-
県議選 小原派後援会長に前林氏
県議選上伊那郡区に出馬表明した現職の小原勇氏(58)=県民協働・無所属ネット、宮田村=の後援会「勇NET(ゆうねっと)」は、来春の選挙に向けて新たな後援会長に前林善一氏を選んだ。
前林氏は村商工会長。前会長の清水靖夫氏が村長に就いた関係などから退いたことに伴い、8日の役員会で選任された。
事務局長も加藤恭一氏から城倉栄治氏に交代した。 -
駒ケ根市南割区市政懇談会
駒ケ根市の南割区(堺澤清人区長)は6日夜、同区の南割集会所で市政懇談会を開いた。中原正純市長はじめ市の幹部職員4人に対し、出席した住民約30人が市政に関する意見や質問をぶつけた。
「最近、市内にパチンコ店、家電量販店、工場などの大きな建物が建設されているが、景観上の規制はできないのか」との質問に対し職員らは「市の条例には建物の高さなどを規制する項目はあるが、意匠に関する規制はない」として、色彩や形などを規制する条例はないことを明らかにした上で「個別に協力は要請している」と説明した。
区内の広域農道の一部歩道が建設されていないことについては「通学児童の安全のため、赤穂南小学校開校に当たって当時の区長が市に示した条件は国道への歩道橋新設などの5つだったが、農道の歩道建設の件は含まれていなかった。絶対条件でなく、できるだけ竏窒ニいうものだったが、住民からの要望は強いので今後計画的に進めていきたい」として理解を求めた。 -
伊那建設事務所が伊那市上川手区とアダプトシステム締結
道路周辺の美化活動に努めるボランティア団体を支援する県の「信州ふるさとの道ふれあい事業(アダプトシステム)」で、伊那建設事務所は10日、伊那市の上川手区、両者の連絡調整機関となる市と協定を結んだ。
同事業は、県が管理する道路で美化活動するボランティア団体などと締結し、活動内容に応じて作業に必要な道具や材料などを貸与して、道路環境の向上や道路愛護意識の高揚を図る。
上川手区(北原伍区長)は、県が6月した国道361号のバス停留所周辺の路肩整備をきっかけに、約30人の区民有志が下川手境から美篶下県境までの約650メートル間で、およそ600本のサルビアを植えた花壇の維持管理や法面の草刈りなどにあたっている。
市役所で開いた調印式で松下泰見所長は「事業を通してよりよい地域にしていくとともにモラルの向上を図っていければ」とし、小坂樫男市長は「道路環境をきれいにすることが市民に浸透し、全市的に広がっていくことを期待する」とあいさつした。
三者が協定書に調印後、区長の北原伍さんは「花を植えることは道行く人の心も和み、区民の気持ちも一つになるため、長く続けていきたい」と述べた。
県内ではこれまでに114団体と締結。うち上伊那では伊那市が上川手区を含め7、箕輪町が1の計8団体と結んでいる。 -
記者室
最近の北朝鮮の動きを見ていると、国際社会の中で孤立し、国際連盟を脱退し、やがて、第二次大戦に突入した時の日本に似ているようで非常に怖い▼小、中学生時代、ユネスコを通じた米国の支援で学校給食が行なわれ、脱脂粉乳とパンのお世話になった。あの給食でどれほど多くの子どもたちが命をつないだことか。そのためか原爆を投下した米国に対してそれほどの悪感情を持たなかったような気がする▼同じ事を北朝鮮に対してできないだろう。米国の脱脂粉乳と小麦粉を食べて生き長らえた世代が1キロづつ拠出し、飢えに苦しむ北朝鮮の子どもたちに民間レベルで米を贈る。政府の制裁決議とは別に、民間は太陽作戦で、関係修復というのは夢物語だろうか(大口記者)
-
県議選 上伊那郡区に現職の小原氏出馬表明
宮田村の県議、小原勇氏(58)=県民協働・無所属ネット、町三区=は8日夜の後援会役員会で、再選を目指して来春の県議選上伊那郡区に出馬すると表明した。
小原氏は、村井知事の誕生で対話のできる県政が始まったと説明。「県民が主人公の本当の地域主権を確立したい」と述べた。
上伊那郡区は伊那市と旧高遠町、旧長谷村の合併により、定数が3から2へ減員。
4年前を戦った現職3人、前職、新人各1人が出馬を目指す動きをしており、一票差で揺れた前回以上の激戦も予想される。 -
