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南箕輪村消防団救護班
県赤十字救急法大会に向け訓練南箕輪村消防団の救護班が、第19回長野県赤十字救急法競技大会(9日・駒ヶ根市民体育館、日本赤十字社長野県支部主催)に出場する。大会を間近に控え、団員が訓練に励んでいる。
大会は、講習会で学んだ救急法の知識・技術を再確認し、広く県民に赤十字救急法を普及するため、2年に1回開く。
村消消防団救護班は18人(内女性6人)。救急法救急員を含むチームの1部一般の部に3チームが出場する。1チームは3人。軽傷と重傷各2問が大会当日に与えられ、傷病者への対応、救護の手順、正確性などを競う。
日ごろ、月2回の訓練をしているが、大会に向け8月21日から2日に1回に増やし、4日からは大会前日まで毎夜、南箕輪小学校地下体育館で訓練している。
4日は、救急法指導員の指導を受けながら三角きんを使った手当てなどを熱心に訓練。「傷病者を励まし安心させることが第一」とアドバイスも受けた。
村消防団は前回の大会で6位に入賞している。「大会という緊張感の中で普段やっていることがどれだけ出せるかが課題。今回は3位以内に入りたい」と纐纈泰救護長。団員も「練習の成果を出しきれるようがんばりたい」と意欲を見せている。 -
3人が3段に
飯島町の伊那谷お手玉の会(亀山福治会長)は全国お手玉遊び大会(27日、愛媛県新居浜市)で会員3人が日本お手玉の会の3段が認定された。
3段は両手3個ゆりを20秒以上続けること。認定されたのは、小林富子さん(飯島町飯島)、竹内尋美さん(七久保)、河野登志美さん(伊那市)。
3人とも、会発足以来の会員で、お手玉歴2年半。
小林さんは「亀山さんの指導で認定書をもらえ、うれしい」。竹内さんは「ドキドキしたが、始めると、落ちつけた」。河野さんは「お手玉発祥の地に行くことが出来て感激。3段も取れてうれしい」と話していた。 -
伊那市出身、黒河内さんが出演する「出雲の阿国」の公演、28日に
伊那市出身の黒河内雅子さんが「お松」役として出演する前進座創立70周年記念公演「出雲の阿国」が28日、伊那市の県伊那文化会館で開く伊那市民劇場第126回鑑賞会で公演される。
作品は踊りにひたむきな思いを傾ける一方、さまざまに翻弄される阿国の半生を描いた有吉佐和子の「出雲の阿国」を劇化したもの。豊臣の時代、念仏踊りで興行する一座の踊り手だった阿国は、秀吉の御伽衆の目に留まり、淀君の前で踊るまでになる。しかし、さまざまな人とのかかわりを通し、一座はばらばらになり、阿国も出雲へと帰っていく。
黒河内さん演じるお松は、阿国に憧れて一座に入り、途中、田舎に連れ戻されそうになるも一座に残る。踊り手の一人、伝介と夫婦となり、最後まで阿国と伝介を支え続けるが、自身の踊りへの情熱はなかなか実を結ばない。
黒河内さんは「天才である阿国が光ならお松は陰。器用な方でない自分も劇団に入ってから思うように動けず、腹を立てることが何度となくあった。お松はそんな自分と重なる特別な役」と語り、地元での公演に意気込みを見せる。
開演は午後6時45分。鑑賞は会員制。
観劇に関する問い合わせ・入会希望者は伊那市民劇場(TEL78・6684)へ。 -
宮沢卓美さんが町長賞、花のある風景づくりコンクールで
飯島町のわが町は花で美しく推進機構(花機構)は5日、「第13回花のある風景づくりコンクール」の審査を行った。花機構企画情報部会委員や写友会の代表など委員10人が、町内17団体・個人(地域11、事業所2、個人4)が丹精込めて育てた花壇を見て回り、慎重に審査した。
結果は次の通り(敬称略)
◇町長賞=宮沢卓美(南割)◇個人の部▽金賞=土村幸子(追引)▽銀賞=中村昇子(中町)、浜田住子(荒田)◇地域の部▽金賞=田切公民館▽銀賞=新屋敷耕地、北河原耕地隣組「山の神」▽努力賞=東町花愛好会、北河原耕地、本六老人会育成会、飯島中学校環境緑化委員会◇事業所の部▽金賞=飯島文化館▽銀賞=リゾートサービス岩田屋 -
