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南箕輪村公民館いろいろ物作り体験会「コサージュ作り」
南箕輪村公民館で10日、いろいろ物作り体験会「コサージュ作り」があった。卒園、卒業シーズンに合わせた講座で、6人がバラの花のコサージュを楽しく作った。
伊那市で日本手芸協会トールペイント認定教室プリムローズを主宰する大洞かずよさんが、花束のラッピングなどに使う麻のシナマイロールで作るコサージュを教えた。
シナマイロールの造花は、阪神淡路大震災後、花屋が被災者を元気づけたいと、生花が入荷してこない状況の中で店にあったシナマイロールで花を作ったのが始まりという。
バラはピンクと白の2色を作った。シナマイで花びらを作り、芯を中心に花の形に仕上げ、緑色で作った葉を付け、リボンで飾って仕上げる。参加者は「形を作るのが大変だけど、段々慣れてよくできるようになった。自分で作ったコサージュを使いたいと思う」と話していた。 -
上伊那グリーンツーリズム研修会
上伊那におけるグリーンツーリズムのあり方を考えよう竏窒ニ12日、上伊那グリーンツーリズム研修会が伊那市駅前ビル「いなっせ」であった。農業体験や農家民泊などに取り組む農業者や行政関係者など約30人が参加。事例発表や講演会を通して、それぞれにできるグリーンツーリズムの方向性を模索した。上伊那農業改良普及センター主催。
事例発表では、先駆的に農家民泊などを提供してきた3人の実践者がそれぞれの取り組みを紹介=写真。
果樹栽培の傍ら、05年から中川村で農家民宿を始めた片桐たせ子さんは、農作物を育てることの大変さ知ってほしいなどの願いを込め、農家民泊やリンゴの収穫体験を提供してきた経緯を説明。「考えてみるよりとりあえず始めてみること」と語り、莫大な費用をかけて改築したり、難しい料理を出したりするのではなく、家の中を片付けたり地元ならではの料理を提供するなど、既存のもののよさを大切にすることで、だれでもその一歩を踏み出せることを示した。
講演会では地元の愛媛県の農山村などで農家民泊の推進を通じた地域振興に取り組んできた山村活性化事業コンサルの玉田隆さんが「心にゆとりとやすらぎを提供する農家・農村・農業体験と交流のあり方」をテーマに講演。自身の経験から「過疎・高齢化が進んでいても、一人ひとりが知恵を出し合って協力することで地域が元気になり、修復されていく」と語った。 -
雑穀で地域づくりを考える
伊那市は11日、長谷の気の里ヘルスセンター栃の木で雑穀フォーラム「雑穀で地域づくり」を開いた。雑穀に関心を持つ市民、市・県外者ら約200人が集まり、雑穀での地域活性化策を探った。
郷土食の掘り起こしを目指す「雑穀プロジェクト2007in伊那」の第3弾。
フォーラムでは、信州大学農学部教授井上直人さんが「雑穀文化は健康をはぐくむ」、岩手県で雑穀栽培の普及などに取り組むプロ農夢花巻専務取締役伊藤正男さんが「雑穀栽培で農家も地域もいきいき」と題し、それぞれ講演した。
伊藤さんは「雑穀市場は伸びているが、国産は10%。体に入る食物で、責任を持ったものを提供したい」と話し、作物を作るだけでなく、保育園や老人クラブなどに出向いて食育にも関わっていることなどを紹介。また、雑穀の栽培地として伊那は「やる気を出したら、生産量が取れる場所」とし、活動にエールを送った。
雑穀料理の試食もあり、長谷ふるさと食文化研究会など3団体がきびもち入りのおにぎりや菊芋の酢の物などを用意。参加者は、食感や味などを確かめ、栽培や調理方法などを熱心に尋ねた。
プロジェクトは、雑穀を普及させ、地域食材として食育につなげて、中山間地の農業振興などを図るねらい。
市内で雑穀アマランサスなどを栽培、商品化する活動が展開されている。
市は07年度、信大との連携による雑穀栽培振興の予算を盛っている。 -
スプリングコンサート 児童の歌声響く
伊那市生涯学習センターで10日、市内の小学生らが出演する「スプリングコンサート」(NPO法人クラシックワールド主催)があった。合唱クラブなど6団体がそれぞれ息の合った歌声を会場に響かせた。
曲目は「千の風になって」「さくら さくら」など唱歌やポップス。ステージに立った小学生は大きな口を開け、元気いっぱいに歌った。
