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東春近公民館講座「童謡唱歌を楽しむ会」
伊那市東春近の公民館講座「童謡唱歌を楽しむ会」の練習が、28日に行われました。
28日は、メンバー19人が集まり季節の曲を中心に歌いました。
「童謡唱歌を楽しむ会」は、平成14年度から始まり、今年度で16年目の講座です。
現在33人が所属していて、毎月第4月曜日に練習をしています。
年に2回地域の行事で歌を披露していて、現在は3月2日に公民館で開かれる演奏会に向け練習に励んでいます。
最高齢の90歳の女性は、「声を出す、ページをめくるなど1つひとつのことが健康のためだと思っている。長く続けていきたいと話していました。 -
県議選 告示まで2か月
定数2の上伊那郡区には新人1人と現職1人の合わせて2人が出馬を表明しています。
共産党の新人で南箕輪村南殿の山崎健志さん58歳。
上伊那医療生活協同組合の総務部長です。
自民党の現職4期目で辰野町宮木の垣内基良さん69歳。
平成29年3月から1年間県議会議長を務めました。
県議選は3月29日告示。4月7日投開票となっています。
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県議選 告示まで2か月
任期満了に伴い3月29日告示4月7日投開票の県議選の告示まで29日で2か月となります。
これまでに出馬を表明している立候補予定者を選挙区別に表明順で紹介します。
定数2の伊那市区にはこれまでに現職の2人が出馬を表明しています。
自民党の現職5期目で伊那市西町の向山公人さん76歳。
平成28年3月から1年間県議会議長を務めました。
自民党の現職1期目で伊那市東春近の酒井茂さん66歳。
県議会環境産業観光委員会副委員長です。
伊那市区では日本共産党上伊那地区委員会が候補者擁立を決め
31日に記者会見を開き候補者を発表するとしています。
これにより定数2の伊那市区は選挙戦となる見通しです。 -
性同一性障害など性的少数者を理解する研修
心と体の性が一致しない性同一性障害など性的少数者を理解するための研修会が28日伊那市役所で開かれました。
講師を務めた長岡春奈さんは59歳で男性として生まれましたが心は女性の性同一性障害で7年前に性別適合手術を受け戸籍上も女性となっています。
現在は松本市教育委員会嘱託職員として働くかたわら、同じ悩みをもつ当事者や家族に対する支援活動を行っています。
講演では「性同一性障害の現状と課題、当事者の生き難さ」という演題で話をしました。
長岡さんは自分の苦悩を理解してもらえずいじめを受けた体験をもとに話をしました。
この研修会は性同一性障害など性的少数者の人たちの人権保護のために正しい知識を知ってもらおうと伊那市が職員などを対象に開いたものです。
伊那市では去年市議会で「性的少数者の人権保護と認知教育の充実の請願」が採択されていて、今後も市民対象の講演会などを開き正しい知識を深めるための取り組みを行っていくということです。
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顔の見えるつながりで連携強化
上伊那で切れ目のない医療と介護・看護体制の構築を目指し、多職種連携について考える「医療・介護多職種連携ミーティング」が27日、伊那市役所で開かれました。
ミーティングには、病院関係者やケアマネジャー、市町村職員などおよそ130人が参加しました。
参加者は、聖路加国際大学の山田雅子教授の説明を聞きながら、20の班に分かれてグループワークを行いました。
最初に、班ごと医療介護や看護サービスで、地域に足りないものについて話し合いました。
参加者からは、ケアマネジャーや総合診療の医師が足りないなどの意見が出ていました。
山田さんは「持っている資源を使ってどうやりくりすれば10年後に幸せな地域になるのか。足りないものだけでなく、今の介護・看護が本当に必要なものかどうかを考えていく必要があります」と話していました。
ミーティングは、昨年度から上伊那地域で導入された、病院や介護施設などの統一の入退院時の連携ルールをより良いものにしようと、今回初めて開かれました。
上伊那地域在宅医療・介護連携推進事業研究会の北原敏久会長は「顔の見える関係づくりを進めることで、今後の連携強化につなげていきたい」と話していました。 -
冬の晴れ空の下 凧揚げ大会
昔ながらの冬の遊び「凧揚げ」を地域の子ども達に楽しんでもらおうと27日、伊那市の天竜川河川敷でで「春近子ども凧揚げ大会」が開かれました。
子ども達は、この日のために整備された河川敷で、手作りの凧や市販の連凧などを揚げていました。
この日は晴天に恵まれたものの会場周辺は風が弱く、子ども達は悪戦苦闘しながら凧を揚げていました。
イベントは、子ども達に昔ながらの冬の遊びを楽しんでもらうとともに、東西春近で交
流の輪を広げてもらおうと去年か始まりました。
