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地域づくり活動支援金報告会
伊那市が住民の地域づくり活動を支援する支援金事業の報告会が25日、市役所で開かれた。
今年度採択された事業は21団体、支援金の総額は450万円だった。
報告会では、特色ある活動をした4団体が取り組み状況を発表した。
この中で、地区内のハイキングコース整備事業で20万円の支援金を受けた手良地区活性化促進会議企画委員会は、「コース整備を通して信州大学や南信森林管理署との交流が始まった」と報告した。
来年度の対象事業は、3月2日から25日まで募集する。 -
美篶中央保閉園式・美篶保内覧会
保育園の統廃合で今年度いっぱいでなくなる伊那市の美篶中央保育園で28日、閉園式が行われた。
閉園式には園児や保護者、地域住民など約150人が参加した。
あいさつで小坂樫男伊那市長は、「長い歴史に幕を閉じることになるが、これからを担っていく子どもたちの新たな出発になればいいと思う」と話した。
このあと、園児による歌の発表や記念品の紹介などがあった。
美篶中央保育園は昭和27年に開園し、これまでに約2300人の子どもたちが巣立った。
園舎の老朽化や園児数の減少などにより今年度をもって閉園し、美篶東部保育園と統合することになっている。
保護者会長の三沢新一さんは、「新しい園舎で子ども達が明るく楽しく過ごせるよう、これからも地域のみなさんに協力をいただきたい」とあいさつした。
また、統合により新築された園舎の内覧会もあった。
美篶公民館東側の新しい園舎は、木造平屋建てで延べ床面積は1364平方メートル。ペレットボイラーを採用し、床暖房も完備している。
新年度から利用される新しい園舎では、4月4日に開園式と入園式が行われる予定。 -
伊那友の会が鍋帽子作り
婦人向け雑誌「婦人之友」愛読者で作る伊那友の会は28日、鍋を保温するための鍋帽子作りの講習会を箕輪町の南小河内公民館で開いた。地域住民15人が参加した。
布と綿で作る鍋帽子は、かぶせておくだけで抜群の保温効果が得られ、料理で火を使う時間の短縮ができるという。
そのため省エネや二酸化炭素削減にもつながるとして、伊那友の会では普及を目指している。
主催した伊那友の会のメンバーは、「省エネだけでなく、手作りの良さを知るきっかけにもなればうれしい」と話していた。 -
落語と井の頭を楽しむ会
落語と日本酒を楽しむ会が27日夜、伊那市の漆戸醸造で開かれた。約50人が集まり、落語と搾りたての新酒を楽しんだ。
これは、新酒が出来上がるこの時期に、落語を聞いて楽しい気分で日本酒を味わってもらおうと開かれた。
落語は、駒ケ根市出身の落語家、昔昔亭健太郎さんが披露した。
貧乏長屋の住人達が大家に連れられて行った花見の席で、酒の代用品にお茶、卵焼きの代用品にたくあんを出され面食らう様子がおもしろく描かれた「長屋の花見」など、酒にまつわる落語を披露した。
落語が終わると参加者達は搾りたての新酒を味わっていた。
漆戸醸造の漆戸正彦社長は、「お酒と落語は切っても切れない関係。落語を楽しんで、よりおいしいお酒を飲んでもらえたと思う」と話していた。 -
グリーンファームでラン展
100種類以上のランの花が並ぶ「ラン展」が28日から、伊那市の産直市場「グリーンファーム」で開かれる。
今年は例年より多い1300鉢を準備した。
このラン展は3月8日。 -
高校生エッセイコンテスト 上農生が入賞
国際協力機構主催の国際協力中学生・高校生エッセイコンテストで、上伊那農業高校2年の伊藤彩香さんが駒ヶ根青年海外協力隊訓練所所長賞を受賞した。
25日、同校で授賞式があった。
訓練所所長賞は、県内では伊藤さんの1作品のみが受賞している。
伊藤さんは、ひったくり事件が起きたときに近所に暮らす外国人が真っ先に疑われたことがあり、そのことを通して「人を見た目で判断してはいけない」と感じたことをエッセイにまとめたという。
上伊那農業高校では毎年コンテストに応募していて、今年は1、2年生およそ300人が応募したという。 -
獣害防除対策研修会
南箕輪村の信州大学農学部で27日、獣による被害を防ぐ対策研修会が開かれ、その中でニホンジカの解剖実習が行なわれた。
