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羽広の獅子舞 奉納
伊那市西箕輪羽広で400年あまりの歴史がある小正月の伝統行事、羽広の獅子舞が13日、仲仙寺で奉納されました。
午前7時、雄獅子と雌獅子による舞が始まりました。
口を閉じているのが雄獅子、口をあけているのが雌獅子で、2頭の舞合わせが特徴です。
大きく静かに舞う「肇国の舞」や剣を使い悪魔を打ち払う「剣の舞」など、5つの舞で構成されていて、総称して「阿吽の舞」と呼ばれています。
羽広の獅子舞は市の無形民俗文化財に指定されていて、区内全戸が会員となる羽広獅子舞保存会が受け継いでいます。
13日は、地域の人やアマチュアカメラマンなど50人が本堂を取り囲み、さかんにシャッターを切っていました。
獅子舞の奉納が終わると、北と南に分かれて区内の家庭を周り家内安全や五穀豊穣を願う「戸毎舞」が行われました。
家には家族や近所の人たちが集まり、舞を楽しんでいました。
今年は南北合わせて25戸を周りました。
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箕輪南宮神社に山車飾りを奉納
箕輪町木下の箕輪南宮神社の初祭りが13日から始まり木下山車飾保存会が伝統の山車飾りを奉納しました。
神社境内などに歴史上の出来事などをテーマにした6つの舞台が展示されました。
「赤穂浪士の討ち入り」は吉良上野介の家来で吉良にその人ありといわれた強者、清水一学を主人公とし赤穂浪士との戦いの場面を再現しています。
「京都五条大橋の牛若丸と弁慶」は牛若丸が投げた扇子が弁慶の
頭に当たった様子を表しています。
ほかには人さらいにあった子どもを探しに出た母親が子どもが死んだと聞かされる「隅田川」や地元小学生のスマイル山車クラブによる「かぐや姫」、また今年の干支にちなんだ「イノシシの親子」が展示されています。
山車飾りは明治時代から約120年続くとされている町の無形民俗文化財です。
保存会の会員28人が去年11月から歴史の資料を参考に制作に取り組んできました。
箕輪南宮神社の初祭りは13日が本祭りで山車は13日まで飾られます -
漫画家の段丹映子さんが講演
長野市の男女共同参画審議委員などを務めた経験がある漫画家の
段丹映子さんの講演会がきょう伊那市のいなっせで開かれました。
段さんは埼玉県出身で長野市在住の漫画家で社会的、文化的につくられた男女の違い“ジェンダー”をテーマにした「ちいさなジェンダー」を出版しています。
講演では男らしさ女らしさなど男女差別をしている社会の現状について話をしました。
段さんは「人は男女平等と言っているにもかかわらず、知らず知らずのうちに男女差別をしている」と自らが書いた四コマ漫画で説明していました。
そのうえで「ジェンダーをこれまで普通だと思っていたことが問題で普通ではないということに気づくことが大切です。」と話していました。
講演会は伊那市教育委員会が開いたもので会場には約300人が集まり段さんの話に耳を傾けていました。
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男性介護者がカフェで情報交換
男性介護者限定の「介護・認知症おしゃべりカフェ オレンジ」が11日初めて伊那市美篶のたんぽぽカフェで開かれました。
11日はコーヒーの淹れ方講座が企画され、参加者は豆の選び方やお湯の注ぎ方などを教わっていました。
おしゃべりカフェ「オレンジ」は、介護者の交流やリフレッシュの場にしてもらおうと有志グループが4年前に始め、市内の集会所など6か所で開かれています。
お茶を飲みながら互いの心配事を相談し合う場となっています。
参加者の多くが女性であることから、男性にも気軽に参加してもらおうと初めて男性限定で開催しました。
ある参加者は「介護をしていると家にこもりがちになる。同じ立場の人と情報交換もでき良かったです」と話していました。
おしゃべりカフェ「オレンジ」は週に1回から2回、伊那市内の集会所や公民館など6か所で開かれていて参加費は200円です。
