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美篶少年スポーツ連絡会の交流会 リレーに綱引き
伊那市美篶地区の小学生を対象としたスポーツ団体でつくる、美篶少年スポーツ連絡会(山口和人代表)は25日、美篶小学校グラウンドなどで、初めてとなる交流会を開いた。
互いに連携を取りながら地域のスポーツ振興を目指す同連絡会の活動の一環。同地区の野球、サッカー、ミニバスケットボール、ミニバレーボールの4団体の児童、保護者ら約200人が集まり、綱引き、リレーの2種目を楽しんだ。
綱引きは4団体が2チームに分けて戦い、リレーは各団体ごとが1周200メートルのトラックを30人でつなぐチーム戦で競った。それぞれの競技にはコーチや保護者らも参加。グラウンドは熱気に包まれ、友達や我が子を応援する熱い声援がわいた。
スポーツ交流の前には、小学校の資料館や、体育館などの清掃作業もあった。 -
宝剣岳で滑落、軽傷
24日午前8時10分ごろ、中央アルプス駒ケ岳から下山中の愛知県日進市の男性(70)が宝剣岳北側の乗越浄土稜線付近の登山道で足を滑らせ、約15メートル滑落した。男性は携帯電話で千畳敷ホテルに連絡し、出動した県警ヘリコプターで救助された。男性は左ひざ打撲の軽傷。
駒ケ根署の調べによると男性は22日に単独で駒ケ岳に入山した。 -
駒ケ根市下水道負担金特例制度拡充
駒ケ根市は下水道事業の受益者負担金の分割払い特例制度の納付期間を現行の5年から最長10年に延長する市条例改正案を12月定例市議会に提案する。下水道の供用が市内各地で進むにつれ、周辺部の事業所など広い土地を所有する受益者増加が見込まれることから、納付金額の短期的負担を救済する狙い。24日開いた記者会見で中原正純市長が明らかにした。
改正案によると受益者負担金が600万円を超える場合、120万円を超えるごとに1年ずつ納付期間を延長する。 -
宮田中若草学級、笑顔で接客交流深め
宮田村宮田中学校の自律学級「若草学級」は23日、村民会館で開かれた心の健康を考えるつどいに参加。陶芸、木工など自身の作品を販売し、会場を訪れた多くの人たちと交流を深めた。
学校で汗して拾い集めたギンナンも人気。買い求める人との会話しながら、3人の生徒が接客に励んだ。
「ありがとうございました」と元気で清々しいあいさつ。訪れた人たちも笑顔で、生徒たちとのふれあいを楽しんでいた。 -
上伊那水道協会解散
上伊那地域の水道事業の発展と維持管理を目的に1954年に設立された上伊那水道協会(会長・中原正純駒ケ根市長)は24日開いた定期総会で、同日付けで解散することを決めた。理由として、地区別の水道協会は既に県内にないことや、設立後50年以上が経過して所期の目的を達成したため竏窒ニしている。繰越金69万円は給水人口割合に応じて加盟市町村に返還される。
総会に先立ち、優良水道、優良水道業務従事者の表彰が行われた=写真。
表彰されたのは次の皆さん。
▼優良水道=下古田簡易水道組合(箕輪町)▼優良水道業務従事者=三澤愛人、村松英男、北原耕平、中山滋樹、伊藤佳子(以上伊那市)沢森祥人、松尾由紀美、佐藤徳一(以上駒ケ根市)加島範久(辰野町)徳武定喜、松沢春子、松田典年(以上箕輪町)桐生公子、久保美枝(以上飯島町)原光治、高木敦、高木宣威、丸山文人(以上南箕輪村) -
こまがね国際広場での募金寄付
JICA(国際協力機構)駒ケ根青年海外協力隊訓練所(加藤高史所長)は10月22日に駒ケ根市の広小路と銀座通りで開かれた第13回こまがね国際広場に出店した世界12カ国のコーヒーを提供するJICA竏断e(ジャイカフェ)で募った市民らの協力金2万450円のうち半額の1万225円を駒ケ根市社会福祉協議会(竹内正寛会長)に寄付した。24日、JICA職員2人が市社協を訪れ、募金を堀勝福事務局長に手渡した=写真。堀事務局長は「善意銀行に積み立て、市民福祉のために活用する」と感謝の言葉を述べた。市社協への寄付は初。
