-
林業に功績のあった個人・団体を表彰
地域の森林の恵みに感謝し次の世代に引き継いでいこうと「もりもり上伊那 山の感謝祭」が31日、伊那市のいなっせで開かれ、林業に功績のあった団体や個人が表彰されました。 表彰されたのは、2人と3団体です。 伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、伊那市から1人と2団体に表彰状が贈られました。 建設業者の現場代理人として保安林保全の工事で適格な施工管理を行ったとして林靖明さんが表彰されました。 また、過去の豪雨災害の教訓から防災機能の向上に向けた活動を行っているとして、諏訪形区を災害から守る委員会が表彰されました。 他に、上牧の里山の環境整備など模範的な活動を行っているとして、上牧里山づくりが表彰されました。 受賞者を代表して、上牧里山づくりの大野田文吉さんは「今回の栄誉を励みに今後も地域活動の発展に努めたい」と挨拶しました。 上伊那地方事務所の堀田文雄所長は「森林は最大のインフラで最大の資源である。地域の山林を利用して地域経済の循環ができるようにしていきたい」と話していました。 もりもり上伊那山の感謝祭は、地域の森林の恵みに感謝しながら次世代に引き継いでいこうと上伊那地方事務所などが毎年開いていて、林業関係者などおよそ240人が出席しました。
-
渓流釣りシーズンを前にあまご放流
天竜川漁業協同組合は、渓流釣りシーズンを前に天竜川水系の河川であまごの成魚を31日、放流しました。 あまごは安曇野の養魚場で養殖された成魚で大きさは20センチほどです。 31日は、天竜川漁協の組合員がおよそ1000匹、80キロ分を伊那市の小黒川などに放流しました。 天竜川水系全体で500キロを放流することにしています。 31日の小黒川の水温は4度で13度以上になると魚の動きが活発になり釣果が期待できるということです。 天竜川水系の渓流釣りの解禁は2月16日を予定しています。 遊漁料は年間券が6600円、1日券が1100円です。
-
初心者向けのスマホ教室
伊那ケーブルテレビは、スマートフォンの基本的な操作方法などを学ぶ初心者向けのスマホ教室を伊那市のいなテレショップで開いています。 伊那ケーブルテレビでは、去年10月から格安スマートフォンの販売を始めました。 教室は、スマートフォンを持ちたいと考えている人や使い方が解らない人などを対象に伊那市のいなっせ南側にあるいなテレショップで開いています。 定休日の月曜日と火曜日に開いていて、教室はおよそ2時間です。 ボタンやタッチパネルの使い方など基本的な操作方法を社員2人が説明します。 31日の午前中の教室では、4人が電話のかけかたや文字入力などの説明を聞き操作していました。 インターネットを使った閲覧では、音声機能を使って検索したり、地図のアプリを使って調べたい住所などを入力していました。 スマホ教室は、完全予約制で定員は4人。 無料で誰でも参加することができます。 3月14日までは、定員に達していて、それ以降の予約は伊那ケーブルテレビまでお問合せ下さい。※電話73-2020 伊那ケーブルテレビの格安スマートフォンサービスは、一般的なスマートフォンの月額料金を3分の1ほどに抑えることができ料金プランは音声通話コースの最も安いもので月額1480円となっています。
-
みのわ祭り 仲町周辺に会場変更
2017みのわ祭りの1回目の実行委員会が30日箕輪町の伊那プリンスホテルで開かれ、会場が仲町周辺に変更されることが承認されました。 まつりの会場となるのは仲町周辺の国道153号と町道6号です。 役場入り口交差点を中心に、国道153号の南北およそ200メートルがみこし・踊りエリアに、町道6号の東西およそ150メートルが出店エリアとなる計画です。 みのわ祭りの会場は、2012年から5年間松島の日の出工専地区で開催されていましたが、参加者から会場変更を望む声が上がっていました。 14年ぶりの商店街での開催に、店主たちは、活性化につながると期待を寄せています。 実行委員会には委員およそ30人が参加し、会場の変更や日程が承認されました。 2017みのわ祭りは7月29日(土)に行われます。 今後の実行委員会で、会場のレイアウトやイベント内容などを検討していくということです。