問合せ 伊那市地域包括支援センター 電話78-4111(内線2359)
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無病息災願う どんど焼き
正月飾りを燃やし無病息災を願うどんど焼きが12日、上伊那各地で行われました。
南箕輪村南原のどんど焼きは、南原グラウンドで行われました。
6年生が、しめ飾りに火をつけ、やぐらに点火しました。
どんど焼きは、正月飾りを燃やして無病息災を願う小正月の行事です。
南原では、青少年子ども育成会が毎年この時期に行っています。
火が弱まってくると、やぐらの近くに網を設置し、餅を焼いていました。
どんど焼きの火で焼いた餅を食べると一年間風邪をひかないといういわれがあります。
小豆の汁が用意され、子どもたちは焼いた餅を中に入れお汁粉にして食べていました。
南原のどんど焼きには、児童とその保護者およそ80人が参加しました。
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上古田スケート場 オープン
箕輪町の天然リンク、上古田スケート場が12日オープンしました。
12日は午前7時にオープンし、子どもたちが氷の感触を楽しんでいました。
転ばないよう氷の上をゆっくり歩いたり、椅子につかまりながら滑る姿もありました。
中には天然リンクは初めてだという母親の実家に帰省中の沖縄から来た子どももいました。
リンクは1周およそ150メートルで、氷の厚さは10センチほど。
北側は十分な厚さにならなかったため現在は開放していません。
上古田スケート場は昭和62年にオープンしました。
今期は伊那市の伊那西スケート場が営業しないため、町教育委員会によると自治体が管理する天然リンクでは上伊那唯一だということです。
上古田スケート場の一般開放は、27日までの土日祝日で、時間は午前7時から午前10時までです。
入場無料で、スケート靴の貸し出しも無料となっています。
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新春初笑いことぶき展
伊那市西町の旧井澤家住宅で、13日から「新春初笑いことぶき展」が始まります。
会場には、宮田村の水引工芸教室の生徒の作品43点、伊那部宿を考える会の会員が所蔵する土人形や掛け軸などの作品67点、伊那市の漫画家橋爪まんぷさんの干支にちなんだイラスト32点が展示されています。
この展示会は、年の初めに縁起の良い作品を見て楽しんでもらおうと開かれていて、今年で2回目です。
旧井澤家住宅の新春初笑いことぶき展は27日(日)まで開かれています。
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上古田スケート場 あすオープン
上伊那に残る数少ない天然リンク「上古田スケート場」では12日のオープンに向け準備が進んでいます。
11日は、町の職員やスケート場を管理する地域の人達が雪をかきコースを作っていました。
標高890メートルにある上古田スケート場は、昨年12月中旬にグラウンドに水を引き入れました。
当初は7日にオープンする予定でしたが例年に比べ暖かい日が続き、氷が張りませんでした。
ここ数日の寒さもあり、十分な厚さになったという事です。
リンクの北側は、まだ氷が薄いため当分の間は、南側から出入りするようになるという事です。
上古田スケート場の今季の営業は12日から27日までの予定です。
一般開放は土日祝日の午前7時から10時までで、入場料・スケート靴の貸し出しは無料です。
(問合せ 電話:79-0152)
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民間病院の課題などまとまる
上伊那の医療、福祉関係者や市町村などでつくる上伊那医療圏地域医療構想調整会議は上伊那の民間病院が考える課題などの調査結果をまとめました。
調査は厚生労働省の求めにより国民の20%が75歳以上になると予想されている2025年に向けた対応について考えるために行われたものです。
