-
リンゴオーナー収穫祭
自分で選んだリンゴの木のオーナーとなる「りんごオーナー」の収穫祭が18日から、上伊那各地で始まった。真っ赤に染まったリンゴが実った各地の園には、多数の家族連れなどが集まり、収穫作業を楽しんでいる=写真。
上伊那農業協同組合(JA上伊那)が、伊那市、箕輪町、南箕輪村、宮田村のリンゴ生産者と協力して行っているもので、オーナーは7月縲・1月の1シーズン、自分のリンゴの木を持つことができ、収穫作業を体験する。リンゴが生長するまでの管理は園主が行う。
申し込みは関東、中京方面の利用者が中心。年々契約本数は増加しており、伊那市、南箕輪村に当たる中部地区では今年、約1250本の申し込みがあった。
初日のこの日、伊那市西箕輪の原伊一さんの園には、静岡県などから5組の家族連れが収穫作業を体験。今年は7月の長雨の影響で、全体的に玉は小さめだったが、長雨の後に続いた好天のため、色付き、蜜の入り、ともに良好。かなり糖度の高いリンゴが実ったという。
最低保証は1本150個だが、1本から400個以上を収穫した家族もおり、収穫したばかりのリンゴを味わいながら笑顔を見せていた。
原さんは「『ここの園のフジがいい』と来てくれる人もいる。そうやって喜んでもらえるのが何よりも嬉しい」と話していた。
来年のオーナー募集は年明け2月末から始まる。 -
JA共済ドッジボール大会南信大会
小学生を対象とするJA共済ドッジボール大会南信大会が18日、伊那市の勤労者福祉センター体育館であった。南信各地区から男子20チーム、女子14チームが集まり、接戦を展開=写真。女子は南箕輪小学校の南小アタッカーズが優勝し、男子は飯島小学校のキングファーターズが2位となった。
ドッジボール競技を通じて心身の健全育成を図ることなどを目的とする取り組み。上伊那からは男女8チームずつが参加した。
予選では、決勝トーナメントに進む各5チームを選出。この10チームが、12月に長野市である県大会に出場する。
児童らは、早いパス回しで互いの内野陣を追い込み、少しでも多くのポイントを獲得しようと画策。応援席に駆けつけた保護者も、熱い声援を送っていた。
上伊那の県大会出場チームは次の通り。
【男子】=キングファイターズ(飯島)南小ハトポッポ(南箕輪)
【女子】=南小アタッカーズ(南箕輪)箕輪パワフルファイターズ(箕輪東)YANKEE MONKEE(箕輪中部) -
英語で観光ガイド研究会発足へ
英語で地元を観光案内するノウハウを学びながら、自分たち自身も地域への理解を深めよう竏窒ニ、伊那市の有志らが「英語で観光ガイド研究会(仮称)」を立ち上げる。日本人に限らず、地域について関心を深めたい人を募り、地域の歴史や文化、名所について学びながら、英語で案内する方法を学ぶ。地域のことを知りたいという外国人からの声に応じて観光案内を行うことなども想定しており、実践を通してコミュニケーション能力の向上を図る。
研究会の発足を目指しているのは、伊那国際交流協会が今年初めて企画した「英語で観光ガイド講座」を受講した有志。メンバーは、通り町、高遠城址公園、権兵衛トンネルなど、市内各地を案内するための英語を学んできたが、自分たち自身が地元への理解を深めることや、実践を繰り返すことの必要性を実感。継続して学習と実践を行っていこう竏窒ニ、研究会の発足を決めた。地元をあまり知らない地域住民にも、英語を通じて地域への関心を深めてもらいたいという思いもある。
準備は来年1月から始め、新しい有志も募っていく。また、英語による観光ガイド依頼も受け付けている。
問い合わせは伊那国際交流協会(TEL72・7706)へ。 -
県縦断駅伝 上伊那は初日3位
第55回県縦断駅伝競走は初日の18日、長野市縲怏ェ谷市の119・9キロ、12区間を15チームで競った。連覇が懸かる「上伊那」は、6時間34分02秒の3位でゴールし、トップの「長野市」とは3分19秒差。最終日の逆転優勝に向け選手らは、気持ちを一つにして臨む。