実行委員会の唐木一平委員長は「外で遊ぶことが少なくなってきた中、自分たちでつくった凧で競い合ってうまい子が教えてあげる。そうなってくれば交流の輪も広がっていくと思う」と話していました。
会場となった天竜川と三峰川合流点の河川敷には、東西春近の子どもとその保護者、およそ200人が集まり、凧揚げを楽しんでいました。 -
まちなかJapan+コンサート
東京で活動する若手の箏や尺八演奏家と上伊那の邦楽愛好者によるコンサート「まちなかJapan+」が27日伊那市のいなっせで開かれました。
「まちなかJapan」は舞台から飛び出して不特定多数の人たちに邦楽に親しんでもらおうと活動している若手グループです。
伊那での演奏会は去年に続き2回目で、地元からは上伊那を中心に20人余りが出演し演奏を披露しました。
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県議選 垣内さん出馬表明
4月7日に投票が行われる県議選上伊那郡区に辰野町宮木の現職 垣内基良さんが出馬する事を27日、正式に表明しました。
後援会からの出馬要請を受け垣内さんは「皆様方に支えられ5期目に向かい県議選を戦っていきたい。なんとかして勝っていきたいので、今まで以上の支援をお願いします」と話していました。
27日箕輪町の伊那プリンスホテルで開かれた県政報告会で垣内さんが正式に出馬を表明しました。
垣内さんは「防災を含む、災害に強い地域作り」や「中山間地の農地を守る事」などを県に提言していきたいとしています。
垣内さんは辰野町出身の69歳で、平成11年の県議選に初当選し現在4期目です。
党派は自民党県議団で平成29年3月から1年間県議会議長を務めました。
定数2の県議選上伊那郡区にはこれまでに南箕輪村の共産党の新人・山崎健志さんが出馬を表明しています。
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今年の無事故を祈願
箕輪町交通安全祈願祭が26日町内で開かれ、関係者が交通事故撲滅を願いました。
会場には箕輪町交通安全協会や町関係者などおよそ120人が集まりました。
箕輪町安協の上島順一会長は、「交通事故が起きないよう安全意識の普及を行い、事故撲滅を図っていきたい」と誓いました。
箕輪町内では去年、死亡事故がなかったということで、町安協では「今年も死亡事故がおきないよう祈っています」と話していました。
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箕輪町 お年玉付き年賀カード当選者発表
箕輪町の広報誌「みのわの実」の1月号に折り込まれていた、お年玉付き年賀カードの当選番号が発表されました。
当選番号は、みのわの実の2月号に掲載されています。
お年玉付き年賀カード企画は、箕輪町をPRするみのわファンクラブへの加入を促進しようと、今回初めて行われました。
9700世帯に配布され、24日現在、新たに15人が加入しました。
当選すると1等はながたの湯回数券が3人に、2等は今回の企画で作られたオリジナルトートバックが30人に、3等は、ロゴ入りボールペンです。
オリジナルトートバックは、3種類から好きなものを選ぶことができます。当選していた場合、箕輪町役場でカードと景品を引き換えることができます。
箕輪町では、さらにファンクラブへの加入を呼びかけたいとしています。
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中学生が雅楽に親しむ
伊那市の春富中学校で日本古来の音楽、雅楽の演奏会が25日開かれました。
春富中学校では3年生が音楽の授業でリコーダーや太鼓を使い雅楽に取り組んでいます。
演奏会は生の演奏を聞きより親しみを持ってもらおうと春富中学校が開いたものです。
演奏したのは上伊那の神職でつくる伊那雅楽会です。
メンバーは介護施設や地域の文化祭、イベントなどで演奏しその普及に努めています。
本格的な演奏を聞いた生徒たちは「指揮者がいないにもかかわらず音が合い、舞いも一体化していた。生演奏を聞くのは初めてだったので貴重な経験になった。」と話していました。
伊那雅楽会楽長の花畑樹彦さんは「雅楽は音楽の教科書に記載されている一方で演奏を聞く機会はあまりありません。日本の心を支える大切なものとして伝えていきたいです。」と話していました。
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南箕輪村公民館講座が餅つき
南箕輪村公民館の「健康にいい講座」の受講生は、26日に上伊那産の白毛餅を使って餅つきをしました。
26日は、白毛餅7.5キロを用意し交代でついていきました。
村公民館の「健康にいい講座」では、今年度文化財ウォーキングや健康体操など健康について学んできました。
最終回の節目として、今回初めて餅つきをしました。
ついた餅は、きな粉やゴマ、大根おろしをつけて食べたということです。 -
高校生がザザムシ漁を体験!
