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高遠・長谷地域定住対策 空き家などの改築工事を補助
伊那市は、過疎化が進む高遠・長谷地域の定住対策として、空き家などの改築工事に対し150万円を上限に工事費用を補助する方針です。
これは、5日開かれた伊那市議会一般質問で、議員の質問に対し、白鳥孝市長が答えたものです。
市では今議会に、U・Iターンや、廃屋の取り壊し、出産などに対する補助を盛り込んだ定住対策補助事業として1920万円を一般会計補正予算案に計上しています。
このうち、空き家については、45歳以下の若者が取得や増改築を行う際に150万円を上限に補助を行います。
伊那市の調査によりますと、現在高遠・長谷地域には、約500件の空き家があります。市では、今後すべての所有社に対し意向調査を行い、その結果をもとに、来年度をめどに、広く情報提供をする考えです。 -
村議会9月定例会開会
南箕輪村議会9月定例会が7日開会し、村は総額およそ6億5千万円を追加する一般会計補正予算案など18議案を提出しました。
補正予算案は、村道の改良事業に3000万円、村内の古くなった看板や標識の修繕と撤去に1000万円などとなっています。
提出された18議案のうち一般会計補正予算案など3議案が即決されました。
南箕輪村議会9月定例会は15日16日に一般質問、17日に委員長報告・採決が行われ閉会する予定です。 -
市商工業振興条例の改正案を12月定例会で提出へ
伊那市の白鳥孝市長は、工場新設などの補助金交付について一定期間以上の事業継続等を条件とすることなどを追加する、伊那市商工業振興条例の改正案を伊那市議会12月定例会に提出する考えを示しました。
これは7日開かれた伊那市議会一般質問で白鳥市長が明らかにしたものです。
伊那市商工業振興条例は工場新設や増設などの補助金などについて定めているものです。
伊那市は、市が誘致した企業、伊那市美篶のNECライティングが11月末で工場を閉鎖することを受け、条例にもとづいたこれまでの補助金およそ1億5900万円を返還するよう、親会社のNEC本社に口頭で求めています。
ただし今の条例には企業撤退の際、返還を求めることができるとする、明確な項目は記されていません。
議員からの「口頭ではなく、文書で求めるべきではなかったのか」という質問に対し、白鳥市長は、「法的根拠に準拠しているかどうか精査したうえでなければならないことから口頭で申し上げた。」と答えました。
また議員からの「補助金は全て税金。返還を求めるのは当然ではないか」という質問には「その方向でやっていきたい」と述べました。
他に「条例改正案の一定期間というのは企業からの税収の金額が補助金を上回るまでをいうのか」という質問には「そのことも含めたうえで提案する」と答えました。
一般質問では他にNECライティングの工場用地未購入問題についても質問が出されました。
この問題はNECライティングの工場増設のため市が、約6億7千万円をかけて整備した土地が未購入のままになっているというものです。
議員からは、NECライティングには土地購入の義務がある。市の口約束という手法も疑問だとして、今後の対応について質問が出されました。
白鳥市長は「土地購入を要請していくほか、新たな事業展開を要望していく。」と答えました。
質問した議員はこの件について住民監査請求が出される可能性も示唆しました。 -
平澤豊満氏町長選出馬表明
任期満了に伴い11月に行われる箕輪町長選挙に現職の平澤豊満さんが立候補する事を表明しました。
平澤さんは7日、箕輪町役場で記者会見を開き正式に3期目を目指し出馬する事を表明しました。
「後援会の臨時総会を開いて後援会の意向と、町民のみなさんのご意見を聞いて次期町長選の立候補を決意した。今まで取り組んできた行財政改革をさらに強力に推進し、民意重視の町政を進め、箕輪町を活力あふれる元気な町、住んでいてよかった、住んでみたい町にする事が町民のみなさんが私に求め期待している事と強く認識している」と話しました。
立候補を表明した平澤さんは69歳。