水道安全給水を願い水神祭
中川村は5日、片桐の牧ケ原水源の水神碑の前で、恒例の水神祭を行った。
村や議会、水道運営審議会、水道事業者ら20人余が出席、施設の安全な運転と住民への安定供給を水神に祈った。
曽我村長や審議会長らが塩や洗米、お神酒で清め、関係者が玉ぐしを奉てんした。
神事に先立ち、曽我村長は「水道事業に携わるみなさんの努力で、蛇口をひねれば、安全でおいしい水が飲める。これからも継続的に供給できるようにご協力を」とあいさつ。
中川村上水道の現在の処理水量は、7水源で1日1500トン。水神は3カ所に祭られている。 -
3人が3段を取得
飯島町の伊那谷お手玉の会(亀山福治会長)は全国お手玉遊び大会(27日、愛媛県新居浜市)で会員3人が日本お手玉の会の3段が認定された。
3段は両手3個ゆりを20秒以上続けること。認定されたのは、小林富子さん(飯島町飯島)、竹内尋美さん(七久保)、河野登志美さん(伊那市)。
3人とも、会発足以来の会員で、お手玉歴2年半。
小林さんは「亀山さんの指導で認定書をもらえ、うれしい」。竹内さんは「ドキドキしたが、始めると、落ちつけた」。河野さんは「お手玉発祥の地に行くことが出来て感激。3段も取れてうれしい」と話していた。 -
第2回経営講座
駒ケ根商工会議所、テクノネット駒ケ根、駒ケ根市は第2回経営講座を駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。会員約40人が集まり、カリスマ中小企業経営者といわれる「武蔵野」社長の小山昇さんの講演「もうかる会社をつくりなさい」を聴いた。
小山さんは「世の中に良い会社、悪い会社はない。ただ良い社長、悪い社長があるだけだ」とした上で、会社経営成功の秘訣について「やり方ではなく、意思決定で決まる。とにかく早く決定することが大切。間違えたら直せばよいのだから」と甲高い声の調子で熱っぽく訴えた=写真。聴講者は小山さんの迫力に圧倒されながら、真剣に講義に聴き入っていた。
小山さんは社長業の傍ら、経営に関する数々のベストセラー著書を出版しているほか、経営セミナーを年間120回以上こなしている。 -
マスターズバレー出場者激励
駒ケ根市教育委員会は5日、日本スポーツマスターズ2006のバレーボール競技(16縲・9日、広島県)に出場するNK(中川・駒ケ根)クラブの駒ケ根市関係者を激励する会を市保健センターで開いた。松沢俊春監督ら6人が中原稲雄教育長らから激励金を受け取った=写真。松沢監督は「老体にむち打って頑張った結果の出場。全員で精いっぱい頑張ってきたい。一昨年の大会を上回るベスト8を目指したい」と決意を述べた。
同クラブはマスターズの第1回大会開催に合わせて6年前に結成した。メンバーは現在14人。毎水曜日夜などに中川村で練習している。7月の県予選で優勝して全国大会出場を決めた。
出場者は次の皆さん(駒ケ根市関係分)。
▽監督=松沢俊春▽選手=小原隆(主将)北林昌彦(コーチ兼任)井口浩利、小川一志、小沢祥男、▽マネージャー=松沢和加江 -
トヨセット契約調印竏酎セ田原にも土地取得
駒ケ根市赤穂町四区の北の原工業団地に進出するトヨセット(本社愛知県安城市、富岡靖明社長)は同市大田原工業団地のトーハツに隣接する土地2・4ヘクタールを新たに取得した。6日、富岡社長ら3人が市役所を訪れ、市土地開発公社との用地売買契約に調印した=写真。中原正純市長は「市の活性化に大いに貢献してくれることを期待する」、富岡社長は「地域住民と仲良くやっていきたい」とそれぞれあいさつした。同地には建築面積約9900平方メートルの倉庫と同1650平方メートルの組立工場(いずれも鉄骨平屋建て)が建設され、駒ケ根第2工場・物流センターとする予定。完成は07年3月を見込んでいる。同社は北の原工業団地に建設する第1工場と合わせて、今後新たに50人以上の社員を当地で採用したいとしている。
