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駒ケ根市男女共同参画推進講座開講
駒ケ根市教育委員会は24日夜、06年度男女共同参画推進講座を駒ケ根駅前ビル・アルパで開講した。申し込んだ市民61人のうち約40人が参加し、第1回の講義「男女共同参画社会の実現に向けて竏窒ンんな違ってみんないい」を聞いた=写真。
講師は県男女共同参画センター「あいとぴあ」所長の井沢和子さん。井沢さんは男女共同参画社会の現状とその必要性について、ビデオ放映を交えながら分かりやすく説明した。
開講式で市教委生涯学習課の片桐利和課長は「職場でも家庭でも男女共同参画はまだまだ進んでいない。講座は長丁場だが、幅広い内容をしっかり学んでほしい」と呼び掛けた。
講座は11月2日までの全6回。9月7日に開かれる第2回講座以降、各界の講師による講義や実習、ワークショップなどが行われる。 -
中沢小水泳記録会
駒ケ根市の中沢小学校(北原三千生校長)は25日、水泳の記録会(高学年)と発表会(低学年)を開いた。快晴に恵まれてギラギラと強い日差しが照りつける中、児童らは教職員や訪れた保護者らの前で精いっぱいの泳ぎを見せた。
記録会には4縲・年生が自由形と平泳ぎの25メートル、50メートル、100メートルに入り交じって出場。それぞれの限界に挑戦した。児童らは1人ずつ名前を呼ばれると緊張した表情で位置につき、号砲とともに一斉にスタート=写真。見守る児童らから「頑張れ」「もう少しだ」などと大きな声援が飛ぶ中、水しぶきを上げて懸命に泳いだ。次々にゴールした児童らは体力を使い果たして一様に疲れ切った様子だったが、泳ぎ切った達成感で口元にはそれぞれ満足そうな笑みが浮かんでいた。 -
【記者室】なぜビキニ? ビーチバレー
国体への出場権を争う北信越大会が県内各地で開かれている。駒ケ根市では山岳競技、ホッケーなど3競技が行われた。中でもビーチバレーは観客の多くがその迫力に驚きの声を上げていたのが印象深い▼砂浜での気楽なお遊びをイメージする人が多いかもしれないが、さにあらず。炎天下、踏ん張りのきかない深い砂の上で前後左右に絶え間なく動き回ったりジャンプしたりを繰り返す過酷な競技だ▼だがなぜか、公式競技では女子選手の全員がビキニを着用。あの激しい動作に見合う服装とは到底思えないが…。理由を関係者に尋ねても「どうしてでしょうねえ」とあいまいに笑うだけ。きっと発祥地が米国だけに「楽しい方がいいじゃないか」という発想なのだろう。(白鳥記者)
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北信越国体ホッケー準決勝
北信越5県の成年男子、同女子、少年男子、同女子の代表各1チームが第61回国民体育大会「のじぎく兵庫国体」(9月30日縲・0月10日)への出場権をトーナメントで争う第27回北信越国体ホッケー競技は2日目の26日、準決勝8試合が駒ケ根市内の2会場(男子・県看護大、女子・赤穂高第2グラウンド)で行われた。
県勢は少年女子が福井に0竏・、少年男子が福井に0竏・、成年女子が富山に0竏・でそれぞれ敗れ、いずれも本国体への道が閉ざされた。この結果、27日に行われる決勝戦4試合はすべて富山竏瀦汕艪フ組み合わせとなった。 -
こまがね天竜ふるさとまつり
第18回こまがね天竜ふるさとまつりが26日、駒ケ根市のおもしろかっぱ館周辺のおまつり広場で開かれた。呼び物の「かっぱのいかだ下り大会」には18チームが趣向を凝らしたいかだで出場。川岸や橋の上に陣取った見物人が声援を送る中、それぞれ慣れたさおさばきで巧みにいかだを操り、水面を渡る風を受けながらのんびりと天竜川を下った=写真。中には浅瀬に乗り上げたまま動けなくなってしまういかだもあり、見物の笑いを誘っていた。
多くの屋台が軒を並べた広場では特設ステージでの演芸大会のほか、もちつき大会やスイカ割り、金魚すくいなどが行われ、訪れた家族連れなどの歓声が一日中絶えなかった。
日中は強い日差しが容赦なく照りつけて真夏を思わせる陽気となったが、色とりどりの花火が夜空を華やかに彩るころになると涼しい風が川面を渡り、虫の鳴き声もあちこちから聞こえてくるなど、かすかに秋の気配が漂っていた。 -
