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エゴマの葉キムチ漬け研究会
エゴマ栽培による遊休荒廃地解消を目指すエゴマプロジェクトは、葉を使った料理の講習会を6日、南箕輪村公民館で開いた。
エゴマプロジェクトの会員や一般など20人ほどが参加した。
エゴマプロジェクトでは、実を収穫し、油をとるなどの活動をしてきたが、今回、葉を活用する料理教室を初めて開いた。
講師は、辰野町在住のフードコーディネーター小松かおりさんが務めた。
小松さんは、韓国では「ごはんドロボウ」と呼ばれているエゴマの葉を使ったポピュラーな料理、エゴマの葉のキムチ漬けを紹介した。
参加者は、一枚一枚丁寧にタレを塗って、キムチを完成させていた。
エゴマはシソ科の植物で、水遣りなどの手間がかからない作物として、遊休荒廃地での栽培に適しているほか、アルファ・リノレン酸を含む健康食材としても注目を集めているという。
参加者は、「エゴマのキムチがすごくおいしいとテレビで見て参加しました。家族と一緒に味わいたい」と話していた。 -
農集排処理水に活性汚泥混入
南箕輪村大泉にある農業集落排水処理施設で、処理後の活性汚泥が混入した処理水が大泉川に流出していたことが分かった。
これは8日開かれた南箕輪村議会全員協議会で報告された。
村によると、5日推定で正午から午後4時頃、南箕輪西部処理施設から活性汚泥が混入した処理水が大泉川に放流されたという。
原因として、この日、処理水の流入量が増大したために、十分な沈澱が行われず活性汚泥が混入したのではないかと推測されている。
下流への影響は確認されていない。
現在処理場では、定期的に処理水の水質と沈澱汚泥の状態を確認しながら汚水処理を行っているという。 -
村議会開会
南箕輪村議会9月定例会が8日開会し、本年度の補正予算案など16議案が提出された。
開会にあたり唐木一直村長は「経済状況はいまだに厳しい状況が続いている。こうした中、より一層の生活を優先した村政運営と経済対策を講じていかなければならない」とあいさつした。
本年度の一般会計補正予算案は歳入歳出に4億5400万円を追加するもので、このうち村内の小中学校への太陽光パネル設置に6240万円、第2回目のプレミアム商品券の発行に500万円などとなっている。
この一般会計補正予算案など3つの議案は同日、全会一致で可決された。
9月定例会の会期は18日までの11日間で、16、17日に一般質問が予定されている。 -
県緊急求職者サポートセンター
伊那市に開設経済情勢の悪化で離職を余儀なくされた人の生活の安定や再就職を支援する緊急求職者サポートセンターが8日、伊那市西春近に開設された。
緊急求職者サポートセンターは、県内でも雇用情勢の厳しい上田と伊那の2カ所に、県が2340万円で設置するもので、国の緊急雇用創出基金でまかなわれる。
伊那サポートセンターは、西春近の中高年齢労働者福祉センターサンライフ伊那の2階に設置された。
オープン初日のこの日は、県や国の関係者によるテープカットが行われた。
センターでは、再就職できるまでの生活を支える貸付金制度や当面の住居の確保に関する情報、再就職するための職業訓練情報、ハローワーク求人情報の提供が行なわれる。
センターでは、県が委託する生活就労相談員が3人、長野労働局が派遣する職業相談員3人の6人が常駐し、求職者の相談に対応する。
センターの利用時間は、火曜から土曜の午前8時30分から午後5時までで、予約なしで誰でも利用することができる。 -
松島分館フリースクールがフナ捕り
箕輪町公民館松島分館が主催する「ふな捕りどろんこ天国」が6日、箕輪町の田んぼで行われた。
松島地区の保育園児から小学6年生まで40人ほどが参加した。
