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親子でバングラディッシュ料理に挑戦
料理を通じて異文化も知ろう竏窒ニ伊那市の大萱保育園に通う年長園児親子13組が25日、バングラデシュ料理作りに挑戦した。 大萱保育園は今年、親子で調理体験を行うことで、食に対する理解を深めてもらうために年長園児の希望者を対象とした「親子クッキング」を実施。第1回目は白玉など和菓子を中心としたメニューに挑戦したところ、好評だった。
今回は同園に娘のヌールちゃんを通わせている信州大学農学部の留学生、ミーア・アブドゥル・ガッファさん夫妻に講師を依頼し、バングラ料理づくりを企画。日本では販売されていない香辛料を使ったり、あちらで食べられている細長い米を使ったりしながら、鶏肉がたっぷり入った野菜の煮物と香辛料が効いたライスカレーの2品に挑戦した=写真。
出来上がった料理は全員で試食。大人も子どもも家でつくるカレーとは違う異国の味を楽しんだ。 -
ハンセン病懇談会
不治の業病として恐れられたハンセン病についての正しい理解を深めてもらおうと県は26日、ハンセン病療養所入所者との懇談会を駒ケ根市の県看護大学で開いた。群馬県の国立療養所栗生楽泉園に入所している元患者の丸山多嘉男さん(79)が偏見や差別の根絶を訴えた=写真。
14歳で発病し、数年後草津の療養所に「強制収容された」という丸山さんは『ライ患者一掃竏窒ワず8名収容』と書かれた当時の新聞を示し「一掃とはごみをはいて捨てることだ。自分たちは人間でなく、ごみと同じ扱いなのか竏窒ニ悔しい思いをした」とこれまでのつらい思いを語った。時折涙で声を詰まらせながら切々と語る丸山さんの体験談に、集まった約10人はうつむきながらじっと耳を傾けていた。
ハンセン病はらい菌による感染症だが感染力は弱く、発病はごくまれ。発病すると皮膚や末梢神経が侵される。かつては不治とされたが、化学療法や投薬などにより治癒する。 -
旧中沢中記念碑移設
市道建設のために今月移転した「中沢中学校之碑」のしゅん工式が26日、中学のあった駒ケ根市の中沢小学校校庭の一角で開かれた。同窓会員ら約30人が集まり、石碑の前で懐かしい校歌を歌って往時をしのんだ=写真。
石碑は1980年に旧中沢中学校校舎が老朽化のため姿を消すのを記念して建てられたが昨年10月、主要地方道駒ケ根長谷線中沢地域バイパス改良工事に伴う市道の取り付け道路のルートに当たることが分かり、移転について同窓会(北原儀平会長)が中心になって話し合いを進めてきた。今月中旬に工事に着手し、東に約7メートル移築する工事を18日までに終えた。県の移転補償費用は約86万円。 -
駒ケ根市MIX9バレー大会
駒ケ根市バレーボール協会は26日、男女混合9人制のMIX9バレー大会を同市の市民体育館と西駒郷体育館で開いた。12チームが参加し、3ブロックごとのリーグ戦を行って順位を争った=写真。
特別ルールとして男子は、サーブはアンダーハンド、スパイクは40歳未満はアタックラインより後方、40歳以上は同ラインより前方で打てる竏窒ネどが採用された。
上位は次のチーム。
▼Aブロック(1)チームTOP(2)バレーボール協会役員チーム(3)仲良し排球部▼Bブロック(1)駒ケ根クラブ(2)こまちゃん(3)ぷらむ▼Cブロック(1)サインはエ?(2)にしこまごう(3)オールコマガネ -
おしゃべりミュージックコンサート
