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みのわ元気サイクル事業「地区巡回健康教室」24日から
箕輪町が本年度取り組んでいる「みのわ元気サイクル事業」の一環で、「地区巡回健康教室」が24日から始まる。
同教室は、生活習慣病予防のための健康学習と、運動のきっかけ作りとしての手軽な運動で楽しく体を動かす。本年度は箕輪北小学校区の沢、大出、八乙女地区をモデル地区として実施。効果やメニューなどを検討し、来年度につなげる。
24日に開講し10月23日までの全6回。会場は北小体育館で、1回の時間は1時間半。健康学習と運動をセットで行う。約30人が参加を予定する。
健康学習は町の保健師、管理栄養士が担当し、メタボリックシンドロームや食事の話などをする予定。運動は健康運動指導士、町体育指導員が担当。健康エクササイズやニュースポーツを体験する。屋外でのウォーキング、天竜健康ウォークへの参加も計画。みのわ健康アカデミーのOBも協力する。
町は、「教室で生活習慣病予防について学び、楽しく運動して日常生活に取り入れてほしい」としている。 -
第1回上伊那広域連合ごみ処理基本計画推進委員会が開催
上伊那広域連合が伊那市内に設置する新ごみ中間処理施設の施設規模などを検討する第1回上伊那広域連合ごみ処理基本計画推進委員会が19日、伊那市内であった。各市町村の衛生自治会の代表者や市民団体代表者など25人を委員に委嘱し、ごみの減量化、資源化の具体案と機種選定の検証結果を11月末を目指し伊那市の用地選定委員会に報告することを確認。委員長には公募委員の小沢陽一さんを選出した。
同委員会の主な検討事項は(1)ごみの減量化、資源化(2)広域連合が02年に選定した機種(処理方式)の検証竏秩B
合わせて処理対象物の検討、施設規模の試算なども担い、市の用地選定委員会が最終報告を目指す12月に入る前、11月末を報告時期として目指す。報告後も引き続き減量化などの検証を続け、結果に対して用地選定委員会の意見があった場合は再度検討を行う。また、委員の任期は2年間となっており、新施設の稼働後も運転状況把握などを行っていく。
小坂樫男広域連合長は「広域連合で02年にコンサルに依頼した時は、コークスを使った溶融炉が一番経済的ではないかという結論に至ったが、数年を経て、新しいものも出てきているのでその辺も含めて検討してほしい。また、八乙女の埋立地の掘り起こし残さや下水道汚泥をどうするかという問題もある。大変難しい問題だが相互の連携をとりながら研究し合い、自分たちのごみをどうすればいいか検討してほしい」と語った。 -
廃食用油リサイクル事業
BDF精製装置増設箕輪町は、地域新エネルギービジョンに基づき進めている「協働による廃食用油リサイクル推進事業」で、バイオディーゼル燃料(BDF)の精製装置を町共同作業の家敷地内の作業場に1台増設した。
町内の各家庭から廃食用油を回収し、共同作業の家で精製したBDFを町が購入して「みのちゃんバス」に使用する地球環境にやさしいリサイクル事業。
06年4月の本稼動から1台の装置で対応してきたが、回収する廃食用油の量が増えたことから、新たに1台導入した。
装置は現在使用しているものと同じ。費用は377万5千円。県の元気づくり支援金2分の1補助を受けた。当面は2台の装置を交互に稼動する予定という。
廃食用油は現在、一般家庭、町内の小・中学校、保育園、民間企業8社から回収している。06年度は9200リットル回収し、BDFを6500リットル精製した。 -
南箕輪村メール配信システム「MM」23日サービス開始
南箕輪村は、災害情報やイベント情報などが得られるメール配信システム「みなみみのわメールメッセンジャー(通称・MM)」を導入する。23日からサービスを開始する。
昨年7月の豪雨災害で、「災害時に情報を知りたい」という住民要望が多かったことなどをきっかけに、災害時などに必要な情報を携帯電話やパソコンに提供し、住民が安心かつ安全に暮らせることを目的とする。
現在は防災無線、伊那ケーブルテレビジョンの文字放送、個別受信機(区長、消防団幹部など200台)、村ホームページで情報を提供している。普及率の高い携帯電話で情報を得られるようにすることで、従来の情報伝達手段を補完する。
