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今年の世相反映 変わり雛
南箕輪村神子柴の岩月人形センターで今年の世相を反映した変わり雛5点が展示されています。
メジャーで活躍した大谷翔平選手と全米オープンテニスで優勝した大阪なおみ選手の「Oh!ニッポン半端ないって雛」
高円宮家三女の絢子さまと会社員の守屋慧さんの結婚を祝う「ご慶事雛」
音楽で平成を彩った、安室奈美恵さんと小室哲也さんの「さよなら平成雛」
夏の台風の迷走や記録的な猛暑など異常気象に翻ろうされた「特別警戒の夏雛」
がんの免疫治療法の研究でノーベル賞を受賞した本庶佑さんと妻の滋子さんの「ノーベル賞受賞雛」の5点が展示されています。
変わり雛は東京上野の人形メーカーが昭和21年から毎年製作し今年で74回目の展示となります。
岩月人形センターの先代のオーナーがこの会社で修行した事が縁で変わり雛を展示しています。
島尾和男社長は「かわり雛をみて1年を振り返るきっかけにしてもらいたい」と話していました。
変わり雛は来年の3月3日まで展示されています。
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セブンイレブン伊那笠原店で特殊詐欺防止で感謝状
伊那警察署は特殊詐欺被害を未然に防いだとして伊那市美篶のセブンイレブン伊那笠原店に、13日感謝状を贈りました。
伊那笠原店が詐欺被害防止で表彰されるのは今回で2回目で、伊那署は、「あなたの街のサギ防止優良店」に認定しました。
13日は、伊那警察署の駒村公孝署長が、セブンイレブン伊那笠原店を訪れ、店長の児玉龍亮さん、詐欺を未然に防いだ田中美雪さんらに感謝状と、「あなたの街の詐欺防止優良店」認定証を手渡しました。
田中さんは先月27日に接客中、伊那市に住む50代の女性が30万円相当の電子マネーを購入しようとしました。
不審な点が見られたため、用途を聞いたところ、「ショートメールがきてこのままだと裁判になってしまう」と話す女性をなだめ、警察に通報し、駆けつけた警察官と話して女性は詐欺であることに気づきました。
警察官が駆け付ける間にも、ひっきりなしに女性の携帯電話に着信があったということで、通報した店の電話で警察官が女性を説得していたということです。
また、伊那笠原店は、去年6月にも、特殊詐欺被害を未然に防いでいて、今回「あなたの街の詐欺防止優良店」に認定されました。
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満光寺で松が冬の装い「雪吊り」
伊那市高遠町の満光寺で、松の枝を雪から守る冬の風物詩・雪吊りが行われました。
満光寺の境内では、箕輪町の小池造園が縄を張って枝を守る雪吊りの作業を行っていました。
一目見ると極楽に行けるといわれる極楽の松には3本の支柱を立て守ります。
景観的な美しさとともに、枝を守るための実用性を兼ね備えているということです。
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第57回上伊那高等学校美術展
上伊那8校の高校の美術クラブの生徒たちの作品が並ぶ第57回上伊那高等学校美術展が伊那文化会館で開かれています。
会場には、駒ヶ根工業高校を除く上伊那8校の高校の生徒74人の作品が並んでいます。
1・2年生が主体ですが、3年生が出品している高校もあります。
自画像や身近にあるもの、空想の世界などを描いた油絵や水彩画、デザイン画などが並びます。
また、演劇部の舞台のために制作した階段や、オブジェ、切り絵で作った立体アートなども並びます。
指導教諭は、「高校生が今の自分たちの心象を表している。高校生の内面を代弁している」と話していました。
この第57回上伊那高等学校美術展は16日(日)まで伊那文化会館で開かれています。
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村議会 懲罰特別委員会設置
3日の南箕輪村議会の福祉教育常任委員会で山﨑文直議員が不適切発言を行ったとして、大熊惠二議員と唐澤由江議員が提出した懲罰動議について12日開かれた南箕輪村議会で審議されました。
