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小・中学生防犯ポスター審査会
県防犯協会連合会、県警察本部が県内の小学4縲恍・w3年生を対象に募集した防犯ポスターの駒ケ根警察署管内の審査会が15日、駒ケ根署で行われた。寄せられた145点の作品をアイデア、オリジナリティなどを基準にして審査した結果、県審査に推薦する6点と、伊南防犯連合会入選作40点が選ばれた。
審査に当たったのは赤穂高校美術科教諭の宮尾千恵里さんのほか駒ケ根署の山本修作署長、山田久登次長ら5人。審査員は「標語がいいね」「よく目立つ色だ」「良いポスターが多すぎて困るな」などと話しながら苦労して作品を選び出していた=写真。
県審査は10月に行われる。伊南防犯連合会賞入選作品は年末特別警戒期間中、管内の市町村を巡回するポスター展に展示される。
入選したのは次の皆さん。
◆県審査推薦作品=奥田愛実(飯島小4)松本綾菜(飯島小5)宮下倫子(宮田小6)西村智弥(赤穂中1)佐竹栄輝(宮田中2)菅沼彩香(赤穂中3)
◆伊南防犯連合会入選▼金賞=笠原真穂(飯島小4)丸山修平(赤穂東小5)伊東玲奈(赤穂小6)大野駿治(飯島小6)前澤優圭(赤穂中1)浜田康貴、杉本知穂(以上宮田中2)高野菜摘(赤穂中3)▼銀賞=鈴木慶子、澁坂みずえ(以上赤穂小4)下平実季(飯島小5)百瀬大夢、湯澤奈緒(以上赤穂小6)青木麻衣(赤穂中1)池上真央(宮田中1)樋屋百恵、中嶋慎也(以上赤穂中2)北澤杏奈(宮田中2)横山慧乃(赤穂中3)▼銅賞=宮・ス夕(赤穂小4)堀内みなみ(赤穂南小4)西村樹(飯島小5)池上翔子(赤穂小6)富永愛実(中川東小6)亀田明希(赤穂中1)田口瑠莉(宮田中1)小松研人、下井雪乃(以上赤穂中2)市川和(赤穂中3)▼佳作=小河鮎美(飯島小4)宮下純輝(赤穂小4)蟹沢尚紀(飯島小5)堀内有(飯島小6)小林智哉(赤穂小6)伊藤なつき(宮田中1)野村美結(赤穂中1)小林美沙(赤穂中2)大澤すずみ(宮田中2)丸山紗和、伊藤一樹(以上赤穂中3) -
グラウンドゴルフ大会
駒ケ根市高齢者クラブ連合会(高坂繁夫会長)は15日、第5回市議会議長杯争奪グラウンドゴルフ大会を駒ケ根市東伊那のふるさとの丘アルプスドームで開いた。地区ごとの5人一組で編成された21チームが出場し、16ホールの合計打数を競って熱戦を繰り広げた=写真。
普段あまり馴染みのないスポーツとはいえ、ボールを打つのはマレットゴルフなどで慣れている人がほとんどで、出場者はそれぞれピンにからむ見事なショットを見せていた。中にはせっかくホールに入りそうになったボールがポストの枠にはね返され「あー」と声を上げて悔しがる参加者もいた。
上位の結果は次の通り。
(1)北割一区A(2)町三区A(3)上赤須A -
赤穂中卒業生が還暦記念に母校に演台寄贈
駒ケ根市立赤穂中学校の1961(昭和36)年度卒業生約400人でつくる「赤穂いぬい会」(諏訪徳行会長)は14日、還暦を記念して母校の赤穂中にマイク、アンプ、スピーカー付きのレクチャー・テーブル(演台)1台(約25万円)を寄贈した。体育館で行われた校長講話の中で赤穂いぬい会の諏訪会長が壇上に上がり、寄贈した演台を使って「ぜひ皆さんで活用してください」とあいさつした=写真。使い初めとして、8月6日の広島市平和記念式典に出席したいずれも2年生の辻本涼君、森岡大輝君、下平勇太君、土屋祐毅君が式典に参加した感想などを発表した。
いぬい会は学校側の希望を考慮に入れ、寄贈品を演台に決めた。演台には固定マイクのほかワイヤレスマイクも同時に使える機能があり、生徒総会のように演台から離れた位置での発言がある場合にも対応できる。 -
山のキノコ出始め
秋の味覚キノコが、直売所などで並び始めた。伊那市ますみヶ丘のグリーンファーム(小林史麿代表)には、さまざまな種類のキノコとともにマツタケも出始め、秋の到来を告げている=写真。
今年の出始めは例年より半月ほど遅れたが、種類、量ともに多く、現在はハナビラタケ、アカタケ、サクラシメジなどが並んでいる。
(1)適度な湿気(2)暑さの戻りがない竏窒ネど、キノコが生えるための条件は整っており「今後もいろんな種類のキノコがたくさん採れるのでは」と小林代表。
7月の降水量が多かった今年は、マツタケの発育条件も整っており、豊作への期待も高い。