-
12月求人倍率1.87倍 24年1か月ぶりの高水準
上伊那の去年12月の月間有効求人倍率は1.87倍で、24年1か月年ぶりの高水準となりました。 新規求人数は1,937人、新規求職者数は563人で、去年12月の月間有効求人倍率は、11月を0.52ポイント上回る1.87倍でした。 1.8倍以上となるのは、バブル崩壊後の平成4年11月の1.94倍以来、24年1か月ぶりとなります。 新規求人数は、「ここ20年で最も多い」10月の1,933人をさらに上回る数となりました。 求人倍率は上がりましたが、ハローワーク伊那では業種間の求人に若干の温度差があることなどを配慮し、雇用情勢については「堅調に推移している」とコメントを据え置きました。 この春卒業予定の新規高卒者の内定率は、90.4%でした。 ハローワーク伊那では、まだ内定が決まっていない生徒に対して「学校と連携しながら引き続き個別支援を強化していきたい」としています。
-
LINEで就職活動情報を発信
箕輪町のみのわの魅力発信室は、スマートフォン向けのアプリ「LINE」の公式アカウントの運用を今月から始め、就職活動の情報を発信しています。 LINEの公式アカウント画面から「みのわの魅力発信室」と検索するとアカウント名が表示され、友達に追加できます。 魅力発信室では、大手就活サイトでは見落としがちな情報も発信し、学生のUIターンに繋げようと今回初めてアカウントの運用を始めました。 東京や愛知などの就職説明会の情報の他、地元に関わる就活イベントの情報も発信しています。 1月31日現在、36人が登録しています。 今後は週に1、2回程度情報を発信していくということです。
-
ラージボール卓球で親睦深める
初心者から上級者まで幅広い層の人達が楽しめる「ラージボール卓球」の大会が29日、箕輪町で開かれました。 この日は、箕輪町民体育館で大会が開かれ、町内の中学生や企業、一般など、およそ90人が参加しました。 ラージボール卓球で使われるのは、通常のボールより直径が4ミリ大きい44ミリのボールです。 弾みにくく、回転がかかりづらいことから、初心者でも上級者と試合ができるようになっています。 参加者は、親睦を深めながら、団体戦・ダブルス戦を戦っていました。 大会の結果、団体戦の優勝は「オレンジ」。ダブルス戦の優勝は「宮本祐二さん・市川亮子さんペア」となっています。
-
南箕輪村地域福祉計画 計画書案を村長に提出
住民が支え合い連携して住みよい村づくりを目指す「南箕輪村地域福祉計画」の計画書案が26日、唐木一直村長に提出されました。 この日は、南箕輪村福祉計画策定懇話会の孕石勝市会長らが役場を訪れ、唐木村長に計画書案を手渡しました。 南箕輪村地域福祉計画は、第5次総合計画の基本理念に沿って定めるものです。 基本方針は、 ・知り、理解する土壌をつくる ・顔の見えるつながりをつくる ・誰もが自分らしく暮らせる地域をつくる の3つで、全ての住民が安心していつまでも暮らし続ける村の将来像の実現を目指すとしています。 定懇話会では、去年2月から6回の会議を開き検討を進めてきました。 唐木村長は「人口定着に向けて今後は高齢者をどう支えていくかに尽きる。計画に沿った施策の運営をしていきたい」と話していました。 計画期間は、平成29年度から5年間で、2月中に決定されます。
-
ちょこっと農業塾で味噌づくりを体験
