文化の祭典、伊那市民芸術文化祭が4日から、いなっせで始まりました。
市民芸術文化祭は、NPO法人伊那芸術文化協会が開いていて、今年で7回目です。
協会に所属する団体だけでなく、芸術文化活動を行っている市民団体や個人も参加しています。
舞台発表には、日本舞踊やダンス、バレエなどの各団体が出演しました。
4、5日の2日間で19のプログラムがあり、今日は11団体が日頃の練習の成果を披露していました。
展示部門は、絵画、手芸、生け花、写真などさまざまな作品が並びました。
展示は、いなっせの中で4会場に分かれていて、訪れた人たちはそれぞれの会場を移動して作品を眺めていました。
伊那市民芸術文化祭は5日まで、いなっせで開かれています。 -
古田人形芝居 定期公演
箕輪町の伝統芸能「古田人形芝居」の定期公演が4日、箕輪町文化センターで行われました。
定期公演は、上古田の伝統芸能「古田人形芝居」を多くの人に見てもらおうと毎年開かれているもので、会場にはおよそ400人が訪れました。
このうち、箕輪中学校の古田人形部は、浄瑠璃「生写 朝顔話」縲恟h屋の段縲怩繪奄オました。
これは、目の見えない娘と武士の切ない恋物語を描いたもので、途中、娘が琴を弾くシーンでは、生徒が三味線に合わせて器用に娘の手を動かしていました。
また、箕輪西小学校古田人形クラブは、生き別れになった親子の悲劇を描いた「傾城阿波鳴門」縲恟・迚フの段縲怩繪奄オました。
芝居を見たある男性は「年々レベルが上がっている。地域の伝統芸能をこれからも受け継いでいってほしい」と話していました。 -
いじめ根絶運動記念講演会
いじめ根絶運動に取り組んでいる伊那市の西箕輪中学校で2日、記念講演会が開かれました。
西箕輪中学校は3年前から、いじめ根絶運動に取り組んでいます。
今年1月には、いじめや差別のない学校を目指す人権宣言を採択しました。
この日は全校生徒が、いじめにより長男を亡くした須坂市の前島章良さんの話を聞きました。
前島さんが西箕輪中で講演するのは今回が3回目です。
前島さんは、「いじめは生きる勇気を着実に奪っていく。だから絶対悪。いじめてはいけない」と話しました。
講演会の中で生徒から、「友人など周りの人が関わって、いじめが解決した例はありますか」との質問がありました。
前島さんは、「周りの人が関わらないと、いじめはなかなか解決しない」と話し、「いじめに気付いた人が、勇気をもって『やめろよ』と言う、正義の告発をしてほしい」と訴えていました。 -
竜東保育園で木製おもちゃ お披露目
木をつかった教育「木育」の一環で、伊那市が委託して作ったオリジナルのおもちゃが、2日竜東保育園でお披露目されました。
竜東保育園でお披露目されたのはこの木製のツリーです。
木の玉を転がして遊ぶ事ができ、園児たちは歓声を上げていました。
ツリーは、木を転がして遊ぶほか、クリスマスツリーとして活用したり、子どもたちの作品を飾る事ができます。
伊那市に委託され、おもちゃを製作したのは、ますみヶ丘の木工房・KUSAKABE代表の日下部 良也さんです。
ブナでつくられたおもちゃは枝を抜き差しする事で、形を変えることができます。
伊那市では、今年度、ツリーの製作や、おもちゃの購入などを試験的に行っていて、事業費は60万円です。
地元の木材の活用にもつなげたい考えで、市内の木工職人や建具組合などに製作を委託しています。
伊那市では、子ども達がおもちゃに興味を示したか、能力の発達につながったかなどを検証していきたいとしています。 -
学童クラブ 情報交換
学童クラブの情報交換を行う交流会が1日、伊那合同庁舎で開かれました。
交流会には、上伊那の学童クラブの指導員や行政担当者など53人が参加しました。
学童クラブは、仕事などで昼間保護者が家庭にいない小学生を、放課後や夏休みなどの長期休暇中にあずかります。
交流会では、4つのグループに分かれ、子供との接し方などのテーマに沿って情報交換しました。