今後は、ハナイクチ、アワタケ、アミタケなどといった種類が順を追って姿を見せる。 -
オードリーで敬老祝賀会
敬老の日を前に15日、伊那市東春近の終身型老人ホーム「オードリー」は、敬老祝賀会を開いた。21人の利用者が、会食や地元の踊りグループによる発表を楽しんだ。
昨年5月に開所した同施設は、今年が初めて敬老祝賀会を企画。式典では、施設内最高齢の平沢志女子さん(99)に、市から送られた祝い状などを贈呈した。
この日は、南箕輪村の生駒流日本舞踊グループ「扇翔の会」と、駒ヶ根市のフラダンスグループ「プアシスターズ」が、同施設を訪問。扇翔会の田丸福子代表は「お元気な姿を拝見できてうれしい。この会はもう12年近く続いており、ここの利用者の中にも一緒に踊っていた仲間がいる。一生懸命努めさせていただきたい」と語り、「浮雲ふたり」など7演目を披露した。また職員10人がこの日のために練習してきた「ちんから峠」を披露し、お年寄りの笑顔を誘っていた。 -
箕輪町PTA連合会が要望
箕輪町PTA連合会(中村政義会長)は14日、箕輪中学校と5小学校の各校ごとの交通安全対策などの要望をまとめ、「可能な限りすみやかに対処していただきたい」と平沢豊満町長に要望書を提出した。
連合会は6校のPTA会長、学校長ら、町側は町長はじめ担当課職員らが出席した。
要望は、上古田保育園の南の道路幅員の狭い個所の拡張、南小西側の交差点への信号機設置、長田地区の広域農道への横断歩道の設置、有害図書等に該当すると思われるビデオ等自動販売機の撤去支援、春日街道の春日町信号機交差点に横断歩道と押しボタンの追加設置、八乙女・松島西・南小河内地区への外灯の増設など。
町は、要望で来年度予算に反映できるものは反映していく考え。要望に対する回答は例年より早く、年内を目途にしたいとしている。 -
10月から役場の開庁時間延長を試行
箕輪町は10月から、住民の利便性向上のため役場の一部窓口の開庁時間延長を試行する。07年3月までの6カ月間、毎週水曜日に開庁時刻を午後7時30分まで延長し、一部証明書の発行と町税や各種料金の納付を受け付ける。
町は、これまで火曜日に証明書の予約交付をしているが、住民満足度調査で開庁時間延長を望む声があったことから、庁内のCS向上委員会で検討し試行を決めた。年度末に試行結果を検討する。
取り扱い業務は総合窓口((1)番窓口)と収納対策室窓口((4)番窓口)。総合窓口は、証明書発行と住民基本台帳カード交付申請を受け付ける。交付する証明書は住民票の写し、印鑑証明書、戸籍の謄本・抄本、現年度分の税に関する証明書(住民税課税証明書、納税証明書、軽自動車納税証明書、固定資産証明書)。
収納対策室窓口は、税、各種料金の収納業務、納付書発行をする。扱うのは町税、介護保険料、保育料、町営住宅使用料、下水道(農業排水処理施設)使用料、水道使用料。毎月、月末直前の第4または第5水曜日は会計課窓口((16)番窓口)も併せて開く。
試行は10月4日から07年3月28日まで。延長時間は午後5時15分から7時30分まで。担当職員が出勤時刻を遅くして対応する。試行期間中、火曜日の予約交付は行わないが、土・日曜日、祝日、年末年始の予約交付は従来通り実施する。 -
スポーツ指導員
箕輪町
木下順子さん軽快な音楽にのって軽やかにステップを踏む。ダンススタジオに熱心に通うかたわら、箕輪町文化団体のサークルなどでダンスを指導。あふれるパワーと笑顔で、周囲に元気を振りまいている。
始まりはエアロビクスだった。22、23年前、2人の子どもが大学に進学して生活が勤めと家のことだけになり、子育てから手が離れた寂しさと物足りなさを感じていたときだった。たまたま東京に行ったとき、元体操選手がエアロビクスを紹介する催しに参加。「楽しい!」とすっかり魅了されてしまった。
東京でしかできないのかと思っていたところ、スタジオビーチハウスが諏訪にでき、岡谷で出張レッスンしていることを知った。見学に行き「これだ!」と即、入会。その後、スタジオに通うようになった。
森林組合に勤めていたことから、「測量など体力がないといけない。気持ちはいいし、体力づくりになる」。そんな思いもあった。
最初はエアロビクスとジャズダンスだけだったが、今はHIP HOP、タップ、フラダンス、ヨガ、バレーなどあらゆるものを習っている。AFFAのエアロビクスインストラクターの資格も取った。