南箕輪村が都会に住む人を対象に農業の担い手を掘り起こす「ちょこっと農業塾」の現地研修が29日から南箕輪村で始まり、参加者が味噌作りを体験しました。 29日には、大芝高原内の南箕輪研修センターで味噌作りが行われました。 現地研修は2日間の日程で行われ、関東圏に住むおよそ30人が味噌作り体験やワサビ田の見学などをしました。 味噌作りでは、8時間煮た大豆1.3キロを、豆の形がなくなるまで手や足でつぶし、塩こうじをまんべんなく混ぜていました。 混ぜ終わると、直径10センチほどに丸めた味噌玉を桶に投げ入れて空気を抜いていました。 参加した人たちは、村内で味噌作りをする人達に教わりながら、楽しんで体験していました。 家族で参加した男性は「汗をかくほど大変な作業だけど、とても楽しい」と話していました。またほかの男性は「味噌がどんな風に作られるのか知らなかったけど、こんなに大変だと思わなかった」と話していました。 ちょこっと農業塾は、農業に興味がある人や、都会と田舎の2拠点居住を考えている人などを対象にした初心者向けの農業講座で、今年度初めて企画されました。 講座は10月から東京都と愛知県を会場に、農家などによる講義が行われているほか、村内での現地研修が行われ、2月中にすべての講座が終了します。 農業塾を主催する南箕輪村によりますと、参加者の中にはすでに村内での生活を検討している人もいて、村では、移住・定住やニーズにあった農業の斡旋などサポートをしていきたいとしています
-
児童がネットの危険性学ぶ
児童がインターネット被害について学ぶ「ネットトラブル防止研修会」が30日、伊那市の伊那北小学校で開かれました。 この日は、伊那北小の5・6年生150人が参加しました。 長野県警察サイバー犯罪対策アドバイザーの南澤信之さんが講師を務め、県内で実際に起きた被害などを例にあげて説明しました。 南澤さんは、ポータブルゲーム機で使うことができる「すれちがい通信」では、通信が集まる場所にいろんな人の情報が流出していると説明しました。 その上で「ここで流出した情報により、知らない人から家に電話がかかってきたり、知らない人が訪ねてきた、という事件もある。必ず保護者同伴でやるか、設定をしてもらうようにしてください」と呼びかけていました。 南澤さんは「様々な情報を交換できる分、危険もたくさんある。小学生のうちは必ず保護者に守ってもらえる環境でインターネットを利用してください」と話していました。
-
商店主らが知恵と技を伝授 2月毎週末にイベント
およそ100年前からつづく伊那市荒井の通り町一丁目商店街の店主らが、知恵と技を地域の人達に伝える新たな取り組みが計画されています。 明治時代末期から続く通り町一丁目商店街では、当時から現在まで続く店も少なくありません。 店主らでつくる「通り町一丁目商店会」では、その歴史と、店主それぞれが持つ知恵や技を知ってもらい、継承していこうと、新たなイベントを企画しました。 2月の毎週末、「知恵と技を商店街がつなぐ1ヶ月」と題し、直して使う、道具の使い方、いなまちツアーなど5つのカテゴリーから16の講座を行います。 講座では、布団のリメイクや陶器の金継ぎ、昔ながらの看板建築の説明などが行われます。 5代に渡って金物を取り扱う内山金物店では、店主の内山和夫さん指導のもと、自分でできる包丁の研ぎ方を伝授します。 内山さんは「それぞれの店主が持っている知恵や技術を披露することで、商店街に人を呼ぶきっかけになれば」と話していました。 商店会では、イベントを通じて大型店にはない商店街ならではの良さを伝えていきたいと考えています。 商店会の平賀裕子会長は「物を直してくれる人がいて、料理を教えてくれる人がいて、たまにお節介なおじさんやおばさんがいる。商店街がそういう人の暖かさを感じられる場所になれば、昔のように『商店街に行くワクワク感』を感じてもらえるようになると思う」と話していました。 講座は誰でも参加できるということで、商店会では広く参加を呼びかけています。(講座の参加には予約が必要です) [予約・問い合わせ:96-0438 ワイルドツリー 平賀さん]
-
バドミントン中学生県代表の3選手に期待
南信地域の中高生による伊那市ジュニアオープン バドミントンフェスティバルが29日、伊那市の市民体育館で開かれ、中学生県代表に選ばれた3選手が出場しました。 ジュニアオープン バドミントンフェスティバルはリーグ戦形式で行われ中学生と高校生の対戦もありました。 3月に岡山県で開かれる全日本バドミントン中学生選手権大会の県代表に選ばれている男女合わせて3人も出場しました。 男子県代表で伊那中2年の唐木大地君と同じく1年の桐生悠雅君は伊那市を拠点に活動しているクラブチーム、ヴィクトリーBCに所属しています。 クラブの監督によりますと唐木君はレシーブでつなぐバドミントンが持ち味でミスが減ってきたということです。 桐生君は小技を巧みに使い相手をよく見てプレーできる選手だということです。
