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高校入試後期選抜 県内一斉に
高校入試後期選抜試験が10日、長野県内の公立高校で一斉に行われました。
受験会場となった各高校では新型コロナウイルス感染拡大防止に向け対策がとられました。
伊那市の伊那北高校の正門前には塾の講師らが応援に訪れ、マスク姿の受験生にカイロを配っていました。
長野県教育委員会では、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策として、各教室へのアルコール消毒液の設置、試験前後の換気、試験官にマスク着用の徹底などを呼びかけたということです。
県教委が4日に発表した後期選抜の志願者数は、上伊那の公立高校8校で全日制・定時制・多部単位制合わせて944人です。
県教委の発表によりますと、後期選抜には県内全体で1万466人が受験し、上伊那の高校でトラブルの報告はないということです。
後期選抜の合格発表は19日に行われることになっています。 -
昇華と深化の画人 中島千波展
長野県小布施町出身の日本画家、中島千波さんの作品展が伊那市高遠町の信州高遠美術館で7日から開かれています。
美術館には中島さんが50年に渡って描いてきた作品およそ60点が並んでいます。
中島さんは小布施町出身で、1945年生まれの74歳です。
被写体を深く観察し作品の中で表現することから、「昇華と深化の画人」と呼ばれる日本画家です。
岐阜県にある樹齢1500年のエドヒガンザクラを描いた「樹霊淡墨桜」は、隆々とした幹に生命力を感じ、作品にしたということです。
中島さんは「絵を鑑賞する時は、作者が後世に何を伝え、何を残したいと思ったのか想像してほしい」と話していました。
「昇華と深化の画人 中島千波展」は5月10日まで開かれています。
入館料は一般800円。
高校生以下は無料です。
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コロナの影響 中学校の部活中止
新型コロナウイルスの影響で、上伊那郡内の中学校の部活動は3月末まで中止となります。
上伊那中学校校長会で検討され、3日、各学校に連絡がありました。
3月末まで部活動は中止とし、練習試合や県外への遠征も禁止すとしています。
通達を受け、伊那市、箕輪町、南箕輪村の全中学校で、3月末まで部活動は中止となりました。
これを受け、伊那市では、小中学生を対象にしたスポ少やクラブ活動などの社会体育活動についても、各団体に活動を自粛するよう要請したとしています。
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上伊那農業高校 教室での卒業式
新型コロナウイルスの感染拡大防止の為、今年の高校の卒業式は出席者の制限や時間短縮など縮小対策が採られています。
南箕輪村の上伊那農業高校では会場を体育館ではなく3年生の各教室に変更し卒業式が4日行なわれました。
卒業証書は、4クラスそれぞの教室で担任が代読し、代表の生徒に渡しました。
伊藤和巳校長の式辞や2年生代表生徒による送辞、3年生の答辞は放送室からの校内放送で各教室に流されました。
式辞で伊藤校長は「通信やAI、台風、新型コロナなど技術や環境で大きな変化を迎えている。これからの時代に向け変化に柔軟な力を身につけ、それぞれの立場で活躍してほしい」と話しました。
答辞で山田都子さんは「きょうからそれぞれの進路へと新たな道を歩みだします。今までは多くの人に支えられてきましたが、高校での経験を活かし他の人を支えられるよう頑張っていきたい」と話していました。
上伊那農業高校では、新型コロナの感染拡大防止の為、卒業式の会場を体育館から3年生の各教室で実施する事にしました。
上伊那の他の高校では出席者の制限や時間短縮などの対策は取られていますが、教室に分かれての実施は上伊那農業高校だけです。
卒業式が終わると教室では最後のホームルームが行われ、一人一人に卒業証書や通知表などが渡されていました。
上伊那農業高校では今年度154人が卒業を迎え88人が進学、66人が就職する事になっています。
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後期選抜志願者数 発表
長野県教育委員会は、10日に行われる公立高校後期選抜試験の志望変更受付締め切り後の集計結果を、4日に発表しました。
上伊那8校の志願者数は次の通りです。
辰野普通は44人が志願し、0.92倍。
高遠は57人 0.86倍です。
伊那弥生ケ丘は238人が志願し、1.19倍です。 -
高校で規模縮小し卒業式