対象は入院ができる上伊那の民間病院で伊那市の仁愛病院と田中病院、駒ケ根市の前澤病院、箕輪町の上伊那生協病院の4か所です。
仁愛病院は課題として身寄りのない患者の入院の増加などを挙げています。
田中病院は訪問診療、訪問看護に力を入れるための医師、看護師の確保などを挙げています。
前澤病院は夜間、休日の在宅患者の急変時の対応を挙げています。
上伊那生協病院は開設以来の内科医不足をあげています。
上伊那の2025年の病床数は公立、民間合わせて一般的な手術をする急性期575床、長期入院の慢性期311床、リハビリの回復期287床となり2017年との比較で急性期は8床増、慢性期は40床の増、回復期は28床の増となる見込みです。
上伊那医療圏地域医療構想調整会議ではこれら調査結果をもとに
地域医療の機能分化を図っていくとしています。
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春近神社で合格祈願祭
高校受験を前に伊那市の春富中学校の3年生が地元にある春近神社で11日合格を祈願しました。
春近神社では春が近いという縁起のよい神社名にちなんで合格祈願祭が行われています。
11日は春富中学校の3年生約150人が訪れ花畑樹彦宮司からおはらいを受けました。
花畑宮司の祝詞のあとに代表の生徒が玉串を奉納していました。
合格祈願祭は生徒たちが神社の清掃活動や地域行事に参加しているお礼として地元有志でつくる春近神社祭典委員会が2012年から行っているものです。
クラスごとに破魔矢などが贈られたほか生徒一人一人にサクラサクハルチカシと書かれた鉛筆が配られました。
春富中学校では「受験を間近にした時期に地域の人々の応援や支えを感じることができ本人たちの意識も高まっています。」と話していました。
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アンサンブル伊那でやきいも販売
伊那市西箕輪の知的障害者就労支援施設アンサンブル伊那で、
この時期恒例の焼いもの販売が始まっています。
アンサンブル伊那の敷地内にある小屋で焼いもが作られ販売されています。
利用者の工賃アップを目的に行われていて価格は1本200円です。
サツマイモは茨城県産の「紅はるか」という品種で甘みの強いのが特徴です。
石の上で45分ほど焼いて焦げ目をつけてから水に浸しアルミホイルを巻いてさらに15分ほど焼き上げます。
これによりパサツキがなくしっとりとした食感になるということです。
燃料は利用者が割った薪が使われていて100度から150度ほどに調整しています。
新聞で手づくりした袋に入れることで見栄えもよくしています。
多いときには1日50本ほど売れるということでアンサンブル伊那では「気軽に立ち寄ってもらいたい。」と話していました。
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児童がまゆ玉づくり
箕輪町の箕輪東小学校の児童は11日地域のお年寄りと一緒にまゆ玉づくりをしました。
11日は学校の近くに住むお年寄り12人が箕輪東小学校の1・2年生と一緒に作りました。
米粉にお湯と砂糖を混ぜてよくこね、茹でた後にまゆの形にしていきました。
まゆ玉は、養蚕の豊作や五穀豊穣を祈る小正月の伝統行事です
箕輪東小では、地域の伝統文化を子供たちに伝えていこうと、小正月に合わせ、まゆ玉をつくっています。
最後に木の枝の芽の部分につけていきました。
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漆戸常会 大文字へ花飾りづくり
箕輪町北小河内の漆戸常会は、13日に行う小正月の伝統行事「大文字(だいもんじ)」建てに向け、柱にとり付ける花飾りを昨夜つくりました。
10日は漆戸集会所に住民およそ30人が集まり飾りづくりをしました。
女性と子どもたちが担当するのは飾り付ける花づくりです。
大中小3種類の大きさの色紙を小さく折ってから、はさみで切ります。
男性たちは、花を束ねるこよりを作り3枚をまとめて花の形にしていきます。
ベテランの一人坂井國明さん76歳は寒い時期に行う大文字は、雪が降り大変な時もあったと振り返ります。