-
新生長岡地区社協発足 箕輪初区民総参加で福祉活動
組織を再構築した箕輪町初の新しい、長岡地区社会福祉協議会が発足し区民総参加による福祉活動が始まりました。 29日は箕輪町の長岡公民館で長岡地区社協設立20周年と新しい社協の発足を祝う会が開かれ役員などおよそ40人が出席しました。 長岡地区社協は設立20年になりますが高齢化が進む中、さらにきめ細かなサービスが必要だとして区民総参加による社協として組織を再構築し新たに発足するものです。 去年2月に箕輪町社協から「地区社協活動のあり方」に関する提案があり、住民ニーズの把握やそれを実現させるための組織について検討してきました。 それにより社協の中に生活支援部会と交流部会を新たに設け生活支援部会では雪かきや買い物、ゴミ出しなどの手伝いを、交流部会では新たなサークルをつくることとしました。 中谷健治会長は「町内の他地区のモデルとなるよう取り組みをしていきたい」と話していました。 長岡地区社協によりますと生活支援部会には全ての支援合わせて延べ191人が参加し支援を希望している人は34人いるということです。 また交流部会では12のサークルが立ち上がり54人が参加を希望していて社協では地区住民総参加で福祉活動を充実させていきたいとしています。
-
みはらしファームで節分にちなんだ恒例の豆まきイベント
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで、節分にちなんだ恒例の豆まきイベントが29日に行なわれ、家族連れなどで賑わいました。 世の中に災いをもたらす、地震や台風、インフルエンザの疫病神が鬼とともに登場しました。 そこへ、浦島太郎や金太郎、一寸法師がやってきます。 鬼たちを退治しようとしますがなかなか倒せません。 困った浦島太郎たちは会場の人たちと力を合わせて豆をなげつけました。 このあと行われた福豆まきでは、施設の利用券などがお菓子とともにまかれました。 みはらしファームでは「たくさんの福が大勢のお客さんのもとに届いてほしいです」と話していました。
-
北京五輪金メダル 女子ソフト元日本代表監督齋藤さんが講演
金メダルに輝いた2008年の北京五輪ソフトボール女子日本代表の監督を務めた齋藤春香さんの講演会が、伊那市のかんてんぱぱホールで22日に開かれました。 齋藤さんは1996年に開催されたアトランタ五輪に日本代表として初めて出場し4年後のシドニー五輪では銅メダル、アテネ五輪では銀メダルに輝きました。 選手引退後は、監督として北京五輪に出場し初の金メダルを獲得しました。 この日は「私のソフトボール人生」と題し講演が行われ、齋藤さんはソフトボールを始めたきっかけや学生時代の思い出、北京五輪日本代表のエピソードなどを話しました。 齋藤さんはチームをまとめるために「選手一人一人に試合や練習で感じたことを毎日ノートに書いてもらった」と話しました。 齋藤さんは「その日の反省を選手ひとりひとりに書いてもらい、次の日の朝全員で読み合わせる。選手たちには必ず『がんばりましょう』という言葉を最後につけさせた。是非やってみてください」と呼びかけていました。 講演会は、伊那中央ロータリークラブの創立30周年を記念して開かれたものです。 会場では、ソフトボールをしている小学生たちが齋藤さんの話に耳を傾けていました。 伊那中央ロータリークラブでは、青少年健全育成事業の一環として地元の小学生のソフトボールチームへバッティングマシーンの寄贈などを行っています。
-
より良い老健施設を 上伊那老健協研修会
