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アマランサスの刈り取り
伊那地域アマランサス研究会が4日、アマランサスの収穫作業を行った。
4日は、今年新たにアマランサスを植えた伊那市荒井のほ場約30アールで、収穫作業をした。
収穫作業は手作業で行わった。
アマランサスは高さが2メートル以上になっていて、先端の房の部分をカマで刈り取った。
刈り取った穂は手で脱穀し、実を落とす。
これまでは、コンバインや脱穀機を使った収穫作業ができないか検討してきたが、手で作業をした方が茎などのごみが入りにくいため、質を上げるために今年は手作業で収穫することにしたという。
脱穀したアマランサスをふるいにかけると、ほぼ実だけが残った。
今年はアマランサスの穂が大きく、例年より収量が増えるとみていて、全体で約130キロの収穫を見込んでいる。
収穫したアマランサスは乾燥させた後、研究会に所属している企業などに販売するという。 -
週末 秋まつりで賑わい
3日、4日の週末、上伊那各地では五穀豊穣や家内安全などを祈願する秋祭りが行われた。
このうち伊那市富県の北福地では祭り恒例の諏訪社奉納演芸大会が3日、北福地集落センターで開かれた。
演芸大会は100年以上続く地区の伝統行事で、集落センターに作られた特設ステージでは常会や芸能保存会などが踊りや太鼓等20の出し物を行なった。
各常会ではお盆が過ぎると演芸大会に向けた練習を始めたと言う事で、ある出演者は「練習の時間が近所のコミュニケーションの場となり楽しく出来た」と話していた。
北福地は約290戸の集落で、この日はおよそ300人が集まり演芸大会を楽しんだ。
演芸大会の責任者、北福地祭事会の吉澤豊会長は、「手作りで大変な部分もあるが子供達の良い思い出になってほしい」と話していた。 -
大芝イルミネーションフェスティバル開幕
南箕輪村の大芝高原を様々な電飾で彩るイルミネーションフェスティバルが3日、開幕し、多くの人で賑わっている。
同イベントは地域活性化や交流の場づくりとして開かれているもので、今年で4回目。電飾は昨年より100基多い、330基となっている。
開幕して初めての日曜日となる4日も、多くの人が訪れ、50万個の電球が作りだす幻想的な雰囲気を楽しんでいた。
今では県内外から約10万人以上がこのイベントを訪れるが、自立を選んだ南箕輪村の元気をPRしよう竏窒ニ、始まった4年前の開始当初は、今年の5分の1、70基の電飾からスタートした。
4年間イベント運営に携わり、実行委員長の有賀章治さんは「最初の年は人が来るか不安だったが、地域のイベントとして定着してきた」と話し、笑顔を見せた。
11日と17日にはフルートやピアノ、シンセサイザーなどのコンサートを予定している。また、味工房では期間中の週末、午後9時まで営業時間を延長。イベントを盛り上げる。
フェスティバルは、24日まで。期間中は、午後5時半から午後10時まで点灯される。 -
食育フェスティバル開催
食について考える「食育フェスティバル」が4日、伊那市の県伊那文化会館であった。
これは、国や県、JA、食育推進団体などでつくる「長野県食育推進会議」が食育を推進しようと企画したもの。毎年県内各地で開催しており、伊那市での開催は今回初めて。
この日は講演会や活動発表などがあり、活動発表では、伊那市内の保育園などで食育活動をしている「おいし伊那食育応援団」のメンバーが、普段、保育園などで披露している食育劇を披露した。
また今年は、地元の中学校で実際に給食に出されているメニューを味わってもらおう竏窒ニ、300食分のお弁当を配布した。
訪れた人たちはお弁当を手にすると、早速その味を楽しんでいた。 -
天竜健康ウォーク開催
ウォーキングで健康増進を図ろうと箕輪町の天竜川沿いなどで4日、「天竜健康ウォーク」があった。家族連れなどおよそ500人が集まり、秋空の下、ウォーキングを楽しんだ。
同イベントは町などでつくる実行委員会が天竜川に親しみながら健康づくりをしてもらおうと3年前から開いているもの。
参加者はみのわ天竜公園をスタートし、それぞれの体力に合わせて5キロ、9キロ、13キロのいずれかのコースでゴールを目指した。
