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箕輪北小体育館建設工事安全祈願祭
箕輪町の箕輪北小学校体育館新設工事の安全祈願祭が14日、現地であった。町、町議会、教育委員会、地元区、北小、工事関係者らが参列し、工事中の無事故を祈願した。
平沢豊満町長は、「児童はもとより通学校区の長い間の熱い思いがようやく実現する。最新鋭の体育館で、21世紀の世界に通用する子どもを育てていきたい。安全にご留意いただき無事故で完成できるよう、子どもの事故につながらないようお願いしたい」とあいさつした。
現在の北小体育館は、児童数増加により面積が国の基準を大きく下回っているため、新たに十分な面積を持つ体育館を建設する。新設場所はグラウンド西側。渡り廊下で南校舎とつなぐ。社会体育館の要素も併せもち、学童クラブも設置する。有事の避難施設の目的も持つ。現在の体育館は当面残す方針。
計画では、建築面積1622・08平方メートル(渡り廊下含む)。延べ床面積1561・77平方メートル(1階1490・51平方メートル、2階ギャラリー71・26平方メートル)。現在の体育館の約2倍の広さになる。1階はアリーナ、ステージ、器具庫、玄関、ホール、トイレ、学童クラブを設置する予定のミーティング室など。屋根は、耐震力に優れているという球形で雪止めを付ける。
設計・監理は創和、建築主体工事は浅川建設工業、電気設備は高木電工、機械設備はコマツ。工期は07年1月31日。 -
駒ケ根市議会一般質問1日目
開会中の駒ケ根市議会6月定例会で14日、一般質問が行われた。町四区の旧龍水社跡地などから毒性のある化学物質のトリクロロエチレンが検出された問題の対応の遅れについて大沼邦彦議員がただしたのに対し中原正純市長は「反省している。市内全域の地下水調査を進めていくことで責任を果たしていきたい。汚染土壌と地下水はJA上伊那が2年かけて撤去するが、市としてはその後もモニタリング調査を継続していく。今後は市民の健康を第一に考え、早期に適切な対応を取っていきたい」と述べた。
住民などから交通事故に対する不安の声が上がっている東中学校の通学路安全確保対策について長谷部清人議員が質問したのに対し中原稲雄教育長は「(自身が)勤務していたこともあり、危険な状況は十分認識している」とした上で「県や住民との協議はこれまで行ってこなかったわけではないが、今後は正式に進めたい。歩道の安全確保や迂回路の整備などについて検討したい」として、前向きに取り組む姿勢を示した。 -
税収好調で、基金取り崩しせず逆に積み立てへ
法人税3割の大幅増、厳しい財政に寄与宮田村は2005年度の税収が前年度比8%増と好調で、当初予算に計上していた1億1400万円の財政調整基金の取り崩しを一切とりやめ、逆に4000万円積み立てた。5月末に専決処分し、14日開会の6月村議会定例会で報告した。12億円台の税収は過去最高水準。企業の業績回復で法人税が30%の大幅増となったことなどが、厳しい村財政に大きく寄与する格好となった。
村の預貯金にあたる財政調整基金。当初は厳しい財政事情を乗りきるために取り崩しを予定していた。
しかし、村は税収の増加を見込み3月議会で取り崩し額を9100万円に減額補正。さらに取り崩し自体を帳消しにして、積み立てた。
決算の税収状況によると、全体で12億1187万円。1990年代前後のバブル期も11億円台後半にとどまっており、初の12億円台とみられる。
そのうち法人税は2億6100万円で、前年度より6千万円も増えた。
個人村民税も7%、2千万円増の3億700万円。固定資産税は2%増の5億6100万円となった。
村総務課管理財政係は「新たな企業進出がないのに増加しているということは、業種によって好調な業績の企業があったのでは」と分析。
本年度も8千万円の基金取り崩しを予算化しているが、「できれば取り崩さないよう、財政の節減にも努めたい」と話した。 -
