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伊那市小中学校給食異物混入47件
平成24年度、伊那市内の全小中学校で発生した給食の異物混入の件数は47件になる事が8日わかりました。
これは、この日開かれた、伊那市議会全員協議会の中で議員の質問に対し久保村清一教育長が答えたものです。
給食に混入した異物は、調理器具の木片やビニールなどで、学校の調理段階での混入が15件、食材の納入時での混入が32件だという事です。
児童や生徒の健康被害については報告されていないという事です。
久保村教育長は「子供達や保護者、地域の人達に対し申し訳なく思う。
週末や夏場に多く発生している事から、職員の緊張感が足りない時に起きている。」と答え
今後は管理体制の強化を図り、異物混入を根絶していきたい」としています。 -
南箕輪村 肉付け予算53億円
南箕輪村は平成25年度の肉付け予算となる補正予算案を8日開いた村議会臨時会に提出しました。
1億9千800万円を追加する補正予算案は原案通り可決され、予算総額はおよそ53億4千800万円となります。
肉付け予算の総額はおよそ53億4千800万円で、骨格予算に1億9,800万円を追加しました。
当初予算に組まれていた3億円の予備費などを充て、事業費は4億7千800万円となっています。
主な事業として、南箕輪小学校トイレの改修など小学校の改築事業に1億800万円、役場の増築におよそ8千万円、福祉輸送サービス車両の購入に160万円などです。
8日は村長選挙後初の議会で、唐木村長は「今後の人口増加に対応できる基盤を作り、村民の目線に立ち、初心にかえり取り組んでいきたい」と話していました。 -
伊那消防署基本設計案報告
老朽化に伴う、新しい伊那消防署の平面図や建設場所などを示した基本設計が8日示されました。
この日、開かれた伊那市議会全員協議会で報告されたものです。
建設場所は、伊那市荒井の富士塚スポーツ公園北側の農地6,900平方メートルとスポーツ公園駐車場1,300平方メートルです。
建物は、コンクリート造りの一部2階建てで、事務所の延床面積はおよそ2,300平方メートルです。
ただ、消防の広域化に伴い、上伊那の消防本部や通信指令センターが併設される事が先月決定した事から、伊那消防署の庁舎の実施設計は、再度検討がされる事になっています。
建設に合わせ実施した地質調査では、断層と断言できるものは見当たらないとの報告がされたという事です。
新しい庁舎は、平成26年12月に完成する計画です -
伊那松島駅 駅舎利活用検討委発足
4月1日から有人化対応している箕輪町のJR伊那松島駅の利活用について検討する委員会が7日発足しました。
委員会では、11月末までに駅の利活用などについて方向性をまとめる計画です。
委員会は、有人化した伊那松島駅を活用して町の情報発信をしていくとともに、飯田線の利用促進にもつなげていこうと発足したものです。
7日は、箕輪町役場で第1回検討委員会が開かれ、平澤豊満町長が委員8人を委嘱しました。
委嘱されたのは商工会やJA、学校関係者などで任期は1年です。
箕輪町はJR東海の伊那松島駅の無人化とする方針に対して、町負担で駅員を配置する方針を決めました。
4月1日から元JR職員4人を臨時職員として配置し業務をスタートさせています。
町では有人化から1か月経過したがトラブルもなく順調と説明し、一般の利用客からは、駅員が居てうれしいといった声が寄せられていると話していました。
委員からは「人が集える場所になれば良い」「電車を利用する人が増えれば活性化になる」などの意見が出されていました。
これから検討する駅舎の利活用については、次回の委員会でアイデアなどを報告することになっています。
また委員会では、6月末まで町民から意見を公募することを確認しました。
次回の伊那松島駅舎利活用検討委員会は7月に開かれることになっています。 -
北新区へ「新ごみ施設」建設同意申し入れ
上伊那広域連合の新しいごみ中間処理施設の建設候補地の地元区の一つ伊那市富県の北新区に4月30日、上伊那の8市町村長が訪れ、建設同意の申し入れをしました。
30日は地元区民40人余りが見守る中、上伊那広域連合の白鳥孝連合長から北新区の間澤傳(つたえ)区長に建設同意を求める依頼書が手渡されました。
