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秋の叙勲 北原幸彦さん
2日に発表された秋の叙勲。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では7人が選ばれました。
旭日双光章に選ばれた伊那市長谷の北原幸彦さんの喜びの声をお伝えします。
「喜びの方が大きくて、びっくりもしている。全市民、区民のおかげです」
北原さんは、旧長谷村の村議会議員を4期15年、伊那市議会議員を1期4年務めました。
天竜川上流河川事務所で働いた経験を活かし、「防災」の重要性を訴えてきました。
「自分のモットーとしては『治流民護』。勤めたときの半分は調査、調査できた。えらいところ(被害に遭った場所)ばっか見て歩いていたから、村を良くするためには防災をしっかりしなければだめだと感じていた」
議員任期中には合併も経験しました。
「長谷のことは言わないでも、よその地域のことを『ここはこうなっているけどどうなんだ』と言えるよう、調査して、歩いていた。それだけ自分も勉強しなければいけなくなった。市議会議員になっても勉強だけは続けていたから良かった」
「わがままの人生であったけども、これでみなさんに恩返しができたな、と感じます」 -
長谷で自動運転の実証実験始まる
伊那市長谷を拠点とした自動運転サービスの今年度の実証実験が、5日から始まりました。
今回は、トンネル内での磁気マーカを使った自動運転などを行います。
バスが白山トンネルに入ります。
通常、GPSの位置情報に沿って進みますが、電波が届きにくいため、今回日本で初めて磁気マーカを使ったトンネル内での自動運転を行います。
5日は、磁気マーカがうまく読み取れず、手動に切り替えました。
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伊那谷ガレット協議会が知事表彰
上伊那の新たなご当地メーニューとしてガレットの普及に取り組んでいる信州伊那谷ガレット協議会は、県の元気づくり支援金を活用した優良事例として知事表彰を受賞しました。
3日に伊那市内で開かれたい~な上伊那地域づくりフォーラムで表彰式が行われ、信州伊那谷ガレット協議会の伊藤和弥副会長が、上伊那地域振興局の堀田文雄局長から表彰状を受け取りました。
信州伊那谷ガレット協議会は昨年度、約120万円の支援金を活用しガレットマルシェを開催したほか、食べ歩きマップの作成、小中学校と連携した食育、ワークショップの開催などを行いました。
伊藤副会長は「昔からある蕎麦を活用して地域おこしをしようと始まった活動です。これからも地域の魅力を発信していけるように頑張りたい」と話していました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内ではこのほか、高遠町地区で地元の街並みや魅力的な資源を活用するためのまちづくり塾を開催した「高遠コンサベーションプロジェクト」が上伊那地域振興局長表彰を受賞しました。
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箕輪ダムでもみじ湖夢まつり
もみじの紅葉が見ごろとなっている箕輪町の箕輪ダムのイベント広場で「もみじ湖夢まつり」が3日に行われました。
会場には、町内の農家や農業団体などの出店が並び、訪れた人がりんごやシクラメンなどを買い求めていました。
もみじ湖夢まつりは水の恵みに感謝しようと農家などでつくるもみじ湖夢くらぶが始めたもので、今年で16回目になります。
今年は酪農をテーマにしたブースが設けられ、子ども達が模型で搾乳を体験していました。
箕輪ダム周辺に植えられた1万本のもみじは今が見ごろとなっています。
ダム上流の景勝地となっているもみじのトンネルには多くの人が訪れ写真を撮るなどして紅葉を楽しんでいました。
箕輪町観光協会によりますと、景勝地の見ごろは7日頃まで、ダム周辺は今週いっぱいまで見ごろだという事です。
また、景勝地周辺では、11日(日)まで、毎日午後5時から午後9時の間ライトアップが行われています。
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伊那市表彰式 15団体・個人表彰
