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道の駅「花の里いいじま」でもちつき
飯島町七久保の道の駅「花の里いいじま」は26日、利用感謝祭の催しでもちつき体験・試食会を開いた。折り良く立ち寄った観光客らが代わる代わるきねを振るって景気良くもちをついた=写真。もち米は飯島産のもち米「わたぼうし」。つき上がったもちは早速小分けされ、あんこ、きな粉などをまぶして利用者らに無料で振る舞われた。観光の途中で立ち寄ったという名古屋市の女性は「つきたてのもちはおいしい。良い時に来た」と喜んでいた。
体験・試食会は午前11時から1時間ごとに4回行われた。 -
与田切マレット場オープン記念大会
飯島町の与田切公園内に今月新たにマレットゴルフ場を造った与田切公園マレットゴルフ連絡協議会(小林真直会長)は26日、コースのオープン記念大会を同コースで開いた。開会式で小林会長は「どうしてもここにコースを造りたかった。利用は冬の期間だけだが、健康増進と憩いの場として活用してほしい」とあいさつした。試合に先立ち、山田敏明助役が始球式を行ってオープンを祝った=写真。
大会にはオープンを待ち焦がれた93人が参加。早速芝生のコースに出て、楽しそうにスティックを振るっていた。
上位は次の皆さん。
▼男子(1)座光寺好74(2)大島修(3)松村明▼女子(1)西畑みつえ78(2)竹沢桂子(3)藤沢妙子 -
新規創業者を支援
伊那市は本年度、企業誘致の一環として、新規創業支援施設を整備する。新規産業の企業を育成し、低コストで提供する施設として空き工場を改修し、来春の開始を目指す。市としては初めての取り組み。
企業訪問する中で、起業する際、適当な物件がない、家賃が高いなどの理由から、なかなか実現しない現状があった。そのため、空き工場を有効活用し、製造業を中心に、新規創業を支援する。希望はいくつか来ているという。今後、空き工場の改修や、募集要項の検討などを進める。
場所は、東春近地区車屋の三峰川左岸。敷地面積7900平方メートル。市土地開発公社が用地取得する方向で、所有者と交渉している。
敷地内にある建物は鉄骨平屋建ての面積990平方メートル。貸し工場として、8室程度(1室50縲・0平方メートル)に仕切る予定で、共同の会議室、水道、トイレなどを整備する。改修費は5100万円で、市議会12月定例会に提案する。
27日の定例記者会見で、小坂市長は「起業を目指す人を支援するインキュベーターの拠点としたい」と話した。 -
来年の干支を見に行こう、宮田小2年2組
イノシシの姿目に焼きつけ、年賀状に宮田村の宮田小学校2年2組は27日、来年の干支(えと)であるイノシシを見学に駒ケ根市東伊那の飼育園地を訪れた。年賀状にイノシシの絵を描こうと観察したもので、児童たちは目を凝らして姿を追った。
ある児童の親類が飼育していたことから、イノシシとの対面が実現。子どもたちの大半は初めて見る本物の迫力に「大きい」「かわいい」と歓声をあげた。
柵ごしだが、子どもたちが近寄ると、5頭ほどのイノシシは猛ダッシュで飼育園内を右往左往。
それでもしっかりと目に焼きつけ、まだ幼いことから立派な牙(きば)がないことなど、短時間で集中して観察した。
同学級は昨年も今年の干支である犬を観察して年賀状を製作。今年も近く、絵を描き始める予定だ。 -
宮田小2年中原さんが牛の絵で県知事賞
宮田村宮田小学校2年の中原未帆さん(9つ)=南割区=の牛の姿を描いた絵画作品が、「第21回くらしと牛乳、牛さんありがとう絵画コンクール」(県牛乳普及協会主催)で県知事賞を受賞した。
クラス全員で村内の牧場へ出かけ、牛を観察した時に描いたもの。背中の凸凹感など、草を食べている牛の姿を伸び伸びと、描いている。