建設同意については12月上旬頃までを回答時期とし、地元要望については7月末頃までに取りまとめて欲しいと要望しています。
この日示された施設の計画では、建設予定地が桜井区の水田2.5ヘクタールである事や、施設への導入路として三峰川堤防に新たな道路を整備するとしています。
出席した住民からは「区単位の説明会だけでなく、候補地の地主や周辺の地主に対する説明会を開いてほしい」との要望があり、広域連合は、「必要があれば、区と協議して行いたい」と答え、「地権者との個別交渉については、区の建設同意が示された後に初めて行う」と説明しました。
「施設の稼働年数は明らかにされていないが」との質問に対しては、「30年から35年の計画。稼働期間については、今後協議を勧めながら決めていきたい」と答えていました。
広域連合では、5月19日にもう一つの地元区、桜井区に建設同意の申し入れを行う予定です。
県の条例に基づき広域連合が行った環境影響評価では「今回の計画が及ぼす周辺環境への影響は極めて小さい」との結果が出ています。
北新、桜井両区の同意が得られた場合、平成26年3月に基本合意の調印を両区と行い、11月に集落が隣接する高遠町上山田区を加え、最終合意の調印をしたいとしています。 -
1事業を要検討に
南箕輪村行政評価委員会は、村が平成23年度に取り組んだ39の事業を評価し、38の事業については、必要性ありと評価しましたが、1事業については、要検討としました。
26日池上昭雄委員長が唐木一直村長に答申書を手渡しました。
必要性が少なく要検討との評価だったのは、女性農業者のグループ輪の会の事務局を村が担当していることです。
行政評価委員会は、「輪の会の事業そのものは自立し主体的に進められているため、村が事務局として事業に関わる必要性は少ない。外部委託等も含め、今後の対応について検討されたい。」と評価結果を要検討としました。
村では、今回の答申に対する回答を早ければ来月開かれる委員会に提出したい考えです。
今回の答申を受け唐木村長は、「人口増に伴い村民からは多種多様な意見があるのも事実。効率的な行政運営を行いながら住民サービスにつとめていきたい」と話していました。 -
中箕輪農事組合法人と箕輪町との訴訟問題 解決する見通し
箕輪町大出のそば加工施設留美庵を運営する中箕輪農事組合法人と箕輪町の両者が起こしている訴訟は、長野地裁伊那支部が示した和解案を両者が受け入れ解決する見通しです。
26日は、箕輪町役場で町議会臨時議会が開かれ、解決金として600万円を支払う内容の議案が全会一致で可決された他、それに伴う補正予算案が可決されました。
この問題は、町が所有するそば加工施設の土地使用料と施設建設負担金を運営している中箕輪農事組合法人が長期滞納していることから、平成22年4月に建物の明け渡しなどを求め町が提訴。
一方法人側は、そばの実を納入するための土地所有者との契約を、町が結ばなかったことからそばの実の納入ができなくなり経営が悪化したとして、同じ年の6月におよそ2千9百万円の損害のうち1千万円の損害賠償を求めています。
この件について長野地裁伊那支部は、そばの実が納入できなくなったのは町の配慮のない行為によるものと認め、和解案として解決金600万円の支払いを町に提案。
一方法人に、建物と備品の返還を提案しています。
平澤豊満町長は「徹底的に争うこともできるが裁判所が示した和解案に従うのがベターだと考えている」と話していました。
議員からの「町長の責任の有無」についての質問に対して平澤町長は「手落ちはなかったと考えている」と話していました。
伊那ケーブルテレビの取材に対し法人側は「金額には納得はいっていないがこれ以上長引かせたくない」とし、和解に応じる考えです。
来月13日に24回目の裁判が開かれ、和解が成立する見通しです。 -
元気づくり支援金 48件4,880万円採択
長野県が市町村や団体の特色ある活動を支援する地域発元気づくり支援金の上伊那分の採択事業が決まりました。
今年度は、48件4,880万円が採択されました。
伊那市では、南アルプス国立公園の持続的な保護と活用を行うための事業に165万6千円、古くから伝えられてきた童謡を通して親と子どもが触れあうきっかけづくりを行う「童謡で伝える会」に79万3千円など、4件368万8千円が採択されました。
