-
大利さん野球理論の講演
第4回上伊那ベースボールサミットが8日伊那市の東部中学校で開かれ、スポーツライターの大利実さんが講演しました。
神奈川県出身の大利さんは、成蹊大学を卒業後スポーツライターの事務所に所属し、現在はフリーで活動しています。
中学の軟式野球や高校野球を取材して、いくつかの書籍を出版しています。
この日は「最新の野球理論を学ぶ」と題して講演しました。
大利さんは「人が唯一平等なのは、1日が24時間だということです。それをどう過ごすかを考えながら生活してほしい」と話していました。
講演会は、“上伊那から甲子園へ”をスローガンに活動している野球指導者などでつくる上伊那ベースボールサミット実行委員会が開いたものです。
会場には、選手や監督などおよそ400人が集まり、大利さんの話に耳を傾けていました。
-
サン工業年末コンサート
伊那市西箕輪の金属メッキ加工を行うサン工業株式会社は、プロのミュージシャンを招いたコンサートを8日、高遠町の信州高遠美術館で開きました。
コンサートでは、県内を拠点に活動しているピアノ、サクソフォン、ビブラフォンの演奏者3人が、ジャズやクリスマスソングなど13曲を披露しました。
サン工業では、月に1回全社員を対象に勉強会を行っていて、年末コンサートは15年前から開かれています。
会場には社員や一般などおよそ150人が訪れした。 -
ニシザワ文芸コンクール
株式会社ニシザワが主催する、上伊那の小中学生を対象にした読書感想文のコンクール「ニシザワ文芸コンクール」の表彰式が8日、伊那市創造館で行われました。
最優秀賞は、小学校低学年の部で箕輪中部小学校3年の小野珠実さん、小学校高学年の部で、高遠北小学校5年の福嶋文さん、中学校の部で、春富中学校1年の武田岬樹さんの作品が選ばれました。
この日は最優秀賞を含む17人に、株式会社ニシザワの荒木康雄社長から賞状が手渡されました。
主催したニシザワは、本屋として大正13年に創業しました。
本を読むことで子どもの健全育成に繋げようと15年前からコンクールを開いています。
荒木社長は「胸に迫ってくる作品が多く感動した。たくさんの本を読んでこれからの人生に活かしていってほしい」と話していました。
コンクールには、上伊那の小学生334人と中学生859人の合わせて1,193人から応募がありました。 -
伊那リ 今季の安全を祈願
7日は大雪です。
標高千メートルにある伊那市の伊那スキーリゾートでは、今シーズンの無事を祈願する安全祈願が行われました。
7日は伊那市やスキー場の関係者らおよそ40人が出席し、シーズン中の無事を祈りました。
伊那スキーリゾートの今シーズンの営業は15日土曜日からを予定していましたが、12月になっても気温が高い日が続いた為オープンは数日先になる見込みだという事です。
来週から寒気が入り込み、最低気温も氷点下2度から6度と予想されていることから、気温を見て雪づくりを始める予定です。
伊那スキーリゾートでは、地域の人が家族で楽しめるよう、ソリゲレンデを拡大するほか土日祝日にはバイキング形式で料理を提供する事にしています。
また、初心者向けの無料レッスンも行われます。
昨シーズンは前の年よりも5パーセント増のおよそ4万5千人が利用しました。 -
信大 青汁の研究講座設置
南箕輪村の信州大学農学部はヤクルトヘルスフーズ株式会社からの寄付を受け青汁の成分や健康機能について研究する「ヤクルトヘルスフーズ青汁健康長寿研究講座」を12月設置しました。
研究を中心に行うのは食品化学研究室の片山茂准教授です。
片山准教授によりますと青汁は「体にいい」というイメージはありますが、その機能についてはあまり知られていないという事です。
研究講座では2年かけて、青汁の成分分析や遺伝子レベルでの研究を行い「どの成分」に「どんな効能があるか」を解明していく予定です。
信大とヤクルトの青汁の共同研究は平成23年から行われています。
これまでより規模を広げスピード感を持って研究を進めていこうとヤクルトが信大に2年間で2千万円の寄付を行い、信大は専門の講座を設置して研究を行います。