介護老人保健施設でつくる上伊那老健協会は、より良い施設づくりを目指そうと27日、研修会を開きました。 この日は上伊那地域の介護老人保健施設の職員およそ60人が参加しました。 老健は、医療機能・リハビリテーション機能・看護などの機能をもった多機能的な公的施設です。 先進的な取り組みをしている三重県の介護老人保健施設「いこいの森」施設ケアマネジャーの矢橋貴之さんが「今こそチャンス!~老健施設だからできること~」と題して講演しました。 矢橋さんは「在宅介護やショートステイなどすべてのサービスを1か所で行うことで、より充実した施設になる。地域のニーズに合った、地域から選ばれる施設を目指してください」と話していました。 ある参加者は「クリアしなければならない課題が多いが、参考になった」と話していました。
-
2017アグリフォーラム‟農魂”
上伊那の高校生や若手農業者が集い、農業の活動内容や意見を発表する2017アグリフォーラム“農魂”が24日、伊那市のJA上伊那伊那支所で開かれました。 フォーラムでは、5人と1団体が取り組み内容を発表しました。 南箕輪村の上伊那農業高校環境班の4人は、村の特別栽培米「風の村 米だより」について発表しました。 米は、安心・安全で低農薬にこだわった方法で栽培し、PR活動は上農高校の生徒が取り組んできたということです。 今年度は、東京や名古屋に出向き、農業に関心のある人にPRしたほか、HPでも積極的に広報を行ったということです。 今後は「風力などの気象観測を行い、その影響を調べたり、給食やレストランで提供して地域のブランドにしていきたい」と話しました。 フォーラムは、上伊那の農業者などでつくる実行委員会が毎年開いていて、会場にはおよそ70人が訪れました。
-
最高気温11.1度で3月中旬並みの陽気
28日の伊那地域の最高気温は11.1度で3月中旬並みの陽気となりました。 午後3時31分に11.1度となりました。 長野地方気象台によりますと、来週月曜日の日中まで最高気温が平年より高い日が続く予想です。
-
無量寺で福ます準備
箕輪町北小河内の無量寺で、来月3日の節分で使う福ますの準備が28日行われました。 無量寺の中川弘道(こうどう)住職が、幸せを願う「福」と長寿を願う「寿」の文字を書きました。 福ますは、来月3日に無量寺で行われる福豆まきで、年男と年女が豆をまくのに使います。 ますは2週間ほど前から準備を始め、全部で60個を用意するということです。 福豆まきでは、福だるまなどが当たる引換券も用意されます。 無量寺の節分の行事は2月3日に行われ、午後3時から護摩(ごま)祈祷会(きとうえ)、午後4時から福豆まきが行われます。
-
箕輪ダム水力発電 建設スケジュール案示す
長野県が箕輪ダムに建設を検討している水力発電施設について、28日、県企業局は建設スケジュール案などを示しました。 28日は南小河内公民館で箕輪ダム水力発電調査研究会が開かれ、県が地域住民に建設スケジュール案などを説明しました。 現在、専門の業者による安全性や採算性などの調査が行われています。 年内には設計に入り、平成31年度には工事に着手、32年度の稼働を目指します。 長野県企業局は、箕輪ダムに建設される水力発電の最大出力は160kw、売電収入は年間で2,550万円、供給可能世帯数は200世帯と試算しています。 ダムから沢川に放流する水を活用して発電するもので、使用した水は川に戻す計画です。 地元住民らは「沢川の水は農業用水として利用しているので、水量や水質に問題がないよう進めていってほしい」と強く要望していました。
-
にこりこ一帯にぎわい会議 発足
箕輪町の農産物直売所にこりこ一帯の道の駅認定を視野に入れ、リニューアルについて検討する「にこりこ一帯にぎわい会議」が27日発足しました。 27日は1回目の会議が町役場で開かれ、これまでの経過説明などが行われました。 にこりこ一帯にぎわい会議は、農家や利用客、関係団体、一般公募の委員など15人で構成されます。 委員長には箕輪町グリーンツーリズム協議会の黒木一郎さんが選ばれました。 箕輪町は、農産物直売所にこりこの前身「愛来里(あぐり)」の設置から今年で20年になることから、町内外からさらに人が訪れる場所にしようと、一帯をリニューアルします。 会議は10月までに10回開かれ、道の駅という手法が良いかどうかも含め、「コンセプト」と「具体的な事業」「運営主体」の3つを検討します。 白鳥政徳町長は「この地域の方向性を考えることが町の地方創生にもつながっていきます。活発な議論を期待しています」と話していました。 次回2月の会議では、現地を視察することになっています。