伊那小学校合唱団は「ハナミズキ」など3曲を選曲。「未来へ」では、6年生が一人ずつ夢を語り「悲しいとき、さみしいときに歌うと、そういう気持ちがなくなる」と紹介した。
会場300席を埋めた観客からは、温かい拍手が送られた。 -
記者と営業を募集
伊那毎日新聞社は社員を募集します。要項は次の通り。
【採用職種】(1)記者(2)営業(3)営業パート
【採用人員】(1)(2)(3)のいずれも若干名
【応募資格等】(1)(2)(3)のいずれも要自動車普通免許。(1)(3)はパソコンのできる人
【待遇】当社規定による
【応募方法】履歴書を伊那毎日新聞社人事係(〒396竏・021伊那市伊那3648)へ郵送。追って面接日を通知致します
【応募締切】
2007年3月31日
【問い合わせ】(1)は編集局 竹村(0265・72・4100)、(2)(3)は営業局 荻原・酒井(0265・72・4103)へお気軽にどうぞ -
宮田小3年1組、地下道に絵を飾って
宮田村宮田小学校3年1組は9日、班ごとに描いた絵9枚を村内の国道153号線を渡る地下道2カ所に設置した。通学路で多くの人も利用する通路だが、閉鎖的な場所でもあり「明るくしたい」と協力。定期的に地下道の清掃も継続してきた子どもたちだが、4月のクラス替えを前に抱いてきた夢が実現し「クラスがかわっても大切に地下道を使っていきたい」と話した。
地下道への絵の設置は2004年度の6年3組が実施。3年1組は活動を受け継ごうと、清掃しながら構想をふくらませ、昨年末から絵を描き始めた。
リスが遊んでいたり、魚が泳いでいたり、お菓子の家まで。子どもたちの想いがあふれた絵が、本来は殺風景なコンクリートの通路を楽しく飾った。
全員で設置作業していると、さっそく通行人が「きれいだ。みんな頑張ったね」と絵を眺める光景も。
利用者の声に「やって良かった」「これからも地下道を通って、どうなっていくか見たい」など、自分たちがやったことの大きさをかみしめた。
村内各所にプランターを設置し、花いっぱいの地域づくりも行なってきた同学級。その活動で村が明るくなることを実感した児童たちだが、さらに地域を大切に想う気持ちを強くしていた。 -
宮田観光開発の施設改築「現時点では考えられない」と村長答弁
宮田村の第三セクター宮田観光開発の社長を務める清水靖夫村長は12日の村議会一般質問で、同社が経営し築年数40年ほどが経過した観光ホテル、山荘施設の改築について「現時点では考えられない」と改めて示した。
片桐敏良議員が「ただ改築を先延ばしにすれば(経営的に)良いということではない」と質問。
清水村長は安全面や経営強化の面で何らかの改築などが必要になった場合は議会に諮るとしたが、「現段階では計画は見当たらない」とも話した。
そのうえで「(経営問題を)見過ごしてきた過去の反省に立ち、現在あるべき会社の位置を認識し、発展に全力を尽くす」とした。
同社の経営に関わる質問については牧田茂成議員も行ない、改革の推進策として本年度から導入している経営コンサルタントの成果について聞いた。
清水村長は「三セクの甘さがしみ込んだ体質改善に2年間の期間でコンサルタントが入っている。7カ月が経過したが、社員の意識も変化し、業務改善にもつながっている」と話した。 -
村長が議員に・ス逆質問・ス
「この村の職員(の意識)って、そんなに悪いですか?」。12日の宮田村議会一般質問で、答弁に立った清水靖夫村長が、職員の意識改革について質問した議員に投げかけたひとこと。村長が議員に・ス逆質問・スする珍しい光景となった。
・ス答弁・スを求められた清水正康議員は「悪いとは思っていないが、(職員の意識は)高い所を目指すべき」と苦笑い。
「職員の中にも意識の高低があるが、村民の目はどうしても低いほうへ行ってしまう」と続けたが、清水村長は「反省も踏まえ私も含めて全力投球する」と切り返した。 -
ボランティア研究集会
第1回伊那市ボランティア研究集会が10日、伊那公民館であった=写真。市内の小中学校教諭・PTA、民生委員ら約230人が集まり「地域の絆で子どもを守ろう!苦しむ親子をみんなで包もう!」と題したシンポジウムで、虐待児の現状を知り、これから何に取り組んでいけばよいかを考えた。
シンポジウムは、児童養護施設たかずやの里の鹿野博愛施設長、伊那署生活安全課の西沢忠篤課長、市子育て支援課の原武志課長ら3人がシンポジストを務めた。