子どもの褒め方、しかり方についてのテーマでは「同じ事を何度言っても伝わらない時はどうしたらいいか」などの質問や、「小さなことでもできた時には褒めるよう心がけている」などの意見が出ていました。
また、人気のあるレクリエーションをテーマにしたグループは、ジャンケンを使った遊びを紹介していました。
交流会を開いた伊那保健福祉事務所では、運営や指導に役立つ情報を共有する事で、指導員全体のスキルアップにつなげていきたい考えです。 -
子ども達が小惑星探査を体験
伊那市創造館で27日、星と宇宙の教室が開かれ、子ども達が小惑星探しを体験しました。
これは、創造館が伊那市と協力して行っている宇宙教育の一環で行われたもので、この日は小中学生15人が参加しました。
JAXA研究員で信州大学教授の中島厚さんが講師を務め、小惑星の探し方を説明しました。
伊那市高遠町の入笠山頂上付近にはJAXAの観測所があり、この日はそこで撮影された夜空の写真を使い、小惑星探しを体験しました。
子ども達は、中島さんの説明を受けながら小惑星探査ソフトを使って、未知の小惑星を探していました。
小惑星探査は、日本ではアマチュアしか行っておらず、アメリカでプロが小惑星探査を始めた2000年を境に日本での発見事例は少なくなっています。
中島さんは「小惑星の探査がどのように行われているか体験して、興味を持ってもらいたい」と話していました。
教室は28日にも開かれる予定で、「はやぶさ」の模型を使って講義が行われ、その様子はインターネット配信されることになっています。 -
長野県高等学校書道展
県内の高校生の書道作品が一堂に並ぶ、長野県高等学校書道展が、27日から伊那文化会館で始まりました。
会場には、県高校文化連盟書道専門部に所属する37校から出品された、およそ350点が並んでいます。
県高校書道展は、2年ごとに県内4地区が持ち回りで開いていて、今年は南信地区の伊那市で開かれました。
多くの作品は、名前の後に「臨」という文字が付けられています。
これは、過去に書かれた、名作と呼ばれる作品を模写した「臨書」と呼ばれるもので、書を学ぶ上では臨書を書くことが重要とされているということです。
またこのほか、書を石に掘って作る篆刻や創作作品など、個性豊かな作品が並んでいます。
ある関係者は「高校生ならではの、自由でエネルギーある筆遣いを見てもらいたい」と話していました。
長野県高等学校書道展は、28日まで伊那文化会館で開かれています。 -
東春近小学校 りんご収穫
伊那市の東春近小学校4年生は24日、りんごの収穫を体験しました。
この日は4年生61人が、東春近の農家伊藤一路さんの畑でりんごを収穫しました。
東春近小学校では、毎年4年生が伊藤さんの協力でりんご栽培について学習しています。
今年は、4月に摘花作業、9月に葉摘みをし、この日収穫となりました。
伊藤さんは、60年間りんごを育てているベテラン農家です。子供達に農家の苦労を知ってもらい物の尊さを学んでもらおうと17年前から指導をしています。
児童らは、赤く艶のあるりんごを探して丁寧に収穫していました。
4年生は今後、りんご栽培について、種類や肥料、価格などより細かな学習をした後、伊藤さんを学校に招いてお礼の会を開くという事です。 -
田楽座前座長 松田満夫さんの講演会
伊那市富県の歌舞劇団・田楽座は、来年2月の伊那公演に向けた企画として、前代表の松田満夫さんの講演会を開きました。
21日は、伊那市創造館で講演会が開かれ、伊那公演をサポートする実行委員や、一般など40人ほどが会場を訪れました。
講演したのは、田楽座の前代表・松田満夫さんです。
田楽座は、今年創立46周年を迎えましたが、松田さんは、創立1年後に田楽座に入り、45年のキャリアを持ちます。
松田さんは、幼少時代から、唄と踊りを愛した人生を振り返りながら、田楽座の歴史について話しました。
