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南箕輪村長選 告示まで2か月
任期満了に伴う4月の南箕輪村村長選挙の告示まで2か月となりました。 現在、現職1人が出馬を表明しています。 出馬を表明しているのは、現職3期目で南殿の唐木一直さん、68歳です。 現在、唐木さん以外に出馬を表明している人はいません。 南箕輪村村長選挙は、4月4日告示、9日に投開票が行われます。
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箕輪町セーフコミュニティ 再認証にむけた現地審査始まる
2012年にセーフコミュニティの国際認証を取得した箕輪町で、再認証に向けた現地審査が4日から始まりました。 現地審査は、今年5月で認証から5年となる事から、再認証にむけて行われるものです。 役場で開かれた全体説明会では、箕輪町セーフコミュニティ推進協議会の会長を務める白鳥政徳町長らが、審査員にこれまでの取り組みを説明しました。 審査は国際セーフコミュニティ認証センターの審査員2人が行います。 箕輪町では2012年5月に認証を取得し、現在は町内15地区のうち6地区で推進協議会が設置され、北小河内、富田、福与の3つの地区がモデル地区に指定されています。 町民へのアンケートや、けが、病気、事故に関する調査データをもとに、交通事故防止、一人暮らしの高齢者の安全、自殺予防などの活動を行っています。 白鳥町長は「これまでの取り組みをさらに町内全域に広げていく活動をしていきたい」と話しました。 説明を受けて審査員は「箕輪町は人と人との繋がりという財産を持っている。この財産をうまく活用して新しい取り組みを見つけ、広めていってほしい」とアドバイスしていました。 現地審査は5日まで行われます。内定すれば5月に再認証式が行われる事になっています。
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鳥居沢工業団地の一区画 売却
伊那市が所有する鳥居沢工業団地の1区画を売却する議案が3日伊那市議会臨時議会に提出され可決されました。 売却が決まったのは伊那市平沢の鳥居沢工業団地の一区画およそ5,000平方メートルで売却価格は3,900万円です。 購入したのは静岡県の総合惣菜メーカー株式会社ヤマザキで年間を通して国産りんごによるカットりんごの製造を目指しています。 鳥居沢工業団地ではりんごの貯蔵施設を建設し信大農学部との連携により長期保存技術の実証試験を行う計画だということです。 伊那市で所有している残りの工業団地は創業支援センターを除くと3団地4区画、6万6,000平方メートルとなっています。
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上伊那ごみ袋料金変更 小売店へ説明会
今年10月から上伊那広域の指定ごみ袋の料金などごみ処理有料制度が変更になることを受けて、ごみ袋や証紙を扱う指定小売店を対象にした説明会が、2日、伊那市役所で開かれました。 この日は、伊那市内を中心に指定小売店の関係者があつまり、上伊那広域連合から説明を受けました。 上伊那広域連合では、ごみのさらなる減量化を進めるため、10月から有料制度を変更します。 これまで大と小の2つのサイズだった燃やせるごみ袋は、中サイズを新たに作ります。 一律だった証紙代金30円も、大は50円、中は40円、小は30円となります。 燃やせないごみ袋も、証紙代金は30円でしたが40円に変更となります。 10月の変更に伴い、新しいデザインの袋を9月から販売する予定です。 平成30年度末までは古いデザインの袋も使用でき、証紙代金の不足分は、10円分のシールを張って対応できます。 上伊那広域連合は、「消費者から業者の皆さんに、料金の変更について相談もあると思う。対応をよろしくお願いします」と話していました。
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矢澤章一さん 選挙の適正な管理執行などの功績で旭日単光章
旧高遠町時代から伊那市の選挙管理委員を24年務めた伊那市高遠町の矢澤章一さんが旭日単光章を受章しました。 1日、伊那市役所で伝達式が行われ、白鳥孝市長から矢澤さんに表彰状が手渡されました。 昭和3年生まれの矢澤さんは現在88歳です。 平成2年から旧高遠町の選挙管理委員となり、平成6年から11年あまり委員長を務めました。 合併後は、平成26年6月まで伊那市選挙管理委員会で、副委員長にあたる委員長職務代理者を務めました。 矢澤さんは、長年にわたる選挙の適正な管理執行や、明るい選挙の推進などの功績が認められ旭日単光章を受章しました。
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南箕輪村地域福祉計画 計画書案を村長に提出
