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井月映画「ほかいびと」クランクイン
幕末から明治にかけて伊那谷を放浪した俳人・井上井月の映画、「伊那の井月 ほかいびと」の本格的な撮影が始まった。
このほどは、主人公の井月を演じる俳優の田中泯(たなかみん)さんがクランクインし、井月が「鉢たたき」に出会うシーンの撮影をした。
「鉢たたき」とは、鉢や瓢箪などを叩きながら、念仏を唱えて歩いた半俗の僧侶のこと。
監督は、伊那市出身の映像作家・北村皆雄さん。
また、主人公の井月を演じる田中泯さんは、映画「たそがれ清兵衛」で最優秀助演男優賞を受賞している。
クランクアップは、井月の命日である来年の3月10日で、映画の公開は来年9月頃を予定している。
映画の制作は、井上井月顕彰会が顕彰事業の一環として取り組んでいる。制作費はおよそ3800万円を見込んでいて、企業や個人からの協賛を募集している。 -
「ブラッククレヨン」ライブ
2007年にメジャーデビューした伊那市の兄妹グループ「ブラッククレヨン」のライブが26日、伊那市で行われた。
ブラッククレヨンは兄HIROKIさんと妹のMIWAさんの2人組で活動するグループで、2年前に結成された。
今年、伊那市で2回目となるライブには約100人が訪れた。
ステージではデビュー曲などを含む8曲が披露され、訪れた人たちは手拍子をしたりして楽しいひと時を過ごしていた。
ボーカルのMIWAさんは「今年は、多くの人に出会えた1年でした。来年はもっとライブ活動をやっていきたい」と話していた。 -
江副さんゼロ磁場の土で作品
日本ガラス工芸の第一人者江副(えぞえ)行昭(ゆきあき)さんが分杭峠「ゼロ磁場」の土を使って仕上げた熔壌ガラスの作品が伊那市長谷の温泉宿泊施設、入野谷で限定販売されている。
入野谷で限定販売されているのは、ガラス製のペンダントやお守りなどで、すべて手作りでひとつひとつ色合いや形、重さが異なる。
ゼロ磁場と呼ばれる伊那市長谷の分杭峠には健康に良い「気」のエネルギーがあるといわれていて作品は、そのゼロ磁場の土が使われている。
長谷に工房があり土を高温で溶かしてガラス作品を作る熔壌ガラスの工芸家として知られる江副さんは、ゼロ磁場の土を使い、合計260個の作品を作った。
入野谷を経営する伊那市観光株式会社によると、江副さんがゼロ磁場の土を使って作品を作るのは今回が初めてで、輝きや色合いは熔壌ガラスの中でも独特の雰囲気があるという。
限定販売されているペンダントやガラスのお守りには全て江副さんのサインが入っていて、価格は1個3千円から3万円となっている。
作品に関する問い合わせは、温泉宿泊施設の入野谷(TEL98竏・030)へ。 -
上伊那の小中学校で2学期の終業式
今年も残すところわずかとなり、上伊那の小中学校では25日から2学期の終業式が始まった。
このうち伊那市の富県小学校では、全校児童138人が体育館に集まり終業式が行われた。
式の中で、1年生、3年生、5年生の児童が2学期に取り組んできた事を発表した。
このうち5年生は、環境について学習してきた。
学習では、新聞紙でエコバックを牛乳パックで小物入れを作ったということで、児童たちは苦労したことなどを発表していた。
赤羽康・ス(やすのり)校長は、「休み中は家の掃除などのお手伝いをがんばって、楽しいお正月にしてください。休み明けは元気な顔で登校してください」と話していた。
伊那市によりますと、25日市内の小中学校で終業式が行われたのは8校で、ピークは28日という。 -
伊那東小合唱団クリスマス演奏会
クリスマスイブの24日、伊那東小学校の合唱団がクリスマス演奏会を開いた。
学校の休み時間を利用した演奏会で、合唱団がクリスマスにちなんだ歌など4曲を披露した。
クリスマスに歌を歌って楽しい雰囲気にしようと、この時期に毎年開かれている恒例イベント。
合唱団は4年生から6年生までの28人で、今月に入ってから、この日の演奏会に向けて練習してきたという。