ニホンジカなどの野生動物による農林業被害は、県全体で17億円、上伊那では2億円に上る。
解剖実習は、専門的な視点からニホンジカを知り、防除対策に役立てていこうと初めて行なわれた。
研修会には、市町村や県の有害鳥獣対策担当者、JA関係者らが参加し、作業の様子を見守った。
解剖を行なったのは大島浩二教授で、「胆嚢がない、脾臓が大きい、胃が4つある」などと、シカの特徴を挙げながら解剖を進めていた。
ニホンジカなど野生動物のメカニズムは、明らかにされていない部分も多く、カルシウムの摂取方法、免疫面でも謎の部分が多いという。
大島教授は、「シカが多すぎて人間との共存がうまくいっていないが、解剖によりどこでどういうシカが採れているのかを調べながら個体調整をする必要がある」と話していた。
信州大学農学部では、動物解剖学や行動学など専門的な教授らで組織する野生動物対策センターが今月5日に発足していて、定期的に情報を発信していくことになっている。
ニホンジカの解剖実習を行なうこの対策研修会は3月6日にも開く予定。 -
園児に桜の手鏡プレゼント
保育園の統廃合で今年度いっぱいで廃園となる伊那市の美篶中央保育園に26日、園の庭にあった桜の木で作った手鏡のプレゼントが届いた。
手鏡を作った木曽山林高校森林環境科2年生の有志3人が保育園を訪れ、贈呈式が行われた。
手鏡は、新しい園舎の改築によって切り倒された樹齢50年の桜の木を使って作った。3センチほどの厚さに切った木を、思い出の桜の花びらの形にした。
保護者や地元から、「長年親しんできた桜の木がこのままではもったいない」という声があり、この保育園に子どもが通っていた木曽山林高校教諭の宮下理人さんに依頼して生徒たちに記念の品を作ってもらうことにした。
昭和27年に開園した美篶中央保育園は、園舎の老朽化や少子化などにより美篶東部保育園と統廃合し、今年度中に取り壊す。
桜の木は開園当初に地元の人の協力で植えられたソメイヨシノで、これまで園児たちが桜の下で給食を食べるなどして親しんできたという。
手鏡は60個保育園に贈られていて、28日の閉園式で園児一人一人にプレゼントされるほか、お世話になった地元の人にも記念品として贈ることになっている。 -
箕輪町議会議員報酬3%減額
箕輪町議会は26日、4月から町議会議員の報酬を現在より3%減額することを決めた。この日開いた町議会全員協議会で決定した。
今月13日に答申した特別職報酬等審議会では、「町議会議員の報酬は現在のまま据え置く」とされた。
しかし町議会では、経済情勢の悪化を受け、多くの町民が厳しい状況にあることから、今回、議員報酬を月額で3%減らすことにした。
これにより議員の報酬年額は、現在の272万円より約8万円少ない264万円になる。
また議長の報酬は、現在の380万円から約11万円減額の369万円。副議長は現在の303万円より約9万円減額の294万円、委員長は現在の291万円より約8万円減額の282万円になる。
削減額の合計は年額で約128万円。
町議会3月定例会で報酬額に関わる条例を改正し、4月から適用する予定。 -
公衆衛生専門学校について協議
長野県は、伊那市保健センターが移転した後のスペースについて、同じ建物内にある公衆衛生専門学校の生徒が使えるよう、伊那市と協議していく考えを示した。
27日開いた長野県議会一般質問で木下茂人議員の質問に渡辺庸子衛生部長が答えた。
公衆衛生専門学校は平成22年度より現在の2年制から3年制へ移行することが決まっている。
これにより生徒の定員が40人から60人に増え、教室が手狭となる。
県では同じ建物に入っている伊那市保健センターが来年4月に移転を計画していることから、耐震診断を行った後、空いたスペースを公衆衛生専門学校で利用できるよう伊那市と協議を進めていくとしている。 -
松くい虫被害過去最高に
松を枯らしてしまう松くい虫被害が今年度、上伊那地域で過去最高を記録した。27日開いた上伊那地方松くい虫防除対策協議会で報告があった。
被害量は、昨年12月末現在で6320立方メートルで、中川村、宮田村で減少したものの、駒ヶ根市、伊那市、飯島町、箕輪町で増加した。