・ス聖地・ス日本武道館の大会で宮田村の少林寺拳法教室活躍
宮田村公民館の少林寺拳法教室はこのほど、東京の日本武道館で開かれた全日本少年武道錬成大会に初出場。西出伊吹君(宮田小学校5年)、向山椋太君(同4年)ペアが小学生4級の部で優秀賞を獲得するなど、エントリーした4組はいずれも全国の強豪が集まる大会で健闘した。
27回目を迎える伝統の大会に、全国251の支部、教室から約3千人が出場。・ス聖地・ス日本武道館に実力者が集結した。
そんな大舞台にも宮田村の子どもたちは、臆することなく実力を発揮。
小学生5級の原海斗君(同4年)、横山拓弥君(同3年)ペア、小学生6級の西出伊織君(同2年)、秋山宙君(西春近小2年)ペア、小学生有段の鞍成健人君(宮田小5年)、湊純也君(同6年)ペアも、入賞こそは逃がしたが上位に匹敵する修練の成果を披露した。
優秀賞の西出君、向山君は「みんな上手だし、気合もすごく出ていた。僕たちも練習の通りにできたと思うが、もっと気合をだしていきたい」と話した。 -
村長が3セク社長就任の経緯を行政懇談会で説明
宮田村大原区の行政懇談会は25日夜開き、住民が清水靖夫村長ら村理事者、職員と村政や地区の問題について懇談した。村の第三セクター宮田観光開発の社長に村長が就任した経緯について質問が挙がり、「このままの体制では(経営が)息詰まると判断し、私に任せてほしいと取締役会で話しをした」と村長は答えた。
宮田観光開発は長期債務を抱え、施設の老朽化も浮上。経営改革の一環で昨年、それまで社長を務めていた当時の村長、矢田義太郎氏=故人=が退任し、民間出身者が後継となった。
しかし、今年5月の取締役会、株主総会を経て清水村長が社長に就いた。
就任した経緯を聞く会場からの質問に対し、清水村長は「1度元に戻して、絶対にもうかるようにする。私に任せてほしいと話しをした。活性化も含め健全経営に向け再構築する。村民に応援してもらえる施設にする」と答えた。
そのほか懇談では区内の道路整備など要望のほか、村内各区の人口格差が拡大していると指摘も。適正規模になるよう、区割りの見直しを求める意見も出た。 -
ごうほびは水遊び
中央保育園の避難訓練宮田村中央保育園は25日、避難訓練を行った。伊南広域消防本部の消防車が駆けつけ放水。整然と避難できた・スごほうび・スに、園児たちは水着に着替えて水遊びを楽しんだ。
同園を含め村内3つの村立保育園は毎月避難訓練を実施。毎年夏の訓練では放水にあわせ水遊びを取り入れ、消防署員とのふれあいも深めている。
この日の訓練は園西側の土手から出火したと想定。サイレンと放送を聞いたうえで、子どもたちは園庭に避難した。
「避難する時はおしゃべりしないで」と署員からアドバイスを聞いた後は、消防車を前に記念撮影もした。
放水が始まると、子どもたちは歓声をあげて大喜び。ワー、キャー言いながら駆け回り、楽しんでいた。 -
箕輪中部ヤンキースがミズノカップで準優勝
箕輪少年野球連盟に加盟する箕輪中部ヤンキースが、第15回ミズノカップ少年軟式野球大会(15、16、18、20日、松本市野球場ほか)で準優勝に輝いた。
今年のミズノカップは、ミズノ創立100周年記念大会で、新潟県と山梨県のチームも参加し、県内からは70チームと大会史上最多の72チームが出場して盛大に開かれた。
箕輪中部ヤンキースは、1回戦から3回戦まで順当に勝ち、準決勝リーグに進出。山形キヨミズ(東筑摩郡)に3対2、上高田少年野球(長野市)に7対2で勝ち、決勝リーグに進んだ。
決勝リーグは豊野アップルズ(長野市)を7対5で下したが、寿ヤングバード(松本市)に0対1で惜敗。優勝は逃した。優勝は寿ヤングバード、3位は豊野アップルズ。
箕輪中部ヤンキースは過去に、同大会で優勝2回、準優勝1回の経験がある。監督のこだわる“つなぐ野球”と、それに見事に答えた子どもたちの頑張りが、2度目の準優勝という素晴らしい結果につながったという。 -
中原地区子ども会が豪雨災害義援金送る
箕輪町の中原地区子ども会は25日、地区納涼祭で販売したかき氷の売上金全額2万円を7月の豪雨災害義援金に-と町に届けた。