卒業式シーズンを迎え、上伊那地域で高校卒業式が3日から始まりました。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、時間を短縮し、参加者を制限しての卒業式となりました。
伊那市の伊那北高校では、予定よりも30分以上短縮して、卒業生と教諭のみ参加の卒業証書授与式が行われました。
「少しでもいつもの卒業式に近い形で」との教諭らの想いから開式の前に、クラスごと整列して、教諭らの拍手に迎えられて卒業生が入場しました。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、卒業生全員にマスク着用が義務付けられました。
式辞で埋橋浩校長は「令和最初の卒業式ですが、感染拡大防止のため安全を考え規模を縮小する苦渋の決断でした。ふるさと伊那北からより良い未来をつくるため、謙虚に、広い視点で大きくはばたいてください」と話していました。
卒業生を代表して向山凌雅さんは「コロナウイルス対策により規模は縮小されましたが、私たちの卒業式は中止されることなく行っていただけることに感謝しています。これからの世の中何が起こるかわからず、大きな壁に道を塞がれるかもしれません。そんな時こそ、この伊那北高校でみんなと一緒に努力した経験や学んだ知識を力にしてさらに前に進んでいきたいと思います」と話していました。
また、伊那北高校伝統の応援歌「天竜河畔」では、例年は肩を組みますが、今年は肩を組まずに歌いました。 -
3日から休校の市内小学校で終業式
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため3日から休校となる伊那市内の小学校で、2日に3学期の終業式が行われました。
卒業式の実施や内容について市教育委員会では、3日に臨時の校長会を開き、各学校の意向を踏まえて最終決定するとしています。
このうち伊那市の富県小学校では、校内放送を使って各教室で終業式が行われました。
富県小では、3学期は47日間を予定していましたが、コロナウイルスの影響で2週間ほど短くなりました。
塚田博之校長は、「感染症は恐ろしいし休校はうれしいことではないが、こういう時こそ皆さんの力が試されます。」と話していました。
6年生の教室では、卒業式までの過ごし方について話し合った他、来年度から県外の学校に通う児童がクラスメイトに別れを告げていました。
卒業式について富県小学校では、来賓を招かず17日火曜日に実施したいとしています。
なお、エリア内の小学校では箕輪町が4日から、南箕輪村が5日から休校となります。 -
新型コロナ感染拡大 上伊那でも休校へ
新型コロナウイルスの感染拡大で政府からの全国の小中学校の休校を要請を受け、この地域の小中学校でも臨時休校が行われます。
伊那市では、28日臨時の校長会が開かれ、対応を協議しました。
伊那市立の小中学校は3月2日は通常登校日とし、3日から休校としています。
卒業式の対応については、来週中にまとめたいとしています。
学童クラブは春休み中の申し込みをしていた場合は休校期間中も利用できます。
時間は午前8時30分から午後6時までです。
箕輪町でも臨時の校長会が開かれ、対応を検討しました。
午後3時現在、小学校・中学校ともに4日(水)から休校にするとしています。
卒業式の対応や学童については決まっていないということです。
南箕輪村でも臨時の校長会が開かれ対応を検討しました。
小学校の休校は3月5日からです。
17日は終業式で全児童登校、18日は卒業式で卒業生のみ登校となります。
中学校の休校は5日からです。
16日は終業式で全生徒が登校、17日は卒業式で卒業生のみの登校となります。
学童クラブについては、原則として各家庭での対応としていますが、やむを得ない場合は子ども館が利用できます。
開館時間は平日の午前8時から午後7時までで、利用を希望する場合は問い合わせが必要です。
上伊那の公立高校です。
伊那北高校、高遠高校、箕輪進修高校は、2日が休校、3日に卒業式を行います。
弥生ヶ丘高校は2日は午前中のみ登校、3日は休校、4日に卒業式が行われます。
伊那西高校は2日は休校、3日は登校日、4日に卒業式が行われます。
辰野高校は2日は登校日、3日と4日は休み、5日は卒業式です。
駒ヶ根工業高校は、2日・3日は休校、4日が卒業式です。
上伊那農業高校、箕輪進修高校は午後3時半現在検討中です。
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高校入試 後期選抜志願者数発表
長野県教育委員会は、来年度の高校入学者後期選抜志願者数を27日発表しました。