上伊那の音楽指導者らでつくるMMC(宮田ミュージックサークル)は26日「おしゃべりミュージックコンサート」を宮田村の村民会館で開いた。MMCが指導する2つの小学生グループ、宮田村の「サタデーシンガーズ」と飯島町の「音のカーニバル」が加わって演じるオペレッタ「夜行列車のあとで」が第1部で上演され、観客の盛んな拍手を受けた。第2部では「モーツァルト特集」、第3部では「テレビ、映画、CMなどでおなじみの曲特集」としてMMCのメンバーがそれぞれ得意のピアノやエレクトーン、フルート、ソプラノの歌声などを披露=写真。見事な演奏に聴衆はうっとりと聴き入っていた。
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バドミントン交流会
宮田村公民館(白鳥剛館長)は26日、バドミントン交流会を村農業者トレーニングセンターで開いた。村内の愛好家ら約30人が集まり、思い思いにシングルスやダブルスの試合をしたりするなど、バドミントン好き同士で伸び伸びと思い切りプレーを楽しんだ。
小学生ら初心者にはラケットの握り方やシャトル(羽根)の打ち方などの基本をコーチ=写真。初めは思うように打てなかった参加者も練習のかいあってしばらくすると笑顔を見せながら楽しそうに打ち合っていた。 -
伊那市でエイズ予防・性教育講演会
エイズ感染者で、来日するたびに各地でエイズ予防を訴える活動をしているブラジル人、ジョゼ・アラウージョ・リマ・フィーリョさんによるエイズ予防・性教育講演会が26日、伊那市民会館であった=写真。在日ブラジル人など約30人が参加。エイズ対策として先進的な取り組みをしてきたブラジル事例を通して、エイズから身を守るための方法や、子どもへの性教育のあり方を学んだ。
市内に住む在日ブラジル人にもエイズや性教育について学んでもらおう竏窒ニ、始めた取り組み。日本人も参加できるよう、日本語の同時通訳もしている。
ジョゼさんは2000年には感染者が150万人になると言われていたブラジルでは(1)治療の無料化(2)匿名での検査の実施(3)感染が進む特定グループでの予防対策竏窒iめ、60万人まで感染者を抑えた実例を紹介。「日本は先進国でありながら唯一エイズ感染者が増えている。私たちは国に対して正しい情報を提供してもらい、性について語り合っていかなければならない」と語った。
また「市内でも匿名かつ無料でエイズ検査が始まっており、気軽に検査に出かけてほしい」と呼びかけた。 -
第31回伊那市勤労青少年ホーム祭
第31回伊那市勤労青少年ホーム祭が25日、同ホームであった。サークル活動や講座受講でホームを利用する約50人が集まり、さまざまな催しを通して交流を深めた。
年に一度開く利用者の交流会。今年は「楽」をテーマに、20近いサークルや講座が参加。会食を交えながら、バンド演奏や各グループの取り組み発表などが行われた。
イベント企画やオリジナルグッズの企画制作をしているグループ「笑龍」は、さまざまなイベントをより楽しくするために開発しているオリジナルフード6種類を発表。
形や見た目はどれも似通っているが、味や触感はこれまでにない新鮮さを追求しており、試食した参加者は「面白い味」「カリカリしていて美味しい」などと話しながら楽しんでいた。 -
第11回上伊那スポーツフェスティバル06ふわっとテニス大会
第11回上伊那スポーツフェスティバル06の「ふわっとテニス大会」が26日、伊那市の勤労者福祉センター体育館であった。上伊那各地から88人が参加し、ともに汗を流した。上伊那スポーツ振興協議会など主催。
さまざまなスポーツを通して交流を深めるとともに、体力、マナーの向上を図ることなどを目的とする上伊那スポーツフェスティバルの一環。今回は、大人から子どもまで一緒に楽しめるニュースポーツ「ふわっとテニス」の大会を開いた。