募金の残り半額は海外救援金として日本赤十字社に寄付した。 -
新東部保育園が完成、喜びのしゅん工式、
飯島町が鳥居原に建設した新飯島東部保育園が完成、24日、テープカットや風船飛ばしなどでしゅん工を祝った。25、26日一般公開、来月1日に現東部保育園を閉め、4日新保育園を開園する。
しゅん工式には東部・田切・本郷の3園の園児97人と国、県、議会、地元、関係機関など関係者90人が参列。強風の中、園児の代表と高坂町長らがテープカットし、園児ら全員で紅白のひもを引いて、くす玉を割った。
また、園児らは喜びの歌「幸せ、みのるまで」を響かせ、声を合わせ「ぼくたち、私たちの新しい保育園を作ってくれて、ありがとうございます。みんなで大切に使います」と感謝した。
祝賀会で、高坂町長は「多様化するニーズへの対応に加え、子育て家庭への支援等を目的とした『地域子育て支援センター』を併設した多機能型保育園が完成した。この施設を拠点に、子育てしやすい環境づくりをより一層進めたい」とあいさつ。
同保育園は老朽化した東部・田切・本郷の3園を1園に再編整理し、子育て支援センターを設け、質の高い保育と効率的な運営を図る。
05年、06年度2カ年事業で05年12月着工。定員120人。敷地面積9300平方メートル、鉄骨造平屋建、建築面積1370平方メートル、保育室(6室)302平方メートル、交流保育室52平方メートル、未満児保育室120平方メートル、遊戯室232平方メートル、子育て支援センター75平方メートル、ちゅう房、事務所など。プール91平方メートル、園庭1470平方メートル、屋外運動場1530平方メートル、駐車場52台。
総事業費5億8110万円。 -
大木に成長したユズと雨平あやさん
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そのうち1面へ、北限の柚子(ユズ)たわわに
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中川村桑原の雨平正国さん宅のユズ=ミカン科=が黄色に色づき、収穫の時期を迎えた。
自宅の南側、北風が当らない土手に植えられたユズ(ミカン科)は、樹高5メートル余、樹齢50年余、幹の太さは直径約30センチ。表面に凹凸のあるピンポン玉大から直径7センチほどの実が5百個以上なっている。
正国さんのお母さん、あやさんが1953年に、飯田市上郷の親せきから長さ30センチほどの実生苗をもらい、大切に育てた。植えてから8年目頃から、春、可れんな白い花が咲き、実が2、3個なり始めたという。
ユズは砂糖漬けやナマス、ユズみそ、冬至にはユズ湯を楽しむとか。
雨平あやさんは「桑原は標高は700メートルと高く、ユズは育たないと思っていたが、割合、暖かくどんどん大きくなった」と話していた。 -
第54回上伊那郡縦断駅伝 あす号砲
第54回上伊那郡縦断駅伝競走大会は26日、駒ヶ根市役所縲恍C野町役場の6区間(38・1キロ)を舞台に、上伊那の7市町村11チームで健脚を競う。上伊那陸上競技協会、伊那毎日新聞社主催、KOA特別協賛。
選手らは、駒ヶ根市役所正面玄関前を午前9時にスタート、天竜大橋を渡り竜東線を北上し、伊那市役所で前半のゴール。伊那市民会館前で4区が同時スタートし、ゴールの辰野町役場を目指す。
本年は、県縦断駅伝の区間優勝者含む、上伊那代表選手4人を投入する伊那市の総合力が頭一つ他を抜け出している。14年ぶりの優勝を勝ち取るには、4、6区の高校生ランナーの頑張りに注目が集まる。
連覇を狙う箕輪町は、県縦断選手3人を中心に若手でチームを構成するが前年の力には及ばない。2年ぶりの優勝を目指す駒ヶ根市、上伊那のエース上島が率いる辰野町と共に、伊那市を序盤から追う展開が予想される。 -
宮田のリンゴを紅茶とミックス
