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伊那市内の小学校に保科正之の漫画冊子を寄贈
伊那市観光協会は、旧高遠藩主で名君とされる保科正之について描かれた漫画冊子を17日、手良小学校に寄贈しました。 この日は、名君「保科正之公の大河ドラマをつくる会」幹事会の北原紀孝会長らが手良小学校を訪れ、5年生の児童に漫画冊子を手渡しました。 伊那市観光協会は、子どもたちに保科正之に親しんでもらおうと、毎年市内の小学5年生に漫画冊子を寄贈しています。 冊子には、保科正之が高遠町で過ごした様子などが描かれていて、伊那市在住の漫画家橋爪まんぷさんがイラストを手がけました。 北原会長は「保科正之は“もう戦はやめて平和な世の中にしよう”と努力した人です。これからも高遠の歴史に関心をもって学んでください」と話していました。 冊子は、伊那市内15の小学校におよそ660冊寄贈されたということです。
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美篶保育園の園児 獅子舞を鑑賞
伊那市の美篶保育園で17日獅子舞が披露され、園児が迫力ある舞を鑑賞しました。 この日は、美篶上原地区で活動する上原獅子舞クラブの会員が美篶保育園を訪れ、獅子舞を披露しました。 地域の伝統芸能に触れ、日本の文化に親しんでもらおうと今回初めて企画されました。 上原獅子舞クラブは上原地区に住む20歳から75歳の21人が会員となっていて、この日はこのうちの8人が披露しました。 ひょっとこが登場する「楽獅子」では、愉快な動きや迫力ある獅子の動きに園児が見入っていました。 その後、「頭が良くなるように」と、1人ずつ獅子に頭を噛んでもらいました。 美篶保育園では、今回のように伝統芸能に触れる機会を今後も続けていきたいということです。
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箕輪町漆戸常会 大文字建て
箕輪町北小河内の漆戸常会で無病息災を願う小正月の伝統行事「大文字」建てが15日、行われました。 朝8時頃、集落の中心部にある四つ辻に、地区住民およそ20人が集まりました。 漆戸常会の大文字は、およそ260年前に天竜川が氾濫し大きな水害が起きたことから始まったとされています。 長さおよそ11メートルの柱の先に太陽に見立てた赤い板を取り付け、その下に五穀豊穣を願い色紙で作った花飾りや松の枝などを結び付けていきます。 飾り付けが終わると掛け声とともに柱が建てられました。 大文字は、22日に下され飾りは各家庭に持ち帰り玄関に厄除けとして飾るということです。
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伝統行事 山の神講
伊那市高遠町荒町に伝わる伝統行事「山の神講」の神事が15日行われました。 山の神講は、農林業を司るといわれている大山祇命神を祀る行事です。 今年縁起が良いとされている北北西に向けて矢を放ち一年の豊作や幸運を祈ります。 弓と矢は、荒町の8戸の地区住民がこの日につくったものです。 もともとは狩猟で獲物がたくさんとれるよう願う行事だったということですが次第に豊作を祈るようになったということです。 公民館へ戻ると、手作りの料理を囲んで祝宴が始まります。 縁起物の長芋をすった芋汁を食べながら1年の無事と豊作を願っていました。 地区住民は、「伝統行事を絶やさないよう後世に伝えていきたい」と話していました。
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児童らがマジックを堪能
伊那市の伊那北小学校で16日、児童がマジックを楽しみました。 切った紐を結んで、手に巻きつけ魔法をかけると紐が繋がりました。 この日は、伊那マジッククラブのメンバーが伊那北小学校を訪れ、マジックを披露しました。 これは、児童たちが地域の人たちと交流する「コミュニティスクール」の一環で行われたものです。 自由参加ですが、休み時間になると児童たちが走って会場に訪れる人気ぶりです。 春日由紀夫校長は「子ども達が地域の人たちと知り合いになるばかりでなく、地域の人達が集まるような交流の場になっていけばうれしい」と話していました。
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国道361号 白鳥市長が早期復旧を要望