南箕輪村環境審議会第1回
南箕輪村は14日、第1回環境審議会を役場で開いた。委員13人を任命し、環境基本計画の策定や村廃棄物処理計画などを協議した。廃棄物処理の基本計画は審議会の承認を受け今後公示し、村民に周知していく。
審議会は、村の自然環境保全、公害対策、ごみ処理など環境保全全般の施策について村長の諮問に応じて調査、審議する。本年度は環境基本計画の審議を中心に年3回程度の会議を開く。
環境基本計画の具体的施策は、むらづくり委員会で協議している村の基本計画との整合性をはかりながら策定する計画で、環境審議会に諮り、秋ころまでの決定を予定している。
廃棄物処理計画の「基本計画」は96年以来10年ぶりの改定。「実施計画」は毎年改定しており、06年3月に決定している。
委員は議会、信州大学農学部、商工会、農業委員会、上伊那森林組合、消費者の会、区長会、衛生部長会、村内有識者、公募の13人で構成。会長に白鳥嘉文さん、副会長に有賀章治さんを選出した。任期は2年。 -
箕輪町議会6月定例開会
箕輪町議会6月定例会は13日開会し、先決処分5件を承認、北小学校屋内運動場建設工事(建築主体工事)の請負契約を可決、固定資産評価審査委員会の委員選任を同意した。残り11議案と請願・陳情は各常任委員会に付託した。
議案は、箕輪町国民保護対策本部及び緊急対処事態対策本部条例制定など条例案2件、補正予算案7件、町道の廃止と認定。
北小学校屋内運動場建設工事(建築主体工事)の請負契約は、受注希望型競争入札で契約金額は2億4570万円。契約の相手方は浅川建設工業(本社・箕輪町、浅川長利社長)。工期は07年1月31日。
任期満了に伴う固定資産評価審査委員の選任は、柴曽平さん(72)=長岡=を再任。任期3年。
請願・陳情は次の通り。
◇請願▽「義務教育費国庫負担制度の堅持」を求める意見書提出に関する請願書▽少人数学級の早期実現や複式学級の編制基準の改善、教職員定数増を求める意見書提出に関する請願書▽長野県独自の30人規模学級の拡大及び市町村における自由度の拡大と複式学級の解消、県独自に教職員配置増を求める意見書提出に関する請願書▽「日本国憲法第9条の堅持を求める意見書」の決議を求める請願書(継続審査)▽住民を戦争に巻き込む「国民保護計画」を策定せず、「無防備地域宣言」を行うよう求める請願(継続審査)
◇陳情▽核兵器廃絶国際協定実現を国連とすべての国に呼びかける意見書提出に関する陳情書▽「高校改革プラン『実施計画』で地域の合意のない部分を撤回し、学校現場に十分検討期間を保障できない平成19年度実施を見送ることを求める意見書」採択を求める陳情書▽「教育基本法の改定について慎重審議を求める意見書」の採択を求める陳情書▽箕輪町入札制度の改善を求める陳情書 -
『川たんけんブック』発刊、配布
川についての知識を深めることで歴史や自然、環境問題などを考えてもらおうと駒ケ根市の国土交通省天竜川上流河川事務所(三上幸三事務所長)はこのほど、小中学生向けの教育副読本『上伊那川たんけんブック竏駐V竜川とわたしたちのくらし』を発刊した。5千部印刷し、上伊那の図書館と52の小中学校すべてに数冊ずつ配布した。
同書はA4判、オールカラー96ページ。天竜川を中心とした上伊那を流れる川を取り巻くさまざまな側面を取り上げ、絵や写真などを多数使って分かりやすく解説。執筆や編集に上伊那の小中学校の教諭らが多数加わったことにより、地元の身近な情報が豊富に盛り込まれている。
同事務所は「総合的な学習の時間などで幅広く活用してほしい」と話している。 -
南箕輪村議会6月定例会開会
南箕輪村議会6月定例会は12日開会し、村が上程した23議案と請願陳情を常任委員会に付託した。
議案は、村企業振興条例、南箕輪村国民保護対策本部及び村緊急対処事態対策本部条例、村国民保護協議会条例など条例案8件、先決処分の承認8件、補正予算案5件、国土利用計画(南箕輪村計画)の決定、村道路線の認定。