慶応義塾大学卒業後、昭和40年にセイコーエプソン株式会社に入社し取締役などを務め平成14年10月に退任。 平成14年11月の町長選挙で初当選。平成18年は無投票で2期目の当選を果たしました。
町長職の他、上伊那福祉協会会長や全国町村下水道推進協議会長野県支部長などを務めています。
今後の政策として、今年スタートしたセーフコミュニティの認証取得やグリーンツーリズム事業を充実させ都市との交流による町の賑わいづくり、箕輪町の新しい図書館づくりをあげています。
また、来年度、「高齢者の生涯現役」施策を始めたいとし、「ポイント制を利用し高齢者が自発的に張り合いを持てるような施策をしたい」としています。
また、3期目を最後の年にしたいとしています。
「3期が限度だと思う。3期を区切に今までの町政執行の集大成をしたい」と話しました。
町長選をめぐっては、候補を擁立する動きはありますが、現在のところ平澤さんの他に立候補を表明した人はいません。
任期満了に伴う箕輪町長選は11月9日告示、14日投開票となっています。 -
長野県経営者協会上伊那支部懇談会
長野県経営者協会上伊那支部と上伊那の市町村長との懇談会が2日、伊那市のいなっせで開かれました。
懇談会は冒頭のみ公開で行われ、上伊那支部の役員や上伊那の市町村長など36人が集まり、観光と人材育成による地域活性化について話し合いました。
そのうちの1つ、観光の振興策については、上伊那や南信といった広い地域で連携していくこと、産業観光や体験観光といった、地域の資源を生かした戦略を考えていく必要があることが確認されました。
県経営者協会上伊那支部支部長の、藤澤秀敬伊那バス社長は「この話し合いが産業界の発展と政策のヒントにつながればうれしい」と話していました。 -
元県議の清水氏「早い時期に考え方を詰めたい」
任期満了にともなう11月の箕輪町長選。
出馬がとりざたされている元長野県議会議員の、清水洋さん(57)は取材に対し「早い時期に考え方を詰めたい。」と述べました。
箕輪町松島在住で元県議の清水さん。
町民有志から町長選への出馬を求める声が出ています。
縲恊エ水さん縲・br>「私がいろんなところで話を聞くなかで支持していただいている方の6縲・割が町長選に向けてがんばったらどうだということを言っていただいていることは事実です。
正直申しまして自分は県議選に向けていろいろやってきたわけです。
いろんな準備もそういうつもりで方向的にはやってきたので、ここで急にそういう声をいただいて舵をきるというのは、とまどっているというのが正直なところかもしれません。
長野県政も阿部さんになり大きくかわっていこうとしているわけですから、そんな時にやっぱり自分の働く場所も、そっちかなという気もないことはないですし、なによりも実は製造業の出身の県議は今でもいないんですね。
そういう声を届ける使命というのが自分にあるのかなという気もあったりもします。
ただもう一つ考え方によれば私自身がこれから政治家として生きていく道があるとすれば、それは県であろうと町であろうと地域の皆さんに本当に幸せになってもらう。そのためにがんばる舞台にはかわりはないので、そこについては考えてみようかなという気持ちでいることも事実です。」
清水さんは町長選について、仕事の状況のほか家族、後援会の考えなどを聞き、早い時期に考え方を詰めたいとしています。 -
平澤箕輪町長 町長選出馬に意欲
箕輪町の平澤豊満町長は5日、松島コミュニティセンターで開かれた、自らの後援会臨時総会で、次期町長選について、「前向きに考え決定する」との述べ出馬への意欲を示しました。
臨時総会には、約220人が集まり平澤町長の3期目の出馬を要請しました。
臨時総会で唐澤哲郎後援会長は、初心にかえり、行財政改革を進めるとともに、今までの経験を発揮してもらいたいと述べました。
平澤町長は7日火曜日に記者会見を開き正式に出馬表明する見通しで具体的な政策も発表する予定です。
任期満了に伴う箕輪町長選は11月9日告示、14日投開票となっています。 -
民主党長野県連に要望
南アルプス世界自然遺産登録推進協議会副会長の白鳥孝伊那市長が3日、長野市の民主党長野県総支部連合会事務所を訪れ、南アルプスの世界自然遺産登録に向けた活動に対し協力を求めました。
