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東中に横断幕寄贈
全国中学校駅伝競走大会(12月15日、山口県)に男女アベック出場する駒ケ根市の東中学校陸上部の活躍を祈って、1982(昭和57)年度に卒業した同窓生らが来年厄年を迎えるのを機につくる羊申(ようしん)会(松井和彦実行委員長)は10日夜、応援用の横断幕を母校に寄贈した=写真。松井実行委員長ら役員5人が学校を訪れ「後輩のために何かしたいと考えた。大会ではぜひ頑張ってほしい。陸上部だけでなく、ほかの部でも応援に使ってほしい」と小木曽伸一校長に手渡した。小木曽校長は「素晴らしい幕をいただいて感激。お気持ちを大事に頑張りたい」と感謝を述べた。
横断幕は幅6メートル、高さ90センチ。丈夫なビニールシート製で、青色地に「一致団結東中」の文字が白色で書かれている。同会は厄年の記念品を来年あらためて贈ることにしている。 -
禁煙友愛会カレンダーにポスター掲載で表彰
日本禁煙友愛会が毎年会員に発行しているカレンダーに箕輪町では唯一、箕輪西小学校の垣内夕さんが応募したポスターが掲載されたことを受け、同会箕輪町支部の小林曽支部長が同小学校を訪れ、賞状などを送った。
同会は今年6縲・月始めに県内外の小学校4年生と中学校1年生を対象に禁煙を呼びかけるポスターを募集。6150点の応募があり、その中からカレンダー掲載用に中北信版(他県も含む)と南信版それぞれ9点ずつ選んだ。上伊那では垣内さんと伊那東部中学校1年の梅垣里沙さんの作品が選ばれた。
賞状と景品を受け取った垣内さんは「タバコはまわりにも自分にもよくないので、そこを分かって欲しいと思った」と作品に込めた思いを話した。
垣内さんの作品は青地にタバコを吸っている3人の顔が描かれている。特にこだわったところは、「煙が長く伸びていくところ」とのこと。
また、同禁煙ポスターで佳作をとった同校4年生の小嶋穂乃花さんと加藤夏海さんもそれぞれ表彰された。 -
第55回全国高等学校定時制通信制生徒生活体験発表大会で厚生労働省職業能力開発局長賞受賞
箕輪工業高校定時制4年生
箕輪町上古田
押野悟司君(18)ここまで自分が成長してこれたのも、中学の時の経験があったからこそ。不登校になったのも、ここ(箕輪工業高校定時制)に入学したのも必然だった。それを受け止め、考えて行動した結果が今なんだと思うんです竏秩B
定時制、通信制の高校で学ぶ生徒が、学校生活を通して感じ、学んだ体験を発表する「生活体験発表大会」。その第55回全国大会(11月24日、東京都新宿高校)に県代表として出場し、箕工定時制で過ごした自身の成長を見つめた『努力と結果』を発表。見事厚生労働省職業能力開発局長賞に輝いた。
「昨年も県大会まで行ったので、今年は上を狙うつもりはなかったんです。このテーマを選んだのは、もう4年生だし、これまでの自分を振り返ろうと思って。でも、賞をもらえたのは素直に嬉しい」と笑顔を見せる。
◇ ◇
中学2年の夏、いじめを原因として不登校になった。それ以降、中学校には行っていない。
これまでの遅れを取り戻したい竏秩Bそんな一心で箕工の定時制に入学しようと決意した。不安はあった。中学の時の経験は、“人間不信”という心の傷を残していたからだ。
意を決して入学したものの、しばらくは自分の殻から出られない日々が続く。そんな中迎えた、1年生の夏、文化祭での定時制恒例の出し物となっている「和太鼓演奏」の練習に取り組むことになった。
太鼓をやったことはなかったが、もともと音楽は好きだったこともあり、練習すべてが楽しかった。また、みんなと一緒に練習に励む中で仲間と打ち解け、その経験が自信を持つきっかけとなった。
その後、アルバイトや生徒会なども経験。忙しいながらも充実感のある日々を重ねる中で、共通の趣味を持つ仲間ができ、先生とも気軽に話せるようになった。そこには、一歩一歩だが確実に成長してきた自分の姿があった。
「『ここまで上がってきたのだから、もっと上へ上へ』って無我夢中で頑張っていました。アルバイトもそれまでの人間不信を払拭するチャンスだと思って始めました。最初は緊張したけど、大きな自信になりました」