上伊那8校の志願者数は次の通りです。
辰野普通は、47人が志願し、0.98倍。
商業は10人 0.5倍です。
高遠は54人 0.82倍です。
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伊那養護学校 劇で感謝伝える
伊那市の伊那養護学校中学部1年生は、おもてなしプリンの掛け紙づくりで協力してもらった人たちに感謝を伝える劇を25日、披露しました
この日は、南箕輪村の大芝研修センターで、伊那養護学校の生徒およそ20人が、掛け紙づくりの感謝を伝える劇を発表しました。
劇は自分たちで考えたもので、悪者に盗まれた掛け紙を障がい者スポーツのフロアホッケーやボッチャで対戦して取り返すという内容です。
会場には地域住民や保護者など、およそ20人が集まり、劇を鑑賞しました。
伊那養護学校では去年の12月から、地域との繋がりを作ろうと、大芝の湯などで販売されているおもてなしプリンの掛け紙を作り、販売しました。
劇の後には大芝高原の各施設に、手作りのドライフラワーでアレンジしたリースや写真立てを贈りました。
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中尾歌舞伎についての講演会
伊那市長谷中尾に伝わる中尾歌舞伎の歴史や魅力についての講演会が、長谷中学校で20日、開かれました。
この日は、中尾歌舞伎保存会会長の西村篝さんと、役者の仲村啓助さんが長谷中学校を訪れ、実際の台本を読み上げていました。
西村さんは、「出演している人以外にも太鼓を鳴らす人や、黒子の人などがいて初めて成り立っています。」と、話していました。
仲村さんは、「役者として舞台に上がった時には不安もあったが、終わった後に、お客さんのリアクションを肌で感じることができたことが達成感につながった」と役者としての魅力を話していました。
長谷中学校では、3年生が総合学習の時間で中尾歌舞伎を応援しようと活動していて、これまでにファンクラブを立ち上げたり、パンフレットを作りPR活動など行っています。
中尾歌舞伎は、4月29日に定期公演が予定されています。 -
高校入試後期選抜 募集人員発表
長野県教育委員会は、令和2年度入学の公立高校後期選抜の募集人員を、21日に発表しました。
上伊那8校の募集人員は次の通りです。
辰野高校は、普通48人、商業20人。 -
中学生の視点から町に提言
中学生の視点から政策提言をする箕輪町中学生模擬議会が、19日に役場で開かれました。
中学生模擬議会は、中学生に町政への関心を高めてもらおうと開かれたものです。
この日は2年生10人が体育施設の環境整備や防災対策などについて質問しました。
登内結斗さんは、町内にある普段あまり使われていないグラウンドを整備して部活動で使えるようにしてほしいと提案しました。
白鳥政徳町長は「中学校の各部活動で使用できそうなグラウンドがあるか調べて町に連絡してほしい」と答弁しました。
三井瑚美知さんは、町をあげての防災訓練を年に3・4回行ってみてはどうかと提案しました。
白鳥町長は「町が1年に何回も訓練を行うことは現実的に難しいが、地震以外の台風や長雨による災害を想定した訓練を行うことは必要だ」と答弁しました。
中学生たちはメモを取るなどして熱心に話を聞いていました。 -
信大農学部手作りジャム販売
南箕輪村の信州大学農学部の学生が作った手作りジャムの販売が、18日から始まりました。
ジャムはリンゴや山ブドウ、イチゴなど13種類で、今年はおよそ1万本販売されます。
ジャムは植物資源科学コースの2年生が、実習で栽培してきた果物で作りました。
去年の台風19号による果物への影響も無く、上々の出来栄えだということです。
ラベルに描かれたイラストも、学生がデザインしました。
ジャムは一瓶200グラムで、税込み330円から500円です。
学部内にある生産品販売所で、平日の午前8時45分から午後5時まで販売していて、売り切れ次第販売終了となっています。
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伊那養護の生徒手作り作品販売会
伊那養護学校高等部の生徒が作業学習で作った作品の販売会が16日伊那市と箕輪町で開かれました。
販売会では高等部の生徒が作った作品が並び訪れた人たちが
買い求めていました。
作業学習は木工や陶芸のほか手工芸、裁縫など7つの班があり班ごとに買い物客に商品の説明をしていました。
陶芸班は皿やカップ、花瓶など模様や形にこだわった作品を販売しました。
手工芸班はブレスレットやポーチなどかわいらしさを売りにした
作品を作りました。