会長の箕輪中学校3年泉伶奈さんが中原分館の唐沢優分館長と共に町役場を訪れた。泉会長は、「災害義援金のために集めたお金です」と平沢豊満町長に手渡した。町長は、「子ども会の皆さんの気持ちがうれしい。貴重なお金なので、皆さんにお渡ししたいと思います」と感謝した。
中原地区子ども会は小・中学生合わせて25人。「災害で大変な被害にあった家がある。少しでも力になりたい」と、役員で義援金を集める計画を立て、泉会長が中学生10人に電話連絡をした。
8月14日の分館主催「納涼祭」会場で、義援金目的の案内チラシを張り、中学生5人がかき氷を1カップ100円で販売した。氷は分館で購入し、かき氷の機械は中学生が家庭から持ち寄った。区民らの協力もあって売上は200食分2万円になった。 -
大芝高原まつり
「大芝高原音頭Newヴァージョン2006」デビュー南箕輪村の権兵衛トンネル開通記念第21回大芝高原まつりが26日、大芝高原であった。土曜開催の今年は、大芝高原音頭アレンジ曲「大芝高原音頭Newヴァージョン2006」が華々しくデビュー。Newヴァージョンをメーン曲とするおまつりパレードに昨年を上回る約750人が参加し、「舞竹(マイバンブー)」を手に元気いっぱいに踊り、大いに盛り上がった。
パレードは22団体が参加。踊り15団体はそろいの衣装などに身を包んで舞竹を打ち鳴らして踊り、6団体が威勢良くみこしを担いだ。信大農学部の学生も派手なパフォーマンスで観衆を沸かせた。
大芝名物たらいレースは小学3年生から大人まで18チームが出場。スタート直後に転覆したり、同じ場所をくるくる回ってしまったりとハプニングもあったが、しゃもじで必死に水をかき、ゴールを目指した。
ダンスや太鼓演奏などのおまつりステージ、ふるさとの味コーナー、クラシックカーフェスティバルなど多彩なイベントで、会場は夏の終わりの祭りを楽しむ人であふれた。 -
箕輪町女性団体連絡協議会長
釜屋美春さん箕輪町女性団体連絡協議会の申し入れにより、町で19年ぶりに開かれた女性模擬議会。女団連会長として議長の役に就いた。
「私達の企画に町の方が全力を上げて下さった。本当に感謝ですね。勉強不足のところもあったけど、町政を身近に感じることができて、いい勉強になった。皆がいい雰囲気の中で終わることができてよかったし、“行動する女団連”として、大きな成果だったと思う」
女団連は今年、「協働のまちづくりへ行動する女団連」をスローガンに掲げている。
町議会から町政に関心を持ってもらうために-と、女性模擬議会の話があった。昨年、伊那市で女性模擬議会があり関心を持っていたこともあり、「大いにやりましょう」と、町に申し入れた。
約2カ月半の準備期間に、皆で問題点を出し合い、検討し、女団連の各構成団体にふさわしい質問を選んだ。現職や元職の町の女性議員をはじめ、知り合いの町議らにもアドバイスを求め、一般質問の原稿を準備。「女性として子どもの教育問題はどうしても入れたい」「7月の豪雨災害も質問したほうがいいのでは」と、ぎりぎりまで調整が続き、会長として原稿確認の作業にも追われた。
当初、一人の持ち時間は10分だったが、町が15分に延長。しっかりと質問し、答弁を求める時間を与えてくれた。
最初は「間違いなく読めればいい」、次は「少しは町長さんや町部局の方の顔も見たほうがいい」と、皆で励まし合いながら練習を繰り返した。2回のリハーサルを経て、緊張の中で迎えた当日。議長席に座り、「初めはドキドキしてね。ここで町のいろいろなことが決まるんだなと厳粛な感じがして、きちんとしないといけないと身の引き締まる思いだった」。11人が模擬議員として登壇し、一般質問した。議長、模擬議員ともに初めてとは思えないほど堂々と立派に務め、無事に閉会した。
「町長さんから、ごみ問題や男女共同参画など女団連がリーダーシップを取る投げかけをいただき、女性のパワーに期待するお話もあったので、皆で勉強し検討していきたい」。“まちづくり”のためにと取り組んだ模擬議会で、今後の課題も見出した。
美容師として開業しているため町商工会女性部に所属。女性懇話会、ボランティアグループ「エコ・ネット」にも入っている。「女性が集まって勉強しあうのは自然な姿。女性の視点は平和的で愛があり、生命の尊厳も常に意識している。ストレートな意見が大事で、それが消えないように、草の根運動としてつなげていきたい」という。
