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伊那市 大萱で百八灯
伊那市西箕輪の大萱地区で16日、108つの火の玉をつるす送り盆の伝統行事、百八灯が行われました。
この日は会場となった大萱グラウンドに多くの地区住民が集まり、盆踊りや振りまんどを楽しみました。
イベントが終わると、会場を囲むようにつるされていた布製の玉に火がつけられました。
百八灯は、盆の送り火として、また無病息災や害虫駆除を願って、除夜の鐘の数と同じ108つの玉に火をつけるものです。
会場はつるされた108つの火の玉によって、幻想的な雰囲気に包まれていました。 -
伊那市天竜川で 精霊流し
灯篭を流して霊を供養する、精霊流し大法要が16日、伊那市坂下区の天竜川沿いで行われました。
精霊流し大法要は、伊那仏教会が亡くなった人たちの霊を供養しようと、坂下区商工会と協力して毎年行っているものです。
この日は伊那市内の新盆の家族を中心に、先祖代々の霊や戦没者の霊を供養しようと、およそ250人が集まりました。
参加者らは法要を行ったあと、それぞれ思いを込めた灯篭を天竜川へと流しました。
流された灯篭は静かに川を下っていき、参加者らはその様子をずっと見つめていました。 -
箕輪町で無形文化財「おさんやり」
箕輪町の南小河内区に伝わるお盆の伝統行事で、町の無形民族文化財に指定されている「おさんやり」が、16日に行なわれました。
おさんやりは、区内を流れる、「大堰」(おおせぎ)が天竜川とは逆に流れている為、疫病や災いの原因とされ、その厄を払う目的で始まったといわれています。
夕方、白い服を身に纏った、地区の男達が、およそ600キロの舟を担ぎ上げると、お舟の巡航がはじまります。地区の災いを舟にのせ、地区外へ運び出すものとされ、2時間かけ地区内を練り歩きます。
日が沈み、暗くなると、おさんやりもクライマックスを迎えます。
男達は、広場に置かれた、舟を担ぎ上げると、木の回りを3周し、その後、左右に揺らしながら、舟を壊しました。
舟の破片は、玄関に飾ると、厄除けになると言われ、集まった人達は1年間の無事を祈りながら、破片を拾い集めていました。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
美篶三峰川で水生生物調査
川の生き物を通して水質を調べる水生生物調査が17日伊那市美篶の三峰川で行われました。
これは子どもたちに、水環境に関心を持ってもらおうと、川の環境保護活動などに取り組む、三峰川みらい会議が行ったものです。
17日は市内の子どもたちやその保護者などおよそ40人が集まり川にはいって、そこに住む生き物をつかまえていました。
子どもたちは網を使って生き物をつかまえると、きれいな水に住むもの、少しきたない水に住むものなど4種類に分けていました。
調査の結果、ヒラタカゲロウやヘビトンボなど、きれいな水に住む生き物が多くみつかり、三峰川はきれいな水ということが確認されていました。
この調査は、三峰川のほか天竜川やその支流でもおこなわれていて、国土交通省が結果を冊子にまとめる予定です。
三峰川みらい会議では、秋には魚のつかみ取りなどをおこなうことにしていて、子どもたちに、川に親しんでもらうことにしています。 -
伊那市で助産婦呼び子育て相談会
伊那市の竜南子育て支援センターで今日、助産師による子育て相談が行われました。
市内5つの子育て支援センターでは、今年に入って定期的に助産師による子育て講座を開いています。
今日は竜南保育園に、伊那市富県の助産師 鹿野(しかの)恵美(えみ)さんが訪れ、3人の母親から子育てに関する相談を受けました。
「なかなか離乳食に切りかえられない」との相談に鹿野さんは、「おやつでも、オニギリやパンをあげると自然に食べるようになる」とアドバイスしていました。
