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伊那市長・市議選4月25日投開票
伊那市長選挙・伊那市議会議員選挙の日程が、4月18日告示、25日投開票に、14日決まった。
これは、14日に開かれた伊那市選挙管理委員会で決まった。
4月29日に任期満了を迎える伊那市長と伊那市議会議員の選挙は、同時選挙で、18日告示・25日投開票にするとした。
田中信也選挙管理委員長は、「予算の執行を考えれば、もっと早い時期の選挙が望ましいとの声があったが、高遠の桜が最盛となる4月中旬までは、運営や交通を考えれば選挙は困難。4月下旬に限定される」としている。
なお、伊那市長選挙については、小坂伊那市長が今期限りでの引退を表明しているが、現在のところ、市長選に立候補を表明した人はいない。
また、伊那市議会議員選挙については、前回は、合併にともない旧3市町村ごとに選挙区を設けたが、今回から選挙区をなくし、全市1選挙区で行われ、定数は、26人から5人減の21人となる。
なお、去年12月現在、伊那市の選挙人名簿登録者数は、男性2万7569人、女性2万9330人、合わせて5万6899人となっている。 -
伊那市景気動向調査結果公表
景気先行きに不安感高まる伊那市は14日、昨年12月に行った景気動向調査の結果を公表した。今回の調査で、景気の先行きの不透明感、不安感が高まっていることが分かった。
景気動向調査は、伊那市緊急経済・雇用対策本部が、過去2回の調査と同じ事業所を対象に昨年12月に行い、196事業所が答えた。
景気回復の時期について、製造業・建設業関係では、「2年以上先」との回答が46・9%で、半年前の調査結果32・0%より増えた。
また、商業・サービス業・飲食業でも「2年以上先」との回答は今回が60・5%で、半年前の46・7%より増えた。
調査の結果、景気の先行きの不透明感、不安感が高まっているという。
また、製造業・建設業関係では、受注が徐々に回復してきている状況がある一方、依然として厳しい状況の事業所もあり、業況の二極化が進んでいる様子がうかがえるという。
今後の経営の方向について、製造業・建設業関係では、「取引先の開拓・拡大」「技術の高度化」などを挙げる企業が増えた。
商業・サービス業・飲食業では、過去の調査で3位だった「接客技術の向上」が2位になっている。 -
西箕輪上戸で大文字建て
伊那市西箕輪上戸で小正月の伝統行事、大文字建てが14日、行われた。
朝4時半、小学生により太鼓が打ち鳴らされると、大文字の開始となる。
家々からは、色紙でつくった巾着を手にした人達が、次々と区内の三ツ辻に集まってきた。
大文字は、地区の辻に、色紙などで飾り付けをした大文字と呼ばれる柱を建て、今年一年の厄払いや家内安全、五穀豊穣等を願う小正月の伝統行事。
現在、上伊那で大文字を行っているのは、上戸のほか箕輪町の大出や北小河内、辰野町の北大出の4地区だけとなっている。
この日の朝は、男衆60人が、巾着や飾り箱、酒樽などを、長さ12メートル程の柱に取り付け、午前5時半、三ツ辻に建てた。
無事、大文字建てが終わると、近くの小屋でストーブを囲み、御神酒を酌み交わしていた。
上戸の大文字は、20日に下され、巾着は持ち帰り、縁起物として神棚に飾られる。 -
南箕輪村西部保育園 小正月の伝統行事
南箕輪村の西部保育園の園児が14日、小正月の伝統行事、ほんだれ様の飾りつけと、鳥追い行事「ほっぽんや」を行った。
南箕輪村の西部保育園では、毎年14日に、地区の大泉老人クラブのメンバーに指導を受け、小正月の伝統行事を行っている。
今年は、保育園で耐震改修工事が行われていることから、近くの大泉第2公民館で行事を行った。
子ども達は、説明を受けた後、ほんだれ様の飾り付けをした。
ほんだれ様は、穀物の豊作を祈るもので、ヒノキに、皮をむいた楢の木の枝を飾り付けた。
また、せっかく実った穀物が鳥に食べられてしまわないよう祈る鳥追い行事「ほっぽんや」を行った。
子ども達は、老人クラブのメンバーの声にあわせて手に持った棒を叩いていた。