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第7回学校太鼓交流発表会「子ども太鼓inみのわ」
第7回学校太鼓交流発表会「子ども太鼓inみのわ」が8日、箕輪町文化センターホールであった。総勢250人が参加し、各チームが練習を重ねてきた太鼓の音色を会場中に響かせた。上伊那教育会総合・生活科教育研究会、箕輪町教育委員会主催。
出演は小学校8校、伊那養護学校、箕輪町の木下南保育園年少児と招待チームの箕輪太鼓ジュニア、たかずやの里、箕輪北小学校(コカリナ演奏)の全13チーム。
「宮田村の人に幸せになってほしい」と結成し3年目の宮田小学校6年生、アフリカンドラムに取り組んできた2年間の思いを込めた赤穂小学校6年2組、伊那西小学校の親子チーム「猿」など、どのチームも皆の心を一つにし息の合った力強い演奏を披露した。
保育園児の参加は今回が初めてで、サルに扮した園児が竹と太鼓を打ち鳴らし、「あいあい」をかわいらしく熱演した。 -
クリスマス子ども会
駒ケ根市教育委員会はVYS会、ジュニアリーダーらと協力し、9日、市民体育館で「クリスマス子ども会」を開いた。幼児から小学生まで約150人が参加し、ゲームや運動で一足早く、クリスマスを楽しんだ。
準備運動に続き、ジャンケンし、負けた方が後ろについて、ヘビのように長くつながる「ヘビジャンケン」。集合ゲームの「猛獣狩り」、新聞紙を丸めて、ハードル跳びなどのほか、ジュニアリーダーが手作りの紙芝居「笠地蔵」の披露もあり、走ったり、じゃんけんしたり、楽しく遊んだ。
最後にサンタクロースが大きな袋を持って登場。本やゲームなど、子ども一人ひとりにプレゼントした。 -
フォトクラブ光影創立10周年記念写真展
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駒ケ根市立博物館で23日まで、「フォトクラブ光影(松崎勝巳会長、20人)」の創立10周年記念写真展が開かれている。風景写真36点が季節の順に展示した=写真。
霧氷、自然が作った造形の妙を表現した太田秀男さんの「煌きの朝」。逆光で山のシルエットをとらえた松崎勝巳さんの「黎明」。濃霧のカラマツ林をバックに、白のシシウド、コントラストの妙が目を引く、小林博さんの「森の装い」。霧の中にさす一条の光を写した赤羽信一さんの「霧と光の競演」。マツムシソウやアザミ、ヤナギラン、アキノキリンソウ、郷愁呼ぶ花野の風景を表現した宮脇友一さんの「立秋の高原」など、会員それぞれの感性が光る作品がずらり。 -
大晦日新春花火大会、
大晦日の風物詩、飯島町七久保の七久保煙友会(大嶋学会長、13人)の大晦日新春花火大会は、七久保上通り集会所西側をメイン会場に、今年も元旦の0時から盛大に行われる。広域農道沿いに高さ4メートル、直径約1メートルの巨大な打ち上げ筒を展示し、PRをしている。 21回目の今年は、同会発足30周年を記念し、今世紀、県下初の3尺玉を打ち上げるほか、除夜の鐘108にちなみ恒例の尺玉8発、大スターマインが登場する。
また、会場では年越しそばや豚汁、甘酒、お神酒が振舞われる(限定300食)。
大嶋会長は「いつかは3尺玉をあげたいというのが、長年の会員の夢。多くの人に会員が咲かせた夢の大輪を見てほしい」と話している。
詳細は大嶋さん(TEL86・2511) -
岡野兄弟&中野みち子ジョイントコンサート
伊那市の伊那北地域活性化センターきたっせで8日、津軽三味線奏者の岡野将之さん、哲也さん兄弟と、津軽手踊りの中野みち子さんによるコンサートが開かれた。サン工業主催。
大学生の岡野将之さんは12歳から津軽三味線を始めた。津軽三味線埼玉県大会優勝。弟の哲也さんは現在、高校生。10歳から津軽三味線を始めた。津軽三味線全国大会ジュニアの部で優勝した。
中野みち子さんは津軽三味線奏者の3姉妹の次女として3歳より舞台デビュー。7歳より三味線、10歳より津軽手踊りを始める。津軽民謡では全国大会準優勝。米国、ドイツ、フランスなど海外公演も行っている。