参加者は家族や仲間と歩きながら、景色などを楽しんでいた。
13キロコースは、箕輪ダムが折り返し地点となっており、途中、山道も多かったが、早い人は片道を1時間半ほどで歩き、関係者を驚かせていた。 -
1日でエコキャップ263キログラムを回収
伊那市保健委員連合会は4日に開かれたイーナちゃん広場でエコキャップ263キロを回収した。
連合会は5日、エコキャップを山梨県の業者に配達している伊那市の介護センター花岡に、集まったエコキャップを持ち込んだ。
連合会では今年6月からエコキャップ運動を始めた。
4日はエコキャップの回収ブースに家庭で集めたキャップを持って多くの人が訪れたという。
集まったエコキャップはおよそ10万5千600個、重さ263キロで、病気の子どもを救うためのワクチン20人分の購入にあてられる。
連合会の小林恵子会長は「こんなに集まるとは思わなかった。環境について考えている人がたくさんいることがわかってうれしい」と話していた。
連合会では今後もエコキャップ運動を続けていくという。
また介護センター花岡では家庭で集めたエコキャップの持込みも受入れている。 -
伊那シニア ソフトボール全国大会準優勝
先月、群馬県渋川市で開かれた60歳以上の選手が出場するソフトボール全国大会で、長野県代表として出場した、伊那市の伊那シニアが準優勝した。
5日、伊那シニアの西岡洋児監督など3人が伊那市役所を訪れ、小坂樫男伊那市長に準優勝の報告をした。
伊那シニアは上伊那を中心としたメンバーで作るチームで、大会に向け週3回、3時間の練習にんできた。
全日本シニアソフトボール大会には、4年連続出場、去年は3位、今年は準優勝と好成績を収めている。
小坂市長が準優勝の祝福の言葉を贈ると、西岡監督は、「連戦になると体力的にはきついが、来年は是非優勝旗を持ち帰ってきたい」と早くも意欲を見せていた。 -
旧井澤家住宅のスタンプ完成
伊那部宿を考える会は、伊那市西町の旧井澤家住宅を広くPRしようとスタンプを作った。
スタンプは直径7.5センチの円の中に、旧井澤家住宅が描かれている。
伊那市在住の漫画家、橋爪まんぷさんがデザインした。
このスタンプは、井澤家住宅の見学者が自由に使うことが出来るほか、伊那部宿を考える会がPR用に利用するという。 -
美篶小資料館 地域住民が外壁塗装工事
伊那市の美篶小学校資料館の外壁塗装工事が1日、地域住民の手によって行われた。
塗装工事をしたのは、資料館の委員と伊那市の工務技士の約30人。
資料館外壁の塗り替えは、平成17年以来。
地域の文化財を地域住民で守り維持していこうと、作業は前回と同じくボランティアで行われた。
参加した人たちは、重機や脚立を使い、外壁には茶色、窓枠には水色のペンキを丁寧に塗っていた。
資料館の赤羽仁館長は、「貴重な文化財を保存しようと地域の人が作業に来てくれる。とてもありがたい」と話していた。 -
農商工連携の人材育成
信大農学部ヤマブドウワイン講座始まるヤマブドウの生産から加工、流通までを通して、農商工連携を担える人材育成を目指す信州大学農学部の講座が3日、開講した。
県内各地からおよそ50人が集まり、今回この講座に参加した動機を交えながら、自己紹介した。
信州大学農学部では現在、伊那市と一緒にヤマブドウの特産品化の研究に取り組んでいる。
今回の講座はそのヤマブドウの生産から醸造、流通までを学んでもらうことで、地域おこしや農商工連携を担える人材を育成しようと企画した。
定員50人で受講者を募集したところ、それを大幅に上回る300人からの問い合わせがあったという。
受講者は農家に限らず、市町村の地域おこし担当者や企業関係者、ワインの販売元などから集まった。
受講者は今後、ヤマブドウの栽培方法のほか、ワインの醸造方法や、まちおこしについて学ぶ予定。 -
秋葉街道交流活発に
街道でウォーキングイベント信仰の道、塩の道として知られる秋葉街道の活性化を目指し、県内外の愛好団体同士の交流が活発になっている。
3日、秋葉街道の伊那市長谷部分を歩くイベントが開かれ、県内外から約60人が参加した。
秋葉街道はその昔、塩の輸送路として、また静岡県浜松市にある秋葉神社への参拝の道として利用された古道。