伊那市の白鳥孝市長は、1月8日にのり面が崩れ現在も通行止めとなっている伊那市高遠町の国道361号の早期復旧を、16日、国や県の関係者に要望しました。 現場の規制解除は、来月中旬になる見通しです。 16日は、宮下一郎衆議院議員をはじめ、向山公人・酒井茂両県議会議員が視察に訪れ、白鳥市長が早期復旧と恒久対策の推進を求める要望書を手渡しました。 現場では一昨年、倒木やモルタル片の落下が発生しています。 また、3月に行われる春の高校伊那駅伝の迂回路となっていることや、観桜期の高遠城址公園へのアクセスルートとなっていることから、早期の復旧などを求めました。 1月8日に法面が崩落した現場では、直径2メートルから4メートルほどの岩が道を塞ぎ現在も全面通行止めとなっています。 10日に地元の建設業者が調査したところ、崩落した岩は風化した花崗岩で、周辺の木の根が岩の割れ目に入り込み、そこから水や土砂が流入したことが要因とみています。 道路を管理する伊那建設事務の坂田浩一所長は、「崩落面に残る不安定な岩の除去やモルタルの吹き付けを行う。その後、道を覆っている岩を取り除いて落石防護柵を取り換える」など、復旧に向けての手順を説明していました。 伊那建設事務所では、規制解除は来月中旬を見込んでいて、2月11日に開かれるだるま市では片側交互通行による車両の通行を検討しているということです。
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VC長野トライデンツ 1月15日の試合結果
日本バレーボールリーグの2部リーグVチャレンジリーグⅠ、VC長野トライデンツの試合結果です。 伊那大会2日目の15日、VC長野は埼玉アザレアと対戦し、セットカウント3対1で勝利し連勝を5に伸ばしました。 リーグ戦は、21試合中11試合を消化し、VC長野は8勝3敗の2位につけています。 次回は、1月21日に大町市(大町市運動公園総合体育館)でトヨタ自動車サンホークスと対戦します。
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高遠町引持の獅子舞 奉納
伊那市高遠町上山田の引持に伝わる獅子舞が、14日、地域住民に披露されました。 引持の獅子舞は、無病息災や五穀豊穣を願いおよそ300年前から行われていたと伝えられています。 地域に伝わる伝統文化を後世に残そうと、平成19年に保存会を結成しました。 今年、獅子頭を動かす前舞に選ばれたのは、保存会に入って3年目の油井郁万さんです。 去年11月の1か月間、週に2回集まって指導を受けた他、この日の前日も動きの最終確認をしたということです。 獅子がひょっとこについたノミを食べたり、飛び跳ねたりするなど、息の合った舞を披露していました。
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まっくんバス 定住自立圏縦断バス乗継で割引サービス
南箕輪村の循環バス「まっくんバス」は、平成29年度から運行が予定されている「伊那地域定住自立圏縦断路線」のバスとの乗り継ぎに、200円の割引をする計画です。 現在まっくんバスは、運賃200円で運行しています。 伊那市から箕輪町までを結ぶ「定住自立圏縦断路線」のバスは、運賃200円で、市町村を越えた時に50円がかかることになっています。 割引制度では、まっくんバスと定住自立圏縦断路線のバスを乗り継いだ時に、200円の割引を受けることができるようになる計画です。 乗り継ぎは、南箕輪村役場と伊那中央病院の2か所でできるようになる予定です。 また、南箕輪村では、運転免許証を自主返納した75歳以上の高齢者や障がい者に対して、まっくんバスの運賃を半額の100円にする考えです。 いずれの割引制度も4月から導入されることになっています。
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上伊那DMO発足に向け来年度から準備
市町村や事業団体などでつくる上伊那観光連盟は、観光地経営組織「DMO」の発足を前提に来年度から準備を進めていくことを16日、承認しました。 この日は、観光連盟のこれまでの活動報告会が開かれ、上伊那地域の市町村長や関係団体の代表者など、25人が出席しました。 会では、上伊那地域で一つの観光地経営組織「DMO」を発足することを前提に、今後準備を進めていくことが承認されました。 DMOは、地域観光のマネジメントとマーケティングを一体的に行う組織です。 観光連盟では、2027年のリニア中央新幹線の開通を見据え、上伊那地域が一体となって観光地域づくりを進めるために、「DMO」の発足に向けて勉強会を開いてきました。 この日は、勉強会を取りまとめてきた観光地域づくりプラットフォーム推進機構会長の清水愼一さんがDMO発足に向けた課題や期待されることなどを報告しました。 上伊那広域連合長の白鳥孝伊那市長は「各地域の首長と話をしながら連携をして進めていきたい」と話していました。 DMOの発足については、来年度からワーキンググループをつくって検討を進め、早ければ平成30年度の登録申請・事業開始を目指すということです。
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箕輪南宮神社 世相を占うお筒粥の神事
