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第105回 上農祭 同窓会マルシェも賑わう
南箕輪村の上伊那農業高校の文化祭「第105回 上農祭」が、12日に行われ、農産物の販売などでにぎわいました。
上農祭が始まる午前9時半前、受付には、生徒玄関から体育館まで連なる長い列ができていました。
お目当ての品は、上農生が実習で作った農産物です。
シャインマスカットやナガノパープルが1パック千円と市場よりも安価で販売されました。
また、加工品も人気で、味噌やジャムを買い求めていました。ミニシクラメンも一鉢300円で販売されました。
販売会場となった第2体育館は、多くの人でにぎわい、農産物は、まつりの開始から1時間ほどで売り切れました。
生徒玄関前の広場では、卒業生による同窓会マルシェが開かれました。
ドライフラワーなど実際の花を使ったアクセサリーや、焼鳥、スイーツ、パンなどが販売され、それぞれ自分で店を立ち上げた13人が出店しました。
上伊那農業高校は、今年、創立130年を迎えました。地域で活躍する卒業生と在校生が交流し、地域とつながる機会にしたいと、今回、創立130周年記念の一環で初めて行われました。
一般公開では、クラス企画や部活動の展示、ステージ発表も行われました。
上伊那農業高校によると、上農祭の一般公開には、1,500人が訪れたということです。
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高校生が選挙への関心高める
高校生に27日投開票の衆議院議員選挙への関心を高めてもらうための取り組みが行われています。
17日は伊那市選挙管理委員会がモバイル市役所を活用した移動期日前投票所を伊那西高校に設置しました。
伊那市選挙管理委員会は10代の投票率向上につなげようと高校に出向き移動投票所を設置しました。
モバイル市役所は路線バスを活用して行政サービスを各地に出向いて行うものです。
伊那西高校では選挙権のある18歳の生徒が投票していました。
高校に移動期日前投票所を設置したのは、2022年の参議院議員選挙が初めてで市内4つの高校合わせて53人が投票したということです。
その時の参院選の伊那市の投票率は全体で59.98%だったのに対し10代は32.63%でした。
移動期日前投票所は高遠高校にも設置され、18日は伊那北高校、24日に伊那弥生ケ丘高校に設置されます。 -
長谷保育園の園児が地域材を使った工作体験
伊那市の木育事業の一環で、長谷保育園の園児が、地域材を使った工作を9月26日に行いました。
この日は、長谷保育園の年長児15人が地域材を使った工作に挑戦しました。
伊那市では、木の手触りや香りを感じ、地域の木材に親しみを持ってもらおうと、2013年度から木育事業を行っていて、毎年保育園での工作体験を実施しています。
園児たちは、好きな木材を選び、接着剤で付けたり、切ったりして作品を作りました。
この日は、市内の木工事業者など5人が協力しました。
園児は、家や乗り物に見立てたオブジェを作り、作業開始から1時間ほどで完成しました。
伊那市では「工作を通して木材が身近にあることを知ってもらうとともに、思い出づくりにしてほしい」と話していました。
今年度は、長谷保育園の他に、4つの園で工作体験をすることになっています。
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南箕輪小3年生 小売店を見学
南箕輪村の南箕輪小学校の3年生は、社会科見学で箕輪町の総合小売店・綿半スーパーセンター箕輪店を16日に訪れました。
16日は3年4組の児童34人が綿半スーパーセンター箕輪店を訪れ、売り場や調理場を見学しました。
このうち精肉コーナーでは、担当者が、仕入れた状態の肉を見せ、「炒め物や揚げ物など料理をしやすいよう、厚さや大きさを変えてパック詰めしている」と話していました。
また、総菜コーナーでは、寿司や弁当、揚げ物は、それぞれ30種類店頭に並べ、ご飯は1日14キロ炊いていると説明していました。
南箕輪小の3年生はスーパーマーケットの特徴や働く人たちについて勉強していて、社会科見学はその一環で行われました。
南箕輪小の3年4組では、今回の社会科見学で学んだことを、それぞれまとめ、発表するという事です。
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伊澤修二記念音楽祭 事前指導
伊那市高遠町の高遠高校の生徒は、26日に行われる伊澤修二記念音楽祭にむけ、東京芸術大学大学の卒業生から15日、合唱指導を受けました。
この日は、高遠高校音楽専攻の生徒22人が指導を受けました。