ある母親は、「近くに相談できる両親がいないので、とても参考になる。本には書いてない事もたくさんあるのでびっくりした」と話していました。
次回、助産師による相談は 10月23日(木)富県子育て支援センターで行われる事になっています。 -
伊那市の小学校、2学期始業式
伊那市の小学校で19日、2学期の終業式が行われ、学校に元気な子供達の姿が戻ってきました。
伊那東小学校では、日焼けした 人の児童が体育館に集まり始業式が行われました。
式の中で山本かずお校長は、勉強など毎日コツコツと取り組み実りのある2学期にしましょうと児童たちに呼びかけました。
また、2年生と5年生の児童が2学期の目標を発表しました。
2年の中村恵さんは今年、漢字検定があるので国語の時間にしっかり覚えて合格したい。
5年生のふりはたゆいさんは、授業中は先生の話を聞き、目標を持って2学期を楽しく過ごしたいと発表していました。
教室に戻った子供達は休み中の課題を提出したり、夏休み中の思い出を話し合っていました。 -
天山の末裔伊賀焼寄贈
高遠藩士、阪本天山の末裔で陶芸家の坂本としひとさんが20日、伊那市に伊賀焼きの壺を寄贈しました。坂本さんが伊那市役所を訪れ北原明教育長に壺を手渡しました。
坂本さんは高遠藩士、阪本天山の7代目にあたります。
三重県に生まれ伊賀焼きの3代目として県展にも入選するなど陶芸家として活躍しています。
今回、阪本天山の縁で、「伊賀耳つき花いれ」を伊那市に寄贈しました。
坂本さんによりますと、伊賀焼きは「歪みの美」また「ひずみの美」といわれているほか、作品に耳をつけ全体のバランスを整えるところが特徴だということです。
伊賀焼きは一次途絶えていたということですが、坂本さんのおじいさんが復活させ、受け継いでいます。
坂本さんはあすから、伊那市のベルシャイン伊那店で作陶展を開くということで、伊賀焼きの素晴らしさを、多くの人に知ってもらう機会にしたいと話しています。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
伊那市天使幼稚園でシャボン玉ショー
伊那市の天使幼稚園で今日シャボン玉ショーが行われました。
ショーを行ったのは、愛知県豊田市で活動している、「夢広場」の代表、鈴木(すずき)和明(かずあき)さんです。
夢広場は、愛知県の保育園を中心に活動していますが、活動の場を広げようと、今日は長野県で2回目のショーを天使幼稚園で行いました。
鈴木さんが、保育士と一緒に、うちわやサンダルなど少し変わったものでシャボン玉を作ると、子供達から歓声が上がっていました
この後全員が一人ずつ大きなシャボン玉の中に入って遊びました。
鈴木さんは「子供達が喜んでくれるのがうれしい。今後は全国の子供達にシャボン玉を見せたい」と話していました。 -
伊那中央病院で高校生一日看護体験
高校生の1日看護師体験が8日、伊那中央病院であった。上伊那を中心に8つの高校の男女49人が体験した。
1日体験は、看護の現場に触れて将来の職業選択の一つにしてもらおうと毎年行われているもの。8日は、看護師17人が指導にあたり、包帯の巻き方や足などの洗い方、患者とのコミュニケーションのとり方などを学んだ後、実際に病室で実習した。
高校生は「お湯の加減はどうですか?」などと声をかけながら丁寧に洗っていた。足を洗ってもらったお年寄りは「とても気持ちいい。今日は、気持ちよさと嬉しさで、しっかり眠れそうだよ」と満足そうだった。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
小学校教諭対象に林業体験
地元の小中学校の教諭を対象にした林業体験会が、8日、伊那市手良にある国有林で行われた。上伊那の小学校の教諭3人が参加した。