細く切り込みを入れた和紙を竹にまきつけながら花を3つつければ花飾りの完成です。
漆戸常会の大文字は、町無形民俗文化財に指定されている小正月の伝統行事です。
270年前に始まり、1年の安泰を願って行われています。
大文字は、13日午前8時から、集落の四辻に建てられます。
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110番の日 正しい理利用を
1月10日は110番の日です。
伊那警察署管内の大型店や駅などでは、110番の正しい利用を呼び掛ける啓発活動が行われました。
南箕輪村のデリシア伊那インター店では、南箕輪村駐在所の署員など4人が、110番の正しい利用を呼び掛けるチラシとポケットティッシュを来店客に配りました。
チラシには、「110番は緊急の事件・事故の時に利用する番号で、その他の相談や問い合わせは警察署や駐在所にかけてほしい」などと書かれていました。
長野県警によりますと、去年1年間の110番通報の件数は、8万9,374件で、このうち有効だったのはおよそ8割にあたる7万6,547件だったということです。
事件・事故以外で相談などがある場合は、♯9110または伊那警察署に電話するよう110番の正しい利用を呼び掛けています。
【伊那警察署72‐0110】 -
伊那西小 林について学習
伊那市の伊那西小学校の児童は、学校の林の伐採を前に、木と向き合う学習を、10日に行いました。
全校児童が集まり、二木栄次校長から、森林整備計画の話を聞きました。
伊那西小の敷地内には、およそ1.4ヘクタールの林があり、児童たちは「林間」と呼んで授業や休み時間などで活用してきました。
毎年5月には、林の中で1日過ごす「林間と親しむ日」を設け、自然の大切さを考える活動を行っています。
木が植えられてからおよそ70年が経過し、整備して新たに「学びの森」として活用していこうと古くなった一部の木の伐採を今年度から始めます。
整備する面積は全体の10分の1で、4つのブロックに分け、1つのブロックを6年かけて切り、全て終わるのは24年後だということです。
6年生の教室では、活動の思い出や、伐採される木の活用について話し合いが行われました。
児童たちは「伐採した木で全校児童の名前のプレートを作るのはどうか」「雑草を抜くなど自分たちの手でも整備したい」と話していました。
今年度の伐採は13日から始まり、3月まで行われます。 -
大槻さんスピードスケート全国へ
箕輪町中原在住で、東海大学付属諏訪高校3年の大槻陸さんは、22日から福島県で開かれる全国高校総体スピードスケートに出場します。
9日に大槻さんが箕輪町役場を訪れ、白鳥政徳町長に出場の報告をしました。
大槻さんは、現在東海大諏訪高校の3年生です。
去年12月に長野市で開かれた第63回県高校総体スピードスケート男子1万メートルでは、14分12秒84で優勝。5,000メートルでも2位になりました。
去年4月からは、自宅から茅野市にある高校まで片道38キロを自転車で通い、脚力を鍛えたということです。
白鳥町長は「高校の集大成の大会になると思うので上位入賞を目指して頑張ってください」と激励しました。
大槻さんが出場する全国高校総体は、22日から福島県で開かれます。
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信州の障害者の芸術作品展「ザワメキアート展」
信州の障害のある人たちの芸術作品展「ザワメキアート展」が、伊那市の伊那文化会館で10日から始まりました。
色彩が鮮やかなもの、同じモチーフを繰り返し描いたもの、想像で作り出された漢字などが会場に並びます。
この展示会は公募展で、県内全域162人から応募があり、そのうち選ばれた20人の作品が展示されています。
「ザワメキアート展」は、長野県が、東京オリンピック・パラリンピックに向けて、行っているもので今年で3回目 です。
5年間の計画で、伊那に巡回するのは今回が初めてです。
障害者の作品には、どこか心がザワザワと不思議な感覚を覚えるものがあるとして「ザワメキアート展」と名付けられています。