この演奏会は25日も開かれることになっている。 -
放浪の系譜~ 井月の資料展示会
伊那市美篶の青島交流センターで25日、漂泊の俳人・井上井月の残した句や地元画家が描いた井月の絵などの展示会が開かれた。
この展示会は、放浪や漂泊、遊行に焦点を当て、松尾芭蕉や井月の思想への理解を深めるイベント「放浪の系譜」縲恚轤ゥら井月まで縲怩フ一環で行われたものです。
今日は関係者や一般など約30人が井月ゆかりの品を見学した。
並んだのは、井月と交流のあった地元の画家、橋爪玉斉の子息が保管している資料。
井月は玉斉の家を訪れては、句を残していったという。
25日は2点しか確認されていないという、玉斉が描いた井月の絵のひとつが展示され、参加した人たちが貴重な資料に見入っていた。
イベントは27日までいなっせで行われ、井上井月など放浪や漂泊に関する映画の上映や講演が行われる予定。 -
伊那北英語クラブが全国優勝
伊那北高校の英語部は、先週末に埼玉県で開かれた全国高校生英語ディベート大会で優勝し、世界大会への出場を決めた。
全国高校英語ディベート大会で優勝したのは、英語部の植木美渚さん、ディッテ・マリア・ミケルセンさん、中村万里菜さん、御子柴のはらさんの4人のチーム。
大会は19日と20日に埼玉県川越市で開かれ、全国から64チームが出場した。
大会では、4人1チームで与えられたテーマについて肯定側と否定側に分かれて英語で議論する。
テーマは「日本国政府は派遣労働を禁止すべきである。是か非か」。
伊那北高校は予選4試合、決勝2試合で、東京の創価高校や兵庫県の灘高校など強豪校に勝利し、見事優勝を果たした。
また全国大会に出場した約250人の中で、最優秀賞にあたるグランドディベーターに留学生のマリアさんが、優秀賞にあたるベストディベーターに植木さんが選ばれた。
高校生英語ディベート世界大会は、来年2月に中東のカタールで開かれる。
論題は「ソマリアの軍事介入を支持すべし」「全ての国は核兵器保有権を有すべし」など4つで、全ての論題について、肯定、否定の意見を準備していくという。 -
東京農大生が漆戸醸造で酒造り実習
伊那市の漆戸醸造で、東京農業大学の学生が酒造りを学んでいる。
19日は、米を洗う洗米作業が行われた。
実習をしているのは、東京農業大学応用生物科学部醸造科学科3年の伊藤正貴さんと高橋悠さんの2人。
この実習は酒造りの現場を知り、今後の学習に役立てようと、東京農業大学が全国約60の蔵元の協力を得て行っている。
酒づくりは今が最盛期。学生たちは、冷たい水で米を洗い、水分を吸った米の重さを計るなどの作業に取り組んでいた。
漆戸醸造では、漆戸正彦社長が東京農業大学の卒業生で、毎年実習生を受け入れている。
実習では、酒造りの一通りの流れを学ぶほか、酒の瓶詰、出荷作業なども行う予定で、学生たちは25日まで、漆戸醸造に泊まり込みで酒造りを学ぶ。 -
ジャズフェスティバルin 伊那
地元バンドなど出演地元のアマチュアからプロバンドまでが出演する「2009ジャズフェスティバルin 伊那」が20日、伊那市のいなっせで開かれた。
NPO法人クラシックワールドなどが今年初めて開いたもので、地元のバンドや中学生が出演する第1部と、プロのバンドなどが出演する第2部があり、およそ250人の観客が集まった。
第1部には、伊那中学校の吹奏楽部が出演し、「シング・シング・シング」など、ジャズの名曲を披露した。 -
木下山車飾り制作追い込み
来年1月9日、10日に行われる箕輪町南宮神社の初祭りに飾られる山車飾りの制作が、追い込みに入っている。
南宮神社境内にある祭典準備室には、初祭り用に制作されてきた人形がずらりと並んでいる。
来年披露されるのは、JR木下駅前に加藤清正と虎、境内東舞台に決戦川中島、社務所前には平家の滅亡、北舞台には今回特別参加する中部小学校5年3組のおむすびころりん、そして子どもの山車飾りグループ「スマイル山車クラブ」のさるかにがっせんなど6つの舞台で、干支にちなんで虎の縁起物も登場する。