上伊那は、7区の丸山主将(NEC長野)が体調不良で欠場、アンカーの北原(トーハツマリーン)が、けがの影響で12区へ移るなどのメンバー変更があり苦戦。持てる力を出し切るが、周囲の力が底上げされている中では、思い通りのレース展開ができなかった。
強豪集まる1区の小林(信大)が粘って4位でつなぐと、中高生らが区間4位以内の走りで3位浮上へ貢献。中盤で8区の守屋(嬉楽Q)、9区の鈴木(ジェルモ)が区間優勝するも、終盤の負い上げがないままゴールした。
清水監督(NEC長野)は「若手の頑張りで差を詰めて、20区のエース上島(平井星光堂)へつないで優勝を呼び込みたい。地元の応援を受け、頑張りたい」と最終日の逆転優勝を誓う。 -
長谷道の駅・南あるぷすむら食の感謝祭
伊那市長谷の道の駅・南アルプスむらで18日、第1回「食の感謝祭」があった。地元で採れた野菜の販売、雑穀を使った料理の試食など多彩に繰り広げ、「長谷の食の魅力」をアピールした。
長谷地域は、多種類の野菜や雑穀などを栽培して特産品の開発を進めている。今春リニューアルした道の駅に地場産物直売所、地元食材を使ったレストランも新たに加わり、祭りで特色ある食を広くPRすることにした。施設を運営する振興公社、生産者組合、民間団体など関係者でつくる実行委員会が計画した。
イモ類、ネギ、ハクサイ、ゴボウなど新鮮な野菜を中心とした地元産物の販売コーナーでは、「地元で採れたものですよ」と強調しながら宣伝。「これはいい野菜だね」と大勢が買い求めていた。
黒米のおにぎりや、ヤーコンのきんぴらの試食、五平もち、おやき、ソバの提供のほかに、全国優勝した学校給食の試食も人気を集め、会場は多くの人でにぎわった。 -
おはなしむらスペシャル
南箕輪村図書館は18日、おはなしむらスペシャルで伊那市の図書館だいすきの会を招き「藤田浩子さんの小道具で遊んじゃおう」を村民センターで開いた。語りやお手玉遊びなど見たり、聞いたり、遊んだりして親子で楽しんだ。
一つのお手玉を使い、わらべうたを歌いながら頭の上に乗せたお手玉をおじぎして片手や両手で取る遊びを紹介。上手に取れても取れなくても、笑顔がこぼれた。
脇の下に挟んだお手玉を左右交互にキャッチするゴリラジャグリングにも挑戦。ゴリラになりきるのがポイントで、「ウッホ、ウッホ」と足踏みをしながら遊んだ。 -
リンゴ生産者とジャム作り交流 春富中
伊那市の春富中学校の1年生(5クラス・計160人)は14、15、20、21日、各クラスごとの日程で、地元のリンゴ生産農家の伊藤豊子さん(75)との交流「地産リンゴで旬の果物を味わう調理計画」で、りんごジャムづくりをしている=写真。
生産者と共に地産農作物を味わい、交流を深める目的。昨年度までの3年間は、県の地産農作物の普及事業で伊藤さんと交流していたが、本年度は事業が終わったため、伊藤さんの好意でリンゴの提供を受けて開いた。
技術・家庭科の城倉徳子教諭がリンゴジャムの作り方を説明してから、生徒らがリンゴを細断し、水や砂糖と一緒に煮込んでいった。自宅では包丁も握らないという、田畑祐貴君(13)は「家族に味わってもらいたい」と味に満足していた。
伊藤さんは「含まれているペクチンは病気への抵抗力がある」などと、リンゴの栄養価を解説。リンゴを育てる生産者の思いについても話していた。 -
駒ケ岳神社例大祭
中央アルプス駒ケ岳の千畳敷にある信州駒ケ岳神社の例大祭が17日、標高2610メートルの現地で行われた。観光関係者ら約30人が参列して玉ぐしを奉てんするなどの神事を行い、入山者の安全を祈願した=写真。
気温は零度。風もほとんどなく、穏やかな日差しが降り注ぐ好天に恵まれたが、千畳敷一帯は数十センチの雪に覆われた白銀の世界。中ア山ろくは本格的な冬山シーズンに入る。 -
町1区保健補導員が区民に呼びかけマレット大会
宮田村町1区の保健補導員は16日、区民に参加を呼びかけてマレットゴルフ大会を村マレットゴルフ場で開いた。15人ほどが参加。紅葉深まる山々を望みながら、プレーを楽しんだ。
「寒さに負けないように、楽しく体を動かそう」と初めて企画。この日も本格的な冬の到来を感じる陽気となったが、参加者は元気ハツラツプレーした。
