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女性の活躍支援・トップセミナー2月17日に
県は2月17日午後1時半から、「女性の活躍支援・トップセミナー」を飯田市追手町の県飯田合同庁舎講堂で開く。企業の経営者や人事労務担当者らが対象。女性の能力発揮のための取り組みである「ポジティブアクション」「ワークライフバランス」について理解を深め、重要な企業戦略でもある性別の区別なく意欲と能力を発揮できる職場づくりの推進を図る。
講師は財団法人社会経済生産本部の北浦正行事務局次長。入場無料で2月10日まで参加者を受け付けている。申し込み、問い合わせは下伊那地方事務所地域政策課県民生活係0265・53・0402、県庁人権・男女共同参画課男女共同参画係026・235・7102まで。 -
陶房木賊 陶芸展
個性豊かな陶芸作品が並ぶ陶房木賊の陶芸教室作品展が24、25日の2日間、伊那市のいなっせで開かれている。
会場には伊那市を中心とする会員100人が、教室活動で作ってきたオリジナルの作品約500点が並んでいる。
教室ではテーマを決めず自由に作品づくりをしていて、湯のみ茶碗から動物をモデルにした置物までさまざまな作品が並んでいる。
この作品展は25日午後6時まで。希望があれば、ろくろを使った陶芸体験もできる。 -
箕輪町経営研究会が新春講演会
サブプライムローンを学ぶ経営者などでつくる箕輪町経営研究会は20日夜、新春講演会を開き、世界同時不況の発端となったサブプライムローンについて約45人が学んだ。
講演会は毎年企画されているが、今年は世界同時不況の発端となったアメリカの低所得者向け住宅ローン「サブプライムローン」について学ぶため、八十二銀行の伊那支店長滝澤亮さんを講師に迎えた。
滝澤さんは、サブプライムローンの焦げ付きが、どうして世界経済に影響を与えるまでになってしまったかを説明し、一番の原因は「ヘッジファンドが小さい資本で大きいリターンを得るために動いた結果、ものとマネーがかい離してしまったことにある」と話した。
また打開策としては、「短期的には公共投資によって市場の流れを強制的に作り出すことが大切。しかし、長期的には実態経済を正常化する取り組みが重要」と話した。
講演会を主催した研究会では、世界的な経済状況を踏まえながら、この不況を乗り越えたい竏窒ニしている。 -
伊那東小PTA講演会
伊那東小学校で23日、PTA講演会が開かれ、ストレスケアカウンセラーの中垣寿彦さんが、子どもとのかかわり方をテーマに講演した。
講演会は伊那東小学校のPTAが毎年行っているもので、この日は保護者や一般などおよそ100人が集まった。
中垣さんは松本市在住で、カウンセラーとして40年近く悩みを抱える親子の相談に応じてきた経験から、一方的に叱ったり責めたりする家庭教育は、子どもにはプラスにならないことを話した。
また、世の中がめまぐるしく変化する現代、子どもたちを取り巻く環境にはさまざまなストレスがあり、想像以上に子どもたちが疲れていることを話し、「子どもの中に潜んでいる聞こえない声に耳を傾け、子どもの心に届くような言葉で語り合える能力が必要」と話した。 -
古田人形クラブが福祉施設訪問
箕輪町の箕輪西小学校古田人形クラブが24日、上古田の老人福祉施設グレイスフル箕輪を訪問して人形浄瑠璃を披露した。
古田人形クラブは、4年生から6年生までの16人が所属し、毎週練習をしている。
施設での公演は年1回行っていて、この日は「傾城阿波の鳴門 巡礼歌の段」を発表した。
これは、お家騒動にからみ離れ離れに暮らす親子の情を描いた話。
施設のお年寄りに喜んでもらえるよう練習をしてきたという児童たちは、人形を巧みに操って演じていた。
施設でも、子どもたちの公演を楽しみにしていたということで、お年寄りたちは人形芝居にじっと見入っていた。 -
せいの神
みはらしファームで伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで22日、県下有数のどんど焼き「せいの神」が行われた。
