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定額給付金の発送準備進む
国の定額給付金支給の関連法案が可決されたことを受け、自治体では申請書の発送に向けた準備が進められている。
そのうち南箕輪村では、定額給付金の申請に関する案内のコピー作業など発送に向けた準備が始まってた。
定額給付金の申請書の発送時期は、南箕輪村が10日、箕輪町が今月中ごろを予定している。 -
来春卒業予定の学生対象にした上伊那地区企業説明会6日に
伊那職業安定協会は6日午後1時から4時まで、2010年春に大学や短大などを卒業する学生を対象にした上伊那地区企業説明会を伊那市西町のプリエキャスレードで開く。不況の影響もあり昨年に比べて12社少ない55社の参加だが、地元就職を希望する学生と意欲ある企業との接点の場となる。
新卒の雇用環境も厳しさを増しているとみられるが、説明会には主力の製造業をはじめ各業種が参加。各企業の担当者が現況や採用方針などを説明する。
学生だけでなく保護者の参加も歓迎。問い合わせは伊那職業安定協会事務局0265・71・7517。 -
音楽史コンサート
曲が作られた背景とともに音楽を楽しむコンサートが1日、伊那市のいなっせで開かれた。
伊那市を中心に音楽活動をしている音楽愛好者が演奏した。
演奏曲は、16世紀から20世紀までの西洋音楽が中心で、曲ごとに作曲者や曲が生まれた時代背景などの解説があった。
会場を訪れたある女性は、「知識も得られたし、伊那谷にもすばらしい音楽家がいると知った。みんなで一緒に演奏する様子が楽しそうでした」と話していた。 -
県ロードレース伊那大会
第44回長野県ロードレース伊那大会が1日、伊那市営野球場周辺などで行われた。
大会には、県内外から約600人が参加した。
一般、高校生、中学生などの5部門に分かれ、市営球場を発着に美篶地区を中心とした5キロから16キロのコースを走った。
天候に恵まれた1日は、日差しも暖かく、5キロ地点を通過した選手たちは汗をかきながら駆け抜けていった。
大会の結果、伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、10キロの壮年の部で伊那市の相原丈洋さんが5位、10キロの高校生の部で伊那市の北原弘司君が2位に入った。 -
親子で楽しむ剣道の会
剣道を身近に感じてもらおうと、「親子で楽しむ剣道の会」が28日、伊那市の勤労者福祉センターで開かれた。
この会は、伊那市の剣道クラブ「剣心館」が今回初めて企画したもので、約30組の親子が集まった。
稽古見学会では、剣心館で剣道を習っている子どもたちが日ごろの成果を披露した。
また実際に体験する時間もあり、参加した子どもたちは、戸惑いながら竹刀を振り上げ、面打ちを体験していた。
関係者の一人は、「普段剣道を見る機会は少ない。親子で剣道を知り、武道の良さを感じてほしい」と話していた。 -
日本ピスコが太陽光システムを導入
空気圧機器の開発や製造などを行っている日本ピスコは、環境活動の一環として太陽光システムを南箕輪村にある伊那第二工場に導入した。
ピスコでは、ISO14001を認証取得し、省エネルギーや環境付加の軽減に取り組んでいる。
太陽光発電のパネルは1枚が縦約1m、横1m30センチメートルで屋上に1936枚と壁に288枚、合わせて2224枚取り付けている。
パネルメーカーによると、現在、長野県下で最大規模になるという。
発電システムの出力は400KWで、年間の発電電力は42万kwhを見込んでいる。
これにより工場で消費される電力の約23%を太陽光でまかなうことができる。
CO2の削減量は、東京ドームおよそ11個分に匹敵するという。
また、社内のフロアーには太陽光に関する説明や発電状況などが確認できるモニターも設置している。
ピスコでは、環境への負担軽減をはじめ、エネルギーコスト削減に繋がると期待している。 -