珍プレー、好プレーにみんな笑顔。交流も深め、寒さも吹き飛ばしていた。 -
記者室
先の大戦で中国の最前線で戦った人の話を聞いた「純粋に東洋平和のために一命を投げ出して戦った。今考えると、政府にすっかり洗脳されていた。教育は怖い、中国や韓国が日本の教科書に干渉してくる気持ちもわかる」▼話を聞いて、中国では日本について、どう教えられているのか気になり、中国の小学校の歴史教科書を読んだ。北京原人から現代まで2百ページ、全編に渡り「愛国心」がにじみ、日本についての記述は日清戦争と抗日戦争が主で16ページ、否定的な日本像が描かれ、中国の若者達の反日感情の源を知った思いでショック▼16日教育基本法が単独採決で衆院を通過したが教育は国の根幹に関わる。参院では結論を急がす、時間数でなく実質審議を深めてと願う(大口国江)
-
井口(旧姓小林)深雪さんが講演
飯島町の飯島中学校で15日、今年3月イタリア・トリノで開催されたパラリンピックの金メダリスト、井口(旧姓小林)深雪さん(33、視覚障害者=を招き、教育講演会を開いた。全校生徒と保護者約百人が聴講した。
講演に先立ち、プロジェクターでバイアスロン競技について理解を深め、トリノパラリンピックでの井口さんの活躍を映したビデオを鑑賞した。また、壇上で、10メートル離れた位置に腹ばい、2・5センチの的を打つバイアスロン射撃を実演、見事的中させ、並外れた正確さと集中力に感嘆の声が上がった。各学年の代表生徒3人と小林孝行教諭も挑戦、惜しくも的中できず、競技の難易度の高さを示した。
「私の歩んだ道」と題した講演では盲学校での恩師との出会い、バイアスロンを始めたきっかけから話し始め、トリノのロングで金、ショートで銀の2個のメダルを取れたことに触れ「23歳から目標を持ち、10年掛けて、頑張ったことが結果につながった。目標を達成するには時間が掛かる。メダルを取ったのは自分だが、両親の思い、ガイドの小林卓司さんや恩師、裏方で支えてくれた色々な人のお蔭で取ることができた。自分1人の力では勝つことはできない」と話し「友だちを大切に、両親とよく話し、夢や目標に向かって、一生懸命頑張り、やり抜いて」と呼び掛けた。 -
第1回みなみみのわフォトグランプリ表彰式
南箕輪村の第1回みなみみのわフォトグランプリ表彰式は16日、村役場であった。最優秀賞「なずなつみ」の伊藤好幸さん=伊那市=ら12人を表彰した。
昨年度までは大芝高原まつりに限ったフォトコンテストだったが、本年度は村の良さをPRする写真を-と作品を募集。12人54作品の応募があり、10月に審査会があった。
表彰は最優秀賞1点、優秀賞はネイチャーフォト部門、ヒューマンドキュメント部門、Oshibaフェスティバル部門で各2点、佳作5点。
唐木一直村長は「すばらしい作品を出品していただき、感銘を受けた。改めて村の魅力、良さを再発見し、認識を新たにしている」とあいさつした。
日本営業写真家協会員、日本写真文化協会員の小松豊さんは講評で「トリミングやシャッターチャンスを工夫すると、もう少し変わった写真が撮れたかなという点がある。デジタルカメラを使うと、もっと違った写真も入ってくるのでは。もっと大勢の方に応募してほしい」と話した。 -
未来技術セミナー
地域の産業を支援する県テクノ財団伊那テクノバレー地域センター(向山孝一会長)は17日、21世紀未来技術セミナーを駒ケ根市の駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。南信各地の金属加工企業経営者や技術者など約50人が集まり、「鍛造・金属プレス加工の最新技術動向」をテーマにした講演2題を聴いた。参加者は時折メモを取ったりしながら、専門的な内容の講義に真剣な表情で耳を傾けていた=写真。