南箕輪村で青色回転灯車の導入に向けた講習会
青色回転灯を設置した公用による村内の自主防犯パトロールを開始する南箕輪村は6日、庁内職員を対象とした講習会を開いた=写真。伊那警察署の西沢忠篤生活安全課長を講師に迎え、自主防犯の目的や不審者発見時の通報手順などを確認。村は今後、防犯部役員を対象とした講習会を開く予定で、地域住民にも青色回転灯車でのパトロールへの参加協力を求めていく。
青色回転灯車による自主防犯パトロールは上伊那を中心に浸透してきており、伊那署管内では現在、104台が導入されている。村でも他地域からの犯罪流入を防いだり、抑止することを目的として自主防犯パトロールの実施を決め、5、6日の2日間で庁内職員全員に対しパトロールの講習会を実施。
パトロールに利用する車は7台で、青色回転灯を常設している1台については、防犯部を中心とする住民にも貸し出し、協力しながら防犯に努めていきたいとしている。
パトロール開始は今月中の予定。 -
北小河内中村地区住民対象に第2回健康診断
箕輪町役場保健福祉課は30日、7月の豪雨災害で被災した北小河内中村地区住民を対象に第2回健康診断と相談を中村集会所で開いた。
問診、診察、心電図、血圧測定、健康相談に加え今回は、認定心理士の伊藤隆さんによる個別相談もあり、9人が訪れた。
19人が訪れた第1回と比べ、今回は少なくなったが、お年寄りは「雨が降ると不安になる」「大雨が降れば困る」と保健師に話していた。 -
駒ケ根市教育委員辞令交付
駒ケ根市は2日、前任者の任期満了に伴う新任の教育委員に塩澤京子さん(49)=同市上穂栄町=を任命した=写真。任期は1日から4年間。塩澤さんは「子育ては一段落して一線から退いたつもりでいたが、母親の立場として教育にかかわってきて感じたことを生かし、母親の悩みを聞いて行政に少しでも反映させていきたい」と抱負を語った。中原正純市長は「一番若い委員。女性の立場から市の教育の向上のために力を尽くしてほしい」と期待を寄せた。
-
箕輪町障がい者計画及び障がい福祉計画策定委員会
箕輪町は29日、障がい者計画及び障がい福祉計画策定委員会を町役場で開いた。委員を委嘱し、部会を設置した。今後、本年度中の計画策定を目指し協議を進める。
障害者基本法と障害者自立支援法の規定に基づき、町は「障がい者計画」と「障がい福祉計画」を策定する。「障がい者計画」は基本理念などを定める基本計画で、期間は5年から10年程度の中長期。「障がい福祉計画」は必要なサービスの見込量や実際のサービスなどの実施計画で、11年度までの数値目標を設定し、第1期として18縲・0年度の計画を作る。
委員会は公募2人を含む15人で構成。委員長に大槻正春さん、副委員長に上田明勇さんを選出した。生活・介護部会と就労支援部会の2部会を設置した。
今後は、05年7月に策定した地域福祉計画を基に計画策定を進める。月1回程度の部会を開き、来年2月までに策定。3月に町議会に報告する予定。 -
駒ケ根市長に小中学生が質問
ケーブルテレビのエコーシティ・駒ケ岳の企画で2日夕、駒ケ根市内の小中学生代表者7人が市役所を訪れ、中原正純市長に市政について質問した=写真。初めて市長室に入った小中学生らは緊張した様子だったが、収録の準備の間に市長のいすに座らせてもらったり、飲み物を飲みながら市長と歓談するうちに少しずつ緊張がほぐれ、笑顔を見せるなどリラックスした表情に竏秩B本番ではビデオカメラの前であらかじめ用意したテーマについて「東中学校は今後どうなるんですか」「中心商店街にもお客さんが集まる工夫は」などと堂々とした態度で質問していた。
番組は行政1チャンネルで17日午後7時縲・4日午後3時まで1日8回放送される。 -
つどいの広場「バンビーニ」がオープン
中川村の子育て支援施設つどいの広場「バンビーニ」が1日、片桐のショピングセンターチャオ2階にオープンした。曽我村長や幼児らがテープカットし、乳幼児と保護者の触れ合いや情報交換、相談の場の誕生を喜んだ。
つどいの広場は97平方メートルの遊び場、事務室、相談室、食事コーナー、多目的トイレや男女別トイレなどを整備。施設管理や相談に当るスタッフ1人が常駐する。