「もともと、体を動かすのは好きだったのかも」。夫が山岳部に入っていた影響で子どもが小さいころから家族で山に登り、スキーや水泳も楽しんでいた。
「今は、ビーチハウスに通うのが一番の生きがい」。足腰が痛いときもあるが、「やらないでいると体がおかしくなる」。整体に行きながらでもレッスンに通う。「ダンスが好きってことかな。どんなダンスも良さがあって好きなのよ。自分らしいものが表現できる楽しさ、難しいものに挑戦してできたときの喜びもある」という。
ビーチハウスの公演にも出演する。「先生がいつも出させてくれるのよ。ステージに立つのは何年たっても緊張するけど、終わったときの満足感、お客さんの拍手はたまらない。この感覚を味わったらやめられない。この年だけど、またやりたいと思う」。
ダンスを続けるために「筋力がないとパッパッと動けない」と、マシーンを使ったパーソナルトレーニングで体作りもし、60歳前半で測定した体力年齢は20歳代後半だった。栄養にも気を使い、1日30品目・1週間50品目を心がけている。
町文化団体のエアロジャズクラブ、シニアビクス、大出公民館活動で指導もしている。「来てくれる人が楽しくやってよかったと思って帰ってくれるのが一番」。ジャズダンスありHIP HOPありで、メンバーに合わせてさまざまなダンスの要素を織り交ぜて教える。生徒に「田植えをしても疲れなかった」「年を取っても元気でいられる」と言われることが嬉しいという。
じっとしていられない性格で、なんでも興味を持って飛びつき、夢中になってやる。「人生を人の倍生きてるね」と妹に言われるほどだが、毎日がとても充実している。
「ビーチハウスの先生たちが盛り立ててチャンスをくれた。あそこに巡り会えたから今があると思ってる。エアロビクスで人生が変わった。本当にビーチハウスのお陰。これからもずっとやっていきたい」(村上裕子) -
フロンティアが伊那インター工業団地へ進出
伊那市西箕輪の精密加工業フロンティア(菊池睦昭社長)が、伊那インター工業団地に進出する。25日、市土地開発公社と事業用地の売買契約を結ぶ。
工場が手狭になったことや、本社付近の道路が狭いことなどから、移転新築する。調印式後、10月上旬に着工、来年2月の完成、稼働を目指す。
新規雇用は当面、3縲・人を考えている。
敷地面積は6600平方メートルで、現在地の6・6倍。一部2階建ての鉄骨造りで、延べ床面積は1650平方メートル。作業場、事務所などを設ける。工場の中央には、緑の空間を設け、工場にいながらリラックスできるスペースにする。天井から光が差し込むようになっており「小さい企業でも、自分たちの技術で世界にはばたく」思いを形にする。
移転に伴い、現本社は定年退職して独立したいという人に、場所の提供ができればとしている。
同社は、金型部品や専用機部品の単品受注生産を中心とし、顧客の要望に応じている。 -
伊那署管内の小中学生防犯ポスター審査会
伊那市、箕輪町、南箕輪村でつくる伊那防犯協会連合会と伊那署は15日、同署の道場で、管内の小中学生を対象に集めた防犯ポスターの審査会を開いた=写真。
15小学校4中学校(小学4年竏鋳・w3年)から応募があった378点(全年比33点増)の中から、各学年一人ずつ(中学2年は応募多数のため2人)の7作品を県審査会へ送る推薦作品として選出。そのほか金賞など入賞作品も選んだ。
伊那弥生ヶ丘高校美術科担当の宮澤芳博教諭、小嶋惣逸署長ら8人が、作品が訴えるメッセージ性、色使いなどのバランスを審査。防犯ブザーを持ち歩くなどの不審者に注意を促す趣旨のポスターが多かった。
入賞作品は、10月中旬の地域安全運動に合わせて、伊那市内の大型店で展示する。
推薦作品などに選ばれたのは次のみなさん。
▽推薦作品=原田卓弥(伊那小4)大杉望(伊那東小5)飯島千晴(東春近小6)小島のどか(西箕輪中1)立石彩香(同中2)高野萌恵子(箕輪中2)保科和也(高遠中3)▽金賞=伊藤大貴(南箕輪南部小4)赤羽郁海(箕輪中部小5)八木彩花(東春近6)城取紗希(西箕輪中1)宮島愛(同中2)柴綾美(箕輪中2)伊東有紗子(高遠中3)▽銀賞=向山翼(手良小3)小澤佳奈子(伊那東小4)小松みか(高遠小5)松村綾香(南箕輪南部小6)加藤将高(南箕輪中1)渡辺美樹(同中2)北村早織(西箕輪中2)中田千恵(高遠中3)▽銅賞=北原稜(伊那北小4)加藤美沙貴(南箕輪南部小5)吉岡優子(西箕輪小6)山崎貴也(南箕輪中1)加藤優(同中2)有賀由希子(箕輪中2)櫻井亜衣璃(高遠中3)▽佳作=中山圭介(高遠小5)杉本美玲(伊那東小6)湯澤圭(東春近小6)浦野茜(西箕輪中1)篠田瑞生(南箕輪中1)松田詩織(箕輪中2)落合美月(同)田畑瑠美(同) -