講師は、東京芸術大学大学院音楽研究科を修了し、現在は昭和音楽大学で講師を務める、黒川和伸さんが務めました。
26日に行われる伊澤修二記念音楽祭の事前指導として行われ、生徒たちが本番で披露する曲を歌いました。
黒川さんは曲に出てくるドイツ語のアクセントや、歌詞の解釈を大切にするよう指導しました。
ほかに「全力を尽くすことで聞いてくれた人を感動させることができる」と話していました。
伊那市では、高遠町出身の伊澤修二が東京芸術大学の初代校長を務めたことが縁で、交流を行っています。
第38回伊澤修二記念音楽祭は、26日(土)に行われます。
高遠高校の生徒は、高遠町文化体育館で行われる第1部と、伊那文化会館で行われる第2部の市民合唱団として出演します。
ほかにも、高遠中学校と東部中学校でも15日に事前指導が行われました。
16日は高遠小学校と高遠北小学校で指導が行われます。
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箕輪町郷土博物館に風神雷神図屏風のレプリカが記念展示
9月28日にリニューアルオープンした箕輪町郷土博物館に風神雷神図屏風のレプリカが記念展示されています。
12日は、専門家による屏風の解説イベントが行われました。
博物館2階の美術展示室には、国の重要文化財に指定されている尾形光琳が描いた「風神雷神図屏風」の高精緻レプリカが展示されています。
記念イベントでは、東京国立博物館 文化財活用センターの松沼穂積さんが屏風の解説を行いました。
屏風は尾形光琳がおよそ350年前、江戸時代初期に俵屋宗達の屏風を模写したものです。
解説の途中で、当時のろうそくを再現した赤い明かりを灯して見え方がどのように変わるかを参加者が見比べていました。
参加者は風神雷神が浮かび上がって見えるなどと話していました。
また裏には、酒井抱一の夏秋草図が描かれています。
この絵は風神雷神のおよそ100年後に描かれたものだということです。
風神雷神とリンクさせ、風に吹かれる秋草と雨でぬれた夏草が意図的に配置されているということです。
松沼さんは「本物は、保存のため裏と表を別々にしている。表裏で一緒に見られるのはこのレプリカのみで貴重です」と説明していました。
この風神雷神図屏風は14日(月)まで展示されています。
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南信地区高等学校書道展
南信地区高等学校書道展が、伊那市の伊那文化会館で開かれています。
書道展には南信地区13校の生徒の作品98点が展示されています。
展示されているのは、臨書で生徒が古典の作品を手本に文字の太さや形を考えて書き写したものだということです。
会場ではほかに、南信地区の高校の教員展も開催されています。
南信地区高等学校書道展は13日(日)まで伊那文化会館で開かれています。
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伊那西小で蝶の標本作り
伊那市の伊那西小学校の3年生の児童は、総合学習の一環で蝶の標本を11日につくりました。
この日は3年生の児童14人が保護者と一緒に蝶の標本をつくりました。
講師は10年以上蝶の研究をしている伊那市西春近の岡村裕さんです。
標本にする蝶は児童が学校の敷地内で捕まえたものや、岡村さんが用意したもです。
児童らは岡村さんに教わりながらピンセットで、そっと羽を広げていました。
羽を広げたチョウは台に乗せてテープで抑え、針で羽を固定します。
標本作りで一番難しい作業だということす。
蝶を固定すると辞典で種類を調べていました。
蝶を入れる箱は、学校林の木材が使われています。
箱には児童が書いた絵が掘られています。
標本の蝶は三週間ほど乾燥させ、標本箱にならべ完成するということです。 -
伊那西高校合唱コンクール 3年4組が1位
伊那市の伊那西高校の合唱コンクールが、駒ヶ根市の駒ヶ根市文化会館で10日に開かれ、3年4組が1位に選ばれました。
合唱コンクールでは、1年生から3年生までの14クラスが、練習の成果を披露しました。
伊那西高校では、クラスの絆を深めようと毎年合唱コンクールを開いています。
審査の結果、合唱曲「今年」を歌った3年4組が1位に選ばれました。
表彰の後には、アンコール演奏が行われました。
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伊那市中学生キャリアフェス 生徒実行委員会
11月21日に開かれる伊那市中学生キャリアフェスの生徒実行委員会が8日市役所で開かれ、今年のテーマが発表されました。
テーマは「未来設計図~自分のキャリアをソウゾウしよう」です。
