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日中友好協会が歓迎会
日中友好協会伊那地区本部は23日夕、伊那市内に23窶・5日の3日間、ホームステイする中国からの留学生2人の歓迎会を美篶の信州INAセミナーハウスで開いた。会長の小坂樫男市長や、理事長でホームステイ先の竹松成就さん(73)=富県南福地=夫婦らが出席。2人は日本の手厚い歓迎を喜んだ。
日中友好協会の事業で、今年で15回目。伊那市は、昨年度はなかったものの、ほぼ毎年受け入れている。
2人の留学生は、早稲田大学で情報通信を学ぶ周洪科さん(55)と、国立感染症研究所でウイルス学を学ぶ張斌さん(46)。
席上で、自身の職業や日本の印象について、日本語を交えてあいさつ。周さんは「日本人の友達は親切で楽しい」、張さんは「これからも日中の友好の方面に自分の力を注ぎたい」とした。
ホームステイ中は、富県を拠点に全国で活動する歌舞劇団「田楽座」や、西箕輪羽広の農業公園「みはらしファーム」などの見学や、市役所の表敬訪問をする。 -
心と体を清めよう 桂泉院で坐禅体験
高遠町公民館高遠分館(池上幸子分館長)のさわやか学級の第5回が24日、東高遠の桂泉院(有賀広徳住職)であり、主婦ら約35人が坐禅を体験した。
心と体を清めようと初めて企画。参加者のほとんどが未経験で、有賀住職から「身と息と心を調え、自然界と一体になって」と説明を受けた。
両足を組み、両手でだ円形をつくって、背筋を伸ばし、上体を左右に揺らしながら「ヒーフーミーヨーと心で数え」精神を統一。20窶・0分ごと、約1時間にわたって坐禅し、静まりかえった堂内には、せみの鳴き声が響いていた。
坐禅体験後には、有賀住職による法話に耳を傾けた。
さわやか学級は全11回を予定し、「健康」をメインテーマに、講演会や体験会を開いている。 -
特別企画
伊那谷 森の座談会
農と食のあり方を考える【上】
-団塊世代の大量退職時代を前にして-日本農業は大きな転換期を迎えている。農業生産物の国際競争力の低下は農業振興に深刻な影を落し、少子高齢社会の到来は既に深刻化している農業の後継者不足にさらに拍車をかけると予測される。
こうした中、国は近年、従来の減反政策を実質的に継承したまま、水稲一辺倒の姿勢を転換し多様な換金作物の栽培奨励に乗り出す一方、集落営農方式を中心とした農業集団化を進めようとしている。だが、こうした施策で、はたして地域の特色を生かした農業振興が図れるのか?-という疑問の声も多い。
また、敗戦直後に生まれたいわゆる団塊の世代が、まもなく一挙に定年退職を迎える社会状況も重要である。
長い社会経験を経て、食と農、自然と環境に関心が高いと言われるこの世代が、一定程度自由に時間を使えるシルバーライフを迎えることで、農業ならびにそれを取り巻く商業・観光業に少なからぬ影響が出るのではないかと推測する向きもある。「スローライフ・スローフーズ」「グリーンツーリズム」などに注目が集まっているのも、その兆しであるということもできよう。
こうした中で、これまでの農業政策を振り返り、時代のニーズに見合った農業、特に地域農業のあり方を探ることが重要になっていている。
今回は、伝統的な食文化を現代的に発展させた食品製造業の立場、新たな農産物の流通形態を切り拓いた産直市場の立場、さらに県の視点から農業政策を遂行する立場の皆さんに集まっていただき、「農と食のあり方」をめぐって、自由に議論を交わしていただいた。【上・下2回連載】 -
水巡りウォーク写真コンテスト池田さんが入選
宮田村の伊勢滝の水巡りウォーキング(6月)で行った写真コンテストの審査がまとまった。駒ケ根市中沢の池田豊さんの作品「水辺に咲くゴゼンタチバナ」を入選に選んだ。
村商工会などでつくる「水巡りウォーキング実行委員会」が審査。ウォーキング参加者90人のうち13人から、27点の応募があった。
特選の該当はなかったが、村おこし委員長賞は宮田村南割区の小学生三浦捷さん、同実行委員会賞には母親の典子さんの作品が選ばれた。 -