配信を予定する情報は、火災や風水害などの災害情報、イベント情報、入札情報、保育園や学校からの連絡など。必要な情報を登録者が選択できる。
23日から登録を受け付ける。携帯電話からの登録は、「mm@emp.renrakun.jp」へ空メールを送信し、仮登録メールを受信。記載されているURLに接続し、カテゴリを選択。本登録完了メールが自動返信されて登録完了となる。登録・配信は無料。通信費用(パケット料金など)は利用者の負担。パソコンは「http://www.renrakun.jp/mm/」から登録できる。
村は、「多くの方に利用してもらいたい。各世帯で必ず1人は登録して、いざというときに備えてほしい」としている。 -
わが家のおすすめレシピを募集
伊那市教育委員会は31日まで、「わが家のおすすめレシピ」を募集している。初めての取り組みで、郷土食や子どもに伝えたい味、元気もりもり献立などを募り、食育の推進に活用する。
文部科学省が指定する栄養教諭を中核とした食育の推進事業の一環。東部中学校に栄養教諭1人が配置され、学校給食に限らず、小学生を対象にした西箕輪公民館の通学合宿や「はなまる探検隊」などに協力している。
募集は「郷土食・行事食」「朝ごはんオリジナルレシピ」の2部門。応募資格は市内在住・在勤・在学者、出身者。
希望者は応募用紙に料理名、材料(4人分)、作り方、ポイントなどを記入して申し込む。
応募作品の中から、市教委が栄養バランスなどを見て優秀作品を選び、10月に開く「イーナちゃん広場2007」で表彰。学校給食の献立に採用する。
昨年度、市教委が取った小・中学校の食生活アンケートから▽「朝ごはんを週1回以上、食べない日がある」と答えた小学生は8・9%、中学生は20・1%▽夜型の生活習慣から、慌しい朝となり、欠食につながる竏窒ネどの結果が出ている。
市教委は「学校、家庭、地域が連携した食育推進のきっかけにしたい」と話す。
募集内容は、市報「いな」7月号や市のホームページなどに載る。
提出先は、市役所学校教育課、高遠町・長谷の各教育振興課など。
問い合わせは、市教委学校教育課保健給食係(TEL78・4111内線2711、2712)へ。 -
参院選長野選挙区
参院選長野選挙区(改選定数2)に立候補している中川博司氏(49)=社民新=は14日、上伊那を遊説した。
杖突峠から上伊那入りした同氏は伊那市、南箕輪村、箕輪町、辰野町を遊説し、それぞれの中心商店街などで街頭演説。格差是正、護憲などを訴えた。
伊那市のJA本所前での演説では、今回の参院選を「日本の未来にとって大きな分かれ道になる選挙」として「小泉竏宙タ倍政権の構造改革、規制緩和政策による格差拡大」の是正と平和憲法維持の重要性を強調。「親の所得の格差が子どもの教育の格差につながる」と懸念した。
伊那市の大型店前では、冒頭で年金記録問題に触れ、「政府の責任で年金記録を証明すべき。年金に対する信頼を取り戻すことに全政党が取り組み、その上で新たな年金制度の確立を」として、党独自の年金方式を提案した。
演説を聞いていた年配の女性から「社民党がんばって。もう一度総理大臣を」の声が掛けられ、笑顔を見せる場面もあった。
中川氏は15日も上伊那を遊説し、伊那市、宮田村、駒ケ根市などで支持を訴える。
長野選挙区に立候補している4氏のうち、吉田博美、中野早苗、中川博司の3氏がすでに上伊那入りし、残る羽田雄一郎氏は16日に遊説する予定。 -
連日の女子中学生襲われ事件で緊急対策会議
2日連続で女子中学生が襲われそうになった事件を受けて駒ケ根市は13日、「安全なまちづくり条例」に基づいて緊急生活安全対策会議を開いた。防犯協会、駒ケ根署、学校関係者など関係者約30人が出席し、再発防止対策などについて話し合った。駒ケ根署の山本修作署長は正確な情報提供、児童・生徒への指導、犯罪の起こりにくい環境づくりなどについて協力を要請した=写真。
被害に遭った生徒が通う赤穂中は緊急対策として、部活動を終わった生徒の下校時刻を現在の午後6時15分から30分早めるとともに、教職員による巡視などを少なくとも夏休みに入るまで実施していくと報告。東中もほぼ同様の対策を実施することにしている。市は青色回転灯装備車でのパトロールなどを行う。