将之さんは「皆さんに少しでも楽しんでいただけるよう一生懸命演奏します」、中野さんは「ゆっくり楽しんでいただけるよう頑張りたいと思います」とそれぞれあいさつした。
「津軽あいや節」「津軽甚句」「津軽三味線二重奏 田神」などを演奏し、約140人の観客を三味線の音色と歌声、手踊りで魅了した。
##写真(たてよこ) -
まごころえんげいアワー
伊那北地域活性化センターきたっせで8日、伊那市を中心に活躍する風船遊劇団ゴンベエワールド、みはらしファーム「工房COO」の佐野博志さん、静岡の大道芸人のあまるさんによる「まごころえんげいアワー」が開かれた。県内外の芸人や地域住民などでつくる親子のふれあい実行委員会主催。訪れた地域の親子約40人は3人が繰り広げる芸の数々に夢中になった。
あまるさんの手品やジャグリングなどのパフォーマンスに子供たちの目は釘付けになった。技が決まるたびに拍手が起こった。
佐野さんがその場で竹とんぼを作り、飛ばすと、子供たちは目を輝かせた。
ゴンベエワールドの披露したマリオネットと紙芝居、バルーンアートを駆使した舞台では、竜のバルーンや大きな人型のバルーンが出てきて、子供たちから「すご縲怩「」と歓声があがった。 -
伊那三曲協会が西春近北小で筝指導
伊那三曲協会は日本音楽の普及活動の一環で毎年、上伊那の小学校で筝の体験授業を開いている。7日、伊那市の西春近北小でもあり、普及委員長の福沢雅志世さん=同市山寺=と会員5人が6年生2クラス計37人の児童を指導した。
1クラスずつ、練習曲の「さくらさくら」を学習した。ほとんどの児童が初めて筝に触れるため、メンバー一人ひとりが子どもたちの手を取り、優しく教えると、授業が終わるころには筝の透き通った音色が教室に広がった。
福沢さんは箏について、奈良時代に中国から渡来した楽器で、形は「竜」がモチーフになっているなどと説明。そのほか、尺八や三味線の説明もあり、児童らは楽器を眺めながら関心深く話を聞いた。
溝上やこさん(12)は「思ったより難しかったが分かりやすく教えてもらったのでうまく演奏することができた。初めて筝に触ったが楽しかった」と話していた。
伊那三曲協会の普及活動は本年度、同小学校で3校目。毎年、10数個所で指導しているという。
メンバーに手を取られながら筝の演奏を勉強する西春近北小学校6学年の児童たち -
「みのわ・たつのクリスマス国際交流会」
箕輪、辰野町の小中学校でつくる北部教職員会日本語指導教室担当者会は9日、箕輪北小学校で両地域の国際交流の輪を広げるためのパーティー「みのわ・たつのクリスマス国際交流会」を開いた。各学校の外国籍児童、生徒とその家族ら約90人が集まった。
交流会は、地域に暮らす外国人が互いの文化を尊重し合いながら、日本での生活になじむための理解を深めるきっかけの場で7回目。出席者たちは日本人の友人を招待し、一緒に歌を歌ったり、ゲームやプレゼント交換などをして楽しんだ。
パーティーは各家庭1品ずつ料理を持ち寄る形式。ミンチなどを小麦粉の皮で包んで油で揚げた半月型のおやつ「ヒゾーリス」、コンデンスミルクを固めた菓子「ブリガデーロ」などのブラジルの家庭料理がテーブルに並んだ。
北部日本語指導教室担当者の北原正治教諭(箕輪中部小)は「一緒に飲んだり、食べたりする場を設けることは大切なこと。これを契機に、保護者同士の横のつながり、子ども同士の縦のつながり、そして日本の子どもたちとのつながりが生まれれば」と話している。
各家庭の手作り料理に舌鼓を打つ出席者たち -
父母・市民・子ども教職員のつどい
上伊那の高校教諭らでつくる「ゆきとどいた教育をすすめる上伊那実行委員会」は9日、「父母・市民・子ども教職員のつどい」を開き、自閉症、ADHD(注意欠陥・多動性障害)などで「困っているこどもたち」について考えた。伊那毎日新聞社など後援。
子どもたちに行き届いた教育を進めるための集いで、29回目の今回は、上伊那の福祉教育の連携を図るため保育園や小中学校からも実行委員を集めた。各教育現場の現状報告を行うなどして、縦の連携をスタートさせるためのきっかけにした。
現状報告の後、出席した130人で意見交換。出席した教員や保護者からは「これまで続いた特別な支援を途切れさせないためにも進学時、保護者や(前の学校の)先生からその子の情報がほしい」「子どもたちを支えるためには多くの人がその障害を理解し、多くの目で対応していくべき」などの意見があった。