請願・陳情は次の通り。
◇請願▽長野県独自の30人規模学級の拡大及び市町村における自由度の拡大と複式学級の解消、県独自に教職員配置増を求める意見書提出に関する請願書▽35人学級の早期実現、教職員定数増を求める意見書提出に関する請願書
◇陳情▽住民を戦争に巻き込む「国民保護計画」を策定せず、「無防備地域宣言」を行うよう求める陳情▽核兵器廃絶国際協定実現を国連とすべての国に呼びかける意見書提出に関する陳情書▽「教育基本法の改定について慎重審議を求める意見書」の採択を求める陳情書▽「高校改革プラン『実施計画』で地域の合意のない部分を撤回し、学校現場に十分検討期間を保障できない平成19年度実施を見送ることを求める意見書」採択を求める陳情書▽「義務教育費国庫負担制度の堅持」を求める意見書提出に関する陳情書 -
土砂災害防止技術講習会
土砂災害防止月間の6月に合わせて伊那建設事務所(松下泰見所長)は12日、土砂災害防止技術講習会を駒ケ根市の赤穂公民館で開いた。南信各市町村の防災担当者、国土交通省天竜川上流河川事務所や建設事務所の職員ら約120人が参加し、国土交通省河川局防災課の伊藤仁志災害査定官と、同省天竜川上流河川事務所の三上幸三事務所長の講義を受けた。
伊藤査定官は「災害復旧事業における留意事項」と題して、災害が発生した際に国の支援を受けるための災害査定の手順や注意ポイントについて事例を交えて詳しく説明した=写真。三上事務所長は「天竜川における最近の取り組み」として、今年同事務所が行った自然災害勉強会、防災訓練などについて話した上で「技術者の皆さんには、管理者としての意識をしっかり持ち、現場をよく見て、自信を持って査定に当たってほしい」と呼び掛けた。 -
八ッ手間伐研修センター完成
伊那市は10日、同市手良沢岡の八ッ手公民館跡地西側に建設した、木造公共施設整備事業「八ッ手間伐研修センター」の竣工式をした。小坂樫男市長や用地寄付者のルビコンの登内英夫会長のほか区民ら100人が出席し、完成を祝った。
古くなった公民館の改築に合わせ、県産材を豊富に使用し、一般住宅などへの波及のためのモデル公共施設として建設。市内で同事業によって建てた施設は小澤地域交流センター、羽広マレットゴルフ場休息所などに続いて7施設目となった。
八ッ手間伐研修センターは木造平屋建の木造在来軸組み工法。研修室3室、会議室1室、調理室などがある。延べ床面積は278・24平方メートル。工期は05年5月23日縲・6年3月10日。事業費は約5526万円(うち40パーセントは県補助)。
使用した木材はカラマツ、アカマツ、スギ、ヒノキなどで上伊那地域産も使用。施設の特色は、12センチ角のカラマツ材を張り合わせて、強度を高めた柱と梁を使っていることなどが上げられる。
小坂市長は竣工式のあいさつで「区民の皆さんが協力しながら(地域活性のために)盛り立ててくれる場として活用してくれれば、建てた意義があると思う」と話した。 -
母親の出産後の家事や育児を支援
伊那市は本年度から、母親の出産後、家事や育児の手伝いにヘルパー派遣した際の費用を助成する「ママヘルプサービス」に取り組んでいる。06年度予算の柱の一つになっている「子育て支援」の充実を図る。
対象は、産後の回復期に家事や育児を手伝ってくれる人がいないなどの理由を持つ、市内に住所がある母親。
サービス内容は▽食事の準備や片付け、買い物、掃除、洗濯などの家事▽授乳、もく浴の介助、おむつ交換など育児竏窒フ2項目で、1日2回3時間以内を限度とする。利用期間は出産の翌日から4週間以内。個人負担額は1時間当たり500円。
市役所で申し込みを受け、ヘルパー派遣の委託事業所である市社会福祉協議会に依頼して、希望者宅に派遣する。
母親に対し、母子手帳を渡す際に案内しており、今のところ、1件の利用があった。そのほか、予約1件が入っているという。