上伊那地域の高校生は26日、冬の伊那谷の風物詩ザザムシ漁に挑戦しました。
26日は、上伊那農業高校の生徒7人が伊那市山寺の天竜川の浅瀬でザザムシ漁を体験しました。
伊那谷の昆虫食の価値や魅力を県内外に発信していこうと上伊那地域振興局が企画したもので、地域の高校生に声をかけました。
ザザムシは、カワゲラやトビゲラなどの幼虫の総称です。
高校生は、地元の漁師3人から指導を受けながら、石の裏にいるザザムシをとっていました。
途中、佃煮にしたものを生徒が味見していました。
中には初めて食べる人も。
上伊那地域振興局では、今回の高校生によるザザムシ漁体験を皮切りに、東京の銀座NAGANOで昆虫食の試食販売会を開く他、2月17日には伊那市創造館でシンポジウムを企画しています。
上伊那地域振興局では、昆虫食文化を切り口に地域の食や風土、環境を紹介する本を今年度中に出版する計画です。
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無量寺で福ますの準備
箕輪町北小河内の無量寺で、2月3日の節分で使う福ますの準備が、25日に行われました。
25日は、無量寺の中川弘道住職がヒノキの一升桝に幸せを願う「福」と健康長寿を願う「寿」の文字を書きました。
福ますは、2月3日の福豆まきで年男が使います。
今年は、当日が日曜日のため例年より10個ほど多い70個を用意しました。
中川住職は、「一筆ひと筆心を込めて書いたので、当日は多くの人に足を運んでもらいたいです」と話していました。
当日は、午後3時から護摩祈祷会が、午後4時から福豆まきが行われます。
豆まきでは、福だるまなどが当たる引換券も合わせて投げられることになっています。 -
伊那市 国保税平均で11.1%引き上げへ
伊那市の白鳥孝市長は、市の国民健康保険運営協議会に対し、来年度からの国保税を11.1%引き上げる改定案を、25日に諮問しました。
25日は、市役所で協議会が開かれ、白鳥市長が白鳥敏明会長に引き上げについて諮問しました。
諮問内容は、来年度の被保険者1人あたりの税額を今年度の平均10万4,567円から11.1%引き上げ、額にして1万1,627円増の10万6,194円とするものです。
また、低所得者への負担軽減を考慮し、国保税の算定方式を変更します。
市では、平成26年度以降の財源の不足分を一般会計から繰入れています。
現行税率では、来年度の繰入額はおよそ2億4千万円となる見通しですが、改定した場合およそ7,500万円に減少するとしています。
委員からは、消費増税を見据え反対する意見もありましたが、「やむを得ない」とし改定案を了承しました。
答申は、31日に行われます。 -
障がい者の芸術活動PR
4月に南箕輪村内に障がい者の就労支援施設を開所する伊那市のNPO法人・樹は、県内の障がい者でつくる「楽団ケ・セラ」を招き伊那市内でコンサートを開きました。
コンサートではアニメソングやJPOPなど10曲ほどを披露し、訪れた人たちは曲に合わせ手拍子をしていました。
楽団ケ・セラは2002年に松本市で発足し、音楽活動で就労支援をしています。
メンバーの給料は、演奏の報酬が充てられていて、学校や公民館などで年間40本のコンサートを行っています。
NPO法人・樹(き)が南箕輪村に開所する施設では、農産物加工や薪づくりに加え、音楽や絵画、陶芸など芸術活動も行う計画です。
今回のコンサートは、障がい者の可能性を広く知ってもらおうと企画されました。
NPO法人・樹が運営する障がい者の就労支援施設は広域農道の大萱信号機近くに4月1日に開所する予定です。
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西箕輪上戸で林野火災
26日午後4時15分頃、伊那市西箕輪上戸で林野火災が発生しました。
上伊那広域消防本部によりますと火災が発生したのは梨ノ木公民館から500メートル程離れたグラウンドです。
下草を焼き、午後5時20分に鎮火しました。
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遠照寺で火災訓練
1月26日は文化財防火デーです。
これに合わせて伊那市教育委員会は、釈迦堂が国の重要文化財に指定されている高遠町の遠照寺で火災訓練を行いました。
訓練には、遠照寺の住職や檀家など16人が参加しました。