去年12月に長谷の秋葉街道道普請隊が3日間かけ秋葉街道を踏破したことをきっかけに、今年2月に県内外の秋葉街道愛好団体12団体でつくる「秋葉街道信遠ネットワーク」が結成された。
今回は長谷部分の知識を深めようと信遠ネットからも飯田市、大鹿村の団体が参加した。
各団体とも地元部分の整備を進めるほかウォーキングイベントを開いていて、25日には飯田市部分で開かれることになっている。
また新遠ネットでは、諏訪市から秋葉神社までの街道全線を網羅した広域的なマップを作るために来年度調査を行うという。 -
各地で秋祭り
10月に入り、秋まつりシーズンを迎えた。
3日は、各地で神社の例大祭などが行われた。
伊那の御柱で有名な西春近諏訪形の諏訪神社では、五穀豊穣、区民の安全を祈願する秋の例大祭が行われている。
3日が宵祭り、4日が本祭り。
参道から境内にかけて、伝統の獅子曳きが古式にのっとって奉納されていた。
諏訪神社は、応永元年(1394年)の創立、1427年の大洪水で現在の位置に遷されたとされていて、建御名方の命、天照大神などを祭神とする。
本殿の周囲には、4本の御柱が建てられていて、諏訪大社と同じく6年に一度、里引きと建て御柱が行われている。
4日の本祭りでは、長持ちが区内を巡回し、獅子舞が奉納されることになっている。 -
箕輪陶芸研究会作品展
箕輪町の陶芸愛好家でつくる箕輪陶芸研究会の作品展が4日まで、松島コミュニティセンターで開かれている。
今年17回目を迎える研究会の作品展には会員30人の作品約200点が並んでいる。
研究会は、会員がそれぞれ自分の好きな焼き方で作品づくりをしていて、月2回の勉強会でお互いの作品を見せ合って、知識を深めている。
今年4月には備前焼を勉強しようと岡山県を研修旅行で訪れていて、並んだ作品の中には備前焼の影響を受け釉薬を使わない作品もある。
大槻隆会長は、「年々会のレベルが上がっていて、良い作品が多く並んでいる。是非足を運んでください」と来場を呼びかけていた。 -
わらべうたで親子が触れ合い
箕輪町の子育て支援講座が3日、松島コミュニティセンターで開かれ、親子がわらべうたで触れ合った。
0歳から1歳と2歳から3歳の2クラスが開かれ、このうち0歳から1歳のクラスには約20組の親子が参加した。
講座は今年で3回目で、自然な親子のふれあいが学べるわらべうたを覚えてもらおうと毎年開かれている。
千葉県在住で、わらべうた保育研究会代表の小林衛己子さんが講師を務めた。
小林さんは「子どもを抱いたり膝の上に乗せたりしてふれあいながら、お母さん達も楽しむことが子どもの成長にとっても大切」と説明していた。
ある母親は「子どもが自然にうたを受け入れてくれるし、直接ふれあえる良いコミュニケーションだと思う」と話していた。 -
箕輪町で運動遊びサミット
運動遊びを全国に先駆け取り入れている箕輪町で3日、運動遊びサミットが開かれた。
これは、楽しく遊びながら子どもの筋力やコミュニケーション能力の発達を促す運動遊びの必要性を全国に発信していこうと、箕輪町が開催した。
サミット第1部では、有識者や実践市町村が参加してのパネルディスカッションが行われた。
平成16年度から先進的に運動遊びを取り入れている箕輪町は保育士と小学校教諭がその成果について発表した。
また平成19年度から運動遊びを取り入れている兵庫県豊岡市の中貝宗治市長は、「運動遊びの実践により数値的な成果が表れ、指導者にも自信がついている」と話した。
各市町村の発表を受け運動遊びの考案者、松本短期大学の柳沢秋孝教授は、「各市町村運動遊びが浸透し成果も出始めている。今後幼児教育を小学校教育にどうつなげていくかが課題」と話していた。
また第2部では柳沢教授の指導のもと、園児や小学生が親子で運動遊びを体験した。 -
八の輪会がすずたけにタオル寄付
JA上伊那の生活部会OGで作る八の輪会は30日、伊那市美篶の老人保健施設すずたけにタオルを寄贈した。
八の輪会を代表して加藤加与子さんとJA職員がすずたけを訪れ、タオルを入所者に手渡した。
八の輪会では毎年、地域のためにできることをしようとすずたけにタオルを寄贈している。
今回は10日に開かれた交流会で会員100人が持ち寄ったタオル200枚を手渡した。