3日は白鳥市長が民主党長野県連の倉田竜彦幹事長に南アルプスの世界自然遺産登録に向けた要望書を手渡しました。
今回要望したのは3点で、一つめは、ニホンジカの食害により景観や、生態系に悪影響が出ていることから、迅速で効果的な計画の策定とその実施を求めています。
二つめは、南アルプス国立公園の区域の見直しと公園計画の再検討を要望しています。
三つめは、南アルプスのユネスコ・エコパーク登録に向けた情報収集とその提供について協力を求めました。
白鳥市長は「世界自然遺産への登録に向けては克服しなければならない、問題や解決しなければならない課題が山積している」として国や県の支援を求めました。
これに対し、倉田幹事長は「南アルプスは世界自然遺産となる可能性があると思う。要望は国へあげていきたい。」と答えました。
南アルプス世界自然遺産登録推進協議会を構成する静岡市や南アルプス市もそれぞれの県の民主党県連で要望活動を行い、国に働きかけていくということです -
西箕輪保育園起工式
来年4月の開園を目指す、伊那市の仮称・西箕輪保育園の安全祈願祭・起工式が、2日行われました。
2日は、市の関係者や建設を行う業者、地区住民など40人ほどが参加し、工事の安全を祈願しました。
仮称・西箕輪保育園は、大萱保育園と西箕輪北部保育園の統合に伴い新たに建設されます。
場所は、西箕輪小学校の学校林として使用されていた市有地で、小学校・中学校と隣接しています。
敷地面積は、およそ8200平方メートルで、建物は、木造平屋建て、延床面積は1600平方メートルです。
市内の保育園としては2施設目となる太陽光発電設備が設置されるほか、ペレットボイラーも導入されます。
学校林に生えていたヒノキやカラマツも集成材として建物の柱や床などで活用される予定です。
起工式で、白鳥孝伊那市長は、「近くにある小中学校のお兄さん・お姉さんに見守られながら、自然豊かな西箕輪の地で、園児たちにすくすくと育って欲しい」と挨拶しました。
保育園建設の総事業費は、4億2000万円で、主に合併特例債が充てられます。
伊那市が平成13年に計画した保育園の統廃合は、西春近、美篶、富県と続き、西箕輪保育園をもって終了することになります。
西箕輪保育園は、来年3月下旬完成予定で、4月に開園します。
なお、保育園の名称は、地元の検討委員会などと相談し、今年中に決めるということです。 -
箕輪町議会9月定例会開会
箕輪町議会9月定例会が1日開会し、一般会計補正予算案など19議案が提出されました。
一般会計補正予算案は、2億2,217万円を追加するもので、主なうちわけは、▽町道7号線などの道路の改良事業に4千270万円、▽福祉灯油券の配布に550万円、▽住宅用太陽光発電の設置補助に280万円、▽町指定文化財の箕輪南宮神社の樹木の保存に55万円などとなっています。
箕輪町議会9月定例会は、9日、10日に一般質問、17日に委員長報告・採決が行われ閉会する予定です。 -
伊那市ごみ減量化資源化推進委員会
伊那市の、ごみ減量化資源化推進委員会が1日伊那市役所で開かれ、ごみの削減について伊那市に提言する内容をまとめました。
委員会では、ごみの発生抑制・リデュース、再利用・リユース、再生利用・リサイクルの3Rについて伊那市に提言するため検討を重ねてきました。
1日は、そのまとめが行われました。
発生抑制リデュースについては、レジ袋削減などについて上伊那全体で協議する場を設置するよう上伊那地方事務所へ働きかける、再利用・リユースについては、行政によるフリーマーケットのバックアップや、園児服の譲渡会の開催、再生利用・リサイクルについては、シュレッダーにかけかれた紙ごみのリサイクルの推進などをあげています。
委員会では、これらの最終確認を次回行い、11月上旬に白鳥孝市長に提言する予定です。 -
伊那市に財政健全化チーム
伊那市は健全な財政運営を行うため、酒井茂副市長をリーダーに職員8名で構成する財政健全化チームを発足させました。
財政健全化チームは、平成23年度から5年間の中期的な、財政計画を策定します。
市の財政状況を改善するための対策を提言するもので、伊那市によりますと5年間を想定した具体的な健全化計画の策定は、初めてだということです。