挑発動議の提出を受け村議会は懲罰特別委員会の設置を決め、13日処分が決定する予定です。
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伊那まつり8月3日・4日開催
伊那まつり委員会がきょう伊那市役所で開かれ、来年の伊那まつりは8月3日と4日に開催される事が確認されました。
12日は伊那市役所で伊那まつり委員会が開かれ、来年度の第62回伊那まつりの日程が確認されました。
開催日は例年どおり8月の第一土曜日と日曜日の8月3日・4日で確認され、祭りの内容については今後、実行委員会で詳細を決めていくとしています。
委員会ではこの他に、今年の伊那まつりについて反省が行われました。
市民おどりでの熱中症対策の検討や、花火の市民からの協賛金について各区への周知期間が短かった事が報告されました。
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伊那ファイターズ第38期生が卒団
伊那市の中学生の硬式野球チーム、伊那ファイターズ第38期生の卒団式が9日、箕輪町の伊那プリンスホテルで行われました。
卒団式では修了証が団員一人一人に手渡されました。
第38期生は伊那市が7人、南箕輪村が1人、辰野町が1人、
岡谷市が1人の、合わせて11人です。
送辞で西村樹主将は「先輩のプレーがお手本であり目標でした。
誰よりも野球が上手くなりたいと練習する姿は誇りに思います。」と話していました。
卒団生を代表して宮澤樹君は「ともにプレーした仲間と勝った喜びや負けた口惜しさを分かち合えたことは大切な思い出です。
高校ではよきライバルとして甲子園をかけて戦うことを楽しみにしています。」と話しさらなる飛躍を誓っていました。
第38期生は夏の大会で全国出場は逃しましたが、あづみ野テレビ杯、長野日報杯で優勝しています。
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年末年始を前に消防特別査察
年末年始にかけて買い物客が増える商業施設などの防火対策を確認する消防の特別査察が12日、伊那市内で行われました。
12日は、上伊那広域消防本部と伊那消防署の署員3人が、伊那市美篶のホームセンターコメリハード&グリーン伊那店を訪れ、施設担当者と一緒に店内を見て回りました。
署員らは、消火器が設置されているか、また避難経路がきちんと確保されているかなどを確かめていました。
他には、併設する灯油販売所では、適切に施設管理がされているかを確認しました。
署員は、薄れてしまっていた掲示板にタンクに入っている内容物を明記するよう指導していました。
伊那消防署によりますと、この店では特に問題がなかったということですが、この時期は商品の在庫が増えるため通路に物が置かれ避難の妨げになるケースもあるということです。
コメリハード&グリーン伊那店では「安全で安心な店づくりを継続していきたい」と話していました。
上伊那広域消防本部では、来週までに管内13の商業施設などを対象に査察を行います -
信大 山ぶどうワイン販売
信州大学農学部の学生が栽培した山ぶどうを使ったワインが完成し12日から販売が始まりました。
南箕輪村の信大農学部生産品販売所で12日からワインの販売が始まりました。
ワインに使われている山ぶどうは、植物資源科学コースの2・3年生が実習の一環で栽培したものです。
およそ40アールの圃場で、4月から毎週管理を行い10月初旬に収穫をしました。
今年は山ぶどうにとっては当たり年で、春から初夏にかけて天候が安定した事で房が大きくなり、夏に暑い日が続いた事で実は濃厚で糖度が増したという事です。
およそ4トン収穫し、そのうち2.7トンをワイン用に仕込みました。
信大農学部の山ぶどうワインは全部で2500本完成しました。
価格は720ミリリットル入りが2,200円、360ミリリットル入りが1,300円で、農学部の生産品販売所で購入することができます。
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「信濃の国」彫刻作品を寄贈