この「ほっぽんや」とほんだれ様はセットで行われるものだという。
公民館から園まで、子ども達は、鳥追いをしながら帰った。
鳥追い「ほっぽんや」の行事を行っているのは、南箕輪村内では西部保育園だけで、20年ほど続いているという。 -
スケッチ旅行作品美術展
上伊那美術教育研究会OB有志9人によるスケッチ旅行作品の展示会が、伊那市のいなっせ2階ギャラリーで開かれている。
作品展が開かれるのは、おととし以来2回目。
スケッチ旅行は、平成2年に始まり、国内外各地に、年に2回ほど訪れている。
メンバーは、温泉宿に泊まり、交流を楽しみながらスケッチに励んできた。
今回は、近年訪れた旅行で描いた作品のうち、それぞれ5縲・点を持ち寄った。
このスケッチ旅行作品展は、19日(火)まで、伊那市のいなっせで開かれている。 -
箕輪町武道関係専門部が鏡開き
箕輪町公民館の武道関係の専門部が11日、鏡開きをして初稽古に励んだ。
箕輪町公民館の武道など5つの専門部およそ80人が武道館に集まった。
専門部は柔道、剣道、空手、なぎなた、フェンシングの5つ。日頃は、週1回から2回、武道館や町民体育館る練習している。
初稽古に臨んだ部員たちは、元気な声を出して基本練習に取り組んでいた。
町公民館の柴一貫館長は、「武道は礼に始まり礼に終わる。礼を大事にして稽古に励んでください」と激励していた。
稽古の後は、松島コミュニティセンターでお汁粉会が開かれ、部員たちはお汁粉を食べながら決意を新たにしていた。 -
中曽根で伝統の獅子舞
地域や区民の今年一年の安泰や無病息災を願う伝統の獅子舞が10日、箕輪町の中曽根で披露された。
保存会のメンバー約40人が、区内の神社で舞を奉納した後、区長の自宅や区内の辻など4カ所で伝統の獅子舞を披露した。
中曽根の獅子舞は、町の無形民俗文化財に指定されていて、約200年前から地区に伝わる小正月の伝統の行事。
舞は、地域の安泰や五穀豊穣、無病息災を願うもので、「肇国の舞」や「剣の舞」など五つの舞で構成されている。
保存会会長の伊藤一彦さんは「願いのこもった良い舞が披露できた。一年の良いスタートが切れた」と話していた。
舞が終わると、集まった人達は、獅子に頭を噛んでもらい、今年一年の無事を願っていた。 -
「110番の日」外国人対象に通報訓練
「110番の日」の10日、伊那警察署は、110番通報を正しく理解してもらおうと、外国人を対象にした訓練を市内の大型店で開いた。
訓練には、ブラジル人を中心に20人ほどが参加し、110番通報の仕組みを学んだ。
箕輪町のブラジル人学校に通うイチカワ・アミさんが車上荒しの被害にあったとの想定で携帯電話で110番通報した。
参加者たちは、県警本部の通訳を介して伊那署員が現場に駆けつけるまでの一連の流れを見学した。
さまざまな質問に対し、「外国語しか話せない場合は、常時通訳が対応できる110番通報が適切」などと伊那署員が説明していた。
通報訓練をしたイチカワさんは、「緊張したが、言葉が通じて安心した」と話していた。
昨年1年間の伊那署が関係する110番通報は、3300件で、そのうち2割にあたる600件が誤報やいたずらだったという。 -
ちびっこスケート教室始まる
伊那市内の保育園児や小学生を対象にした、ちびっこスケート教室が12日夜、伊那市横山の伊那西スケート場で開かれた。
ちびっこスケート教室は、スケート人口の底辺拡大などを目的に、伊那市が毎年開いている。
今年は、スケート場に近い伊那西小学校の児童をはじめ、市内全域から57人が参加した。
参加者は、指導にあたっている伊那市体育協会スケート部のメンバーから初級、中級、上級とレベルに応じてスケートを教わっていた。
スケートを始めたばかりの子どもはイスにつかまったり、親に手をひいてもらいながら練習していた。
一方、上級者はスピードをあげ、リンク内を何周も滑っていた。
このちびっこスケート教室は16日まで5日間開かれることになっている。 -
伊那市内バス西循環線 実施主体変えて存続
伊那バスが運行の廃止を求めていた市内西循環線は、伊那市などでつくる伊那市地域公共交通協議会が実施主体となり、継続して運行していくことになった。