参加者は二人一組で小学生の部、親子の部、一般の部の3部門に分かれて対戦。各ブロックで上位者を決めた。
親子で挑戦した参加者は、息の合ったチームワークでボールを打ち合い、得点を重ねるごとに喜びを分かち合っていた=写真。 -
南箕輪村の2小学校で邦楽コンサート
南箕輪村の南箕輪小学校と南部小学校で27日、尺八箏の会主催で邦楽グループ「まいまい」が演奏する邦楽コンサートがあった。例年この時期に開くコンサートで、南箕輪小は6年生、南部小は4年生以上が尺八、箏、三味線の演奏の様子を興味深く見つめ、耳を澄ませて邦楽の響きを楽しんだ。
南部小には6人が来校し、箏・三弦・十七弦による「落ち葉の踊り」、尺八も交えたモーツァルトの「まほうの鈴」など古典曲やクラシックなどを演奏。なじみのある「赤とんぼ」「里の秋」など6曲からなる「秋のメドレー」では、児童が演奏に合わせて歌うなどして楽しんだ。
篠笛クラブと太鼓グループ「CoCo龍」の児童による特別演奏もあった。演奏会後は箏、尺八などの楽器に児童が実際に触れ音を出す体験もした。 -
おはなしを楽しむつどい「わらべうたで遊ぼう」
おはなしを楽しむつどい「わらべうたで遊ぼう」は25日、箕輪町文化センターであった。親子連れら35人がわらべうたを歌い、一緒に楽しく遊んだ。箕輪町民ら有志によるおなはしを楽しむつどい実行委員会の主催。子ども夢基金助成活動。
福音館書店社外講師として全国で講演活動をしている神奈川県茅ヶ崎在住の荒川薫さんを講師に招いた。
わらべうた「おてぶしてぶし」は、どんぐりが左右どちらの手に入っているかを当てる。皆で歌い、荒川さんが両手をにぎって差し出すと、子ども達が集まって「こっち」と指差し、「おおあたり」と当たると飛び上がって喜んでいた。
「もどろもどろ」「おちゃをのみにきてください」など、参加者皆で輪になって遊んだ。 -
地域交流センター等利活用検討委員会初会合
箕輪町が国のまちづくり交付金事業を活用して進める、箕輪消防署の建替えに伴う消防署と地域交流センターの複合施設の建設に向け、町は27日、地域交流センター等利活用検討委員会の初会合を町文化センターで開き、地域交流センターを生かした子育て支援についてワークショップ形式で意見を出し合った。
計画では、施設は現消防署エリアに建設。12月中に基本設計、07年3月までに実設計し、07年度に着工する。07-08年度事業で、消防署が新施設に移転後、現在の署を取り壊す予定。
検討委員会は、地域交流センターや地域交流広場の利活用について検討、審議する。検討の柱は▽地域交流センターを生かした子育て支援▽同センターを生かした地域防災▽周辺施設との連携による世代間交流-。会議は3回程度開く予定で、毎回1つの柱について意見を出し合い、意見で反映できるものは設計に反映する。
委員は一般と町役場からの計7人。委員長に戸田勝利さん(総務課総務係長)、副委員長に白鳥紀子さん(社会教育委員・民間子育て支援)を選出した。
桑沢助役は「地域交流センターをどう活用するか、皆さんからの意見を参考に設計に取り掛かる。いい知恵を出し合って、いいものを造っていきたい」とあいさつした。 -
【記者室】ハンセン病を知っていますか
ハンセン病(古くはらい病)についてご存知だろうか。不治の病とされ、病状が進むと皮膚が変形することもあるためか必要以上に恐れられてきた。らい菌によって起こるが感染力は極めて弱く発病はまれ。投薬で完治する▼戦後間もなく強制的に療養所に収容された元患者の話を聞いた。涙で声を詰まらせながら語る言葉から、誤った国の政策により一生を台無しにされた無念の思いがひしひしと伝わってきた▼・ス元・ス患者は今も療養所で暮らしている。「半世紀以上も社会から隔離されてきたんだ。いまさら出てもいいと言われても住む家も家族もない」竏秩B恐ろしいのは病気よりもむしろ無知による偏見や差別だ。ハンセン病に限らず加害者にならないよう心したい。(白鳥文男)