女性団体として多くの女性議員誕生を願う一方で、議員という形で行政に参画していくことだけが最善策ではないとも考えている。「政策決定以前のほうが大事。地域の中で力を発揮し、町に意見を届けることはできる。市民活動が大事なので、その部分がどうしたら元気になるか常に考えたい」。
女性が地域の中で自分は何ができるのか考えていくことの大切さを実感している。「そのきっかけに、女性団体に入るのもいいと思う。関心を持って一歩踏み出してほしい」と同じ女性にエールを送る。 -
まほら伊那地球元気村
伊那市の鳩吹公園で26縲・7日、野外イベント「まほら伊那地球元気村」(実行委員会主催)が開かれている。15の野外教室メニューが組まれ、初日は地元をはじめ、東京都、埼玉県、静岡県など県内外から家族ら100人が集まった。27日も参加を受け付ける。
地球元気村は1泊2日のキャンプを基本に、自然の中で思い切り遊び、自然の大切さや人とのかかわりなどを感じてもらおうと始まったもの。9回目を数え、メニューにMTBツーリング、そば打ちなどを用意。権兵衛トンネル開通を機に、林道バイクツーリングや木曽漆器の塗り体験と木曽に出向く機会などを新たに設けた。
木工教室では、キャンプで使用できる高さ50センチのテーブルを作った。
伊那市狐島の北沢健汰君(8つ)は「くぎをさすところが難しい」と話し、親子で協力し合いながら、電動ドリルなどを使って仕上げた。
ナイトイベントとして、村長を務める冒険ライダー風間深志さんのトークショー、童謡歌手西山琴恵さんのミニコンサートなどがあった。
今回初めて協賛企業の出展を募ったが、希望はなかった。
27日は麦わらランプシェード作り、ネーチャーゲーム、林道バイクツーリングなどがある。入村料は大人3千円、小学生以下1500円、3歳以下無料。 -
伊那市・新山の小学生と園児カレーづくりで交流
伊那市の新山小学校で25日、全校と近くにある新山保育園による、カレーパーティーがあった=写真。計約70人が参加。児童が園児の世話を見ながら、皆で協力して完成させたカレーを味わった。
全園児9人の小人数の同園では「限られた園児数の中では人との交流が広がらない」と学校行事への参加を依頼したのがきっかけ。本年度から連携を取り、「七夕集会」などの児童会活動を一緒に展開している。
この日は、6班に分かれ校庭でカレーをつくった。児童たちが育てたジャガイモ以外の材料は、各班が話し合いで決めた、ズッキーニ、トマト、チーズなど、それぞれが味を競いオリジナルカレーを完成させた。
園児たちも野菜を切ったり、皮をむいたりとお手伝い。中には小学1、2年生が、かわいい後輩の面倒を見ている姿もあり、和気あいあいとした雰囲気で調理が進んでいた。
間山静園長は「人との触れ合いを深め、広がりのある交流を」と期待。児童会長の間沢亮太君(6年)は「保育園児の参加があったほうが交流が深まる」と感想を述べていた。 -
「穂の会」日本画展 ベル伊那・29日まで
名古屋芸術大学の卒業生7人でつくる「穂の会」の日本画展は29日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。「若々しい感性と、絵に対する情熱が詰まった展示になっている」(関係者)。
愛知県を中心に活動する、35歳前後の若手日本画家7人(男2人、女3人)のグループ。愛知芸術文化センターで96年から11年間、グループ展を開くが、県内では初めてとなった。
同大学での恩師、日本美術院特待の木村惠子さんの6点を含む、一人約5点ずつの計27点を展示販売。人物、風景、花などを題材に、それぞれの個性を押し出した作品展に、来場者の注目が集まっている。
午前10時縲恁゚後6時30分(最終日は午後4時)。 -
上伊那で熱戦・北信越国体
第27回北信越国民体育大会のソフトボール(伊那市)ホッケー(駒ヶ根市)の2競技が26日、それぞれの会場であった。地元の声援を受けながら、上伊那の選手らが白熱の試合を繰り広げた。
ソフトボールは富士塚スポーツ公園グラウンドなど3会場で展開。成年男女、少年男女の計4部門で、1回戦、準決勝、敗者復活戦など14試合をした。