この事業は、旧高遠町が04年2月から開始したもので、合併に伴う事業の調整で継続することになった。開始から合併までの活用は1件だったが、両親が遠方にいて夫婦だけで大変な思いをしたなどの実態があり、心身の休養に支援が必要と考えた。「育児は一人で悩まず、相談して」と呼びかけ、地域で子育ての助け合いをする組織「ファミリー・サポート・センター」を含め、支援を必要とする人に対してサービスの活用を促している。
申し込みは、市役所、高遠町・長谷の各総合支所へ。 -
村職労が企業人事を学習
宮田村職員労働組合は6日、企業の人事評価の実態や求められている人材について知ろうと学習会を開いた。村理事者は職員の意識改革を掲げ、人事評価などにも取り組む姿勢を見せているが、組合としても自ら積極的に理解を深めようと開いたもの。組合員の半数近い50人ほどが出席した。
この問題を組合として取り挙げることに、組合員にも賛否両論あったが、小林敏雄委員長は「民間の実状を知っておくことは大切。村は我々に言葉で改革と投げかけるが、納得行く形を一緒に考えられればと思う」と話す。
学習会は、あるメーカーの元人事部長で、人事評価に詳しいイーキュア社長の池口良明さんが講師。
「人が人を評価するのは難しいことだが、企業だけでなく公務員も含め社会全体の避けられない課題となっている」と説明した。
成果主義とは「どれだけ長く働いた」ではなく、「毎日これだけのものをやったというものを持つこと」とも指摘。
「公務員の皆さんにとっては難しいかもしれないが、成果は時間ではないことを頭に入れて。意識を持てば、仕事にも変化が生まれるはず」と強調した。
終了後、小林委員長は「多くの職員にとって、民間企業の人事につい具体的に学ぶ初めての機会になった。個人的な意見だが、良い研修だったと思う」と感想を漏らした。 -
南箕輪村議会6月定例会日程
南箕輪村議会6月定例会は12日開会し、23日までの12日間開く。
南箕輪村国民保護対策本部及び村緊急対処事態対策本部条例、村国民保護協議会条例など条例案8件、先決処分の承認8件、補正予算案5件、国土利用計画(南箕輪村計画)の決定、村道路線の認定の23件を上程する。
日程は次の通り。
▽12日=本会議開会・委員会▽13縲・0日=休会▽21、22日=一般質問▽23日=本会議 -
梅雨期を前に、市職員が土のう作り講習
梅雨期の出水・土砂災害に備え、伊那市は8日、市職員を対象にした土のう作り講習会を市役所砂置き場で開いた。高遠町・長谷の各総合支所を含め、各課から約30人が集まり、市役所に備蓄する土のう約200袋を作った。
災害発生時、市役所が土のうを作る作業場所になることから、作業場所を確認してもらい、土のうの基本的な作り方や積み方を学ぶ機会を持った。
伊那消防署員2人を講師に迎え、職員はビニール製の袋に約20キロの砂を入れ、ひもで開け口を縛った。そのあと、土のうを積む際「河川の上流側に、土のうの底を向け、間が空かないように重ねる」などアドバイスを受けた。
土のう用の砂・袋は伊那消防署、総合支所、支所などに各400袋を配備している。
5日には管理職を集め、土砂災害や気象の予報・警報時の体制などを説明した。 -
地球環境にやさしいまちづくりへ
箕輪町が環境委員会設置箕輪町は地球環境にやさしいまちづくり推進のため環境委員会を設置し6日、第1回会議を町役場で開いた。環境への取り組み状況を説明し、「箕輪町環境基本計画」の見直しを3小委員会に分かれて調査研究することを確認した。
町民参加の協働で取り組む委員会で、区長会、衛生部長会、議会、女性団体連絡協議会、消費者の会、JA上伊那、商工会、中部電力、小中学校PTA連合会、保育園保護者会、小中学校、公募、県地球温暖化防止推進員の計16人で構成。平沢豊満町長が委嘱した。委員長は小林求さん(区長会)、副委員長は荻原弥生さん(女団連)。任期は07年5月11日まで。