田楽座が創立した、1960年代は高度成長期で、若者は次々に都会へ行き、古くからの伝統芸能が、廃れていったといいます。そんな中で、地域にのこる芸能が大切なものだと訴えていこうと活動してきたということです。
田楽座では、来年2月20日(日)に公演を予定しています。
今後も、こうした活動を通して、公演をPRしていくということです。 -
伊那技専 台湾生徒と交流
南箕輪村の伊那技術専門校の訓練生は、22日、台湾から修学旅行で県内を訪れている、国立秀水高工業職業学校の生徒と交流をしました。
国立秀水高級工業職業学校は日本の工業高校にあたります。
伊那技専を訪れたのは、機械科や建築科の生徒20人です。
長野県では、観光振興策の一つとして、海外からの修学旅行の受け入れを積極的に進めていています。
年間およそ1500人の受け入れをしていて、地元の高校などで交流が行われています。
今回は、「より専門的で実践的な現場を見たい」との台湾側からの要望を受け、初めて伊那技術専門校で交流が行われました。
午前中は体育館で歓迎式が行われ、互いの学校の代表者による挨拶や、記念品等の交換が行われました。
午後からは、技専の訓練生と一緒にハンダを使い、電子回路の組み立てをしました。
初めて電子回路の組み立てをする台湾の生徒もいて、技専の訓練生らは、部品の説明や道具の使い方など、ゼスチャーを織り交ぜながら教えていました。
伊那技専の訓練生は「言葉は通じないが、いい経験になた。」と話していました。
台湾の生徒は「実習の授業は新鮮だった」、「将来日本に来て、技術や文化を学びたい」などと話していました。
国立秀水高級工業職業学校の生徒達は、23日まで県内に滞在し、25日帰国する予定です。 -
子守唄のある地域に
子守唄を通して、親子の絆や子育てしやすい環境について考えるイベント「子守唄フォーラムin伊那」が21日、伊那市のいなっせで開かれました。
このイベントは、主婦や保健師、保育士などの住民有志で作る実行委員会が、子守唄をもう一度見直し、子育てについて提案していこうと開かれ、今年で2回目となります。
イベントには、およそ200人が集まり、いっしょに唄を歌ったり、子守唄をテーマにした話などに耳を傾けていました。
NPO法人日本子守唄協会の西舘好子さんは、「子守唄を歌う事により、子ども達は、母親のにおいや気配、安心感といった物を感じとり、信頼関係を築いていく大きな力がある」と話していました。
実行委員会の奥村伸枝さんは、「子守唄が、祖父母から孫、母から子へと唄われ、より一層、身近なものとなるような地域にしていきたい」と話していました。 -
三浦輝峰さん伊那市に絵画寄贈
伊那市出身の肖像画家、三浦輝峰さんが19日、伊那市に絵画を寄贈しました。
寄贈されたのは、油彩で描かれた100号の肖像画「ハープ奏者吉野直子」です。
地域の発展に尽くした人に贈られる伊那市善行功労賞を、11月3日に三浦さんが受賞し、それを記念して三浦さんが伊那市に寄贈したものです。
この画は、ハープ奏者吉野直子さんが1991年に伊那文化会館でコンサートを開いた際、描かれたものです。
寄贈された絵は、伊那市のいなっせ5階に展示されています。 -
2010ジャズフェスティバルin伊那
2010ジャズフェスティバルイン伊那が、20日、伊那市のいなっせで開かれました。
この日は、第一部で伊那中学校吹奏楽部や地元のアマチュアバンドなど3グループが、第二部で蓼科高校ジャズクラブとプロのジャズバンド「シロクマ楽団」が演奏を披露しました。
これは、ジャズに親しんでもらおうと、NPO法人クラシックワールドなどが去年から開いているものです。
伊那中学校吹奏楽部は、部のテーマソングにしている「sing・sing・sing」という曲を披露しました。
この他一部では、伊那市などで活動している4人組のバンドJ-plusがオリジナル曲を披露しました。
会場を訪れたある男性は「地元でジャズを聴く機会があまりないので、今日は楽しめた」と話していました。