鹿野施設長は、現在の同施設の定員40人のうち6割以上が親に虐待を受けた利用者である竏窒ニし、虐待児が増加していることを強調。「親子関係が持てなかった子どもはきちんとした人間関係がきずけないと感じる。子どもに責任はないのだが」と話した。
西沢課長は、昨年、県下で発生した児童虐待認知件数のうち10歳以下の被害者が全体の63・9%を占めることから「低年齢化が進む」と現状を説明し、原課長は「援助、支援を必要とする児童や家庭を見守るため、関係者の情報提供や子育て支援機関の市民周知を図らなければ」などと今後の取り組みを紹介した。
集会は、地域住民が高齢者、障害者、子どもと互いに尊重しながら、安心と信頼のある市を創り上げていく目的。旧伊那市で毎年テーマを変えて開いていたが3市町村合併後初めての開催のため初回とした。 -
伊那弥生男子ソフトボール部が全国選抜大会へ
第25回全国高等学校男子ソフトボール選抜大会(17縲・0日・静岡県、富士宮市県ソフトボール場など)に伊那市の伊那弥生ヶ丘高校が出場する。初戦は、優勝候補と呼び声高い大阪府代表の清風南海と対戦。選手たちは、気負いせず、試合で持てる力を発揮するため毎日の練習に熱が入っている。
伊那弥生校は、昨年10月初旬にあった県大会で飯山北校に勝利し、2年振りの県代表を獲得。今回の全国大会は記念大会で、全国の都道府県代表45チームが集まり、4日間の熱いトーナメント戦を繰り広げる。
チームの特長は打撃力で、「今年は、上位から下位まで無駄なく打てる」と小林光二監督は評価する。県大会では、11対1の五回コールドで対戦校を撃破し、打線の爆発力を見せた。下位打線にも一発の長打力があるのが魅力だという。
17日の初戦は、昨年のインターハイ準優勝の強豪チームと対戦する。小林監督は「投手力に不安はあるが、打ってつないで流れをつくりたい。くじ運が悪いとも思えるが、どうせ戦うなら強いチームを相手に勉強してきたい」と語る。
日比野主将は「名前負けせず、自分たちの特長を謙虚に出して戦いたい。声を切らさず元気のよさを見せつけたい」と意気込んでいる。 -
林業講演会
ビジネスチャンスを秘めた林業再生の方向性を学ぼう竏窒ニ8日、富士通総研の梶山恵司主任研究員を迎えた林業講演会「林業再生50年目のビジネスチャンス」が伊那市の県伊那文化会館であった。林業関係者などが集まり、日本林業再生の方向性を模索した=写真。伊那谷流域林業活性化上伊那地区協議会など主催。
梶山氏は、外材の需要増に伴い国産材需要も動き始めている現状を説明。国産材のビジネスチャンスが高まっていることを示す一方、日本の製材工場の生産性は1960年代のまま推移してきた経過を指摘。「今後製材は外材が入りにくくなり、従来外材が使われていたところにも国産材が使われるようになるが、競争力のない国産材製材工場は淘汰されていく」と語った。
また、森林組合自体が企業経営能力を獲得し、民間事業体と連携しながら技術力、営業力を別々に貯える必要がある竏窒ニした。
最後に「日本で林業が成立しない理由は何もない。まさにこれからがチャンス。これだけ森林資源の豊富な地域で、がんばって林業を成立させてほしい」と来場者に呼びかけた。 -
消費生活フォーラム
06年度消費生活フォーラムが9日、伊那市役所であった。南信地区消費者の会会員など約100人が集まり、朗読劇や寸劇などを通してごみや環境問題に関する取り組みを披露=写真。環境に配慮した生活のあり方を考えた。
消費者の会の活動の中でごみを中心とする環境問題が重要となってきていることから、「地球にやさしい暮らし方縲怎Sミはすてきなお友達縲怐vをテーマとした今回は、3団体による実践発表と飯田市環境アドバイザーの今村良子さんによる講演会を企画した。
実践発表団体の一つ、駒ヶ根市消費者の会は、朝のごみ集積所に集まった主婦らによる寸劇を公演。生ごみを使った簡単なたい肥作り、リサイクル服への取り組みなど、ごみの減量化に向けた実践例を紹介し、「未来に負の遺産を残さないようにできることは勉強してがんばらないとならない」と参加者に呼びかけた。
また、「やさしく取り組める環境問題」をテーマとした講演会ではそれぞれが環境のためにできることについて考えた。 -
箕輪町議会3月定例会一般質問要旨
箕輪町議会3月定例会の一般質問は12、13日にある。質問者は13人。質問要旨は次の通り。