加藤さんは「みなさんのために少しでも役立ててもらえたらうれしい」と話していた。
寄贈されたタオルは、入所者の身体を拭く際などに使われるという。 -
森世紀工房作品展
地元の木材で作った家具などの作品展示会が1日、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。
展示会を開いているのは、県内の建具職人でつくる「森世紀工房」のメンバー。
森世紀工房では、長野県産の木材を使った家具のぬくもりを感じてもらおうと、毎年1回、伊那市で展示会を開いている。
会場には、上伊那や木曽の建具店で作られたイスやテーブル、タンスなど大型の家具から小物まで100点が展示されている。
今回は、多くの人に作品に触ってもらい家でも使ってもらおうと、はしや鉛筆立て、子ども用の積み木などが多く展示されている。
特に積み木は、幼い頃から使うことで、木の温もりを感覚で覚えてもらいたいという。
森世紀工房では、「多くの木を使うことは、山の手入れや環境を守ることにつながる。地域の人に県産材の良さを知ってもらいたい」と話していた。
この展示会は5日まで。 -
8月の有効求人倍率0.34倍
ハローワーク伊那は2日、8月の上伊那の有効求人倍率が0.34倍だったと発表した。
求人倍率は7月に続き、2カ月連続で増加したが、ハローワークでは、求職活動を辞める人も増えていると見ていて、雇用情勢は依然として厳しい状況という。
8月の上伊那の月間有効求人倍率は0.34倍で、前の月の0.3倍より0.04ポイント増加した。
依然、県平均の0.38倍を下回っているが、7月に続き2カ月連続での増加となった。
企業の求人数に大きな変化はないが、職を探す求職者数は大幅に減少していて、8月の有効求職者数は、前の月の5502人より470人少ない5032人となった。
このことから、8月の有効求人倍率は、求職者数が少なくなったことで回復に転じたことになる。
しかし、実際に職に就いた人の数は216人しかおらず、ハローワーク伊那では「一端職探しから離れる人も増えてきているのではないか」と見ている。
また、「前に比べて需要が出てきているのは確かだが、期待したほどの回復につながっていない。今後は、人を雇う余裕が出てくる会社と、経営を維持するのが精一杯な会社とに二極化していくのでは」と話している。 -
箕輪町のうたごえ喫茶100回
2002年1月に始まった箕輪町のうたごえ喫茶が1日夜、100回目を迎えた。60人が参加し、懐かしのメロディーを合唱した。
箕輪町大出にある喫茶店樹里庵。扉を開くと懐かしいメロディーが耳に飛び込んでくる。
1日でちょうど100回目となったうたごえ喫茶。店内は、熱気に包まれていた。
松島に住む山口栄一さん(68)。リーダーの山口さんは、うたごえ喫茶を箕輪の地でもと、今から7年前の2002年1月に立ち上げた。
うたごえ喫茶は、ほぼ一月に一回のペースで喫茶樹里庵で開かれている。
童謡、唱歌、懐メロ、ロシア民謡などをアコーデオンやギター、ベース、ピアノの生演奏で歌う。
この日も25曲を歌った。
うたごえ喫茶100回を記念して、11日には「500人のうたごえ喫茶インみのわ」が開かれる。
うたごえ喫茶の元祖、ともしび新宿店からゲストを招いて、地元のコーラスグループなども参加する。
青春時代の懐かしい歌、振り向けば青春、みんなで歌えば青春、心に残る思い出の歌、皆で歌うと元気が出る・・・。
そんな想いを込めて「500人のうたごえ喫茶インみのわ」は、11日に箕輪町文化センターで午後1時30分から開かれる。 -
ソフトボールピッチング教室
ソフトボールの代表的な投球法、ウインドミル投法を身につけるピッチング教室が1日夜、伊那市の伊那公園屋内運動場で始まった。
ソフトボールの街、伊那市を象徴するスポーツ教室で、伊那市体育指導委員会が開いている。
今年は募集に対し30人の応募があり、初日は15人が参加した。
ウインドミル投法は、習得が難しく、最低でも5年かかると言われているが、教室では基礎づくりが行われる。
シニアチームで活躍している投手が指導にあたり、速球が投げられるようにバランスのとれたフォームを教えた。