箕輪南宮神社の山車飾りは、明治の初め頃から始まり、一時は、各商店が自分の店先などに飾るなど規模も大きくなったが、戦後衰退。
昭和54年、山車飾り復活を願い保存会が結成され、昭和63年に町の無形文化財に指定された。
南宮神社の初祭りは、来年1月9日、10日で、舞台の飾りつけは6日に完了する予定。 -
高校生が選ぶ「読書大賞」
重松清作『きみの友だち』に決定上伊那の高校生が選ぶ読書大賞の審査会が19日、いなっせで行われ、上伊那の高校8校から図書委員の生徒が集まり、審査した。
この「読書大賞」は、本を通じて高校生の読む力、書く力などを育てようと、上伊那図書館協会・高校図書部会が初めて開いた。
「ともだち」をテーマにした9冊の本の中から、各学校の読者の投票と、同日集まった図書委員の生徒の投票の合計点で大賞を決める。
この日はグループディスカッションが行われ、生徒達が内容の現実味、理解のしやすさなどに着目して審査していた。
審査の結果、「共感しやすい」、「主人公の気持ちが良く分かる」などの理由で、重松清作の『きみの友だち』が大賞に選ばれた。
審査員の一人、伊那北高校の伊藤翼くんは「同世代と共通の話題で意見を交わし、高校生の感覚で大賞を選ぶ事ができてよかった」と話していた。
なお、大賞受賞作の作家には高校生が感想などを書いた手紙を送るという。 -
伊那北高校植木さん全国大会へ
伊那北高校理数科2年生で南箕輪村南原に住む植木美渚さんは、英語ディベートの全国大会に出場する。
17日、南箕輪村役場を訪れた植木さんは、唐木一直村長に大会出場を報告し、健闘を誓った。
植木さんが所属する伊那北高校の英語クラブは、県大会に4チームが参加。参加29チーム中、3チームが8位以内に入り、上田高校、諏訪清陵高校などとともに全国大会出場を決めた。
植木さんは、参加した124人中1位のベストディベーターに選ばれている。
英語ディベートは、1チーム4人で、テーマに基づいて肯定側と否定側に分かれ、英語で議論する。
今回のテーマは、「日本国政府は、派遣労働を禁止すべきである。是か非か」。
唐木村長は、日本語でも難しいテーマを英語で議論するとはすごい」と驚き、大会での活躍に期待していた。
3歳の時にカナダで生活したことがきっかけで英語に親しんでいるという植木さん。
昨年は、1年生ながら県大会で優勝していて、全国では10位だった。
全国大会は19,20日の2日間、埼玉県川越市で全国から64校が参加して開かれる。 -
県立高校入試新型インフル対策
ワクチン確保できない場合 追試験実施長野県教育委員会は、新型インフルエンザへの対応として、本年度、県立高校を受験する中学3年生全員分のワクチンが確保できない場合、追試験を実施する方向性を示した。
これは17日県庁で開かれた教育委員会12月定例会で示された。
教育委員会では、1月下旬を目途に、患者の発生状況、ワクチンの接種状況を見極め、追試験の実施を判断するという。
追試験は後期選抜のみ実施され、後期選抜の学力検査が予定されている来年3月10日から6日後の3月16日を候補日として挙げている。 -
伊那北保 園児がみそ作り
伊那市の伊那北保育園の園児たちが16日、地元の農家と一緒に、みそづくりに挑戦した。
16日は園児約100人と、保育園に給食用の野菜を提供している「野底野菜の会」のメンバーが、ビニール袋やペットボトルを使ったみそ作りに挑戦した。
伊那北保育園の子どもたちは、野菜の会のメンバーの畑で収穫体験などをしていて、今回みそ作りに使った大豆も、11月初めにメンバーの畑で拾わせてもらったもの。
最初にゆでた大豆をビニール袋に入れ、丁寧につぶし、ペースト状になった大豆に麹を入れ、混ぜ合わせた。
それを袋の中でもう一度こねてから、半分に切ったペットボトルに入れ、形を整え、塩を振りかけ、ふたをして完成。
子ども達は「こねるのが楽しかった」などと話していた。
みそは半年ほど寝かした後、給食で味わうという。 -
聖なる虹の橋コンサート
「子ども地球サミット」バックバンドメンバー演奏今年8月に南箕輪村で開かれた「子ども地球サミット」のバックバンドのメンバーが13日、南箕輪村民センターでコンサートを開いた。