独立行政法人産業技術総合研究所デジタルものづくりセンターの加工応用技術研究チーム長で工学博士の大橋隆弘さんは「鍛造・金属プレスに関連する技術戦略と新加工技術の動向について」話した。大橋さんは経済産業省の指針などを示しながら「日本の製造業の国際競争力向上のためには、大企業を支えている中小企業のものづくり技術の高度化が不可欠だ」と訴えた。
山梨大大学院工学総合研究部助教授で工学博士の吉原正一郎さんは「マグネシウム合金の将来予測とプレス加工」について話した。 -
駒ケ根市高齢者クラブ連合会チャリティ芸能祭
駒ケ根市高齢者クラブ連合会(高坂繁夫会長)は17日、第9回チャリティ芸能祭を駒ケ根市のアイ・パルいなんで開いた。会員約360人が集い、単位クラブごとに歌や踊りなどの出し物を披露し合って楽しんだ=写真。開会に先立って、会員らの参加費から経費などを差し引いた6万円が駒ケ根市社会福祉協議会に寄付された。
ステージには会員らのグループが次々に登場して民謡や歌謡曲、童謡などを歌ったり曲に合わせて踊ったりしたほか、三味線や太鼓などの見事な演奏を披露した。演奏が1曲終わるごとに会場のあちこちから「うまい」「いいぞ」などと大きな声援と拍手が飛んでいた。 -
小松養蜂園で蜜(みつ)ろうのえと作り始まる
12月を前に17日、伊那市御園の小松養蜂園で来年のえと「亥(イノシシ)」を模った蜜ろうのオブジェづくりが始まった。赤や黄、緑など、鮮やかな色をしたイノシシたちが、徐々に迫っている新し年の足音を告げている=写真。
えとの蜜ろうづくりは12年目。毎年袋詰め作業などを伊那市共同作業の家に依託し、12月ころから市役所などで販売。収益を共同作業の家の利用者に還元している。
約3年前からは、型抜き作業の一部を共同作業の家の利用者も手伝っており、この日も2人の利用者が、代表の小松実治さん(74)から、やり方の指導を受けた。
今年は大小2種類の型を作り、小さい方は子どものイノシシを模った。小さいものには芯(しん)を通したものもあり、ロウソクとして用いることもできるようになっている。
出来上がったイノシシを見た利用者たちは「かわいい」「親子みたいでいい」などと話していた。
今月下旬に市内の共同作業所の利用者が袋詰めを行い、12月から販売を開始する。ふれあいバザールなどでも販売する予定。
問い合わせは伊那市共同作業の家(TEL73・2489)へ。 -
特別養護老人ホーム「みすず寮」のお年寄りに、伊那北小の児童がピアニカ演奏と合唱をプレゼント
音楽通じてお年寄りと交流しよう竏窒ニ、伊那北小学校の6年生70人が17日、伊那市美篶の特別養護老人ホーム「みすず寮」でピアニカ演奏と合唱を披露した。児童らは軽快な曲や昔懐かしい童謡など5曲を演奏し、お年寄りを楽しませた。
人権週間に合わせた取り組みの一環。6年生では、世代も生活も異なる年長者との交流を通して普段の生活では学べない多くのことを学ぶため、みすず寮での演奏会を企画した。児童らは、5年生の時から学年全体でピアニカ演奏を練習しており、学外の音楽祭でも演奏を披露した経験があるが、福祉施設での演奏は初めて。同施設に勤務した経験のある職員から話を聞き、どんなことをすればお年寄りらが喜ぶかなども考えた。
この日は『翼を下さい』『Sing Sing Sing』『ふるさと』など、さまざまな曲調の5曲を演奏。ピアニカ演奏は、リズミカルな音楽と共に演奏パフォーマンスも披露し、会場をわかせた。
涙を流しながら演奏に聞き入るお年寄りもおり、演奏終了後に「みなさんがこうして来てくれるのがありがたい。また来てね」などと語りかけていた。 -
はら美術で野溝嘉彦さんが個展を開催
山のある田舎の情景を描く洋画家・野溝嘉彦さん(70)=伊那市東春近=の個展が16日から、伊那市旭町のはら美術で開かれている。郷愁を感じさせる風景画約50点が、訪れた人の目を楽しませている。
一水会や日展などのへの出展してきた野溝さん。数年前から、多くの人に見てもらいながら作品を描いていきたい竏窒ニ、公募展への出展をやめ、各地で個展を開きながら製作活動を続けている。