-
ゆめわーく「新年お茶会」 地元の高齢者クラブと交流
伊那市の障害者社会就労センターゆめわーくの「新年お茶会」が25日に開かれ、利用者と地元山寺の高齢者クラブのメンバーが交流しました。 交流を兼ねた新年お茶会は、毎年この時期に開かれている恒例行事です。 伊那市の日影公民館で教室を開いている「煎茶道方円流」のメンバー10人がお茶を入れました。 湯のみの中に梅と昆布を入れ、そこにほうじ番茶を注ぐ「大福茶(おおぶくちゃ)」というお茶を振る舞いました。 昔は薬として飲まれていたという事で、新年に無病息災を願って飲むものとされています。 この日は、ゆめわーくの利用者や山寺の高齢者クラブのメンバー100人ほどが、3つのグループに分かれ茶会に参加しました。 ゆめわーくでは、「いつもは時間に追われて生活していますが、ゆっくり落ち着いてお茶を飲める良い時間を過ごせました」と話していました。
-
熊本地震を教訓に防災対策考える
地震防災講演会が28日に伊那市のいなっせで開かれ、自主防災組織や消防団などが、熊本地震を教訓に地域でできる防災対策について考えました。 講師は、一般社団法人危機管理教育研究所代表の国崎信江さんが務めました。 国崎さんは去年4月の熊本地震の際、益城町の防災アドバイザーとして活動し、避難所の開設や環境改善、住民による自主運営の促進などを支援しました。 住宅の損壊が多かった益城町では多くの住民が避難所にあふれたという事です。 国崎さんは、避難者を減らし地震から命を守るために優先すべき事として「新しい家も含め住宅の耐震化を進めて下さい」と呼びかけていました。 講演会は、県内の市町村で構成する長野県地震対策強化地域連絡協議会上伊那・木曽ブロックが開いたものです。 協議会では防災組織の役割を再確認しこれからの活動につなげていきたいと話していました。
-
上伊那教育会郷土研究部 1年間の研究結果を発表
上伊那教育会の郷土研究部が、地域の自然や歴史などについて1年間調査・研究してきた成果を、28日に発表しました。 この日は、上伊那の小中学校教諭が、自然の部と人文の部に分かれて調査・研究結果を発表しました。 自然の部は伊那市のいなっせを会場に、植物や野鳥、地質など6つの研究班が発表しました。 天竜川水系の魚について調査した班は、20年ほど前には生息していなかったコイ科のカワムツという魚が生息範囲を広げている事を報告しました。 温暖で緩やかな川を好むカワムツは、もともと西日本にいた在来種ですが、1981年に下伊那で確認されて以来少しずつ北上し、近年は中川村の天竜川支流で増えているという事です。 上伊那教育会では、昭和37年発刊の上伊那誌・自然編の改訂増補版の刊行を目指しています。 研究結果は来年度末までに改訂版としてまとめられる予定です。
-
南中1年日向彩瑛さん 全中スケート出場を報告
スケートの県大会で8位に入り、全国大会への出場を決めた南箕輪中学校1年の日向彩瑛(あい)さんは26日、唐木一直村長に出場を報告しました。 この日は、日向さんと顧問の教諭が役場を訪れ、全国大会出場を報告しました。 日向さんは、宮田スケートクラブに所属していて、週に6日のペースで岡谷市や長野市のスケートリンクで練習をしています。 1月6日・7日に開かれた県大会では、500メートルと1500メートルの2種目に出場しました。全国競技会は各種目上位20位までが出場でき500メートルでは自己ベストで8位入賞を果たしました。 日向さんは「自分の滑りができるように頑張りたい」と話していました。 唐木村長は「県の代表として頑張ってきてください」と話していました。 日向さんが出場する全国大会は来月4日・5日に長野市で開かれます。
-
米玉堂 伊那インター工業団地に新工場