演奏したのは、バックバンドでサックスを担当した中川美和さんとピアノを担当した宮島祥代さん。
会場には約200人が訪れ、演奏に聞き入っていた。
色と音楽の共演をテーマに、7色の色をイメージした曲が演奏された。
会場を訪れたある人は「照明効果と音の共演で独特の雰囲気を楽しむことができた」と話していた。 -
年賀状受け付け始まる
今年も残すところ半月あまりとなり、新年を迎える準備も本格化している。
そんな中15日から、郵便局では年賀状の受け付けが始まった。
伊那市の日本郵便伊那支店でも受付が始まり、入口に設けられたボックスに訪れた人たちが投函していた。
初日は、投函する人よりも年賀状を買い求める人の姿が多く見られた。
年賀状の販売・配達などを行っている日本郵便伊那支店によると、辰野町から東伊那までの郵便局で15日までに販売された年賀状の枚数は約74万枚。昨年より約20万枚増えているという。
昨年から販売しているディズニーキャラクターの入った年賀状や今年から販売されている色付き年賀状が人気だという。
日本郵便伊那支店では「元日に届けるために年賀状は25日までに投函してほしい」と呼びかけている。 -
伊那西小でしめ飾り作り
伊那市の伊那西小学校の全校児童71人は14日、地域の人達と一緒にしめ飾りを作った。
講師には、地元住民14人が招かれた。
伊那西小学校では、ふるさとに伝わる文化を学ぶとともに、地域の人々と交流しようと、毎年このしめ飾り作りをしている。
5、6年生になると、子どもたちも慣れた手つきで縄をなっていた。
このワラも、余分なものをとったり叩いたりと、地域の人が準備して持ってきてくれた。
最近ではコンバインで刻んでしまうことが多く、ワラも貴重になっていて、このしめ飾り作りのためにとってあるという。
子どもたちは、扇や花などを飾りつけて、しめ飾りを完成させていた。
この飾りは、各家庭で飾る予定だという。 -
いーな音楽祭2009
伊那市内の合唱団が一堂に集う、い縲怩ネ音楽祭2009が13日、伊那市の県伊那文化会館で開かれた。
い縲怩ネ音楽祭には、市内のコーラスグループや合唱団など19団体、およそ800人が参加し、歌を披露した。
伊那市民音楽祭から独立し、合唱だけの音楽祭として始まったい縲怩ネ音楽祭も、今年で9年目になる。
今年最後のステージとなる参加団体がほとんどで、今年の1年の成果を見せていた。
音楽祭の最後には「歓喜の歌」を皆で合唱した。 -
かんてんぱぱ小学生絵画コンクール
入賞作品決まる伊那食品工業(株)が主催するかんてんぱぱ小学生絵画コンクールの入賞作品が決まった。
最高賞のかんてんぱぱ賞には、伊那東小4年生の橋本 健(たける)君の作品「ファを吹いている友達」が選ばれた。
今年は、市内の小学校から900点の応募があり、入賞・入選には132点が選ばれた。 -
上伊那高校美術展と長野県高校美術展
第48回上伊那高校美術展と第31回長野県高校美術展が、今日から県伊那文化会館で始まった。
毎年開催されている上伊那高校美術展に併せて、今回は、県の高校美術展も同時開催されている。
会場には、上伊那8校の美術部から出品された120点に加え、全県から推薦された70校から150点の作品が並んでいる。
油絵が主体だが、造形作品、陶芸作品も訪れた人の目を引いていた。
どの作品も力作ぞろいで、高校生らしいみずみずしさとほとばしる感性が感じられる。
訪れた人たちは、「立派なもんだ」などと話しながら足を止め作品に見入っていた。
第48回上伊那高校美術展と第31回長野県高校美術展は、13日日曜日まで、県伊那文化会館で開かれている。 -
井上井月朗読会 稽古に熱
井上井月朗読会、風狂のうたびとのリハーサルが11日夜、伊那市のいなっせで行われました。
この日は朗読会を行う伊那文化会館附属劇団「南信協同」の団員らが集まり、リハーサルを行った。
朗読会では、江戸時代の末頃から明治の前半にかけて伊那谷を放浪した俳人、井上井月の俳句が琴や尺八の音色に合わせて読み上げられる。