男子勢はKOAのソフトボール部の選手中心に構成する成年チームが、1回戦で石川県に11竏・の大差で勝利、続く準決勝では優勝候補の富山県に4竏・で勝ち、27日の決勝(対戦・新潟県)へ進んだ。伊那弥生高生らでつくる少年チームは、初戦の新潟県に7竏・で負け、敗退した。
女子勢の成年チームは、石川県に1竏・で負け、敗者復活戦へ回り、新潟県に8竏・で勝利、27日の第2代表決定戦へつなげた。少年は石川県に7竏・で負け、初戦で姿を消した。 -
第2回ブロードバンド研究会「経営改善編」開催
県経営者協会上伊那支部情報委員会など5団体による「第2回ワークショップ(WS)経営セミナー(経営改善編)」が25日、高森町の協和精工山吹工場などであった。上・下伊那の中小企業6社、約30人が参加。現場視察を交えながら、製造現場を主体とするWSの編成方法などについて、理解を深めた。
地域工業の底上げを図ることなどを目的としたセミナー。大企業で導入が進む「WS経営」などを通して、中小企業などが経営改善を模索していく。
今回は、参加企業の一つ、協和精工(本社・高森町、堀政則社長)の工場を視察。講師に迎えた伊那テクノバレー地域センターのコーディネーター・明石安弘さんは「人数が大きいWSは、業績が上がっても個人の成果が分かりにくい」と現状を指摘。会社で一つのWSを編成するのでなく、各部門を縦割りにした小規模のWSをいくつか形成し、互いに競わせることが、改善につながるとした。
また、その前提として従業員などに経営状態をオープンにし、各WSが目指す品質方針を決める必要があることも示した。
その後、自社におけるWSの編成を話し合った。 -
宝船(ほうせん)がたかずやの里の子どもたちを焼肉に招待
伊那市天竜町の焼肉・韓国レストラン「宝船(ほうせん)」(金光三郎社長)が26日、伊那市富県の児童養護施設「たかずやの里」の子どもやスタッフを焼く肉に招いた。
全国焼肉協会が「焼肉の日(8月29日」にちなんで開く「焼肉祭り」の一環。協会に所属する店舗は、祭りの期間、何らかの社会奉仕活動に取り組んでおり、宝船では12年前から、たかずやの里の子どもたちを焼肉に招待している。恒例行事として楽しみにする子どもも多いという。
今年は、部活動などが重なって来られない子どもも多かったが、2歳縲・9歳の子ども22人と、スタッフ6人が宝船を訪れた。
宝船のフタッフは「昼は暑く、夜は涼しくなって、風邪もひきやすくなっている。焼肉を食べて体力をつけてください」と挨拶。子どもたちは「焼けたのから食べていいよ」と話しながら、振舞われた料理を笑顔で味わっていた。 -
議長に前原茂之氏
中川村議会は25日、改選後初の臨時議会を開き、正副議長、常任委員、議会運営委員などを決めた。
正副議長選挙は単記・無記名投票で行われ、議長に前原茂之氏(64)=無所属3期目、沖町=が当選し、副議長には桃沢時江氏(60)=共産4期目、田島=が選ばれた。
申し合わせ任期は2年。
就任あいさつで、前原氏は「村を取り巻く厳しい環境の中、伝統ある村議会の名を汚すことなく、活力ある議会に向け、議長の責務を全うしたい。秩序ある円満な議会運営ができますように協力を」と呼び掛け、桃沢氏は「10人の議員で、自立した村づくり、村民が主人公の村づくりに向け、議論を尽くし、全力を傾注したい」と誓った。
前原茂之議長(64)98年8月初当選、社会福祉委員長、社協会長を歴任。
桃沢時江副議長(60)94年8月初当選、建設経済委員長、伊南行政組合議会議員を歴任。 -
北信越国体ホッケー競技
第27回北信越国民体育大会が25日、県内各地で始まった。上伊那では、駒ケ根でホッケー、伊那市でソフトボール、箕輪町でフェンシングがある。
ホッケーは、男子・県看護大、女子・赤穂高第2グラウンドで27日まで。長野県をはじめ新潟、富山、石川、福井の北信越5県から成年男子、同女子、少年男子、同女子の代表各1チームが出場し、第61回国体「のじぎく兵庫国体」(9月30日縲・0月10日)への出場権をトーナメントで争う。
大会1日目の25日には成年男女、少年男女の1回戦各1試合が行われた。県勢は少年男子が石川に2竏・で、成年女子が石川に3竏・でそれぞれ勝って26日の準決勝に進んだ。成年男子は新潟に0竏・で破れた。シードされた少年女子は26日の準決勝に登場する。