村や村議、親子ら約50人が出席した開所式で、曽我村長は「お父さん、お母さんが友だちを作ったり、悩みを共有し、情報交換する場として、村内外の多くみなさんが利用してほしい」とあいさつした。
式後、子どもたちは早速、広場に設置されたボールプールに飛びこみ、歓声を挙げて遊んだ。
3歳の長男と訪れた宮島葉子さんは「雨の日でも遊べる施設ができた。お母さん同士が交流できうれしい」と話していた。 -
信州大学農学部で災害時における住民、行政、研究者のかかわり方について考える防災シンポジウム
信州大学農学部山岳科学総合研究所は30日、災害時における住民、行政、研究者のかかわり方について考える防災シンポジウム「06年豪雨土石流災害の検証と地域防災を目指して」を開いた=写真。大学研究者や7月の豪雨災害で地域の対応に当たった行政・消防関係者、地域住民がそれぞれの立場から当時の様子を検証。どのような連携が図れるかを話し合った。
平松晋也教授は、県内の土砂災害危険個所のほとんどでハード的整備がなされていない現状に触れ「残りはソフト面での対応は必要」とし、住民自身が「自分の身は自分達で守る」という意識が必要であることを示した。
豪雨災害時、西春近諏訪形区の土砂流対応などに当たった酒井卓実さんは、有線放送で住民の出動を促したが、十分な情報伝達ができなかった現状を掲示。災害時の情報伝達の課題を示した。
伊那市消防団の三井栄二本部長は、どれだけの人が災害対応をしていたか認識していなかったことを今回の反省点としてあげ「二次災害で誰かが巻き込まれていても気付かない状況だった」と危険性を指摘。大学側には現場の危険性を回避するための専門的見地からの指導を求めた。
コーディネーターの木村和弘教授は「災害は一つの分野で解決できるものではなく、地域が連携しながら対応していくことが大切」と総括。大学として地域に積極的協力をしていく姿勢を示した。 -
駒ケ根市ポカラ市訪問団説明会
駒ケ根市は27日夜、国際協力友好都市協定締結5周年を記念してネパール・ポカラ市を11月に親善訪問する団員らに対する第1回の説明会を市役所南庁舎で開いた。約20人が出席し、市の担当職員や旅行代理店担当者から旅行の日程や行事のほか、ネパールの国内事情などについて説明を受けた=写真。
訪問団は34人。団長の中原正純市長をはじめ、北澤洋市議会議長、駒ケ根青年海外協力隊訓練所の加藤高史所長、ネパール交流市民の会などの団体代表者らが参加するほか、一般市民からの希望者も十数人含まれている。過去5回ネパールを訪れているという幹事長の小松原繁樹さんは「治安は良くなってきているという。皆で楽しい有意義な旅にしたい」とあいさつした。
計画によると訪問団は11月11日に中部国際空港からバンコクに向けて出発。12日にネパールに入り、13日にポカラ市着。記念式典などに出席して19日に帰国する予定。 -
広域連合ごみ処理施設用地候補の一案示す
伊那市美篶下川手区の臨時総会が28日夜に開かれ、上伊那広域連合が計画しているごみ処理施設の用地候補の一案として、伊那中央清掃センターに隣接する南側を示した。「意見統一には勉強不足」として、次回以降の臨時総会で区としての方向を出すことになった。
用地候補として複数区で説明会が開かれているが、下川手区で区民を対象にした説明会は初めて。非公開だった。
広域連合の斎藤秀夫事務局長らが説明に当たり、メリットとして▽現施設の敷地を利用でき、建設コストが安くなる▽循環型の施設を建設した場合、補助金が活用できる竏窒唐ー「広い見地に立って考えてほしい」と要望した。
終了後、区関係者によると、用地選定に対して区内には賛否両論ある。判断材料が足りず、出席も266戸のうち84戸で、委任状が3分の2を占めたことから、個々で判断する期間を置いた。次回(10月)の臨時総会には、区内25班の班長を通じ、区民に出席を呼びかける。
当初、07年度の稼働を目指していたが、用地選定が難航し、遅れている。
昨年12月、6区1常会の執行部らでつくる中央清掃センター地元対策委員会で「地元での建て替えはないのか」と意見が挙がったことから、広域連合は8月、対策委員会へセンターに隣接する案を示した。