先生たちに林業体験をしてもらい、学校の授業などで生かしてもらおうと、林野庁の中部森林管理局と県が開いたもの。森林の役割や鹿による食害などについて学び、実際に山に入り、ヒノキの間伐作業をした。
指導したのは、南信森林管理署の森林官で、「のこぎりを大きく動かして切る」「切ったものは、次の作業がしやすいように置いておく」などアドバイスをしていた。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
信大で青少年のための科学の祭典
子ども達が体験しながら科学を学ぶ、青少年のための科学の祭典が9日から、南箕輪村の信州大学農学部で始まった。
子ども達に自然の不思議や大切さを、科学を通じて感じてもらうことを目的に、毎年信州大学で開かれているもので、農学部での開催は6年振り2回目。
子ども達が研究発表するブースもあったほか、夏休みの自由研究の課題を見つけようと、多くの小学生が保護者が訪れた。
南箕輪村南部小の理科実験クラブは、酸性やアルカリ性を利用した色水の科学についてブースを出展。赤ジソからとった色水に石灰水やレモン汁を入れて、なぜ色が変化するのかを説明していた。
千曲市立更埴西中学校のブースでは、鉄板をこすって振動を起こすことで、鉄板に乗せてある砂が音を発しながら一定の方向に移動する仕組みが説明されていた。
訪れていたある子どもは「見たことのない実験や、びっくりするような実験がたくさんあって楽しい。」と目を輝かせていました。
この青少年のための科学の祭典は、明日午後3時まで南箕輪村の信州大学農学部で開かれています。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
高校演劇部に県伊那文化会館のスタッフが舞台技術セミナー
上伊那地区高校演劇連盟の加盟高校の生徒は9日、伊那市の県文化会館で舞台技術について学んだ。演劇連盟に加盟する6校の演劇部員、およそ60人が、県文の舞台課の3人から技術を教わった。
このセミナーは、来月開かれる上伊那地区の合同演劇発表会を前に、舞台の仕組みを知って、技術を高めてもらおうと、県文の舞台課が企画したもの。音響、照明、大道具の3種類について説明がありました。
音の素材が足りない場合は自分たちで音を作る。照明はストーリーの内容に沿った空間を演出できるよう大きさを調節して照らす。大道具はプランを決めて動かせるようにしておく竏停・など、それぞれ説明があった。
参加したある生徒は「今まで細かい演出を考えていなかったが、セミナーに参加して一歩ふみ込んだ演劇ができるようになりそう」と話していた。
生徒たちが練習の成果を披露する、上伊那地区の合同演劇発表会は、9月21日に県伊那文化会館で開かれる。 -
箕輪進修高2部生徒、半数が3年間で卒業を希望
08年度から多部制単位制としてスタートした箕輪進修高校の2部に通う生徒のうち、半数が3年間での卒業を希望していることがわかった。6日開かれた学校評議員会で荒井和人校長が報告した。
2部に通う生徒は41人で、4年間が基本となっていまるが、22人の生徒が3年での卒業を希望しているという。
学校では2年に進級するときにあらためて、希望を聞き、1部への移動ができるよう、対応していきたいとしている。
評議会では他に、部活動を充実させるべきといった意見や、女子の制服も検討してほしいといった意見が出された。
学校では様々な生徒の要望に答えながら魅力をアピールしていきたいとしている。 -
戦争体験聞き取り発表、県教組上伊那支部の平和の集いで
長野県教職員組合上伊那支部による、反核反戦平和のつどいは6日、いなっせで開かれた。
伊那東小学校6年栗組の児童が、お年寄りから聞いた戦争体験をまとめ発表した。栗組では総合学習の時間に、祖父母や近くに住むお年寄りから戦争体験を聞き、その恐ろしさや、悲惨さなどを学んできた。