本国体に出場できるのはいずれも27日に行われる決勝戦に勝った1チームのみ。2日目の26日には準決勝8試合が各会場で行われる。
県代表の選手は少年男子は赤穂高と駒工高の選手を中心に、少年女子は赤穂高の選手を中心に編成されている。成年男女は県内からの選抜チーム。
ソフトボールは26、27日、フェンシングは27日に試合がある。 -
トリクロロエチレン浄化見学会
駒ケ根市町四区の旧龍水社赤穂工場跡地から国が定めた環境基準を超える化学物質のトリクロロエチレンが検出された問題を受けて、土地を管理していた上伊那農業共同組合と汚染土壌の浄化工事を行っている竹中工務店は25日、関係住民を対象にした現場見学会を現地で開いた。住民ら約30人が参加し、竹中工務店の担当者から土壌の掘削現場や浄化の工程などについて説明を受けた。住民は「工事はいつ終わるのか」「本当にこれで安心なんだろうな」などと質問していた。同工務店の木村玄さんによると「7月の長雨の影響で工事が中断した以外に大きな問題はなく、工事は順調に進んでいる。9月9日に完了の予定」という。
汚染土壌は敷地のうち、以前社員寮があった西端部分の約500平方メートル・深さ約5メートルの約2500立方メートル。「ばっ気浄化工法」(テント内でばっ気、揮発、吸着した後、埋め戻す)で浄化している。地下水は「揚水・真空吸引併用工法」により、今後2年間かけて浄化していく。
同地では04年10月以降数回にわたる調査の結果、国が定めた環境基準の1リットル当たり0・03ミリグラムを大きく超えるトリクロロエチレンが、地下水から最高8・9ミリグラム、土壌から1・4ミリグラム検出された。
トリクロロエチレンはドライクリーニングの染み抜きや金属・機械の洗浄などの用途に使われる有機塩素系溶剤の一種。人体に対しては皮膚や粘膜への刺激、頭痛や倦怠感などの症状を生じさせ、高濃度の暴露では死亡することもある。 -
駒工で大学の授業
文部科学省の外郭団体・科学技術振興機構が理数系教育の充実を支援するSPP(サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト)の一環として駒ケ根工業高校(本間秀明校長)は25日、情報技術科2年生33人を対象に、大学教授による授業を行った。
同校を訪れた諏訪東京理科大(茅野市)システム工学部電子システム工学科の宮澤悟教授が「高度シミュレーターを使用して理解する最適設計技術」について講義。「難解かもしれないが、重要な部分だけは何とか分かってほしい」と話しながら、フイードバック制御などについてプロジェクターを使って丁寧に説明した。生徒らは難しい授業内容に時折頭を抱えながらも、教授の言葉を一言も聞き漏らすまいと真剣な表情で講義に聴き入っていた=写真。
連携授業は全3回。2回目は9月5日に諏訪東京理科大で、3回目は同11日に駒工で行われる。
駒工は4年前から諏訪東京理科大と科学技術教育連携協定を結び、高校での学習内容が先端技術とどうつながっているかなどについての講義や実験などに取り組んでいる。 -
園児のハートをキャッチ
宮田中2年、手作り絵本で読み聞かせ読み聞かせや遊びなどを通じて、保育園児と交流している宮田村の宮田中学校2年生。このほど生徒一人ひとりが絵本を手作りし、園児に読み聞かせた。オリジナルの物語を創作したり、絵に凝ったりと、力作揃い。園児のハートをしっかりとつかんだ。
5月の交流時に読み聞かせに挑戦。「どうやったら喜んでもらえるのか?」と念頭に入れて、生徒たちは絵本をつくった。
物語を創作したり、迷路や間違い探し、クイズなどのアイデアを散りばめたり。自分が幼かった頃の記憶も引っ張り出して、ようやく完成させた。
7月から8月にかけて学級ごと、交流する近くの中央保育園を訪問。24日は2年2組が苦心の力作を携えて訪れた。
既製本のように体裁が全て完ぺきでなくても、手作り感が醸し出す雰囲気は満点。園児は読み聞かせるお兄さん、お姉さんに寄り添い、絵本の世界に引き込まれていた。
同学級の平林梨子さんは「小さい頃読んだ絵本を思い出し、出来るだけ分かりやすく書いてみました」と話し、喜ぶ園児の姿に目を細めていた。
