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旧井澤家住宅で雛飾り
3月3日の「桃の節句」を前に、伊那市西町の旧井澤家住宅ではひな人形の飾りつけが行われた。
会場は、江戸時代から昭和までのひな人形約150体が飾られ、華やかな雰囲気に包まれている。
この展示は、伊那部宿を考える会が、歴史ある建物でひな人形を楽しんでもらおうと、毎年この時期に開いている。
ひな人形は江戸時代末期の押絵びなや、お内裏様とひな様が御殿の中に飾られた明治時代のものなどさまざま。
また、会場にはひな人形に加え、伊那で盛んだった養蚕にまつわる物や繭玉の展示も併せて行われている。
伊那部宿を考える会の田中三郎会長は、「多くのひな人形と一緒に旧井澤家住宅の雰囲気を楽しんでほしい」と話していた。
展示は来月2日まで。 -
最高気温19・3度 4月下旬並の陽気
14日の伊那地域の最高気温は、2月の観測史上一番となる19・3度まで上がり、4月下旬並みの陽気となった。
長野地方気象台によると、伊那地域の最高気温は午後2時に19・3度を観測し、1993年に観測を始めてから、2月で一番高い気温を記録したという。
これまでの記録は、1996年2月14日の18・0度で、今日はそれを1・3度上回った。
来週は、上空に冷たい空気が入り、冬型の気圧配置になるため、平年並みの気温に下がるという。
南箕輪村大芝区の牧草地では、ナズナ採りをする人の姿がみられた。
伊那市から訪れた小椋稔さんは、毎年3月に旬のナズナをおひたしにして食べるのが楽しみで、去年より1カ月早くナズナ採りに来たという。
小椋さんは「例年この時期は土が凍っていて、ナズナ採りはできない。これだけ早い時期に取るのは珍しい」と話していた。 -
勝間で住宅火災
14日午後0時20分ごろ、伊那市高遠町勝間の住宅から火が出て、この家の離れと物置きが焼け、88歳の女性が右足に軽い火傷を負った。
伊那警察署の発表によると、火事があったのは伊那市高遠町勝間の中原眞也さん宅の離れと物置。これにより、木造平屋建ての離れが全焼し、隣に建つ物置が半焼した。
火は1時間ほど燃え、午後1時半ころ消し止められた。
この火事で、離れに住む中原さんの母中原絹子さんが右足に軽い火傷を負ったが命に別状はない。
伊那署では、火元など原因について捜査を進めている。 -
ファーマーズの集い
箕輪町の果樹栽培農家、北原節夫さんが、高い技術を持つ人に与えられる農業名人に認定された。
認定式は、13日開いた「第6回上伊那ファーマーズの集い」の中で行われ、今回は上伊那で3人が認定された。
このうち北原さんは、リンゴの品質を高める研究を重ね、生産したリンゴは全国のコンクールで金賞を受賞している。 -
箕輪西小でお礼感謝の会
箕輪町の箕輪西小学校は10日、今年度の学習などでお世話になった地域の人を招き、お礼感謝の会を開いた。
会には、古田人形芝居の指導者、リンゴやナシなどの果物を学校にプレゼントしてくれた人、しめ飾り作りの講師、社会科の授業で地域探訪を指導してくれた人、上古田スケート場の管理者ら10人を招待した。
児童代表の5年生、大槻まみさんは、「私たちのためにありがとうございました」とあいさつした。
招待者を代表して古田人形クラブを指導している柴登巳夫さんは、「たいしてお役には立てなかったけれど、みなさんの笑顔が一番のお礼です」と話した。
式の後、全校児童と招待された人たちがランチルームで一緒に給食を味わった。
招待された人たちは、それぞれの学年の机に分かれて座り、給食を食べながら児童と楽しく話をしていた。 -
災害お話マップ完成
天竜川上流域災害教訓伝承手法検討会は12日、伊那市に伝わる天竜川の災害や伝承などをまとめた小冊子を発行した。
発行したのは「伊那市に伝わる災害お話マップ」。
天竜川水系のどこでどのような伝説が残っているのか一目でわかるようになっている。
冊子では、伊那市長谷黒河内に七色のうろこを持つ大蛇がいて、ヤマトタケルが退治したといった伝説や、水害に関係しているお祭り・石碑などを紹介している。