トヨセットはストーブの製造・販売などで知られるトヨトミの子会社。1964年に設立し、TOYOSTEELのブランド名でオフィス家具や鋼製事務机などの製造・販売を手がけている。04年度売上は67億円。従業員数は約200人。 -
伊那市美篶の大森英明さんが写真展
伊那市美篶の会社員大森英明さん(57)の写真展「夢幻の世界、富士山」は14日まで、伊那市荒井区錦町の市立図書館広域情報コーナーで開いている。入場無料。
五月晴れに映える茶畑、月と背景、星空など富士山の姿をさまざま場面で撮影した作品が集まる6回目の個展。近作を中心に、全紙サイズ14枚、全倍サイズ8枚の計22枚が並んでいる。
精進湖北岸から撮影の月明かりに照らされた富士、高ボッチ高原から臨む諏訪湖の夜景と富士竏窒ネど、「普段あまり目にすることのない姿を撮影した」(大森さん)。
大森さんは富士山の魅力に心を奪われ、10年以上撮り続けているアマチュアカメラマン。年間30回前後、富士を撮影するために県外などに足を運んでいる。
今年の1月は横浜ベイブリッジから富士を見ようと、毎週通ったが思うように撮れず断念。求める瞬間をじっと辛抱強く待ち、撮れた時の感動は大きいと話す。
これからも、「富士の一瞬一瞬を大切に、まだ見ぬいろいろな表情を追い続けたいと」と意気込んでいる。
月曜日は休館。午前10時縲恁゚後7時(最終日は午後5時)。 -
「伊那シニア」が全日本シニアソフトボール大会へ出場
第20回全日本シニアソフトボール大会へ出場する県代表チーム「伊那シニア」の小牧文敏監督(68)らが6日、伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長へ大会の意気込みなどを伝えた。
伊那シニアの全国大会出場は2回目、4年ぶり。前年まで県大会9連覇の実年(50歳以上)チーム「伊那OB」を中心に、59歳以上のシニア選手らで構成する。5月中旬にあった県大会予選で優勝し、出場代表権を獲得した。
県大会は県内21チームが出場する中、決勝戦で「駒ヶ根OBソフトクラブ」(駒ヶ根市)に対し、7対0の圧勝。本年は投手の秋山清博さん、河野盈雄さんら、出場年齢を迎えた新人5人も加入し、チームは例年に比べ好調にあるという。
全国大会は9縲・1日、神奈川県の小田原市酒匂川スポーツ広場などであり、代表48チームがトーナメントを展開。初日、2日目は2試合ずつの強行だが、小牧監督は「今年は期待できる。秋山と河野の継投で乗り切りたい」と言葉に自信をのぞかせていた。
初戦は強豪チーム「鳥城シニアソフトボールクラブ」(岡山県)が対戦相手。伊藤易明主将(66)は「初戦突破で波に乗り、ベスト4を目指して勝ち進みたい」と意気込みを語っていた。 -
箕輪町酪農振興協議会がマレットゴルフで親ぼく
箕輪町酪農振興協議会(根橋英夫会長)のマレットゴルフ親ぼく会が3日、同町のながた自然公園マレットゴルフ場で開かれた=写真。会員の家族を対象とした交流に14軒、約30人が参加し、会話を交えてプレーを楽しんだ。
親ぼく会は年一度の恒例。昨年までは公園内の「自然公園コース」を会場にしていたが、豪雨災害で同コースが使えず、本年は「ながたコース」で熱戦を展開。使いなれたコースとは違った「新鮮さ」を口にする人も多く、それぞれが満喫した様子だった。
同協議会は県内で唯一の酪農振興協議会、本年で発足48年を迎え、町内の46軒が会員。発足当時に比べて会員数は3分の1以下に減っているが、乳牛の総頭数は最盛期の2千頭を維持するも、牛乳の消費量が減っていることが課題だという。
根橋会長は消費量減少の問題について、「我々自身が消費拡大に務める必要がある」と会員に呼び掛けた。 -
健康志向のまちを全国へ発信
伊那商工会議所は本年度、「中央アルプスを横断したトンネルを利用しての観光推進事業」に取り組んでいる。11月ごろにイベント「ウォーキング&食」を計画中。