伊那市では平成21年度決算について、「健全段階」としていますが、今後、下水道整備などにかかる経費が増すことから、新規の地方債の発行の抑制や繰り上げ償還の推進、基金の積立などに
重点的に取り組んでいく必要があるとしています。
財政健全化チームでは来年度予算の編成に入る前の11月頃を目途に目標計画を策定し市長に提言することにしています。 -
伊那ケーブルテレビ 緊急地震速報 発信テスト
伊那ケーブルテレビは、9月1日の防災の日に合わせ、サービスを行っている緊急地震速報の発信テストを行いう。これにあわせ伊那市役所などでは訓練が行われる。
緊急地震速報のサービスは、速報を発信する気象庁からデータを受けケーブルテレビの伝送路を活用して、地震の予測到達時間と予想震度を伝える。
伊那市では、市役所をはじめ公民館や小中学校など40の施設に緊急地震速報の端末機が設置されている。
伊那ケーブルテレビでは1日、午前9時に全ての端末機に向けて発信テストを行う。
市役所や小学校などでは、この発信テストを基にして避難訓練や消火訓練を行う計画。 -
伊那市が消費者金融相手に訴訟
伊那市は長野市の消費者金融会社に対し、市税を滞納している市民が払い過ぎていた利息を取り返すための訴訟を起こす事を明らかにした。
31日開会した伊那市議会9月定例会に議案として提出した。
税務課によると、市税を滞納している伊那市の男性に対し差し押さえ請求をする段階で財産調査をしたところ、預金等がなく長野市消費者金融コムレイドから借り入れがあったという。
返済する中で、利息制限法の上限年15%から20%を超える過払い金があることがわかった。
議案は、滞納している男性に代わって、伊那市がコムレイドを相手取り、過払金約355万円と解決に至るまでの5%の利息分の支払いを求めるもの。
市では、コムレイドに対し電話や文章などで過払い金の返還を求めたが、相手側が応じないとして、訴訟を起こすことを決めた。
議案が可決されれば、早いうちに提訴するとしている。
また、市側は総額およそ2億5千万円を追加する一般会計補正予算案など28議案を提出した。
補正予算案には西春近の小出一区、唐木、美篶の下県第一、長谷の黒川の集会施設を改修して介護予防拠点施設とする整備事業に1億6千700万円、分杭峠の駐車場転落防止柵設置に約400万円を計上している。
伊那市議会9月定例会は7日8日9日に一般質問、10日、13日、14日に委員会審査が行われ、16日に閉会する。 -
小川秋實院長退職辞令交付式
平成11年から11年間、伊那中央病院の院長を務めてきた小川秋實さんの退任式が31日、行われた。
31日は、退職辞令の交付式と退任式が行われ、小川さんに伊那中央行政組合の白鳥孝組合長から、退職辞令が手渡された。
小川さんは、「この11年間は働きがいのある満ち足りた日々だった。新しい院長のもと、伊那中央病院が発展し続けることを願っている」と話した。
白鳥組合長は、「伊那中央病院が中核病院として確固たる存在を確立できたのは小川先生のおかげ。勇退は残念だが、伊那中央病院の新たなる発展にご尽力いただけたらありがたい」と話した。
小川さんは現在76歳。東京大学医学部の卒業後、昭和53年に信州大学医学部の教授になった。
平成7年から5年間、信大の学長を務めたのち、伊那中央病院の前身となる伊那市営伊那中央総合病院の院長に就任、それから31日までの11年間、伊那中央病院の院長を務めてきた。
また、去年4月には春の叙勲、教育研究功労で瑞宝重光章を受章した。 -
伊那市「財政健全化チーム」発足
伊那市は健全な財政運営を行うため、酒井茂副市長をリーダーに職員8名で構成する財政健全化チームを発足させた。
財政健全化チームは、平成23年度から5年間の中期的な財政計画を策定する。
市の財政状況を改善するための対策を提言するもので、伊那市によると、5年間を想定した具体的な健全化計画の策定は初めてだという。
伊那市では平成21年度決算について、「健全段階」としているが、今後、下水道整備などにかかる経費が増すことから、新規の地方債の発行の抑制や繰り上げ償還の推進、基金の積立などに重点的に取り組んでいく必要があるとしている。