県歌「信濃の国」制定50周年を記念して南箕輪村の日戸由視さんが信濃の国の歌詞を彫った作品を12日、南箕輪村のこども館に寄贈しました。
縦50センチ横150センチの彫刻作品で、信濃の国の歌詞が6番まで彫られています。
12日は、こども館で除幕式が行われ、南箕輪小学校の学童クラブの児童およそ90人が参加しました。
寄贈したのは南箕輪村北殿の日戸由視さん83歳です。
日戸さんは以前建築の仕事をしていて平成12年から独学で彫刻を始め、仏像作品を多く作ってきたということです。
作品は、一枚のヒノキの板を使って今年4月から製作をはじめ10月に完成しました。
板に歌詞を並べ、文字を彫りその中に金の絵の具を流し込みました。
歌詞の他に、南箕輪村から見える経ヶ岳や南アルプスなども彫られています。
こども館の清水道\直館長は「学童クラブの時間に信濃の国を歌う機会をつくっていきたい」と話していました。
日戸さんが寄贈した信濃の国はこども館の遊戯室前の廊下に飾られることになっています。
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インフルエンザが流行期に入る
長野県はインフルエンザが流行期に入ったと12日発表しました。
県では今月3日から9日までの1週間に1医療機関あたりの患者数が流行開始の目安となる1人を上回ったことから県内がインフルエンザの流行期に入ったと発表しました。
このことから、かからないようにするために石鹸を使った十分な手洗いやマスクの着用のほかうつさないようにするために具合が悪ければ早めに医療機関を受診するよう呼びかけています。 -
東農大の学生が酒造り学ぶ
東京農業大学の学生2人が、10日から伊那市西町の漆戸醸造で酒造りについて学ぶ実習を行っています。
訪れているのは、東京農業大学応用生物科学部醸造科学科3年の、半田ゆか子さんと野村陽佳(はるか)さんです。
11日は蒸した米や麹などを混ぜる櫂入れ(かいいれ)を体験しました。
タンクの中の温度や成分が均一にする作業で、酵母の発酵を促します。
杜氏の漆戸貴彦さんから「大きい酒蔵では仕込み歌を歌ってリズムや時間を合わせて混ぜています」などと説明していました。
また、製品としての品質チェックで利き酒も体験していました。
半田さんは「実際に体を動かして体験してみることで、お酒造りの苦労や楽しさを学ぶことができる」と話していました。
野村さんは「座学では学ぶことができない体験ならではの研修が出来ています」と話していました。
漆戸醸造の漆戸正彦社長が東農大の卒業生で、毎年学生を受け入れていて、今年で17回目になります。
2人は21日まで、漆戸醸造に住み込みで研修を行う予定です。 -
東箕輪の今後の農業考える
箕輪町東箕輪の農業の現状と課題を把握して、今後の方策について話し合う懇談会が11日、南小河内公民館で開かれました。
懇談会は箕輪町が開いたもので、農業従事者など15人が参加しました。
北小河内、南小河内、長岡でも担い手不足が深刻で、参加者からは「1ヘクタール近くの農園を持つ果樹農家が、担い手がいないためやめたいと言っている」、「サルによる被害でやめた農家もいる」との声が上がっていました。
また、東箕輪は天竜川と山に挟まれた限られた土地の中に住宅と農地が混在していて、広い農地が確保できないのも課題だとして、今後農地の集約について話していくことも確認されました。
懇談会は、人と農地の問題を一体的に解決するための方法を考えるために農林水産省が作成を呼びかけている「人・農地プラン」を元に開かれました。
人農地プラン東箕輪地区推進リーダーの鈴木健二さんは「具体的な施策を考えていかなければ厳しい現状は変わらない。地域にあったものを考えていきましょう」と話していました。 -
高遠藩主に提供『殿様御膳』 味わう
1845年に高遠藩主・内藤頼寧(ないとうよりやす)が食べた料理を再現した「殿様御膳」の一般向けの提供が11日から伊那市高遠町の農家食堂こかげで始まりました。
この日は殿様御膳を予約した9人が店を訪れました。
ぶりの照り焼きやマグロの刺身、エビや松茸など豪華な料理が、当時の文献を元にした味付けで提供されました。