この冊子は、有識者や学校関係者などで組織する天竜川上流域災害教訓伝承手法検討会が、市内に残る資料などから作成した。
国土交通省天竜川上流河川事務所で配布しているほか、研修会などで活用していくという。 -
美篶小2年1組さくらベンチ設置
伊那市の美篶小学校の児童が11日、三峰川堤防に手作りのベンチを設置した。
このベンチは、総合学習の一環として三峰川堤防の桜並木について学んできた2年1組の児童が、ここを歩く人に休憩場所として利用してもらおうと製作してきた。
この日は、保護者らの協力のもと桜を描いたベンチ2台を設置した。
ベンチは、子どもたちが去年の4月から製作してきたもので、児童の祖父に作り方を教わるなどして完成させた。
今後2年1組では、3月までにもう一脚のベンチをつくる計画という。 -
伊那西高校卒業記念展
伊那市の伊那西高校の生徒による「美術・書道卒業記念展覧会」が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれている。
この展覧会は、卒業を間近に控えた同校の3年生が、これまでの成果を見てもらおうと開いている。
今年は、選択授業で美術と書道を学んできた3年生約40人が作品を出品した。
また3年生以外にも、美術、書道クラブに所属する1、2年生30人も作品を出品している。
会場には、アクリル画や水彩画などの美術作品50点、書道作品80点が展示されている。
書道を選択してきた宮澤さやかさんは、百人一首のすべての句を、かなで書くことに挑戦した。
訪れた人たちは、高校生ならではの若い感性で表現された作品一点一点に見入っていた。
記念展は15日まで。 -
名人亭そば講座開講
伊那市のそば文化を盛り上げていこうと、伊那市のそば打ち名人によるそば講座が11日、農業公園みはらしファーム名人亭で開かれた。
1回目の講座に15人が参加した。
この講座は、そばについて理解を深めてもらい、信州そば発祥の地とされている伊那市のそば文化を盛り上げていく目的。
そば打ち名人の会の小林史麿会長が講師を務め、伊那市高遠町が信州そば発祥の地と言われている理由などを説明した。
小林会長は、「高遠藩主保科正之が、もてなし料理として出していた辛つゆそばを、山形県の最上藩と福島県の会津藩の藩主に迎えられた時に、そば職人をつれて赴き各地に伝えた」と説明した。
また、発祥の地と言われながら伊那市にはそば屋が少ないことについて、「一般家庭で日常的に手打ちそばが食べられていたため、そばを扱う店が少なくなってしまったと思われる」と話していた。
参加した伊那市内の男性は、「うまくそば打ちができるようにと参加したが、伊那市にこれだけのそば文化があることは始めて知った。大変勉強になりました」と話していた。
そば講座では今後、そば打ちの実技も行い、知識と共に技術も磨いていく。 -
いきいき実践塾修了式
高齢者の社会参加を目指す長野県地域いきいき実践塾伊那支部の修了式が12日、伊那合同庁舎であった。
いきいき実践塾は、地域での活動を計画し、また行動に移すための能力を養ってもらおうと、長寿社会開発センターが開いた。
この日は受講生21人が、長寿社会開発センターの宮坂正巳伊那支部長から修了証書を受け取った。
受講生は昨年5月から、現場での福祉体験や認知症予防の講義など15回の講座を受講してきた。
宮坂支部長は、「これまで培ってきた経験に、学んだ知識を加えてさらに活躍してください」とあいさつした。
修了者を代表して東條興一さんは「これまで学んできたことを活かして、地域のリーダーとして頑張っていきたい」と話していた。 -
桜だるまに目入れ
ホテル経営など黒字化願う高遠さくらホテルなどを経営する伊那市観光が12日、経営の黒字化を願って桜の模様が入っただるまに目を入れた。
桜だるまは、11日に伊那市高遠町で行われただるま市で、今年初めて販売された。
目入れは、伊那市観光社長の小坂樫男市長が行った。
伊那市観光ではだるまに、ホテルなどの経営が黒字化するようにという願いと、この不況や不景気を吹き飛ばそうという願いを込めた。