地権者はすべて下川手区の区民10人余で、ほとんどが水田。
広域連合は清掃センターの敷地面積1万平方メートルで、新しい処理施設は2万5千平方メートルを確保したいとしている。
用地選定から稼働まで4縲・年かかるという。 -
伊那市要保護児童対策地域協議会
伊那市は26日夜、要保護児童の早期発見や適切な保護を図ることを目的とする伊那市要保護児童対策協議会を発足し、会長に人権擁護委員協議会の宮下茂人さんを選出した。宮下さんは「新聞やテレビで児童虐待などの報道がされている。横の連絡をとりながら地域の子どもを守っていこうという取り組みが始まるのは喜ばしいこと。みなさんの協力のもと、がんばっていきたい」と語った。
協議会は、04年に改正された児童福祉法に位置付けられたもので、児童福祉、保健、医療、教育、警察などといった関係機関の間にネットワークを築き、連携を図りながら要保護児童の早期発見、育児不安にある母親らの適切な支援を講じていく。協議会の開催は年に2、3度となるが、個別ケースに対応する下部組織を設置し、さまざまな事態に備える。 -
台風シーズン前に災害危険個所を確認
伊那市の災害危険個所パトロールが28日あった。7月豪雨災害の被害地域、県が指定する土砂災害防止指定個所の西箕輪などの数個所を市関係者や消防団、伊那警察署などの約20人が見学。県伊那建設事務所などの現場管理者らを迎え、災害を最小限に抑えるための対策について話し合った。
今回の災害で県内で最も多い、7万4千立方メートルの土石流が発生した、西春近の前沢川の現場では、同事務所が応急対策や今後の本復旧工事について説明。12月からの施工で、中央道から上流200メートルに砂防ダムを設置したいとの報告があった。
ダムは上流に残る不安定土砂2万3千立方メートルの流出を抑えるなどの目的。ダム下流には約150メートルの水路を設け、その下に砂を貯める「遊砂地」を造る。ダムの高さ14・5メートル、幅70メートルで、07年度中の工事完了を予定している。
パトロールは台風シーズンに備え、災害危険個所を確認し、関係者の共通認識を図るための恒例事業。高遠町、長谷地区は6月中旬に終え、旧伊那市地区は豪雨災害後の復旧現場の見学などを盛り込んで開いた。
総括で参加者からは「それぞれの機関の関係を密にして、正しい情報をいち早く市民へ伝達することが必要」との意見が多かった。 -
県議選 林県議出馬表明
駒ケ根市区選出の県議会議員林奉文氏(60)=無所属、南割=は26日、同市の駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた県政報告会の席で、来春の県議選に再選を目指して立候補する考えを明らかにした。林氏は集まった支援者ら約100人を前に「今こそまともな県政が必要。7期28年の市議と3年6カ月の県議の経験を生かし、市民の願いに応えるために全力を尽くして頑張りたい。皆さんの支援を得て必ず勝ち抜きたい」と述べた=写真。
林氏は村井県政について「福祉、教育、環境などへの取り組みが昔に戻ってしまわないよう、是々非々で県民のためにやっていきたい」と述べ、支持者から大きな拍手を受けていた。
同市区ではこのほか前県議の佐々木祥二氏(54)に立候補の動きが見られる。 -
伊那市の新市旗 市役所に掲揚
新伊那市の市旗掲揚式が27日あった。市役所正面玄関前の掲揚塔前に職員約40人が集まり、小坂樫男市長ら助役、収入役ら3人が旗を塔の上へあげた=写真。
あいさつに立った小坂市長は新しい市章を「かわいらしく、色鮮やかで職員らの評判も良い。伊那市と共に新しい市章も愛していってほしい」と職員らに呼び掛けた。
市は絹製の屋内用、化学繊維で耐水性のある2種類の大きさの屋外用市旗、計3種類、74枚を作成(製作費用約59万円)。この日は屋外用の小さな縦1メートル、横1・5メートルの旗を掲げた。
これらの市旗は本庁舎のほか、高遠町、長谷の総合支所、支所、小中学校などに配布することになっている。 -
新伊那市の市章バッチが完成