味わった人たちは「当時のお殿様の食事を再現してもらえて、味わうことができてとてもありがたい」「現代の食事が濃い味付けが多いので少し薄味に感じるが、素材の味を感じることができるし、その当時をイメージしながら食べています」などと話していました。
江戸時代に行われた参勤交代で、高遠藩の藩主らは御堂垣外宿を通って江戸と高遠を行き来していたと言われています。
再現された殿様御膳は、1845年8月29日に江戸から帰ってきた高遠藩主・内藤頼寧が食べたとされる料理です。
スタッフの1人が現在も残る本陣跡に住んでいて、当時の御用書きを見つけたことから、殿様に提供した味を再現しました。
藤澤宗子代表は「当時の味をつないでいく意味でもいろんな人に味わってもらうことができてうれしいし、『素材の味を感じることができる』と言ってもらえて良かった」と話していました。
殿様御膳は1食7,000円で、予約のみの提供となります。
手間がかかるため、少人数での提供は予定していません。 -
亥カレンダー原画展
伊那市境の漫画家、橋爪まんぷさんが描いた来年の干支「亥」と花札が描かれたカレンダーの原画展が、みはらしの湯で開かれています。
会場には、カレンダーの原画を含む25点が並んでいます。
15年ほど前からみはらしの湯で毎年この時期に展示会を開いていて、干支に関する展示は今年で13年目です。
花札の絵柄と小林一茶の俳句を、来年の干支・亥が眺めたり遊んだりしている様子が描かれています。
橋爪まんぷさんの来年の干支・亥のカレンダーの原画展は、来年1月31日まで伊那市のみはらしの湯で開かれています。
会場では、カレンダーの予約も受け付けています。
卓上カレンダー・・・1つ500円 -
市商工業振興ビジョン答申
伊那市商工業振興審議会は、来年度から10年間の「伊那市商工業振興ビジョン」について11日、白鳥孝市長に答申しました。
この日は、審議会の中村和之会長と赤羽敏副会長が市役所を訪れ、白鳥市長に答申書を手渡しました。
伊那市商工業振興ビジョンは、持続的・安定的な地域経済の発展、雇用・人材の確保に繋げようと伊那市が新たに策定するものです。
期間は、来年度から2028年度までの10年間です。
答申では、3つの重点プロジェクトを掲げています。
観光産業の確立に向けたサービス産業の活性化、農林商工観連携による地域経済の活性化、産業人材の育成と技術者の養成を重点とした工業の活性化の3つです。
去年6月に市長から審議会に諮問があり、15人の委員が3つの部会に分かれて審議を進めてきました。
白鳥市長は「新しい技術も必要な一方で、観光分野も大変重要だ。これからはダイナミックな人の流れに合わせた広域的な戦略が必要になってくる」と話していました。
伊那市では、来年度からビジョンを策定する予定です。
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元五輪リュージュ監督浅川さん講演
上伊那PTA研修会が9日南箕輪村民センターで開かれ、元長野東高校校長でソルトレークオリンピックリュージュ競技の監督を務めた浅川司さんが講演しました。
研修会では、浅川さんが「子どもを通して学んだこと」と題して講演しました。
浅川さんは、昭和50年に伊那北高校に着任、陸上部顧問を務めました。
熱心に練習に取り組んだ生徒が全国大会に出場した例を紹介し、「自分で目的をもって練習に取り組む選手は強くなる」と話していました。
研修会は、上伊那PTA連合会が開いたもので、会場には上伊那のPTA役員などおよそ200人が集まりました。
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春富中 キャッチボール大会準V
伊那市の春富中学校野球部は、日本プロ野球選手会が主催するキャッチボールクラシックの全国大会に出場し、準優勝しました。
10日は、春富中学校野球部キャプテンの小川隼弥君が、平澤和広校長に大会の結果を報告しました。
キャッチボールクラシックの全国大会が9日石川県で開かれ、予選を勝ち抜いた32チームが出場しました。
1チーム9人で7メートル離れたところから2分間で何回キャッチボールができるかを競うものです。
8チームが勝ち進んだ決勝では、126回を記録し福島県のチームと並びましたが、準決勝の回数で惜しくも準優勝となりました。