園内にある畑には、竹やダルマ、西箕輪羽広区の家庭から集められた正月飾りなどが15メートルほどの高さに積み上げられた。
NPO法人森の遊学舎代表理事で、テレビ東京の番組TVチャンピオンで初代野人王に輝いた大西琢也さんが火を起こし、地区住民などが積み上げられた正月飾りに点火した。
火はみるみる燃え上がり、見物していた人たちから歓声が沸き上がっていた。
孫を連れ市内から訪れた斉藤茂宣さんは、「家族全員、病気をせずこの一年、健康で過ごしたい」と話していた。
羽広区では、どんど焼きを「せいの神」と呼び、羽広の獅子舞が地区の家を回る小正月まで正月飾りを取らず、15日以降にせいの神を行ってきたという。
一時間ほどすると火の勢いは弱まり、集まった人たちは餅などを焼いて食べていた。
燃えた跡のおきで餅や繭玉を焼いて食べると、1年間虫歯にならず、風邪を引かない、又書初めを燃やして煙が高く上がると字が上達するという。 -
伊那剣心館鏡開き
上伊那の子どもたちが通う剣道教室「伊那剣心館」の鏡開きが24日、伊那市の西町公民館で行われ、60人の子どもたちが誓いを新たにしていた。
剣心館会長の名和義浩さんは、「さらなる飛躍となる目標を持ち、心新たに頑張って下さい」とあいさつした。
子どもたちを代表して御子柴柊介君が、「礼儀を重んじ、忍耐力を付け、強く潔い剣士になることを目標にけい古に励みます」と誓いの言葉を述べた。
鏡開きでは、中学3年生の生徒6人が参加し餅を割った。
式の最後には全員で素振りをし、1年間の精進を誓っていた。 -
南アルプスリレー展
南アルプスの世界自然遺産登録に向けて、南アの風景や生息する動物などの写真展が24日から、伊那市役所で始まった。
この展示会は、地域の人たちに南アの魅力をさまざまな角度から見てもらい、理解を深めてもらおうと開かれている。
会場には、南ア世界自然遺産登録長野県連絡協議会に加盟する伊那市、飯田市、富士見町、大鹿村の4市町村から見える山々の風景写真など20点が並んでいる。
伊那市から見た風景は、桜越しに見た残雪のアルプスや、雪化粧した町から見上げたアルプスが展示されている。
また、南アに生息する昆虫や動物、花を撮った写真もある。
この写真展は2月5日まで。 -
キッズ自然エネルギー活用コンテスト
小学生が自然エネルギーの活用事例を発表するキッズ自然エネルギー活用コンテストが24日、伊那市役所で開かれた。
コンテストは、次代を担う子どもたちに環境に対する意識を高めてもらおうと、伊那テクノバレー地域センター、リサイクルシステム研究会が初めて開いた。
上伊那郡内の小学校6校が参加し、学校で実践している水力や風力、太陽光エネルギーなどを利用した活動について発表した。
このうち伊那西小学校の6年生は、動かなくなっていた水車を復旧してソバの粉をひいた活動や、水車による発電についての研究成果を発表した。
またエコについてPR活動を行っている富県小学校の6年生は、自作の演劇を披露し、節電、ゴミの分別など、一人ひとりが心がける大切さを呼び掛けた。
コンテストの結果、エコ委員会を作り、ペットボトルを使った湯沸かし機や雨水タンクを利用した節水などに取り組んだ赤穂東小学校が大賞に輝いた。 -
無言館の窪島館長が講演
上田市の戦没画学生慰霊美術館「無言館」の館長窪島誠一郎さんが21日、小中学校の教員の前で講演した。
これは伊那市、南箕輪村の教員研修会の一環として行われたもので、約500人が窪島さんの話に耳を傾けた。
窪島さんは、「無言館はよく、反戦平和の美術館とうたわれるが、絵を書いた彼らは平和運動のために描いた訳ではない。彼らは、愛する人を描く中で、多くの人に支えられて生きている幸せを描いた。それは、今、私たちが失いかけているもの」と話した。
講演を聞いたある教諭は、「彼らの記憶を子どもたちに伝えていきたい」と話していた。 -
子育て講座でユカイナ演奏
木のオカリナ「ユカイナ」のミニコンサートが22日、伊那市の竜南子育て支援センターで開かれた。
