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伊那小児童 補助犬の仕事学ぶ
伊那小学校の児童が13日、宮田村の日本聴導犬協会を訪れ、犬との触れ合い方や障害者の生活をサポートする補助犬の仕事について学んだ。
伊那小児童14人が宮田村の日本聴導犬協会訓練ホームを訪れ、耳や体の不自由な人の生活をサポートする補助犬の役割についてスタッフから教わった。
伊那小学校では、協会のスタッフやボランティアを講師にむかえ月に1回「犬のしつけクラブ」を行っていて、犬と人との触れ合いについて学習している。
この日もその一環で協会を訪れ、犬のマッサージやブラッシングを体験した。
犬と直接触れることは、人間と犬の信頼関係を築き、絆を深めるという。
日本聴導犬協会ではクラブを通して、犬について理解してもらい、人と動物とのやさしい関係づくりを進めていくという。 -
林家木久蔵さん落語披露
テレビでお馴染みの落語家林家木久蔵さんが14日、伊那市の美篶きらめき館を訪れ、小学生に落語を披露した。
伊那市の美篶小学校高学年の児童約180人が木久蔵さんの落語を楽しんだ。
この催し「美篶子ども寄席」は、伊那市に子どもの本を寄贈している南信病院の理事長近藤廉治さんが、木久蔵さんの父親、林家木久扇さんと知り合いだったことが縁で実現した。
近藤さんが、児童たちに本物の落語を聞いてもらいたいとの思いから依頼したところ、木久扇さんの息子、木久蔵さんが落語を披露することになった。
この日は、お馴染みの落語「じゅげむ」を子どもたちに覚えてもらうという企画もあり、会場は終始笑いに包まれていた。 -
写真展「なんじゃもんじゃ」
なんじゃもんじゃ写真サークルによる作品展が9日から、伊那図書館で開かれている。
なんじゃもんじゃ写真サークルは、伊那市境にあるカメラのキタハラに通う写真愛好家の集まり。
写真展は9回目で、10代から70代までの57人のメンバーが、1点ずつ出品している。
なんじゃもんじゃ写真サークルの向山世男事務局長は「身近な写真でも、タイトルを工夫したり構図の切り取り方で面白い作品になる」と話す。
個性の強い作品が多く、ユニークなタイトルがつけられた作品や、見ている人がこれは何なのか考えてしまうような作品が並んでいる。
メンバーは、毎日夕方になると店に何人かが集まりその日に撮影した写真について話をしているという。
「写真展なんじゃもんじゃ」は18日まで。 -
気軽にクラシックを楽しむ
気軽にクラシック音楽を楽しんでもらおうと11日、弦楽器による演奏会が伊那市で開かれた。
演奏会は、大きなホールではなく、より音楽を間近で聞いてもらおうと企画されたもの。
11日は、それぞれ中南信で音楽活動を行っている4人がモーツアルトの弦楽四重奏曲を演奏した。
会場には、約50人が訪れ弦楽器が奏でる音色に聞き入っていた。
訪れた人は、「自然の中で気軽にクラッシックを楽しめて良かった」と話していた。
11月にも山荘ミルクで演奏会を予定している。 -
農林振興会教育研究等助成金贈呈
若手研究者や留学生などを支援する財団法人「信州農林科学振興会」の教育研究等助成金の贈呈式が10日、南箕輪村の信州大学農学部で行われた。
農学部の助教ら5人に研究助成金が、留学生3人に教育助成金が贈呈された。
信州農林科学振興会は、農学部のOBで組織していて、優れた学生や将来性のある研究者に助成金を贈呈している。
資金面では、伊那中央ロータリークラブや駒ヶ根ロータリークラブ、塚田理研工業株式会社が協力している。
助成金受領者を代表して、農学部の卒業生で現在名古屋大学の研究員となっている渥美優介さんが、「独創的な研究ができるよう、今後も一層精進していきたい」と話した。
振興会の有馬博会長は、「これを機会に、勉学や研究に努力し、支援してくれた人の思いに応えてほしい」と話した。 -
伊那西高校文化祭「西高祭」一般公開
伊那市の伊那西高校の文化祭「西高祭」が10日から始まった。初日は、一般にも公開された。
校舎の外には食べ物の屋台が並び、賑わいを見せていた。
校舎の中では、クラスやクラブごとに準備してきた催しや展示が行われた。