県の委嘱を受けて伊南地区の小中学校に安全対策を助言するスクールガード・リーダーの小出光恵さんは「襲われた時の対応を家庭で訓練することが必要」と強調したほか、1人になった時には周囲360度を確認するなど、危険の気配に敏感になることも大切だ竏窒ニ呼び掛けた。 -
実践に向けたむらづくり提案説明会
むらづくり委員会が提案を最後に解散南箕輪村と南箕輪村むらづくり委員会は11日夜、「実践に向けたむらづくり提案説明会」を村民センターホールで開いた。今回は委員会の最終提案説明会で住民約250人が参加した。5つの部会ごとに検討した「ずく出しプロジェクト」を各部会長が提案し、およそ3年間に及んだ同委員会は解散した。
むらづくり委員会は昨年、第4次総合計画など8つの計画を村に答申した。その後、総合計画をより具体的なものにするため、5つの「ずく出しプロジェクト」を部会ごとにテーマを決め、実践に向けた提案を検討し、まとめた。
今回、住民をはじめ各団体、村の主要関係者らに広く提案を知ってもらい、共に知恵と力を出し合い、協力してむらづくりを進めるため、提案説明会を計画した。
プロジェクトは▽子どもすくすくプロジェクト▽村民いきいきプロジェクト▽地域コミュニティ再生プロジェクト▽自然環境プロジェクト▽「南箕輪ブランド」創造プロジェクト-。
教育・文化部会の子どもすくすくプロジェクトは、重点対策に(1)安心子育て(2)楽しく読もう(3)みんなで伸びよう-の3項目を掲げた。「楽しく読もう」では、ブックプレゼント事業としてファーストブックプレゼント(乳幼児健診時・9カ月)、セカンドブックプレゼント(小学校入学時)の2回のプレゼントを提案した。
唐木一直村長は、「すばらしい計画を立ててもらい感謝と敬意を表する。自助、共助が大切な時代。特に共助が重要になる。積極的、実践的な参加をお願いする」とあいさつした。 -
参院選長野選挙区
参院選長野選挙区(改選定数2)に立候補している4氏のうち、吉田博美(58)=自民現、中野早苗(59)=共産新=両氏が13日、上伊那を遊説した。
吉田氏は、辰野町、箕輪町と上伊那を南下し、伊那市で自民比例代表候補の舛添要一氏(58)=東京都=と合流。伊那市駅前再開発ビルいなっせ前で揃って熱弁をふるった。
吉田氏は演説の冒頭で年金問題について「おわび」した上で、改めて「安心な年金」を強調。続いて「(初当選した)6年前は国・地方財政とも危機的な状況だった」とし、小泉内閣の「痛みを伴う改革」の成果を訴えた。
舛添氏は、縁のある飯田市千代での出陣式で遊説をスタートさせたことを報告し「地域の活性がなければ日本は良くならない」と呼びかけた。また、自民党への「逆風」に危機感を募らせ、「われわれが負ければ参院だけでなく、全部の政治がストップしてしまう」と力説。社会保険庁の解体などを約束し、「劣勢を巻き返す」ための協力を求めた。
両氏の演説を熱心に聞いていた吉田氏支持の50代の男性は「今度の自民への逆風は厳しい。まわりの人に話を聞くと『今までずっと自民を応援してきたけど、今度ばっかりはねえ』という声をよく聞く。地元有権者の関心は高くないけれど、民主や共産にどれだけの票が流れるか」と心配していた。
中野氏は駒ケ根市、伊那市で街頭演説。伊那市では中心商店街のセントラルパークで比例代表候補井上哲士氏(49)=京都市=とともに市民らに支持を訴えた。
中野氏は、発達相談に20年間携わってきた経験から子育て支援の重要性を訴えてから、与党の原爆投下「しょうがない」発言や、事務所費問題を非難。「庶民の気持ちの分からない人たちの政治はおしまいにしよう」と呼びかけた。住民税増税・改憲批判と、貧困と格差解消のための3つの提案もした。
井上氏も「安倍内閣は国民からかけ離れてしまった」「政治とカネの不透明さについて与党は反省していない。(閣僚の任命責任問題は)安倍さんに人を見る目がないか、自民党の中に一人もクリーンな人がいなかったか、どっちかだ」と酷評した。
共産党は今参院選の長野県区を重点区として「必勝体制」で臨むことを2日付で宣言。同党長野県委員会は「有権者の反応がいい。特に住民税増税への怒りは大きい。争点は年金から政治とカネ問題に移りつつあるのでは」としている。
長野選挙区の他の2候補は、羽田雄一郎氏(39)=民主現=が16日、中川博司氏(49)=社民新=が14日に上伊那をそれぞれ遊説する予定。 -