この展示会は、22日(火)まで、伊那市の伊那文化会館で開かれ、2月には、東京の銀座NAGANOで開催されることになっています。
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上伊那移住×起業 5人の女性が語る
上伊那に移住または起業した女性によるシンポジウムが、10日、伊那市内0で開かれました。
シンポジウムでは5人の女性が、自分の仕事や、なぜ上伊那に移り住んだかについて話をしました。
神奈川県出身の木村 彩香さんは、地域おこし協力隊員として飯島町に移り住み、現在は結婚支援を行う会社の代表を務めています。
松川町出身の髙橋 詩織さんは、現在は中川村の地域おこし協力隊員として、ジビエ加工所などで働いています。
愛知県出身の冨成和枝さんは、去年伊那市に移住し会社を立ち上げクラフトビールを製造しています。
辰野町の白鳥杏奈さんは、名古屋の調理師学校を卒業後、地元に戻り軽ワゴンで甘酒の移動販売する会社を開業しました。
溝口 茉美香さんは伊那市高遠町出身で、現在は、宮田村でこだわりのジャムを製造する会社を経営しています。
木村さんは、飯島町を移住先に選んだ理由について、「対応してくれた職員がいい人だったことや、やりたい仕事ができることなどが重なった」と話していました。
冨成さんは、「一度は、名古屋の食品製造業社に勤めたが、大きな会社だと小回りが利かず、やりたいことができなかったので、ゼロから自分でやってみたかった」と話していました。
このシンポジウムは、移住や起業について考えようと、上伊那地域振興局が開いたもので、会場には100人ほどが訪れました。
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南箕輪村北部保育園 どんど焼き
10日の伊那地域の最低気温は氷点下9.5度まで下がりました。
南箕輪村の北部保育園では、どんど焼きが行われ、園児が今年1年間の健康を祈りました。
園庭には、ダルマなどの正月飾りが積み上げられ、園児たちがぐるりと取り囲みました。
火がつけられると、手を合わせ今年1年健康でいられますようにとお願いしていました。
火がおきになると各家庭で用意した餅を焼いて食べたということです。
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羽広の獅子舞奉納に向け練習
伊那市の無形民俗文化財に指定されている西箕輪の羽広獅子舞を継承する保存会は、13日の仲仙寺での舞の奉納に向け稽古を昨夜行いました。
羽広の獅子舞はおよそ400年の歴史を持ち五穀豊穣や家内安全を祈る小正月の伝統行事です。
雄獅子と雌獅子の舞合わせで、羽広南側の地域が雄獅子、北側は雌獅子の舞を受け継いでいます。
毎年、仲仙寺に奉納する一週間前から稽古が行われています。
昨夜も雄獅子を担当する南側の第6組公民館では、保存会のメンバーが集まり稽古を行っていました。
今年、雄獅子の獅子頭を務めるのは保存会4年目の山口潤さん39歳です。
仲仙寺での舞いで獅子頭を務めるのは一生に一度とされています。
北側にある第2組公民館では、雌獅子の稽古が行われています。
雌獅子の獅子頭を務めるのは保存会3年目の寺澤満さん39歳です。
舞い終わると、先輩たちから動作などの指導を受けていました。
羽広の獅子舞は、13日の午前7時から仲仙寺で舞合わせを奉納し、その後は雄と雌が別れ夕方まで集落の家々を回ります。
稽古は、奉納前日の12日まで行われることになっています。
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上伊那インフル注意報レベルに
9日に発表された上伊那の一医療機関あたりのインフルエンザ患者数は11.5人と注意報レベルの10人を超えています。
長野県の発表によりますと上伊那の去年12月31日から1月6日までのインフルエンザ患者数は1医療機関あたり11.50人でした。
前の週の15.25人からは減少しましたが、2週連続で注意報レベルの10人を超えています。