南箕輪村では、2歳児とその保護者を対象に箸の使い方の指導を行う「木育食育推進事業」に54万4千円など、2件87万6千円が採択されました。
今年度は、50団体から62件7,469万8千円の要望があり、48件4,880万円が採択されました。
県では、今後2次募集を行う予定です。 -
伊那市総合計画後期基本計画策定へ
伊那市の将来の姿や行政運営の方向性を示す総合計画の、後期基本計画を検討する審議会が、昨日発足しました。
24日は、伊那市役所で初会合が開かれ、白鳥孝伊那市長から、25人が審議委員に委嘱されました。
白鳥市長は、「社会をとりまく環境は変化し、防災意識が向上するなど、生活を振り返るきっかけがあった。安心安全なまちづくりはこれからの重要課題と認識している」と挨拶しました。
審議会の会長には、伊那文化会館館長の山北 一司さんが選ばれました。
山北さんは、「合併後、伊那市はさまざまな課題をクリアしてきているが、社会が変化する中で新しい計画を立てる重責を、皆さんと担っていきたい」と挨拶しました。
伊那市総合型計画後期基本計画は、平成26年度からの5年間の施策の大綱を示すものです。
次回の会合で、市長から審議会に計画案が諮問され、今年、10月までに協議をおこない、市長に答申する予定です。 -
白鳥市長就任3年を振り返る
伊那市の白鳥孝市長は、市長就任から3年が過ぎ、財政や医療、消防広域化など思っていた事が着実にできていると自身の3年間を振り返えりました。
これは、24日、伊那市役所で開かれた、定例記者会見の中で白鳥市長が話したものです。
就任から取り組んできた、財政の健全化については、スピードを持ち、高く掲げた目標に対しても対応できていると振り返りました。
今後の課題については、解散する土地開発公社の保有地の売却を戦略的に進め、管理していかなければならないと話していました。
また、医療やごみ処理施設の建設、上伊那の消防広域化、道路整備などについては、情報を集めると共に、近隣自治体と連携し着実に進めていきたいと話しています。
今後については、「残りの1年を着実に務めたい。その先については現時点ではわからない」と話し、来年の市長選挙への出馬について明言はさけました。 -
南箕輪村人事異動 課長級1人昇格
南箕輪村は5月1日付の人事異動を23日、内示しました。
異動は15人の小規模で、課長級への昇格は1人です。
総務課情報係長の出羽澤平治さんが建設水道課長兼上水道係長に昇格します。
南箕輪村での今回の異動は15人の小規模となっています。 -
セーフコミュニティ2年目の課題
箕輪町がセーフコミュニティの認証を取得してから間もなく1年が経ちます。
2年目の今年度は、住民に対する認知の向上や、各区の実情に応じた取り組みを継続・展開していく考えです。
18日は、役場でセーフコミュニティ推進協議会が開かれ、今年度の事業計画案が承認されました。
町では、去年行った住民満足度調査で安全安心な環境を求める声が多かったことから●認知度の向上●モデル地区やモデル校の実情に応じた活動の拡大●セーフコミュニティのブランド化を進めること などを課題としました。
具体的な事業内容として、▽関連性のある課題については各対策委員会間で協働を図る▽各区の実情に応じた取り組みを継続・拡大させる▽出前講座の実施など広報活動に力を入れる などとしています。
会議では他に、各対策委員会の事業報告が行われました。 -
地域発元気づくり支援金 要望額減
市町村や公共団体の自主的な取り組みを支援する長野県の地域発元気づくり支援金の選定委員会が17日伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。
17日は2回目となる委員会が開かれ、今年度の対象事業を審査しました。
今年度要望があったのは62件、およそ7,400万円で、昨年度に比べ件数は3件、金額はおよそ3,400万円少なくなっています。
事業区分別では産業振興・雇用拡大に19件およそ3千万円、教育・文化の振興に12件およそ1,600万円となっています。
支援金は、全県に昨年度よりおよそ1億5千万円少ない8億5千万円が、上伊那には昨年度よりおよそ1,500万円少ない7,600万円が配分されます。
要望額が減ったことについて、上伊那地方事務所では、今年度から支援金の下限を30万円に設定したことや、すべての事業で自己負担が必要となったことが要因と見ています。