墓地で線香の火が枯草などに移り燃え広がったとの想定で行われました。
火災が発生したことを遠照寺の松井教一住職が消防署に通報し寺にいた地域住民を屋外へ避難させていました。
文化財防火デーは、世界最古の木造建造物である奈良県の法隆寺金堂で昭和24年1月26日に火災が発生したのを契機に制定され、今年で65回を数えます。
釈迦堂の前では消火器を使い初期消火の訓練が行われました
指導した消防署の署員は、「離れた場所から放水し、徐々に火元に近づいて火を消すようにすると良い」などとアドバイスしていました。
教育委員会では、火災に限らず不足の事態に対応できるよう今後も様々な訓練を行っていきたいとしています。
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マイクロプラスチックについて講演会
海洋生物への悪影響が問題となっているマイクロプラスチックをテーマにした環境講演会が25日伊那市の伊那合同庁舎でひらかれました。
マイクロプラスチックは直径5ミリ以下のプラスチック片のことで魚やウミガメなどがエサと間違えて食べたりケガをするなど問題となっています。
講演会では東京理科大学の二瓶泰雄教授が「河川のマイクロプラスチック」という演題で話をしました。
二瓶教授は「陸が発生源のプラスチックが川を流れて小さくなり
それが海の生物に悪影響を与えている。海のごみの問題はわがこととして考えなければならない。」と指摘しました。
またマイクロプラスチックが水中の汚染物質を吸着しそれを食べた魚を人間が食べるとリスクがあり危険だとしてうえで、「今すぐ対策をしないと影響が後世まで残ってしまう。」と話していました。
講演会は消費者の会などでつくる豊かな環境づくり上伊那地域会議が開いたもので会場には約50人が集まりました。
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新庁舎の位置や規模など研究結果まとまる
新しい庁舎の機能や規模、位置などについて議論してきた高遠町総合支所庁舎あり方研究委員会は現在の総合支所の機能を維持したうえで住民の交流の場となる施設が望まれるとする研究結果をまとめました。
24日研究委員会の会合が高遠町総合福祉センターで開かれ研究結果のまとめが承認されました。
それによりますと位置については旧総合支所がある場所、または
その周辺としています。
また規模については総合支所の機能が実現でき会議室や多目的ホールを備えた庁舎としています。
機能、役割として交流・コミュニティ、防災・災害対応、子育て支援、移住者支援、観光案内が提案されています。
高遠町総合支所庁舎あり方研究委員会は新たな支所庁舎の建設に向け調査、研究を行うため高遠町地域協議会に設置されたもので委員およそ30人で構成されています。
研究結果のまとめは白鳥孝伊那市長に報告され新たな総合支所庁舎建設の参考となります。
今後は検討委員会が設置され新庁舎建設に関する具体的な検討に入るということです。
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夜光反射材で交通事故防止
歩行者の交通事故防止のため夜光反射材の着用を呼びかける県下一斉の啓発活動が24日伊那市のJR伊那市駅前などで行われました。
この啓発活動は今年に入り伊那市を含む県内の交通死亡事故がきのう現在3件発生していることから長野県警などが県内22か所で行ったものです。
伊那市では伊那警察署署員や伊那市交通安全協会の会員などおよそ15人が靴に貼るタイプの反射シールを配り交通事故防止を呼びかけました。
反射シールは靴のかかとの部分に貼るもので車のライトがあたると光が反射するようになっています。
3件の交通死亡事故は60代から80代の歩行者が車に跳ねられたもので早朝か夜間の人が見えにくい時間帯に発生しています。
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ごみ処理基本計画 今月答申へ
上伊那広域連合廃棄物政策審議会は、ごみの資源化や減量化などを効果的に進める第5次ごみ処理基本計画をまとめました。
25日は、伊那市のいなっせで廃棄物政策審議会が開かれました。
第5次ごみ処理基本計画の期間は2019年度から2028年度までの10年間で、審議会では2年間かけて策定してきました。