そのうち茶華道クラブは、日頃のクラブで練習しているお点前を披露し、訪れた人に抹茶を振舞った。
また展示では、3年2組が教室の壁一面を使ったモザイク画に挑戦したほか、2年1組は折り鶴で床一面にアニメキャラクターのイラストを描くなど、さまざまな大作が並んだ。
西高祭の一般公開は11日までで、11日はバレーボールや弓道の招待試合も行われる予定。時間は午前9時半から午後3時まで。 -
長野県の遺跡発掘2010
長野県での遺跡発掘調査の成果を展示する「長野県の遺跡発掘2010」が、伊那文化会館で開かれている。
展示会は、昨年度の発掘調査の結果を見てもらおうと長野県埋蔵文化財センターが毎年開いているもので、伊那文化会館では今年で7回目。
会場には、12遺跡から出土した432点が並んでいる。
他にも、約3万5千年前のものから、800年ほど前の出土品が展示されている。
また、模造土器の立体パズルや、ジグソーパズルなどの体験コーナーも用意されている。
「長野県の遺跡発掘2010」は、8月1日まで伊那文化会館美術展示ホールで開かれている。 -
山岳写真家津野祐次さん写真展「水の美風景」
伊那市長谷の長谷アルプスフォトギャラリーで、津野祐次さんの写真展「水の美風景」が開かれている。
会場には、川や滝、海など水をテーマにした写真33点が並べられている。
これらの写真は山岳写真家の津野さんが、山とともに自然の風景をつくりだしている川や湖などにも目を向けようと、およそ25年かけて撮りためたもの。
写真には北は青森から南は熊本まで、また四季を通しての水の風景が映し出されている。
作品のうち石川県で撮った「東尋坊」は波しぶきと、波により削られた岩肌により海の力強さが表現されている。
また長野県木島平で撮った「樽滝」は、上流にダムができたことから普段は水が流れていない。しかし地区の祭りがある5月8日は水を流すことになっていて、それに合わせて撮影をしたという。
ほかに伊那市高遠町で撮った「岩と清流」はスローシャッターで撮ることにより水の流れが幻想的に映し出されている。
津野祐次さんの写真展「水の美風景」は9月26日までの土・日・祝日に開かれている。8月13日から16日は毎日開館。入場料は大学生以上100円、高校生以下無料。 -
童謡の日に歌うコンサート
童謡や唱歌を歌う「みどりの丘合唱団」の初舞台、童謡の日に歌うコンサートが4日、伊那市のいなっせで開かれた。
みどりの丘合唱団は、上伊那地域の小学生から高校生の15人でつくられている。
コンサートは今年で4回目で、前回までは東京から合唱団が訪れ歌っていた。
今回は、上伊那地域の子ども達に歌ってもらおうと、コンサートに合わせ合唱団が結成された。
合唱団は5月に発足し、毎週土曜日に2時間ほど練習してきた。
コンサートに訪れた約150人の観客を前に、「どこかで春が」や「うみ」など19曲を披露した。
みどりの丘合唱団代表の北沢理光さんは、「涙ぐんで聞いてくれているお客さんもいて、演奏会として素晴らしい会になった」と話していた。
合唱団は、10月に行われる伊澤修二記念音楽祭に出演する予定で、新たに団員も募集している。 -
オペラ「春香」64年ぶり伊那で上演へ
伊那市の名誉市民で、作曲家の故・高木東六さんが手がけたオペラ春香のオリジナル作品が、64年ぶりに伊那市で上演されることになった。
オペラ春香が上演されるのは、2012年6月に行われる市民による手作りの音楽会。
5日、高木東六さんの長女の緑さんや音楽会の北沢理光事務局長らが白鳥孝市長を表敬訪問した。
高木緑さんは、「伊那で作曲された春香が、伊那で上演されることが決まり嬉しく思う」と話していた。
北沢さんは「伊那で初めての市民オペラ。挑戦することは大変だが、新しい物を生み出すことは魅力とやりがいを感じる」と意欲を見せていた。
オペラ春香は、韓国の南原を舞台にした春香伝を基に1947年に作られた作品。
これまでに、オリジナル作品は1948年に東京と大阪で、一部アレンジした作品は2002年に横浜で上演された。
白鳥市長は「舞台成功に向け協力を検討していきたい」と話していた。