第2回子どもビーズ教室
飯島町図書館は21日、第2回子どもビーズ教室を町文化館創作室で開いた。町内の小学生17人と保護者ら5人が参加し、色とりどりのビーズでブレスレットなどのアクセサリーをつくって楽しんだ。
講師は第1回に続き、趣味でビーズアートを楽しむ林美奈さん=本郷第四=が務めた。参加者らは林さんに基本的な作り方の説明を受けると、早速小さなビーズをテグスに通し始めた。説明書を見ながら「これでいいのかな?」「いいんじゃない」などと隣の友達と相談し合いながら、慣れた手つきでさまざまな色の細かなビーズをテグスに通したり、テグスを結んだり編んだりしていた。 -
第20回上伊那卓球選手権飯島大会
上伊那卓球連盟(登内英夫会長)は21日、第20回上伊那卓球選手権飯島大会を飯島小学校体育館で開いた。男子・女子・混合のダブルスにそれぞれ約30ペアが出場し、優勝を目指して熱戦を繰り広げた。
上位の結果は次の通り。
◇男子ダブルス▽準決勝=鹿野・松澤(日発)3窶・下島・沖村(伊那少年)、矢沢・栗林(辰野JSC)3窶・西村・小林(高遠卓)▽決勝=鹿野・松澤(日発)3窶・矢沢・栗林(辰野JSC)
◇女子ダブルス▽準決勝=宮崎・竹村(伊那西OB)3窶・千村・石井(駒ケ根ク・美篶レディース)、荒井・上原(伊那西)3窶・馬場・瀧澤(ティービーエム・南信美装)▽決勝=宮崎・竹村(伊那西OB)3窶・荒井・上原(伊那西)
◇混合ダブルス▽準決勝=下島・瀧澤(駒ケ根ク・南信美装)3窶・村沢・有賀(駒ケ根ク・美篶レディース)、松澤・倉田(日発・駒ケ根ク)3窶・本田・米山(駒ケ根ク・箕輪)▽決勝=下島・瀧澤(駒ケ根ク・南信美装)3窶・松澤・倉田(日発・駒ケ根ク) -
第36回町バスケットボール大会
飯島町教育委員会は21日、第36回町バスケットボール大会を飯島体育館、飯島中学校体育館で開いた。一般、中学生らの男女14チームが出場して予選リーグと決勝トーナメントを行い「R&B」(昨年名・崖PEACE!)が昨年に続き、連続優勝を勝ち取った。
女子チームには男子チームとの対戦時最高50点のハンディが与えられた。
上位の順位は次の通り。
(1)R&B(2)エキサイティング・パワーズ(3)ニデックグリーンデビル、ドキドキぷるぷるプリンちゃん -
オヤジになったギター少年たち
かつて「テケテケテケ…」のギターサウンドで一世を風靡(ふうび)した「ベンチャーズ」窶煤Bといっても40歳以下の人は知らないかもしれない。1960年代に世界的な「エレキブーム」を巻き起こした米国のバンドだ。日本でも彼らにあこがれてギターを弾き始めた少年は多い。当時彼らは「不良」と呼ばれた。そんな少年たちも今はいいオヤジになっている。しかし多感な時期に夢中になって聴いた音楽への情熱はいまだ衰えず、多くのおやじバンドが各地で活動している。
◇ ◇
メンバーは全員50歳代。まさにベンチャーズ世代だ。高校の同級生3人が42歳の大厄落としの時「何か面白いことをやろう」とバンドを組んだのが始まり。4年前にギター2人が加入し、今の5人編成になった。初めてのステージは松川町上片桐の祭りだった。「バンドとしては最初だったから、緊張してリズムが走ってしまった(速くなった)」
伊南地域にはこの種のバンドがほとんどないこともあり、演奏が評判を呼んで各地の祭りやイベントから声がかかるなど引っ張りだこになっているほか、年1、2回のペースで単独コンサートを開いている。
メンバーが手にするギターは「昔は高くてとてもじゃないが手に入らなかった」という「モズライト」。ベンチャーズが使っていたあこがれのギターを大人になってようやく手にすることができた。リードギターの気賀澤実さんは「ネックが細くて薄いのでアメリカ人の大きな手にはなじまないんじゃないかな。日本人にはぴったりで最高に弾きやすいね。やっぱりベンチャーズはこれでないと」とほれ込んでいる。