これは13日に伊那市役所で開かれた、伊那市地域公共交通会議と協議会の合同会議で了承された。
西循環線はアピタ伊那店から商店街を通り、伊那合同庁舎、伊那中央病院などを結ぶ路線。
伊那バスでは西循環線について年間約1200万円の赤字路線として、廃止を求めていた。
会議では、来年度から実施主体を伊那市などでつくる伊那市地域公共交通協議会とし、国の支援を得ながら継続することが了承された。
協議会ではこの路線について、これまで1日6便だったところを2便増やし、8便にするとしている。
これに伴い、富士塚スポーツ公園など2カ所の停留所が廃止となる。
またルートも、これまで通らなかった城南町と上荒井を経由し城南町に停留所を6カ所、上荒井に3カ所新設する。
料金についてはこれまでと変わらず150円、小学生以下は80円を設定している。
また市街地循環バスについて、乗客がほどんどいない伊那市駅と伊那北駅は経由しないことが了承された。
これにより、1周約40分かかっていたところが、30分ほどに短縮されるという。
時間短縮が図られることから1日あたりの便数を18便から21便に増便する。
こちらも料金はこれまで通り150円、小学生以下は80円。
会議ではこのほか、伊那市のつばめタクシーが伊那タクシーに全ての資産を譲渡し、2月21日に両社が経営統合することが報告された。
存続会社は伊那タクシーで、つばめタクシーは伊那つばめタクシーに名称を変更する。 -
【カメラリポート】劇団「歩」稽古に熱
箕輪町文化センター付属劇団「歩」の新春特別公演「夕鶴」の舞台稽古。
夕鶴は、民話「鶴の恩返し」にもとづく作品で人間の持つ、純粋な愛情とお金に対する欲が描かれている。 -
ブラジル人学校再出発
生徒数の減少で昨年12月に閉校となった箕輪町のブラジル人学校「コレージオ・ピタゴラス長野校」が12日、長野日伯学園として再スタートした。
ブラジル人学校ピタゴラス長野校は昨年の末に生徒数の減少により閉校した。
保護者から、存続を望む声が多かったことからピタゴラス長野校の元職員が運営を引き継いだ。
新しく開校した日伯学園は、ピタゴラスの校舎や備品を利用し1月6日から保育の必要な子供の受け入れを開始した。
12日からは、小・中・高生の授業を再開した。
学園には31人が入学し、このうち29人がピタゴラス長野校で学んでいた。
日伯学園は、保育園児、小学生、中高生の3つに分けて、職員6人が指導する。
このうち、中高生のクラスでは1時間目、グループに分かれて自己紹介をした。
学校の運営を軌道に乗せるには約120人の生徒が必要ということで、生徒数を増やす努力を続けていきたい竏窒ニしている。
授業料は、ピタゴラスに比べ1万円ほど安い1カ月3万5千円。
教員は当面ボランティアで指導するということで、長野日伯学園では自治体や企業などに支援を求めたい竏窒ニしている。 -
南箕輪村が伊那本線廃止了承
南箕輪村の地域公共交通会議が12日開かれ、伊那バスが運行する伊那市から辰野町までを結ぶ伊那本線の廃止を了承しました。これにより、沿線4市町村すべてが了承したことになる。
会議では、「廃止はやむを得ない」とする住民の意見が、区長から報告された。
協議の結果、伊那本線の廃止を了承することにした。
伊那市から辰野町までの沿線4市町村がすべて了承したことを受け、伊那バスでは今後、住民に対して廃止のお知らせをし、手続きを行うという。
伊那本線は、3月31日が最後の運行になる。 -
殿島橋の仮設歩道など撤去
伊那市の東西春近を結ぶ新しい殿島橋の完成に伴い、これまで設置されていた仮設歩道などの撤去作業が12日から始まった。
仮設歩道は、平成18年7月の豪雨災害で殿島橋の橋脚が崩れたことにより設置され、主に春富中学校に通う生徒や高校生が利用していた。
昨年3月に歩行者専用の殿島橋が完成したことから、仮設の歩道などはすべて撤去となる。
この日は、天竜川右岸に設置されていた仮設の歩道橋が地元の土木業者によって取り壊されていた。
今後は、天竜側右岸の仮設歩道を撤去し以前のように芝を張りなおすほか、春近大橋の仮設歩道も撤去して道路の舗装をするという。