このふな捕りどろんこ天国は、6年前から毎年行われている。
松島の有賀正信さんが、減反で休耕田となっている田んぼにフナを育てていて、フナ捕りの機会を提供している。
春先から育ててきたフナは4センチほどに成長していて、子ども達がどろだらけになって捕まえていた。
ふなとりを楽しんだ後は、水路でどろを流し、ながたの湯から汲んできた温泉に入っていた。
松島分館では、地区の子ども達の交流の場として、また親子が触れ合う機会を提供したい竏窒ニ話していた。 -
死亡事故現地診断
交通死亡事故の現地診断が8日、伊那市長谷の事故のあった国道で行われた。
現地診断は事故の再発を防せごうと、伊那警察署などが行ったもので、地元役員や交通安全協会の会員など30人が参加した。
事故は先月8月に発生したもので、21歳の男性が運転する乗用車が前を走行していた乗用車を追いこそうとした際、反対側から走行してきた77歳の男性が運転する軽トラックと正面衝突したものです。
この事故で77歳の男性が亡くなっています。
参加者からは、「道幅を狭く見せ速度抑制のためのドットマークや赤色回転灯の設置。中央線を追い越し禁止にすればよいのではないか」などの意見が出されていました。
伊那署管内では去年の死亡事故は5件で5人、今年に入ってからは、1件で1人となっています。 -
信大ヤマブドウが農商工事業採択
ヤマブドウの生産・加工などを通じて、農商工連携を担う人材を育成しようという信州大学農学部の事業が、農商工連携等人材育成事業に採択された。
農商工連携等人材育成事業は、全国中小企業団体中央会が本年度から実施しているもので、農林業と商工業の両方の経営に必要な知識を学ぶ事業を支援し、農商工連携の核となる人材を育てることを目的としている。
今回採択された農学部の事業は、現在特産品化を目指して伊那市とともに研究を進めているヤマブドウが核となっていて、これまで取り組んできた研究の成果を検証する狙いもある。
事業では、ヤマブドウに関心のある農家などを募り、10月からおよそ2カ月間、研修を行う。
講義と実習を交えながら、ヤマブドウの栽培からワインの醸造などを実際に体験する。
また、市場でどんなニーズがあるかを検証するため、東京のリサーチ会社に委託して、マーケティング調査も行う。
受講者の募集はすでに始まっていて定員は50人、受講料は無料。
講義、実習とも、すべて受講する必要はなく、受けたい講義のみ受講することができる。募集締め切りは今月25日まで。
詳しくは信州大学農学部へ。 -
防犯ポスター審査会
防犯ポスターコンクールの審査会が7日、伊那警察署で開かれた。
防犯ポスターコンクールは、子ども達の防犯意識を高める目的で毎年開かれている。
今年は伊那警察署管内の小中学校から、447点の作品が寄せられ審査が行われた。
審査の結果県の審査会へ出展する推薦作品には、高遠小4年伊東真輝さん、伊那北小5年佐野穂乃佳さん、南輪小5年臼井亮輔君、西春近南小6年北林未希さん、伊那中1年中村詩穂さん、東部中2年伊藤由希さん、南箕輪中2年田畑菜都子さん、西箕輪中3年鈴木壮一郎君の8作品が選ばれた。
県の審査会は、9月下旬に長野市で開かれる予定。 -
高原の昆虫観察会
高原の昆虫観察を通じて自然と親しむイベントが5日、箕輪町の萱野高原で開かれた。子どもやその保護者約20人が参加して観察会を楽しんだ。
これは萱野高原の自然と親しむ「さわやか高原講座」の一環で開かれたもので、飯田市美術博物館学芸員の四方圭一郎さんが講師を務めた。
子ども達は虫取り網を手に持ち、カゴを肩にかけて萱野高原の森の中を散策した。
夏が終わり、夏の昆虫が少ない時期になっていて子ども達は虫探しに苦労していた。
昆虫を捕まえると四方さんの所へ行き、どんな虫なのか説明を受けていた。