委員会は、00年度に町が策定した「箕輪町環境基本計画」を見直す。調査研究の小委員会各テーマは▽自然環境▽ごみ▽地球温暖化-。07年2月中に中間報告する予定。
環境への町の取り組み状況は▽役場地球温暖化対策実行計画策定▽げんきセンターに太陽光発電装置と雨水貯留槽設置▽中部小学校の省エネ共和国建国とキッズISOの取り組み▽地域新エネルギービジョン策定▽協働による廃食用油リサイクル推進事業▽LED(発光ダイオード)照明の利用▽エコアクション21の取得-など。新エネルギーの教室や講演会、セミナーなどもやった。
課題に新エネルギーの普及、省エネルギーの実践、地球温暖化対策について町全体の推進体制、ごみの排出、処理・処分段階の最終処分場のひっ迫-などを挙げている。 -
箕輪町地域間交流推進協議会総会
箕輪町地域間交流推進協議会(会長・平沢豊満町長)は5日、町役場で総会を開き、06年度事業計画案などを承認した。
主な事業計画は、みのわ祭り、庄内地区・箕輪町中学生交流会(会場・箕輪町萱野高原)、町内1周駅伝大会、豊島区ふくろまつり出店参加、ふくしまつり出店参加、浜松市農林水産まつり、庄内公民館まつり、りんごオーナー園など。交流地域へのツアー開催による町民参加・新たな交流地域の創出も検討する。
今年は、東京箕輪会がツアーでみのわ祭りに訪れる計画もある。
新規事業でながた荘への宿泊提携の準備を進めている。東京箕輪会、中京箕輪会、庄内地区が対象で、ながた荘の1泊2食付き宿泊料金1割引のサービスをする。7月1日の予約から受け付ける。割引サービスは休前日、ゴールデンウィーク、盆、正月などの繁忙期を除く。
平沢会長は、「視野を広くし地域の活性化につなげる重要な協議会。外部に積極的に関心を伸ばし、一つひとつ行動に結びつく推進をお願いしたい」とあいさつし、交流方法などの改革検討も提案した。 -
箕輪町水防協議会
箕輪町水防協議会(会長・平沢豊満町長)は2日夜、町役場で開き、06年度町水防計画書案を協議し承認した。今後、県に申請し承認を受けて完成する。
水防協議会は、町の水防に関する重要事項を協議する。水防関係団体代表者や知識経験者を委員に委嘱した。
町水防計画は、県水防計画と町地域防災計画に従い、水防事務の円滑な実施に必要な事項を定める。町内の河川などの洪水による水災害を警戒、防御し、被害の軽減を目的とし、毎年作成する。
計画書は水防事務の処理、水防本部の設置・組織・事務分担、水防本部係員の非常参集、出動及び防災作業、消防団の受持ち河川区域、水防警報、水防信号、通信連絡、水防資器材、重要水防個所などを盛り込んでいる。
水防本部の活動体制が警戒、非常、緊急の3体制に変わったほか、05年7月1日の水防法改正に伴い設けられた天竜川伊那富水位観測所の新たな特別警戒数位2・6メートルを追加掲載した。
町の重要水防個所は昨年度と同じで、ランク重要1カ所、ランクA(水防上最も重要な区間)5カ所、ランクB(重要な区間)23カ所。地図も載せている。 -
南箕輪村6団体親ぼくマレットゴルフ大会
南箕輪村の6団体親ぼくマレットゴルフ大会は3日、大芝公園マレットゴルフ場であった。関係者73人が団体対抗でプレーして心地よい汗を流し、バーベキューで親ぼくを深めた。
村議会、区長会、教育委員会、農業委員会、生産森林組合、村理事者管理職会の6団体が親ぼくを図る恒例のイベント。昨年まではソフトボールだったが、今年は皆が無理なく楽しめるようにとマレットゴルフにした。
各団体混合で3、4人ずつのグループに分かれ18ホールを回った。照りつける日差しをさえぎる林間での大会は「涼しくていい」と好評。大会後のバーベキューを楽しみに、和気あいあいとプレーしていた。 -
明るい県政を進める会
知事選について県議と懇談上伊那の住民有志でつくる市民団体「明るい県政を進める会」(桜井伝一郎会長)は5日夜、伊那市内で開いた役員会で県知事選候補について伊那市と上伊那郡選出の県議4人と懇談し、県議が候補擁立に動くことを要請した。