工事は3月いっぱい行われる予定。 -
北小河内漆戸で大文字
箕輪町北小河内の漆戸常会で11日、今年1年の五穀豊穣などを願う「大文字」が地区内の辻に立てられた。
大文字は、江戸時代から続く小正月の伝統行事で、五穀豊穣、家内安全を願って行われる。
朝、住民が辻に集まり、手作りした花の飾りや松の枝などを大文字に取り付けた。
飾り付けが終わると、掛け声に合わせて大文字を立てた。
大文字は高さ約12メートルほどになる。
住民は、無事に建てられた大文字を見て、今年の五穀豊穣と家内安全を願っていた。
この大文字は16日に倒され、飾りは各家庭で持ち帰り厄除けにするという。 -
消防出初式
上伊那各地で10日、消防の出初式が行われた。
伊那市では、消防団や赤十字奉仕団、消防署など、総勢875人が参加した。
JR伊那北駅から伊那市駅までの中心商店街を分列行進し、伊那橋では小坂樫男市長や伊藤仁消防団長の観閲を受けた。
分列行進には、各分団のポンプ車など60台も参加し、沿道は家族連れなどの見物人で賑わっていた。
行進前に行われた式典には、村井知事も出席し、「安心・安全に暮らせる社会実現の一翼を担ってほしい」と団員たちを激励した。 -
南宮神社お筒粥の神事 今年の世相は「5分8厘」
今年1年間の世の中を占う、恒例の「お筒粥の神事」が9日、箕輪町木下の南宮神社で行われ、今年の世相は昨年より2厘下がり「5分8厘」という結果だった。
お筒粥の神事は、南宮神社の初祭りの中で行われる占いの神事。
境内に用意された釜に、葦の茎を37本束ねた物といっしょに米と小豆を入れる。
約2時間、釜を煮立て、葦の茎の中に入った米や小豆の数が占いの結果となる。
占いの結果、今年一年の世相を表す世の中は、昨年より2厘下がり「5分8厘」となっている。
農作物では、ソバやニンジン、ネギなど5品目で極上。気候は、秋が上で春と夏が中、冬が下となった。
南宮神社の唐沢克忠宮司は「占いでは、去年より良くない結果が出たが、一人一人の努力で、良い方にもっていってもらえれば」と話していた。 -
伊那技専 国家資格の合格証伝達
南箕輪村の伊那技術専門校のメカトロニクス科2年の2人が、国家資格の技能検定に合格し7日、合格証の伝達式が行われた。
国家資格の技能検定「数値制御旋盤作業2級」に合格したメカトロニクス科2年の唐木秋実さんと、藤村智治さんの2人に、遠藤昌之校長から合格証が伝達された。
2人が合格した技能検定は、企業で働いている人たちが主に取得する中級レベルのもので、7月に実技試験、8月に学科試験があり、2人は見事に合格した。
実技試験では、図面が与えられ、それをプログラム化して、機械を使って実際に金属を削ったという。
伊那技専では、「企業でも認知されている技能検定なので、就職活動のアピールポイントになる」と話していた。 -
三澤久夫さん油絵展
南箕輪村神子柴に住む一水会会友の三澤久夫さんの油絵展が伊那市坂下のはら美術で開かれている。
会場には、日展入選作品で安曇野の風景を描いた100号の大作をはじめ、地元南箕輪村から眺めた南アルプスの風景など50点余りが並んでいる。
三澤さんは、元日展評議員の川上一巳さんに師事。明るい色調でぬくもりのある田園風景が持ち味。
会場には、去年亡くなった平山郁夫画伯の生まれ育った広島県尾道市生口(いくち)島の風景もあり、訪れた人たちは、地元をはじめ日本各地の原風景に触れていた。
三澤久夫さんの油絵展は、11日月曜日まで伊那市坂下のはら美術で開かれている。 -
坂下区でどんど焼き
今年1年の無病息災を願い、伊那市坂下区で9日、どんど焼きが行われた。
坂下子供育成会では、親子およそ60人が、天竜川の河川敷でどんど焼きをした。
正月飾りやだるまは、小学生が区内の家およそ400戸を回って集めた。
坂下区では長年、天竜川河川敷でどんど焼きをしていたが、平成18年の豪雨災害以降、丸山公園で行っていた。
今年からまた、河川敷で行うことになり、関係者は「河川敷でのどんど焼きが伝統なので、出来てうれしい」と喜んでいた。
正月飾りが焼けておきになると、もち焼き用の缶におきを入れ、もちを焼いた。