全国生活指導研究協議会常任委員で今回のコメンテーターを務めた大和久勝さんは「発達障害だけでなく子どもをどうとらえ、どう育てるかが教育実践の基本。そして、教師以上に接点を持ち、仲間としての関わりを日々実践しているのは学級や学年の子どもたち。個人指導、集団指導の展開の結合という筋道の中で子どもは育つ」と話した。
現状報告で養護学校の支援体制や課題について語る代表者 -
繭クラフト作品展
繭を使ったクラフト作品を集めた展示会が駒ケ根市の東伊那郵便局(小林敏明局長)で26日まで開かれている。シルクミュージアムで繭作品を作る愛好者の会「まゆっこサークル」の会員など13人が制作した17作品を展示=写真。季節に合わせたサンタクロースやトナカイ、クリスマス・ケーキなどをあしらった作品や、来年のえとのねずみなどのほか、糸をつむぐおばあさん、健康のための食事バランスガイドなど、繭の風合いを生かした精巧な作品の数々が訪れた人たちの目を楽しませている。
同局は期間中の日曜、祝日(9、16、23、24日)も午前9時縲恁゚後零時30分まで展示スペースを開放する。開放日は年賀はがきの販売もする。 -
税に関する標語や書道の入選者を表彰
中川村の中川中学校で5日、税に関する標語、書道、作文の入選者を表彰した。税務署をはじめ、税務関係諸団体が募集、書道には148点、標語に176点、作文には68作品の応募があった。今年は特に作文の部で橋枝紗知子さん(中川中3年)が県議会議長賞を受賞するなど、多くの児童生徒が入賞した。
入選は次のみなさん(敬称略)
◇「税に関する標語」▽伊那税務署長表彰最優秀=「税金を 納めて約束 あなたの未来」矮松草野(中川中3年)▽同・優秀=「税金は 未来の子供も 支えてる」斉藤秀一(同1年)、▽関東甲信越税理士会長野県支部連合会長賞=「税金を 活かして使おう みんなの知恵で」沢田翼(同1年)▽上伊那地方事務所長賞=「かんがえたい みんなの税で 使い方」出張怜莉(同1年)
◇「税に関する書道」▽伊那地区納税貯蓄組合連合会長賞(金賞)=高木香代(東小6年)、荒井麻有(西小6年)▽同(銀賞)=三石友貴(東小6年)、丹羽優花里(西小6年)
◇税に関する作文▽県議会議長賞=橋枝紗知子(中川中3年)▽伊那税務署長賞=松村祐奈(中川中3年)▽上伊那地方事務所長賞=西川紗来(同2年)▽関東信越税理士会伊那支部長賞=上久保奈美(同3年)▽伊那地区納税貯蓄組合連合会長賞(金賞)=中島のぞみ(同3年)▽同(銀賞)=堺沢愛里、片桐由香、川田茉季(以上同3年) -
税に関する標語や統計グラフコンクールなどの表彰
飯島町文化館で6日、税に関する作品や統計グラフコンクールなどの合同の表彰伝達式があり、3分野合わせて43人の児童生徒のひとり一人に賞状や副賞が贈られた=写真。
07年度税に関する標語・作文、書道入選者は38人、第54回統計グラフコンクールは入賞者3人、パソコンの部で知事賞の平野玲名さん(飯島小5年)は報告のみ、07年度明るい選挙啓発ポスターコンクール入賞者は1人。 分野別入賞者は次のみなさん(敬称略、1部既報)
◇「税に関する標語」▽伊那税務署長表彰最優秀=松本詩穂(飯島中2年)▽同・優秀=小林あかり、米山香(以上2年)▽上伊那地方事務所長賞=田中咲貴(3年)▽関東甲信越税理士会県支部連合会会長賞=倉沢広光(1年)▽飯島町租税教育推進協議会長賞=川上愛美、増沢菜々子(以上3年)、高橋理一、松村源貴、土村瑞紀(以上2年)、小木曽晶一、神崎蒼(以上1年)◇「税に関する作文」▽伊那地区納税貯蓄組合連合会長賞金賞=気賀沢愛香(1年)▽同奨励賞=竹沢至(3年▽飯島町租税教育推進協議会長賞=太田絵理(3年)、伊藤聡司(2年)、林花菜(1年)