参加した子どもは「家の近くにもいろんな虫がいることがわかった。また昆中観察をしてみたい」と話していた。 -
地域食材利用推進へ 学校栄養士が畑視察
小中学校の給食で地産地消を進めようと、箕輪町の学校栄養士が7日、町内の野菜生産者の畑を視察した。
町の地域食材利用推進会議が行ったもので、学校栄養士6人が3カ所の畑を視察した。
このうち大出のアスパラハウスでは、生産者から栽培方法などの説明を聞いていた。
栄養士の一人は、「」
生産者の泉澤徳三郎さんは「栽培の様子を知ってもらういい機会になった」と話していた。
現在、町内の小中学校では、「ふれあい市場・愛来里」や地元生産者を通じて野菜や果物などの地域食材を給食に取り入れている。
冬は野菜が少ないため利用はわずかですが、6月から10月までは、食材全体の半分を地域食材で賄っている学校もあるという。
推進会議では今後、生産者が学校給食を試食する機会を設けたいとしている。 -
パカパカ杯ポニーレース大会
箕輪町の乗馬体験牧場「パカパカ塾」で6日、ポニーレース大会パカパカ杯が開かれた。
上伊那を中心に、神奈川県や愛知県からも馬主が参加し、レースが行われた。
パカパカ塾では毎年、このポニーレースを開いていて、今年で8年目。
この日は、コース途中のぬいぐるみを探してゴールする「ぬいぐるみと一緒に」や、人間がパンを、馬がニンジンを食べてゴールする「パンとニンジン」など、趣向をこらした10レースが行われた。
かごにボールを入れる玉入れレースでは、馬が騎手の言うことを聞かずに、右往左往する姿が見られた。
パカパカ塾の春日幸雄理事長は、「殺伐とした世の中なので、馬の温かさ、匂いなど、馬に触れて感じることが大切」と話していた。
会場には、ポニーが繰り広げるユニークなレースを見ようと多くの人が訪れ、声援を送っていた。 -
はびろの里祭り
上伊那医療生協が経営する老人保健施設はびろの里で6日、さまざまな出店やイベントが楽しめる祭りが開かれた。
はびろの里まつりは、上伊那医療生協の伊那地区の組合員の交流の場として、また、はびろの里の入所者に楽しんでもらおうと毎年開かれていて、今年で8回目。
会場には、上伊那の生協各支部の出店など26ブースが並び、近隣の住民や組合員などでにぎわっていた。
例年は、はびろの里の入所者もボランティアに車イスを押してもらって一緒にお祭りを楽しむが、今年は新型インフルエンザが流行の兆しをみせているとして、入所者と来場者の接触を避けた。
祭り実行委員長の渡邊光博さんは、「入所者のみなさんと交流できず残念だが、賑わいを感じてもらいたい」と話していた。
上伊那医療生協には現在、1万9千人以上の組合員がいて、互いに出資しあって老人保健施設などを運営しているという。 -
南箕輪村 初のHUG訓練
南箕輪村は6日、東海地震を想定した防災訓練を村内一斉に行った。
震度6強の地震が発生したとの想定で訓練が行われた。
南箕輪村役場では、HUGというゲームを通して避難所運営の訓練が初めて行われた。
このゲームは、避難者のカードを体育館の図面に配置しながら、地区割りや通路などを決めるもの。
ゲームを通して訓練することで、実際の場でもスムーズな避難所の開設を目指す。
職員らは、互いに相談しながら受け付けの場所や、通路の幅などを決定し、図面に落としていた。
南箕輪村では、訓練を通して防災に対する意識を高めていきたいとしている。 -
振り込め詐欺防止へ啓発
伊那警察署などは、振り込め詐欺を防ごうと7日、伊那中央病院で啓発活動を行った。
これは同日から16日まで全国で実施される振り込め詐欺撲滅キャンペーンの一環で行われた。
伊那署の署員をはじめ防犯ボランティアグループ伊那エンジェルス隊のメンバー合せて16人が参加した。