参加しているのは、伊那弥生ヶ丘高校の男子ソフトボール部員やナイターソフトでこれから本格的にピッチングを覚えたい人たちで、初日は参加していなかったが、東部中の女子ソフト部員も登録している。
教室は12月まで10回開かれる予定。 -
伊那技専短期過程後期入校式
南箕輪村の伊那技術専門校で2日、半年間の後期短期過程で学ぶ23人の入校式が行われた。
入校したのは、機械科11人、パソコン活用科12人の23人。
機械科は10人の定員に対し20人が、パソコン活用科は10人の定員に対し29人が応募していて、厳しい経済状況を反映している。
適正検査と面接で23人に絞られ、入校した人は10代から50代の平均年齢33.8歳。全員が来年の再就職を目指している。
遠藤昌之校長は、「目標をもってチャレンジしてほしい。来年の3月には、再就職できるよう期待している」と式辞を述べた。
入校生を代表して機械科の唐沢晋一さんは、「技能と知識を身につけ、社会で活躍できる技能者となるよう努力したい」と抱負を述べた。
機械科、パソコン活用科ともに、企業で即戦力となるよう実践的なスキルを身につけるカリキュラムが組まれている。 -
中学校で一斉に文化祭
上伊那地域のほとんどの中学校で一斉に文化祭が始まった。2日と3日の2日間、クラス展示や音楽会などが行われる。
長谷中学校では、第44回くろゆり祭が2日と3日の2日間開かれる。
2日は、生徒会企画のはせリンピックが行われ、学年対抗で10人11脚が行われた。
1年生が21人、2年生が11人、3年生が13人のため、1年生は2チームでの参加だった。
7秒台が出たり、3年生はわざと倒れて会場を盛り上げていた。
3日は、ステージ発表や音楽会が計画されている。 -
【カメラ・リポート】信州デスティネーションキャンペーン プレイベント10月から始まる
長野県とJRがタイアップした大型観光キャンペーン信州デスティネーションキャンペーンが来年の秋実施される。
来年の本番を前に、今年10月から、キャンペーンのプレ企画が、県内各地で予定されている。
キャンペーン期間中は全国のJRの駅や列車内にポスターが張り出されるなど、全国に信州の魅力を発信し、誘客を図る。 -
男と女いきいきセミナー開講
男女共同参画社会について理解を深める「男(ひと)と女(ひと)いきいきセミナー」の開講式が28日、伊那市役所で行われた。
本年度で7回目となるセミナーには、約60人が受講を申し込んでいる。
開講式で、小坂樫男伊那市長は「伊那市も男女共同参画を旗印に進んでいる。女性の皆さんもリーダーシップを取り、地域発展のために尽力してほしい」とあいさつした。
開講式のあと、早速第一回目の講義が開かれ、笑い療法士の城取茂美さんが「あなたも私もドラマの主役」と題して話をした。
城取さんは「自分の事だけを考えていては、命を粗末にしがちになる。他人の事を考えることが、地味だけれど人間として大切なこと」と話していた。
セミナーは、来年2月までに全6回開かれる予定。 -
箕輪町健康GT プラン方向性まとまる
箕輪町が計画を進めている健康グリーンツーリズムの、事業プランの方向性がまとまった。1日開かれたグリーンツーリズム推進協議会で報告され、了承された。
プランは、健康づくりと農山村体験の二つ。
健康づくりプランは、町が行っている「みのわ健康アカデミー」の取り組みをアレンジしている。
町外に暮らす人達を対象にした一泊二日のツアーで、全5回を計画している。
1日目に健康づくり、2日目に農業体験をするという。
また農山村体験プランは、田んぼオーナー、そばオーナーなど5つのメニューを考えている。
受付窓口は、みのわ振興公社となる。
また、新たに建設する休憩施設と農産物加工施設の建設場所については、大出の農産物直売所愛来里の周辺を予定している。
来年度からの実施に向け、今後は細部の検討や用地交渉を進め、誘客のためのパンフレットを作成していくという。 -
衣替え 高校生冬服に
1日は、衣替え。伊那市の伊那西高校の生徒たちも、装いを冬服に替えて、登校していた。
同日の朝は、紺色のブレザーにスカート姿で、生徒たちが登校していた。
伊那西高校では、リボンの色が2色、スカートも2種類あるということで、それぞれが好きな組み合わせを楽しむという。