新伊那市の職員が付ける市章バッチが完成し、10月1日の衣替えに合わせて全職員約930人に貸与される。
旧市の記章は黒地に金色だったが、今回は3色のカラーで表現。桜の花びらの「ピンク」、肥よくな台地の「緑」、二つのアルプスの「青」色が新市のシンボルになっている。
記章のサイズは縦10ミリ、横20ミリで、数量は1500個(事業費約22万円)を用意。ロータリーネジ、管ピン式など、衣服への取付方法が異なる3種類から職員が好みで選ぶ。
小坂樫男市長は「色合いがよい。前のは黒かったので、配色が浮き出ている」と感想。職員の評判もよいとのことだ。 -
伊那市男女共同参画推進会議
伊那市は25日、新市となって初の男女共同参画推進会議を開き、伊那市公民館運営協議会の城取茂美さんを会長に選出した。
推進会議は新伊那市男女共同参画実施計画を本年度中に策定するほか▼お出かけ講座や男女共同参画社会づくりをめざす伊那市民のつどいの開催▼女性のための相談室の設置▼女性団体の活動支援竏窒ネどを通して男女が互いの人権を尊重し合いながら、あらゆる分野でそれぞれの個性と能力を十分に発揮できる環境の実現を目指す。 -
南箕輪村むらづくり委員会が第4次総合計画の基本計画を答申
南箕輪村むらづくり委員会(55人、唐沢俊男会長)は25日、南箕輪村第4次総合計画の基本計画と都市マスタープランなど3つの計画の素案を唐木一直村長に答申した=写真。
答申は▽基本計画(ずく出しプロジェクトを含む)▽都市計画マスタープラン▽緑の基本計画▽環境基本計画竏秩B
基本計画の目標年度は10年後の2015年、都市計画マスタープラン、緑の基本計画の目標年度は20年後の2025年となっている。
唐木村長は「できる限り答申に基づいてやっていきたいが、今後は財政との整合性を取らなければならない。協働のむらづくりなどは難しい課題だが、専門委員会の設置などを行いながら、できるものから実施していきたい」と語った。
また、部会からの報告の中でも「村民のむらづくりに対する意識が薄いことが最大の課題」として、村からの働きかけを求める声があった。 -
駒ケ根市議会9月定例会閉会
駒ケ根市議会9月定例会は26日、本会議を開き、各委員会に付託されていた条例、05年度決算、06年度補正予算など23議案すべてを可決、認定したほか、トンネルじん肺根絶の諸施策に取り組むことを求める意見書などを可決して閉会した。
06年度一般会計補正予算案に対して共産党の3議員から、国際協力友好都市協定締結5周年の記念事業で11月にネパール・ポカラ市を訪問する市長、市議会議長の旅費など64万8千円を減額する修正案が示されたが、採決の結果、賛成3で否決された。 -
新伊那市の市歌制定審議 今年度中に検討委設置
伊那市議会総務委員会が示した、新市の市歌制定の審議について「有識者による検討委員会の設置をする」との意見に対し、小坂樫男市長は26日、本年度中に委員会を設置するとの方針を発表。市歌の制定時期は「長谷、高遠の市民感情を考え、早急に結論を出さなくてよい」とした。
同総務委員会は19日、高遠町、長谷の市民の理解を得る条件付きで「旧市『伊那市の歌』を新市歌に制定することを求める陳情(伊那市音楽協会提出)」を趣旨採択とし、「有識者の第三者機関で慎重審議して決定する」としていた。 -
伊那市、女性の海外研修事業を廃止
伊那市は本年度から、女性の海外研修制度を廃止する。市では、95年から研修に取り組んできたが、近年は参加希望者が減少。また、2年前からは研修補助額の上限を20万円から10万円へと減額していた。
同制度は、環境、福祉など、さまざま分野で先進的に取り組む外国に女性を派遣し、そこで学んだものを地域づくりに役立ててもらうために始まった取り組みで、11年で53人が研修に参加してきた。多い年には一度に8人を派遣したこともあったが、気軽に海外に行けるようになったことを背景に、近年の参加者は減少。「さまざまな制約のある市の研修制度をあえて活用して海外に行こうとする人が減ってきたのでは」と担当者は話す。