世界の絨毯展 19日まで・ベル伊那
シルクを使った手織りの中国製じゅうたんなどを展示販売する「世界の絨毯展竏鋳シ輸入超目玉品あり竏秩vは19日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。
じゅうたんは3縲・帖までのサイズや各種色をそろえ、絵柄は中国の古典的なものなど花柄や幾何学模様のデザインが豊富。玄関マットなども含めて合計約300点が並ぶ。
展示品の中には羊毛を草木染めし、手織りしたイラン製の「ギャベ」の出品している。 商品は1縲・割引きで販売。取扱方法やクリーニングの仕方の説明もしている。関係者は「触れてみてから、自分のお気に入りの一品を選び、楽しんでもらいたい」と来場を呼び掛けている。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
美篶公民館・美篶中央保育園の改築
老朽化に伴い、改築を計画している伊那市の美篶公民館・美篶中央保育園の建設予定地が決まった。15日、市議会総務委員会協議会で報告があった。
地元の美篶公民館・支所建設推進委員会(赤羽要委員長)の役員会で決定し、22日、建設推進委員会へ報告する。
美篶公民館・支所と美篶中央保育所は隣接。現在地に加え、西側の水田など約1万平方メートルを拡張し、敷地面積1万1500平方メートルを確保する。現在地に保育所、西側に公民館・支所、その中間に駐車場を造る。敷地内にある老人憩いの家は公民館か、保育園に併設する形を検討する。
民有地はすべて買収。地権者7人の合意は得ている。
保育園は07年度に設計、08年度に建設、09年度に開園の見込み。公民館・支所は、保育園より先行して建設する。
用地交渉が難航したため、当初計画より1年遅れ。
保育園の改築は、01年度に策定した保育園整備計画で、美篶中央と美篶東部の統合が盛り込まれ、120人規模とする。美篶中央は67年の建設で、市内で一番古い。園児数は美篶中央が81人、美篶東部が25人。
今後、委員会内に保育園について考える部門を設け、建設中の保育をどうするのか検討していく。 -
馬込勇ファゴット奏法セミナー
伊那市の県伊那文化会館で10日、ファゴット奏者の馬込勇さんによるファゴット奏法セミナーがあった。高校生と大学生4人が一人ずつ基本から指導を受け、最後に玄関ホールで演奏を披露した。
伊那文化会館は年2回、世界的に活躍し後進指導にあたっている馬込さんの指導を受けて技術の向上を図ろう-とセミナーを開いている。
ファゴットは吹奏楽でも重要な役割を担う楽器だが指導者が少ないため、音大生、塩尻市と飯田市の高校生が、指使いや音の大きさ、作曲家の時代も考えた演奏のテンポなど細かな指導を受けて熱心に学んだ。
今回は、馬込さんの教え子によるデュオ「ファンタジア・アレグロ・ジョコーゾ(FAG)」のロビーコンサートもあった。長野県出身でウィーン国立音大4年の小宮山未来さん、国立音大3年の吉村綾香さん=東京都=の2人が「ふるさと」「ファゴット協奏曲」など4曲を演奏。セミナー参加者や来館者ら約50人がファゴットの音色を楽しんだ。 -
旧県看護専門学校解体撤去へ
駒ケ根市上穂栄町の旧県看護専門学校の建物=写真=が解体・撤去されることが14日開かれた市議会全員協議会で報告された。工事は9月以降、所有者の県が行う。市は建物の老朽化に伴って県に撤去を申し入れてきたが、このほど予算化が決まった。撤去後の跡地については緑地、駐車場などの利用方法を検討していく。建物は現在市総合文化センター分館として公民館を始め各種団体の活動などに利用されているほか、小中学校の中間教室などが置かれているが、今後は隣接する特別養護老人ホーム観成園の移転新築に伴って空家となる建物を市が借り受けてこれらの各種活動に充てる計画。
建物は1970年建築の鉄筋コンクリート3階建てで延べ床面積は2025平方メートル。敷地は市土地開発公社の所有。