今回は「やすらぎの風景」をテーマに、伊那路や木曽路、安曇野などを描いた新作を中心に展示。雪のある情景をとらえたものも多い。山間の集落が厚い雪に覆われている作品などは、そこにある人々の営みまで映し出しており、雪景色でありながら温かみを伝えている。
野溝さんは「かやぶきなどを中心とした田舎の原風景。見過ごされているような素晴らしい風景をもう一度見直してもらえれば」と話していた。
入場無料。午前11時縲恁゚後6時。21日まで。 -
いも焼酎みのわ
ラベルに遊び心12月12日発売の上伊那産サツマイモを原料にした芋焼酎「伊那八峰」。箕輪町焼酎いも生産組合の「いも焼酎みのわ」はラベルに遊び心が隠されている。
昨年、焼酎用サツマイモ「黄金千貫」を栽培し、箕輪産いも焼酎第1号「いも焼酎 50周年“みのわ”」を限定販売した。
ラベルデザインの基本は昨年と同じだが、「みのわ」の文字が0・3ミリ太い。さらなる発展を願い1年ごとに「みのわ」の文字が少しずつ太くなる趣向。「長続きするように考えた」という。
2年目の今年は、黄金千貫使用「すっきりとした味わい」の緑ラベルと、紅あずま使用「まろやかな味わい」赤ラベルの2種類。1本1250円。「注文は早めに取り扱い店へ」と話している。
販売店はAコープみのわ店、Yショップすぎやま、こうじや酒店、若林酒店、良酒倉庫箕輪店、角太島田屋、ベルシャイン伊北店、ジャスコ箕輪店、ながた荘、ながたの湯。 -
小学校に自殺予告メール届く
伊那市内の小学校に16日朝、自称中学2年生から「死のうと思います」と、実行日17日午後5時を指定した自殺予告メールが届いた。市教育委員会は「(調査の結果)生徒を特定できなかった」としながらも、午後6時50分時点で、該当すると思われる中学校の2年生全員の帰宅を確認した。
メールは15日午後0時41分、携帯電話から小学校のパソコンに送信。メールには「中2です。小学校5、6年といじめにあって、先生にも伝えたけれど、聞いてもらえなかった。冷たいあの時の先生を困らせるために死のうと思います」とあった。
校長がアドレスに返信したが、すでに消され、連絡が取れなかった。携帯電話会社に依頼し、発信元を追跡している。
市教委によると、該当中学生約70人に対し、担任らが携帯電話の有無、いじめなどについて聞き取ったが、当時のいじめの報告はなく、当時の担任などからも「思い当たる節はない」と報告があった。
該当すると思われる中学校では17日朝、全校集会を開き、校長が生徒に命の大切さを訴えるなどの対応を取った。生徒たちは午後4時半まで学校にいたあと、担任の付き添いで下校した。
北原教育長は「各校へいじめには注意を払ってほしいと指示している。今後、いじめや虐待の相談体制を取りたい」と述べた。
いたずらの可能性があることについて、該当中学校長は「(いたずらであれば)教育活動を阻害することであり遺憾」とした。
メールを送信したと思われる中2生徒の出身小学校によると、5、6年生時に同生徒とかかわった教員から聞き取りをしたが、いじめの事実はなかったという。同校長は「これがいたずらであってほしいのが本心」と話している。 -
第55回記念・県縦断駅伝大会 きょう号砲
第55回記念・県縦断駅伝競走大会(県陸上競技協会など主催)は18、19日、長野市から飯田市までの21区間218・7キロである。昨年3年ぶり、33回目の優勝を果した「上伊那」は、連覇を目指す。16日夜、伊那市役所で決断式があり、監督や選手らが意気込みを語った。
清水良三監督(NEC長野)は「地元での大きな声援が選手たちの力になる。今年も後押しを受けながらゴールしたい」とあいさつ。丸山信一主将(同)は「個々の力を発揮すれば優勝できると思うので頑張りたい」と述べた。
本年は中学生区間を1区間増設したことや、郷土を離れたランナーを活用できる「ふるさと選手制度」の導入が勝負にどう影響するかが注目。上伊那は、ふるさと選手を起用しないが、前大会チームより総力は上回っていると関係者は話す。
選手は初日、岡谷市を目指して午前8時30分、長野市をスタート。地元入りするのは、19日午前9時40分ごろの予定になっている。 -
ひとり暮らし高齢者が寄せ鍋囲んで