研修参加者のOBでつくるレディーバート(平沢羊子会長)は、引き続き存続していくが、退会希望者が出てきたり、活動に対する認識差が生じるなどしており、組織の見直しを図っていく。 -
南箕輪村議会9月定例会閉会
南箕輪村議会9月定例会は22日開き、委員会に付託していた05年度一般会計などの決算認定、村ボランティアセンター条例の一部改正など条例案、06年度特別会計補正予算案など15議案を認定、可決し閉会した。
陳情は、継続審査となっていた「教育基本法の改定について慎重審議を求める意見書」の採択を求める陳情書を不採択、「中国における法輪功学習者の臓器摘出の実態調査を求める陳情書」を継続審査とした。 -
天竜川北島地区復旧説明会
7月の豪雨災害で決壊した箕輪町松島北島地籍の天竜川右岸堤防の復旧説明会が20日夜、地元の北島地区住民らを対象に松島コミュニティセンターであった。国土交通省・天竜川上流河川事務所が、秋口以降に着工予定の本堤防の工法を説明した。
本堤防は従来と同じ場所に設置。延長250メートル。河床に重さ1つ当たり2トンのコンクリート十字ブロックを連結して5列敷く。護岸に石を積み石と石の間をコンクリートで固める練石積みをする。従来の芝部分はコンクリートの板をはり、最上部はアスファルト舗装する。復旧により河床洗掘、高流速・転石などの衝撃、高い水位などの課題に対する安全性を確保する。
決壊個所の前後も芝部分にコンクリートをはり、深沢川との合流点付近は、合流点をはさんでコンクリートブロックを河床に置き、水の勢いを弱めるなどの対策をする。水が流れやすくなるよう州の土も除去する。
工事は秋以降の着工予定で、来年の出水期までに完成させたい考えを示した。事業費はすでに終了している応急復旧工事と合わせ約7億円の見込み。
住民からは「天竜川と深沢川の合流点付近が心配。取り付け工をもう少ししっかり考えたほうがいいのでは」「今後、州ができたら土を取る約束をしてほしい」などの意見があった。 -
箕輪町人事異動内示
箕輪町は21日、10月1日付の人事異動を内示した。昇任は課長級3人、係長級4人。組織改革に伴う名称変更も含め異動は44人。
10月から組織改革で総務課と税務財政課を再編し、総務課、経営企画課、税務課を設置する。行財政改革の推進に向け、町の組織を効率的かつ機能的なものにし、効率的な業務の遂行を図るため、03年10月から進めてきた課の統廃合に加え、総合的な経営、国及び県の施策との総合調整、予算編成とその執行管理の充実を図る観点から見直した。
組織は総務課(総務係、人事係、広報係)経営企画課(企画調整係、財務係)税務課(課税係、収納対策室)。
今回の人事異動のねらいは(1)政策的経営機能の強化(2)防災部門の強化(3)企業誘致施策の強化に向けた企業誘致部門及び土地開発公社の機能の強化-。
課長級は、保健福祉課長に保健福祉課福祉係長の白鳥一利さん(53)、生涯学習課長に生涯学習課生涯学習係長の中村文好さん(54)、町社会福祉協議会派遣・事務局長に教育課用務係長の岡文行さん(55)が昇任した。
異動は次の通り(カッコ内は旧職、敬称略)。
【課長級】
▽総務課長(保健福祉課長)木村英雄▽総務課専門課長・防災担当(生涯学習課長)平井克則▽経営企画課長(総務課長)小出嶋文雄▽税務課長兼収納対策室長(会計課長)川上敏夫▽保健福祉課長(保健福祉課福祉係長)白鳥一利▽建設水道課長(建設水道課長兼箕輪土地開発公社派遣・事務局長)大槻長▽会計課長(収納対策室長)藤沢公明▽教育課長兼教育課用務係長(教育課長)浦野誠次▽生涯学習課長(生涯学習課生涯学習係長)中村文好▽町土地開発公社派遣・事務局長兼事務局次長(税務財政課長)唐沢宏光▽町社会福祉協議会派遣・事務局長(教育課用務係長)岡文行
【係長級】
▽経営企画課企画調整係専門幹(政策企画室政策企画係専門幹)遠山明▽総務課課係長・防災担当(税務財政課課係長)唐沢悟▽県上伊那広域水道用水企業団派遣・企業長事務局庶務・経理係長(税務財政課課税係長)伊藤政良▽経営企画課企画調整係長(政策企画室政策企画係長)清水益夫▽経営企画課財務係長(税務財政課財政係長)安積真人▽税務課課税係長(教育課教育係)中村克寛▽収納対策室専門係長(収納対策室収納対策係)青木正▽保健福祉課福祉係長(保健福祉課福祉係)笠原毅▽産業振興課課係長・商工担当(町社協派遣・事務局長付)田中一夫▽建設水道課課係長(町土地開発公社派遣・事務局次長)鳥山久夫▽生涯学習課生涯学習係長(建設水道課建設工事係)柴敏夫