財政健全化チームでは、来年度予算の編成に入る前の11月頃を目途に目標計画を策定し、市長に提言することにしている。 -
箕輪セーフコミュニティ対策委員会設置
行政と住民が協働で安全安心のまちづくりに取り組んでいる箕輪町は、セーフコミュニティの世界認証取得に向け、具体的な仕組み作りをする対策委員会を設置する。
これは、27日夜、箕輪町役場で開かれた箕輪町セーフコミュニティ推進協議会で決定した。
箕輪町は、平成24年度中に世界保健機関WHOによるセーフコミュニティの認証取得を目指している。
今回設置する対策委員会は、交通安全、子どもの安全、高齢者の安全、くらしの安全、自殺予防、外傷調査の6つ。
町民の死亡原因に事故や自殺が多いこと、町民を対象に行ったアンケートで、安全安心のために取り組む重点事項として交通安全への関心が高かったことなどから、6つの対策内容を決め、委員会を設けることにした。
対策委員会は9月以降に設置し、現状把握、対策の検討などに取り組むという。
会議ではこのほか、セーフコミュニティのモデル地区として北小河内地区を指定することも報告されました。
モデル地区では今後、危険箇所調査や討論会などを行う。 -
高遠町地区 「日本で最も美しい村」連合登録を検討
伊那市高遠町地域協議会が、昨夜、高遠町総合支所で開かれ、NPO法人「日本で最も美しい村」連合への、高遠地域の加盟について協議した。
27日夜は、伊那市から「日本で最も美しい村」連合への加盟について提案があった。
「日本で最も美しい村」連合は、地域に誇りを持ち、活性化につなげていこうと、2005年に北海道美瑛町の呼びかけで発足した。
地域単位でも加盟することができ、2009年現在、全国で33地域、近隣市町村では中川村や大鹿村が加盟している。
加盟すると「日本で最も美しい村」という商標を使うことができ、地域のイメージアップにつながる。
加盟するには●人口が1万人以下であること●人口密度が1平方キロメートルにつき50人以下であること●景観、環境、文化のうち2つ以上の地域資源があることの3つの条件があり、高遠町はこれらの条件を満たしている。
高遠町地域協議会では、今後の協議会の中で加盟について検討していくという。 -
阿部氏 上伊那市町村長と対談
9月1日付けで長野県知事に就任する阿部 守一さんが、26日、伊那市役所を訪れ、上伊那の市町村長と対談した。
26日開かれた、上伊那広域連合議会にあわせて、知事に就任する阿部守一さんが、伊那市役所を訪れ、8つの市町村長と対談した。
阿部さんは「県と市町村が力を合わせて、元気な県にしていきたい」と挨拶した。
白鳥孝伊那市長は、リニア新幹線問題に触れ、「国と県の将来のためにも、観光・産業において効果があるBルートを新しい知事にも支持してもらいたい」と話した。
阿部さんは「リニアは地域によって考え方がある。今までの県のスタンスを確認して、意見をうかがいながら対応したい」と答えた。
平澤豊満箕輪町長は、「信州型事業仕分けは、おそれることなくやってもらいたい。県政のスピードアップ、効率化を進めて欲しい」と話した。
唐木一直南箕輪村長は、「県民イコール市町村民。良好な関係を築いていきたい。市町村にはそれぞれの市町村なりの悩みがある。一緒に悩みを聞いて、一緒に考えて欲しい」と話した。
阿部さんは、信州型事業仕分けについて、「予算を削減する手段というよりは、県の情報公開を進め、県民に参加していただく手段だと考えている」、医療問題については、「自治体に負担を頂いているが、仕組み上、県が果たすべき役割は大きい。いままでより踏み込んだ対応をしていきたい」との考えを示した。 -
平澤町長進退 9月前半に発表の考え
11月28日に任期満了となる箕輪町の平澤豊満町長は、その後の進退について、9月前半には明らかにする考えを示した。
25日開かれた報道機関との懇談会で、平澤町長は進退について9月前半に発表する機会を設けて明らかにする考えを示した。
平澤町長は、昭和16年生まれの69歳。平成14年に箕輪町長に初当選し、現在2期目。
箕輪町長選挙は11月9日告示、14日投開票となっている。 -
戸草ダムなど防災対策 国が説明