交流は家庭科の授業の一環。園児とふれあった体験をもとに、今後は家族について考える学習につなげていく。 -
魅力ある福祉・安全マップ住民の手で
有志参加しプロジェクト会議発足宮田村の福祉・安全マップを住民協力で作成しようと24日夜、約20人の有志が賛同してプロジェクト会議が発足した。県コモンズ支援金の活用で村内全戸配布を計画しているが、有効活用してもらえる内容にしようと、初回から積極的に議論。住民本位の魅力あるマップにしたいと、共通認識を深めた。
2004年度に住民参加で自立の村政を検討したむらづくり協議会の参加メンバーが発起人となり計画。コモンズ支援金の助成対象に決まっている。
村広報や新聞紙上などで、企画立案するプロジェクトメンバーを募集。
福祉全般に詳しい人から、PTA役員、地域安全の関係者、さらに家庭で長年介護してきた人などまで、多彩な顔ぶれが集まった。
顔合わせとなったこの日は、リーダーに発起人の辰野恒雄さん=大原区=、サブリーダーに赤羽房子さん=町2区=を選出。さっそく、どのようなマップにするか意見を交換した。
「せっかく作っても使ってもらわなければ。用途、目的を明確にすることが大切では」と冷静な指摘も。
それを受けて「高齢者など家に閉じこもりがちな人たちも、外に出れるような元気が出るマップにしたい」など、想いを熱く語る場面もあった。
今後も会議を重ね、9月末をめどに内容や仕様などを固める予定。歩いて情報を集める調査員も幅広く住民に募集する考えで、年度内の完成を目指す。 -
7月の豪雨、三六災害の体験呼び戻す
お茶会で高齢者、災害の怖さ語る宮田村町2区の地域ボランティア・ともいきの会(矢亀誠一会長)は21日、誰もが自由に語らうお茶会を開いた。7月の集中豪雨の村内被災状況を、メンバーで村議の赤羽正さんが報告。会場に集まった高齢者が1961年の「三六災害」を思い返して話しをする場面もあり、災害の怖さを改めて教訓にした。
赤羽さんは議会で行った災害現場視察の様子を写真を使い説明。太田照夫区長が町1区の被災状況を話した。
高齢者を中心に集まった約20人は、想像以上の被害の大きさに驚いた様子も。
お茶を飲みながら懇談したが、ある女性は三六災害の体験談を語り「大水でお隣は何もかもが流れてしまい、本当に気の毒だった。私も位牌を入れて逃げた」と、生々しく話した。
他の参加者も今回とかつての大水害を振り返りながら、自然災害の怖さを再認識していた。 -
伊那市の歌の作曲者・高木東六さんが死去
1950年にヒットした「水色のワルツ」や、「伊那市の歌」をはじめ、伊那地方の曲を多数手掛けた作曲家・高木東六さんが25日、102歳で死去した。地元では、地域と縁の深い作曲家の死を悼む声がささやかれている。
・ス木さんは1904年鳥取県生まれ。東京で空襲に遭い、1945年から約7年の間、伊那町(現伊那市)に疎開した。その時「水色のワルツ」をはじめ、さまざまな曲を作曲。また「伊那市の歌」や、上伊那地域の小中学校校歌など地元の曲も多数手掛けた。
これらの功績をたたえ伊那市は、04年に高木さんの記念碑を建立。名誉伊那市民第1号として称号を贈った。亡くなるまでは神奈川県に在住していた。
小坂樫男伊那市長は「何回もお会いしたが、一昨年のコンサートが最後となった。もう少し長生きしてほしかった。残念」とコメント。また「伊那市の歌」を市歌にしようと活動している伊那市音楽協会の所沢千秀会長は「ピアノを通じた音楽を伊那に初めて持ち込んでくれた人。功績をたたえ、めい福を祈りたい」と語った。
通夜は27日、葬儀は翌日となる。 -
地域・子どもの安全は住民で守る
伊那市美篶地区の区長会、財産区、交通安全協会などでつくる、各種団体協議会(赤羽要会長)は23日夜、地域のことは住民で守るための「暴力追放・地域安全美篶地区大会」をJA上伊那美篶手良支所で開いた。
1990年、地区内で暴力団による拳銃発砲事件があったのを契機に始まった、17回目を迎える大会。各種団体関係者や地域住民のほか、市や伊那署関係者など約150人が集まり、「暴力追放」「身近な犯罪の防止」「交通事故防止」の3点の実践を大会宣言とした。