向山公人氏(政信会)は「個人的には県政の正常化には阿部さんがいい」と、総務官僚で前県副知事の阿部守一氏(45)の名を挙げた。阿部氏について、清水洋氏(志昴会)は「意欲はある」、小原勇氏(県民協働・無所属ネット)は「県政に対する思いは強い」とした。木下茂人氏(緑のフォーラム)は「個人的に思っている人はいる」としたが具体的な氏名は言及しなかった。
桜井会長は、「県議が前面に出て(候補擁立を)やってもらいたい」と強く要請した。 -
駒ケ根市環境市民会議
駒ケ根市は5日、06年度第1回の環境市民会議を市役所南庁舎で開いた。一般市民からの公募6人を含む30人の委員のうち約20人が出席し、市の担当者から各種関係条例や会議の位置付け、今後の進め方などについて説明を受けた。互選により座長に小原茂幸さん、副座長に水野益男さんと木下さちゑさんが選出された。
協議に先立ち、新委員7人を代表して牧野郁生さんが中原正純市長から委嘱状を受け取った=写真。
会議は来年3月まで月に1回程度の割合で開かれ、市環境基本計画などについて審議していく。
新委員は次の皆さん。
牧野郁生、宮脇正武、小原茂幸、水野益男、赤須昌子、大沼光明、堺澤政江、城田嘉一 -
【記者室】県教委ともあろうものが…
赤穂中学校が本当に県下一の大規模校なのか確認したくて県教育委員会に電話した。担当者に尋ねると「少し待ってください」と言うから早速教えてくれるものと思ってそのまま待ったが数分たっても誰も出ない▼電話口の向こうで「誰か知らないか?」という声が聞こえる。ようやく先ほどの担当者が出て「多分そうだと思いますが…」。「多分では困るので生徒が何人なのか数字でお願いします」と畳みかけると「昨年度は1位でしたね」▼「今年度の数字が欲しいんです」と言うと「それは秋ごろにならないと出ないんじゃないかなあ」「…」あきれてものが言えないとはこのことだ。県教委ともあろうものがこの程度の数字も把握できていないとはまったく驚いた。(白鳥記者)
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駒ケ根市議会6月定例会開会
駒ケ根市議会6月定例会は5日開会した。上程議案は人事案件(市公平委員会委員の選任)1、専決処分8、報告4、市職員の勤務時間および休暇等に関する条例の一部を改正する条例など条例案7、06年度一般会計補正予算案など予算案2の計22。提案理由の説明と質疑が行われ、議案は各常任委員会に付託された。最終22日に採決される。
任期満了に伴う市公平委員会委員に木下眞さん(68)=中沢=が再任された。任期は8月5日から4年間。
日程は次の通り。
▽5日=本会議(提案説明、質疑、委員会付託など)▽14・15日=本会議(一般質問)▽16・19・20日=委員会▽22日=本会議(採決) -
箕輪町生活安全対策推進会議
箕輪町生活安全対策推進会議は31日夜、町役場であり、安全なまちづくりの取り組みが町全体に広がるよう関係者が情報交換した。
町、交通安全協会、町警部交番、消防団、区、安全みまもり隊、小・中学校PTA、保育園保護者会、青少年健全育成推進協議会、このほか各種団体の約50人が出席した。
伊那警察署生活安全課係長の講話を聞き、子どもの安全対策、交通安全対策、青少年健全育成、自主防災、犯罪のないまちづくりなど、それぞれの取り組みを発表し合った。
子どもの安全対策では箕輪西小通学パトロール隊事務局の安積順子教頭が、組織や活動計画、申し合わせ事項などを紹介。通学パトロール隊の活動を通じて児童が地域の方とふれあい、あいさつの行き交う温かな人間関係をはぐくむことを最終目標に、「さらに機能するパトロール隊として地域ぐるみの活動を進めたい」と話した。