青木一男所長は、「公正な採択で効果的な支援をしていきたい」とあいさつしました。
17日の審査結果をもとに今月末までに採択事業が決まります。 -
唐木村長3期目初登庁
任期満了に伴う南箕輪村長選挙で、無投票での3期目の当選を果たした唐木一直村長が16日、初登庁しました。
今朝8時半、愛用の軽トラックに乗って唐木村長が初登庁しました。
玄関前では職員が出迎え、花束が手渡されました。
その後行われた就任式で唐木村長は「行政は何のために誰の為にあるのかを常に考え、職員の力を結集しスピード感のある仕事を心掛けて欲しい」と職員に呼び掛けていました。
また、午後は役場で村議会全員協議会が開かれ、唐木村長は「議員のみな様にご意見ご提案をいただき、さらに住みよいむらづくりを進めていきたい」と挨拶しました。
唐木村長は、人口増加に伴う保育園や学校の整備、組の未加入世帯への対応などを公約に掲げています。
任期は、平成29年4月15日までとなっています。 -
伊那市が応急加圧給水車を追加導入
伊那市は、大規模災害時に備えポンプ機能が内臓された給水車を 8日追加導入しました。
今回導入された応急加圧給水車は、内容量2,000リットルで、事業費はおよそ1,100万円です。
応急加圧給水車は、ポンプ機能が内臓されていて、高い場所にあるタンクへ水を運んだり、低い場所から水を吸い上げることができます。
伊那市の応急加圧給水車はこれで2台になります。
一台目は、東日本大震災の際に被災地宮城県で給水活動を行いました。
伊那市は、南海トラフ巨大地震で震度6強が予想されていることや豪雨などでの災害が多発していることから、災害時の迅速な給水のため二台目を導入しました。
二台目は被災地で活動した経験から、荷物を積むスペースをつくったほか、カーナビも取り付けました。
白鳥孝伊那市長は、「万が一の時は先頭に立って活躍してほしい」と話していました。 -
伊那市土地開発公社から土地取得を可決
伊那市議会臨時会が、11日市役所で開かれ、伊那市土地開発公社から、土地を取得するための議案などを可決しました。
臨時議会には市側から土地を取得するための議案が提出され全会一致で可決されました。
土地は、伊那市土地開発公社が保有する東春近の2万2600平方メートルの土地を、3億1650万円で取得するものです。
2万2600平方メートルのうち、6千平方メートルについては、伊那市が児童養護施設たかずやの里へ貸し出し、施設などが建設されます。
のこる1万6600平方メートルは、スポーツ公園運動場として整備されることになっています -
上伊那消防広域化 本部位置、負担割合承認
上伊那8市町村でつくる上伊那消防広域化協議会は、広域消防本部を新たに建設される伊那消防署庁舎内に併設し、運営費の負担を伊南行政組合で行っている負担方式で算出する事を決めました。
10日は伊那市のいなっせで、第6回の協議会が開かれ、専門委員会で決定した、消防本部の位置や市町村の負担割合が示されました。
それによりますと、広域消防本部の位置は、伊那市荒井に移転、新築される伊那消防署庁舎内に併設する事。
広域化後の市町村の運営費の負担は、国が自治体ごとに必要な消防費用を算出する基準財政需要額50%と人口割50%で計算する、伊南行政組合の負担方式とする事が了承されました。
伊那市の負担は、5億5千万円となり、これまでよりも5千万円の増。
伊那市の他、駒ヶ根市や南箕輪村も広域化により、これまでよりも負担額が増え、箕輪町など3町2村は減となっています。
上伊那消防広域化協議会会長の白鳥孝伊那市長は「広域化に向けて大きな一歩を踏み出した。今後、出動区域など上伊那19万人が望む方向で、あり方を決めていきたい」と話していました。 -
住民訴訟で原告側 控訴へ
NECライティング伊那工場の閉鎖にともない伊那市が支払った補助金などが無駄になったとして市民が伊那市を相手取り補助金返還などを請求するよう求めていた訴訟で、原告側は長野地裁の判決を不服とし控訴する方針を決めました。
8日は、先月29日の判決報告会が行われ、市民20人と担当の弁護士2人が出席しました。
これは、NECライティングの伊那工場閉鎖により伊那市が支払った補助金と用地整備費用などが無駄になったとして市民らがその返還と損害賠償を市がNECライティング側に請求するよう求めいていたものです。