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もっと野鳥とふれあいたい
宮田小1年2組、イメージふくらませエサ台づくりに宮田村宮田小学校1年2組は、野鳥を目の前で見たいと取り組みを始めた。28日は日本野鳥の会の小口泰人さん=駒ケ根市福岡=を迎え、村周辺に生息する野鳥の生態をビデオなどで学習。どのようなエサ台を作れば鳥たちが寄って来るか、考えをふくらませた。
同学級は5月と10月に、県野生鳥獣救護ボランティアも務める小口さんから保護しているフクロウなどを見せてもらい、野鳥に興味を持った。
しかし、普段の生活では野鳥を見ることが難しく、児童たちは「もっと目の前で見てみたい。鳥に近付くには、どうしたらいいんだろう」と疑問が深まった。
小口さんにお願いして、野鳥と接する方法をアドバイスしてもらうことに。この日は、弱い鳥、強い鳥で食べるものも違えば、エサの取り方も様々であることを学んだ。
台を作ったり、吊るすなどエサによって近付く方法があることも知ったが、小口さんは「どんな風にしたら鳥が来るか、一人ひとりアイデアを考えてみて」と呼びかけた。
今後は各児童が工夫してエサ台を作成し、家庭に設置する予定。さらにみんなで協力して校内にも設け、鳥との距離を近づけようと子どもたちの夢は広がっている。 -
飲酒運転防止に夜間バス検討を
宮田村商工会と同村議会との懇談会は27日、商工会館で開いた。商工会側は、飲酒運転防止と地域活性化の両面から、夜間に村内でバスを運行できないか提案。村や議会などと一緒に研究していきたいと投げかけた。
夜間バスの運行は、以前に同商工会で研究しようと試みた経緯がある。
当時は夜の中心商店街を活気づける観点だったが、最近になり飲酒運転が全国的な社会問題として大きく取り挙げられ、懇談会で再び議題に乗せた。
「経費面など単純に結論が出る話ではない」(関係者)が、懇談で前林善一商工会長らは商工会としても前向きに研究していきたい考えを示し、村側の協力も求めた。
懇談会は商工会役員、村議会産業建設委員会の約30人が出席。商工会各部会が各業種の厳しい現状を説明したうえで、村や議会に理解と協力を要請した。
建設部会は「工事数が減り続け厳しい。国や県の補助を積極的に活用して、新規の公共事業を充実してほしい」と要望。
商業部会は権兵衛トンネル開通による村の経済活性化策、工業部会は新製品開発の支援などを求めた。
他に、「村が物品などを購入する場合、村内業者が受注に参加できるよう配慮を」と意見も。商工業にとらわれず、若者の結婚対策、地域活性化のための住民組織強化なども提案した。 -
育てた農産物、おいしく「いただきます」
かかし隊、収獲祭にぎやかに農作物の栽培を通じて、季節の行事にもふれる宮田村公民館の親子学級「われら、かかし隊」は27日、収獲祭を村民会館で開いた。丹精込めて育てた農産物を調理。おはぎや汁物にして会食し、大地に根を生やした1年間の活動を振り返った。
春に発隊して、町3区の田畑で農産物の栽培に挑戦。収獲祭のメインディシュは、豊作だったもち米を使っておはぎにした。
青バタ大豆を煎って、きな粉づくりからチャレンジ。小豆やゴマなど全て自分たちで育てた農産物を調理し、美味しいおはぎが完成した。
いもっこ汁の里芋も、みんなで育てた野菜のひとつ。この日は活動に協力してくれた地域の人たちも招待し、みんなで天の恵みに感謝した。