生徒会長の長坂朋美さんは、「3年生なので、昨日で夏服を着ることが最後となり寂しい気もしますが、冬服は、組み合わせが変えられて、おしゃれが楽しめます」と話していた。 -
旧井澤家住宅でおからこ作り
3日の十五夜を前に、伊那市西町の旧井澤家住宅で1日、「おからこ」作りが行われた。
おからこは、もち米を臼と杵でつぶしてつくる団子で、伊那地域では昔、十五夜に合わせて多くの家庭で作られていた。
おからこを作ったのは、伊那部宿を考える会のメンバーで、地域の伝統を伝えていこうと毎年行っている。
この日は、見学に訪れた市民と一緒にもち米をつぶした後、直径6センチほどの大きな団子を作った。
完成した団子は、里いもの葉に乗せ、カボチャやネギ、クルミなど今年とれた野菜と共に縁側に並べた。
今年の豊作に感謝し、来年の豊作を願うために月にお供えする。
伊那部宿を考える会の矢澤巧会長は、「おからこを月に備えることで、収穫の喜びや感謝の気持ちを、若い人にも感じてもらいたい」と話していた。
おからこは、一晩月に供えた後、それぞれ持ち帰って、野菜と一緒におからこ汁にして味わうという。 -
農業用施設探検隊
小学生が見学南箕輪村の南部小学校の4年生は1日、上伊那にある農業用施設などを巡り、地域の歴史に理解を深めた。
南部小の4年生26人が、バスで上伊那各地の施設を巡った。
「農業用水探検隊」と名付けられたこの事業は、長野県のゼロ予算事業の一環で上伊那地方事務所が行っていて、今年で3年目。
子ども達は、伊那市大萱の揚水機場や羽広の貯水地などを見学した。
伊那西部農業施設は、天竜川の水をポンプを使って南箕輪村の田畑、伊那市の大萱を経由し、西箕輪の羽広まであげるためのもの。
主に畑作に利用されていて、昭和47年から16年間にわたり整備された。
子ども達は、貯水池を覗き込んで、その深さに驚いていた。
上伊那地方事務所では、「伊那西部はダムや大きな川など安定した水の供給がなく、農業の水を確保するために大変な努力をしてきた。当時の人たちの思いを感じてもらえたらうれしい」と話していた。 -
秋の味覚を味わう会
10月を迎え秋本番。この地域ならではの秋の味覚も食べごろとなっている。
から揚げ、甘露煮、さまざまな味わい方があるハチ。
伊那谷には、全国的にみても珍しいハチを食べる独特の食文化が根付いている。
30日夜、伊那市荒井区内の萱では、地域の人や地蜂愛好会のメンバーたちによる秋の味覚を味わう会が開かれた。
食材は、マツタケに蜂の子、ドジョウにイノシシと野趣あふれるものばかり。
特に蜂の子は、中型のキイロスズメバチに加え、特大のオオスズメバチも並ぶ。
伊那市地蜂愛好会の小木曽大吉さんによると、今年は天候不順の影響か、すがれがまったく駄目という。すがれがない分、この日に向けた食材集めに走った。
この日は、駒ヶ根市でキイロスズメバチの巣を取った。
煙幕でハチを眠らせ、かまで巣を切り取る。巣は5段。白い部分に幼虫やさなぎが入っている。
採った巣は持ち帰り、幼虫を巣から抜き出す。ピンセットではらわたをとり準備が完了した。
成虫はから揚げに、幼虫やさなぎは甘露煮にして味わう。
テーブルの上には、所狭しと並んだ蜂料理。
内の萱の夜は、ゆっくりと更けていった。 -
伊那まつり実行委員会反省会
伊那まつり実行委員会は1日、今年の伊那まつりの反省会を市役所で開いた。
反省会には、まつり実行委員会の市民おどり委員会や花火委員会など7つの専門委員会の委員が出席し、委員会ごとの反省結果を報告した。
今年の伊那まつりは、8月1日の市民踊り、2日の花火大会の両日とも雨にたたられ、2日間の人出は6万2千人と、昨年に比べ2万人ほど少ない結果となった。
ただ市民踊りには、去年を上回る83連、6500人が参加し、踊り連を対象に行ったアンケートでは、80パーセント近くが来年も参加したいと答えている。
市民踊り委員会では、「小さな子どもからお年寄りまで幅広い年齢層が参加していて、特に地区の連の参加は、地域づくりの貴重な機会」と位置付けている。
花火委員会では、「雨天の中決行した花火大会について、不満の声も寄せられたが、花火の準備上やむをえなかった。悪天候の場合、実施か中止かの広報を充実させる必要がある」と報告した。