テーマには、未来に興味や関心を持ち、自分のキャリアについて想像を膨らませ、創り出していってほしいという思いが込められています。
今日は中学生実行委員会が、白鳥孝伊那市長を前にテーマを発表しました。
白鳥市長は「キャリアフェスでは、大きな視野で自分の人生や地域、日本のことを考えていってほしい」と激励していました。
伊那市中学生キャリアフェスは、伊那市内の中学2年生が集まり、地域の大人から仕事や生き方について話を聞き理解を深めるものです。
伊那市中学生キャリアフェスは、11月21日(木)にエレコム・ロジテックアリーナで開かれ、伊那市にゆかりのあるおよそ90の企業や団体が出展します。
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天空のオーケストラ 伊那文化会館で演奏
鹿嶺高原コンサート 天空のオーケストラが5日に開かれました。
雨のため、会場を伊那市の伊那文化会館に移して行われました。
コンサートは、自然の中で音楽を楽しんでもらおうと鹿嶺高原を会場に行われる予定でしたが、雨のため、伊那文化会館のホワイエに会場を移し行われました。
コンサートには、伊那市の伊那フィルハーモニー交響楽団、女声合唱エーデルワイス、男声合唱団Gaku あわせておよそ90人が出演しました。
より現地の環境に近づけようと、ホワイエの扉が開けられ、建物の外で楽しむ人の姿もありました。
コンサートでは、会場を訪れた人も一緒になって伊那市の歌を演奏しました。
伊那ケーブルテレビでは、19日(土)から、9月に鹿嶺高原で収録したリハーサルの模様を121チャンネルで放送します。
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中曽根の権現桜 保存作業
長野県の天然記念物に指定されている箕輪町中曽根のエドヒガンザクラ(権現桜)の保存作業が9月25日に行われました。
9月25日は、中曽根の権現桜の幹を支えるための支柱の取り付け作業が行われました。
エドヒガンザクラは、木の高さは15メートル、根元の周囲は8.2メートルあり、樹齢の推定は千年です。
幹の強度が低下してきていることから安全対策として、県と箕輪町の補助金を受けて所有者が実施したものです。
支柱は長さおよそ9メートル、太さ20センチの鋼鉄製です。
コンクリートを入れて固定しました。
この保存事業は、9月中旬から行われていて枝の剪定や、土壌に肥料をまき樹勢回復を図るということです。
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小出太鼓が権現まつりに向け稽古
伊那市西春近の和太鼓グループ小出太鼓は6日に開く太鼓イベント、権現まつりに向け稽古に励んでいます。
2日はメンバー約15人が伊那市西春近の稽古場に集まり、祭りで披露する曲の練習をしていました。
小出太鼓はグループを結成して約40年で現在は小学生から高校生までが9人、大人10人の合わせて19人で活動しています。
権現まつりは、太鼓演奏を楽しんでもらおうと、毎年開かれています。
権現まつりは6日日曜日の正午から伊那スキーリゾート下にある小出太鼓稽古場で開かれます。
当日は太鼓演奏のほか、スペシャルゲストによる空手の演武などが予定されています。
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高遠第2・第3保育園 園児と保護者がお別れ会
伊那市高遠町の高遠第2・第3保育園の老朽化による建て替えのため、1日に園児と保護者が園舎のお別れ会を開きました。
1日は、園児およそ30人と保護者が園舎のお別れ会を開きました。
お別れ会では、園舎のリズム室などの壁に色ペンを使って親子で落書きをしました。
園児は好きな絵や文字を書いたりしていました。
落書きは保護者会と保育園が思い出作りをしてもらおうと企画したものです。
1日はほかに、園庭で年長と保護者が親子ドッジボール対決をしました。
年少と年中は、リズム室で運動会で行った音楽に合わせて布を広げる演目のパラバルーンを保護者と一緒に行いました。
園庭では全員で記念撮影が行われました。
高遠第2・第3保育園は、4日まで現在の園舎を使用し、その後は長藤の高齢者生きがいセンターを活用します。
解体は15日からで、新しい園舎は2026年2月に完成する予定です。
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東春近で森の音楽祭
伊那市東春近の音楽団体が集まる野外コンサート「森の音楽祭in春近郷」が、29日に殿島城址公園で行われました。
音楽祭には、東春近で活動する11の団体と個人が演奏を披露しました。
森の音楽祭は、音楽文化の向上と発展を目的に毎年この時期に開かれていて、今年で18回目です。