コンクールには898点の応募があり、中原さんを含む金賞受賞者12人の表彰式は2日に長野市で開かれる。 -
北の城橋、大規模改修へ
橋げたの一部に損傷が見つかり、通行止めになっている宮田村中越区の北の城橋について、管理する村は27日、約3千万円かけて大規模改修する計画を村議会産業建設委員会に示した。12月議会に補正予算案を提出する考え。来年4月末までの工期を予定している。
交通量もあることから、当初は損傷部分の応急修復で、年内に一時的な交通解除をする案も検討。
しかし、「一気に全てを改修したほうが、最終的には経費も工期も軽減できる」(同課)ため、応急ではなく最初から全面的に改修することにした。
同橋は天竜川にかかる吊り橋で、伊那市竜東地域につながる生活道路として需要が高い。
改修では橋げたを含め木製の床板を全て交換。橋を吊っているワイヤー類などは防錆対策など施す。
事業費は村単独となるため、基金を取り崩すなどして対応。本年度予算に追加計上するほか、一部は来年度予算にも及ぶ見通し。 -
伊那食品工業がグッドカンパニー大賞を受賞
伊那市西春近の伊那食品工業(塚越寛代表)がこのほど、経済的、社会的に優れた成績を上げている中小企業として中小企業研究センターの「グッドカンパニー大賞」に選ばれた。塚越会長は「全国で1社しか選ばれない賞に選ばれたことは伊那谷にとっても名誉なこと。利益だけでなく、社員を大切にする姿勢や教育やまちづくりに貢献する事業展開などが総合的に評価されたのだと思う」と喜びを語った=写真。
今年で40回目となるこの賞は、歴史と実績のある中小企業の栄誉を称えるために1967年から始まったもの。経済産業省、文部科学省、商工会議所、中小企業投資育成会社の推薦をもとに、年に一度、全国の中小企業の中から大賞1企業と、優良企業賞、特別賞などを選出する。これまでに選出してきた約500社の中には、京都セラミック(現在の京セラ)をはじめ、有力企業に成長した企業も多い。
寒天で国内市場の8割、世界市場の2割を占める同社は▽無理な成長を避けた安定的成長基盤の実現▽社員を尊重した会社運営竏窒ネどに取り組んでいる。また「人を幸せにすることが企業の役割」として、環境整備、メセナ活動の実施、教育支援などに積極的に取り組み、地域貢献を果たしている。 -
箕輪町・共に活き活き~認め合おう、支えあおう「男と女」~
さわやかパートナーのつどい「共に活き活き」が26日、箕輪町文化センターであった。38歳で主婦から尼僧に転身し、全国各地で講演活動などをしている愛知県良正庵の庵主・小林良正さんを迎え、パートナーへの配慮や感謝を向けることの大切さを学んだ=写真。
小林さんは「和顔愛語縲怩竄ウしい言葉とほほえみ縲怐vを演題に講演。「年をとると『これくらいで分かっているだろう』と思いがちになるが、本当は分かっていないことが多い」と、夫婦関係を指摘。感謝の気持ちをきちんと伝えたり、互いを名前で呼び合うなど、ちょっとした心遣いや言葉を掛け合うことの重要さを示し、「たったこれだけのことで心が丸く収まってくる。『ありがとう』『お願いします』を1日1回でも家族に言えるように努力してほしい」と呼びかけた。 -
伊那市男女共同参画社会づくりをめざす2006伊那市民のつどい
伊那市男女共同参画社会づくりをめざす2006伊那市民のつどいが26日、伊那市役所であった。約300人が参加。職場や家庭においてお互いの人権を尊重し、責任を分かち合える社会の実現について考えた。
今年は、大正・昭和の時代に農村女性の地位向上や平和運動に尽力した佐久市の評論家・丸岡秀子さんの記録映画『丸岡秀子・ひとすじの道竏窒ミとつの真実に生きて』を上映。その後、丸岡さんの考えを引き継ぎ、自身の旅館で「佐久しあわせ教室」を開き、女性たちの悩み相談に乗ってきた佐々木都さんによるトークセッションを開いた。