桜だるまは、高遠さくらホテルのロビーに飾られる予定で、「お客様にも幸せが訪れるように見守ってもらいたい」と話していた。 -
新イーナちゃんピンバッチ発売
桜を身にまとった新しいイーナちゃんのピンバッチが13日、発売になった。
伊那市のイメージキャラクター「イーナちゃん」は昨年、ツツジを身にまとったものから新しい市の花、桜へと変わった。
それに併せてピンバッチも新しく生まれ変わり、ツツジから桜へと変わっている。
このピンバッチは300円で、市役所4階の政策推進課で販売している。
市では、花見シーズンを前にピンバッチを一新した。今後は、長谷の南アルプスむら、みはらしファーム内のとれたて市場などでも販売する予定。 -
南箕輪村で「ファーストブック」始まる
絵本を通じて心の豊かさをはぐくんでもらおうと南箕輪村で13日、0歳児に絵本をプレゼントする「ファーストブック」がスタートした。
この日は、9ヶ月健診に訪れた赤ちゃん24人に、絵本をプレゼントした。
この事業は、絵本を通じて心の豊かさをはぐくみ、親子の絆を深めてもらおうと、村が今年度から始めた。
絵本は、人気があり長年親しまれている5種類を用意した。
ファーストブック事業は、今後も続けていく予定で、年間でおよそ150冊の絵本をプレゼントする見込み。 -
年金支給日に合わせATM集中警戒
年金支給日の13日、お年寄りを狙った振り込め詐欺を防ごうと、上伊那各地の金融機関で街頭啓発活動が行なわれま。
このうち伊那市の八十二銀行伊那支店では、警察や防犯ボランティア団体が、注意を呼びかけるチラシを配布した。
伊那警察署によると、去年1年間の振り込め詐欺被害は県全体で375件、被害額4億3300万円、伊那警察署管内は11件で750万円だった。
詐欺の手口もさまざまで、伊那署では、「協力できる人は、だまされたふり作戦を実行してもらい、犯罪予防や犯人検挙につなげていきたい」としている。 -
伊那小で災害を伝える授業まとめ
災害について勉強している伊那小学校5年秋組の児童が13日、防災について学び、これまでの学習のまとめをした。
この学習は、災害の教訓を後世に伝える手法をまとめようと、国土交通省天竜川上流河川事務所が作る検討会が実験的に行っている。
これまでに、伊那市で起きた災害の話を聞いたり、実際に天竜川や三峰川の見学にも出かけた。
4回目のこの日は、伊那市役所総務課の防災係長山口俊樹さんが、平成18年の豪雨災害について話した。
山口さんは、市内の避難所に多い時には3600人もの人がいたこと、避難していない家を職員などが回ったけれどなかなか避難してもらえなかったことなど、そのときの状況を説明した。
そのあと班ごとに分かれて、災害が起きた時に自分たちは何ができるのかを話し合い、模造紙にまとめた。
発表では、家族の集合場所を決めておくなどの日頃の準備や、土石流が起きたら流れに直角に逃げるなど、これまで学んだことを活かした対応方法について話した。
また、「お年寄りに手を貸さなければいけないと思った」などの感想も発表していた。
検討会では、これまでの授業を参考に小学生対象の災害に関する授業プランの素案を年度内に作り、早ければ来年度から上下伊那を中心に実際の授業で活用してもらいたい竏窒ニ考えている。 -
伊那市消防団 三義分団を長藤分団と統合の方針
伊那市消防団は、過疎化による人手不足などから、高遠町の三義分団を長藤分団と統合する方針を10日、示した。
高遠町総合福祉センターで開いた高遠町地域協議会のの中で、三義分団の統合について報告があった。
三義分団は、定員34人のところ現在24人で活動していて、団員からも「長藤分団と統合させてほしい」という声が上がっていたという。
すでに両地区の了承は得られており、小坂樫男市長の決裁を経て正式に統合が決まる。
統合した場合、三義分団の名称は長藤分団第4部となる。 -
県商工労働部長をゲストに伊那CATV番組「伊那谷経済展望」