伊那市で2012年に行われる手づくりの音楽会に向け、9月から合唱団員の一般公募を始める。来年6月には1年前イベントを予定していて、2012年に向け、気運を盛り上げていきたいとしている。 -
西町区民が古田人形芝居楽しむ
伊那市西町公民館で4日、県の無形文化財に指定されている箕輪町の「古田人形芝居」が上演された。区民ら約120人が芝居を楽しんだ。
地域に残る伝統芸能に親しんでもらおうと、西町区社会福祉協議会が企画した。
古田人形芝居保存会が生写朝顔話「宿屋の段」という演目を披露した。
離れ離れになった恋仲の朝顔と次郎左衛門の悲恋を描いた演目。
訪れた人たちは、人形のいきいきした動きに見入っていた。
芝居を見たある人は「本当に生きているような動きでびっくりした。地域に残る素晴らしい伝統芸能だと思う」と話していた。 -
農業クラブ県大会測量競技
農業高校などの生徒が加盟している農業クラブの長野県大会測量競技の部が3日、上伊那農業高校を会場に行われた。
農業クラブの各種大会の一つ、測量競技には、農業高校など県内9つの高校から各1チームが出場した。
測量は、山林調査や造園などで必要となるため、農業高校の生徒は授業で学んでいる。
競技会場のグラウンドには、6角形の図形になるように6つの杭が打ってあり、生徒は3人1組で、杭と杭の間の距離や方向を計って図面を書いたり、面積を計算し、その正確さを競った。
上伊那農業高校からは、緑地工学科の2年生が出場した。
生徒達は、真剣な表情で競技に臨み、きびきびと動いて測量していた。
大会の結果、最優秀賞は須坂園芸高校で、上伊那農業高校は入賞だった。 -
新山小で「たなばたコンサート」
伊那市の新山小学校で2日、たなばたコンサートが行われた。
たなばたコンサートは、合唱や合奏の発表の場にしようと毎年七夕の時期に開かれている。
コンサートには、新山小の全校児童31人の他に、高遠第四保育園の年長園児20人も参加した。新山保育園が休園となり、高遠第四保育園には新山地域から4人の園児が通っている。
新山小1、2年生は蜂の格好をして歌や鍵盤ハーモニカで演奏した。
5年生は3人しかいないが、2部合唱やオルガンアンサンブルを披露した。
園児達もステージに立ち、この日の為に練習してきた歌を元気いっぱい歌った。
佐々木 栄子教頭は「新山保育園が休園になっているのでコンサートを地域の園児と児童の交流の機会にしたい」と話していた。 -
伊那市保育園絵本指導計画完成
伊那市内24の公立保育園の保育士でつくる伊那市保育園読み聞かせ推進委員会は、季節や年齢に応じた絵本指導計画を作った。
計画は、4月からひと月ごと、年齢別にお勧め絵本のリスト、ポイント、簡単な紹介が掲載されていて、保育士の実践記録を書く欄も設けられている。
委員会では、今年度までに購入した1075冊を16のグループに分けて、この計画にそって市内24園を2ヶ月ごとに巡回させる計画。
計画書は、すべての保育士にいきわたるように320冊作成された。
推進委員会では、今後更に本を増やして、家庭にも貸し出しをして、読み聞かせを充実させていきたい考え。 -
神子柴で五輪塔環境整備
南箕輪村神子柴の住民有志は27日、室町時代の侍の墓とされる「五輪塔」の環境整備を行った。
神子柴の白山八幡神社近くの林で五輪塔の回りに柵を設置する作業が行われた。
作業を行ったのは、住民有志でつくる「神子柴の文化歴史遺産を伝える会」。
五輪塔は、室町時代に建てられた侍の墓とされている。
墓石が崩れ風化するのを防ぐため、まわりに16本の木を立て、そこへロープを通し柵を設置した。
会では本年度、県の地域発元気づくり支援金90万円を受け神子柴に残された26カ所の文化・歴史遺産の環境整備を行う計画で、今回はその最初の作業だった。
今後、古代の神社の鳥居跡や江戸時代の石仏、明治時代の学校跡などの整備を行い、来年1月を目標に解説を添えたマップを制作する予定。 -
伊那消防署が映画撮影で雨降り演出
伊那消防署は28日、伊那市西春近下牧で行われた映画撮影で、消防車を使い、雨降りのシーンを演出した。
梅雨の中休みとなった同日、伊那市西春近下牧で漂泊の俳人井上井月を題材にした映画「ほかいびと」の撮影が行われた。