ユカイナの製作者で西春近に工房を構える加納義晴)さんと妻のます枝さん、娘の倉田美穂さんが演奏した。
子育て支援センターを利用している親子や、センターに隣接する竜南保育園の未満児が演奏を楽しんだ。
加納さんは、家族でユカイナを吹いて楽しんでいるということで、「かえるの合唱」「大きな古時計」などの童謡やアニメ映画の曲などを披露した。
子どもたちはユカイナの音色に聴き入り、曲に合わせて手拍子をしたり、手遊びをして楽しんでいた。
加納さんは、「伊那で出来た笛なので、皆さんに聞いて楽しんでもらえたらうれしいです」と話していた。 -
窓口担当者ロールプレイング大会
窓口担当者のスキルアップを図ろうと、JA上伊那は22日夜、金融窓口ロールプレイング大会を開いた。
JA上伊那の各支所で金融窓口を担当者している16人が4人一組となり、実際に窓口に客が来たことを想定して、舞台の上で窓口対応を行った。
ニーズに応じた適切な窓口対応を行うため、JA上伊那では去年から、窓口担当者の研修を行っている。
大会は、研修の成果を共有するために開かれたもので、この日はJA上伊那の金融窓口担当者およそ120人も、大会の様子を見守った。
大会では、職員が舞台の上で実際に窓口対応を行い、ローンや年金について分かりやすく説明したり、「手数料が高い」と話す客に、丁寧な受け答えをするなどして、研修の成果を披露した。
大会に出場したある女性は「毎日のお客様との会話を思い出し、親しみやすい対応を心がけた。今後の業務に生かしていきたい」と話していた。 -
井上井月顕彰会 法人化で事業推進へ
漂泊の俳人井上井月について研究し文化事業や観光事業につなげようと活動する井上井月顕彰会が、より公的な活動を展開するため、一般社団法人「井上井月顕彰会」を設立した。
22日、設立後初めての理事会を開き、今後の事業計画を承認した。
会の中長期計画によると、主な事業はホームページの開設と運営、出版、映画製作。
今年は事業ごとに委員会を設置して事業を進める。
ホームページは、井月の人物像や俳句、石碑などを紹介するほか、顕彰会の活動も掲載する内容で、今年度中に立ち上げる計画。
出版は、第1弾として「井上井月全集」の再復刻版を出版する予定。
映画はドキュメンタリーで、去年から資料映像などの撮影が始まっている。2011年3月の完成を目指していて、制作費3000万円は寄付を募る計画。
堀内功会長は、「法人ができたことで全国的に井月の顕彰を進め、事業を実行に移していきたい」と話していた。 -
商工振興資金あっせん制度を見直し
急激な景気の悪化で厳しい状況にある中小企業を支援するため、南箕輪村は、商工業振興資金あっせん制度を見直す。
これは23日開いた南箕輪村商工振興資金審議会の答申を受け、決定した。
今回の見直しにより、振興資金制度の中にある「不況対策資金」の貸付条件を緩和する。
貸付条件は▽ここ3カ月間の売上高が、過去3年間のいずれかの同時期に比べ減少している▽ここ6ヶ月間の売り上げが、前の年の同じ時期より減少している▽直近の決算が1期、2期よりも減少している竏窒アとのいずれかに該当していれば、1千万円以内で融資を受けることができる。
また、すでに借りている資金の返済条件を緩和するために、「特別経営安定化対策資金」を新設する。
この資金に借り換えを行うと、借入金の返済期間が最長で7年となり、月々の返済額も少なくなるなどのメリットがある。
貸付利率は従来の制度と同じ年2.6%。
唐木一直村長は、「村にできることは限られているが、その中で最大限の努力をして、不況を乗り切っていきたい。少しでも商工業者の役に立てる制度にしていきたい」と話した。
制度の運用開始は2月1日の予定。 -
窃盗事件で少年逮捕
去年11月頃から伊那市、箕輪町、南箕輪村などで多発していた店や事務所を狙った窃盗事件について、伊那警察署は、上伊那に住む少年2人を逮捕した。
伊那署の発表によると、逮捕されたのは、いずれも上伊那郡内に住む18歳の無職とアルバイトの少年2人。
少年らは、1月7日の深夜、南箕輪村の飲食店に侵入し、現金3万円ほどと商品券などを盗んだ疑いで逮捕された。