ビスケットなどの焼き菓子を作っている、辰野町の米玉堂食品株式会社の新工場が、伊那市西箕輪の伊那インター工業団地に建設されます。 27日には地鎮祭が行われ、杉本徳治社長や白鳥孝伊那市長が参列しました。 およそ2万平方メートルの敷地に、延床面積およそ8,600平方メートル・鉄骨2階建ての工場が建てられる計画です。 この工場では主に、アサヒグループ食品株式会社におろす焼き菓子を生産する予定で、総事業費はおよそ30億円となっています。 杉本社長は「先代達が築いてきたこの会社と、経営理念の『創意・技・信頼』を守っていけるよう、事業を展開していきたい」と話していました。 白鳥市長は「アクセスが良く、景色も素晴らしい場所です。地の利を活かしてさらなる発展を目指してほしい」と話していました。 米玉堂の新工場は来年の3月初旬に完成する予定です。
-
県立歴史館とケーブルテレビ連盟が協定
長野県内のケーブルテレビ局でつくる日本ケーブルテレビ連盟信越支部長野県協議会と、千曲市にある長野県立歴史館が番組制作や放送について連携協定を結ぶことになり、1月27日、調印式が行われました。 長野県立歴史館で行われた調印式には、県立歴史館の笹本正治館長と、日本ケーブルテレビ連盟信越支部長野県協議会の会長で飯田ケーブルテレビの原勉社長がのぞみました。 今回結んだ「番組制作および放送等による地域連携事業の実施に関する協定」では、県内33のケーブルテレビ局からなる協議会と県立歴史館が、 お互いに番組の制作や放送を通して連携し、長野県の文化や歴史の発展に寄与していくことを目指します。 具体的には、長野県立歴史館が企画する講座や企画展をケーブルテレビ局が取材し、放送していきます。 長野県立歴史館では現在開かれている企画展にあわせて、講演会などを行っています。 協議会ではこの模様を収録し、各局で放送していく予定です。
-
信州ブランドワークショップで地域の魅力を共有
自治体職員などが地域の魅力を共有する信州ブランドワークショップが27日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。 ワークショップではテーマ別にグループに分かれて意見を出し合いました。 テーマのうち「よその人を連れて行きたい場所・スポット」では伊那市の春日公園や飯島町の道の駅などが挙げられていました。 ほかに「よその人に紹介したい地元の人」では桜守や保科正之などが挙げられていました。 県の委嘱を受けて信州ブランド向上のための助言を行なっている船木成記さんは「地元にいても知らないことがある。情報を共有し認知度アップにつなげてもらいたい。」と話していました。 信州ブランドワークショップは長野県が広域別に行っていて上伊那では初の開催です。 出された意見は平成30年度からの県の将来像をまとめる総合5か年計画に反映させたいとしています。
-
全国中学スケート競技会 目標は決勝進出
全国中学スケート競技会に出場する伊那市の東部中学校3年の平澤菜々子さんが北原秀樹教育長に出場のあいさつをしました。 27日は平澤さんと保護者、顧問の教諭が伊那市役所を訪れました。 平澤さんは今月6日と7日に長野市で県大会が開かれ女子500メートルで 15位、1000メートルで18位に入賞しました。 平澤さんは中学1年から3年連続の全中出場で今回は初の決勝進出を目指します。 全国中学校スケート競技会は2月4日から長野市で開かれます。
-
あさみちゆきさんが大賞受賞
伊那市観光大使で歌手の、あさみちゆきさんが去年12月に開かれた全日本こころの歌謡選手権大会で最高賞の大賞を受賞しました。 あさみさんは27日伊那市役所を訪れ白鳥孝市長に大賞受賞を報告し大会で歌った歌を披露しました。 全日本こころの歌謡選手権大会は歌謡界を盛り上げ才能ある歌手を発掘しようと一般社団法人心を伝える歌の木を植えよう会が開催したものです。 プロアマを問わず全国から600人が応募しあさみさんは本名の松田陽子で出場しました。 2回の予選を経て去年12月に東京で開かれた決勝大会で大賞を受賞しました。 あさみさんは平成19年の伊那まつりにゲストとして招かれて以降伊那でコンサートも開くようになり平成24年に伊那市観光大使に任命されました。 大賞を受賞したあさみさんは大会を開いた一般社団法人心を伝える歌の木を植えよう会からこころ歌大使に任命され全国各地のイベントで音楽活動を行うというこです。