水防協議会
大雨や台風シーズンにそなえる中川村水防協議会(会長・曽我村長)は10日夜、役場で開き、07年度水防計画を承認した。
協議会には村のほか消防団、消防署、議会、学識経験者ら12人がが出席。開会あいさつに続き、水防管理団体の村が水防法に基き、村内の河川や湖沼の洪水などの水災に対処し、被害の軽減を目的とした07年度水防計画を協議した。主な改正点は団編成の変更に伴う担当地区の変更、河川の水防カ所の変更など。
国・県・村が管理する重要水防カ所は天竜川をはじめ、前沢川、子生沢川、保谷沢川など12河川、72カ所。いずれも危険度A、Bにランクされ、大水が出ると護岸決壊、越水などが予想される。 -
箕輪町環境委員会
箕輪町は11日、環境委員会第4回会議を町役場で開いた。町環境基本計画改訂版の作成に向けた改定案を検討するため、委員を委嘱し、改訂版の構成や今後の日程などを説明した。
委員は12人。任期は11日から09年3月31日まで。委員長に小林求さん、副委員長に荻原弥生さんを再選した。
平沢豊満町長は、「環境問題は町としても大きな柱としていろいろな面でアプローチしている。地球環境にやさしい最先端の町になるように、環境基本計画、具体的な実施計画を検討いただく」と、委員の協力を求めた。
小林委員長は、「実行性のある計画ができるよう知恵とお力をお借りし、初期の目的が達成できるよう協力をお願いしたい」とあいさつした。
今後の予定は、7月から9月に改定案を作成。平行して庁内職員による検討委員会を設けて行政の立場で環境施策を検討し改定案に盛り込む。9月末に改定案を完成させ町長に提出する。 -
県下19市副市長・総務担当部長会議
県下19市の副市長と総務担当部長らが集まって県への要望事項などについて審議する会議が12日、駒ケ根市の文化センターで開かれた=写真。県内全市の副市長など約40人が出席。各市が持ち寄った提案の内容についてそれぞれが説明し、県の市町村課担当者の見解を聞いた上で質疑、採決。14の提案のうち、11案を8月30日に駒ケ根市で開かれる県市長会総会の審議事項として提案することを決めた。
駒ケ根市は「公的資金の補償金なし繰り上げ償還にかかる対象事業等の拡大について」、伊那市は「有害鳥獣対策(ニホンジカ)について」をそれぞれ提案し、いずれも採用された。
開会に先立ち、開催地を代表してあいさつに立った駒ケ根市の中原正純市長は「日ごろわがままな市長を支える立場で苦労していることと思う」とねぎらった上で「抱えている課題について議論を深め、市長会に提言してほしい」と述べた。 -
マンモス
先日、飯島町の戦傷病者追悼式の慰霊の言葉を聞きながら、数日前、新聞で見た夏でも溶けないシベリアの永久凍土の中から発掘されたマンモスのことを考えていた▼祭壇の「御霊」の中にはシベリアに強制抑留させられ栄養失調で亡くなった元日本兵もいる。骨と皮ばかりにやせ細り、垢で真っ黒、衣類を剥ぎ取られた無残な姿で、凍土の中から発見されるかもしれない。南海の密林には鉄兜を被ったまま白骨化した日本兵の遺骨もあるとか▼戦後体制からの脱却も結構、改憲論議もいいだろう。しかし、その前にするべき事があるのでは。祭壇に白菊を捧げる遺族の小さく丸くなった背中に、戦後62年経てもなお、放置されたままの遺骨、英霊の無念さが重なった(大口国江)
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全員協議会で千葉院長らが説明
駒ケ根市の昭和伊南総合病院の深刻化する医師不足を受け12日、飯島町議会は議会全員協議会を開き、昭和伊南総合病院の千葉院長、福沢事務長らを招き、病院の現況と当面の対応について説明を受けた。
説明では整形外科の常勤医4人が新規開業や派遣元の信州大学の異動で、8月末には1人になる。産婦人科は常勤医2人が来年3月で信大に引上げになるため、以降は常勤医師がゼロになる見込み。 対策として、伊那中央病院、飯田市立病院などと協力、連携するとともに、日直は近隣の開業医の協力を得て、なんとかやりくりしていく-とした。
これを受けた質疑で、議員からは「医師の絶対数が不足しているのか」「まずは近所の開業医を受診するなど、1次医療と2次医療のすみわけ意識が必要では」「院内産院への取り組みは」など質問や意見が出された。