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高遠高校の生徒 信大の学生と漆塗り体験
伊那市高遠町の高遠高校書道専攻の生徒は12日、信州大学教育学部の学生と伝統工芸の漆塗りを体験しました。
講師は塩尻市にある漆器店の手塚希望さんが務めました。
今回体験したのは、「摺り漆」といわれる作業です。
思い思いの文字を書いた木の皿に漆を塗っていきます。
塗った漆を紙でふき取り乾かします。
この作業をあと2回繰り返します。
この日は、信州大学教育学部で書写書道教育を学んでいる学生も参加しました。
信大の学生は、書道と伝統工芸を融合させ長野県の伝統文化や芸術の保存、継承に取り組んでいます。
それを高遠高校が知り、高大連携の授業として行われました。
高遠高校では「授業を通してコミュニケーション能力を身に付けるほか、伝統工芸について知る機会になればうれしい」と話していました。
漆塗り体験の授業はあと2回予定されています。
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高校演劇 弥生と伊那西が県大会へ
上伊那地区高校演劇合同発表会が、伊那市の伊那文化会館で22日に開かれ、伊那弥生ケ丘高校と伊那西高校が県大会出場を決めました。
発表会には、伊那弥生ケ丘、伊那西、赤穂、伊那北の4校が出場し、オリジナル作品を披露しました。
審査の結果、弥生と伊那西が県大会出場を決めました。
弥生の作品「鉄塔グニャリと曲がってる」は、思春期の高校生が、心身の変化を積み重ねながら、社会の違和感に立ち向かうという内容の2人芝居です。
照明などを含めた総合芸術としての完成度が評価されました。
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伊那養護学校寄宿舎の花火大会
伊那市の伊那養護学校寄宿舎の花火大会で子どもたちに楽しんでもらおうと、伊那ライオンズクラブが6日に奉仕活動としてゲームコーナーを今年初めて出店しました。
花火大会を前に、伊那養護学校の体育館には、イベントコーナーが設けられました。
寄宿舎には現在およそ40人の生徒が月曜日から金曜日まで生活しながら学校に通っています。
伊那ライオンズクラブは、今回初めて花火大会に参加し、子どもたちが楽しめるイベントができないか学校に相談して射的や輪投げコーナーを出店しました。
花火大会はグラウンドで行われ、およそ40発が打ち上げられました。
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箕輪中学校の新しい制服お披露目
箕輪町の箕輪中学校は、2025年度から50年ぶりに制服が変わります。
25日は新しい制服がお披露目されました。
50年ぶりに変わる新しい制服です。
ジャケット型のジェンダーレス制服となっています。
25日は町役場で定例記者懇談会が開かれ、制服のお披露目が行われました。
ジャケットやスラックス、スカート、ネクタイなどは生徒が自由に組み合わせることができます。
箕輪中学校では、2022年度から小中学校のPTAや教諭、教育委員会などが検討してきました。
エンブレムやボタンは、児童や生徒から募集した案を参考に、校章やもみじがデザインされています。
制服は、文化祭のファッションショーで生徒にお披露目されます。
箕輪中学校では、2025年度から新しい制服に変わります。
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5年ぶりに復活民謡踊り
伊那市の伊那西高校のスポーツフェスティバルが25日に開かれ、5年ぶりに3年生が浴衣姿で民謡踊りを披露しました。
25日は3年生およそ100人が浴衣姿でダンシングオンザロードなどに合わせ踊りを披露しました。
民謡踊りは、3年生の伝統となっていて、この日に向けて踊りや浴衣の着付けを練習してきたという事です。
スポーツフェスティバルでは、他にもリレーや大縄跳びなどが行われました。
新型コロナの影響で、2019年以降、種目を絞り、時間を短縮し行っていました。
今年は5年ぶりに1日開催となりました。
生徒たちが自主的に行動し、お互いの頑張りを称え合って団結を深める事を目的としています。
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伊那新校 伊那北に仮設校舎で建設進める
伊那市の伊那北高校と伊那弥生ケ丘高校が再編統合する2028年度開校予定の伊那新校について、敷地内に仮設校舎を建て、既存校舎を使いながら順次、解体と新校舎建設を繰り返す新しい案が示されました。