被害エリアは、北端が箕輪町の福与でエリアの拡大はないが、密度が濃くなっているという。
上伊那地方事務所では、平成18年、19年の高温少雨だった気象条件が、松の抵抗力を低下させたのが原因とみている。
県全体では、被害の6割を占める上田、小諸、下伊那で被害は減少傾向にあるが、上伊那を含むほかの地域では年々増加傾向にある。 -
新視象展
全国規模の展覧会「国画会展」に出品する作品の展示会が27日から、伊那市の県伊那文化会館で始まった。
会場には、100号前後の大作20点ほどが並んでいる。
この作品展は、伊那市などに住む画家が、4月に開かれる国画会展への出品を前に互いの作品を研究し、一般の人にも鑑賞してもらおうと開いている。
会場には、特別出品として、国画会会員の高橋靖夫さんと柴田久慶さんの300号以上の大作も展示され、一際目を引いている。
関係者は、「この展覧会は入選が難しいので、お互いに批評しあう場を作り学んでいる。一般の人は、大きな作品を見る機会が少ないので、この機会に大きな絵の良さを感じて欲しい」と話していた。
作品展は3月1日まで。 -
北澤秋司さんに警察から感謝状
警察署員の災害に対する意識向上に貢献したとして27日、伊那市在住で信州大学名誉教授の北澤秋司さんに、伊那警察署の篠田彦雄署長から県警察本部長感謝状が贈られた。
北澤さんは、災害を防ぐための山づくりなどが専門で、今年1月に県内の警察署員を対象に防災に関する講演をした。
また、県内の災害記録や地形地質について北澤さんがまとめたDVDを県内25の警察署に寄贈した。
この活動に対して今回、感謝状が贈られた。
北澤さんは、「警察職員はいろいろな土地に異動がある仕事。DVDは、異動先の地形や過去の災害について覚えるために利用してもらいたい」と話していた。 -
上伊那の有効求人倍率0・49倍
今年1月の上伊那の有効求人倍率は0・49倍となり、昭和52年1月以来32年ぶりの0・4倍台となった。
伊那公共職業安定所によると、先月の月間有効求職者数は4463人で、前の月と比べ約900人増加している。
これに対して、月間有効求人数は2201人で、前の月と比べ約300人減少した。
有効求人倍率は、前年の同じ月と比べ0・95ポイント減の0・49倍となった。
職安によると、上伊那の中心となる製造業からの求人の落ち込みや今の経済情勢から、求人倍率が改善する要素は無く、今後も厳しい状態が続くという。 -
不法滞在逮捕
伊那警察署などは26日、伊那市、箕輪町、辰野町で、不法滞在のタイ人とフィリピン人3人を摘発した。
伊那警察署の発表によると、摘発されたのはタイ人の男1人、女1人、フィリピン人の女1人で、年齢は34歳から43歳。
不法滞在の期間は短い者で13年10カ月、長い者で22年。
伊那署では、伊那市などの住宅に不法滞在の外国人が住んでいるとの住民からの通報を受け、入国管理局と合同で摘発した。 -
後期選抜志願者数発表
県教育委員会は26日、平成21年度の公立高校・後期選抜の志望変更前の志願者数を発表した。上伊那では、上伊那農業高校が2.1倍で最も高い倍率となっている。
辰野高校は、普通科が72人の募集に対し55人が志願、倍率は0.76倍、商業科が20人に対し11人の0.55倍となっている。
上伊那農業高校は、それぞれ20人の募集で、生産環境科に42人が志願。倍率は2.1倍。
園芸科学科が29人の1.45倍。
生物工学科が21人の1.05倍。
緑地工学科が34人の1.7倍となっている。
高遠高校は78人の募集に対し54人の0.69倍となっている。
伊那北高校は普通科が204人に対し187人の0.92倍。理数科は4人に対し4人の 1倍となっている。
伊那弥生ヶ丘高校は169人の募集に対し173人の志願で1.02倍となっている。
赤穂高校は普通科が112人に対し113人の1.01倍。商業科は40人に対し46人の1.15倍となっている。
駒ヶ根工業高校は、機械科・電気科・情報技術科一括で60人の募集に対し63人の志願で、倍率は1.05倍となっている。
箕輪進修高校は普通I部・II部・III部、合わせて66人の募集に対し84人が志願、倍率は 1.27倍。
工業I部は、20人の募集に対し26人が志願、倍率は1.3倍。