また、「1部住民が不安を煽るような会議が持たれている。医師不足は全国的なこと、昭和伊南病院だけの問題ではない。誤解を受けるような言動は慎もう」と言った意見もあり、町議会として、町広報や議会報を通じて、町民に正しい情報を伝える。勤務医の負担軽減に向け、1次医療と2次医療のすみわけを呼び掛ける-などを確認した。 -
【記者室】参院選公示 有権者の関心は
参院選が今日公示される。年金や政治とカネの問題などが争点になるのは確実で、安倍政権にとっては逆風の中での厳しい戦いとなるだろう。参議院不要論なども聞こえてくるが、国政の行方を左右する興味深い選挙だ。しかし…▼県区(改選定数2)では4人が立候補を予定しているが、いずれも上伊那地方とは縁が薄いことから当地の有権者の関心は押しなべて低い。数人に尋ねてみたが、立候補予定者が何人いるのかさえ誰も知らなかったくらいだ。投票率はあまり期待できそうもない▼市町村の首長や議員ならともかく国会の、しかも参議院となるとまったく実感はないから無理もないが投票日は29日、まだ先は長い。じっくり情報を集め、よく考えた上で投票を。(白鳥文男)
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伊南バイパス建設促進期成同盟会総会
駒ケ根市と飯島町の関係者らでつくる国道153号線伊南バイパス建設促進期成同盟会(会長・中原正純駒ケ根市長)は11日、07年度総会を駒ケ根市の駅前ビル・アルパで開いた。約60人が出席し、引き続き国・県に対してバイパスの建設促進を要望していくことなどを柱とした07年度事業計画案と予算案を承認した。
中原会長はあいさつで「工事は予想以上に早いテンポで進ちょくしているが、全線開通に向けてさらに要望を強めていかねばならない。互いに力を合わせて努力しよう」と呼びかけた=写真。
伊南バイパス9・2キロの全区間のうち、駒ケ根市工区では2・9キロが既に供用済み。残る市道中通線から南1・3キロの区間は現在工事が進行中で、今年12月の供用開始を目指している。飯島町工区では本郷地区で着工され、北に向けて工事が始まっている。全線開通の時期は未定。 -
宮田村西山山ろく 観光エリア整備へ
宮田村は、広域農道西側の通称“西山山麓(ろく)”を観光エリアとして整備しようと、村内外の住民から広くメンバーを公募して「西山山麓観光開発研究会」(仮称)を発足する。赤字が続く第三セクターの観光ホテルや閉鎖された養魚場の後利用など、課題も多いエリアだが「産業」「自然」を組み合わせた2つのテーマで検討に着手。1年で構想を集約し、具現化を図る。宮田高原の牧場部門の存廃についても、この研究会で結論を出していく考え。
西山山麓は太田切川をはさんで駒ケ根高原に隣接。駒ケ岳の玄関口にも位置するが、観光的な誘客は進んでいないのが現状だ。
5年ほど前に住民有志が「四季の里構想」を立ち上げ、観光拠点施設の検討など進めたが、当時は村の理解などが図れず、構想そのものが宙に浮いた状態にある。
発足する研究会は、この構想の議論を引き継ぐ格好だが、平沢正典産業建設課長は「絵に描いたもちではなく、実現できるものを研究して、形にしていく」と説明。観光資源の掘り起こしなど現状分析から研究に入る。
研究会の参加資格は村内外問わず、応募締め切りは7月末。多数の場合は年齢構成などを加味して選考する。応募方法など、問い合わせは村産業建設課商工観光係(TEL85・5864)へ。 -
県・市町村共同電子申請・届出サービス提供事業10月1日運用開始
箕輪町が職員説明会長野県と市町村、広域連合が共同で取り組む「県・市町村共同電子申請・届出サービス提供事業」が10月1日、運用を開始する。箕輪町は10日、初の職員説明会を役場で開き、電子申請の概要や提供サービスの選定などについて担当職員が説明した。今後、各係で提供サービスの項目を検討し、開始に向け準備を進める。
同事業は、例えば情報公開請求や講座申込みなどの申請を電子化し、住民がコンピューターを利用して手続きできるようにするもの。申請は簡易、Office、汎用の3種類。県、70市町村、6広域連合の計77団体が参加し、07年度は53団体が運用を始める。上伊那地域では全8市町村と広域連合の計9団体が参加する。