伊那養護学校の販売会は22日土曜日に駒ケ根市のベルシャイン駒ケ根店でも行われることになっていて生徒らは「心を込めて作った作品を用意したので足を運んでもらいたい。」と話していました -
伊那北陸上部OB 横断幕を贈呈
伊那市の伊那北高校陸上部が今年で100周年を迎えるのを記念し、OBでつくる「薫友会」が現陸上部に横断幕を贈呈しました。
15日は伊那市で薫友会の総会が開かれました。
総会では、薫友会の堀正秋会長から現陸上部の武田光典顧問に横断幕が贈られました。
横断幕は縦1m、横8mで、薫友会の寄付金でつくられました。
武田顧問は「横断幕をすぐに部員たちに見せたい。
部員たちの士気をより高め、目標達成に向けてがんばりたい」と話しました。
横断幕は、来月22日の「春の高校伊那駅伝」で、伊那市陸上競技場に掛けられます。
薫友会は、OB同士の繋がりの強化や現陸上部の支援を目的に2018年に発足しました。
総会ではおよそ65年前の陸上部OBが、当時の陸上部の写真を見ながら思い出を振り返りました。
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前期選抜 389人にひと足早い春
県内の公立高校前期選抜試験の合格発表が18日に行われ、合格した受験生に一足早い春が訪れました。
前期選抜試験は10日に実施され、上伊那の公立高校では585人が受験し389人が合格しています。
後期選抜試験は3月10日に行われ、合格発表は19日の予定です。 -
南箕輪村の日 保育園で特別給食
2月18日は南箕輪村の日です。
村内の保育園では、村の日にちなみ地元産の野菜などを使った給食が出され、子どもたちが味わいました。
中部保育園でも村の日特別給食が提供されました。
村内で栽培された米や、むらのイメージキャラクター「まっくん」にみたてた蒸しもの、大芝いちごなど5品です。
子どもたちは「まっくんおいしい」「お米がおいしい」と感想を言いながら給食を味わっていました。 -
五色百人一首 南信大会
百人一首を20枚ずつ色分けした五色百人一首の南信大会が伊那市西箕輪の仲仙寺で15日開かれました。
大会には上伊那を中心に小学1年生から6年生まで64人が参加しました。
五色百人一首は、100枚の札を20枚ずつ色分けして試合を行います。
覚える短歌や札を並べるスペースが少なく、短い時間で試合を行えるため、学校の授業で取り入れやすくなっているという事です。
大会は県内の教員有志でつくるTOSS五色百人一首協会長野県南信支部が開いているもので今年で8回目です。
きょうは総当たりの予選と、決勝トーナメントが行われました。
大会の結果、伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、青札の部 箕輪東小学校6年の清水隆雅君が、赤札の部 南箕輪小学校5年の松田果歩さんが優勝しました。
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美術講座 抽象絵画を学ぶ
箕輪町出身の作家の抽象絵画を鑑賞し、絵の表現などについて学ぶ「美術講座」が、箕輪町郷土博物館で15日開かれました。
美術講座には箕輪中学校の美術部員や一般町民など、およそ40人が集まりました。
講師は箕輪町木下の木彫工芸家、中澤達彦さんです。
講座では抽象絵画をテーマに、絵の表現や込められたメッセージなどについて話しました。
中澤さんは「抽象絵画は人によって見方が違う」、「絵の題名から個人個人が絵の表現を推測してほしい」と話しました。
箕輪町大出出身の染色作家、小林一博さんの作品「碧い雲」については、「題名の『碧』という言葉と絵の縦線から、雨を表現した作品なのではないかと推測できる」と話しました。
町郷土博物館は、町とゆかりのある彫刻や絵画をテーマに毎年講座を開いていて、今年で3回目です。
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中村不折書初め書道展 表彰式
小学5、6年生の書初め作品が並ぶ「伊那谷で育った中村不折に続け!子どもたちの書初め書道展」の表彰式が15日伊那市の伊那文化会館で行われました。
15日は伊那文化会館で表彰式が行われ、最高賞の中村不折賞を受賞した高遠北小学校6年の大髙春風さんら入賞者に表彰状が贈られました。
大髙さんの作品について実行委員長の泉石心さんは「文字の力強さ、はらい、名前も含めて全てにおいてバランスの取れた作品です。これからも書道に励み自信をもって色々なことに挑戦してください」と激励していました。
受賞者を代表して大髙さんが挨拶をしました。
書道展は上伊那書道協会などが伊那谷で育ち日本を代表する書家として活躍した中村不折にちなみ開いているものです。