全国的に小中学校の児童、生徒が通学路で多くの犯罪に巻き込まれている現状を懸念し、本年から「子どもたちの安全は、地域ぐるみで守る」との一文を宣言に追加。情勢報告では美篶小PTA会長の町田晶さんが「子どもたちが元気で健やかな心を育める地区にしていこう」と皆に訴えた。
伊那署関係者による同地区の犯罪、交通事故状況の報告、各種団体の決意表明などもあった。交通事故防止については「美篶地区は交差点での事故が多いので、停止線では一旦止まり、ゆっくり出ていく」と注意を呼び掛けていた。
第1回大会は発砲事件のあった下川手の区民大会だったが、それ以後は、美篶地区全体の問題として取り組んでいる。市内では唯一の地区大会として続いている。 -
全協で風力発電事業計画を説明
伊那市議会全員協議会が24日開かれ、入笠山縲恷ュ嶺高原に風力発電事業を計画している丸紅と三峰川電力を招き、概要説明を聞いた。
風力発電は、尾根伝い11キロに風車30基前後を設置する計画。発電規模は3万キロワットで、約2万2千世帯へ電力供給できる。風車を立てる位置、工事用道路など具体的になっておらず、運転開始も未定。
業者側は、希少猛きん類等への影響評価検討会の結果や地元住民の意見によって事業計画の修正があり得るとし「クリーンエネルギーのまちづくりを考えてほしい」と議員に理解を求めた。
質疑のみで、討論はなかった。
そのほか、希少猛きん類等への影響評価検討会の中村浩志委員長=信州大学教育学部教授=、伊那谷自然友の会員の松島信幸さんがそれぞれの立場で意見を述べた。
6月定例会で、計画中止を求める「入笠山・鹿嶺高原周辺の風力発電事業についての陳情」(三峰川みらい会議提出)は継続審査になっている。 -
音声告知放送受信機の故障確認を
箕輪町の音声告知放送で、21日の落雷の影響により、受信機が聞こえなくなった加入世帯が出ている。町役場総務課広報係に問い合わせが来ており、係では「受信機が聞こえるかもう一度確かめてほしい」と呼びかけている。
受信機の緑色の電源ランプがついているのに放送が聞こえない場合、確認手順は(1)乾電池を取り外す(2)電源プラグをコンセントから抜く(3)電源プラグをコンセントに差し込む-。この操作で電源ランプが点滅すると通常の状態に戻り、放送が聞こえる。
確認手順に沿って操作しても電源ランプがつかないときは、機械本体の故障の可能性があるため、総務課広報係(TEL71・1610)へ連絡する。
音声告知放送は災害時などの情報も流れるが、万一のときに故障に気づいてもすぐ対応できない場合がある。係では、「確認をしてもらい、故障している場合は早めに連絡してください」としている。 -
ふれあい広場27日
箕輪町社会福祉協議会の恒例、福祉の集い「ふれあい広場」は27日、町民体育館と武道館である。「広場で多くの人とふれいあいましょう」と多くの来場を呼びかけている。
人と人とのふれあいや交流を大切にし、「だれもが暮らしやすい福祉の町づくりについて考えよう」と開く。
広場は午前9時縲恁゚後2時。ステージ発表は午前10時縲怐B各コーナーは午前9時45分縲恁゚後1時。
特別企画は「アツキヨ」のライブ。アツキヨは、ギターとボーカル担当アツシと、聴覚障害のハンディを持ち手話を取り入れたサインボーカル担当kiyoによる音楽ユニット。町民体育館で午後1時縲怐B
ステージ発表は▽箕輪中学校吹奏楽クラブ▽みのわ手話ダンスの会▽日本舞踊羽月の会▽「アツキヨ」サイン会▽伊那養護学校舎子太鼓▽せせらぎ会▽ビートアクションフェアリー▽「アツキヨ」ライブ▽みんなでダンスダンス-。
コーナーは▽福祉体験コーナー=車いす、アイマスク、朗読、展示、手話、要約筆記など▽遊びコーナー=風船ふわふわ、ヨーヨー釣り、昔の遊び、紙飛行機、水鉄砲など▽販売コーナー=日用品バザー、手作り品の販売▽展示コーナー=学校給食の試食と紹介、福祉施設の作品展、福祉機器の展示、国際交流広場、押し花体験、ぱかぱか塾など▽食べ物コーナー=五平もち、おにぎり、焼きもろこし、焼きそば、焼いも、綿あめ、ジュースなど▽上伊那スポーツフェスティバルコーナー=スマイルボーリング、ペタンクなど-。休憩所で抹茶のサービスもある。
「ふれあい広場巡回車」のステッカーがついた巡回無料バスも運行する。