箕輪町木下の箕輪南宮神社で今年1年の農作物の出来や世相を占う「お筒粥の神事」が14日に行われ、今年の世の中は七分二厘との結果がでました。 午後7時、釜の中から筒が取り出されました。 お筒粥の神事は、1年の無事を祈念して行われる初祭りの占いの神事です。 米と小豆を入れた釜の中に葦の茎を37本入れ、茎の中に入った米と小豆の数で占います。 占いの結果、今年の世の中は、七分二厘となっています。農作物では、大麦、白菜などが極上、もろこし、とまとなどが上々となっています。
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伊那市西箕輪 みはらしファームで「せいの神」
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで、「せいの神」と呼ばれるどんど焼きが15日に行われました。 みはらしファームの地元、羽広や上伊那の住民が持ち寄った正月飾りや門松、だるまなどが、うず高く積み上げられました。 せいの神は「歳神様(さいのかみさま)」がなまったもので、他の地域ではどんど焼きと言われています。 年の暮れに降りてきた年神様が煙に乗って再び天へ戻っていくとされていて、大きな火をたくほど煙と共に願いが天まで届くと言われています。 15日の伊那地域の日中の最高気温はマイナス1.2度までしか上がらず、14日に続き2日連続の真冬日となる見込みです。 訪れた人たちは寒空の下、燃え盛る炎を見つめていました。
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伊那市と南箕輪村の消防団 出初式
伊那市と南箕輪村の消防団の出初式が15日行われ、団員らは地域防災への決意を新たにしていました。 このうち、伊那市消防団の出初式には消防団と赤十字奉仕団合わせて696人が参加しました。 中心市街地で行われた分列行進で白鳥孝市長や北原政一団長らの観閲を受けました。 北原団長は「一人一人が地域の行事に参加し、お互い顔の見える環境をつくり、災害に強い地域にしてほしい」と訓示しました。 伊那市では去年30件の火災があり被害額はおよそ1600万円となっています。
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西箕輪に400年伝わる「羽広の獅子舞」仲仙寺に奉納
伊那市西箕輪羽広に400年伝わる小正月の伝統行事「羽広の獅子舞」が15日、仲仙寺に奉納されました。 口を開け静粛に舞う雌獅子と、口を閉じ勇壮に舞う雄獅子、羽広の獅子舞は、この2頭が同時に舞い合わせます。 午前7時、仲仙寺の本堂で、羽広の住民で作る保存会のメンバーが舞を披露しました。 衣の下で両手を広げゆっくりと舞う肇国の舞いや、悪魔を切り払う剣の舞など5つの舞で構成されています。 400年の歴史がある羽広の獅子舞は五穀豊穣や家内安全を祈るもので、毎年、小正月の1月15日に一番近い日曜日に仲仙寺に舞いを奉納しています。 雪の降る中、仲仙寺本堂には大勢の人が訪れ、しきりにシャッターを切っていました。 舞手は男性のみで、仲仙寺の奉納で獅子頭を担当するのは一生に一度とされています。 仲仙寺での舞い合わせの後は、各家庭で舞を披露する「戸毎舞」が行われ、今年は35軒ほどを夕方までかけて回りました。
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VC長野トライデンツ 伊那市民体育館で公式戦
南箕輪村を拠点に活動しているバレーボールチームVC長野トライデンツのゲームが14日、伊那市民体育館で行われました。 富士通と対戦したVC長野は、セットカウント3対1で勝利しました。 14日、VチャレンジリーグⅠ男子バレーボール伊那大会が開かれました。 VC長野にとって初めて伊那市民体育館でのホームゲームとなります。 2部リーグのVチャレンジリーグⅠで3位のVC長野と2位の富士通の対戦です。 会場には約1,200人が訪れ、地元サポーターらが熱い声援を送っていました。 試合の結果、VC長野はセットカウント3対1で富士通に勝ちました。 伊那大会は15日も伊那市民体育館で開かれVC長野は第2試合、午後2時から埼玉アザレアと対戦します。
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箕輪南宮神社の初祭りで山車飾りを奉納