会場には上伊那を中心に小学5、6年生の作品378点が展示されています。
今年は中村不折について理解を深めてもらおうと、泉実行委員長が所有する不折の写真や書なども展示されています。
書道展は24日まで伊那文化会館で開かれ、その後はアルプス中央信用金庫の本店や各支店で開かれます。
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霊犬戦士ハヤタロー 先行上映
上伊那8市町村で撮影が行われた映画「霊犬戦士ハヤタロー伊那谷幽玄の戦い」の先行上映会が伊那市の旭座で14日開かれました。
上映会では、共同プロデュサーの成美さんや出演者が舞台挨拶を行いました。
映画「霊犬戦士ハヤタロー」は、駒ケ根市の「霊犬早太郎伝説」をもとにした作品です。
都会から故郷の伊那谷に戻った主人公が怪事件に巻き込まれ、ハヤタローと共に妖怪と戦うというストーリーです。
撮影は2018年から上伊那8市町村を舞台に行われました。
上映会には、撮影に協力した人達や観客など150人余りが訪れました。
共同プロデューサーで伊那市出身のタレント成美さんは「皆さんの協力があり完成する事ができた」と挨拶しました。
映画「ゴジラ」やアニメ「機動戦士ガンダム」のキャラクターデザインを担当した岡本英郎監督は「子供からお年寄りまで楽しめる作品になった」と挨拶しました。
この他に映画に出演する伊那市出身のシンガーソングライター湯澤かよこさんらも挨拶しました。
映画「霊犬戦士ハヤタロー」の旭座での上映は27日までです。
岡谷市のスカラ座では4月3日から9日まで、その後全国各地で順次公開する予定です。
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ビオトープコンク2園受賞
2年ごとに開催されている全国学校・園庭ビオトープコンクールで伊那市内の保育園2園が上位5つの賞に次ぐ日本生態系協会賞を受賞しました。
受賞したのは、西箕輪南部保育園と高遠第2第3保育園の2園です。
14日は、園長らが白鳥孝市長に受賞を報告しました。
ビオトープは、その地域本来の野生の生き物たちが生息できることを言います。
コンクールは環境教育や自然活動の取り組みを表彰するもので、
西箕輪南部保育園は、近くの里山を活用し四季を通じて自然に触れる体験や、木の廃材を使ったたものづくりなどの活動が評価されました。
2回目の受賞となる高遠第2第3保育園は、保育園の裏山にある山を活用した自然体験や人や自然とのふれあいを大切にしているい点などが評価されました。
白鳥市長は「理想の保育ができている。子どもたちは不思議なところに興味がある。そういった所を伸ばして欲しい」と話していました。
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西春近南小創立150周年記念ユカイナづくり
伊那市の西春近南小学校の5年生と6年生は、創立150周年記念事業の一環で、伊那発祥の木の笛「ユカイナ」を3日、作りました。
3日は、ユカイナの愛好者でつくるユカイナクラブの会員4人が西春近南小学校を訪れ、5年生と6年生と一緒に作業をしました。
講師は、同窓会長で2007年にユカイナを作った西春近の加納義晴さんです。
児童は、鉛筆で下書きをすると、電気ペンで模様を付けました。
その後、オリーブオイルで光沢を出します。
紐を通して結べば完成です。
完成後は、「チューリップ」などの曲を練習していました。
西春近南小学校は明治5年に開校し、令和4年に創立150周年を迎えます。
150周年記念式典では、児童たちがユカイナの演奏を披露する予定です。
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高遠高校学習成果を報告
伊那市高遠町の高遠高校の生徒が校外で学ぶ取り組みを伊那市内全域に広げようとサポートしている「高遠高校学園構想推進連絡会」が3日、高遠高校で開かれました。
この日は、伊那市の笠原千俊教育長など委員ら18人が集まり、今年度行ってきた地域との交流学習について報告されました。
藤沢地区に自生している植物、クロモジを使ったルームスプレーの商品化や、福祉施設の利用者との交流、書道の授業で道徳教育を取り入れたことなどが報告されました。
委員からは、「生徒の学習を地域にアピールできるよう、インターネットなどを使い情報発信に力を入れてほしい」、「書道での道徳教育は芸術コースならではのもので、さらに力を入れてほしい」などの意見が挙がっていました。
高遠高校では、会議で出た意見をもとに、来年度の教育カリキュラムを計画していくということです。