意見交換では、町の緊急メール配信サービスで不審者情報が流れないことについて、「裏がとれていないなどの理由で流さないと言われているが、保護者としては間違いでもいいので情報がほしい」と要望があり、町は「音声告知放送も含めできるだけ流せるような検討をしていきたい」とした。 -
駒ケ根市議会6月定例会日程
駒ケ根市議会は6月定例会を5日から22日までの18日間の日程で開く。議案は人事案件(市公平委員会委員の選任)1、専決処分8、報告4、市職員の勤務時間および休暇等に関する条例の一部を改正する条例など条例案7、06年度一般会計補正予算案など予算案2の計22。
日程は次の通り。
▽5日=本会議(提案説明、質疑、委員会付託など)▽14・15日=本会議(一般質問)▽16・19・20日=委員会▽22日=本会議(採決) -
本会議で行政委員長の常時出席を求めず
伊那市議会全員協議会が2日開かれ、6月定例会に提案される議案説明のほか、議会改革の検討結果の報告があった。
議会改革は、議会運営委員、会派代表者らが定例会本会議への行政委員長の出席など4項目を検討し、北原幸彦議運委員長が報告。
行政委員長の出席は、関連事項が出た場合に求めることにした。これまで旧伊那市議会では農業委員長、教育委員長、選挙管理委員長などが常時出席していたが、他市などを参考に決めた。
常任委員会への職員出席は、各職場の負担を考え、係長の出席は求めず、助役・収入役・教育長、課長以上とした。行政視察の議会事務局職員の随行は、現行通り職員1人だが、事務局に負担をかけないことを申し合わせた。
また、議会内に設ける特別委員会は、観光を含めたまちづくり、国道153号線バイパス(152号線、361号線含む)の建設促進、議員定数問題の3委員会を設置する方向。定例会最終日の26日、議員提案として出される。 -
新田区の行政懇談会
宮田村新田区(小林庸助区長)は31日夜、村長ら村の理事者、課長、地区担当職員と意見を交わす行政懇談会を開いた。約40人の区民が出席し、安全対策について村の方針を積極的に質問。就任からまもなく1年を迎えようとする、清水靖夫村長に村政の感想について聞く場面もあった。
質問を受けて清水村長は「今までの村は、お金があればあるだけ使ってきた。これを経営に転換して結果を出さなければならないが、従来のやり方ではできない」と答弁。
各種施策の計画から実行段階まで透明性を高めるとともに、職員の対応改善もあわせて図ることで「今後の行動を皆さんに見て頂き、評価して欲しい」と話した。
席上、村は本年度から5年間の第4次総合計画後期基本計画の概要を説明。
会場からは地域の安全対策、教育問題について複数質問が挙がり、新井洋一教育長は「家庭の教育力が重要になっている。良いこと、悪いことを親が教えてほしい」と呼びかけた。
広域農道大田切橋の歩道設置を求める声について、村産業建設課は「歩道設置の設計になっていないため、強度的にも難しい」と答えた。
行政懇談会は区の要請で村が出向く形。新田区や大田切区などは以前から開いてきたが、本年度は南割区、大原区、町3区も開催を予定している。 -
水道安全給水祈願式(水神祭)
飯島町は水道週間(1-7日)にちなみ2日、楢ケ沢浄水場で、恒例の安全給水祈願式(水神祭)を行った。
町や議会、水道事業者ら約30人が出席、施設の安全な運転と住民への安定供給を水神に祈った。
梅戸神社の茅野宮司が神事を行い、高坂町長は「水は住民にとっても生命線、安全に継続的に供給できるように」と祈願詞を読み上げ、玉ぐしを奉てんした。
同浄水場は75年3月月完成、4月稼働開始以来、現在まで30年間、町の98%の水道水を供給している。
現在の処理水量は1日約5100トン。
18年度は下水道事業に合わせ、老朽化した配水管の敷設替えや、応急給水施設整備を計画している。 -
駒ケ根市切石浄水場更新へ