佐々木さんは「当初は駆け込み寺的存在として女性が相談に来ることが多かったが、男女共同参画の影響もあり女性の帰りを待つ男性の苦情を聞くことも出てきた」などと、社会の変化を説明。会場からは「男女共同参画には賛成だが、夫婦が共働きできる環境を整えることが先ではないか」と、子育てと共働きを両立することの難しさを訴える声もあったが、佐々木さんは「難しい問題だが、今は夫婦がきちんと話し合って解決するしかないと思う。思っているだけではなく、『行う』ことが重要」とし、実践を重視した丸岡さんの考えを示した。
また、男女共同参画をテーマとした川柳の入選者の表彰式も行った。
川柳の入選者は次のみなさん。
◇最優秀賞=小松利江
◇優秀賞=池田悦子、唐沢敬子、橋爪増美
◇入選=小笠原延子、茅原泰子、唐木恵美子、竹中則子、田中弥生子、中村勝美
丸岡さんの教え「行うこと」の重要さを訴える佐々木さん -
高遠町商工会優良従業員表彰式
伊那市の高遠町商工会(森本光洋会長)は26日、優良従業員表彰式を高遠さくらホテルで開き、町内の事業所へ長年勤める従業員などを表彰した。
町の商店街の活性化に貢献している町内での勤務者に、今後の励みとしてもらうことなどを目的して5年に1度ずつ行っている取り組み。今年は、商工会に所属する11事業所の38人が表彰を受けた。
森本会長は「みなさんは高遠の商店や高遠町にとって大切な存在。町と商店を明るくするために、今後も力添えをしてほしい」とあいさつ。その後、各企業の代表者が前に進み、表彰を受けた=写真。
表彰は次のみなさん。
春日三郎、前田裕敏、田中喜美子(以上仙醸)猪俣治、藤木秀康、小岩井由道(以上ウッドレックス)伊東さち子、森本千史(以上森本洋品店)福沢初子、古旗勝美、内山久子、草野留美子(以上赤羽菓子店)北原順一、西沢正勝、柳田六十四、塩原努、藤原彰二、滝沢進、松浦昭雄、北原忠三(以上阿部組)竹内治、伊東忍、向山三人女(以上北條商店)池上美枝子、伊藤里美、兼子透(以上山高産業)田辺照美(北條商店)伊藤いく子、守屋育郎(以上丸繁木材)湯沢房子(タスマン伊那高遠工場)伊藤さだ子、北原光治、北原興四郎(以上山一建設)遠藤覚、有馬久司、山崎芳文、小松武、北野智子(以上ヒットビジネス) -
第54回上伊那郡縦断駅伝 伊那市14年ぶりの優勝
第54回上伊那郡縦断駅伝競走大会は26日、駒ヶ根市縲恍C野町の6区間(38・1キロ)を舞台に、7市町村11チームが健脚を競い、伊那市Aが2時間9分13秒で14年ぶりの総合優勝を勝ち取った。2位は2分1秒差の辰野町、3位は前回優勝の箕輪町Aだった。上伊那陸上競技協会・伊那毎日新聞社主催、KOA特別協賛。
過去3年間、連続2位の伊那市が伊那市Aは、1縲・区に配した県縦断駅伝メンバーの土橋(キョウリツ)、鈴木、萩原(ともにジェルモ)が区間優勝し、2位と2分24秒の大差で前半を折り返す。後半も4区・吉川(伊那弥生高)、5区・守屋(嬉楽Q)が区間2位の好走でつなぎ、アンカー春日(伊那北高)は1位を維持したままゴールした。
3位で折り返した辰野町は、4区・山口(上農高)の区間優勝、5区・上島(平井星光堂)の区間新記録の快走で2位に浮上した。
箕輪町Aは、最終区・大槻(ジェルモ)の区間新をマークする追い上げで、駒ヶ根市Aを1秒差で交わし3位に入った。 -
長編劇映画「Beauty-美しきもの」が大鹿村大磧神社で伊那路歌舞伎シーンを撮影
飯島町在住の後藤俊夫監督(67)がメガホンを取る長編劇映画「Beauty-美しきもの」の撮影が26日、大鹿村大河原の大磧神社舞台で行なわれた。地元の大鹿歌舞伎(映画では伊那路歌舞伎)の上演シーンを撮影した。上下伊那の住民500人余が観客役で出演し、後藤監督の指示のもと、タイムリーな掛け声、即興の野次、花を投げたり、時には笑い転げるなど大熱演で、映画を盛り上げた。