伊那市西町の仁愛病院の小松大介院長は年末年始で患者数が増えたと話します。
県内全域では定点当たりの患者数は18.59人で長野や北信、佐久では警報レベルの30人を超えています。
県では今後1か月は大きな流行が予想されるので、手洗いをこまめに行うなどの感染予防を心がけ、症状が現れた場合は早めに医療機関を受診し十分な休息を取るよう呼び掛けています。
例年のデータによると、1月中旬から下旬にかけピークとなる見込みです。
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東春近保育園で餅つき
伊那市の東春近保育園の園児は9日もちつきをしました。
保育園のリズム室には、うすと杵が用意され、もち米20キロをつきました。
最初に、保護者や地域の人達が餅をつきました。
子ども達は、杵を下すタイミングにあわせ「よいしょ よいしょ」と掛け声をかけていました。
仕上げは年長園児が餅をつきました。
餅ができると、一口だいにまるめられ、あんこや砂糖醤油に絡めていました。
矢野淳子園長は「家庭や地域で餅をつく機会が減る中、子どもたちにとっても貴重な経験になっている」と話していました。
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こまやけん玉を楽しむイベント
こまやけん玉遊びを楽しむイベントが伊那市のいなっせで5日、行われました。
5日は市内を中心に親子20人が参加しました。
日本こままわし協会の指導者から手ほどきを受けた、松本市の保育士6人と伊那市の保育士3人が講師をつとめました。
教室は家族と一緒に楽しめる機会にしようと伊那市生涯学習センターが毎年この時期に開いているもので、今年で4年目になります。
こま回しでは保育士が、「ひもをしっかり軸に巻いて優しく投げてください」などとアドバイスしていました。
難しい技の実演も行われました。
去年も参加した子どもが大技を見せる場面もありました。
けん玉では「玉を乗せる時は音が出ないようにひざを曲げて優しく乗せましょう」とアドバイスしていました。
今回の講師を務めたこままわし協会の指導者による公演が20日にいなっせで行われることになっています。
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マイクロロボコン受賞報告
去年埼玉県で開かれたマイクロロボコン高校生大会で優勝と準優勝をした箕輪進修高校の生徒2人が8日、白鳥政徳箕輪町長に受賞報告をしました。
大会には、箕輪進修高校のロボット部の生徒4人がエントリーしました。
このうち3年で東部中出身の伊藤佑さんが優勝、2年で飯島中出身の堀内俊貴さんが準優勝を果たしました。
大会には全国の工業高校を中心に18校から130人が出場しました。
2人が出場した競技は、1インチ以下のサイコロ状ロボットを白い線の上を走らせ1周の周回走行時間を競うものです。
8日は、2人が実演をし、ロボットの仕組みなどについて白鳥町長に説明をしました。
大会は、日本工業大学が主催し2007年から毎年開かれています。
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富県貝沼にほんだれ様
伊那市富県貝沼の西原常会には、変わったほんだれ様が飾られています。
富県郵便局東側にある道祖神の前には、正月飾りなどが飾り付けられています。
地元の人たちはこれをほんだれ様と呼んでいます。
市内の他の地域のほんだれ様は、木の枝に稲穂や繭に見立てた飾りをつけますが西原常会ではダルマやしめ飾りなどを使います。
ほんだれ様は、20日に行うどんど焼きまで飾られるということです。
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高遠町地区で成人式
2日は、高遠町地区の成人式が高遠さくらホテルで行われました。
高遠町地区では、男性30人、女性21人の合わせて51人が成人を迎え、式には48人が出席しました。
スーツや晴れ着姿の新成人たちは恩師や友人との再会を喜んでいました。