伊那市へ福祉計画などの計画案報告
伊那市の福祉、障がい者などへの取り組みをまとめた3つの計画案を3日、策定委員会などが小坂樫男市長に報告した。
計画は、地域福祉の理念をまとめた「地域福祉計画」、障がい者への取り組みをまとめた「障がい者計画」、介護保険料などをまとめた「高齢者イーナプラン」。
福祉計画では、災害時の避難支援に使用する「災害時住民支えあいマップ」について、現在のおよそ半数の地区しか作られていないという状況を受け、5年後の平成25年度までに、市内全地区での作成を目指すとしている。
障がい者計画でも、防災対策の充実を重点施策としていて、要望の多い障がい者が参加する防災訓練の実施などを盛り込んでいる。
高齢者イーナプランでは、介護保険料について基準額で月100円の引き上げ、また所得段階は現在の6段階から9段階への細分化を示している。
これらの計画は、来年度からの方針をまとめたもので、福祉計画と障がい者計画は今後5年間、イーナプランは3年間の指針となる。 -
卒業式シーズン本番
上伊那農業高校で卒業式卒業式シーズンもいよいよ本番。上伊那の高校のトップをきって3日、上伊那農業高校で卒業式が行われた。
4学科、計150人の卒業生は、在校生や保護者が見守る中、体育館に入場した。
担任から一人ひとり名前を呼ばれ、それぞれの学科の代表生徒が壇上で校長から卒業証書を受け取った。
三井忠人校長は、「人間の文化の原点である農業を学んだ皆さんには、知識を知恵に変える想像力、懐の深い人間理解力が育っている」と式辞を述べた。
来賓の祝辞、在校生の送辞に続き、卒業生を代表して毛利賢人君が答辞を述べ、「かけがえのない高校生活の一瞬一瞬を軽んずることなく、さまざまなことに挑戦してください」と在校生に呼びかけた。
上伊那農業高校の卒業生150人は、64人が就職、あとの86人は大学や短大、専門学校などへ進学することになっている。 -
ベリーズ子どもたちの笑顔展
中米の国ベリーズで活動した青年海外協力隊員による現地の子どもたちの写真展が3日、伊那市の伊那図書館で始まった。
写真展を開いているのは伊那市のイラストレーター白麻佑季さん。
会場には、教室などで撮影した子どもたちの写真約30点が並んでいる。
白麻さんは、南箕輪村の中学校で美術講師を勤めたあと、平成18年3月から2年間、ベリーズの小学校で図画工作を教えた。
現地では、カメラが大好きという子どもたちの写真を撮り続けたという。
今回は、数万枚にも及ぶ写真の中から特に印象深い写真を展示している。
同展は8日まで。 -
新山小と新山保育園で交流
伊那市の新山小学校と、今年度で休園する新山保育園の交流会が3日、新山小学校で開かれた。
この日は、新山小学校の1、2年生がひな祭りパーティーを計画して園児を招待した。
1、2年生9人と園児10人は今年、ペアを作って仲良し交流をしてきた。
今回は、休園になる新山保育園との最後の交流会で、
1、2年生は、園児と一緒に種まきや収穫をした大豆で作った豆腐や、ちらし寿司、桜もちなど5品を手作りで用意した。
園児たちは、1、2年生と一緒のテーブルで、手作りの料理をおいしそうに食べていた。
会食のあと、交流のお礼に園児が紙粘土で作ったマグネットを小学生にプレゼントした。
新山保育園の園児は来年度から高遠第4保育園に通うことになっている。このため新山小学校では、来年度は高遠第4保育園との交流を考えているという。 -
伊那谷経済展望2009、情報誌ゴーシュに財界インタビュー掲載
激動の2009年の伊那谷経済を展望しようと、伊那ケーブルテレビジョンと経済情報誌ゴーシュが共同で行ったインタビュー番組。財界の幅広い声を聞いたが、その模様をゴーシュホームページに掲載している。
小坂樫男伊那市長、向山公人伊那商工会議所会頭、滝沢亮八十二銀行伊那支店長による座談会をはじめ、伊那食品工業塚越寛会長、ニシザワ荒木康雄社長、アルプス中央信用金庫大澤一郎理事長、JA上伊那春日州一常務理事のインタビューを掲載。