メンバーの性格は「頑固」「おとなしい」「目立ちたがり」とさまざま。まとまりがないようにも思えるが「実はそこが楽しくていい」という。年齢も最大7歳違うが「適度に遠慮があるせいかうまくいっている。雰囲気はいいよ。何でも言えるだけがいい関係じゃないからね」。
練習は月2回、それぞれの休日などを利用して集まる。場所は使われていない集会所だが、周囲の住民への迷惑を考えて練習は昼間のみ。「本当は夜の方が時間が取れていいんだけど…。でも近所の人が『知っている曲が聞こえてきて懐かしかった』なんて言ってくれるとうれしいね」
レパートリーは現在52曲。ほかの曲も演奏するが、ステージで受けがいいのはやはり往年のベンチャーズの名曲だという。「でも少しは冒険もしたいね。今、レパートリーに幅を持たせるためにキーボード奏者と女性ボーカルを探しているんだ」練習の度ごとに新曲を1曲ずつレパートリーに加えるなど、現状維持で満足はしていない。
(白鳥文男) -
新光機器賃貸契約の調印
生産用機械・装置の設計・製造・販売を行う新光機器(本社・名古屋市、蕗澤武夫社長)は、移転により空き工場となっていた駒ケ根市赤穂北割二区のカサイ製作所の土地・建物を借り受けて「長野県駒ケ根工場」として操業することを決め23日、中原正純市長らの立会いにより駒ケ根市役所で賃貸契約の調印式を行った。
蕗澤社長は「全国に広がる顧客の要望に応えるため駒ケ根での生産を決めた。期待に沿えるようしっかりやっていきたい」とあいさつした。カサイ製作所の葛西泉社長は「今後は仕事、プライベート共にお付き合いを願いたい」と述べた。
新光機器は1974年創立。資本金8千万円。本社のほか開発センター、工場、営業所などを持ち、グループ全体の従業員数は約200人。05年度の売上は41億円を見込む。溶接用電極の生産では国内シェア35%と日本随一を自負する。
駒ケ根工場では約10人の従業員を現地採用し、溶接用電極のキャップ(先端)チップを月間40万個生産する計画。操業開始は今年12月の見込み。 -
第2回ふれあいチャンピオン南信地区大会
県家庭婦人バレーボール連盟は21日、第2回ふれあいチャンピオン南信地区大会を駒ケ根市の市立体育館、赤穂南小学校体育館で開いた。20チームが出場し、4ブロックに分かれてトーナメントでそれぞれ優勝を争った。
応援に駆けつけた家族らの大声援が響く中、選手らは声を掛け合いながら全力でボールを追いかけ、1点を争う白熱した好ゲームを展開していた=写真。
チームは家庭婦人と35歳以上の独身者で編成される。9人制。
ブロック優勝した4チームは推薦により県大会(10月2日、長野市)に出場する。
各ブロックの上位チームは次の通り。
▽1ブロック (1)あすか(上伊那)(2)はこべ(諏訪)
▽2ブロック (1)銀西(諏訪)(2)高森(飯伊)
▽3ブロック (1)小和田(諏訪)(2)空木(上伊那)
▽4ブロック (1)リュシオール(上伊那)(2)どんぐり(上伊那) -
会長方針、収支予算、事業計画などを発表
駒ケ根ロータリークラブ(堀内照夫会長、43人)は22日、第47年度(05年7月窶・6年6月)の会長方針、収支予算、事業計画などを発表した。
国際ロータリー会長の年度テーマ「超我の奉仕」に基づき、国際支援、地域支援などのさまざまな奉仕活動を行っていく。
新役員・理事は次の皆さん。
▽会長=堀内照夫▽会長エレクト=中島清一▽副会長=吉澤道人▽幹事=伊藤雅基▽会計=氣賀澤徳義▽SAA=森一▽直前会長=小林成烝▽クラブ奉仕委員長=吉澤道人▽職業奉仕委員長=山浦速夫▽社会奉仕委員長=滝澤義一郎▽国際奉仕委員長=窪田雅則▽新世代活動委員長=吉澤利文 -
箕輪町早起きソフトボール協会町長杯・商工会長杯争奪大会
箕輪町早起きソフトボール協会恒例の町長杯・商工会長杯争奪大会は21日、番場原運動場であった。12チームが出場し熱戦の末、町長杯は三和クラブ、商工会長杯は権兵衛が優勝した。
同協会はAからDまでの4リーグあり、町長杯にA、Bリーグ6チーム、商工会長杯C、Dリーグ6チームが出場した。