メンバー達は病院を訪れる人達に、注意を呼びかける標語が書かれたポケットティッシュを配った。
伊那署によると伊那署管内では、今年に入ってから昨日までに振り込め詐欺による被害はないという。不審な電話があった際はまずは本人かどうか確認してほしい」と注意を呼びかけていた。 -
箕輪町町有施設耐震診断へ
箕輪町は、町が所有する保育園などの施設や、災害時避難所となる公民館の耐震診断を進めていく。
これは、7日開かれた箕輪町議会9月定例会一般質問で、議員の質問に平沢豊満町長が答えた。
町が所有する建物は44棟あり、そのうち小中学校の校舎や役場庁舎など16棟は、本年度までに耐震工事が終了する予定。
町では、安心安全なまちづくりを進める中で、次の段階として保育園や箕輪中学校、箕輪中部小学校、箕輪北小学校の体育館などについて、耐震診断を行いたい竏窒ニしている。
このうち、箕輪北小の第2体育館については、制度上、耐震診断や耐震工事費用について国の補助が受けらず、耐震工事が必要な場合は取り壊しも含め学校や地域と協議していく竏窒ニしている。
また、町内15区の公民館のうち、現在の建築基準法に改定された昭和56年以前に建てられたのは、沢公民館、中曽根公民館、上古田公民館の3施設ある。
公民館は、災害時に避難所となることから、町ではこれらの区と協議を進め、耐震診断を実施していく計画という。 -
明るい選挙啓発ポスターコンクール審査
明るい選挙啓発ポスターコンクールの審査がこのほど行われ、上伊那から県の審査に進む作品24点が選ばれた。
伊那市からは、小学校の部で6点、中学校の部で4点、高校の部で2点の作品が県の審査に進む。
そのうち、美篶小6年の北原鞠香さん、東部中2年の高橋克也さん、高遠高校3年の名和浩加さんの作品が、市の審査で最優秀賞に選ばれた。
今回応募のあった作品は、来月4日に開かれる「いーなちゃん広場」で展示する予定。
また、町村からの作品を選ぶ審査では、小学校の部で9点、中学校の部で3点が県に進むことになった。
伊那ケーブルテレビジョンの放送エリア内では、箕輪中部小6年の城倉七星さん、同じく中部小6年の平井奈菜さん、箕輪西小6年の大槻まみさん、同じく西小6年の小嶋穂乃花さん、箕輪北小6年の唐澤こころさん、箕輪中2年の高橋美佳さんの作品が、県の審査に進む。
県審査は、今月30日に行われる予定。 -
南箕輪小陸上クラブ
東海小学生リレー競技大会で3位入賞南箕輪小学校の陸上クラブは岐阜県で行われた東海小学生リレー競技大会で3位入賞を果たした。
7日、陸上クラブの児童が役場を訪れ唐木一直村長に3位入賞を報告した。
大会には、長野県や愛知県など5県から、県大会を勝ち上がったチームが参加し、1チーム4人が100メートルをバトンで繋ぐ。
陸上クラブは6年生を中心としたチームで、大会に出場した児童全員が村内のサッカークラブで活躍している。
大会では予選を1位で通過し決勝に進んだ。
決勝では、52秒81のベストタイムを出し3位入賞を果たした。
唐木村長は「大変すばらしい結果。これからも陸上にサッカー頑張って下さい」とエールを送っていた。
陸上クラブの担当教諭は、「夏休み中の練習の成果が発揮でき、良い結果が残せた」と話していた。 -
信濃GS木田前監督が伊那市役所を訪問
BCリーグ、信濃グランセローズの木田勇前監督が4日小坂樫男伊那市長を表敬訪問しました。
現在は、球団の地域貢献担当マネージャーを務める木田前監督は、8月中ごろから県内80の市町村をまわり、市町村長らに来シーズンも応援してもらえるようにと協力を呼びかけている。
4日は、中川村から北上し、伊那市は68番目の市町村となった。
木田前監督は、「伊那市は、県内でも集客の多い球場。チームは低迷しているが、期待に応えられるようにがんばりたい」と小坂市長にあいさつした。