村歌舞伎の演目は平賀源内作「神霊矢口渡」の「頓兵衛住家の段」。美丈夫の新田義峰役の役者が花道をしすしずと登場すると、客席から「待ってました!」「いい、男!」と声が掛かり、矢口の渡し守、頓兵衛の娘、お舟には「ほれちゃだめよ」と、すかさず野次、バラバラと花も飛んだ。
また、熊谷直実が大見得を切ったとたん、かつらが落ち、客席に転げるシーンもあり、エキストラ500人は文句無しの大笑いを演じて、後藤監督も大満足、1回で「ОK」が出た。
参加者は自前や借り物の銘仙の着物、もんぺ、半てん、詰襟学生服、セーラー服など昭和10年代の服装で参加。「本番」の声が掛かり、カチンコが鳴ると緊張するが、準備やテスト時は、酒を酌み交わしたり、お菓子をつまんだりと、ロケを楽しんいた。
家族4人で参加した飯島町七久保の竹沢綾子さんは「たんすの肥やしになっていた着物が日の目を見た。勇気を出して、出て良かった」。大鹿村の近藤元さんは「いつもの大鹿歌舞伎の雰囲気が出ている」と話していた。 -
「きもの着方教室&ランチ」を企画 牧田広利さん(43) 伊那市
00年に父が亡くなり、1924(大正13)年に創業した染織店を継いだ。03年11月には、伊那市の駅前再開発ビル「いなっせ」のオープンと同時に、大型店から「いなっせ」1階へ店舗を移した。
大学卒業後、東京都の大手呉服ナショナルチェーンで6年間、販売を中心に修業。いかに売るかが求められた。商売をする上で大事なことだが、多くの人にきものを楽しんでもらいたいという思いがあった。
「女性に『きものは好きですか』と尋ねると『好きです』と答える。『着ますか』と聞くと『着ません』という」。その理由は▽着方や手入れ方法が分からない▽きものを着て、出かける場所も、機会もない▽礼儀作法を知らない▽ヘア、メイクがめんどくさい竏窒ネど。それを1ずつ取り除き、自宅に眠っているきものを楽しむ機会を作ろうと「きもの着方教室&ランチ」を企画した。
05年5月からこれまでに36回開き、延べ120人が参加。上伊那を中心に、郡外からも申し込みがあるほどの反響だ。年齢層は若者、子育て中の母親、年配者らと幅広く「きものを着るのは成人式以来」「きものは母、祖母のもの」…という女性が集う。
講師の美容師に手伝ってもらいながら、参加者一人ひとりが自宅から持ち寄ったきものを自分で着る練習をする。季節に応じ、浴衣も指導。中には、10回通い「徐々に着られるようになった」と喜ぶ参加者もいる。
きものを着たあとは、周辺の飲食店で昼食を食べる。きもの姿で街中を歩くだけで、華やか。地域の活性化にも一役買っている。
「きものは簡単に変身することができ、気分転換にもなる。同じまちも違って見えると思う」と話す。
「きものは値段が高いというイメージがあるけど、安くても楽しめる方法はある。礼装に比べ、カジュアルはブローチを付けるなど個人の感性で着こなしができる」と提案。きものを気楽に、気軽に楽しんで着る習慣のきっかけになることを期待する。
男性にも、きものを着る機会を設けたいと考える。
また、正月に成人式を開く高遠町・長谷と合併したことを機に「成人式を正月に開いて、きものを着てほしい」と住民から気運が盛り上がるよう願っている。
(湯沢康江) -
工場で労災
24日午前8時30分ごろ、駒ケ根市赤穂北割二区の平和産業駒ケ根工場で同社社員の池上真二さん(39)=同市北割一区=が金属加工作業中に機械の切削カッターに触れ、左腕挫滅骨折などの重傷を負った。
駒ケ根署の調べによると池上さんは大型門型機と呼ばれるアルミ材切削加工機で作業中だったらしい。作業テーブルに倒れているのを同僚が発見して通報し、駒ケ根市内の病院に収容された。同署が原因を調べている。
同工場は航空機や自動車に使われるアルミ部品などを製造している。 -