文化の日の3日、伊那市表彰式が行われ、地方自治や、教育、産業など各分野で功績のあった15の団体と個人が表彰されました。
式には12人が出席し、白鳥孝市長から表彰状を受け取りました。
地方自治功労が2人、寄附功労が1団体と2人、教育文化功労が1人、産業功労が1団体と2人、社会福祉功労が3人、保健衛生功労が1人、交通安全功労が1人、善行功労が1団体です。
受賞者を代表して伊那市教育委員会委員長を11年務めた松田泰俊さんは「伊那市に誇りと感謝の気持ちを持ち、市の発展と充実のため、いち市民としてその務めを果たしていきたい」と話していました。
白鳥市長は「それぞれの立場で経験と卓越した見識に基づき市の発展のため引き続き貴重なご意見を頂きたい」と式辞を述べました。
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南箕輪村 村民文化祭
南箕輪村の文化団体の発表の場、村民文化祭が、3日・4日の2日間、行われました。
村民センターでは、公民館活動で制作した作品展示や、ステージ発表が行われました。
作品展示では、ちぎり絵や陶芸作品など村民が取り組んできた作品が展示されていました。
センターの2階では、公民館活動で表千家を学ぶメンバーとわくわくクラブで茶道を学ぶ子どもたちがお点前を披露していました。
訪れた人たちは作法を教わりながら、お茶を楽しんでいました。
体験した子どもたちは、「緊張したけれど、伝統に触れられて面白かった」と話していました。
ステージでは、村内で活動する36団体が篠笛や合唱など様々なジャンルの発表を行いました。
主催した南箕輪村文化団体連絡協議会の原 俊朗会長は、「村内で活動する文化団体が一堂に会して心の交流につなげたい。村の一体感、まとまりが醸成されればうれしい」と話していました。
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小倉 孝一さん集大成の彫像展
南箕輪村北殿の小倉孝一さんは、長年趣味で制作してきた彫像の集大成となる展示会を開きました。
展示会は、南箕輪村の北殿公民館で3日・4日の2日間にわたり開きました。
小倉さんは、現在86歳。小学校の教諭として勤める傍ら、25歳から趣味として彫像を始めました。
粘土で像を作り、型を取って石膏を流し込んで作る彫像は、体力が必要なため、彫像の制作活動は60歳で終えました。
作った像は100体を超えていて、今回は集大成として、お気に入りの作品30点ほどを選んで展示会を開きました。
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つくしんぼ保育園 シクラメン販売
伊那市御園の認可園「つくしんぼ保育園」は、園の運営資金に役立てようとシクラメンの販売を、3日、4日の2日間、日影のベルシャイン伊那店で行いました。
店内の一角には、色とりどりのシクラメンが並んでいました。
つくしんぼ保育園は、昭和44年から保育を行っています。
働きながら子育てをする保護者を支援しようと0歳児から受け入れ、早朝から夜7時までの延長保育にも長年取り組んでいます。
しかし、国や自治体からの補助金だけでは十分ではないため、運営費に充てるため30年以上前からシクラメンの販売をしています。
シクラメンは1鉢1300円で、花もちが良いと評判だということです。
ベルシャイン伊那店での販売は4日で終了ですが、シクラメンの販売は11月末まで、つくしんぼ保育園で行うということです。(お問い合わせ 電話78-4157)
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人と森を繋ぐ「森JOY」
伊那市ミドリナ委員会主催の“森と歓喜する”をテーマにしたイベント「森JOY」が4日、ますみヶ丘平地林で行われました。
イベントではコンサートが開かれ、伊那市在住のピアニスト平澤真希さんのオルガンの演奏に合わせて、長谷中学校の1年生と国内外で活動するバリトン歌手、髙橋正典さんが歌を歌いました。
他に、伊那市芸術文化大使の唐木さちさんによる花入れや、地元の林業関係者による間伐の実演などが行われました。
森JOYは、伊那市が進める50年の森林ビジョンをサポートするため今年4月に発足したミドリナ委員会が主催したものです。