日福大学生が製品化目指して研究着手日本福祉大学(愛知県美浜町)福祉経営学部4年の米山将太さん(21)が、宮田村のリンゴをドライフルーツに加工し、紅茶と組み合わせた新製品を開発しようと研究を始めた。同大学や彼がバイトで勤務する名古屋市の紅茶専門店も協力。同大学と同村は友好協力宣言を結ぶ間柄だが、関係者は「新たな産学連携のきっかけに」と期待を寄せている。
米山さんは名古屋市千種区で紅茶の輸入、卸販売、専門店などを手がける「えいこく屋」に勤務。バイトの身だが、今年5月に開店したパーラーでは、ドライフルーツと紅茶を組み合わす製品の担当を任されている。
欧州などから輸入したドライフルーツを使い、紅茶とブレンドするなどして客に好評。
ドライフルーツを細かく粉砕して紅茶と調合したり、ジュースにして茶葉に浸けたりと研究の幅も広い。
現在は大学がある知多半島のブドウを使うなど、産地にこだわった製品開発も進める。
宮田村特産のリンゴにも着目。23日に同村を訪れ、村内農家から300キロを購入した。
害虫や気象状況で影響があった今年の作柄も聞き「農家の人の苦労を無駄にしないよう、しっかりとした製品にしたい」と抱負。
リンゴを提供した樋屋喜代美さん=大田切区=は「このような取り組みを契機に、地元産物をもっと外へ発信していけたら。農家の励みにもなり、お手伝いしたい」と話した。
指導、支援する原田忠直同学部助教授は「都市部では顔や名前の見える特産物に人気がある。地元と一緒に開発など研究できたら面白い」と語った。 -
白心寺でコンサート
響き渡る音色と歌声に阿弥陀様もうっとり?!‐。宮田村町2区の浄土宗・白心寺は23日、同村を拠点に活動する弦楽合奏団「アンサンブル信州in宮田」のバイオリン奏者浅井万水美さんら国内外で活躍中の演奏家、声楽家4人を迎えオペラ公演を開いた。十夜法要記念のコンサート。檀家に加え地域住民も数多く集まり、一流の音楽を堪能した。
浅井さんはアンサンブル信州でコンサートマスターを務めるなど、実力ある演奏家。
今回は仲間でチェロ奏者の城戸春子さん、テノール歌手の田代誠さん、ピアノ奏者の腰塚賢二さんと組んで公演した。
本堂に集まった約150人の聴衆を前に、宮田小中学校の校歌など耳なじみの曲からスタート。ムーンリバーといったジャズの定番から、サン=サースの白鳥まで、幅広い楽曲で会場を楽しませた。
同寺の山田弘之住職はアンサンブル信州の運営に協力するなど、音楽文化の地域定着に尽力している。
今までも雅楽など本堂で6回の演奏会を開いてきたが、アンサンブルメンバーによるものは2回目。浅井さんは「宮田を訪れると、、いつも我が家に来たような気分になる」と話し、熱心な地元のファンに音楽の楽しさを伝えていた。 -
箕輪西小古田人形クラブ結成15周年記念行事
古田人形を語る会箕輪町の箕輪西小学校古田人形クラブの結成15周年を記念して22日夜、古田人形を語る会が西小であった。現役クラブ員、卒業生で箕輪中学校の古田人形部員、古田人形芝居保存会員ら33人が集まり、クラブの活動や人形芝居を語り合った。
古田人形芝居は上古田地区を中心に江戸時代から伝承されてきた人形浄瑠璃。79年に箕輪中学校に古田人形部ができ、92年に箕輪西小にクラブができた。03年には善行青少年、青少年健全育成功労者内閣官房長官賞を受賞した。
クラブは毎月3回程度、保存会員の指導で練習し、校内発表会や12月の古田人形芝居定期公演で「傾城阿波鳴門 順礼歌の段」を発表する。今年は4年生から6年生までの13人が活動。17日には15周年記念公演をし児童、保護者、地域住民ら約200人が鑑賞した。
児童は「足の高さや歩くとき、人形の気持ちがわかるようにというのが難しかった」「教えてもらってなんとかできるようになった」「来年もやりたい」など思いを発表した。
保存会員は「芸に完結はない。それが魅力。一生の趣味という気持ちで続けてくれたらなと思う。ぜひ継続して仲間に入ってきてくれることを希望している」と、クラブの児童による古田人形芝居の継承に期待を寄せた。 -