講座の研究成果はホームページや公開講座などで発表される予定です。
-
経営者に地域貢献を聞く
伊那北高校の1年生は、総合学習で地域課題の解決について学んでいます。
7日は、地元企業の社長から企業が行っている地域貢献などについて話を聞きました。
「地域のリーダーから学ぶ」と題し、パネルディスカッションが開かれました。
話をしたのはサン工業の川上健夫社長、ナパックの鈴木隆社長、フォレストコーポレーションの小澤仁社長の3人です。
川上さんは「中小企業の技術力でも、大手を指導する力を持っている」と話し生徒達に「自分の特徴を捉え、個性を伸ばしてほしい」と話していました。
小澤さんは「都会からの移住希望者をターゲットとした家づくりを提案している」と話し長野県には多くの製造業がある事から、「若い世代の移住も仕掛けていきたい」と話していました。
生徒からは、企業が行っている地域貢献について質問が出されました。
ナパックの鈴木さんは「災害時の備蓄品確保や環境整備、地区の役員を受けている社員の就業時間に配慮している」と話していました。
また全員が気軽に意見を出せるよう、グーグルの機能を使い、スマートフォンで感想を打ち込んでいました。
伊那北高校の1年生は、防災や人口減少などの地域課題の解決方法について考えています。
今回は地域のリーダーの話を聞き、地域おける企業の役割や地域貢献について学ぼうと企画されました。
来年2月には、課題解決の発表会を予定しています。
-
南箕輪村産のりんごを園児にプレゼント
南箕輪村営農センターは村内で収穫したりんごを7日村西部保育園の園児にプレゼントしました。
村のりんごをPRする地産地消事業として行われたもので早速園児が試食していました。
りんごは村内全ての保育園や学校給食センターなどに合わせて1500個ほどが配られました。
村営農センターでは村内で採れたりんごを味わってもらうことで
地元農産物の消費拡大につなげていきたいとしています。
-
来年7月に呑み歩きイベント
伊那商工会議所地域資源活用委員会は、来年7月26日に、日本最大級と銘打ったプレミアムフライデーの呑み歩きイベントを開催します。
11月30日は、伊那市内で会議が開かれ、イベントの内容について話し合いました。
開催するのは、日本最大級と銘打ったプレミアムフライデーの呑み歩きイベントで、参加人数1万人を目指します。
7月26日(金)に開催される予定で、イベントの参加証を購入した人は当日市内全域の飲食店で特典が受けられるというものです。
最新の無線通信技術を活用し、飲食店の混雑状況を可視化する実験も行います。
また、郊外の飲食店への移動手段として、AI配車タクシーの活用を目指します。
このイベントは市内飲食店の活性化を目指す伊那商工会議所地域資源活用委員会が初めて行うもので、今後参加店舗の開拓や、企業を通じて従業員のイベントへの参加を呼び掛けるということです。
-
上伊那産の果物 香港へ
12月2日から中国・香港の高級料理店で開かれている「伊那谷・秋の味覚食べ比べフェア」に提供される伊那市と上伊那産の果物が、6日に発送されました。
この日は、伊那市の職員がJA上伊那本所を訪れ、香港に送る果物をJA上伊那から受け取りました。
贈る果物は、伊那市産のりんご「サンふじ」と、上伊那産の洋梨「ル・レクチェ」です。
甘みや香りが強く、りんごはシャキシャキとした食感、洋梨はとろけるような食感が楽しめるということです。
りんごは50kg、洋梨は24kgを送りました。
香港で開かれている「伊那谷・秋の味覚食べ比べフェア」は、伊那市長谷で輸出用の米を生産している農事組合法人Wakka Agriの香港の販売店Wakka Internationalから、伊那市の農産物を紹介したいと提案があり実現しました。
現地の高級料理店3店舗で、上伊那の果物がデザートなどで提供される予定です。
りんごと洋梨の他、伊那バス㈱の夏秋いちごと、宮島酒店の日本酒も発送したということです。
果物は8日に到着し、9日から各店舗で提供されることになっています。
伊那市では、来年の春に、第2弾の発送を予定しているということです。 -
福祉避難所の設営 ゲームで訓練