住民が支え合い連携して住みよい村づくりを目指す「南箕輪村地域福祉計画」の計画書案が26日、唐木一直村長に提出されました。 この日は、南箕輪村福祉計画策定懇話会の孕石勝市会長らが役場を訪れ、唐木村長に計画書案を手渡しました。 南箕輪村地域福祉計画は、第5次総合計画の基本理念に沿って定めるものです。 基本方針は、 ・知り、理解する土壌をつくる ・顔の見えるつながりをつくる ・誰もが自分らしく暮らせる地域をつくる の3つで、全ての住民が安心していつまでも暮らし続ける村の将来像の実現を目指すとしています。 定懇話会では、去年2月から6回の会議を開き検討を進めてきました。 唐木村長は「人口定着に向けて今後は高齢者をどう支えていくかに尽きる。計画に沿った施策の運営をしていきたい」と話していました。 計画期間は、平成29年度から5年間で、2月中に決定されます。
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箕輪ダム水力発電 建設スケジュール案示す
長野県が箕輪ダムに建設を検討している水力発電施設について、28日、県企業局は建設スケジュール案などを示しました。 28日は南小河内公民館で箕輪ダム水力発電調査研究会が開かれ、県が地域住民に建設スケジュール案などを説明しました。 現在、専門の業者による安全性や採算性などの調査が行われています。 年内には設計に入り、平成31年度には工事に着手、32年度の稼働を目指します。 長野県企業局は、箕輪ダムに建設される水力発電の最大出力は160kw、売電収入は年間で2,550万円、供給可能世帯数は200世帯と試算しています。 ダムから沢川に放流する水を活用して発電するもので、使用した水は川に戻す計画です。 地元住民らは「沢川の水は農業用水として利用しているので、水量や水質に問題がないよう進めていってほしい」と強く要望していました。
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信州ブランドワークショップで地域の魅力を共有
自治体職員などが地域の魅力を共有する信州ブランドワークショップが27日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。 ワークショップではテーマ別にグループに分かれて意見を出し合いました。 テーマのうち「よその人を連れて行きたい場所・スポット」では伊那市の春日公園や飯島町の道の駅などが挙げられていました。 ほかに「よその人に紹介したい地元の人」では桜守や保科正之などが挙げられていました。 県の委嘱を受けて信州ブランド向上のための助言を行なっている船木成記さんは「地元にいても知らないことがある。情報を共有し認知度アップにつなげてもらいたい。」と話していました。 信州ブランドワークショップは長野県が広域別に行っていて上伊那では初の開催です。 出された意見は平成30年度からの県の将来像をまとめる総合5か年計画に反映させたいとしています。
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村都市計画道路廃止「異議なし」答申
南箕輪村都市計画審議会は、唐木一直村長から諮問された都市計画道路の廃止などについて付帯意見付き「異議なし」と答申しました。 南箕輪村都市計画審議会の堀正秋会長らが役場を訪れ、唐木村長に答申書を手渡しました。 村では、昭和53年に都市計画道路の整備方針を策定しました。 都市計画道路は2車線で両側に歩道のある高規格の道路で村内では15路線、総延長35キロが対象となっていました。 財政状況が厳しいなか都市計画道路の見直しが行われることとなり村では5つの路線を廃止し総延長も20キロに減少させることを審議会に諮問しました。 また答申では、計画変更に伴い建物の建て替えなどで制限が発生する事例については「村が誠心誠意対応すること」と付け加えています。 都市計画道路の廃止については、知事の同意や村議会への報告を行い、3月に決定する見込みです。
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伊那産材の棺桶3月から販売へ
伊那市や葬祭組合、木工職人で組織する研究会が作った地域産材を使った棺桶が完成し3月から販売を始めます。 これは24日開かれた定例記者会見で白鳥孝市長が報告したものです。 棺桶は、伊那市と伊那市地域材利活用研究会が開発を進め、職人でつくるウッドフォーラム伊那がつくったものです。 人生の最期を迎える際に地元の木で作った棺桶で旅立ってもらおうというもので伊那で間伐したカラマツとヒノキの2種類があります。 幅は52センチ、長さ180センチ高さ40センチで、1基15万円から18万円で葬儀業者に卸します。 伊那市によると行政が関わって棺桶を開発するのは全国的にも珍しいということです。
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新型インフルに備え訓練