叙勲受章報告
秋の叙勲で旭日双光章を受章したアルプス中央信用金庫理事長渋谷敦士さん(73)=駒ケ根市赤穂市場割(金融業功労)と元上伊那歯科医師会会長の歯科医春日衛さん(77)=駒ケ根市北町(保健衛生功労)=が23日、駒ケ根市役所を訪れ、中原正純市長らに受賞を報告した=写真。2人は「大変名誉なこと。地域の皆さんのおかげ」と異口同音に喜びを語った。中原市長は「長年にわたる大変な努力にあらためて敬意を表する。これからのさらなる活躍を祈る」と祝いを述べた。
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権兵衛トンネルを活用した農産物交流
木曽の特産品「赤カブ」を伊那の人にも知ってもらおう竏窒ニ23日、「木曽の赤かぶフェアin伊那」が、伊那市ますみヶ丘のグリーンファーム産直市場であった。訪れた人たちは、木曽地域でしか生産されていない4種類の赤カブと漬物などの味を確かめた=写真。
フェアを開催したのは木曽の赤かぶの種の継承と特産品の開発を目的として発足した「木曽赤かぶネット」のメンバー。同グループは、。権兵衛トンネルの開通に伴い、伊那側から働きかけがあり、初めて伊那地域でイベントを開くことを決めた。
この日は、ダムに沈んだ旧三岳村黒瀬地区で栽培されていた幻の赤カブ「三岳黒瀬かぶ」をはじめ、王滝かぶ、開田かぶ、細島かぶが登場。各地区で引き継がれてきた4種類は、形だけでなく辛味、肉質も違っている。45年前にダムで途絶えた黒瀬地区の赤カブだが、1軒の農家が種を引き継いでいたため、県や地元女性グループが協力して、復活にこぎ着けた。春先になっても辛味が抜けないことに定評がある。
木曽赤かぶネットの西尾礼子さん(66)は「多くのお客さんがカブは1種類だと思っていたみたいで、これだけの種類を見ると驚く。互いの地域にない農産物や特産品を通して交流も進んでいけば」と話していた。
トンネルの開通後は、伊那側からも木曽で作っていない農産物を販売するため、木曽の道の駅を訪れる生産者が出てきているという。 -
ガールスカウトが伊那公園の花壇で植え替え作業
ガールスカウト長野第26団(木部則子団委員長)は23日、伊那市の伊那公園にある花壇で、来年の春に向けた植え替え作業をした。小学3年生以下のスカウトや保護者など約40人が参加。チューリップの球根約300個を、一つひとつ植え付けた=写真。
伊那公園内にある2つの花壇を管理している長野第26団は毎年、春はチューリップ、秋はサルビアやマリーゴールドが咲くように花壇づくりをしている。主な作業は、小学1縲・年生までが所属するブラウニー部門が担当しており、今回はブラウニーの7人に加え、小学生未満でつくるテンダー部門の2人も参加した。
今年は、鮮やかな花壇になるように竏窒ニ、赤やピンク、黄色や紫など、さまざまな色の球根を準備。花期を終えた秋の花を花壇から取り除き、新しい肥料を入れた後、球根を等間隔で並べた。スカウトらは「ここはこれくらい土をかければいいかな」などと加減しながら土をかけ、作業に励んでいた。 -
秋香会が菊花まつりの寄付
10月30日縲・1月3日まで第46回菊花まつりを駒ケ根市の三和森広場で開いた駒ケ根秋香会(本間秋男会長、30人)は24日、菊花まつりの収益金の一部3万2500円を駒ケ根市社会福祉協議会に寄付した。本間会長ら3人が市役所を訪れ「社会福祉のために役立てて」と原寛恒助役に寄付金を手渡した=写真。原助役は「歴史と伝統ある秋香会の毎年の厚意に心から感謝する。有効に使わせていただく」と述べた。
本間会長らは懇談で「多くの出品があって良かった。来年もより盛大にできるよう頑張っていきたい」と笑顔で振り返っていた。 -
民話とハーモニカミニコンサート