木田前監督は、「地域密着はリーグの理念。成績不振で厳しい経済状況の中、来年に向けてあいさつまわりからスタートし、球団としてリスタートと位置づけたい。」と話している。
信濃グランセローズは、3日現在、8勝17敗と大きく負け越していて、上信越地区では3チーム中最下位となっている。 -
昭和45年卒業の伊那小操組同級会
昭和45年に伊那小学校を卒業した操組の同級会が5日、伊那小学校で開かれた。同級生28人が集まり、思い出話に花を咲かせた。
この日集まった同級生は現在52歳。卒業して40年を迎える今年、もう一度担任の先生に教壇に立ってもらおうと、伊那小学校の教室を借りて同級会を開いた。
同級会では、当時給食で人気があったという「マカロニのあべかわ」と「揚げパン」が出され、味わいながら当時の思い出を振り返っていた。
また卒業してから初めて同級会に出席する人もいるということで、卒業してからの40年と小学校時代について思い出を語った。
クラス担任だった倉田高明さんは「みんな年をとってしまったが、これだけ思い出話ができるクラスはそうはない。良いクラスだったと改めて思う」と話していた。 -
箕輪町上古田で福祉避難訓練
箕輪町は5日、東海地震を想定した総合防災訓練を実施し、モデル地区となっている上古田区では避難用のマップを使った訓練が行われた。
寝たきりの高齢者や障害者など、要援護者の避難を想定した「福祉避難訓練」が初めて行われた。
今回福祉避難訓練のモデル地区に指定された上古田区では、災害時に援護が必要な人の家、支援できる人の家、集合場所などを記した「災害時住民支え合いマップ」を平成19年度に作成していて、今回はこれに沿って避難が行われた。
支援者は要援護者の家に行って声をかけ、要援護者を車いすに乗せると地区の避難場所となっている上古田公民館に向かった。
このほか地区住民も常会ごと決められた一時避難場所に集まり、人員確認をしてから公民館へと向かった。
公民館には約200人の住民が集まり、常会ごと人員報告をしていた。
箕輪町では今後、上古田以外の地域でも福祉避難訓練を実施して、住民同士が支え合える環境作りをしていきたいーとしている。 -
絵島の法要
江戸時代、囚われの身としてその生涯を高遠で過ごした絵島を偲ぶ絵島の法要が5日、伊那市高遠町の蓮華寺で行われた。
今年で269回目となる法要には伊那市高遠町などから関係者約30人が参列した。
絵島は江戸城で7代将軍家継の母、月光院に仕えていた。
しかし幕府内の権力争いに巻き込まれ、絵島生島事件の罪人として高遠に流刑となった。
またこの事件で恋仲を疑われた役者の生島も三宅島に流された。
囚われの身となった絵島は33歳から61歳までの27年間を高遠の囲み屋敷で過ごした。
囲み屋敷での絵島は心の安らぎを求め法華経を信仰し蓮華寺住職の法話を聞き、お経を唱える毎日を過ごしたといわれている。
そして遺言により、蓮華寺に埋葬された。
法要には、絵島生島事件の縁で交流がある三宅島の平野祐康村長も訪れた。
参列した人たちは、高遠に流され悲運の生涯を過ごした絵島を偲び、冥福を祈っていた。 -
高遠城下まつり
伊那市高遠町の高遠城下まつりが5日、本通りで開かれ、5年ぶりの復活となる子供騎馬行列が披露された。
本通りを歩行者天国にして開かれた高遠城下まつりでは、高遠北小学校の児童らが子ども騎馬行列を披露した。
騎馬行列は、高遠藩主だった保科正之が今の山形県にあたる最上藩に移るときに、高遠町藤沢の貴船神社に行列の時に使う道具を奉納したのが始まりとされている。
行列ではちょうちん持ちや鉄砲隊、大将など約50人がそれぞれ当時の衣装に身を包み本通りを練り歩いていた。