好評だったかかし隊の今年の活動は終了。同公民館は来年も親子体験を継続していこうと計画している。 -
農業委員会が村長に建議書
宮田村農業委員会(小田切信樹会長)は、活力ある農村の確立に向けて15項目の施策要望をまとめ、27日に清水靖夫村長に建議書を提出した。来年度から大きく変わる米の需給調整制度や後継者問題など、未来に展望を持って対応できる施策を求め、開発に対する優良農地の保護明確化も要望に盛り込んだ。
水田協議会や農業関係者組織の強化整備、農協との連携による実態に即した地域密着の農業施策を強く要望。
若い世代や定年退職者への農業に対する意識を高め、新たな組織体制や育成支援などによる後継者、担い手対策も求めた。
村内では若手後継者が参加する「壮年連盟(壮連)」があるが、若者の農業離れなどで組織維持など難しい問題も抱えている。
委員会役員3人から建議を受けた清水靖夫村長は、後継者、担い手問題に関心を示し、行政としても改めて協力していく考えを示した。 -
アルコール依存症研修会
駒ケ根市で精神障害者グループホームを運営するなどの福祉活動をしているNPO法人メンタルサポート駒の杜(松崎澄子理事長)は26日、アルコール依存症について考える研修会を駒ケ根市の県看護大学で開いた。約40人が集まり、三重県立こころの医療センターの臨床心理士杉野健二さんの講演「アルコール依存症とその家族の回復竏虫ゥ己喪失の病からの回復」を聴いた。
杉野さんはアルコール依存症について「体や心の疲れを癒そうとして酒に救いを求めるのはいいが、その依存度が病的に高まるとやがて24時間飲み続けずにいられない状態になる」と説明=写真。その上で治療法について「精神科への入院や通院でたいていは直るのだが、自分で断酒する強い意志がなければ結局は元に戻ってしまう」と話した。 -
新ごみ処理施設建設計画「ぼつぼつ大詰めに」
上伊那広域連合の新ごみ処理施設建設計画で、難航している用地選定について連合長の小坂樫男・伊那市長は「地元の賛成が前提であり、難しい問題」とする一方で、候補にあがっている市内複数予定地は明確にしなかったものの「ぼつぼつ大詰めにきている」と述べた。28日開いた広域連合議会一般質問で説明した。
当初の計画では、07年度の稼動を目指していたが、用地選定が遅れているため、既存施設の稼動の延長を決めている経過があるが、「地権者を含む地元の同意なくして決定できない」とし、用地選定委員会設置の考えがないことを示した。
候補の複数予定地を明らかにしないことについては「検討中のために区の強い要望によって表に出ていない」と説明した。
また、候補地の一つにあがっている伊那市美篶の伊那中央清掃センター隣接地をめぐって、区民と交わしたとする他地区への施設移転の約束を放棄した理由を求める質問に対し、「地元対策委員会の複数の委員や責任ある立場の人からの(隣接地への)申し入れを受けてのことで、約束を破棄したものではない」と否定した。
隣接地案が浮上した経緯は、清掃センター周辺の6区・1常会役員らでつくる地元対策委員会で、委員から地元での施設建設検討の提案があったのを受けて、広域連合が8月に同委員会に案を示し、各区・常会での検討を要請している。
◇ ◇
上伊那広域連合の新ごみ処理施設建設計画で用地候補の一案にあがっている伊那市美篶の伊那中央清掃センター隣接地に対し、地元の美原区有志でつくる「隣接地案の白紙撤回を実現する美原区民の会」(角憲和代表)は28日、区民700余人分の反対署名を広域連合長の小坂樫男市長あてに提出した。