県文で第13回美鈴工房パッチワークキルト作品展
南箕輪村、伊那市、箕輪町、辰野町にある美鈴工房キルト教室(磯千恵子代表)で学ぶ受講者による「パッチワークキルト作品展」が26日まで、伊那市の県伊那文化会館で開かれている。大作のタペストリーや日常生活の中で使えるバッグなど約100点が、訪れた人を楽しませている=写真。
1年半置きに開く作品展で13回目。受講者が1年ほどかけて準備してきた2メートル近い大作が多数並んでいる。家族が着古した古着やタンスの中で眠っていた着物を使った作品も多く、細部までしっかりとキルティングされた作品の数々を、食い入るように観察する人もいた。
磯代表は「どれも人の手が作った作品。ぜひ、多くの人に挑戦してもらいたい」と話していた。
午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後4時まで)。入場無料。
25、26日は、屋外での生地の即売会やバッグ講習会なども催される予定。即売会は午前11時縲恁゚後2時。講習会は25日が午後1時から、26日が午前10時から。 -
伊那市・赤木公民館で初文化祭 女性団体が主催
伊那市西春近の赤木地区で初の文化祭が25日、赤木公民館であった。地区の女性団体3団体が立ち上げた企画で、区と公民館が後援。木彫や盆栽、絵画などに取り組む地域住民の作品を並べ、それぞれの個性を来場者と共に眺めた=写真。
作品を通じて隣近所の人を理解し、地区のつながりを強めようと開いた文化祭。中学生男子から91歳の女性までの約80人が一人数点ずつ出品した、計200点以上の力作が会場を埋め尽した。
ステンドランプ、絵手紙、水墨画、ちぎり絵、レザークラフトなど幅広いジャンルの作品ばかり。中には中学生が1枚の紙を切らずに百回以上折り重ねて作った折り紙などもあった。
田中節区長は「地域活性化のベースになる企画。女性の皆さんの地域興しの意識の高さに関心した」と感想。女性団体の関係者の小平久子さん(69)は「皆さんが喜んでくれてうれしい。今後も継続していきたい」と話していた。 -
明社協が寄付
明るい社会づくり運動駒ケ根市協議会(堀内照夫会長)は10月27日に駒ケ根市内の大型店など7カ所で行った街頭募金約7万9千円を市社会福祉協議会に寄付した=写真。21日、福澤哲男副会長ら役員3人が市役所を訪れ、原寛恒助役に募金を手渡した=写真。原助役は「社会奉仕への取り組みを通じて市の福祉増進に寄与する皆さんの尊い志に敬意を表する。寄付金は社会福祉のために最大限生かせるよう有効に使いたい」と感謝の言葉を述べた。
寄付金は市社協の善意銀行に積み立てられる。 -
小沢さちピアノリサイタル
伊那市出身のピアニスト小沢さちさんのピアノリサイタルが22日夜、駒ケ根市の駒ケ根高原美術館別館VITA AMORで開かれた。伊那市の人材教育・派遣業ワーク・トラスト主催。約100人の聴衆が集まり、小沢さんの奏でるベートーベン、ショパン、ブラームスなどの名曲の調べに酔った。小沢さんは曲の合間に語りも披露。「ピアノを弾く時、以前は間違えないように、などと考えながら弾いたものだったが、最近は作曲家の人生に思いをはせながら弾くようになった」などと笑顔で語り掛けた。
小沢さんは伊那北高、桐朋学園大ピアノ科卒。同大弦楽器伴奏研究員修了。現在同大付属音楽教室講師。ソロ、室内楽コンサートのほか、内外の演奏家の伴奏やなどに活躍中。 -
まるこま市場祭り
駒ケ根市赤穂上穂南にある駒ケ根市公設地方卸売市場「まるこま市場」で23日「第2回まるこま市場祭り」が開かれた。地元産の野菜や果物、花などが格安で販売され、せりの実演なども行われて、訪れた家族連れなどでにぎわった=写真。
会場の一角には給食についてのパネル展示や、果物が当たる食育クイズコーナーなどが設けられたほか、来場者には熱い豚汁が無料で振る舞われた。