町長杯決勝戦は三和クラブと八乙女組の対戦で、9対4で三和クラブ、商工会長杯は権兵衛と坂井クラブが戦い4対1で権兵衛が勝利した。
結果は次の通り。
▼町長杯 (1)三和クラブ(2)八乙女組(3)沢上南クラブ、沢球友
▼商工会長杯 (1)権兵衛(2)坂井クラブ(3)上古田クラブ、大出 -
南箕輪村長対話集会
南箕輪村の唐木一直村長と子育てサークル「ぽかぽかclub」(三沢留美リーダー)の対話集会が22日、すくすくハウスであった。村長就任後初の対話集会。子育て中の若い母親が、保育園や公共施設に対する希望、子育て全般で日ごろ感じていることなどを率直に話した。
サークルは03年秋に発足。村内を中心に辰野町から飯島町までの49組の親子が参加。大芝公園を拠点に公園めぐり、すくすくハウスでおはなし会、レクリエーションなどの活動をしている。「日本一の子育て村を目指すので、子育て中のママの意見を直接聞いてもらいたい」と対話集会を希望した。
村長は、「予算がなくてもできることはかなりある。お母さんのお話を聞いて参考にさせていただきたい」とあいさつした。
アスベスト問題で村内公共施設は大丈夫か-との質問に、「今月末まで専門の調査をしている。今のところ大丈夫」と村長。新しく施設を造るときに村民に意見を聞く機会がほしい-との要望には、「できるだけそういう機会を持ちたい」とした。また、「公共事業は少なくしても保育料を引き下げていきたい」とも話した。
母親からは▽子育て支援ができる保育園にしてほしい▽久保の国道東側や北殿など下段地域にも公園がほしい▽沢尻・南原地区は保健センターが遠いので予防接種などを公民館でやってほしい▽核家族なので村内老人世帯との交流を検討してほしい-などの意見や、「対話の機会を頻繁にもってほしい」という声もあった。 -
第3回全国裂織展
上伊那から1人入賞、12人入選第3回全国裂織展が24日、東京都台東区きもの美術館で始まる。長野県内から4人が入賞、21人が入選を果たした。上伊那は入賞1人、入選12人。
全国からの応募総数は320点で、入賞17点、入選236点。全国裂織展は30日まで。
長野移動展は9月1-24日、八ヶ岳美術館である。タペストリーやこたつ掛けなど入賞作品全17点と県内の入選作品21点を展示する。期間中の17日は、「信州さきおりフェア」が樅の木荘敷地内ゲートボール場である。裂織だけのフェアは県内で初の試み。36ブースあり、上伊那からも全国展の入賞・入選者をはじめ裂織に親しんでいる人たちが作品を出品する。
上伊那関係分の入賞・入選者は次の皆さん。
◆入賞 ▼審査員賞=野中ひろみ(伊那市)
◆入選 井口初江(飯島町)春日環(伊那市)新井あい子(箕輪町)片桐保子(伊那市)福島博江(上伊那郡)島よね子(箕輪町)丸山輝子(伊那市)寄藤妙子(箕輪町)野中秀夫(伊那市)大槻恵子(箕輪町)福沢久子(伊那市) -
「初めてのHIP HOP」中高年エアロビクス教室開講
箕輪町教育委員会主催の「初めてのHIP HOP 中高年エアロビクス教室」夜の部が22日、町民武道館で開講した。
町内在住者、在勤者を対象にした恒例のエアロビクス教室だが、本年度は「初めてのHIP HOP」として少し趣向を変えた。音楽に合わせて歩く、走る、跳ぶなどの運動をして身体能力を高め、心と体をリラックスさせストレスを解消し、健康で体力のある体づくりをねらう。
講師はスポーツ指導員の木下順子さん。29人が参加した。初回は基本のステップを覚えるため、テンポの早い軽快な音楽に合わせて、講師の動きを見ながら腕、足、首など全身を動かした。5回講座で、今後はウォーキングを中心としたステップ、音楽に乗ったエクササイズなどに取り組む。
昼の部は9月7日開講。10月12日までの毎週水曜日午後1時半から1時間。申し込みを9月5日まで受け付けている。問い合わせは町教委生涯学習課(TEL70・6602)へ。 -
長谷小児童と交流深める