この事業は、観光資源開発など小規模事業者の全国規模を視野に入れた新事業を支援する中小企業庁の新規補助事業として採択されたもの。
木曽と伊那を結ぶ権兵衛トンネルが開通したことで、地元の温泉やみはらしファームなどをつなぐウォーキングコースの設定や、新たな食の開発「伊那ブランド」づくりを盛り込んでいる。
実施に当たり「地域資源∞全国展開プロジェクト委員会」を立ち上げた。新規ビジョン特別委員会、商業連合協議会、観光接客部会、女性会、青年部の委員ら44人で構成、委員長は唐木和世さんが務める。
ウォーキングコースは複数を考え、訪れた人が南アルプスの眺望を楽しんだり、伊那の良さを感じようなコースを提案する。
「食」は、地域の食材を使った新たな開発を模索中。
商議所は「『健康志向のまち』を発信し、人の流れを呼び込みたい」と話している。
11月のイベントは今後、具体的に内容を煮詰めていく。 -
箕輪町議会9月定例会開会
箕輪町議会9月定例会は6日開会し、05年度一般会計など決算認定、06年度補正予算案、放置自動車等の発生防止及び適正な処理に関する条例制定、課設置条例の一部改正など19議案を上程した。公共下水道箕輪浄水苑の建設工事委託に関する基本協定を即決し、議案18件と陳情1件を委員会に付託した。箕輪町土地開発公社、みのわ振興公社のそれぞれの経営状況報告もあった。
放置自動車等の発生の防止及び適正な処理に関する条例案は、町の良好な生活環境を保全し、地域の美観の保持と公共の場所の機能の保全を図るねらい。自動車など放置の禁止、放置の発見や通報があった場合の調査、警告、撤去勧告、移動、撤去及び処分などを定める。放置自動車などの所有者が撤去命令に従わない場合20万円以下の罰金に処する罰則や両罰規定も盛り込んでいる。可決された場合、10月1日から施行。罰則と両罰規定は07年1月1日から。
課設置条例の一部改正案は、総務課と税務財政課を再編し、総務課、経営企画課、税務課を設置する。現行の6課から7課になる。03年から進めてきた課の統廃合に加え、総合的な行政経営の推進の観点から更なる見直しをし、一般も含む組織検討委員会で検討した。10月1日から施行したい考え。
経営企画課は町政の総合的な経営、国及び県の施策との総合的な調整、予算の編成や執行管理その他予算に関することなどが主な事務。現総務課の行政経営、重要な施策の企画及び施策の調整、地域振興計画、統計調査、文書及び広報公聴の事務、税務財政課の公有財産、契約、予算その他財務に関する事務を移行する。
税務課は町税制度の企画立案及び調査研究、町税以外の未収金に係る連絡調整及び収納に関する事務が新しく加わる。収納対策室は税務課に残る。
公共下水道箕輪浄水苑の建設工事の基本協定は、協定金額4億9200万円、相手方は日本下水道事業団(東京都港区、板倉英則理事長)。
陳情は、中国人強制連行強制労働に関する意見書についての陳情書。 -
南箕輪村議会9月定例会開会
南箕輪村議会9月定例会は6日開会し、村が05年度一般会計などの決算認定、条例案、06年度補正予算案など18議案を上程した。村一般会計補正予算案を即決、教育委員会委員の任命と固定資産評価審査委員会委員の選任を同意し、残り15議案と陳情を委員会に付託した。
一般会計補正予算案は、歳入歳出の総額に各7963万6千円を追加し、総額を42億7331万6千円とする。歳出の主なものは大芝高原立木調査委託(松くい虫予防対策)、車載用融雪剤散布機、村民センター・図書館修繕料、北沢川災害復旧工事、福祉基金積立金など。
教育委員会委員の任命は、任期満了に伴い加藤達人さん(65)=塩ノ井=を再任する。
固定資産評価審査委員の選任は、任期満了に伴い向山実直さん(66)=久保、牛山敞司さん(74)=神子柴=を再選、唐沢文武さん(74)=大泉=を新たに選任する。
陳情は、中国における法輪功学習者の臓器摘出の実態調査を求める陳情書。