伊那市三峰川総合開発事業対策協議会が25日、伊那市役所で開かれ、戸草ダムなど美和ダム上流の防災対策について国から説明を受けた。
協議会には白鳥孝伊那市長ら関係者約20人が出席し、天竜川上流河川事務所の草野慎一所長と、三峰川総合開発工事事務所の鈴木勝所長から三峰川の美和ダム上流の防災対策について説明を受けた。
戸草ダムについて草野所長は、「今後の社会経済情勢等の変化に合わせ建設時期を検討する」としたうえで、その期限については決まっていないと話した。
鈴木所長は、関係する自治体からなる検討の場を設置するほか、総事業費や堆砂計画、過去の洪水実績など計画の前提となっているデータなどについて点検を行うと説明した。
このほか、美和ダム上流の砂防施設整備の進捗状況などについても報告があった。
出席者からは「戸草ダムについての表現があいまい」といった声や、「利水についても検討が必要」などの意見が出されていた。 -
大沢川改修促進期成同盟会総会
伊那市の富県と東春近を流れる大沢川の改修促進を図る期成同盟会総会が23日、伊那市の春近郷ふれ愛館で開かれた。
総会には、市の関係者や地区役員ら約20人が出席した。
総会では、国や県に対し事業の促進を要望する活動などを盛り込んだ22年度事業計画案などについて検討した。
大沢川の改修は、平成14年までに下流域1300メートルは完了しているが、上流域1200メートルの改良はまだのため、意見交換会では地区役員から「早いうちに手を付けてほしい」との要望があった。
これに対し伊那建設事務所では、「財源が厳しい中で、住民の安全を守るためにすべきことを地区の方と話し合いを重ね検討していきたい」と話していた。 -
白鳥伊那市長NECへ雇用確保など求める要望書提出
伊那市美篶のNECライティング株式会社伊那工場の閉鎖を受け、伊那市の白鳥孝市長は、NECグループの本社に対し従業員140人の雇用の確保等を求める要望書を8月18日に提出したことを明らかにした。
24日開かれた定例記者会見のなかで白鳥市長が明らかにした。
要望書は今月18日に白鳥市長が東京にあるNEC本社に出向き提出した。
照明器具の開発製造販売をおこなっているNECライティングは、東京本社の他、伊那工場、滋賀工場がある。
不況の影響を受け利益が落ち込んだことから、生産拠点を中国の工場に集約することになり、今年11月末に伊那工場を閉鎖することを先月26日に発表した。
NECライティングによると、伊那工場の従業員の140人はグループ内での配置転換や希望退職で対応するという。
白鳥市長によるとNEC側は、検討したうえで年内に回答したいと話したという。 -
ドラマや映画、撮影誘致の組織立ち上げへ
伊那市の白鳥孝市長は、ドラマや映画などの撮影を誘致する組織を正式に立ち上げたい考えを示した。
24日開かれた定例記者会見で白鳥市長が明らかにした。
現在、伊那市の職員有志15人が、去年11月に伊那谷フィルムコミッションという団体を組織し活動している。
主に、ドラマや映画のロケ地を誘致するもので、すべてボランティアで行っている。
映画のロケ地を高遠町に誘致した他、現在、伊那市などで撮影が行われている「伊那の井月ほかいびと」の撮影協力などをしている。
職員によると、ここ最近ドラマや映画のロケ地の問い合わせも多いという。
白鳥市長は、「この地域の魅力も発信でき、経済効果もある」とし、一般からも参加をつのり正式に立ち上げたいとしている。 -
消防本部6方面本部体制案
松本地区から飯田地区までの、中南信地域の消防組織再編を検討する消防広域化の将来ビジョン策定にむけ、伊那消防組合が考える本部体制の方向性の案が、24日示された。
組織体制は「地域特性考慮型」、消防本部は6つの方面本部を設置する6方面本部体制とする案となっている。
24日開かれた伊那消防組合議会全員協議会で示された。
伊那消防組合では、「消防広域化へのさまざまな意見があり、組織体制を選択する意見集約に至っていない」として、これまで本部体制の方向性が出ないままとなっていた。
今回、将来ビジョン策定にむけて伊那消防組合の意見を集約するため、事務局が本部体制の案を示した。
組織体制としては、地域の特性、実情を考慮した「地域特性考慮型」、地域の意見などを反映するための組織は「設置する」としている。