井月の研究家で台本を書いた春日愚良子さんは「朗読会では井月の生きざまの一端を感じることができると思う。地元にゆかりの俳人を知ってもらいたい。」と話している。
この井上井月朗読会、風狂のうたびとは13日、いなっせ6階ホールで行われ、入場は無料、開演は午後2時からとなっている。 -
南箕輪南部小 学校支援地域本部事業 中間報告
南箕輪村の南部小学校で本年度からスタートした、地域ぐるみで学校をサポートする「学校支援地域本部事業」の実践発表会が8日、南部小体育館で開かれた。
塩沢誠教頭が保護者やボランティアら約30人を前に、これまでの活動を紹介した。
学校支援地域本部事業は、地域ぐるみで学校活動を支援するもので、上伊那では小中あわせて27校が取り組んでいる。
南部小では本年度、ボランティアが6年生の社会の授業で戦争体験を話したり、クラブ活動や学校行事を裏方として支えた。
ボランティアとして、信大生や地域のお年寄りなど50人がボランティア登録している。
事業の成果として「専門分野の話を聞くことができ、子供たちの学習意欲が高まり、教師も指導の幅が広がった」としている。
一方今後の課題として、学校の希望とボランティアの意思の調整や、ボランティアが学校に気軽に足を運べるような環境づくりをすることを挙げている。
日岐博子校長は「来年度も事業を継続し、地域に開かれた学校づくりをしていきたい」と話していた。 -
上農高と伊那養高等部 フラワーアレンジ交流
上伊那農業高校と伊那養護学校高等部の生徒が8日、フラワーアレンジメントを通して交流を深めました。
上農高校に両校の生徒合わせて約35人が集まり、クリスマス用のフラワーアレンジメントを楽しんだ。
これは交流教育の一環として行われたもので、交流を支援しているソロプチミスト伊那支部のメンバーも出席した。
生徒らは吸水性スポンジを入れたカップにガーベラやスギの実のほか、ローソクやリボンを飾りつけていた。
参加した上農生は園芸科学科で鑑賞植物コースを専攻しているということもあり、鑑賞用の花の作り方を養護学校の生徒にアドバイスしていた。
交流教育は本年度あと2回計画されていて、上農の吹奏楽部の生徒が養護学校で演奏を披露するという。
交流を支援しているソロプチミスト伊那支部は「学校の枠を超え交流を広げることで互いに視野を広げてもらいたい」と話していた。 -
箕輪中部小児童大根収穫体験
箕輪町の箕輪中部小学校の児童が9日、大根の収穫体験をした。
3年2組の児童30人が、大根の収穫を体験した。
大根畑は、農業生産法人わかば農園が、刺身のツマ用として栽培している。
今回大根を無償で給食に提供すると、わかば農園から申し出があり、子どもたちが収穫を体験することになった。
子どもたちは、200本ほどの大根を収穫し、学校に運ぶためにトラックに積んでいた。
子どもたちは、家に持ち帰る大根も貰っていて、「おでんで食べたい」「たくあんにして食べたい」などと話していた。 -
伊那フィル定期演奏会
伊那フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会が6日、伊那文化会館で開かれた。
伊那フィルハーモニー交響楽団は、伊那文化会館の建設を機に発足したアマチュアオーケストラで、現在市内を中心に約80人が所属している。
定期演奏会は年に一回開かれていて、今年で22回目を迎えた。
伊那市出身で早稲田大学OBでつくるニューイヤー祝祭管弦楽団の常任指揮者を務める征矢健之介さんを指揮者に迎え、アンコールを含む計4曲を披露した。 -
市民芸術文化祭
伊那市内の芸術文化団体が一堂に集まる伊那市民芸術文化祭が5、6日、いなっせで開かれた。
会場となったいなっせでは、6階ホールでステージ発表、2階と5階、6階の一部で作品展示が行われている。
これは、地域で活動する芸術文化団体の活動発表の場を作ろうと、NPO法人伊那芸術文化協会が毎年開いているもので、今年で6回目。