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町四区の旧龍水社跡地から環境基準を超える化学物質のトリクロロエチレンが検出された問題を受けて市が7月に検査料金を支援して行った井戸水検査の結果が出たことが全協で報告された。報告によると検査した井戸157カ所のうち、基準値(1リットル当たり0・03ミリグラム)を超えた井戸はなかった。基準値の10分の1以上を検出したのは3カ所、同10分の1未満は9カ所、ほかは不検出だった。市は「結果が心配だったが、現時点で市民への直接的な健康被害がないと考えられる」としている。 -
駒ケ根市議会一般質問2日目
開会中の駒ケ根市議会で14日、前日に続いて一般質問が行われた。
渋谷宣吉議員が市の活性化のために引き続き企業誘致を求めたのに関連して中原正純市長は「工業団地にはすでに18社が進出し、残り残り区画は少ない。1区画ごとの面積も小さく、大規模立地には対応できないことから次の工業団地の確保に向けて庁内で検討を進めている」として、さらに企業誘致に取り組んでいきたい考えを明らかにした。
長谷部清人議員が年間6千万円に上る民間からの借地料軽減の見通しについて質問したのに対し中原市長は「借地面積は58万1千平方メートル。本来は市が取得するのが望ましい。地権者の意向もあって難しいが、18年度には5500万円にまで縮減している。引き続き地権者に説明して理解を求める努力を続けていきたい」として買収を含め、借地料縮減に努める意向を示した。 -
十二天の森キノコ写真展
駒ケ根市福岡在住の中原寧之さんが自宅近くの住宅地に広がる平地林、十二天の森を散策しながら撮影したさまざまなキノコの写真展が駒ケ根市の市立博物館ロビーで30日まで開かれている=写真。入場無料。
オオウスムラサキフウセンタケ、カレエダタケ、シワカラカサタケなどの珍しいキノコをはじめ、3年かけて撮影したという約50種類のキノコの写真が展示されている。中にはタマゴタケが白い殻を破って赤い頭を現し、大きな傘を開く様子がよく分かる8枚の連続写真などもある。
月曜休館。午前9時30分縲恁゚後6時30分。問い合わせは同館(TEL83・1135)へ。 -
駒ケ根市体力テスト
駒ケ根市教育委員会は13日夜、06年度第2回の体力テストを市民体育館で開いた。事前に申し込んだ市民ら約20人が参加し、自分の体力年齢を知ろうと体前屈、反復横跳び、立ち幅跳びなど6種目に挑んだ。
種目は20縲・4歳が(1)握力(2)上体起こし(3)長座体前屈(4)反復横跳び(5)20メートル往復持久走(6)立ち幅跳び竏秩B65歳以上は(1)縲・3)と(4)開眼片足立ち(5)10メートル障害物歩行(6)6分間歩行竏窒フいずれも6種類。総得点により、体力年齢が20縲・4歳、75縲・9歳などと12段階で示されるとあって、参加者は張り切ってそれぞれの種目に挑戦した。納得できる記録を出した人は満足そうな表情を浮かべて記録用紙に記入していたが、中には「おかしいな」「もっといけると思っていたが」などとぼやいて首をかしげる参加者の姿も見られた。 -
伊那観光協会、ふるさと全国県人会で木曽側とともに観光PR
開通した権兵衛トンネルを利用して、伊那側と木曽側、双方の観光を楽しんでください竏秩B47都道府県の郷土芸能や特産品などを一堂に紹介するイベント「ふるさと全国県人会まつり」がこのほど、名古屋市で開かれ、伊那観光協会はトンネルで距離が縮まった南木曽町とともに参加。互いの地域の魅力をPRした。
伊那側のキャラバン隊には、観光協会やみはらしファームが参加。リンゴ、インゲン、スイートコーン、キュウリなどの農産物やザザムシやイナゴの佃煮など、地方ならではの産品も販売。野菜は「新鮮で安い」と評判で、ほとんどが即日完売した。また今回は、伊那まつりおどり振興会のメンバーも参加し、「ダンシング・オン・ザ・ロード」や「勘太郎月夜唄」を、チンドン屋の音楽に合わせて披露し、会場を楽しませた。
キャラバン隊の一員として参加した伊那観光協会の柘植晃さんは「トンネルの開通は知っていても『入り口はどこにあるのか』という声や『伊那側のどこにでるのか教えてほしい』という質問も多く、なんらかの方法で知らせていく必要があると感じた。伊那から木曽まで30分前後で行けることを説明すると、びっくりするお客さんも多かった」と話していた。 -
農産物マーケティング研修会