また、組織拡大による管轄区域拡大に対応するため、6つの方面本部を設置するとしている。
職員の身分・給与制度は経過措置を設けて一元化するとしている。
示された案は、組合を構成する伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村の各市町村議会の中で議論され、9月に集約されることになっている。
集約された意見は、11月の中南信消防広域化協議会で示される予定。 -
伊那消防署建て替え検討へ
老朽化が進む伊那消防署の建て替えに向け、伊那市は、消防署員と市役所職員でつくる庁内検討委員会を、今年の秋に立ち上げる。
現在の伊那消防署は建築から36年を経て、老朽化が進んでいて、施設も手狭となっている。
そこで、建て替えにむけ、伊那市では、庁内検討委員会を今年秋ごろに立ち上げる予定。
検討委員会では、建て替えの場所、規模、時期などを検討する。
伊那消防組合議会臨時会で白鳥孝市長は、「伊那消防署の新築移転は重要な課題」と話した。 -
町地域スポーツセンター名称「ながたドーム」に決定
箕輪町がながた自然公園に建設している地域スポーツセンターの名称が「ながたドーム」に決まった。
名称については、7月中旬から8月20日の間、募集を行い、30件の応募があった。
箕輪町では23日、応募のあった30件について、町長や教育長、担当者などが審査をした。
審査の結果、箕輪町の松原章子さんの「ながたドーム」に決定した。
また同日は、町議会臨時会が開かれ、地域スポーツセンターの建築工事費を約2千万円増額する議案が提出され、可決された。
主な変更点は、一部地盤が弱く、補強するためのセメント系の固化材を注入することなど。
これにより、建築工事費は2億5900万円から2千万円増額し、総額2億7900万円となる。
オープンの時期は、工事の変更などにより、当初の10月下旬から2カ月ほど遅れ、12月20日予定となっている。 -
セブンイレブンで住民票など取得可能に
伊那市や箕輪町、南箕輪村など上伊那6市町村では、コンビニエンスストアのセブンイレブンで住民票などの取得が来年から可能となる。
セブンイレブンで取得が可能なのは、住民票の写しと印鑑登録証明書で、住民基本台帳カードが必要です。
広域連合8市町村のうち、飯島町と中川村を除く6市町村で来年2月から始まる予定。
現在、住基カードを利用したセブンイレブンでの証明書の交付は、東京都渋谷区や三鷹市などで始まっている。
セブンイレブンの店舗内の多機能端末機を利用して、全国どこでも住民票と印鑑証明書の交付が受けられるサービスで、広域連合では、利用可能時間が長くなることや、上伊那以外でも利用できること、発行手数料が窓口交付より安くなることなどをメリットにあげている。 -
南箕輪村「村税コールセンター」設置へ
南箕輪村は、電話で村税の納付などを呼びかける「村税コールセンター」を設置する。
10日の村議会全員協議会で村側が議会に対し報告した。
報告によると、村税コールセンターは、外部に委託し設置されるもので、2人が業務にあたる。
主な業務は、滞納者への電話による納付呼びかけや、差し押さえの補助などとなっていて、9月下旬の開設を予定している。
収納対策課によると、平成21年度の村税の滞納額は、約5,000万円、累積では、2億円にのぼるという。 -
県議会が南アの食害状況を視察
長野県議会は10日、南アルプスのニホンジカなどによる食害の現地調査をした。
10日は、長野県議会山岳環境保全対策議員連盟の会員12人が林道バスに乗ってニホンジカなどによる食害状況などを視察した。
山岳環境保全対策議員連盟では、山岳のごみやトイレ問題などの環境保全をテーマに検討している。
仙流荘では、伊那市や地元の関係者と意見交換が行われた。
この中で、シカなどによる高山植物の食害対策などについて報告があった。
上伊那猟友会の竹入 正一会長は、「去年試験的に行ったワナによる捕獲に効果があった。今後はワナによる捕獲が増えると思う」と話していた。
また、信州大学農学部の泉山 茂之教授は、「まずは野生動物の生態を知る事が大切。2008年から始めた防護柵の効果も出てきている。」と報告していた。