伊那署管内では、去年11月頃から、ガラスを割って事務所などに侵入する事件が30件ほど発生していた。
伊那署では、これらも少年らの犯行とみて捜査を進めていて、逮捕された2人も一部認めているという。 -
変わり羽子板展
去年話題になった人をモチーフにした羽子板の展示が、伊那市のダイ十呉服店で始まった。
これは人形メーカー久月が作ったもので、8点の羽子板が並んでいる。
去年9月に総理大臣に就任した麻生太郎首相。
8月に行われた北京オリンピックで金メダルを獲得した競泳の北島康介選手、同じく悲願の金メダルを獲得した女子ソフトボールのエース上野由岐子投手。
2年連続のセ・リーグ制覇を果たした読売巨人軍の原辰徳監督と小笠原道大選手、アレックス・ラミレス選手。
NHK大河ドラマで人気を博した篤姫・宮崎あおい。
クイズ番組のおバカキャラで人気のスザンヌ。
今週、アメリカの大統領に就任したバラク・オバマ大統領。
去年ノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎さん、小林誠さん、益川敏英さん、ノーベル化学賞を受賞した下村脩さん。
いずれも去年、明るい話題を提供した人たちだ。
ダイ十呉服店では、「何かと暗い話題の多い年明けだが、羽子板を見て、明るい笑顔でスタートしてもらいたい」と話している。
この展示は26日まで。 -
ふるさと就職面接会
3月に卒業を控えた学生などを対象とした上伊那地域合同就職面接会が23日、伊那市のプリエキャスレードで開かれた。会場には、3月卒業予定の学生のほか、一般求職者など150人ほどが集まった。
この時期の参加事業所は例年40ほどだが、今年は不況のあおりを受け、3割ほど少ない27の事業所が参加した。
特に製造業は、前年の20社に対し6社の参加となった。
参加した高校3年生は、「製造業で仕事を探しているが、なかなか見つからない。4月までに就職を決めたいので、業種の幅を広げて考えるつもりです」と話していた。
また会場には、長野県新規就農相談センターなどが開く就農相談のブースが、初めて設置された。
これは、農業人口を増やすとともに、雇用拡大につなげよう竏窒ニ開かれた。
この相談コーナーは、伊那のほか県内3カ所で開かれる就職面接会にも設置される。 -
「井月の句心を書で描く」展覧会
漂泊の俳人井上井月の俳句を書道で表現した作品の展示会が、伊那市のカルチャー施設「ぶぁんて・あん」で24日から開かれる。
施設のロビーには、井月の冬の句を書いた作品を中心に20点が並んでいる。
作品を書いたのは、伊那市の書道講師・向山竹(ちく)脩(しゅう)さんです。
向山さんは、井月が訪れた伊那市手良の出身で、子どもの頃から井月の話を聞いていました。
井月の句の素晴らしさを知り、ここ3年はその作品を書で表現しています。
向山さんは、井月の書体に近づけて字を書いていて、文字の配置は、井月が句に込めた思いを読み取り、表現したものだということです。
向山さんは、「書いてみて、書や句の素晴らしさを改めて感じた。これからは、自分の書体でも書いてみたい」と話していました。
この作品展は、2月1日まで伊那市の「ぶぁんて・あん」で開かれていて、2月2日から8日までは、伊那市のきたっせでも展示されます。 -
子どもたちの自然エネルギー活用コンテスト初開催、大賞に赤穂東小エコ委員会
伊那谷の企業20社でつくる伊那テクノバレーリサイクルシステム研究会(会長・向山孝一KOA社長)は24日、環境活動を幅広く浸透させようと初めての「KIDS自然エネルギー活用コンテスト」を伊那市役所で開いた。自然にやさしい活動を熱心に展開する上伊那の6小学校が参加。ペットボトルに入れた水を太陽熱で温めて清掃に利用するなど、年間数十万円の節電を全校児童あげて実践している駒ヶ根市の赤穂東小学校エコ委員会を大賞に選んだ。
同小では4年前の5年生が愛知万博を訪れ、環境問題に関心を寄せたことを契機に取り組みを開始。エコ委員会が中心となって全校の省エネ活動を推進するほか、反射板を使った太陽熱利用装置も児童自らが手づくりし、各学級で清掃時のお湯として使っている。