伊那市と災害時に要支援者の受け入れに関する協定を結んでいる団体や市職員は、6日、福祉避難所の開設・運営についてゲームを使って学びました。
この日は、伊那市役所で研修会が開かれ25の施設や団体から70人が参加しました。
講師は兵庫県立大学大学院の阪本真由美准教授が務めました。
参加者は、5~6人で1チームをつくり、福祉避難所の開設・運営に当たるという想定です。障害者や外国籍の人など様々な人が避難してきます。また、トイレが使えないなどのトラブルが発生しその都度対応を迫られます。
参加者は部屋割りや、行政への応援要請など対応を考えていました。
参加したのは、伊那市と災害時における要支援者の受け入れに関する協定を結んでいる団体や施設、社協、市の職員などです。
伊那市では、平成18年7月豪雨の際に、避難所を運営しましたが、寝たきりの人が避難してきてもケアが受けられなかったり、腎臓病の人が食べられる食事がなく帰宅したなどの状況がありました。
災害に備えて、どのような準備や対応をすればよいか学ぶ機会にしようと今回初めて福祉避難所の設営・運営のための研修会を開きました。
伊那市によると、福祉避難所の設営の研修は全国でもまだ取り組んでいる自治体はあまりないということです。
-
第4回ぽかぽかアート展
上伊那・飯田地域の11の障がい者施設の利用者が制作した手芸や絵画などの作品が並ぶ「第4回ぽかぽかアート展」が、伊那市の伊那文化会館で6日から始まりました。
会場には、手芸や絵画、書道などの作品およそ200点が並んでいます。
伊那市からは、ゆめわーくと伊那ゆいま~るの利用者の作品が並んでいます。
展示会は、個性豊かに自由に表現した作品を多くの人に見てもらおうと開かれたもので、今年で4回目です。
会場では他に、9月に開かれた第21回長野県障がい者文化芸術祭で最優秀賞と優秀賞に選ばれた作品も展示されています。
箕輪町の清水末子さんは、書道部門で最優秀賞に選ばれました。
淡々とした素朴な線で表現されていて、気品を漂わせていると評価されました。
第4回ぽかぽアート展は、9日(日)まで、伊那文化会館で開かれています。
8日・9日は、利用者が作った布製品や絵葉書などの販売が行われます。 -
「村創生総合戦略」の検証結果を答申
南箕輪村のむらづくり委員会は、村創生総合戦略の検証について5日、唐木一直村長に答申しました。
5日は、むらづくり委員会の宮原 袈裟夫会長と千 菊夫副会長が村役場を訪れ、答申書を唐木村長に手渡しました。
むらづくり委員会は今年8月から4回にわたり委員会を開き、村創生総合戦略について検証してきました。
35の項目について数値目標が達成できているかどうかを検証し、「順調」は25、「おおむね順調」は7、「努力を要する」は3と判断しました。
努力を要するとしたのは、●大芝高原の利用者数、●登下校見守りボランティアの実施回数、●防災に関する出前講座の開催数で、それぞれ目標値に達しなかったとしています。
宮原会長は、「総論としては順調に達成されているが、去年も指摘し改善されていない点があるのでさらなる努力をお願いしたい」と話しました。
唐木村長は、「指摘を参考にして、良い方向を見出していきたい」と話していました。
-
下小沢あかりの会が懇親会
伊那市下小沢の高齢者で作る下小沢あかりの会は、すいとんを作って楽しむ会を、6日、小沢地域交流センターで開き親睦を深めました。
センターの調理室では、大きな鍋ですいとんを作っていました。
他にも参加者が協力しながら巻きずしを作っていました。
下小沢あかりの会では、毎年、春とこの季節に、料理を作って味わう親睦会を開いています。
料理は、その年によって変わり、今年はすいとんを作ることにしました。
手際よく料理が完成し、参加者が味わっていました。
下小沢あかりの会では、この親睦会のほか、地区の伝統行事や、花壇の整備・年1回の旅行などで交流を深めているということです。
-
八十二高遠支店に感謝状
特殊詐欺被害を未然に防いだとして、伊那市高遠町の八十二銀行高遠支店に5日、伊那警察署から感謝状が贈られました。