後期選抜の受付期間は、志望変更を2月27日(金)から3月4日(水)まで。
試験は3月10日(火)、合格発表は3月19日(木)となっている。 -
南箕輪村環境審議会委嘱
南箕輪村は環境保全のために村内でのポイ捨てに罰則などを設ける条例の制定に向け、検討を進めている。
25日夜は、南箕輪村環境審議会の初会合が開かれ、有識者や各種団体の代表など13人を委員に委嘱した。
審議会では、村が制定を目指す環境条例の骨子が委員に説明された。
村では、従来からある「村公害防止条例」と「村自然環境保全条例」を統合し、生活環境の保全を目指す条例の新設を検討している。
公共の場所や市有地に空き缶などをポイ捨てしてはならないと規定しており、ポイ捨てについて回収命令を拒んだ場合は、2万円以下の罰金とする罰則を設けることなどが盛り込まれている。
村では今後、審議会から意見を聞くほか、村民からの意見なども求め、条例案を作成していく考え。
条例の制定は、来年度末までを目指すとしている。 -
殿島橋架け替え工事3月29日に完了
平成18年7月豪雨災害により不通となり架け替え工事が進められていた伊那市の新しい殿島橋が、3月29日に開通する。
現在、殿島橋は、ほぼ完成し、仕上げの工事が行われている。
平成18年7月豪雨の時、脚橋の一部が落ち、通行できなくなった事から、古い橋を撤去し、新しい橋の架け替え工事が進められてきた。
事業費は約7億円。幅4メートル、距離にして232メートルの橋が建設されている。
今回の橋も、以前の橋と同様に歩行者や自転車専用の橋となる予定。
県によると、歩行者専用の橋は全国的に見ても珍しいという。
3月29日には、殿島橋の開通式が行われ、使用が可能になる予定。 -
障害者がいちご狩りを体験
伊那市内の障害者社会就労センターの通所者が25日、農業公園みはらしファームでイチゴ狩りを体験した。
この日は障害者社会就労センター5施設と、ゆいまーる共同作業所の通所者、約130人がいちご狩りをした。
これは市内で養蜂園を営む小松実治さんが、ミツバチの巣箱作りを依頼している施設の人たちへのお礼として招待したもの。
みはらしイチゴ園では、小松さんが管理するミツバチが受粉を行っているという。
参加者らは、ちょうど食べ頃を迎え赤くなった実を摘み、口に運んでいた。
小松さんは「みんなで楽しみながらおいしいイチゴを食べてもらえたので良かった。」と話していた。 -
美篶小児童がアマランサスお菓子作り
伊那市の美篶小学校の3年2組の児童が26日、自分たちで育てたアマランサスを使ってお菓子作りに挑戦した。
この日は、美篶で和菓子店「大西屋」を経営する小池保彦さんの協力で、3年2組の児童26人がお菓子作りに挑戦。
材料は去年6月に種を撒き自分達で育ててきたアマランサスで、生クリームやハチミツで味付けして洋風の「おこし」にし、最中の皮に詰めた。
この日作ったお菓子は、家に持ち帰り、家族と一緒に味わうという。 -
福祉の職場説明会
景気低迷の影響で労働者の解雇などが進む中、人材が不足している福祉の現場で働く人を確保しようと26日、職場説明会が伊那市のいなっせで開かれた。
この説明会は、雇用情勢が悪化する中、福祉現場に人材を呼び込もうと、長野県社会福祉協議会が開いた。
延べ100人が集まり、セミナーや就職面接会に参加した。
雇用情勢の悪化を受け、福祉の仕事に関心を持つ人は増えてきているが、条件面などで事業主と求職者の折り合いがつかず、なかなか就職に結びついていない現状がある。
説明会は、こうしたギャップを少しでも解消してもらうことなどを目的としている。
また今回初めて、即戦力となる資格を保つ人や復職を希望する人を対象にしたセミナーも企画された。
セミナーでは、老人保健施設の関係者などが、福祉施設の現状などを説明し、男性介護者のニーズも高まっていることなどを説明した。
県社会福祉協議会によると、昨年12月に県社協に寄せられた有効求人数は1394人、有効求人倍率は4.3倍だった。しかし、実際に就職したことを確認できた人数は2人だったという。 -
伊那小学校3年孝組にメダル
地域活性化に貢献したとして、伊那市の伊那小学校3年孝組の児童に26日、山寺区活性化協議会からメダルが贈られた。