唐沢荘介議員 (1)団塊の世代の受け皿対策(2)官民協働の宅地開発(3)地域発-元気づくり支援金(4)観光協会を旅行業法3種の法人登録で地域観光(5)水源の確保
平出政敏議員 (1)07年度予算(2)副町長2人制の狙い(3)第4次振興計画(4)行政経営計画(5)7月豪雨災害を教訓とする取り組み(6)箕工の多部制・単位制取り組み状況(7)子育て支援策
三沢興宣議員 (1)助役2人制(2)減災対策の現状と今後の計画(3)小・中学校、保育園の自校給食の取り組み、建物の整備計画、安全確保(4)車両一括管理システム
浦野政男議員 (1)07年度施政並びに予算編成方針(2)行政経営計画(3)町の人口増・振興対策(4)公告式条例による掲示場(5)子どもの安全
藤田英文議員 (1)07年度町予算(2)資源を生かした産業の活性化(3)障がい者福祉計画と施設運営(4)下水道工事の促進(5)地球温暖化防止への取り組み
丸山善弘議員 (1)妊婦無料健診の拡大(2)有機農業推進法の制定(3)学校図書館図書整備費の予算確保
寺平秀行議員 (1)副町長2人制(2)環境首都構築(3)非正社員の格差是正(4)健康長寿立町(5)災害危機対応(6)魅力ある教育拠点づくり
関善一議員 (1)行政改革(行政経営計画)の推進(2)下水道会計の企業会計化(3)07年度の教育方針
日野和司議員 (1)07年度施政方針と予算(2)国道361号線のトンネル開通に伴う町道1号線の安全対策と道路維持管理の状況(3)中部小学校給食室整備事業
松崎久司議員 (1)施政方針と予算(2)生ごみ等の減量化に向けた取り組み(3)竜東農免道路供用開始時期と交通安全対策(4)今後の各小学校児童数の動向と教育委員会の考え
桑沢幸好議員 (1)町税増収と税政改正(2)宅地造成等の雨水排水対策(3)釜口水門430トン放流
春日巌議員 (1)07年度予算(2)少子化対策(3)障がい者自立支援法実施に伴う問題(4)介護保険の実態(5)生活関連土木予算の拡充と地元負担の軽減(6)平地林森林整備事業制度の取り組み
向山章議員 (1)政治姿勢(2)3万人規模の強みを生かした町づくり(3)財政力強化の具体的な計画(4)入札制度改善要望のその後の話し合い結果(5)教育基本法改正後の町教委の方針と計画(6)独自の子育て支援策 -
南箕輪村社協が寄付金で松寿荘に大型テレビ設置
南箕輪村社会福祉協議会は、村社協に寄せられた寄付金の積立金で、デイサービスセンター松寿荘で使う大型テレビなどを購入した。8日に設置し、利用者が大画面テレビを見て楽しんでいる。
松寿荘では、利用者が大勢で一緒にテレビを見たり、ビデオ鑑賞などをするため、以前から大きなテレビが欲しかったという。
今回、デジタルハイビジョンの50インチのテレビ、専用台、DVDデッキの3点を購入。合計金額49万9380円。
利用者は昼食後のひととき、さっそくテレビの前に集まって「大きくていいな」「見やすくなった」と喜んでいる。 -
箕輪町郷土博物館
「山口進」特集展示
箕輪町郷土博物館で10日、長岡出身の版画家・山口進の特集展示が始まった。
茅野市の茅野市美術館で、20世紀に信濃画壇で活躍した諏訪・伊那地域出身作家の青春期を追った特別企画展「信濃美術の青春」(会期10日縲・5日)に、町郷土博物館が所有する山口進の20代後半に描いた油彩画3点が展示されていることに合わせ、特集展示を計画した。
山口進は1897年に長岡に生まれ、画家を目指して23歳で上京。版画展、油彩展などさまざまな展覧会に出品して入選を重ね、29歳で帝展に油彩画を初出品し、初入選を果たす。その後、版画が制作活動の中心となり、日本版画協会の役員を務めるなど活躍し、1983年に86歳で亡くなった。
版画家として知られるが、油彩画も描いているので見てもらおう-と、若いころから晩年の83歳の作品までを年代を追って展示している。展示は25日まで。博物館では「作風の違いなどを見てほしい」と話している。 -
【記者室】タミフルの副作用
ここへきてインフルエンザが流行し始めた。いくつかの学校では欠席者が増え、学級閉鎖の措置も取られている。早期快方を願う余り、特効薬として知られる問題のタミフルを服用する人も多いようだ▼親族でインフルエンザにかかり、医師の勧めで嫌々タミフルを飲んだところ幻覚に襲われた人がいる。薬の効果は服用しない場合に比べて治りが1日程度早いだけというから大して変わりはない。どうしても必要な場合を除いては飲まない方が無難だ▼中学生が立て続けに転落死したことを受け、厚生労働省は副作用について注意を呼び掛けてはいるが、異常行動との因果関係については否定的…。多くの人が服用する薬なのだから、この際徹底的に解明してもらいたい。(白鳥文男)