児童らは伊那市に軍事用の飛行場があったこと、また戦闘機はガソリンが不足していたため、松の油を使って飛んでいたことや、金属類は全て国が集めお寺の鐘を運んだことなどを借りてきた写真をスライドに写しながら発表していた。
児童らは「当時は国のためといって戦争をしたが、本当は戦争をしないのが国のため」だと話し、平和の大切さを実感しているようだった。 -
箕輪進修高校3カ月
箕輪進修高校が校名を変更し、多部・単位制へと移行して一学期が終わった。上伊那で初の多部・単位制高校として軌道に乗りつつあるが、改善点なども見え始めている。
県教育委員会の高校改革プランにより、4月から多部・単位制へと移行した箕輪進修高校。同校の多部・単位制は、一日4時間の定時制で、所属するクラスによりそれぞれ授業時間がI部(午前9時縲・2時半)、II部(午後1時20分縲恁゚後4時50分)、III部(午後5時20分縲恁゚後8時50分)の3つに分かれており、4年間で卒業となる。ただしI部には午後3時までの授業が、II部には午前10時50分からの授業が設けられており、それを受けると、1日6時間授業が可能となり3年間で卒業ができる。
多部・単位制1期生として普通科I部に69人、II部に41人、III部に12人とクリエイト工学科I部に40人が所属。クリエイト工学科は箕輪工業高校の総合工学課の授業内容を引き継いでいる。
職員は66人(校医、薬剤師を除く)。教職員はそれぞれ所属を「全日制、多部制・単位制I、II部」と「定時制、多部制・単位制III部」に分かれ指導。
授業料は1単位1620円というシステムになっている。
部活動にはI部の生徒を中心に162人中66人が参加。
またI部では全生徒が、II部では半数の生徒が6時間授業を受け、3年間での卒業を考えている。
同校によると多部・単位制は現状では軌道に乗りつつあるが、日課時間に修正を加えるべき点もあるとのこと。修正ポイントは、下校時間とJR電車の運行時間が合わない生徒がいることなどで職員による「多部・単位制運営委員会」を中心に検討し、改善を考えている。
II部の生徒は、「登校時間の電車も空いているし、時間にゆとりがあっていい」と話していた。また帰宅については「帰りの電車は、授業が終わってから急げば間に合うけど、みんなだいたい次の電車に乗ってる」とのこと。その間は自分の勉強を進めたり、部活に出るなどして調整している。「自分によく合っていて通いやすいと思う」と話していた。 -
ふれあいキャンプ二次キャンプ開催
子どもたちの自主性・社会性の育成を図ることなどを目的とする駒ケ根市の「アルプスふれあいキャンプ」の二次キャンプがこのほど、3泊4日日程で戸倉山キャンプ場で開かれた。1次キャンプに参加した児童や生徒など32人が参加。親から離れた環境の中、登山やキャンプファイヤー、野外での食事作りなどに取り組む中で仲間との絆を強め、さまざまな思い出をつくった=写真。
社会構造が変化する中、その変化に対応しきれない児童、生徒が全国的に増加している。駒ケ根市のふれあいキャンプはこうした子どもたちの支援を目的として始まった取り組み。学校とは離れた自然中で仲間とともに生活する中で、自主性や協調性を身に付け、元気を取り戻そうと10年近く続いている。
2次キャンプの目的は子どもたちの生きる力を育むこと。初日に実施した戸倉山への登山は、参加者全員が臨み、頂上を目指した。
今回初めて登山に挑戦した児童は「登っている時は足も痛かったし辛かったけど、頂上を見た時は『登って良かった』と思った」と笑顔で話していた。
また、別の児童は「一次キャンプの時は知らない子ばかりで不安だったけど、一次キャンプ友だちもできたので、二次キャンプは楽しみだった。来てよかった」と語った。