駒ケ根市のおもしろかっぱ館(小平容大館長)は06年度親子・子どもふれあい事業の11月の巻として25日「民話とハーモニカミニコンサート」を同館で開いた。赤穂公民館の講座が母体となって昨年結成された「はつらつハーモニカクラブ」と、東伊那公民館の講座生らでつくる「おはなしを語る会」のメンバーらが出演し、それぞれ見事な語りと演奏を披露した。
駒ケ根ハーモニカクラブは『夕焼けこやけ』『赤とんぼ』『里の秋』など童謡を中心に郷愁を誘うやわらかな音色で合奏を奏でた=写真。おはなしを語る会は4人が代わる代わる登場して『仁王様の夜遊び』『雪女』などの民話を情緒たっぷりに語った。聴衆は目を閉じて語りやハーモニカを聴きながら晩秋の静かなひとときを楽しんでいた。 -
南箕輪村大泉営農組合
野沢菜と大根の収穫体験南箕輪村の大泉営農組合による恒例「野沢菜と大根の収穫体験」が25日、村道5号線のあずまや近くの畑で始まった。村内外から訪れた夫婦や親子が、青々と育った野沢菜を収穫した。
野沢菜は8・4アールの畑に、鶏ふん「森の大地」のみの無農薬で栽培した。出来はいいという。
伊那市と箕輪町から訪れた親子は、「良心的でいい。新鮮さが違う」と、収穫体験は3年目になる。今年は例年より少なめだが50キロ漬ける予定といい、カブを切り落とし、野沢菜の長さを切りそろえるなど手際よく作業していた。
体験日は26日、12月2、3日もある。いずれも午前9時縲恁゚後4時。野沢菜は1束(5キロ)200円。大根は予約制で1本50円。 -
南部営農組合収穫感謝祭
箕輪町南部営農組合(柴正人組合長)の収穫感謝祭が25日、木下公民館であった。地元農産物販売、新そばの試食やとん汁のサービスに地域住民が訪れ、にぎわった。
地元農産物販売コーナーは長いも、ゴボウ、白菜、無農薬栽培のキャベツ、リンゴなどを販売した。JA上伊那グリーンセンターみのわによると、今年は白菜やキャベツの出来がよく、リンゴも味がいい。ソバの収量も多かったという。
今年は、水稲育苗ハウス有効利用のため、黒大豆を第1段階は枝豆として収穫、残りは黒豆として販売する栽培体系を確立しようと初めて試験栽培した黒豆も販売。人気を集めた。
箕輪営農組合(藤沢邦彦組合長)の収穫感謝祭は26日、JA上伊那の三日町支所で正午から午後3時まで。 -
長編劇映画「Beauty-美しきもの」が飯島陣屋でロケ
飯島町在住の後藤俊夫監督(67)がメガホンを取る長編劇映画「Beauty-美しきもの」のロケが25日、飯島町の信州飯島陣屋で行なわれた。
この日は陣屋の一室を歌舞伎練習場(歌子の家)に見立てて、少女歌子が少年雪夫と踊りの練習をするシーンを撮った。歌子役の兼尾瑞穂さん、大島空良君(雪夫役)のほか、歌子の養父で浄瑠璃の師匠、東浦鶴太夫役の赤塚真人さん、クラスメイトの子役5人が出演。
歌子と雪夫が「梅川・忠兵衛」を情緒たっぷりに踊り、赤塚さんはいぶし銀の演技で、慈愛と厳しさに満ちた父親、師匠役を演じた。
この日はこの冬1番の冷えこみだったが、陣屋前には、身近で行なわれる映画撮影を見学しようと、近所の住民らが集まり、ストーブで暖を取りながら、興味津々の様子で見入っていた。
26日は大鹿村大碩神社舞台で、村歌舞伎の上演シーンを撮影する。飯島町民をはじめ、地元住民500人が観客の役で出演する。
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道の駅「花の里いいじま」で利用感謝祭
飯島町七久保の道の駅「花の里いいじま」は日ごろの利用に感謝し「利用感謝祭」を25、26日、にぎやかに開いている。
初日は大釜を駐車場に据え、豚汁600人分を用意、野菜やキノコがいっぱい入った実だくさんの豚汁が来場者に振舞われた。
この日は今季1番の冷えこみとあって、来場者は熱々の豚汁に「体の芯から温まる」と大喜びしていた。