春富中野球部は、全国大会に4年連続で出場していて、これまでの最高はベスト8でした。
競技を通じて、技術の向上以外にもお互いを思いやる気持ちが高まったということで、小川君は「試合でもいい成績を残したい」と話していました。 -
国内初!有機シードル販売
伊那市西箕輪の白鳥農園と日影の西村酒店が連携して作った国内初のオーガニック無添加シードルの販売が、10日から始まりました。
販売するシードルは、さらっとした口当たりで香りのいい「紅玉」、信州のりんご3兄弟にシナノレッドを加えた甘みの強さが特徴の「りんご4種」、味と香りのバランスがいい「フジ」の3種類です。
価格は、375ミリリットル入りのハーフボトルが2,000円(税抜)、750ミリリットル入りのフルボトルが5,000円(税込)です。
10日は、白鳥農園の白鳥昇さんと、西村酒店の西村孝喜さんが商品の説明をしました。
白鳥さんは、化学的に合成された肥料や農薬を使わない有機栽培で、りんごを中心とした果樹を栽培しています。
これが認められ、りんごでは日本で4軒しかない国の有機JAS認証を取得しています。
ハーフボトルは今年5月から扱っていましたが、半年ほど寝かせたことで味に深みが増し泡のキメが細かくなったということで、今回本格的な販売を始めました。
醸造する際、通常は入れる酸化防止剤を使わないということで、自然のままの味を楽しめるということです。
国内初のオーガニック無添加シードルは、ベルシャイン伊那店北側の西村酒店で販売しています。
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踏切新設工事でJR東海と委託協定
伊那市は環状南線の整備にともなう踏切新設工事の委託協定をJR東海と結ぶとする議案を伊那市議会12月定例会最終日に提出します。
10日に伊那市役所で開かれた伊那市議会経済建設委員会協議会で示されたものです。
新設される踏切は幅19メートルで事業費は1億9,300万円です。
踏切新設に伴い近くにある小黒北踏切など3つの踏切が撤去されます。
環状南線は国道153号線からJR飯田線を交差し市道小黒川大橋線までを結ぶもので延長は、1,300メートルで2020年度中の完成を目指します。
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緑ヶ丘と敬愛の幼稚園児絵画展
伊那緑ヶ丘幼稚園と緑ヶ丘敬愛幼稚園の園児による絵画展が伊那市のアルプス中央信用金庫本店で開かれています。
会場にはものをじっくり観察して描くことを意識した絵が並んでいます。
3歳児の年少は指に絵の具をつけて花器に生けられた花を描きました。
4歳児の年中はクモの巣を観察し割りばしに絵の具をつけて描きました。
5歳児の年長は葉っぱを描きその葉っぱとコメントを添えて
展示しています。
この展示は14日まで開かれています。 -
高校再編に関する要請書を校長会に提出へ
住民有志でつくる高校再編を考える上伊那の会は10日記者会見を開き「高校の再編案について生徒会やPTAも参加する形で考えることなどを要請する文書を校長会に提出することを決めた」などと述べました。
高校再編を考える上伊那の会代表の宮下与兵衛さんは再編案について一部新聞報道で校名が報じられたとしたうえで、「校長が自分のいる学校の将来像について考えることは当然だが校長会が上伊那全体の再編案をつくったということになると住民はそれは県教育委員会の了承によるものと考えざるを得ず再編に大きな影響を与える」と話していました。上伊那の校長会長で上伊那農業高校の藤江明雄校長は取材に対し「高校再編は校長会として議論している段階で具体的な学校名までは言及していない」としています。
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高校生も参加 オペラ「愛の妙薬」
イタリアのオペラ「愛の妙薬」が9日伊那文化会館で上演されました。
オペラには南信地域の高校生でつくる合唱団も出演し舞台を盛り上げました。
「愛の妙薬」はイタリアオペラの名作で1832年にミラノで
上演されました。