住民訴訟の判決で長野地方裁判所はこの訴えを棄却しました。
8日の報告会では市民から「税金が市民のために使われていない」「このままでは引き下がれない。市の責任を追及すべき」などの意見が出されていました。
原告団の市川富士雄代表は「高裁で新たな結果が出る事を期待したい」と話していました。 -
伊那中央病院に地下水上水道システム完成
災害時などに水を確保するため伊那中央病院で行われていた地下水上水道システムがこのほど完成しました。
1日は伊那中央病院で通水式が行われました。
このシステムは災害時などの断水に備えようと井戸を掘り地下水をくみあげるもので、事業費はおよそ2400万円となっています。
伊那中央病院では1日およそ200トンの水を使うということで貯水槽に5日分の水を確保しています。
地下水をくみあげる工事が完成したことで災害拠点病院として危機管理体制の強化が図られました。
完成したシステムにより1日およそ200トンの水をくみあげることができるということで今後は病院全体で使う水の6割ほどを地下水でまかなうということです。 -
村長選 一夜明けて 「人口増に伴う課題」
4月1日現在南箕輪村の人口は14,890人。
年内に15,000人に達する見込みです。
人口増加率は県内トップ、また長野県の市町村で平均年齢が最も若い村として発展する一方、人口増にともなう課題も出てきています。
子育て世代の転入増により保育園児数が増え、園舎が手狭となっています。
特に人口が増えている南原区の南原保育園は平成22年度の立て替え終了時の園児数102人が平成26年度末には160人と予測されていて増築を余儀なくされました。
南箕輪村では南原保育園の園児が卒園後に通う南部小学校の増築についても動向を見極めながら対応していくとしています。 -
唐木一直氏 当選から一夜明け
任期満了に伴い、きのう告示された南箕輪村長選挙は、現職の唐木一直さんが、2期連続の無投票で3選を果たしました。
当選から一夜あけて、現在の心境をうかがいました。
2日は、南殿コミュニティセンターに支持者150人ほどが集まり、唐木さんの当選を祝いました。
当選から一夜明けた3日の午前7時半過ぎ、唐木さんは、選挙事務所に1番に着くと、「何事も整理整頓をする事が大切」と話し、掃除を始めました。
唐木さんは一夜明けた今の心境を「ほっとしていると同時に、改めて3期目の村政運営をしっかりとしていかなければならないと気持ちを新たにした」と話し、2期連続無投票での当選について「南箕輪村はかつて激しい村であったが、人口が増え、色々な考え方の人が入り、村の中で争いをしている時でないという考えが多くなったのではないか」と思うと話していました。
3期目に向けては、人口増加に伴う、保育園や学校の整備、組の未加入世帯への対応、信州大学やJAと連携した6次産業化の検討、大芝高原の利活用を主な公約として揚げています。
3日の記者会見で唐木さんは、現在骨格予算となっている当初予算の肉付けを就任早々に行いたい考えを示し、5月上旬に開かれる臨時議会に提出したいとしています。
唐木さんの初登庁は16日火曜日で、任期は2017年(平成29年)4月15日までの4年間となっています。 -
唐木一直さん 無投票で3選
任期満了に伴う南箕輪村長選挙が2日告示され、現職の唐木一直さんが無投票で3期目の当選を果たしました。
唐木さんは1948年昭和23年生まれの64歳。1967年昭和42年に伊那北高校を卒業後南箕輪村役場に就職。総務課長などを歴任し2001年平成13年に助役に就任しました。
2005年平成17年に村長選に出馬し初当選。2009年平成21年の選挙では無投票で再選しました。
村長就任後、2期8年間で財政基盤の強化や子育て支援などを手掛けてきました。
3期目の公約として園児数の増加に対応した保育園の整備、区、組への未加入世帯の解消などをあげています。
3日、午前8時過ぎ、南殿コミュニティセンターには多くの支持者が集まってきました。
午前8時30分に立候補の届け出を済ませると唐木陣営は、出陣式を開き、唐木さんは集まった300人の支持者を前に3期目に向けた決意を訴えました。
第一声の後、唐木さんは、村内をくまなく回り地域住民に支持を訴えました。
昼には事務所に戻って一息。
好物のカレーライスで腹ごしらえです。
午後は再び、遊説カーに乗り込み村内全域を回りました。