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シニア大学伊那学部 78人が卒業式
長野県シニア大学伊那学部の第42期生の卒業式が、13日、伊那市の伊那合同庁舎で行われました。
卒業を迎えたのは、第42期生の男女合わせて78人で、代表者が学部長の岩本靖彦伊那保健福祉事務所長から卒業証書を受け取りました。
42期生の最高齢は、81歳・最年少は58歳で、平均年齢は70.2歳です。
2018年度に入学し、2年間にわたり知識や教養を身につける講座や、趣味活動・ボランティア活動など68時間の講座を終了しました。
卒業生を代表して辰野町の小松由幸さんは、「シニア世代でなければできない学びを深めることができた。生涯現役の精神でこれからも取り組みたい」と挨拶しました。
最後に卒業生全員で「蛍の光」を斉唱しました。
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第13回信州農村歌舞伎祭
南信地域で受け継がれている伝統芸能を披露する第13回信州農村歌舞伎祭が、伊那市の伊那文化会館で9日、行われました。
この日は、大鹿村の大鹿歌舞伎保存会、下條村の下條歌舞伎保存会と、こども歌舞伎教室が出演しました。
このうち、大鹿歌舞伎保存会は、太平記の世界を舞台にした討ち入りの物語、「忠臣講釈 幕図 宅兵衛上使の段」を上演しました。
大鹿歌舞伎は、およそ300年前から下伊那郡大鹿村伝承されていて、平成29年には国の重要無形民俗文化財に指定されています。
また、下條村こども歌舞伎教室は、鎌倉時代、曽我兄弟が父の敵を討つまでの物語、「壽曽我対面」を上演しました。
主催した伊那文化会館では「地域に伝わる歌舞伎を楽しみにしている人が年々増えている。これをきっかけに伝統芸能に親しんでもらいたい」と話していました。
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古田人形芝居振興協力会 解散
箕輪町上古田を拠点に活動する人形浄瑠璃・古田人形芝居保存会を支援する振興協力会が、今年度をもって解散することがわかりました。
7日は、箕輪町文化センターで臨時総会が開かれ解散する案が示され了承されました。
古田人形芝居振興協力会は、保存会の活動を資金面で支援するため活動していて、町や上古田区、商工会などで組織しています。
個人や事業所などから協力金を募り毎年40万円近くが寄せられています。
主に小中学校の古田人形芝居のクラブ活動や物品購入などに活用されています。
総会では、一定の役割は果たしたとして今年度をもって解散することが決まりました。
理由として会員の高齢化や集金が困難になっていることなどをあげています。
振興協力会の基金およそ300万円は、そのまま保存会へ寄付するとしています。
古田人形芝居はおよそ300年の歴史があり県の無形民俗文化財に指定されています。
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駒工河内さん全国大会ベスト8
先月11日と12日にマイコンカーラリー競技の全国大会が開かれ、伊那市荒井で駒ヶ根工業高校の河内建汰郎さんがベスト8の成績を収めました。
河内さんは機械科3年で、ロボット研究製作部に所属しています。
1年生の頃から、マイコンカーマシンの設計やプログラミングを手掛けてきたということです。
試合で使ったマシンは、今までに4回の改造を重ね、軽量かつ低重心でカーブに強いことが特徴です。
マイコンカーラリーは、1周およそ60メートルのコースを、マシンの先端に付けた5つのセンサーで感知してスピードを競うものです。
大会では、決勝トーナメントで4位の好タイムを出しましたが、2試合目でコースアウトし、ベスト8となりました。
駒ヶ根工業高校は、12年連続で全国大会に出場しています。
8日には、岡谷市でマイコンカーラリーの大会が開かれることになっていて、この試合は河内さんの引退試合となっています。
河内さんは、東京の工業大学への進学も決めていて、今後もロボット工学の研究に取り組むということです。
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高校入試前期選抜 志願者数発表
長野県教育委員会は令和2年度公立高校入学者の前期選抜志願者数を5日発表しました。
上伊那で最も高い倍率は辰野高校普通で2・03倍となっています。
辰野高校普通は65人で2.03倍、商業は26人で1.30倍となっています。
上伊那農業高校です。
生物生産、生命探究、アグリデザイン、コミュニティデザイン、4つの学科で120人が志願し1.5倍となっています。