箕輪町木下の箕輪南宮神社の初祭りに合わせ、14日に山車飾りが奉納されました。 川中島の合戦をテーマにした舞台です。武田信玄と上杉謙信の一騎打ちのシーンを描いています。 神社境内には、木下山車飾り保存会のメンバーが、去年11月から製作してきた5つの舞台が奉納されました。 こちらの舞台は巌流島の戦いがテーマです。宮本武蔵と佐々木小次郎の巌流島での決闘のシーンが描かれています。 今年は、例年より人形の数が少ないため、舞台の景色を賑やかにしたという事です。 小学生が所属するスマイル山車くらぶは、民話の「うりこひめ」を題材にした舞台を製作しました。 木下山車飾り保存会では、歴史上の名場面や昔話をもとに毎年新しい舞台を製作しています。 遠藤武揚会長は「手足の動きや衣装、小道具など場面にふさわしい工夫を凝らしているので、細かな部分も見て楽しんでもらいたい」と話していました。 山車飾りは、箕輪南宮神社であす午後3時まで鑑賞できます。
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西箕輪上戸 大文字(でえもんじ)建て
伊那市西箕輪上戸に伝わる小正月の伝統行事 大文字(でえもんじ)建てが14日の早朝に行われました。 朝4時半、大文字の開始を告げる、太鼓が打ち鳴らされます。 その音を聞き、地区住民がそれぞれの家庭で作った巾着袋をもって三ツ辻に集まってきました。 巾着袋の中にはもみ殻が入れられています。 長さおよそ13メートルの柱が担ぎだされ、巾着袋や、色紙で作った花、酒樽などが飾り付けられます。 上戸の大文字は、厄落としや、五穀豊穣・区内安全・天下泰平を願い、一説によると鎌倉時代末期に始まったとされています。 大正時代に、一度行事をやめたところ、疫病が流行ったという言い伝えがあります。 飾り付けが終わると、柱を建てます。 さすまたを使い柱を支えながら建てていきます。 建て終ると、道祖神にもしめ縄が飾り付けられました。 作業小屋では、区民がお神酒を酌み交わし、一年の無事を願っていました。 大文字は、20日の早朝におろされます。
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センター試験 雪の影響なし
大学入試センター試験が、14日と15日の2日間の日程で全国一斉に始まりました。 雪の影響が心配されましたが、信州大学の各試験会場では、試験開始時間の繰り下げや遅刻の報告はないということです。 試験開始前の午前8時過ぎには、受験生がシャトルバスや自家用車などで、試験会場に集まっていました。 雪による交通機関の大きな乱れはなく、試験に影響はありませんでした。 校舎前には高校の教諭などが駆けつけ、受験生に使い捨てカイロを渡してエールを送っていました。 今年のセンター試験には、県内で1万236人が志願していて、信州大学農学部で試験を受けるのは710人です。 午後5時現在、信州大学の試験会場では順調に進められているということです。 15日は理数科目の試験が行われることになっています。
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旧井澤家住宅で新春書画展
伊那市西町の旧井澤家住宅で、骨董品や干支にちなんだ作品などが並ぶ新春書画展が15日から始まります。 会場には、伊那部宿を考える会の会員が所蔵する額装や掛け軸、陶芸など250点が展示されています。 今回は、伊那市西箕輪の茅原紘さんが世界各地で集めたカエルの雑貨150点も展示されています。 伊那部宿を考える会では、「この機会にしか見られないものばかりなのでぜひ多くの人にみてもらいたい」と話していました。 この展示会は、22日(日)まで伊那市の旧井澤家住宅で開かれています。 それでは天気予報です。
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最高気温-0.5度 今季初の真冬日
14日の伊那地域の日中の最高気温はマイナス0.5度で、今季初の真冬日となる見込みです。 14日の伊那地域の日中の最高気温はマイナス0.5度で、今季初の真冬日となる見込みです。 14日は伊那地域でも雪が降り、雪かきをする人の姿も見られました。 上伊那広域消防本部の観測では午後4時現在、伊那地域に7.5センチの降雪がありました。 長野地方気象台によりますと、日本の上空に強い寒気が流れこみ、全国的に冷え込んでいるということです。 今後も冬型の気圧配置は続く見込みで、しばらくは寒さが続くということです。
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箕輪中学校生徒 スケート・家庭科・技術・卓球 全国大会出場