農業者や農産物販売者、旅館、レストラン関係者などを対象とした農産物のマーケティング研修会が14日、伊那市狐島の上伊那農業協同組合本所であった。約120人が参加。農業ジャーナリスト・青山浩子さんを講師に迎え、消費者目線での販売戦略の重要性などを学んだ。上伊那地方事務所など主催。
これまでの農家は、団体や卸売り業者を通じて販売を行っていたため、販売への関心は高くなかった。しかし「安心・安全」への消費者ニーズが高まる中、独自の販路を持ち、自身の農産物がどのように消費されているかを知りたいと考える生産者が増加。こうした人たちに、今後のヒントを模索してもらおう竏窒ニ、研修会を企画した。
青山さんは、消費者の95%が食の安全に関心を持ちながら、実際には外観や価格で購入している現状を提示。「生産者の思いを消費者に理解してもらうことの必要性がある」とし、(1)消費者目線での販売(2)地元に隠れた魅力的な素材を最大限活用すること(3)商業、工業分野との連携竏窒iめながら農業振興に消費者を巻き込み、生産者側は経営感覚を持ってほかとの関係を築き、農と食のマーケット拡大に努めていくことが必要であることを示した。 -
三峰川にツルボ咲き始める
稲刈りシーズンを控え、伊那市三峰川の河川敷では、初秋の花「ツルボ」が咲き始めた=写真。澄んだ青空の下、淡い紅紫色をした小さな花を無数に咲かせ、秋の訪れを告げている。
ツルボは日本列島を縦断して分布するユリ科の多年草で、土手や田んぼの畦などでも見ることができる。春には芽を出すが、夏の間に一度は枯れ、秋の彼岸が近づくころには回復し、花を咲かせる。
鱗茎は食べることができ、飢餓時の食料として役立てられた歴史もある。
ツルボが終わるころ、それと入れ替わるように彼岸花が咲き始める。 -
宮田村商工会が旅行業に本格参入
将来的な村の観光活性目指し宮田村商工会(前林善一会長)は、旅行業登録の県認可を受け、旅行の企画、販売、チケット手配など一連の旅行業務取り扱いが可能になった。全国展開する旅行業者の代理業者となり、10月上旬に開業。商工会が本格的に旅行業に参入する例は全国的にも珍しいが、地域振興を目的として将来的には村への誘客、観光活性につなげたい考えだ。
同商工会は旅行業の本格参入を目指して、2002年には旅行業者5社と提携して旅行紹介事業に着手。
ただ、自前で旅行を企画したり、チケットの手配などはできず、客への利便性も図るために県に旅行業者としての登録を申請した。
今年4月には商工会内に旅行事業部門を設置。旅行業務に精通している人材を職員に迎え、常勤2人の体制で準備を進めてきた。
トップツアー(前身は東急観光)と契約を結び、代理業者として開業。
「全国的な旅行会社としての組織も活用し、村に人を呼びこむノウハウも蓄積したい。村の観光活性にも結び付けたい」と同商工会事務局は説明する。
当面の売り上げ目標は年間8千万円。村内に旅行を取り扱う業者はなく、村民の需要掘り起しで、消費の拡大にもつながると期待を寄せる。 -
さくらがブドウの販売に挑戦
多くの支えに感謝し、働く喜び実感宮田村の心の病と向き合う当事者グループ「さくら」は、地元園主の厚意で提供を受けたブドウの販売に挑戦している。13日はパック詰めなどの作業を行い、14日から村内4カ所で発売を開始。収益はグループの活動資金に充てたい考えで、多くの支えに感謝しながら、働く意欲を高めている。
村内駒ケ原でブドウを栽培する平沢秋人さん、明子さん夫妻が、農園の一部をさくらに開放。メンバーは7月に袋かけを行うなど、収獲を楽しみにしてきた。
実ったブドウも無償で提供され、自らの手で売ってみようと計画。村や村福祉作業所など多くの協力を得ながら、販売場所も確保した。
13日は村の福祉交流施設なごみ家に集まり、収獲したブドウを丁寧にパック詰め。彩りを添えようと、ブドウの葉を入れるなど、心をこめて商品として仕上げた。
さっそく訪れた地域の人が「色もきれいだし、美味しそうだ」と買い求める姿も。
幸先の良い出足に「みんなに買ってもらえれば、うれしいね」と笑顔が広がった。
ブドウは1パック250円で、なごみ家のほか、町2区仲なかふれあいセンター内のふれあい喫茶「ありがとう」、Aコープ宮田店、平沢さんの農園で販売。
さくらの運営を見守る村住民福祉課の三浦典子保健師は「地域の協力あってこそだが、働いて収入を得る喜びなど貴重な経験になるはず」と話した。 -
みのわ美術展