立候補届け出の締め切りとなる午後5時に池田輝夫選対委員長が村の選挙管理委員会に他に立候補者がいないか電話で確認し唐木さんの無投票での当選が決まりました。
唐木さんの初登庁は16日で、任期は2017年平成29年4月15日までとなっています。
唐木さんは「2期8年の施策は間違っていなかった。いくつかの公約を申し上げているので着実な推進のため全力で気持ちを新たに頑張りたい」と話していました。 -
南箕輪村長選 あす告示
任期満了に伴う南箕輪村長選挙が2日告示されます。
1日現在、立候補届出書類を持ち帰っているのは、現職の1派のみとなっています。
立候補を表明しているのは、現職で3期目を目指す唐木一直さん1人です。
村選挙管理委員会によりますと今日現在の選挙人名簿登録者数は男性5,668人、女性5,796人合計11,464人となっていて立候補届出書類を持ち帰った人は
現職1派以外にはいないということです。
南箕輪村長選挙は2日告示、7日投開票となっています。 -
ヤマブドウワイン 完成で試飲会
伊那市と信州大学農学部が共同開発を進めているヤマブドウワインの試作品が出来上がり、31日高遠サクラホテルで試飲会が開かれました。
試飲会には、伊那市や信大農学部、酒販店や観光関係団体の代表など35人がワインの出来栄えを吟味しました。
機能性成分のポリフェノールを多く含み栽培しやすいW竏・という品種のヤマブドウを平成22年度から栽培していて、24年度は、市内3か所40アールの圃場で前年度の6倍の300キロを収穫しました。
それにより360ミリリットル入りのハーフボトルで320本分のヤマブドウワインが完成しました。
31日は、関係者でその味を確かめました。
日本ソムリエ協会のワインエキスパートの資格を持つ伊那市西町の理容師大根田裕一さんも招かれました。
このように評価も上々のヤマブドウワイン。
酒販店の反応はどうでしょうか。
伊那市では、今後価格を決めて、今年度は、伊那市観光協会を通じて試験的に販売も始める計画です。 -
唐木氏後援会 結束強める
任期満了に伴い、4月2日に告示、7日投開票の南箕輪村長選挙に立候補を表明している、現職の唐木一直さんの後援会の総決起大会が29日夜、南殿コミュニティセンターで開かれました。
会場にはおよそ400人の支持者が集まりました。
有賀彰司後援会長は「4月1日までは後援会活動。みなさんの力をお借りして、少しでも支持者の輪を広げていきたい」とあいさつしました。
また、決意表明で唐木さんは、人口増加への対応、共生共助の村づくりについて、集まった支持者に訴えました。
最後にガンバロー三唱で、気勢を上げていました。
現在、南箕輪村長選挙に立候補しているのは、現職の唐木一直さんの一派のみで、告示を来週に控え無投票の公算が高まっています。
南箕輪村長選挙は4月2日告示、7日投開票の日程で行われることになっています。 -
NECラ社損害賠償 住民訴訟に棄却判決
平成22年にNECライティング伊那工場が閉鎖したことに伴い、伊那市が支払った補助金などが無駄になったとして、伊那市民らが伊那市を相手取り、補助金返還などを請求するよう求めていた住民訴訟の判決で、長野地方裁判所は29日、この訴えを棄却する判決を言い渡しました。
住民訴訟は東京に本社を置くNECライティングの伊那工場閉鎖により、伊那市が支払った補助金と用地整備費用などが無駄になったとして市民らがその返還と損害賠償を市がNECライティング側に請求するよう求めていたものです。
市民らはNECライティングにおよそ5億5千万円の支払いを命じるよう伊那市に求めていたほか、当時の市長小坂樫男さんと今の市長で当時副市長だった白鳥孝さんに対し損害賠償を支払うよう求めていました。
市側はこれに対しNECライティングと伊那市、または土地開発公社の間で売買契約書を締結した事実はなく、さらに契約は土地開発公社との間で想定されていたもので、市に損害賠償を請求する権利はないなどと主張していました。
長野地方裁判所の山本剛史裁判長は、原告らの請求には正当な理由がないなどとして棄却。小坂さんに対しては、時効だとして却下を言い渡し原告側の主張を退けました。
この問題を巡ってはNECライティングが伊那市との間に債権債務がないことを確認することを条件に解決金を支払うこととする民事調停案が去年、長野地方裁判所から出されていました。