伊那市副市長、昨春入社のフレッシュマン、新たに伊那市に進出した企業の経営者の声も盛り込み、幅広い視点で地域経済を見つめ直す。
ゴーシュホームページへはこちらのバナーからアクセスできます。→→→→→→↓↓↓ -
トールペイントと白磁の絵付け展
伊那市美篶の大洞かずよさんの「トールペイントと白磁の絵付け展」が、信州高遠美術館で開かれている。
会場にはコーヒーカップや絵皿など約100点が並んでいる。
今回は四季の移ろいをテーマに、さまざまな花を描いた作品を春、夏、秋、冬の順番で並べた。
展覧会は28日まで。 -
郷土民俗芸能を語り継ぐ集い
地域に伝わる民俗芸能の保存会などが1日、伊那市の高遠さくらホテルで交流会を開いた。
「郷土民俗芸能を語り継ぐ集い」と題し、上伊那を中心に約20の団体や個人が地域の芸能を披露した。
この集いは今回が5回目で、地域の民俗芸能団体が親ぼくを深め、後世に芸能を残していく足掛かりにしたいと開いている。
このうち、伊那市のまほら伊那民謡会は、馬を引く時に歌う馬子唄や盆に歌う民謡を披露した。
鑑賞に訪れたある女性は、「民俗芸能の持ついい雰囲気が伝わってくる。無くならないように、ぜひ未来に伝えていってほしい」と話していた。 -
火の用心コンサート
3月1日から7日までの春の火災予防運動に合わせ1日、伊那市のいなっせで街頭コンサートなどのイベントが行われた。
火災予防運動にちなんだコンサートは初めてで、伊那市のハーモニカグループや打楽器グループ、伊那市消防団音楽隊が演奏した。
このうち、ハーモニカグループのハニーコーンは、大小さまざまなハーモニカを使い、歌謡曲などを演奏した。
いなっせ北側の広場では、消防車が展示され、訪れた子どもたちが実際に乗車したり、サイレンのボタンを押すなどして楽しんでいた。
また、いなっせ前の道路を通行止めにして、はしご車の訓練もあった。
はしごがいなっせの7階まで近付くと、集まった人たちは一斉に上を見上げていた。
伊那消防署では、3月は土手焼きが増え火災の発生しやすい時期だとして、「家の中ではもちろん、外での火の取り扱いにも十分注意してほしい」と呼びかけている。 -
伊那市が中小企業制度融資利率引き下げ
伊那市は、中小企業向けの融資制度の貸付金利を1日から0.2%引き下げた。
金利は年度ごとに見直しているが、経済情勢の悪化から、伊那市では1カ月前倒しして金利を引き下げた。
また、「緊急借換対策資金」も創設した。
借入金残高を一本化し返済期間を7年以内に延ばすことで、月々の返済額を減らして企業の負担を軽減する。
対象となるのは、最近3カ月間の平均売上高が前年の同じ時期と比べ3%以上減少しているなど一定の条件を満たす中小企業。
一律0.2%引き下げとなった金利の適用、借換対策資金の取り扱いは10年3月31日まで。 -
伊那中央病院が電子カルテシステム導入
伊那中央病院は、上伊那の総合病院では初めて、診療記録をコンピューターで管理する電子カルテシステムを導入した。
2日、伊那中央病院を運営する伊那中央行政組合の小坂樫男伊那市長や、病院の小川秋實院長ら関係者30人が参加し、運用開始のセレモニーを行った。
電子カルテシステムは、患者の診断やレントゲン写真などの診療記録を電子的に保存し、病院内の専用端末で情報を見ることが出来る。
コンピューターで日本語入力をするため、従来の手書きのカルテと比べ、患者やその家族にとって理解しやすくなる。
また、データのやり取りでカルテを照合出来るため、待ち時間の削減につながるという。
入院患者には専用のリストバンドを取り付ける。看護師が、無線機能を持つ携帯端末でリストバンドを読み取ると、電子カルテシステムから患者の情報を引き出すことができる。
この携帯端末では、処方する点滴や薬などを確認でき、医療ミスの防止につながるという。