森の中で様々な体験をすることで、人と森を繋ごうと企画されました。
ミドリナ委員会ではこれまで月に1回イベントを行ってきましたが、森JOYは規模を拡大し市内の企業や団体に呼び掛け実現させました。
イベントでは、「森で未来を語る」と題してパネルディスカッションも行われました。
白鳥孝市長や信州大学の学生、伊那西高校の生徒など5人が話をしました。
白鳥市長は、「資源を使う、育てる、また使うという循環が森林の未来に必要だ」と話しました。
伊那市50年の森林ビジョン推進委員で平澤社長の平澤さんは、「森林を作る研究は進んでいるが利用する研究が足りない。若い人たちに期待したい」と話していました。
ミドリナ委員会では現在、都市部の企業と伊那市の森林がコラボレーションするビジネスプランを企画していて、来年度以降に実施していきたいとしています。 -
キャリア教育フェス初開催
伊那市内のすべての中学2年生が企業や地域団体のブースを巡る「伊那市中学生キャリア教育フェス2018」が2日伊那市民体育で開かれました。
実行委員会によりますと、市単位で行うキャリア教育のイベントは全国初だという事です。
開会式は市内全ての中学2年生650人と出展者などが参加し行なわれました。
最初に中学校の校旗を持った生徒が順番に入場し、その後、荒井の獅子舞や狐島の長持ちが披露され、会場を盛り上げました。
また、今回のイベントのテーマ「未来につなげる一つの出会い」が発表されました。
開会式が終わると、生徒達は出展した企業や地域団体など94ブースを見学しました。
春富中の保護者で作る団体は、夢がかなった事を前提に祝う「予祝」(よしゅく)で生徒達にエールを送りました。
ドローンスクールのブースではシミュレーターを使った操縦体験をしました。
酪農家で作るグループのブースでは子牛が牛乳を飲む器具を使って搾乳体験をしました。
製造業のブースでは、担当者から説明を聞きながら金属の加工を実際に行ったり、アルミとコップ使い電気を貯める仕組みについて学んでいました。
伊那市ではこれまで中学校単位でキャリア教育のイベントを行ってきました。
より多くの中学生に地域の未来について考えてもらおうと、今回は全国で初めて市内の中学校全てが参加するキャリアフェスを開催しました。
伊那市では来年度以降も同様のキャリア教育フェスを開催していきたいとしています。
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知立市のかきつばたが伊那市に
伊那市の友好都市の愛知県知立市から贈られた、かきつばたの苗を新山小学校の児童らが2日伊那市富県上新山のトンボの楽園に植えました。
かきつばたは知立市の市の花で300株が贈られました。
2日は新山小学校6年生のほか地域住民およそ100人がトンボの楽園の湿地帯に苗を植えました。
今回贈られた苗のなかには季節外れの花を咲かせていたものもありました。
両市は知立市の野外センター建設がきっかけで交流が始まり平成6年に友好都市となりました。
これまでにタカトオコヒガンザクラを贈ったことがあり今回その
お礼しとして寄贈されました。
かきつばたは湿地帯で生育することから条件の良い新山のトンボの楽園が植栽場所に選ばれました。
植えられたかきつばたは来年5月ころに花を咲かせるということです。
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上伊那医療生協組合員写真クラブが写真展
上伊那医療生協組合員写真クラブの写真展が南箕輪村の大芝の湯で開かれています。
クラブでは年に3回ほど写真展を開いていて今回は秋をテーマにしています。
会場には風景や人物などの写真16点が並べられています。
上伊那医療生協組合員写真クラブの写真展は今月30日まで南箕輪村の大芝の湯で開かれています。
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特別支援 児童生徒の作品展
上伊那の小中学校の特別支援学級と伊那養護学校に通う児童や生徒の合同作品展が2日から伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
会場には、絵画や段ボールで作った作品など児童と生徒の作品およそ700点が展示されています。