新型インフルエンザが発生したと想定した訓練が、19日、県庁などで行われ、伊那合同庁舎内の現地機関職員も、対応について確認しました。 この日は、上伊那地方事務所や伊那保健福祉事務所・伊那建設事務所など長野県上伊那地方部の職員が訓練に参加しました。 訓練では、新型インフルエンザが発生した際の仕事の分担や、電話応対、伊那合同庁舎の入場を制限することなどを書面で確認しました。 新型かどうかを調べられる施設は、長野市にあり、検体を搬送するのは地方部の職員が務めます。 この日は、搬送用のケースの紹介もありました。 国内では、平成21年度に豚由来の新型が発生し、飯田市でも感染が確認されています。 上伊那地方部では、管内で新型が確認された場合、24時間の電話相談窓口を設置するなどして、対応していくとしています。
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伊那市ふるさと納税 申請63億円
今年度の伊那市へのふるさと納税の申請額が現時点で63億円ほどになることがわかりました。 全国8位に入った昨年度の25億8300万円を大きく上回る数字となっています。 伊那市によると、家電製品の人気が高く、18日現在で63億円の申請額だったということです。 寄付額に対し、伊那市の場合、返礼品や送料などにかかる費用は5割程度だということです。 現在187種類の返礼品が用意されていて、伊那市内の企業関係する商品などを優先的に扱うことで商工業の支援につなげる狙いもあるということです。 返礼に使った費用を除くと昨年度分も合わせて、現在56億円のふるさと納税が積み立てられています。 伊那市では、寄付者が希望する使い道を念頭に、来年度、当初予算にふるさと納税の寄付金を盛り込んでいきたいとしています。 なお、昨年度の伊那市の当初予算は325億円、そのうち市税からの収入は87億円となっています。
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女性の移住考える 初の移住女子会
箕輪町を中心とした上伊那地域への移住者や移住を考えている女性を対象にした初の移住女子会が18日、箕輪町の田舎暮らし体験住宅で開かれました。 移住女子会は情報共有や横のつながりを作る場として箕輪町が開いたもので20代から60代の11人が集まりました。 女子会では参加者が出身地や箕輪町での暮らしなどについて話をしていました。 参加者からは「雪道に慣れていないので冬の車の運転に不安がある」「自然の中での生活にあこがれているが1人で暮らしていけるか心配」といった声が聞かれました。 町への移住定住を進めている、みのわの魅力発信室によりますと去年7月から運用が始まった田舎暮らし体験住宅は去年12月末までに21件70人が利用したということです。 また去年4月から12月末までにみのわの魅力発信室を通して移住した人は43人だということです。
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唐木一直氏 選挙に向け政策を発表
任期満了に伴う南箕輪村長選挙に出馬を表明している現職の唐木一直村長は17日、記者会見を開き4期目の政策について発表しました。 唐木村長は、初当選から一貫して子育て・福祉・教育にやさしい村づくりを基本方針に掲げてきました。 これまでの3期12年である程度の成果が出たとし4期目は「さらに活力ある元気な村を、さらに安心して暮らせる住みよい村を目指す」としています。 主な施策として、人口増に伴う施設不足の対応として村内の小中学校の教室の増改築に取り組む他、教育専門員を設置し、学校生活の充実と学力向上を図るとしています。 他に、大芝高原の道の駅登録と活性化、高齢者や障がい者を対象とした無償の福祉移送サービス車の利用範囲の拡大、空き家対策、農業の担い手不足の解消などを挙げています。 唐木村長は、昭和23年5月14日生まれで現在68歳です。 昭和42年に村職員となり、総務課長、助役などを歴任し平成17年に南箕輪村長に初当選し現在3期目です。 南箕輪村長選は4月4日告示、9日に投票が行われ即日開票されます。 これまでのところ現職の唐木さんの他に目立った動きはありません。
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男女共同参画社会実現へ計画案を答申
伊那市男女共同参画推進会議は「働きたい・働き続けたい女性への就業支援」などを重点項目とする第3次計画案を13日白鳥孝伊那市長に答申しました。 13日は唐木孝雄会長と鈴木のり子副会長が伊那市役所を訪れ白鳥市長に計画案を手渡しました。 計画案は来年度から平成33年度までの5年間の取り組みをまとめたものです。 「働きたい・働き続けたい女性への就業等の支援」「男性の働き方の見直し等による家事、育児、介護への参画」「困難な立場にある男女の支援」の3つを重点項目として取り組んでいくとしています。 また現状で42%にとどまっている「男女共同参画社会」という言葉と内容を知っている人の割合を平成33年度には80%までに引き上げるとしています。 伊那市では答申された第3次男女共同参画計画案を尊重する考えで4月にダイジェスト版を全戸配布するとしています。