どんど焼きのときに焼いたもちを食べると、1年間かぜをひかないといわれている。
子どもたちは、焼きあがったもちに海苔をまいたり、しょう油などをつけて食べていた。 -
イーナちゃんマレットクラブ初打ち大会
イーナちゃんマレットクラブの初打ち大会が9日、伊那市東春近の榛原河川敷公園で開かれた。
会員約80人が集まり、今年初のマレットゴルフを楽しんだ。
イーナちゃんマレットクラブは伊那市内在住のマレットゴルフ愛好家でつくるクラブで、今年で発足7年目になる。
現在会員は約140人で、年間30回の大会が開かれる。
平沢久会長は、「今年も多くの仲間で集まってプレーできることが嬉しい。1年間健康に気をつけて元気に楽しみたい」と話していた。 -
小坂伊那市長 「後任は副市長のどちらかに」改めて考え示す
4月の市長選挙には立候補せず、引退を表明した小坂樫男伊那市長は、酒井茂副市長か白鳥孝副市長のどちらかに次期市長を務めてもらいたいとの考えを改めて示した。
9日、JA上伊那本所で小坂市長の後援会やまなみ会の新年会が開かれ、小坂市長が話した。
小坂市長は「新ごみ中間処理施設の環境評価アセスメントの同意が得られたら引退の意思表示をしようと思っていた。上伊那地域の大きな問題なので、経験のある人に継続してやっていってもらいたい」と話した。 -
上伊那生協病院の元課長使い込みで懲戒解雇
箕輪町の上伊那生協病院の元医事課長が、電子カルテを不正に操作して医療費を着服し、懲戒解雇されていたことがわかった。
懲戒解雇されたのは、上伊那生協病院の元医事課長で、30代の男性。
病院によると、元課長は、2007年7月から昨年11月にかけて、電子カルテを不正に操作し、患者が支払った医療費の一部を着服していたもので、その額は1千万円以上に上るという。
元課長は、その金を趣味の車などに使っていたということだが、全額弁済済みで社会的制裁も受けたとして、病院側は刑事告訴はしない方針。
上伊那医療生協では昨年末、2万人の組合員に謝罪文書を送っていて、再発防止に万全を期したい竏窒ニしている。 -
伊那北高校の将来像考える
シンポジウム開催伊那北高校の将来像について考えるシンポジウムが9日、同窓会館で開かれた。
会場には卒業生や保護者、地域住民ら約30人が集まった。
シンポジウムは、少子化が進み高校再編などが行われる中、どんな学校であるべきか、またどんな将来像を持つべきなのか考えようと、高校の職員らで作る伊那北ビジョン検討委員会が開いた。
シンポジウムでは全国に散らばっている大学生が伊那谷のあり方について考え行動するワークショップ「伊那谷デザイン会議」を発足させたことを発表した。
会議のメンバーは地元を離れたことで、伊那谷の良さがわかり、今後、地元をよくするための計画を考えていきたい竏窒ニしている。
また意見交換では伊那北卒業の社会人が、「若い人は常になぜという疑問を持つことが大切。物事に興味を持つことは、これから先の人生につながる」とアドバイスしていた。
また「いろいろな人に会い自分が知らない話を聞いたり、自分はこうありたいという考えを持ち、現実とのギャップをどう埋めるかを考えてもらいたい。また情報に振り回されず、しっかり物事を見る目を養ってもらいたい」などと呼びかけていた。
ほかに卒業生で伊那市長谷の国保美和診療所の医師、岡部竜吾さんは、「指導者は常に強く、魅力的でなければならない。3年制の教育で行き届いた教育が本当にできるのか」などと問題を提起した。 -
バレーボールV・プレミアリーグ男子伊那大会開催
バレーボールのV・プレミアリーグ男子伊那大会が9日、伊那市の勤労者福祉センター体育館で行われた。
第一試合に、サントリー対豊田合成の対戦が行われ、1300人の観客がトップレベルのプレーを楽しんだ。
V・プレミアリーグ男子は、8チームが所属していて、昨年12月から全国各地でリーグ戦を行っている。
伊那市では、2部リーグにあたるチャレンジリーグの試合が2007年に行われたが、1部のプレミアリーグが開催されるのは今回が初めて。
大会では、サーブやスパイクが決まるたびに、会場から大きな歓声が上がっていた。