ステージ発表には2日間合わて17団体が出演し、初日はバレエや日本舞踊、フラメンコなどの発表があった
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また展示会場にはいけばなや文化刺繍、写真など、19団体の作品が200点以上並び、多くの人で賑わっていた。
ある関係者は「参加団体も少しずつ増えている。発表だけでなく交流の場にもなればうれしい」と話していた。 -
芸大生が吹奏楽部を指導
伊澤修二の縁で伊那市と交流のある東京藝術大学の学生が5日、市内の中学校で吹奏楽の指導をした。
市内3つの中学校で指導が行われ、このうち伊那東部中学校には芸大生8人が訪れた。
この演奏指導は、伊那市高遠町出身の伊澤修二が東京藝術大学の初代校長だったことが縁で毎年行われている。
この日は東部中が来年1月の長野県アンサンブルコンテストで演奏する課題曲について、それぞれのパートにわかれて指導を受けていた。
打楽器のパートでは、ドラムを叩くときに種類ごと叩き方を変えるために、腕の移動を素早くするように芸大生が指導していた。
中学生は「普段の練習ではわからないことを教えてもらえて、とてもためになる」と話していた。
芸大生による指導は6日も市内2中学校で行われる。 -
古田人形定期公演
箕輪町上古田伝統芸の古田人形芝居の定期公演が5日、箕輪町文化センターで行われた。
定期公演は、上古田に伝わる伝統芸能古田人形を多くの人達に見てもらおうと毎年12月に行われている。
会場には約400人が訪れ箕輪西小学校古田人形クラブや保存会による公演に見入っていた。
このうち箕輪中学校古田人形部は、浄瑠璃「生写 朝顔話 宿屋の段」を上演した。
箕輪中学校古田人形部は、1年生から3年生まで合わせて23人が保存会のメンバーから指導を受け日々稽古を重ねている。
古田人形部は、昭和54年に発足し今年で31年目になる。
今回上演した「生写朝顔話」は、目の見えない娘と武士の切ない恋物語。
生徒たちは人形を巧みに操り、気持ちを込めて上演していた。
また今年は、松本を拠点に全国各地で活動している「くすのき燕」さんが、人形をつかって一人芝居をし、会場を訪れた人達の笑いを誘っていた。
古田人形芝居保存会の柴登巳夫会長は「小学生と中学生による上演は素晴らしかった。これからも若い後継者の育成に力を入れていきたい」と話していた。 -
かんてんぱぱ絵画コンクール審査会
伊那食品工業株式会社が主催するかんてんぱぱ小学生絵画コンクールの審査会が、4日開かれた。
4日は、かんてんぱぱホールで審査会が開かれた。
この小学生絵画コンクールは、小学生にふるさとの自然や生活に目を向けもらい、ふるさと伊那に愛着を持ってもらおうと開かれていて、今年で5年目。
今年は、市内の全小学校・15校から、900点が寄せられた。
審査員は、伊那食品工業の塚越寛会長や、北原明伊那市教育長、信州高遠美術館の竹内徹館長、植物細密画家の野村陽子さんらが務めた。
審査員は、対象物をよく観察して描けているかなどを見ながら審査していた。
審査の結果は、今月中旬に発表予定。
なお、伊那食品工業では、このコンクールに学校奨励賞を設け、学校が希望する副賞を贈っていて、教育設備の充実にも貢献していきたいとしている。 -
箕輪北小で豆腐作り
箕輪町の箕輪北小学校の2年1組の児童は1日、自分たちが育てた大豆を使って豆腐作りに挑戦した。
箕輪北小の2年生は、大豆の学習を進めてきた。
学校近くの畑で大豆を育て、枝豆を食べたほか、味噌作りを体験するなどの活動をしてきた。
子どもたちから、豆腐を作ってみたいとの声があがり、町内で活動している農村女性の会「野良っ娘の会」のメンバーに教えてもらうことになった。
収穫した大豆のうち、1.8キロをミキサーにかけ、豆乳を作った。
野良っ娘の会のメンバーは、豆乳ににがりを入れ、丁寧にかき混ぜるなど指導をしていた。
型に入れて15分ほど待つと、豆腐が出来上がった。
野良っ娘の会の関幹子会長は、「子どもたちに、こういう機会を通して、農業や食べるということを伝えていきたい」と話していた。