イベントを主催した同市場生産者組合(小林弘志組合長)と仲買人組合(今村誠組合長)は「ここに市場があることすらあまり知られていないので、一般の人に存在をアピールしようと昨年に続いて祭りを企画した。できれば来年以降も続けていきたい」と話している。 -
箕輪中学校安全願い隊発足
箕輪町の箕輪中学校で22日夜、生徒の安全を見守る保護者やボランティアの「安全願い隊」が発足した。町内5小学校は、みまもり隊組織がすでに活動しており、箕輪中の発足で町内全小・中学校で子どもを見守る体制が整った。
各クラスの正副学級PTA会長とボランティア8人の計46人でスタート。生徒の登下校時間帯に通学路に出て安全を見守る。都合のつく時間帯で目安は登校が午前7時から8時、下校(冬期)は午後4時45分から6時ころ。登校時は交通安全、下校時は不審者や交通安全を中心にし、特に自宅近くの通学路で人通りが少なく見通しが悪い場所、交通量が激しく危険な場所に立ったり、学区内を散歩する。
隊員は町安全みまもり隊連絡協議会が用意した腕章と帽子を着用する。
発足の会では、隊員を委嘱し、活動を確認。PTA会長は「生活や教育全般で何気なく、そして深くつながることで地域がつながる。この会が子どもと地域がつながる絶好の機会になればと思う」とあいさつした。 -
南箕輪村商工会女性部40周年記念式典
設立40周年を迎えた南箕輪村商工会女性部は23日、記念式典を商工会で開き、40年の歩みを振り返り、節目を祝った。
女性部は講演会、一人暮らしのお年寄りに手作り弁当の配布やマレットゴルフ交流、サツキ植樹作業、簿記や帳簿の勉強、料理健康の研修、趣味講座、パソコン勉強会など熱心に活動してきた。
記念事業は、記念誌をパソコン教室が作成し、式典会場は絵手紙など趣味の講座の作品を展示、祝賀会料理は料理・漬け物教室が準備するなど、これまでの活動を取り入れ手作りした。
記念事業の柴親子実行委員長は「自分を磨くため、女性部が女性部であるため、頑張っていきたい」、女性部の後藤幸子部長は「これから40年、今日からまた皆さん一緒に歩み始めましょう」とあいさつした。
記念事業で「歌のつどい」も村民センターで開いた。歌手として活動する神谷ありこさんを招き、南箕輪小学校と南部小学校の合唱部も参加し、ふるさとの歌をうたって交流を深めた。 -
第15回上伊那ソフトバレーボール大会夢気球杯
第15回上伊那ソフトバレーボール大会夢気球杯は23日、南箕輪村の村民体育館など3会場であった。4部門に計56チームが参加し、熱戦を繰り広げた。上伊那連盟主催、中部電力協賛。
部門は年代別のヤング(20歳以上)ブロンズ(30歳以上)シルバー(40歳以上)ゴールド(50歳以上)で、60歳以上のダイヤモンドはゴールドで競技した。
各チーム予選リーグを2試合ずつし、各ブロックの順位ごとに順位別リーグでさらに2試合ずつして順位を決めた。
結果は次の通り。
▽ヤング (1)はせくらぶA(伊那)(2)Beeダッシュ(伊那)(3)梅の里A(宮田)
▽ブロンズ (1)はせくらぶC(伊那)(2)中川(3)大穴A(飯島)
▽シルバー (1)こまちゃんV(駒ヶ根)(2)はせくらぶE(伊那)(3)予想外チーム(南箕輪)
▽ゴールド (1)勘太郎(伊那)(2)まっくん60(南箕輪)(3)はせくらぶF(伊那) -
かんてんぱぱで第11回書晋会展
第11回書晋会が26日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。作風も流派も異なる多彩な作品約50点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
上伊那書道協会に所属する伊那市在住者14人の作品展。今年は一人が3縲・点の作品を出品しており、大作の中には展覧会に出したものなどもある。作者の顔が分かるよう、作品の横には顔写真を添えた。
李白や杜甫の漢詩や、井上井月の句などを扱った作品から、あまりなじみのない人でも親しめるような柔らかな作品までさまざま。額装や軸装だけでなく、扇子や木片に書いた作品もある。