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南箕輪村長選 日程決まる
南箕輪村選挙管理委員会は、任期満了に伴う4月9日投開票の村長選の日程を、11日に発表しました。 南箕輪村の村長選は、3月10日(金)に立候補届出手続等説明会が、27日(月)に立候補届出書類等事前審査が行われます。 4月4日(火)告示、9日(日)に投票が行われ、即日開票となります。 12日までに、現職で3期目の唐木一直村長が出馬を表明しています。 共産党は候補擁立を考えていないということです。 12月2日現在、南箕輪村の選挙人名簿登録者数は、男性5,941人、女性6,115人の、合わせて1万2,056人となっています。
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こども館建設で新たに係を新設へ
今年7月開館予定の「南箕輪村こども館」の管理・運営体制が示され、子育て支援課の中に「こども館係」と「子育て教育支援相談室」を新設する考えが、10日に示されました。 こども館は子どもを主体とした交流施設で、役場北側に建設が進められています。 管理・運営については子育て支援課が主体となり、現在ある子育て支援係とは別に、4月から「こども館係」と「子育て教育支援相談室」を新設する考えです。 こども館係は、こども館の運営、施設の人事管理、ファミリーサポートセンターの運営などを担当します。 子育て教育支援相談室は、妊娠・出産から就学前までの育児を切れ目なく継続的に支援する子育て世代包括支援センターの事務局となる他、子育てに関する相談や母子手帳の発行などを担当します。 こども館の館長については専門の人を4月以降に配置する予定です。 こども館は7月開館を目指していて、4月には庁舎内に準備室を設置する予定です。
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南箕輪浄化センター 太陽光発電パネル設置検討
南箕輪村は、田畑にある下水処理施設「南箕輪浄化センター」の敷地内に、太陽光パネルを設置したい考えを10日、議会に示しました。 この日は、南箕輪村議会全員協議会が役場で開かれ、浄化センターの太陽光パネル設置について素案が示されました。 経費の削減と、二酸化炭素の排出削減が目的です。 処理場全体の面積はおよそ1万8,200平方メートルで、太陽光パネルは、現在利用されていないおよそ1,500平方メートルの土地に526枚設置するとしています。 浄化センターの一部の電力を賄い、売電はしないとしています。 1年間の発電量は172,651キロワットで、年間265万2,919円電気料金が削減できるということです。 設備導入にかかる工事費はおよそ5千300万円で、3分の2は国の補助金で賄う計画です。 補助金の申請は4月頃行い、審査が通り次第工事を始め、平成29年度中の稼働を目指します。
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県や市町村など仕事納め
県や市町村などは28日に仕事納めとなりました。 上伊那地方事務所は職員約100人が仕事納め式に出席しました。 堀田文雄所長は、7月の参院選や5月と12月の交通死亡事故多発警報発令、6月の植樹祭など1年間の出来事をあげ「適切に、真摯に対応して頂いた」と振り返りました。 上伊那地方事務所の仕事始めは来年1月4日となっています。
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病児・病後児保育施設 来年中の完成目指す
伊那中央行政組合は、伊那中央病院内の保育施設の近くに病児・病後児保育の施設を平成29年中に建設し、定員を6人で開始することなどを20日開かれた組合の全員協議会で報告しました。 施設は、伊那中央行政組合が主体となり国や県などの交付金を利用し建設するものです。 伊那中央病院近くの院内保育所の敷地内に延べ床面積100㎡の施設を整備する計画です。 定員は6人でスタートし、利用状況を見ながら最大10人程度にするとしています。 利用料金や利用条件などは、今後、組織市町村と協議することになっています。
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手良支所・公民館 完成祝う
伊那市手良の新しい支所と公民館が完成し、19日に開館式が行われました。 19日は、関係者がテープカットを行い、開館を祝いました。 建物は、旧手良公民館の北西に建てられました。 鉄筋コンクリート造の平屋建てバリアフリー構造で、延床面積は902平方メートルです。 定員120人の講堂の他、公民館活動に使える研修室や調理実習室があります。 これまでこの場所にあった図書室も併設されました。 建設にかかった事業費は3億4,500万円で、およそ8割を国の交付金と合併特例債で賄うということです。 開館式で白鳥孝市長は、「公民館活動や生涯学習、地域の歴史を学ぶ講座など3世代が集える場所になることを期待します」と挨拶しました。 建物の愛称は「てらとぴあ」で、理想郷を意味するユートピアと手良地区を掛け合わせた造語だということです。