作品展は、子ども達の発表の場と地域の人に障害者に対する理解を深めてもらおうと毎年開かれていて今年で45回目です。
ガラス瓶の周りに紙粘土を使って作った花瓶や、ハロウィンの時に作った壁飾りなどが並べられています。
伊那養護学校の教諭は「多くの人に見てもらい、子ども達の表現を受けとめてもらいたいです」と話していました。
作品展は、6日火曜日まで伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
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南中倉田さん全国1位報告
南箕輪中学校2年の倉田紗優加さんは10月に横浜市で開かれたジュニアオリンピック陸上競技大会でジャベリックスローに出場し優勝しました。
1日は倉田さんが南箕輪役場を訪れ唐木一直村長に優勝の報告をしました。
ジュニアオリンピックで54.67メートルを投げ優勝を決めた時の映像です。
ジャベリックスローはやり投げの普及を目的に作られた小中学生の競技です。
長さ80センチ、おもさ300グラムのプラスチック製の棒状の物を投げその距離を競います。
倉田さんは「来年は日本記録の56メートルを抜き、優勝したいです」と話していました。
唐木村長は「村にとって明るい話題を頂いた。記録更新を目指して下さい」と話していました。
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黄綬褒章 藤原政治さん
秋の褒章受章者が2日発表され長野オリンパス勤務の藤原政治さんが黄綬褒章を受章しました。
藤原さん「『もらったからには』という引き締まった気持ちでいっぱいです」
伊那市富県の藤原政治さん、58歳。
藤原さんは、昭和53年、のちにオリンパスへ合併となる長谷光機に入社。
以来40年に渡り、顕微鏡の部品などの金属加工を担当してきました。
部品は千分の1ミリ単位の精度が求められるということで、藤原さんは、多くの人が高い精度で製造できるよう、加工方法のノウハウ構築に取り組んできました。
「寸法には妥協をせずにやってきた。そういったところが自分のこだわり」
2016年には技能道場の道場長となり高度技能者を育てています。
「自分が教わってきたものを確実に若い人たちに伝えたいという気持ちと、技術進歩が著しいので、昔とは違ったものづくりということも含めて伝えようと思っています」
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藍綬褒章 畑直明さん
秋の褒章受章者が2日発表され調停委員の畑直明さんが藍綬褒章を受章しました。
褒章受章について畑さんは「健全な体じゃなく途中から
病気して身体障害者手帳を持ちながらベストを尽くしていたので、そのへんのことを認めてくれたんだと思いました。」と話していました。
伊那市美篶の畑直明さん68歳。畑さんは明治大学で法律を学び
大学院の修士課程修了後、司法書士と行政書士の資格をとりました。
平成元年に調停委員に任命され30年間にわたり暴力事件や遺産相続、夫婦間の争いごとなどの解決にあたってきました。
畑さんは「調停というのは当事者の合意が成立しないかぎりまとまらない手続きですから、まとまるまで何回でもやるんですけど、どうしようもない争いの当事者同士をちゃんとまとめて最後成立して当事者がにこにこと笑って帰ったときがうれしいです。」と話していました。
司法書士と行政書士の仕事は今年4月に引退した畑さんですが調停委員はこれからも続けていくということです。
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小原金安さんに感謝状
長年にわたり箕輪町内の小中学校にりんごや竹ぼうきを寄贈してきた木下の小原金安さんに、1日町から感謝状が贈られました。
この日は箕輪町役場で感謝状の贈呈式が行われました。
小原さんは、15年以上前から箕輪中学校と箕輪西小学校にりんごを寄贈してきました。
りんごは毎年およそ1,000個贈り、栽培をやめた2013年からは竹ぼうきを毎年200本から300本寄贈しています。
小原さんはりんごや竹ぼうきの他に書籍も寄贈していて、実際に自分で読んで、子ども達のためになりそうな本を贈っているということです。