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古い農具や道具を収集
箕輪町
安藤国男さん
「古いものを捨てればもったいない。とっておけば、いつかは使える」
今も残るかやぶきの家に、古い農具や生活用品などが山のようにある。周囲に知られた収集家だ。
昭和30年ころから現在まで、新旧さまざまな農具がある。稲刈り機、千歯こき、とうみ、わら切り、すき、2段になった耕すき、牛に引かせて代かきをするくわ、型付け定規、おどり木、除草機などなど。同じ農具でも年代ごとにいくつもあり、改良されてきた様子を見ることもできる。
壊れていないか確認するため1度は動かしてある農具なので、今は使わなくてもしっかり動く。縄を作る製縄機は現役で活躍中だ。
人にもらった物もあるが、多くは実際に家で使ったもの。「普通の人なら処分するものをとってある。もったいねえもんで」。博物館の所蔵品より珍しいものがそろっている。
「農具の骨董かな。何で集めるかって、好きってことかね。金がある人は絵画とかつぼとか集めるけど、金がないからな。立派なものは集めない。古いものは面白いな、やたら面白い」と、農具を虫干しに庭に出して眺めたり、拭いてみるなどして楽しんでいる。
若いころから機械物が好きで、10代の後半に松本の自動車学校に通って運転免許を取得し、オート三輪に乗った。富田地区内でも比較的早いほうだったという。
伊那バスに就職し、バスを運転して日本各地に行ったときも、「神社仏閣は難しくてだめだけど、機械物の見学のときは後ろから付いて行った」というほど。見るだけでなく、「発動機とか機械をいじくるのが好きで、かまってた」という。
好きが高じて集まった農具、道具はかやぶきの家だけでは納まりきらず、別に保管する場所まである。
家族には「また。死ぬときは片付けて」と言われている。「たわいもない感じだろうけど、集める性分だね。とっておきたくて困る」。テレビ、カメラ、ラジオ、電卓、カラオケ、電蓄なども古いものが部屋にあり、旅館のマッチ箱や観光地の名入り提灯などのコレクションもある。
しめ縄作りやそば打ち名人としても知られ、だるまストーブがある仕事場には仲間が集まる。軒先に「居酒屋」「やきとり」の提灯が下がり、遊び心がいっぱいだ。
10年ほど前、富田公民館に農具や道具の一部を展示したことがあるが、その後、多くの人に見てもらう機会はない。
「博物館なんてできないけど、ハウスみたいな雨よけを造って並べれば、よけい楽しいかな」。いずれは収集品を展示する場所を造りたいと考えている。
「興味を持って見に来る子どもがいたらいいな。いくらでも教えてやるよ。今は何でも略すけど、元を知らないで略すとそれが本当になってしまう。本当のところを知ってほしい。知っていれば役に立つ」。集めた農具や道具を実際に使うなど子ども達に体験させてやりたい、そんな思いも抱いている。(村上裕子) -
オスマン・サンコンさん講演会
ユーモラスな語り口で人気のオスマン・サンコンさんの講演会「大地の教え」が9日夜、駒ケ根市の駒ケ根商工会館で開かれた。駒ケ根商工会議所青年部(倉田勇会長)主催。
アフリカ・ギニア共和国出身のサンコンさんは正装で登場。「初めて日本に来た時、東京のビルや高速道路などの文明の発達ぶりに驚いが、少し外に出るとギニアと同じで自然がたくさんあって安心した」と話した=写真。「父には、分かち合い、譲り合い、許し合い、感謝の気持ちを忘れないことを教えられた。自分だけでなく、ギニアでは皆がそうして暮らしているし、特に自然への感謝は毎日の生活の中で身についている」として、現代の日本人が忘れがちな自然に対する敬意の大切さを訴えた。
サンコンさんはギニアの大学を卒業後、フランス・ソルボンヌ大学に国費留学。1972年、ギニア外務省に入省して大使館設立のため初来日した。 -
看護大卒業式