区民の会は、広域連合と区の間で交わしたとする他地区への施設移転の約束を主張し「区民との約束を無視した重大な違反行為」として反対の署名活動を実施。20日から1週間かけて、18歳以上を対象に全341戸へ協力を求めたうち、275戸・704人分集まった。
会は署名の原本に結果を添えて提出。12月5日までの解答を要望した。 -
伊那食品工業がザールブリュッケン放送交響楽団演奏会に市内の中学生を無料招待
伊那食品工業(本社・西春近)は27日、来月2日に伊那市内で行われる「スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ指揮、ザールブリュッケン放送交響楽団演奏会」に市内の中学生200人を無料招待するための目録を市に寄贈した=写真。
教育支援やメセナ活動に積極的に取り組んでいる同社は「本物の音楽を市内で聞けるまたとない機会を、ぜひ子どもたちにも提供しよう」と、今回の寄贈を決め、市内6中学校に希望者を募った。
塚越寛会長は「子どもたちには次のステップアップにつなげてほしい」と話していた。
2日に迎えるスタニスラフ・スクロヴァチェフスキ氏は、「最後の巨匠」として親しまれている人気指揮者。また、ザルブリュッケン放送交響楽団も、ドイツの公共放送の中で最もよく知られたオーケストラの一つで、これだけ大規模な海外の楽団がフルオーケストラで地方公演をするのは非常に珍しいという。また、伊那第九合唱団とのコラボレートもある。 -
ニシザワ文芸コンクール表彰式
ニシザワ(本社伊那市、荒木康雄社長)の第3回文芸コンクール表彰式が26日、伊那市生涯学習センターであった。小・中学生の部の優秀賞以上にそれぞれ表彰状と副賞の図書カードを手渡した。
コンクールは、同社が書店として創業、04年の80周年を記念して原点に戻ろうと始まったもの。小・中学生を対象に、読書感想文を募集したところ、今回は640点(小学生の部376点、中学生の部264点)が集まった。「命」を題材にしたものが多かったという。
小・中学校の教諭らが▽本の内容が分かりやすく表現されているか▽読んで参考になったことが書かれているか竏窒ネどを基準に審査。小学生の部で最優秀賞2点、優秀賞8点、佳作29点、中学生の部でも2点、6点、31点を選んだ。
表彰式で、荒木社長は「本を読みながら感じる心を相手に伝えるものだった。コンクールを機に、本を好きになって心が豊かになることを祈念する」とあいさつした。
入賞者は次の通り。
◇小学生の部▽最優秀賞=佐々木杏菜(赤穂2)池田真由子(赤穂東6)▽優秀賞=小牧知世、田路悠太(富県6)水上朝比(赤穂東2)花木彩香(赤穂東4)久保田慧(伊那東6)斎藤咲恵、白崎莉玖(赤穂2)秋山龍矢(箕輪東3)▽佳作=おおくぼあかね、伊藤真衣(伊那3)小松航(伊那北5)山岸裕也、諸田千鶴、杉本結衣(伊那北6)中村可奈(西箕輪5)寺沢徳子(新山5)平岩なつみ(富県6)有賀千佳(西箕輪3)宮下昇也(赤穂南5)宮下しゅうへい(赤穂東2)有馬優衣、平沢奈津美、北原紗良、六波羅理子、平沢壮太郎、唐沢拓也(伊那東5)小町谷たくみ(赤穂2)小山田好希、原田佑佳(赤穂3)園原綾菜、芦部さやか(赤穂5)横前ひかる(箕輪中部2)上條しょうた(箕輪東3)辰野茜(宮田5)やましたのえ(長谷1)市村渉(飯島4)城田理香(飯島6)
◇中学生の部▽最優秀賞=若林麻衣(東部2)松崎伸哉(赤穂3)▽優秀賞=山岸将暉(東部1)大島優佳(宮田2)神航平(西箕輪3)森田貴裕(伊那1)井口悦美(駒ケ根東3)内堀麻由美(箕輪3)▽佳作=翁大次郎、中村瑞穂(東部2)広田安優美、田代宗一郎、高橋優莉亜、樋屋真莉菜、馬場和香子(東部1)藤原弘樹(東部3)池上真奈、田辺澄、小田切ひかり、伊藤俊一(宮田3)下村沙希(宮田)桐山明日香、米山陽子(宮田2)石井那苗、沢田理沙、飯島啓介、矢沢優(宮田1)浦野森音、唐沢慎二(西箕輪2)唐沢彩佳、浦野あおい、鳥羽定徳(西箕輪)小島のどか(西箕輪1)久保田はるか(伊那2)泉祥衣(伊那)竹村瞳(駒ケ根東3)山内さなえ(駒ケ根東2)鈴木里彩(南箕輪3)倉田萌(南箕輪2) -