計画では1人1日あたりの家庭ごみの排出量の目標を来年度は462g、また2028年度には438gにするとしています。
年間の事業ごみの排出量目標は来年度の8,497トンから2028年度は8,239トンにするとしています。
第5次ごみ処理基本計画は、今月中に上伊那広域連合長の白鳥孝伊那市長に答申することになっています。
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前田博さん 欧州風景展
南箕輪村中込の前田博さんのヨーロッパの風景を描いたスケッチ画展が、村内の喫茶店で開かれています。
会場には、25点の作品が並んでいます。
現在71歳の前田さんは、20代の頃から趣味で絵を描きはじめ、現在は伊那美術協会や信州美術会の会員になっています。
30代頃からは、仕事で扱っていた鉄をヒントに機械や機関車の絵を描いてきました。
60代からは、チェコやオーストリアなどのヨーロッパへ足を運び、スケッチ画を描いています。
こちらの作品は、チェコのフルシツェ村で描いた作品です。
目の前に広がる歴史ある雄大な景色を、どう表現するか試行錯誤しながら描いたということです。
前田さんは「描く人にしか分からない充実した心地を楽しみながら作品を仕上げた。日本とは違う海外の風景の魅力を感じてもらいたい」と話していました。
前田博さんのスケッチ画・洋画展は、31日までコーヒー&ギャラリーなごみの樹で開かれています。
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弥生時代前期の壺など出土
今から2500年前の弥生時代前期に稲作に使ったとされる壺などが、伊那市野底の大久保遺跡で発掘されました。
東海地方から長野県へどのように弥生文化が伝わったかが分かる貴重な資料だということです。
こちらが、大久保遺跡から発掘された壺と石包丁です。
壺には、何本かの横線と丸い模様があり、これは弥生文化の始まりと広がりを示す「遠賀川系土器」だということです。
壺には大事な種もみを入れていて、一緒に出土した石包丁は稲を切るために使われたとの予想ができるということです。
また、この他に見つかった土器のうち、東海系の土器片も出土したことから、東海地方から天竜川を沿って長野県に稲作文化が広がったことにも繋がるということです。
24日は、報道機関向けの説明会が現地で開かれ、伊那市創造館学芸員の濵慎一さんが、土器について説明しました。
現在行われている国道153号伊那バイパスの道路建設工事に合わせて、市教育委員会では去年7月から大久保遺跡の発掘調査を始めました。
去年11月に、貯蔵穴として使われた土坑や土器が見つかったということです。
濵さんによりますと、弥生時代前期の土器が見つかるのは伊那市では初、上伊那では中川村の苅谷原遺跡に次いで2例目だということです。
今回出土した壺は今後、割れているものを組み合わせて復元させ、研究を進めるということです。 -
インフル流行拡大で注意喚起
県は、インフルエンザの流行拡大を受けて、医療機関や小中学校などに、注意喚起と予防策の徹底を、23日に通知しました。
特に子どもや高齢者は重症化しやすい傾向にあることから注意を呼びかけています。
1月14日~20日までの1医療機関あたりの県内のインフルエンザ患者数は58.09人で、前の週の43.87人からおよそ1.3倍となっています。
県によりますと、1週間の届け出数は、過去5年で最も多いということです。
上伊那も55.13人で、流行は急速に拡大しています。
13日には、北信地域の小学4年生の男子児童が、インフルエンザに感染した後、インフルエンザ脳症で亡くなっています。
これを受け県では、医療機関や高齢者施設などの福祉関係機関、保育園・幼稚園、小中高校などに注意喚起と感染予防策の徹底を通知しました。
小まめな手洗いやアルコール消毒を徹底し、不要不急な外出は避けること。
具合が悪くなったら早めに医療機関を受診し、インフルエンザと診断されたら学校や職場は休むことなどを呼び掛けています。
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JA上伊那農業振興大会 スマート農業学ぶ
JA上伊那の農業振興大会が24日、本所で開かれ、組合員がスマート農業について学びました。