この日は、伊那警察署の駒村公孝署長が八十二銀行高遠支店を訪れ、日戸淳支店長に感謝状を手渡しました。
11月15日、伊那市に住む70代の女性が高遠支店を訪れ、「100万円を振り込みたい」と窓口に申し出ました。
対応した職員の平澤綾さんが話を聞いたところ、女性は「息子が不倫をして示談金を支払うことになったので振り込まなければいけない」と、すぐにでもお金を振り込みたい様子だったということです。
平澤さんは、金額が大きいことや女性の様子から特殊詐欺を疑い、課長の上島敏実さんと女性を説得しました。
上島課長は直接犯人と電話をし、怪しい点がいくつかあると女性に話しましたが、女性は詐欺だと気づかなかったということです。
その後、駆け付けた警察官が説得を続けたところ、女性は詐欺に気づいたということです。
伊那署では「少しでも怪しいと思ったら詐欺を疑い、家族や知人にまず相談してほしい」と話していました。
-
買い物弱者支援ネットワーク会議
高齢者などの買い物弱者を支援する地域づくりを考えるネットワーク会議が、4日伊那市防災コミュニティセンターで開かれました。
始めに、東京都で活動するNPO法人全国移動ネットワークサービス・河崎 民子さんが講演しました。
河崎さんは、全国各地の移送サービスや買い物支援の事例を紹介しました。
山口県の防府市では、月2回、介護予防教室をスーパーで行っていて、閉じこもりがちな高齢者を教室や買い物に誘い出す役割を担っていることを紹介していました。
講演の後には、新産業技術を使った宅配事業などテーマに分かれて分科会も開かれました。
会議には、様々な立場から買い物弱者支援について考える人たち90人ほどが参加しました。
主催した伊那市社会福祉協議会では、平成27年度から、高齢者に聞き取りを行っていて、これまでの調査から不便なのは買い物だけではない可能性があるとして、今回は交通の問題をテーマにしました。
伊那市社協では、それぞれの地域の実情に合った支援ができるよう地域づくりを進めていきたいとしています。
-
上農3年生 大芝パンフ制作へ
南箕輪村の上伊那農業高校の3年生は、大芝高原をPRするパンフレットやプレゼンテーション用の資料を制作します。
5日は農業情報処理の授業を選択している3年生23人が大芝荘や味工房などを取材しました。
生徒達は7つのグループに分かれ、施設のアピールポイントや売れている野菜、お勧めのサービスを取材したり、写真を撮っていました。
大芝荘では、職員からイルミネーションなどのイベントを企画する事で県外からの集客につなげているなどと説明を受けていました。
上伊那農業高校では情報処理を学ぶ中で、大芝高原について情報発信しようと今回初めてパンフレットなどの制作に取り組みます。
パンフレットやプレゼン資料は来年1月16日までにまとめ、23日に大芝高原の職員を対象にした発表会を開く予定です。
-
宮脇さん90歳記念個展 開催
伊那市下新田の宮脇智明さんの90歳の卒寿を記念した個展が南箕輪村南原のコーヒー&ギャラリーなごみの樹で開かれています。
昭和3年生まれの宮脇さんは今月12日に誕生日を迎え満90歳となります。
個展はこれを記念して開かれていて、これまで制作してきた木彫や絵画、絵手紙など70点あまりが展示されています。
60代の時に医者の勧めで木彫を始め、その後、絵画や絵手紙へと趣味を広げていきました。
日課は、朝5時に起床し朝食までの間、木を彫ったり、絵を描いたりしていると言う事です。
宮脇さんの卒寿記念展は28日まで南箕輪村南原のなごみの樹で開かれています。
-
せんべいで詐欺被害防止へ
特殊詐欺被害防止に一役かおうと、伊那市に本店があるアルプス中央信用金庫は、14日の年金支給日に被害防止を呼び掛けるせんべいを配布します。
年金受給者を対象に窓口で配布するその名も「振り込みませんべい」です。
特殊詐欺被害防止に関心をもってもらおうと、被害防止のメッセージがせんべいに印刷されていて1800個を作りました。
アルプス中央信用金庫では、年金支給日にこれまで、菓子や粗品をプレゼントしていましたが、今回は、伊那警察署とタイアップして初めて配布します