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小さな親切運動車いす寄贈
公益社団法人「小さな親切運動」上伊那支部は、南箕輪村社会福祉協議会に車いす1台を1日に寄贈しました。
この日は、小さな親切運動上伊那支部の馬渕務支部長が南箕輪村社会福祉協議会を訪れ、金井健会長に車いすを寄贈しました。
贈られた車いすは、軽量で折りたたみができる最新型のものです。
公益社団法人「小さな親切運動」は、「できる親切はみんなでしよう、それが社会の習慣となるように」を目標に、昭和38年から活動している全国規模の組織です。
主に小中学生を対象にした「親切」をテーマにした作文コンクールの開催やあいさつ運動などを行っています。
高齢者や障がい者が地域社会で安心して暮らせるように、15年以上前から車いすを上伊那各地の社会福祉協議会に送っています。
村社協の金井会長は「息の長い活動に感謝している。利用者の皆さんも喜んでくれると思う」と話していました。 -
鹿南蛮そば完成 試食会
4日に伊那市ますみヶ丘の市民の森で開かれる森JOYで振る舞われる「鹿南蛮そば」が完成し、31日にお披露目されました。
完成した鹿南蛮そばです。
4日のイベントに合わせて、長谷でジビエ料理を提供しているざんざ亭の長谷部晃さんと、高遠町のそば店壱刻の山根健司さんが共同開発したものです。
鹿肉は、地元の酒粕と味噌で味付けしたものを、カラマツの枝で燻しました。
そばは、鹿肉に負けないよう製粉の工程を工夫し風味を極限まで高めました。
そばつゆは、鹿の骨を長時間煮詰めたものに壱刻のつゆを合わせました。
他に、壱刻オリジナルの焼き味噌を使用しています。
昨夜は、試食会が開かれ、信州そば発祥の地伊那そば振興会の飯島進会長やイベントを企画したミドリナ委員会のメンバーが早速味わいました。
鹿南蛮そばは、4日の森JOYで100食限定で提供されます。
午前10時30分ごろから無料の試食券が配布されることになっています。 -
スマホでごみ収集日確認
伊那市は、ごみの収集日や分別方法などが分かるスマートフォンアプリの運用を、1日から始めました。
スマートフォンのアプリストアで「さんあ~る」と検索し、ダウンロードします。
ダウンロード後、初期設定で住んでいる地区を選択します。
トップメニューから「収集カレンダー」をタップすると、日にち毎に収集するごみの種類を確認することができます。
分別早見表では、品目毎どの種類のごみに該当するか確認することができます。
この他、収集日を知らせる通知機能もあります。
伊那市では「これまでのカレンダーやHPでの確認より、気軽に利用できると思う。通知機能などを使うことでごみ出しに役立てもらいたい」と話していました。
なお同様のアプリの運用は、松本市や上田市などでも行われています。
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西藤選手に応援旗寄贈
箕輪町の箕輪進修高校の生徒は、町出身でフェンシングで活躍する西藤俊哉選手に応援旗を贈りました。
1日は、応援旗を作成した箕輪進修高校の3年生3人が、父親の繁さんが務める会社を訪れ、応援旗を手渡しました。
応援旗は、授業の一環で「フェンシングを盛り上げる」をテーマに学んできた4人の生徒が作りました。
9月から10月までに箕輪町のフェンシングクラブや中学生、地元住民およそ100人からメッセージを集め、先月13日の文化祭でお披露目されました。
西藤俊哉選手は現在法政大学の3年生で、去年の世界選手権では個人で銀メダル、全日本選手権では優勝していて、2年後の東京オリンピック出場の期待がかかります。
西藤選手は、12月6日から東京都で行われる全日本フェンシング選手権大会個人戦に出場することになっていて、応援旗はその会場で飾られる予定です。 -
ハナマルキみそ作り体験館 完成
伊那市西箕輪に本社を置くみそ製造業「ハナマルキ株式会社」は、1日、創業100周年を迎えました。
記念事業として、伊那工場の敷地内にみそ作りを体験できる施設「みそ作り体験館」が建設され、きょうオープンを迎えました。
みそ作りだけの体験館は国内でも例がないということです。
みそ作り体験館は、伊那市西箕輪にあるハナマルキ伊那工場内に建設されました。