審査委員長も務めた向山会長は「校内のみならず家庭や地域社会にも活動の輪を広げ、世界にも目を向けたボランティア活動にもつながている。深く感銘した」と講評した。
残る5校の取り組みも高く評価し、それぞれ特別賞を贈った。参加した小学校の取り組みは冊子にして、伊那谷の全小中学校に配布。コンテストは来年度も学校、家庭などに幅広く呼びかけて行う予定だ。 -
あるしん中小企業景気動向
アルプス中央信用金庫は、去年10月縲・2月の伊那谷の経済動向をまとめた。それによると今年の見通しについて、9割の企業が自社の業績悪化を予想していることがわかった。
これは、あるしんが年に4回行っている定期的な景気動向調査によるもの。
今年の見通しについては、ほぼ100%の企業が「景気は思わしくない」と回答している。
自社の業績の見通しについては、「普通」「回復へ向かっている」と答えた企業が1割にとどまり、9割の企業で業績悪化を予測する結果となった。
売り上げ額の伸び率については、8割の企業が「減少する」と回答し、特に製造業・建設業・卸売業では、「減少する」との回答が去年の3割から今年は8割へと増加していて、悪化傾向が強まり厳しさが増す見通しとなっている。
自社の業績が好転する時期については、今年中に「良好感が出る」と回答した企業が3割だが、製造業・建設業・卸売業では、半分の企業で業績が上向くのは2年以上先と予測している。
サービス業では半数を超える企業が「業績改善の見通しがたたない」と回答している。
あるしんでは、「景気回復や中小企業支援の政策が急務であり、今年も厳しい景気の状況となる見通し」としている。 -
南箕輪村が緊急雇用臨時職員募集
南箕輪村は、不況による雇用情勢の悪化を受けて、雇用創出のため臨時職員を募集する。
南箕輪村が昨年末に設置した緊急経済対策本部で決定した。
募集する職種は、一般事務と山林整備などを行う現場軽作業員。
採用予定人数は一般事務が2人、現場軽作業員が4人で、2月1日から1縲・カ月の勤務となる。
賃金については一般の臨時職員と同じ金額で、一般事務が一日5,570円、現場軽作業員が6,090円。
募集は来週26日から受け付け、雇用する人員が決まり次第締め切る。
なお伊那市と箕輪町でも、緊急雇用創出について検討を進めているという。 -
田園自然再生活動コンクール
新山山野草等保護育成会が環境省自然環境局長賞受賞農林水産省が行う田園自然再生活動コンクールで、伊那市の新山山野草等保護育成会が、環境省自然環境局長賞を受賞した。
保護育成会の中山智会長ら5人が20日、伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長に受賞を報告した。
新山山野草等保護育成会は、希少種であるハッチョウトンボが生息する湿地帯の整備活動などを行なっている。
コンクールは、農林水産省が平成15年から行っているもので、今年は全国70団体から7団体が選ばれた。
伊那市内では、このコンクールの受賞は初めて。
新山地区には、希少種であるハッチョウトンボの生息する湿地帯やザゼンソウの群生地がある。
育成会では68人のメンバーが活動していて、湿地帯の整備やザゼンソウ群生地に遊歩道を設置するなどの取り組みをしてきた。
新山地区には、整備されているトンボの楽園以外にも6カ所ハッチョウトンボの生息地が確認されているということで、育成会では今後、「生息地めぐりが出来るようなマップの作成などを通して、地区に人が訪れるような取り組みを行っていきたい」としている。 -
上伊那教育会所蔵秀作展
上伊那教育会が所蔵する美術作品の展示会が23日から、伊那市の県伊那文化会館で始まる。
作品展は、上伊那教育会が所蔵する文化財を地域の人たちに知ってもらおう竏窒ニ企画された。
美術品は伊那谷出身の美術家のものを中心に約60点を展示する。
作品の中には、現在の東京芸術大学初代校長の伊澤修二関連の資料や、日本画家の池上秀畝、洋画家の中村不折などの作品も展示されている。