子供騎馬行列は伊那市の無形文化財に指定されていて、城下まつりで披露するのは5年ぶりとなった。
通りには児童らの行列を見ようと多くの人が集まり、城下町の雰囲気を味わっていた。 -
春日神社改修工事竣工式
伊那市西町の春日神社の改修工事がこのほど完了し5日、竣工式が行われた。
氏子総代や工事関係者など60人ほどが参加して、工事完了の神事を執り行った。
神事では、氏子らが玉串奉天し、工事の無事完了を祝った。
春日神社の改修工事は、本殿の土台を1メートル30センチほど西にずらすもので、今年4月に着工した。
本殿と拝殿の屋根が重なるようになっており、雪の重みで屋根が傷んでしまうことなどから、改修工事が行われた。
また、雨水などで荒れていた参道を整備した。
これらの改修工事には、西町などの871の個人や事業所から1100万円ほどの寄付が寄せられた。
改修世話人会の河野義直会長は「長年の懸案事項だった改修が無事済んでほっとしている。不景気の中、目標以上の寄付も集まりありがたい」と話していた。 -
長野県フェンシング選手権大会
長野県フェンシング選手権大会が5日から、箕輪町の町民体育館で始まった。大会には小学生から一般まで選手71人が出場した。
この大会は全日本選手権大会の長野県予選を兼ねていて、個人戦と団体戦が行われた。
どの選手も気合十分に試合に臨んでいた。
この大会には、先月開かれた全国国公立大学フェンシング選手権大会で総合優勝した信州大学の選手なども参加していた。
6日は団体戦が行われる。
全日本北信越大会には、個人戦はフルーレ4人、エペとサーブルそれぞれ3人、団体戦は各種目1チームが出場できるという。 -
ポレポレの丘でトマト摘み
伊那市高遠町のポレポレの丘を管理運営している高遠花摘み倶楽部は、近くの保育園児を招いてミニトマトの収穫を体験してもらった。
ポレポレの丘に招かれたのは、高遠第一と第四保育園の年長児。
高遠花摘み倶楽部では、自然公園を知ってもらい、子どもたちに親しんでもらおうと去年も保育園児を招いた。
理事長の赤羽久人さんから、花と野菜を一緒につくると美味しい野菜ができることや組み合わせで虫がつきにくくなることなどを聞いた後、畑に入りミニトマトをもぎ取っていた。
公園内には、ミニトマトのほかに夕顔やゴウヤなど20種類の野菜が栽培されている。
赤羽さんは、作る楽しみ、見る楽しみ、食べる楽しみを提案していきたいと話していて、子どもたちにも「また遊びに来てくださいね」と呼びかけていた。 -
伊那商工会議所女性会が「環境紙芝居」で全国表彰
伊那商工会議所女性会は、環境をテーマにした紙芝居の活動が認められ、全国商工会議所女性会連合会の最優秀賞を受賞した。
4日は、長野市のエムウェーブで、第41回全国商工会議所女性会連合会長野全国大会が開かれ、全国から320団体、約3,300人が参加した。
その席上で、伊那商工会議所女性会が表彰された。
全国商工会議所女性会連合会では、行動する女性会の積極的な展開を図るため、昨年度から新たに「個として光る」事業表彰制度を創設した。
個として光り、他の模範となるような事業活動を展開している女性会を表彰していて、今年は、全国16の女性会から17の事業活動の応募があった。
伊那商工会議所女性会は、環境をテーマにした紙芝居の制作、保育園での上演活動が認められ、今回最優秀賞となる日本商工会議所会頭賞を受賞したもの。
小林会長は、「今回の受賞を励みにして、今後も積極的に活動していきたい。」と受賞の喜びを話している。 -
情報セキュリティーセミナー
会社の情報セキュリティ対策について学ぶセミナーが4日、伊那市の伊那商工会館で開かれた。
セミナーは、中小企業の事業者にも情報セキュリティの重要性を知ってもらい、今後に役立ててもらおうと伊那商工会議所などが開いたもの。