小川院長は、「システムの導入で、医師らは患者の必要な情報を即座に知ることができ、チーム医療が推進される。医療の質の向上や効率化につなげていきたい」と話していた。
今回導入した電子カルテシステムの構築費は7億円で、病院が半分の3億5千万を負担し、残りを国や組合を構成する市町村で負担する。 -
上農生が卒業式用コサージュ制作
南箕輪村の上伊那農業高校園芸科学科観賞植物コースの3年生11人は2日、卒業式用のコサージュを制作した。
コサージュ制作は、保護者に学習の成果を見せると共に、卒業式を華やかにしようと、数年前から行っている。
今年は、カーネーションやカスミソウ、レモンリーフを使い、生徒たちは思い思いに作っていた。
ある生徒は、「卒業の実感はまだわいていません。授業で行った作業は大変だったけどいい思い出です」と話していた。
同校の卒業式は3日行われ、150人の生徒たちが慣れ親しんだ校舎に別れを告げる。 -
南箕輪村議会3月定例会開会
南箕輪村議会3月定例会は2日開会し、村が来年度一般会計予算案などを含む19議案を提出した。
村の来年度一般会計予算案は、歳入歳出それぞれの総額が45億2千万円となっている。
来月15日に任期満了を迎える唐木一直村長は、開会のあいさつの中で「この4年間、子育て支援などの施策を実現するため職員とともに努力してきた。村としてできることには限界があり、不十分な部分もあると思うが、ある程度、これまでに掲げた施策を実現できた」と述べた。
この日提出した議案のうち、定額給付金の給付に関わる本年度補正予算案などは可決した。
定額給付金と子育てを支援する「子育て応援特別手当」のために今回計上した補正予算は約2億4千万円。
南箕輪村では、1回目の支給日を今月31日としていて、現在給付に向け準備を進めている。
南箕輪村議会3月定例会は13日までの日程で、10日、11日に一般質問がある。 -
シニアボランティア車座集会
シニア世代のボランティア活動を積極的に進めていこうと上伊那地方事務所主催の車座集会が2日、伊那合同庁舎であり、長野県シニア大学の在学生や卒業生ら60人が参加した。
2回目となる今回は、昨年10月に上伊那のシニア世代やボランティアの受け入れ先となる保育園や小中学校、福祉施設を対象に行ったアンケートの結果を報告した。
それによると、シニア世代で「ボランティアに関心があるか」との問いに、「具体的な要請があれば考える」が一番多く36.9%、次いで「感心があり参加もしている」が29.9%だった。
一方、受け入れ先での受け入れ状況を聞いたところ、「受け入れている」「受け入れ予定」「受け入れを検討中」が83.7%で、「受け入れていない」が16.3%だった。
このことから、受け入れ先からは、登下校の見守りや施設の環境整備、伝統文化の継承などボランティアの要請が多い一方、シニア世代は「要請があれば参加する」となっていて、上伊那地方事務所では「いま一歩踏み出せない状況にある」とみている。
またこの日は、伊那市の立花典子さんが、傾聴ボランティアの活動について報告した。
立花さんは、「お年寄りの話を聞くことは、誰でもできること。特殊な技能を持っていなくてもボランティアはできる」と話していた。
上伊那地方事務所では、シニア世代の知識や経験を有効にボランティアに生かしていけるようなきっかけ作りを進めていきたい竏窒ニしている。 -
花粉の飛散数去年を上回る予想
飯田保健所は2日、飯田下伊那地方の花粉の飛散数が非常に多くなっていると発表した。
飯田保健所によると、飯田下伊那地方では2月27日から1日までの3日間、花粉の平均飛散数が162個を観測したという。
これは去年の観測最高値70個の倍以上となる。
観測史上で最も多い飛散数は、平成7年4月の822個となっている。
飛散開始時の予想では、今年は例年に比べやや多い飛散量とされていて、飯田保健所では今後も天気が良く風の強い日には花粉が多く飛散するので、マスクやメガネを着用するなど対策をとるよう呼びかけている。 -