アルプス中央信用金庫では、これまでも特殊詐欺被害を防止するための取り組みを行っています。
すべての支店のATMの画面に、振り込め詐欺防止を呼び掛けるメッセージが出るようになっています。
また、携帯電話の通話や操作をしたりしてATMを使用すると
店内で警告音が鳴るシステムも導入しています。
今年は、南箕輪支店と赤穂東支店で、詐欺被害を未然に防いだとして警察から感謝状が贈られています。
振り込みませんべいは、14日と17日の2日間すべての支店の窓口で配布されることになっています。
伊那警察署管内では今年1月から昨日までに5件1525万円の特殊詐欺被害が発生しています。
-
信大のりんごジュース販売
南箕輪村の信州大学農学部の学生が実習で栽培したりんごを使ったジュースが完成し、5日から販売が始まりました。
りんごジュースは、植物資源科学コース・動物資源生命科学コースの2年生が実習の一環で栽培した「ふじ」を使って毎年作られています。
学生たちが摘花などの手入れから収穫までの作業を行いました。
今年は、夏の暑さで日焼けしたり台風の影響で落下や傷がつくなどの被害があったということです。
糖度が高く中身が完熟したものを学生が選別しジュースにしたということです。
信大農学部では「災難を乗り越えた貴重なりんごジュースが出来たので多くの人たちに味わってもらいたい」と話していました。
りんごジュースは、1リットル入りが450円、250ミリリットル入りが200円で、信大農学部の生産品販売所で購入することができます。
-
みはらしいちご 収穫始まる
伊那市西箕輪のみはらしいちご園では、地元の直売所や洋菓子店に出荷するいちごの収穫作業が始まりました。
収穫作業は1日から始まりました。
みはらしいちご園を運営する羽広いちご生産組合の井踏岩夫組合長のハウスでは、まだ数は少ないものの、赤くて大きいいちごが実っています。
この時期はクリスマス用のケーキなどで需要が多くなります。
今年は秋頃暖かい日が多かったため、例年より少し早く実が大きくなったということです。
みはらしいちご園ではいちご狩りをすることができ、今シーズンは来年1月2日からの営業を予定しています。
観光客や地元住民にも人気で、去年は1月から5か月間の営業で、およそ7万人が訪れたということです。
すでに開園初日の予約が入り始めていて、それまでに間に合うようハウス内では準備が進められています。
井踏組合長は「実際にみはらしいちご園に来てもらって、生のいちごの美味しさを感じてもらいたい」と話していました。
みはらしいちご園のいちご狩りは来年1月2日にスタートで、毎年12月中旬頃には年始の予約がいっぱいになってしまうということです。
また、みはらしファームでは元旦に20周年企画も予定しているということです。 -
伸和コントロールズ 無事帰還に感謝
先月11日に国際宇宙ステーションの宇宙実験サンプルを乗せたカプセルが地球に帰還しました。
カプセルに部品が使われた伸和コントロールズ株式会社は、無事の帰還に感謝し、3日に伊那市高遠町の弘妙寺にお礼参りをしました。
この日は幸島宏邦社長らおよそ10人がお礼参りで弘妙寺を訪れました。
伸和コントロールズの部品が使用されたカプセルの乗った国際宇宙ステーションの物資補給機「こうのとり」7号が9月に打ち上げられました。
ステーションの宇宙実験サンプルを格納したカプセルは、先月11日に太平洋の南鳥島近海に着水しました。
着水する際、機体の姿勢を制御するための窒素ガスを噴射するものとパラシュートを開く前のエアバック作動のバルブが伸和コントロールズのものです。
開発責任者の松田幸士さんは「大気圏に突入して、ようやくうちのバルブが起動して、ミッションが成功してとてもうれしい気持ちでした」と話していました。
打ち上げ前に、無事に帰ってくることを、弘妙寺に祈願していたことから、今回お礼参りをしました。
幸島宏邦社長は「ホッとしたというのが一番。うちの部品は目に見える場所にはなく黒子としてだったが、役に立つことができてうれしい」と話していました。
伸和コントロールズでは、今後も航空宇宙事業に取り組んでいきたいとしています。 -
功労表彰の2人が受賞報告