◇「税に関する書道」▽伊那地区納税貯蓄組合連合会長賞金賞=初崎采佳(飯島小6年)、上原杏奈(七久保小6年)▽同銀賞=熊谷真希(飯島小6年)、山谷聖也(飯島小5年)、袖山慎二郎(飯島小4年)、上山千夏(七久保小4年)▽飯島町租税教育推進協議会長賞金賞=桐山はるか(飯島小6年)、斉藤真奈(七久保小6年)、湯沢夏未(飯島小5年)、宮下園望(七久保小5年)、清水夏美(飯島小4年)、小久江千咲(七久保小4年)▽同銀賞=小林里香、桃沢航平(以上飯島小6年)、脇口真有(七久保小6年)、ノノセ亜里音(飯島小5年)、竹沢和仁(七久保小5年)、平沢駿斗、小川育代(以上飯島小4年)、宮下和之、那須野彩佳(以上七久保小4年)
【第55回県統計グラフコンクール】▽第1部(小学1、2年生の部)佳作=宮沢亮太(飯小1年)▽第2部(小学3、4年生の部)努力賞=伊藤晴美(飯小3年)、鈴木ななみ(七小4年)▽パソコンの部・県知事賞=平野玲奈(飯小5年)「なんて短い私の夏休み!平成19年度全国の夏休み日数調べ」
【07年度明るい選挙啓発ポスターコンクール】▽第1次審査小学校の部・2位=鎌倉涼(七小6年) -
宮田駅前広場「輪苑」で宮田中生が花壇づくり
宮田村の宮田中学校2年1組(三枝邦幸教諭、33人)は6日、JR宮田駅前広場「輪苑」で、同広場を整備管理する「一輪の会(小沢常明会長)」と初の共同作業で花壇に花苗を植えつけた。
苗は白、青、黄のパンジー、黄と青のビオラ計1200ポット。同クラスは総合的学習の中で「華々しい故郷づくりプロジャクト」と銘打ち、土づくり部、デザイン部、苗づくり部に分かれて活動。9月に種まき、校内で育て、本葉7、8枚のポット苗を「広場」に持ち込んだ。
「広場」はメーンの円形花壇、築山花壇、楕円花壇、外周の帯花壇に分かれ、このうち、楕円と帯花壇が宮中生の担当。生徒らはデザイン画を見ながら、花色を選び、苗が小さいため、霜で凍み上がらないように、丁寧に植えつけた。
会員も生徒にあれこれとアドバイスしたり、指導するなどで交流を深めていた。
また、この日は同校では郡総合生活科の研究授業もあり、来校した教諭らも、作業する生徒ひとり一人の動きなどを書き留めていた。 -
写真クラブ「ドリーム」作品展
駒ケ根市の写真愛好家らでつくる「フォトクラブ ドリーム」(小町谷悦男代表、6人)は初めての作品展を市立博物館ロビーで16日まで開いている。日常の風景や花、動物など、会員が思い思いに撮影した素朴な味わいのある写真など23点を展示。柔らかな色調の水彩画も合わせて展示され、訪れる人の目を楽しませている。
同クラブは市内のカメラ店「赤穂カメラ」が中心となって約2年前に結成された。
入場無料。問い合わせは同館(TEL83・1135)へ。 -
南箕輪小学童クラブ室完成
南箕輪村立南箕輪小学校の敷地に建設していた学童クラブ室が完成した。10日から児童の利用が始まる。
学童クラブは1年生から4年生まで47人が利用。現在は「すくすくはうす」を使っているが、年々利用が増加し手狭になったことや、すくすくはうすは他事業にも使用していることなどから、南小校舎南側に新設した。
鉄骨平屋建て、面積は293平方メートル。学習スペースと遊戯スペース、事務室、物置がある。ドア枠などに黄色や赤など明るい色を使い、床もパイン材を使用し明るく開放的にした。校舎と渡り廊下でつなぎ、外から出入りできる入口もある。
事業費は約4700万円。国と県から各416万円の補助を受けた。
児童は10日から新施設で午後2時半から6時半まで過ごす。
村教委によると、60人までの利用を想定。学童クラブ利用時間外は中間教室、PTA、まっくん見守り隊、学校の会議など多目的に利用する考えで、スクリーンや遮光カーテンも備えている。 -
「赤榴会」てん刻展
てん書体と呼ばれる独特の文字を印に彫る「てん刻」の愛好会「赤榴(せきりゅう)会」(関健一会長、8人)は第10回作品展を駒ケ根市の駅前ビル・アルパ2階のギャラリーすずらんで9日まで開いている。駒ケ根市を中心とした会員6人が思い思いに彫った「画龍点睛」、「呉越同舟」、「蛍雪」などの味わい深い作品12点が展示されている=写真。
訪れた人たちは「すごいね」「大したもんだ」などと言いながら作品に見入っている。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時。 -
大田切育成会が座禅会