母子健康手帳デザイン増える
箕輪町が配っている母子健康手帳のデザインが増え、3日から自由に選べるようになった。
町の母子健康手帳のデザインはこれまで1種類だったが、今回2種類増やした。
これは、今年度の職員の業務改善提案で金賞となった提案の一つであること、担当課職員の中で手帳を選べる満足感があるといいのでは竏窒ニいう意見があったことなどから実施した。
デザインは、今年1月に役場の女性職員を対象に7種類の中からアンケートを行い、上位2種類を採用した。
手帳のデザインは、従来のものと合わせて3種類になる。
この母子健康手帳は、町の住民で妊娠の届け出に来た人に選んでもらい、保健福祉課健康づくり支援係の窓口で渡す。
担当係では、「子どもの大事な成長の記録。世界に一冊しかない、その子だけの母子健康手帳にしてほしい」と話している。 -
箕輪町の小中学校給食費値上げ
箕輪町内の小中学校は来年度から、材料費高騰により給食費を1食当たり20円値上げする。
町教育委員会によると、給食費の値上げについては、2月に町内すべての小中学校PTAに報告したという。
給食費は、1食あたり20円の値上げで、小学校が270円、中学校が300円となる。
これまでは、調味料の調整や果物の回数を減らすなど工夫し対応してきたが、特に穀類、卵類、乳製品の値上がりが影響している。
町では、栄養価の維持や内容の充実を図ることが困難であることや、安心安全な食材として国産品の活用を進めることなどの理由で、今回の値上げに踏み切ったという。
町内小中学校の値上げは、消費税率が3%から5%にアップした平成11年以来10年ぶりとなる。 -
子どもの健康づくり研修会
食育を通して子どもの健康づくりを考える研修会が25日、伊那合同庁舎であった。伊那保健所が年1回開いていて、この日は上伊那地域の栄養士や養護教諭、保育士など約80人が出席した。
研修では、伊那北高校の食育の取り組みについて事例発表があり、家庭科の常田真由美教諭が、1年生の総合学習ゼミで行われた食を学ぶ講座について話した。
講座は、食生活を自己管理できる力をつけること、郷土食を理解し伝承していく力をつけることを目的に開かれた。
3回の講座で、管理栄養士を講師に招き、生徒たちが食事バランスを学んだり、五平もちなどの郷土食作りをしたという。
常田教諭は、「講座の中から食事バランスの大切さなどに気付いていく生徒が多かった。普段の授業でも、生徒が食事について自分のものとして考えられる力をつけていきたい」と話していた。 -
箕輪町長が学校で講演
箕輪町の平澤豊満町長は26日、母校の箕輪北小学校で講演した。
この講演会は、箕輪北小が先輩達の話を聞こうと初めて企画したもので、第1期卒業生の平沢町長が招かれた。
この日は、高学年210人が話を聞いた。
平沢町長は、当時は給食がなく弁当で、算数の問題を早く解けた人から弁当が食べられたエピソードなどを紹介した。
また、小学校で出された問題を覚えていて、子どもたちにも出題していた。
平沢町長は、「楽しく競争しながら一生懸命考えた。勉強はいやなものと思わず、楽しむことが大切」と話していた。
子どもたちは、「丁寧な話で昔のことがよく分かりました」と話していた。 -
箕輪町公民館合同閉講式
箕輪町公民館が開く学習講座の講演会と閉講式が27日、箕輪町文化センターであった。
箕輪町にある養泰寺の内藤真彦住職が講演した。
仏教の教えについて講演した内藤住職は、「人間には欲が必要。しかしそれを野放しにしてはきりがない。何事も腹八分目にして、上手にコントロールすることが大事」と話した。
箕輪町公民館では、大人を対象にしたふきはら大学、ふきはら大学院、ふれあい学級、おやじ学級を開いている。
各講座では、町についてや健康、料理などを学んできた。
講座のあと、閉講式が行われ、ふきはら大学院とふきはら大学を卒業する14人に証書が贈られた。