上伊那8団体の統一サービス提供手続きは▼情報公開請求▼犬の死亡届▼家屋の滅失申請-の3項目。
町は、3項目に加えて提供できるサービスを各係で早急に検討し、準備に入る。
木村総務課長は、「一つでも多くのサービスが提供できるようにお願いしたい」と職員の協力を求めた。 -
07年度地域介護・福祉空間整備など交付金内示
07年度地域介護・福祉空間整備など交付金内示は次の通り(宮下一郎事務所提供)。
◇箕輪町▽大出山口地区異世代交流施設整備事業=3千万円▽老人憩いの家バリアフリー化事業=1千万円▽富田地区介護予防空間整備事業=3千万円▽高齢者ボランティア拠点整備事業=3千万円▽八乙女地区高齢者支え合い施設整備事業=1千万円
◇南箕輪村▽南箕輪村整備計画=3千万円 -
昭和伊南病院が今後の動向説明
整形外科、産婦人科、小児科の存続を心配する声が住民から上がっていることを受けて昭和伊南総合病院(千葉茂俊院長)と病院を運営する伊南行政組合(組合長・中原正純駒ケ根市長)は9日、駒ケ根市役所で開いた伊南行政組合議会全員協議会で病院の当面の動向と対応について説明し、伊那中央病院などと協力、連携して上伊那の地域医療を守るために全力で取り組んでいきたい竏窒ニする方針を示して理解と協力を求めた。
同病院では整形外科の常勤医師がこれまで4人体制だったのに対して、新規開業や派遣元の信州大の異動で他病院に移るなどの理由で3人の医師が6月から相次いで減少。8月末には1人となる。これにより複雑な手術や長期入院が困難になることから、患者をほかの病院に紹介したり、重傷の救急搬送患者は伊那中央、飯田市立の各病院に受け入れてもらわざるを得ない状況となる。
産婦人科は、常勤医師2人を派遣している信州大が08年3月での引き揚げを決めたことで以降の常勤医師はゼロとなる見込み。当面は臨時(パート)の医師でしのぐ考えだ。引き揚げは信州大でも深刻化が進む医師の絶対数不足からやむを得ない措置として決定され、通告を受けたもの。
小児科は3人体制だった医師が今年4月から2人となっているが、引き続き現状維持に努めたいとしている。
日直についても医師数の不足により5月以降、近隣の開業医の協力を得て何とか遣り繰りしている。
中原組合長は「この状態では地域医療は守れない。経営的なことも含め、将来は上伊那広域で、場合によっては飯田との連携も視野に入れながらやっていくべきだ」として、広域連携の必要性を強調した。 -
宮田村職員、気持ちのよいあいさつ心がけています
宮田村の全職員は7月を「気持ちのよいあいさつ推進月間」として、接客に対する意識をさらに向上させようと取り組んでいる。意識改革に取り組む庁内の5S改善チームが呼びかけ始まったもの。住民の目がつきやすい所にポスターなどで目標を掲げているが「外に向けてPRして自らの気を引き締め、特別な月間を設けなくても継続していけるよにしたい」と考えている。
「気持ちのよいあいさつ心がけています」と書いたポスターを役場玄関ほか、村民会館、老人福祉センター、保育園、小中学校に掲示。
さらに職員各自が接客の目標を書き、胸元や名札の近くにバッジとして付けるよう徹底した。
5S改善チームは19人の職員有志で昨年3月に発足。庁内の意識改革を検討し、昨年末には役場内の整理整頓点検を実施した。
チームリーダーの上條雅典さんは「整理整頓の意識は定着してきた。気持ちのよいあいさつも当たり前のことで今までもやってきた部分ですが、意識付けによってさらに徹底したい」と話した。 -
箕輪町と辰野青年会議所が災害時支援協定を調印
箕輪町と辰野青年会議所は6日、町役場で災害時における支援活動に関する協定書に調印した。
長野県内18のJCが05年にJC間で災害時の支援活動協定を締結。辰野JCは、昨年7月の豪雨災害をきっかけに、支援活動の窓口を明確化し有事に機能できるよう、関係する箕輪町、辰野町との協定締結を申し入れた。辰野町とは6月末に調印済み。
協定内容は、町が被災した場合の人的支援、物的支援の協力。具体的には復旧作業に必要な人員の派遣、救援物資及び資機材の提供など。
竹入英城理事長は、「全国に4万人以上の会員がいるのでさまざまな支援ができる体制が整っている。ニーズに合った支援活動をしたい。これをきっかけに、地域に恩返しできるよう協力したい」とあいさつした。