24日は、伊那市の伊那合同庁舎で伊那新校再編実施計画懇話会が開かれ、県教育委員会が校舎建設の方針を説明しました。
新しい案は、伊那北高校の敷地内に仮設校舎を建て、両校の既存校舎を活用しながら新校舎建設をすすめるものです。
新校舎建設着工はこれまでより1年前倒しの2026年度で、2027年度から伊那北の生徒は新校舎の一部使用を始めるとしています。
統合方法は年次統合となります。
出席者からは「解体と工事が同時に進み、騒音や危険性がある」などの意見が出されていました。
県教委は防音対策を行う考えを示しています。
これまでは、伊那北の敷地に建てる新校舎が完成するまで、弥生に仮設校舎を建て、両校生徒が共に学ぶこと、統合方法については、一斉統合とする案が示されていました。
これについて地元から疑問の声が上がっていたことから今回、新案が示されたものです。
新校舎の完成は2030年度を見込んでいます。 -
絵島の284回忌法要
江戸時代に江戸城の大奥を舞台に起こった事件「絵島生島事件」で伊那市高遠町に流刑され生涯を終えた絵島を偲ぶ法要が伊那市高遠町の蓮華寺で7日に行われました。
今年で284回目となる法要には、伊那市観光協会会長の白鳥孝市長や絵島生島の縁で友好提携を結んでいる東京都三宅村の関係者およそ30人が絵島を偲び冥福を祈りました。
絵島は、江戸時代七代将軍家継の母に仕えていた大奥の女中です。
歌舞伎役者の生島新五郎の芝居を見に行き、門限に遅れたことを罪に問われ、絵島は高遠町に、歌舞伎役者の生島は東京都の三宅村に流刑となりました。
この事件は絵島と生島の悲恋として伝えられています。
法要が終わると、出席者は絵島の墓参りを行いました。
絵島生島事件が縁で、旧高遠町と三宅村は昭和45年に友好町村盟約締結、令和4年に伊那市と親善交流を締結しています。
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上農生と富県小児童がサツマイモ収穫
南箕輪村の上伊那農業高校
の生徒と伊那市の富県小学校の児童は24日に小学校近くの畑でサツマイモを収穫しました。
この日は上農高校のコミュニティデザイン学科里山コースの2年生17人と富県小学校の4年生の児童23人がサツマイモ「紅あずま」を収穫しました。
今回収穫したサツマイモは5月に上農高校の生徒と富県小学校の児童が一緒に植えたものです。
児童は高校生に手伝ってもらい、サツマイモを傷つけないように掘り起こしていました。
今年度はサツマイモの苗植えや収穫を通して親睦を深め、来年度は木を薄く削ってつくる経木を使ったモノづくりを行います。
今回はおよそ20kgのサツマイモが収穫されました。
収穫したサツマイモは甘みが増すようにおよそ1か月寝かせ、11月に富県小学校で高校生と焼き芋大会をするということです。
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燈籠祭で高遠ばやし練り歩き
収穫に感謝し無病息災を願う燈籠祭の宵祭りが22日、伊那市高遠町で行われました。
宵祭りでは、ほおづき提灯が飾られた高遠町内を住民が花笠をかぶり、三味線や笛、太鼓を使って高遠ばやしを演奏しながら練り歩きました。
燈籠祭は鉾持神社の例祭に合わせて伊那市商工会などが行ったものです。
新型コロナの影響により宵祭りの開催は5年ぶりとなりました。
22日は建福寺で伊那市有形文化財に指定されている石仏のライトアップも行われました。
石仏は江戸時代の高遠石工、守屋貞治などが作ったものです。
ライトアップは一般社団法人高遠石工研究センターが行ったもので、石仏を見やすいように普段は前面にはめられている格子が外されました。
石仏の周辺には市内の子どもたちが経木で作った燈籠約100基が飾られ訪れた人たちの足元を照らしていました。
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まほらいな市民大学33人が修了
伊那市が生涯学習の場として開いている、まほらいな市民大学と大学院の修了証書授与式が19日ニシザワいなっせホールで行われました。
式では学長の白鳥孝市長から修了証書が授与されました。
まほらいな市民大学を修了したのは市民大学第25期生33人と大学院第9期生4人です。
修了生を代表して北澤克己さんは「学習を通して集まった仲間と親睦を深めることができた。ともに学んだ縁を大切にしていきたい」とあいさつしました。
野鳥をテーマに1年間研究し大学院を修了した春日正策さんは「意欲を持って研究を進めることができた。これからも学びを続け充実した人生をおくりたい。」とあいさつしました。
まほらいな市民大学を卒業した33人のうち2年間の皆勤者は13人、精勤者は6人で全47講座の平均受講率は93%でした。