みのわ美術会(45人、小川節子会長)主催の第11回みのわ美術展が14日、箕輪町文化センターホールで始まった。日本画、洋画、彫刻、工芸の79作品が並び、見ごたえある展示会になっている。
作品は日本画6点、洋画37点、彫刻3点、工芸33点。7年目の一般公募は4人が入選し、入選作品も展示している。
絵画は6号の小品から130号まで。中央に出品した作品、鉛筆デッサンの習作、県伊那文化会館で開催中の長野県美術展に出品中の会員による小品などがある。彫刻、染色、陶芸、人形なども数多く秀作、力作を間近に鑑賞できる。
会によると、「昨年より出品総数はわずかに減少したが、公募では新人の応募もあり活性化している。中央に出品した作品もあり、陶芸など工芸の底辺も高く、レベルは上がっている」という。「若い人にもぜひ美術に挑戦してほしい。会場に足を運んで」と話している。
会期は17日まで。午前9時縲恁゚後5時半(最終日午後4時)。無料。
一般公募入選者は次の皆さん。
▽第1部・日本画=「星月夜」原麻里子(南箕輪村)▽第2部・洋画=奨励賞「道」横山利孝(松島)、奨励賞「上棚よりの陽春」小松和彦(長岡)▽第4部・工芸=「晩秋」漆戸紀代子(北小河内) -
世界的トロンボーン奏者・ミリエールさんが生演奏
伊那市の春富中学校で13日夜、パリ国立音楽院教授で、世界的なトロンボーン奏者のジル・ミリエールさん(54)を招いたコンサートがあった。セッションした同中学校吹奏学部員や集まった観客約250人を優雅な音色で魅了した。
ミリエールさんは吹奏学部顧問の知人と交友があり、広島県の音楽大学へ技術指導のため来日した際、伊那を訪問。中学校PTAの父親母親委員会「いぶきの会」(登内康子会長)が保護者交流を目的に毎年企画する「ふれあいコンサート」へ出演した。
コンサートはジャズやブルース、ピアノとの協奏曲など、アンコール3曲を含めた全6曲を披露した。吹奏学部員51人と共に「オーバー・ザ・レインボー」も演奏。同じパートの松浦真衣さん(3年)は「一緒にできたことが思い出になった」と感動した様子だった。
ふれあいコンサートは3年目で、これまでも数々の演奏家が出演してきたが、「世界のミリエールさん」の登場に会場は拍手喝さい。伊藤博徳PTA会長は「トロンボーンが表現豊かな楽器だと知った。今日の余韻を明日の活力にしたい」とあいさつした。 -
箕輪町「リトミック教室」開講
箕輪町公民館事業「おかあさんといっしょ!リトミック教室(後期)」が13日、町文化センターで開講した。町内に住む未就園児、その母親の33組が参加し、音楽に合わせて歩いたり走ったりして楽しんだ。
ピアノに合わせて体を動かしたり、カスタネットなどを使ってリズム感覚を育てることが目的で毎回、定員を上回る申し込みがある人気講座。来年度、保育園入園の子どもを対象に全8回開催し、辰野町の音楽教室主宰の玉田恵美子さんが指導する。
初回はピアノによる音楽に合わせて歩いたり、カスタネット、マラカスを鳴らしたりするリズム運動を展開。子どもとたちは跳んだり、走り回ったりと大はしゃぎ、母親と一緒になって体を動かすことも楽しんでいた。
玉田さんは「音楽を楽しんでもらいたい。お母さん同士のコミュニケーションを図るのにも役立ててほしい」と話していた。 -
箕輪町 7年目の「男の料理教室」開講
箕輪町公民館(柴登巳夫館長)の恒例事業「男の料理教室」の開校式が12日、町健康センターであった。本年は初参加者が半数の計12人が受講。開校式の後、さっそくタマネギをふんだんに使った「豚肉のしょうが焼き」など4品を調理した。
食生活について男性に関心を持ってもらおう竏窒ニはじまり、7年目を迎える事業。参加者は「料理は妻任せだったので」「健康維持のために役立てたい」などの理由で集まった男性で、自己紹介の際には取り組み意欲の強さが言葉ににじんでいた。
今年から町食生活改善推進協議会員が活動を広めるために講師を任され参加。初回は「野菜をいっぱ食べよう」をテーマに、「にんじんとじゃこの炊き込みご飯」、サツマイモなど5種類の野菜を入れたサラダなどを献立した。
受講生らは4グループに分かれ、メンバーらで協力しながら料理。手際にもたつきを見せていたが、指導者のアドバイスに助けられながら包丁で素材を切ったり、野菜を炒めたりしていた。完成すると舌鼓を打ち、料理の腕に自信をのぞかせる笑顔を見せていた。
「男の料理教室」は全4回で、2回目以降は受講生らが希望する「そば打ち」「魚のさばき方」「キノコ料理」などから献立を決め、実施していく予定になっている。 -