平沢豊満町長は、「若い力の皆さんによる温かく、頼もしい内容の締結。身近にいる皆さんに協定を結んでいただけたのは100万力。万一の時はご協力をお願いしたい。町民を代表して心からお礼申し上げる」と感謝した。
町が独自に自治体や企業、団体と災害時の支援協定を結ぶのは今回が11件目。 -
子ども相談室 開設から3カ月
伊那市に子ども相談室「子育て教育支援相談室」が開設されて3カ月が経った。相談件数は子育てや教育、発育発達など延べ671件。「悩みがあれば気軽に相談していただき、一緒に解決の糸口を考えたい」と利用を促している。
相談窓口は昨年度まで、年齢によって担当部署が異なっていたが、市教育委員会学校教育課内に子ども相談係を設置、乳幼児から思春期までを一本化した。家庭・教育相談員、保健師、臨床発達心理士など職員8人体制で、電話、相談室、小中学校や保育園の定期的な巡回などで相談を受けている。
相談内容は多岐にわたり、学校生活、不登校、就学、発達発育などが多い。相談室では「子どもたちに起きている問題は、親などが抱える生活上のストレスや悩みがそのまま子どもに反映している」とみる。
内容によって、家庭などを訪問。必要に応じ、児童相談所など関係機関と連携を図る。
市ホームページで相談室開設を紹介したところ、2カ月で160件以上のアクセスがあり、子育てに悩みながら試行錯誤する状況がうかがえるという。
相談室は「即解決できる問題ばかりではないが、子どもにとって良い方法を考え、一人ひとりの成長を支援したい」と話す。
これまでの相談から▽不登校児童・生徒を支援するネットワークの整備▽虐待を含む保護が必要な子どもの早期発見と予防のための地域の取り組み竏窒ネどの課題が浮かび上がり、関係機関と対応策を考えていく。
相談日は月縲恚燉j日午前8時半縲恁゚後5時、相談室(山寺区の希望の家2階)で受け付ける。無料。
問い合わせは、子ども相談室(TEL72・0999)へ。 -
箕輪町まちづくりワークショップ
箕輪町土地利用計画の見直しで、町役場職員による「まちづくりワークショップ」最終会議が4日、役場であった。ワークショップの意見を基に、これから計画案のたたき台を作る。
土地利用計画は02年11月に見直した。それ以後、バイパスや春日街道の開通など町内の様相が変わってきているため、本年度、計画を見直し、来年3月までに方向を出す。
3万人規模の町を目指し工業誘致、住宅造成など検討課題があり、どんな町にするのか意見を出し合うため4月下旬、職員10人による第1回ワークショップを開いた。
今回が3回目。コーディネーターの進行で、土地利用の面からどんな区分けをするか考え、農地を残す区域、商業と住居が混在していく地域、工業を誘導したい地域などを地図上に記した。
今後は経営企画課が各課と調整し、たたき台を作る。さらに、たたき台を示して住民の意見を聞くため住民対象のワークショップも開く予定。 -
実践に向けたむらづくり提案説明会11日
南箕輪村と南箕輪村むらづくり委員会は11日午後7時半から、「実践に向けたむらづくり提案説明会」を村民センターホールで開く。
むらづくり委員会は昨年、第4次総合計画など8つの計画を村に答申した。その後、総合計画をより具体的なものにするため、5つの「ずく出しプロジェクト」を部会ごとにテーマを決め、実践に向けた提案を検討し、まとめた。
今回、住民をはじめ各団体、村の主要関係者らに広く提案を知ってもらい、共に知恵と力を出し合い、協力してむらづくりを進めるため、委員会の最終提案説明会を計画した。
提案内容は▽子どもすくすくプロジェクト=子どもすくすくプロジェクト重点対策(教育文化部会)▽村民いきいきプロジェクト=村民がこぞって健康でいきいきと暮らすためには(健康福祉部会)▽地域コミュニティ再生プロジェクト=村民の主体的参加によるむらづくり推進方策(自治協働部会)▽自然環境プロジェクト=みんなに喜ばれる大芝高原にするためには(生活環境部会)▽「南箕輪ブランド」創造プロジェクト=地域特産品のブランド化に向けて(産業交流部会)-。
「村の将来に向けて村民の皆さんと一緒に夢と希望のあふれるむらづくりを推進していきたい」と、多くの村民の参加を呼びかけている。
問い合わせは役場総務課企画係(TEL72・2104内線103、104)へ。 -
記者室年金