スケートや卓球などで全国大会へ出場する箕輪中学校の生徒は12日に役場を訪れ、白鳥政徳町長に出場を報告しました。 この日は、生徒16人が箕輪町役場を訪れました。 スケートでは、河野菜々穂さんと浅川華さんが、来月4日に長野市で開かれるスピードスケートの全国大会に出場します。 家庭科部と技術部の生徒は、21日から東京都で開かれる全国中学生創造ものづくり教育フェアに出場します。 家庭科部の遠山桃佳さんと丸山明由佳さんは、3時間30分でバッグをつくるコンクールに出場します。 同じく家庭科部の那須琴実さん、山田歩乃さん、太田明子さんは、箕輪中学校の校舎をデザインにしたクロスステッチの作品を、技術部の有賀大和君は、組み換えができる手作りのラックを、それぞれ全国大会の審査に送ります。 男子卓球部は、団体戦で県大会・北信越大会を勝ち進み、全国大会出場を決めました。 大会は、3月に山形県で開かれます。 生徒たちはそれぞれ「1試合でも多く勝ちたい」「良い成績が残せるように頑張りたい」と話していました。 白鳥町長は「結果を楽しみにしています。風邪をひかないよう体調を整えて頑張ってきてください」と激励しました。
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村西部保で鳥追いの伝統「ほっぽんや」
南箕輪村の西部保育園では、鳥を追い払う伝統行事「ほっぽんや」が行われました。 この日は、大泉の老人クラブ「福寿会」の会員と一緒に園児が「ほっぽんや」を体験しました。 「ほっぽんや、きょうはたろうとじろうの鳥追いだ」と歌いながら園内の廊下を歩きました。 模様をつけたヌルデの木を叩きながら歩き回り、1年間穀物が鳥などから被害を受けないように、と願って行われるものです。 福寿会の唐澤森人会長は「子ども達も楽しそうにやってくれた。伝統を受け継いでいってほしい」と話していました。
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“春近い”神社で合格祈願
本格的な受験シーズンを前に、伊那市東春近の春近神社で13日、地元の中学生を招いて合格祈願が行われしました。 13日は、高校受験を控えた春富中の3年生135人が神社を訪れ、志望校の合格を祈願しました。 代表の生徒が神前に玉串を捧げ2礼2拍手1礼をすると、ほかの生徒も合わせて頭を下げていました。 合格祈願は春富中生徒の奉仕活動のお礼にと、神社や地域住民が平成24年に始めました。 春近神社の社名が「春が近い」として縁起が良いことから、受験シーズンを控えたこの時期に合格祈願を行うことにしました。 合格祈願をした兼子翔伍くんは「神様にもお願いしたので、残りの期間頑張って本番を迎えたい」と話していました。 神事が終わると、生徒たちは合格を祈願する鉛筆を受け取っていました。 高校入試は来月8日に前期選抜が、3月8日に後期選抜が行われることになっています。
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富県の園児と住民がまゆ玉飾り
伊那市富県のたかずや直売所で13日、富県保育園の園児が、地域の人たちとまゆ玉を飾り付けました。 まゆ玉飾りは豊作を願う小正月の行事で園児と住民約30人が米の粉で作ったまゆ玉を木にさし楽しみながら交流していました。
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地元産木材5,000本並ぶ 木材センター初市
地元産木材の初市が13日、伊那市東春近の長野県森林組合連合会の伊那木材センターで開かれました。 初市では入札が行われ、県内の製材店、中京方面の材木店などおよそ15業者が参加しました。 年に15回ほど木材市を開いていて、初市では、上伊那地域の国有林などで採れた木材、およそ5,200本が競りにかけられました。 今年はヒノキが800本並ぶなど、去年に比べて良いものが多く、入札が行われる前に訪れた業者が品定めをしていました。 松本から訪れた男性は「良いものがたくさんあり、品定めをするのに時間がかかった」と話していました。 入札の結果、一番高いものは長さ6メートル直径42センチのヒノキで、6万5千円の値がついたということです。 中谷勝所長は「今年1年、県産材の安定供給をできるよう努めていきたい」と話していました。 県森林組合連合会によりますと、県内でも上伊那地域は木曽地域に次いで質の良いヒノキの産地で、中京圏からも近いため、木材供給の主力地域になっているということです。
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古地図をもとに高遠城の武家屋敷跡発掘
伊那市教育委員会は高遠城とその周辺の古い地図をもとに発掘調査を実施しました。 その結果、江戸時代後期のものとみられる武家屋敷跡が見つかり関係者は当時の武士の生活を知る手がかりになればと期待を寄せています。 調査は去年12月中頃から始まり13日は伊那市教育委員会などが発掘作業にあたっていました。 発掘調査により見つかった武家屋敷跡は広さおよそ10平方メートルです。 場所は高遠城址公園南ゲート近くで伊那市創造館の学芸員、濱慎一さんと伊那市教育委員会文化財係の大澤佳寿子さんが中心となって調査を進めています。 高遠城とその周辺の古い地図をもとに発掘を行い武家屋敷跡が見つかったことからその信ぴょう性が高まったとしています。 武家屋敷跡からは石臼や陶器また高遠焼きによる土管の一部などが出土しているほか土間の跡なども見つかっています。 ここには金子忠太夫という名前の武士が住んでいたとされていて比較的狭いことなどから今の官舎のような建物だったのではないかと推測されています。 伊那市教育委員会では当時の高遠城の武士の生活を知るうえで貴重な資料になるとして調査を進めていくとしています。