伊那市マレットゴルフ協会が市へ寄付
伊那市マレットゴルフ協会(諸田秀会長)は14日、市へ3万5147円の寄付をした。諸田会長ら4人が市役所を訪れ、小坂樫男市長へ「環境保護へ役立てて」と手渡した。
寄付金は同協会の創立15周年記念大会(10日・マレットパークはびろ)で参加者101人から募った。自然と共生しながらマレットゴルフを楽しんでいることへの感謝の気持ちとして寄付した。
協会の会員は現在約160人で、新市発足後は旧高遠町、長谷村の愛好者も参加。月に2回の月例大会を開き、技術を磨き、プレーヤー同士の交流も深めている。 -
旧上伊那図書館の後利用
伊那市で29日、旧上伊那図書館の利活用・保存、周辺整備などを検討する第1回の後利用基本計画策定委員会があった。「博物館的施設として整備保存し、隣接する上伊那郷土館は老朽化に伴い、取り壊すこと」を前提に検討し、11月末、市へ答申する。
委員は文化財審議委員、教育関係者ら16人。委員長に、文化財審議委員会の春日博人さんを選んだ。
庁内検討委員会の報告にあった▽収蔵物を学びの材料とし、先人の先人を学ぶ▽市民憩いの場として整備する竏窒ネどをたたき台とし、耐震強度の診断結果を踏まえながら、計画をまとめる。
計画策定のため、建物や土地の有効利用について、広く住民から提案を募る。期間は9月1日縲・0月10日。
委員から「資料展示だけでなく、研究機関の意味合いを位置づけてほしい」などの意見が挙がった。
小坂市長は「昭和初期に建てられた歴史的建造物。耐震強度を調査し、市民が利用できる施設として整備したい」と述べた。
旧上伊那図書館は、昭和初期に建てられた歴史的建造物。一部4階建ての鉄筋コンクリート造り。蔵書は2万冊ある。
上伊那郷土館は空調設備がなく、雨もりもすることから取り壊し、膨大な収蔵品を保管する施設建設が必要としている。
本年度中に基本計画の策定、市土地開発公社からの用地買取を済ませ、07縲・9年度にかけて郷土館の解体、本体工事、周辺整備を予定する。 -
みはらしの湯で三沢栄さんの作品展
伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」は、伊那市西箕輪在住の三沢栄さんの油絵作品展を1階ロビーで開いている。静物画を中心とした13点が、訪れた入浴客の目を楽しませている=写真。
伊那美術協会会員である三沢さんは、上野の森美術館の二科展に作品を出展したり、アルプス信用金庫信大前店で展示会などをしてきたが、みはらしの湯での展示は初めて。コンクールの出展作なども並べた。
もともと絵の心得はあったが、油絵を始めたのは子育てが一段落した11年前から。色の塗り重ねによりモチーフの表情をさまざまに表現しており、「足跡」をテーマとした作品なども展示している。
9月末まで。 -
馬肉を使った新メニューで試食会
昨年デビューした飯島町の名物丼「さくら丼」をパワーアップし、町起しにつなげようと「さくらを咲かす会(小林馨会長」は14日、農村環境改善センターで、高級感のあるコース料理や定食、テイクアウトなど各店が工夫した新メニューを持ち寄り、町議や町職員らを招き、試食会をした。
会場には馬ローメンや餃子、野菜たっぷりの春巻き、ドライカレー、寿司のミニセット、中華定食、ミニ丼とそばのセット、ひずめ形の「馬ンバーク」。名前がユニーク「馬ロッケ(コロッケ)」「す馬タ(すぶた)」。テイクアウト用にと「桜もつ」「桜バーガー」を開発するなど7店が、和洋中華織り交ぜ約30品がずらり。参加者は取り皿を持ち、1品1品慎重に味見をした。
昨年4月、ふるさとCM大賞を獲ったことを機に、12店の賛同を得て誕生した「さくら丼」。1年を経過し、今後の方向を考える中で、国交省の地域振興アドバイザー事業を導入、アドバイザーを交え、ワークショップやレシピ研究会、視察研修、各店のさくら丼のカロリー計算などをした。
アドバイザーの本田節さんは「馬肉は牛肉と比べ、カロリーが低く、鉄分が多い。美容と健康にいい。馬肉を飯島ブランドに」とアドバイスした。
参加者は「くせのない味で何にも合う」「そばとミニ丼の組み合せがいい」「ハンバークもコロッケも味がいい」と好評だった。
今後、さらに味と献立を研究し、各店で提供するほか、テイクアウトメニューはイベントなどで販売する計画##