4日は事業経営者や学生などおよそ80人が集まった。
セミナーでは、ITの安全性を向上させるための取り組みを行っている独立行政法人「情報処理推進機構」の内山友弘さんが、具体的にどのような対策が必要かを説明した。
内山さんは、当たり前と思われて、なかなかできていないことに、置き忘れを挙げ、「置き忘れは情報漏洩の主な原因の一つ。重要な情報が書かれた紙は少しの間でも机の上に置きっぱなしにせず、きちんと保管する必要がある」と話した。
また、プロバイダーなどが無料で提供しているメール機能は、ウイルスなどに感染する可能性が高いため、業務では使用しないよう呼びかけていた。 -
南ア北部地区遭対協班長任命式
南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会救助隊の班長の任命式が、4日伊那市役所で行われた。
対策協会会長の小坂樫男市長から班長の二人に任命書が手渡された。
南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会の救助隊は、これまで80人が一つの班として編成されていましたが、より実践的で活動しやすいようにと8月から2つの班に分かれている。
1班は30人で45歳以下の若手で編成され、緊急時には、消防活動と同様に優先して救助に向かう。
2班は、33人で食料の手配など1班の後続部隊としてサポート的な役割を果たす。
4日班長に任命された二人は、ともに1班で、伊藤さんは市役所土木部建設課の職員、宮下さんは長谷総合支所総務課の職員。
南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会の救助隊は、市の職員を中心にほとんどが公務員で構成されている。 -
貝沼区が防災ヘルメットそろえる
伊那市富県の貝沼区はこのほど、災害時に迅速な対応ができるよう、区役員が常に持ち歩く防災ヘルメットと懐中電灯をそろえた。
ヘルメットは、災害時に避難誘導などを行う区の役員が、常に持ち歩いてもらうため貝沼区が購入したもの。
これまで貝沼区では、防災対策として懐中電灯などが公民館に置かれていた。
しかし、実際に災害が発生した場合、公民館までとりに行っていたのでは対応が遅れるため、区の役員それぞれが防災ヘルメットなどを持ち歩き、災害時にそなえようと考えた。
ヘルメット横にはそれぞれの役職名が、後ろには名前と血液型が書かれている。
防災ヘルメットは6日に行う区の防災訓練でも、使用するという。 -
集落営農組織 法人化セミナー
集落営農組織の法人化について考えるセミナーが2日、伊那市のJA上伊那本所で開かれた。
2日は、上伊那地域の集落営農組織の役員など約180人が参加した。
集落営農組織の法人化は、税制の優遇措置、農地の取得支援などを受けられる他、生産・販売の強化、後継者の確保などがしやすくなる。
セミナーでは事例報告と基調講演が行われた。
事例報告では現在法人化の準備をすすめている、伊那市東春近の集落営農組織の田中哲雄さんが現状などを報告した。
田中さんは法人化に向け検討を始めた理由について、農業をやめて土地を貸したい人が増え、法人化を希望する人とのバランスがとれたことをあげた。
地域からは疑問の声も上がっているということだが、担い手不足の現状も深刻で、田中さんは「地域の農業を守っていくために法人化は必要。」と話していた。
また兵庫県の農林水産技術総合センターの森本秀樹さんが講演した。
森本さんは法人化のメリットについて「農地の取得、労働力の確保が容易になり、継続性を持った経営ができるようになる。」と説明した。
森本さんは「高齢化などによる担い手不足が進む中、今後さらに法人化が必要になってくる。」と話していた。