出展者の一人、泉石心さんは「それぞれがスタイル持ち、弟子に教えるレベルの書道家。流派を超えたさまざまな作品が楽しめる作品展」と話していた。
入場無料。午前9時半縲恁゚後5時(最終日は午後4時まで)。 -
箕輪町
ぷち・らぱん代表
戸田真理子さん夫の両親が暮らす箕輪町に今年7月、夫より一足早く、東京から引っ越してきた。「雑貨の店をやったら」との夫の言葉で起業を決意。「かわいい大人のためのうるおい雑貨」をコンセプトに中心商店街に店を構え、新たなスタートを切った。
店名は仏語で小さいウサギの意。子どもが一文字ずつ読めるよう平仮名にした。店にはフランスとベトナムの品、今まで使ったブランドなど自分の好きなものを置こうと考えた。なくてもいいけど、あれば生活がうるおう。そんな「うるおい雑貨」をそろえた。
オープンから2カ月。若い世代が店を探して訪れる。「おかげさまで毎日忙しい。皆さんゆっくり見てくださって、居心地がいいのかなと本当にうれしい」と微笑んだ。
東京では、接客マニュアルを作り指導する仕事をしていた。仕事を辞める前の1、2年はホスピタリティーも学び指導していたが、実際の接客は初。「接客の基本は、心から来ていただいたことに感謝すること。自分が教えていたことは間違っていなかった」と実感した。
ターゲットは20歳代後半から30歳代。東京のイメージは、30歳代で結婚し35歳で2、3歳の子がいる。しかしここでは「こんなに若い人がいると思わなかった」と驚いたほど若い世代、小さな子ども連れが多いという。
店内は1軒の家をイメージしキッチン、クローゼット、勉強部屋などテーマを持たせたディスプレイだが、客層を見て、お母さんの買い物中に子どもが遊んで待てるコーナーも新たに作った。定休日もディスプレイを変えたり、半受注の棚を作ったりと忙しい毎日を送っている。
もともと雑貨が好きで、お気に入りはアメリカのスーパーで買ったポパイの缶詰。ホーローは15年も愛用している。パリを訪れるときも、わざわざアパートに泊まり、例えばヨーグルトなどかわいいパッケージのものを買い、中身を食べて容器を持ち帰る。
料理好きで、台所用品はかわいいものが欲しいと、特に布きんは色柄がきれいなフランスものにこだわる。「ちょっとした贅沢。小市民なんですけどね」と、トイレットペーパーも柄物を使う。
購入するばかりでなく、身近にあるビンに手を加えるなど、型にはまらず自由な発想で雑貨を生活に取り入れている。
勤めていたころは、「雑貨屋さんを見てまわるのが息抜きだった」。買ってはみたものの家に帰ったらサイズが合わないなど、買い物で失敗したこともある。「一度家に帰って考えて」。自身の経験からのアドバイスだ。
箕輪での生活も4カ月が過ぎた。「本1冊買うにも手に入らないなど、あまりにも地方と東京の違いを感じた。だから、私の店に雑貨が好きで集まってくれる人には、ここに来ればあるというふうにしてさしあげたい」。商売よりも友達づくりを考えて始めた店。「皆さんがとても温かい。無理しないで、ずっと長くやっていけたら」。
ハンドメイド作品を展示する店内の無料貸出テーブルをきっかけに、人が集まる試みとして、12月にハンドメイドフェスタを計画している。(村上裕子) -
上新山に木製えん堤を設置
伊那市富県上新山の湧(ゆう)水路に23日、木製えん堤1基を設けた。04年度から数えて3基目で、土砂流出の防止などを図る。
えん堤は大雨の際、土砂や流木を留め、木の間から水が流れる仕組み。以前は大雨が降ると、農業用水路に土砂がたまり、いざらいに労力を使っていたが、木製のえん堤を設けたところ、9割の土砂をせき止める効果があったという。周辺はザゼンソウやミズバショウの群生地で、保護・育成も兼ねている。事業費は65万円(うちコモンズ支援金約23万円)。
作業には、新山土地改良区や新山山野草等保護育成委員会のメンバー、県・市職員約40人が参加。