駒ケ根市内に水道水を供給している切石浄水場は施設の老朽化などにより、09年度をめどに全面的に更新される見通し。事業費は現在の施設の解体費を含め約16億円で、財源は一般会計からの繰り入れは行わず、国庫補助金、起債、料金収入を充てる方針。これにより、水道料金は完成翌年度から2段階に分けて5%程度の値上げが必要という。市まちづくり推進部水道課が1日の市議会全員協議会で説明した。
同浄水場は1964年に1系列が完成、72年に1系列が増設された。それぞれ42年、34年が経過して老朽化が進んできたほか、耐震性も十分でない上、手動制御で急激な水質変化に対応できない竏窒ネどの問題があることから、水道課は約1年前から改修を含め、施設の更新について検討を重ねてきた結果「膜ろ過方式」施設の新設が望ましいとする結論に達した。比較したほかの方式に比べ、より安全で安定した給水が可能という。 -
JAのトリクロロエチレン対策
市議会全協で説明駒ケ根市は1日開いた市議会全員協議会で、トリクロロエチレンが検出された旧龍水社跡地の今後の対策について、JA上伊那(上伊那農業協同組合)が汚染土壌と、汚染地下水(動きの少ない泥状の汚染層)の浄化作業を行う竏窒ニする報告を受けたと説明した。土壌は6月中旬から約2カ月間、地下水は秋ごろから約2年間かけて作業を行うという。
JA上伊那はボーリングなど同地の詳細な調査を行った結果、土壌汚染は敷地のうち以前社員寮があった西端部分の約500平方メートル・深さ約5メートルに限られるとして、汚染土壌約2500立方メートルを「ばっ気浄化工法」(テント内でばっ気、揮発、吸着した後埋め戻す)などで浄化し、地下水は「揚水・真空吸引併用工法」で浄化するとしている。
市は住民に対する説明会を16日午後7時から町四区のやまびこ荘で開く。 -
大芝高原をPR
JR関東バス南アルプス号に南箕輪村が車体広告掲載南箕輪村は、新宿-伊那・高遠・長谷間を走るJR関東バス南アルプス号に、大芝高原と森林セラピーロードをPRする車体広告を掲載した。2日から運行する。
車体広告は初の取り組み。信州大芝高原みんなの森が森林セラピーのセラピーロードに認定されたことを機に、東京方面からの誘客をより一層図ろうと掲載を決めた。
広告は縦110センチ、横140センチ。車体歩道側の横面後方で通常は黒い窓になっている部分。「東京から2時間半 アルプスの風に誘われて…信州大芝高原」のキャッチフレーズで大芝湖、木々、青空という大芝高原の写真と「南箕輪村」の文字、大芝荘の電話番号などを載せている。
広告を掲載したバスは南アルプス号2台のうちの1台。村内停留所は南殿、塩ノ井の2カ所。上り伊那市長谷の伊那里午前4時25分(冬期午前5時25分)発、下り新宿駅新南口午後6時40分発の1日1往復の運行。
広告掲載は07年3月末まで。制作・掲載料は25万3千円。 -
南箕輪村自主防災組織連絡会
南箕輪村は30日夜、村内の自主防災組織間の情報交換や活動推進のため、初の自主防災組織連絡会を役場で開いた。組織の活動や村の防災体制を紹介し、本年度の活動目標などを協議した。
村内の自主防災組織は、村が03年から各地域での組織立ち上げを呼びかけ、まず03年12月に中込地域で発足。05年度末までに全地域で組織ができた。
村は具体的な活動に向け、活動の継続維持の方策や正しい情報集約、宝の持ち腐れにしない資器材の保管の研究など活動のポイントを紹介。「年1回の防災訓練だけでなく折に触れて防災について話したり講習を取り入れてほしい」と話した。
活動事例では北殿地域が、区に加入していない組外世帯にも入会案内と会費納付書を配り、効果を上げたことなどを発表した。
本年度活動目標は、消防・防犯と協力した地区内危険カ所の点検、防災マップの作成・組織内連絡網の作成と周知、防災訓練の実施、天竜川河川敷の立木伐採事業(07年2月ころ)、家具転倒防止器具取り付けなど会員への啓発活動、「災害時要援護者」との交流など。
避難所の案内看板設置も計画。看板は村が用意し、村民との協働で設置作業は自主防災組織で担当する予定。