未来を意識したオブジェのような2階建てで、伊那谷の緑や空の青とのコントラストが映えるよう白色で統一されています。
1日は、オープニングセレモニーが行われ、花岡俊夫 社長や白鳥孝伊那市長など関係者がテープカットで完成を祝いました。
体験館の1階は、シアタールームになっていて、みその基礎知識や製造工程を映像で紹介しています。
2階は南アルプスが一望できる体験スペースとなっています。
みそ作り体験のほか、工場を見学することもできます。
1日は午前中、関係者や報道機関向けに発表会や内部の紹介が行われたほか、午後には一般客が訪れ、みそ作りを体験していました。
参加者は蒸した大豆をすりつぶし、塩と麹を混ぜ合わせ、2キロのみそを作ります。
ハナマルキの体験館は、(月)(水)(金)営業で、予約制、1回につき定員20人まで、午前と午後の2回受け入れ可能です。
みそ作りと工場見学を合わせた体験の所要時間は90分です。料金は一人2000円で、作ったみそはハナマルキで保管され、3か月後に配達されます。
ハナマルキは、大正7年(1918年)、11月1日に辰野町で創業しました。
カップ詰めみそや即席みそ汁など、年間2万5千トンのみそを生産しています。
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来年用年賀状 販売開始
平成最後となる来年用のお年玉付き年賀ハガキの販売が1日から全国一斉に始まりました。
伊那市の伊那郵便局には、来年の干支イノシシがデザインされた年賀ハガキが用意されていました。
伊那郵便局によると、初日は朝から年賀ハガキを買い求める人がいたということです。
今年は、県内の観光名所が印刷されたハガキも用意されています。
年賀ハガキの受付は12月15日から始まります。
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ドローンを活用した森林調査
上伊那森林組合は、林業の効率化を図ろうと初めて小型無人機ドローンを使った樹種や材積量を調査する実験を伊那市福島の森林で31日、行いました。
31日は、伊那市福島のセイブグリーンパーク西側の樹種転換予定地およそ9ヘクタールで調査を行いました。
航空撮影をして樹種や材積量を調査します。
これは、スマート林業の実現に向け県や信州大学、林業事業者などでつくる協議会「スマート林業タスクフォースNAGANO」の事業の一環で行われたものです。
協議会では今年度、ドローンを利用した森林の詳細解析を県内10か所で行う計画で、このうちの一つに上伊那森林組合が選ばれました。
上伊那森林組合では、今年4月にドローンの活用を考えるプロジェクトチームを立ち上げ、一人が操縦技能の資格を取得しました。
31日は、その資格を持つ職員が操縦をし、8分間のフライトを2回行いました。
高さ100メートルになるとドローンは自動飛行となります。
およそ120枚の写真を撮影しました。
今後は、専用の解析ソフトを使い木の高さや位置が分かる画像を作成する予定です。
上伊那森林組合では、「先進的な取り組みを進めていきたい」としています。
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はるちかコーロ・フェリーチェ発足30周年
伊那市東春近のコーラスグループ「はるちかコーロ・フェリーチェ」は今年発足30年を迎えました。
来月18日には30周年を記念した演奏会を開きます。
30日は、春近郷ふれ愛館で演奏会に向けての練習が行われていました。
はるちかコーロ・フェリーチェは、東春近の歌の好きな仲間が集まり平成元年に発足しました。
現在、団員は25人いてこのうち8人が30年前から続けています。
最初は、月1、2回の集まりでしたが徐々に発表する喜びを感じ3年毎のペースで演奏会を開いています。
元音楽教諭の田中眞郎さんが発足当初から指導にあたっています。
演奏会では、多くの童謡や流行歌などを残した作曲家中山晋平の曲やこれまでに歌ってきた印象に残る曲などを披露することになっています。
はるちかコーロ・フェリーチェの30周年記念演奏会は、来月18日に伊那文化会館で開かれます。
入場料は大人1000円、中高生が500円、小学生以下は無料となっています。