また、テントでは飯島町認定農業者の農産物、リンゴやブドウ、キノコ、野菜などが並び、1品、2品と買い求めていた。
26日は午前11時、正午、午後2時、4時の4回もちつきを行ない、来場者に振る舞う。 -
子ども会議で環境問題を考える
伊那市の第19回川シンポジウム「環境子ども会議」(実行委員会主催、伊那毎日新聞社など後援)が25日、市役所であった。小学生ら約40人が参加。環境保全活動の報告や「環境子ども議会」などを通じ、環境を守っていくためにどうしたらいいかを考えた。
子ども議会は議場で開かれ、小学生代表12人が風力発電事業、砂防ダムの必要性、クマ出没にかかわる森林整備などの考え方を質問。
伊那小6年智組の宮島裕太君は、入笠山周辺に計画されている風力発電事業について「伊那谷の風景は貴重な財産。施設ができると、景色が壊され、山の動物たちは住みかを追われるかもしれない」と尋ねた。
小坂市長は「賛否両論あり、市議会でそれぞれ陳情を受けている。12月定例会で結論が出ると思う。地球環境にやさしいエネルギーとして有効であるが、景観、音、動物への影響など検討しなければならない。議会や市民の意見を聞き、決定していきたい」と答えた。
そのあと、参加者全員で▽電気や水を無駄づかいしない▽身近な生き物を大切にする竏窒ネど4点を誓った。
また、桜の治療に当たる伊那小6年勇組、カヌー遊びや土石流調査に取り組む伊那小6年智組が写真などを交え、活動を報告した。 -
高教組上伊那支部が教育基本法改正反対を訴えるチラシ配り
長野県高等学校教職員組合上伊那支部は24日、伊那市駅前ビル「いなっせ」周辺でチラシ配りを行い、今国会の最重点法案とされている教育基本法の改正法案の廃止を訴えた=写真。
野党の強い反発の中、与党の単独採決で衆院を通過した改正法案は今月17日に参院入り。野党の強い反発により一時審議がストップするなど、与野党の対立は深まっているが、今国会での成立を目指す与党は会期延長も視野に入れて動いている。
それに伴い、教育基本法を守ることを目的とする県内の団体などでつくる「教育基本法を活かす県民ネットワーク」は、23縲・6日、各地で改正法案反対を呼びかけるPR活動を実施。その一環として、同支部は駅前でのPRを行った。
この日は、8校から代表者約15人が参加。道行く人たちに改正法案反対を強く訴えた。田中聡書記長は「改正法案は憲法9条を改正するための足がかり。法案が通れば、国の考え方を教育で縛るようなことが可能となってしまう」と話していた。 -
南信州木の情報館で第1回クラフトin南信州
木や木工製品に関するさまざまな情報が集まる伊那市美篶下県の「南信州木の情報館」で25日、「第1回クラフトin南信州」と題したクラフト市があった。屋外会場には木工やガラス、陶芸などのブースや、農産物直売ブースが並んだほか、KOA森林塾の元塾長・保科孫恵さんによる講演会も催され、訪れた人を楽しませた=写真。
県伊那技術専門校のOBでつくる「南信州木の会」が今年9月にオープンした同館は、木に関する情報や木工家具などを一堂に集め、国産材の良さをアピールしたり職人を消費者をダイレクトにつなぐことを目的とした情報館。より多くの人にこの館を知ってもらおう竏窒ニ、今回初めてクラフト市を企画した。
体験コーナーでは、クリスマス用の木工クラフトやオリジナルリース作りを実施。おしるこやキムチ漬けの無料配布もあり、来場者は体を温めていた。
木の会の一人、木村深幸さんは「木の面白さや作ることの喜びを自分で体験できる機会。地元の木材を使っていることも知ってほしい」と、多くの来場を呼びかけていた。
クラフト市は26日の午前10時縲恁゚後3時にも開かれる。午前10時からは、信州大学農学部の竹田謙一助手が「山が荒れてクマとシカが異常出没?」をテーマに講演する。 -
「公営特養みすず寮を守る会」が発足