長谷村で22日、長谷小学校5・6年生31人と農山村留学に訪れている千葉県千葉市の2小学校6年生124人の交流会があった。一時、雨が降ったものの、グループごとにマレットゴルフやカヌーなどを楽しんだ。
黒川での川遊びには50人余が参加。
はじめのうちは「冷たーい」と口にしていた児童たちも次第に慣れてきた様子で、ゴムチューブに乗ったり、水をかけ合ったりと自然に親しんだ。
千葉県の高洲第三小6年生伊部領馬君は「川がすごいきれいで、冷たい。川遊びをすることがあまりないから、楽しい」と夢中になっていた。
長谷小5年生の中村海佳さんは「(千葉県の児童と)夏休みはいつまでとか、宿題はやったかとか、いろんな話をした」。
また、ウォークラリーは村内の保育園や鹿公園などチェックポイントを回り「熱田神社の建築年数は(1763年)」など村に関する問題に答えて理解を深めた。
千葉県千葉市の小学生は「千葉市子どもいきいきプラン推進モデル事業」の一環で来村。20日から24日まで4泊5日の日程で、農林業や仙水峠の登山などを体験している。 -
県情報ネットワーク協会小学生放送コンクール高学年の部
県情報ネットワーク協会が主催する第33回小学生放送コンクール高学年の部で、伊那小学校5年勇組の野村結衣さん(10)=西町=が最優秀賞を受賞した。
テーマは「うれしかったこと」。昨年10月から、学校の敷地内にある桜をクラスの児童一人が1本ずつ担当し、手入れしている総合活動を題材に選んだ。4月上旬、治療した桜の花が一つ二つと咲く様子に「うれしくて、うれしくてたまりませんでした。人には見えないもの、きこえないものがきこえるような気がしました。これって桜さんと心が通じているということでしょうか?」と書き「一日も早く治りょうをおわらせて、病気のない桜さんにしたいです」と結ぶ。
野村さんは、聞く人にわかりやすく、聞きやすいように心を込めて読むことを心がけたそうで、受賞に「びっくりして、今も実感がわかない」。「高いところにあるてんぐす病の枝を切るとき、のこぎりが重くて大変だった。今年は例年に比べて花つきがよかったと聞いてうれしかった」と喜んだ。
担任の北條由美教諭は「結衣さんの素直な気持ちが書かれている」と評価。
コンクールには、県内79校から1万7417人の応募があった。伊那市有線放送農業協同組合管内、南信地区の審査をへて、県審査に進んだ。作文は400字以内で自らの声でテープに録音し、内容や構成、発音、表現力などで採点、総合点で最優秀賞に決まった。
管内では一昨年の低学年の部最優秀賞に次ぐ受賞だった。 -
女団連が26日に模擬議会
伊那市の女性団体連絡協議会は26日午後1時15分から、市役所議場で模擬議会を開く。
模擬議会は事業の一つで、98年以来7年ぶりに企画した。
市側から理事者、関係部長が出席し、市議会定例会一般質問と同様に答弁する。
男女共同参画をめざす会など12人が立ち、男女共同参画推進条例の啓発、マイバックの普及、地産地消の取り組みなどについて質問する。
傍聴できる。
質問要旨は次の通り(敬称略、質問順)。
奥村伸枝 (1)男女共同参画社会の実現(2)人権教育
飯島信子 (1)男女共同参画推進条例の啓発(2)審議委員の登用(3)女性主体の職場への男性登用
原静江 環境問題
池上慶子 若年母子家庭の支援
向山光子 食育の必要性
唐沢敬子 (1)青少年の芸術鑑賞(2)伝統芸能、歴史文化の活用
原久子 (1)農業振興施策での農村女性の役割の位置づけ(2)介護士の待遇(3)介護保険料(4)ごみ処理場問題
清水嘉子 (1)伊那中央病院の病室使用料金(2)いじめ、虐待問題
伊藤百合子 (1)介護保険法改正に伴う伊那市の対応
矢沢秋子 (1)市民会館の老朽化に伴う今後の計画(2)アスベスト使用の市内公共建造物の点検(3)健康で長生きのための温泉利用
荒恵子 乳幼児医療費助成
山岸眞由美 食農教育、地産地消の取り組み -
県南信労政事務所がフォーラム