撮影したシーンは井月が夏の夕立にあい薬師堂で雨宿りをするという場面。
映画「ほかいびと」の北村皆雄監督によると、映画をつくる際、雨のシーンなどは専門家がいてその協力で撮影するという。
しかし今回の撮影は地元に応援してもらいたいという監督の意向もあり、伊那市と消防に協力を求めたところ、快諾を得られたという。
実際に放水を行った署員は、監督の指示に従い筒先を向ける方向や水圧を調節していた。
撮影は消防のほか、地元下牧の住民の協力もありスムーズに進められていた。
映画「ほかいびと」の撮影は来年3月まで続く予定。 -
教科書展示会
南信教育事務所は、伊那市のいなっせ内にある上伊那教育会館で、教科書の展示会を開いている。
会場には、小・中・高校の教科書1000冊ほどが並んでいる。
教科書展示会は、教科書に関する県民の関心にこたえようと、毎年、南信教育事務所が開いている。
小学校では、来年度、新しい学習指導要領が完全実施されることから、内容が新しくなった平成23年度の教科書が並んでいる。
教科書の選定は、一般には市町村ごとに行われているが、上伊那では、各市町村の教育委員会が協議して、使用する教科書を決定している。
展示会場にはアンケート用紙も用意され、教科書を選定する際の参考にされるという。
この教科書展示会は、来月19日(月)まで、伊那市のいなっせ4階、上伊那教育会館で開かれている。 -
伊那北高校ペン祭
伊那市の伊那北高校の文化祭、ペン祭の一般公開が、26日から始まった。
今年のテーマは「THIS IS IT 縲怩アれが、まさに伊那北だ縲怐v。 今、ここでしかできないことを実行し、全校生徒の集大成となるように竏窒ニいう思いが込められている。
坂本竜馬を題材に、全校生徒が折り紙を細かく切って作ったモザイク画が、生徒玄関前に展示されている。顔の部分が松山敏彦校長になっているユニークな作品だ。
クラス展では、日頃食べている弁当についてまとめたり、11月に予定している長崎研修旅行のための事前学習の成果を発表している。
また、伊那北高校創立90周年を記念して今年建てられた高志館が一般開放されている。
これまでの歴史を記録した写真や、ペン祭の歴代ポスターなどが展示されている。
一般公開を前に、伊那北高校OBでバンクーバーパラリンピック、アイススレッジホッケーで銀メダルに輝いた馬島誠さんの講演会も行われた。
馬島さんは「人生を歩む中で感謝の心を忘れなければ、必要な時に必要な人と出会うことが出来る」と話していた。
伊那北高校のペン祭一般公開は27日までで、27日は吹奏学部や音楽部による演奏会も予定されている。 -
弥生高文化祭「弥生祭」26日から一般公開
伊那市の伊那弥生ヶ丘高校では、文化祭「弥生祭」が4日間の日程で行われている。
25日は、弥生祭の2日目で、午前中は各クラスがパフォーマンスを披露する「クラパフェ」が行われた。
生徒たちは、クラスごとステージに上がり、この日のために練習してきたダンスなどを披露し、教員が審査員となって点数を付けた。点数の分だけライトが点灯する仕組みになっていて、パフォーマンスを披露したクラスは、ランプの点灯する数を見て、声をあげていた。
26日、27日は、学校を開放し一般に公開する。
一般公開は、明日が午前10時から午後3時半まで、明後日が午前9時半から午後2時まで。公開中は、さまざまな出店も並ぶ予定。 -
保育士グループ関東ブロック前に練習
伊那市内の保育士でつくるグループが、来月新潟県で開かれる「保育研究大会」で発表するレポートの最終確認を、21日にした。
21日は、保育士らが集まり、発表練習と原稿の確認をした。
メンバーは、去年の10月に開かれた県の保育研究大会に出場し、「異なる年齢の子ども同士の関わり」をテーマにレポートを発表した。
そのレポートが評価され、今回、関東甲信越地区の保育園を対象とする大会に出場することになった。
発表者の浦野かづみさんは、異なる年齢の子供同士の関わり合いが、思いやりの心を育てることなどに触れ、各保育園で関わり作りのためにどのような取り組みをしているか、発表していた。
保育研究大会は来月6日、7日、新潟県で開かれる予定。 -