主催した高遠町公民館の原和男館長は、「高遠の歴史や文化を自信と誇りにして故郷の地域振興に尽力してほしい」と式辞を述べました。
新成人を代表して伊藤柊さんは「成人としての自覚を新たにし、信頼される人間となるよう努め郷土の発展のために努力したい」と決意を述べました。
式では、高遠太鼓が披露され、中学時代に太鼓を学んだ新成人たちも参加して太鼓を打ち鳴らしていました。
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高校入学志願者数 伊那北普通62人超
長野県教育委員会は、来年度の高校入学志願者を対象に行った2回目の予定数調査をまとめ、8日発表しました。
伊那北高校普通は200人に対し262人が志願しています。
辰野普通は、前期68人、後期90人です。
商業は、前期20人、後期22人です。
高遠は、前期58人、後期76人です。 -
地元の酒米使った新酒PR
地元上伊那産の酒米を使って酒造りを行う伊那市内の酒蔵2社や酒米の生産者が、7日夜、新酒のPRを行いました。
この日は伊那市狐島のJA上伊那本所で、生産者やJA職員らおよそ70人が新酒を味わいました。
今回完成した新酒は、宮島酒店の「艶三郎」や「第六天」など4種類と、仙醸の「黒松仙醸・純米大吟醸」など4種類です。
2つの酒蔵は、荒井や御園、西箕輪、高遠町山室などで、それぞれ酒米を栽培しています。
参加した生産者らは、新酒を味わいながら、お互いに労をねぎらっていました。
ある参加者は「酒の味はイマイチわからないけれど、どれも特徴があって、どれも美味しい」と話していました。
この日は記者会見も開かれ、関係者らが地元の酒米で造った新酒をPRしていました。
御子柴茂樹組合長は「地産地消、地元の酒米を使った美味しいお酒をみなさんに楽しんでもらいたい」と話していました。
宮島酒店の宮島敏社長は「お酒で米の美味しさを、お米でお酒の美味しさを伝えられるような良い循環をつくっていきたい」と話していました。
仙醸の黒河内貴社長は「伊那産のお米の美味しさを、お酒を通じて多くの人に知ってもらえるよう努力していきたい」と話していました。
日本酒は、それぞれの酒蔵のほか、上伊那地域の酒販店で購入することができます。 -
小中学校で3学期がスタート
冬休みが終わり、上伊那各地の小中学校では、8日から3学期が始まりました。
箕輪町の箕輪東小学校でも、この日3学期がスタートしました。
5年生の教室では、冬休みの宿題になっていた書き初めを、お互いに見せ合っていました。
題材は「進む勇気」です。
新年最初の授業では「進む勇気」にちなんで、児童らが「今年勇気を出して頑張りたいこと」を、隣の席の友達に伝えていました。
ある男子児童は「ドッジボールでいつもボールが取れないので、勇気を出してたくさん取りたい」、ある女子児童は「いつも積極的に意見が言えないので、今年は勇気を出して積極的に意見を言いたい」と話していました。
始業式で田原克彦校長は「あっという間に過ぎてしまうのが3学期です。健康管理に気をつけて、一日一日を大切に過ごしてください」と呼びかけていました。
箕輪東小学校の3学期は卒業式までの47日間となっています。 -
高遠焼 白山登り窯で年に1度の火入れ
伊那市高遠町に伝わる高遠焼の窯「白山登り窯」で、年に1回の窯焼きが、12月31日から1月3日まで行われました。
31は、高遠焼の陶芸家浦野真吾さんと親族が窯に薪をくべていました。
白山登り窯は、1,000点以上の作品を同時に焼くことができ、火入れは年に1度この時期に行われます。
湯のみやご飯茶碗、花器や壺など大小合わせておよそ400点を焼きました。
幅3メートルで、山の斜面に沿って4段に連なり熱が下から上に上がっていくようになっています。
窯の中の温度は340度ほどで、最高で1,200度まで上がるということです。
今年は、浦野さんの息子で小学5年生の瑛正君も作業を手伝いました。
高遠焼は、元々高遠城に水をひくための土管を作ったのが始まりとされ、およそ200年以上の歴史があります。
3日まで夜通しで薪を足して温度調節し焼き上げたということで、1月中旬に取り出すことにしています。