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この秋一番の冷え込み
31日の伊那地域の最低気温は午前5時46分に1.6度となり、この秋一番の冷え込みとなりました。
31日朝の伊那地域は最低気温1.6度で11月中旬並みの冷え込みとなりました。
長野地方気象台では11月1日も昼頃まで寒気の影響を受け平年より気温が下がると予想しています。
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伊那市で中部連合音楽会
伊那市内の小学6年生が音楽を通して交流する中部連合音楽会が、伊那文化会館大ホールで31日に開かれました。
音楽会には市内15の小学校の6年生が参加し、学校ごと合唱を披露しました。
このうち伊那北小学校の6年生94人は福島県の中学生が震災後に作詞した「群青」という曲を歌いました。
音楽会は日ごろの練習の成果を発表し音楽を通して学校どうし親睦を深めようと毎年開かれています。
主催した中部教職員会では「歌詞の意味を考え気持ちをひとつにして取り組んできた成果を発表し、小学校時代の良い思い出をつくってもらいたい」と話していました。
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高遠文芸賞 募集開始
「高遠」をテーマにした小説やエッセイ、旅行記などを初めて全国から公募する高遠文芸賞の募集が、11月15日から始まります。
31日、高遠文芸賞実行委員会のメンバーが記者会見を開き概要を説明しました。
高遠文芸賞の募集はあすから来年3月末まで行われます。
審査員は長野県立歴史館の笹本正治館長と、高遠町出身の小説家、島村利正の研究者で長野高校教諭の六川宗弘さんらが務めます。
入賞作品は伊那市の製本所、美篶堂が製本し入賞者に賞品として渡されます。
実行委員会では「寄せられた作品をもとに人から人へ伝わる本を作りたい」と話していました。
応募方法など記載されたチラシは市内の図書館などに置かれるほか、環屋で電話による問い合わせも受け付けています。
環屋 電話94-2251(木曜日定休)
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カインズが「甘栗」自主回収
埼玉県に本社を置くホームセンターカインズは伊那店を含む全国140店舗以上で販売していた天津むき甘栗に細菌が混入した可能性があるとして自主回収を始めたことを30日発表しました。
カインズによりますと天津むき甘栗にパエニバシラス菌が混入した恐れがあるということで伊那店でも販売されていました。
この菌自体は人体に影響はないということですが菌により腐った
甘栗を食べた場合健康被害の可能性があるということです。
これまでに健康被害は確認されていないということですが、カインズでは「多大なご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。」とのコメントを出しています。
カインズでは商品またはレシートがあれば近くの店舗で返金するとしています。
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保健補導員研修会 心の健康学ぶ
地域の健康増進や病気の予防活動をしている保健補導員の上伊那支部研修会が30日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。
研修会では、奈良に本山を置く薬師寺の長老で、蓼科山聖光寺住職の松久保秀胤さんが「足踏ましむな 履著け我が夫」と題して講演しました。
松久保さんは墓石で表されている五輪塔について「下から「地」が骨、「水」が体内の水分、「火」が熱、「風」が呼吸を表していて、その全てを司るのが「空」、心です。心と物質の二つが両立して人間は元気に生活ができます」と話していました。
演題の「足踏ましむな 履著け我が夫」について松久保さんは「1,300年前に切り株だらけの道を通って奈良まで行く夫の身を案じて妻がうたった詩です。情けをかける、人に心を送る、気を配ってあげることが心をいきいきさせていく」と話していました。
研修会は、各地域持ち回りで毎年開かれていて、会場にはおよそ300人が訪れました。