えん堤は、昨年のえん堤から下流約10メートルに設置。カラマツやヒノキ、クリなど地元産(民有林)の間伐材を使い、長さ2メートルに切りそろえた間伐材を川幅4メートルのU字型の湧水路に一段ずつ積み上げた。針金で固定し、高さ2・5メートルの土留めを築いた。
地域住民は「一帯を散策できる環境になれば」と期待した。
また、ハッチョウトンボが生息する「トンボの楽園」周辺の草刈りもした。 -
まちじゅう美術館表彰式
伊那市内の保育園児を対象にした「第5回まちじゅう美術館」(伊那商工会議所・商業連合協議会主催)の表彰式が23日、商工会館であった。市内49店舗で12月25日まで、応募作品691点を飾っている。
「まちじゅう竏秩vは、商店街に園児の絵を飾る取り組み。「わたしの好きなお店」「わたしの家族」をテーマに、高遠町・長谷を含む32保育園・幼稚園の年長児が伸び伸びと書いた作品が集まった。
式で、会頭賞5点、副会頭賞10点、部会長賞20点の入賞者を一人ずつ表彰。
向山公人会頭は「権兵衛トンネル開通で、木曽の人にも見てもらえるのではないかと思う」とあいさつし、元気なまちづくりへの参加を呼びかけた。
応募作品は飲食店、理・美容店、衣料品店などのウインドーや店内に飾られ、歩道からも見ることができる。園児が絵のある店に行くと、メダルなどがプレゼントされる。 -
熱戦・上伊那少年サッカーフェス
第14回上伊那少年サッカーフェスティバルは23日、南箕輪村の大芝高原総合グラウンドであった。上伊那各地の7団体の児童が参加し、日ごろの練習成果を披露した。上伊那少年サッカー協会主催、伊那毎日新聞社共催、KOAなど協賛。
各学年(1・2年は混合)ごと、1チーム5人・試合時間10分間で競うミニゲーム、4竏・年それぞれのPKトーナメントの2種目を繰り広げた。
サッカー少年・少女たちは、グラウンド狭しと走り回り熱戦を展開。我が子の勇姿を見守る保護者らも手に汗握りながら「前へ、前へ、攻めて!!」などの熱い声援を送り続けた。
結果は次の通り。
【ミニゲーム】
▼1・2年(1)トップストーンA(2)同C(3)同D▼3年(1)箕輪A(2)南箕輪A(3)東春近A▼4年(1)南箕輪B(2)アルカス高遠(3)トップストーンB▼5年(1)トップストーンB(2)アルカス高遠(3)駒ヶ根B▼6年(1)駒ヶ根B(2)トップストーンA(3)東春近C
【PKトーナメント】
▼4年(1)アルカス高遠(2)トップストーン(3)箕輪▼5年(1)南箕輪(2)トップストーン(3)駒ヶ根▼6年(1)駒ヶ根(2)トップストーン(3)東春近 -
伊那市高遠町藤沢で「はつらつ藤友教室」
伊那市高遠町で、藤沢地区在住の一人暮らしの高齢者を対象にした「はつらつ藤友教室」が開かれている。健康体操や調理実習などを通して、認知症や体力低下などの予防につなげている。
藤沢地区の高齢化率は高遠町では最も高い約45%(昨年度)で、一人暮らしも多い。高遠町総合支所は町内数カ所で高齢者の介護予防教室を展開しているが、藤沢地区は、70歳から85歳の一人暮らしの高齢者を対象にした。
該当する37人に参加を呼びかけ、14人が登録。10月から12月まで週1回ずつ、全12回を予定している。栄養バランスがとれた献立で一人でも簡単に作れる料理の実習、全身を使った転倒予防の健康体操、演奏や歌を歌った音楽療法の体験のほか、消費生活についての講習も受ける。
お年寄りたちは和気合い合いと楽しい時間を過ごしている。教室最高齢者の83歳の女性は「みんなでわいわいやって、笑ってる。いろんなことも体験できるから、毎週楽しみにしているんですよ」と笑顔で話していた。 -
県長寿社会開発センター上伊那「賛助会員の集い」開催
県長寿社会開発センター上伊那地区賛助会(高橋大八会長)の「賛助会員の集い」が22日、伊那市の県伊那合同庁舎であった。会内の各グループによる実践発表や作品展示など、日ごろの活動を紹介し合って、交友を深めた。