この上伊那教育会所蔵秀作展は2月15日まで。 -
伊那市女性連絡協議会が古布を寄付
伊那市女性団体連絡協議会は22日、市内の福祉施設に寄付する古布とタオルの仕分け作業を伊那市役所で行った。
11団体の代表が伊那市役所の多目的ホールに集まり、作業を行いました。
同協議会は、ボランティア活動の一環として毎年市内の福祉施設に古布などを寄付している。
古布とタオルは各団体の会員が持ち寄ったもので、古布はおよそ300キロ分、タオルは500枚集まり、11団体の代表が仕分けした。
協議会の春日幸子会長は、「年々会員の意識が高まっていて、集まる数も増えてきている。有効に使ってもらえたらうれしい」と話していた。
この後参加者は、仕分けした古布やタオルを伊那市社会福祉協議会に届けた。 -
障害者就職支援セミナー
障害者の就職を支援しようと22日、伊那市のいなっせで就業支援セミナーが開かれた。会場には障害のある人や支援者、企業経営者など約100人が集まった。
このセミナーは、地域全体で障害者の就業を促進しようと、南信障害者就業支援ネットワークが開いた。
宮城県で会社を経営する大場俊孝社長が講師を務め、「障害を乗り越えて働くために」という演題で講演した。
大場社長は、全社員の2割にあたる10人の精神障害者を雇用している。
障害者の雇用が難しいという現状について大場さんは、「家族、支援機関が、無理をさせられないという思いから就職をあきらめている場合が多い」と話した。
また企業側も受け入れに不安があることから、「訓練制度を利用して職場環境や仕事への適応を進め、雇用につなげることが大切」と説明した。
大場さんは、「障害者が職場に定着するにはお互いの理解が必要。現在の環境をそれぞれ見つめ直して理解を深めてほしい」と呼びかけていた。 -
高遠高生が保育園でお話披露
高遠高校福祉コースの2年生が20日、伊那市の高遠第1保育園で、うちわを使って昔話を披露した。全園児約80人がお話を楽しんだ。
高遠高校の福祉コースでは、保育の授業で保育園を訪れ園児とふれあう機会を作っている。
準備は10月から進めていて、この日は「ネズミの嫁入り」など2つの昔話を披露した。
お話の間には、園児と一緒に動物が風邪をひいた歌を歌い、「手洗い、うがいをしっかりして風邪をひかないように」と呼びかけた。
ある生徒は、「練習は恥ずかしかったけれど、本番では大きな声で出来た。喜んでもらえたのでよかったです」と話していた。 -
合同就職面接会に前年13社下回る27社、求人減に対して求職者倍増
伊那公共職業安定所(ハローワーク伊那)は23日、上伊那地域合同就職面接会を伊那市西町のプリエ・キャスレードで開いた。参加企業は前年同期に開いた面接会を13社下回る27社だったのに対し、職を求めて訪れた人たちは前年の倍近い153人。特に現場製造職の落ち込みは激しく、前年の面接会に61人もあった求人はわずか1人にまで激減した。働いていた職場の経営悪化に伴い解雇や雇い止めされた人の姿もあり、厳しい雇用情勢を如実に示した。
製造業で正社員として働いていたが不況の影響で解雇されたという上伊那郡内の30歳男性は、企業との面接を終えて「やはり厳しい」と唇をかんだ。製造の職を求めて求職活動の毎日だが「ひとつの求人に対して10倍や20倍の競争率が普通になっている」とも。実家で暮らすため何とか生活をつなぐが「今後もあたるだけ、あたるしかない」と続けた。
同じく製造現場の仕事をしていたという伊那市内の40代男性は、この日の会場に足を運んだものの希望職種の求人がなく面接を受けなかった。「技術力があるとか、手に職があるとか必要になっていて難しい。若くもないですから」ともらした。
面接会には数社の製造業が参加したが、大半は技術専門職。ある製造業の採用担当者は「現場の製造職は募集する状況にない。高い専門的な能力がある人に限って採用している」と話す。