瑞雲墨志会会員展
下平瑞雲水墨画教室に通う生徒でつくる瑞雲墨志会の会員展が23日から、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれている。
会場には、教室に通う上伊那地区会員の作品81点と、指導者の下平さんの作品23点の合わせて104点が展示されている。
下平さんは、駒ヶ根市出身の85歳。40年ほど前から書道を始め、水墨画も描くようになった。現在は、上伊那地域で9カ所、長野市で3カ所、水墨画教室を開いていて、生徒は約100人いる。
会員展は、水墨画教室に通っている会員同士の交流を図ると同時に、一般の人にも見てもらおうと行っている。
通い始めて4年未満の新人会員や、12年以上のベテラン会員らが、思い思いのテーマを水墨画や水彩画で表現している。
瑞雲墨志会会員展は27日まで。 -
上農定時制振興会総会
上伊那農業高校定時制が本年度をもって閉校となることに伴い、資金援助や生徒の教育支援を行ってきた定時制振興会も本年度で解散となる。
振興会の最後の総会が23日、開かれた。
定時制振興会は、伊那市や南箕輪村、同窓会などで構成され、定時制への資金援助や生徒の教育支援を行っている。
来年3月に解散することから、同日は最後の総会が開かれ、本年度の事業計画と予算が承認された。
本年度は、教材費などのほかに閉校に伴い学校誌を卒業生や教育関係者に配布するための資金10万円を援助していくという。
総会では、来年3月3日に定時制最後の卒業式と閉課程式、5日に同窓会主催の記念式典を行うことが学校から報告された。
上農定時制振興会は、昭和45年に発足した。副会長で南箕輪村の征矢鑑教育長は、「これまで定時制の振興に協力させて頂いて最後の総会の日を迎えた。今年度の卒業生が自分の希望する道に進めるよう最後まで見守りたい」と話していた。 -
日本墨絵会作品展
日本墨絵展による作品展が、22日から伊那文化会館で開かれている。
会場には、南信地区からよせられた作品を中心に114点が展示されている。
日本墨絵会では会員のレベル向上のため毎年この作品展を開いている。
最優秀賞となる玉雲賞には飯田市の竹村玉愛さんの作品、凛乎(りんこ)が選ばれている。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内での主な受賞者は、日本墨絵会会長賞に箕輪町の赤羽敞子さん、日本墨絵会大賞に、伊那市の伊藤百合子さんが選ばれている。
日本墨絵会の吉澤玉昌会長は「例年になく大作ぞろい。多くの方に足を運んでいただきたい」と話していた。
この第13回日本墨絵展は、27日(日)まで伊那文化会館で開かれている。 -
伊駒流現代舞踊発表会
伊駒流舞踊会による伊駒流現代舞踊発表会が20日、伊那文化会館で開かれた。
発表会は日頃の稽古の成果を披露しようと行われたもので、73の演目が披露された。
このうち宗家家元の伊駒寿宜さんは男舞、任侠人生劇場を披露した。
伊駒流舞踊会は寿宜さんが伊那谷独自の流派としてはじめたもので、日本の伝統舞踊を基本に新しい創作舞踊を行っている。
寿宜さんは親の踊る姿を見て育ちその影響で舞踊を志したということで踊りの創作のほか、舞踊芝居も手掛けている。
20日の発表会では伊駒流舞踊会一同による伊駒音頭も披露された。
伊駒流舞踊会では踊りを通して健康づくりや人とのふれあいを広げていきたいと話している。 -
伊那西小児童がアマランサス学ぶ
伊那市の伊那西小学校の4年生10人が18日、伊那地域アマランサス研究会のメンバーに教わりながら、雑穀「アマランサス」の種をまいた。
4年生は今年、食物がどうやって育つかを学ぼうと、アマランサスの栽培に挑戦することにした。
研究会のメンバーは、「アマランサスは栄養価が高い食べ物。育てるだけでなく、食べて元気になってほしい」と話していた。
アマランサスは約1週間で15センチほどになるということで、子どもたちは今後、間引き作業などを行う。 -
芸大生が器楽講習会
伊那市内の中学校や高校の吹奏楽部の部員を対象に、東京芸術大学の学生が演奏指導する講習会が20日、伊那市のいなっせで開かれた。