県南信労政事務所は22日夜、伊那市駅前ビル「いなっせ」で、労働問題に対する正しい理解と良識を培い、労使紛争を防止し安定した労使関係を形成するための講演会「上伊那地区労働フォーラム」を開いた。今年度1回目の講演会に小中企業の労働者や人事労務担当者など約50人が参加し、労働基準法を中心とした労働法について知識を深めた。
講師に日本大学法学部の林和彦教授を招き、「労働時間、休日・休暇」について基本的な知識を学習。林教授は基礎から制度、仕組みなどを分かりやすく解説した。
講演会は毎年恒例で、全2回を開催。次回は10月11日、講師に岩本充史弁護士を招き、労働時間などについての判例などを取り入れた実務的内容を学習する。同事務所では受講者を9月28日まで募集している。
申し込み・問い合わせは、同事務所(TEL0265・76・6832)へ。 -
西箕輪公民館の紅葉教室特別講演会
伊那市の西箕輪公民館(城取茂美館長)主催の生涯学習講座「紅葉教室」の特別講演会が22日、館内であった。教室生約20人が参加。郷土誌「西箕輪誌」の編集委員長・西村幸男さん(83)を招き、同誌製作の苦労話などに耳を傾けた。
「西箕輪誌」は、地元の自然、教育、文化財などの歴史を記す。。現在、全18章のうち、15章までの編集を終えている。
西箕輪の本格的な郷土誌作成は、1902年以来のことで、「もっと歴史事項を増やし、小学4年生でも分かりやすいものを」との地域の願いで、98年に地元の歴史に詳しい人たちで編集委員会を発足した。
住民の話を聞き歩いたり、古文書を調べたりして、「土地の人の話をくみ上げた本」を目指し、記事を収集する。編集についても、地区内の8区の話題が片寄らないよう心掛けたという。
年内の出版を目標にする西村さんは「西箕輪にこんな歴史があったんだと知ってもらい、子供たちに読み聞かせて語り継いでほしい」と呼びかけた。 -
KOA 世界初
インクジェット法で微細配線形成KOA(本社・伊那市、向山孝一社長)は23日、インクジェット技術を応用した低温焼成セラミックス(LTCC)多層基板の微細配線形成技術の開発に成功したと発表した。同社調べでは世界初の技術だという。
LTCC多層基板は情報通信機器などに使用される超小型部品。新技術では、表面処理したセラミックスグリーンシートの上に、パソコンのインクジェットプリンターと同じインクジェット法を応用して、配線幅で最小30マイクロメートル、ピッチ60マイクロメートルの配線パターンを描き、このグリーンシートを一括積層・同時焼成して微細配線を形成できるという。
従来の厚膜スクリーン印刷法に比して(1)配線の微細化が可能(2)多品種少量生産および短納期化が可能(3)必要な部分にのみ描画するため材料使用量およびエネルギー消費量が少ない窶狽ネどが特長。
同社では情報通信機器用の回路基板の高機能・小型化およびLTCC多層基板製造の短納期化などを目標に、03年6月より3ヵ年計画で、NEDO(独立行政法人・新エネルギー産業技術総合開発機構)の助成を受けて、セイコーエプソン(本社・諏訪市、花岡清二社長)と、同技術の開発を進めてきていた。 -
身障者・高齢者在宅支援充実へ小規模多機能施設
長谷村は、身体障害者や高齢者の在宅支援へ、ショートステイや自立支援ゾーンを備えた「小規模多機能施設」を、美和診療所、健康増進センターを置く、旧特別養護老人ホーム「サンハート美和」に設置した。
旧サンハート美和の未改修部分(約325平方メートル)を事業費約4700万円をかけて6月末までに改修。デイサービスセンター「やすらぎ」に併設する。
要介護認定者を対象としたショートステイ用に二人部屋一室、一人部屋4室の計6床。家族らが短期間在宅介護ができず、生活に支障がある要介護者などを対象とした自立支援ゾーン4床を設けた。原則として、ショートステイは2週間、それ以外は1週間。運営管理は村が村社会福祉協議会に委託している。
村の高齢化率は38%を越え、介護保険要介護認定者は120人。一人暮らしの高齢者約60人、高齢世帯は100を超えている。高齢者の増加に伴い、高齢者世帯、要介護認定者の増加が予想されている。施設周辺には、診療所、健康増進センター、デイサービスセンターなどがあり、「医療、福祉、健康、生活などの総合的なサービスを目指せる」としている。 -