同キャンプのチーフリーダーを務める堀内豊彦さん(66)は「実際に子どもたちの変化を見られるのは、もう何週間か後だが、親から離れ、友だちだけを頼りに自然の中で生きる中で、子どもたち自身、生きるということは一人の力ではないことを感じていると思う」と話していた。 -
茜織展今年も上高地で
感じたイメージを豊かな色彩で表現する・ス茜織り・スを提唱する宮田村大原区の辰野恭子さんと村内外の創作仲間16人が10月、上高地アルペンホテルで展覧会「茜織展」を開く。好評だった昨年に続き2回目で、宮田村と上高地の自然を題材にした作品を多数出品。全国から訪れる観光客の目を織物で楽しませる。
松本市政施行100周年記念事業の一環として開かれた昨年の展覧会。「岡山でもやってほしい」など来場者の反響は大きく、展覧会を通じて全国に交流の輪も広がった。
辰野さんらは上高地へも足しげく通い、今年の展覧会に向けてイメージを増幅。
また、身近な宮田村の情景にも想いをふくらませ、白銀の冬の木立ちや緑あふれる宮田高原など、感性を磨きながら作品を仕上げている。
「通り過ぎるとただの風景も、色に残すとまた違った趣きがあることに気付かされますね」と辰野さんら。
「全員が大切につくる織物。何か感じてもらえればうれしいですね」と話した。
会期は10月3日から11月3日まで。問い合わせは辰野さん85・3590まで。 -
保育園で夏まつり
宮田村の3つの保育園は恒例の夏まつりを各園で開き、友だちや家族と一緒に園児たちが楽しい夏の思い出をつくった。
中央保育園では、園児、職員、保護者が手づくりで出し物やイベントなどを用意。アットホームな雰囲気に包まれながら、夏の夜の一日を満喫した。
年長園児がつくったトトロの森も大人気。ファンタジーの世界も楽しめ、ゲームあり、お化け屋敷ありと多彩な内容で賑わった。
縁日風情も味わいながら、最後は花火大会で最高潮。交流の輪を深めていた。 -
夏休みは有意義に はせっこサマースクール
伊那市の長谷公民館などを会場に、29日、小学生を対象にした「はせっこサマースクール」が始まった。8月1日までの日程で、土器作りなどの体験を通して長谷の良さを再認識するねらいで、1縲・年生の22人が申し込んだ。
これは、生活が乱れがちになる夏休みを規則正しく過ごせるように、長谷公民館と長谷教育振興課が初めて企画。期間中の午前8時半縲恁゚後4時、児童たちを集めている。
午前中に座禅と夏休みの宿題を片付け、自分たちで昼食を作って食べたあと、午後の体験学習。日替わりで土器作りや図書館にある本を使って戦争についての平和教育などに取り組む。
初日は20人が参加し、昼食に流しそうめんを楽しんだ。
縦に割った長さ8メートルの竹の節を取り、縦割りの班ごとにゆでたそうめんを流した。「そうめんが来ないよ」と一番下のざるで待ち構える児童も。
長谷小学校3年生の女の子(9つ)は「座禅は足が痛くて、早く終わってほしいと思った。土器作りとかが楽しみ」と話した。 -
子どもクッキングで朝食の大切さを学ぶ
1日の活力源となる朝ご飯を自分たちで作ってみよう竏窒ニ27日、第4回子どもクッキング教室が駒ケ根市の保健センターであった。市内の小学校に通う小学3年生から6年生までの約50人が集まり、自分たちで簡単につくれる朝ご飯メニューを作りながら、朝食の大切さを学んだ。
子どもクッキング教室は、子どもたち自身に「食」に対する関心を深めてもらうことなどを目的として市食育懇話会「子どもたちの食育部会」が05年から開催している。
今回は「元気のでる朝ごはんメニュー」と題して、おにぎりやさつま汁など6種類のメニュー作りに挑戦。児童らの指導には給食センターの調理員や食生活改善員、こまちゃん食育応援団のメンバーなどが協力し、包丁の使い方から味付けの方法などを伝授した=写真。
この日参加した赤穂小学校3年生の北原寧々さん(8)は「上手にできた。食いしん坊なので、食べるのが楽しみ」と話していた。
また、調理に先立ち、朝ご飯についての話もあった。 -