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男女共同参画社会実現へ計画案を答申
伊那市男女共同参画推進会議は「働きたい・働き続けたい女性への就業支援」などを重点項目とする第3次計画案を13日白鳥孝伊那市長に答申しました。 13日は唐木孝雄会長と鈴木のり子副会長が伊那市役所を訪れ白鳥市長に計画案を手渡しました。 計画案は来年度から平成33年度までの5年間の取り組みをまとめたものです。 「働きたい・働き続けたい女性への就業等の支援」「男性の働き方の見直し等による家事、育児、介護への参画」「困難な立場にある男女の支援」の3つを重点項目として取り組んでいくとしています。 また現状で42%にとどまっている「男女共同参画社会」という言葉と内容を知っている人の割合を平成33年度には80%までに引き上げるとしています。 伊那市では答申された第3次男女共同参画計画案を尊重する考えで4月にダイジェスト版を全戸配布するとしています。
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110番の日 「正しい利用を」
1月10日は110番の日です。 南箕輪村のスーパーでは、110番の正しい使い方を呼びかける啓発活動が行われました。 この日は、伊那警察署の署員や、安協などでつくる南箕輪村駐在所連絡協議会のメンバー、南箕輪村のイメージキャラクターまっくんが、店の入り口で正しい110番の使い方を呼びかけるチラシを配りました。 伊那警察署によりますと、去年1年間の管内の110番通報の件数はおよそ3,600件で、このうちおよそ2割は、相談や問い合わせなど、急ぎでないものだということです。 伊那警察署では「110番が必要な人が確実に繋がるよう正しい判断をしてほしい。事故や犯罪などは、110番へ、相談や問い合わせなどは♯9110にかけてほしい」と呼びかけています。
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漆戸常会「大文字」飾りづくり
箕輪町北小河内の漆戸常会は、15日に行う小正月の伝統行事「大文字(だいもんじ)」建てに向け、柱にとり付ける花飾りを昨夜つくりました。 11日の夜は、漆戸集会所に住民が集まり作業が行われました。 女性と子どもたちが担当するのは、飾り付ける花づくりです。大中小3種類の大きさの色紙を、小さく折ってから、はさみで切ります。ベテランはなれた手つきで、子どもたちは慎重にはさみを入れていました。 男性たちは、花を束ねるこよりを作り、3枚をまとめて花の形にしていきます。 白い紙に細く切り込みを入れた「ゲジゲジ」や御幣も作りました。 竹の棒にゲジゲジをまきつけながら花を3つつければ花飾りの完成です。 漆戸常会の大文字は、町民俗無形文化財に指定されている小正月の伝統行事です。 今から250年以上前に始まり、1年の安穏を願ったものが今の形になり伝わったとされています。 大文字は、15日午前8時から、集落の四辻に建てられます。
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向山雅重さん写真 随時閲覧可能に
郷土の風習や行事などを研究した宮田村出身の民俗学者・向山雅重さんが撮影した2万枚を超える写真が、伊那市の伊那図書館でいつでも閲覧可能になりました。 新茶が到着した伊那市坂下の店先。クワなどの農機具も撮影されています。 これらの写真は伊那図書館2階のカウンター近くに、設置された写真アルバムに収められています。 すべて民俗学者の向山雅重さんが撮影したもので2万点、アルバムにして210冊あります。 昭和27年から54年に撮影されたモノクロ写真です。 図書館には、向山さんのコーナーも設置されています。 向山雅重さんは、明治37年に宮田村で生まれ、平成2年に86歳で亡くなりました。 小中学校の教諭や校長を務める傍ら、長野県史の調査委員を務めるなど、精力的に郷土の民俗の研究活動を行いました。 資料の活用を託された教え子や関係者などで作る向山資料保存会が、資料を整理し、平成9年に写真などを伊那図書館に寄贈しました。 その後、写真は、閉架書庫で保管されていましたが、今年からいつでも閲覧できるようになりました。 向山さんの写真は、貸出はできませんが、館内ではいつでも見ることができます。伊那図書館によると、すでに反響があり、毎日3~4組が、閲覧していくということです。