宮田村の保険給付費19%増
04年度の宮田村の国民健康保険特別会計決算がまとまった。保険給付費は対前年度比19%増加。医療費の増加傾向に歯止めはかからず、村財政への負担も年々重くなっている。村は本年度に大幅な保険税率引き上げを行ったが「今後も先送りせず、年度ごとに検討したい」としている。
22日開いた村の国保運営審議会で決算状況を説明。医療費の増大を防ぐため、保健予防事業を充実させることなどを話し合った。
高齢化や不況などにより被保険者が増え、村の医療費支出は年々増加の一途をたどっている。
基金も04年度に2900万円取り崩して5500万円余り。税率を本年度、一般医療分で20%、介護保険分で40%も引き上げたが、厳しい運営に変わりはない。
村は本年度まで3年間保険税率を据え置いていたが、今後は毎年の状況を考慮しながら、税率の検討を審議会に提案していく考え。 -
福祉大の3人がインターンシップ活用して宮田村で就業体験
仕事に対する意識を学生のうちから養うインターンシップ制度を活用して、日本福祉大学経済学部(愛知県美浜町)の3人が22日から、宮田村役場で就業体験を始めた。2週間の日程で行政のさまざまな仕事を実習する。
来村したのは池田祐樹さん、武市和将さん、立川剛之さんでいずれも3年生。
22日の開講式では「役場の仕事を知り、就職活動に活かしたい」など抱負を語り、さっそく宮田村を取り巻く行政の課題について職員から講義を受けた。
23日からは現場実習が本格的に始まり、住民福祉課が行っているリハビリ教室に参加。今後はイベントの準備手伝いや駒ケ岳の自然保護パトロールなども予定している。
インターンシップは学生の就業実習を大学が単位として認める制度。
同大学と友好協力関係にある宮田村は4年前から学生を積極的に受け入れており、一般的に知られていない行政の細かな仕事を知ってもらおうと、カリキュラムを組んでいる。 -
宮田大学院が健康講座
宮田村公民館の生涯学習講座「宮田大学院」は22日、村住民福祉課の伊藤美奈保健師を招き生活習慣病予防について学んだ。簡単にできる「脳の若返り体操」に挑戦。毎日をいきいき笑顔で過ごすことの大切さも知った。
生活習慣病は高額の医療費が必要になると伊藤さんは説明。病気にならないためにも、日ごろの健康管理と意識が大切と話した。
村内では脳卒中で亡くなる人が増えていると解説。脳の若々しさが認知症予防にもつながるとして、家庭でも気軽にできる体操を紹介した。
20人ほどの学院生は指曲げや舌曲げなど体を動かし、脳への刺激を実体験。伊藤さんは「いつもと違うところを動かすと脳を刺激する。暇な時にやってみて」と呼びかけた。
日常生活で笑いを欠かさないことが健康の重要な要素だとも指摘。「日頃の食生活や健康管理が大切なことはもちろんだが、笑顔を絶やさず自分なりに楽しく生きて」と話していた。 -
空き工場に新光機器
移転により2月から空き工場となっていた駒ケ根市赤穂北割二区のカサイ製作所の工場用地に、生産用機械・装置の設計・製造・販売を行う新光機器(本社・名古屋市、蕗澤武夫社長)が新たに入ることが決まり、23日に中原正純市長の立会いにより、駒ケ根市役所で賃貸契約の調印式を行う。土地・建物はカサイ製作所の所有のまま。
約10人の従業員は主に現地採用とし、溶接用電極を生産するという。操業開始は今年12月の見込み。 -
権兵衛トンネル沿道広告物
デザイン審査で北沢さん(箕輪町)が最優秀賞06年3月に権兵衛トンネル道路(国道361号線)の開通が予定されているが、それに先立ち、沿道の自己用広告物のモデルになる統一デザインの第2次審査会が22日、伊那市の伊那北地域活性化センター「きたっせ」であった。2次審査に残っていた4提案のうちから、箕輪町在住の一級建築士・北澤宗則さんの案が最優秀賞に決まった。