伊那ケーブルテレビの自主制作番組・伊那谷経済展望ウィークエンドセッションの2月放映号は「100年に1度の不況、どうする上伊那経済」をテーマに、県商工労働部の荒井英彦部長をゲストに招いた。ゴーシュの毛賀澤明宏編集長を司会に、このほど伊那市で開かれた県議会政策タウンテーブルの様子を交えながら産業振興策や雇用対策など課題を聞いた。厳しさ増す経済状況に対して、荒井部長は足元を見つめ直す大切さを強調。「景気が良いときの幻想に追われてつい本質的な部分を見失いがちだが、今は自分たちができること、さらに将来に向けて何をすべきか考える時。その中から新たなものが生まれてくるのでは」と話した。県内製造業のマーケティング力の弱さも指摘し、技術力をさらに高めながら売り込む戦略を県としても後押ししていく考えも示した。番組は土曜日午後9時、日曜日の正午などに放送する。
荒井部長は県の緊急経済対策や中小企業を対象に実施した経営実態のアンケート調査、さらに産業振興戦略プランを紹介しながら、未曾有の不況下にある県内経済の状況を解説。
「時間の経過とともに深刻になっている。底が見えない状況が続いている」と分析し、上伊那を含む南信地域の雇用不安について「今まで求人倍率が高かった地域だけに、それだけ下落率も大きくなっている」と話した。
春までに職を失う非正規労働者数が全国2位とも言われる県内だが、緊急融資制度などを創設して対応を図っていると説明。今後についてもニーズをみながら「弾力的に考えていきたい」と語った。
また「今回の不況は長野県の技術に何か原因があったというものではない。県には高度な技術が集積しており、それは宝」と強調した。
反面、製造業のマーケティング力について「親会社から与えられたニーズのみであったために、市場に売り込む力が弱かったのでは」と指摘し、県の産業振興戦略プランではその点も考慮に入れながら支援を強化していくと説明。工業技術総合センターへの相談が増え、具体的に官民一体となった取り組みも始まっているとふれ「厳しい状況だが、色々なことが芽生始めている。マーケティングは客のニーズを把握してつくりあげるもの。社内にサイクルをつくることが大切」とも続けた。
政策タウンテーブルでも話題になった人材育成などにも話題は及び、大学などとの情報連携、インターンシップの重要性など将来を見越した取り組みの大切さを語り合った。
伊那谷経済展望ウィークエンドセッションは、今まで放送していた1ch座談会を引き継ぎ月替わりで地域経済に軸足をおいた番組を放送していく。 -
「ポコリットみなみみのわ」がボラ演奏
南箕輪村のハーモニカクラブ「ポコリットみなみみのわ」が12日、伊那市内のデイサービスセンター春富ふくじゅ園を訪れ、ボランティア演奏をした。
このクラブは会員12人で、演奏会に出演したり、福祉施設でボランティア演奏などをしている。
今回は会員8人が訪れ、「富士山」や「靴が鳴る」など13曲を披露した。
施設のお年寄りはハーモニカの音色に耳を傾け、歌詞を口ずさんだりして楽しんでいた。 -
公用バスを観光PRに
伊那市の公用バスを観光のPRに役立てようと市は12日、バス2台の後方部分に景観写真を貼り付けた。
貼り付ける写真は、伊那市の春をモチーフとした「菜の花と南アルプス」「美篶青島の霞堤の桜と中央アルプス」の2種類。
また、観光のキャッチフレーズ「パノラマ伊那市」の文字が刻まれている。
公用バスは、県内外へ出かけることが多く、不特定多数の人の目に触れることから観光のPRに役立てる。 -
箕輪町特別職報酬の答申
町長、副町長10%減額へ箕輪町特別職報酬等審議会は12日、平成21年度の町長と副町長の給料について10%減額とする答申をした。
町長からの白紙諮問を受け3回にわたって協議し結論を出した。
町長と副町長の給料は、今年度は5%減額しているが、来年度は10%減額としている。
減額幅の引き上げについて、雇用情勢の悪化など現在の経済情勢を考え、町のリーダー自らが姿勢を示して難局に対処する必要があるとの理由を挙げている。
教育長の給料については、減額幅を現行の5%に据え置く。
町議会議員の報酬額は現行のまま据え置きで、抑制しないとしている。
抑制後の給料月額は町長74万7千円、副町長60万3千円、教育長53万3900円。
平澤豊満町長は、「皆さんの意を十二分に解して行政運営をしたい」と話した。