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上農 プロから花の栽培技術を学ぶ
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒はカーネーションの栽培技術を花卉農家から20日に学びました。
この日は植物コース2年の生徒18人が校内の圃場でカーネーションの栽培技術を学びました。
講師は伊那市富県で50年以上花卉農家をしている田中理一さんです。
この日の実習では不要な芽をつみ取る作業を行いました。
田中さんは「葉を傷めないように芽を摘み取ってください」と話していました。
この実習は上伊那農業農村支援センターの花の認知度を高めるプロジェクトの一環で行われたものです。
実習は年度内にあと2回予定していて、花の栽培現場の見学や、花卉農家との意見交換を行うということです。
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西春近北小3年 コマツナギ植樹
伊那市の西春近北小学校3年生は、理科と総合的な学習でミヤマシジミを保護する活動を今年度初めて行っています。
18日はエサとなるコマツナギの苗を植えました。
18日は3年やまなし組の28人が伊那ミヤマシジミを守る会のメンバーに教えてもらい、コマツナギの苗を学校近くの道路わきに植えました。
3年生は1学期チョウについて関心を持ち、ミヤマシジミを卵から成虫に育てる取り組みなどを行ってきました。
学校内にミヤマシジミの里を作りたいと今回植樹することになりました。
ミヤマシジミは、大きさは2.5センチから3センチです。
現在、環境省と長野県の絶滅危惧種に指定されています。
コマツナギの苗は、同じくミヤマシジミ保護の活動を行う、伊那西小学校3年生から譲り受けたもので、およそ120本植えました。
うまくいけば、来年の9月頃にはミヤマシジミの姿が見られるようになるということです。
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五平餅無償提供15年で記念給食会
伊那市西春近で五平餅を製造・販売する株式会社鈴平とJA上伊那が行っている五平餅の無償提供の15周年を祝う記念給食会が4日に伊那市長谷の長谷中学校で開かれました。
五平餅は、JA上伊那が米を提供し鈴平が製造しているものです。
鈴平は学校給食を作っていることから入学祝いとして上伊那の小学1年生に毎年、五平餅を贈る活動を行っています。
記念給食会では、長谷小学校の1年生と6年生、長谷中学校の生徒が集まり、鈴平の鈴木良典社長やJA上伊那の西村篝組合長らと一緒に五平餅を食べました。
五平餅は今年度、上伊那の小学校8市町村30校、1,126人に提供されたということです。
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防火作品コンク 書道の部最優秀賞 横内さん(中部小4年)
上伊那防火管理協会小学生防火作品コンクールの審査が11日伊那市の上伊那広域消防本部で行われ、防火書道の最優秀賞には箕輪中部小学校4年の横内杏奈さんの作品が選ばれました。
コンクールは上伊那の小学校高学年を対象に上伊那防火管理協会が開いたもので、書道の部には67点、ポスター部には228点の応募がありました。
審査の結果書道の部の最優秀賞には箕輪中部小学校4年生の横内杏奈さんの作品が選ばれました。
ポスターの部の最優秀賞には、宮田小学校4年生の芳池朔さんの作品が選ばれました。
最優秀賞の書道とポスターはまとめられ、来年のカレンダーとして上伊那防火管理協会の会員事業所に配られるということです。
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第77回長野県書道展の伊那地区展
第77回長野県書道展の伊那地区展が、伊那市の伊那文化会館で13日から始まりました。
会場には上伊那を中心とした一般と小中高生の作品、およそ760点が展示されています。
1階の美術展示ホールには一般と高校生の作品が並んでいます。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは、一般の部の特選には、南箕輪村の稲村春麗さんの作品と、伊那市の北原遙翔さんの作品が選ばれました。
学生の部では高遠高校3年の養田礼央さんの作品が選ばれました。
2階の小ホールには小中学生の作品が並んでいます。
小学生は12点、中学生は6点が特選に選ばれています。
関係者は「バラエティに富んだ作品が多く、レベルも高い」と話していました。
第77回長野県書道展の伊那地区展は、15日(日)まで伊那文化会館で開かれています。
一般は300円、高校生以下は無料です。