唐木一直村長は、新たにスタートした村井県政に触れ「県も財政が厳しく、課題が山積している。大変難しいかじ取りになると思うが、市町村との連携を強化しながら、市町村が主役の活力ある県政、地域分権がさらに推進されると期待している。これまでの改革が後戻りしないように望む」とあいさつした。 -
有意義だったカナダでの交流、宮田中2年伊藤君が村長に報告
夏休みを利用してカナダで国際交流した宮田村宮田中学校2年の伊藤翼君(14)=中越区=が6日、同役場を訪れて清水靖夫村長らに帰国報告した。「機会があればもう1度行きたい」と、ホームステイや語学研修など有意義だった異国での約2週間を振り返った。
国際交流事業は伊那市など上伊那4市町村が中学生を対象に合同で実施。宮田村も2年生から希望者を募り、約40万円の旅費のうち10万円を補助する形で生徒を派遣している。
32人の仲間と一緒に海を渡った伊藤君。7月末から13日間、アメリカ国境に近い南西部の街レスブリッジに滞在した。
この日は、カナダで買ったお土産の菓子を村長に手渡し、充実した交流内容を報告。
ホームステイしながら語学研修、現地の人とのふれあいにと、思い出が一杯詰まったカナダでの日々を振り返った。
「国は変わっても人はみな心でつながっていると、感じられたはず。この経験を今後の生活にいかし、友人にも伝えてください」と清水村長は話した。
英会話の表現を本場で学び、忘れられない体験となった伊藤君。「将来は英語に関係する仕事につけたら」と夢もふくらませていた。 -
宮田村05年度決算、実質単年度収支は448万円の黒字
宮田村は6日までに、2005年度の一般会計決算をまとめた。繰越金を除いた実質単年度収支は448万円の黒字。当初9100万円の取り崩しを予算化していた市町村の預貯金にあたる財政調整基金だが、逆に4千万円を新たに積み立てた。村税収入が過去最高水準に達して好調だったが、地方交付税、国庫支出金などが目減り。大型事業の圧縮、行財政改革などで、歳出の抑制を引き続き図った。
歳入は対前年度比7・7%減の34億8400万円。村税が同8・7%増の12億1100万円となったが、地方交付税が同4・2%減の10億200万円、国庫支出金は1億5400万円で同23・7%と大幅に減った。
歳出は同8%減の33億8700万円。つつじが丘の村営住宅、小学校の新教室棟建設などの大型事業が終わり、投資的経費は同22%減の3億5300万円に抑制された。
人件費は同3・4%減の8億800万円、借金の返済に充てた公債費は同0・9%減の6億500万円。
物件費は、太田切川の護岸工事で掘り起こされた廃棄物の撤去費用がかさみ同27・2%増の3億9000万円だった。 -
7月豪雨の災害復旧費に7100万円余り追加
宮田村は13日開会の村議会9月定例会に、7月豪雨の災害復旧費用として7111万円を本年度一般会計に追加補正する予算案を提出する。崩落で通行不能の林道寺沢、小三沢両線の復旧工事費などが対象。国、県支出金や起債も活用し、一般財源2100万円余りは前年度からの繰入金を充てる。
宮田高原に通じる寺沢林道は起点から6・5キロで寸断。高原キャンプ場は今季の営業を休止している。
小三沢線を含む復旧費用として5090万円を補正予算案に計上。また、高原に放牧中の雌牛の下山が迫っていることから、仮復旧費416万円は専決処分しており、定例会で報告する。
復旧費としてはその他、水田に入りこんだ土砂の排出、農業施設復旧などで269万円、黒川の護岸、水源施設道路の復旧などで1751万円を補正する。 -
次につなげ、夏まつりの反省
7月に宮田村中心商店街一帯で行ったみやだ夏まつりの反省会は5日夜、村役場で開いた。前回2年前より100人多い1851人が参加したと報告。実行委員組織や参加のあり方、日程の調整など、今後につなげようと意見も交わした。
17回目を迎えたまつりは、村の呼びかけで区長や各種団体、参加者らで実行委員会を組織。踊りを中心に、新たな参加団体もあった。