伊那市消防音楽隊が消防庁のPRビデオに出演
3市町村合併により新たに発足した、伊那市消防団(田畑安彦団長、1156人)の機能別分団「消防音楽隊」が、総務省消防庁が作成する入団促進のPRビデオに出演することになった。27日夜、市民会館で、同隊の練習風景や団長らのインタビューの撮影があった。
音楽活動を通じて消防団の広報活動を任されている同隊は、特定の機能だけを受け持つ分団として消防団に所属。全国的にこうした形態は珍しいため、伊那市の消防団が同PRビデオに初めて取り上げられることになった。
消防音楽隊は1989年に発足。現在は10縲・0歳代の男女36人が隊員で、消防団の「出初め式」や定期演奏会、福祉施設の訪問などで演奏を披露している。レパートリーにはオリジナル曲「THE SPIRIT OF FIRE」などがある。
撮影では、小林明彦音楽隊長が発足の経緯や消防団への入団の呼び掛けなどインタビューを受けた。田畑団長は「団員として、この地域の安全確保のために啓もう活動を広げてほしい」などとテレビカメラの前で話した。
団関係者によると、PRビデオは今年度中に完成の予定で、全国の市町村などに配られるという。 -
伊那署が犯人逮捕協力者に感謝状
伊那市中央区の県パトロール会社南信支社に務める、警備員の原英之さん(32)=箕輪町松島=に対し、伊那署は28日、建造物侵入の容疑者逮捕に協力したとして、感謝状を贈呈した。
原さんは、2日午前5時ごろ、同市西春近の自動車販売店に盗み目的で侵入し、逃げようとした犯人を「無我夢中」で取り押さえたもの。当時を振り返り「凶器を持っていたらと、怖かった」と語る。
原さんは、同パトロール会社に入社して2年ほど経つが、こういった現場に遭遇したのは初めての経験。「表彰されてうれしい。新たなやりがいとなり、今後の仕事の励みになる」と話していた。 -
駒ケ根市民音楽祭
第40回駒ケ根市民音楽祭が26日、駒ケ根市文化会館大ホールで開かれた。市内で活動する24グループが出演し、合唱に器楽演奏に日ごろの練習の成果を披露し合った=写真。
小・中学生では赤穂小合唱部、赤穂南小合唱団、中沢小合唱団、赤穂中3年6組がそれぞれ透き通った美しい歌声を響かせたほか、赤穂南小金管バンド、赤穂中吹奏楽部は吹奏楽を、赤穂中3年8組は筝の演奏を披露して大きな拍手を受けていた。 -
中川村で重傷交通事故
25日午後5時30分ごろ、中川村片桐横前の県道北林飯島線をミニバイクで走っていた中川村の高校2年生の男子生徒(17)が、道路左端に駐車してあった飯島町七久保の主婦森八重子さん(69)の普通乗用車の右後部に衝突した。生徒は左脚骨折などで全治約2カ月の重傷。
駒ケ根署の調べによると現場は緩い左カーブのなだらかな下り坂で、道幅は約7メートル。同署が事故の原因を調べている。 -
新田営農組合収穫祭
宮田村の新田営農組合は26日、設立後初の収穫祭を村文化会館で開いた。多くの家族連れが訪れ、今年の収穫を喜び合った。広場では景気づけにもちつきが行われ、訪れた人たちが代わる代わるきねを振るうたびに周囲から「よいしょ」と威勢のよい掛け声が響いていた=写真。
会場では打ったばかりのそばや、豚汁、わたあめなどが無料で振る舞われたほか、収穫された野菜や果物などが格安で販売されて終日にぎわった。 -