あったかお鍋で、体も心もポッカポカ‐。宮田村社会福祉協議会は17日、ひとり暮らし高齢者の食事交流会を開いた。10人が参加。旬の味覚ふんだんの寄せ鍋に舌鼓を打った。
タラにシャケ、鶏肉にエビなど豪華食材がずらり。マイタケにシメジ、白菜にネギと野菜類も豊富で、高齢者は「ゆずの香りもして本当に美味しい」と喜んだ。
鍋を囲んで会話も弾む。ひとりで食べるのとは違って、心の芯まであたたまった。
同交流会は2カ月に1度開き、季節の料理を満喫。時には参加者自ら腕を振るって、交流を深めている。 -
東保育園の七五三
宮田村東保育園の年中、年少園児は16日、七五三を祝い、中越区の諏訪神社を参拝した。千とせ飴もなめ、「元気でいい子になりますように」とお参りした。
手をあわせてお祈りする園児たち。夢や希望を頭に浮かべ願い事した。
千とせ飴ももらって、みんな大喜び。寒さも忘れて、伝統の行事に親しんでいた。
年長園児は大原区の天満宮で七五三を行った。 -
暴力団員に販売中止命令
駒ケ根署は16日、駒ケ根市に住む指定暴力団6代目山口組川合組小林組傘下組織の無職久保田浩二幹部(36)に対し、暴力団の名前を出してえとの置物を不当に売りつけるなどの行為の中止を命令した。
同署の調べによると久保田幹部は10月28日午後7時半ごろ、駒ケ根市内の飲食店内で店の女性経営者(38)に対し、地元暴力団の名前を出して「えとの置物を買ってくれ。付き合いだ。1個1万5千円だ」などと言って置物を買わせようとした疑い。 -
エーデルこまがね文化祭
介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウスを併設する駒ケ根市赤穂上赤須の「エーデルこまがね」は利用者や職員らの作品を展示する文化祭を22日まで開いている。絵画、手芸、生け花、絵手紙、書道、写真などの作品約100点が並び、利用者らが出来栄えに感心しながらじっくりと眺めている。
16日はお手玉遊び教室が開かれた。ケアハウスとデイサービスの利用者ら約30人が集まり、日本お手玉の会の会員の指導を受けながら笑顔でお手玉に興じた=写真。ゴムひもを結んだ特製のお手玉をプレゼントされた利用者らはヨーヨーのように手の平で突きながら「これなら落とさないで済むね」「ボケ防止のいい運動になる」などと言いながら童心に帰ってお手玉遊びを楽しんでいた。
19日にはカラオケ大会、20日にはお茶会が開かれる。 -
上伊那地区教育懇談会
県教職員組合上伊那支部が主催する06年度上伊那地区教育懇談会が15日夜、駒ケ根市の赤穂南小学校を会場に開かれた。同市竜西地区の小中学校PTAや教職員など約100人が参加し、学校や家庭での教育のあり方や問題点などについて意見を交わした。
今年度のテーマは「子どもたちに素晴らしい未来を贈るために」。全体会では問題提起として伊那養護学校の教諭らが問題点を報告したほか、上伊那教育白書で取り上た子どもや親に対するアンケートの結果についての報告などが行われた。
4分科会に分かれての討論で参加者らは「褒めることが大切なのはよく分かるが、いけないことを見逃さずにしかることはさらに大切」「欲しい物を買い与えられることに慣れているために我慢ができない子が多い。それがいじめやニートの問題にもつながっている」などと真剣な表情で意見を出し合っていた=写真。
懇談会は29日まで上伊那各地の15会場で開かれる。 -
別荘ローラー作戦
11月の指名手配被疑者捜査強化月間に合わせて駒ケ根警察署は16日、同市菅の台の別荘地を対象にオウム真理教被疑者についてのチラシなどを配布するローラー作戦を実施した。
同署警備課の鈴木眞一郎課長ら5人と別荘地を管理する駒ケ根市職員2人が手分けして182戸の別荘すべてを巡回し、オウム真理教被疑者3人の顔写真入りのチラシと防犯診断カードを手渡して「不審な人物を見かけたらぜひ警察に通報してください」などと呼び掛けた=写真。
別荘地に住む伊藤操さんは「やはり空き巣が心配。うちも以前被害に遭ったことがある。それに最近はクマも怖い」と話していた。