美しい農場主の娘に恋をした若い農夫が偽りの惚れ薬を飲むことで繰り広げられる喜劇です。
いかさま師の薬売りが登場する場面では南箕輪村の伊東由香バレエ教室に通う子どもらが歌声や演技を披露しました。
恋敵の兵士に娘を奪われる場面では南信地区の高校生による合同合唱団が舞台を盛り上げていました。
歌劇「愛の妙薬」は伊那文化会館の30周年記念事業として行われたもので世界で活躍する日本人歌手によるオペラを、独自の演出を加えて上演されました。
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宮島さん貞治の石仏写真展
飯田市在住の写真家宮島功さんが撮影した守屋貞治の石仏の写真展が伊那市創造館で開かれています。
会場には、宮島さんが撮影した守屋貞治の石仏の写真60点が展示されています。
県内を中心に遠くは山梨県の貞治の石仏を撮影しました。
現在78歳の宮島さんは、40歳の時に独学で写真を撮りはじめ、55歳で宮島写真研究所を設立、現在は地元の新聞で作品を発表しています。
写真活動の集大成として2年前から貞治の石仏を撮り始め、今回写真展を開きました。
撮影を通じて貞治の生きざまを追い、「慈悲の表情」にこだわり撮影してきたということです。
写真展「石仏師 守屋貞治 慈悲の旅路」は来年1月14日まで伊那市創造館で開かれています。
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給食甲子園で長谷調理場が優秀賞
8日と9日の2日間、東京都で開かれた全国学校給食甲子園に甲信越・北陸ブロック代表として出場した長谷学校給食共同調理場は、優秀賞を受賞しました。
9日は調理の過程や味の審査が行われ、大会の様子がインターネットでライブ配信されました。
決勝に出場したのは全国1701校の中から4回の審査を通過した12校です。
出場した各校は60分の時間内に6人分を調理しました。
長谷中と長谷小の給食を作っている長谷学校給食共同調理場から出場したのは栄養教諭の原真理子さんと調理員の柿木美幸さんの2人です。
献立は長谷中の生徒が作ったラー油を使った春巻き、アマランサスともちきびが入った「雑穀せんべい汁」、「旬野菜の彩り和え」などです。
春巻きのレシピは生徒が考えたもので、献立全体で38品目と多くの食材が使われています。
全国学校給食甲子園は、学校給食の充実を図ろうとNPO法人21世紀構想研究会が2006年から開いていて、第1回大会では長谷学校給食共同調理場が優勝しています。
審査の結果、長谷学校給食共同調理場は特にうまく地場の食材を活用したとする優秀賞を受賞しました。
また、8日行われた食育授業コンテストで最も優れた授業を行ったとして、原栄養教諭に特別賞が贈られました。
尚、優勝は兵庫県から出場した給食センターでした。
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荒井区住民がしめ縄づくり
伊那市荒井の荒井区公民館は、しめ縄づくりを楽しむ会を8日いなっせで開きました。
しめ縄づくりを楽しむ会には小中学生5人、大人24人の29人が参加しました。
荒井区公民館では、伝統文化を伝えていこうと、毎年区民で集まってしめ縄づくりをしています。
8日は一般的なサイズのものの他に、小さいサイズの「水神様」と呼ばれる2種類を作りました。
水神様は、昔は井戸に飾られていたということですが、今では水道や洗面所など水を使うところに飾られるということです。
作り方を指導した北原文明さんは、「上手に作るには慣れるのが一番です。毎年自分たちで作ってワラを綯う感覚を覚えましょう」と話していました。
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地区防災計画策定へ 台殿でWS
伊那市は、災害時、各地区での具体的な防災活動を示した「地区防災計画」の作成を始めます。
7日はモデル地区となっている高遠町藤沢の台殿区で計画策定のためのワークショップが行われました。
7日は、台殿公民館でワークショップが行われ、地域住民7人が災害時の対応について話し合いました。
兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科の阪本真由美准教授が講師を務めました。
地区防災計画は、災害が発生した際の「避難場所と避難ルート」「要支援者とその支援者」「救護・炊き出し等の担当者」「危険か所」など地域特性を盛り込み具体的な行動を示すものです。
住民は、発災時に避難の声かけをする担当者や避難場所、備蓄が必要なものを話し合っていました。
伊那市では市全域の対応をまとめた防災計画を策定していますが、地区ごとの詳しい対応が示されていないことから各地区での地区防災計画の策定を目指しています。
台殿区は住民のほとんどが土砂災害危険区域に住んでいる事や、高齢化が進んでいる事から今回モデル地区に選ばれました。
台殿区の地区防災計画は今年度中の策定を目指します。
伊那市では、来年度この取り組みを市内全域に広げていきたいとしています。
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個人収集のビートルズグッズ展示
箕輪町木下の会社員木下久さんが50年かけて収集したビートルズ関連グッズの展示販売が伊那市西町で開かれています。
メンバー4人の演奏シーンをかたどったフィギュア。
ジョン・レノンの使っていたギターのレプリカ。
ビートルズ関連の書籍はおよそ千冊。
会場には、木下さんが50年かけて収集したコレクションおよそ2000点が展示されています。
ビートルズは、1960年代から70年代初頭にかけて活躍したイギリスのロックバンドです。
木下久さんは、10歳のころ、家に滞在した民俗学者からカセットテープを聞かされたことがきっかけでビートルズにのめりこみます。
以来50年かけてレコードやポスター、フィギュアなどを収集してきました。
コレクションは現在は息子夫婦が暮らす実家の2部屋に置かれていましたが、「片づけてほしい」という話があったこと、また、自身が還暦を迎えたことや、「みのわギネス」に認定されたことをきっかけに今回手放すことを決めました。
展示品はほぼすべて販売されていて、値段は交渉で決めるということです。
木下さんのビートルズコレクション展示販売は16日(日)まで、伊那市西町の草の音で開かれています。
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古い地名調査最終報告会
伊那市が平成24年度から進めてきた「古い地名調査」の最終報告会が1日、防災コミュニティセンターで開かれました。
報告会では、伊那市教育委員会の竹松亨さんがこれまでの調査内容のまとめを報告しました。
調査によりますと、伊那市の小字名は現在8370あります。
小字名に使われている漢字は、田が一番多く949、次いで下が707、原が647、畑が583となっています。
竹松さんは「人々は日常生活の中から言葉を選び、地名をつけ、人と交わりを深くし、生活を豊かにしてきたのではないか」と話していました。
古い地名調査は、伊那市が平成24年度から取り組んでいるもので、今年度が最後となります。
市内全域に84の調査グループがあり、調査員は828人、これまでに83冊の報告書が提出されています。
報告書は市立図書館などで見ることができ、市では「歴史の学習などに活用してほしい」としています。
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ふるさと便 発送
箕輪町のリンゴや長いもなどの特産品に、小学生が地域を紹介した手紙などを添えた「ふるさと便」の発送作業が7日JA上伊那箕輪果実選果場で行われました。
N「ふるさと便」は、地域の特産品を、子ども達のメッセージとともに県内外に発信してもらおうと、箕輪町観光協会が行っているもので、30年以上つづいています。
7日は観光協会の職員がメッセージの箱詰め作業にあたりました。
注文数は毎年増えていて、今年はリンゴ5キロ入りが161箱、10キロ入りが80箱、長いも5キロ入りが101箱の注文があったということです。
注文のほとんどが町内の人で、県外にいる家族や友人にお歳暮として送っている人が多いということです。
町観光協会では「子ども達のメッセージとともに、箕輪の味を楽しんでもらいたい」と話していました。