宮田村大田切区育成会(新谷好弘会長)は2日早朝、恒例となった冬の座禅会を北割区の真慶寺で開いた。約30人が参加。10人の小学生も寒さを忘れて座禅を組み、瞑想にふけった。
心を落ち着かせ、目を閉じる参加者。厳しい寒さにも関わらず約40分間、子どもたちも体を動かさず静寂な時間を過ごした。
子どもたちの心身鍛練にと始まって18年。新谷会長は「きっと貴重な体験になるはず」と、座禅終了後に境内を清掃する小学生の姿に目を細めた。
同寺の赤尾義道住職は「地区をあげた座禅会は大田切だけ。体を動かさないと不安定になりがちな子どもたちだが、体を動かさないでも心を落ち着かせることに気付いてもらえたら」と話した。 -
南箕輪中で「わかたけ発表会」
南箕輪村の南箕輪中学校でこのほど、各学年が総合的な学習の時間で勉強した成果を発表する「わかたけ発表会」を同校体育館で開いた。集まった全校生徒や保護者らは、それぞれの学習発表に聞き入った。
1学年は大芝高原に関するクイズなどを織り交ぜ、南箕輪村をPRしよう竏窒ニ発表。2学年は職場体験などを通じて感じた思いを訴え、3学年は産業、歴史、自然科学など個人の追及テーマから学習成果を披露した。
各学年の代表数人がスライドなどを使って発表した。2年生の代表の一人は職場体験を通じ「あいさつの大切さを知った。お客さんを思いやる気持ちを学んだ」などとし、「経験を生かし、自分のやりたい仕事を探したい」と話した。
スライドを使って発表する生徒 -
古田人形芝居定期公演
県選択無形文化財である箕輪町の古田人形芝居の07年度定期公演が1日、町文化センターホールであった。古田人形芝居保存会や小・中学校のクラブなどが巧みに人形を操り上演した。
今年の打ち上げ公演でもあり、古田人形芝居保存会は「三番叟」「浄瑠璃 傾城阿波鳴門」「生写朝顔話 大井川の段」を上演。観客は、人形の心の動きが伝わる芝居に引き込まれていた。
箕輪中学校古田人形部は、取り組んで2年目になる「浄瑠璃 生写朝顔話 宿屋の段」、箕輪西小学校古田人形クラブは「現代語 傾城阿波鳴門 順礼歌の段」を熱演した。
発足2年目の箕輪中部小学校古田人形クラブは、6人全員が初めてで、これまでに学び覚えた人形の基本動作を熱心に発表した。 -
小、中学校の枠越え教職員が子どもの育ちを考えて
宮田村宮田小、中学校の教職員と村教育委員会が子どもたちの現状について考える「心の育ちを考える日」は4日、同中学校で開いた。授業を参観した後に懇談。学習習慣と学力向上、表現力の育成、人間関係の構築など、児童、生徒が抱える課題や問題点を共有しながら意見交換した。
1983(昭和58)年に「道徳の日」として始まった取り組み。毎年小、中学校交互に会場を移し、さらなる子どもたちの育ちを考える機会としている。
小学校の教職員らが自由に各学級の授業を参観。引き続き全体会を開き、宮田中の教員側が「文章力が苦手な傾向があり、自分の言葉でなかなか意思表示ができない。進んでやる子どもと、何をやったら良いか迷っている子どもの二極化も進んでいる」と説明した。
分散会ではその問題提起をもとに、数人づつに分かれて懇談。児童、生徒の実態を把握し、子どもたちをどのように伸ばしていくか意見を交わしていた。 -
美篶小開校106周年 資料館専門委が企画展
伊那市の美篶小学校資料館の管理、運営をする、住民でつくる専門委員会は1日、同小開校106周年記念日に合わせ、恒例の企画展を同資料館などで開いた。資料館で保管する大豆つぶし器やモロコシもぎ器の実演コーナーを設け、児童らが体験した。
企画展で児童たちは、大豆を石臼ですりつぶしてきな粉にして味わったり、昭和初期製造の荒縄作りの機械で縄をなったりと楽しんだ。木と木をこすり合わせて火だねを作る「まいぎり式発火法」の体験では「難しかった」と昔の人の苦労を体感した様子だった。
そのほか、資料館内の展示品である美篶地区から出土した土器や石器、新潟県中越沖地震で同県の海底から出現した縄文時代の古木などを見て回った。
委員の一人は「火おこしや機織りなど、昔の暮らしなどを知る体験を中心とした企画になった。本を読んで知ることと、経験することで得るものが違うということを学んでくれれば」と期待した。 -
浜田さんに文部科学大臣表彰