桑沢昭一副町長は、「仲間と学びあうのは大事なこと。これからも仲間作りや学習に励んでください」と祝辞を述べた。 -
里親制度の新規就農者があいさつ
4月から南箕輪村で農業を始めようとしている研修生が27日、唐木一直村長のもとへあいさつに訪れた。
訪れたのは、研修生の山田建太さんと婚約者の秋山香織さん、また2人を受け入れる農家の唐澤俊男さん。
山田さんは岐阜県の出身で、以前は愛知県で会社員として働いていたが、農業の魅力に魅かれ、農家になろうと決意した。
山田さんは、新しく農業を始める人を支援する県の「新規就農里親制度」を活用し、2年間、唐澤さんのもとで学んだ後、独立を目指す。
上伊那農業改良普及センターによると、新たに農業を始めたいとの相談は増加傾向にあるという。 -
信州の古布作家作品展
古い布を使った人形などの作品や骨董の展示会が28日、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで始まった。
会場には、古布作家や手芸教室など19団体の作品が並んでいる。
この展示会は、飯島町にある骨董と古布の店が開いているもので、今年で5回目になる。
古い布で作った人形などは、作家一人ひとりの個性が表れていて、訪れた人たちは1点1点じっくりと眺めていた。
また、会場には骨董品や古布の端切れなどもあり、販売もしている。
展示会の関係者は、「物を大切にすることが大事だということを感じてほしい」と話していた。
この展示会は3月8日まで。 -
東和工機伊那工場完成
めっき表面処置装置などを製造する東和工機の新しい工場が、伊那市東春近に完成し、28日、新工場の竣工式が行われた。
東和工機は東京に本社があり、伊那市日影に長野工場がある。
今回、伊那市の東原工業団地内に新たに用地を取得し、伊那工場を建設した。
用地は約9千平方メートル。工場は鉄骨一部2階建て、延べ床面積約2400平方メートル。総事業費は約4億5千万円。
日影の工場を新工場に移転し、3月3日から正式に稼働する。
岩永美保社長は、「不況の今は事業を見つめ直すいい時期。準備を整え、もっといいものを造っていきたい」と話していた。
今後は、敷地内に研究棟や加工工場の建設も予定している。
また、日影の工場用地は4月以降に売却するという。 -
伊那市消防団 長谷第三部詰所完成
伊那市長谷の中尾区から杉島区までを担当する消防団第3部の詰所が完成し28日、竣工式があった。
式には、伊那市長谷の中山晶計地域自治区長や地区住民ら約20人が出席し、詰所の完成を祝った。
完成した建物は、鉄骨2階建て、延床面積は約90平方メートル。
1階が車庫、2階が団員の控え室で、総工費は1500万円。
伊那市消防団長谷分団の中山勝司分団長は、「地域の安心と安全を守る拠点となるよう、意識を持ち、消防団活動を行っていきたい」と話していた。 -
農地・水・環境継承の会講演会
伊那市美篶の青島、下川手地域の農地や環境の保全に取り組んでいる「農地・水・環境継承の会」は22日、初めての講演会を美篶公民館で開いた。
青島と下川手の農家や住民でつくる「農地・水・環境継承の会」は、国や県、市の補助を受け、H19年からの五カ年計画で、農業用水路の共同管理や農作物の減農薬栽培などを行っている。
講演会は、会の活動を広く知ってもらおうと今回初めて開いた。
講師は伊那市西箕輪に住む写真家の久野公啓さんが務めた。
田んぼに住む生き物を題材に写真を撮っている久野さんは、「田んぼのカエルに注目」と題し、「農家が田んぼに水を張ると、それを待っていたかのようにカエルがやってきて産卵をする。昔ながらの農家の仕事は、自然の生きものと深い関わりを持ってきたが、農作業の近代化によってそれが断ち切られつつある」と話していた。
農地・水・環境継承の会では今後、小さなグループでの勉強会を設け、情報交換をしたり、農作物の栽培方法などを学んでいきたい竏窒ニしている。