上伊那福祉協会への経営移管の方針が示された伊那市の特別養護老人ホーム「みすず寮」の移管計画中止を求める「公営特養みすず寮を守る会」が24日、発足した。約100人が集まり、会長に県社会保障推進協議会の副会長などを務める小林幹彦さん(71)=伊那市狐島=を選出。小林さんは「社会保障までが市場原理の中に放り込まれてしまった。みすず寮は福祉サービスを必要としている人が必要なサービスを受けるためにできた。福祉のよりどころとなる施設を公的責任で残してほしい」と訴えた。
市町村財政の厳しさが増す中、伊那市と上伊那福祉協会は、市営で管理していた養護老人ホーム「みすず寮」と特別養護老人ホーム「みすず寮」の経営移管の検討を01年に開始。養護老人ホームは、今年の3月に上伊那福祉協会に経営移管され、特養についても06年度から検討を進める方針が示された。しかし今年9月、利用者や職員に対する説明がないまま移管に関する合意がなされ、本年度中の移管を思わせるような動きも進行。移管に伴うサービス低下や職員雇用の問題が議論されないまま、経営移管が成立してしまうことを懸念した市民有志が準備会をつくり、移管反対を訴える会の発足に動いてきた。
会の発足に当たり準備会では、移管計画の中止を求める署名活動を実施。設立総会までに約8千人の署名が集まった。今後さらに署名活動を続け、12月議会の前後に市に対して提出する。また、一般市民にも関心を深めてもらうための学習会なども開く予定。 -
【記者室】菜の花プロジェクト
菜の花で放射能汚染地を再生する-。チェルノブイリ原発事故の被災者支援をしてきたNPOが、放射能汚染地ナロジチ地区再生のため「菜の花プロジェクト」に取り組む▼報告会の説明によるとプロジェクトは、菜の花栽培で土壌中の放射能を吸収、菜種からバイオディーゼル燃料の精製、葉・茎・根から熱源のメタンガスを精製する。食品による体内被爆の連鎖を断ち、エネルギーの自給自足で貧困からの脱出と自立の道をつくる。来年4月から5カ年計画で実験し、現地の大学も協力する▼ナロジチでは日本人の800倍の体内放射能で病気が続発している。研究室データはあるが、実際の汚染地で菜の花の栽培例はなく初の試み。人々を救う道になってほしい。(村上裕子)
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宮田小5年が収獲祭
宮田村の宮田小学校5年生は25日、自分たちが丹精込めて育てたコメで餅つきし、味わう「収獲祭」を開いた。水田管理などで世話になった地域住民や家族を招待。一粒の米の・ス重み・スに感謝し、豊作を祝った。
学校近くの水田で春から稲作体験。地域の協力も得て約250キロのもち米を収穫した。
収獲祭では、杵と臼を使って餅つき。ペッタン、ペッタンと昔ながらに手作業で心地良い汗を流した。
あんこ、きなこ、ゴマ、大根にそれぞれまぶして会食。味わいながら1年の苦労を振り返り、米一粒でも無駄にできないことを改めて感じていた。 -
北村西望氏の作品展 ベル伊那
長崎平和祈念像の作者の故・北村西望氏の作品展は28日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。ブロンズ像や肉質の書など約30点を展示販売している=写真。
「熊谷次郎直実」「将軍の孫」「いかるがの王子」などの有名作品の約30センチサイズのブロンズ像を出品。関係者は「日本彫刻界の1、2を争そう大先生の貴重な展示会」と話している。
北村氏の作品展のほか、来年の干支(えと)・イノシシをモチーフとしたブロンズなどの像も販売。有名作家3人が手掛けた、個性豊かな約40点が並んでいる。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。