会は県老人大学の卒業生を中心に約600人で構成。俳句や短歌、書道、手芸など文化活動や、マレットゴルフやペタンクなどスポーツなど34グループあり、生涯学習活動を展開している。全体でも、料理教室やスポーツ交流などを通して年数回、会員が集まって親ぼくを深めている。
「賛助会員の集い」は会員の資質向上を図る目的で毎年1回開く。各グループの展示発表によって、会の活動を広く一般に知ってもらう機会にもしている。
実践発表は、2グループが詩吟や童謡・唱歌を披露。記念講演は、辰野町の手話ダンスパフォーマー・深澤美和さんが「あなたも歌が見えますか」と題して、手話ダンスを交えながら話した。会場には、会員のさまざまな力品を飾り、日ごろの成果を披露した。
高橋会長は「会員の高齢化伴って、活動を取り巻く環境は年々厳しくなっている。高齢者の気持ちがわかるのは地域の高齢者であり、互いに助け合って、幸せづくりをしていきたい」と話した。 -
おしゃべりミュージックコンサート26日に
音楽指導者でつくる宮田ミュージックサークル(MMC)は26日午後2時から、おしゃべりミュージックコンサートを宮田村民会館で開く。メンバーによる演奏のほか、指導する同村の「サタデーシンガーズ」、飯島町の「音のカーニバル」の子どもたちがオペレッタを上演。本番に向けて練習に励んでいる。
コンサートは3部構成で、1部のオペレッタ「最終列車のあとで」は28人の児童が出演。宮田駅に季節を運んでくる列車をイメージし、楽しい歌声に乗ってストーリーが展開していく。
子どもたちは本番に向けて熱心に練習。最高の舞台にしようと、気持ちをひとつにして取り組んでいる。
2部はモーツアルトの名曲を特集し、3部はテレビ、映画、CMなどでおなじみの曲を演奏。MMCのメンバーがピアノ、声楽、フルート、三味線など、多彩な楽器でコラボレーションを繰り広げる。
「子どもたちの元気なオペレッタに、聴き慣れた曲の数々。多くの人に足を運んでもらい、みんなで楽しみたい」とMMCの瀧澤智恵子代表は話す。
チケットは5百円。問い合わせは村民会館85・2314まで。 -
白心寺で十夜法要
宮田村町2区の浄土宗・白心寺(山田弘之住職)は23日、十夜法要を営んだ。檀家を中心にした小学生12人が稚児となり、礼賛舞(らいさんまい)を奉納。先祖を供養し、五穀豊穣、安心した暮らしができることに感謝した。
同寺では毎年、礼賛舞を十夜法要にあわせて奉納。今年も小学3年から6年までの女子が稚児の衣装に着飾り、会場に集まった約100人の檀家の前で堂々と披露した。
十夜法要は同宗派の3大法要のひとつ。かつては陰暦の10月5日から十日十夜続けたことから、その名が付いた。今は農作物の収獲時期とも重なるため、天の恵みに感謝する意味も込められている。 -
心の健康を考えるつどい
宮田村は23日、「心の健康を考えるつどい」を村民会館で開いた。精神の障害を地域みんなで考えようと、約200人が参加した。当事者が徐々に社会参加しようと努力している姿を報告。心の問題には地域の支えと理解が大切なことを再認識した。
当事者でつくる村内の心を支えあう仲間づくりの会「さくら」が活動報告した。
福祉交流施設なごみ家を拠点に活動し、多くの人と多彩な交流を深めていると紹介。
「人と上手に付き合いたい。社会の中で生きていく力を養っていく」、「障害者は孤立しがちだが、地域に密着してきた。もっと自然に社会参加していければ」など、胸の想いも発表した。
「さくら」は、同じく活動報告した村福祉作業所、ボランティア、そして地域住民と一緒に合唱も披露。
多くの観衆が見守るステージに堂々と立ち、2カ月間に及んだ練習の成果を発揮。2部合唱で楽しい歌声を響かせた。
ボランティアで指導してきた鷹野綾子さんは「本当に素敵な合唱ができた」と感激。メンバーも「心をこめて歌うことができた」と喜んでいた。
講演会や作品展示、発表などもあり、参加者は心についての理解を深めていた。