駒ケ根市の県看護大(深山智代学長)は10日、学部卒業式、大学院修了式を開いた。学部生87人と大学院博士前期(修士)課程修了生8人、博士後期(博士)課程修了生3人が深山学長から卒業証書、学位記を受け取り、思い出多い駒ケ根のキャンパスを巣立った。
学部卒業生代表の齊藤真奈美さんは「4年間にかけがえのない多くのものを得た。支え合い、励まし合いながら共に過ごした仲間とも離れるが、これからも忘れることはない」、大学院修了生代表の浅野久美子さんは「大学でまたひとつ大きな成長を遂げることができた。今後は臨床、研究の場で、より専門的な質の高い看護を提供していきたい」とそれぞれスピーチした。深山学長は「困難に遭った時には一人で悩まず先輩に相談し、途中であきらめずに看護職としての自立を目指してほしい」と激励の言葉を贈った。 -
西春近で里山セミナー
昨年7月の豪雨災害で土砂などが流出した伊那市西春近で10日、第1回里山セミナーがあった。地域住民ら約120人が参加。諏訪形の貝付沢、柳沢の前沢川の2カ所を見て回り、健全な森林のあり方を考えた。
材木の価格低迷などから、私有林の手入れが行き届かない現状がある。災害現場を見ることで、治山に関心を持ってもらおうと西春近自治協議会などが主催した。
現地で、市・県職員が災害時の様子や砂防えん堤を整備するなど災害復旧事業について説明。
土砂や水がなぎ倒した大木、土のうが積まれた護岸など現地を見た地域住民は「地元にいても、山がこんな状態だとは知らなかった」「集中豪雨は、どこにでも起こり得ること」とつめあとの大きさに驚いた様子だった。
橋爪俊夫会長は「健全な山を作ることが防災につながるという認識を持ってほしい」と話し、間伐など手入れ方法を学ぶ場も設けたいとした。
セミナーは年3縲・回開く計画で、信州大学と連携し、森林づくりのシンポジウムなどに発展させていく。 -
雪割草220点を展示
伊那雪割草愛好会(久保田光紀会長、8人)の第7回雪割草展示会が10、11日、伊那市民会館で開かれている。伊那市を中心に南信地区の会員が丹精込めて育てた雪割草220点が並び、初日、多くの愛好者が詰めかけた。
雪割草は、葉が3つに割れているミスミソウ、丸い葉のスハマソウなどの総称。
昨年冬の温かさと氷点下になる寒さで、管理に苦労したそうで、久保田会長は「開花が早まると心配したが、色も形も良い」と話す。
花は紫、ピンク、赤、白など色とりどり。形も千重咲きや二段咲きなどさまざまで、会員が種を取って交配させて育てたオリジナルの鉢もある。また、シュンランや梅などを寄せ植えした鉢も。
愛好者を増やすため、雪割草を販売(価格は300円から)。「栽培は難しいと思われるが、病気や病害虫が割と少なく、育てやすい」という。
11日は午前9時縲恁゚後4時。 -
アンサンブル信州in宮田スプリングコンサート
宮田村を拠点に国内外の演奏家が集まる弦楽合奏団「アンサンブル信州in宮田」(同育てる会主催)のスプリングコンサートは10日、村民会館で開いた。昼夜2回の公演に500人以上が訪れ、一流奏者の演奏を堪能。昼の部は子どものためのコンサートとして開き、各弦楽器の音色の違い、それが集まった時の音の広がりも分かりやすく伝えた。
前東京音楽大学長でビオラ奏者の兎束俊之さんら同合奏団を代表する5人の共演。
バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスにピアノが加わり、シューベルトの5重奏曲などを演奏した。
「子どもたちに一流の音楽を」が同合奏団の設立趣旨。室内楽シリーズ5回目の今公演でも昼の部は低料金に設定し、親子連れに配慮した。
弦楽器に親しんでもらおうと、重奏曲の他に独奏曲も用意。楽器の紹介もあるなど、子どもたちにも分かりやすい内容となった。
夜の部は本格的な室内楽にファンも酔いしれ、カーテンコールの拍手が鳴り響いた。 -
子どもたちの心の合作、こころのうた展12日から
宮田村の障害を持つ子どもと親の会「おーぷん・はーと」は12日から、「こころのうた展縲恊Sの詩が聞こえるよ」を同村の福祉交流施設なごみ家で開く。春から伊那養護学校に進学する宮田中学校3年の石澤昌樹君、同養護学校2年の加藤征央君が作った詩に伊那北高校写真部の川村尚介君が写真を寄せて、新たな作品に仕上がり展示する。子どもたちの心と心の合作に関係者は「見て感じてほしい」と話している。
60点を展示。石澤君や加藤君、そして家族らが今まで綴ってきた詩に、川村君が感じた思いを重ねて写真を撮影、編集した。