活性化協議会理事長の矢野昌史さんが、孝組の児童35人、一人ひとりの首にメダルをかけた。
孝組は2年生のときから、活性化協議会の協力を得て、山寺区の高尾公園に遊具や休憩所を作るなどの活動をしてきた。
この日は、1年間の活動を活性化協議会のメンバーや保護者らに見てもらおうと発表会をした。
子どもたちは、高尾公園で拾ったドングリでクッキーを作ったこと、みんなで協力して遊具を作ったことなどを、歌を交えて発表した。
4年生に進級するとクラス替えがあることから、孝組の高尾公園での活動は終了する。
そのため、これまで制作してきた遊具なども解体することになった。
活性化委員会は、その代わりとして、高尾公園にある舞台を飾るパネルの制作を子どもたちに依頼した。
この日は、そのパネルの披露もあった。
パネルは、解体する遊具と高尾公園の四季を描いている。 -
商工会議所女性会アンケート結果まとまる
伊那商工会議所の女性会が行った少子化対策子育て支援のアンケート結果がまとまった。
アンケートは昨年8月、伊那商工会議所会員の1816事業所に勤める女性従業員を対象に行い、508人から回答があった。
「出産・育児で育児休暇などの休暇を取ったか、または取る予定か」との質問には、「取った、取る予定」と答えた人が42・5%、「取らない」と答えた人が57・5%だった。
「取らない」と答えた理由には、会社に迷惑がかかる、復帰後の仕事についていけるか不安などの回答があった。
「夫が育児休暇などの休暇を取ることについてどう思うか」との質問には、「賛成」と答えた人が68%で半数以上となったが、女性会では実際には難しいのが現状と分析している。
子育てしながら仕事を続けるために会社に望む制度には、産休や育休、短時間勤務制度などが挙がっていた。
伊那商工会議所女性会では、「事業主の皆さんに、女性従業員の現状を知ってもらい参考にしてほしい」と話している。
アンケート結果は、3月の会報に掲載し、会議所のホームページでも紹介するという。 -
箕輪中学生模擬議会
議会に対する理解を深めてもらおうと26日、箕輪町役場で中学生模擬議会が開かれた。
町議会が中学校に呼びかけて行ったもので、来年度に生徒会の役員になる箕輪中学校の2年生21人が議場に入り、そのうち10人が、ごみ問題や町の活性化などについて質問した。
質問者の一人、太田若菜さんは、「部活の帰りで遅くなった時、道が暗くて怖い」と話し、通学路に街灯を設置するよう提案した。
平澤町長は、「現在、優先順位を見ながら防犯灯の設置を進めている。具体的な提案があったので、必要があれば設置の対象としたい」と答えた。
平澤町長は、「みなさんの意見は、活気あるまちづくりに必要。今後もぜひ町にいろいろ提案してほしい」と話した。
また、生徒会長の土井ゆいさんは、「一人の町民として、町をよくするためにどうすればいいかを考えることができた。今後に生かしていきたい」と話した。 -
南箕輪村介護保険料値上げ
南箕輪村は、4月1日から介護保険料をこれまでより20円増となる3780円に改定する。
これは、23日開いた村議会全員協議会で村が説明した。
村の介護保険料は、基準となる第4階層で、これまで3760円だった、改定後は3780円となる。
介護保険料は3年ごとに見直しが行われていて、今回の改定は、介護保険利用額の全体の合計にあたる給付費の自然増と介護報酬の値上げによるもの。
南箕輪村で介護保険料を支払う65歳以上の被保険者は2月1日現在で2710人となっている。
村では改定に合わせて、これまで6段階だった階層区分を8階層に細分化し、低所得者の負担を軽減していく考え。 -
高遠町歴史博物館 収蔵庫増築
高遠町歴史博物館は、館内の資料保存スペース確保のため収蔵庫を増築する。
これは、24日開いた伊那市歴史博物館協議会に示された。
高遠町歴史博物館は、現在2つの収蔵庫と倉庫が1つあるが、資料が多く収めきれない状況にある。そのため新しい収蔵庫を増築する。
増築は、施設の裏側に、鉄筋コンクリート平屋建て、面積164平方メートルの予定で、事業費は約4800万円。
博物館の資料は、カビや虫などが付かないよう消毒作業が行われるが、現在その作業ができる施設は1つで、増築する収蔵庫にもこの機能を持たせる予定。