琴伝流大正琴「虹彩」第28回上伊那地区交歓会
琴伝流大正琴上伊那地区指導者会「虹彩」の上伊那地区交歓会が27日、箕輪町の町文化センターであった。約50グループ・教室が出演し、練習の成果を披露した。
今回で28回目の同交歓会は、毎年1回、飯島町、駒ケ根市、伊那市、箕輪町で持ち回りで開いている。
それぞれそろいの衣装を着て、「大きな古時計」「異邦人」「人生いろいろ」など34曲を演奏。
最後に「故郷」を指導者たちが演奏し会場の参加者全員が合唱した。
また交歓会では20年継続者と80歳以上の門下生の表彰もあった。 -
長野県吹奏楽コンクール高校部門A編成中南信地区大会
伊那県民文化会館で27日、長野県吹奏楽コンクール高校部門A編成の中南信地区大会があった。南信の19校が出場し、県大会出場を目指し演奏した。
長野県吹奏楽コンクール高等部門は、楽団編成により、A(1校単独で50人まで。課題曲と自由曲演奏)、B(単独または複数校で30人まで。自由曲)、C(単独または複数校でA・Bに出場しない生徒で構成し人数制限なし。自由曲)の3部門がある。
A部門は東北信地区大会(15校)、中南信地区大会合わせて34校が出場。そのうち県大会へは各地区からそれぞれ9校が出場できる。
上伊那で出場したのは伊那北、伊那西、伊那弥生ケ丘、赤穂の4校で、弥生ケ丘と赤穂は県大会への出場を決めた。
大会結果は次の通り。
▽金賞(県大会出場)=松本深志、松本美須々ケ丘、松本蟻ケ崎、豊科、塩尻志学館▽銀賞(県大会出場)=松本県ケ丘、伊那弥生ケ丘、赤穂、下諏訪向陽▽銀賞(そのほか)=東海大学付属第三、飯田風越、松商学園、飯田、伊那北、諏訪清陵、諏訪二葉、下諏訪農業▽銅=木曽・木曽山林・木曽青峰、伊那西 -
長谷の糸ぐるまが、市町村合併後、初めて高遠町の民話「狐の曼荼羅」に挑戦
長谷に伝わる民話を切り絵紙芝居にして、語り伝えてきた「糸ぐるま(久保田文子代表)」は、民話のテーマを伊那市内の他地区に広げ、初めて高遠町の民話を題材にした切り絵紙芝居「狐の曼荼羅」を製作。28日、この民話が伝わる高遠町西龍寺(清水俊一郎住職)で初上演した。
会場には夏休み中の小学生や門徒ら20人余が集まり、画面を見入り、日々努力、精進し、弥陀の世界に入った白狐の化身「お松」に思いを重ね、感動を共有した。
大型紙芝居9作目、13枚で構成する「狐の曼荼羅」は、今から約500年前、西龍寺にお松という、働き者で心優しいお手伝いさんがいた。長年一生懸命働いていたお松はある日「里に帰りたい」と暇ごいをした。最後のお勤めを済ませたお松は「お礼に」と1枚の絵を書き残して立ち去った。その後、住職は墓地で眠るように死んでいる白狐を見つけ、尻尾の先に墨がついているのを見て、ハタと「お松は白狐だったのか」と気づいた。白狐を手厚く葬った住職は、お松の残した絵をよく見ると、あちこちに毛がついていた。この狐は生死の境をさ迷っている間に、諸仏の悟りの境地である弥陀の世界を描いたものと伝えられ、今も大切に保存されている-というストーリー。
久保田さんは「寺に伝わる『狐の曼荼羅』を見せていただいた時は、感動で涙が止まらなかった。こんなすばらしい話を紙芝居にして、みんなに見てもらい、ふるさとを大切にする心が育めばと思った。これからも市内の民話を掘り起こし、伝えていきたい」と話す。
同寺の清水昭代さんは「寺の風情が伝わるすばらしい色彩の紙芝居に感動した。多くのみなさんに紙芝居を通じて民話『狐の曼荼羅』が知ってもらえればうれしい。『曼荼羅』もこの紙芝居も寺の宝」と感謝した。
また、久保田さんは「民話の本筋を変えず、いかに物語を膨らませるかに苦労した」とも。 -
西箕輪南・北保育園交流川遊び
伊那市の西箕輪南部保育園と北部保育園は25日、南箕輪村大泉所ダム上の大泉川の川原で年長児交流川遊びをした。園児はチューブ乗りや魚つかみなど歓声を上げて自然の中で元気に遊んだ。