石澤君の母礼子さん=大田切区=は「写真がすごくいいから、詩が10倍にも染み入ってくる。子どもたちの素直な気持ちが現れていると思う」と話す。
小学校3年の頃から、口頭で詩をつくるようになった石澤君。
今回は中学校卒業記念の展示でもあり、誕生からの心の成長の記録が作品にあふれる。
「障害児は表現することが上手じゃない。が、見つめた時に本当にすばらしい表現をする。そんなことも感じてもらえたら」と、理解しあう一助になればと礼子さんは期待を寄せる。 -
伊那小学校6年生 こどもシンポジウム
伊那小学校の6学年(4クラス、133人)は9日夕方、市駅前ビルいなっせで、各クラスが3年間取り組んできた総合活動の学習成果を披露する「子どもシンポジウム」開いた。会場には保護者や地域住民ら120人以上が参加。4クラスそれぞれが活動を通じて感じた思いを最後の舞台で発表した。
同学年のシンポジウムは4回目。智組は「美和湖探検隊の3年間」、仁組は「手作り楽器の活動を通して」、勇組は「桜守の活動を通して」、学組は「3年間続けた『高尾公園づくり』を通して」竏窒ニ題して活動成果を披露した。
智組は、木製の手作りカヌーを使った美和湖(長谷)探検や、小黒川の土石流の被害調査などの結果を報告。「カヌーに乗って見渡す景色は普段とは違い、自然のよいところや怖いところも学べた」などと感想を話した。
そのほか、仁組は手作り楽器を持って東京で演奏した思い出、勇組は桜守として学んできた知識、学組は市議会議員にも提言した明るい公園整備に向けた取り組みなどについて話した。
学年PTA会長の金田正美さんは「始めは小さな取り組みも一人ひとりの考えで大きな活動へと広がった。この経験を生かし、大きく成長し、羽ばたくことを期待する」と話した。
手作りカヌーを使った美和湖探検の様子などを説明する智組の児童 -
辰野の高校1年生・萩原君 スノボ全日本で2位
第25回日本スノーボード連盟全日本スノーボード選手権(4竏・日、石川県・白山瀬女高原スキー場)のジュニア男子の部に出場した、辰野町小野の高校1年生萩原正道君(15)=写真=が大回転(GS)で準優勝した。同部門への出場は、南信地区からは初めてで、この快挙に周囲も喜んでいる。
萩原君は、2月中旬に富山県であった中部地区大会で出場権を獲した。大会では各予選を突破した中部、北海道、関東地区の計7人がエントリーし、旗門を設置した全長550メートルのコースを2回滑った合計タイムで順位を競った。
オーバーターンによりタイムロスし、1本目を終えた時点では3位だったが、2本目を「ほぼノーミス」(萩原君)で滑り2位に浮上。トップとの合計タイム差は約1秒ときん差まで迫った。萩原君は「悔しい気持ちもあるが全日本大会に出れただけでもうれしかった」と謙虚に語る。
父親の影響で小学校3年生の時から競技を始め、2年前からスノーボードサークル「S‐mix」(伊那市)に所属。将来の夢であるプロ選手への道については「(今回の大会で)自信がついた」と話す。
また、同大会の回転(SL)にも出場し6位の成績を残した。 -
ブロンズの部は「SPB」が初V
ソフトバレーボール第8回伊那リーグ
伊那市を中心としたソフトバレーボール愛好者で競う「第8回リーグ戦」のブロンズの部(50歳以下)、ゴールドの部(50歳以上)の全日程が終了し、優勝チームが決まった。9日夜、伊那中学校体育館でブロンズの部の表彰式があり、7勝1敗で「SPB」が初優勝した。
市体協ソフトバレーボール部主催。本年で8回目のリーグ戦は、ブロンズの部9チーム、ゴールドの部6チームの計15チームが参戦。1月下旬ごろから、同体育館を会場に1日3試合の総当り戦をした。
ブロンズの部優勝の「SPB」主将の矢島春樹さん(30)=伊那市美篶=は「念願の優勝を手にすることができた。チームの団結力もあったし、日ごろの練習の成果が十分に発揮できたから勝てた」と初優勝を喜んだ。
ブロンズ、ゴールドの部の結果は次の通り(勝敗数が同じ場合は得失セット率・得失点率による)。
▽ブロンズ (1)SPB(7勝1敗)(2)ハイジー(6勝2敗)(3)こまちゃん(5勝3敗)(4)レッドビッキーズV(同)(5)はせくらぶ(同)(6)O・G・S(4勝4敗)(7)BeeKing(3勝5敗)(8)リバース(1勝7敗)(9)あんな(8敗)