元教員で宮田村の教育委員を13年間務めた浜田収蔵さん(74)=町一区=が、地方教育行政への貢献で文部科学大臣表彰を受けた。村教委の定例会席上で伝達し、長年の功績をたたえた。
発達障害や不登校をはじめ特別支援教育に力を注ぐ浜田さんは、教員退職後も村の教育環境充実に尽力。
教育委員を退いた現在も、村教育相談員、心身障害児就学指導相談員として子どもと保護者を温かな目で見守りつづけている。
あわせて国と県の教育委員連絡協議会表彰も受けた。 -
高遠第2・第3保育園で「おでんパーティ」
伊那市の高遠第2・第3保育園は29日、園児たちが収穫した大根を使った「おでんパーティ」を同園で開いた。
同園では食育の一環として毎年、近くの畑で大根を作っており、それを使った「おでんパーティ」も毎年恒例となっている。
年長の園児たちは保育士に教わりながら、ゆっくりと大根を切った。結び昆布作りでは、うまく結べず首を傾げる園児もいた。
年中の園児はちくわやなるとを切り、年少の園児はこんにゃくをねじって手綱こんにゃく作りに挑戦した。
高遠第2・第3保育園の柿木節子園長は「自分たちで料理したものは、みんなよく食べるんです」と話す。同園では先月は焼きいもやいも餅作り、5日にはカレー作りと、食育に力を入れている。ほかにも、給食に出る野菜の皮を剥いたり、米を研いだり、給食に入っていた食材を栄養ごと3色に分けて、塗り絵をしたりと、園児たちが食に興味を抱くようにさまざまな工夫をしている。 -
信州大学田園環境工学研究会公開研究会
中山間地域の諸問題の解決を目指し、実践的研究を行っている信州大学田園環境工学研究会は29日、公開研究会「里地・里山における人間と動物」を南箕輪村の信州大学農学部で開いた。
信州大学農学部AFC准教授の泉山茂之さんが「現在の獣害対策の課題と新たなる方向性」を、前北里大学獣医畜産学部教授の今井敏行さんが「山麓部における野生動物の交通事故と対策の方向」をそれぞれテーマにして講演した。
泉山さんは「有害鳥獣駆除は万能ではない」として、サルの獣害を例に、獣害対策の主流である有害鳥獣駆除だけでは農林業被害総額の軽減にはつながらないことをグラフや図を使って説明。「みんながそれぞれできる対策をとり、地域ぐるみで努力していくこと」と訴え、犬を使ったサルの追い払いや電気柵の設置など、環境に適した防除策を組み合わせる「総合的対策」の必要性を訴えた。
野生動物の交通事故死について、その実態を調査した今井さんは、青森県十和田市周辺地域の山麓部を例にとり事故発生の特色などを語った。
講演の後の質疑応答では、聴講者がさまざまな質問をした。「サルを追い払うモンキードックはどんな犬種が適しているのか」という質問に泉山さんは大町市の事例をとりあげ「雑種などでも、訓練する方に聞いて問題ないようなら大丈夫」と答えた。 -
保護者も・ス食育・ス真剣に
宮田村宮田小学校PTA(加藤英明会長)は30日、子どもの食について考えようと講演会と意見交換会を開いた。全国学校栄養士協議会長の市場祥子さんを交え、同校栄養士、給食調理員、地元の農産物を同校給食に提供する「学校給食を育てる会」のメンバーが・ス食育・スに取り組む現場の熱意を紹介。心と体の育つ基礎となる食を守っていこうと、保護者らが一緒になって意識を高めた。
佐久長聖中学・高校で栄養士を務める市場さんは、長年の食育経験をもとに講演。
「ガソリンがないと車は動かないように、人間は食べて体をつくり脳を活性化させる。育ち盛りの子どもたちに朝食を欠かさないで」と呼びかけた。
学校と給食を育てる会が協力し、児童が生産者とふれあいを深めながら食への理解を深めている宮田村の食育を高く評価。「家庭でも大切にして。地域ぐるみで変えようとすれば、子どもたちは変わります」と話した。
意見交換で調理員の矢亀智保さんは、生産者の協力も得て児童自らがつくった農産物を給食に取り入れている点も紹介。「子どもたちの感謝する気持ちにもつながり全国に誇れる給食だと思う。保護者の皆さんも温かく見守って」と話した。
小林恵子栄養士は生産者の想いが見える給食を心がけていると話し、給食を育てる会の吉沢小百合さんは「子どもたちが喜んでくれるのが我々の励み。喜びの記憶は成長しても残るはず」と語った。 -