【係員】
▽県西部箕輪土地改良区派遣(産業振興課耕地林務係)唐沢紀朗▽町社協派遣(総務課広報係)大槻宏明▽経営企画課財務係(税務財政課財政係)百瀬喜美子▽経営企画課財務係(税務財政課財政係)毛利岳夫▽経営企画課財務係(税務財政課財政係)小沢聡▽税務課課税係(税務財政課課税係)高嶋健児▽産業振興課商工観光係兼町土地開発公社派遣(建設水道課建設管理係)三井清一▽産業振興課商工観光係兼町土地開発公社派遣(産業振興課商工観光係)唐沢勝浩▽経営企画課企画調整係(政策企画室政策企画係)田中克彦▽税務課課税係(税務財政課課税係)唐沢美鶴▽税務課課税係(税務財政課課税係)小林寛▽税務課課税係(税務財政課課税係)丸山敦▽税務課課税係(税務財政課課税係)井上由紀▽税務課課税係(税務財政課課税係)木村勉▽住民環境課生活環境係(県上伊那広域水道用水企業団派遣)高山秀峯▽保健福祉課福祉係(町社協から研修派遣)志賀健一▽産業振興課耕地林務係(総務課総務係)高橋英人▽建設水道課建設工事係(県西部箕輪土地改良区派遣)唐沢智之▽教育課教育係(住民環境課生活環境係)鈴木清次▽総務課総務係(政策企画室政策企画係)下平亜矢▽税務課課税係(税務財政課課税係)唐沢剛▽税務課課税係(税務財政課課税係)東城美保 -
秋の交通安全運動
高齢者の事故防止や飲酒運転撲滅などを重点項目に掲げた秋の全国交通安全運動が21日から30日までの日程で始まった。
初日、飯島町交通安全推進協議会は七久保の道の駅駐車場で出陣式を行ったあと、県道飯島飯田線で人波作戦を展開した。同協議会の構成15団体、約150人が「秋の交通安全運動実施中」のプラカードや、交通安全標語を書いた桃太郎旗を掲げて、通勤のドライバーや学校に急ぐ子どもたちに安全運転、安全歩行を呼び掛けた。
今回は場所を国道153号から七久保の県道沿いに移して初めて実施した。
飯島町では運動期間中、初日の人波作戦のほか▽七久保小学校のレター作戦(22日午前6時50分、七久保)▽本郷道の駅での交通指導所開設(26日)▽七久保小交通安全教室(28日)▽国道153でピカピカ運動(30日)-などを予定する。 -
来日外国人による交通安全人波作戦
秋の全国交通安全運動初日の21日早朝、飯島町七久保の県道飯島飯田線沿いで来日外国人による交通安全人波作戦を展開した。
同地区の飯島セラミックに勤務する30人余の外国人(主にブラジル系)が新調した特大(幅1メートル長さ5メートル)の桃太郎旗や交通安全標語を書いた桃太郎旗を掲げ、通勤のドライバーに安全運転を呼びかけた。
駒ケ根署管内の雇用外国人は約2千人で、外国人にかかわる事故も散見されることから、外国人の安全意識高揚と、地域への貢献を目的に、外国人派遣社員の多い、飯島セラミックに要請し、県下で初めて実施した。
同社の安全運転管理者、飯沢文雄さんは「参加者は夜勤明けで疲れているが、自己の啓発や地域のために協力してくれた」と話していた。 -
県評価委員会が昭和病院を視察
県内の救命救急センターの機能評価を定期的に行う県救急医療機能評価委員会(瀧野昌也委員長)が19日、駒ケ根市の伊南行政組合昭和伊南総合病院(千葉茂俊院長)を訪れ、設備や人的資源などを含めた救命救急センターの体制全般を査察した。委員と県衛生部の職員らは千葉院長らの案内で1階の救急外来、2階のセンター病棟などを視察=写真。その後の質疑で委員らは2人の専従医師の勤務時間や夜間の当直体制、ヘリコプター搬送の実績などについて質問したほか、救急外来診療室について「救急患者は最初の処置が大切。部屋を広くするなど、ここにもっと力を入れるべきだ」などと提言していた。
委員会は05年3月にも視察を行い、同院の救命救急センターの機能維持は困難竏窒ニする評価を下した。これにより、県がセンターの指定返上を迫った経緯がある。