伊那市山寺の小牧文敏さんと阿部凱人さんは、社会体育の分野で功労があったとして、長野県教育関係功労者表彰を、このほど受賞しました。
4日は2人が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞を報告しました。
伊那市山寺の小牧文敏さん(80)は、伊那北高校で甲子園に2度出場した経験を活かし、KOAソフトボール部の監督を経て県のソフトボール協会理事長や副会長を歴任し、現在は顧問を務めています。
ソフトボールの普及や発展に功績があったとして表彰されました。
小牧さんは「本当にうれしく思います。みなさんのおかげで受賞することができました」と話していました。
伊那市山寺の阿部凱人さん(77)は、伊那北高校卓球部で松商学園を破り県大会で優勝するなどの経験を活かし、県卓球連盟の副理事長や上伊那卓球連盟の理事長などを歴任し、現在は会長を務めています。
卓球を通じて社会体育の振興に寄与したとして表彰されました。
阿部さんは「周りのみんなの支えがなければここまで続けてこられなかった。本当に感謝しています」と話していました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では他に、伊那市富県の北澤喜宏さんが学校教育功労を、伊那市境の前沢慈名さんが学校保健功労を受賞しています。 -
初心者歓迎 女子児童ソフト教室
初心者でも気軽にソフトボールを体験してもらおうと、女子小学生対象の教室が2日から伊那市の伊那公園屋内運動場で始まりました。
市内の女子小学生でつくる、アルプスい~なちゃんソフトボールクラブのメンバーと、初心者9人が参加し2月までの冬の期間ソフトボールの基礎練習を行います。
初回のこの日は、キャッチボールを中心に行い、初めての子ども達は、ボールの投げ方を教わりました。
練習では「投げる方向に足を向けるようにしましょう」と説明を受けていました。
あるスタッフは「9年後に伊那市で開かれる国体のソフトボール競技に向けて、少しでも選手が増えればうれしい」と話していました。
教室は年末年始を除く来年2月までの日曜日に開かれ、当日参加もできるということです。
【詳しくは】伊那市教育委員会スポーツ振興課78-4111 -
南部小学校しめ飾りづくり
南箕輪村の南部小学校の全校児童は4日、正月用のしめ飾りを地域住民や保護者と一緒につくりました。
この日は、学校でボランティア活動を行う「ふくろうの会」のメンバー30人が学校を訪れ、児童たちにしめ飾りの作り方を教えました。
南部小学校では20年以上前から毎年、正月用のしめ飾りづくりを全校で行っています。
使ったワラは、5年生が米作りで育てたもので、地区ごと教室に分かれて親子で作りました。
しめ飾りは、各家庭の玄関に飾るということです。
南部小学校では「保護者も積極的に参加することで世代を超えて作り方を覚えられる。地域の人と触れ合いながら伝統文化の継承を大切にしていきたい」と話していました。 -
中国人留学生と餃子づくり
南箕輪村の信州大学農学部に留学している中国からの留学生と餃子を作って交流するパーティーが4日、伊那市の西箕輪公民館で開かれました。
この日は、中国からの留学生、金根さんと謝騁昊さんの2人を迎えて15人が餃子作りをしました。
主催した伊那日中友好協会は、日本と中国になじみ深い料理「餃子」を通して両国の交流を深めようと、伊那餃子会の協力のもと去年から行っています。
地元産の野菜を使った具を、皮で包んで焼いたり茹でたりしました。
作りながら、お互いの食文化の違いなどを話していました。
伊那日中友好協会では「文化の違いや共通点を、食を通して知ることができた。これからも交流の輪を広げていきたい」と話していました。 -
上伊那が舞台の映画 来年9月上映へ
伊那市出身のタレント成美さんらでつくる信州フィルムパートナーズは、上伊那8市町村を舞台にしたふるさとシネマの上映を、来年9月に行います。
3日は、映画についての記者会見が開かれ、成美さんの他監督・脚本を手掛ける岡本英郎さんが概要を説明しました。