同じ西箕輪小学校に入学するため2園で交流をしており、川遊びも毎年合同で実施。保護者も参加し、大自然の中ならではのダイナミックな遊びを楽しんでいる。
園児22人は、プールで練習を重ねたチューブ乗りに挑戦。川底の石にお尻が当たらないように少し技術を要する乗り方もなんとか上手にこなし、笑顔でお父さんや保育士の待つ下流へ。転覆のハプニングもあり、中には「もうやらない」と話す園児もいたが、多くは「楽しい」「もう1回やる」と順番待ちの列に並んでいた。
父親参観などで作った木の舟を川に浮かべ、勢いよく流れる舟をキャーキャーとはしゃぎながら追いかけたり、放したニジマスつかみをしたりと、水しぶきを上げて楽しんでいた。 -
マルコミ・コットンクラブ(竹中理恵子さん講師代表)
駒ケ根市すずらん通りのコットンショップ・マルコミ(小林好恵店主)が主宰するパッチワーク教室「マルコミ・コットンクラブ」は9月27、28日、駒ケ根市文化センター小ホールでクラブ結成25周年記念「パッチワークキルト展-リバティーに恋をして-」を開く。講師代表の竹中理恵子さん(宮田村)、講師の林和子さん(飯島町)、唐沢芳子さん(駒ケ根市)、宮沢公子さん(駒ケ根市)の4人にグループ顧問の下島みねさん(駒ケ根市)も加わり、5年振りの記念展に向けて、内容を検討している。
同グループは25年前、パッチワーク界をリードする東京の古矢美智子さんから直接指導を受けた竹中さんを講師に、本町にあったマルコミの旧店舗でスタート。竹中さんは古矢さんから繊細できれい、正確なパッチワークの技術を習得し、講師の資格を得て、月1回3教室で指導。店舗を現在地に移転してから、生徒数が増えたため、熱心でセンスのよい生徒の中から、古矢さんの推薦で新たに3人の講師が誕生。竹中さんを加え4人が交替で月1回、12教室を受持ち、生徒数は68人の大所帯に膨れ上がった。60代を中心に30代から80代と年齢幅は広い。
「リバティーに恋して」をテーマに開く同展では、全員がリバティープリントタナローンをふんだんに使用したビクトリア、アールヌーボー、オリエンタル風の作品を製作。120センチ四方の大作が68枚ずらりと並ぶとあって、見ごたえ十分。
「リバティー」とは針仕事をする女性なら1度は憧れる、イギリスの最も華やかで豊かなビクトリア時代に生れ、布に対するこだわりが百年以上経た今もますます、世界中の人々を魅了している。
ほかに、50センチ四方の作品48枚をつないだハワイアン調のキルト「フレンドシップ」も展示する。
パッチワーク歴30年の竹中さんは「単純な図形から複雑な造形美まで、奥が深い」。宮沢さんは「色々な布を使い、さまざまな作品ができる。色の組み合せにより、同じ布を使っても全く別な作品ができる」と、パッチワークの魅力を。
唐沢さんは「手を掛ければ掛けただけ、すばらしい作品ができる」。林さんは「物作りが好き、針と糸さえあれば、どこでもできる」。最年長の下島さんは「パッチワークは元気のもと、長生きの秘訣」とそれぞれ、パッチワークの楽しさを話した(大口国江)
かこみで
パッチワーク・キルト展
日時・27日午前10時縲恁゚後8時、28日午前9時縲恁゚後6時。
場所・駒ケ根文化センター小ホール。
入場無料。
詳細・コットンショップ・マルコミ(TEL83・2553) -
子どもたちが県宝の障子張り
宮田村公民館の親子体験講座「われら、かかし隊」は26日、県宝に指定される宮田宿本陣旧新井家住宅(新田区)で宿泊体験した。古くなった本陣の障子張り替えにも挑戦。歴史的建造物で寝泊りし、夏休みの思い出をつくった。
今から約250年前の江戸時代後期に建てられた本陣。訪れた子どもたちはさっそく、管理者のシルバー人材センター会員から手ほどきを受け、障子張りに汗を流した。
ハケで丁寧にのりを塗り、初めての体験に興味深げ。「結構大変だね」と話しつつ、作業を進めた。