南箕輪村議会12月定例会日程
南箕輪村議会12月定例会は4日に開会し15日までの12日間開く。
提出議案は10件。村消防団員等公務災害補償条例の一部改正案、06年度一般会計などの補正予算案、県後期高齢者医療広域連合の設置、南信地域町村交通災害共済事務組合規約の一部変更、監査委員の選任。
日程は次の通り。
▽4日=本会議開会▽5縲・2日=休会▽13、14日=一般質問▽15日=本会議閉会 -
第1回伊那市社会福祉大会
旧3市町村の社会福祉協議会が合併して初となる第1回伊那市社会福祉大会が25日、伊那市の県伊那文化会館であった。市内の福祉関係者などが一堂に参加し、参加者それぞれが住み良いまちづくりのために活動していくことなどを大会宣言に掲げた。
伊那市社会福祉協議会の御子柴龍一会長は「昨今の福祉を取り巻く環境はさまざまで、社協も激動の時にある。市民総参加の中、安心、安全の福祉サービスを伊那市で実現したい」とあいさつ。
その後、福祉分野で功績のあった個人や団体の表彰や、伊那市富県の児童養護施設「たかずやの里」の子どもたちによるアトラクションなどがあったほか、横浜市教育委員会教育委員などを務める義家弘介さんによる講演会もあり、参加者それぞれが福祉への関心を深めた。
表彰は次のみなさん。
◇障害者や高齢者を長年在宅で介護をしている者=福沢文子、北原章、平等節子、小松恭二、田畑●代江、下平繁、小松千恵子、林由美子、花田昭子、伊藤綾子、有賀●しこ、大根田ワカエ、古畑光子、島根カズミ、駒井幸子、戸田和子、北原幸洋、北原みよ子、山崎咲、丹羽和美
◇旧市町村社協役員を長年務めた者=小島良一、伊藤俊規、牧野晃、向山好春、橋爪肇、原浩、清水達雄、中山達得
◇地区・地域社協役員を長年務めた者=六波羅八郎、田中伊那輝、竹松孝子
◇ボランティア功労者▼個人=六波羅八郎、伊藤嘉久▼団体=城南町年輪の会、田原えびす会、ひばりコーラス
◇福祉活動・青少年健全育成活動功労者=三沢光
◇社会福祉職を長年務めた者=松沢和枝、北原陽子、征矢達三郎、中山悦美、伊藤昭男、北原康子、池上かおり、宮下まき子、北原しおり
◇10年以上が数回に渡り100万円以上の金品を寄付した者▼個人=山口明▼国際ソロプチミスト伊那 -
中沢郵便局強盗訓練
「金を出せ」「早くしろ」拳銃やナイフを持った2人組が女性客を人質に取って金を要求竏秩B駒ケ根市の中沢郵便局(林信一局長)で27日、強盗を想定した防犯訓練が行われた。局員らは実際の事件さながらの緊迫感の中で、警察への非常通報や犯人への対応などを落ち着いてそつなくこなしたほか、走り去る逃走車に向けて備え付けのカラーボールを投げつけるなど素早い対処を見せた。
犯人と女性客はいずれも駒ケ根署の署員だが、真に迫った演技に、見学に訪れた上伊那郡内の特定郵便局員ら約30人も息を飲んで見詰めていた。
訓練後の検討会で同署生活安全刑事課の前島昭文係長は「犯人の逮捕には早い通報と正確な情報が大切。万一の際にも犯人の人相や服装などの特徴や逃走車のナンバーをしっかり記憶できるように心掛けてほしい」と呼び掛けた。 -
歴史探訪講演会
駒ケ根市内の赤穂、中沢、東伊那の3公民館でつくる駒ケ根市公民館協議会は25日、ふるさと歴史探訪講演会「天下の糸平と龍水社」を東伊那の駒ケ根シルクミュージアムで開いた。約30人の聴衆が集まり、同館の林典男館長が解説する地元出身の明治の豪商田中平八と、伊那谷の製糸を支えた龍水社についての話に耳を傾けた。
林館長は天下の糸平といわれた田中平八について、史実を基にした多くの資料を示しながら詳しく話した=写真。
田中平八(1834縲・884)は赤穂に生まれ、生糸相場で財をなした豪商。