収蔵庫はスペースに余裕があれば、市内の学校にある歴史資料なども保存していきたい考え。
収蔵庫増築工事に関する予算は3月議会に提出される。 -
振り込め詐欺防止ステッカー贈呈
伊那警察署などは振り込め詐欺の被害を未然に防ごうと25日、啓発ステッカーを伊那バスとJR関東に贈呈した。
このうち伊那バスでは、伊那警察署からステッカー200枚が贈られた。
ステッカーは、警察署と防犯協会が振り込め詐欺撲滅期間に合わせて作った。
縦15センチ、横20センチの大きさで、具体例を挙げて注意を呼び掛けている。
伊那バスでは、高齢者の利用が多い路線バス20車両の座席後方部に貼り付ける。
伊那警察署によると、伊那署管内では去年1年間に11件の振り込め詐欺被害が報告されていて、被害総額はおよそ800万円となっている。
伊那バスの福澤信義管理課長は、「早速貼って、被害防止に協力していきたい」と話していた。
なお、JRバス関東には300枚のステッカーが贈呈されていて、路線バスの座席後方部に貼ることになっている。 -
伊那市議会開会
伊那市議会3月定例会が25日開会し、市から平成21年度一般会計予算案を含む35議案が提出された。
平成21年度一般会計予算案は、歳入歳出それぞれの総額が292億8千万円となっている。
開会あいさつで小坂樫男伊那市長は、伊那市が上伊那の中核都市として果たすべき役割、求められる役割の推進、健全財政の維持、また長野県一のまちづくりの3つを平成21年度の市政運営の基本的な考え方として挙げた。
市議会3月定例会は来月13日までの日程で4日縲・日に一般質問がある。
またこの日の市議会では、国の定額給付金とそれにかかる費用を盛り込んだ補正予算案が提出され、賛成多数で可決された。
国が住民の生活支援などのために給付する定額給付金と子育てを支援する子育て応援特別手当の伊那市の総額は約12億2千万円。
このうち定額給付金の給付対象者はおよそ7万3千人で合計金額は11億7千万円。
また子育て応援特別手当の支給対象者は約千人で合計金額は4千万円となっている。
伊那市では給付金支給に関する関連法案の成立後、対象世帯に申請書を発送し、市民からの申請により給付金を指定口座へ振り込む。 -
伊那中央病院運営審議会
経営改革プラン案を了承伊那中央病院運営審議会が24日夜、伊那中央病院で開かれ、経営改革プランの案が了承された。
審議会には上伊那医師会や住民の代表など30人が出席した。
経営改革プランは公立病院が平成23年度を目途に黒字化する計画をまとめたもので、国へ提出する。
審議会では病院の運営状況などについて説明があった。
それによると、平成19年度と20年度の比較で外科の外来の患者数はおよそ千人減少しているが、診療報酬は5千万円増加している。
一方内科は患者数が3千人、診療報酬は4千万円減少している。
これについて伊那中央病院では、「入院や症状の重い患者が病院に訪れるようになってきている。また内科については、精密検査が必要など紹介状のある患者のみ受けつている」と説明している。
ほかに市町村別の入院患者は、伊那市、箕輪町、南箕輪村で減少しているが、駒ヶ根市と辰野町では増加している。
審議会では、ほかに伊那中央病院が妊娠後期から新生児の早い時期までの医療を総合的に行う地域周産期母子医療センターに県から指定されることが報告された。
伊那中央病院では経費節減などにより、平成22年度からの黒字化を目指していて、今回示されたプランは3月に開かれる伊那中央行政組合に示され了承される見通しとなっている。 -
国公立大学2次試験始まる
国公立大学の2次試験が25日、全国各地で始まり、大学入試も大詰めを迎えた。
このうち、信州大学には3300人の受験生が志願していて、県内外7つの会場で試験に臨んだ。
南箕輪村の農学部には定員89人に対して218人が受験したという。
国公立大学2次試験前期日程は、全国149の大学、522学部で行われ、24万9861人が志願している。
志願者数は前の年に比べおよそ3千人減り、6年連続の減少となっている。
国公立大学2次試験前期日程の合格発表は3月上旬に行われ、信州大学では3月6日行われる。