主催は、上伊那地方事務所や市町村、関係団体でつくる上伊那地域景観推進会議(会長・牛越徹上伊那地方事務所長)。伊藤精晤信大農学部教授を審査委員長に、地元地区代表など11人による審査委員会があたった。
北澤氏のデザインは伊那産カラマツを使用し、地域住民が自由に花で演出できることを狙ったもので、「シンプルで景観に調和する」「地元産のカラマツを使用した点がよい」「管理がしやすい」などの点で評価された。
権兵衛トンネル道路は、伊那側約7キロ・両側100メートルが屋外広告物禁止地域に指定される予定。この地域を含む西箕輪一帯は、景観保護のための「西箕輪ふるさと景観住民協定」も結ばれている。こうした中で、沿道に社屋や店舗を構える企業・商店がその敷地の中につくる自己用広告物の統一デザインのモデルを提示する必要があり、今回の審査になった。
伊藤審査委員長は「どの案も多大な努力とアイデアが盛り込まれたもので甲乙つけがたかったが、地元産のカラマツを使用し、設置方法も詳細にわたり提示された北澤さんの案が評価が高かった」と話した。
今後、北澤さんのデザインをもとに自己用広告物のモデルをより具体化するだけでなく、建物の外観などを含めて、景観保護のためのガイドラインを12月までにまとめる。とりまとめには、審査委員会のメンバーに北澤氏が加わってつくられるガイドライン策定委員会があたる。 -
夏の交流試合
宮田ソフトテニスクラブ(三浦敏夫代表)と宮田中学校ソフトテニス部は21日、毎年恒例となった夏の交流試合を村運動広場のテニスコートで行った。1・2年生部員24人全員が参加し、かなり年上の「おじさん」選手らと対戦。トーナメント形式の真剣勝負ながら、合間には笑顔も出るなど互いに和やかに交流ゲームを楽しんだ=写真。
宮田中ソフトテニス部顧問の鈴木雅美教諭は「部員たちの態度に普段の練習とは違って、挑戦したい、勝ちたいという意欲が感じられる。3年生がテスト間近で参加できないのが残念だが、実力向上のために今後もぜひ相手をお願いしたい」と話した。
宮田ソフトテニスクラブは例年、中学生の夏休み練習の指導にも当たってきたが、今年はメンバーらの都合がつかず、交流試合のみの実施となった。 -
第14回中川村バレー祭
中川村公民館は21日「第14回中川村バレー祭」を村民グラウンド、社会体育館、サンアリーナ室内運動場で開いた。男・女一般、男・女40歳以上の4部に計59チームが出場。9コートに分かれ、それぞれ優勝を目指して熱戦を展開した。
試合は9人制。男子の対戦は村の風物詩となった土のグラウンドでの試合だが、途中から激しい雨に襲われ、続行が危ぶまれたものの出場者らの熱意により、最後までやり通した。雨に濡れたボールは滑りやすく、ミスも続出したが「雨のせいにするな。お前は濡れていなくたって変わらないだろう」とやじが飛ぶなど、出場者は和気あいあいでゲームを楽しんでいた。
上位チームは次の通り。
◇男子一般▽1コート (1)田島B(2)柳沢B▽2コート (1)KTボーイ(2)南田島▽3コート (1)中央(2)葛北B
◇男子40歳以上▽4コート (1)田島A(2)横前B▽5コート (1)サザンスターズ(2)沖町B
◇女子一般▽6コート (1)牧ケ原女子(2)中組A▽7コート (1)美里(2)中田島▽8コート (1)柳沢(2)渡場
◇女子40歳以上▽9コート (1)田島A(2)KT -
あの世の研究
伊那谷生と死を考える会は20日、公開講座「あの世の研究」を赤穂公民館で開いた。会員や一般の入場者ら約30人が集まり、工学博士で県看護大教授の廣瀬昭夫さんの講演を聞いた。
自然科学の中では否定される死後の世界の存在について廣瀬さんは「20歳代のころから関心を持って研究してきた。あの世があるのかないのかどちらともいえないが、臨死体験や前世の記憶など、状況証拠は示すことができる」として研究者の説などをいくつか紹介し「向こうの世界がある窶狽ニ考えた方が、死に対する恐怖をやわらげ、希望と救いを得られるのではないか」と話した。