08年4月開始の多部制・単位制高校「箕輪進修高校」(仮称)の学校説明会が開かれる
高校改革プランの実施計画に基づき08年4月から現在の箕輪工業高校に設置される多部制・単位制高校「箕輪進修高等学校」(仮称)の学校説明会が29日夜、箕輪町、伊那市、駒ヶ根市の3会場で開かれた。その一つ箕輪工業高校同窓会館には中学生や保護者など約30人が集まり、同校で展開される多部制・単位制の仕組みや、その後の進路、08年度の入学選抜の方法などについて学校関係者から説明を受けた=写真。
新高校に関する説明はこれまでにも各中学校で行ってきたが、合同説明会は初めて。
新しい高校について検討してきた準備委員会の教諭らが、多部制・単位制の仕組みを説明。自分の目的にあった講義を選択することができること、2部(午後部)3部(夜間部)の生徒であっても、ほかの部の講義を受講して単位を取得することができ、生徒の希望に応じて3年でも4年でも卒業できることなどを示した。
また、箕輪工業高校の荒井和人校長は「『楽しく学べ、出口はきちっと保障する』そういう学校にしたい」と語り、進路対策にも重点を置いていることを強調した。
このほかにも入学選抜として「3部合わせて募集」とすることで、定員越えない限り、生徒が希望する部へ入学できるようになっていることを示した。
この日の説明会に参加した伊那市の中学生は「まだ(ここに決めるかは)よく分からないが、説明会は分かり易かった。興味を持った」と話していた一方、保護者の中には、実際に生徒が自主的に教科選択を行うことができるのかなどを懸念する様子もあった。
新しい多部制・単位制高校の準備を進めてきた箕輪工業高校の荒井和人校長は「今日は大勢の方が集まってくれた。新しい高校の『魅力』の部分は伝わっていると思う」と語った。
説明会は今後、上伊那地区、岡谷地区の4会場で全8回行う。
上伊那地区での次回説明会は12月21日。会場は箕輪工業高校同窓会館(箕輪町)、伊那市中央区公民館(伊那市)、駒ヶ根市駅前ビル「アルパ」(駒ヶ根市)で午後6時から。 -
第1回みのわ祭り検討委員会
祭り継続で具体改善協議へ箕輪町の「みのわ祭り」を考える検討委員会は29日夜、初会合を町役場で開いた。祭りのあり方について意見を交わし、委員会として多数意見で「祭り継続」の方向を決めた。08年2月上旬に、みのわ祭り正副会長会に答申予定で、次回以降さらに祭りに関心のある仲間を募りながら具体的な内容や改善点などを協議していく。
祭りは今年が第20回の節目で、10月の反省会では「祭りを検討する時期にきている」「役員がやる祭りが続くならやめたほうがよい」などの意見があり、大幅な祭りの改善が必要として祭り準備委員会による「検討委員会」早期立ち上げの提言を受けて発足した。
祭りに関わってきた団体や公募を含む24人で構成。初回は17人が出席し、委員長に、みのわ手筒会会長の唐沢修一さんを選出した。
祭りの実施について、「町民のための祭りがあってもいい」「一度やめたら次の祭りの立ち上げは難しい」「祭りの形を根本から考え、変えて継続ならいい」などの意見と、「祭りの目玉がなければやらなくてもいい」「押し付け的な今までの形態が続くならやめたほうがいい」など賛否あり、多数意見で「継続」の方向を決めた。
委員からは、「区として従来の区のテントはやめようというのが15区全部の意見」「規模は小さくなってもいい」「商店街活性化のためにも会場は仲町のほうがいい」などの意見も出た。
祭りの検討は、2年前から準備委員会を組織して協議する方法をとってきたが、公募委員が集まらない、住民にあまり知られていない-などの指摘もあり、やりたい人が関わる雰囲気作り、検討材料として町民意見を聞く方法の検討を望む声や、高校生や大学生、社会人ら若い人の意見を求めるもう一つの組織作りの提案もあった。
第2回会議は20日午後7時から町役場で開く。委員会では▽次回までに各委員が具体策を考える▽住民の意見を寄せてもらう▽1人でも多くの仲間を募る-3点を確認した。
祭りに対する意見、委員会への参加は町役場産業振興課商工観光係(TEL79・3111)で受け付ける。