V・プレミアリーグは、3月までリーグ戦を行い、4月に優勝決定戦が行われることになっている。 -
堀亮(まこと)さん写真展
伊那図書館では、駒ヶ根市の堀亮(まこと)さんによる写真展が開かれている。
地元を中心に四季おりおりの花や植物のある風景30点が飾られている。
期間は、10日日曜日まで。 -
上古田スケート場 9日オープン
箕輪町上古田の町営スケート場が9日オープンする。
上伊那地域では数少ない天然リンクで、氷の厚さが10センチを超え、予定通りのオープンを迎える。
9日は、午前7時から10時まで、平日は、午後6時からナイターも楽しめる。
昨シーズンは、1月15日から29日までの11日間滑走可能となり、のべで2,177人が利用した。
今シーズンは、地元の箕輪西小学校が授業で使用するほか、町郷土博物館による下駄スケートの体験会も計画されている。 -
高校入試志願者数第2回調査 発表
来年度の県立高校入学志願予定者数の第2回の調査結果が、8日、発表された。
辰野高校は、普通科前期、64人の募集に対し58人、後期、96人に対し97人。商業科前期、20人の募集に対し30人、後期、20人に対し40人が志願している。
上伊那農業高校は、各科、前後期とも20人の募集で、生産環境科、前期40人、後期58人。園芸科学科、前期42人、後期 50人。生物工学科、前期49人、後期 53人。緑地工学科、前期39人、後期 47人が志願している。
高遠高校は、普通科前期48人に対し88人、後期72人に対し114人が志願している。
伊那北高校は、普通科前期36人に対し83人、後期204人に対し261人。理数科前期36人に対し53人、後期4人に対し46人が志願している。
伊那弥生ヶ丘高校は、普通科前期84人に対し151人、後期196人に対し298人が志願している。
赤穂高校は、普通科前期48人に対し91人、後期112人に対し155人。商業科前期40人に対し79人、後期40人に対し103人が志願している。
駒ヶ根工業高校は、3つの学科一括で、前後期ともに60人の募集で、前期77人、後期108人が志願している。
多部制の、箕輪進修高校は、普通I部前期、20人に対し33人。普通II部前期、20人に対し23人。普通III部前期、20人に対し5人。普通I・II・III部の後期は一括で60人の募集に対し91人。工業I部は、前後期ともに20人の募集に対し、前期16人、後期 15人が志願している。
なお、高校入試前期選抜は2月9日、後期選抜は3月10日に行われる。 -
高校生の新型インフルワクチン接種時期決まる
長野県は8日、高校生と65歳以上高齢者の新型インフルエンザワクチン接種の開始時期を発表した。
高校生は1月29日から、65歳以上は2月12日からとなっている。
国の方針見直しに伴い、高校生と65歳以上の高齢者は、国産の新型インフルエンザワクチンが接種できる対象となった。
県では、高校生について、予約の受け付けを14日から19日まで、ワクチン接種の開始日を29日としていて、予定対象者数全員分のワクチンが確保できる見込み。
また65歳以上は2月1日から予約の受け付けを始め、2月12日からワクチンの接種を開始する。
また、長野県の発表によると、12月28日から1月3日までの一医療機関あたりの上伊那のインフルエンザ患者数は、前回の41・88人から21・5人となった。 -
井月映画「ほかいびと」ロケ
小正月伝統 まゆ玉作り撮影漂泊の俳人井上井月を題材にした映画「ほかいびと」。
8日は、伊那市美篶笠原の民家で小正月伝統のまゆ玉づくりの撮影が行われた。
笠原北村地区の諸田秀(もろたみのる)さん宅。築後150年経つという歴史ある住宅で撮影は行われた。
映画の中では、井月の生きた伊那谷の小正月の風土との位置づけで紹介される。
撮影したのは、まゆ玉を作るところから飾りつけるところまでで、米の粉に熱湯を入れ、こねてふかし丸めて飾る一連の動きをカメラに収めていた。撮影には北村地区の主婦や小学生たちが協力した。
映画「ほかいびと」は、2011年完成の予定で、井月の命日にあたる3月10日に墓前で完成を報告。9月頃の公開を予定。