器楽講習会は、10月に開かれる第24回伊澤修二記念音楽祭の事業の一環として開かれ、東京芸術大学音楽学部の学生30人が講師を務めた。
今年から講習会は、子供たちがより充実した指導を受けられるよう、時間はこれまでの半日から一日になった。
市内の中学や高校に通う生徒約240人が参加し、楽器ごとに分かれ指導を受けた。
このうちチューバ練習では、生徒から「思うような音が出ない」との質問に対し、芸大生は「ピアノなどで正確な音を聞き、イメージする事が大切」とアドバイスしてい
た。
またパーカッションの指導では、「姿勢を大切にして、力でたたくのでは無く、腕全体を使い肩からしならせるようにすると常に安定した音が出るようになる」と話していた。
東京芸術大学と伊那市は、旧高遠町出身の伊澤修二が芸大の初代学長を務めたことが縁で交流がある。 -
新講座「ふるさと再発見講座」開講
南箕輪公民館主催の新しい講座、ふるさと再発見講座が19日、村民センターで開かれ、久保から出土し、全国的に注目を集めている「人体文付有孔鍔付土器」の謎に迫った。
講座は、村に残る歴史や文化を学び、村の素晴らしさを確認するとともに、村民同士のつながりを深めてもらおうと始まった。
会場には地域住民ら約30人が集まり、村教育委員会の学芸員、友松瑞豊さんの説明に耳を傾けた。
講座の初回は、昨年9月からイギリスで開かれた土偶展にも出展された、村の文化財「人体文付有孔鍔付土器」について学んだ。
この土器は、約4千5百年前の縄文時代中期頃のものと推測され、平成7年に久保地区から出土した。
友松さんによると、この土器の用途については2つの説、「酒造器説」と「太鼓説」が立てられているという。
また、人体文の付いた鍔付土器の出土は珍しく、希少価値が高いという。
ある参加者は「今回詳しい説明を聞いたことで改めてそのすごさを感じた。この土器は村の誇り」と話していた。 -
みのわ芸術祭 10周年
箕輪町内の文化団体が日頃の活動成果を発表する「みのわ芸術祭」が19日、箕輪町文化センターで開かれた。
みのわ芸術祭は、箕輪町内の文化団体でつくる、みのわ芸術文化協会が開いていて、今年で10周年を迎えた。
節目の今年は、上伊那の郷土芸能鑑賞が行われた。
披露されたのは、地元箕輪町をはじめ伊那市や駒ヶ根市の伝統芸能合わせて5つ。
このうち、箕輪町無形文化財に指定されている、箕輪南宮神社例大祭で奉納される「お鹿行列」は、今回初めて神社以外の舞台で披露された。
お鹿行列は450年続く雨乞いの神事。
今年の例大祭で奉納を担当する福与地区の総代と氏子41人が、厳かな雰囲気の中、伝統行事の様子を再現していた。
このほか芸術祭では、絵画や陶芸などの作品も展示された。
作品展示は20日まで。 -
西春近南小でプール開き
伊那市の西春近南小学校で17日、プール開きが行われた。
全校児童151人がプールの回りに集まり、プール開きの式があった。
同日は式のみで、実際にプールには入らなかった。
式では、各学年の代表が今年の目標を発表した。
竹内実校長は、天気が悪いときも一生懸命授業に取り組む、水の中で練習することも遊ぶこともがんばる、事故の無いように安全に注意するという3つの約束を守るよう、子どもたちに呼びかけていた。
最後に子どもたちが、プールに向かってシーズン中の無事をお願いした。
西春近南小学校では、天候などを見ながら来週から水泳の授業を行う予定。 -
伊那弥生高マンドリン 全日本フェス出場へ
伊那弥生ケ丘高校器楽クラブは、7月に開かれる全国ギターマンドリンフェスティバルに向け練習に熱が入っている。
同校器楽クラブは、長野県のギターマンドリンフェスティバルで入賞し、全国フェスティバル出場を決めた。
フェスティバルは全日本高校ギターマンドリン音楽振興会が開いていて今年で40回目となる。
マンドリンのほか、ギターやコントラバスによる演奏技術を競うもので、伊那弥生ヶ丘高校は平成2年から毎年出場しているという。
過去、全国でも優秀賞を受賞したことがあるということで、生徒らは今回も上位入賞を目指し練習に励んでいる。
全国フェスティバルは7月24、25日に大阪で開かれる。