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都市計画道路見直しで公聴会開催
南箕輪村都市計画公聴会が18日、村役場で開かれ出席者から都市計画道路見直しにより工場の建築制限がかけられることは承諾できないとの意見が出されました。 公聴会は南箕輪村の都市計画道路変更案作成に住民の意見を反映させようと開かれたものです。 都市計画道路は自動車の交通機能だけでなく防災やまちづくりの発展に大きな役割を果たす道路を整備するもので村内では15路線、総延長35キロが対象となっています。 財政状況が厳しいなか都市計画道路の見直しが行われることとなり村では5つの路線を廃止し総延長も20キロに減少させる計画で、それに伴い廃止路線沿線の用途地域も変更されることとなります。 村内で工場を経営する男性は用途地域の変更により建築規制がかかり工場を建て替える場合に支障が出るとして、規制の除外または代替地の提供を求めました。 この意見は南箕輪村都市計画審議会に報告され検討されるということです。
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IR整備慎重に 市議会が意見書提出へ
伊那市議会最終日の16日カジノを含む統合型リゾート施設IRの整備にあたり慎重な措置を講ずることを求める意見書を提出する議員提出議案が出され賛成多数で可決されました。 議員提出議案では国民の声を十分に聴くとともに慎重な制度設計をしていくことやギャンブル依存性対策などカジノに伴う有害な影響を適切に排除するための措置を講じ国民の理解を得ることを求めています。 意見書は衆参議長、内閣総理大臣など関係機関に提出されます。 また同じく議員提出議案として出されたIRの整備推進に関する法律の廃止を求める意見書の提出については賛成少数で否決されました。 ほかには放射能汚染された廃棄物及び汚染土を持ち込まないことを求める決議や地域活性化の拠点となる高遠高校の存続と35人以下学級の導入を求める意見書の提出に関する議員提出議案が可決されました。
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区の事業を年度ごとに統一へ
伊那市は現在1月1日から12月31日までの年ごとに行っている区の事業について平成32年4月を目途に年度ごとに変更する方針です。 これは16日伊那市役所で開かれた市議会全員協議会で報告されたものです。 平成27年と28年の区長を対象に行った市のアンケート結果によりますと年度ごとに変更した方が良いと回答した人が46%、現在のままが良いが32%、どちらでも良いが22%でした。 変更した方が良い理由としては「市の年度と同じ方が役職、事業などがやりやすい」「交通安全協会、地区社会福祉協議会などとの任期がずれており自治会運営がやりにくい」などの意見が出されています。 これらアンケート結果から市では平成32年4月を目途に区の事業を年度の統一に向け取り組むとしています。
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味工房改修で地域の拠点施設に
南箕輪村は大芝高原味工房をこれまで以上に地域おこしの拠点施設として活用するために常設の農産物直売所を増設するなどとした改修を計画しています。 16日は村議会の臨時全員協議会が役場で開かれ、味工房の改修計画案が報告されました。 改修は農産物直売所の増設や食堂のカフェ化、多目的体験スペースの設置などで事業費は約1億5,000万円となっています。 改修により観光や村が計画している道の駅の拠点施設として活用していきたい考えです。 村では農産物の常設直売所が欲しいという声が多いことや現在味工房で働く地域おこし協力隊がこれまで以上に活躍できるように味工房の改修を検討してきました。 改修について村は「大芝高原味工房魅力アッププロジェクト」として、国の地方創生拠点整備交付金事業に申請することにしています。 交付金事業として採択されれば事業費の半分となる7,500万円の補助を受けることができます。 唐木一直村長は「補助を受けることができれば、これまで以上に地域おこしの拠点施設として活用していくことができる」と話していました。 村によりますと今月中に交付金の申請を行い来月下旬には結果がわかるということです。
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千年に一度の洪水浸水想定区域公表