この日は、身分の高い武士が宿泊した同じ場所で寝泊り。ひとときの・スタイムスリップ・スを満喫し、豊かな村の歴史にふれていた。 -
伊那市の教育を考える懇談会
「伊那市の教育を考える懇談会」(座長・松田泰俊市教育委員長)は24日、08年度第1回の会合を市役所で開いた。小中学校の校長、PTA会長、社会教育委員、公民館長のほか、市教育委員など約20人が出席し「ノーテレビ、ノーゲーム、読書の日、ノー携帯」をテーマに意見を交わした。
ノーテレビについて参加者からは「必ずしも悪いとばかりはいえないのでは。良いところは認めるべき」「だが、子ども自身では判断できない」「問題点を洗い出し、功罪をはっきりさせることがテレビとの適切な付き合い方を探る第一歩になる」などの意見が出た。
懇談会は昨年初めて設置され、3回の会合の中で「今の子どもたちは知識はあるが知恵がない」「先生の仕事が忙しすぎて、子どもと向き合う時間が少ない」などの意見が出された。本年度は引き続いて全4回を開き、学力向上支援、不登校、親学、学校を支援する地域組織のあり方などについて論議していく。次回は9月開催予定。 -
宮田小で終業式
宮田村宮田小学校は25日、1学期の終業式を開いた。2年、4年、6年の代表が学期を振り返り、頑張ったことなどを発表。自身の成長を確かめつつ、夏休みに入った。
2年の浦野京弥君は、一生懸命に挑んだ水泳の息つぎや鉄棒の逆上がりなどについて話した。
4年の原田渚さんはクラス替えで不安だった4月から、水の研究などを通じて学級がひとつになった現在までの様子を紹介。
6年の塩澤侑奈さんは、校内清掃にふれ「これからも下級生の見本になりたい」と語った。
2年の鈴木未唯さんと松井彰紀君は、なわとびの成果を実演で発表。連続2重とびなどを軽々とこなす2人に、全校の拍手がこだました。
清水閣成校長は「みんなはまだまだ力を持っている。努力し、自信を深め、いい1学期になりました」と教え子たちをほめ、有意義な夏休みになるよう呼びかけた。 -
宮田中2年の夏目玲さん、海外語学研修でNZへ
上伊那4市町村の中学生を対象にしたニュージーランドへの海外語学研修に宮田村から唯一参加する宮田中学校2年の夏目玲さん(14)は25日、清水靖夫村長らを役場に訪ねて出発のあいさつをした。「日本とは違った文化を学んできたい」と力強く語り、12日間にも及ぶ体験に想いを馳せた。
以前から語学研修への参加を考えていた夏目さん。父親が今春から海外へ転勤となり、あきらめかけたが、母親の強い後押しで参加を決めた。
「現地の学校で会話をしたい」と、今からニュージーランドでの生活が楽しみな様子。
清水村長と新井洋一教育長は「色々挑戦、体験して。感じたことは、学校に持ち帰りみんなに話してあげてください」と励ました。
夏目さんは伊那市、箕輪町、南箕輪村の各中学校から参加する生徒17人とともに来月1日出発。
主に北部のハミルトン市でホームステイし、語学研修や現地校生徒と交流もする。
村教育委員会は現地で早く仲良くなれるようにと、うちわ、ふろしきなど日本らしいおみやげを夏目さんに託し、帯刀昇校長は「彼女がどんなことを学んでくるか楽しみ」と期待を寄せた。 -
宮田小合唱団、コンクール控え全校に課題曲披露
来月6日のNHK合唱コンクール南信Bブロック予選に出場する宮田村宮田小学校合唱団は25日、同校の1学期終業式で本番で歌う課題曲を披露。楽しげなハーモニーに、全校児童はエールを送った。
春から練習を続けてきた約40人の団員。夏休みも返上でコンクールに臨むが、終業式では課題曲「このほしのゆくえ」を心ひとつに歌った。
本番では信州の方言を散りばめた「かぞえうた」を自由曲に選択。難しいアカペラに挑むが、顧問の森田ひろみ教諭は「歌の楽しさを感じつつ、ハーモニーが上手に重ねられれば」と期待する。