伊那市議会でこの調停案が賛成16反対3の賛成多数で可決され去年解決金が支払われています。
今回の裁判で、この議会の可決が司法判断にどのような影響を与えるかが注目されていました。
原告側市民代表の市川富士雄さんは「2年間に渡って原告の皆さんと一緒に戦って参りましたけれども法律の制約の中で棄却されたという点では非常に悔しく残念。この戦いを通じて土地の無駄買いだとかあるいは無駄使いだと指摘されるような市政が改善されることを期待したい。」と話していました。
一方、今回の判決について伊那市の白鳥市長は「判決は伊那市の主張を全面的に認めているということで満足している。企業誘致にかける伊那市のイメージは失墜したが今回の全面勝訴の判決を受けて、職員共々一生懸命、企業誘致に取り組んでいきたい。」とコメントしています。
原告団は、4月8日に伊那市内で報告会を開き、控訴するかどうか決めることにしています。 -
思い様々 退職者辞令交付式
年度末を迎え、各市町村などでは、31日付で退職する職員に辞令が交付されました。
このうち伊那市では、辞令交付式が29日行われ、20年以上勤めた19人に人事通知書と感謝状の他、白鳥孝市長が撮りためた市内の風景の絵ハガキが1人ひとりに手渡されました。
退職者の内訳は、定年退職が13人、早期退職が6人となっています。
白鳥市長は「権兵衛トンネルの開通や市町村合併で新伊那市が誕生するなど時代が大きく変わる中活躍されてきた。地域に戻っても市民として応援してほしい」と感謝していました。
退職者を代表して市民生活部の守屋和俊部長は「今後は別の場所から伊那市を見つめ、地域の為に役立ちたい」と挨拶しました。
なお、箕輪町では12人が、南箕輪村では3人が退職となっています。 -
まっくんのぬいぐるみ 村が販売を検討
ゆるきゃらグランプリで、最下位となったことをきっかけに、注目を集めている、南箕輪村のイメージキャラクターまっくん。
今度は、ぬいぐるみの販売が検討されています。
試作品のまっくんのぬいぐるみは、15センチと、30センチの2つのサイズがあります。
まっくんは、平成23年度のゆるきゃらグランプリで最下位となり注目を集め、今年度は48位に大躍進しました。
庁舎内に設けられたまっくん検討部会では、更にまっくんをPRしていこうと、ぬいぐるみの制作を検討しています。
26日にこの試作品が完成しました。
村では、細部にこだわり、修正を行い、ぬいぐるみの販売を前向きに検討したいとしています。 -
地域交流棟 伊那市が建設へ
児童養護施設たかずやの里整備検討委員会が25日伊那市のいなっせで開かれ課題となっていた地域交流棟について伊那市が交付金を使って建設するとの方針が示されました。
委員会にはたかずや福祉会や市町村などからおよそ15人が出席しました。
委員会ではこれまでに必要性は認められるものの経費の問題などから検討事項とされていた地域交流棟についての説明がありました。
地域交流棟については、伊那市が国からの交付金を活用しおよそ3,000万円で建設するとの方針が示されました。
交付金は年間を通して地域の人たちとの交流事業を実施することなどが条件となっています。
市では国に対し補助申請をしていて認定される見通しだということです。
たかずやの里移転改築の想定事業費はおよそ3億7,200万円で補助制度を変更したことにより補助見込み額は2億2,500万円となっています。
25日はほかに施設建設のタイムスケジュールも示され、補助制度を変更したことなどから来年7月の竣工から計画を早め、3月末までの竣工を目指すとしています。
上伊那広域連合によりますとこれまでに集まった寄付は18日現在で570件およそ3,100万円となっています。 -
伊那消防組合 消防広域化負担割合など了承
伊那消防組合全員協議会で上伊那消防広域化協議会が提案した消防広域化に関する8市町村の負担割合などが了承されました。
25日は伊那市役所で伊那消防組合全員協議会が開かれ、広域消防本部庁舎の建設費用や運営費用の負担割合、広域化後の本部の位置などが了承されました。
5日に開かれた全員協議会で提案事項の報告があり、構成する各市町村の議会に持ち帰り了承されたことが25日に報告されました。
なお提案事項については、伊南行政組合ですでに了承されています。
消防広域化の負担割合などは4月10日に開かれる上伊那消防広域化協議会で協議し、正式に決定する予定です。