国土交通省は、千年に一度の想定最大規模の降雨があった際、洪水や浸水・家屋損壊の恐れがある地域をきょう公表しました。 公表されたのは、国土交通省中部地方整備局管内の指定された河川の洪水浸水想定区域です。 天竜川も指定されていて、平成14年に作成された100年に1度の降雨を想定したものに比べ、今回の1000年に1度のものは、辰野町から飯田市までの浸水面積は4倍になっています。 浸水した場合の水深が深い場所が濃い赤色となっていて、20メートル以上の地域もあります。 また、浸水した場合、浸水時間がどの程度続くかを示した区域図や、氾濫により家屋が倒壊する恐れのある区域図も発表しました。 この区域図は平成27年の水防法改正に伴い作成され公表されました。 市町村単位で作成している水害ハザードマップなどはこの区域図を基本にしていて、円滑で迅速な避難の確保や被害防止に役立てられます。
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休園中の伊那西部保育園 廃園の方針
伊那市は、平成24年度から園児数の減少で休園となっている伊那西部保育園を今年度末で廃園にする方針を13日明らかにしました。 これは13日開かれた伊那市議会社会委員会協議会で報告されたものです。 伊那市では、定員の半数30人を下回り健全育成や効率的な保育運営が困難だとして、伊那西部保育園を平成24年度から休園としています。 伊那市によりますと、休園後の入園希望者は平成25年度は0で、26年度と27年度は、それぞれ1人でした。 平成28年度と29年度は希望者はいませんでした。 平成22年に策定された伊那市保育園整備計画では、定員の半数以下である場合は当面休園とし、5年間入園希望者が半数以上にならなければ廃園にするとしています。 伊那市によりますと伊那西部保育園区の小沢、横山、平沢、ますみヶ丘、中の原の0歳から5歳までの子どもは現在およそ30人だということですが、ほとんどの子ども達が竜西や竜南保育園に通っています。 議員からは「見通しが立たなければやむをえない」といった意見が出されました。 伊那市では、廃止に関する条例案を来年の3月定例議会に提出することにしています。
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下水道料値上げ 市議会経済建設委で採択
伊那市議会・経済建設委員会が12日、市役所で開かれ、下水道料金を値上げする条例改正案が賛成多数で採択されました。 賛成5、反対1の「賛成多数」により条例改正案は採択されました。 伊那市では、来年4月1日付けで下水道料金を全体で6%値上げしたい方針です。 一般的な家庭で水を20立方メートル使った場合、3,550円だった料金は3,700円に値上がりする計算になります。 下水道料金については、市民有志が値上げに反対する署名を集めていて、12日現在1,177人分となっています。 委員会には下水道料金の値上げストップを求める請願も提出されましたが、賛成1、反対5で不採択となりました。 また委員会ではこのほか、伊那市長谷の鹿嶺高原にある山荘「雷鳥荘」について、個人の支払いだった宿泊料金を、部屋ごとの支払いとする条例改正案も出され、審議の結果採択されています。 宿泊料金は人数に関係なく1泊1部屋1万2,000円となります。 この日採択された議案については、16日の市議会で報告され、採決されることになっています。
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木下新保育園候補地 今月区に報告
箕輪町の白鳥政徳町長は、木下北保育園と木下南保育園を統合した新たな保育園の建設候補地について、今月中に地元の木下区に報告する考えを示しました。 これは12日開かれた町議会12月定例会の中で、議員の質問に答えたものです。 木下区は新たな保育園の候補地を北城地区にする意見書を7月に提出しています。 白鳥町長は、「区の候補地を優先に考えているが、農業振興地域の除外など課題も多い」と答え、「区の示した候補地が難しい場合は、別の場所を提案したい」と話していました。 木下区に対しては、今月中に建設候補地について報告するとしています。 また、新しい図書館の建設については、「あきらめたわけではない」と建設に向け意欲をしめしましが、時期については「ここ1~2年では難しい」と答えました。 その理由については保育園の整備が優先課題とし、新たな図書館の建設については、「沢と木下の保育園整備後に判断したい」と話していました。
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日本モウルド工業㈱に大萱産業適地売却
伊那市が所有する伊那市西箕輪の大萱産業適地を愛知県の製造業、日本モウルド工業株式会社に売却することが9日分かりました。 売却されるのは伊那市西箕輪の大萱産業用地約6,200平方メートルです。 売却先は愛知県で鶏卵容器や青果物容器、工業用緩衝材の製造を行う日本モウルド工業株式会社で売却価格は8,900万円です。 すでに仮契約は済ませていて9日、市議会に売却による収入を追加の補正予算案として提出しました。 平成30年には建設工事に着手し地元の雇用も考えているということです。