大会では、農業のコンサルタント業務を行う会社の担当者が話をしました。
スマート農業とは、ロボット技術や情報通信技術を使って省力化、精密化などを図る農業のことです。GPSの走行システムで自動的に田植えを行ったり、アシストスーツで収穫物の積み下ろしなどの重労働を軽くするといったものがあります。
部分的には、活用されているものもあるということですが、最終的には、トータルで管理できる営農システムの確立が目指されているということです。
コンサルタント会社の担当者は、「伊那のような中山間地は、営農管理システムを使った効率の良い農業が必要だ」と話していました。
JA上伊那農業振興大会は、毎年この時期に開かれていて、180人が参加しました。
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箕輪町の観光PR動画 完成
箕輪町観光協会は、町内の風景を撮影した観光プロモーションビデオを作成しました。
春から秋までの風景をとらえた6パターンがあり、動画サイトに今日からアップしているほか、イベントなどで活用していきます。
公開されている動画は、春は箕輪天竜公園や権現桜など桜の名所、夏は新緑の町の風景や手筒花火、秋は赤そばを取り上げています。
映像はドローンも活用して撮影しています。
動画は、基本となる3分、短編の1分のほか、長編の9分など6パターンあります。
24日は、箕輪町の定例記者懇談会が町役場で開かれ、動画の視聴が行われました。
箕輪町が、観光を全面に押し出したプロモーションビデオを制作するのは今回が初めてで事業費は40万円ほどとなっています。
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箕輪町長 合唱ダブル日本一快挙に喜ぶ
箕輪町の箕輪中部小学校と箕輪中学校がこども音楽コンクールの全国審査でともに最高賞の文部科学大臣賞を受賞したことについて、白鳥政徳町長は、「快挙でありがんばってくれた子どもたちにエールを送りたい」と話しました。
24日、箕輪町役場で開かれた定例記者懇談会で白鳥町長はこのように話しました。
箕輪町では、来週にも庁舎に懸垂幕を掲げて快挙を祝います。
また、できれば保護者などを招き発表会を開きたいとしています。
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インフルエンザ 警報レベル
上伊那の1医療機関あたりのインフルエンザ患者数は55.13人で、依然として警報レベルの30人を大きく上回っています。
県の発表によりますと、上伊那の今月14日から20日までのインフルエンザ患者数は1医療機関あたり55.13人で前の週の44.25人を上回っています。
大町を除く10の保健所で警報基準を上回っています。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内の小中学校では23日現在、伊那市の小学校で3校9クラスが学級閉鎖、中学校はありません。
箕輪町の小中学校で学級閉鎖はありません。
南箕輪村は小中学校1クラスずつとなっています。
伊那保健福祉事務所では感染予防として石鹸でこまめに手を洗うこと。
十分な休養とバランスの取れた栄養摂取を心がけること。
乾燥しやすい室内では加湿器などを使って適切な湿度を保つこと。
人混みに出かけることを避けやむを得ず出かける場合はマスクを着用することなどを呼び掛けています。 -
上農生 大芝パンフ作成
南箕輪村の上伊那農業高校の3年生が制作した「大芝高原」のパンフレットが完成しました。
生徒が作ったパンフレットです。
大芝荘やセラピーロード、味工房などを紹介する7種類を作りました。
23日はパンフレットを制作した3年生が大芝高原の味工房を訪れ、職員を前にプレゼンテーションを行いました。
生徒達は「大芝の湯は、季節の風景も楽しめる空間だ」「セラピーロードは上伊那には大芝しかない」など、大芝の売りを説明していました。
上農の生徒は、情報処理の授業の一環で去年11月から現地での聞き取りや写真撮影を行い、制作を進めてきました。
パンフレット作りでは字を大きくするなどの工夫をしたという事です。
生徒達が作ったパンフレットやプレゼンテーションの資料は、しばらくの間、大芝高原内に展示されるという事です。