反省会では、区が中心となって動員をかける現在のまつりの形態についても話題に。
「全て公募で参加者を募っては」「住民のまつり、地区を念頭にした主旨も大切にして」など賛否両方の意見が出た。
「祇園祭と2日連続開催は厳しい」「マンネリ化にならないように努力を」といった声も。
また、参加者一人当たりにつき600円が村から区に支払われる「参加費制度」について、「村の財政が厳しいこの時代に、一般常識から外れている」と指摘もあった。
村はまつりに300万円を補助。そのうち107万円余りが参加費として支出された。
村産業建設課によると、主にまつりの後の慰労会などの費用として使われているという。 -
伊那地区労働衛生大会
伊那労働基準協会(向山孝一会長)は7日、県伊那文化会館で伊那地区労働衛生大会を開いた。上伊那の事業場から約350人が出席、心身ともに快適な職場環境づくりに取り組むことを宣言した。
大会は、全国労働衛生週間(10月1縲・日)を前にした9月の準備期間に合わせ、労働者の健康確保と快適な職場環境づくりの推進を図るもの。
向山会長は、自殺者が3万人を超える状況に触れ「自分の健康は自己責任が原則であると思うが、心の内面的なことは家族や職場などのサポートが必要。職場内で、ひと声かけ、支え合うことが、未然に防ぐ手段ではないか」とあいさつ。
特別講演で、長野産業保健推進センター特別相談員鷲塚伸介さんが「職場のメンタルヘルス」と題し、自殺者の現状やうつ病を引き起こす原因、うつ病者に対する職場の対応などを話した。
異常に気づくのは7割が家族で、職場内は8%。早期に気づくため▽体調不良の訴えが多くなる▽仕事の能率が低下する▽周囲との交流を避ける竏窒ネどのサインを挙げ、ふだんからのコミュニケーションを促した。また、うつ病の疑いがあり、仕事に支障が出るようなら休養を勧めたり、家族と連携したりする処置も話した。
労基署の労働災害発生状況は、8月末で102件(前年同期比17件減)。「はさまれ・巻き込まれ」「墜落・転落」が多い。 -
上伊那PTA連合会南部支会秋季総会
上伊那PTA連合会南部支会は3日、秋季総会を駒ケ根市の中沢小学校で開いた。総会スローガンは「親子ともに育ち合う! 自然との共生!」。伊南4市町村の小・中学校の教職員、PTAなど約200人が参加し、単位PTAの活動報告として中川東小の「親子で協力し合い、ともに取り組む親子講座」と赤穂南小の「地域ぐるみの南小子どもを育てる会」について聞いた。講演では信州大名誉教授の森本尚武さんによる「自然との共生を求めて竏注ゥ虫たちを通して」を聞いた。
小学生とその保護者を対象に2年前から「森本自然教室」を開いている森本さんは、長年の昆虫の研究を通じて知った自然の不思議さなどを分かりやすく紹介し「子どもたちにも保護者たちにも自然が好きになってほしい」と訴えた=写真。 -
スタインウェイの演奏楽しむ
箕輪町教育委員会による「スタインウェイ夢クラブ」が5日、町文化センターホールで始まった。多くのピアニストに愛されるピアノ「スタインウェイ」を自由に弾き楽しめる企画で、ピアノ愛好家らが名器での演奏を堪能している。
経験者、初心者を問わず、文化センターにあるスタインウェイに触れ、音色を楽しんでもらおうと計画。今回で4回目になる。
使用時間は1人1時間。町内のほか近隣市町村からも申込者がいて、ホールのステージ中央に据えたピアノに向かい、時間いっぱい好きな曲を思う存分弾いている。
趣味でピアノを弾いている箕輪町の柴さんは、「初めてスタインウェイに触った。タッチが違うし、すばらしい。嬉しいです」と感激した様子で、何冊もの楽譜を次々と開いて演奏し、音色や鍵盤の感触を楽しんでいた。 -
韓国の若手農業者が宮田村で農業視察
韓国・忠南道地域の農業者が5日、宮田村を訪れて農業視察した。昨年に続き2回目で、担い手の高齢化が進むなかで、どのような土地利用に取り組んでいるかなどを学んだ。