▽ゴールド (1)さくら(4勝1敗)(2)ロマンス(3勝2敗)(3)花水木(同)(4)パプリカ(同)(5)リバース(1勝4敗)(6)こまちゃん(同)
初優勝を手にしたブロンズの部「SPB」の選手の皆さん -
駒ケ根市議会一般質問2日目
開会中の駒ケ根市議会3月定例会で9日、2日目の一般質問が行われた。
坂本裕彦議員が中学校適性配置の見通しについて質問したのに対し中原正純市長は「生徒数は東中が減少、赤穂中が増加の傾向にある。人口動態予測などから、現在の指定校変更制度を続けていくだけでは今後対応できなくなることも考えられるため、通学区の変更についても市教委で検討している」として、近い将来通学区変更に踏み切る考えのあることを明らかにした。
公共工事への一般競争入札導入の見通しについて中原市長は「平均落札率は04年度98・4%、05年度97%、06年度は2月まで96・4%と推移し、競争性促進が図られてきている。今後さらに透明性を確保するよう検討し、総合評価方式による入札制度構築を進めたい」とする方針を示した。
坂井昌平議員が不法投棄の現状と対策をただしたのに対して中原市長は「残念ながら発見件数は年々増えつつある。パトロールや監視などを行っているほか、警察と連携して発見に努めているが、今後はモラル向上のための環境教育も積極的に推進したい」と述べた。 -
生け花でひな祭り
生け花をひな壇に飾って春の訪れを楽しもうと駒ケ根市中央の池坊流華道教授の遠藤政恵さん宅で9日、ひな祭りが開かれた。教室の役員らがひな人形に見立てて前夜から生けた色鮮やかな花々を前に、生徒らが集まってちらしずしなどの料理や菓子を囲み、年に一度のひな祭りを和やかに楽しんだ=写真。
内裏ひなの頭(かしら)には男びなに黄、女びなには赤竏窒ニ色違いのチューリップを使い、女びなにはスイートピー、カスミソウなどの優しい花をあしらって十二単(ひとえ)を、男びなには左右に大きく張り出させたレザーファンの葉を使って衣の袖を表現しているほか、三人官女や五人ばやしにも彩りや形に工夫を凝らし、さまざまな花や使って生き生きと仕上げている。
生け花を使ったひな祭りは今年でちょうど30年目とあって、お祝いに例年よりも豪華な花を使ったという。 -
看護大卒業記念植樹
卒業式を翌日に控えた駒ケ根市の県看護大(深山智代学長)で9日、看護大交流市民の会(木下和好運営委員長)と卒業生らが卒業記念のシダレザクラを植えた。キャンパス内にある緑地「有酸素運動研究コース」の一角に集まった約100人の学生が代わる代わるシャベルを手にし、4年間の学園生活の思いを込めてサクラの木の根元に土をかけた=写真。
木下委員長は「サクラは年がたつと大きくなっていい花を咲かせてくれることだろう。卒業しても時折ここを訪ねて花を見てほしい」とあいさつした。卒業生を代表して若林佑季さんは「入学時からいろいろと支えてくれた皆さんとともに記念植樹ができてうれしい。卒業していつかここに足を運んだ時、このサクラを見て4年間学んだことを思い出したい」と礼を述べた。
同コース内には第1回卒業記念の1999年から毎年1本ずつ植えられたシダレザクラの木が並んでいる。
卒業式は10日午前10時30分に行われる。 -
伊那市 防災行政無線ラジオを県内で初めて配布
伊那市は8日から、区長や町総代らを対象に防災行政無線を受信できるラジオを県内で初めて配布し始めた。昨年7月の豪雨災害時、区長、自主防災会長が降雨のため屋外拡声機の放送が聞き取れなかったとの反省から同ラジオを導入。まずは、4月末までに、旧伊那市の対象者約270人へ配布し、貸与する。
ラジオは、AMラジオ放送、FMラジオ放送受信時でも、電源が入っていれば同報系防災行政無線が放送されると、自動的に受信する仕組み。本年度の補正予算で500個(約393万円)を購入し、来年度は千個(予算額880万円)を導入する見込みだ。
来年度は、長谷地域にラジオを配布する予定(高遠町地域は個別受信機が全戸に配備済み)。市は今後、各家庭からラジオの配布の要望が多い場合、販売や無料貸与などの方法を検討している。
この日は、区長会などの開催に合わせて市職員が出向き、手良地区、西春近地区の区長らにラジオを貸与。北原斉手良区長会長は「全戸配布は必要ないが、手良地域では山と山に挟まれ屋外拡声機の音が聞こえにくい場所もあるので、ラジオがあると安心できる」と話した。