製造の求人が激減する一方で、目立ったのが介護や看護職などの求人。ある福祉施設の担当者は「製造業の派遣などで解雇された人からの求人問いあわせが急激に増えている」と説明する。「中途で入った人は経済が立ち直った時に再び転職されてしまうのではと不安もあるが、この不況が私たちにとって労働力を確保する絶好機であることもたしか」と話し、求職者との面接に臨んでいた。
また、会場には農業法人への就職や就農を考えている人たちの相談窓口も設けられ、若者らが熱心に担当者から説明を受ける姿もみられた。
生産工程管理の仕事をしていたという伊那市内の男性(31)は「不況だが自分をもっと試したいと思い会社を辞めた。今日の面接を受けに来ている人の数を見ても厳しいと感じるが、適正をみながら長く働ける職場をあわてずに探していきたい」と語り、食品業界に勤めながら職を探している上伊那郡内の男性(30)は「このような時でも自分にあった仕事があるはずなので、求職活動を続けていきたい」と話した。
同安定所の野口博文所長は「今日の面接会でも切迫感の高さが伝わってきたが、今までと違った職種、企業に入るチャンスであるとも言える。幅広く考えてほしい」と語った。 -
小学生絵画コンクール表彰式
かんてんぱぱホールで作品展美しいふるさとの自然をテーマにした小学生絵画コンクールの表彰式が17日、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれた。
コンクールは、小学生に地元の自然に目を向けてもらおうと、伊那食品工業が毎年開いているもので、今年で4回目になる。
今回は、前回より263点多い958点の作品が伊那市内の小学校から寄せられ、この日は入賞した24人の子どもが表彰された。
最高賞のかんてんぱぱ賞は、伊那小学校2年の塩谷遼平くんの作品「きゅうりの丸かじり」。
伊那食品工業の塚越寛会長は、「これからも伊那市の自然をよく観察して、たくさん絵を描いてください」とあいさつした。
作品の展示は25日まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれている。 -
春の高校伊那駅伝激励看板設置
3月22日に開かれる春の高校伊那駅伝をPRしようと21日、伊那市美篶上川手に住む白鳥博文さんが手作りの看板を設置した。
看板はナイスロード沿いにある知人の田んぼの畦に設置し、駅伝の開催が60日後に迫ったことを知らせている。
白鳥さんは1978(昭和53)年に開かれた第1回伊那駅伝に上伊那農業高校の選手として出場した。
当時は2年生で距離が5キロの1区を走り、タイム18分27秒で区間賞を獲得したほか、上農も総合2位という成績を残している。
駅伝のコースが2007年から変更され、自宅近くのナイスロードを走るようになったことから、当時の恩返しをしようと看板を設置するようになった。
白鳥さんは駅伝開催までの日数を書いた看板を毎日付け替えることにしていて、「選手たちの励みになるよう地元の歓迎の気持ちを伝えたい」話している。 -
防災ヘリで訓練
ヘリコプターを使った救急救助訓練が21日、伊那市高遠町の山田河原駐車場で行われた。
山間地で発生する救助活動が迅速に行えるようにと、高遠消防署と県消防防災航空隊が合同で初めて実施した。
訓練は林道を走っていた車が沢に落ち、けが人が多数出たとの想定で行われた。
高遠消防署が松本市にある航空隊にヘリコプターによる救助を要請すると、およそ15分で到着。次に上空のヘリコプターから署員がワイヤーを使ってけが人がいると想定した現場に下りた。
現在、高遠消防署にはヘリコプターから下りる訓練を受けた署員が5人いて、いざという時に出動できる体制を整えている。
救助では担架にけが人を乗せ、航空隊員と連携を取りながら慎重にヘリコプターまで運んでいた。
高遠消防署では山間地での災害など、車で現場まで行くことができない場合、ヘリコプターでの救助は重要になってくる竏窒ニしている。
蟹澤昭二署長は、「気温が低く雪が積もっている時の救助の厳しさを改めて感じた。今後も高度な救助技術の習得と現場で役立つ知識を身に着け、万一の時に備えたい」と話している。