別荘地はシーズンオフに入り、滞在する人は少なかったことから、署員らは空き巣の被害などがないか1軒1軒確かめながら巡回していた。 -
小中学生の税に関するコンクール入選者決まる
小中学生を対象にした税に関する書道、標語、作文コンクールで、宮田村関係分の入選者が決まった。標語で、宮田中3年の澤下久仁香さんが伊那税務所長賞(優秀)を受賞。書道で宮田小6年の新井美香さん、作文で宮田中3年の所沢奈々さんがそれぞれ伊那地区納税貯蓄組合連合会長賞金賞に輝いた。
租税教育推進協議会、納税貯蓄組合連合会などが主催。
今年は村内から中学生の標語292点、作文14点、小学生の書道に323点の応募があった。作文を除く入賞作品は村役場ロビーに展示している。
入賞者は次の皆さん。
【小学生書道】▽伊那地区納税貯蓄組合連合会長賞金賞=新井美香(6年)▽同銀賞=草間洵奈(同)小田切雄、村沢茉美(以上5年)安田彩華(4年)
【中学生標語】▽伊那税務署長賞優秀=澤下久仁香(3年)▽同佳作=小野ちはる、浜田康貴(以上2年)▽上伊那地方事務所長賞=北原加奈(同)▽関東信越税理士会伊那支部長賞=大澤すずみ(同)▽宮田村租税教育推進協議会長賞=芦部俊也、保科蘭、上田成剛(以上3年)田中大貴(2年)高坂栞(1年)
【中学生作文】▽伊那地区納税貯蓄組合連合会長賞金賞=所沢奈々(3年) -
園児に生音聴かそうと、父親バンド保育園で初ライブ
パパの演奏、カッコイイ‐。宮田村東保育園に我が子が通う父親4人が、園児たちに生の音楽を聴かせてやりたいとバンドを結成した。15日の園児誕生会で初演奏。耳なじみの曲に、子どもたちも・スノリノリ・スでライブを楽しんだ。
ギターの松田陽平さん、清水雅樹さん=ともにつつじが丘区=、ベースの小沢英治さん、ドラムの宮本雄一さん=ともに町1区=でバンドを組み、その名も「DaddyFour」(父親4人衆)。
父親参観の時に学生時代にバンドをやっていた話で盛りあがり、意気統合した。
この日の誕生会には、ギターとベースの3人が出演。大塚愛やゆずのヒット曲などを演奏した。
最初は大きな音に目を丸くしていた園児たちだが、耳なじみの曲に体を揺すったり、手を叩いたりして満喫。友達と手をつないでダンスする姿もあった。
「初めは不安だったけど、こんなにみんな
喜んでくれて」と3人。「普通にバンドをやるだけでは、子どもたちとのふれあいはできなかったはず。このような機会を与えてもらって、本当にうれしかった」と話した。
今後も練習を続け、保育園や地域の行事など出演したい考えだ。 -
宮田小児童会祭り
宮田村宮田小学校の児童会祭りは15日開き、各委員会が趣向を凝らした体験型の・スお店・スを出店。全校児童が楽しみながら、児童会活動を知った。
クイズやゲームなど多彩な催しを12の各委員会が企画。高学年がなかよし学級の低学年児童を引率して、それぞれまわった。
新聞委員会は、普段読んでいる小学生新聞の記事から出題し、答えてもらう「新聞読もう屋」を開いた。来場者は難問に四苦八苦。それでもグループで協力しながら、答えをひねり出していた。
給食委員会は、豆々つかみを企画。時間内に何個はしでつかめるか争う競技で、器用にはしを使いこなす児童の姿もみられた。
美化委員会はゴミの分別、ふれあい委員会は車イス体験など、社会に目を向けた内容も多くあった。 -
南箕輪村ナイターソフトボール連盟リーグ戦閉幕
南箕輪村ナイターソフトボール連盟の06年度リーグ戦が14日、閉幕し、表彰式が村公民館であった。
リーグ戦は5月10日から9月5日まで。15チームが参加し、全105試合あった。第2回連盟会長杯争奪トーナメント大会は9月11日から10月6日まで。
結果は次の通り。
◆リーグ戦
(1)スパークス、タイヤテック伊那12勝2敗(3)南原ソフトクラブ11勝3敗(4)北殿一心会、沢尻ナイターソフト10勝4敗(6)久保ソフトクラブ、大泉ホエールズ9勝5敗
◆トーナメント大会
(1)北殿一心会(2)久保ソフトクラブ(3)タイヤテック伊那、塩ノ井