映画のタイトルは「霊犬戦士ハヤタロー」で、駒ヶ根市の光前寺をはじめ高遠城址公園やもみじ湖、大芝高原など上伊那8市町村で撮影を行います。
主人公は、JA上伊那の伝説保存課に勤めることになった女性です。その女性の周りで、700年前に霊犬早太郎が封印した妖怪が甦るというものです。
岡本さんは、ゴジラやモスラ、ウルトラマンなどのデザイナーとして活躍していて、特撮ものを得意としています。
キャストは現在調整中で、エキストラについては今月中に一般オーディションを行います。
成美さんら信州フィルムパートナーズは、地元の企業などから資金調達などを行っていて協力を呼び掛けています。
その他、地元で活躍する歌手の湯澤かよこさんとふかせひとひろさんが手がけた歌を、地元の子ども達でつくる「早太郎合唱団」が歌います。
撮影は一部始まっていますが、来年4月から本格的に行います。
上映は9月を予定していて、全国各地で上映するという事です。 -
箕輪町議会と南箕輪村議会が開会
箕輪町議会と南箕輪村議会の12月定例会が3日開会しました。
箕輪町議会には4億7,900万円を追加する一般会計補正予算案など9議案が提出されました。
箕輪町議会は10日と11日に一般質問、17日に委員長報告と
採決が行われます。
-
障害者の手づくり製品を販売
上伊那の障がい福祉事業所で作られた製品の販売会が3日から伊那市の伊那合同庁舎で始まりました。
会場には障がい福祉事業所の利用者が手づくりした布製品や木工品などが並び訪れた人たちが買い求めていました。
販売会は3日から始まった障害者週間に合わせて開かれているもので上伊那の12の事業所が参加しています。
障害者週間は国民がその活動に理解を深めるとともに障害者に積極的に社会参加をしてもらおうと定められたものです。
販売会を開いた伊那保健福祉事務所では「事業所の製品を多くの人たちに知ってもらい収益の向上につなげたい」と話していました。
障がい福祉事業所による手作り製品の販売会は7日まで正午から午後1時の間、伊那合同庁舎で開かれています。
-
年末交通安全運動はじまる
31日までの年末交通安全運動に合わせて、伊那警察署などは開始式を3日、伊那市役所で行いました。
3日は、雨のため庁舎内で出発式のみを行いました。
子どもと高齢者の交通事故防止を運動の基本に、夕暮れ時と夜間の交通事故防止と飲酒運転の根絶を重点としています。
伊那署管内では、人身事故は去年の同じ時期に比べて58件少ない238件、死者は同数の5人となっています。
伊那市では、人身事故、けが人ともに減少していますが、死者は3人と2人多くなっています。
この死亡事故では、若者や中高年が亡くなっています。
年末交通安全運動は31日月曜日まで行われます。 -
天神山古墳からの出土品を市に寄贈
119年前に発見された伊那市美篶笠原の天神山古墳の出土品が、創造館に3日に寄贈されました。
3日は、長年出土品を管理してきた吉祥寺の前住職坂田徹恩さんと櫻井準笠原区長が創造館を訪れ、出土品を寄贈しました。
寄贈されたのは、119年前の明治32年に見つかったものです。
金環と呼ばれる金箔が施されていた耳飾りや勾玉、鉄の刀、古墳時代から平安時代まで生産されていた須恵器と呼ばれる土器など、分かっているだけで24点です。
天神山古墳があるのは、笠原の信号機から南東に400メートル進んだ場所です。
明治32年に、笠原村の住民が巨大な1枚岩を石垣にしようとこの場所を掘ったところ、それが石棺の蓋だったため、中にある人骨や出土品を発見することとなりました。
昭和27年には、当時の美篶村が村史の作成のため再発掘し、新たに勾玉などがでてきました。
これまで、古墳の近くにある吉祥寺が誰でも見学できるようにガラスケースに入れて管理していましたが、より多くの人に見てもらおうと所有者である区と相談し、寄贈されることになりました。
創造館の濵慎一学芸員は、98年前に撮影された写真と見比べ「出土品が当時と同じ状態で残っているのは大変珍しい。土器の形から6世紀後半から7世紀始めのものの可能性が高い」と話していました。
創造館では、来年2月にこれらの出土品を展示した特別展を開く予定です。