一行は農業者で組織する「全国農民会忠南道連盟」のカン・サ・ヨン団長をはじめとした15人。集団営農を先駆けて取り入れてきた宮田村の農業に学ぼうと、昨年参加した人も含め若い農業者が大半を占めた。
高齢化や国の食糧政策により、脚光を浴びた「宮田方式」も変化を遂げていると、村の担当者が説明。
その後、ライスセンターや、リンゴ、山ぶどうのほ場を見学し、機械化が進んでいることなどに関心を寄せた。
忠南道地域の農業は米作が中心で、高麗人参の産地としても有名。韓国でも担い手の高齢化の予兆があり、同様の問題を抱える日本の農山村の現状に理解を深めていた。
この日は飯島町も訪れ、9日までの滞在中、飯田市、岐阜県大垣市などを訪問する。 -
こねて丸めてイモ団子、宮田中の若草学級が挑戦
宮田村宮田中学校の自律学級「若草学級」は5日、自分たちで育てたジャガイモを調理して、イモ団子づくりに挑戦した。村の福祉交流施設なごみ家を訪れ、スタッフから手ほどきを受けたもので、フワフワした食感は抜群の仕上がり。同施設利用者らに振る舞うなど、ふれあいを深めながら楽しくクッキングした。
同施設管理人の鈴木幸子さんに教えてもらいながら、さっそく調理開始。新ジャガをゆでて、つぶして、片栗粉を混ぜた。
3人の生徒は丸めて、こねる作業も熱心に。「それ大きすぎるよ」「いい感じ、いい感じ」など歓声もあがった。
焼いたり、揚げたりして完成。さっそく試食したが、フワフワ、モチモチの口当たりに満面の笑顔が広がった。
約2キロの新ジャガを使ったが、あっという間に完食。簡単に調理できるとあって、「またやってみよう」と喜んでいた。 -
35年の歴史、最後は善意で締めくくり
簡保国内旅行交友会解散で郵政民営化の余波で35年の歴史に幕を閉じた宮田村の宮田簡保国内旅行交友会は5日、余剰金を村へ寄付した。会として最後の活動となったが、保科百子会長らは「つながりある本当に良いグループだった。寄付についても皆さん賛同してくれた」と、10万円を清水靖夫村長に手渡した。
保科会長、小林敏江副会長、会計の太田富美子さんが役場を訪問。「村には大変お世話になった。気持ちを汲み取り、有効に使ってもらえれば」と話した。
同会は1971(昭和46年)に49人で発足。郵便局簡易保険の団体手数料を有効に活用して、年に1回国内旅行を行ってきた。
最盛期には540人ほどが参加。現在は146人だが、1日に開いた解散会には数多くの出席で名残りを惜しんだ。
郵政民営化による団体手数料制度の廃止で同会は解散となったが、保科会長らは「先人が積み上げてきた大切なつながり。今後も何らかの形でつなげていきたい」と話した。 -
またまた村職員がクマに遭遇
宮田村新田区の南平工業団地北側の山林で5日午前10時半ころ、体長1メートルほどのクマが出没した。作業中だった村上下水道係の職員が目撃。防災無線などで周辺地域に注意を呼びかけている。
職員は20メートルほど前方にクマを発見。気付かない様子だったため、一時避難して撃退用のトンガを持って現場に戻ると、クマはその物音に驚き山中に逃げていったという。
7月には豪雨災害の被災状況を調査していた別の村職員が、出会い頭に遭遇したクマに襲われそうになったばかり。
今回目撃した職員も、以前にもクマに遭遇した経験を持つが「正直ビックリした。何かを食べているようだった」と話した。
現場付近は4月にもクマが出没するなど、近年目撃情報が複数寄せられている。 -
無集配局へ再編、10月16日スタート
飯島町の飯島郵便局(堀内裕之局長)が10月16日から集配業務などを駒ケ根局に移し「無集配局」に再編されるのを受け、堀内局長が5日、役場に訪れ、町理事者、町議会議長らに説明、理解を求めた=写真。今後、7日から13日まで順次、各地区役員に説明、20日ころ、ちらしを全戸配布し、周知を図る。
10月16日から、飯島局は郵便物の収集や配達業務、貯金、保険の集金業務を駒ケ根局に移し、窓口業務だけを行う。時間外や土日曜日、祝日に受け付けていた郵便物の取扱いも止める。