昨日、飯島町役場で伊那社会保険事務所職員が出張し、年金相談会があった。一連の年金記録不備問題を受け、町民の関心は高く、開始前から続々と訪れ、50人余が相談した▼様々な理由で職場を転々とした人、2つ以上の制度にまたがる人、社会保険が完備しているかも分からない零細企業に勤めた人など、不安を感じている人は多い。電話したり、相談に行くなど行動に移す人の何10倍もいるだろう▼安倍首相は記録を照合し、加入履歴を記入した「ねんきん特別便」を全員に送付すると明言している。大丈夫だとは思うが、参議院選挙の結果に関係なく、実践されるように注視したい。年金は高齢者にとって命綱。出来のいい孝行息子よりも、頼りにしている人は多い(大口国江)
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核廃絶を訴え、中川村から平和行進
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県教組などでつくる実行委員会が主催する「被爆07年核兵器廃絶上伊那網の目平和大行進」は6日、20人余が参加し、中川村から上伊那を縦断する。
一行は役場前で集会を開き、曽我村長から激励を受けた後、「核兵器のない世界のためにともに歩こう-国民平和大行進」と書かれた横断幕や、団体名を記した桃太郎旗を手にスタートした。
松川町から引き継いだ平和行進は、沿道の人々に、核廃絶や恒久平和をアピールしながら、国道153号を北上、飯島町、駒ケ根市を経て、伊那市役所へ。長谷・高遠ルートと合流する。7日は南箕輪村、箕輪町を経て、辰野町役場で長野・山梨コースと合流、川岸駅で諏訪に引き継ぐ。上伊那の参加者は約350人を見込む。 -
ウェルネス箕輪推進協議会
箕輪町は、信州大学、NPO法人ウェルネス・ステーション事業機構と連携し、ウェルネスをテーマにICT(情報通信技術)を活用した「ウェルネス箕輪『健康体づくり』プロジェクト」を始める。4日、3者で構成するウェルネス箕輪推進協議会の初会合を町役場で開き、みのわ健康アカデミー事業などを説明し情報交換した。
協議会委員は10人。委員長に信州大学教育学部の寺沢宏次准教授を選出した。
同プロジェクトは、町民がだれでも参加でき、即座に健康状態を把握し効果的な運動指導などを受けられるような方法の開発、身体機能とコミュニティづくりのモデル化を目標とする。
本年度は、町民の参加・協力により四肢筋肉などの体組成分析、健康体づくりのための事業化案などを研究、調査する計画。
寺沢委員長は、「プロジェクトがますます発展し充実することを考え、日本の健康事業のコアになる事業にしていきたい」と話した。 -
駒ケ根警察署中沢駐在所移転新築へ
駒ケ根市中沢菅沼にある駒ケ根警察署中沢駐在所は1974年新築後32年が経過して建物が老朽化したことなどから本年度、中沢下割の主要地方道駒ケ根・長谷線中沢地域バイパス(建設中)沿いに移転、新築される。移転先の敷地面積は410平方メートル、建物は現在設計中だが平屋建て約130平方メートルとなる予定。地域住民が気軽に訪れることができるよう、事務所内にコミュニティ・コーナーを設けるほか、身体障害者なども利用できる外来者用トイレや駐車場も備える。入札を経て9月に工事を始め、来年3月の完成を見込んでいる。同署は「地域バイパスの完成に伴って道路状況が良くなると予想されることから、機動性などの面で一層地域に貢献できるのでは竏秩vと話している。同駐在署は同市の竜東地域(中沢、東伊那)全域を管轄している。移転後も管轄区域は変わらない。
用地は警察と市が協議し、地元住民らの意見を聞きながら選定。06年2月に市が約300万円で取得した。建物の建設は県の事業。 -
年金出張相談に50人余
年金記録不備問題を受け、伊那社会保険事務所の出張年金相談が6日、飯島町役場であった=写真。開始の30分前から、続々と町民が年金手帳や年金証書、印鑑などを持参し訪れた。
午前9時30分から午後4時までに、受給者を中心に50人余が職歴などを説明し、真剣に相談していた。
飯島区の男性は「勤めを色々と変わっているが、勤務先でちゃんと処理してもらえているか不安」。また、本郷地区の女性は「若い時は厚生年金、1時国民年金にも加入した。住所も変更したので、継続されているか心配」と話していた。