町は、4月1日から改正を実施するため、町議会3月定例会に条例改正案を提出する予定。 -
出会いサポート 体験談募集
結婚を考える男女をサポートするいなし出会いサポートセンターは、結婚のすばらしさや、家庭を持つ喜びを独身者に知ってもらいたいと、結婚体験談の募集を始めた。
いなし出会いサポートセンターでは今回初めて、「幸せなあなたからのメッセージ」と題して、結婚体験談を募集することにした。
既婚者の体験談を聞くことで、独身者が結婚に憧れを抱き、勇気を持って新たな一歩を踏み出してもらうことをねらう。
募集しているのは、出会いのきっかけや家族が増えた喜び、独身者へのアドバイスなど800字程度。郵送、ファックス、Eメールで受け付ける。
最優秀者には、高遠さくらホテルのディナー招待券、優秀者には伊那市の日帰り温泉入浴施設の共通券を贈る。
賞品には、幸せな夫婦に2人で素敵な時間を過ごして欲しいとの願いを込めているという。
募集締め切りは3月13日。 -
昭和伊南病院改革プラン答申
昭和伊南総合病院の経営改革プランを検討する審議会が11日開かれ、これまでの検討結果を伊南行政組合長の杉本幸治駒ヶ根市長に答申した。
救命救急センターの存続については、今後、県との協議を行いながら検討を進めていく方針。
救命救急センターの存続については、当初の「現状で高度な3次救急を担うには困難」という見解は変えず、今後、県が加わった新たな組織で検討を進めたい竏窒ニしている。
経営再建の方向としては、伊南行政組合側の素案の通り、2年後の平成22年度までに単年度収支の黒字化を目指し、職員数の削減や給料の見直しを行う。
医師の負担を減らす取り組みとしては、届出病床を現在の235床から220床に縮小する。
改革プランは、伊南行政組合議会に示した後、国に提出する予定。 -
高遠だるま市
約400年の歴史を持つ伊那市高遠町のだるま市が11日、鉾持神社参道などで開かれ、縁起物のだるまを買い求める人たちで賑わった。
だるま市は、作物の豊作などを願う鉾持神社の祈年祭に合わせ、毎年行っている。
この日は朝から、鉾地神社参道や高遠町商店街に約70の露店が軒を連ね、大小さまざまなだるまが並んだ。
訪れた人たちは、露天商と値段交渉しながら好みのだるまを買い求めていた。
また、高遠町の商店主らでつくる本町実業団が、だるま市の新たな名物になれば竏窒ニ今年初めて販売した「高遠桜だるま」は、販売開始から約30分で売切れるほどの人気だった。
だるまを購入したある男性は、「一年中元気に暮らせるのも、だるまさんのお陰。ありがたい」と話していた。 -
はらぺこで醤油しぼり体験
伊那市東春近の自由保育所はらぺこの園児たちは12日、醤油作りを体験した。園児やその保護者約30人が参加した。
保護者で醤油づくりに詳しい漆戸醸造の漆戸正彦さんから醤油づくりを教わった。
はらぺこでは、醤油の素となる麹に塩を混ぜてもろみを作り、去年の5月から日当たりの良い場所に置いて保管してきた。
この日は完成したもろみを子どもたちがひしゃくですくい、袋に移す作業をした。
醤油が出てくるのを待ちわびていた子どもたちは、袋からしみ出た醤油がタンクの口から出てくると、喜びながら匂いをかいだりしていた。
指導にあたった漆戸さんは、「店に行けば売っている調味料でも、作るにはこれだけの苦労があることを知ってもらいたい」と話していた。
作業の後には、子どもたちが出来上がったばかりの醤油をコンニャクやカマボコにつけて味わっていた。 -
フォレスタークラブ発足
薪ストーブ利用者が森林整備に参加し、そこで出た間伐材を薪として使うことで循環型社会の構築を目指す、伊那市フォレスタークラブが11日、発足した。
伊那市のいなっせで発足会が開かれ、薪ストーブ利用者など10人が集まった。
フォレスタークラブは、森林整備を希望する市民を会員対象として、NPO法人「伊那谷森と人を結ぶ協議会」と協力し、依頼のあった森林の整備を進める。
参加した会員には間伐材を薪として持ち帰ってもらい、薪の利用促進も図る。
会長に選任された窪村稔さんは、「こつこつ作業を進めて循環型社会の構築につなげていきたい」とあいさつした。