再編計画は郵政公社は07年10月の郵政民営化を控え、集配拠点再編の一環。県内の149の集配局のうち、対象は飯島町、中川村を含む14町村。6月20日、日本郵政公社信越支社から町に示され、町、町議会は「配達の遅れやサービス低下が懸念され、容認できない」とし「集配・集金業務の存続を求める決議」を行ない、町長らが直接、信越支社や本社に出向き要望したが、飯島局だけ特別扱いできないという回答だったという。
堀内局長の説明に対し、高坂町長らは▽各ポストの集配時間や配達時間の周知▽住民への十分な説明-などのほか「スタート後であっても、不便な点が出たら、その都度、話し合い、改善してほしい」と要望した。
中川局も10月16日から、無集配局に切り替わる。 -
花のある風景づくりコンクールで
飯島町のわが町は花で美しく推進機構(花機構)は5日、「第13回花のある風景づくりコンクール」の審査を行った。残暑の中、花機構企画情報部会委員や写友会の代表など委員10人が、町内17団体・個人(地域11、事業所2、個人4)が丹精込めて育てた花壇を見て回り、慎重に審査した。結果は各部門を通じて、最も優秀な町長賞に宮沢卓美さん(田切)の花壇が輝いた。
▽花の美観性(美観性・デザイン)▽花壇の規模▽生育状況▽徐草等の状況▽景観との調和-の5項目で審査、各部門で金、銀、努力賞のほか、審査員奨励賞を選んだ。
詳細は後報 -
環境・健康ポスター・標語審査
5日、駒ケ根市は8月25日に締め切った「06年度環境ポスター・標語、健康標語」の審査委員会を市役所南庁舎で開いた。出席した委員ら約10人が審査=写真。部門別、学年・年齢区分別にそれぞれ入選作品を決めた。作品は市の広報などに活用されるほか、市役所などに展示される。表彰は10月22日に開かれる第19回消費生活展&環境・健康フェスティバルの席で行う。応募数は環境ポスターが236点、同標語が24点、健康標語が5点だった。
入選者は次の皆さん。
【環境ポスター】◆小学校低学年▼金賞=宮澤拓陽(赤穂3)▼銀賞=重盛伶奈(赤穂3)小原唯(同)▼銅賞=小池璃久(赤穂東1)◆小学校高学年▼金賞=木下美月(赤穂6)▼銀賞=北林麻里(赤穂6)門平真歩(中沢6)▼銅賞=玉木絵里(赤穂6)廣野朱美(赤穂南4)吉見桃子(中沢6)▼佳作=小町谷美里(赤穂4)春日もも(赤穂東6)井口夏奈子(中沢6)下平峻秀(同)◆中学校▼金賞=小池綱希(赤穂3)▼銀賞=赤羽根翔子(赤穂3)野溝悟(東2)▼銅賞=松崎伸哉(赤穂3)片桐泰斗(赤穂1)佐々木力弥(同)▼佳作=松澤ひかり、小幡貴頼、前田彩乃(以上赤穂3)酒井優花、安藤由佳、大前奈央、横山茜(以上赤穂2)田村亘(東2)村上輝(東1)
【環境標語】◆小学校高学年▼入選=菅沼諒太(中沢4)◆中学校▼入選=日下大雄(赤穂1)
【健康標語】◆中学校▼優秀賞=中村周平(赤穂1)◆一般▼最優秀賞=山本幸妃音▼優秀賞=赤羽明人
【健康ポスター】◆中学校▼優秀賞=牧野りく(東2) -
かっぱブロンズ像披露
かっぱをモチーフにした作品を収蔵・展示している駒ケ根市のおもしろかっぱ館(小平容大館長)は故西津青滋さんの作品『核から生命を守る』=写真=を新たにブロンズ化し、5日、一般に公開した。関係者約10人が出席して行われたセレモニーで同館運営委員長の小出勇さんは「また一つお宝が増えた。多くの課題を投げかけているこの作品をたくさんの人に見てほしい」と述べた。
作品は高さ約1メートル。作者による解説などは残されていないが、題名などから、子どもの死を嘆く父親の心情を通して核の廃絶を訴えるメッセージが込められているものと思われる。
同館は収蔵する西津さんの塑像をほぼ1年に1作品の割合でブロンズ化していて、残っているのは17作品という。
毎週月曜定休。入館料は大人200円、小・中学生100円(障害者は半額)、幼児無料。問い合わせは同館(TEL81・4767)へ。