クラブでは今後、伊那市横山のますみヶ丘平地林を中心に活動を行っていく予定で、28日には1回目の講習会を開く。 -
伊那まつりテーマ「響」に決まる
今年の第37回伊那まつりのテーマ・キャッチフレーズが決まった。テーマは「響」。キャッチフレーズは「活・克・喝・元気に響け伊那の衆」となった。
テーマなどは、10日夜に市役所で開いた伊那まつり企画会議で決まった。
キャッチフレーズの「活・克・喝」は、不景気を吹き飛ばそうという意味をこめて、活性化の活、困難を克服する克、そして気合を入れる喝の3つの文字を入れ、それを響かせようという想いが込められている。
また市民踊りの方式について、伊那節や勘太郎月夜唄になると踊らない連などがあることから、「ダンシングオンザロードと伊那節の時間帯を区切ってはどうか」といった議論もされた。
会議では、こうした議論を踏まえ、第40回の記念の祭りに向け踊りの方向性について議論していく必要があることを確認した。 -
男と女いきいきセミナー閉講式
男女共同参画社会について理解を深める男(ひと)と女(ひと)いきいきセミナーの最終回の講座が13日、伊那市役所で開かれた。
講座では、女性有志でつくるまほら共の会が、地区の役員に選ばれた女性の話を軸にして男女共同参画について考える内容の手づくり紙芝居を披露した。
紙芝居に続いて小坂市長の講和があり、閉講式が行なわれた。
男と女いきいきセミナーは年間6回の講座で、講演や介護体験などを聞く機会を通して男女共同参画社会について学んできた。
当初の受講者78人の中で5回以上の講座に参加した20人に修了証が手渡された。 -
宮田村商工会工業部会が緊急景気動向懇談会
宮田村商工会工業部会(北原健一部会長)は12日、緊急景気動向懇談会を同商工会館で開いた。講師の県中小企業振興センターの北原実さんは、管内の景気や受発注の動向を解説。不況の厳しい現況を踏まえたうえで「大手の発注元は下請けの選別に迫られている。自社の現状を分析し、どのような方向に持っていくか将来に向けた対策を講じていくことが大切になる」と話し、広い視野で動向をとらえていく必要性も示した。
急激な景況感悪化を受けて、今後の活路を見出そうと開いた懇談会。16社が参加し、熱心に耳を傾けた。
北原さんは上下伊那地域の受注状況について、20人以下の中規模企業の多くは仕事量が半減と説明。特に5人以下の零細は厳しく、7割から9割以上も仕事が減って危機的な状況にある企業も出始めていると話した。
中京方面の発注案件の受注も、コストなどの競争力を背景に成立が進んでいない現況にもふれ「コスト的にもさらなる努力が必要となっており、新たな特有技術や短手番対応力も不可欠」と語った。
そのうえで、自社技術の将来性や発注の流れなどを現状把握し、解析していくことが今後に向けて重要と指摘。中国、インドなどが将来に向けて世界経済の牽引力となる見方も示し「宮田村商工会は中国から企業研修生を受け入れており、宮田が育てた人材をどのように活用していくかも今後の課題では」と語った。
懇談会では直面する財政的支援についても理解を深めようと、町1区の社会保険労務士代田秀子さんを迎え、中小企業緊急雇用安定助成金などについて学んだ。 -
南箕輪村長選挙
4月12日投開票南箕輪村選挙管理委員会は任期満了に伴う村長選挙について、投開票の日程を4月12日(日)にすることを決めた。
村選管では現在の村長の任期が4月15日までとなっていることから、村長選について告示日を4月7日(火)、投票日を12日(日)にすることを決めた。
3月12日に立候補届出手続等の説明会、3月26日に立候補届出書類等の審査会が予定されている。
期日前投票は4月8日から11日まで。
村長選には現在、現職の唐木一直村長のみが出馬を表明している。 -
春の高校伊那駅伝 のぼり旗設置
3月22日に伊那市で行われる春の高校伊那駅伝ののぼり旗が、ナイスロード沿いに設置された。
のぼり旗は、伊那市美篶の白鳥博文さんが、大会開催までの日数を知らせる看板とともに設置した。
大会当日は、男子がこのナイスロード沿いのコースを走ることになっている。